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JP3592386B2 - 同期型半導体記憶装置 - Google Patents

同期型半導体記憶装置 Download PDF

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JP3592386B2
JP3592386B2 JP28795094A JP28795094A JP3592386B2 JP 3592386 B2 JP3592386 B2 JP 3592386B2 JP 28795094 A JP28795094 A JP 28795094A JP 28795094 A JP28795094 A JP 28795094A JP 3592386 B2 JP3592386 B2 JP 3592386B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は同期型半導体記憶装置に関し、特に、外部クロック信号に同期して制御信号、アドレス信号および入力データを含む外部信号を取込む同期型半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
主記憶として用いられるダイナミックランダムアクセスメモリ(以下、DRAMと称す。)は高速化されてきているものの、その動作速度は依然マイクロプロセッサ(以下、MPUと称す。)の動作速度に追随することができない。このため、DRAMのアクセスタイムおよびサイクルタイムがボトルネックとなり、システム全体の性能が低下するということがよく言われる。近年高速MPUのための主記憶としてクロック信号に同期して動作する同期型DRAM(シンクロナスDRAM;以下、SDRAMと称す。)を用いることが提案されている。以下、SDRAMについて説明する。
【0003】
図10は従来のSDRAMの主要部の構成を機能的に示すブロック図である。図10においては、×8ビット構成のSDRAMの1ビットの入出力データに関連する機能的部分の構成が示される。データ入出力端子DQiに関連するアレイ部分は、バンク#1を構成するメモリアレイ51aとバンク#2を構成するメモリアレイ51bを含む。
【0004】
バンク#1のメモリアレイ51aに対しては、アドレス信号X0〜Xjをデコードしてメモリアレイ51aの対応の行を選択する複数のロウデコーダを含むXデコーダ群52aと、列アドレス信号Y3〜Ykをデコードしてメモリアレイ51aの対応の列を選択する列選択信号を発生する複数のコラムデコーダを含むYデコーダ群53aと、メモリアレイ51aの選択された行に接続されるメモリセルのデータを検知し増幅するセンスアンプ群54aとが設けられる。
【0005】
Xデコーダ群52aは、メモリアレイ51aの各ワード線に対応して設けられるロウデコーダを含む。アドレス信号X0〜Xjに従って対応のロウデコーダが選択状態となり、選択状態とされたロウデコーダに対して設けられたワード線が選択状態となる。
【0006】
Yデコーダ群53aは、メモリアレイ51aの列選択線それぞれに対して設けられるコラムデコーダを含む。1本の列選択線は、8対のビット線を選択状態とする。Xデコーダ群52aおよびYデコーダ群53aにより、メモリアレイ51aにおいて8ビットのメモリセルが同時に選択状態とされる。Xデコーダ群52aおよびYデコーダ群53aはそれぞれバンク指定信号B1により活性化されるように示される。
【0007】
バンク#1には、さらに、センスアンプ群54aにより検知増幅されたデータを伝達するとともに書込みデータをメモリアレイ51aの選択されたメモリセルへ伝達するための内部データ伝達線(グローバルIO線)のバスGIOが設けられる。グローバルIO線バスGIOは同時に選択された8ビットのメモリセルと同時にデータの授受を行なうために8対のグローバルIO線を含む。
【0008】
データ読出しのために、バンク#1においてグローバルIO線バスGIO上のデータをプリアンプ活性化信号φPA1に応答して活性化されて増幅するプリアンプ群55aと、プリアンプ群55aで増幅されたデータを格納するためのリード用レジスタ56aと、リード用レジスタ56aに格納されたデータを順次出力するための出力バッファ57aとが設けられる。
【0009】
プリアンプ群55aおよびリード用レジスタ56aは、8対のグローバルIO線に対応してそれぞれ8ビット幅の構成を備える。リード用レジスタ56aは、レジスタ活性化信号φRr1に応答してプリアンプ群55aの出力するデータをラッチしかつ順次出力する。
【0010】
出力バッファ57aは、出力イネーブル信号φOE1に応答して、リード用レジスタ56aから順次出力される8ビットのデータをデータ入出力端子DQiへ伝達する。図10においては、データ入出力端子DQiを介してデータ入力およびデータ出力が行なわれるように示される。このデータ入力およびデータ出力は別々の端子を介して行なわれる構成であってもよい。
【0011】
データの書込みを行なうために、入力バッファ活性化信号φDB1に応答して活性化され、データ入出力端子DQiに与えられた入力データから内部書込みデータを生成する1ビット幅の入力バッファ58aと、レジスタ活性化信号φRw1に応答して活性化され、入力バッファ58aから伝達された書込みデータを順次(ラップアドレスに従って)格納するライト用レジスタ59aと、書込みバッファ活性化信号φWB1に応答して活性化され、ライト用レジスタ59aに格納されたデータを増幅してグローバルIO線対バスGIOへ伝達するライトバッファ群60aとが設けられる。
【0012】
ライトバッファ群60aおよびライト用レジスタ59aはそれぞれ8ビット幅を有する。
【0013】
バンク#2も同様に、メモリアレイ51b、Xデコーダ群52b、Yデコーダ群53b、センスアンプ活性化信号φSA2に応答して活性化されるセンスアンプ群54b、プリアンプ活性化信号φPA2に応答して活性化されるプリアンプ群55b、レジスタ活性化信号φRr2に応答して活性化されるリード用レジスタ56b、出力イネーブル信号φOE2に応答して活性化される出力バッファ57b、バッファ活性化信号φWB2に応答して活性化されるライトバッファ群60b、レジスタ活性化信号φRw2に応答して活性化されるライト用レジスタ59b、およびバッファ活性化信号φDB2に応答して活性化される入力バッファ58bを含む。
【0014】
バンク#1の構成とバンク#2の構成は同一である。リード用レジスタ56aおよび56bならびにライト用レジスタ59aおよび59bを設けることにより1つのデータ入出力端子DQiに対し高速のクロック信号に同期してデータの入出力を行なうことが可能となる。
【0015】
バンク#1および#2に対する各制御信号については、バンク指定信号B1およびB2に従っていずれか一方のバンクに対する制御信号のみが発生される。
【0016】
図10に示す機能ブロック61が各データ入出力端子に対して設けられる。×8ビット構成のSDRAMの場合、機能ブロック61を8個含む。
【0017】
バンク#1およびバンク#2をほぼ同一構成とし、バンク指定信号B1およびB2により一方のみを活性化することにより、バンク#1および#2は互いにほぼ完全に独立して動作することが可能となる。
【0018】
データ読出し用のレジスタ56aおよび56bとデータ書込み用のレジスタ59aおよび59bとを別々に設けるとともにそれぞれバンク#1および#2に対して設けることにより、データ読出しおよび書込みの動作モード切換え時およびバンク切換え時においてデータが衝突することがなく、正確なデータの読出しおよび書込みを実行することができる。
【0019】
バンク#1および#2をそれぞれ独立に駆動するための制御系として、第1の制御信号発生回路62、第2の制御信号発生回路63およびクロックカウンタ64が設けられる。
【0020】
第1の制御信号発生回路62は、外部から与えられる制御信号、すなわち、外部ロウアドレスストローブ信号ext./RAS、外部コラムアドレスストローブ信号ext./CAS、外部出力イネーブル信号ext./OE、外部書込みイネーブル信号(書込み許可信号)ext./WEおよびマスク指示信号WMをたとえばシステムクロックである外部クロック信号CLKに同期して取込み、内部制御信号φxa、φya、φW、φO、φR、およびφCを発生する。
【0021】
第2の制御信号発生回路63は、バンク指定信号B1およびB2と、内部制御信号φW、φO、φRおよびφCとクロック信号CLKに応答してバンク#1および#2をそれぞれ独立に駆動するための制御信号、すなわち、センスアンプ活性化信号φSA1、φSA2、プリアンプ活性化信号φPA1、φPA2、ライトバッファ活性化信号φWB1、φWB2、入力バッファ活性化信号φDB1、φDB2、および出力バッファ活性化信号φOE1、φOE2を発生する。
【0022】
