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JP3263065B1 - 洗浄用溶剤組成物 - Google Patents

洗浄用溶剤組成物

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Publication number
JP3263065B1
JP3263065B1 JP2001037650A JP2001037650A JP3263065B1 JP 3263065 B1 JP3263065 B1 JP 3263065B1 JP 2001037650 A JP2001037650 A JP 2001037650A JP 2001037650 A JP2001037650 A JP 2001037650A JP 3263065 B1 JP3263065 B1 JP 3263065B1
Authority
JP
Japan
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cleaning
weight
pentafluorobutane
nitroethane
limonene
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2001037650A
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English (en)
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JP2002241796A (ja
Inventor
旻又 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneko Chemical Co Ltd
Original Assignee
Kaneko Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001037650A priority Critical patent/JP3263065B1/ja
Application filed by Kaneko Chemical Co Ltd filed Critical Kaneko Chemical Co Ltd
Priority to US10/467,581 priority patent/US7091170B2/en
Priority to CN02802396.XA priority patent/CN1254528C/zh
Priority to CNB2005101186935A priority patent/CN100441673C/zh
Priority to PCT/JP2002/001258 priority patent/WO2002064724A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3263065B1 publication Critical patent/JP3263065B1/ja
Publication of JP2002241796A publication Critical patent/JP2002241796A/ja
Priority to US11/373,880 priority patent/US7462591B2/en
Priority to US12/168,615 priority patent/US7799750B2/en
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  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン
を主成分とする洗浄能力に優れた洗浄用溶剤組成物の提
供。 【解決手段】 1,1,1,3,3−ペンタフルオロブ
タンに対し、ノルマルプロピルブロマイド、イソプロピ
ルブロマイド、ニトロメタン、ニトロエタン、d−リモ
ネンまたは3−メトキシ・ブチルアセテートを混合す
る。またさらに、これらに炭素数5個以上のアルカン
類、炭素数5個以上のシクロアルカン類またはアルコー
ル類から選ばれる少なくとも1種の溶剤を混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1,1,1,3,
3−ペンタフルオロブタンを主成分とする洗浄用溶剤組
成物に係り、特にその洗浄能力をアップする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、塩素系溶剤やフッ素系溶剤がフラ
ックス洗浄剤、ドライクリーニング用溶剤、脱脂洗浄
剤、バフ研磨洗浄剤、レジスト剥離剤または付着水除去
用溶剤などとして広く使用されてきた。しかしながら、
