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JP4297161B2 - 車両用ポップアップフード装置 - Google Patents

車両用ポップアップフード装置 Download PDF

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JP4297161B2
JP4297161B2 JP2006355117A JP2006355117A JP4297161B2 JP 4297161 B2 JP4297161 B2 JP 4297161B2 JP 2006355117 A JP2006355117 A JP 2006355117A JP 2006355117 A JP2006355117 A JP 2006355117A JP 4297161 B2 JP4297161 B2 JP 4297161B2
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Description

本発明は、所定の条件下でエンジンフードを上昇させる車両用ポップアップフード装置に関する。
下記特許文献1に開示されたヒンジ配列が適用された車両用ポップアップフード装置は、ボンネット(エンジンフード)がヒンジ機構を介して車体に連結されている。ヒンジ機構はミドルリーフ(リンク部材)の一端が車体側のロアリーフに対して第1ピボット軸周りに回動可能に連結されていると共に、他端がボンネット側のアッパリーフに対して第2ピボット軸周りに回動可能に連結されている。アッパリーフとミドルリーフとはクリップ機構により一体的に連結されており、通常、ボンネットを開閉する際にはミドルリーフが第1ピボット軸周りに回動する。
上記のリンク機構よりも前側でボンネットの下方に設けられたエアバッグ装置が作動してエアバッグの袋体が膨張展開し、袋体からの押上力をボンネットが受けると、クリップ機構によるアッパリーフとミドルリーフとの連結が解除され、ボンネットは前端のラッチを中心に回動するように上昇する。
WO 01/23226A1の公報
ところで、通常の状態でボンネットを開放する場合には、ボンネットの前端側でボンネットと車体とを連結固定するラッチ等のロック手段を解除して、ボンネットの後端側を軸に前端側を持ち上げて回動させる。したがって、この場合のボンネットの回動中心はロアリーフとミドルリーフとを連結する第1ピボット軸となる。これに対して、膨張展開するエアバッグの袋体がボンネットを押し上げる際には上記のロック手段によるボンネットと車体との連結固定は解除されない。したがって、この場合のボンネットの回動中心はボンネットの前端側になる。
このように、通常の状態でボンネットを開放する場合と、膨張展開するエアバッグの袋体がボンネットを押し上げる場合とでは回動中心の位置が異なるので、当然、ボンネットの回動軌跡が異なる。この回動軌跡の違いにより、エアバッグの袋体がボンネットを押し上げると、ボンネットが車両の後方側へ引っ張られ、これにより、上記のロック手段が変形する可能性がある。また、逆にロック手段を含めてボンネットの前端側での変形抵抗が大きく、後方側へボンネットが引っ張られない場合には、第1ピボット軸や第2ピボット軸が車両の前方側へ引っ張られ、これにより、ボンネットを充分に上昇させることができない。
本発明は、上記事実を考慮して、フードの前端部やその近傍に設けられる各種部材を不要に変形させることなく、充分にフードを上昇させることができる車両用ポップアップフード装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回動可能な状態で基端側が前記車両のボデーに直接又は間接的に取り付けられたアーム部材と、前記アーム部材の先端側に対し、前記車両のフードを直接又は間接的で且つ一体的に連結すると共に、この一体的な連結が解消されることで前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りの前記アーム部材に対する前記フードの相対回動及び前記車両前後方向に沿った前記アーム部材に対する前記フードの相対変位を許容する連結手段と、前記連結手段による前記フードと前記アーム部材との一体的な連結を解消させると共に前記ボデーに対して前記フードを上昇させる上昇力を前記フードに直接又は間接的に付与するアクチュエータと、前記アーム部材の基端側と前記ボデーとの連結部分を中心とする前記アーム部材の一定角度以上の回動を規制する第1規制手段と、前記上昇力により前記フードが上昇した際に前記第1規制手段が前記アーム部材の回動を規制するよりも先に前記フードの上昇を規制する第2規制手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、フードがアーム部材の先端側に直接又は間接的で且つ一体的に連結され、更に、アーム部材を介してフードが車両のボデーに連結される。このため、通常はアーム部材とボデーとの直接又は間接的な連結部分を中心にフードが回動することでボデーが開閉される。
一方、アクチュエータが作動するとフードには直接又は間接的にアクチュエータから上昇力が付与され、この上昇力がフードに付与されることで連結手段によるアーム部材とフードとの一体的な連結が解消される。この状態では、車両の幅方向を軸方向とする軸周りのアーム部材に対するフードの相対回動が許容される。このため、直接又は間接的にアクチュエータからの上昇力が付与されたフードはアーム部材に対して回動しつつボデーとの直接又は間接的な連結部分を中心に回動しながら上昇する。
しかも、連結手段による一体的な連結が解消された状態では、車両前後方向へのアーム部材に対するフードの相対変位が許容される。このため、この状態で、フードが回動しつつ上昇するにあたり、連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分にフードが引っ張られると、これに追従してフードがアーム部材に対して車両前後方向に変位する。これにより、連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分を変形させたりすることなく、円滑で且つ充分にフードが上昇される。
さらに言うと、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、直接又は間接的にフードに付与されるアクチュエータからの上昇力の向きは、連結手段によるアーム部材とフードとの連結を解消させる向きに作用する。このため、フードに過剰な負荷をかけなくても連結手段部分によるアーム部材とフードとの連結を解消できる。これにより、フードに特別な補強を施さなくても付与された上昇力でフードを変形させることなくフードを上昇させることができる。
また、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、連結手段によりフードとアーム部材とが一体的に連結された状態でフードを上昇させると、アーム部材の基端側とボデーとの連結部分を回転中心としてフードがアーム部材と共に回動する。これにより、それまでフードにより閉止されていたボデーのエンジンルームが開放される。このようにフードがアーム部材と共に一定角度回動すると、第1規制手段によりアーム部材の回動が規制され、ひいてはフードの回動が規制される。これにより、一定範囲よりも大きくフードが回動することを防止できる。
一方、アクチュエータが作動してアクチュエータからの上昇力でフードが上昇しようとすると、連結手段によるアーム部材とフードとの一体的な連結が解消され、更に、フードが上昇する。このようにしてフードが上昇する際には、連結手段におけるアーム部材との直接又は間接的な連結部分を中心にフードが回動しつつ、アーム部材の基端側とボデーとの直接又は間接的な連結部分を中心にアーム部材が回動するが、第1規制手段によりアーム部材の回動が規制されるよりも先に第2規制手段によりフードの上昇が規制される。このため、アクチュエータからの上昇力によりフードが上昇する際のアーム部材の回動力に基づいた負荷が第1規制手段に作用することを防止できる。
このように、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、アクチュエータからの上昇力によりフードが上昇する際のアーム部材の回動力に基づいた負荷に抗する機械的強度を第1規制手段に付与しなくてもよいため、第1規制手段の小型化や簡素化を図ることができる。また、このように第2規制手段によりフードの上昇が規制されることで、フードが上昇した際の衝撃でフード側がアクチュエータ側から外れ、フードが上下に振動する(揺れる)ことを防止できる。
請求項2に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1に記載の本発明において、前記アーム部材に一体的に設けられ、前記連結手段での連結部分を中心として前記上昇力により前記フードが回動した際に前記フード又は前記フードに一体的に設けられた所定部材に面接触して前記アーム部材に対する前記フードの回動を規制して前記フードの上昇する当接部を含めて前記第2規制手段を構成する、ことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、アクチュエータからの上昇力で第2連結手段によるアーム部材とフードとの連結が解消され、更に、第1連結手段におけるアーム部材との直接又は間接的な連結部分を中心にフードが回動しつつ所定量上昇すると、第2規制手段の当接部がフード又はフードに一体的に設けられた所定部材に面接触する。これにより、それ以上のフードの回動が規制され、フードの上昇が規制される。
このように、当接部はフード又はフードに一体的に設けられた所定部材に面接触することでフードの上昇を規制する構成であるため、当接部がフードの上昇を規制する際にフード又はフードに一体的に設けられた所定部材から受ける力が分散される。すなわち、当接部とフード又はフードに一体的に設けられた所定部材との接触面積を広げることで、当接部がフード又はフードに一体的に設けられた所定部材から受ける力に対する機械的強度を容易に向上できる。
請求項3に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1又は請求項2に記載の本発明において、前記アーム部材の基端側と前記ボデーとの連結部分又は当該連結部分の近傍で前記ボデー又は前記ボデーに固定された所定部材に設けられた干渉部と、前記アーム部材に一体的に設けられ、前記ボデーを開放する方向への前記フードの回動に伴う前記アーム部材の回動により前記干渉部に接近し、前記干渉部に当接することで回動が規制される被干渉部と、を含めて前記第1規制手段を構成することを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、アーム部材の基端側とボデー側との連結部分を中心としてアーム部材が回動すると、ボデー又はボデーに固定された所定部材に設けられた干渉部に、アーム部材に設けられた被干渉部が接近する。このようにしてアーム部材が所定角度回動すると、干渉部に被干渉部が当接し、被干渉部が干渉部に干渉される。これにより、被干渉部の回動、ひいては、アーム部材の回動が規制される。
ここで、請求項1又は請求項2に記載の本発明に従属した本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、第2規制手段が設けられるためアクチュエータからの上昇力によりフードが上昇する際のアーム部材の回動力に基づいた負荷に抗する機械的強度を干渉部や被干渉部に付与しなくてもよい。このため、干渉部や被干渉部を小さな突起や突片等で構成できる等、干渉部や被干渉部の構成を簡素化できる。
請求項4に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の本発明において、前記上昇力による前記連結手段での連結部分を中心とした前記フードに対する前記アーム部材の相対的な回動方向とは反対方向の回転を規制する第3規制手段を備える、ことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、アクチュエータからの上昇力によって連結手段での連結部分を中心にフードに対してアーム部材が相対的に回動する際の回動方向とは反対方向にフードに対してアーム部材が相対的に回動しようとすると、この回動が第3規制手段により規制される。したがって、このような回動を生じさせようとする力が生じても、フードに対するアーム部材の相対回動が生じないため、連結手段によるフードとアーム部材との一体的な連結が解消されることがない。
このため、連結手段によるフードとアーム部材との連結を解消させるために必要な回転力を設定するにあたり、アクチュエータからの上昇力による回動方向とは反対向きの回動力を考慮しなくてもよく、基本的にはアクチュエータからの上昇力に基づく回動力で連結手段によるフードとアーム部材との連結を解消できるように設定すればよい。したがって、連結手段によるフードとアーム部材との一体的に連結するための部分の連結強度を低く設定できる。
また、例えば、通常の状態でボデー(エンジンルーム)を開放させるためにフードを上昇させる際のフードの回動方向が、アクチュエータからの上昇力で第1連結手段での連結部分を中心にフードに対してアーム部材が相対的に回動する際の回動方向とは反対方向である場合には、アーム部材の回動が規制されるようなフードを全開位置までフード及びアーム部材が回動(上昇)した状態で更にこの全開位置を越えさせるような回動力がフードに作用すると、回動規制されているアーム部材に対してフードが回動する所謂「過開き」が生じ、第2連結手段によるフードとアーム部材との連結が解消される可能性がある。
しかしながら、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、アクチュエータからの上昇力で第1連結手段での連結部分を中心にフードに対してアーム部材が相対的に回動する際の回動方向とは反対方向のフードのアーム部材に対する相対回動が規制されるため、全開位置を越えて回動しようとするフードの過開きそのものが第3規制手段により規制され、過開きに起因した第2連結手段によるフードとアーム部材との連結の解消を防止できる。
請求項5に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回動可能な状態で基端側が前記車両のボデーに直接又は間接的に取り付けられたアーム部材と、前記アーム部材の先端側に対し、前記車両のフードを直接又は間接的で且つ一体的に連結すると共に、この一体的な連結が解消されることで前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りの前記アーム部材に対する前記フードの相対回動及び前記車両前後方向に沿った前記アーム部材に対する前記フードの相対変位を許容する連結手段と、前記ボデー及び前記フードの何れかの一方に設けられたアクチュエータ本体を有すると共に、前記車両の上下方向に対して交差して先端が前記アクチュエータ本体から離間する所定方向へ直線的にスライド可能なスライド部材を有するアクチュエータと、前記スライド部材がスライドすることで生じる前記所定方向に沿った直線的な力の向きを変更して前記ボデーに対して前記フードを上昇させると共に前記連結手段による前記フードと前記アーム部材との一体的な連結を解消させる上昇力に変換し前記フードに直接又は間接的に付与する変換手段と、を備えている。
請求項5に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、フードがアーム部材の先端側に直接又は間接的で且つ一体的に連結され、更に、アーム部材を介してフードが車両のボデーに連結される。このため、通常はアーム部材とボデーとの直接又は間接的な連結部分を中心にフードが回動することでボデーが開閉される。