SDRAMはさらに、周辺回路として、内部制御信号φxaに応答して外部アドレス信号ext./A0ないしext./Aiを取込み、内部アドレス信号x0〜xjとバンク選択信号B1およびB2を発生するXアドレスバッファ65と、内部制御信号φyaに応答して活性化され、列選択線を指定するための列選択信号Y3〜Ykと、連続アクセス時における最初のビット線対(列)を指定するラップアドレス用ビットY0〜Y2と、バンク指定信号B1およびB2を発生するYアドレスバッファ66と、ラップアドレスWY0〜WY7とリード用レジスタ56aおよび56bを制御するためのレジスタ駆動用信号φRr1およびφRr2ならびにライト用レジスタ59aおよび59bを駆動するための制御信号φRw1およびφRw2を発生するレジスタ制御回路67を含む。
【0023】
レジスタ制御回路67へは、またバンク指定信号B1およびB2が与えられ、選択されたバンクに対してのみレジスタ駆動用信号が発生される。
【0024】
図11は、このようなSDRAMにおいて連続して8ビットのデータ(8×8の合計64ビット)を読出す動作を行なうときの外部信号の状態を示すタイミングチャートである。
【0025】
SDRAMにおいては、たとえばシステムクロックである外部からのクロック信号CLKの立上がりエッジで外部からの制御信号やアドレス信号Addなどが取込まれる。アドレス信号Addは、時分割的に多重化された行アドレス信号Xと列アドレス信号Yを含む。
【0026】
サイクル1におけるクロック信号CLKの立上がりエッジにおいて、外部ロウアドレスストローブ信号ext./RASが活性化状態の「L」レベル、外部コラムアドレスストローブ信号ext./CASおよび外部ライトイネーブル信号ext./WEが「H」レベルであれば、そのときのアドレス信号Addが行アドレス信号Xとして取込まれる。
【0027】
次いで、サイクル4におけるクロック信号CLKの立上がりエッジにおいて、外部コラムアドレスストローブ信号ext./CASが活性化状態である「L」レベルにあれば、そのときのアドレス信号Addが列アドレスYとして取込まれる。この取込まれた行アドレス信号Xaおよび列アドレス信号Ybに従ってSDRAM内において行および列の選択動作が実施される。外部ロウアドレスストローブ信号ext./RASが「L」レベルに立下ってから所定のクロック期間(図11においては6クロックサイクル)が経過した後、最初のデータb0が出力される。以後、クロック信号CLKの立下がりに応答してデータb1〜b7が出力される。
【0028】
図12は、SDRAMにおいて連続して8ビットのデータを読出す動作を行なうときの外部信号の状態を示すタイミングチャートである。
【0029】
書込動作においては、行アドレス信号Xcの取込はデータ読出時と同様である。すなわち、サイクル1におけるクロック信号CLKの立上がりエッジにおいて信号ext./RASが活性化状態の「L」レベル、信号ext./CASおよびext./WEが「H」レベルであれば、そのときのアドレス信号Addが行アドレス信号Xaとして取込まれる。サイクル3におけるクロック信号CLKの立上がりエッジにおいて信号ext./CASおよびext./WEがともに活性状態の「L」レベルであれば、列アドレス信号Ybが取込まれるとともに、そのときに与えられていたデータb0が最初の書込データとして取込まれる。この信号ext./RASおよびext./CASの立下がりエッジに応答してSDRAM内部において行および列選択動作が実行される。クロック信号CLKに同期して順次入力データb1〜b7が取込まれ、順次メモリセルにこの入力データが書込まれる。
【0030】
次に、SDRAMのリフレッシュ動作について説明する。SDRAMには、コマンドに応じてバンク♯1および♯2のどちらか一方のメモリアレイ51aまたは51bのリフレッシュのみを行なうオートリフレッシュモードと、開始コマンドから終了コマンドまでの間にバンク♯1および♯2のメモリアレイ51aおよび51bのリフレッシュを交互に行なうセルフリフレッシュモードの2種類のリフレッシュモードが設けられている。
【0031】
まず、オートリフレッシュモードについて説明する。図13は、SDRAMのオートリフレッシュモードに関連する部分の構成を示す図である。図13において、SDRAMは、外部制御信号ext./RAS、ext./CAS、およびext./WEのクロック信号CLKの立上がりエッジでの状態を判定し、オートリフレッシュが指定されたか否かを検出するオートリフレッシュ検出回路70と、リフレッシュアドレスを発生するアドレスカウンタ71と、アドレスカウンタ71から発生されるバンクアドレスRBAとオートリフレッシュ検出回路70から発生されるオートリフレッシュ検出信号ARとに応答してオートリフレッシュモード指定時に指定されたバンクに対する内部RAS信号int.RASAおよびint.RASBをそれぞれ発生する活性制御回路72aおよび72bと、活性制御回路72aおよび72bからの内部RAS信号int.RASAおよびint.RASBに応答して対応のメモリアレイの行選択に関連する回路部分を駆動する行選択駆動回路73aおよび73bを含む。
【0032】
このオートリフレッシュ検出回路70は、図10に示す構成において第1の制御信号発生回路62に含まれ、活性制御回路72aおよび72bならびに行選択駆動回路73aおよび73bは第2の制御信号発生回路63に含まれる。
【0033】
アクティブコマンド入力時においてメモリアレイを活性化するための制御回路は図13には示していないがまた別に設けられている。このアクティブコマンド入力時において動作する制御回路は同様内部RAS信号を発生する。したがって、アクティブコマンド入力時に発生される内部RAS信号とこの図13に示す活性制御回路72aおよび72bからの内部RAS信号int.RASAおよびint.RASBとの論理和をとった結果の出力が行選択駆動回路73aおよび73bへ与えられる。
【0034】
図13を参照して、SDRAMはさらに、オートリフレッシュ検出信号ARに従って、アドレスカウンタ71からのリフレッシュアドレス(リフレッシュされるべきメモリセルの行を示すアドレス)と外部からのアドレス信号の一方を選択的に通過させるマルチプレクサ74と、このマルチプレクサ74から与えられたアドレス信号をクロック信号CLKに応答して取込むアドレスバッファ75と、アドレスバッファ75からの内部行アドレス信号をデコードするロウデコーダ76aおよび76bを含む。
【0035】
ロウデコーダ76aおよび76bはそれぞれ行選択駆動回路73aおよび73bからの制御信号によりその動作が制御される。ロウデコーダ76aはバンク♯1のメモリアレイ内のメモリセルの1行を選択し、ロウデコーダ76bはバンク♯2のメモリアレイの1行を選択する。
【0036】
また、図13に示す構成においては行選択駆動回路73aおよび73bはロウデコーダ76aおよび76bをそれぞれ駆動するように示されている。行選択駆動回路73aおよび73bは、ワード線駆動信号を発生してロウデコーダ76aおよび76bを介して選択ワード線上へその発生したワード線駆動信号を伝達するとともに、メモリアレイ内のセンスアンプを活性化するためのセンスアンプ活性化信号を発生する。
【0037】
また図13に示す構成においては、マルチプレクサ74はアドレスバッファ75の前段に設けられている。このマルチプレクサ74はアドレスバッファ75の出力側に設けられていてもよい。
【0038】
SDRAMはさらに、オートリフレッシュ検出信号ARに応答して列選択動作を制御する列選択駆動回路77aおよび77bと、列選択駆動回路77aおよび77bから発生される列選択イネーブル信号/CEに応答して活性化され、図示しない経路から与えられる列アドレス信号をデコードして列選択信号を発生するコラムデコーダ78aおよび78bを含む。
【0039】
列選択駆動回路77aおよび77bは、オートリフレッシュ検出信号ARが活性状態にあり、オートリフレッシュ動作が指定された場合には、コラムデコーダ78aおよび78bの動作を禁止する。これによりオートリフレッシュ時において列選択動作に関連する回路が消費する電力を低減する。この列選択駆動回路77aおよび77bは、図10に示す第2の制御信号発生回路63に含まれる。
【0040】
図14はオートリフレッシュモード時の外部制御信号および内部制御信号の状態を示すタイミングチャートである。以下、図13および図14に従って、オートリフレッシュモードにおけるリフレッシュ動作について説明する。
【0041】
オートリフレッシュコマンドは、クロック信号CLKの立上がりエッジで、外部制御信号ext./RASおよびext./CASを「L」レベルに設定し、外部制御信号ext./WEを「H」レベルに設定することにより与えられる。オートリフレッシュコマンドが与えられると、オートリフレッシュ検出回路70はオートリフレッシュ検出信号ARを「H」レベルの活性状態とする。このときまたオートリフレッシュ検出回路70はアドレスカウンタ71のカウント値を1カウントアップする。活性制御回路72aおよび72bは、このアドレスカウンタ71からのバンクアドレスRBAとオートリフレッシュ検出信号ARに応答して内部RAS信号int.RAS(内部RAS信号int.RASAおよびint.RASBを総称する)を発生する。
【0042】