塩素系溶剤は地下水汚染の原因物質として、またフッ素
系溶剤はオゾン層の破壊の原因物質として、いずれも環
境上の問題からその使用は抑制されつつある。そこで、
かかる溶剤にかわる新規の溶剤が各方面で要望されてい
る。
【0003】その1つに1,1,1,3,3−ペンタフ
ルオロブタン(365mfc、化学式:C
がある(特開平5−171189号、特開平5−171
190号、特開平6−322394号、特開平7−18
8700号等参照)。1,1,1,3,3−ペンタフル
オロブタンは、その分子構造中に塩素を含まずオゾン破
壊係数(ODP)は0であり、毒性も少なく、また温暖
化係数(GWP)も小さく、環境に優しくクリーンであ
るという優れた特徴を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1,
1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(365mf
c)は、KB値(カウリブタノール値)が約14ときわ
めて低く、ほとんど脱脂能力がないという問題があっ
た。KB値が低いと、各種洗浄剤としては、十分な洗浄
能力を発揮することはできない。
【0005】そこで、1,1,1,3,3−ペンタフル
オロブタンに対し、これよりもKB値の高い脱脂洗浄力
のある塩化メチレン、又は1,1−ジクロロ−1−フル
オロエタン(HCFC141b)を混合して、洗浄能力
のアップを図ることが提案されている(特開平5−17
1185号および特開平11−152236号公報参
照)。
【0006】しかしながら、塩化メチレンは、毒性が強
いことから、作業時の人体への悪影響が懸念されること
から、使用上好ましくはないとともに、今後使用が難し
くなりつつある。また、1,1−ジクロロ−1−フルオ
ロエタン(141b)は、オゾン破壊係数が高く、今
後、規制の対象となりかねない。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、1,1,1,3,3−ペ
ンタフルオロブタンを主成分とする洗浄能力、特に脱脂
洗浄能力に優れた洗浄用溶剤組成物を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明に係る洗浄用溶剤組成物にあっては、
(a)1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンを3
0〜70重量%、(b)ニトロメタン、ニトロエタン、
d−リモネン及び3−メトキシ・ブチルアセテートの中
から選ばれる1種の溶剤または2種以上の混合溶剤を3
0〜70重量%、含有することを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】ニトロメタン、ニトロエタン、d−リモネ
ンおよび3−メトキシ・ブチルアセテートは、本発明者
が、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの洗浄
能力をアップさせるのに相応しい溶剤として見出したも
のである。これらは、脱脂洗浄能力として十分な性能が
得られる。
【0017】1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタ
ンを30〜70重量%、ニトロメタン、ニトロエタン、
d−リモネン及び3−メトキシ・ブチルアセテートの中
から選ばれる1種の溶剤または2種以上の混合溶剤を3
0〜70重量%と設定したのは、含有量が少なすぎると
あまり洗浄能力のアップが不十分で、十分な洗浄効果を
得ることができないとともに、含有量が多すぎる場合に
は、ニトロメタン、ニトロエタン、d−リモネン及び3
−メトキシ・ブチルアセテートの特性が大きく現れ、
1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの優れた特
性が生かし切れなくなるからである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る洗浄用溶剤組
成物の実施の形態について説明する。本発明に係る洗浄
用溶剤組成物は、(a)1,1,1,3,3−ペンタフ
ルオロブタンを30〜70重量%、(b)ニトロメタ
ン、ニトロエタン、d−リモネン及び3−メトキシ・ブ
チルアセテートの中から選ばれる1種の溶剤または2種
以上の混合溶剤を30〜70重量%、含有する。この
他、次の2つのタイプの洗浄用溶剤組成物についても本
願発明と同様に、洗浄能力に優れた組成物を得ることが
できる。
【0019】[1](a)1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロブタンを30〜80重量%、(b)ノルマルプ
ロピルブロマイド及び/又はイソプロピルブロマイドを