一方、アクチュエータが作動すると、ボデー及びフードの何れかの一方に設けられたアクチュエータ本体から、先端が離間する方向へスライド部材がスライドする。スライド部材がスライドすると、このスライド方向に沿った直線的な力が生じる。本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、車両の上下方向に対して交差した所定方向にスライド部材のスライド方向が傾斜しているため、スライド部材がスライドすることで生じた直線的な力の向きも所定方向に向く。さらに、このようにして生じた所定方向に向いた力は変換手段によりその向きが変えられ、フードを上昇させる上昇力に変換される。この上昇力がフードに直接又は間接的に付与されることで連結手段によるアーム部材とフードとの一体的な連結が解消される。この状態では、車両の幅方向を軸方向とする軸周りのアーム部材に対するフードの相対回動が許容される。このため、直接又は間接的にアクチュエータからの上昇力が付与されたフードはアーム部材に対して回動しつつボデーとの直接又は間接的な連結部分を中心に回動しながら上昇する。
しかも、連結手段による一体的な連結が解消された状態では、車両前後方向へのアーム部材に対するフードの相対変位が許容される。このため、この状態で、フードが回動しつつ上昇するにあたり、連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分にフードが引っ張られると、これに追従してフードがアーム部材に対して車両前後方向に変位する。これにより、連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分を変形させたりすることなく、円滑で且つ充分にフードが上昇される。
さらに言うと、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、直接又は間接的にフードに付与されるアクチュエータからの上昇力の向きは、連結手段によるアーム部材とフードとの連結を解消させる向きに作用する。このため、フードに過剰な負荷をかけなくても連結手段部分によるアーム部材とフードとの連結を解消できる。これにより、フードに特別な補強を施さなくても付与された上昇力でフードを変形させることなくフードを上昇させることができる。
また、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、スライド部材のスライド方向を、車両の上下方向等、フードの上昇に最適な向きに向かせなくてもよく、例えば、ボデーやフードに直接又は間接的にアクチュエータを組み付けるうえで最適な位置にアクチュエータを取り付けることができる。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の本発明において、前記フード又は前記フードに一体的に設けられた所定部材及び前記アーム部材の何れかの一方に形成されて前記車両の前後方向に沿って長手とされた長孔と、前記何れかの他方に設けられ、前記長孔の長手方向に沿って移動可能且つ前記何れかの一方に対して前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回転可能に前記長孔に入り込み、前記何れかの他方を前記何れかの一方に連結する連結部材と、を含めて前記連結手段を構成したことを特徴としている。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、フード又はフードに一体的に設けられた所定部材及びアーム部材の何れかの一方に形成された長孔には、何れかの他方に設けられた連結部材が入り込んでおり、アクチュエータからの上昇力がフードに直接又は間接的に付与されて、連結手段によるフードとアーム部材との一体的な連結が解消されると、フードに付与された上昇力により長孔の内側で連結部材が車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回動し、これにより、フードが連結部材周りに回動しつつ上昇する。
さらに、このフードの上昇に伴い連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分にフードが引っ張られると、これに追従して長孔の内側で連結部材が車両前後方向に変位し、これにより、フードがアーム部材に対して車両前後方向に変位する。このため、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分を変形させたりすることなく、円滑で且つ充分にフードが上昇される。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項に記載の本発明において、前記上昇力による前記フードの上昇が終了した上昇終了状態で、前記ボデーに対する前記アーム部材の回動中心と前記連結手段での前記フードに対する前記アーム部材の回動中心とを通過する仮想直線上に前記長孔の位置を設定すると共に、前記長孔の長手方向を前記上昇終了位置で仮想直線に沿うように設定し、且つ、前記連結手段による前記フードと前記アーム部材との一体的連結が維持されたまま前記ボデーに対する回動中心周りの前記アーム部材の上昇回動が終了した状態での前記連結手段での前記フードに対する前記アーム部材の回動中心の位置と前記上昇終了状態での前記連結手段での前記フードに対する前記アーム部材の回動中心の位置とずれ量以上の長さに前記長孔の長手方向寸法を設定した、ことを特徴としている。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、フードに対しアクチュエータからの上昇力が直接又は間接的に付与されることでフードが上昇し、このフードの上昇が終了した上昇終了状態でボデーに対するアーム部材の回動中心と連結手段でのフードに対するアーム部材の回動中心とを通過する仮想直線上に連結部材が入り込む長孔の位置が設定され、しかも、長孔の長手方向が、この仮想直線に沿うように長孔の形状が設定される。
さらに、連結手段によるフードとアーム部材との一体的連結が維持されたままボデーに対する回動中心周りにアーム部材が上昇回動し、この上昇回動が終了した状態での連結手段でのフードに対するアーム部材の回動中心の位置と、上記の上昇力でフードが上昇した際の連結手段でのフードに対するアーム部材の回動中心の位置とずれ量以上の長孔の長手方向の長さが設定される。
このように長孔の形成位置、長孔の長手方向の向き、長孔の長手方向寸法のそれぞれを設定することで、長孔の最小形状を設定でき、この結果、この長孔が形成される部材の小型化、ひいては、本車両用ポップアップフード装置の小型化を図ることができる。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の本発明において、前記フードに前記アクチュエータを取り付け、前記上昇力を前記ボデー又は前記アーム部材に付与することで連結手段によるアーム部材とフードとの一体的な連結を解消させると共に前記フードを上昇させる、ことを特徴としている。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、アクチュエータがフードに取り付けられ、アクチュエータからの上昇力がボデー又はアーム部材に付与されると、連結手段によるフードとアーム部材との一体的な連結が解消されて、付与された上昇力によりフードが上昇すると共に、車両の幅方向を軸方向とする軸周りのアーム部材に対するフードの相対回動及び車両前後方向に沿ったアーム部材に対する前記フードの相対変位が許容される。
このように、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、アクチュエータがフードに取り付けられる構成であることから、ボデーの側にアクチュエータを設置するためのスペースを確保しなくてもよい(換言すれば、ボデーの側にアクチュエータを設置するスペースがなくても本発明に係る車両用ポップアップフード装置は車両に搭載できる)。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の本発明において、前記アーム部材の先端側に対し、前記車両のフードを前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回動可能で且つ前記アーム部材に対して前記フードを相対的に前記車両の前後方向に変位可能に連結する第1連結手段と、前記第1連結手段での連結部分を中心とする前記アーム部材に対する前記フードの回動を含めて前記アーム部材に対する前記フードの変位を不能に前記アーム部材に前記フードを連結すると共に、前記上昇力によって連結を解消する第2連結手段と、を含めて前記連結手段を構成したことを特徴としている。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、アーム部材を介してフードが車両のボデーに連結される。アーム部材は第1連結手段により車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回動可能で且つフードに対して車両の前後方向に変位可能にフードに連結されるが、第2連結手段により第1連結手段での連結部分を中心とするアーム部材に対するフードの回動や車両の前後方向の変位が不能な状態でアーム部材がフードに連結されるため、通常はアーム部材とボデーとの直接又は間接的な連結部分を中心にフードが回動することでボデーが開閉される。
一方、アクチュエータからの上昇力がフードに直接又は間接的に付与されると、この上昇力によって第2連結手段によるアーム部材とフードとの連結が解消される。これにより、フードは第1連結手段におけるアーム部材との直接又は間接的な連結部分を中心に回動しつつ、ボデーとの直接又は間接的な連結部分を中心にアーム部材を回動させながら上昇する。さらに、フードが回動しつつ上昇するにあたり、連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分にフードが引っ張られると、第1連結手段における連結部分においてフードがアーム部材に対して車両前後方向に変位する。これにより、連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分を変形させたりすることなく、円滑で且つ充分にフードが上昇される。
請求項10に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項に記載の本発明において、前記第1連結手段による前記アーム部材と前記フードとの連結位置と前記第2連結手段による前記アーム部材と前記フードとの連結位置との間に前記アクチュエータからの前記上昇力の付与位置を設定したことを特徴としている。
請求項10に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、アクチュエータの上昇力の付与位置は第1連結手段による前記アーム部材と前記フードとの連結位置(更に詳細に言えば、第1連結手段におけるアーム部材に対するフードの回動中心)と、第2連結手段による前記アーム部材と前記フードとの連結位置との間に設定される。特に、アクチュエータの上昇力の付与位置をフードに設定する構成で、この上昇力の付与位置を第1連結手段と第2連結手段との間に設定することが好ましい。
アクチュエータからの上昇力の付与位置がフードに設定される構成では、フードに付与された上昇力によりフードが上昇しようとすると、第1連結手段でのフードとアーム部材との連結部分を中心にフードがアーム部材に対して相対回動しようとする。この相対回動の回動力が第2連結手段によるフードとアーム部材との連結を解消させるが、この相対回動の回動力で第2連結手段によるフードとアーム部材との連結を解消させるためには、フードでの上昇力の付与位置は、第1連結手段でのフードとアーム部材との連結部分よりも第2連結手段の側に設定される。
一方、アクチュエータからの上昇力でフードが回動する際の車両のボデーに対するフードの回動中心位置は第1連結手段でのフードとアーム部材との連結部分を基準として第2連結手段とは反対側でのフードとボデーとの連結部分(ロック部分)となる。したがって、フードとボデーとの連結部分(ロック部分)を中心としたフードの上昇角度が同じであれば、フードとボデーとの連結部分(ロック部分)を中心に近いほどボデーからの上昇量は小さくなる。
ここで、アクチュエータからの上昇力の付与位置がフードに設定される構成に本発明を適用すれば、第1連結手段でのフードとアーム部材との連結部分を中心としたアーム部材に対するフードの相対回動を、第2連結手段によるフードとアーム部材との連結を解消する向きに維持させたまま、フードにおける上昇力の付与位置のボデーからの上昇量を小さくできる。これにより、アクチュエータがフードを上昇しきらせるために必要なフードの上昇量を小さくできるため、例えば、フードを上昇しきらせるためのアクチュエータの作動ストローク等を小さくでき、アクチュエータをコンパクトにできる。
請求項11に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項に記載の本発明において、前記第1連結手段を基準として前記第2連結手段とは反対側で前記アーム部材に前記上昇力の付与位置を設定し、前記アーム部材を介して間接的に前記フードに前記上昇力を付与する、ことを特徴としている。
請求項11に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、第1連結手段を基準として第2連結手段とは反対側でアーム部材にアクチュエータからの上昇力が付与される付与位置が設定される。アクチュエータからの上昇力がアーム部材に付与されると、アーム部材は第1連結手段におけるフードとの連結部位を中心に回動しようとし、この連結部位周りの回転力で第2連結手段によるアーム部材とフードとの連結が解消される。このようにして第2連結手段によるアーム部材とフードとの連結が解消されると、第1連結手段におけるアーム部材とフードとの連結部位を中心に回動しつつ更にアーム部材がボデーとの直接又は間接的な連結部分を中心に回動しながら上昇する。これにより、フードが上昇する。
このように、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、アクチュエータからの上昇力の付与位置が第1連結手段を基準として第2連結手段とは反対側に設定されるため、第1連結手段よりも第2連結手段側にアクチュエータの配置設定できないようなボデー構造又はフード構造であっても、アクチュエータを配置できる。
請求項12に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載の本発明において、前記ボデー又は前記フードに一体的に固定されて更に前記アーム部材が前記車両の左右方向を軸方向とする軸周りに回動可能に連結されると共に、前記アクチュエータが取り付けられるブラケットを備える、ことを特徴としている。
請求項12に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、ボデー又はフードにブラケットが一体的に固定される。ブラケットがボデーに固定される構成であれば、このブラケットにはアーム部材の基端側が車両の左右方向を軸方向とする軸周りに回動可能に連結され、ブラケットがフードに固定される構成であれば、このブラケットには第1連結手段によりアーム部材が車両の左右方向を軸方向とする軸周りに回動可能に連結される。すなわち、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、ブラケットを介してアーム部材がボデー又はフードに連結される。
