JP5004595B2 - ポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー及びその製造方法 - Google Patents
ポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5004595B2 JP5004595B2 JP2007007503A JP2007007503A JP5004595B2 JP 5004595 B2 JP5004595 B2 JP 5004595B2 JP 2007007503 A JP2007007503 A JP 2007007503A JP 2007007503 A JP2007007503 A JP 2007007503A JP 5004595 B2 JP5004595 B2 JP 5004595B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyphenylene ether
- tray
- ether resin
- weight
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
成形性を改良しつつ耐熱性を維持する方法として、ポリフェニレンエーテル(PPE)に液晶ポリエステル(LCP)になどの重合体を配合することが提案されているが、100〜1000(1/秒)の高いシェアレートがかかる射出成形に関するものであり、シェアレートの低い押出成形についての記載はなく、物性も十分とはいえない(特許文献1参照)。
また、ポリフェニレンエーテルに液晶ポリエステルを配合したシートが提案されているが(特許文献3,特許文献4参照)、これもトレーに用いるには耐熱性と層はくりの無さにおいて十分ではない。
ポリフェニレンエーテルにポリスチレン樹脂、エラストマー、オルガノシロキサン系化合物を添加する耐熱性シートが提案されているが、充分な耐熱性を有するものではない(特許文献5参照)。
また、PPEとLCPに金属化合物、有機化合物、潤滑剤を配合して、耐熱性に優れた樹脂組成物が提案されているが(特許文献7参照)、トレーに用いることには全く着目されていない。
(1)1.0以上の比重を有するポリフェニレンエーテル系樹脂製トレーであって、170℃の温度雰囲気下で1時間放置した後における長さ90mm間の片持ち自重撓み量が10mm以下であることを特徴とするポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー、
(2)(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂51〜99.9重量部と、(B)液晶ポリエステル0.1〜49重量部と、(A)及び(B)の合計量100重量部に対して(C)0.1〜10重量部のI価、II価、III価もしくはIV価の金属元素を含有する化合物、(D)0.1〜5重量部のシラン化合物、(E)0.1〜5重量部の融点が200℃以上である有機化合物及び(F)0.05〜5重量部の潤滑剤からなる群より選択された少なくとも一種とを含有するポリフェニレンエーテル系樹脂組成物からなる(1)記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー、
(3)(C)成分の金属元素がZn元素および/またはMg元素であることを特徴とする上記(2)に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー、
(4)(C)成分がZnOおよび/またはMg(OH)2であることを特徴とする上記(3)に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー、
(6)(D)成分の官能基が、アミノ基、ウレイド基、エポキシ基、イソシアネート基およびメルカプト基からなる群より選ばれる少なくとも一種の官能基であることを特徴とする上記(5)記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー、
(7)(E)成分が分子量400以上であり、(1分子中の水酸基数/分子量)で示される値が0.0035以上のフェノール系安定剤である、上記(2)〜(6)のいずれかに記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー、
(8)(F)成分が流動パラフィンである、上記(2)〜(7)のいずれかに記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー、
(9)ポリフェニレンエーテル系樹脂製トレーを形成するポリフェニレンエーテル系樹脂製シートの厚みが0.3〜2.0mmであることを特徴とする上記(2)〜(8)の何れかに記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー、
(10)(1)〜(9)の何れかに記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレーの製造方法であって、吸水率が600ppm以下であるポリフェニレンエーテル系樹脂製シートを成形することを特徴とする方法、
である。
