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JP4019625B2 - 複合記録媒体及びその製造方法、並びにドット記録装置及びドット記録方法 - Google Patents

複合記録媒体及びその製造方法、並びにドット記録装置及びドット記録方法 Download PDF

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JP4019625B2
JP4019625B2 JP2000344380A JP2000344380A JP4019625B2 JP 4019625 B2 JP4019625 B2 JP 4019625B2 JP 2000344380 A JP2000344380 A JP 2000344380A JP 2000344380 A JP2000344380 A JP 2000344380A JP 4019625 B2 JP4019625 B2 JP 4019625B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は表面性の異なる二種以上の部分が一体化されてなる複合記録媒体及びその製造方法関する。
【0002】
より詳しくは、最も効果的に所望の画質を有するインク画像を得ることができ、一度に複数の画質の画像を得るという生産性にも優れている、表面性の異なる二種以上の部分が一体化された複合記録媒体、その製造方法及び記録方法関するものである。
【0003】
また、本発明はこれらの複合記録媒体に適したドット記録装置に関するものである。
【0004】
【従来の技術】
画像(文字を含む)を形成して記録を行うための記録媒体は、近年、写真のようにより高解像度で鮮明なカラー画像が得られることが望まれている。また、それとともに、個人の嗜好に合致する画質の画像が得られることも望まれている。このため、記録媒体の表面に光沢層を設けて高解像度で鮮明なカラー画像が得られるようにしたり、該表面での光の反射率を低く抑えてより見易くする等、記録媒体の表面性(面質又は面種)を適宜調整することにより、前記要望を満足させる記録媒体が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、記録媒体は、通常、画像を形成するための表面が均等な品質であるため、得られた記録画像の画質が画像作成者の好みに合わない場合や、他の記録媒体を用いて記録した画質と比較したい場合には、再度記録しなければならならない。このような記録媒体を用いた場合、個人の好みに応じた記録画像の画質が得られるまで何度も試し印刷をしなければならない等、所望の画質を有する記録画像を得るには非効果的であるという問題があった。
【0006】
従って、本発明の目的は、以上のような問題点を解決し、最も効果的に所望の画質を有する記録画像を得ることができる記録媒体を提供することにある。本発明の他の目的は、一度に複数の画質の画像を得るという生産性にも優れている記録媒体を提供することである。本発明のさらに他の目的は、試し印刷用の記録媒体を提供することである。本発明のさらに他の目的は、試し印刷ができる記録媒体のセットを提供することである。本発明のさらに他の目的は一枚の記録紙で試し印刷が可能な記録媒体を提供することである。本発明のさらに他の目的はこれらの記録媒体の印刷処理に適したドット記録装置、ドット記録方法及びこのドット記録方法を印刷処理装置に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、鋭意研究した結果、異なる性質を有する複数の部分が一体化されてなる記録媒体が、前記目的を達成し得ることを知見した。
【0008】
本発明は、前記知見に基づきなされたもので、表面性の異なる二種以上の部分が一体化されてなることを特徴とする複合記録媒体を提供するものである。
【0009】
なお、本明細書において、「表面性の異なる」とは、見かけ上の表面性が異なっていることをも意味する。例えば、表面(最上面)が均一に平滑であっても、その内部の層の影響により異なって見える場合は表面性が異なることとする。具体的には、基材上に二種以上の面性を有する樹脂被覆層が形成され、該樹脂被覆層上に表面層(最上層)としてのインク受理層が形成された記録媒体の場合には、表面が均一に平滑であったとしても、該樹脂被覆層の面性に起因して見かけ上これらの部分が異なって見えるときには、表面性が異なることとする。
【0010】
本発明のドット記録方法では表面性の異なる二種以上の部分が一体化されてなる複合記録媒体を構成する二種以上の部分のそれぞれについて、所定の画像データをドット記録処理に適した要素色毎に色分解された画像データに変換するための色補正テーブルと、前記複合記録媒体にドットを記録するためのドット記録要素を備えたドット記録ヘッドの駆動制御を行うヘッド駆動手段の動作を規定するパラメータと、前記ドット記録ヘッドと複合記録媒体を相対的に駆動して主走査を行う主走査駆動手段の動作を規定するパラメータと、前記主走査が終了する都度に前記ドット記録ヘッドと前記複合記録媒体を相対的に駆動して副走査を行わせる副走査駆動手段の動作を規定するパラメータとを予め記憶しておき、前記二種以上の部分のそれぞれについて、対応する色補正テーブルを参照して画像データの変換を行うとともに、前記パラメータを参照して前記主走査駆動手段、ヘッド駆動手段、及び副走査駆動手段の動作を制御することで複合記録媒体上にドット記録を行う。
