JP4815871B2 - レジスト化合物およびレジスト組成物 - Google Patents
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Description
しかしながら、高分子系レジストは分子量が1万〜10万程度と大きく、分子量分布も広いため、高分子系レジストを用いるリソグラフィでは、微細加工では、パターン表面にラフネスが生じ、パターン寸法を制御することが困難となり、歩留まりが低下する。従って、従来の高分子系レジスト材料を用いるリソグラフィでは微細化に限界がある。より微細なパターンを作製するために、レジスト材料の分子量を小さくする種々の方法が開示されている。
すなわち、本発明は、(a)〜(d)のすべての条件を満たすレジスト化合物(A)を一種以上含むレジスト組成物を提供するものである。
(a)可視光線、紫外線、エキシマレーザー、極端紫外線(EUV)、電子線、X線、およびイオンビームからなる群から選ばれるいずれかの放射線の照射により直接的又は間接的に架橋反応を起こす架橋反応性基を分子中に少なくとも1個有する。
(b)分子中に、ウレア基、ウレタン基、アミド基、およびイミド基からなる群から選ばれる1種以上の官能基を有する。
(c)分子量が500〜5000である。
(d)分岐構造を有する。
また、本発明は、前記レジスト化合物(A)に適するレジスト化合物を提供するものである。
本発明のレジスト組成物は、レジスト化合物(A)を含む。本発明におけるレジスト化合物(A)は、以下の(a)〜(d)の条件をすべて同時に満たす。
(a)可視光線、紫外線、エキシマレーザー、極端紫外線(EUV)、電子線、X線、およびイオンビームからなる群から選ばれるいずれかの放射線の照射により直接的又は間接的に架橋反応を起こす架橋反応性基を分子中に少なくとも1個有する。
前記架橋反応性基により、該レジスト化合物は、露光部分を選択的に溶剤不溶化させることが可能であり、ネガ型レジスト組成物に利用される。なお、ここで架橋反応とは、レジスト化合物中の複数の反応点を共有結合で連結する化学反応を意味する。前記架橋反応性基は、分子中に少なくとも1個、好ましくは2個、更に好ましくは2〜15個、特に好ましくは3〜15個有する。このような範囲にすることで、更に解像度、現像性能を向上することが可能となる。
この中で、炭素−炭素多重結合基、エポキシ基、およびハロゲン化メチル基等が好ましく、炭素−炭素多重結合基としては、例えば、ビニル基(CH2=CH−)、アリル基(CH2 =CH−CH2−)、ビニレン基含有基(R4−CH=CH−)、アクリロイル基(CH2 =CH−CO−)、メタクリロイル基(CH2 =C(CH3)−CO−)、クロトノイル基(CH3−CH2=CH−CO−)、フマロイル基(trans型R4−OC−CH=CH−CO−)、マレイノイル基(cis型R4−OC−CH=CH−CO−)等の炭素−炭素二重結合や、プロパルギル基(CH≡C−)、アセチレン基(R4−C≡C−)等の炭素−炭素三重結合等が挙げられる。このうち、ビニル基、アリル基、ビニレン基、アクリロイル基、メタクリロイル基等の炭素−炭素二重結合や、プロパルギル基、アセチレン基等の炭素−炭素三重結合がさらに好適であり、ビニル基、アリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、及びプロパルギル基が最も好適である。エポキシ基としては、例えば、グリシジル基(CH2(−O−)CHCH2−)が挙げられる。ハロゲン化メチル基としては、例えば、クロロメチル基(ClCH2−)、ブロモメチル基(BrCH2−)、ヨウ化メチル基(ICH2−)が挙げられる。
なお、前記R4は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、および炭素数6〜10のアリール基から選ばれる基である。
レジスト化合物(A)は、ウレア基、アミド基、ウレタン基、およびイミド基からなる群から選ばれる1種以上の官能基、特にウレア基、アミド基、およびウレタン基からなる群から選ばれる1種以上の官能基を1種以上でかつ3以上含むことが好ましい。また、それ以外の窒素成分を有する官能基を含んでいても良い。それ以外の官能基として、3級アミン基;4級アンモニウム基;イミノ基;アジド基;ピリジン、ピロール、イミダゾール、インドール、キノリン、ピリミジン、トリアジン、ピロリジン、モルホリン等の複素環アミンを含む官能基が挙げられるが、これらに限定されない。上記官能基を有することにより、パターン作製に必要な耐熱性、また基板密着性を有することができ、更に解像性を向上させることが出来る。また、分子量500〜5000程度の化合物を製造する際のプロセスの簡素化が可能となる。なお、塩基性官能基を含まない方が好ましい。塩基性官能基を有すると、感度が低下するおそれがある。また前記分岐構造における分岐されたそれぞれの分子鎖に前記架橋反応性基を少なくとも1つ有し、かつ、前記それぞれの分子鎖にウレア結合、ウレタン結合、アミド結合、およびイミド結合(好ましくは、ウレア結合、およびウレタン結合)からなる群から選ばれる1種以上を有することが好ましい。上記構造を有することにより、基板密着性を向上することができ、更に解像性を向上させることが出来る。
分子量は500〜5000であり、好ましくは600〜3000、更に好ましくは700〜2000である。上記の範囲にすることにより良好な成膜性を付与することが可能となり、更に解像性、アルカリ現像性能を向上させることが出来る。
本発明において「分岐構造」とは、下記(1)〜(4)のうち少なくとも1つの条件を満たす構造をいう。
(1)環状構造に含まれない3級炭素原子または3級窒素原子を有する。
(2)4級炭素原子を有する。
(3)3以上の置換基を有する芳香環又は脂肪族環を少なくとも一つ含む。
(4)3級リン原子を有する。
(5)イソシアヌレート環を少なくとも一つ含む。
上記分岐構造を有することにより、長期間にわたって安定なアモルファス性を付与することができ、レジスト材料としての、パターン形成に必要な成膜性、光透過性、溶剤可溶性、エッチング耐性に優れる等の特長を有する。また感光基の数を増加させることが出来るため感度を上げることが可能である。
で表され、式(1)中少なくとも3以上有し、
Eは、炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基、または炭素数1〜12の置換アルキレン基であり;
s、t、uはそれぞれ独立して0〜3の整数を表し、複数個のE、X、Z、Yは、各々同一でも異なっていてもよい。
(前記式(I)中、R1は、炭素数1〜12の直鎖状炭化水素基、炭素数3〜12の環状炭化水素基、炭素数1〜12のアルコキシ基、および炭素数3〜12の1−分岐アルキル基からなる群から選ばれる置換基であり;
Aは、水素原子、またはアリルオキシ基、アクリロイルオキシ基、グリシジルオキシ基、およびクロロメチルオキシ基からなる群から選ばれる置換基であり、Aのうち少なくとも一つはアリルオキシ基、アクリロイルオキシ基、グリシジルオキシ基、およびクロロメチルオキシ基からなる群から選ばれる置換基であり;