本発明におけるポリフェニレンエーテル系樹脂製トレーを170℃、1時間保持した後における長さ90mm間の片持ち自重撓み量は次のように測定できる。ポリフェニレンエーテル系樹脂製トレーから長さ97+Amm×幅5.0mmの大きさの試験片を切り出し、図1に示すように、片端からAmmの部分を固定して水平に設置し、もう一方の先端から3mmの位置(hb0)と93mm(hb1)の位置の高さを測定し、そのまま170℃の温度雰囲気下で1時間放置した後、それぞれの位置の高さ(ha0)と93mm(ha1)を測定する。ここで、Aは、10以上であるのが好ましい。尚、片持ち自重撓み量は、次式により、計算できる。
片持ち自重撓み量=(ha0−ha1)−(hb0−hb1)
ポリフェニレンエーテル系樹脂製シートは、ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物を原料とし、押出シート成形により得ることもできるし、ポリフェニレンエーテル系樹脂とそれ以外の成分を押出シート成形機に直接投入し、ブレンドとシート成形を同時に実施して得ることもできる。
一方、ポリフェニレンエーテル系樹脂製シートは、押出しチューブラー法、場合によってはインフレーション法とも呼ばれる方法にて製造することもできる。円筒から出てきたパリソンがすぐに冷却してしまわないように、50〜290℃の温度範囲の中から適宜選択してパリソンの温度制御することは、シート厚みを均一にし、層剥離のないシートを作製する上で極めて重要である。
熱収縮率(ΔL)(%)=(ΔLa+ΔLb)/2
ΔLx=(Lx1−Lx0)/Lx0×100
(ΔLa:長手方向の熱収縮率、ΔLb:短手方向の熱収縮率、x:a又はb、Lx1:加熱後の長さ、Lx0:加熱前の長さ)
また難燃性、機械的強度、絶縁性や誘電率や誘電正接などに代表される電気特性にも優れ、耐加水分解性にも優れているのが好ましい。
ポリフェニレンエーテル系樹脂シートの吸水率は、重量基準で600ppm以下であるのが好ましい。本発明者らは、ポリフェニレンエーテル系樹脂シートの吸水率を600ppm以下とすることが、トレーを発泡させないといった効果だけでなく、意外にも、トレーの優れた寸法精度、少ない色ムラといった優れた効果を奏することは予想していなかった。吸水率は、好ましくは、500ppm以下であり、さらに好ましくは400ppm以下である。
米国特許第3306875号、同第3257357号および同第3257358号の各明細書、特公昭52−17880号および特開昭50−51197号および同63−152628号の各公報等に記載された方法もポリフェニレンエーテルの製造方法として好ましい。
(A)ポリフェニレンエーテル系樹脂は、重合工程後のパウダーのまま用いてもよいし、押出機などを用いて、窒素ガス雰囲気下あるいは非窒素ガス雰囲気下、脱揮下あるいは非脱揮下にて溶融混練することでペレット化して用いてもよい。
構造式(ニ)において好ましいのは、テレフタル酸、イソフタル酸および2,6−ジカルボキシナフタレンのそれぞれから生成した構造単位であり、さらに好ましいのは、テレフタル酸およびイソフタル酸のそれぞれから生成した構造単位である。
また、構造式(ニ)においては、1)テレフタル酸から生成した構造単位/イソフタル酸から生成した構造単位、2)テレフタル酸から生成した構造単位/2,6−ジカルボキシナフタレンから生成した構造単位、などを挙げることができる。ここでテレフタル酸量は2成分中、好ましくは40wt%以上、さらに好ましくは60wt%以上、特に好ましくは80wt%以上である。テレフタル酸量を2成分中40wt%以上とすることで、比較的に流動性、耐熱性が良好な樹脂組成物となる。液晶ポリエステル(B)成分中の構造単位(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の使用割合は特に限定されない。ただし、構造単位(ハ)と(ニ)は基本的にほぼ等モル量となる。
(B)成分の溶融時での液晶状態を示し始める温度(以下、液晶開始温度という)は、好ましくは150〜350℃、さらに好ましくは180〜320℃である。液晶開始温度をこの範囲にすることは、得られる樹脂製シート中に黒色異物を少なくする観点で好ましい。
また、ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物中の異物数を激減させ、かつ、耐熱性と流動性の高いバランスを両立し、モールドデポジットの少なくし、かつ計量安定性を良好にする観点から、(E)成分は、下記の式(8)の構造を有することが好ましい。
また、フェノール性水酸基の両隣の置換基同士は同じでも異なっても良いが、製造容易性の観点から同じことが好ましい。さらにブリードアウトや異物の少なさの観点から、R1、R2、R3は、水素、メチル基、エチル基、イソプロピル基が好ましいが、より好ましくはメチル基である。R4、R5、R6、R7、R8、R9は、異物を激減させることができることから、水素、メチル基、イソプロピル基、ターシャリーブチル基が好ましく、イソプロピル基、ターシャリーブチル基がより好ましく、ターシャリーブチル基がさらに好ましい。
(B)成分の液晶ポリエステルの配合量は、(A)成分と(B)成分の合計100重量部に対して0.1〜49重量部であるのが好ましく、より好ましくは1〜40重量部で、さらに好ましくは2〜30重量部である。液晶ポリマーの異方性により生じるシートの厚みむらを抑える観点から、49重量部以下であり、流動性を向上し、シートの黒色異物を抑制する観点から0.1重量部以上である。
(C)成分の配合量は、(A)と(B)の合計100重量部に対して、0.1〜10重量部であるのが好ましく、より好ましくは0.2〜5重量部であり、さらに好ましくは0.4〜3重量部である。この(C)成分の含有量は、シートの層剥離を抑制する観点から0.1重量以上であるのが好ましく、軽量性、耐熱性向上の観点から10重量部以下であるのが好ましい。