【0011】
この方法により、複合記録媒体を構成する二種以上の部分のそれぞれについて、適切な色補正処理とドット記録処理を実現することができるため、複合記録媒体全体のドット記録処理速度を極力低下させることなく、高画質なドット記録処理を実現することができる。
【0012】
本明細書において、「ドット記録要素」とはインクジェットプリンタにおけるインクノズルのように、ドットを記録するための構成要素を意味する。従って、圧電体素子の体積変化により加圧室の容積を変化させてインク滴を吐出させるピエゾジェット方式の他に、熱の印加により急激に蒸気が発生することにより加圧室内に充填されたインク滴を吐出させるバブルジェット(登録商標)方式であってもよい。
【0013】
また、本発明によれば、上記のドット記録方法を実現する手順をプログラムによって記述したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することができる。このようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、何らかの物理的手段によりプログラム等が記録されているものであって、印刷処理装置に所望の機能を実現させることができるものをいう。従って、何らかの手段で印刷処理装置にダウンロードし、所望の機能を実現させるものであればよい。
【0014】
例えば、光ディスク(CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−R、PDディスク、MDディスク、MOディスク等)やフレキシブルディスク(FD)のように可搬性記録媒体の他、RAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置、或いはハードディスクのような外部記憶装置を含む。この他に、バーコード等が記録された紙や所定のコード体系に従って、パンチ孔等があけられたカード等も含まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の複合記録媒体をその好ましい実施形態に基づいて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
先ず、本発明の複合記録媒体の第1実施形態について詳述する。 図1は、本発明の複合記録媒体の第1実施形態の断面図である。
【0017】
第1実施形態の複合記録媒体100は、基材101と、該基材101上に樹脂被覆層102を介して設けられた透明なインク受理層103と、該基材101の裏面(インク受容層103と反対側の面)に設けられた樹脂被覆層104とから構成される。
【0018】
そして、本実施形態の複合記録媒体100においては、基材101上の樹脂被覆層102が、面性の異なる二種以上の部分からなる。かかる構成によって、本実施形態の複合記録媒体100は、表面性の異なる二以上の部分が一体化されている。なお、 図1では樹脂被覆層102の面性が現れていないが、平面視した場合(インク受理層103を省略した複合記録媒体100の平面図)にはその面性が現れる。
【0019】
前記表面性の異なる二以上の部分としては、光沢性が異なる二以上の部分でもよく、平滑性が異なる二以上の部分でもよく、さらに光沢性及び平滑性の両方が異なる二以上の部分であってもよい。具体的には、前記二種以上の部分が、光沢調部分、半光沢調部分、マット調部分及び絹目調部分からなる群より選択された二種以上の部分等が挙げられる。さらに、これらの部分のうち、一又は二以上が、光の反射率の強弱により区分けされた複数の記録領域を有することもできる。
【0020】
本実施形態に用いられる基材101としては、特に制限されず、一般に用いられている紙を使用することができるが、写真用の基材(支持体)として用いられているような平滑で且つ高密度の原紙が好ましい。
【0021】
本実施形態に用いられる樹脂被覆層102,104の形成材料としては、加熱溶融押し出しコーティング用ポリオレフィン樹脂、特にポリエチレン樹脂が好ましい。
【0022】
また、前記基材101の両面に予め樹脂被覆層102,104を設けたシートを用いることもできる。かかるシートとしては、例えば、特開平11−188966号公報に記載の樹脂被覆紙等を用いることができる。本実施形態において、基材101の両面に樹脂被覆層102,104を形成する方法は、前記の加熱溶融押し出しコーティング法の他、膜形成能のあるラテックスをコーティングする方法によってもよい。例えば、最低成膜温度(MFT)の低いラテックスを、基材101にコーティングした後、最低成膜温度以上の温度に加熱することによっても樹脂被覆層102,104を形成することができる(特開平11−188966号公報参照)。
【0023】
本実施形態に用いられるインク受理層103は、カラー画像や写真画像等を高品質に再現するための層であり、該インク受理層103の形成材料としては、従来公知のものを何れも用いることができる。即ち、インク受理層には、インク吸収顔料、インク定着剤及びバインダーが含有されるのが好ましく、更に必要に応じて、染料固着剤(耐水化剤)、蛍光増白剤、界面活性剤、消泡剤、pH調整剤、防黴剤、紫外線吸収材及び酸化防止剤等の各種添加剤が含有される。
【0024】
