JP2021188018A - アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂の硬化物の溶解剤、並びにそれを用いたコーティング剤及び接着剤 - Google Patents
アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂の硬化物の溶解剤、並びにそれを用いたコーティング剤及び接着剤 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明は、(A)(E)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン及び(Z)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペンからなる群より選択される1種以上を含み、更に、(B−1)ハロゲン系炭化水素(但し、(B−2)及び(B−3)を除く)、(B−2)ハイドロフルオロオレフィン、(B−3)ハイドロフルオロカーボン、(B−4)ハイドロフルオロエーテル、(B−5)炭化水素(但し、(B−1)を除く)、(B−6)エーテル(但し、(B−4)を除く)、(B−7)アルコール及び(B−8)エステルからなる群より選択される1種以上の(B)更なる成分を含んでいてもよい、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂から選ばれる1種以上の樹脂の硬化物の溶解剤、並びに、前記溶解剤を用いた接着剤及びコーティング剤に関する。
【選択図】なし
Description
[1](A)(E)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン及び(Z)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペンからなる群より選択される1種以上を含む、樹脂の硬化物の溶解剤であって、前記樹脂は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂から選ばれる1種以上である、樹脂の硬化物の溶解剤。
[2]更に、(B−1)ハロゲン系炭化水素(但し、(B−2)及び(B−3)を除く)、(B−2)ハイドロフルオロオレフィン、(B−3)ハイドロフルオロカーボン、(B−4)ハイドロフルオロエーテル、(B−5)炭化水素(但し、(B−1)を除く)、(B−6)エーテル(但し、(B−4)を除く)、(B−7)アルコール及び(B−8)エステルからなる群より選択される1種以上の(B)更なる成分を含む、[1]の溶解剤。
[3](B)成分が、(B−1)成分及び(B−4)成分からなる群より選択される1種以上であり、(B−1)成分は、(b−1)ハイドロモノブロモカーボン及びハイドロモノクロロカーボンからなる群より選択される1種以上であり、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超80質量部以下である、[2]の溶解剤。
[4](B)成分が、(B−2)成分及び(B−6)成分からなる群より選択される1種以上であり、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超90質量部以下である、[2]の溶解剤。
[5](B)成分が、(B−3)成分及び(B−7)成分からなる群より選択される1種以上であり、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超70質量部以下である、[2]の溶解剤。
[6](B)成分が(B−5)成分及び(B−8)成分からなる群より選択される1種以上であり、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超60質量部以下である、[2]の溶解剤。
[7](A)成分の含有量が99質量%超100質量%未満である、[1]又は[2]の溶解剤。
[8][1]〜[7]のいずれかの溶解剤を用いた、樹脂の硬化物の接着剤であって、前記樹脂は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂から選ばれる1種以上である、樹脂の硬化物の接着剤。
[9][1]〜[7]のいずれかの溶解剤に、樹脂の硬化物が溶解した、樹脂のコーティング剤であって、前記樹脂は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂から選ばれる1種以上である、樹脂のコーティング剤。
「(A)(E)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン及び(Z)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペンからなる群より選択される1種以上」を「(A)成分」という場合がある。「(B)更なる成分」等の他の成分についても同様である。
数値範囲に関して「〜」は、その両端の値を含むことを意味する。即ち、「10〜90質量部」は、「10質量部以上90質量部以下」を意味する。また、「以下」は「同じ又は未満」を意味し、「以上」は「同じ又は超える」を意味する。
溶解剤は、(A)(E)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン及び(Z)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペンからなる群より選択される1種以上を含む溶剤組成物であって、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)から選ばれる1種以上である樹脂の硬化物を溶解するための溶剤組成物である。