(E)成分の配合量は、(A)と(B)の合計100質量部に対して、0.1〜5質量部であるのが好ましく、より好ましくは0.2〜4重量部、さらに好ましくは0.3〜3重量部である。流動性付与とモールドデポジットを抑制する観点から、0.1重量部以上であるのが好ましく、耐熱性向上と異物低減の観点から、5質量部以下であるのが好ましい。
(C)成分、(D)成分、(E)成分、(F)成分を併用することもでき、それぞれを併用することは、好ましい形態である。
ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物は種々の方法で製造することができる。例えば、単軸押出機、二軸押出機、ロール、ニーダー、ブラベンダープラストグラフ、バンバリーミキサー等による加熱溶融混練方法が挙げられるが、中でも二軸押出機を用いた溶融混練方法が最も好ましい。この際の溶融混練温度は特に限定されるものではないが、通常150〜350℃の中から任意に選ぶことができる。
ポリフェニレンエーテル系樹脂製トレーは、樹脂製品、ゴム製品、IC部品の熱処理、乾燥処理、架橋化反応処理、その他反応処理に好適に用いることができる。
[製造例1]
<ポリフェニレンエーテル(PPE−1)の製造例>
2,6−ジメチルフェノールを酸化重合して得た還元粘度0.42のパウダー状のポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)である。
[製造例2]
<液晶ポリエステル(LCP−1)の製造例>
窒素雰囲気下において、p−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸、無水酢酸を仕込み、加熱溶融し、重縮合することにより、以下の理論構造式を有する液晶ポリエステル(LCP−1))を得た。なお、組成の成分比はモル比を表す。
(1)シート成形
各ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物ペレットを、シリンダー温度300℃、Tダイス温度300℃に設定したスクリュー径65mmの単軸押出機を用い、厚みが0.5±0.05mmになるように、吐出量60kg/時間、引き取り速度4.2〜4.8m/分、ダイクリアランス0.5〜0.7mm、圧延ローラークリアランス0.45〜0.55mm、圧延ローラ表面温度130℃、の条件下にて押出シート成形を実施し、ポリフェニレンエーテル系樹脂製シートを得た。
得られたポリフェニレンエーテル系樹脂製シート、および各シートを、120℃で3時間乾燥させ、図2に示す様な、幅20mm×長さ20mm×高さ10mmの凹部が10mm間隔で、3行、4列並んだ金型を用い、上下ヒーター温度400℃、ヒーターからシートまでの距離60mm、上下金型温度30℃、加熱時間40秒、真空度750mmHg、真空時間5秒、冷却時間10秒、の条件下にて真空成形を実施し、樹脂製トレー模擬成形品を得た。
(2)の方法で得られた樹脂製トレー模擬成形品から、長さ127×幅5.0mmの大きさの試験片を切り出し、片端から30mmの部分を固定して水平に設置し、もう一方の先端から3mmの位置(hb0)と93mm(hb1)の位置の高さを測定し、そのまま170℃の温度雰囲気下で1時間放置した後、それぞれの位置[自由端から3mmの位置(ha0)と93mm(ha1)の位置]の高さを測定し、その差を計算した。
片持ち自重撓み量=(ha0−ha1)−(hb0−hb1)
内筒溶液はアクアミクロンCXU(三菱化学株式会社製)、滴定セル溶液はアクアミクロンAX(同社製)としたカールフィッシャー水分系(MKC−210:京都電子工業(株)製)、窒素流量200ml/分、気化温度185℃、気化時間90秒とした水分気化装置(ADP−351:京都電子工業(株)製)を用いて、各樹脂製シート0.1〜0.5gの吸水率を測定した。
電子比重計(SD−200L:アルファーミラージュ(株)製)を用いて、(2)の方法で得られた樹脂製トレー模擬成形品の比重を測定した。
3次元測定機(AE122:(株)ミツトヨ製)を用いて(2)の方法で得られた樹脂製トレー模擬成形品の凹部12箇所内部のそれぞれ任意点におけるX、Y、Z軸方向の位置を測定し、基準面からのズレを最低位置と最高位置の差として算出高さを測定し、1mm以下のものを○、2mmを超えるものを×とした。また、トレー上の色ムラが目立たないものを○、目立つものを×とした。
(2)真空成形工程で得られた樹脂製トレー模擬成形品を、160℃の熱風乾燥機に48時間放置し、トレーの反り・変形、表面外観を確認した。目視で変形しているものを×、変形していないものを○、成形品表面が荒れていないもの、浮きがないものを○、荒れているもの、浮きがあるものを×とした。
(2)真空成形工程で得られた樹脂製トレー模擬成形品を、180℃に設定した熱風乾燥機中に30分間セットし、取り出して放冷した。加熱前後の寸法を測定し、以下の式によって求めた。
熱収縮率(ΔL)(%)=(ΔLa+ΔLb)/2
ΔLx=(Lx1−Lx0)/Lx0×100
(ΔLa:長手方向の熱収縮率、ΔLb:短手方向の熱収縮率、x:a又はb、Lx1:加熱後の長さ、Lx0:加熱前の長さ)