アドレスカウンタ71からのバンクアドレスがバンク♯1を指定している場合には、活性制御回路72aから内部RAS信号int.RASAが発生される。バンクアドレスカウンタ71からのバンクアドレスがバンク♯2を示す場合には、活性制御回路72bが活性状態とされ、このオートリフレッシュ検出信号ARに応答して内部RAS信号int.RASBが発生される。
【0043】
活性制御回路72aまたは72bからの内部RAS信号に応答して対応の行選択駆動回路73aまたは73bが活性状態とされ、選択されたバンクに対する行選択動作(ワード線選択およびセンスアンプ駆動)を実行する。
【0044】
一方において、マルチプレクサ74は、オートリフレッシュ検出信号ARに応答してアドレスカウンタ71から与えられたリフレッシュアドレスを選択してアドレスバッファ75へ与える。アドレスバッファ75はこのアドレスカウンタ75からのリフレッシュアドレスに従って内部アドレスを発生してロウデコーダ76aおよび76bへ与える。ロウデコーダ76aおよび76bの一方が活性化され(行選択駆動回路73aおよび73bの出力による)、指定されたバンクにおいて対応の1行のメモリセルが選択されて選択された行に接続されるメモリセルのリフレッシュが実行される。
【0045】
このとき、列選択駆動回路77aおよび77bがオートリフレッシュ検出信号ARに応答して列選択イネーブル信号/CEを不活性状態の「H」レベルに設定する。これによりコラムデコーダ78aおよび78bのデコード動作が禁止され、列選択動作は行なわれない。
【0046】
オートリフレッシュコマンドが与えられてから所定時間が経過すると、オートリフレッシュ検出信号ARが不活性状態となり、内部RAS信号int.RASも不活性状態となり、指定されたバンクにおける行選択動作が不活性状態とされ、選択されたワード線が非選択状態となるとともにまたセンスアンプも非動作状態とされる。
【0047】
次いでオートリフレッシュコマンドが与えられると、同様の動作が実行される。このときアドレスカウンタ71のカウント値が1増加される。このときバンクアドレスRBAはアドレスカウンタ71の最下位ビットで表わされる。したがってバンクが切換わり、先にリフレッシュが行なわれたバンクと異なるバンクに対するリフレッシュが実行される。これにより図14に示すフォトリフレッシュ動作が実現される。
【0048】
次に、セルフリフレッシュモードについて説明する。図15は、SDRAMのセルフリフレッシュモードに関連する部分の構成を示す図である。図13で示したオートリフレッシュモードに関連する部分の構成と異なる点は、オートリフレッシュ検出回路70の代わりにセルフリフレッシュ検出回路80および内部発振器81が設けられている点である。
【0049】
セルフリフレッシュ検出回路80は、外部制御信号ext./RAS、ext./CAS、ext./WE、ext.CKEおよびext./CSのクロック信号CLKの立上がりエッジでの状態を判定し、セルフリフレッシュモードの開始が指定されてから、その終了が指定されるまでの間にセルフリフレッシュ検出信号SRを出力する。内部発振器81は、セルフリフレッシュ検出回路80からセルフリフレッシュ検出信号SRが出力されたことに応じて所定の周期でリフレッシュ信号Refを出力する。
【0050】
図16は内部発振器81の構成を示すブロック図、図17はその動作を示すタイミングチャートである。図16において、この内部発振器81は、発振器82、NANDゲート83、遅延回路84およびインバータ85を含む。NANDゲート83、遅延回路84およびインバータ85はパルス発生器86を構成する。
【0051】
発振器82の出力φ82はNANDゲート83の一方入力ノードに入力される。NANDゲート83の出力は、インバータ85に入力されるとともに、遅延回路84を介してNANDゲート83の他方入力ノードに入力される。インバータ85の出力がリセット信号Refとなる。
【0052】
発振器82は、図17に示すように、セルフリフレッシュモードが指定されてセルフリフレッシュ検出信号SRが「H」レベルである間、所定の周期で発振し信号φ82を出力する。パルス発生器86は、信号φ82の立上がりに応答して、遅延回路84の遅延時間のパルス幅を持つ信号Refを出力する。
【0053】
図18はセルフリフレッシュモード時の外部制御信号の状態を示すタイミングチャートである。以下、図15〜図18に従ってセルフリフレッシュモードにおけるリフレッシュ動作について説明する。
【0054】
セルフリフレッシュの開始コマンドは、クロック信号CLKの立上がりエッジで、外部制御信号ext.CKE、ext./CS、ext./RASおよびext./CASを「L」レベルに設定し、外部制御信号ext./WEを「H」レベルに設定することにより与えられる。
【0055】
セルフリフレッシュの開始コマンドが与えられると、セルフリフレッシュ検出回路80はセルフリフレッシュ検出信号SRを「H」レベルの活性状態とする。応じて、内部発振器81は、所定の周期でリセット信号Refを「H」レベルの活性状態とする。内部発振器81は、リセット信号Refを「H」レベルにするたびにアドレスカウンタ71のカウント値を1カウントアップする。活性制御回路72aおよび72bは、このアドレスカウンタ71からのバンクアドレスRBAとリフレッシュ信号Refに応答して内部RAS信号int.RASを発生する。したがって、リフレッシュ信号Refが「H」レベルになるたびに、バンク♯1および♯2のリフレッシュが交互に行なわれる。
【0056】
一方、マルチプレクサ74は、セルフリフレッシュ検出信号SRに応答してアドレスカウンタ71から与えられたリフレッシュアドレスを選択してアドレスバッファ75に与える。また、列選択駆動回路77aおよび77bは、セルフリフレッシュ検出信号SRに応答して列選択イネーブル信号/CEを不活性状態の「H」レベルに設定し、コラムデコーダ78aおよび78bのデコード動作を禁止する。
【0057】
セルフリフレッシュの終了コマンドは、クロック信号CLKの立上がりエッジで、外部制御信号ext.CKEおよびext./CSを「H」レベルに設定することにより与えられる。
【0058】
セルフリフレッシュの終了コマンドが与えられると、セルフリフレッシュ検出回路80はセルフリフレッシュ検出信号SRを「L」レベルの非活性状態とする。応じて、内部発振器81がリフレッシュ信号Refの出力を停止し、セルフリフレッシュモードが終了する。
【0059】
上述のように、SDRAMはクロック信号CLKの立上がりエッジで外部制御信号ext./RAS、ext./CAS、アドレス信号Add、データなどを取込んで動作するので、外部制御信号ext./RAS、ext./CASなどに同期してアドレスやデータなどを取込み動作していた従来のDRAMに比べてアドレスなどのスキュー(タイミングのずれ)によるデータ入出力のマージンを確保せずに済み、サイクルタイムを高速化できるという利点を有する。また、システムによっては、連続した数ビットにアクセスする頻度が高い場合があり、この連続アクセスタイムを高速にすることによって、平均アクセスタイムをスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)に匹敵させることができる。
【0060】
ところで、SDRAMにおいて、さらなる高速動作を実現するためにはクロック信号CLKからのアクセス時間を短くする必要がある。そこで、ディレイロックドループ(以下、DLLと称す。)回路をチップ内部に搭載して外部クロック信号ext.CLKより立上がり位相が進んだ内部クロック信号int.CLKを発生させ、その内部クロック信号int.CLKの立上がりエッジに応答してデータの入出力などを行なうことが提案された。
【0061】
図19は従来のDLL回路の構成を示すブロック図である。図19を参照して、このDLL回路は、クロックバッファ91,96、位相比較器92、チャージポンプ93、ループフィルタ94および電圧制御ディレイ回路95を含む。
【0062】
クロックバッファ91は、図20に示すように、直列接続されたM個(Mは正の整数である。)のインバータ91.1〜91.Mを含み、外部クロック信号ext.CLKを増幅してクロック信号ECLKを出力する。クロック信号ECLKは位相比較器92および電圧制御ディレイ回路95に与えられる。インバータ91.1〜91.Mのシンボルの大きさは、各インバータ91.1〜91.Mの負荷駆動能力の大きさを表わしており、インバータ91.1〜91.Mの負荷駆動能力は出力端に向かって徐々に増大している。後段のインバータ91.2〜91.Mの負荷駆動能力は前段のインバータ91.1〜91.M−1の負荷駆動能力の3〜4倍程度に設定される。インバータ91.1〜91.Mの数Mは位相比較器92および電圧制御ディレイ回路95の容量に応じて設定される。
【0063】
クロックバッファ96は、図21に示すように、直列接続されたN個(Nは正の整数である。)のインバータ96.1〜96.Nを含み、電圧制御ディレイ回路95の出力ECLK′を増幅して内部クロック信号int.CLKおよびクロック信号RCLKを出力する。内部クロック信号int.CLKは、上述のとおりSDRAMに供給される。クロック信号RCLKは位相比較器92に与えられる。クロックバッファ96を構成するインバータ96.1〜96.Nの負荷駆動能力も、クロックバッファ91と同様に、出力端に向かって徐々に増大している。インバータ96.1〜96.Nの数Nは負荷容量の大きさに応じて設定される。クロック信号RCLKを出力するインバータ(図では96.4)は、外部クロック信号ext.CLKと内部クロック信号int.CLKの位相差が所定の値になるように選択される。