インク受理層103の形成は、上記のバインダーを適当な溶媒に溶解又は分散させ、これにインク定着剤を添加し、必要に応じて上記各種の添加剤を添加して得た塗工液を、ロールコーティング法、スプレーコーティング法、ロッドバーコーティング法、エアナイフコーティング法等の公知のコーティング法で、樹脂被覆層102上に塗工し、乾燥させることによりなされる。
【0025】
第1実施形態の複合記録媒体100を製造するには、例えば、基材101上及び裏面に樹脂被覆層102,104を形成した後、該樹脂被覆層102に、ロールによって二種以上の面性を付与し、次いで該面性付与後の樹脂被覆層102上にインク受理層103を形成して、二種以上の表面性を付与することにより行うことができる。
【0026】
ここで用いられるロールとしては、例えば、グラビアロール等が挙げられ、これを用いて樹脂被覆層102に型付すること等により二種以上の面性を付与することができる。
【0027】
本発明の複合記録媒体は、インクジェット記録用の媒体として好ましく用いられる。また、本発明の複合記録媒体は、その他、バブルジェット記録用の媒体、ペン等による筆記具による記録用の媒体、その他各種の液状インクによる印字方式による記録用の媒体として用いることもできる。さらに、本発明の複合記録媒体は、複写機やプリンター等に用いられている電子写真記録方式のトナーを加熱定着する記録媒体や、粘着剤層を設けてラベル用の記録媒体として用いることもできる。
【0028】
以上、本発明の複合記録媒体を、その好ましい実施形態に基いて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0029】
即ち、第1実施形態において、インク受理層103に代えて、例えば、有機カチオン性ポリマーが結合した無機微粒子を含有させた空隙を設けた層(特開平11−58942号公報参照)や、無機微粒子と水溶性樹脂と特定の架橋剤とを用いて恒率乾燥速度を示す間に該水溶性樹脂を架橋させて、硬化させることにより得られる層(特開平11−115308号公報参照)等を用いることもできる。その他、特開平10−81064号公報、同10−100397号公報、同10−119420号公報、同10−119423号公報、同10−119424号公報、同10−175365号公報、同10−193776号公報、同10−203006号公報、同10−217601号公報、同11−20300号公報、同11−20306号公報、特開平7−276789号公報、特開平8−174992号公報等に記載のインク受理のための層に変更することも可能である。
【0030】
また、絹目調の柄の例としては格子状の凹凸絹目模様に変えて、平織状の凹凸絹目模様や円状の凹凸絹目模様とすることもできる。
【0031】
その他、表面性の異なる二種以上の部分が一体化されている限り、その他の構成についても適宜変更可能である。また、本発明の複合記録媒体を製造する他の方法として、幅広の製造用原材に、複数のロールを同時に用いてそれぞれ二種以上の表面性を付与した後、各記録媒体部分ごとに切り取る方法により、複合記録媒体を製造することもできる。複数のロールとしては、例えば、図2に示すような連続した3つのロール等が用いられる。図3には、製造用原材に図2の3つのロールを同時に用いてそれぞれ二種以上の表面性を付与したときの状態を示す。
【0032】
次に、上述の複合記録媒体を用いて文字、画像等を印刷する手順について説明する。表面性の異なる二種以上の部分が一体化されてなる複合記録媒体の一例を図4に示す。同図に示す複合記録媒体700は光沢調部分71と絹目調部分72とから構成されている。例えば、光沢調部分71は画像印刷領域として使用し、絹目調部分72はテキスト印刷領域として使用することができる。このように、1枚の記録用紙に画像を印刷したい部分と文字を印刷したい部分がある場合に、本発明の複合記録媒体を用いれば、各印刷領域毎の印刷用途に適合した記録用紙を提供することができる。
【0033】
図5は本発明の印刷処理装置(ドット記録装置)の構成を示すブロック図である。印刷処理装置はスキャナ10と、コンピュータ端末20と、カラープリンタ30を備えて構成されている。コンピュータ端末20はカラーディスプレイ40を備えている。スキャナ10はカラー原稿からカラー画像データを読み出し、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3原色からなる原カラー画像データをコンピュータ端末20へ供給する。
【0034】
コンピュータ端末20ではオペレーティングシステムの下でアプリケーションプログラム21、ビデオドライバ22、プリンタドライバ23が動作している。プリンタドライバ23はアプリケーションプログラム21から画像データを受け取り、カラープリンタ30が印字可能な信号、即ち、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)、K(ブラック)の2値化された信号に変換するための画像処理を行う。カラーディスプレイ40はその画像処理の様子をビデオドライバ22からの指示に基づいて画像表示する。また、ビデオドライバ22はアプリケーションプログラム21の操作用画面の制御をも行う。
【0035】
