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JP3250561B1 - 有機el素子の製造方法 - Google Patents

有機el素子の製造方法

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JP3250561B1
JP3250561B1 JP2000398751A JP2000398751A JP3250561B1 JP 3250561 B1 JP3250561 B1 JP 3250561B1 JP 2000398751 A JP2000398751 A JP 2000398751A JP 2000398751 A JP2000398751 A JP 2000398751A JP 3250561 B1 JP3250561 B1 JP 3250561B1
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耕一 宮下
貴好 栗山
昌彦 石井
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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    • H10K85/324Metal complexes comprising a group IIIA element, e.g. Tris (8-hydroxyquinoline) gallium [Gaq3] comprising aluminium, e.g. Alq3
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 陽極と陰極との間に、有機発光材料よりなる
発光層を挟んでなる有機EL素子に対して、輝度の経時
変化を抑制するためにエージングを行うようにした有機
EL素子の製造方法において、エージング条件を最適化
する。 【解決手段】 有機EL素子を定電流で駆動した際に測
定される輝度の経時変化曲線を、3個の指数関数の足し
合わせよりなるフィティング曲線として求め、このフィ
ティング曲線を解析して、輝度経時劣化速度の最も遅い
第1項成分と、それ以外の第2及び第3項成分とに分離
し、輝度が第1項成分の初期値A1とほぼ同程度になる
までエージングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機EL(エレク
トロルミネッセンス)素子において、発光時間の経過に
よる輝度の変化を抑制するためのエージングを行う製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子は、陽極と陰極との間に有
機発光材料よりなる発光層を挟んでなるものであり、こ
れら電極や発光層は、スパッタ法や蒸着法等を用いて成
膜することができる。
【0003】このような有機EL素子は、自己発光のた
め、視認性に優れ、かつ数V〜数十Vの低電圧駆動が可
能なため駆動回路を含めた軽量化が可能である。そこ
で、有機EL素子は、薄膜型ディスプレイ、照明器具、
バックライト等としての活用が期待できる。
【0004】しかしながら、有機EL素子は、長時間安
定に発光させることが困難であり、この問題に対して、
従来、素子全体の外側を覆い外気を遮断する、発光材料
の耐久性を向上させる、電極の低電圧化等の方法が採ら
れてきた。
【0005】この素子の長寿命化に関する方法の一つ
に、製造工程において、陽極と陰極との間に電流を印加
するエージングを行うことによって、輝度の経時変化を
抑制し素子特性を安定化させる方法が知られている(特
開平5−182764号公報、特開平8−185979
号公報、特開平10−208880号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エージング方法においては、素子の初期特性がどのよう
に変化するまでエージングすればよいかといった時間的
な考察がなされていない。エージング処理は、処理後の
発光効率を低下させる処理であるため、過度にエージン
グを行うと、輝度の経時劣化は抑制できても、発光効率
が著しく低減し、素子への印加過電圧が大きくなってし
まうという問題が生じる。
【0007】また、例えば、上記した特開平8−185
979号公報に記載されているエージング方法では、エ
ージングは室温でなされているが、室温においては、仮
に実用輝度(例えば数百cd/cm2)において100
00時間の半減寿命を有する素子の場合、駆動時の電流
密度の100倍の電流密度でエージングしたとしても、
エージングに1日程度の時間を要してしまう。これは、
素子の製造工程における効率化という点で大きな問題で
ある。
【0008】本発明は上記問題に鑑み、輝度の経時変化
を抑制するためにエージングを行うようにした有機EL
素子の製造方法において、エージング条件を最適化する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等の検討によれ