【0064】
次に、図19で示した位相比較器92について説明する。図22は位相比較器92の構成を示す回路図である。図において、この位相比較器92は、インバータ100〜104、2入力NANDゲート105〜110、3入力NANDゲート111,112および4入力NANDゲート113を含む。
【0065】
インバータ100はクロックバッファ91からのクロック信号ECLKを受ける。インバータ101はクロックバッファ96からのクロック信号RCLKを受ける。NANDゲート105は、インバータ100の出力とNANDゲート111の出力を受け、信号φ105を出力する。NANDゲート106は、NANDゲート105,107の出力を受け、信号φ106を出力する。NANDゲート107はNANDゲート106,113の出力を受け、NANDゲート108はNANDゲート109,113の出力を受ける。NANDゲート109はNANDゲート108,110の出力を受け、信号φ109を出力する。NANDゲート110は、インバータ101の出力とNANDゲート112の出力を受け、信号φ110を出力する。
【0066】
NANDゲート113は、NANDゲート105,106,109,110からの信号φ105,φ106,φ109,φ110を受け、リセット信号RESを出力する。NANDゲート111は、NANDゲート105,106,113から信号φ105,φ106,RESを受け、インバータ102,103を介してアップ信号/UPを出力する。NANDゲート112は、NANDゲート109,110,113から信号φ109,φ110,RESを受け、インバータ104を介してダウン信号DOWNを出力する。
【0067】
図23は、クロック信号ECLK、クロック信号RCLK、2入力NANDゲート105の出力(すなわち信号φ105)、2入力NANDゲート110の出力(すなわち信号φ110)、4入力NANDゲート113の出力(すなわちリセット信号RES)、アップ信号/UPおよびダウン信号DOWNの相互の関係を示すタイミングチャートである。
【0068】
図22および図23の説明に先立ち、まずクロック信号ECLK,RCLKのいずれもが「H」レベルにある場合を考える。この場合には、ゲート105,110はいずれも必ず「H」レベルを出力する。仮にゲート106,109の出力が「H」レベルであった場合には、ゲート113の出力は「L」レベルとなり、ゲート107,108の出力は「H」レベルになって結局ゲート106,109の出力は「L」レベルとなる。このため、ゲート111,112は、クロック信号ECLK,RCLKのいずれもが「H」レベルにある限り、常に「H」レベルを出力することがわかる。このような状態の後、クロック信号ECLK,RCLKが「L」レベルに転じれば、ゲート105,110の出力は「L」レベルになり、ゲート106,109は「H」レベルを出力することとなる。
【0069】
この後、図23に示すように、まずクロック信号ECLKが立上がり、次いでクロック信号RCLKが位相T1だけ遅れて立上がる場合を説明する。クロック信号ECLKの立上がりを受けてゲート105の出力φ105が「H」レベルに転じる。しかし、クロック信号RCLKは「L」レベルのままなので、ゲート110の出力φ110は「L」レベルを継続し、ゲート113の出力RESは「H」レベルから変わらない。このため、ゲート111の出力が「L」レベルへと変化する。一方、ゲート112の出力は「H」レベルのまま変化しない。
【0070】
次いでクロック信号RCLKが立上ると、ゲート110の出力φ110が「H」レベルに転じ、ゲート113の4つの入力がすべて「H」レベルとなってゲート113の出力RESが「L」レベルへと遷移する。その結果、ゲート111の出力は「L」レベルから再び「H」レベルへと変化し、ゲート111はクロック信号ECLKとクロック信号RCLKの位相差を反映したパルス信号を出力する。一方、ゲート112の出力は、ゲート110の出力が「H」レベルに変わるのを受けて「L」レベルに転じるものの、直後にゲート113の出力が「L」レベルへと変化するため、直ぐに「H」レベルに戻る。このためゲート112は、クロック信号ECLKとクロック信号RCLKの位相差とは無関係の一定の幅のパルス信号を出力する。
【0071】
クロック信号RCLKがまず立下がり、次いでクロック信号ECLKが立上がる場合は、アップ信号/UPとダウン信号DOWNの関係が逆になるだけで同様であるので説明は省略される。
【0072】
つまり、位相比較器92は、図24に示すように、クロック信号ECLKの位相がクロック信号RCLKよりも遅れている場合は一定のパルス幅のアップ信号/UPと位相差に応じたパルス幅のダウン信号DOWNを出力し、クロック信号ECLKとRCLKの位相が一致している場合は同じパルス幅の信号/UPとDOWNを出力し、クロック信号ECLKの位相がクロック信号RCLKよりも進んでいる場合は一定のパルス幅のダウン信号DOWNと位相差に応じたパルス幅のアップ信号/UPを出力する。
【0073】
図25は図19に示したチャージポンプ93およびループフィルタ94の構成を示す回路図である。図25を参照して、チャージポンプ93は電源電位ライン121と接地電位ライン122の間に直列接続された定電流源123、PチャネルMOSトランジスタ124、NチャネルMOSトランジスタ125および定電流源126を含む。PチャネルMOSトランジスタ124のゲートはアップ信号/UPを受け、NチャネルMOSトランジスタ125のゲートはダウン信号DOWNを受ける。PチャネルMOSトランジスタ124とNチャネルMOSトランジスタ125の接続ノードN124がチャージポンプ93の出力ノードとなる。ループフィルタ94は、チャージポンプ93の出力ノードN124と接地電位ライン122の間に直列接続された抵抗127およびキャパシタ128を含む。
【0074】
次に、図25に示したチャージポンプ93およびループフィルタ94の動作について説明する。アップ信号/UPおよびダウン信号DOWNがともに「L」レベルになると、PチャネルMOSトランジスタ124が導通状態になり、NチャネルMOSトランジスタ125が非導通状態になって、電源電位ライン121→定電流源123→PチャネルMOSトランジスタ124→ノードN124→抵抗127を介してキャパシタ128に電荷が供給される。これにより、ノードN124の電圧すなわち制御電圧VCOinが徐々に上昇する。
【0075】
逆に、アップ信号/UPおよびダウン信号DOWNがともに「H」レベルになると、PチャネルMOSトランジスタ124は非導通状態になりNチャネルMOSトランジスタ125は導通状態になって、キャパシタ128→抵抗127→ノードN124→NチャネルMOSトランジスタ125→定電流源126→接地電位ライン122の経路でキャパシタ128の電荷が流出する。したがって、制御電圧VCOinが徐々に下降する。
【0076】
また、アップ信号/UPが「L」レベルとなり、ダウン信号DOWNが「H」レベルになるとMOSトランジスタ124,125はともに導通状態となり、ノードN124に流入する電荷量とノードN124から流出する電荷量が等しくなり、制御電圧VCOinは変化しない。
【0077】
逆に、アップ信号/UPが「H」レベルとなりダウン信号DOWNが「L」レベルになるとMOSトランジスタ124,125がともに非導通状態となり、ノードN124がフローティング状態となり制御電圧VCOinは変化しない。
【0078】
つまり、チャージポンプ93およびループフィルタ94の出力である制御電圧VCOinは、クロック信号ECLKの位相がクロック信号RCLKよりも遅れている場合は徐々に下降し、クロック信号ECLKとRCLKの位相が一致している場合は変化せず、クロック信号ECLKの位相がクロック信号RCLKよりも進んでいる場合は徐々に上昇する。
【0079】
図26は図19に示した電圧制御ディレイ回路95の構成を示す一部省略した回路図である。図26を参照して、この電圧制御ディレイ回路95は、バイアス発生回路130と、直列接続されたK個(Kは正の整数である。)の遅延時間可変素子140.1〜140.Kを含む。
バイアス発生回路130は、PチャネルMOSトランジスタ131,132とNチャネルMOSトランジスタ133,134を含む。PチャネルMOSトランジスタ131およびNチャネルMOSトランジスタ133は電源電位ライン121と接地電位ライン122の間に直列接続される。PチャネルMOSトランジスタ132とNチャネルMOSトランジスタ134は電源電位ライン121と接地電位ライン122の間に直列接続される。PチャネルMOSトランジスタ131,132のゲートは共通接続されるとともにPチャネルMOSトランジスタ131のドレインに接続される。すなわち、PチャネルMOSトランジスタ131と132はカレントミラー回路を構成する。NチャネルMOSトランジスタ133のゲートは制御電圧VCOinを受ける。NチャネルMOSトランジスタ134のゲートはそのドレインに接続される。
