JP2021048172A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電荷蓄積層に蓄積された電荷がリークすることを抑制可能な半導体装置およびその製造方法を提供する。【解決手段】一の実施形態によれば、半導体装置は、基板と、前記基板上に交互に設けられた複数の電極層および複数の絶縁層と、前記電極層および前記絶縁層内に順に設けられた第1絶縁膜、電荷蓄積層、第2絶縁膜、および半導体層とを備える。さらに、前記電荷蓄積層は、フッ素を含む第1領域を有する。さらに、前記第1領域内のフッ素濃度のピークと前記第2絶縁膜との距離は、前記第1領域内のフッ素濃度のピークと前記第1絶縁膜との距離よりも短い。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、半導体装置およびその製造方法に関する。
3次元メモリなどの半導体メモリでは、各メモリセルの電荷蓄積層に蓄積された電荷が電荷蓄積層の外部や別のメモリセルにリークしてしまうことが問題となる。
電荷蓄積層に蓄積された電荷がリークすることを抑制可能な半導体装置およびその製造方法を提供する。
一の実施形態によれば、半導体装置は、基板と、前記基板上に交互に設けられた複数の電極層および複数の絶縁層と、前記電極層および前記絶縁層内に順に設けられた第1絶縁膜、電荷蓄積層、第2絶縁膜、および半導体層とを備える。さらに、前記電荷蓄積層は、フッ素を含む第1領域を有する。さらに、前記第1領域内のフッ素濃度のピークと前記第2絶縁膜との距離は、前記第1領域内のフッ素濃度のピークと前記第1絶縁膜との距離よりも短い。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1から図12において、同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の半導体装置の構造を示す断面図である。図1の半導体装置は、3次元メモリである。
図1は、第1実施形態の半導体装置の構造を示す断面図である。図1の半導体装置は、3次元メモリである。
図1の半導体装置は、基板1と、下部層2と、複数の電極層3と、複数の絶縁層4と、上部層5と、複数のメモリホールMと、複数のコンタクトホールHとを備えている。図1の半導体装置はさらに、各メモリホールM内に順に設けられたブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、トンネル絶縁膜13、チャネル半導体層14、およびコア絶縁膜15と、各コンタクトホールH内に設けられたコンタクトプラグ16とを備えている。ブロック絶縁膜11は第1絶縁膜の例であり、トンネル絶縁膜13は第2絶縁膜の例であり、電極層3は第1層の例である。
基板1は例えば、シリコン(Si)基板などの半導体基板である。図1は、基板1の表面に平行で互いに垂直なX方向およびY方向と、基板1の表面に垂直なZ方向とを示している。本明細書においては、+Z方向を上方向として取り扱い、−Z方向を下方向として取り扱う。−Z方向は、重力方向と一致していてもよいし、重力方向と一致していなくてもよい。
下部層2は、基板1内に形成された拡散層L上に形成されており、基板1上に順に形成された第1下部絶縁膜2a、ソース側導電層2b、および第2下部絶縁膜2cを含んでいる。第1下部絶縁膜2aは、例えばシリコン酸化膜(SiO2)である。ソース側導電層2bは、例えばポリシリコン層である。第2下部絶縁膜2cは、例えばシリコン酸化膜である。
複数の電極層3と複数の絶縁層4は、下部層2上に交互に積層されている。電極層3は例えば、タングステン(W)層などの金属層であり、ワード線として機能する。絶縁層4は例えば、シリコン酸化膜である。図1は、これらの電極層3および絶縁層4を含む積層膜を貫通する複数のメモリホールMと、この積層膜の階段領域上に形成された複数のコンタクトホールHとを示している。
上部層5は、上記積層膜上に形成されており、カバー絶縁膜5aと、ドレイン側導電層5bと、第1層間絶縁膜5cと、第2層間絶縁膜5dとを含んでいる。カバー絶縁膜5aは、上記積層膜上に形成されている。ドレイン側導電層5bは、階段領域に隣接するようにカバー絶縁膜5a上に形成されている。第1層間絶縁膜5cは、階段領域上の空間を埋め込むようにカバー絶縁膜5a上に形成されている。第2層間絶縁膜5dは、ドレイン側導電層5bおよび第1層間絶縁膜5c上に形成されている。カバー絶縁膜5aは、例えばシリコン酸化膜である。ドレイン側導電層5bは、例えばポリシリコン層である。第1層間絶縁膜5cは、例えばシリコン酸化膜である。第2層間絶縁膜5dは、例えばシリコン酸化膜である。
ブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、トンネル絶縁膜13、チャネル半導体層14、およびコア絶縁膜15は、下部層2、複数の電極層3、複数の絶縁層4、および上部層5を貫通する各メモリホールMの側面に順に形成されている。その結果、各メモリホールM内に複数のメモリセルが形成されている。ブロック絶縁膜11は、例えばシリコン酸化膜である。電荷蓄積層12は、例えばシリコン窒化膜(SiN)である。トンネル絶縁膜13は、例えばシリコン酸化膜である。チャネル半導体層14は、例えばポリシリコン層であり、基板1内の拡散層Lに電気的に接続されている。コア絶縁膜15は、例えばシリコン酸化膜である。