ここで、ブラケットにはアクチュエータが取り付けられる。このため、アーム部材とアクチュエータとを予めアッセンブリ化しておくことができ、ブラケットをボデー又はフードに固定すれば、このボデー又はフードに対してアーム部材が連結されるのみならず、ボデー又はフードに対してアクチュエータも取り付けられる。これにより、車両に対する車両用ポップアップフード装置の取り付け作業の作業工数を軽減でき、しかも、ボデー又はフード、アクチュエータ、及びアーム部材の各部材間の寸法精度や組付精度も向上できる。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項5乃至請求項11の何れか1項に記載の本発明において、前記ボデー及び前記フードのうち前記アクチュエータ本体が設けられる方と前記アクチュエータ本体とを前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りに揺動可能に連結した、ことを特徴としている。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、ボデー及びフードの何れかの一方にはアクチュエータ本体が車両の幅方向を軸方向として揺動可能に連結される。このため、アクチュエータからの上昇力でフードが上昇するに従い、スライド部材の先端とこの先端が押圧力を付与する位置との対向方向とが傾くと、スライド部材のスライド方向が対向方向に沿うようにアクチュエータ本体が揺動する。これにより、効率よくスライド部材からの押圧力を付与できる。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項5乃至請求項13の何れか1項に記載の本発明において、前記ボデー、前記フード、及び前記アーム部材のうち、前記スライド部材からの押圧力を直接受ける方と、前記スライド部材の先端側とを前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りに揺動可能に連結した、ことを特徴としている。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、ボデー、フード、及びアーム部材のうち、スライド部材からの押圧力を直接受ける方と、スライド部材の先端側とが車両の幅方向を軸方向とする軸周りに揺動可能に連結される。このため、スライド部材がスライドするにつれて、スライド部材からの押圧力を直接受ける方が傾いたり車両の前後方向に変位したりしても、スライド部材が揺動することでボデー、フード、及びアーム部材のうち、スライド部材からの押圧力を直接受ける方とスライド部材との連結部位が変わることがない。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項5乃至請求項12の何れか1項に記載の本発明において、前記ボデーを前記フードが閉止した状態で前記スライド部材のスライド方向に前記スライド部材の先端が前記何れかの他方に当接するように前記アクチュエータを設定する、ことを特徴としている。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、フードによりボデーが閉止された状態(更に言えば、ボデーのエンジンルームがフードにより閉止された状態)で、スライド部材の先端は、スライド部材のスライド方向に前記何れかの他方に当接している。このため、スライド部材がスライドする際には、このスライドが効率よく前記何れかの他方を押圧し、フードを上昇させることができる。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項5乃至請求項12の何れか1項に記載の本発明において、前記スライド部材の先端及び前記スライド部材がスライドすることで生じる直線的な押圧力が直接付与される押圧力付与部の何れかの一方に設けられ、前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回転可能な転動体と、前記転動体の外周面が当接した状態で前記転動体が転動可能に前記何れかの他方に設けられ転動体当接部と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、スライド部材の先端又はスライド部材がスライドすることで生じる直線的な押圧力が直接付与される押圧力付与部の何れかの一方に車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回転可能な転動体が設けられ、何れかの他方に設けられた転動体当接部に転動体の外周面が当接している。
スライド部材からの押圧力が押圧力付与部に付与されることでフードが上昇した際に、押圧力付与部とアクチュエータとが相対的に車両の前後方向に変位すると、この変位に伴い転動体当接部に外周面が接した状態で転動体が転動し、これにより、押圧力付与部とアクチュエータとの車両の前後方向の相対変位に追従する。このように、押圧力付与部に対してアクチュエータが車両前後方向に相対変位するにあたり、転動体が転動することによって円滑な変位が可能になる。これにより、フードが上昇することに伴いアーム部材とは別のフードとボデーとの連結部分が変形することを更に効果的に抑制でき、確実にフードを上昇させることができる。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1乃至請求項1の何れか1項に記載の本発明において、前記アーム部材と前記フードとを一体的に連結すると共に前記上昇力により塑性変形して前記アーム部材と前記フードとの一体的な連結を解消する変形部を含めて前記連結手段を構成した、ことを特徴としている。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、連結手段を構成する連結部によりアーム部材とフードとが一体的に連結される。アクチュエータからの上昇力がフード、又はアーム部材、或いはボデーに付与されると、この上昇力により連結部が塑性変形する。この連結部の塑性変形によりアーム部材とフードとの連結が解消され、フードは第1連結手段におけるアーム部材との直接又は間接的な連結部分を中心に回動しつつ、ボデーとの直接又は間接的な連結部分を中心にアーム部材を回動させながら上昇する。
このように、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、第2連結手段におけるフードとアーム部材との連結の解消は、変形部を塑性変形させるだけでよい。このため、第2連結手段におけるフードとアーム部材との連結部分の構成を簡素化できる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分を変形させたりすることなく、円滑で且つ充分にフードを上昇させることができる。
しかも、通常時において一定角度以上のフードの回動を規制する第1規制手段の小型化や簡素化を図ることができる。また、フードが上昇した際の衝撃でフード側がアクチュエータ側から外れてフードが上下に振動する(揺れる)ことを防止できる。
請求項2に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、第2規制手段がフード又はフードに一体的に設けられた所定部材から受ける力に対する機械的強度を容易に向上できる。
請求項3に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、第1規制手段を構成する干渉部や被干渉部を小さな突起や突片等で構成できる等、干渉部や被干渉部の構成を簡素化できる。
請求項4に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、基本的にはアクチュエータからの上昇力に基づく回動力で連結手段によるフードとアーム部材との一体的な連結を解消できる程度に連結手段によるフードとアーム部材との連結強度を低く設定できる。また、フードの過開きに起因した第2連結手段によるフードとアーム部材との連結の解消を防止できる。
請求項5に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分を変形させたりすることなく、円滑で且つ充分にフードを上昇させることができる。
しかも、スライド部材の直線的なスライド力によりフードを上昇させることができるうえ、ボデーやフードに直接又は間接的にアクチュエータを組み付けるうえで最適な位置にアクチュエータを取り付けることができる。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、長孔に入り込んでいる連結部材周りにフードが回動しつつ上昇する際に長孔内で連結部材が車両前後方向に移動することで連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分を変形させたりすることなく、円滑で且つ充分にフードを上昇させることができる。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、長孔が形成される部材の小型化、ひいては、本車両用ポップアップフード装置の小型化を図ることができる。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、車両のボデーの側にアクチュエータの設置スペースを確保できなくても車両に搭載できる。
請求項に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、上昇力で連結手段を構成する第2連結手段での連結を解消させれば連結手段とは別にフードとボデーとを連結する連結部分を変形させたりすることなく、円滑で且つ充分にフードを上昇させることができる。
請求項10に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、アクチュエータからの上昇力の付与位置をフードに設定した場合にアクチュエータをコンパクトに構成できる。
請求項11に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、第1連結手段よりも第2連結手段側にアクチュエータの配置設定ができないようなボデー構造又はフード構造であってもアクチュエータを配置できる。
請求項12に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、車両に対する車両用ポップアップフード装置の取り付け作業の作業工数を軽減でき、しかも、ボデー又はフード、アクチュエータ、及びアーム部材の各部材間の寸法精度や組付精度も向上できる。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、スライド部材がスライドすることで生じる押圧力を効率よく付与できる。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、ボデー、フード、及びアーム部材のうち、スライド部材からの押圧力を直接受ける方とスライド部材の先端側との連結部位、すなわち、スライド部材からの押圧力の付与位置が変わることがないため、スライド部材からの押圧力を安定して付与でき、フードを安定的に上昇させることができる。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、スライド部材をスライドさせるための力を効率よくフードの上昇に寄与させることができる。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、フードが上昇することに伴いアーム部材とは別のフードとボデーとの連結部分が変形することを更に効果的に抑制でき、確実にフードを上昇させることができる。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、連結手段においてアーム部材とフードとを一体的に連結するための部分の構成を簡素に構成できる。
<第1の実施の形態の構成>
図1には本発明の第1の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置10の構成が側面図により示されており、図2には本車両用ポップアップフード装置10が作動した状態での図1に対応した側面図が示されている。
これらの図に示されるように、車両用ポップアップフード装置10は、車両14の左右方向両端部にそれぞれ設けられたヒンジベース12を備えている。ヒンジベース12は、車両14の車体(ボデー)を構成するカウルトップ18やフード42を形成するパネル材の板厚よりも厚い板材によって形成されている。ヒンジベース12は概ね車両14の上下方向が厚さ方向とされた平板状の基部16を備えている。基部16は車両14のボデーを構成するカウルトップ18上に配置され、ボルト20等の締結部材によりカウルトップ18に一体的に固定されている。
ヒンジベース12は基本的に車両用ポップアップフード装置10を構成するが、ボルト20によって基部16がカウルトップ18に一体的に固定されるため、ヒンジベース12は車両14のボデーの一部としてみなすこともできる。車両14の左右方向に沿った基部16の一端からは基部16の厚さ方向一方(車両14の上方)へ向けて支持部22が延出されている。支持部22は車両14の左右方向が厚さ方向とされた板状とされている。支持部22の厚さ方向一方の側にはアーム部材24が配置されている。
アーム部材24は、車両14の車体(ボデー)を構成するカウルトップ18やフード42を形成するパネル材の板厚よりも厚い板材によって形成されている。このアーム部材24はアーム本体26を備えている。アーム本体26は厚さ方向が支持部22の厚さ方向に沿い、更に、厚さ方向を軸方向とする軸周りに略V字形状又は略U字形状に屈曲又は湾曲した板状に形成されている。アーム本体26の一端(後端)には連結シャフト28が設けられている。
連結シャフト28は軸方向が支持部22及びアーム本体26の厚さ方向に沿った軸部材とされており、アーム本体26及び支持部22の双方を貫通した状態でアーム本体26を支持部22に連結していると共に、アーム本体26を連結シャフト28周りに回動可能に支持している。支持部22の連結シャフト28の側には干渉部として第2規制手段を構成するストッパ30が形成されている。ストッパ30は支持部22の外周一部からアーム本体26の側へ向けて延出されており、その先端側はアーム本体26の外周部の側方に位置している。
ストッパ30に対応してアーム本体26の外周一部からは被干渉部として第2規制手段を構成する当接片32が突出形成されており、アーム本体26の先端側が上昇するようにアーム本体26が連結シャフト28周りに回動すると当接片32がストッパ30に接近し、当接片32がストッパ30に当接するとアーム本体26のそれ以上の回動が規制される構成となっている。図3に示されるように、アーム本体26の連結シャフト28とは反対側の端部(前端部)は連結シャフト28側の端部に対して車両14の左右方向に寸法Dだけオフセットされており、このアーム本体26の連結シャフト28とは反対側の端部からは車両14の前方側へ向けて連結片34が連続して形成されている。連結片34は厚さ方向が支持部22の厚さ方向に沿った板状とされている。
一方、車両用ポップアップフード装置10はヒンジアッパ36を備えている。ヒンジアッパ36はフード42を形成するパネル材の板厚よりも厚い板材によって形成されている。ヒンジアッパ36は概ね車両14の上下方向が厚さ方向とされた平板状の基部38を備えている。基部38は車両14のエンジンルーム40を閉止するフード42の裏面側に配置され、ボルト44等の締結部材によりフード42に一体的に固定されている。
ヒンジアッパ36は基本的に車両用ポップアップフード装置10を構成するが、ボルト44によって基部38がフード42に一体的に固定されるため、ヒンジアッパ36はフード42の一部としてみなすこともできる。フード42の左右方向に沿った基部38の一端からは基部38の厚さ方向一方へ向けて連結片46が延出されている。連結片46は車両14の左右方向が厚さ方向とされた板状とされている。連結片46の厚さ方向一方の側には上記の連結片34が配置される。
連結片34と連結片46とは第1連結手段として連結手段を構成する連結部48により連結されている。連結部48は連結片34に設けられたシャフト82を備えている。シャフト82は軸方向が連結片34の厚さ方向に沿った軸部材とされており、連結片34の連結片46側の面から突出形成されている。このシャフト82に対応して連結片46にはシャフト82と共に連結部48を構成する長孔84が形成されており、シャフト82が長孔84の内側に入り込んでいる。長孔84の長手方向に対して直交する方向に沿った長孔84の内幅寸法は、シャフト82の外径寸法よりも僅かに大きく、長孔84の内側でシャフト82は自らの軸周りに回動可能であると共に、長孔84の長手方向に沿って移動可能とされている。さらに、後述するシェアピン50により連結片34と連結片46とが連結された初期状態(通常状態)では、長孔84の前端側にシャフト82が位置している。
また、連結部48に対してフード42の後端側では変形部として第2連結手段を構成し、更に、第2連結手段として連結手段を構成するシェアピン50が設けられている。シェアピン50は連結片34及び連結片46の双方を貫通するように設けられており、連結片34と連結片46とを機械的に連結している。シェアピン50は連結部48の側方で連結片34と連結片46とを連結していることで、連結部48を中心とする連結片46に対する連結片34の回動が規制され、これにより、連結片34と連結片46とが一体的に連結されることになる。