プリンタドライバ23はラスタライザ24、色補正モジュール25、ハーフトーンモジュール26、及び色補正テーブル27を備えている。ラスタライザ24はアプリケーションプログラム21が扱っている画像データをドット単位の色情報に変換する。色補正モジュール25は色補正テーブル27を参照して、ドット単位に変換された画像データ(RGBの256階調データ)に対してカラープリンタ30の発色の特性に応じた色補正を行い、YMCKの画像データに変換する。この色補正テーブル27はコンピュータ端末20の起動時にプリンタドライバ23によってカラープリンタ30から読み込まれる。
【0036】
複合記録媒体には各印刷領域毎の印刷用途に合わせて表面性の異なる部分が混在しているため、各印刷領域毎に色補正テーブルが異なる。このため、カラープリンタ30には、 図14に示すように、複合記録媒体を構成するそれぞれの印刷領域毎の色補正テーブル(ルックアップテーブル:LUT)を記憶している。
【0037】
同図は各種複合記録媒体の色補正テーブルや記録モードを登録した記録モードテーブルである。例えば、タイプ1の複合記録媒体は光沢調部分と絹目調部分の2種類の印刷領域からなり、それぞれの解像度、色補正テーブル、範囲(複合記録媒体上の印刷領域の位置を表す座標データ)、使用ノズル数N、副走査送り量L等が登録されている。使用ノズル数N、副走査送り量Lはそれぞれの印刷領域に画像或いは文字を印刷する際の記録モードパラメータである。
【0038】
尚、後述するように、記録モードパラメータには使用ノズル数N、副走査送り量Lの他に、ノズルピッチk、スキャン繰り返し数s等が含まれるが、説明の便宜上省略している。
【0039】
同様に、タイプ2の複合記録媒体は光沢調部分、半光沢調部分、及び絹目調部分の3種類の印刷領域から構成されている。例えば、光沢調部分は高画質の画像印刷領域として、半光沢調部分は低画質の画像印刷領域として、絹目調部分はテキスト印刷領域として使用することができる。これらの各印刷領域についても、解像度、色補正テーブル、範囲、使用ノズル数N、副走査送り量L等が登録されている。
【0040】
カラーディスプレイ40に表示される案内画面に従ってユーザが複合記録媒体700の種類を入力すると、色補正モジュール25は色補正テーブル27から対応するルックアップテーブルを参照して色補正を行う。本例では複合記録媒体700の種類はタイプ1であるから、ユーザはコンピュータ端末20を操作してタイプ1である旨を指示する。すると、色補正モジュール25は記録モードテーブルに登録された各印刷領域の座標データから光沢調部分と絹目調部分の位置を判別し、光沢調部分についてはLUT1を参照して色補正を行い、絹目調部分についてはLUT2を参照して色補正を行う。
【0041】
ハーフトーンモジュール26は色補正された後の画像データからドット単位のインクの有無によりある面積での濃度を表現するハーフトーン処理を行う。ハーフトーン処理として、ディザ、誤差拡散等がある。プリンタドライバ23はYMCKの2値化された画像データをカラープリンタ30へ供給する。当該画像データにはドットの有無により2値化された文字データも含まれる。カラープリンタ30はプリンタドライバ23から供給される画像データに基づいて複合記録媒体700に所定の文字、画像等を印刷する。
【0042】
尚、上記の説明ではスキャナ10からカラー画像データを入力する場合を例示したが、この他にデジタルスチルカメラやビデオカメラ等からカラー画像データを入力してもよい。
【0043】
また、上記の説明ではコンピュータ端末20上で動作するプリンタドライバ23がアプリケーションプログラム21を介してスキャナ10から取り込んだRGBのカラー画像データをカラープリンタ30において印字可能な画像データ、即ち、多値化されたYMCKの画像データに変換し、これをカラープリンタ30へ供給する場合を例示したが、カラープリンタ30にプリンタドライバ23に相当する機能を組み込むことで、スキャナ10から取り込んだカラー画像データをカラープリンタ30内で色変換、色補正、ハーフトーン処理等の所望の画像処理を行い、多値化されたYMCKの画像データを得るように構成してもよい。つまり、カラープリンタ30で行われる画像処理はソフトウエアに限らず、専用のハードウエアを別途設け、当該ハードウエアで実現することが可能である。
【0044】
図6はカラープリンタ30のプリンタエンジン部の概略構成図である。同図において、カラープリンタ30は紙送りモータ51によって複合記録媒体700を搬送する機構と、キャリッジモータ53によってキャリッジ60をプラテン52の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ60に搭載された印刷ヘッド63を駆動してインクの吐出及びドット記録を制御する機構と、これらの紙送りモータ51、キャリッジモータ53、及び印刷ヘッド63の動作を制御する制御回路81とを備えている。
【0045】
キャリッジ60を往復動させる機構には、プラテン52の軸と平行に架設され、キャリッジ60を摺動可能に保持する摺動軸55と、キャリッジモータ53との間に無端の駆動ベルト56を張設するプーリ54と、印刷ヘッド63の位置を検出する位置検出センサ57を備えている。印刷ヘッド63の位置情報は制御回路81へ供給される。制御回路81は上述した記録モードテーブルを記憶する不揮発性メモリ82を備えており、記録モードテーブルを参照して印刷ヘッド63、紙送りモータ51、及びキャリッジモータ53の動作を制御する(詳細については後述する)。