Arは炭素数6〜12の芳香族炭化水素基であり;
Yは炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基、炭素数1〜12の置換アルキレン基、または単結合であり;
Zは単結合、または、−O−、−S−および−NH−からなる群から選ばれる置換基を表し;
a1は1〜9の整数であり;
r1は0〜8の整数であり;
a1+r1≦9であり;
nは1である。ただし、複数個のR1、A、Ar、a1、r1は、各々同一でも異なっていてもよい。)]
炭素数1〜12の直鎖状炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基等を挙げることができ;
炭素数3〜12の環状炭化水素基としては、例えば、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロドデシル基等を挙げることができ;
炭素数1〜12のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、プロポキシ基、ヒドロキシプロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、ドデシルオキシ基等を挙げることができ;
炭素数3〜12の1−分岐アルキル基としては、例えば、イソプロピル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、1,1−ジメチルプロピル基、1−メチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1−メチルウンデカン基等を挙げることができ;
炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基としては、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ジメチルメチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、t−ブチレン基、ヘキシレン基、オクチレン基、ドデシレン基等を挙げることができ;
炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基としては、例えば、フェニレン基、トリレン基、ナフチレン基、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基、シクロドデシレン基等を挙げることができ;
炭素数1〜12の置換アルキレン基としては、例えば、アミノメチレン基、ヒドロキシルメチレン基、カルボキシルメチレン基、クロロメチレン基、ブロモメチレン基、ヨードメチレン基、メトキシメチレン基、エトキシメチレン基、プロポキシメチレン基、ブトキシメチレン基、アセチルメチレン基、シアノメチレン基、ニトロメチレン基等を挙げることができ;
炭素数6〜12の芳香族炭化水素基としては、例えば、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基、ビフェニル基等を挙げることができる。
前記アミノフェノール類として、例えばp−アミノフェノール、m−アミノフェノール、o−アミノフェノール、4−アミノカテコール、3−アミノカテコール、2−アミノレゾルシノール、4−アミノレゾルシノール、5−アミノレゾルシノール、2−アミノハイドロキノン、4−アミノピロガロール、5−アミノピロガロール、2−アミノメチルフェノール、3−アミノメチルフェノール、4−アミノメチルフェノール、4−アミノメチルカテコール、3−アミノメチルカテコール、2−アミノメチルレゾルシノール、4−アミノメチルレゾルシノール、5−アミノメチルレゾルシノール、2−アミノメチルハイドロキノン、4−アミノメチルピロガロール、5−アミノメチルピロガロール、2−アミノフロログリシノール、2−アミノメチルフロログリシノール等が挙げられる。特にp−アミノフェノール、およびm−アミノフェノールが好ましい。
式(4)〜(6)中、XとEは前記と同様である。
ジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレートは、前記の化合物を用いることができる。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、前記の化合物を用いることができる。
[式(2)中、Xは前記と同様であり、複数のXは同一でも異なっていてもよく、Gは式(i)〜(v):
のいずれかの構造から誘導される特性基であり、Xは式(i)〜(v)中の芳香環または脂肪族環に3以上結合している。vは3〜15の整数を表す。
(式(vi)中、E2は炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基、または炭素数1〜12の置換アルキレン基のいずれかである。)
の特性基からなる群から選ばれる置換基であり、rは0〜4の整数であり、kは1〜7の整数である。但し、複数個のR、rは、各々同一でも異なっていてもよい。
炭素数1〜12の置換アルキル基としては、例えば、メトキシメチル基、メチルチオメチル基、エトキシメチル基、エチルチオメチル基、メトキシエトキシメチル基、ベンジルオキシメチル基、ベンジルチオメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ニトロメチル基、メトキシエチル基、メチルチオエチル基、エトキシエチル基、エチルチオエチル基、メトキシエトキシエチル基、ベンジルオキシエチル基、ベンジルチオエチル基、クロロエチル基、ブロモエチル基、ニトロエチル基等を挙げることができる。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、前記の化合物を用いることができる。
式(9)の化合物は、トリス(イソシアネートフェニル)メタン、およびアミノフェノール類、ヒドロキシアルキルフェノール類および架橋反応性基導入試剤を反応させることにより製造される。トリス(イソシアネートフェニル)メタンを用いることにより、分岐型ポリフェノール化合物を容易に得ることができる。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、前記の化合物を用いることができる。
トリス(イソシアネートフェニル)メタンと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類との反応は、前記のジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレートと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類および架橋反応性基導入試剤との反応と同様の方法で行うことができる。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、前記の化合物を用いることができる。
トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフェートと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類との反応は、前記のジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレートと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類との反応と同様の方法で行うことができる。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、前記の化合物を用いることができる。
イソシアネートフェニルメタンのオリゴマーと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類との反応は、前記のジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレートと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類および架橋反応性基導入試剤との反応と同様の方法で行うことができる。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、前記の化合物を用いることができる。
メシチレントリイソシアネートと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類との反応は、前記のジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレートと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類との反応と同様の方法で行うことができる。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、前記の化合物を用いることができる。
トリイソシアネートベンゼンと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類との反応は、前記のジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレートと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類および架橋反応性基導入試剤との反応と同様の方法で行うことができる。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、前記の化合物を用いることができる。
シクロヘキサントリイソシアネートと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類との反応は、前記のジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレートと、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類および架橋反応性基導入試剤との反応と同様の方法で行うことができる。
[式(3)中、R3は水素原子、炭素数1〜12の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の環状炭化水素基、および炭素数1〜12の置換アルキル基からなる群から選ばれる置換基であり、X、E2およびkは前記と同様であり、
Bは式(vi):
(式(vi)中、XとE2は前記と同様である。)
で表される特性基または水素原子であり、E1及びE1’は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ独立して単結合又は炭素数1〜11の2価の炭化水素基を表す。ただし、E1とE1’の炭素数の合計は0〜11である。Jは−O−、−S−、−NH−および単結合からなる群から選ばれる置換基である。但し、複数個のB、E1、E1’、E2、Jは、各々同一でも異なっていてもよい。]
式(3)および(vi)の炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基、炭素数1〜12の置換アルキレン基は、式(1)と同じものが例示できる。炭素数1〜11の2価の炭化水素基(E1、E1’)としては、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチレン、デシレン、ウンデシレン等が挙げられる。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、前記の化合物を用いることができる。
式(8)中、R3、E2、X、J、kは前記と同様である。但し、複数個のR3、E2、X、Jは、各々同一でも異なっていても良い。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、前記の化合物を用いることができる。
式(7)中、E2、Xおよびkは前記と同様である。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類としては、前記の化合物を用いることができる。
式(II)〜(III)中、Aは前記と同様であり、mは1〜2の整数である。
イソシアネート基を3以上有する化合物としては、前記の化合物を用いることができる。
アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類は、イソシアネートとの反応性がフェノール性水酸基より高い官能基を有してればよく、特に限定されない。
イソシアネート基を3以上有する化合物と、アミノフェノール類またはヒドロキシアルキルフェノール類との反応は、前記の方法で行うことができる。
カルボキシル基を3以上有する化合物としては、ベンゼンテトラカルボン酸、シクロヘキサンテトラカルボン酸、ベンゼントリカルボン酸、シクロヘキサントリカルボン酸等が挙げられ、特にトリメシン酸等のベンゼントリカルボン酸や各水添トリメシン酸等のシクロヘキサントリカルボン酸が好ましい。
式(34)中、X−およびR24は、式(33)のX−およびR23と同様である。
前記式(38)で示される化合物は、モノクロロイソシアヌール酸、モノブロモイソシアヌール酸、ジクロロイソシアヌール酸、ジブロモイソシアヌール酸、トリクロロイソシアヌール酸、およびトリブロモイソシアヌール酸からなる群から選択される少なくとも一種類であることが好ましい。
で示される基である。
本発明においては、感度を上げるため、炭素−炭素多重結合基、シクロプロピル基、アジド基、樹脂ビニル基、アリル基、シンナモイル基、ビニルシリル基、エポキシ基、ハロゲン化メチル基、ハロゲン化フェニル基を有する化合物、または樹脂を添加することもでき、特に、炭素−炭素多重結合基、シクロプロピル基、エポキシ基、アジド基、ハロゲン化フェニル基、およびハロゲン化メチル基を有する化合物、または樹脂が好ましい。