ポリフェニレンエーテル(PPE−1)と液晶ポリエステル(LCP−1)と酸化亜鉛(ZnO、特級グレード、和光純薬(株)製)を、表1に示す割合(重量部)で、250〜310℃に設定したベントポート付き二軸押出機(ZSK−25;WERNER&PFLEIDERER社製)を用いて溶融混練し、ペレットとして得た。このペレットを用い、上述したシート成形加工方法に因り、シート平均厚み0.51mmのシートを得、上述した真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬成形品を作製し、シート評価、トレー評価を実施した。その結果を表1に示した。
(D)成分として、アミノ基を含有するシラン化合物(シラン1、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、KBM−603、信越化学工業(株)製)を用い、各成分を表1に示す割合(重量部)で配合したこと以外は、実施例1と同様に実施して、ペレットを得て、上述したシート成形加工方法に因り、シート平均厚み0.50mmのシートを得、上述した真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬成形品を作製し、シート評価、トレー評価を実施した。その結果を表1に示した。
(E)成分として、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガノックス1330(登録商標)(融点=244℃、分子量=775、(1分子中の水酸基数)/(分子量
)=0.00387 構造は、下記式(8)において、R1=R2=R3=メチル基、R4=R5=R6=R7=R8=R9=ターシャリーブチル基、に相当する。)
(F)成分として、クリストール(登録商標)N352(エクソンモービル有限会社
製、常温で無色液体)を用い、各成分を表1に示す割合(重量部)で配合したこと以外は、実施例1〜3と同様に実施して、ペレットを得て、上述したシート成形加工方法に因り、シート平均厚み0.50mmのシートを得、上述した真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬成形品を作製し、シート評価、トレー評価を実施した。その結果を表1に示した。
(A)成分として、ポリフェニレンエーテル(PPE−1)に加え、ハイインパクトポリスチレン(HIPS、H9405、PSジャパン(株)製)を用い、各成分を表1に示す割合(重量部)で配合したこと以外は、実施例1〜4と同様に実施して、ペレットを得て、上述したシート成形加工方法に因り、シート平均厚み0.50mmのシートを得、上述した真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬成形品を作製し、シート評価、トレー評価を実施した。その結果を表1に示した。
実施例3と同様の配合量で、上述したシート成形加工方法により、シート平均厚み0.33mmのシートを得、上述の真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬成形品を作製し、シート評価、トレー評価を実施した。その結果を表1に示した。
実施例4と同様の配合量で、上述したシート成形加工方法に因り、シート平均厚み1.10mmのシートを得、上述の真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬成形品を作製し、シート評価、トレー評価を実施した。その結果を表1に示した。
(C)成分を用いなかったこと以外は、実施例1と同様に、上述したシート成形加工方法に因り、シート平均厚み0.51mmのシートを得、上述の真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬品を作製し、シート評価、トレー評価を実施した。その結果を表1に示した。
ペレット原料として、耐熱難燃性の変性ポリフェニレンエーテル(ザイロン640Z(登録商標)、旭化成ケミカルズ(株)製)を用いたこと以外は、実施例1と同様に、上述したシート成形加工方法に因り、シート平均厚み0.49mmのシートを得、上述した真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬成形品を作製し、シート評価、トレー評価を実施した。その結果を表1に示した。熱収縮率に関しては、トレーの変形が大きく、測定できなかった。
シートとして、ポリイミドシート(PI、カプトン500H(登録商標)、東レ・デュポン(株)製、厚み0.125mm)を、上述した真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬成形品の作製を試みたが、シートに破れが発生し、トレーの作製はできなかった。
シートとして、ポリエチレンテレフタレートシート(PET、ルミラーS10(登録商標)、東レ(株)製、厚み0.3mm)を、上下ヒーター温度150〜200℃、加熱時間5〜30秒にした以外は、上述した真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬成形品を作製し、シート評価、トレー評価を実施した。その結果を表1に示した。単一ポリマーであるPET製シートであっても寸法精度が悪く、加熱後の反り・変形が大きかった。
実施例1と同様の配合量で、上述したシート成形加工方法に因り、シート平均厚み0.13mmのシートを得、上述した真空成形方法に因りトレー作製を試みたが、シートに破れが発生し、トレーの作製はできなかった。