【0046】
記録モードテーブルはコンピュータ端末20の起動時にプリンタドライバ23によって不揮発性メモリ82から読み出される。記録モードテーブルの一部のデータは色補正テーブル27として、スキャナ10から読み込んだ画像データの色補正処理に用いられる。操作パネル83は制御回路81に接続している。
【0047】
尚、不揮発性メモリ82として、書き換え可能な不揮発性メモリ、例えば、EEPROM(Electrionically Erasable and Programmable Read Only Memory)、UV−EPROM(Ultra-Violet Erasable Programmable Read Only Memory)等を使用することができる。
【0048】
キャリッジ60には黒インク用のカートリッジ61と、シアン、マゼンダ、イエローの3色のインクを収容するカラーインク用カートリッジ62が搭載可能である。キャリッジ60の下部の印刷ヘッド63には計4個のインク吐出用ヘッド64乃至67が取り付けられており、キャリッジ60の底部にはこの各色用ヘッドにインクタンクからのインクを導く導入管が立設されている。キャリッジ60に黒インク用のカートリッジ61及びカラーインク用カートリッジ62を上方から装着すると、各カートリッジに設けられた接続孔に導入管が挿入され、各インクカートリッジからインク吐出用ヘッド64乃至67へのインク供給が可能となる。
【0049】
次に、インク吐出用ヘッド64におけるインク吐出機構について説明する。 図7に示すように、インク用カートリッジ61が導入孔66に装着されると、毛細管現象を利用してインク用カートリッジ61内のインクが導入管66を介して吸い出され、キャリッジ60の下部に設けられた印刷ヘッド63のインク吐出用ヘッド64に導かれる。図8に示すように、インク吐出用ヘッド64には、複数個のノズル90が設けられており、各ノズル90毎に電歪素子の一つである圧電体素子80が配置されている。
【0050】
図9図10はインク吐出用ヘッド64の断面図である。圧電体素子80は電圧の印加により結晶構造が歪み、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する電気機械変換素子である。図9は圧電体素子80の両端に設けられた電極間に電圧を印加していない状態であり、この電極間に電圧を印加すると、図10に示すように、圧電体素子80が電圧の印加時間だけ伸張し、加圧室(キャビティ)68の一側壁を変形させる。この結果、加圧室68の体積は圧電体素子80の伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクがインク滴69となって、ノズル90の先端から高速に吐出される。このインク滴69がプラテン52によって搬送される複合記録媒体700に着弾することでドット記録が行われる。以上の説明はインク吐出用ヘッド64の構成に関するものであるが、インク吐出用ヘッド65乃至67についても同様の構成を備えている。
【0051】
以上説明したハードウエア構成を有するカラープリンタ30は紙送りモータ51によりプラテン52を回転して複合記録媒体700を搬送しつつ、キャリッジ60をキャリッジモータ53により往復動させ、同時に印刷ヘッド63に設けられたインク吐出用ヘッド64乃至67を駆動して各色インクの吐出を行い、複合記録媒体700上に多色の文字、画像等を形成する。
【0052】
図11はインク吐出用ヘッド64乃至67におけるインクジェットノズルの配列を示す説明図である。インク吐出用ヘッド64にはブラックインクを吐出するノズルアレイが設けられている。インク吐出用ヘッド65乃至67にも、それぞれ、シアン、マゼンダ、イエローのインクと吐出するノズルアレイが設けられている。これらの4組のノズルアレイの副走査方向の位置は互いに一致している。4組のノズルアレイは副走査方向に沿って一定のノズルピッチkで千鳥状に配列された複数個のノズル90を備えている。
【0053】
図12は1つのノズルアレイによって形成される複数のドットの配列を示している。本実施例ではインクノズルの配列が千鳥状であるか直線状であるかにかかわらず、1つのノズルアレイによって記録される複数のドットは副走査方向に沿ってほぼ一直線に並ぶように各ノズルの圧電体素子80に駆動信号が供給される。例えば、図11に示すように、ノズルアレイが千鳥状に配列されている場合において、図の右方向にインク吐出用ヘッド61が走査されてドットを記録していく場合を考える。このとき、先行するノズル群91,93は後追するノズル群92,94よりもd/v[秒]だけ早いタイミングで駆動信号が供給される。ここで、d[インチ]はインク吐出用ヘッド61における2つのノズル群の間のピッチであり、v[インチ/秒]はインク吐出用ヘッド61の走査速度である。
【0054】
このように、各ノズル群に供給される駆動信号のタイミングを調整することで、1つのノズルアレイによって記録される複数のドットは副走査方向に沿って一直線に配列される。尚、後述するように、インク吐出用ヘッド64乃至67に設けられている複数のノズルは常に全数が使用されるとは限らず、記録モードによってはその一部のみが使用される場合もある。
【0055】
図13は記録モードに応じた駆動制御に関連する構成の機能ブロック図である。同図には記録モード設定部31、記録モードテーブル32、ラスタデータ格納部33、駆動部制御部34、主走査駆動部35、副走査駆動部36、印刷ヘッド駆動部37、印刷ヘッド63、及び複合記録媒体700が示されている。記録モードテーブル32は 図14に示した記録モードテーブルであり、不揮発性メモリ82に記憶されている。同テーブルには複合記録媒体を構成する各印刷領域毎の色補正テーブルや記録モードパラメータ等が登録されている。
【0056】
また、記録モード設定部31、ラスタデータ格納部33、及び駆動部制御部34は制御回路81内の回路によって実現されている。主走査駆動部35はキャリッジモータ53を含むキャリッジ60の送り機構によって実現されており、副走査駆動部36は紙送りモータ51を含む記録媒体700の送り機構によって実現されている。さらに、印刷ヘッド駆動部37は各ノズル90の圧電体素子80を含む回路によって実現されている。
【0057】
コンピュータ端末20から記録モード設定部31へ供給される画像データのヘッダ部分には複合記録媒体700の種類(本例ではタイプ1)を示す情報が記述されている。記録モード設定部31は画像データのヘッダから複合記録媒体700の種類を判別し、記録モードテーブル32から対応する記録モードパラメータを読み取る。上述したように、記録モードパラメータには各印刷領域の範囲、使用ノズル数N、副走査送り量L等のドット記録に必要なパラメータが含まれる。
【0058】
例えば、図14に示すように、複合記録媒体700を構成する光沢調部分の使用ノズル数はN1、副走査送り量はL1であり、絹目調部分の使用ノズル数はN2、副走査送り量はL2である。使用ノズル数N、副走査送り量L等の記録モードパラメータは印刷領域毎に異なるため、記録モード設定部31は位置検出センサ57から供給される印刷ヘッド63の位置情報に基づき、次の主走査でドット記録の対象となる印刷領域が光沢調部分であるか、それとも絹目調部分であるかを判別する。
【0059】
ドット記録の対象となる印刷領域が光沢調部分であると判断した場合には、記録モード設定部31は使用ノズル数N1、副走査送り量L1の記録モードパラメータをラスタデータ格納部33、及び駆動部制御部34へ供給する。一方、ドット記録の対象となる印刷領域が絹目調部分であると判断した場合には、記録モード設定部31は使用ノズル数N2、副走査送り量L2の記録モードパラメータをラスタデータ格納部33、及び駆動部制御部34へ供給する。これらの記録モードパラメータの供給は各回の走査の前に行われる。
【0060】
ラスタデータ格納部33は記録モード設定部31から供給される記録モードパラメータに基づいて画像データをバッファメモリ(図示せず)に格納する。一方、駆動部制御部34は記録モード設定部31から供給される記録モードパラメータに応じて、主走査駆動部35、副走査駆動部36、及び印刷ヘッド駆動部37を制御する。
【0061】
図15は記録モードパラメータの説明図である。同図では説明を簡単にするために4個のノズルを用いた場合の副走査送りの一例を示している。同図において、数字を含む実線の丸は各副走査送り後の4個のノズル90の副走査方向の位置を示している。丸の中の数字0〜3はノズル番号である。4個のノズル位置は1回の主走査が終了する都度に副走査方向に送られる。但し、実際には副走査方向の送りは紙送りモータ51によって複合記録媒体700を搬送することで実現されている。同図の左端に示すように、この例では副走査送り量Lは2ドットの一定値である。従って、副走査が行われる都度に4個のノズル90の位置が2ドットずつ副走査方向にずれていく。同図の例ではノズルピッチkは3ドットであり、使用ノズル個数Nは4個である。
【0062】
尚、使用ノズル数は実装されている複数個のノズルの中で実際に使用されるノズルの個数である。スキャン繰り返し数sは1回の主走査において(s−1)ドットおきに間欠的にドットを記録することを意味している。従って、スキャン繰り返し回数sは1本のラスタ上の全てのドットを記録するために使用されるノズルの数にも等しい。
【0063】
図16には記録モードパラメータとして、ノズルピッチk=3、使用ノズル個数N=4、スキャン繰り返し回数s=2、実効ノズル個数Neff=2の場合における、各副走査送り毎の副走査送り量L、副走査送り量の累積値ΣL、及びオフセットFが記されている。ここで、オフセットFとは副走査送りが行われていない最初のノズルの周期的な位置(図15では4ドットおきの位置)をオフセット0の基準位置と仮定したときに、副走査送り後のノズルの位置が該基準位置から副走査方向に何ドット離れているかを示す値である。
【0064】
例えば、図15に示すように、1回の副走査送りによって、ノズルの位置は副走査送り量(2ドット)だけ移動する。一方、ノズルピッチは3ドットである。従って、1回目の副走査送り後のノズルのオフセットFは2である。同様にして、2回目の副走査送り後のノズルの位置は初期位置からΣL=4ドット移動しており、そのオフセットFは1である。3回目の副走査送り後のノズル位置は初期位置からΣL=6ドット移動しており、そのオフセットFは0である。3回目の副走査送りによってノズルのオフセットFは0に戻るので、3回の副走査を1つの小サイクルとして、この小サイクルを繰り返すことで、有効記録範囲のラスタ上の全てのドットを記録することができる。
【0065】
以上の構成により、光沢調部分については、例えば、使用ノズル数Nの値を大きくし、副走査送り量Lの値を小さくする等、記録モードパラメータの値を高画質印刷に適した値に設定することで、印刷スピードは低下するが高精細な印刷が可能となる。一方、絹目調部分については、例えば、使用ノズル数Nの値を小さくし、副走査送り量Lの値を大きくする等、記録モードパラメータの値を高速印刷に適した値に設定することで、画質は低下するが高速印刷が可能となる。このように、1枚の複合記録媒体に印刷用途の異なる複数の印刷領域がある場合に、各印刷領域の印刷用途に適した記録モードパラメータを設定することで、印刷処理全体の印刷速度を極力低下させることなく、高画質印刷が可能となる。
【0066】
以上の説明においては印刷領域として表面性の異なる二種以上の部分が一体化されてなる複合記録媒体の印刷処理について述べたが、この他に印刷領域として光沢性及び/又は平滑性の異なる二種以上の部分が一体化されてなる複合記録媒体を用いてもよい。また、前記二種以上の部分が、光沢調部分、半光沢調部分、マット調部分及び絹目調部分からなる群より選択された二種以上の部分であってもよく、前記二種以上の部分のうち、一又は二以上の部分が、光の反射率の強弱により区分けされた複数の記録領域を有するものであってもよい。
【0067】
即ち、光沢性及び/又は平滑性の異なる二種以上の部分のそれぞれについて、印刷用途に適した色補正テーブルや記録モードパラメータを設定することも可能であり、また、光の反射率の強弱により区分けされた複数の記録領域のそれぞれについて、印刷用途に適した色補正テーブルや記録モードパラメータを設定することも可能である。
【0068】
また、本発明のドット記録処理に用いられる複合記録媒体はインク受理層を有してもよい。また、基材と、該基材上に設けられ、面性の異なる二種以上の部分からなる樹脂被覆層と、該樹脂被覆層を介して設けられたインク受理層とを備えた複合記録媒体であってもよい。さらに、基材と、該基材上に設けられたインク受理層と、該インク受理層上に設けられ、表面性の異なる二種以上の部分からなる光沢層とを備えた複合記録媒体でもよい。また、表面性の異なる二種以上の部分からなるインク受理層が形成された印刷基材と、該印刷基材における該インク受理層と反対側の面に設けられた感圧性粘着剤層及び剥離基材とを備えた複合記録媒体でもよい。
【0069】
本発明のドット記録処理に用いられる複合記録媒体の具体例として、表面性の異なる二種以上の部分が一体化されてなるロール紙、グリーティングカード(葉書)等がある。
【0070】
尚、本発明は1画素を複数のドットで表現することで多階調を表現する印刷にも適用できる。また、ドラムスキャンプリンタにも適用できる。但し、ドラムスキャンプリンタではドラムの回転方向が主走査方向、キャリッジ走行方向が副走査方向となる。また、本発明はインクジェットプリンタのみでなく、一般に、複数のドット記録要素アレイを有する記録ヘッドを用いて複合記録媒体の表面に記録を行うドット記録装置に適用することができる。
【0071】
以上の構成において、ハードウエアで実現されていた機能の一部をソフトウエアで置き換えてもよく、逆にソフトウエアによって実現されていた機能の一部をハードウエアで置き換えても良よい。例えば、カラープリンタ30の制御回路81で実現される機能をコンピュータ端末20が実行するように構成してもよい。この場合にはプリンタドライバ23等のプログラムが制御回路81と同等の機能を実現する。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、最も効果的に所望の画質を有する記録画像を得ることができる複合記録媒体が提供される。また、本発明によれば、一度に複数の画質の画像を得るという生産性にも優れた複合記録媒体が提供される。また、本発明によれば、最も効果的に所望の画質を有する記録画像が得られる複合記録媒体の製造方法及び記録方法が提供される。
【0073】
また、本発明によれば、複合記録媒体を構成する二種以上の部分のそれぞれについて、適切な色補正処理とドット記録処理を実現することができるため、複合記録媒体全体のドット記録処理速度を極力低下させることなく、高画質なドット記録処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合記録媒体の第1実施形態の断面図である。
図2】本発明の複合記録媒体の製造方法の一実施形態に使用する複数のロールの斜視図である。
図3】製造用原材に図2のロールを使用して複数の記録媒体部分を形成した状態を示す概略図である。
図4】画像印刷領域とテキスト印刷領域を備えた複合記録媒体の平面図である。
図5】本発明の印刷処理装置の機能ブロック図である。
図6】カラープリンタのプリンタエンジン部の概略構成図である。
図7】印刷ヘッドの構造を示す説明図である。
図8】印刷ヘッドの構造を示す説明図である。
図9】インク吐出用ヘッドの断面図である。
図10】インク吐出用ヘッドの断面図である。
図11】インク吐出用ヘッドのノズル配列を示す説明図である。
図12】1つのノズルアレイによって形成されるドット形成パターンの説明図である。
図13】記録モードに応じた駆動制御に関連する構成の機能ブロック図である。
図14】記録モードテーブルの説明図である。
図15】記録モードパラメータの説明図である。
図16】記録モードパラメータの説明図である。
【符号の説明】
100…複合記録媒体、200…複合記録媒体、300…複合記録媒体、400…複合記録媒体、500…記録媒体セット、600…複合記録媒体、700…複合記録媒体、10…スキャナ、20…コンピュータ端末、30…カラープリンタ、40…カラーディスプレイ、31…記録モード設定部、32…記録モードテーブル、33…ラスタデータ格納部、34…駆動部制御部、35…主走査駆動部、36…副走査駆動部、37…印刷ヘッド駆動部、63…印刷ヘッド

Claims (12)

  1. 基材と、該基材上に設けられ、面性の異なる二種以上の部分からなる樹脂被覆層と、該樹脂被覆層を介して設けられたインク受理層とを備えた、インクジェット記録用の複合記録媒体であって、
    前記面性の異なる二種以上の部分は、光沢調部分、半光沢調部分、マット調部分、及び絹目調部分からなる群より選択された二種以上の部分、である複合記録媒体。
  2. 前記複合記録媒体が、所望の画質のインク画像を記録するための試用記録媒体である請求項1に記載の複合記録媒体。
  3. 基材上に樹脂被覆層を形成した後、該樹脂被覆層に、ロールによって二種以上の面性を付与し、次いで該面性付与後の樹脂被覆層上にインク受理層を形成することにより、二種以上の表面性を付与する複合記録媒体の製造方法であって、
    前記二種以上の面性は、光沢調部分、半光沢調部分、マット調部分、及び絹目調部分からなる群より選択された二種以上の部分、である複合記録媒体の製造方法。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の複合記録媒体又は請求項に記載の製造方法により得られた複合記録媒体を用いて、その各表面性の部分にそれぞれ同一インク画像を記録する複合記録媒体の記録方法。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の複合記録媒体にドットを記録するための複数のドット記録要素を備えたドット記録ヘッドと、前記ドット記録ヘッドと前記複合記録媒体を相対的に駆動して主走査を行う主走査駆動手段と、前記主走査の最中に前記ドット記録要素の少なくとも一部を駆動してドット記録を行わせるヘッド駆動手段と、前記主走査が終了する都度に前記ドット記録ヘッドと前記複合記録媒体を相対的に駆動して副走査を行わせる副走査駆動手段と、前記複合記録媒体を構成する二種以上の部分のそれぞれについて、所定の画像データをドット記録処理に適した要素色毎に色分解された画像データに変換するための色補正テーブルを予め記憶するとともに、ドットを記録するための前記主走査時、ドット記録時、及び副走査時における前記主走査駆動手段、ヘッド駆動手段、及び副走査駆動手段の動作を規定するパラメータを予め記憶しておき、前記二種以上の部分のそれぞれについて、対応する色補正テーブルを参照して画像データの変換を行うとともに、前記パラメータを参照して前記主走査駆動手段、ヘッド駆動手段、及び副走査駆動手段の動作を制御することで複合記録媒体上にドット記録を行う制御手段と、を備えたドット記録装置。
  6. 前記色補正テーブルは前記二種以上の部分のそれぞれの表面性に対応して設定されたルックアップテーブルである請求項に記載のドット記録装置。
  7. 前記パラメータとして、ドット記録ヘッドの使用ノズル数、ドット記録ヘッドのノズルピッチ、副走査駆動手段の副走査送り量、主走査駆動手段のスキャン繰り返し数のうち何れかを含む請求項又は請求項に記載のドット記録装置。
  8. 前記二種以上の部分によって構成される印刷領域として、少なくとも画像印刷領域とテキスト印刷領域を含む請求項乃至請求項のうち何れか1項に記載のドット記録装置。
  9. 請求項1又は請求項2に記載の複合記録媒体を構成する二種以上の部分のそれぞれについて、所定の画像データをドット記録処理に適した要素色毎に色分解された画像データに変換するための色補正テーブルと、前記複合記録媒体にドットを記録するためのドット記録要素を備えたドット記録ヘッドの駆動制御を行うヘッド駆動手段の動作を規定するパラメータと、前記ドット記録ヘッドと複合記録媒体を相対的に駆動して主走査を行う主走査駆動手段の動作を規定するパラメータと、前記主走査が終了する都度に前記ドット記録ヘッドと前記複合記録媒体を相対的に駆動して副走査を行わせる副走査駆動手段の動作を規定するパラメータとを予め記憶しておき、前記二種以上の部分のそれぞれについて、対応する色補正テーブルを参照して画像データの変換を行うとともに、前記パラメータを参照して前記主走査駆動手段、ヘッド駆動手段、及び副走査駆動手段の動作を制御することで複合記録媒体上にドット記録を行うドット記録方法。
  10. 前記色補正テーブルは前記二種以上の部分のそれぞれの表面性に対応して設定されたルックアップテーブルである請求項に記載のドット記録方法。
  11. 前記パラメータとして、ドット記録ヘッドの使用ノズル数、ドット記録ヘッドのノズルピッチ、副走査駆動手段の副走査送り量、主走査駆動手段のスキャン繰り返し数のうち何れかを含む請求項又は請求項10に記載のドット記録方法。
  12. 前記二種以上の部分によって構成される印刷領域として、少なくとも画像印刷領域とテキスト印刷領域を含む請求項乃至請求項11のうち何れか1項に記載のドット記録方法。
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