これらの架橋剤は、単独でまたは2種以上を使用することができる。架橋剤の配合量は、レジスト化合物100重量部当たり、50重量部以下が好ましく、より好ましくは25重量部以下、特に好ましくは5重量部以下である。
増感剤は、照射された放射線のエネルギーを吸収して、そのエネルギーを前記化合物(B)に伝達し、それによりラジカルまたはカチオンの生成量を増加する作用を有し、レジストの見掛けの感度を向上させる成分である。このような増感剤としては、例えば、米国特許第3,479,185号明細書に開示されているロイコクリスタルバイオレットやロイコマラカイトグリーンの様なトリフェニルメタン系ロイコ色素、エリスロシンやエオシンYのような光還元性染料、米国特許第3,549,367号明細書、米国特許第3,652,275号明細書等に開示されているミヒラーズケトンやアミノスチリルケトン、あるいはベンゾフェノン、ビアセチルの様な芳香族ケトン類、米国特許第3,844,790号明細書に示されるβ−ジケトン類、米国特許第4,162,162号明細書に見られるインダノン類、特開昭52−112681号公報に示されるケトクマリン類、特開昭59−56403号公報で開示されているアミノスチレン誘導体やアミノフェニルブタジエン誘導体、米国特許第4,594,310号明細書に見られるアミノフェニル複素環類、米国特許第4,966,830号明細書に示されるジュロリジン複素環類、特開平5−241338号公報に示されるピロメテン系色素、ピレン類、フェノチアジン類、フルオレン類等を挙げることができるが、特に限定はされない。
これらの増感剤は、単独でまたは2種以上を使用することができる。増感剤の配合量は、レジスト化合物100重量部当たり、30重量部以下が好ましく、より好ましくは10重量部以下である。
界面活性剤は、本発明のレジスト組成物の塗布性やストリエーション、レジストとしての現像性等を改良する作用を有する成分である。このような界面活性剤としては、アニオン系、カチオン系、ノニオン系あるいは両性のいずれでも使用することができる。これらのうち、好ましい界面活性剤はノニオン系界面活性剤である。ノニオン系界面活性剤は、感放射線性組成物に用いる溶剤との親和性がよく、より効果がある。ノニオン系界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレン高級アルキルエーテル類、ポリオキシエチレン高級アルキルフェニルエーテル類、ポリエチレングリコールの高級脂肪酸ジエステル類等の他、以下商品名で、エフトップ(ジェムコ社製)、メガファック(大日本インキ化学工業社製)、フロラード(住友スリーエム社製)、アサヒガード、サーフロン(以上、旭硝子社製)、ペポール(東邦化学工業社製)、KP(信越化学工業社製)、ポリフロー(共栄社油脂化学工業社製)等の各シリーズを挙げることができるが、特に限定はされない。
界面活性剤の配合量は、レジスト化合物100重量部当たり、界面活性剤の有効成分として、2重量部以下が好ましい。
更に、本発明のレジスト組成物には、本発明の目的を阻害しない範囲で、必要に応じて、上記架橋剤、増感剤、及び界面活性剤以外のその他の添加剤を1種又は2種以上配合することができる。その他の添加剤としては、例えば、溶解促進剤、溶解制御剤、染料、顔料、及び接着助剤等が挙げられる。例えば、染料又は顔料を配合すると、露光部の潜像を可視化させて、露光時のハレーションの影響を緩和できるので好ましい。また、接着助剤を配合すると、基板との接着性を改善することができるので好ましい。更に、他の添加剤としては、ハレーション防止剤、保存安定剤、消泡剤、形状改良剤等、具体的には4−ヒドロキシ−4’−メチルカルコン等を挙げることができる。
本発明のレジスト組成物は、通常は、使用時に各成分を溶剤に溶解して均一溶液とし、その後、必要に応じて、例えば孔径0.2μm程度のフィルター等でろ過することにより調製される。この場合、上記均一溶液中の全固形分濃度は、通常50質量%以下、好ましくは1〜50質量%、更に好ましくは1〜30質量%、より好ましくは1〜10質量%である。
レジストパターンを形成した後、エッチングすることによりパターン配線基板が得られる。エッチングの方法はプラズマガスを使用するドライエッチングなど公知の方法で行うことが出来る。
レジストパターンを形成した後、めっきを行うことも出来る。上記めっき法としては、例えば、銅めっき、はんだめっき、ニッケルめっき、金めっきなどがある。
本発明のレジスト組成物を用いて得られる配線基板は、レジストパターン形成後、金属を真空中で蒸着し、その後レジストパターンを溶液で溶かす方法、すなわちリフトオフ法により形成することもできる。
<合成例1>〜<合成例28>
化合物の構造は元素分析および1H−NMR測定で確認した。それらの分析結果を第1表および第2表に示す。なお、第1表中、各化合物の原子数を示性式の値として示し、元素の重量百分率の値を計算値、実測値として示し、F=全原子数/(全炭素原子数−全酸素原子数)の値を算出した値を示す。1H−NMR測定結果を第2表に示す。
トリフェニルメタントリイソシアネート(TPMTI)の酢酸エチル/モノクロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液(Bayer製デスモジュールRE、NCO当量:441、不揮発分:27重量%)2.21gにジメチメアセトアミド(DMAc)3mlを加えた溶液を滴下ロートを用いて、p−アミノフェノール(AP)0.55g/5mmol(1.0当量)のDMAc5ml溶液にゆっくり滴下し、室温で1時間攪拌した。更にアクリロイルクロライド(ACROS社製試薬)2.12g(22.5mmol)、トリエチルアミン(関東化学(株)製試薬)2.29gをゆっくり滴下し、室温で3時間攪拌した。反応液を多量の水に加え再沈殿を繰り返したところ、白色粉末が得られた。得られた白色粉末をヘキサン/酢酸エチル/DMAc=3/4/100(体積比)の混合溶媒を用い、カラムクロマトグラフで精製し、主成分を取り出した。最後に減圧乾燥を行い、化合物(26−1)0.89gを得た。
TPMTIの酢酸エチル/モノクロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液2.21gにDMAc3mlを加えた溶液を滴下ロートを用いて、AP0.55g/5mmol(1.0当量)のDMAc5ml溶液にゆっくり滴下し、室温で1時間攪拌した。反応液を多量の水に加えて結晶化させ、ろ別した結晶をアセトンに溶解した後、再度、多量の水に加え結晶化させ、白色粉末0.5gを得た。得られた白色粉末をヘキサン/酢酸エチル/DMAc=3/4/100(体積比)の混合溶媒を用い、カラムクロマトグラフで精製し、主成分を取り出した。次にその主成分0.5g、3−ブロモプロペン(ACROS社製試薬)3.02g(25mmol)、炭酸カリウム(関東化学(株)製試薬)3.5g(25mmol)、ヨウ化ナトリウム(関東化学(株)製試薬)0.036g(0.25mmol)、アセトン30mlを加え、窒素気流下中、55℃で24時間撹拌した。反応終了後、塩をろ過し、溶媒を濃縮した後、ヘキサン/酢酸エチル/DMAc=3/4/100(体積比)の混合溶媒を用い、カラムクロマトグラフで精製し、主成分を取り出した。最後に減圧乾燥を行い、化合物(26−2)0.86gを得た。