20〜70重量%、含有する。
【0020】[2](a)1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロブタンを27〜80重量%、(b)ノルマルプ
ロピルブロマイド及び/又はイソプロピルブロマイドを
20〜70重量%、(c)炭素数5個以上のアルカン
類、炭素数5個以上のシクロアルカン類、アルコール類
から選ばれる1種の溶剤または2種以上の混合溶剤を3
〜15重量%、含有する。
【0021】
【0022】ノルマルプロピルブロマイド(別名:n−
臭化プロピル、1−ブロモプロパン。以下単にNPBと
もいう)およびイソプロピルブロマイド(別名:臭化イ
ソプロピル又は2−ブロモプロパン、以下IPBとい
う)は、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンの
洗浄能力をアップさせるのに相応しい溶剤として見出し
たものである。これらNPBおよびIPBは、KB値が
125と比較的高く、脱脂洗浄に優れている。その上、
1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンと同様、引
火性がなく不燃または難燃な性質を有しているため、危
険物に該当せず、安全で取り扱い易いとともに、その分
子構造中に塩素やフッ素を含まず、オゾン破壊係数(O
DP)も温暖化係数(GWP)も小さく、環境に優しい
クリーンであるという優れた特性を有している。これら
KB値の高いNPB及び/又はIPBを1,1,1,
3,3−ペンタフルオロブタンに混合することで、洗浄
能力、特に脱脂洗浄能力の大幅なアップが図れ、各種洗
浄剤としては、十分な性能を発揮させることができる。
また、従来と同じく引火性がないから危険物に該当せ
ず、安全で取り扱い易い。また、オゾン破壊係数(OD
P)及び温暖化係数(GWP)も小さく、環境に優しく
クリーンである。1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
ブタンを30〜80重量%、NPB及び/又はIPBを
20〜70重量%に設定したのは、NPB及び/又はI
PBの含有量が少なすぎると、あまり洗浄能力が向上せ
ず、十分な洗浄効果を得ることができないからである。
また、NPB及び/又はIPBの含有量があまりにも多
すぎると、NPB及び/又はIPBの特性が大きく現
れ、溶解力も向上し過ぎてしまい、1,1,1,3,3
−ペンタフルオロブタンの優れた特性が生かし切れなく
なるからである。1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
ブタンの含有量を少なくとも30重量%確保すること
で、その特性を発揮させることが可能である。 また、炭
素数5個以上のアルカン類、炭素数5個以上のシクロア
ルカン類、アルコール類から選ばれる少なくとも1種の
溶剤を混合するのは、1,1,1,3,3−ペンタフ
ルオロブタンの含有量を少なくするとともに、ノルマ
ルプロピルブロマイド及び/又はイソプロピルブロマイ
ドでは十分に溶解し切れないフ ラックス等に含まれる水
可溶性のある無機物等の溶解を行うためである。1,
1,1,3,3−ペンタフルオロブタンは、価格も非常
に高く、大量に使用すると大幅な価格引上げを招きかね
ないことから、これよりもずっと安価な前述した溶剤を
代わりに混合して、大幅な価格アップを回避することが
できる。これらの溶剤の含有量を3重量%以上としたの
は、フラックス等に含まれる水可溶性のある無機物等を
十分に溶解するためである。また、これらの溶剤の含有
量を15重量%以下としたのは、これらの溶剤が引火性
を有し危険物に該当するために、あまり大量に混合する
と可燃物となるためである。ここで、ノルマルプロピル
ブロマイド(NPB)及びイソプロピルブロマイド(I
PB)についてはどちらか一方が単独で配合されてもよ
く、また双方配合されてもよい。また、NPB及びIP
Bについては、アルミニウムまたはその合金等と金属反
応し易いことから、この反応を防止するためにニトロア
ルカン類、エーテル類、エポキシド類およびアミン類の
群から選ばれる少なくとも1種の物質が安定剤として微
量または少量添加されると良い。また、本洗浄用溶剤に
おいては、NPBの臭気を抑制するために、d−リモネ
ン等をはじめとする香料が微量または少量添加されると
良い。
【0023】1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタ
ンについても同様、加熱状態や蒸気での洗浄に使用され
る際に、被洗浄物が鉄、亜鉛、アルミ、銅、真鍮等であ
ると金属の影響で不安定になる場合があることから、安
定剤として、ニトロ化合物類、フェノール類、アミン
類、エーテル類、アミレン類、エポキサイド類、または