【0080】
NチャネルMOSトランジスタ133には制御電圧VCOinに応じて増減する電流Iaが流れる。MOSトランジスタ133と131は直列接続され、MOSトランジスタ131と132はカレントミラー回路を構成し、MOSトランジスタ132と134は直列接続されているので、4つのMOSトランジスタ131〜134には同じ電流Iaが流れる。ただし、MOSトランジスタ131と132のトランジスタサイズは同一であるものとする。
【0081】
遅延時間可変素子140.1は、電源電位ライン121と接地電位ライン122の間に直列接続されたPチャネルMOSトランジスタ141.1,142.1およびNチャネルMOSトランジスタ143.1,144.1を含む。PチャネルMOSトランジスタ141.1のゲートは、バイアス発生回路130のPチャネルMOSトランジスタ132のゲートに接続される。MOSトランジスタ142.1,143.1のゲートは共通接続され、MOSトランジスタ142.1,143.1はインバータ145.1を構成する。NチャネルMOSトランジスタ144.1のゲートは、バイアス発生回路130のNチャネルMOSトランジスタ134のゲートに接続される。他の遅延時間可変素子140.2〜140.Kも同様である。インバータ145.1〜145.Kは直列接続される。インバータ145.1はクロック信号ECLKを受け、インバータ145.Kがクロック信号ECLK′を出力する。
【0082】
次に、図26に示した電圧制御ディレイ回路95の動作について説明する。PチャネルMOSトランジスタ141.1〜141.KのゲートはともにPチャネルMOSトランジスタ132のゲートに接続され、NチャネルMOSトランジスタ144.1〜144.KのゲートはともにNチャネルMOSトランジスタ134のゲートに接続されているので、各遅延時間可変素子140.1〜140.Kにも制御電圧VCOinに応じた電流Iaが流れる。
【0083】
制御電圧VCOinが増大して電流Iaが増大すると、各インバータ145.1〜145.Kの反転時間が短くなり、電圧制御ディレイ回路95の遅延時間が短くなる。
【0084】
また、制御電圧VCOinが減少して電流Iaが減少すると、各インバータ145.1〜145.Kの反転時間が長くなり、電圧制御ディレイ回路95の遅延時間が長くなる。
【0085】
次に、図19に示したDLL回路の動作について説明する。クロック信号RCLKの位相がクロック信号ECLKよりも遅れている場合は、位相比較器92はクロック信号ECLKとRCLKの位相差に応じたパルス幅のアップ信号/UPと、所定のパルス幅のダウン信号DOWNを出力する。応じてチャージポンプ93がループフィルタ94に電荷を供給し、これにより制御電圧VCOinが上昇し、電圧制御回路ディレイ95の遅延時間が短くなる。したがって、クロック信号RCLKの位相が進み、クロック信号ECLKとRCLKの位相差は小さくなる。
【0086】
逆に、クロック信号RCLKの位相がクロック信号ECLKよりも進んでいる場合は、位相比較器92はクロック信号RCLKとECLKの位相差に応じたパルス幅のダウン信号DOWNと、所定のパルス幅のアップ信号/UPを出力する。応じてループフィルタ94からチャージポンプ93に電荷が流出し、これにより制御電圧VCOinが下降し電圧制御ディレイ回路95の遅延時間が長くなる。したがって、クロック信号RCLKの位相が遅れ、クロック信号RCLKとECLKの位相差が小さくなる。
【0087】
このような過程を繰返し、ついにはクロック信号RCLKとECLKの位相差が一致する。このとき図27に示すように、外部クロック信号ext.CLKに比べて所望の値だけ位相が進んだ内部クロック信号int.CLKがクロックバッファ96から出力される。
【0088】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のDLL回路をSDRAMにそのまま搭載したのでは、DLL回路は、リフレッシュモードのように内部クロック信号int.CLKを必要としないモードにおいても、外部クロック信号ext.CLKが入力されている限り内部クロック信号int.CLKを出力し続けることとなり、DLL回路において電流が無駄に消費されるという問題があった。
【0089】
それゆえに、この発明の主たる目的は、消費電力が小さな同期型半導体記憶装置を提供することである。
【0090】
【課題を解決するための手段】
この発明の同期型半導体記憶装置は、外部クロック信号に同期して動作する同期型半導体記憶装置であって、各々が行列状に配列された複数のメモリセルを含む複数のメモリアレイ、前記外部クロック信号と参照クロック信号を受け、該2つのクロック信号の位相差に応じた制御信号を出力する位相比較器、前記制御信号に応じた時間だけ前記外部クロック信号を遅延させ前記参照クロック信号として出力する遅延回路、前記参照クロック信号を予め定められた時間だけ遅延させた内部クロック信号に同期して前記複数のメモリアレイのうちの選択されたメモリセルと外部との間でデータ信号の授受を行なうためのデータ入出力回路、および前記内部クロック信号を必要としないモードが指示されたことに応じて、所定の期間だけ前記外部クロック信号の前記位相比較器および前記遅延回路への入力を遮断する制御回路を備えたことを特徴としている。
【0091】
また、前記内部クロック信号を必要としないモードは、前記複数のメモリアレイのうちの先にリフレッシュされたメモリアレイと異なるメモリアレイのリフレッシュを指示するオートリフレッシュモードであって、前記制御回路は、前記オートリフレッシュモードが指示されたことに応じて、所定の時間だけオートリフレッシュ検出信号を出力する第1の信号発生回路と、前記第1の信号発生回路から前記オートリフレッシュ検出信号が出力されたことに応じて、前記外部クロック信号の前記位相比較器および前記遅延回路への入力を遮断する第1のゲート回路とを含むこととしてもよい。
【0092】
また、前記内部クロック信号を必要としないモードは、前記複数のメモリアレイを順次リフレッシュすることを指示するセルフリフレッシュモードであって、前記制御回路は、前記セルフリフレッシュモードの開始が指示されてからそのセルフリフレッシュモードの終了が指示されるまでの間にセルフリフレッシュ検出信号を出力する第2の信号発生回路と、前記第2の信号発生回路から前記セルフリフレッシュ検出信号が出力されたことに応じて、前記外部クロック信号の前記位相比較器および前記遅延回路への入力を遮断する第2のゲート回路とを含むこととしてもよい。
【0093】
また、前記制御回路は、前記第2の信号発生回路から前記セルフリフレッシュ検出信号が出力されたことに応じて、所定の周期で活性化信号を出力する第3の信号発生回路と、前記第3の信号発生回路から前記活性化信号が出力されたことに応じて、前記外部クロック信号を前記位相比較器および前記遅延回路に与える第3のゲート回路とを含むこととしてもよい。
【0094】
また、前記第3の信号発生回路から前記活性化信号が出力されたことに応じて、先にリフレッシュしたメモリアレイと異なるメモリアレイのリフレッシュを行なうリフレッシュ回路を備えてもよい。
【0095】
【作用】
この発明の同期型半導体記憶装置は、内部クロック信号を必要としないモードが指示されたことに応じて、所定の期間だけ外部クロック信号の位相比較器および遅延回路への入力を遮断する制御回路を備える。したがって、内部クロック信号が不要であるモードにおいて内部クロック信号が生成されるのを防止することができ、消費電力の低減化を図ることができる。
【0096】
また、制御回路は、オートリフレッシュモードが指定されたことに応じてオートリフレッシュ検出信号を出力する第1の信号発生回路と、オートリフレッシュ検出信号に応答して外部クロック信号の位相比較器および遅延回路への入力を遮断する第1のゲート回路とを含むこととすれば、オートリフレッシュモードにおいて内部クロック信号が生成されるのを防止することができる。
【0097】
また、制御回路は、セルフリフレッシュモードが指定されたことに応じてセルフリフレッシュ検出信号を出力する第2の信号発生回路と、セルフリフレッシュ検出信号に応答して外部クロック信号の位相比較器および遅延回路への入力を遮断する第2のゲート回路とを含むこととすれば、セルフリフレッシュモードにおいて内部クロック信号が生成されるのを防止することができる。
【0098】
また、制御回路は、セルフリフレッシュ検出信号が指定されたことに応じて所定の周期で活性化信号を出力する第3の信号発生回路と、活性化信号に応答して外部クロック信号を位相比較器および遅延回路に与える第3のゲート回路とを含むこととすれば、セルフリフレッシュモードにおいて内部クロック信号を間欠的に生成することができる。
【0099】
また、第3の信号発生回路から活性化信号が出力されたことに応じて、先にリフレッシュしたメモリアレイと異なるメモリアレイのリフレッシュを行なうリフレッシュ回路を備えれば、セルフリフレッシュを容易に行なうことができる。