一方、上記の連結片34のアーム本体26とは反対側の端部からは連続してストッパ用延出片52が延出されている。このストッパ用延出片52には、当接部として第2規制手段を構成するストッパ54が形成されている。ストッパ54は平板状に形成されており、連結部48周りに連結片34が連結片46に対して所定角度回動するとストッパ54の厚さ方向と基部38の厚さ方向とが略同じ方向になると共に、この状態ではストッパ54が基部38に当接し、連結片46に対する連結片34の回動が規制される構成となっている。
また、上述したフード42はその前端側でラッチ86によって車両14のボデーに機械的に連結される構成となっており、フード42の前端側でのフード42と車両14のボデーとの連結部分を中心にフード42が上昇するように回動した際には、フード42に固定されたヒンジアッパ36もフード42と共に回動するが、このような回動に連動してアーム部材24が連結シャフト28周りに回動した際には、図2に示されるように、ストッパ30が当接片32に当接するよりも先にストッパ54がヒンジアッパ36の基部38に当接するようにストッパ54の形成位置(例えば、フード42がエンジンルーム40を閉止した状態での基部38に対するストッパ54の傾斜角度等)が設定されている。
また、上記のヒンジアッパ36には第3規制手段を構成する当接片56が設けられている。当接片56は車両14の後方側での基部38の後端部から延出された板状に形成されている。この当接片56の下側には当接片56と共に第3規制手段を構成する支持片58がアーム本体26の上端部から連続して形成されている。支持片58は、車両14の上下方向(更に詳細に言えば、車両14の上下方向に対して車両14の前後方向に傾斜した向き)に当接片56と対向しており、シェアピン50で連結片34と連結片46とが連結された状態では支持片58が下方側から当接片56に当接している。
さらに、車両用ポップアップフード装置10はアクチュエータ60を備えている。アクチュエータ60はカウルトップ18の側面にブラケット等により一体的に固定されたアクチュエータ本体62を備えている。アクチュエータ本体62は軸方向が概ね車両14の上下方向に沿った有底円筒状に形成されており、その内側には、例えば、燃焼することで瞬時にガスを発生させるガス発生剤やこのガス発生剤を点火する点火装置等が収容されている。このアクチュエータ本体62は図示しない制御手段としてのECUに電気的に接続されており、ECUから出力された点火信号が点火装置に入力されると、点火装置がガス発生剤を点火して燃焼させる。このようにしてガス発生剤が燃焼するとアクチュエータ本体62内でガスが発生し、このガスによりアクチュエータ本体62の内圧が上昇する構成になっている。
また、図2に示されるように、アクチュエータ本体62にはスライドシャフト64が設けられている。スライドシャフト64は軸方向がアクチュエータ本体62の軸方向に沿った棒状部材とされており、その長手方向基端側には図示しないピストンが一体的に固定されている。ピストンはアクチュエータ本体62の内部に摺動可能に収容されており、アクチュエータ本体62内のガス発生剤が燃焼することでアクチュエータ本体62の内圧が上昇すると、この内圧でアクチュエータ本体62の上端側にピストンが上昇し、ピストンと共にスライドシャフト64が上昇する構成になっている。
また、スライドシャフト64の上端部には押圧部66が一体的に取り付けられている。押圧部66は硬質のゴム材等により外径寸法がスライドシャフト64の外径寸法よりも大きな円柱形状に形成されており、スライドシャフト64に対して同軸的に取り付けられている。この押圧部66はその上端面(押圧部66はスライドシャフト64との連結部分とは反対側の端面)が連結部48よりもシェアピン50の側(更に言えば、連結部48とシェアピン50との間)で基部38に当接している。また、押圧部66の外周部には環状の溝部68が形成されており、この溝部68が形成された部分では押圧部66の外径寸法が小さい。押圧部66の軸方向に沿った溝部68の開口幅を縮めたり広げたりするように押圧部66を弾性変形させることで、押圧部66の向きを変えることができるようになっている。
また、本実施の形態においてアクチュエータ本体62内のピストンのスライドストローク、すなわち、スライドシャフト64のスライドストロークは、押圧部66がヒンジアッパ36の基部38を上方へ押圧して、シェアピン50による連結片34と連結片46との連結が解消された状態で連結部48周りにヒンジアッパ36がアーム部材24に対して相対的に回動した際に、ストッパ54が基部38に当接するまでの長さに設定されている。
さらに、図4に示されるように、上記の長孔84は、シェアピン50による連結片34と連結片46との連結が解消された状態で連結部48周りにヒンジアッパ36がアーム部材24に対して相対的に上昇回動し、この上昇回動が終了した状態で後方の連結シャフト28の回動中心と前方のシャフト82の軸心の双方を通過する仮想直線L上に位置し、しかも、長手方向が仮想直線Lに沿うように設定されている。さらに、この上昇終了状態での前方のシャフト82の位置と、シェアピン50による連結片34と連結片46との連結が維持されたまま後方の連結シャフト28周りにアーム部材24が上昇回動した際のシャフト82の位置とのずれ量P以上に長孔84の長手寸法が設定されている。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本車両用ポップアップフード装置10を適用した車両14では、点検等のためにエンジンルーム40を開放するにあたり、フード42の前端部を車両14のボデーと連結するラッチ86(図5参照)を解除してフード42を持ち上げると、フード42と共にヒンジアッパ36が上昇する。このようにヒンジアッパ36が上昇すると、ヒンジアッパ36がアーム部材24の連結片34を上昇させ、これにより、アーム部材24が後方の連結シャフト28周りに回動する。ヒンジアッパ36の連結片46とアーム部材24の連結片34とは前方のシャフト82周りに回動可能に連結部48によって連結されているが、シェアピン50によっても互いに連結されていることでヒンジアッパ36とアーム部材24とは一体的に連結されるため、ヒンジアッパ36、ひいては、フード42がアーム部材24と共に後方の連結シャフト28周りに回動しつつ上昇する。
このようにしてフード42が上昇することでエンジンルーム40が開放される。また、このように、フード42が後方の連結シャフト28周りに所定角度回動しつつ上昇すると、当接片32がストッパ30に当接する。このように当接片32がストッパ30に当接した状態では、フード42を上昇させる向きへのアーム部材24の回動が規制される。これにより、所定角度以上のフード42の上昇を規制できる。
ところで、本実施の形態では、シェアピン50で連結片34と連結片46とを連結することで連結片34と連結片46との相対的な回動(シャフト82周りの回動)を規制しているが、上記のように後方の連結シャフト28周りにフード42を回動させつつ上昇させると、前方の連結部48よりも車両14の後端側ではフード42が前方の連結部48周りに下方へ回動しようとする。このような回動力はシェアピン50をせん断するように作用するが、本車両用ポップアップフード装置10では、当接片56が支持片58に当接していることで前方の連結部48よりも車両14の後端側で連結部48周りにヒンジアッパ36が下方へ回動することが規制される。
このようにヒンジアッパ36の回動が規制されていることで、上記のようなフード42の回動が規制される。このため、前方の連結部48よりも車両14の後端側でフード42がシャフト82周りに下方へ回動することがなく、したがって、このような回動に基づくせん断力がシェアピン50に作用することがない。これにより、後方の連結シャフト28周りにフード42を回動させつつフード42を上昇させる際にはシェアピン50によるヒンジアッパ36とアーム部材24との連結を維持できる。
また、上記のように、当接片32がストッパ30に当接した状態では後方へのアーム部材24の回動が規制されるが、この状態で尚もフード42が上方へ回動すると(すなわち、フード42が所謂「過開き」の状態になると)前方の連結シャフト28を中心にアーム部材24に対してフード42が相対回動することになり、これにより、シェアピン50がせん断される。
ここで、本実施の形態では、上記のように、当接片56が支持片58に当接していることで連結部48よりも車両14の後端側で連結部48周りにヒンジアッパ36が下方へ回動することが規制されるため、基本的には上記のようなアーム部材24に対するフード42の相対回動、すなわち、フード42の過開きが防止される。また、このように、連結部48周りにヒンジアッパ36が下方へ回動することが規制されることで仮にフード42が過開きの状態になる際にはフード42がアーム部材24を伴い回動する。このため、仮にフード42が過開きの状態になってもアーム部材24に対してフード42が相対回動することはなく、シェアピン50がせん断されることもない。
一方、図示しない制御手段としてのECUから点火信号が出力され、この点火信号がアクチュエータ本体62の点火装置に入力されると、点火装置がガス発生剤を点火して燃焼させる。ガス発生剤が燃焼するとアクチュエータ本体62内でガスが発生し、このガスによりアクチュエータ本体62の内圧が上昇する。このようにして上昇したアクチュエータ本体62の内圧によりアクチュエータ本体62内のピストンがアクチュエータ本体62の軸方向上端側へ向けて摺動する。
ピストンがアクチュエータ本体62の上方へ移動することで、ピストンに一体的に連結されたスライドシャフト64が上昇し、スライドシャフト64に一体的に連結された押圧部66がヒンジアッパ36の基部38を上方へ押圧する。押圧部66からの押圧力(上昇力)を基部38が受けることでヒンジアッパ36に一体的に連結されたフード42が上昇する。但し、図5に示されるように、フード42の前端部がラッチ86により車両14のボデーに連結されているため、フード42はラッチ86又はその近傍(すなわち、フード42の前端側)を中心に回動するように上昇しようとする。
ここで、上記のように、基本的にはアーム部材24とヒンジアッパ36とはシャフト82を中心に相対的に回動可能に連結されているため、押圧部66からの押圧力が下方から基部38に付与されると、シャフト82を中心としてシャフト82よりも押圧部66からの押圧力の付与位置の側が上昇するようにアーム部材24に対して回転しようとする。このようなアーム部材24に対するヒンジアッパ36の相対回転は、シェアピン50が設けられた部分でシェアピン50をせん断する向きのモーメントを有しており、これにより、シェアピン50がせん断(破断)される。アーム部材24とヒンジアッパ36とが連結部48とシェアピン50とにより一体的に連結されていたため、シェアピン50がせん断されるとアーム部材24とヒンジアッパ36との一体的な連結が解消される。
このように、シェアピン50による連結が解消されることで、ヒンジアッパ36がアーム部材24に対して前方のシャフト82を中心に回動可能な状態となり、この状態でなお付与される押圧部66からの押圧力によりヒンジアッパ36、ひいてはフード42はラッチ86におけるフード42と車両14のボデーとの連結部分又はその近傍(すなわち、フード42の前端側)を中心として回動しつつ上昇できる。さらに、この状態でも、前方の連結部48によるアーム部材24とヒンジアッパ36との連結は維持されているため、ヒンジアッパ36が上昇することでアーム部材24は後方の連結シャフト28を中心に回動しつつ上昇する。
さらに、図5に示されるように、フード42はラッチ86又はその近傍(すなわち、フード42の前端側)を中心にして後端側が上昇するように回動するのに対して、図2に示されるように、アーム部材24は基端側が後方の連結シャフト28を中心に前端側が上昇するように回動する。このため、双方の上昇回動により、フード42に固定されたヒンジアッパ36の連結片46と、アーム部材24の連結片34とは車両14の前後方向に互いに離間しようとする。
ここで、連結部48を構成するシャフト82が入り込む長孔84は、この上昇回動が終了した状態で上記の仮想直線L上に位置し、長手方向が仮想直線Lに沿うように設定されている。しかも、この上昇終了状態でのシャフト82の位置と、シェアピン50による連結片34と連結片46との連結が維持されたまま後方の連結シャフト28周りにアーム部材24が上昇回動した際のシャフト82の位置とのずれ量以上に長孔84の長手寸法が設定されているため、上記のように、アーム部材24及びフード42の双方の上昇回動に伴いヒンジアッパ36の連結片46と、アーム部材24の連結片34とは車両14の前後方向に互いに離間しようとすると、シャフト82が長孔84の長手方向前端側から後端側へ移動する。
このように、長孔84に沿ってシャフト82が移動することで、アーム部材24及びフード42の双方の上昇回動に伴いヒンジアッパ36の連結片46と、アーム部材24の連結片34とが車両14の前後方向に互いに離間しようとしても、ラッチ86が後方側へ引っ張られることがなく、不要にラッチ86が変形されることがない。また、ラッチ86等の強度を高く設定することで、フード42が後方側へ移動できなくても、フード42及びアーム部材24の双方は予め定められた位置まで円滑に上昇回動できる。
次いで、上記のように連結部48を中心にヒンジアッパ36がアーム部材24に対して回動しながらもアーム部材24が後方の連結シャフト28を中心に回動しつつ上昇すると、ストッパ54が基部38に接近する。アーム部材24に対してヒンジアッパ36が所定角度回動すると、基部38にストッパ54が当接し、アーム部材24に対するヒンジアッパ36に回動が規制され、アーム部材24及びヒンジアッパ36(ひいては、フード42)はそれ以上上昇できない。以上のように、基部38にストッパ54が当接してヒンジアッパ36の上昇が規制されるまでフード42が上昇することで、エンジンルーム40内のエンジン等の各種装置や部材と、フード42との間に充分なスペース(エネルギー吸収ストローク)を確保できる。
ここで、本車両用ポップアップフード装置10では、上記のように、押圧部66から基部38に付与される押圧力は、前方の連結部48周りの回動力となり、この回動力の向き(回動力のモーメントの向き)がシェアピン50をせん断(破断)させる向きとなる。したがって、本車両用ポップアップフード装置10において押圧部66が基部38に付与する押圧力は、フード42を持ち上げることができ、且つ、シェアピン50をせん断できる程度の大きさであればよい。このため、フード42に押圧部66からの過剰な押圧力が作用することはなく、フード42の過剰な補強等が不要である。
なお、本実施の形態は、ヒンジアッパ36の基部38を押圧部66が押圧する構成であったが、押圧部66の押圧位置が連結部48よりもシェアピン50の側であればフード42を直接押圧する構成としても、これまでに説明した作用及び効果と同様の作用を奏し、同様の効果を得ることができる。しかしながら、機械的な強度面を考慮すると押圧部66がフード42を直接押圧する構成よりも本実施の形態のようにヒンジアッパ36の基部38を押圧する構成が好ましく、更には、フード42を構成するパネル材の板厚よりも基部38の板厚を厚く設定し、この基部38に押圧部66からの押圧力を作用させることがより好ましい。
また、エンジンの点検等のためにラッチ86を解除してフード42を持ち上げた際にもアーム部材24に対してヒンジアッパ36の連結部48周りの回動力が生じる。しかしながら、この場合の回動力の向きは押圧部66からの押圧力が基部38に付与されることで生じる回動力とは反対で、この場合には支持片58が当接片56に当接していることでアーム部材24に対するヒンジアッパ36の回動が規制されている。このため、ラッチ86を解除してフード42を持ち上げた際に連結部48周りに生じる回動力に抗するだけの機械的強度をシェアピン50に付与しなくてもよい。このため、シェアピン50の機械的強度を充分に小さく設定することができる。これにより、フード42を上昇させるために押圧部66が基部38に付与する押圧力を小さくできる。
さらに、ラッチ86を解除してフード42を持ち上げた際のフード42の回動は当接片32がストッパ30に当接することで規制される。これに対して、押圧部66が基部38を押圧してフード42を上昇させる際には、ストッパ54が基部38に当接することでフード42の回動が規制される。ここで、シェアピン50でのアーム部材24とヒンジアッパ36との連結が解消されて前方の連結部48周りにヒンジアッパ36がアーム部材24に対して回動しつつ上昇する際には当接片32がストッパ30に当接するよりも先にストッパ54が基部38に当接する。
このため、押圧部66からの押圧力でフード42が上昇した際にはストッパ30及び当接片32の何れかの一方から他方へ荷重を付与することがない。したがって、ストッパ30や当接片32の強度設定に押圧部66からの押圧力でフード42が上昇する際のことを考慮しなくてもよく、基本的にはラッチ86を解除してフード42を持ち上げた際に当接片32がストッパ30に当接した場合の荷重だけを考慮すればよい。このため、ストッパ30や当接片32の機械的強度を低く設定できる。
しかも、ストッパ54が基部38に当接すると、アクチュエータ本体62内のピストンの摺動が終了するようにピストンのスライドストロークが設定されるため、ストッパ54が基部38に当接した状態では、押圧部66がそれ以上基部38を押圧しない。したがって、この状態では、押圧部66からの押圧力がストッパ54に作用することがないため、ストッパ54や基部38の機械的強度を低く設定できる。
また、このように、ストッパ54が基部38に当接することでフード42の回動が規制されるため、押圧部66からの押圧力でフード42が瞬時に上昇する際の衝撃で、フード42が押圧部66から離れて上下に振動すること(上下に揺れること)がない。
さらに、ストッパ54と基部38とは互いに板状で、厚さ方向を向いた面が互いに当接することでフード42の回動を規制する。このため、ストッパ30と当接片32との当接面積よりも互いの当接面積が大きく、しかも、ストッパ54と基部38との外周形状を大きくすることで互いの当接面積を広げることも容易である。これにより、ストッパ54と基部38とでフード42の上昇を規制するためにストッパ54及び基部38に必要な機械的強度を容易に付与できる。
<第2の実施の形態の構成>
次に、本発明のその他の実施の形態について説明する。なお、以下の各実施の形態を説明するにあたり、前記第1の実施の形態を含めて説明している実施の形態よりも前出の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図6には本発明の第2の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置100の構成が側面図により示されており、図7には本車両用ポップアップフード装置100が作動した状態での図6に対応した側面図が示されている。
これらの図に示されるように、本車両用ポップアップフード装置100はアーム部材24を備えておらず、代わりに、アーム部材102を備えている。アーム部材102はアーム本体26、当接片32、連結片34、ストッパ用延出片52、ストッパ54、支持片58を備えている点に関してはアーム部材24と同じであるが、受圧用延出片104及び受圧片106を備えている点でアーム部材102はアーム部材24とは構成が異なる。受圧用延出片104は厚さ方向がストッパ用延出片52の厚さ方向と同方向の板状で、ストッパ用延出片52から車両14の前方側へ向けて連続して形成されている。
受圧用延出片104の幅方向下端部からは受圧片106が受圧用延出片104の厚さ方向一方へ向けて延出されている。受圧用延出片104はフード42がエンジンルーム40を閉止した状態で厚さ方向が概ね車両14の上下方向を向いた板状に形成されている。この受圧片106の厚さ方向下側には、押圧部108が位置している。押圧部108は押圧部66に代わりスライドシャフト64の先端に設けられている。押圧部108は基本的に押圧部66と同じ構成であるが、上面が押圧部108の軸方向に対して直交する全ての向きを軸方向とする軸周りに押圧部108の軸方向上方へ向けて張り出すように湾曲した湾曲面とされている。この押圧部108の上面(湾曲面)は受圧片106の厚さ方向下面に当接している。
また、本車両用ポップアップフード装置100は連結部48を備えておらず、代わりに第1連結手段として連結手段を構成する連結部112を備えている。連結部112では、シャフト82がヒンジアッパ36の連結片46に形成され、長孔84がアーム部材102の連結片34に形成されている。さらに、初期状態では長孔84の後端側にシャフト82が位置している。
<第2の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
以上の構成を特徴とする本車両用ポップアップフード装置100では、アクチュエータ本体62の内圧が上昇してスライドシャフト64が上方へスライドすると、押圧部108が受圧片106を上方へ押圧する。押圧部108からの押圧力を受圧片106が受けたアーム部材102は後方の連結シャフト28を回転中心として回動しつつ上昇しようとする。さらに、アーム部材102はヒンジアッパ36に対して前方のシャフト82周りに回動可能にヒンジアッパ36に連結されているため、上記のようにアーム部材102が回動しつつ上昇しようとするとアーム部材102はヒンジアッパ36に対してシャフト82周りに回動しようとする。
このヒンジアッパ36に対して前方のシャフト82周りに生ずるアーム部材102の回動力は、シェアピン50が設けられた部分でシェアピン50をせん断する向きのモーメントを有しており、これにより、シェアピン50がせん断(破断)される。これによってアーム部材102とヒンジアッパ36との一体的な連結が解消されるとヒンジアッパ36がアーム部材102に対して前方のシャフト82を中心に回動可能な状態となり、この状態でなお付与される押圧部108からの押圧力により図7に示されるようにヒンジアッパ36、ひいてはフード42はラッチ86での連結部分又はその近傍(すなわち、フード42の前端側)を中心として回動しつつ上昇できる。
このように、本車両用ポップアップフード装置100でも、押圧部108が受圧片106に付与する押圧力は、フード42を持ち上げることができ、且つ、シェアピン50をせん断できる程度の大きさであればよい。このため、本車両用ポップアップフード装置100でも前記第1の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置10と同様にフード42に押圧部108からの過剰な押圧力が作用することはなく、フード42の過剰な補強等が不要である。しかも、アーム部材102は当接片32、ストッパ54、支持片58を備えているため、この点に関しては前記第1の実施の形態と同様の作用を奏し、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、前記第1の実施の形態でも説明したように、ラッチ86又はその近傍(すなわち、フード42の前端側)を中心にしてフード42の後端側が上昇するようにフード42が回動し、且つ、後方の連結シャフト28を中心に前端側が上昇するようにアーム部材102が回動すると、ヒンジアッパ36の連結片46と、アーム部材102の連結片34とが車両14の前後方向に互いに離間しようとする。
ここで、本実施の形態では、アーム部材102及びフード42の双方の上昇回動に伴いヒンジアッパ36の連結片46と、アーム部材102の連結片34とは車両14の前後方向に互いに離間しようとすると、シャフト82が長孔84の長手方向後端側から前端側へ移動する。
このように、本実施の形態でも前記第1の実施の形態と同様に、長孔84に沿ってシャフト82が移動することで、アーム部材102及びフード42の双方の上昇回動に伴いヒンジアッパ36の連結片46と、アーム部材102の連結片34とが車両14の前後方向に互いに離間しようとしても、ラッチ86が後方側へ引っ張られることがなく、不要にラッチ86が変形されることがない。また、ラッチ86等の強度を高く設定することで、フード42が後方側へ移動できなくても、フード42及びアーム部材102の双方は予め定められた位置まで円滑に上昇回動できる。
また、上昇する押圧部108に受圧片106が押圧されてアーム部材102が後方の連結シャフト28周りに回動しつつ上昇すると、受圧片106の厚さ方向下面はその向きが漸次車両14の前方側へ傾く。ここで、受圧片106に当接している押圧部108の上面が押圧部108の軸方向に対して直交する全ての向きを軸方向とする軸周りに押圧部108の軸方向上方へ向けて張り出すように湾曲した湾曲面とされているため、上記のように受圧片106の厚さ方向下面の向きが変わっても押圧部108は受圧片106に対する当接面積を大きく変えることなく受圧片106との当接状態を維持できる。これにより、押圧部108による受圧片106の押圧を安定させることができ、その結果、アーム部材102、ひいてはフード42の上昇を安定させることができる。
<第3の実施の形態の構成>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図8には本実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置120の構成が側面図により示されており、図9には本車両用ポップアップフード装置120が作動した状態での図8に対応した側面図が示されている。
これらの図に示されるように、本車両用ポップアップフード装置120はアーム部材102を備えておらず、代わりに、アーム部材122を備えている。アーム部材122にアーム部材102と同様に受圧用延出片104が形成されているが、アーム部材122の受圧用延出片104には受圧片106が形成されておらず、代わりに受圧片124が形成されている。
受圧片124は板状であるものの、平板状であった受圧片106とは異なり、全体的に車両14の下方へ向けて開口するように車両14の左右方向を軸方向とする軸周りに湾曲している。車両14の下方側を向く受圧片124の厚さ方向下面の曲率半径は、押圧部108の上端面の曲率半径よりも充分に大きく、受圧片124の下面の内側に押圧部108の上端部が入り込み、押圧部108の上端面が受圧片124の厚さ方向下面に当接している。
<第3の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
以上の構成を特徴とする本車両用ポップアップフード装置120も基本的には前記第2の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置100と同じ構成であるため、本車両用ポップアップフード装置120も車両用ポップアップフード装置100と同様の作用を奏し、車両用ポップアップフード装置100と同様の効果を得ることができる。
また、上記のように、本車両用ポップアップフード装置120では、押圧部108の上端面が接する受圧片124の厚さ方向下面が車両14の左右方向を軸方向とする軸周りに、すなわち、アーム部材122やフード42が回動しつつ上昇する際の回動軸方向と略同じ方向を軸方向とする軸周りに湾曲している。このため、後方の連結シャフト28周りにアーム部材122が回動しても押圧部108は受圧片124に対する当接面積を大きく変えることなく受圧片124との当接状態を維持できる。これにより、押圧部108による受圧片124の押圧を安定させることができ、その結果、アーム部材122、ひいてはフード42の上昇を安定させることができる。
<第4の実施の形態の構成>
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図10には本実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置150の構成が側面図により示されており、図11には本車両用ポップアップフード装置150が作動した状態での図10に対応した側面図が示されている。
これらの図に示されるように、本車両用ポップアップフード装置150はアーム部材102を備えておらず、代わりに、アーム部材152を備えている。アーム部材152にはアーム部材102と同様に受圧用延出片104が形成されているが、アーム部材152の受圧用延出片104には受圧片106が形成されておらず、代わりに受圧ピン154が形成されている。受圧ピン154は軸方向が車両14の左右方向に沿った円柱状の軸部材とされ、車両14の左右方向に沿った受圧用延出片104の一方の面から突出するように形成されている。
一方、本車両用ポップアップフード装置150ではスライドシャフト64の先端に押圧部108が形成されておらず、この押圧部108に代わり押圧部156がスライドシャフト64の先端に形成されている。押圧部156は上端部が上方へ開口するように車両14の左右方向を軸方向とする軸周りに湾曲した湾曲面とされている。また、押圧部156の上端部の湾曲面の曲率半径は受圧ピン154の外周部の半径寸法よりも充分に大きく、受圧ピン154の押圧部156の上端部の内側で押圧部156の内周面に当接している。
<第4の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
以上の構成を特徴とする本車両用ポップアップフード装置150では、アクチュエータ本体62の内圧が上昇してスライドシャフト64が上方へスライドすると、押圧部156が受圧ピン154を上方へ押圧する。押圧部156からの押圧力を受圧ピン154が受けたアーム部材152は後方の連結シャフト28を回転中心として回動しつつ上昇しようとする。さらに、アーム部材152はヒンジアッパ36に対してシャフト82(連結部112)周りに回動可能にヒンジアッパ36に連結されているため、上記のようにアーム部材152が回動しつつ上昇しようとするとアーム部材152はヒンジアッパ36に対してシャフト82(連結部112)周りに回動しようとする。
このヒンジアッパ36に対してシャフト82周りに生ずるアーム部材152の回動力は、シェアピン50が設けられた部分でシェアピン50をせん断する向きのモーメントを有しており、これにより、シェアピン50がせん断(破断)される。これによってアーム部材152とヒンジアッパ36との一体的な連結が解消されるとヒンジアッパ36がアーム部材152に対してシャフト82を中心に回動可能な状態となり、この状態でなお付与される押圧部156からの押圧力により図11に示されるようにヒンジアッパ36、ひいてはフード42はラッチ86又はその近傍(すなわち、フード42の前端側)を中心として回動しつつ上昇できる。
すなわち、本実施の形態でも基本的には前記第2の実施の形態と同様の作用を奏し、前記第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、上昇する押圧部156に受圧ピン154が押圧されてアーム部材152が後方の連結シャフト28周りに回動しつつ上昇しても、受圧ピン154は車両14の左右方向を軸方向とする円柱形状、すなわち、アーム部材152やフード42が回動しつつ上昇する際の回動軸方向と略同じ方向を軸方向とする円柱形状である。
しかも、この受圧ピン154の外周面に接触する押圧部156の上端部を構成は、上方へ開口するように車両14の左右方向を軸方向とする軸周りに湾曲している。このため、後方の連結シャフト28周りにアーム部材152が回動しても押圧部156は受圧ピン154に対する当接面積を大きく変えることなく受圧ピン154との当接状態を維持できる。これにより、押圧部156による受圧ピン154の押圧を安定させることができ、その結果、アーム部材152、ひいてはフード42の上昇を安定させることができる。
なお、本実施の形態では、連結部112よりもアーム部材152の先端側(すなわち、概ね連結部112を基準としてシェアピン50とは反対側)に受圧ピン154を設けたが、例えば、図12に示されるように、連結部112に対して同軸的に受圧ピン154を設けて、この受圧ピン154を押圧部156で押圧する構成としてもよい(すなわち、上昇するスライドシャフト64の上昇力をアーム部材152に付与し、ヒンジアッパ36を介してフード42を上昇させる構成の場合、アーム部材152に対するスライドシャフト64からの上昇力の付与位置は連結部112の回転中心位置又は連結部112の回転中心位置を基準として概ねシェアピン50とは反対側であればよい)。
<第5の実施の形態の構成>
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
図13には本実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置160の構成が側面図により示されている。
この図に示されるように、本車両用ポップアップフード装置160はアクチュエータ60を備えておらず、代わりに、アクチュエータ162を備えている。アクチュエータ162はアクチュエータ本体62を保持する保持ブラケット164を備えている。保持ブラケット164は取付シャフト165によって車両14の左右方向を軸方向とする軸周りに回動可能にカウルトップ18の側面に取り付けられている。
また、アクチュエータ162を構成するスライドシャフト64の先端には連結片166が設けられている。連結片166は車両14の左右方向が厚さ方向とされた板状に形成されている。この連結片166の厚さ方向一方の側からは受圧ピン154が連結片166を貫通しており、受圧ピン154周りに連結片166は回動可能とされている。
さらに、本車両用ポップアップフード装置160ではカウルトップ18の側面にストッパ168が形成されており、保持ブラケット164に保持されたアクチュエータ本体62が取付シャフト165周りの一方へ所定角度回動すると、ストッパ168がアクチュエータ本体62に当接し、取付シャフト165周りの一方へのそれ以上のアクチュエータ本体62の回動を規制する。
<第5の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
以上の構成を特徴とする本車両用ポップアップフード装置160では、アクチュエータ本体62の内圧が上昇してスライドシャフト64が上方へスライドすると、連結片166が受圧ピン154を上方へ押圧する。受圧ピン154が押圧力を受けることで、前記第4の実施の形態と同様にアーム部材152がヒンジアッパ36に対してシャフト82(連結部112)周りに回動して、シェアピン50をせん断すると共に、更に、ヒンジアッパ36、ひいてはフード42がラッチ86又はその近傍(すなわち、フード42の前端側)を中心として回動しつつ上昇する。
すなわち、本実施の形態でも基本的には前記第4の実施の形態と同様の作用を奏し、前記第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、アーム部材152は上昇するにあたり、後方の連結シャフト28を中心に回動するため、受圧ピン154は上昇しつつも後方へ変位し、受圧ピン154により連結片166が後方へ引っ張られる。このように連結片166が引っ張られると、アクチュエータ本体62が保持ブラケット164を伴って取付シャフト165周りに上端側が後方へ変位するように回動する。さらに、このアクチュエータ本体62の回動によりアクチュエータ本体62の軸方向が傾斜すると、これに伴い連結片166が受圧ピン154周りに回動する。
このように、本実施の形態では、アーム部材152が回動しても連結片166と受圧ピン154との連結位置、すなわち、スライドシャフト64がスライドすることで生じる押圧力の付与位置が変わらないため、押圧力を安定して付与でき、アーム部材152を安定して上昇させることができる。
さらに、上記のようにアクチュエータ本体62が取付シャフト165周りに所定角度、例えば、フード42の上昇が終了した際のアーム部材122の回動位置に応じた角度まで回動すると、ストッパ168がアクチュエータ本体62に当接して、それ以上のアクチュエータ本体62の回動を規制する。これにより、フード42の上昇が終了した状態でのアクチュエータ本体62の姿勢を安定させることができ、フード42を上昇終了状態で安定して保持できる。
<第6の実施の形態の構成>
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
図14には本実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置170の構成が側面図により示されており、図15には本車両用ポップアップフード装置170が作動した状態での図14に対応した側面図が示されている。
これらの図に示されるように、本車両用ポップアップフード装置170はヒンジベース12を備えておらず、代わりにヒンジベース172を備えている。ヒンジベース172は基部16を備えておらず、代わりに基部174を備えている。基部174はボルト20によりカウルトップ18に固定されている点や支持部22が形成されている点で基本的に基部16と構成が同じであるが、前端側から支持壁176が立設されている点で基部174は基部16とは構成が異なる。支持壁176は車両14の左右方向が厚さ方向とされた板状に形成されており、その厚さ方向一方の面からは変換手段を構成する係合ピン178が突出形成されている。この係合ピン178は軸方向が車両14の左右方向に沿った円柱状に形成されている。
一方、本車両用ポップアップフード装置170はアクチュエータ60を備えておらず、代わりにアクチュエータ180を備えている。アクチュエータ180はカウルトップ18の上側で車両14のカウルトップ18又はカウルトップ18以外で車両14のボデーを構成する部位にブラケット等により一体的に固定されたアクチュエータ本体182を備えている。アクチュエータ本体182は基本的にアクチュエータ60のアクチュエータ本体62と同じ構成であるが、アクチュエータ本体62の軸方向が概ね車両14の上下方向であったのに対し、アクチュエータ本体182は軸方向が概ね車両14の前後方向に沿っており、アクチュエータ本体182の内圧が上昇するとアクチュエータ本体182内のピストンがアクチュエータ本体182に沿って車両14の後方側へ摺動する構成になっている。
図15に示されるようにアクチュエータ180はスライド部材としてのスライドシャフト184を備えている。このスライドシャフト184は長手方向基端側でアクチュエータ本体182内のピストンに一体的に固定されており、アクチュエータ本体182の内圧の上昇でピストンと共に車両14の後方側へスライドする。アクチュエータ本体182の外側でスライドシャフト184の先端には支持片186が一体的に取り付けられている。支持片186は車両14の左右方向が厚さ方向とされた板状に形成されている。この支持片186の厚さ方向一方の側には係合ピン178と共に変換手段を構成するリンク片188が配置されている。
リンク片188は車両14の左右方向が厚さ方向とされた板状に形成されている。また、上記の係合ピン178よりも下側の位置で支持片186には係合ピン178やリンク片188と共に変換手段を構成する連結シャフト190が設けられている。連結シャフト190は軸方向が車両14の左右方向に沿っており、支持片186に対して連結シャフト190周りに相対回動自在にリンク片188を支持片186に連結している。また、連結シャフト190の軸方向に対して直交する方向に沿った連結シャフト190の側方ではリンク片188に長孔192が形成されている。
長孔192はリンク片188の長手方向に沿って略直線的に長手とされてリンク片188の厚さ方向に貫通しており、この長孔192の内側に上記の係合ピン178の先端側が入り込んでいる。長孔192の長手方向に対して直交する方向に沿った長孔192の開口幅寸法は係合ピン178の外径寸法よりも極僅かに大きく設定されており、このため、リンク片188は係合ピン178周りに回動可能であると共に長孔192の長手方向両端の何れかに係合ピン178が当接するまで長孔192の長手方向に移動可能である。さらに、リンク片188の連結シャフト190との連結部分とは反対側の端部188Aは、概ねシェアピン50を基準として連結部112とは反対側でヒンジアッパ36を構成する基部38の下方から基部38に当接している。
<第6の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
以上の構成を特徴とする本車両用ポップアップフード装置170では、前記第1乃至第4の各実施の形態におけるアクチュエータ本体62と同様に、ガス発生剤が燃焼させられることによりアクチュエータ本体182内でガスが発生し、このガスによりアクチュエータ本体182の内圧が上昇すると、アクチュエータ本体182内のピストンがアクチュエータ本体182の軸方向一端側、すなわち、車両14の後方側へ向けて摺動する。このようにピストンが移動することで、ピストンに一体的に連結されたスライドシャフト184が車両14の後方側へ移動する。
スライドシャフト184の先端に設けられた支持片186にはリンク片188が連結シャフト190を介して連結されているため、後方へのスライドシャフト184の移動に伴いリンク片188が後方へ移動する。リンク片188の連結シャフト190との連結部分は支持壁176に設けられた係合ピン178よりも下方に位置しているため、連結シャフト190の軸心と係合ピン178の軸心とを結ぶ仮想線Sは連結シャフト190が後方に移動するにつれて車両14の上方側へ傾く。
したがって、リンク片188は連結シャフト190との連結部分が後方へ移動して長孔192の連結シャフト190側の端部が係合ピン178に接近するにつれ、リンク片188の連結シャフト190との連結部分とは反対側の端部188Aが上昇するように係合ピン178を中心として回動する。これにより、ヒンジアッパ36の基部38はリンク片188に下方から押圧され、ヒンジアッパ36、ひいてはフード42が上昇しようとする。このように上昇しようとするヒンジアッパ36は当然アーム部材24の先端側を持ち上げようとするが、基部38におけるリンク片188からの押圧力の付与位置が概ねシェアピン50を基準として連結部112とは反対側であるため、リンク片188からの押圧力がヒンジアッパ36を介してアーム部材24の先端側を持ち上げようとしつつも連結部112を中心として基部38における押圧力の付与位置側を上昇させるようにヒンジアッパ36を回動させようとする。
この連結部112を中心とする回動力はシェアピン50が設けられた部分でシェアピン50をせん断する向きのモーメントを有しており、これにより、シェアピン50がせん断(破断)される。このようにしてアーム部材24とヒンジアッパ36との一体的な連結が解消されることで、前記各実施の形態と同様に基部38にストッパ54が当接するまでラッチ86又はその近傍(すなわち、フード42の前端側)を中心としてフード42が回動しつつ上昇し、アーム部材24が後方の連結シャフト28を中心に回動しつつ上昇する。
このように、本車両用ポップアップフード装置170は、基部38に下方からの押圧力(上昇力)を付与するための構成が前記第1の実施の形態とは異なるが、基部38に押圧力(上昇力)が付与されてからの動作は前記第1の実施の形態と同じであるため、基本的には前記第1の実施の形態と同様の作用を奏し、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
一方、本車両用ポップアップフード装置170は上記の各実施の形態とは異なり、アクチュエータ本体182の軸方向、すなわち、スライドシャフト184のスライド方向が概ね車両14の前後方向に沿い、この車両14の前後方向に沿った直線的なスライド力を連結シャフト190、係合ピン178、及びリンク片188によって基部38を下方から押し上げる力(上昇力)に変換している。すなわち、係合ピン178、リンク片188、連結シャフト190を含めて構成される変換手段により、車両14の前後方向に沿った直線的なスライド力が基部38を下方から押し上げる力(上昇力)に変換されるため、車両14の前後方向に沿ったスライド力を発生させるアクチュエータ本体182(アクチュエータ180)の適用が可能になっている。
これにより、アクチュエータ本体62や上方へスライドした状態でのスライドシャフト64の配置スペースを確保できないような車両14でも本車両用ポップアップフード装置170ではカウルトップ18の上面等に沿いアクチュエータ本体182やスライドシャフト184を配置できるので、車両14にとって最適な位置にアクチュエータ180を配置することができる。
なお、本実施の形態では、アクチュエータ180を構成するアクチュエータ本体182をカウルトップ18の上側で車両14のカウルトップ18又はカウルトップ18以外で車両14のボデーを構成する部位にブラケット等により一体的に固定した構成としたが、例えば、ヒンジベース172の基部174やヒンジベース172に形成された支持壁176にアクチュエータ保持部を延出し、このアクチュエータ保持部にアクチュエータ本体182を保持させる構成、すなわち、ヒンジベース172を請求項8に記載の本発明を構成するブラケットに相等させる構成としてもよい。
このような変形例の構成では、車両14にヒンジベース172を取り付ける以前の状態で、支持片186や係合ピン178とリンク片188とを予め繋げておくことができ、ヒンジベース172をカウルトップ18に固定することで、カウルトップ18に対するアクチュエータ180やリンク片188の組み付けも終了させることができる。これにより、このような構成では、車両14に対する組み付けの工数を軽減できると共に、各部材のフード42やカウルトップ18に対する組付精度を向上できる。
また、本実施の形態では、アクチュエータ180を構成するアクチュエータ本体182をカウルトップ18の上側で車両14のカウルトップ18又はカウルトップ18以外で車両14のボデーを構成する部位にブラケット等により一体的に固定した構成、すなわち、アクチュエータ180を車両14のボデーに取り付けて、アクチュエータ本体182の内圧の上昇でピストンと共にスライドシャフト184が車両14の後方側へスライドすることにより、リンク片188の端部188Aがヒンジアッパ36の基部38を上方へ押圧する構成とした。しかしながら、アクチュエータ180を車両14のボデーに取り付けた構成や、リンク片188の端部188Aがヒンジアッパ36の基部38を上方へ押圧する構成に本発明が限定されるものではない。
例えば、アクチュエータ180のアクチュエータ本体182や、係合ピン178が突出形成された支持壁176を、フード42の裏面やヒンジアッパ36に設ける構成とし、アクチュエータ本体182の内圧の上昇でピストンと共にスライドシャフト184が車両14の後方側へスライドすることにより、リンク片188の端部188Aがカウルトップ18又はカウルトップ18以外の車両14のボデーの所定部位を下方へ押圧し、これにより、フード42が上昇する構成としてもよい。
このような構成では、係合ピン178、リンク片188、連結シャフト190を含めて構成される変換手段によりアクチュエータ180にて発生した車両14の前後方向に沿った直線的なスライド力がカウルトップ18又はカウルトップ18以外の車両14のボデーの所定部位を下方へ押圧する力に変換され、更に、この下方へ押圧する力に基づいてカウルトップ18又はカウルトップ18以外の車両14のボデーの所定部位からリンク片188の端部188Aに付与される押圧反力がフード42を上昇させるための上昇力になる。したがって、このような構成であっても、上記の本実施の形態と同様の作用を奏し、同様の効果を得ることができる。
また、このようにカウルトップ18やカウルトップ18以外の車両14のボデーにアクチュエータ180のアクチュエータ本体182を設けずに、フード42の裏面やヒンジアッパ36にアクチュエータ180のアクチュエータ本体182を設ける構成では、カウルトップ18の側、すなわち、車両14のボデー側にアクチュエータ180の設置スペースを確保できなくても、アクチュエータ180を取り付けることができると言う効果も得ることができる。
特に、支持壁176をヒンジアッパ36に形成すると共に、アクチュエータ本体182をヒンジアッパ36に保持させる構成とすること(すなわち、ヒンジアッパ36を請求項5に記載の本発明を構成するブラケットに相等させること)で、車両14にヒンジアッパ36を取り付ける以前の状態で、支持片186や係合ピン178とリンク片188とを予め繋げておくことができ、ヒンジアッパ36をフード42に固定することで、フード42に対するアクチュエータ180やリンク片188の組み付けも終了させることができる。これにより、このような構成では、車両14に対する組み付けの工数を軽減できると共に、各部材のフード42やカウルトップ18に対する組付精度を向上できる。
<第7の実施の形態の構成>
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。
図16には本実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置260の要部の構成が側面図により示されている。この図に示されるように、本車両用ポップアップフード装置260はアクチュエータ60を備えておらず、代わりにアクチュエータ262を備えている。アクチュエータ262は転動体としてのローラ264を備えている。ローラ264は車両14の左右方向を軸方向とする軸周りに回動自在にスライドシャフト64の前端に設けられたブラケット266に取り付けられている。
また、本車両用ポップアップフード装置260は、ヒンジアッパ36を備えておらず、代わりにヒンジアッパ268を備えている。ヒンジアッパ268は基本的にヒンジアッパ36と同じ構成であるが、基部38に代わる基部270が転動体当接部を構成しており、連結部48とシェアピン50との間で基部270の厚さ方向下面にローラ264の外周面が当接し、ローラ264は基部270の厚さ方向下面との摩擦で車両14の前後方向に転動できる。
<第7の実施の形態の作用、効果>
以上の構成を特徴とする本車両用ポップアップフード装置260では、アクチュエータ262が作動することでヒンジアッパ268の基部270にローラ264からの押圧力が付与され、これにより、フード42がラッチ86での連結部分又はその近傍を回動中心として上昇回動とすると、ヒンジアッパ268もまたフード42と共に回動する。この回動によって基部270(ヒンジアッパ268)は上昇しつつ車両14の前方側へ移動する。これにより、ローラ264と基部270との当接位置が変わるが、このとき、ローラ264は外周面に基部270を接触させたまま基部270に沿って転動する。このため、ローラ264と基部270との当接位置が変わる際にローラ264や基部270が大きな抵抗を受けない。このようにして、円滑にローラ264と基部270との当接位置を変えることができるため、これにより、フード42が上昇することに伴いラッチ86が不用意に大きく変形することを更に効果的に抑制でき、確実にフード42を上昇させることができる。
また、本車両用ポップアップフード装置260は、スライドシャフト64の先端に押圧部66に代えてローラ264を設けた点以外は基本的に前記第1の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置10と構成が同じであるため、本実施の形態は基本的に前記第1の実施の形態と同様の作用を奏し、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第8の実施の形態の構成>
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。
図17には本実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置300の構成が側面図により示されており、図18には本車両用ポップアップフード装置300が作動した状態での図17に対応した側面図が示されている。
これらの図に示されるように、本車両用ポップアップフード装置300は変形部として第2連結手段を構成するシェアピン50を備えておらず、代わりに第2連結手段(連結手段)としての引っ張りプレート302を備えている。引っ張りプレート302はプレート本体304を備えている。プレート本体304は概ね車両14の左右方向が厚さ方向とされた板状に形成されている。プレート本体304は、連結シャフト28よりも車両14の後方側で、車両14の左右方向にアーム部材24の連結片34と対向するように設けられている。このプレート本体304は、ボルト等の締結手段や溶接等によって連結片34に一体的に連結されている。このプレート本体304の上側には変形部としてのプレート本体304から連続して脆弱部306が形成されている。
脆弱部306はプレート本体304と同様に概ね車両14の左右方向が厚さ方向とされた板状に形成されているが、幅寸法がプレート本体304よりも充分に細く、このため、プレート本体304よりも機械的強度が充分に小さい。この脆弱部306はプレート本体304とは反対側でヒンジアッパ36の連結片46に繋がっている。換言すれば、本実施の形態において引っ張りプレート302は連結片46から延出された構成、すなわち、部品的には引っ張りプレート302がヒンジアッパ36の一部として形成された構成となっている。
<第8の実施の形態の作用、効果>
次に、本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
以上の構成を特徴とする本車両用ポップアップフード装置300では、前記第1の実施の形態と同様にガス発生剤が燃焼させられることによってアクチュエータ本体62内で発生したガスの圧力でピストンが上昇し、これにより、押圧部66がヒンジアッパ36の基部38を上方へ押圧すると、連結部48のシャフト112を中心として連結部48よりも押圧部66からの押圧力の付与位置の側が上昇するようにアーム部材24に対して回転しようとする。このアーム部材24に対するヒンジアッパ36の相対回転により、ヒンジアッパ36の連結片46が引っ張りプレート302のプレート本体304に対して離間するように上昇しようとする。
これにより、図18に示されるように、機械的強度がプレート本体304よりも充分に小さな脆弱部306が引きちぎられ、引っ張りプレート302によるアーム部材24とヒンジアッパ36との機械的且つ一体的な連結が解消される。このようにアーム部材24とヒンジアッパ36との連結が解消されることで、ヒンジアッパ36がアーム部材24に対して連結部48のシャフト82を中心に回動可能な状態となり、この状態でなお付与される押圧部66からの押圧力によりヒンジアッパ36、ひいてはフード42がラッチ86又はその近傍(すなわち、フード42の前端側)を中心として回動しつつ上昇する。
このように、本車両用ポップアップフード装置300はシェアピン50に代わり引っ張りプレート302を備えた構成であるが、押圧部66からの押圧力の付与によるアーム部材24に対するヒンジアッパ36の相対回転で破断してアーム部材24とヒンジアッパ36との機械的且つ一体的な連結を解消する点に関しては、シェアピン50も引っ張りプレート302も同じである。したがって、このように、シェアピン50に代わり引っ張りプレートを備えた車両用ポップアップフード装置300も基本的に前記第1の実施の形態と同様の作用を奏し、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
このように、本実施の形態の構成は、シェアピン50を引っ張りプレート302に代えた点以外は基本的に前記第1の実施の形態と同じ構成であったが、第1の実施の形態以外の他の実施の形態においてシェアピン50に代えて引っ張りプレート302を適用することも当然可能である。
また、本実施の形態では、引っ張りプレート302をヒンジアッパ36の一部として形成して、プレート本体304を連結片34に連結した構成であったが、引っ張りプレート302を連結片34の一部として形成して、プレート本体304をヒンジアッパ36の連結片46に連結する構成としてもよい。
さらに、本実施の形態では、脆弱部306をプレート本体304よりも細幅とすることで、脆弱部306の機械的強度を低下させる構成としたが、脆弱部306はプレート本体304よりも機械的強度が低く、アーム部材24に対するヒンジアッパ36の相対回転で破断する構成であればよく、上記のように、脆弱部306をプレート本体304よりも細幅としなくても、1乃至複数の孔を脆弱部306に形成して、機械的強度をプレート本体304よりも小さくしてもよいし、熱処理や薬品処理等を脆弱部306に施すことで材質的に機械的強度をプレート本体304よりも小さくしてもよい。
また、このようにシェアピン50や引っ張りプレート302は、アーム部材24に対するヒンジアッパ36の相対回転で破断する構成であった。しかしながら、第2連結手段の変形部は、このような破断されることでアーム部材24とヒンジアッパ36との機械的且つ一体的な連結を解消する構成に限定されるものではなく、破断以外の塑性変形の態様をもってアーム部材24とヒンジアッパ36との機械的且つ一体的な連結を解消する構成であってもよい。
すなわち、連結片46の側へ向けて開口した孔を連結片34に形成すると共に、この連結片34に形成した孔に嵌合可能な突起を連結片46に形成し、この突起をもって第2連結手段の変形部としてもよい。このような構成では、連結片46の突起が連結片46の孔に嵌合していることで基本的には連結部48を中心とするアーム部材24に対するヒンジアッパ36の相対回転は規制される。
しかしながら、例えば、押圧部66からの押圧力でアーム部材24に対してヒンジアッパ36が相対回転しようとすると、連結片34の孔の内壁により連結片46の突起が塑性変形させられ、連結片46の突起が連結片34の孔から抜け出る。これにより、連結片46の突起によるアーム部材24とヒンジアッパ36との機械的且つ一体的な連結が解消される。このような構成であっても、基本的にはこれまでに説明した各実施の形態と同様の作用を奏し、これまでに説明した各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
<第9の実施の形態の構成>
次に本発明の第9の実施の形態について説明する。
図19には本実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置330の構成が側面図により示されており、図20には本車両用ポップアップフード装置330が作動した状態での図19に対応した側面図が示されている。
これらの図に示されるように、本車両用ポップアップフード装置330はアクチュエータ60を備えておらず、代わりにヒンジアッパ332を備えている。ヒンジアッパ332は基部334を備えている。基部334は概ね車両14の上下方向が厚さ方向の平板状である点や、フード42の裏面側でボルト44等の締結部材によりフード42に一体的に固定されている点等、基本的には前記第1の実施の形態におけるヒンジアッパ36の基部38と構成が同じである。しかしながら、ヒンジアッパ332の基部334は、車両14の前後方向に沿った長さがヒンジアッパ36の基部38よりも充分に長く、その先端(前端)はヒンジアッパ36の基部38よりも車両14の前方側に位置している。
また、ヒンジアッパ332はアクチュエータ336を備えている。アクチュエータ336は基本的に前記第1の実施の形態におけるアクチュエータ60と同じ構成で、アクチュエータ本体62の内圧の上昇に伴いピストンがアクチュエータ本体62の上端側へ向けて摺動すると、このピストンに一体的に連結されたスライドシャフト64が上方へスライドする。但し、アクチュエータ336はその配置位置がアクチュエータ60よりも車両14の前方側に設定されている。また、アクチュエータ336を構成するスライドシャフト64の先端(上端)には押圧部66に代わる押圧部338が設けられている。押圧部338は基本的に押圧部66と構成が同じであるが、連結部48よりも車両14の前方側、すなわち、連結部48を基準としてシェアピン50とは反対側で押圧部338は基部334に当接している。
このように、前記第1の実施の形態では、連結部48とシェアピン50との間で押圧部66がヒンジアッパ36の基部38に当接し、アクチュエータ60が作動すると、連結部48とシェアピン50との間で押圧部66が基部38を押圧し、ヒンジアッパ36を介してフード42を上昇させる構成あったのに対し、本実施の形態は、連結部48を基準としてシェアピン50とは反対側で押圧部338がヒンジアッパ332の基部334に当接し、アクチュエータ60が作動すると、連結部48を基準としてシェアピン50とは反対側で押圧部338が基部334を押圧する。
ここで、図21の模式図に示されるように、連結部48から押圧部338と基部334との当接位置(すなわち、基部334における338の押圧位置)までの距離をLa、連結部48から基部334の先端(前端)までの距離をLh、連結部48からシェアピン50までの距離をLs、アクチュエータ336が作動した際に押圧部338が基部334に付与する押圧力(上昇力)をFa、基部334の先端(前端)におけるフード42の折れ強度(基部334を支点とするフード42の折れ強度)をFh、シェアピン50の切れ(せん断)荷重をFsとした場合、これらのLa、Lh、Ls、Fa、Fh、Fsは以下の式(1)の関係を満足するように、La、Lh、Ls、Fa、Fh、Fsの値が設定される。
Fh・Lh>Fa・La+Fs・Ls・・・(1)
<第9の実施の形態の作用、効果>
以上の構成を特徴とする本実施の形態では、図19に示される本車両用ポップアップフード装置330の初期状態(通常状態)からアクチュエータ336が作動して押圧部338が上昇すると、図21に示される押圧力Faが押圧部338から基部334を介してフード42に付与され、ラッチ86(図5参照)又はラッチ86の近傍(すなわち、フード42の前端側)を中心に回動するようにフード42及びヒンジアッパ332が上昇する。また、ヒンジアッパ332は連結片46が連結片46のシャフト82とシェアピン50とによりアーム部材24の連結片34に連結されている。このため、ヒンジアッパ332はアーム部材24を伴い上昇しようとする。但し、アーム部材24はその後端が連結シャフト28によりヒンジベース12の支持部22に連結されているため、アーム部材24の先端(前端)は連結シャフト28を中心に回動するように上昇する(図20参照)。
このように、ヒンジアッパ332がラッチ86又はその近傍を中心に回動するように上昇するのに対し、アーム部材24が連結シャフト28を中心にしてヒンジアッパ332とは反対向きに回動するように上昇することで、連結部48のシャフト82を中心にアーム部材24とヒンジアッパ332とが相対回転する。この連結部48のシャフト82を中心とする相対回転はシェアピン50が設けられた部分でシェアピン50をせん断する向きのモーメントを有しており、図21に示される切れ(せん断)荷重Fa以上の力がシェアピン50に作用するとシェアピン50がせん断(破断)される。これにより、アーム部材24とヒンジアッパ332との一体的な連結が解消される。
このようにしてアーム部材24とヒンジアッパ332との一体的な連結が解消されることで、フード42及びヒンジアッパ332は押圧部338からの押圧力でラッチ86又はその近傍を中心に回動するように上昇し、更に、上昇するヒンジアッパ332に先端(前端)側が上方へ引っ張られたアーム部材24は後方の連結シャフト28を中心に上昇するように回動する。
ところで、図19乃至図21の各々に示されるように、押圧部338からの押圧力Faの付与位置は連結部48を基準としてシェアピン50とは反対側である。このため、仮に、この押圧力Faでヒンジアッパ332が連結部48のシャフト82を中心にアーム部材24に対して相対回転しようとした場合の回転の向きは、前記第1の実施の形態におけるアーム部材24に対するヒンジアッパ36の相対回転の向きとは反対になる。但し、当接片56が支持片58に当接していることで、このような相対回転は規制される。このため、押圧力Faが直接的にシェアピン50をせん断するように作用することはない。
しかしながら、本実施の形態では、上記の式(1)を満足するように連結部48から押圧部338と基部334との当接位置(すなわち、基部334における338の押圧位置)までの距離La、連結部48から基部334の先端(前端)までの距離Lh、連結部48からシェアピン50までの距離Ls、アクチュエータ336が作動した際に押圧部338が基部334に付与する押圧力(上昇力)Fa、基部334の先端(前端)におけるフード42の折れ強度(基部334を支点とするフード42の折れ強度)Fhの各々が設定される。このため、基部334の先端を支点に押圧力Faがフード42を折り曲げてしまう前にシェアピン50がせん断される。これにより、本実施の形態では、前記第1の実施の形態のように押圧部338からの押圧力Faの付与位置を連結部48とシェアピン50との間に設定することによる作用を奏することはないものの、結果的にはフード42の過剰な補強等を不要にできる。
また、本実施の形態は連結部48を基準としてシェアピン50とは反対側に押圧部338からの押圧力Faの付与位置を設定した点以外、基本的に前記第1の実施の形態と構成が同じである。このため、押圧部338からの押圧力Faの付与位置を連結部48とシェアピン50との間に設定することによる作用を除いて基本的に前記第1の実施の形態と同様の作用を奏し、同様の効果を得ることができる。
なお、以上の各実施の形態では、ラッチ86又はその近傍を中心にしてフード42が上昇した際、シャフト82及び長孔84のうち連結片46に設けられた方が連結片34に設けられた方に対して車両14の前方側へ移動する構成を前提として説明した。しかしながら、連結シャフト28や、ラッチ86での連結部分側におけるフード42の回動中心、初期状態(通常状態)でのシャフト82の位置等の相対的な位置関係、フード42が上昇した際のフード42及びアーム部材24の回動角度や回動軌跡等によっては、ラッチ86又はその近傍を中心にしてフード42が上昇した際、シャフト82及び長孔84のうち連結片34に設けられた方が連結片46に設けられた方に対して車両14の後方側へ移動したり(一例として図22の模式図参照)、前後に往復移動したりする可能性もある。このような構成の場合には、上記の各実施の形態にて説明した初期状態での長孔84内でのシャフト82の位置を長孔84の反対側の端部に設定したり、長孔84の長手方向中間部に設定したりすればよい。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の適用した車両の要部の構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置が作動した状態を示す図1に対応した側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の要部の構成を示す平面図である。 長孔の向きと位置関係を示す側面図である。 フードの回動中心とアーム部材の回動中心との位置関係を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の適用した車両の要部の構成を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置が作動した状態を示す図6に対応した側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の適用した車両の要部の構成を示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置が作動した状態を示す図8に対応した側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の適用した車両の要部の構成を示す側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置が作動した状態を示す図10に対応した側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の変形例を示す図10に対応した側面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の適用した車両の要部の構成を示す側面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の適用した車両の要部の構成を示す側面図である。 本発明の第6の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置が作動した状態を示す図14に対応した側面図である。 本発明の第7の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置が作動した状態を示す図2に対応した側面図である。 本発明の第8の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の適用した車両の要部の構成を示す側面図である。 本発明の第8の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置が作動した状態を示す図17に対応した側面図である。 本発明の第9の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の適用した車両の要部の構成を示す側面図である。 本発明の第9の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置が作動した状態を示す図19に対応した側面図である。 本発明の第9の実施の形態に係る車両用ポップアップフード装置の要部を模式的に表した側面図である。 長孔内でのシャフトの移動方向が逆向きの例を示す模式図である。
符号の説明
10 車両用ポップアップフード装置
12 ヒンジベース(所定部材)
14 車両
18 カウルトップ(ボデー)
24 アーム部材
28 連結シャフト(アーム部材の基端側とボデーとの連結部分)
30 ストッパ(干渉部、第1規制手段)
32 当接片(被干渉部、第1規制手段)
36 ヒンジアッパ(所定部材)
42 フード
48 連結部(第1連結手段、連結手段)
50 シェアピン(第2連結手段、連結手段、変形部)
54 ストッパ(当接部、第2規制手段)
56 当接片(第3規制手段)
58 支持片(第3規制手段)
60 アクチュエータ
62 アクチュエータ本体
64 スライドシャフト(スライド部材)
82 シャフト(連結部材、第1連結手段、連結手段)
84 長孔(第1連結手段、連結手段)
100 車両用ポップアップフード装置
102 アーム部材
112 連結部(第1連結手段、連結手段)
120 車両用ポップアップフード装置
122 アーム部材
150 車両用ポップアップフード装置
152 アーム部材
160 車両用ポップアップフード装置
170 車両用ポップアップフード装置
178 係合ピン(変換手段)
180 アクチュエータ
182 アクチュエータ本体
184 スライドシャフト(スライド部材)
188 リンク片(変換手段)
190 連結シャフト(変換手段)
260 車両用ポップアップフード装置
262 アクチュエータ
264 ローラ(転動体)
270 基部(転動体当接部)
300 車両用ポップアップフード装置
302 引っ張りプレート(第2連結手段、連結手段)
306 脆弱部(変形部)
330 車両用ポップアップフード装置
332 ヒンジアッパ(所定部材)
336 アクチュエータ

Claims (17)

  1. 車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回動可能な状態で基端側が前記車両のボデーに直接又は間接的に取り付けられたアーム部材と、
    前記アーム部材の先端側に対し、前記車両のフードを直接又は間接的で且つ一体的に連結すると共に、この一体的な連結が解消されることで前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りの前記アーム部材に対する前記フードの相対回動及び前記車両前後方向に沿った前記アーム部材に対する前記フードの相対変位を許容する連結手段と、
    前記連結手段による前記フードと前記アーム部材との一体的な連結を解消させると共に前記ボデーに対して前記フードを上昇させる上昇力を前記フードに直接又は間接的に付与するアクチュエータと、
    前記アーム部材の基端側と前記ボデーとの連結部分を中心とする前記アーム部材の一定角度以上の回動を規制する第1規制手段と、
    前記上昇力により前記フードが上昇した際に前記第1規制手段が前記アーム部材の回動を規制するよりも先に前記フードの上昇を規制する第2規制手段と、
    を備える車両用ポップアップフード装置。
  2. 前記アーム部材に一体的に設けられ、前記連結手段での連結部分を中心として前記上昇力により前記フードが回動した際に前記フード又は前記フードに一体的に設けられた所定部材に面接触して前記アーム部材に対する前記フードの回動を規制して前記フードの上昇する当接部を含めて前記第2規制手段を構成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ポップアップフード装置。
  3. 前記アーム部材の基端側と前記ボデーとの連結部分又は当該連結部分の近傍で前記ボデー又は前記ボデーに固定された所定部材に設けられた干渉部と、
    前記アーム部材に一体的に設けられ、前記ボデーを開放する方向への前記フードの回動に伴う前記アーム部材の回動により前記干渉部に接近し、前記干渉部に当接することで回動が規制される被干渉部と、
    を含めて前記第1規制手段を構成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ポップアップフード装置。
  4. 前記上昇力による前記連結手段での連結部分を中心とした前記フードに対する前記アーム部材の相対的な回動方向とは反対方向の回転を規制する第3規制手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
  5. 車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回動可能な状態で基端側が前記車両のボデーに直接又は間接的に取り付けられたアーム部材と、
    前記アーム部材の先端側に対し、前記車両のフードを直接又は間接的で且つ一体的に連結すると共に、この一体的な連結が解消されることで前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りの前記アーム部材に対する前記フードの相対回動及び前記車両前後方向に沿った前記アーム部材に対する前記フードの相対変位を許容する連結手段と、
    前記ボデー及び前記フードの何れかの一方に設けられたアクチュエータ本体を有すると共に、前記車両の上下方向に対して交差して先端が前記アクチュエータ本体から離間する所定方向へ直線的にスライド可能なスライド部材を有するアクチュエータと、
    前記スライド部材がスライドすることで生じる前記所定方向に沿った直線的な力の向きを変更して前記ボデーに対して前記フードを上昇させると共に前記連結手段による前記フードと前記アーム部材との一体的な連結を解消させる上昇力に変換し前記フードに直接又は間接的に付与する変換手段と、
    を備える車両用ポップアップフード装置。
  6. 前記フード又は前記フードに一体的に設けられた所定部材及び前記アーム部材の何れかの一方に形成されて前記車両の前後方向に沿って長手とされた長孔と、
    前記何れかの他方に設けられ、前記長孔の長手方向に沿って移動可能且つ前記何れかの一方に対して前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回転可能に前記長孔に入り込み、前記何れかの他方を前記何れかの一方に連結する連結部材と、
    を含めて前記連結手段を構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
  7. 前記上昇力による前記フードの上昇が終了した上昇終了状態で、前記ボデーに対する前記アーム部材の回動中心と前記連結手段での前記フードに対する前記アーム部材の回動中心とを通過する仮想直線上に前記長孔の位置を設定すると共に、前記長孔の長手方向を前記上昇終了位置で仮想直線に沿うように設定し、且つ、前記連結手段による前記フードと前記アーム部材との一体的連結が維持されたまま前記ボデーに対する回動中心周りの前記アーム部材の上昇回動が終了した状態での前記連結手段での前記フードに対する前記アーム部材の回動中心の位置と前記上昇終了状態での前記連結手段での前記フードに対する前記アーム部材の回動中心の位置とずれ量以上の長さに前記長孔の長手方向寸法を設定した、
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用ポップアップフード装置。
  8. 前記フードに前記アクチュエータを取り付け、前記上昇力を前記ボデー又は前記アーム部材に付与することで連結手段によるアーム部材とフードとの一体的な連結を解消させると共に前記フードを上昇させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
  9. 前記アーム部材の先端側に対し、前記車両のフードを前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回動可能で且つ前記アーム部材に対して前記フードを相対的に前記車両の前後方向に変位可能に連結する第1連結手段と、
    前記第1連結手段での連結部分を中心とする前記アーム部材に対する前記フードの回動を含めて前記アーム部材に対する前記フードの変位を不能に前記アーム部材に前記フードを連結すると共に、前記上昇力によって連結を解消する第2連結手段と、
    を含めて前記連結手段を構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
  10. 前記第1連結手段による前記アーム部材と前記フードとの連結位置と前記第2連結手段による前記アーム部材と前記フードとの連結位置との間に前記アクチュエータからの前記上昇力の付与位置を設定したことを特徴とする請求項9に記載の車両用ポップアップフード装置。
  11. 前記第1連結手段を基準として前記第2連結手段とは反対側で前記アーム部材に前記上昇力の付与位置を設定し、前記アーム部材を介して間接的に前記フードに前記上昇力を付与する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の車両用ポップアップフード装置。
  12. 前記ボデー又は前記フードに一体的に固定されて更に前記アーム部材が前記車両の左右方向を軸方向とする軸周りに回動可能に連結されると共に、前記アクチュエータが取り付けられるブラケットを備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
  13. 前記ボデー及び前記フードのうち前記アクチュエータ本体が設けられる方と前記アクチュエータ本体とを前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りに揺動可能に連結した、
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項11の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
  14. 前記ボデー、前記フード、及び前記アーム部材のうち、前記スライド部材からの押圧力を直接受ける方と、前記スライド部材の先端側とを前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りに揺動可能に連結した、
    ことを特徴とする請求項乃至請求項13の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
  15. 前記ボデーを前記フードが閉止した状態で前記スライド部材のスライド方向に前記スライド部材の先端が前記何れかの他方に当接するように前記アクチュエータを設定する、
    ことを特徴とする請求項乃至請求項1の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
  16. 前記スライド部材の先端及び前記スライド部材がスライドすることで生じる直線的な押圧力が直接付与される押圧力付与部の何れかの一方に設けられ、前記車両の幅方向を軸方向とする軸周りに回転可能な転動体と、
    前記転動体の外周面が当接した状態で前記転動体が転動可能に前記何れかの他方に設けられ転動体当接部と、
    を備えることを特徴とする請求項5乃至請求項12の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
  17. 前記アーム部材と前記フードとを一体的に連結すると共に前記上昇力により塑性変形して前記アーム部材と前記フードとの一体的な連結を解消する変形部を含めて前記連結手段を構成した
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項16の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置。
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