トリアゾール類から選ばれる1種以上の化合物を添加す
るのが好ましい。安定剤として具体的に次のようなもの
がある。プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシ
ド、グリシドールなどのエポキシド類;ジメチルホスフ
ァイト、ジイソプロピルホスファイト、ジフェニルホス
ファイトなどのホスファイト類;トリラウリルトリチオ
フォスファイトなどのチオホスファイト類;トリフェノ
キシホスフィンサルファイド、トリメチルホスフィンサ
ルファイドなどのホスフィンサルファイド類;ホウ酸、
トリエチルボレート、トリフェニルボレート、フェニル
ボロン酸、ジフェニルボロン酸などのホウ素化合物;
2,6−ジ−tert・ブチルパラクレゾールなどのフ
ェノール類;ニトロメタン、ニトロエタンなどのニトロ
アルカン類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチルなど
のアクリル酸エステル類;その他ジオキサン、tert
−ブタノール、ペンタエリスリトール、パライソプロペ
ニルトルエン。これらの安定剤の添加量については特に
限定されるものではないが、洗浄用溶剤組成物全体量の
0.01〜5重量%程度に設定するのが好ましい。
【0024】一方、炭素数5以上のアルカン類及び炭素
数5以上のシクロアルカン類としては、ペンタン、2−
メチルブタン、2,2−ジメチルプロパン、ヘキサン、
2−メチルペンタン、3−メチルペンタン、2,2−ジ
メチルブタン、2,3−ジメチルブタン、ヘプタン、2
−メチルヘキサン、3−メチルヘキサン、2,3−ジメ
チルペンタン、2,4−ジメチルペンタン、オクタン、
2,2,3−トリメチルペンタン、2,2,4−トリメ
チルペンタン、シクロペンタン、メチルシクロペンタ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシ
クロヘキサン等を挙げうるがこれに限定されない。ま
た、アルコール類としては、メタノール、エタノール、
i−プロパノール、n−プロパノール、n−ブタノー
ル、i−ブタノール、s−ブタノール、t−ブタノール
等がある。これら炭素数5個以上のアルカン類、炭素数
5個以上のシクロアルカン類、アルコール類は、1種類
溶剤で混合されてもよく、また2種以上の混合溶剤で混
合されてもかまわない。
【0025】また、ニトロメタン、ニトロエタン、d−
リモネン及び3−メトキシ・ブチルアセテートについて
も、これらの中の少なくとも1種の溶剤が混合されてい
ればよく、もちろんこれらの中から2種以上混合されて
もよい。
【0026】本発明に係る洗浄用溶剤組成物の主な用途
としては、レジスト剥離剤、フラックス洗浄剤・油脂類
等の脱脂洗浄剤、バフ研磨洗浄剤、ドライクリーニング
用溶剤、グリース・油・ワックス・インキ等の除去剤、
塗料用溶剤、抽出剤、ガラス・セラミックス・ゴム・金
属製各種物品、特にIC部品、電気機器、精密機器、光
学レンズ等の洗浄剤や水切り剤等を挙げることができ
る。
【0027】また、本発明に係る洗浄用溶剤組成物が適
用可能な洗浄方法としては、手拭き、浸漬、スプレー、
揺動、超音波洗浄、蒸気洗浄等がある。
【0028】次に本発明に係る洗浄用溶剤組成物の性能
を確認するために行った各種試験について説明する。
【0029】《機械油洗浄試験》この試験は、SUS−
304のテストピース(縦25mm×横30mm×厚さ
2mm)を用意し、このテストピースを機械油(CQ−
30:日本石油株式会社製)中に浸漬した後、各洗浄液
中に約3分間浸漬し、その後テストピースを乾燥処理し
てからテストピースの洗浄具合を調べた。洗浄液として
は、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(36
5mfc)に対し、ノルマルプロピルブロマイド(NP
B)、イソプロピルブロマイド(IPB)、ニトロメタ
ン、ニトロエタン、d−リモネンおよび3−メトキシ・
ブチルアセテート(3−MBA)を混合したものを使用
した。次の表1〜表3は洗浄液の組成と洗浄結果をまと
めたものである。なお、ノルマルプロピルブロマイド
(NPB)またはイソプロピルブロマイド(IPB)が
混合される洗浄液には、安定剤としてニトロエタンが若
干量混合されている。
【0030】
【表1】
【表2】
【表3】
【0031】これらの結果から、機械油の洗浄において
は、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(36
5mfc)に対し、ノルマルプロピルブロマイドおよび
イソプロピルブロマイドについては20重量%以上、ま
たニトロメタン、ニトロエタン、d−リモネンおよび3
−メトキシ・ブチルアセテートについては30重量%以