ば、有機EL素子を定電流で駆動した際に測定される輝
度の経時変化曲線を求め、この輝度の経時変化曲線を解
析したところ、この曲線が、輝度経時劣化速度の異なる
複数の成分により構成されていることが分かった。本発
明は、この知見に基づいてなされたものである。
【0010】すなわち、請求項1に記載の発明では、陽
極(20)と陰極(80)との間に、有機発光材料より
なる発光層(50)を挟んでなる有機EL素子に対し
て、エージングを行うようにした有機EL素子の製造方
法において、有機EL素子を定電流で駆動した際に測定
される輝度の経時変化曲線を求め、この輝度の経時変化
曲線を解析して、輝度経時劣化速度の最も遅い成分と、
それ以外の成分とに分離し、輝度が輝度経時劣化速度の
最も遅い成分の初期値とほぼ同程度になるまでエージン
グを行うことを特徴としている。
【0011】本発明によれば、駆動時における輝度の経
時変化曲線のうち、抽出された輝度経時劣化速度の最も
遅い成分の初期値とほぼ同程度になるまでエージングを
行うため、実質的に、当該曲線のうち輝度経時劣化速度
の速い成分は、エージングによって取り除かれる。
【0012】そして、エージング後における有機EL素
子を駆動していったときの輝度変化は、輝度経時劣化速
度の最も遅い成分の劣化速度に準じて低下していくた
め、エージングされる有機EL素子の輝度寿命を最大限
に長寿命化するこができる。つまり、エージング前に求
められる輝度経時劣化速度の最も遅い成分の初期値は、
エージングをどの程度まで行えばよいかという目標輝度
として最適な値である。
【0013】このように、予めエージングの最適な目標
を求めた上で、エージングを行うことができるため、エ
ージングが少なすぎたり、多すぎたりするといった問題
を無くすことができる。よって、本発明によれば、エー
ジング時間を最大限に効率化することができ、エージン
グ条件を最適化することができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
の製造方法を、より具体化したものである。すなわち、
本発明においては、まず、有機EL素子を定電流で駆動
した際に測定される輝度の経時変化を、次の数式3にて
示される曲線で適合させる。
【0015】
【数3】
【0016】この数式3中、nは2以上の整数、Ai
定数であってΣAi=1、kiは定数、Lは時間tでの輝
度、L0は駆動開始時の輝度である。
【0017】そして、上記数式3中の右辺において最も
小さなkiを示す項のAiをA1としたとき、輝度Lが、
次の数式4に示される関係を満足する値となるまでエー
ジングを行うようにしたことを特徴としている。
【0018】
【数4】L=L0(1−a+aA1) ただし、数式4中、a>0である。
【0019】本発明者等の検討によれば、有機EL素子
を定電流で駆動した際に測定される輝度の経時変化曲線
は、上記数式3に示される指数関数の足し合わせで適合
(フィティング)させることができる。そして、数式3
中の右辺における各項のkiが輝度経時劣化速度を示す
定数(劣化速度定数)となり、当該各項が輝度経時劣化
速度の異なる複数の成分となる。
【0020】そのため、劣化速度定数kiを比較すれ
ば、上記輝度の経時変化曲線を、輝度経時劣化速度の最
も遅い成分と、それ以外の成分とに分離することがで
き、最も小さな劣化速度定数kiを示す項のAiが、輝度
経時劣化速度の最も遅い成分の初期値となる。
【0021】そして、この初期値をA1としたとき、輝
度Lが、上記数式4に示される関係を満足する値となる
までエージングを行うようにすれば、輝度が輝度経時劣
化速度の最も遅い成分の初期値とほぼ同程度になるまで
エージングを行ったことになる。よって、本発明によっ
ても、上記請求項1の発明と同様の効果を得ることがで
きる。
【0022】ここで、輝度が輝度経時劣化速度の最も遅
い成分の初期値とほぼ同程度になるまでエージングを行
うことは、当該初期値と完全に同一(すなわち上記数式
4中のaが1の場合)でなくとも良く、多少は大きくな
ったり小さくなっても良い。具体的には、上記数式4中
のaが0.3〜1.2の範囲にあること(請求項3の発
明)が好ましい。
【0023】また、本発明者等の検討によれば、上記数
式3は、2個または3個の指数関数の足し合わせで構成
されることが多い。つまり、上記数式3中のnは、4以
上でも良いが、2または3である場合が多い(請求項4
の発明)。
【0024】また、請求項5に記載の発明においては、
有機EL素子を定電流で駆動した際に測定される輝度の
経時変化曲線を求め、この輝度の経時変化曲線を解析し
て、輝度経時劣化度合の最も支配的な成分と、それ以外
の成分とに分離し、輝度経時劣化度合の最も支配的な成
分に対応した輝度劣化が、ほぼ完了するまでエージング
を行うことを特徴としている。
【0025】本発明によれば、駆動時における輝度の経
時変化曲線のうち、抽出された輝度経時劣化度合の最も
支配的な成分に対応した輝度劣化が、ほぼ完了するまで
エージングを行うため、実質的に、当該曲線のうち輝度