階段領域では、複数のコンタクトプラグ16が、上部層5を貫通する複数のコンタクトホールH内に形成されている。これらのコンタクトプラグ16は、互いに異なる電極層3に電気的に接続されている。各コンタクトプラグ16は例えば、チタン(Ti)含有層やTa(タンタル)含有層などのバリアメタル層と、タングステン層、銅(Cu)層、アルミニウム(Al)層などのプラグ材層により形成されている。
図2は、第1実施形態の電荷蓄積層12等の構造を示す断面図である。図2は、上述のブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、およびトンネル絶縁膜13を示している。
本実施形態の電荷蓄積層12は、図2に示すように、フッ素含有領域12aと、その他の領域12bとを有している。これらの領域12a、12bは、いずれもシリコン窒化膜で形成されているが、フッ素含有領域12aはさらに、不純物としてフッ素(F)を含有している。一方、その他の領域12bは、フッ素を含有していないか、またはフッ素含有領域12aに比べて大幅に低濃度のフッ素を含有している。これらの領域12a、12bの形状はおおむね円筒形であり、フッ素含有領域12aがその他の領域12bを包囲している。本実施形態では、フッ素含有領域12aがトンネル絶縁膜13に接しており、その他の領域12bがブロック絶縁膜11に接している。フッ素含有領域12aは、第1領域の例である。
図3は、第1実施形態の電荷蓄積層12内のフッ素濃度分布の例を示すグラフである。
図3(a)は、電荷蓄積層12内のフッ素濃度分布の第1の例を示している。図3(a)の横軸と縦軸は、電荷蓄積層12内の各点の座標とフッ素濃度を示している。横軸の座標は、各メモリホールMの側面から中心軸に向かうように設定されており、XY平面に平行に設定されている。縦軸のフッ素濃度は、電荷蓄積層12内の単位体積当たりのフッ素原子の個数を表す。符号S1は、電荷蓄積層12とブロック絶縁膜11との界面を示し、符号S2は、電荷蓄積層12とトンネル絶縁膜13との界面を示している。以上は、図3(b)や後述するその他のグラフでも同様である。図3(b)は、電荷蓄積層12内のフッ素濃度分布の第2の例を示している。
図3(a)や図3(b)では、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度が、横軸の座標に沿って変化している。具体的には、図3(a)のフッ素濃度は、徐々に増加し、界面S2でピークPに達している。一方、図3(b)のフッ素濃度は、徐々に増加し、界面S2に達する前にピークPに達しており、その後は徐々に減少している。図3(a)と図3(b)のいずれにおいても、ピークPは、界面S1、S2のうちの界面S2側に位置しており、ピークPとトンネル絶縁膜13との距離が、ピークPとブロック絶縁膜11との距離よりも短くなっている。本実施形態のフッ素含有領域12a内のフッ素濃度は、図3(a)と図3(b)のいずれの濃度プロファイルを有していてもよい。
なお、第1の例におけるピークPとトンネル絶縁膜13との距離は、図3(a)の断面と別の断面とで、同じ値になっていてもよいし異なる値になっていてもよい。同様に、第1の例におけるピークPとブロック絶縁膜11との距離は、図3(a)の断面と別の断面とで、同じ値になっていてもよいし、異なる値になっていてもよい。ピークPとトンネル絶縁膜13との距離が断面によって異なる場合、および/または、ピークPとブロック絶縁膜11との距離が断面によって異なる場合には、いずれかの断面におけるピークPとトンネル絶縁膜13との距離が、任意の断面におけるピークPとトンネル絶縁膜13との距離、すなわち、ピークPとブロック絶縁膜11との最短距離よりも短くなっていることが望ましい。さらには、任意の断面におけるピークPとトンネル絶縁膜13との距離が、ピークPとブロック絶縁膜11との最短距離よりも短くなっていることがより望ましい。
また、第2の例におけるピークPとトンネル絶縁膜13との距離は、図3(b)の断面と別の断面とで、同じ値になっていてもよいし異なる値になっていてもよい。同様に、第2の例におけるピークPとブロック絶縁膜11との距離は、図3(b)の断面と別の断面とで、同じ値になっていてもよいし、異なる値になっていてもよい。ピークPとトンネル絶縁膜13との距離が断面によって異なる場合、および/または、ピークPとブロック絶縁膜11との距離が断面によって異なる場合には、いずれかの断面におけるピークPとトンネル絶縁膜13との距離が、任意の断面におけるピークPとトンネル絶縁膜13との距離、すなわち、ピークPとブロック絶縁膜11との最短距離よりも短くなっていることが望ましい。さらには、任意の断面におけるピークPとトンネル絶縁膜13との距離が、ピークPとブロック絶縁膜11との最短距離よりも短くなっていることがより望ましい。
なお、本明細書中の各種のピークの説明において、「距離」という用語についての上述の解釈は、本明細書中で他の部分で登場する「距離」についても同様に適用される。
以下、図3(a)を参照して、本実施形態のフッ素含有領域12a内のフッ素濃度のさらなる詳細を説明する。ただし、以下の説明は、図3(a)の濃度プロファイルだけでなく、図3(b)の濃度プロファイルにも適用される。