上含有する必要があることがわかった。
【0032】《フラックス洗浄試験》この試験では、テ
スト用のプリント基板全面にフラックス(タムラF−A
L−4、株式会社タムラ製作所製)を塗布し、約200
℃の電気炉で約2分間焼成処理した後、洗浄液中に約3
分間浸漬した。その後、プリント基板を乾燥処理してか
ら、洗浄状態を調べた。洗浄液としては、1,1,1,
3,3−ペンタフルオロブタン(365mfc)に対
し、ノルマルプロピルブロマイド(NPB)、イソプロ
ピルブロマイド(IPB)、ニトロメタン、ニトロエタ
ン、d−リモネンおよび3−メトキシ・ブチルアセテー
ト(3−MBA)を混合したものを使用した。次の表4
〜表6は洗浄液の組成と洗浄結果をまとめたものであ
る。なお、ノルマルプロピルブロマイド(NPB)また
はイソプロピルブロマイド(IPB)が混合される洗浄
液には、安定剤としてニトロエタンが若干量混合されて
いる。
【0033】
【表4】
【表5】
【表6】
【0034】これらの結果から、フラックスの洗浄にお
いては、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン
(365mfc)に対し、ノルマルプロピルブロマイド
(NPB)およびイソプロピルブロマイド(IPB)に
ついては35重量%以上、またニトロメタン、ニトロエ
タン、d−リモネンおよび3−メトキシ・ブチルアセテ
ート(3−MBA)については40重量%以上含有する
必要があることがわかった。
【0035】《プラスチック又はゴム等への影響》各種
プラスチック又はゴム等への影響を調べる試験を行っ
た。この試験では、プラスチックとして、軟質塩化ビニ
ール、硬質塩化ビニール、ポリカーボネート(PC)、
アクリル樹脂、ナイロン66(登録商標)、ポリアセタ
ール、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンを用意し、またゴムとして、フッ素ゴム、クロ
ロプレンゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、SBR、
天然ゴム、プチルゴムを用意し、それぞれ常温にて約6
時間洗浄液に浸漬するテストを行った。その後、乾燥処
理を行って影響の有無を調べた。
【0036】
【表7】
【表8】
【表9】
【0037】これらの結果から、軟質及び硬質塩化ビニ
ール並びにポリカーボネートについては、悪影響を及ぼ
す場合があることが確認できた。軟質塩化ビニールや硬
質塩化ビニール、ポリカーボネートに悪影響を及ぼした
くないときには、1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
ブタン(365mfc)に対し、ノルマルプロピルブロ
マイドおよびイソプロピルブロマイドについてはその含
有量を45重量%以下に、またニトロメタン、ニトロエ
タン、d−リモネン及び3−メトキシ・ブチルアセテー
ト(3−MBA)についてはその含有量を50重量%以
下に設定する必要があることがわかった。
【0038】《引火性試験》この試験では、炭素数5個
以上のアルカン類、炭素数5個以上のシクロアルカン類
またはアルコール類が引火性を有し可燃物であることか
ら、これらの溶剤を1,1,1,3,3−ペンタフルオ
ロブタン(365mfc)を含有したときの含有量と引
火性との関係について調べた。混合溶剤としては、エチ
ルアルコール(エタノール)、メチルアルコール(メタ
ノール)、ヘプタンを使用した。試験結果を次の表10
にまとめた。なお、引火性はタグ密閉方式により調べ
た。
【0039】
【表10】
【0040】この結果から、エチルアルコール、メチル
アルコール及びヘプタンの各溶剤ともに18重量%以上
含有すると引火性を持つようになっていることから、本
発明に係る洗浄用溶剤組成物(タイプ2)において引火
性を持たないようにするためには、これらの溶剤の含有
量を15重量%以下に設定する必要があることがわかっ
た。
【0041】また、ニトロメタン、ニトロエタン、d−
リモネン及び3−メトキシ・ブチルアセテート(3−M
BA)についても同様に引火性があることから、これら
の溶剤についても含有量と引火性との関係について調べ
た。試験結果を次の表11にまとめた。なお、引火性は
タグ密閉方式により測定した。
【0042】
【表11】
【0043】この結果から、ニトロメタン及びニトロエ
タンについては80重量%以上、またd−リモネン及び
3−メトキシ・ブチルアセテート(3−MBA)につい
ては95重量%以上でそれぞれ引火性を持つようになっ
ているから、本発明に係る洗浄用溶剤組成物(タイプ
3)において引火性を持たないようにするためにはニト
ロメタン及びニトロエタンの含有量を70重量%以下
に、またd−リモネン及び3−メトキシ・ブチルアセテ