(A)(E)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン及び(Z)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペンからなる群より選択される1種以上は、溶解剤の主剤である。
(A)成分は、溶剤組成物の主剤である。(A)成分は、いずれか一方の異性体でも両方の異性体の混合物であってもよい。(A)成分が(E)異性体及び(Z)異性体の混合物である場合、(A)成分は、例えば、(Z)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロ−1−プロペンを80質量%以上含んでいてもよい。即ち、(A)成分は、(Z)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロ−1−プロペンを80質量%以上100質量%未満及び(E)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロ−1−プロペンを0質量%超20質量%以下とからなっていてもよい。(A)成分の市販品として、AMOLEA(登録商標) AS−300(AGC株式会社製)((E)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233yd(E))、(Z)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233yd(Z))及び安定剤の混合物)等が挙げられる。
溶解剤は、本発明の効果を損なわない範囲で、(A)成分以外の成分を含むことができる。(A)成分以外の成分としては、(B)更なる成分及び(C)添加剤が挙げられる。溶解剤は、炭酸ジメチルを含まないものであってもよい。
(B)更なる成分は、(B−1)ハロゲン系炭化水素(但し、(B−2)及び(B−3)を除く)、(B−2)ハイドロフルオロオレフィン、(B−3)ハイドロフルオロカーボン、(B−4)ハイドロフルオロエーテル、(B−5)炭化水素(但し、(B−1)〜(B−3)を除く)、(B−6)エーテル(但し、(B−4)を除く)、(B−7)アルコール及び(B−8)エステルからなる群より選択される1種以上である。(B)成分は、それぞれ、単独又は複数の組合せであってもよい。
(B−1)成分〜(B−3)成分及び(B−5)成分は、エーテル結合(−O−)を有さないことが好ましい。
(B−5)成分〜(B−8)成分は、ハロゲン原子を有さないことが好ましい。ここで、ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素が挙げられる。
(B−1)ハロゲン系炭化水素は、炭素原子、ハロゲン原子及び水素原子からなる化合物である。(B−1)成分としては、ハイドロクロロフルオロカーボン、ハイドロクロロオレフィン、ハイドロブロモカーボン、ハイドロクロロカーボン及びハロゲン化アルキン等からなる群より選ばれる1種以上が挙げられる。
(B−2)成分は、炭素原子、フッ素原子及び水素原子を含み、任意として塩素原子及び/又は臭素原子のみを含む、オレフィン化合物である。また、(B−2)成分は、(A)成分以外である。
(B−2)成分としては、シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233zd(Z))、2−ブロモ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン、1,1−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン、1,2−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン、1,3−ジクロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン、1−クロロ−1,3,3−トリフルオロプロペン等が挙げられる。
(B−2)成分の市販品としては、CELEFIN(登録商標)1233Z(HCFO−1233zd(Z))(セントラル硝子株式会社製)等が挙げられる。
(B−3)成分は、炭素原子、フッ素原子及び水素原子からなる化合物であり、炭素−炭素二重結合を有さない化合物である。
(B−3)成分としては、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(HFC−365mfc)、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(HFC−c447ef)、1,1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,6−トリデカフルオロオクタンが挙げられる。
(B−3)成分の市販品としては、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの市販品としてはソルカン(登録商標)365mfc(日本ソルベイ株式会社製)等が、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンについてはゼオローラ(登録商標)H(日本ゼオン株式会社製)が挙げられる。
(B−4)成分は、炭素原子、フッ素原子、水素原子及びエーテル結合(−O−)からなる化合物である。