上述のように、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度は、ピークPを有するように変化している。本実施形態のピークPにおけるフッ素濃度は、1.0×1020cm−3以上に設定されており、具体的には、1.0×1020cm−3以上かつ1.0×1022cm−3以下に設定されている。
符号Wは、ピークPのまわりのフッ素濃度分布の半値半幅を示している。ピークPにおけるフッ素濃度をCで表す場合、半値半幅Wは、フッ素濃度がCとなる地点(ピークPがある地点)と、フッ素濃度がC/2となる地点との距離となる。本実施形態の半値半幅Wは、2.5nm以下とすることが望ましい。
以上のように、本実施形態の電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12aを有しており、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度のピークPは、界面S1、S2のうちの界面S2側に位置している。以下、このような電荷蓄積層12の利点について説明する。
電荷蓄積層12がシリコン窒化膜である場合、電荷蓄積層12は、シリコン窒化膜中の欠陥により形成されるトラップ準位に電子を捕獲することで、電荷を蓄積する層として機能する。しかしながら、捕獲された電子は、トラップ準位を介して移動していくホッピング伝導によりシリコン窒化膜から抜けていく(リークする)ことが知られている。ホッピング伝導は、トラップ準位が浅い場合やトラップ密度が大きい場合に起こりやすい。前者の場合には、トラップ準位から電子が抜け出すために必要なエネルギーが小さくなることから、ホッピング伝導が起こりやすくなる。後者の場合には、トラップ準位間の物理的な距離が小さくなることから、ホッピング伝導が起こりやすくなる。
そこで、本実施形態では、電荷蓄積層12を形成するシリコン窒化膜内にフッ素が添加されている。シリコン窒化膜内に添加されたフッ素は、Si−F結合を形成し深いトラップ準位を形成すると考えられている。よって、本実施形態によれば、電荷蓄積層12内にフッ素を添加することで、トラップ準位の深さの観点から電荷蓄積層12の電荷保持特性を向上させることが可能となる。
しかしながら、シリコン窒化膜内に添加されたフッ素は、シリコン窒化膜内の欠陥を終端させる(トラップ密度を減少させる)とも考えられている。トラップ密度が減少することは、電荷蓄積層12の電子捕獲量が減少することにつながる。よって、電荷蓄積層12内にフッ素を添加すると、トラップ密度の減少の観点からは電荷蓄積層12の電荷保持特性が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態では、電荷蓄積層12の全体にフッ素を添加せずに、電荷蓄積層12の一部のみにフッ素を添加している。その結果、電荷蓄積層12内に、フッ素含有領域12aとその他の領域12bとが設けられている。本実施形態では、トラップ密度が減少する領域をフッ素含有領域12aに限定できるため、トラップ密度の減少による電荷保持特性の低下を抑制することができる。一方、本実施形態では、フッ素含有領域12a内に深いトラップ準位を形成できるため、深いトラップ準位による電荷保持特性の向上というメリットを享受することができる。このように、本実施形態によれば、電荷蓄積層12の一部のみにフッ素を添加することで、電荷蓄積層12の全体にフッ素を添加する場合に比べて、フッ素添加のメリットをより効果的に享受することが可能となる。
ただし、電荷蓄積層12内のフッ素含有領域12aとその他の領域12bに関し、その他の領域12bも低濃度のフッ素を含有していてもよい。例えば、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度を1.0×1020cm−3以上に設定し、その他の12b内のフッ素濃度を1.0×1020cm−3未満に設定してもよい。例えば、フッ素含有領域12aに添加されたフッ素がその他の領域12bへと拡散することで、その他の領域12bがフッ素を含有する場合がある。
フッ素を添加する区域、すなわち、フッ素含有領域12aを形成する区域は、電荷蓄積層12とブロック絶縁膜11との界面S1付近に設定することと、電荷蓄積層12とトンネル絶縁膜13との界面S2付近に設定することと、これらの界面S1、S2から離れた位置に設定することとが考えられる。本実施形態のフッ素含有領域12aは、電荷蓄積層12とトンネル絶縁膜13との界面S2付近に形成されているが、以下、この位置にフッ素含有領域12aを形成する利点について説明する。
本実施形態の半導体装置は、トンネル絶縁膜13から電荷蓄積層12に電子を注入することで書き込み動作を行う。そのため、電荷蓄積層12内に注入された電子は、電荷蓄積層12とトンネル絶縁膜13との界面S2側に偏在することが知られている。よって、フッ素含有領域12aをこの界面S2付近に形成することで、注入された電子が主に存在する場所のトラップ準位を深くすることができるため、電荷蓄積層12の電荷保持特性を効果的に向上させることが可能となる。従って、本実施形態のフッ素含有領域12aは、電荷蓄積層12とトンネル絶縁膜13との界面S2付近に形成されている。