劣化の支配的な成分は、エージングによって取り除かれ
る。そのため、有機EL素子の輝度寿命を最大限に長寿
命化するこができる。
【0026】つまり、輝度経時劣化度合の最も支配的な
成分をエージング前に求め、この支配的な成分を目標と
してエージングすることにより、エージング後の輝度低
下を抑制する目的には最適なエージングを行うことがで
きる。よって、本発明によっても、エージング条件を最
適化することができる。
【0027】また、請求項6に記載の発明においては、
有機EL素子を定電流で駆動した際に測定される輝度の
経時変化曲線を求め、この輝度の経時変化曲線を解析し
て、輝度経時劣化が最も短時間で完了する成分と、それ
以外の成分とに分離し、輝度経時劣化が最も短時間で完
了する成分に対応した輝度劣化が、ほぼ完了するまで前
記エージングを行うことを特徴としている。
【0028】本発明によれば、駆動時における輝度の経
時変化曲線のうち、抽出された輝度経時劣化が最も短時
間で完了する成分に対応した輝度劣化が、ほぼ完了する
までエージングを行うため、実質的に、当該曲線のうち
輝度経時劣化が最も短時間で完了する成分は、エージン
グによって取り除かれる。
【0029】つまり、輝度経時劣化が最も短時間で完了
する成分をエージング前に求め、この成分を目標として
エージングすることにより、エージング時間を最も短縮
化するという目的には最適なエージングを行うことがで
きる。よって、本発明によっても、エージング条件を最
適化することができる。
【0030】また、請求項7に記載の発明のように、常
温以上且つ有機EL素子を構成する材料中でもっとも低
いガラス転移温度以下の温度下でエージングを行うこと
が好ましい。
【0031】常温以上の高温下でエージングを行うこと
でエージング時間を短縮することができる。また、有機
EL素子を構成する材料中でもっとも低いガラス転移温
度以下とするのは、当該ガラス転移温度より高い温度と
してしまうと、素子の劣化を招くためである。
【0032】また、請求項8に記載の発明のように、エ
ージングを行う際に、輝度が、有機EL素子における実
用輝度以上となるように電流を印加することが好まし
い。それにより、エージング時間の短縮が図れる。
【0033】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
の第1実施形態に係る有機EL素子の概略断面構成を示
す図である。図1において、ガラス等の透明な基板10
の上に、ITO(インジウム−錫の酸化物)等の透明導
電膜よりなる陽極20、正孔輸送性材料よりなる正孔注
入層30及び正孔輸送層40、有機発光材料(色素を正
孔輸送性または電子輸送性有機材料にドープしたもの)
よりなる発光層50、電子輸送性材料よりなる電子輸送
層60及び電子注入層70、アルミニウム(Al)等の
金属よりなる陰極80が順次積層されている。
【0035】これら、各層20〜80は、公知のスパッ
タ法や蒸着法等により成膜することが可能である。そし
て、この有機EL素子では、陽極20と陰極80との間
に所定の直流電流を印加することにより、両電極20、
80に挟まれた発光層50に対して、各々の注入層及び
輸送層から、電子、正孔が注入され、発光層50におい
て電子と正孔とが再結合する際のエネルギーにより、発
光が行われるようになっている。
【0036】以下、図1に示す有機EL素子の製造方法
について、限定するものではないが、具体的な材料例を
挙げて説明していく。本例では、基板10はガラス基板
であり、このガラス基板10の一面上に、陽極20とし
て、スパッタ法により厚さ300nmのITOを形成す
る。
【0037】この上に、蒸着法を用いて、正孔注入層3
0として厚さ10nmのCuPc(銅フタロシアニン錯
体)、正孔輸送層40として厚さ30nmのTPTE
(テトラトリフェニルアミン)を成膜する。これら両層
30、40は共に、正孔輸送性有機材料を主成分として
いる。
【0038】この上に、共蒸着法を用いて、発光層50
として、電子輸送性有機材料であるAlq3(トリス
(8−キノリール)アルミニウム)を母材とし、色素で
あるジメチルキナクリドン(Qd)を1%ドープしたも
のを、厚さ20nmで成膜する。
【0039】その後、蒸着法を用いて、電子輸送層60
として、厚さ45nmのAlq3を成膜し、その上に、
電子注入層70として、厚さ0.5nmのLiF(フッ
化リチウム)を成膜し、さらに、陰極80として、厚さ
150nmのAlを成膜する。こうして、上記図1に示
す有機EL素子が完成する。
【0040】本例では、この後、図示しないが、有機E
L素子を大気にさらすことなく、窒素雰囲気中でSUS
キャップと封止樹脂(接着剤)を用い、素子全体を封止
した。ここで、発光面積は2.5mm×2.5mmであ
る。
【0041】次に、本例の有機EL素子について、輝度
の経時変化を抑制するために、陽極20と陰極80との
間に電流を印加するエージングを行うのであるが、その
エージング方法について説明する。
【0042】まず、有機EL素子を定電流で駆動した際