(B−4)成分としては、メチルノナフルオロブチルエーテル、メチルノナフルオロイソブチルエーテル、エチルノナフルオロブチルエーテル、エチルノナフルオロイソブチルエーテル、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−2,2,2−トリフルオロエチルエーテル(別名1,1,2,2−テトラフルオロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)エタン、HFE−347pc−f)、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフルオロ−3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ペンタン、1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)ペンタン、1,1,1,2,3,4,4,4−オクタフルオロ−2−メトキシ−3−(トリフルオロメチル)ブタン、メチルパーフルオロプロピルエーテル等が挙げられる。
(B−4)成分の市販品として、3М(商標)Novec(商標)7100高機能性液体、3М(商標)Novec(商標)7200高機能性液体、3М(商標)Novec(商標)7300高機能性液体、3М(商標)Novec(商標)7000高機能性液体(スリーエムジャパン株式会社製)、アサヒクリンAE−3000(AGC株式会社製)が挙げられる。
(B−5)成分は、炭素及び水素のみからなり、直鎖又は分岐状であってもよく、環状又は非環状であってもよく、炭素−炭素二重結合を有していてもよい。(B−5)成分としては、ヘキサン、イソヘキサン、シクロヘキサン、ノルマルヘプタン、イソヘプタン、ノルマルオクタン、イソオクタン、イソノナン、2−メチル−2−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、2−メチル−2−ペンテン、3−エチル−2−ブテン、2,3−ジメチル−2−ブテン、2,4,4−トリメチル−1−ペンテン、2,4,4−トリメチル−2−ペンテン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、リモネン等が挙げられる。(B−5)成分は、合成物であってもよい。
(B−6)成分としては、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、4−メチルテトラヒドロピラン、1,2−ジメトキシエタン(モノグリム)、1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、ジイソブチルエーテル、ジブチルエーテル、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、イソプロピルセロソルブ等が挙げられる。なお、(B−6)成分は、ヒドロキシ基を含まないものとする。
(B−7)成分としては、モノアルコール系溶剤が挙げられ、エタノール、メタノール、1−プロパノール、イソプロピルアルコール、1−ブタノール、イソブチルアルコール、フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、ジアセトンアルコール、2−プロピン−1−オール、1−メトキシ−2−プロパノール等が好ましい。
(B−8)成分としては、モノエステル化合物、カルボニル基を二つ有するエステル化合物及び環状エステル等が挙げられ、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ノルマルプロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸sec-ブチル、酢酸メトキシブチル、酢酸アミル、大豆脂肪酸メチルエステル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸プロピル、二塩基酸エステル、アセト酢酸エチル、γ−ブチロラクトン、シュウ酸ジメチル、シュウ酸ジエチルが好ましい。また、(B−8)成分は、炭酸ジメチルでないものであってもよく、炭酸エステルでないものであってもよい。
(C)成分としては、安定剤、増粘剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、キレート剤、防錆剤、界面活性剤及び安定剤等が挙げられる。(C)成分の具体例は、樹脂溶解剤の添加剤として当業者に知られており、市販品を用いることができる。(C)成分は、それぞれ、単独又は複数の組合せであってもよい。
溶解剤において、(A)成分及び任意成分の含有量は、樹脂の硬化物の溶解力の観点から、以下の通りであることが好ましい。
また、(B)成分が、(B−2)成分及び(B−6)成分からなる群より選択される1種以上である場合、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超90質量部以下であってもよい。
(B)成分が、(B−3)成分及び(B−7)成分からなる群より選択される1種以上である場合、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超70質量部以下であってもよい。
(B)成分が(B−5)成分及び(B−8)成分からなる群より選択される1種以上である場合、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超60質量部以下であってもよい。
溶解剤は、原料成分である(A)成分、並びに任意成分である(B)成分及び/又は(C)成分を混合することにより製造できる。
樹脂の硬化物には、樹脂のみからなる硬化物、及び、樹脂に配合される添加剤を含む樹脂組成物の硬化物が含まれる。また、樹脂の硬化物には、樹脂の硬化反応が促進することにより硬化する硬化物のほかに、反応希釈剤等の樹脂に配合された添加剤が揮発し、粘度が上昇するによって固化した固化物も含まれる。