一方、電荷蓄積層12内でブロック絶縁膜11付近に存在する電子は、電荷蓄積層12内をブロック絶縁膜11側からトンネル絶縁膜13側に移動し、トンネル絶縁膜13を介して外部に抜けるおそれがある。そのため、フッ素含有領域12aを、界面S2付近ではなく、界面S1付近や界面S1、S2から離れた位置に形成する案が考えられる。これにより、ブロック絶縁膜11付近の電子がトンネル絶縁膜13を介して外部に抜けることを効果的に抑制することが可能となる。しかしながら、ブロック絶縁膜11として用いられるシリコン酸化膜にフッ素が添加されると、そのSi−O結合が破断され、ブロック絶縁膜11の絶縁耐性が劣化するおそれがある。従って、本実施形態のフッ素含有領域12aは、界面S1付近や界面S1、S2から離れた位置ではなく、界面S2付近に形成されている。
なお、電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12aに加えて、フッ素含有領域12aと同様のさらなるフッ素含有領域を有していてもよい。そして、フッ素含有領域12aを界面S2付近に形成し、さらなるフッ素含有領域を別の場所、例えば、界面S1付近や界面S1、S2から離れた位置に形成してもよい。これにより、界面S2付近のフッ素含有領域12aのメリットを享受しつつ、界面S1付近等のフッ素含有領域のメリットも享受することが可能となる。このような構成は例えば、界面S1付近等のフッ素含有領域のデメリットよりもメリットを重視する場合などに採用可能である。このような構造の具体例については、第2から第4実施形態で説明する。
このように、本実施形態の電荷蓄積層12によれば、フッ素含有領域12aにより、電荷蓄積層12に蓄積された電荷がリークすることを抑制することが可能となる。電荷のリークを効果的に抑制するために、ピークPにおけるフッ素濃度は、高い値に設定することが望ましい。そのため、本実施形態のピークPにおけるフッ素濃度は、1.0×1020cm−3から1.0×1022cm−3に設定されている。また、フッ素含有領域12aの範囲を限定するために、半値半幅Wは小さい値に設定することが望ましい。そのため、本実施形態の半値半幅Wは、2.5nm以下に設定されている。
図4から図6は、第1実施形態の半導体装置の製造方法を示す断面図である。
まず、基板1上に下部層2を形成し、下部層2上に複数の犠牲層6と複数の絶縁層4とを交互に積層する(図4(a))。犠牲層6は、例えばシリコン窒化膜である。犠牲層6は、第1層の例である。図4(a)の工程では、下部層2上に複数の電極層3と複数の絶縁層4とを交互に積層してもよい。この場合、犠牲層6を電極層3へと置換する工程(後述)は実行不要である。次に、これらの犠牲層6および絶縁層4を含む積層膜上に上部層5を形成し、上部層5上にマスク層7を形成する(図4(a))。
次に、マスク層7をパターニングした後、マスク層7をエッチングマスクとして用いたエッチングにより、上部層5、上記積層膜、および下部層2を加工する(図4(b))。その結果、上部層5、上記積層膜、および下部層2を貫通して基板1に達するメモリホールMが形成される。
次に、メモリホールMの側面および底面に、ブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、およびトンネル絶縁膜13を順に形成する(図4(c))。ブロック絶縁膜11は、例えばシリコン酸化膜であるが、high−k絶縁膜(高誘電率絶縁膜)でもよいし、シリコン酸化膜とhigh−k絶縁膜とを含む積層膜でもよい。電荷蓄積層12は、例えばシリコン窒化膜である。トンネル絶縁膜13は、例えばシリコン酸化膜であるが、high−k絶縁膜でもよいし、シリコン酸化膜とhigh−k絶縁膜とを含む積層膜でもよい。
図5は、図4(c)の工程をより詳細に説明するための断面図である。図5の電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12aと、その他の領域12bとを有している。この電荷蓄積層12は、例えば次のように形成される。
まず、ブロック絶縁膜11の表面に、電荷蓄積層12として、フッ素を含有しないシリコン窒化膜を形成する。シリコン窒化膜は例えば、ジクロロシラン(DCS)、テトラクロロシラン(TCS)、ヘキサクロロジシラン(HCD)などのSiソースガスと、アンモニア(NH3)などの窒化剤とを用いたALD(Atomic Layer Deposition)またはLPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)により形成される。
次に、電荷蓄積層12の表面近傍にフッ素を導入する。例えば、フッ素ガス(F2)、フッ化水素ガス(HF)、三フッ化窒素ガス(NF3)などのフッ素原子を含むガス中にて、電荷蓄積層12を300℃〜650℃程度の温度で10分〜30分程度だけ熱処理することで、電荷蓄積層12内にフッ素が導入される。その結果、図3(a)に示す濃度プロファイルを有するフッ素含有領域12aが、電荷蓄積層12内に形成される。すなわち、電荷蓄積層12の表面にフッ素濃度のピークPを有し、電荷蓄積層12の表面からブロック絶縁膜11に向かってフッ素濃度が減少するフッ素含有領域12aが形成される。図5は、このようにして電荷蓄積層12内に形成されたフッ素含有領域12aとその他の領域12bとを示している。その後、電荷蓄積層12の表面にトンネル絶縁膜13が形成される。
なお、上記の熱処理を行う際には、シリコン窒化膜がエッチングされないような温度を選択することが望ましい。また、電荷蓄積層12をALDまたはLPCVDで形成している間のチャンバ内に、フッ素原子を含むガスを供給することで、電荷蓄積層12中にフッ素を導入してもよい。これにより、図3(a)に示す濃度プロファイルを有するフッ素含有領域12aを形成することや、図3(b)に示す濃度プロファイルを有するフッ素含有領域12aを形成することができる。また、電荷蓄積層12内のフッ素濃度プロファイルを調整するために、電荷蓄積層12内にフッ素を導入した後に、電荷蓄積層12のさらなる熱処理を行ってもよい。
図5の工程の後に、メモリホールMの底部からブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、およびトンネル絶縁膜13を除去する(図6(a))。その結果、メモリホールMの底部に基板1が露出する。
次に、メモリホールM内のトンネル絶縁膜13や基板1の表面に、チャネル半導体層14と、コア絶縁膜15とを順に形成する(図6(b))。チャネル半導体層14は例えば、メモリホールM内にアモルファスシリコン層を500℃程度の低温で形成し、アモルファスシリコン層を800℃以上の熱処理により結晶化して、アモルファスシリコン層をポリシリコン層に変化させることで形成される。これにより、チャネル半導体層14の表面ラフネスを低減することが可能となる。コア絶縁膜15は、例えばシリコン酸化膜である。
次に、リン酸水溶液などの薬液により、犠牲層6を除去する(図6(b))。その結果、絶縁層4間に複数の空洞Pが形成される。
次に、これらの空洞P内に電極層3を埋め込む(図6(c))。その結果、下部層2上に、複数の電極層3と複数の絶縁層4とを含む積層膜が形成される。図6(c)の工程では、空洞P内に、ブロック絶縁膜11の一部を構成する絶縁膜を形成してから、空洞P内に電極層3を形成してもよい。
その後、基板1上に種々の配線層、プラグ層、層間絶縁膜などが形成される。このようにして、本実施形態の半導体装置が製造される。
以上のように、本実施形態の電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12aを有しており、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度のピークPは、界面S1、S2のうちの界面S2側に位置している。よって、本実施形態によれば、電荷蓄積層12に蓄積された電荷がリークすることを効果的に抑制することが可能となる。
なお、本実施形態のフッ素含有領域12aは、1個のピークPを有しているが、複数個のピークPを有していてもよい。また、本実施形態の電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12aと分離された1つ以上のフッ素含有領域をさらに有していてもよい。後者の具体例については、第2から第4実施形態で説明する。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態の電荷蓄積層12等の構造を示す断面図である。図7は、図1のブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、およびトンネル絶縁膜13を示している。
図7は、第2実施形態の電荷蓄積層12等の構造を示す断面図である。図7は、図1のブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、およびトンネル絶縁膜13を示している。
本実施形態の電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12aと、さらなるフッ素含有領域12a’と、2つのその他の領域12bとを有している。これらの領域12a、12a’、12bは、いずれもシリコン窒化膜で形成されているが、フッ素含有領域12a、12a’はさらに、不純物としてフッ素を含有している。一方、その他の領域12bは、フッ素を含有していないか、またはフッ素含有領域12aに比べて大幅に低濃度のフッ素を含有している。これらの領域12a、12a’、12bの形状はおおむね円筒形であり、フッ素含有領域12aがフッ素含有領域12a’を包囲している。本実施形態では、フッ素含有領域12aがトンネル絶縁膜13に接しており、フッ素含有領域12a’はブロック絶縁膜11にもトンネル絶縁膜13にも接していない。フッ素含有領域12a’は、第2領域の例である。
図8は、第2実施形態の電荷蓄積層12内のフッ素濃度分布の例を示すグラフである。
図8では、フッ素含有領域12a、12a’内のフッ素濃度が、横軸の座標に沿って変化している。具体的には、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度は、徐々に増加し、界面S2でピークPに達している。一方、フッ素含有領域12a’内のフッ素濃度は、徐々に増加し、界面S1にも界面S2にも接しない位置でピークP’に達しており、その後は徐々に減少している。ピークPは、界面S1、S2のうちの界面S2側に位置している。ピークP’は、界面S1、S2のうちの界面S1側に位置していても界面S2側に位置していてもよい。