実施例5と同様の配合量で、上述したシート成形加工方法に因り、シート平均厚み0.50mmのシートを得、40℃×80RH%の恒温恒湿装置に時間放置し、表1に記載の吸水率を有するシートを得た後、上述した真空成形方法に因り、樹脂製トレー模擬成形品を作製し、シート評価、トレー評価を実施した。その結果を表1に示した。吸水率の高いポリフェニレンエーテル系樹脂製シートを用いた場合の寸法精度は悪く、色ムラも発生した。
2 成形片
3 先端から3mmの位置の高さha0、またはhb0
4 先端から93mmの位置の高さha1、またはhb1
Claims (10)
- (A)ポリフェニレンエーテル系樹脂と(B)液晶ポリエステルを含有するポリエステル系樹脂組成物からなるポリフェニレン系樹脂製シートを真空成形することによって作成した1.0以上の比重を有するポリフェニレンエーテル系樹脂製トレーであって、170℃の温度雰囲気下で1時間放置した後における長さ90mm間の片持ち自重撓み量が10mm以下であることを特徴とするポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー。
- (A)ポリフェニレンエーテル系樹脂51〜99.9重量部と、(B)液晶ポリエステル0.1〜49重量部と、(A)及び(B)の合計量100重量部に対して(C)0.1〜10重量部のI価、II価、III価もしくはIV価の金属元素を含有する化合物、(D)0.1〜5重量部のシラン化合物、(E)0.1〜5重量部の融点が200℃以上である有機化合物及び(F)0.05〜5重量部の潤滑剤からなる群より選択された少なくとも一種とを含有するポリフェニレンエーテル系樹脂組成物からなることを特徴とする請求項1に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー。
- (C)成分の金属元素がZn元素および/またはMg元素であることを特徴とする請求項2に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー。
- (C)成分がZnOおよび/またはMg(OH)2であることを特徴とする請求項3に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー。
- (D)成分が官能基含有シラン化合物であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー。
- (D)成分の官能基が、アミノ基、ウレイド基、エポキシ基、イソシアネート基およびメルカプト基からなる群より選ばれる少なくとも一種の官能基であることを特徴とする請求項5に記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー。
- (E)成分が分子量400以上であり、(1分子中の水酸基数/分子量)で示される値が0.0035以上のフェノール系安定剤である、請求項2〜6のいずれかに記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー。
- (F)成分が流動パラフィンである、請求項2〜7のいずれかに記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー。
- ポリフェニレンエーテル系樹脂製トレーを形成するポリフェニレンエーテル系樹脂製シートの厚みが0.3〜2.0mmであることを特徴とする請求項2〜8の何れかに記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー。
- 請求項1〜9のいずれかに記載のポリフェニレンエーテル系樹脂製トレーの製造方法であって、吸水率が600ppm以下であるポリフェニレンエーテル系樹脂製シートを成形することを特徴とするポリフェニレンエーテル系樹脂製トレーの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007007503A JP5004595B2 (ja) | 2007-01-16 | 2007-01-16 | ポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007007503A JP5004595B2 (ja) | 2007-01-16 | 2007-01-16 | ポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008174248A JP2008174248A (ja) | 2008-07-31 |
| JP5004595B2 true JP5004595B2 (ja) | 2012-08-22 |
Family
ID=39701567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007007503A Expired - Fee Related JP5004595B2 (ja) | 2007-01-16 | 2007-01-16 | ポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5004595B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3115029B2 (ja) * | 1991-06-24 | 2000-12-04 | 電気化学工業株式会社 | 耐熱導電性樹脂組成物 |
| JP3512039B2 (ja) * | 1994-01-14 | 2004-03-29 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 帯電防止性樹脂組成物 |