に測定される輝度の経時変化曲線を求める(輝度経時変
化曲線を求める工程)。本工程では、まず、上記した封
止が施された本例の有機EL素子を、85℃の温度下で
直流定電流駆動(電流密度:6.1mA/cm2)さ
せ、初期輝度400cd/cm2にて連続駆動を行っ
た。そのときの輝度の経時変化の測定結果を図2に示
す。およそ700時間で30%の輝度低下を示した。
【0043】有機EL素子を車載の表示器に使用する場
合、車内がかなりの高温になる場合があることから、高
温での耐久性が要求される。具体的な車載のための規格
として、85℃の温度下で初期輝度400cd/cm2
にて30%の輝度低下を示す時間が、1000時間以上
であることが要求されている。しかし、図2に示したよ
うに、図1に示した本例の素子は、エージングを行わな
い状態では、この車載のための規格を満足しない。
【0044】輝度の経時変化の測定データを解析した結
果、輝度の経時変化曲線は、「解決手段」の欄に示した
数式3のような複数個の指数関数の足し合わせで、良く
適合(フィティング)できることを見出した。図2に示
した測定データの場合、3個の指数関数の足し合わせで
良くフィティングすることができた。フィティングの結
果得られた数式を次の数式5に、また、その曲線を図3
に測定データと共に示す。
【0045】
【数5】L/L0=0.72exp(−7.54×10
-5t)+0.24exp(−3.25×10-3t)+
0.04exp(−7.62×10-3t) この数式5中、tは、時間(hour)を単位とした。
また、数式5中、Lは時間tでの輝度、L0は駆動開始
時の輝度である。また、図3には、上記数式5中の右辺
の3つの各項(各指数関数)を、それぞれ単独で描いた
曲線も示した。
【0046】このようにして、有機EL素子を定電流で
駆動した際に測定される輝度の経時変化を、上記数式5
に示す様なフィティング(適合)された輝度の経時変化
曲線として求めることができた。上記数式5に示される
輝度の経時変化曲線は、「解決手段」の欄にて示した数
式3において、i=3の場合の一例を示すものである。
ここまでが、輝度経時変化曲線を求める工程である。
【0047】次に、求められた輝度の経時変化曲線を解
析して、輝度経時劣化速度の最も遅い成分と、それ以外
の成分とに分離する(曲線成分の分離工程)。ここで、
これら成分は、上記数式5における右辺の各項(各指数
関数)のことであり、数式5においては、3つの項成分
が存在する。
【0048】本例においては、0.72exp(−7.
54×10-5t)が第1項成分、0.24exp(−
3.25×10-3t)が第2項成分、0.04exp
(−7.62×10-3t)が第3項成分である。
【0049】そして、輝度経時劣化速度の度合を示す定
数(劣化速度定数)kiは、第1項成分、第2項成分、
第3項成分において、それぞれ、−7.54×10-5
−3.25×10-3、−7.62×10-3であり、この
劣化速度定数kiの異なる各項成分の輝度の経時変化の
様子は、上記図3に示されている。
【0050】図3に示す様に、本例における第2項、第
3項の各成分は、比較的短時間でその影響が無くなる初
期劣化成分であり、第1項成分が長時間での輝度低下を
支配する成分であることがわかる。このように、複数の
項成分における劣化速度定数kiを比較すれば、上記数
式5に示される輝度の経時変化曲線を、輝度経時劣化速
度の最も遅い成分と、それ以外の成分とに分離すること
ができる。
【0051】つまり、本例においては、上記数式5中
の、第1項成分が輝度経時劣化速度の最も遅い成分であ
り、第2及び第3項成分が、それ以外の成分である。こ
のことは、上記数式5中の第1項成分が、「解決手段」
の欄に示した数式3の右辺における最も小さなkiを示
す項であることを意味する。そして、この最も小さなk
iを示す項のAi(つまり、輝度経時劣化速度の最も遅い
成分の初期値A1)は、第1項成分中の係数0.72で
ある。ここまでが、曲線成分の分離工程である。
【0052】なお、上記第1項成分における長時間での
輝度低下を支配する劣化は、素子を構成する有機材料
が、駆動に伴い、電荷を伝搬する際の酸化還元反応にお
いて、一部発光抑制種に変化する化学反応によるものと
考えられる。また、最も時定数の短い上記第3項成分
は、印加された電界による有機層での内部分極やあるい
は不純物イオンによって内部電界が形成され実効的な電
界が減少することに起因する劣化と考えられる。
【0053】また、上記第2項成分については、それが
いかなる機構によるものかは現段階では明らかではない
が、後述する第2実施形態に示す様な発光層に色素をド
ープしていない素子では、2個の指数関数の足し合わせ
により十分フィティングが可能なことから、おそらく発
光層に発光色素をドープしたことが関与する劣化である
ものと推測される。
【0054】上記の解析から、第2項、第3項の劣化成
分をエージングにより取り除くことにより、輝度低下を
抑制し耐久性を向上させることができると期待される。
そこで、次に、輝度が輝度経時劣化速度の最も遅い成分