図8はさらに、ピークPのまわりのフッ素濃度分布の半値半幅Wと、ピークP’のまわりのフッ素濃度分布の半値半幅W’とを示している。本実施形態の半値半幅W、W’の値は、第1実施形態の半値半幅Wと同様の値に設定可能である。また、本実施形態のピークP、P’におけるフッ素濃度の値は、第1実施形態のピークPにおけるフッ素濃度と同様の値に設定可能である。
本実施形態の電荷蓄積層12は例えば、図5を参照して説明した方法を用いることで形成可能である。例えば、電荷蓄積層12の膜厚が6nmの場合には、図5の方法を用いて電荷蓄積層12の第1部分を3nmの膜厚に形成し、図5の方法を用いて電荷蓄積層12の第2部分を3nmの膜厚に形成する。その結果、第1部分内にフッ素含有領域12aが形成され、第2部分内にフッ素含有領域12a’が形成されることで、本実施形態の電荷蓄積層12が形成される。
本実施形態のピークP、P’におけるフッ素濃度は、1.0×1020cm−3以上に設定されており、具体的には、1.0×1020cm−3以上かつ1.0×1022cm−3以下に設定されている。
以上のように、本実施形態の電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12a、12a’を有しており、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度のピークPは、界面S1、S2のうちの界面S2側に位置している。よって、本実施形態によれば、フッ素含有領域12aにより界面S2付近のトラップ準位を深くすることができ、電荷蓄積層12の電荷保持特性を効果的に向上させることが可能となる。さらに、本実施形態によれば、フッ素含有領域12aによりトンネル絶縁膜13側の電子のリークを効果的に抑制し、フッ素含有領域12a’によりブロック絶縁膜11側の電子のリークを効果的に抑制することが可能となる。このように、本実施形態によれば、電荷蓄積層12に蓄積された電荷がリークすることを効果的に抑制することが可能となる。
なお、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度は、図3(a)と同じ濃度プロファイルを有しているが、図3(b)と同じ濃度プロファイルを有していてもよい。これは、後述する第3および第4実施形態でも同様である。
(第3実施形態)
図9は、第3実施形態の電荷蓄積層12等の構造を示す断面図である。図9は、図1のブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、およびトンネル絶縁膜13を示している。
図9は、第3実施形態の電荷蓄積層12等の構造を示す断面図である。図9は、図1のブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、およびトンネル絶縁膜13を示している。
本実施形態の電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12a、12a’と、さらなるフッ素含有領域12a”と、3つのその他の領域12bとを有している。これらの領域12a、12a’、12a”、12bは、いずれもシリコン窒化膜で形成されているが、フッ素含有領域12a、12a’、12a”はさらに、不純物としてフッ素を含有している。一方、その他の領域12bは、フッ素を含有していないか、またはフッ素含有領域12aに比べて大幅に低濃度のフッ素を含有している。これらの領域12a、12a’、12a”、12bの形状はおおむね円筒形であり、フッ素含有領域12aがフッ素含有領域12a’を包囲しており、フッ素含有領域12a’がフッ素含有領域12a”を包囲している。本実施形態では、フッ素含有領域12aがトンネル絶縁膜13に接しており、フッ素含有領域12a’、12a”はブロック絶縁膜11にもトンネル絶縁膜13にも接していない。フッ素含有領域12a”は、第2領域の例である。
図10は、第3実施形態の電荷蓄積層12内のフッ素濃度分布の例を示すグラフである。
図10では、フッ素含有領域12a、12a’、12a”内のフッ素濃度が、横軸の座標に沿って変化している。具体的には、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度は、徐々に増加し、界面S2でピークPに達している。一方、フッ素含有領域12a’、12a”内のフッ素濃度は、徐々に増加し、界面S1にも界面S2にも接しない位置でピークP’、P”に達しており、その後は徐々に減少している。ピークPは、界面S1、S2のうちの界面S2側に位置している。ピークP’、P”は、界面S1、S2のうちの界面S1側に位置していても界面S2側に位置していてもよい。
図10はさらに、ピークPのまわりのフッ素濃度分布の半値半幅Wと、ピークP’のまわりのフッ素濃度分布の半値半幅W’と、ピークP”のまわりのフッ素濃度分布の半値半幅W”とを示している。本実施形態の半値半幅W、W’、W”の値は、第1実施形態の半値半幅Wと同様の値に設定可能である。また、本実施形態のピークP、P’、P”におけるフッ素濃度の値は、第1実施形態のピークPにおけるフッ素濃度と同様の値に設定可能である。