| JP5005161B2 (ja) * | 2002-12-19 | 2012-08-22 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | ポリフェニレンエ−テル系樹脂製シート |
| DE602005026303D1 (de) * | 2004-10-14 | 2011-03-24 | Asahi Kasei Chemicals Corp | Harzzusammensetzung |
| JP4836433B2 (ja) * | 2004-11-02 | 2011-12-14 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | 難燃ポリフェニレンエーテル樹脂組成物 |
| JP4920210B2 (ja) * | 2005-07-25 | 2012-04-18 | 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社 | 樹脂組成物、成形品およびicトレー |
-
2007
- 2007-01-16 JP JP2007007503A patent/JP5004595B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2008174248A (ja) | 2008-07-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8124694B2 (en) | Mold releasing film for printed circuit board production | |
| EP2161305B1 (en) | Resin composition | |
| JP4716585B2 (ja) | 樹脂組成物製シート | |
| JP5005161B2 (ja) | ポリフェニレンエ−テル系樹脂製シート | |
| JP5111685B2 (ja) | 共重合ポリエステル樹脂を含む樹脂組成物 | |
| JP5004595B2 (ja) | ポリフェニレンエーテル系樹脂製トレー及びその製造方法 | |
| JP4804165B2 (ja) | 樹脂製シートの製造方法 | |
| EP1835505B1 (en) | Inner part of hard disk drive | |
| JP2008195741A (ja) | 電気絶縁用ポリフェニレンエーテル系樹脂フィルム | |
| JP2004339491A (ja) | プリント基板製造用離型フィルム | |
| JP4286726B2 (ja) | ポリフェニレンエ−テル系樹脂製tabスペーサーテープ | |
| JP4518383B2 (ja) | ポリフェニレンエ−テル系樹脂製tabリードテープ | |
| JP4854095B2 (ja) | ポリフェニレンエ−テル系樹脂製tabリードテープ | |
| JP4618685B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
| JP2005255941A (ja) | リサイクル性の改良された樹脂組成物 | |
| JP2007246893A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP2013159701A (ja) | 共重合ポリエステル樹脂組成物 | |
| JP2007145016A (ja) | ポリフェニレンエーテル系樹脂製フィルム及びその製造方法 | |
| US8916633B2 (en) | TAB leader tape made of polyphenylene ether-based resin | |
| JP2008159685A (ja) | ポリフェニレンエ−テル系樹脂組成物製tabリードテープ | |
| JP2007182479A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| JP2007182480A (ja) | 樹脂組成物 | |
| JP2013159698A (ja) | 熱伝導性樹脂組成物およびそれからなる成形体 | |
| JP2013159700A (ja) | 共重合ポリエステル樹脂組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091015 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111025 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111122 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120118 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120522 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120522 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5004595 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |