JP4589605B2 - 半導体多軸加速度センサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車、家電製品などに用いられ複数方向それぞれの加速度に感度を有する半導体多軸加速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から提供されている半導体加速度センサとしては、ピエゾ抵抗式のものや静電容量式のものなどがある。ここにおいて、ピエゾ抵抗式の半導体加速度センサの一例として、複数方向それぞれの加速度に感度を有する半導体多軸加速度センサが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種の半導体多軸加速度センサでは、例えば、図19に示すように、シリコン基板上にシリコンエピタキシャル層を成長した所謂エピ基板を用いて形成したセンサ本体1’の裏面にガラス製のカバー2が接合されている。なお、図19は一部破断した概略斜視図である。
【0003】
センサ本体1’は、矩形枠状のフレーム部11’を備え、フレーム部11’の内側に配置された重り部12’がフレーム部11’よりも薄肉である4つの撓み部13’を介してフレーム部11’に連続一体に連結された構造を有している。なお、フレーム部11’と重り部12’とは水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ系溶液を用いたシリコンの異方性エッチングなどによって上記エピ基板の一部をエッチング除去することにより分離されている。
【0004】
各撓み部13’には、それぞれひずみ検出素子として2個ずつのピエゾ抵抗Rが形成されている。ピエゾ抵抗Rは、ブリッジ回路を構成するように金属配線(例えば、アルミニウム配線)17によって接続されている。また、ブリッジ回路の各端子となるパッド16はフレーム部11’に形成されている。
【0005】
ここにおいて、図19の左側に示したように、センサ本体1’の厚み方向をz軸方向、z軸方向に直交する平面においてフレーム部11’の一辺に沿った方向をx軸方向、この一辺に直交する辺に沿った方向をy軸方向と規定すれば、重り部12’は、x軸方向に延長された2つ1組の撓み部13’,13’と、y軸方向に延長された2つ1組の撓み部13’,13’とを介してフレーム部11’に支持されていることになり、x軸方向に延長された2つの撓み部13’,13’に形成された合計4つのピエゾ抵抗Rがブリッジ回路を構成するように金属配線17によって電気的に接続され、y軸方向に延長された2つの撓み部13’,13’に形成された合計4つのピエゾ抵抗Rが別のブリッジ回路を構成するように金属配線17によって電気的に接続されている。なお、各ブリッジ回路それぞれの各端子となるパッド16は各ブリッジ回路ごとに設けられている。つまり、2つのブリッジ回路それぞれについて入力用の2個のパッド16と出力用の2個のパッド16とが設けられており、合計8個のパッド16が設けられている。
【0006】
したがって、センサ本体1’にx軸方向ないしy軸方向の成分を含む外力(すなわち、加速度)が作用すると、重り部12’の慣性によってフレーム部11’に対して重り部12’が変位し、結果的に撓み部13’が撓んで当該撓み部13’に形成されているピエゾ抵抗Rの抵抗値が変化することになる。つまり、ピエゾ抵抗Rの抵抗値の変化を検出することによりセンサ本体1’に作用したx軸方向ないしy軸方向の加速度をそれぞれ検出することができる。
【0007】
ところで、センサ本体1’では、x軸方向およびy軸方向それぞれの加速度の検出感度の高感度化を図るために、各軸方向の加速度が作用した際に撓み部13’において発生する応力が最大となる重り部12’近傍の部分にピエゾ抵抗Rを配置してある。つまり、ピエゾ抵抗Rの形成位置を最適化することでx軸方向およびy軸方向それぞれの加速度を高感度で検出できるようにしてある。また、ピエゾ抵抗Rとパッド16とを電気的に接続する配線を金属配線17によって構成することで配線の抵抗値をピエゾ抵抗Rの抵抗値に比べて十分小さくでき、配線の抵抗値を無視でき、ブリッジ回路の回路バランスが容易になる。なお、撓み部13’の延長方向における長さを長くすることによっても高感度化を図ることができる。
【0008】
上述のカバー2’は、外形が矩形状であって、センサ本体1’の裏面に周部が陽極接合により接合されており、重り部12’との対向面に重り部12’の移動範囲を確保するための凹所2a’が形成されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−160348号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、半導体加速度センサにおいては使用温度範囲におけるブリッジ回路の出力電圧のオフセット電圧(加速度が作用していない状態での出力電圧)が小さいことが望ましく、例えば車載用の半導体加速度センサでは、−40℃〜80℃という比較的広い温度範囲におけるオフセット電圧の変動幅が小さいことが望ましい。
【0011】
しかしながら、上記従来構成の半導体多軸加速度センサでは、フレーム部11’に対する重り部12’の変位により撓み部13’に生じるひずみによって抵抗率の変化する抵抗体であるピエゾ抵抗Rとパッド16とを電気的に接続する配線が金属配線17により構成されているので、撓み部13’に金属(金属配線17)とシリコン(上記シリコンエピタキシャル層において金属配線17に重なる部分)とからなるバイメタルが形成されることとなる。このため、温度特性の評価中に金属とシリコンとの熱膨張係数差から生じる熱応力による撓みが発生し、加速度以外の要因である熱応力によるピエゾ抵抗Rの抵抗値変化が検出されてしまうばかりでなく、使用温度範囲でのオフセット電圧の変動幅が大きくなってしまう(熱ヒステリシスが発生する)という不具合があった。特に、検出感度の高感度を図るために撓み部13’の長さを長くした場合には、上記バイメタルが温度特性に与える影響が大きくなる。
【0012】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、撓み部に設けた抵抗体と電気的に接続された配線に起因した温度特性の悪化を抑制できる半導体多軸加速度センサを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、枠状のフレーム部の内側に配置した重り部が重り部を挟んでフレーム部に延長された2組の撓み部を介してフレーム部に支持され、フレーム部に対する重り部の変位により撓み部に生じるひずみによって抵抗率の変化する抵抗体が各撓み部に形成されたセンサ本体を備え、複数方向の加速度をそれぞれ検出する半導体多軸加速度センサであって、抵抗体に電気的に接続された配線のうち少なくとも各撓み部に設けられる部分の一部もしくは全部は、拡散層配線からなることを特徴とする。このような構成によれば、配線のうち撓み部に形成される部分の一部もしくは全部が拡散層配線からなるので、抵抗体からフレーム部側へ延設する配線を全長に亘って金属配線により形成しなくてもよく、拡散層配線と撓み部との熱膨張係数が略等しいから、従来のように撓み部の配線が金属配線のみにより構成され金属配線の金属材料と撓み部の材料との熱膨張係数の相違に起因したバイメタルが形成される場合に比べて、抵抗体と電気的に接続された配線に起因した温度特性の悪化を抑制できる。また、請求項1の発明では、前記各撓み部に形成されている前記抵抗体および前記配線は、前記組をなす前記撓み部にて発熱量が略同等となるように前記抵抗体および前記配線の電気抵抗を設定してなるので、前記抵抗体および前記配線の一部で構成され加速度を検出するブリッジ回路に関して、前記撓み部での発熱に起因した温度上昇によるブリッジ回路のオフセット電圧の変動を小さくすることができる。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記撓み部の組として互いに直交する方向に延長された2組を備え、前記各撓み部の延長方向において前記重り部近傍に一対ずつ形成された前記抵抗体および前記配線の一部で構成され互いに異なる方向の加速度を検出するブリッジ回路を前記撓み部の組ごとに有することを特徴とする。このような構成によれば、少なくとも2つの方向それぞれの加速度に応じた前記センサ本体の各出力をそれぞれブリッジ回路の出力電圧として得ることができる。
【0015】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記各撓み部それぞれに前記一対の抵抗体とは別の抵抗体が形成され、当該別の抵抗体および前記配線の一部で構成され前記各ブリッジ回路とは異なる方向の加速度を検出するブリッジ回路を有することを特徴とする。このような構成によれば、3つの方向それぞれの加速度に応じた前記センサ本体の各出力をそれぞれブリッジ回路の出力電圧として得ることができる。
【0017】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、前記拡散層配線は、少なくとも前記組をなす前記撓み部において同形状に形成されてなることを特徴とする。このような構成によれば、前記組をなす前記撓み部において発生する応力が略等しくなるので、前記組をなす前記撓み部において発生する応力が異なる場合に比べてオフセット電圧を小さくすることができる。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記重り部に前記配線の一部が形成され、前記配線のうち前記重り部に形成される部分は、拡散層配線と金属配線との少なくとも一方で構成され、互いに交差する前記配線の一方が拡散層配線により構成されるとともに他方が金属配線により構成され、拡散層配線と金属配線との間には絶縁膜が介在することを特徴とする。このような構成によれば、前記重り部に前記配線の一部を形成しない場合に比べて前記配線の引き回しが容易になり、前記配線の抵抗値を小さくすることが可能になるとともに、前記センサ本体の小型化を図ることが可能になる。
【0021】
請求項6の発明は、請求項2または請求項3の発明において、前記各ブリッジ回路の入力用のパッドを共通化してフレーム部に設けてあることを特徴とする。このような構成によれば、前記各ブリッジ回路ごとに入力用のパッドを前記フレーム部に設ける場合に比べて前記配線のレイアウトが容易になるとともにパッドの数を削減でき、前記センサ本体の小型化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態の半導体多軸加速度センサは、図2に示すように、厚み方向の中間部にシリコン酸化膜からなる埋込酸化膜102を有するSOI基板100を用いて形成したセンサ本体1の裏面にガラス製のカバー2を陽極接合により固着した構造を有する。なお、SOI基板100は、シリコン基板からなる支持基板101とn形のシリコン層(シリコン活性層)103との間に絶縁膜である埋込酸化膜102が形成された所謂SOIウェハの一部により構成される。
【0023】
センサ本体1は、図1ないし図3に示すように、矩形枠状のフレーム部11を備え、フレーム部11の内側に配置された重り部12がフレーム部11よりも薄肉である4つの撓み部13を介してフレーム部11に連続一体に連結された構造を有している。ここにおいて、センサ本体1は、重り部12における埋込酸化膜102よりも裏面側の部分の厚さがフレーム部11における埋込酸化膜102よりも裏面側の部分の厚さに比べて薄くなっており、フレーム部11の裏面が全周にわたって矩形状のカバー2の周部に接合されている。したがって、重り部12の裏面とカバー2との間には重り部12の厚さ方向への重り部12の変位を可能とする隙間が形成されている。なお、各撓み部13は、上述のシリコン層103の一部と当該一部に積層されたシリコン酸化膜からなる絶縁膜(図示せず)とで構成されている。
【0024】
重り部12は、上述の4つの撓み部13を介してフレーム部11に支持された直方体状の主重り部12aと、センサ本体1の主表面側から見て主重り部12aの四隅それぞれに連続一体に連結された直方体状の4つの付加重り部12bとを有している。つまり、各付加重り部12bは、フレーム部11と主重り部12aと互いに直交する方向に延長された2つの撓み部13,13とで囲まれる空間に配置され、各付加重り部12bそれぞれの周囲には主重り部12aとの連結部位を除いてスリット14が形成されている。
【0025】
ところで、図1の左下に示したように、センサ本体1の厚み方向をz軸方向、z軸方向に直交する平面において矩形枠状のフレーム部11の一辺に沿った方向をx軸方向、この一辺に直交する辺に沿った方向をy軸方向と規定すれば、重り部12は、x軸方向に延長されて主重り部12aを挟む2つ1組の撓み部13,13と、y軸方向に延長されて主重り部12aを挟む2つ1組の撓み部13,13とを介してフレーム部11に支持されていることになる。
【0026】
x軸方向に延長された2つの撓み部13,13のうち図1の左側の撓み部13は延長方向(長手方向)において主重り部12a近傍に2つのピエゾ抵抗R1x,R3xが形成されるとともにフレーム部11近傍に1つのピエゾ抵抗R4zが形成され、図1の右側の撓み部13は延長方向において主重り部12a近傍に2つのピエゾ抵抗R2x,R4xが形成されるとともにフレーム部11近傍に1つのピエゾ抵抗R2zが形成されている。ここに、主重り部12a近傍の4つのピエゾ抵抗R1x,R2x,R3x,R4xは、x軸方向の加速度を検出するために形成されたものであって、長手方向を撓み部13の延長方向に一致させてあり、図4に示す左側のブリッジ回路を構成するように接続されている。なお、ピエゾ抵抗R1x〜R4xは、x軸方向の加速度が作用したときに撓み部13において最大応力が発生する領域に形成されている。
【0027】
y軸方向に延長された2つの撓み部13,13のうち図1の上側の撓み部13は延長方向において主重り部12a近傍に2つのピエゾ抵抗R1y,R3yが形成されるとともにフレーム部11近傍に1つのピエゾ抵抗R1zが形成され、図1の下側の撓み部13は延長方向において主重り部12a近傍に2つのピエゾ抵抗R2y,R4yが形成されるとともにフレーム部11近傍に1つのピエゾ抵抗R3zが形成されている。ここに、主重り部12a近傍の4つのピエゾ抵抗R1y,R2y,R3y,R4yは、y軸方向の加速度を検出するために形成されたものであり、長手方向を撓み部13の延長方向に一致させてあり、図4に示す中央のブリッジ回路を構成するように接続されている。なお、ピエゾ抵抗R1y〜R4yは、y軸方向の加速度が作用したときに撓み部13において最大応力が発生する領域に形成されている。
【0028】
また、フレーム部11近傍の4つのピエゾ抵抗R1z,R2z,R3z,R4zは、z軸方向の加速度を検出するために形成されたものであり、図4に示す右側のブリッジ回路を構成するように接続されている。ただし、ピエゾ抵抗R1z〜R4zは、z軸方向の加速度が作用したときに撓み部13において最大応力が発生する領域に形成されている。また、2つ1組となる撓み部13,13のうち一方の組の撓み部13,13に形成したピエゾ抵抗R1z,R4zは長手方向が撓み部13,13の延長方向(長手方向)と一致するように形成されているのに対して、他方の組の撓み部13,13に形成したピエゾ抵抗R2z,R3zは長手方向が撓み部13,13の幅方向(短手方向)と一致するように形成されている。
【0029】
ところで、フレーム部11には、8個のパッドを設けてある。ここに、上述の各ブリッジ回路それぞれの出力端子となるパッドは各ブリッジ回路ごとに設けてあるが、各ブリッジ回路の入力端子となるパッドは3つのブリッジ回路で共通化されている(つまり、3つのブリッジ回路に対する入力端子としては2つのパッドのみ設けてある)。図4の回路においては、x軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路の2つの出力端子X1,X2、y軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路の2つの出力端子Y1,Y2、z軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路の2つの出力端子Z1,Z2、各ブリッジ回路に共通の2つの入力端子VDD,GNDがそれぞれパッドに対応している。なお、図1においてはフレーム部11上に形成されるパッドおよびフレーム部11に設けられる配線(拡散層配線および金属配線)のほとんどの図示を省略してあり、フレーム部11上において図示を省略された各配線は配線ごとに矢印を付して矢先に表記した上記各端子それぞれに対応するX1,X2,Y1,Y2,Z1,Z2,VDD,GNDのパッドに接続されている。例えば、図1においてピエゾ抵抗R1xの左端に接続されフレーム部11まで延設された拡散層配線15は出力端子X1に対応するパッドに接続されている。また、入力端子VDDと入力端子GNDとの間には外部電源(図示せず)から電圧が印加されるが、入力端子VDDが外部電源の高電位側、入力端子GNDが低電位側(グランド側)に接続される。
【0030】
次に、加速度の検出原理について図5ないし図7を参照しながら説明するが、検出原理については周知なので簡単に説明する。なお、図5は上述の各ブリッジ回路を示しており、x軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路の場合には図5のピエゾ抵抗R1〜R4が上述のピエゾ抵抗R1x〜R4xとなるとともに図5の出力端子V1,V2が上述の出力端子X1,X2となり、y軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路の場合には図5中のピエゾ抵抗R1〜R4が上述のピエゾ抵抗R1y〜R4yとなるとともに図5の出力端子V1,V2が上述の出力端子Y1,Y2となり、z軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路の場合には図5中のピエゾ抵抗R1がピエゾR4z、ピエゾ抵抗R2がピエゾR1z、ピエゾ抵抗R3がピエゾR2z、ピエゾ抵抗R4がピエゾR3zとなるとともに図5の出力端子V1,V2が上述の出力端子Z1,Z2となる。
【0031】
いま、センサ本体1にx軸方向の成分を含む外力(すなわち、加速度)が作用したとすると、図6に示すように、重り部12の慣性によってフレーム部11に対して重り部12が変位し、結果的に撓み部13が撓んで当該撓み部13に形成されているピエゾ抵抗R1〜R4(R1x〜R4x)の抵抗値が変化することになる(なお、図6中の矢印Bは重り部12の変位した向きを示している)。この場合、ピエゾ抵抗R1,R3(R1x,R3x)は引張応力を受け、ピエゾ抵抗R2,R4は圧縮応力を受ける。図6中において「+」を丸で囲んだ記号は当該直下に形成されているピエゾ抵抗が引張応力を受けることを示し、「−」を丸で囲んだ記号は当該記号直下に形成されているピエゾ抵抗が圧縮応力を受けることを示している。一般的にピエゾ抵抗は引張応力を受けると抵抗値(抵抗率)が増大し、圧縮応力を受けると抵抗値(抵抗率)が減少する特性を有しているので、ピエゾ抵抗R1,R3は抵抗値が増大し、ピエゾ抵抗R2,R4は抵抗値が減少することになる。したがって、図5における出力端子V1,V2(X1,X2)間に電位差が生じる。ここに、出力端子V1の電位をv1、出力端子V2の電位をv2、ブリッジ回路の出力電圧をvとすれば、v=v1−v2となるから、ピエゾ抵抗R1〜R4の抵抗値の変化を検出することによりセンサ本体1に作用したx軸方向の加速度を検出することができるのである。なお、x軸方向の加速度が作用したときには、y軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路およびz軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路では抵抗値の増減が相殺されて出力端子V1,V2間に電位差は生じない。
【0032】
同様に、センサ本体1にy軸方向の成分を含む外力(すなわち、加速度)が作用した場合にも、図6に示すように、重り部12の慣性によってフレーム部11に対して重り部12が変位し、結果的に撓み部13が撓んで当該撓み部13に形成されているピエゾ抵抗R1〜R4(R1y〜R4y)の抵抗値が変化することになり、出力端子V1,V2(Y1,Y2)間に電位差が生じるので、出力端子V1の電位をv1、出力端子V2の電位をv2、ブリッジ回路の出力電圧をvとすれば、v=v1−v2となるから、ピエゾ抵抗R1〜R4の抵抗値の変化を検出することによりセンサ本体1に作用したy軸方向の加速度を検出することができるのである。
【0033】
また、センサ本体1にz軸方向の成分を含む外力(すなわち、加速度)が作用した場合には、図7に示すように、重り部12の慣性によってフレーム部11に対して重り部12が変位し、結果的に撓み部13が撓んで当該撓み部13に形成されているピエゾ抵抗R1〜R4(R1z〜R4z)の抵抗値が変化することになる(なお、図7中の矢印Cは重り部12の変位した向きを示している)。ここにおいて、ピエゾ抵抗R1z〜Rz4は同じ応力(図示例では圧縮応力)を受けるが、ピエゾ抵抗R1z,R3zでは撓み部13の延長方向に沿った向きで電流が流れるのに対してピエゾ抵抗R2z,R4zでは撓み部13の幅方向に沿った向きで電流が流れることによりピエゾ抵抗R1z,R3zとピエゾ抵抗R2z,R4zとで抵抗値の増減が逆となり、出力端子V1,V2(Z1,Z2)間に電位差が生じるので、出力端子V1の電位をv1、出力端子V2の電位をv2、ブリッジ回路の出力電圧をvとすれば、v=v1−v2となるから、ピエゾ抵抗R1〜R4の抵抗値の変化を検出することによりセンサ本体1に作用したz軸方向の加速度を検出することができるのである。
【0034】
なお、本実施形態では、ピエゾ抵抗R1x〜R4x,R1y〜R4y,R1z〜R4zそれぞれが、フレーム部11に対する重り部12の変位により撓み部13に生じるひずみによって抵抗率の変化する抵抗体を構成している。
【0035】
ところで、上述の説明から分かるように、センサ本体1では、ピエゾ抵抗R1x〜R4x,R1y〜R4y,R1z〜R4zが上記各ブリッジ回路を構成するように電気的に接続されるとともにパッドに電気的に接続されるが、本実施形態では、ピエゾ抵抗R1x〜R4x,R1y〜R4y,R1z〜R4zに電気的に接続された配線として拡散層配線15と金属配線(例えば、アルミニウム配線)17との2種類があり、少なくとも各撓み部13に形成される部分が拡散層配線15により構成されている。ここにおいて、各ピエゾ抵抗R1x〜R4x,R1y〜R4y,R1z〜R4zに電気的に接続された配線のうちフレーム部11に形成される部分の配線の大部分は金属配線(図示せず)により構成されているが、各ピエゾ抵抗R1x〜R4x,R1y〜R4y,R1z〜R4zおよび各パッドのレイアウトの関係で配線を交差させる必要がある場合には、互いに交差する配線の一方を拡散層配線により構成するとともに他方を金属配線により構成するようにしてある。ただし、金属配線は、上述のシリコン層103上に形成した上記絶縁膜上に形成してあり、金属配線と拡散層配線とはコンタクト部において電気的に接続されている。ここに、上記絶縁膜は上述のようにシリコン酸化膜により構成されているが、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との積層膜により構成してもよく、いずれにしても、コンタクト部は、上記絶縁膜に開孔したコンタクトホールに金属配線の一部を埋め込むことにより形成されている。したがって、コンタクト部を除けば、金属配線と拡散層配線とが交差する部分では、金属配線と拡散層配線との間に上記絶縁膜の一部が介在している。
【0036】
また、ピエゾ抵抗R1x〜R4xをブリッジ接続する配線およびピエゾ抵抗R1y〜R4yをブリッジ接続する配線をフレーム部11に引き回すようにレイアウトした場合には配線長が長くなりブリッジ回路内で配線の抵抗値が不均一になるばかりでなく、センサ本体1の大型化を招いてしまう。そこで、本実施形態では、ピエゾ抵抗R1x〜R4xをブリッジ接続する配線およびピエゾ抵抗R1y〜R4yをブリッジ接続する配線の一部を主重り部12aに形成するようにしてある。ただし、このような配線のレイアウトに関しては配線を適宜交差させる必要があるので、互いに交差する配線の一方を拡散層配線15により構成するとともに他方を金属配線17により構成するようにしてある。ここに、金属配線17は、主重り部12aにおける上述のシリコン層103上のシリコン酸化膜からなる絶縁膜上に形成してあり、金属配線17と拡散層配線15とはコンタクト部20において電気的に接続されている。また、主重り部12aに形成される拡散層配線15の平面形状はL字状であって、主重り部12aに形成される4つの拡散層配線15は互いに交差しないように配設している。
【0037】
なお、本実施形態では、上述のシリコン層103の導電形がn形なので、各ピエゾ抵抗R1x〜R4x、R1y〜R4y、R1z〜R4zの導電形をp形としてあり、拡散層配線15の導電形を高濃度のp形としてあるが、シリコン層103の導電形がp形の場合には各ピエゾ抵抗R1x〜R4x,R1y〜R4y,R1z〜R4zの導電形をn形とするとともに、拡散層配線15の導電形を高濃度のn形とすればよい。また、SOI基板100については、支持基板101の厚さが400〜600μm程度、埋込酸化膜102の厚さが0.3〜1.5μm程度、シリコン層103の厚さが4〜6μm程度に設定してあることが望ましいが、これらの数値は特に限定するものではない。
【0038】
ところで、上述の図5のようなブリッジ回路において、センサ本体1に加速度が作用していないときの出力電圧(v=v1−v2)であるオフセット電圧(零点電圧)は小さい方が望ましい。ここに、上述のように各撓み部13に形成する配線を拡散層配線15により構成したセンサ本体1では、各撓み部13に形成する配線を従来例同様に金属配線(例えば、アルミニウム配線)で構成したものに比べて温度特性が優れているが、オフセット電圧が大きくなってしまう恐れがある。すなわち、各撓み部13に形成する配線を金属配線で構成したものでは、ピエゾ抵抗間を連結する配線に比抵抗の小さな金属(例えば、アルミニウム)を用いていることにより、ピエゾ抵抗間を連結する配線の配線長に長短があってもオフセット電圧を小さくできるのに対して、各撓み部13に形成する配線をシリコンに不純物をドープして形成する拡散層配線15で構成した本実施形態のセンサ本体1では、各撓み部13における配線の比抵抗が大きいので、結果的にピエゾ抵抗を連結する配線の配線抵抗(抵抗値)が大きくなり、ピエゾ抵抗を連結する配線の配線長の差が大きくなるほどオフセット電圧が大きくなってしまう。そこで、本実施形態では、図8に示すように、ピエゾ抵抗R1とグランド側の入力端子GNDとの間に介在する配線の抵抗値をr1、ピエゾ抵抗R2とグランド側の入力端子GNDとの間に介在する配線の抵抗値をr2、ピエゾ抵抗R1と出力端子V1との間に介在する配線の抵抗値をr3、ピエゾ抵抗R2と出力端子V2との間に介在する配線の抵抗値をr4、ピエゾ抵抗R1とピエゾ抵抗R4との間に介在する配線の抵抗値をr5、ピエゾ抵抗R2とピエゾ抵抗R3との間に介在する配線の抵抗値をr6、ピエゾ抵抗R3と高電位側の入力端子VDDとの間に介在する配線の抵抗値をr7、ピエゾ抵抗R4と高電位側の入力端子VDDとの間に介在する配線の抵抗値をr8とすれば、抵抗値r1と抵抗値r2とが等しく、抵抗値r3と抵抗値r4とが等しく、抵抗値r5と抵抗値r6とが等しく、抵抗値r7と抵抗値r8とが等しくなるように配線のレイアウトなどを設計してある。
【0039】
また、本実施形態では、x軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路に関して、組をなす撓み部13,13では、各撓み部13,13に形成されているピエゾ抵抗R1x〜R4xおよび配線による発熱量が組をなす撓み部13,13にて略同等となるようにピエゾ抵抗R1x〜R4xおよび拡散層配線15の電気抵抗を設定してあるので、ブリッジ回路の出力電圧のオフセット電圧を小さくすることができる。同様に、y軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路に関して、組をなす撓み部13,13では、各撓み部13,13に形成されているピエゾ抵抗R1y〜R4yおよび配線による発熱量が組をなす撓み部13,13にて略同等となるようにピエゾ抵抗R1y〜R4yおよび拡散層配線15の電気抵抗を設定してあるので、ブリッジ回路の出力電圧のオフセット電圧を小さくすることができる。また、z軸方向の加速度を検出するためのブリッジ回路に関して、各撓み部13に形成されているピエゾ抵抗R1z〜R4zおよび配線による発熱量が組をなす撓み部13,13にて略同等となるようにピエゾ抵抗R1z〜R4zおよび拡散層配線15の電気抵抗を設定してあるので、ブリッジ回路の出力電圧のオフセット電圧を小さくすることができる。なお、各ピエゾ抵抗R1z〜R4zそれぞれの両端にそれぞれ接続されている拡散層配線15,15は抵抗値が等しくなるように設計することが望ましい。
【0040】
ここで、上述のように撓み部13における配線として金属配線に比べて抵抗値(配線抵抗)が大きくなる拡散層配線15を採用する上で考慮しなければならない点として各撓み部13での発熱量がある。センサ本体1に投入された電力は配線を電流が流れる際にジュール熱として消費されるから、撓み部13においては拡散層配線15が発熱する。しかし、センサ本体1は、拡散層配線15上にシリコン酸化膜からなる上記絶縁膜が形成されており、上記絶縁膜はシリコンに比べて熱絶縁性が高い(熱伝導率が小さい)ので、各撓み部13にて発生した熱がシリコン層103の厚み方向において拡散層配線15を形成した側の表面側から放熱されにくくなってフレーム部11や重り部12に比べて薄肉の撓み部13の熱歪みを招いて温度特性に支障をきたす恐れがある。したがって、センサ本体1としては、撓み部13にて発生した熱を速やかに放熱できることが要求されるが、一般的に放熱量は熱伝達距離に反比例するので、撓み部13における上記絶縁膜の膜厚を薄くすることにより放熱性を向上させることができる。なお、従来から1方向のみの加速度を検出する半導体加速度センサとして、いわゆる片持ち梁式の半導体加速度センサが知られており、片持ち梁式の半導体加速度センサにおいて撓み部に形成する配線を拡散層配線としたものがあるが、片持ち梁式の半導体加速度センサでは重り部において撓み部に連結されていない側が開放端となっているので、拡散層配線での発熱に起因する熱歪みによる温度特性への影響は少ない。しかしながら、両持ち梁式の半導体加速度センサ、特に本実施形態の半導体多軸加速度センサのように4つの撓み部13が主重り部12aを中心として十字状に配置された両持ち梁式の半導体多軸加速度センサにおいては、撓み部13の発熱が撓み部13の変形(曲がり)を誘発する可能性があり、撓み部13の拡散層配線15で発生した熱を速やかに放熱させることが望ましい。
【0041】
さて、上記絶縁膜の膜厚は、製造時にSOI基板100の主表面側の全面に形成したシリコン酸化膜を拡散層配線15の形成のためにパターニングし、パターニングされたシリコン酸化膜をマスクとして拡散層配線15を形成してから、上記マスクとして利用したシリコン酸化膜を残したままSOI基板100の主表面側の全面にシリコン酸化膜を形成するようなプロセスを採用することによって、撓み部13において拡散層配線15に重なる部分の膜厚を拡散層配線15に重ならない部分の膜厚に比べて薄くできる(例えば、後述の実施形態4にて図14を参照しながら説明する製造方法によれば、上記絶縁膜において拡散層配線15に重なる部分の膜厚を拡散層配線15に重ならない部分に比べて3000Å程度薄くすることができる)ので、放熱性を向上させることができる。なお、拡散層配線15の不純物濃度は1018〜1021(cm−3)であればよく、不純物濃度が高いほど配線抵抗(抵抗値)を小さくでき、結果的にセンサ本体1における消費電力および発熱量を低減できて、温度特性の向上を図れる。
【0042】
ところで、上述の各ピエゾ抵抗R1x〜R4x,R1y〜R4y,Rz1〜R4zおよび各拡散層配線15は例えばイオン注入装置を用いてボロンなどのp形不純物を注入することにより形成してもよいし、ボロンなどのp形不純物のプレデポジションを行った後にドライブインを行うことにより形成してもよい。
【0043】
また、重り部12は、例えば、SOI基板100においてスリット14および撓み部13に対応する部位を裏面側から誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置により埋込酸化膜102に達するまで垂直にエッチングした後、SOI基板100においてスリット14に対応する部位をSOI基板100の主表面から埋込酸化膜102に達する深さまでエッチング(ドライエッチングないしウェットエッチング)し、その後、SOI基板100においてスリット部14および撓み部13に対応する部位の埋込酸化膜102をエッチング(ドライエッチングないしウェットエッチング)して除去することにより形成すればよい。このような製造方法によれば、撓み部13はシリコン層103の一部および当該一部上の絶縁膜とで構成されることになり、SOI基板100の裏面側および主表面側それぞれからのエッチング時に埋込酸化膜102をエッチングストッパとして利用することで、撓み部13の厚さ寸法を高精度に管理することが可能となって、歩留まりの向上が図れ、結果的に低コスト化を図れる。また、重り部12を形成するにあたって、SOI基板100においてスリット14および撓み部13に対応する部位を裏面側から誘導結合プラズマ型のドライエッチング装置により埋込酸化膜102に達するまで垂直にエッチングしているので、従来のようにKOHなどのアルカリ系溶液を用いたシリコンの異方性エッチングを利用して重り部12を形成する場合に比べて、重り部12の外周面とフレーム部11の内周面との間の間隔を小さくすることができるから、センサ本体1の小型化を図れ、カバー2を含めたセンサチップの小型化を図ることができる。
【0044】
以上説明した本実施形態の半導体多軸加速度センサでは、ピエゾ抵抗R1x〜R4x,R1y〜R4y,R1z〜R4zに電気的に接続された配線のうち少なくとも各撓み部13に形成される部分が拡散層配線15からなるので、配線のうち撓み部13に形成される部分と撓み部13との熱膨張係数が略等しくなり、図19に示した従来構成のように撓み部13’に金属配線17のみが形成され金属配線17の材料と撓み部13’の材料との熱膨張係数の相違に起因したバイメタルが形成される場合に比べて、ピエゾ抵抗R1x〜R4x,R1y〜R4y,R1z〜R4zと電気的に接続された配線に起因した温度特性の悪化を防止でき、優れた温度特性を得ることができる。すなわち、本実施形態の半導体多軸加速度センサでは、意図しないバイメタルに起因した温度特性の悪化を防止することができ、使用温度範囲でのオフセット電圧の変動幅を従来に比べて小さくすることができる(熱ヒステリシスを従来に比べて小さくすることができる)。
【0045】
また、本実施形態では、上述のように3つのブリッジ回路で入力用の2つのパッドを共通化してある(3つのブリッジ回路が並列接続されている)ので、各ブリッジ回路ごとに入力用のパッドをフレーム部11に設ける場合に比べて配線のレイアウトが容易になるとともにパッドの数を削減でき、センサ本体1の小型化を図ることができ、カバー2を含めたセンサチップ全体の小型化を図ることができる。
【0046】
(実施形態2)
本実施形態の半導体多軸加速度センサの基本構成は実施形態1と略同じであって、図9に示すように、センサ本体1における拡散層配線15および金属配線17の形状やレイアウトが相違し、撓み部13に形成される拡散層配線15が、少なくとも組をなす撓み部13において略同形状に形成されている。ここにおいて、本実施形態の半導体多軸加速度センサのセンサ本体1は、長手方向をx軸方向に一致するように配置されて組をなす2つの撓み部13について見れば、図9における左側の撓み部13に形成した複数の拡散層配線15と同図における右側の撓み部13に形成した複数の拡散層配線15とが、長手方向をy軸方向に一致するように配置されて組をなす2つの撓み部13の中心軸を結ぶ直線を中心線としてそれぞれ線対称な位置に配置され互いに同形状に形成されている。また、長手方向をy軸方向に一致するように配置されて組をなす2つの撓み部13について見れば、図9における上側の撓み部13に形成した拡散層配線15と同図における下側の撓み部13に形成した拡散層配線15とが、長手方向をx軸方向に一致するように配置されて組をなす2つの撓み部13の中心軸を結ぶ直線を中心線としてそれぞれ線対称な位置に配置され互いに同形状に形成されている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0047】
しかして、本実施形態の半導体多軸加速度センサでは、撓み部13に形成される拡散層配線15が、少なくとも組をなす撓み部13において略同形状に形成されていることにより、組をなす撓み部13において発生する応力が略等しくなるので、組をなす撓み部13において発生する応力が異なる場合に比べてオフセット電圧を小さくすることができる。しかも、組をなす撓み部13,13では、各撓み部13,13に形成されている抵抗体および配線による発熱量が組をなす撓み部13,13にて略同等となるように抵抗体および拡散層配線15の電気抵抗を設定してあるので、ブリッジ回路の出力電圧のオフセット電圧を小さくすることができる。また、実施形態1にて説明したように、撓み部13において拡散層配線15に重なる部分の絶縁膜の膜厚を拡散層配線15に重ならない部分の絶縁膜の膜厚に比べて薄くすることにより放熱性を向上させることができるが、本実施形態では、各撓み部13にそれぞれについて、拡散層配線15の線幅(撓み部13の幅方向における寸法)を、隣り合う拡散層配線15間の間隔を電気的な絶縁が確保できる間隔に設定した上で、より大きな寸法に設定しているので(つまり、各撓み部13それぞれについて、撓み部13の一部を構成するシリコン層103の主表面における拡散層配線15の占める面積を実施形態1に比べて大きくしてあるので)、撓み部13においてシリコン層103上の絶縁膜の膜厚が薄くなる部分の占める割合が増え、実施形態1に比べてより放熱性を向上させることができる。
【0048】
(実施形態3)
本実施形態の半導体多軸加速度センサの基本構成は実施形態1と略同じであって、図10に示すように、センサ本体1における拡散層配線15および金属配線17の形状やレイアウトが相違し、撓み部13に形成される拡散層配線15が、少なくとも組をなす撓み部13において略同形状に形成されている。ここにおいて、本実施形態の半導体多軸加速度センサのセンサ本体1は、長手方向をx軸方向に一致するように配置されて組をなす2つの撓み部13について見れば、図10における左側の撓み部13に形成した複数の拡散層配線15と同図における右側の撓み部13に形成した複数の拡散層配線15とが、主重り部12aの主表面の中心を中心として180°回転対称となるような形状に形成されている。また、センサ本体1は、長手方向をy軸方向に一致するように配置されて組をなす2つの撓み部13について見れば、図9における上側の撓み部13に形成した拡散層配線15と同図における下側の撓み部13に形成した拡散層配線15とが、主重り部12aの主表面の中心を中心として180°回転対称となるような形状に形成されている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0049】
しかして、本実施形態の半導体多軸加速度センサでは、撓み部13に形成される拡散層配線15が、組をなす撓み部13において略同形状に形成されていることにより、組をなす撓み部13において発生する応力が略等しくなるので、組をなす撓み部13において発生する応力が異なる場合に比べてオフセット電圧を小さくすることができる。しかも、組をなす撓み部13,13では、各撓み部13,13に形成されている抵抗体および配線による発熱量が組をなす撓み部13,13にて略同等となるように抵抗体および拡散層配線15の電気抵抗を設定してあるので、ブリッジ回路の出力電圧のオフセット電圧を小さくすることができる。また、本実施形態では、実施形態2と同様に、各撓み部13にそれぞれについて、拡散層配線15の線幅を、隣り合う拡散層配線15間の間隔を電気的な絶縁が確保できる間隔に設定した上で、より大きな寸法に設定しているので、撓み部13においてシリコン層103上の絶縁膜の膜厚が薄くなる部分の占める割合が増え、実施形態1に比べてより放熱性を向上させることができる。
【0050】
(実施形態4)
本実施形態の半導体多軸加速度センサの基本構成は実施形態1と略同じであって、図11に示すように、センサ本体1における拡散層配線15および金属配線17の形状やレイアウトが相違し、撓み部13に形成される拡散層配線15が、少なくとも組をなす撓み部13において略同形状に形成されている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】
ところで、撓み部13の寸法は、例えば、幅寸法が100μm、厚さ寸法が5μmというように厚さ寸法が幅寸法に比べて非常に小さくなっているので、配線のレイアウトによっては、撓み部13に形成される複数の拡散層配線15が図14に示すように撓み部13の長手方向に直交する断面において撓み部13の中心線M1に対して非対称に形成される場合が考えられる。なお、図14では、中心線M1よりも左側の拡散層配線15の方が右側の拡散層配線15に比べて中心線M1に近い位置で幅広に形成されている。
【0052】
以下、図14に示す撓み部13の形成方法について図15を参照しながら簡単に説明するが、ここではSOIウェハとして、支持基板101の厚さが400μm、埋込酸化膜102の厚さが0.5μm、シリコン層103の厚さが5μmに設定してある場合について説明するが、これらの厚さは特に限定するものではない。
【0053】
まず、SOIウェハの主表面側にパイロジェニック酸化法によって第1の所定膜厚(例えば、6000Å)の膜厚のシリコン酸化膜18aを形成することによって、図15(a)に示す構造を得る。その後、フォトリソグラフィ技術を利用して拡散層配線15を形成するためにパターニングされたレジスト層19をシリコン酸化膜18a上に形成することによって、図15(b)に示す構造を得る。
【0054】
続いて、レジスト層19をマスクとしてシリコン酸化膜18aの一部をフッ酸によりエッチングしてから、レジスト層19を除去することによって、図15(c)に示す構造を得る。
【0055】
次に、パターニングされたシリコン酸化膜18aをマスクとしてp形不純物(例えば、ボロン)15aを拡散炉にてシリコン層103の内部へ導入することによって、図15(d)に示す構造を得る。
【0056】
その後、上記p形不純物15aの拡散による拡散層配線15の形成と同時に、露出したシリコン層103表面に第2の所定膜厚(例えば、4000Å)のシリコン酸化膜の形成を行うことによって、図15(e)に示す構造を得る。この際に形成されたシリコン酸化膜と上述のシリコン酸化膜18aとでシリコン酸化膜からなる絶縁膜18を構成している。ここにおいて、絶縁膜18の膜厚は、シリコン酸化膜18aが残っていた部分と残っていなかった部分とで異なっており、前者では7000Å、後者では4000Åとなる。なお、この工程におけるプロセス条件としては、例えば、処理温度(拡散温度)を1100℃、処理時間(拡散時間)を30分に設定してあり、処理炉(拡散炉)内の雰囲気を水蒸気と酸素との混合気体としてある。
【0057】
続いて、絶縁膜18にコンタクトホールを形成し絶縁膜18上に金属配線17を形成した後で、SOIウェハにおいてスリット14および撓み部13に対応する部位を裏面側から誘導結合型のドライエッチング装置により埋込酸化膜102に達するまで垂直にエッチングし、支持基板101のうち撓み部13の形成予定領域に重なる部分を例えばエッチングし、その後、埋込酸化膜102をフッ酸によりエッチングして除去することによって、図15(f)に示す構造を得る。
【0058】
したがって、上述の図14に示した撓み部13では、撓み部13の長手方向に直交する断面において撓み部13の中心線M1に対して拡散層配線15が非対称に形成されているだけでなく、絶縁膜18も非対称に形成されており、絶縁膜18の応力および結晶歪に起因する拡散層配線15の応力が図14における左右で異なるので、図14に示すように撓み部13の左右両側で矢印D1,D2の向きに発生する応力の大きさが異なって、撓み部13が図16に示すようにねじれてしまい、加速度がかかっていないにもかかわらず重り部12が図17に示すように傾いてしまうことがある。また、このようなセンサ本体1とカバー2とで構成されるチップを、図18に示すように、シリコンと熱膨張係数の異なるパッケージ3にエポキシ樹脂やシリコーン樹脂などからなる接着部32を介してダイボンドした場合、高温下で使用すると、上記チップにおける撓み部13にパッケージ3の応力が伝達されてしまい、重り部12の傾きがさらに大きくなってオフセット電圧が変動してしまうことがある。
【0059】
これに対して、本実施形態の半導体多軸加速度センサにおける4本の撓み部13は、図12に示すように、撓み部13の長手方向に直交する断面において撓み部13の中心線M1に対して拡散層配線15が対称となるように形成されるとともに、絶縁膜18も対称に形成されている。すなわち、図12に示した撓み部13では、3つの拡散層配線15のうち左右両側の拡散層配線15の幅寸法が同じで且つ中心線M1からの距離を同じ寸法に設定してあるとともに、真ん中の拡散層配線15を中心線M1により二等分されるような位置に形成してあり、絶縁膜18の膜厚も中心線M1から同じ位置では同じ膜厚となっている。また、本実施形態では、図12に示すように撓み部13の長手方向に直交する断面において撓み部13の中心線M1に対して拡散層配線15が対称となるように形成するために、撓み部13の厚み方向への不純物濃度分布にも工夫をしてある。すなわち、シリコン層103に不純物をドープした拡散層配線15は、結晶格子歪みにより内部応力が発生するので、シリコン層103内においてシリコン層103の主表面側に形成する拡散層配線15となる不純物拡散領域の拡散深さが浅い場合には、シリコン層103内におけるシリコン層103の裏面側の領域との内部応力の差が大きく、応力歪みがセンサ本体1の温度特性へ悪影響を与える恐れがある。そこで、本実施形態では、拡散層配線15となる不純物拡散領域の拡散深さをシリコン層103の厚さ寸法の略半分程度とすることで応力緩和による温度特性の向上を図っている。なお、拡散層配線15となる不純物拡散領域の拡散深さを深くすることで配線断面積の増大による配線抵抗の低減も図れる。
【0060】
以下、図12に示す撓み部13の形成方法について図13を参照しながら説明するが、基本的には上述の図15を参照しながら説明した形成方法と同じである。
【0061】
すなわち、まず、SOIウェハの主表面側にパイロジェニック酸化法によって第1の所定膜厚(例えば、6000Å)の膜厚のシリコン酸化膜18aを形成し(図13(a))、その後、フォトリソグラフィ技術を利用して拡散層配線15を形成するためにパターニングされたレジスト層19をシリコン酸化膜18a上に形成する(図13(b))。続いて、レジスト層19をマスクとしてシリコン酸化膜18aの一部をフッ酸によりエッチングしてから、レジスト層19を除去し(図13(c))、次に、パターニングされたシリコン酸化膜18aをマスクとしてp形不純物(例えば、ボロン)15aを拡散炉にてシリコン層103の内部へ導入する(図13(d))。その後、p形不純物15aの拡散による拡散層配線15の形成と同時に、露出したシリコン層103表面に第2の所定膜厚(例えば、4000Å)のシリコン酸化膜を形成する(図13(e))。この際に形成されたシリコン酸化膜と上述のシリコン酸化膜18aとでシリコン酸化膜からなる絶縁膜18を構成している。ここにおいて、絶縁膜18の膜厚は、シリコン酸化膜18aが残っていた部分と残っていなかった部分とで異なっており、前者では7000Å、後者では4000Åとなる。なお、この工程におけるプロセス条件としては、例えば、処理温度(拡散温度)を1100℃、処理時間(拡散時間)を30分に設定してあり、処理炉(拡散炉)内の雰囲気を水蒸気と酸素との混合気体としてある。
【0062】
続いて、絶縁膜18にコンタクトホールを形成し絶縁膜18上に金属配線17を形成した後で、SOIウェハにおいてスリット14および撓み部13に対応する部位を裏面側から誘導結合型のドライエッチング装置により埋込酸化膜102に達するまで垂直にエッチングし、支持基板101のうち撓み部13の形成予定領域に重なる部分を例えばエッチングし、その後、埋込酸化膜102をフッ酸によりエッチングして除去する(図13(f))。
【0063】
しかして、本実施形態の半導体多軸加速度センサでは、各撓み部13の長手方向に直交する断面において撓み部13の中心線M1に対して拡散層配線15が対称に形成され且つ絶縁膜18も対称に形成されているので、絶縁膜18の応力および結晶歪に起因する拡散層配線15の応力が図12における左右で同じになるので、図12に示すように撓み部13の左右両側で矢印D1,D2の向きに発生する応力の大きさが同じとなって、撓み部13が図16に示すようにねじれてしまうことがなく、加速度がかかっていないにもかかわらず重り部12が図17に示すように傾いてしまうことを防止することができる。その結果、図18に示すように、シリコンと熱膨張係数の異なるパッケージ3にエポキシ樹脂やシリコーン樹脂などからなる接着部32を介してダイボンドした場合に高温下で使用したとして撓み部13にパッケージ3の応力が伝達されたとしても、重り部12が傾むくのを防止することができ、x軸方向、y軸方向、z軸方向それぞれの加速度を検出する各ブリッジ回路のオフセット電圧の変動を抑制することができる。また、本実施形態の半導体多軸加速度センサでは、撓み部13に形成される拡散層配線15が、組をなす撓み部13において略同形状に形成されていることにより、組をなす撓み部13において発生する応力が略等しくなるので、組をなす撓み部13において発生する応力が異なる場合に比べてオフセット電圧を小さくすることができる。しかも、組をなす撓み部13,13では、各撓み部13,13に形成されている抵抗体および配線による発熱量が組をなす撓み部13,13にて略同等となるように抵抗体および拡散層配線15の電気抵抗を設定してあるので、ブリッジ回路の出力電圧のオフセット電圧を小さくすることができる。また、本実施形態では、実施形態2と同様に、各撓み部13にそれぞれについて、拡散層配線15の線幅を、隣り合う拡散層配線15間の間隔を電気的な絶縁が確保できる間隔に設定した上で、より大きな寸法に設定しているので、撓み部13においてシリコン層103上の絶縁膜の膜厚が薄くなる部分の占める割合が増え、実施形態1に比べてより放熱性を向上させることができる。