【0100】
【実施例】
[実施例1]
図1は、この発明の第1実施例によるSDRAMのDLL回路の構成を示すブロック図である。図1を参照して、このDLL回路が図19で示したDLL回路と異なる点は、リフレッシュコントロール回路1が新たに設けられている点である。
【0101】
リフレッシュコントロール回路1は、図2に示すように、制御信号入力端子1a,1b、クロック信号入力端子1c,1dおよびクロック信号出力端子1e,1g,1fを含む。制御信号入力端子1aにはオートリフレッシュ検出回路70からのオートリフレッシュ検出信号ARが入力される。制御信号入力端子1bにはセルフリフレッシュ検出回路80からのセルフリフレッシュ検出信号SRが入力される。クロック信号入力端子1cにはクロックバッファ91からのクロック信号ECLKが入力される。クロック信号入力端子1dにはクロックバッファ96からのクロック信号RCLKが入力される。クロック信号出力端子1e,1f,1gからは、それぞれクロック信号CLK1,CLK2,CLK3が出力される。クロック信号CLK1,CLK2は位相比較器92に入力される。クロック信号CLK3は電圧制御ディレイ回路95に入力される。
【0102】
また、リフレッシュコントロール回路1は、ORゲート2、インバータ3およびトランスファゲート4,5を含む。トランスファゲート4は、クロック信号入力端子1cとクロック信号出力端子1eの間に接続される。クロック信号出力端子1eと1gは共通接続される。トランスファゲート5は、クロック信号入力端子1dとクロック信号出力端子1fの間に接続される。ORゲート2は、制御信号入力端子1a,1bを介してオートリフレッシュ検出信号ARおよびセルフリフレッシュ検出信号SRを受ける。ORゲート2の出力は、トランスファゲート4,5のPチャネルMOSトランジスタ側のゲート4a,5aに直接入力されるとともに、インバータ3を介してトランスファゲート4,5のNチャネルMOSトランジスタ側のゲート4b,5bに入力される。
【0103】
次に、動作について説明する。オートリフレッシュ検出信号ARおよびセルフリフレッシュ検出信号SRがともに非活性状態の「L」レベルである場合は、ORゲート2は「L」レベルを出力し、トランスファゲート4,5は導通状態となる。これにより、クロックバッファ91からのクロック信号ECLKが位相比較器92および電圧制御ディレイ回路95に入力されるとともに、クロックバッファ96からのクロック信号RCLKが位相比較器92に入力され、DLL回路が動作する。
【0104】
また、オートリフレッシュ検出信号ARおよびセルフリフレッシュ検出信号SRのうちのいずれか一方が活性状態の「H」レベルである場合は、ORゲート2は「H」レベルを出力し、トランスファゲート4,5が遮断状態となる。これにより、クロックバッファ91,96から位相比較器92および電圧制御ディレイ回路95へのクロック信号ECLK,RCLKの入力が遮断され、DLL回路が停止する。
【0105】
この実施例においては、内部クロック信号int.CLKを必要としないオートリフレッシュモードまたはセルフリフレッシュモードが指示されたことに応じてDLL回路が停止するようにしたので、リフレッシュモードにおける消費電流の低減化を図ることができる。
【0106】
なお、この実施例では、内部クロック信号int.CLKをDLL回路で生成したが、内部クロック信号int.CLKを位相同期ループ(Phase Locked Loop、以下、PLLと略記する)回路で生成するとともに、オートリフレッシュ検出信号ARまたはセルフリフレッシュ検出信号SRに応答してPLL回路が停止するようにしてもよい。
【0107】
[実施例2]
実施例1ではオートリフレッシュモードまたはセルフリフレッシュモードにおいてDLL回路を完全に停止させた。しかし、セルフリフレッシュモードの時間が長い場合は、図25で示したチャージポンプ93およびループフィルタ94の出力電圧VCOinがDLL回路の停止中に変化してしまい、DLL回路が同期状態から外れてしまう。したがって、セルフリフレッシュモードが終了した後に通常の動作が可能になるまでの復帰時間が長くなってしまう。そこで、この実施例では、セルフリフレッシュモードにおいてDLL回路を間欠的に動作させることにより、セルフリフレッシュモード終了後の復帰時間の短縮化を図る。
【0108】
図3は、この発明の第2実施例によるSDRAMのDLL回路の構成を示すブロック図である。図3を参照して、このDLL回路が図1で示したDLL回路と異なる点は、リフレッシュコントロール回路1の代わりにリフレッシュコントロール回路10が設けられている点である。
【0109】
リフレッシュコントロール回路10は、図4に示すように、制御信号入力端子10a,10b,10c、クロック信号入力端子10d,10eおよびクロック信号出力端子10f,10g,10hを含む。制御信号入力端子10aにはオートリフレッシュ検出回路70からのオートリフレッシュ検出信号ARが入力される。制御信号入力端子10bにはセルフリフレッシュ検出回路80からのセルフリフレッシュ検出信号SRが入力される。制御信号入力端子10cには図15で示した内部発振器81からのリフレッシュ信号Refが入力される。クロック信号入力端子10dにはクロックバッファ91からのクロック信号ECLKが入力される。クロック信号入力端子10eにはクロックバッファ96からのクロック信号RCLKが入力される。クロック信号出力端子10e,10f,10gからは、それぞれクロック信号CLK1′,CLK2′,CLK3′が出力される。クロック信号CLK1′,CLK2′は位相比較器92に入力される。クロック信号CLK3′は電圧制御ディレイ回路95に入力される。
【0110】
また、リフレッシュコントロール回路10は、ゲート回路11,12および2接点の切換スイッチ13,14,15を含む。ゲート回路11は、入力端子10a,10b,10d,10eからオートリフレッシュ検出信号AR、セルフリフレッシュ検出信号SRおよびクロック信号ECLK,RCLKを受け、クロック信号CLK11,CLK12,CLK13を出力する。ゲート回路11の構成および動作は、図2で示したリフレッシュコントロール回路1と同様である。すなわち、ゲート回路11は、オートリフレッシュ検出回路ARまたはセルフリフレッシュ検出信号SRが非活性状態の「L」レベルであるときクロック信号ECLK,RCLKを通過させる。ゲート回路11を通過したクロック信号ECLKはクロック信号CLK11,CLK13となり、ゲート回路11を通過したクロック信号RCLKはクロック信号CLK12となる。また、ゲート回路11は、オートリフレッシュ検出信号ARおよびセルフリフレッシュ検出信号SRのうちのいずれか一方が活性状態の「H」レベルであるときクロック信号ECLK,RCLKの通過を阻止する。
【0111】
ゲート回路12は、入力端子10c,10d,10eからリフレッシュ信号Refおよびクロック信号ECLK,RCLKを受け、クロック信号CLK21,CLK22,CLK23を出力する。ゲート回路12は、リフレッシュ信号Refが非活性状態の「L」レベルであるときクロック信号ECLK,RCLKの通過を阻止する。また、ゲート回路12は、リフレッシュ信号Refが活性状態の「H」レベルに立上がった後、まずクロック信号ECLKを通過させる。このとき通過したクロック信号ECLKがクロック信号CLK23となる。このクロック信号CLK23は、図3で示した電圧制御ディレイ回路95およびクロックバッファ96で1クロックだけ遅延されてクロック信号RCLKとなる。ゲート回路12は、このクロック信号RCLKが帰還したときにクロック信号ECLK,RCLKを通過させる。このとき通過したクロック信号ECLK,RCLKがクロック信号CLK21,CLK22となる。
【0112】
図5はゲート回路12の構成を示す回路図である。図5を参照して、このゲート回路12は、2入力NANDゲート20〜31、3入力NANDゲート32、インバータ33〜37、2入力NORゲート38〜40および遅延回路41を含む。NANDゲート21と22,23と24は、それぞれフリップフロップFF1,FF2を構成する。NANDゲート25と26はマスタゲートG1を構成し、NANDゲート27と28はマスタフリップフロップFF3を構成し、NANDゲート29と30はスレーブゲートG2を構成し、NANDゲート31と32はスレーブフリップフロップFF4を構成する。ゲートG1,G2とフリップフロップF3,F4とインバータ34は、マスタスレーブフリップフロップ42を構成する。
【0113】
リフレッシュ信号Refは遅延回路41を介してNANDゲート20の一方入力ノードに入力され、クロック信号ECLKはインバータ33を介してNANDゲート20の他方入力ノードに入力される。フリップフロップFF1はリフレッシュ信号Refによってセットされ、NANDゲート20の出力φ20によってリセットされる。NORゲート38はフリップフロップFF1の出力φ21とインバータ33の出力を受ける。NORゲート38の出力はクロック信号CLK23となる。
【0114】