TPMTIの酢酸エチル/モノクロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液2.21gにDMAc3mlを加えた溶液を滴下ロートを用いて、AP0.55g/5mmol(1.0当量)のDMAc5ml溶液にゆっくり滴下し、室温で1時間攪拌した。反応液を多量の水に加えて結晶化させ、ろ別した結晶をアセトンに溶解した後、再度、多量の水に加え結晶化させ、白色粉末0.5gを得た。得られた白色粉末をヘキサン/酢酸エチル/DMAc=3/4/100(体積比)の混合溶媒を用い、カラムクロマトグラフで精製し、主成分を取り出した。次にその主成分0.5g、エピクロルヒドリン1.8g(92.5mmol)、2−プロパノール0.73gを仕込み、40℃に昇温して均一に溶解した後、48.5重量%の水酸化ナトリウム水溶液0.32gを90分かけて滴下した。その間に徐々に昇温し、滴下終了後には系内が65℃になるようにし、30分攪拌した。次いで、生成物から過剰のエピクロルヒドリンと2−プロパノールを減圧下で留去し、メチルイソブチルケトン2gに溶解させ、48.5重量%の水酸化ナトリウム水溶液0.02gを加え、65℃で1時間撹拌した。その後、反応液に第一リン酸ナトリウム水溶液を加えて、過剰の水酸化ナトリウムを中和し、水洗して副生塩を除去した。次いで完全にメチルイソブチルケトンを除去し、最後に減圧乾燥を行い、化合物(26−3)0.22gを得た。
TPMTIの酢酸エチル/モノクロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液2.21gにDMAc3mlを加えた溶液を滴下ロートを用いて、AP0.55g/5mmol(1.0当量)のDMAc5ml溶液にゆっくり滴下し、室温で1時間攪拌した。更にブロモクロロメタン3.24g(25mmol)、トリエチルアミン(関東化学(株)製試薬)2.29gをゆっくり滴下し、室温.で3時間攪拌した。反応液を多量の水に加え再沈殿を繰り返したところ、白色粉末が得られた。得られた白色粉末をヘキサン/酢酸エチル/DMAc=3/4/100(体積比)の混合溶媒を用い、カラムクロマトグラフで精製し、主成分を取り出した。最後に減圧乾燥を行い、化合物(26−4)0.67gを得た。
TPMTIの酢酸エチル/モノクロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液2.21gと3,5−ジヒドロキシベンジルアルコール(DHBA)0.70g/5mmol(1.0当量)、およびアクリロイルクロライド4.24g(45.0mmol)の反応を合成例1と同様に反応させ、化合物(27−1)1.02gを得た。
TPMTIの酢酸エチル/モノクロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液2.21gとDHBA0.70g/5mmol(1.0当量)、および3−ブロモプロペン6.04g(50mmol)の反応を合成例2と同様に反応させ、化合物(27−2)0.99gを得た。
TPMTIの酢酸エチル/モノクロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液2.21gとDHBA0.70g/5mmol(1.0当量)、およびエピクロルヒドリン7.2g(185.0mmol)の反応を合成例3と同様に反応させ、化合物(27−3)0.55gを得た。
TPMTIの酢酸エチル/モノクロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液2.21gとDHBA0.70g/5mmol(1.0当量)、およびブロモクロロメタン6.48g(50mmol)の反応を合成例4と同様に反応させ、化合物(27−4)0.67gを得た。
トリス(フェニルイソシアネート)チオホスフェート(TIPTP)の酢酸エチル/クロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液(Bayer製デスモジュールRFE、NCO当量:581、不揮発分:27重量%)2.91gとAP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびアクリロイルクロライド2.12g(22.5mmol)の反応を合成例1と同様に反応させ、化合物(28−1)0.62gを得た。
TIPTPの酢酸エチル/クロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液(Bayer製デスモジュールRFE、NCO当量:581、不揮発分:27重量%)2.91gとAP0.55g/5mmol(1.0当量)、および3−ブロモプロペン3.02g(25mmol)の反応を合成例2と同様に反応させ、化合物(28−2)0.65gを得た。
TIPTPの酢酸エチル/クロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液(Bayer製デスモジュールRFE、NCO当量:581、不揮発分:27重量%)2.91gとAP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびエピクロルヒドリン1.8g(92.5mmol)の反応を合成例3と同様に反応させ、化合物(28−3)0.65gを得た。
TIPTPの酢酸エチル/クロロベンゼン(70/3(重量比))27重量%溶液(Bayer製デスモジュールRFE、NCO当量:581、不揮発分:27重量%)2.91gとAP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびブロモクロロメタン3.24g(25mmol)の反応を合成例4と同様に反応させ、化合物(28−4)0.61gを得た。
ポリメチレンポリイソシアネート(MDI)(住化バイエルウレタン(株)製スミジュール44V20、NCO当量:135、不揮発分:100重量%)0.62gにDMAc5mlを加えた溶液を滴下ロートを用いて、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびアクリロイルクロライド2.12g(22.5mmol)の反応を合成例1と同様に反応させ、化合物(29−1)0.55gを得た。
MDI(住化バイエルウレタン(株)製スミジュール44V20、NCO当量:135、不揮発分:100重量%)0.62gとAP0.55g/5mmol(1.0当量)、および3−ブロモプロペン3.02g(25mmol)の反応を合成例2と同様に反応させ、化合物(29−2)0.34gを得た。