ート(3−MBA)の含有量を90重量%以下に設定す
る必要があることがわかった。
【0044】《金属腐食試験》この試験では、JIS−
K1600に従って、洗浄後の洗浄液の液相部および気
相部の各々にアルミニウム片(JIS−H−4000、
A1100P)を配置し、約48時間後の金属の腐食状
況を調べた。
【0045】
【表12】
【表13】
【0046】これらの結果、本発明に係る洗浄用溶剤組
成物はどれも金属を腐食させるような悪影響は与えない
ことが確認された。
【0047】《まとめ》これらの試験結果をまとめると
次のようなことが認められる。 (1)機械油洗浄で使用するためには、ノルマルプロピ
ルブロマイドまたはイソプロピルブロマイドについては
少なくとも20重量%以上、ニトロメタン、ニトロエタ
ン、d−リモネンまたは3−メトキシ・ブチルアセテー
ト(3−MBA)については少なくとも30重量%以
上、含有している必要がある。 (2)フラックス洗浄で使用するためには、ノルマルプ
ロピルブロマイドまたはイソプロピルブロマイドについ
ては少なくとも35重量%以上、ニトロメタン、ニトロ
エタン、d−リモネンまたは3−メトキシ・ブチルアセ
テート(3−MBA)については少なくとも40重量%
以上、含有している必要がある。
【0048】(3)軟質塩化ビニールや硬質塩化ビニー
ル、ポリカーボネートに悪影響を与えるのを回避する場
合には、ノルマルプロピルブロマイドまたはイソプロピ
ルブロマイドの含有量を45重量%以下に、またニトロ
メタン、ニトロエタン、d−リモネンまたは3−メトキ
シ・ブチルアセテート(3−MBA)の含有量を50重
量%以下に抑える。 (4)炭素数5個以上のアルカン類、炭素数5個以上の
シクロアルカン類またはアルコール類を混合しても引火
性が生じないようにするためには、その含有量を15重
量%以下に設定する。 (5)ニトロメタン及びニトロエタンについては80重
量%以上、またd−リモネン及び3−メトキシ・ブチル
アセテート(3−MBA)については、本発明で規定し
ている含有量の範囲で混合しても引火性は生じない。 (6)本発明に係る洗浄用溶剤組成物では、金属に腐食
等の影響を及ぼす心配がない。
【0049】これらの事項を勘案すると、さらにより好
ましい各成分の含有量の範囲は次のようになる。 [1’](a)1,1,1,3,3−ペンタフルオロブ
タンを55〜65重量%、(b)ノルマルプロピルブロ
マイド及び/又はイソプロピルブロマイドを35〜45
重量%、含有することを特徴とする洗浄用溶剤組成物。 [2’](a)1,1,1,3,3−ペンタフルオロブ
タンを40〜62重量%、(b)ノルマルプロピルブロ
マイド及び/又はイソプロピルブロマイドを35〜45
重量%、(c)炭素数5個以上のアルカン類、炭素数5
個以上のシクロアルカン類、アルコール類から選ばれる
1種の溶剤または2種以上の混合溶剤を3〜15重量
%、含有することを特徴とする洗浄用溶剤組成物。 [3’](a)1,1,1,3,3−ペンタフルオロブ
タンを50〜60重量%、(b)ニトロメタン、ニトロ
エタン、d−リモネン及び3−メトキシ・ブチルアセテ
ートの中から選ばれる1種の溶剤または2種以上の混合
溶剤を40〜50重量%、含有することを特徴とする洗
浄用溶剤組成物。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る洗浄用溶剤組成物によれ
ば、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンに対し
て、ニトロメタンやニトロエタン、d−リモネン、3−
メトキシ・ブチルアセテートを含有することで、洗浄能
力、特に脱脂洗浄能力を大幅にアップさせることがで
き、各種洗浄においては十分な性能を発揮させることが
できる。しかも、引火性がないから危険物に該当しない
から、安全で取り扱い易いとともに、オゾン破壊係数
(ODP)及び温暖化係数(GWP)も小さく、環境に
優しくクリーンである。
【0051】
【0052】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 7/50 C23G 5/028 H01L 21/304 647 CA(STN) CAOLD(STN) CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)1,1,1,3,3−ペンタフル
    オロブタンを30〜70重量%、(b)ニトロメタン、
    ニトロエタン、d−リモネン及び3−メトキシ・ブチル
    アセテートの中から選ばれる1種の溶剤または2種以上
    の混合溶剤を30〜70重量%、含有することを特徴と
    する洗浄用溶剤組成物。
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