本実施形態の電荷蓄積層12は例えば、図5を参照して説明した方法を用いることで形成可能である。例えば、電荷蓄積層12の膜厚が6nmの場合には、図5の方法を用いて電荷蓄積層12の第1部分を2nmの膜厚に形成し、図5の方法を用いて電荷蓄積層12の第2部分を2nmの膜厚に形成し、図5の方法を用いて電荷蓄積層12の第3部分を2nmの膜厚に形成する。その結果、第1部分内にフッ素含有領域12aが形成され、第2部分内にフッ素含有領域12a’が形成され、第3部分内にフッ素含有領域12a”が形成されることで、本実施形態の電荷蓄積層12が形成される。この方法は、後述する第4実施形態にも適用可能である。
本実施形態のピークP、P’、P”におけるフッ素濃度は、1.0×1020cm−3以上に設定されており、具体的には、1.0×1020cm−3以上かつ1.0×1022cm−3以下に設定されている。
以上のように、本実施形態の電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12a、12a’、12a”を有しており、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度のピークPは、界面S1、S2のうちの界面S2側に位置している。よって、本実施形態によれば、フッ素含有領域12aにより界面S2付近のトラップ準位を深くすることができ、電荷蓄積層12の電荷保持特性を効果的に向上させることが可能となる。さらに、本実施形態によれば、フッ素含有領域12aによりトンネル絶縁膜13側の電子のリークを効果的に抑制し、フッ素含有領域12a’、12a”によりブロック絶縁膜11側の電子のリークを効果的に抑制することが可能となる。このように、本実施形態によれば、電荷蓄積層12に蓄積された電荷がリークすることを効果的に抑制することが可能となる。
(第4実施形態)
図11は、第4実施形態の電荷蓄積層12等の構造を示す断面図である。図11は、図1のブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、およびトンネル絶縁膜13を示している。
図11は、第4実施形態の電荷蓄積層12等の構造を示す断面図である。図11は、図1のブロック絶縁膜11、電荷蓄積層12、およびトンネル絶縁膜13を示している。
本実施形態の電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12a、12a’、12a”と、2つのその他の領域12bとを有している。これらの領域12a、12a’、12a”、12bは、いずれもシリコン窒化膜で形成されているが、フッ素含有領域12a、12a’、12a”はさらに、不純物としてフッ素を含有している。一方、その他の領域12bは、フッ素を含有していないか、またはフッ素含有領域12aに比べて大幅に低濃度のフッ素を含有している。これらの領域12a、12a’、12a”、12bの形状はおおむね円筒形であり、フッ素含有領域12aがフッ素含有領域12a’を包囲しており、フッ素含有領域12a’がフッ素含有領域12a”を包囲している。本実施形態では、フッ素含有領域12aがトンネル絶縁膜13に接しており、フッ素含有領域12a’はブロック絶縁膜11にもトンネル絶縁膜13にも接しておらず、フッ素含有領域12a”がブロック絶縁膜11に接している。
図12は、第4実施形態の電荷蓄積層12内のフッ素濃度分布の例を示すグラフである。
図12では、フッ素含有領域12a、12a’、12a”内のフッ素濃度が、横軸の座標に沿って変化している。具体的には、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度は、徐々に増加し、界面S2でピークPに達している。また、フッ素含有領域12a’内のフッ素濃度は、徐々に増加し、界面S1にも界面S2にも接しない位置でピークP’に達しており、その後は徐々に減少している。また、フッ素含有領域12a”内のフッ素濃度は、界面S1でピークPに達しており、その後は徐々に減少している。ピークPは、界面S1、S2のうちの界面S2側に位置している。ピークP’は、界面S1、S2のうちの界面S1側に位置していても界面S2側に位置していてもよい。ピークP”は、界面S1、S2のうちの界面S1側に位置している。
図12はさらに、ピークPのまわりのフッ素濃度分布の半値半幅Wと、ピークP’のまわりのフッ素濃度分布の半値半幅W’と、ピークP”のまわりのフッ素濃度分布の半値半幅W”とを示している。本実施形態の半値半幅W、W’、W”の値は、第1実施形態の半値半幅Wと同様の値に設定可能である。また、本実施形態のピークP、P’、P”におけるフッ素濃度の値は、第1実施形態のピークPにおけるフッ素濃度と同様の値に設定可能である。
本実施形態のピークP、P’、P”におけるフッ素濃度は、1.0×1020cm−3以上に設定されており、具体的には、1.0×1020cm−3以上かつ1.0×1022cm−3以下に設定されている。