MDI(住化バイエルウレタン(株)製スミジュール44V20、NCO当量:135、不揮発分:100重量%)0.62gとAP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびエピクロルヒドリン1.8g(92.5mmol)の反応を合成例3と同様に反応させ、化合物(29−3)0.65gを得た。
MDI(住化バイエルウレタン(株)製スミジュール44V20、NCO当量:135、不揮発分:100重量%)0.62gとAP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびブロモクロロメタン3.24g(25mmol)の反応を合成例4と同様に反応させ、化合物(29−4)0.58gを得た。
トリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体(TDITMP)の酢酸エチル75重量%溶液(住化バイエルウレタン(株)製スミジュールL75、NCO当量:324、不揮発分:75重量%)1.58gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびアクリロイルクロライド2.12g(22.5mmol)の反応を合成例1と同様に反応させ、化合物(24−1)0.58gを得た。
TDITMPの酢酸エチル75重量%溶液(住化バイエルウレタン(株)製スミジュールL75、NCO当量:324、不揮発分:75重量%)1.58gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、および3−ブロモプロペン3.02g(25mmol)の反応を合成例2と同様に反応させ、化合物(24−2)0.34gを得た。
TDITMPの酢酸エチル75重量%溶液(住化バイエルウレタン(株)製スミジュールL75、NCO当量:324、不揮発分:75重量%)1.58gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびエピクロルヒドリン1.8g(92.5mmol)の反応を合成例3と同様に反応させ、化合物(24−3)0.65gを得た。
TDITMPの酢酸エチル75重量%溶液(住化バイエルウレタン(株)製スミジュールL75、NCO当量:324、不揮発分:75重量%)1.58gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびブロモクロロメタン3.24g(25mmol)の反応を合成例4と同様に反応させ、化合物(24−4)0.58gを得た。
ヘキサメチレンジイソシアネートのビューレット体(HDI)のメトキシプロピルアセテート/キシレン75重量%溶液(住化バイエルウレタン(株)製スミジュールN75、NCO当量:255、不揮発分:75重量%)1.31gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびアクリロイルクロライド2.12g(22.5mmol)の反応を合成例1と同様に反応させ、化合物(25−1)0.58gを得た。
HDIのメトキシプロピルアセテート/キシレン75重量%溶液(住化バイエルウレタン(株)製スミジュールN75、NCO当量:255、不揮発分:75重量%)1.31gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、および3−ブロモプロペン3.02g(25mmol)の反応を合成例2と同様に反応させ、化合物(25−2)0.34gを得た。
HDIのメトキシプロピルアセテート/キシレン75重量%溶液(住化バイエルウレタン(株)製スミジュールN75、NCO当量:255、不揮発分:75重量%)1.31gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびエピクロルヒドリン1.8g(92.5mmol)の反応を合成例3と同様に反応させ、化合物(25−3)0.65gを得た。
HDIのメトキシプロピルアセテート/キシレン75重量%溶液(住化バイエルウレタン(株)製スミジュールN75、NCO当量:255、不揮発分:75重量%)1.31gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびブロモクロロメタン3.24g(25mmol)の反応を合成例4と同様に反応させ、化合物(25−4)0.58gを得た。
トリレンジイソシアネートのイソシアヌレート(TDI)の酢酸ブチル50重量%溶液(大日本インキ工業製バーノックD−800、NCO当量:592、不揮発分:51重量%)2.89gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびアクリロイルクロライド2.12g(22.5mmol)の反応を合成例1と同様に反応させ、化合物(19−1)0.58gを得た。
TDIの酢酸ブチル50重量%溶液(大日本インキ工業製バーノックD−800、NCO当量:592、不揮発分:51重量%)2.89gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、および3−ブロモプロペン3.02g(25mmol)の反応を合成例2と同様に反応させ、化合物(19−2)0.34gを得た。
TDIの酢酸ブチル50重量%溶液(大日本インキ工業製バーノックD−800、NCO当量:592、不揮発分:51重量%)2.89gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびエピクロルヒドリン1.8g(92.5mmol)の反応を合成例3と同様に反応させ、化合物(19−3)0.65gを得た。
TDIの酢酸ブチル50重量%溶液(大日本インキ工業製バーノックD−800、NCO当量:592、不揮発分:51重量%)2.89gと、AP0.55g/5mmol(1.0当量)、およびブロモクロロメタン3.24g(25mmol)の反応を合成例4と同様に反応させ、化合物(19−4)0.58gを得た。
第3表記載のレジスト化合物(A)、化合物(B)、溶媒を均一溶液としたのち、孔径0.2μmのテフロン(登録商標)製メンブランフィルターで濾過して、レジスト組成物を調製した。得られたレジスト組成物をシリコンウエハーに回転塗布し、レジスト膜を形成した。得られた各レジスト膜の成膜性を第5表に示す。
レジスト化合物(A)の安全溶媒への溶解度試験を23℃で行った。プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルおよび乳酸エチルから選択され、かつ、一番溶解する溶媒への溶解量を、下記基準で評価した。
A:5重量%以上溶解した
B:0.1重量%以上〜5重量%未満溶解した
C:溶解しなかった
(2)レジスト膜の成膜性評価
レジスト組成物をシリコンウエハー上にスピンコーターで回転塗布し、レジスト膜を形成し、その後110℃のホットプレートで60分間加熱し、6インチシリコンウエハーのレジスト被膜を、下記基準で評価した。
A:表面性良好
C:一部、白化もしくは表面に凹凸が生じた
(3)レジストパターン評価
(3−1)5μmL&S
現像後のレジストパターンを光学顕微鏡で観察し、5μmのラインアンドスペースの形成の有無を確認し、下記基準で評価した。
A:確認
C:確認できず
(3−2)100nmL&S
現像後のレジストパターンを電子顕微鏡で観察し、100nmL&Sのラインアンドスペースの形成の有無を確認し、下記基準で評価した。
A:確認
C:確認できず
C-1:カリックスレゾルシナレーン誘導体(製造法:特開平9-236919)
R-1:Irgacure 907(2−メチル−1−[(4−メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)
溶媒
S-1:プロピレングリコールモノメチルモノアセテート(東京化成工業(株))
S-2:プロピレングリコールモノメチルエーテル(東京化成工業(株))
S-3:乳酸エチル(関東化学(株))
S-4:N,N−ジメチルアセトアミド(関東化学(株))
S-5:塩化メチレン(関東化学(株))
S-1/S-3:S-1/S-3(重量比4 /10)混合溶媒
Claims (30)
- (a)〜(d)のすべての条件を満たすレジスト化合物(A)を一種以上含むレジスト組成物であって、該レジスト化合物(A)が、下記式(1)、(2)、(3)又は(7)で表わされる化合物であるレジスト組成物。
(a)可視光線、紫外線、エキシマレーザー、極端紫外線(EUV)、電子線、X線、およびイオンビームからなる群から選ばれるいずれかの放射線の照射により直接的又は間接的に架橋反応を起こす架橋反応性基を分子中に少なくとも1個有する。
(b)分子中に、ウレア基、ウレタン基、アミド基、およびイミド基からなる群から選ばれる1種以上の官能基を有する。
(c)分子量が500〜5000である。
(d)分岐構造を有する。
[式(1)中、Xは下記式(II)または(III):
で表され、式(1)中少なくともXを3以上有し、;
Eは、炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基、または炭素数1〜12の置換アルキレン基であり;
s、t、uはそれぞれ独立して0〜3の整数を表し、複数個のE、X、Z、Yは、各々同一でも異なっていてもよい。
(前記式(II)または(III)中、Aは、水素原子、またはアリルオキシ基、アクリロイルオキシ基、グリシジルオキシ基、およびクロロメチルオキシ基からなる群から選ばれる置換基であり、Aのうち少なくとも一つはアリルオキシ基、アクリロイルオキシ基、グリシジルオキシ基、およびクロロメチルオキシ基からなる群から選ばれる置換基であり;
mは1〜2の整数である。)]
[式(2)中、Xは前記と同様であり、複数のXは同一でも異なっていてもよく、Gは下記式(i)〜(v):
のいずれかの構造から誘導される特性基であり、
Xは式(i)〜(v)中の芳香環または脂肪族環に3以上結合しており、
vは3〜15の整数を表す。
{前記式(i)〜(ii)中、Rは、炭素数1〜12の直鎖状炭化水素基、炭素数3〜12の環状炭化水素基、炭素数1〜12のアルコキシ基、および炭素数3〜12の1−分岐アルキル基からなる群から選ばれる置換基であり、R2は水素原子、水酸基、炭素数1〜12の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の環状炭化水素基、炭素数1〜12の置換アルキル基、および下記式(vi):
(式(vi)中、E2は、炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基、または炭素数1〜12の置換アルキレン基のいずれかである。)の特性基からなる群から選ばれる置換基であり、rは0〜4の整数であり、kは1〜7の整数であり、複数個のR、rは、各々同一でも異なっていてもよく;式(iv)〜(v)中、E’は同一でも異なっていてもよく、それぞれ独立に単結合、炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基、または炭素数1〜12の置換アルキレン基を表し、XはE’に結合する。}]
[式(3)中、R3は、水素原子、炭素数1〜12の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の環状炭化水素基、および炭素数1〜12の置換アルキル基からなる群から選ばれる置換基であり、X、E2およびkは前記と同様であり、
Bは下記式(vi):
(式(vi)中、XとE2は前記と同様である)
で表される特性基または水素原子であり、E1及びE1’は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ独立して単結合又は炭素数1〜11の2価の炭化水素基を表す。ただし、E1とE1’の炭素数の合計は0〜11である。Jは−O−、−S−、−NH−および単結合からなる群から選ばれる基である。但し、複数個のB、E1、E1’、E2、Jは、各々同一でも異なっていてもよい。]
(式(7)中、E2、Xおよびkは前記と同様である。) - 前記レジスト化合物(A)の分子中に、前記架橋反応性基が2個以上ある請求項1記載のレジスト組成物。
- 前記分岐構造が下記(1)〜(5)のうち少なくとも1つの条件を満たす構造である請求項1又は2記載のレジスト組成物。
(1)環状構造に含まれない3級炭素原子または3級窒素原子を有する。
(2)4級炭素原子を有する。
(3)3以上の置換基を有する芳香環又は脂肪族環を少なくとも一つ含む。
(4)3級リン原子を有する。
(5)イソシアヌレート環を少なくとも一つ含む。 - 前記レジスト化合物(A)が、
F≦5(Fは、全原子数/(全炭素原子数−全酸素原子数)を表す。)
を満たす請求項1〜3のいずれかに記載のレジスト組成物。 - 前記レジスト化合物(A)の前記架橋反応性基が、炭素−炭素多重結合基、シクロプロピル基、エポキシ基、アジド基、ハロゲン化フェニル基およびハロゲン化メチル基からなる群から選ばれる1種以上である請求項1〜4のいずれかに記載のレジスト組成物。
- 前記レジスト化合物(A)の前記架橋反応性基が、炭素−炭素多重結合基、エポキシ基およびハロゲン化メチル基からなる群から選ばれる1種以上である請求項1〜5のいずれかに記載のレジスト組成物。
- 前記レジスト化合物(A)が、前記分岐構造における分岐されたそれぞれの分子鎖に前記架橋反応性基を少なくとも1つ有し、かつ、前記それぞれの分子鎖にウレア結合、ウレタン結合、アミド結合、およびイミド結合からなる群から選ばれる1種以上を有する請求項1〜6のいずれかに記載のレジスト組成物。
- 前記レジスト化合物(A)が、前記分岐構造における分岐されたそれぞれの分子鎖に前記架橋反応性基を少なくとも1つ有し、かつ、前記それぞれの分子鎖にウレア結合およびウレタン結合からなる群から選ばれる1種以上を有する請求項1〜7のいずれかに記載のレジスト組成物。
- 前記レジスト化合物(A)の窒素含有率が1〜30質量%である請求項1〜8のいずれかに記載のレジスト組成物。
- 前記式(1)の化合物が、式(4)〜(6)のいずれかで表される化合物である請求項1〜9のいずれかに記載のレジスト組成物。
(式(4)〜(6)中、XとEは前記と同様である) - 前記式(2)の化合物が、下記式(9)で表される化合物である請求項1〜9のいずれかに記載のレジスト組成物。
(式(9)中、XおよびR2は前記と同様である) - 前記式(2)の化合物が、下記式(10)で表される化合物である請求項1〜9のいずれかに記載のレジスト組成物。
(式(10)中、Xは前記と同様である) - 前記式(2)の化合物が、下記式(11)で表される化合物である請求項1〜9のいずれかに記載のレジスト組成物。
(式(11)中、Xおよびkは前記と同様である) - 前記式(2)の化合物が、下記式(12)で表される化合物である請求項1〜9のいずれかに記載のレジスト組成物。
(式(12)中、Xは前記と同様である) - 前記式(2)の化合物が、下記式(13)で表される化合物である請求項1〜9のいずれかに記載のレジスト組成物。
(式(13)中、Xは前記と同様である) - 前記式(2)の化合物が、下記式(14)で表される化合物である請求項1〜9のいずれかに記載のレジスト組成物。
(式(14)中、Xは前記と同様である) - 前記式(3)の化合物が、下記式(8)で表される化合物である請求項1〜9のいずれかに記載のレジスト組成物。
(式(8)中、R3、E2、X、Jおよびkは前記と同様であり、複数個のR3、E2、X、Jは、各々同一でも異なっていてもよい) - 前記レジスト化合物(A)を2種以上含む請求項1〜17のいずれかに記載のレジスト組成物。
- さらに、可視光線、紫外線、エキシマレーザー、極端紫外線(EUV)、電子線、X線、およびイオンビームからなる群から選ばれるいずれかの放射線の照射により直接的又は間接的にラジカルまたはカチオンを発生する化合物(B)を含む請求項1〜18のいずれかに記載のレジスト組成物。
- さらに炭素−炭素多重結合基、シクロプロピル基、エポキシ基、アジド基、ハロゲン化フェニル基、およびハロゲン化メチル基からなる群から選ばれる1種以上を有する化合物、または樹脂を含む請求項1〜19のいずれかに記載のレジスト組成物。
- 前記レジスト組成物の全固形分中、前記レジスト化合物(A)40〜99.998重量%、前記化合物(B)0.001〜10重量%、その他の成分(C)0.001〜50重量%である請求項19または20に記載のレジスト組成物。
- 前記レジスト組成物の全固形分中、前記レジスト化合物(A)90〜99.999重量%、前記化合物(B)0.001〜10重量%である請求項19または20に記載のレジスト組成物。
- 前記レジスト組成物の全固形分中、レジスト化合物(A)100重量%である請求項1〜18のいずれかに記載のレジスト組成物。
- 下記式(1)で表されるレジスト化合物。
[式(1)中、Xは下記式(II)または(III):
で表され、式(1)中少なくともXを3以上有し、;
Eは、炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基、または炭素数1〜12の置換アルキレン基であり;
s、t、uはそれぞれ独立して0〜3の整数を表し、複数個のE、X、Z、Yは、各々同一でも異なっていてもよい。
(前記式(II)または(III)中、Aは、水素原子、またはアリルオキシ基、アクリロイルオキシ基、グリシジルオキシ基、およびクロロメチルオキシ基からなる群から選ばれる置換基であり、Aのうち少なくとも一つはアリルオキシ基、アクリロイルオキシ基、グリシジルオキシ基、およびクロロメチルオキシ基からなる群から選ばれる置換基であり;
mは1〜2の整数である。)] - 前記式(1)の化合物が、式(4)〜(6)のいずれかで表される化合物である請求項24に記載のレジスト化合物。
(式(4)〜(6)中、XとEは前記と同様である) - 下記式(2)で表されるレジスト化合物。
[式(2)中、Xは前記と同様であり、複数のXは同一でも異なっていてもよく、Gは下記式(i)〜(v):
のいずれかの構造から誘導される特性基であり、
Xは式(i)〜(v)中の芳香環または脂肪族環に3以上結合しており、
vは3〜15の整数を表す。
{前記式(i)〜(ii)中、Rは、炭素数1〜12の直鎖状炭化水素基、炭素数3〜12の環状炭化水素基、炭素数1〜12のアルコキシ基、および炭素数3〜12の1−分岐アルキル基からなる群から選ばれる置換基であり、R2は水素原子、水酸基、炭素数1〜12の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の環状炭化水素基、炭素数1〜12の置換アルキル基、および下記式(vi):
(式(vi)中、E2は、炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基、または炭素数1〜12の置換アルキレン基のいずれかである。)の特性基からなる群から選ばれる置換基であり、rは0〜4の整数であり、kは1〜7の整数であり、複数個のR、rは、各々同一でも異なっていてもよく;式(iv)〜(v)中、E’は同一でも異なっていてもよく、それぞれ独立に単結合、炭素数1〜12の二価の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の二価の環状炭化水素基、または炭素数1〜12の置換アルキレン基を表し、XはE’に結合する。)}] - 前記式(2)の化合物が、下記式(9)〜(14)のいずれかで表される化合物である請求項26に記載のレジスト化合物。
(式(9)中、XおよびR2は前記と同様である)
(式(10)中、Xは前記と同様である)
(式(11)中、Xおよびkは前記と同様である)
(式(12)中、Xは前記と同様である)
(式(13)中、Xは前記と同様である)
(式(14)中、Xは前記と同様である) - 下記式(3)で表されるレジスト化合物。
[式(3)中、R3は、水素原子、炭素数1〜12の非環状炭化水素基、炭素数3〜12の環状炭化水素基、および炭素数1〜12の置換アルキル基からなる群から選ばれる置換基であり、X、E2およびkは前記と同様であり、
Bは下記式(vi):
(式(vi)中、XとE2は前記と同様である)
で表される特性基または水素原子であり、E1及びE1’は、同一でも異なっていてもよく、それぞれ独立して単結合又は炭素数1〜11の2価の炭化水素基を表す。ただし、E1とE1’の炭素数の合計は0〜11である。Jは−O−、−S−、−NH−および単結合からなる群から選ばれる基である。但し、複数個のB、E1、E1’、E2、Jは、各々同一でも異なっていてもよい。] - 前記式(3)の化合物が、下記式(8)で表される化合物である請求項28記載のレジスト化合物。
(式(8)中、R3、E2、X、Jおよびkは前記と同様であり、複数個のR3、E2、X、Jは、各々同一でも異なっていてもよい) - 下記式(7)で表されるレジスト化合物。
(式(7)中、E2、Xおよびkは前記と同様である。)
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