の初期値とほぼ同程度になるまでエージングを行う(エ
ージング工程)。
【0055】具体的に、本例では、相対輝度L/L
0が、輝度経時劣化速度の最も遅い成分の初期値A1に
相当する第1項成分の係数0.72に等しくなるまで、
85℃の温度下で初期輝度8000cd/cm2となる
ような電流密度108mA/cm2にてエージングを行
った。すなわち、輝度が5760cd/cm2に低下す
るまでエージングを行った。ここまでが、エージング工
程である。
【0056】その後、上記各工程を施した本例の有機E
L素子に対して、エージングの効果を確認するために、
85℃の温度下で初期輝度400cd/cm2にて輝度
の経時変化を測定した。その結果を図4に示す。112
0時間経過後においても300cd/cm2の輝度を示
し、輝度の低下率25%であり、上記車載規格を満たし
ている。
【0057】以上のように、本実施形態では、有機EL
素子を定電流で駆動した際に測定される輝度の経時変化
曲線(本例では数式5)を求め、この輝度の経時変化曲
線を解析して、輝度経時劣化速度の最も遅い成分(本例
では数式5中の第1項成分)と、それ以外の成分(本例
では数式5中の第2及び第3項成分)とに分離し、輝度
が輝度経時劣化速度の最も遅い成分の初期値(本例では
第1項成分の係数0.72)とほぼ同程度になるまでエ
ージングを行うことを特徴としている。
【0058】そして、本実施形態によれば、駆動時にお
ける輝度の経時変化曲線のうち、抽出された輝度経時劣
化速度の最も遅い成分の初期値とほぼ同程度になるまで
エージングを行うため、実質的に、当該曲線のうち輝度
経時劣化速度の速い成分(初期劣化成分)は、エージン
グによって取り除かれる。
【0059】そして、エージング後における有機EL素
子を駆動していったときの輝度変化は、輝度経時劣化速
度の最も遅い成分の劣化速度(本例では第1項成分の劣
化速度定数−7.54×10-5)に準じて低下していく
ため、エージングされる有機EL素子の輝度寿命を最大
限に長寿命化するこができる。
【0060】このように、本実施形態によれば、輝度経
時劣化速度の最も遅い成分の初期値というエージングの
最適な目標を予め求めた上で、エージングを行うことが
できるため、エージングが少なすぎたり、多すぎたりす
るといった問題を無くすことができる。よって、エージ
ング時間を最大限に効率化することができ、エージング
条件を最適化することができる。
【0061】なお、上記例では、相対輝度L/L0が、
第1項成分の係数0.72に等しくなるまでエージング
を行った。つまり、上記例では、次の数式6に示される
関係において、A1=0.72、a=1の場合の条件に
てエージングを行ったものである。
【0062】
【数6】 L=L0(1−a+aA1)、(ただし、a>0) しかし、上記車載規格を満たすためには、第1項成分の
係数0.72(輝度経時劣化速度の最も遅い成分の初期
値)を目標値として、この目標値よりも大なり小なり多
少ずれた輝度を目標値としてエージングを行っても良
い。
【0063】つまり、上記車載規格を満たすためには、
上記数式6において、必ずしもa=1の条件でエージン
グを行う必要はなく、aの値が1より小さい条件で行っ
ても良く、また1より大きい条件で行っても良い。ただ
し、aの値があまりに小さい場合、換言すれば、エージ
ングの目標値となる相対輝度L/L0が大きすぎる場合
には、初期劣化成分を取り除くといったエージング効果
が不十分となる恐れがある。
【0064】一方、aの値が大きすぎる場合、換言すれ
ば、エージングの目標値となる相対輝度L/L0が小さ
すぎる場合には、第1項成分の劣化も進行してしまい、
素子の効率低下を招き、結果として、耐久性をかえって
低下させてしまう。従って、多くの場合、上記数式6に
おいて、aが0.3〜1.2の間の値をとるような条件
にてエージングを行うことが好ましい。
【0065】また、エージングを行う温度は室温でも良
いが、室温ではエージングに長時間を要するため、製造
工程の効率という点で好ましくない。そのため、常温
(例えば25℃)以上の高温下でエージングを行うこと
でエージング時間を短縮することが好ましい。
【0066】ただし、常温以上であっても、有機EL素
子を構成する材料中でもっとも低いガラス転移温度Tg
以下の温度下でエージングを行う必要がある。当該ガラ
ス転移温度Tgより高い温度としてしまうと、素子の劣
化を招くためである。
【0067】実際、実用輝度を400cd/cm2とし
た場合、その20倍の輝度の8000cd/cm2でエ
ージングを行ったとしても、室温では5760cd/c
2に輝度が低下するまでに21時間を必要とした。8
5℃では3時間で5760cd/cm2まで輝度を低下
させるエージングを行うことができる。
【0068】また、エージングを行う際に、輝度が、有
機EL素子における実用輝度以上(例えば、実用輝度の
2〜10000倍程度)となるように電流を印加するこ
とが好ましい。それにより、エージング時間の短縮が図
れる。実際、上記図2に示す例では、85℃の温度下
で、初期輝度を実用輝度400cd/cm2になるよう
に電流を印加しているが、30%程度の輝度変化を示す
には、数百時間要している。
【0069】(第2実施形態)図5に、本発明の第2実
施形態に係る有機EL素子の概略断面構成を示す。図5
に示す素子は、上記図1に示すものに比較して、発光層
50が電子輸送層を兼ねているものであり、発光層50
に色素がドープされていないことが異なる。なお、図5
において、図1と同一部分には、図中、同一符号を付し
てある。
【0070】本実施形態の有機EL素子の製造方法につ
いて、具体的な材料例を挙げながら、上記第1実施形態
と異なる点を中心に説明していく。ガラス基板10の一
面上に、厚さ300nmのITOよりなる陽極20、厚
さ10nmのCuPcよりなる正孔注入層30、厚さ5
0nmのTPTEよりなる正孔輸送層40を、順次成膜
する。
【0071】この上に、発光層50として、厚さ60n
mのAlq3よりなる発光層50を成膜し、その上に、
厚さ0.5nmのLiFよりなる電子注入層70、厚さ
150nmのAlよりなる陰極80を成膜する。こうし
て、上記図5に示す有機EL素子が完成する。本例で
も、この後、上記第1実施形態の具体例と同様に、素子
全体を封止した。
【0072】次に、本例の有機EL素子について、輝度
の経時変化を抑制するために、陽極20と陰極80との
間に電流を印加するエージングを行った。まず、輝度経
時変化曲線を求める工程では、本例の有機EL素子を、
85℃の温度下で直流定電流駆動(電流密度:9.8m
A/cm2)させ、初期輝度400cd/cm2にて連続
駆動を行った。そのときの輝度の経時変化の測定結果を
図6に示す。およそ200時間で30%の輝度低下を示
した。
【0073】この図6に示す測定結果に対して、指数関
数を足し合わせた関数式(「解決手段」の欄に示した数
式3)でフィティング(適合)を試みたところ、2個の
指数関数の足し合わせで、測定データをかなり良くフィ
ティングすることができた。フィティングの結果得られ
た数式を次の数式7に示す。また、その曲線を図7に測
定データと共に示す。
【0074】
【数7】L/L0=0.79exp(−6.25×10
-4t)+0.21exp(−3.24×10-2t) ここで、上記数式7中のL、L0、tは、上記数式5と
同様である。
【0075】このようにして、有機EL素子を定電流で
駆動した際に測定される輝度の経時変化を、上記数式7
に示す様なフィティング(適合)された輝度の経時変化
曲線として求めることができた。上記数式7に示される
輝度の経時変化曲線は、「解決手段」の欄にて示した数
式3において、i=2の場合の一例を示すものである。
ここまでが、本例における輝度経時変化曲線を求める工
程である。
【0076】次に、曲線成分の分離工程を行うが、本例
では、上記数式7に示す様に、2つの項成分が存在す
る。これは、第1実施形態の場合と異なり、発光層50
に色素をドープしていないことにより、色素ドープに起
因すると考えられる初期劣化成分が現れず、結果とし
て、2個の指数関数の足し合わせでフィティングできた
ためと考えられる。
【0077】本例においては、2個の項成分のうち、劣
化速度定数kiが−2.39×10- 4と最も小さい第1
項成分0.79exp(−6.25×10-4t)が、輝
度経時劣化速度の最も遅い成分であり、「解決手段」の
欄に示した数式3の右辺における最も小さなkiを示す
項である。そして、この最も小さなkiを示す項のA
i(つまり、上記初期値A1)は、第1項成分中の係数
0.79である。ここまでが、本例の曲線成分の分離工
程である。
【0078】次に、エージング工程では、相対輝度L/
0が、第1項成分の係数0.79に等しくなるまで、
85℃の温度下で初期輝度8000cd/cm2となる
ような電流密度186mA/cm2にてエージングを行
った。すなわち、輝度が6320cd/cm2に低下す
るまでエージングを行った。ここまでが、エージング工
程である。
【0079】その後、上記各工程を施した本例の有機E
L素子に対して、エージングの効果を確認するために、
85℃の温度下で初期輝度400cd/cm2にて輝度
の経時変化を測定した。その結果を図8に示す。375
時間で30%の輝度低下を示し、エージング前に比べて
2倍近く寿命を長くすることができた。
【0080】このように、本実施形態においても、上記
第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、
本実施形態でも、上記数式6に示す関係において、aが
0.3〜1.2の間の値をとるような条件にてエージン
グを行うことが好ましい。さらに、高温化、高輝度化に
よるエージング時間の短縮効果も同様に発揮することが
可能である。
【0081】(他の実施形態)なお、上記第1実施形態
において、有機EL素子を定電流で駆動した際に測定さ
れる輝度の経時変化曲線(上記例では数式5)を求め、
この輝度の経時変化曲線を解析して、輝度経時劣化度合
の最も支配的な成分と、それ以外の成分とに分離し、輝
度経時劣化度合の最も支配的な成分に対応した輝度劣化
が、ほぼ完了するまでエージングを行っても良い。
【0082】つまり、上記数式5中では、第2項成分が
輝度経時劣化度合の最も支配的な成分であり、この第2
項成分に対応した輝度劣化がほぼ完了するまでエージン
グするとは、第2項成分の相対輝度がほぼ0のポイント
となるまでエージングする(図3では、約1000時間
であるが、輝度加速を利用すれば、時間の短縮を図るこ
とができる)ということである。
【0083】そして、この0ポイントを図3に示す輝度
の経時変化曲線(フィティング曲線)に対応させると、
相対輝度L/L0は約0.67である。すなわち、当該
フィティング曲線において相対輝度L/L00.67を
目標値としてでエージングすることによって第2項成分
が実質的に取り除かれる。
【0084】こうして、輝度経時劣化度合の最も支配的
な成分をエージング前に求め、この支配的な成分を目標
としてエージングすることにより、有機EL素子の輝度
寿命を最大限に長寿命化することができるため、エージ
ング後の輝度低下を抑制する目的には最適な条件にてエ
ージングを行うことができる。
【0085】また、上記第1実施形態において、有機E
L素子を定電流で駆動した際に測定される輝度の経時変
化曲線(上記例では数式5)を求め、この輝度の経時変
化曲線を解析して、輝度経時劣化が最も短時間で完了す
る成分と、それ以外の成分とに分離し、輝度経時劣化が
最も短時間で完了する成分に対応した輝度劣化が、ほぼ
完了するまでエージングを行っても良い。
【0086】つまり、上記数式5中では、第3項成分が
輝度経時劣化が最も短時間で完了する成分であり、この
第3項成分に対応した輝度劣化がほぼ完了するまでエー
ジングするとは、第3項成分の相対輝度がほぼ0のポイ
ントとなるまでエージングする(図3では、約200時
間であるが、輝度加速を利用すれば、時間の短縮を図る
ことができる)ということである。
【0087】そして、この0ポイントを図3に示すフィ
ティング曲線に対応させると、相対輝度L/L0は約
0.84である。すなわち、当該フィティング曲線にお
いて相対輝度L/L00.84を目標値としてでエージ
ングすることによって第3項成分が実質的に取り除かれ
る。
【0088】こうして、輝度経時劣化が最も短時間で完
了する成分をエージング前に求め、この成分を目標とし
てエージングすることにより、エージング時間を最も短
縮化するという目的には最適な条件にてエージングを行
うことができる。
【0089】なお、これら、輝度経時劣化度合の最も支
配的な成分に対応した輝度劣化や、輝度経時劣化が最も
短時間で完了する成分に対応した輝度劣化が、ほぼ完了
するまでエージングを行う場合にも、常温以上且つ有機
EL素子を構成する材料中でもっとも低いガラス転移温
度以下の温度下でエージングを行うことが好ましく、ま
た、エージングを行う際に、輝度が、有機EL素子にお
ける実用輝度以上となるように電流を印加することが好
ましいことは勿論である。
【0090】なお、本発明において、請求項1の「ほぼ
同程度」とは、劣化速度の最も遅い成分の初期値に対し
て±20%の範囲をいい、望ましくは±10%の範囲を
いう。また、請求項5、6の「ほぼ完了」とは、輝度劣
化が完了に至る時間に対して±20%の範囲をいい、望
ましくは±10%の範囲をいう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る有機EL素子の概
略断面図である。
【図2】第1実施形態における定電流駆動時の輝度の経
時変化の測定結果を示す図である。
【図3】図2に示す測定結果に適合させた輝度の経時変
化曲線を示す図である。
【図4】第1実施形態におけるエージング後の輝度の経
時変化の測定結果を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る有機EL素子の概
略断面図である。
【図6】第2実施形態における定電流駆動時の輝度の経
時変化の測定結果を示す図である。
【図7】図6に示す測定結果に適合させた輝度の経時変
化曲線を示す図である。
【図8】第2実施形態におけるエージング後の輝度の経
時変化の測定結果を示す図である。
【符号の説明】
20…陽極、50…発光層、80…陰極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗山 貴好 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 石井 昌彦 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41 番地の1 株式会社豊田中央研究所内 (56)参考文献 特開 平11−40370(JP,A) 特開 平8−185979(JP,A) 特開 平10−208880(JP,A) 特開 平9−129379(JP,A) 特許2581165(JP,B2) 特許2818255(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 33/00 - 33/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極(20)と陰極(80)との間に、
    有機発光材料よりなる発光層(50)を挟んでなる有機
    EL素子に対して、輝度の経時変化を抑制するために、
    前記陽極と前記陰極との間に電流を印加するエージング
    を行うようにした有機EL素子の製造方法において、 前記有機EL素子を定電流で駆動した際に測定される輝
    度の経時変化曲線を求め、 この輝度の経時変化曲線を解析して、輝度経時劣化速度
    の最も遅い成分と、それ以外の成分とに分離し、 輝度が前記輝度経時劣化速度の最も遅い成分の初期値と
    ほぼ同程度になるまで前記エージングを行うことを特徴
    とする有機EL素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 陽極(20)と陰極(80)との間に、
    有機発光材料よりなる発光層(50)を挟んでなる有機
    EL素子に対して、輝度の経時変化を抑制するために、
    前記陽極と陰極との間に電流を印加するエージングを行
    うようにした有機EL素子の製造方法において、 前記有機EL素子を定電流で駆動した際に測定される輝
    度の経時変化を、nを2以上の整数、Aiを定数であっ
    てΣAi=1であるものとし、kiを定数、Lを時間tで
    の輝度、L0を駆動開始時の輝度としたとき、次の数式
    1 【数1】 にて示される曲線で適合させ、 前記数式1中の右辺において最も小さなkiを示す項の
    iをA1としたとき、輝度Lが、次の数式2 【数2】L=L0(1−a+aA1)(ただし、a>
    0) に示される関係を満足する値となるまで前記エージング
    を行うようにしたことを特徴とする有機EL素子の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記数式2中のaは0.3〜1.2の範
    囲にあることを特徴とする請求項2に記載の有機EL素
    子の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記数式1中のnは2または3であるこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の有機EL素子
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 陽極(20)と陰極(80)との間に、
    有機発光材料よりなる発光層(50)を挟んでなる有機
    EL素子に対して、輝度の経時変化を抑制するために、
    前記陽極と前記陰極との間に電流を印加するエージング
    を行うようにした有機EL素子の製造方法において、 前記有機EL素子を定電流で駆動した際に測定される輝
    度の経時変化曲線を求め、 この輝度の経時変化曲線を解析して、輝度経時劣化度合
    の最も支配的な成分と、それ以外の成分とに分離し、 前記輝度経時劣化度合の最も支配的な成分に対応した輝
    度劣化が、ほぼ完了するまで前記エージングを行うこと
    を特徴とする有機EL素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 陽極(20)と陰極(80)との間に、
    有機発光材料よりなる発光層(50)を挟んでなる有機
    EL素子に対して、輝度の経時変化を抑制するために、
    前記陽極と前記陰極との間に電流を印加するエージング
    を行うようにした有機EL素子の製造方法において、 前記有機EL素子を定電流で駆動した際に測定される輝
    度の経時変化曲線を求め、 この輝度の経時変化曲線を解析して、輝度経時劣化が最
    も短時間で完了する成分と、それ以外の成分とに分離
    し、 前記輝度経時劣化が最も短時間で完了する成分に対応し
    た輝度劣化が、ほぼ完了するまで前記エージングを行う
    ことを特徴とする有機EL素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 常温以上且つ前記有機EL素子を構成す
    る材料中でもっとも低いガラス転移温度以下の温度下で
    前記エージングを行うことを特徴とする請求項1ないし
    6のいずれか1つに記載の有機EL素子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記エージングを行う際に、輝度が、前
    記有機EL素子における実用輝度以上となるように電流
    を印加することを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    か1つに記載の有機EL素子の製造方法。
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