溶解剤を用いた樹脂の硬化物の溶解方法は、溶解剤を樹脂の硬化物と接触させる工程を含む。溶解剤を樹脂の硬化物と接触させる工程において、樹脂の硬化物は、溶解剤に溶解する。溶解剤と、樹脂の硬化物との接触時間は、所望の効果を達成できる時間であれば特に制限されない。接触時間は、5秒〜24時間であることが好ましく、10秒〜8時間であることがより好ましく、10分間〜2時間であることが特に好ましい。上記時間の範囲である場合は、樹脂の硬化物を十分に溶解できる。なお、樹脂の硬化物の全部が溶解して、溶解剤と均一な相を形成していてもよく、樹脂の硬化物の全部又は一部が、溶解剤によって膨潤した膨潤物となり、溶解剤と樹脂の膨潤物とが二層となって存在していてもよい。樹脂の硬化物の全部が溶解して、溶解剤と均一な相を形成していることが好ましい。また、溶解させる樹脂の硬化物の量が、溶解剤の飽和溶解量を超える場合は、樹脂の硬化物の一部が溶解せずに残ってもよい。
溶解剤は、樹脂の硬化物を溶解することができるため、樹脂のコーティング剤、前記樹脂の硬化物のための接着剤等に用いることができる。
コーティング剤は、溶解剤に、樹脂の硬化物が溶解した組成物である。コーティング剤を基材に適用(例えば、塗布)し、コーティング剤の溶剤部分が除去される(例えば、揮発する)ことにより、樹脂の硬化物のコーティング膜が形成される。また、任意の形状の型にコーティング剤を投入し、溶解剤の溶剤部分を除去(例えば、揮発)させることで、所望の形状の樹脂成型物を得ることができる。なお、コーティング剤において、樹脂の硬化物の一部が未溶解であってもよい。しかし、コーティング剤における、樹脂の硬化物の含有量は、樹脂の硬化物の飽和溶解量以下であることが好ましい。このような含有量であれば、未溶解の樹脂の硬化物が存在せず、均質なコーティング及び/又は樹脂成型物が得られる。
接着剤は、樹脂の硬化物を溶かして接着する溶剤接着剤として用いることができる。これにより、反応硬化型の接着剤のような介在物なしで、接着面を強固に接着させることができる。接着剤を用いた接着体の製造方法は、接着体と溶解剤とを接触させる工程を含む。
実施例で使用した成分は以下のとおりである。実施例1、85、114及び比較例1〜23の溶解剤は、以下の成分をそのまま用い、実施例2〜84、86〜113及び115〜153の溶解剤は、以下の各成分を混合することにより調製した。
(a−1)AMOLEA(登録商標)AS−300((E)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン及び(Z)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン99質量%超と安定剤1質量%未満との混合物)(AGC株式会社製)
(b1−1)1−ブロモプロパン(ICL JAPAN株式会社製)
(b1−2)1−クロロブタン(東京化成工業株式会社製)
(b2−1)シス−1−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233zd(Z)、セントラル硝子株式会社製)
(b3−1)365mfc:1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(ソルカンmfc365、日本ソルベイ株式会社製)
(b4−1)1,1,2,2−テトラフルオロエチル−2,2,2−トリフルオロエチルエーテル(アサヒクリンAE−3000、AGC株式会社製)
(b4−2)メチルノナフルオロブチルエーテル20質量部以上80質量部以下とメチルノナフルオロイソブチルエーテル20質量部以上80質量部以下の混合物(スリーエムジャパン株式会社製、3М(商標)Novec(商標)7100高機能性液体)
(b5−1)イソオクタン(三協化学株式会社製)
(b6−1)1,2−ジメトキシエタン(東京化成工業株式会社製)
(b7−1)エタノール(林純薬工業株式会社製)
(b7−2)ソルミックスAP−1(日本アルコール販売株式会社製、エタノール85.50質量%、2−プロパノール13.40質量%、メタノール1.10質量%、水分0.20質量%以下)
(b8−1)酢酸sec−ブチル(東京化成工業株式会社製)
(1)アクリル樹脂の硬化物として、アクリル板(アクリルサンデー株式会社製;アクリルサンデーEX板;色番/EX001 厚さ2mm)を用いた。
(2)ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)の硬化物として、ポリカーボネート樹脂板(株式会社光製、30mm×10mm×2mm)を用いた。
(3)アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)の硬化物として、ABS型樹脂板(株式会社タカチ電機工業製、300mm×200mm×1.0mm)を用いた。
試験管:パイレックス(登録商標)(PYREX(登録商標))(Corning社製;10×75mm)
ラップ:食品包装用ラップフィルム(リケンファブロ株式会社製;幅22cm×100m)
アクリル板を20mm×10mmに切断して、アクリル試験片を得た。試験管に、表1〜表3に示す各例の溶解剤を4g投入した後、切断したアクリル試験片を浸漬させた。室温(18〜22℃)で放置して、以下により、アクリル樹脂の硬化物の溶解力を評価した。
◎:2時間以内に樹脂の硬化物は全て溶解した。
○:2時間超8時間以内に樹脂の硬化物は全て溶解した。
●:8時間超24時間以内に樹脂の硬化物は全て溶解した。
×:24時間以内で樹脂の硬化物は溶解しなかった。