フリップフロップFF2はリフレッシュ信号Refによってセットされ、クロック信号CLK23によってリセットされる。マスタスレーブフリップフロップ42は、クロック信号CLK23によって制御され、フリップフロップFF2の出力を受ける。スレーブフリップフロップFF4はNANDゲート30の出力とリフレッシュ信号Refの論理積信号によってセットされる。
【0115】
スレーブフリップフロップFF4の反転出力φ31はインバータ35に入力される。NORゲート39は、インバータ35の出力とクロック信号ECLKを受ける。インバータ36は、NORゲート39の出力を受けクロック信号CLK21を出力する。NORゲート40は、インバータ35の出力とクロック信号RCLKを受ける。インバータ37は、NORゲート40の出力を受けクロック信号CLK22を出力する。
【0116】
次に、図5で示したゲート回路12の動作について説明する。まず、図5の回路のうちリフレッシュ信号Refおよびクロック信号ECLKを受けクロック信号CLK23を出力する回路について説明する。リフレッシュ信号Refが非活性状態の「L」レベルである場合、フリップフロップFF1がセットされフリップフロップFF1の出力φ21が「H」レベルに固定される。したがって、NORゲート38の出力であるクロック信号CLK23はクロック信号ECLKと関係なく「L」レベルとなる。
【0117】
また、リフレッシュ信号Refが活性状態の「H」レベルである場合は、フリップフロップFF1がリセットされフリップフロップFF1の出力φ21が「L」レベルに固定される。したがって、クロック信号ECLKは、インバータ33で反転された後NORゲート38を通過し、クロック信号CLK23となる。
【0118】
より詳しく説明すると、図6に示すようにクロック信号ECLKが「L」レベルであるときにリフレッシュ信号Refが「H」レベルに立上がった場合と、図7に示すようにクロック信号ECLKが「H」レベルであるときにリフレッシュ信号Refが「H」レベルに立上がった場合で動作は異なる。
【0119】
すなわち、リフレッシュ信号Refが「H」レベルに立上がったときにクロック信号ECLKが「L」レベルであればNANDゲート20の出力φ20が「L」レベルになり、フリップフロップFF1がリセットされてフリップフロップFF1の出力φ21が「L」レベルになる。したがって、クロック信号ECLKはNORゲート38を通過する。
【0120】
一方、リフレッシュ信号Refが「H」レベルに立上がったときにクロック信号ECLKが「H」レベルであればNORゲート20の出力φ20が「H」レベルになり、フリップフロップFF1がリセットされずフリップフロップFF1の出力φ21が「H」レベルになる。したがって、クロック信号ECLKはNORゲート38を通過しない。その後クロック信号ECLKが「L」レベルになったときにフリップフロップFF1の出力φ21が「L」レベルになり、クロック信号ECLKがNORゲート38を通過することとなる。つまり、リフレッシュ信号Refが「H」レベルに立上がった後、クロック信号ECLKが「L」レベルに変化した後にクロック信号ECLKがNORゲート38を通過する。
【0121】
次に、図5に示した回路のうちクロック信号Refおよびクロック信号CLK23,ECLK,RCLKを受けて、クロック信号CLK21,CLK22を出力する回路について説明する。図8を参照して、リフレッシュ信号Refおよびクロック信号CLK23が「L」レベルである状態からリフレッシュ信号Refが「H」レベルに立上がるとフリップフロップFF2がリセットされフリップフロップFF2の出力φ24が「L」レベルに立下がる。このときフリップフロップFF2の反転出力φ23は「H」レベルのままである。
【0122】
フリップフロップFF2の出力は、この後クロック信号CLK23が「H」レベルになったときにマスタゲートG1を介してマスタフリップフロップFF3に伝達され、次いでクロック信号CLK23が「L」レベルになったときにさらにスレーブゲートG2を介してスレーブフリップフロップFF4に伝達される。つまり、スレーブフリップフロップFF4の反転出力φ31は、フリップフロップFF2の出力φ24の立下がりから1クロック後に立上がる。
【0123】
フリップフロップFF4の反転出力φ31が「H」レベルに立上がると、インバータ35の出力φ35は「L」レベルに立下がる。これにより、クロック信号ECLKがNORゲート39を通過し、インバータ36で反転されクロック信号CLK21となる。同時に、クロック信号RCLKがNORゲート40を通過し、インバータ37で反転されクロック信号CLK22となる。
【0124】
所定の時間が経過した後、リフレッシュ信号Refが「L」レベルに立下がると、フリップフロップFF1がセットされフリップフロップFF1の出力φ21が「H」レベルになり、NORゲート38の出力であるクロック信号CLK23が「L」レベルに固定される。これにより、マスタスレーブフリップフロップ42の伝達動作が停止される。また、フリーブフリップフロップFF4がセットされスレーブフリップフロップFF4の反転出力φ31は「L」レベルとなり、NORゲート39,40によってクロック信号ECLK,RCLKの通過が阻止される。
【0125】
したがって、図5で示したゲート回路12によれば、図9に示すように、リフレッシュ信号Refが「H」レベルに立下がった後まずクロック信号CLK23を出力し、その1クロック後にクロック信号CLK21,CLK22を出力することができ、リフレッシュ信号Refが「L」レベルに立下がった後クロック信号CLK21,CLK22,CLK23の出力を同時に停止することができる。これにより、クロック信号CLK21,CLK22の位相比較器92への供給および供給の停止が同時に行なわれることとなり、位相比較器92の動作が不安定になることがない。
【0126】
図4において、切換スイッチ13,14,15は、それぞれ2つの切換接点13a,13b;14a,14b;15a,15bと1つの共通接点13c,14c,15cとを含む。切換スイッチ13,14,15の一方の切換接点13a,14a,15aは、それぞれゲート回路11からクロック信号CLK11,CLK12,CLK13を受ける。切換スイッチ13,14,15の他方の切換接点13b,14b,15bは、それぞれゲート回路12からクロック信号CLK21,CLK22,CLK23を受ける。切換スイッチ13,14,15の共通接点13c,14c,15cは、それぞれリフレッシュコントロール回路10のクロック信号出力端子10f,10g,10hに接続される。
【0127】
また、切換スイッチ13,14,15は、ともにセルフリフレッシュ検出信号SRによって制御される。セルフリフレッシュ検出信号SRが非活性状態の「L」レベルであるとき、スイッチ13,14,15の一方の切換接点13a,14a,15aと共通接点13c,14c,15cとがそれぞれ導通する。セルフリフレッシュ検出信号SRが活性状態の「H」レベルであるとき、スイッチ13,14,15の他方の切換接点13b,14b,15bと共通接点13c,14c,15cとがそれぞれ導通する。
【0128】
次に、図3〜図9で示したDLL回路の動作について説明する。オートリフレッシュモードおよびセルフリフレッシュモード以外のモードが指示されオートリフレッシュ検出信号AR、セルフリフレッシュ検出信号SRおよびリフレッシュ信号Refがともに非活性状態の「L」レベルである場合は、ゲート回路11がクロック信号ECLK,RCLKを通過させ、ゲート回路12がクロック信号ECLK,RCLKの通過を阻止する。また、スイッチ13,14,15の一方の切換接点13a,14a,15aと共通接点13c,14c,15cとがそれぞれ導通する。これにより、クロックECLKがゲート回路11およびスイッチ13,15を介して位相比較器92および電圧制御ディレイ回路95に入力されるとともに、クロック信号RCLKがゲート回路11およびスイッチ14を介して位相比較器92に入力され、DLL回路が動作する。
【0129】
また、オートリフレッシュモードが指示され、オートリフレッシュ検出信号ARが活性状態の「H」レベルでありセルフリフレッシュ検出信号SRおよびリフレッシュ信号Refが非活性状態の「L」レベルである場合は、ゲート回路11,12がともにクロック信号ECLK,RCLKの通過を遮断する。したがって、クロック信号ECLK,RCLKの位相比較器92および電圧制御ディレイ回路95への入力が遮断され、DLL回路が停止する。
【0130】
また、セルフリフレッシュモードが指示され、オートリフレッシュ検出信号ARが非活性状態の「L」レベルでありセルフリフレッシュ検出信号SRが活性状態の「H」レベルでありリフレッシュ信号Refが周期的に「H」レベルになる場合は、ゲート回路11がクロック信号ECLK,RCLKの通過を阻止し、ゲート回路12はリセット信号Refが「H」レベルになったことに応じてクロック信号CLK21,CLK22,CLK23を出力する。また、スイッチ13,14,15の他方の切換接点13b,14b,15bと共通接点13c,14c,15cとがそれぞれ導通する。
【0131】
したがって、リフレッシュ信号Refが「H」レベルになったときクロック信号CLK21,CLK22がスイッチ13,14を介して位相比較器92に入力されるとともに、クロック信号CLK23がスイッチ15を介して電圧制御ディレイ回路95に入力され、DLL回路が間欠的に動作する。
【0132】
この実施例においては、セルフリフレッシュモードが指示されたことに応じて、DLL回路が間欠的に動作するようにしたので、消費電流の低減化とセルフリフレッシュモード終了後の復帰時間の短縮化を図ることができる。
【0133】
【発明の効果】
以上のように、この発明の同期型半導体記憶装置にあっては、内部クロック信号を必要としないモードが指示されたことに応じて、所定の期間だけ外部クロック信号の位相比較器および遅延回路への入力を遮断するので、内部クロック信号が不要であるモードにおいて内部クロック信号が生成されるのを防止することができ、消費電流の低減化を図ることができる。
【0134】
また、制御回路は、オートリフレッシュモードが指示されたことに応じてオートリフレッシュ検出信号を出力する第1の信号発生回路と、オートリフレッシュ検出信号に応答して外部クロック信号の位相比較器および遅延回路への入力を遮断する第1のゲート回路とを含むこととすれば、オートリフレッシュモードにおいて内部クロック信号が生成されるのを防止することができる。
【0135】
また、制御回路は、セルフリフレッシュモードが指示されたことに応じてセルフリフレッシュ検出信号を出力する第2の信号発生回路と、セルフリフレッシュ検出信号に応答して外部クロック信号の位相比較器および遅延回路への入力を遮断する第2のゲート回路とを含むこととすれば、セルフリフレッシュモードにおいて内部クロック信号が生成されるのを防止することができる。
【0136】
また、制御回路は、セルフリフレッシュモードが指示されたことに応じて所定の周期で活性化信号を出力する第3の信号発生回路と、活性化信号に応答して外部クロック信号を位相比較器および遅延回路に与える第3のゲート回路とを含むこととすれば、セルフリフレッシュモードにおいて内部クロック信号を間欠的に生成することができる。したがって、消費電流の低減化とセルフリフレッシュ終了後の復帰時間の短縮化が図られる。
【0137】
また、第3の信号発生回路から活性化信号が出力されたことに応じて、先にリフレッシュしたメモリアレイと異なるメモリアレイのリフレッシュを行なうリフレッシュ回路を備えれば、セルフリフレッシュを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例によるSDRAMのDLL回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したDLL回路の構成を示す回路図である。
【図3】この発明の第2実施例によるSDRAMのDLL回路の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示したDLL回路のリフレッシュコントロール回路の構成を示す回路ブロック図である。
【図5】図4に示したリフレッシュコントロール回路のゲート回路12の構成を示す回路図である。
【図6】図5に示したゲート回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】図5に示したゲート回路の動作を説明するための他のタイミングチャートである。
【図8】図5に示したゲート回路の動作を説明するためのさらに他のタイミングチャートである。
【図9】図5に示したゲート回路の動作を説明するためのさらに他のタイミングチャートである。
【図10】従来のSDRAMの主要部の構成を機能的に示すブロック図である。
【図11】図10に示したSDRAMの読出動作を示すタイミングチャートである。
【図12】図10に示したSDRAMの書込動作を示すタイミングチャートである。
【図13】図10に示したSDRAMのオートリフレッシュモードに関連する部分の構成を示すブロック図である。
【図14】図13に示したオートリフレッシュモードに関連する部分の動作を示すタイミングチャートである。
【図15】図10に示したSDRAMのセルフリフレッシュモードに関連する部分の構成を示すブロック図である。
【図16】図15に示したセルフリフレッシュモードに関連する部分の内部発振器の構成を示す回路ブロック図である。
【図17】図16に示した内部発振器の動作を示すタイミングチャートである。
【図18】図15に示したセルフリフレッシュモードに関連する部分の動作を示すタイミングチャートである。
【図19】従来のDLL回路の構成を示すブロック図である。
【図20】図19に示したDLL回路のクロックバッファ91の構成を示す一部省略した回路図である。
【図21】図19に示したDLL回路のクロックバッファ96の構成を示す一部省略した回路図である。
【図22】図19に示したDLL回路の位相比較器の構成を示す回路図である。
【図23】図22に示した位相比較器の動作を示すタイミングチャートである。
【図24】図22に示した位相比較器の動作を示す他のタイミングチャートである。
【図25】図19に示したDLL回路のチャージポンプおよびループフィルタの構成を示す回路図である。
【図26】図19に示した電圧制御ディレイ回路の構成を示す一部省略した回路図である。
【図27】図19に示したDLL回路の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1,10 リフレッシュコントロール回路、2,38〜40 NORゲート、3,33〜37 インバータ、4,5 トランスファゲート、11,12 ゲート回路、13〜15 切換スイッチ、21〜32 NANDゲート、42 マスタスレーブフリップフロップ、51a,51b メモリアレイ、70 オートリフレッシュ検出回路、80 セルフリフレッシュ検出回路、81 内部発振器。

Claims (5)

  1. 外部クロック信号に同期して動作する同期型半導体記憶装置であって、
    各々が行列状に配列された複数のメモリセルを含む複数のメモリアレイ、
    前記外部クロック信号と参照クロック信号を受け、該2つのクロック信号の位相差に応じた制御信号を出力する位相比較器
    前記制御信号に応じた時間だけ前記外部クロック信号を遅延させ前記参照クロック信号として出力する遅延回路、
    前記参照クロック信号を予め定められた時間だけ遅延させた内部クロック信号に同期して前記複数のメモリアレイのうちの選択されたメモリセルと外部との間でデータ信号の授受を行なうためのデータ入出力回路、および
    記内部クロック信号を必要としないモードが指示されたことに応じて、所定の期間だけ前記外部クロック信号の前記位相比較器および前記遅延回路への入力を遮断する制御回路を備えたことを特徴とする、同期型半導体記憶装置。
  2. 前記内部クロック信号を必要としないモードは、前記複数のメモリアレイのうちの先にリフレッシュされたメモリアレイと異なるメモリアレイのリフレッシュを指示するオートリフレッシュモードであって、
    前記制御回路は、
    記オートリフレッシュモードが指示されたことに応じて、所定の時間だけオートリフレッシュ検出信号を出力する第1の信号発生回路と、
    前記第1の信号発生回路から前記オートリフレッシュ検出信号が出力されたことに応じて、前記外部クロック信号の前記位相比較器および前記遅延回路への入力を遮断する第1のゲート回路とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の同期型半導体記憶装置。
  3. 前記内部クロック信号を必要としないモードは、前記複数のメモリアレイを順次リフレッシュすることを指示するセルフリフレッシュモードであって、
    前記制御回路は、
    記セルフリフレッシュモードの開始が指示されてからそのセルフリフレッシュモードの終了が指示されるまでの間にセルフリフレッシュ検出信号を出力する第2の信号発生回路と、
    前記第2の信号発生回路から前記セルフリフレッシュ検出信号が出力されたことに応じて、前記外部クロック信号の前記位相比較器および前記遅延回路への入力を遮断する第2のゲート回路とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の同期型半導体記憶装置。
  4. 前記制御回路は、
    前記第2の信号発生回路から前記セルフリフレッシュ検出信号が出力されたことに応じて、所定の周期で活性化信号を出力する第3の信号発生回路と、
    前記第3の信号発生回路から前記活性化信号が出力されたことに応じて、前記外部クロック信号を前記位相比較器および前記遅延回路に与える第3のゲート回路とを含むことを特徴とする、請求項3に記載の同期型半導体記憶装置。
  5. 前記第3の信号発生回路から前記活性化信号が出力されたことに応じて、先にリフレッシュしたメモリアレイと異なるメモリアレイのリフレッシュを行なうリフレッシュ回路を備えたことを特徴とする、請求項4に記載の同期型半導体記憶装置。
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