【0064】
なお、上記各実施形態では、SOIウェハにセンサ本体1を形成しているが、SOIウェハに限らず、シリコンウェハ(所謂エピタキシャルウェハを含む)にセンサ本体1を形成するようにしてもよい。また、上記各実施形態におけるカバー2としてはパイレックス(登録商標)を用いているが、カバー2の材料は陽極接合や共晶接合などによりセンサ本体1との接合が可能な材料であればよく、例えばカバー2をシリコン基板により構成してもよい。また、上記各実施形態では、x軸方向、y軸方向、z軸方向の3軸の加速度を検出する半導体多軸加速度センサについて例示したが、2軸の加速度を検出する半導体多軸加速度センサに本発明の技術思想を適用できることは勿論である。
【0065】
【発明の効果】
請求項1の発明は、上記構成を採用することにより、配線のうち撓み部に形成される部分の一部もしくは全部が拡散層配線からなるので、抵抗体からフレーム部側へ延設する配線を全長に亘って金属配線により形成しなくてもよく、拡散層配線と撓み部との熱膨張係数が略等しいから、従来のように撓み部の配線が金属配線のみにより構成され金属配線の金属材料と撓み部の材料との熱膨張係数の相違に起因したバイメタルが形成される場合に比べて、抵抗体と電気的に接続された配線に起因した温度特性の悪化を抑制できるという効果がある。また、請求項1の発明は、前記撓み部での発熱に起因した温度上昇によるブリッジ回路のオフセット電圧の変動を小さくすることができるという効果がある。
【0066】
請求項2の発明は、上記構成を採用することにより、請求項1の発明の効果に加えて、少なくとも2つの方向それぞれの加速度に応じた前記センサ本体の各出力をそれぞれブリッジ回路の出力電圧として得ることができるという効果がある。
【0067】
請求項3の発明は、上記構成を採用することにより、請求項2の発明の効果に加えて、3つの方向それぞれの加速度に応じた前記センサ本体の各出力をそれぞれブリッジ回路の出力電圧として得ることができるという効果がある。
【0069】
請求項4の発明は、上記構成を採用することにより、請求項1の発明の効果に加えて、前記組をなす前記撓み部において発生する応力が略等しくなるので、前記組をなす前記撓み部において発生する応力が異なる場合に比べてオフセット電圧を小さくすることができるという効果がある。
【0070】
請求項5の発明は、上記構成を採用することにより、請求項1ないし請求項4の発明の効果に加えて、前記重り部に前記配線の一部を形成しない場合に比べて前記配線の引き回しが容易になり、前記配線の抵抗値を小さくすることが可能になるとともに、前記センサ本体の小型化を図ることが可能になるという効果がある。
【0073】
請求項6の発明は、上記構成を採用することにより、請求項2または請求項3の発明の効果に加えて、前記各ブリッジ回路ごとに入力用のパッドを前記フレーム部に設ける場合に比べて前記配線のレイアウトが容易になるとともにパッドの数を削減でき、前記センサ本体の小型化を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の半導体多軸加速度センサにおけるセンサ本体の概略構成図である。
【図2】同上の半導体多軸加速度センサの一部破断した概略斜視図である。
【図3】同上におけるセンサ本体に形成されたピエゾ抵抗の配置説明図である。
【図4】同上におけるセンサ本体に形成された回路の回路図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の要部説明図である。
【図9】実施形態2の半導体多軸加速度センサにおけるセンサ本体の概略構成図である。
【図10】実施形態3の半導体多軸加速度センサにおけるセンサ本体の概略構成図である。
【図11】実施形態4の半導体多軸加速度センサにおけるセンサ本体の概略構成図である。
【図12】同上の要部概略断面図である。
【図13】同上の製造方法を説明するための主要工程断面図である。
【図14】同上の比較例の要部概略断面図である。
【図15】同上の比較例の製造方法を説明するための主要工程断面図である。
【図16】同上の比較例の動作説明図である。
【図17】同上の比較例の動作説明図である。
【図18】同上の比較例の実装構造例の説明図である。
【図19】従来例を示す半導体多軸加速度センサの一部破断した概略斜視図である。
【符号の説明】
1 センサ本体
11 フレーム部
12 重り部
12a 主重り部
12b 付加重り部
13 撓み部
14 スリット
15 拡散層配線
17 金属配線
20 コンタクト部
R1x〜R4x ピエゾ抵抗
R1y〜R4y ピエゾ抵抗
R1z〜R4z ピエゾ抵抗
Claims (6)
- 枠状のフレーム部の内側に配置した重り部が重り部を挟んでフレーム部に延長された2組の撓み部を介してフレーム部に支持され、フレーム部に対する重り部の変位により撓み部に生じるひずみによって抵抗率の変化する抵抗体が各撓み部に形成されたセンサ本体を備え、複数方向の加速度をそれぞれ検出する半導体多軸加速度センサであって、抵抗体に電気的に接続された配線のうち少なくとも各撓み部に設けられる部分の一部もしくは全部は、拡散層配線からなり、前記各撓み部に形成されている前記抵抗体および前記配線は、前記組をなす前記撓み部にて発熱量が同等となるように前記抵抗体および前記配線の電気抵抗を設定してなることを特徴とする半導体多軸加速度センサ。
- 前記撓み部の組として互いに直交する方向に延長された2組を備え、前記各撓み部の延長方向において前記重り部近傍に一対ずつ形成された前記抵抗体および前記配線の一部で構成され互いに異なる方向の加速度を検出するブリッジ回路を前記撓み部の組ごとに有することを特徴とする請求項1記載の半導体多軸加速度センサ。
- 前記各撓み部それぞれに前記一対の抵抗体とは別の抵抗体が形成され、当該別の抵抗体および前記配線の一部で構成され前記各ブリッジ回路とは異なる方向の加速度を検出するブリッジ回路を有することを特徴とする請求項2記載の半導体多軸加速度センサ。
- 前記拡散層配線は、少なくとも前記組をなす前記撓み部において同形状に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体多軸加速度センサ。
- 前記重り部に前記配線の一部が形成され、前記配線のうち前記重り部に形成される部分は、拡散層配線と金属配線との少なくとも一方で構成され、互いに交差する前記配線の一方が拡散層配線により構成されるとともに他方が金属配線により構成され、拡散層配線と金属配線との間には絶縁膜が介在することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の半導体多軸加速度センサ。
- 前記各ブリッジ回路の入力用のパッドを共通化してフレーム部に設けてなることを特徴とする請求項2または請求項3記載の半導体多軸加速度センサ。
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