ポリカーボネート板上に、パスツールピペットを用いて、表4〜6に示す各例の溶解剤を50mg滴下した後、1分間室温(20℃)で放置した。その後、以下のようにミクロスパーテルを用いて、ポリカーボネート板の表面状態を確認することで、ポリカーボネート樹脂の硬化物の溶解力を評価した。試験例2において、「◎」又は「○」の場合は、ポリカーボネート樹脂の硬化物の溶解力が優れると判断し、「△」又は「×」の場合は、ポリカーボネート樹脂の硬化物の溶解力が劣ると判断した。
◎:表面が溶解しており、ミクロスパーテルに溶解した粘着物状のポリカーボネートが付着する
○:表面が溶解しており、ミクロスパーテルに溶解した粘着物状のポリカーボネートが付着するが、目視上その量は「◎」の場合の半分以下である
△:表面に白化等の変質が認められるが、ミクロスパーテルに溶解したポリカーボネートが付着しない
×:表面状態に変化がない
(1)アクリル樹脂の接着試験
2枚の(1)アクリル板(縦10×横30×厚さ2mmに切断した。)を用いた。一方のアクリル板の縦及び横で形成される面の中心部に、パスツールピペットで表7〜9に示す各例の溶解剤を一方のアクリル板の横方向に一本線を描くように垂らした。次いで、一方のアクリル板の溶解剤が適用された面に対して、もう一方のアクリル板を垂直に立てて、もう一方のアクリル板の厚さ(2mm)の部分が、溶解剤と接するようにして貼り合わせた。はみ出た溶解剤はティッシュで拭いて除去した。30分間放置して、接着体を得た。接着体について、以下の方法で接着性を評価した。
(接着性の試験)
指で一方のアクリル板を持ち上げ、もう一方のアクリル板が離れるか否かを確認した。以下の基準で、接着性を評価した。
○:アクリル板が離れなかった、×:アクリル板が離れた
「(1)アクリル樹脂の接着試験」において、「2枚の(1)アクリル板」を「2枚のポリカーボネート樹脂板」に置き換えた以外は、同様に試験を行った。
「(1)アクリル樹脂の接着試験」において、「2枚の(1)アクリル板」を「2枚のABS型樹脂板」に置き換えた以外は、同様に試験を行った。
Claims (9)
- (A)(E)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペン及び(Z)−1−クロロ−2,3,3−トリフルオロプロペンからなる群より選択される1種以上を含む、樹脂の硬化物の溶解剤であって、前記樹脂は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂から選ばれる1種以上である、樹脂の硬化物の溶解剤。
- 更に、(B−1)ハロゲン系炭化水素(但し、(B−2)及び(B−3)を除く)、(B−2)ハイドロフルオロオレフィン、(B−3)ハイドロフルオロカーボン、(B−4)ハイドロフルオロエーテル、(B−5)炭化水素(但し、(B−1)を除く)、(B−6)エーテル(但し、(B−4)を除く)、(B−7)アルコール及び(B−8)エステルからなる群より選択される1種以上の(B)更なる成分を含む、請求項1に記載の溶解剤。
- (B)成分が、(B−1)成分及び(B−4)成分からなる群より選択される1種以上であり、(B−1)成分は、(b−1)ハイドロモノブロモカーボン及びハイドロモノクロロカーボンからなる群より選択される1種以上であり、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超80質量部以下である、請求項2に記載の溶解剤。
- (B)成分が、(B−2)成分及び(B−6)成分からなる群より選択される1種以上であり、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超90質量部以下である、請求項2に記載の溶解剤。
- (B)成分が、(B−3)成分及び(B−7)成分からなる群より選択される1種以上であり、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超70質量部以下である、請求項2に記載の溶解剤。
- (B)成分が(B−5)成分及び(B−8)成分からなる群より選択される1種以上であり、(A)成分及び(B)成分の合計100質量部に対して、(B)成分の含有量が、0質量部超60質量部以下である、請求項2に記載の溶解剤。
- (A)成分の含有量が99質量%超100質量%未満である、請求項1又は2に記載の溶解剤。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の溶解剤を用いた、樹脂の硬化物の接着剤であって、前記樹脂は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂から選ばれる1種以上である、樹脂の硬化物の接着剤。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の溶解剤に、樹脂の硬化物が溶解した、樹脂のコーティング剤であって、前記樹脂は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂及びアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂から選ばれる1種以上である、樹脂のコーティング剤。
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| 環境対応型フッ素系溶剤AMOLEA@AS−300の開発, JPN6023043140, 2019, ISSN: 0005315798 * |
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