以上のように、本実施形態の電荷蓄積層12は、フッ素含有領域12a、12a’、12a”を有しており、フッ素含有領域12a内のフッ素濃度のピークPは、界面S1、S2のうちの界面S2側に位置している。よって、本実施形態によれば、フッ素含有領域12aにより界面S2付近のトラップ準位を深くすることができ、電荷蓄積層12の電荷保持特性を効果的に向上させることが可能となる。さらに、本実施形態によれば、フッ素含有領域12aによりトンネル絶縁膜13側の電子のリークを効果的に抑制し、フッ素含有領域12a’、12a”によりブロック絶縁膜11側の電子のリークを効果的に抑制することが可能となる。このように、本実施形態によれば、電荷蓄積層12に蓄積された電荷がリークすることを効果的に抑制することが可能となる。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例としてのみ提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図したものではない。本明細書で説明した新規な装置および方法は、その他の様々な形態で実施することができる。また、本明細書で説明した装置および方法の形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。添付の特許請求の範囲およびこれに均等な範囲は、発明の範囲や要旨に含まれるこのような形態や変形例を含むように意図されている。
1:基板、2:下部層、2a:第1下部絶縁膜、2b:ソース側導電層、
2c:第2下部絶縁膜、3:電極層、4:絶縁層、5:上部層、
5a:カバー絶縁膜、5b:ドレイン側導電層、5c:第1層間絶縁膜、
5d:第2層間絶縁膜、6:犠牲層、7:マスク層、
11:ブロック絶縁膜、12:電荷蓄積層、
12a、12a’、12a”:フッ素含有領域、12b:その他の領域、
13:トンネル絶縁膜、14:チャネル半導体層、
15:コア絶縁膜、16:コンタクトプラグ
2c:第2下部絶縁膜、3:電極層、4:絶縁層、5:上部層、
5a:カバー絶縁膜、5b:ドレイン側導電層、5c:第1層間絶縁膜、
5d:第2層間絶縁膜、6:犠牲層、7:マスク層、
11:ブロック絶縁膜、12:電荷蓄積層、
12a、12a’、12a”:フッ素含有領域、12b:その他の領域、
13:トンネル絶縁膜、14:チャネル半導体層、
15:コア絶縁膜、16:コンタクトプラグ
Claims (12)
- 基板と、
前記基板上に交互に設けられた複数の電極層および複数の絶縁層と、
前記電極層および前記絶縁層内に順に設けられた第1絶縁膜、電荷蓄積層、第2絶縁膜、および半導体層とを備え、
前記電荷蓄積層は、フッ素を含む第1領域を有し、
前記第1領域内のフッ素濃度のピークと前記第2絶縁膜との距離は、前記第1領域内のフッ素濃度のピークと前記第1絶縁膜との距離よりも短い、
半導体装置。 - 前記第1領域内のフッ素濃度のピークにおけるフッ素濃度は、1.0×1020cm−3以上である、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1領域内のフッ素濃度のピークにおけるフッ素濃度は、1.0×1022cm−3以下である、請求項1または2に記載の半導体装置。
- 前記第1領域内のフッ素濃度の分布の半値半幅は、2.5nm以下である、請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第1領域内のフッ素濃度のピークは、前記電荷蓄積層と前記第2絶縁膜との界面に位置する、請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記電荷蓄積層は、シリコンと窒素とを含む絶縁膜である、請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記電荷蓄積層はさらに、フッ素を含む少なくとも1つの第2領域を有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第2領域内のフッ素濃度のピークは、前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜に接しない位置にある、請求項7に記載の半導体装置。
- 前記第2領域内のフッ素濃度のピークは、前記電荷蓄積層と前記第1絶縁膜との界面に位置する、請求項7に記載の半導体装置。
- 基板上に複数の第1層および複数の絶縁層を交互に形成し、
前記第1層および前記絶縁層内に第1絶縁膜、電荷蓄積層、第2絶縁膜、および半導体層を順に形成する、
ことを含み、
前記電荷蓄積層は、フッ素を含む第1領域を有するように形成され、
前記第1領域内のフッ素濃度のピークと前記第2絶縁膜との距離は、前記第1領域内のフッ素濃度のピークと前記第1絶縁膜との距離よりも短く設定される、
半導体装置の製造方法。 - 前記第1層は、電極層である、または電極層へと置換される絶縁層である、請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1領域は、前記第1絶縁膜の表面に前記電荷蓄積層を形成した後または形成している間に、前記電荷蓄積層内にフッ素を導入することで形成される、請求項10または11に記載の半導体装置の製造方法。
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