JP2020088178A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ポリシリコン層や金属層は、基板の表面に存在する凹部内に形成することができる。ポリシリコン層は、たとえば、化学気相成長法(CVD:Chemical Vapor Deposition)によって凹部内で結晶を成長させることによって形成されることが知られている(下記特許文献1を参照)。金属層は、たとえば、スパッタリング等の手法によって凹部内にシード層を形成し、その後、電気めっき技術等によって結晶を成長させることによって形成されることが知られている(下記特許文献2を参照)。
処理対象層をエッチングする際に処理対象物質と反応する反応化合物のサイズが結晶粒界に存在する隙間以下の大きさであれば、反応化合物は、結晶粒界において処理対象物質の原子の間に入り込み易い。そのため、反応化合物として、結晶粒界に存在する隙間と同じもしくはそれよりも小さいサイズを有する化合物を主に含むエッチング液を用いた場合、処理対象層の結晶粒界密度が高いほどエッチング速度が上昇する。
この方法によれば、被変質層の表層を処理対象層に変質させることによって形成された処理対象層が、エッチング液によってエッチングされる。そのため、被変質層を処理対象層に変質させてから処理対象層をエッチングすることでエッチングの精度が高まるような場合にも、結晶粒に対するエッチング速度と結晶粒界に対するエッチング速度とが等しいエッチング液を用いることができる。
この方法によれば、変質流体の供給が停止されてからエッチング液の供給が開始される。そのため、変質流体の供給とエッチング液の供給とが並行して実行される場合と比較して、処理対象層のエッチング量を制御し易い。その結果、処理対象層のエッチング量を精密に制御しつつ、基板の表面において処理対象層をむらなく除去することができる。
この方法によれば、処理対象層形成工程では、1原子層または数原子層からなる処理対象層が形成される。処理対象層除去工程において処理対象層を選択的に除去することによって、処理対象層のエッチング量を1原子層単位または数原子層単位で制御することができる。したがって、互いに幅が異なる複数の凹部が基板表面に存在する場合であっても、凹部から処理対象層を原子層単位で均一に除去することができる。その結果、基板の表面において処理対象層をむらなく除去することができる。
そのため、被変質層を処理対象層に変質させながら、処理対象層を除去することができる。したがって、変質流体の供給が停止されてからエッチング液の供給が開始される場合と比較して、被変質層を速やかに除去することができる。その結果、基板処理に要する時間を低減しつつ、基板の表面において処理対象層をむらなく除去することができる。
この発明の一実施形態では、前記処理対象層除去工程が、前記エッチング液としての塩基性薬液によって、前記処理対象層としてのポリシリコン層の表層を前記基板の表面から除去するポリシリコン層除去工程を含む。
この方法によれば、ポリシリコン層の少なくとも一部を、塩基性薬液を用いて、除去することができる。互いに幅が異なる複数の凹部が基板表面に存在する場合であっても、複数の凹部からポリシリコン層を均一に除去することができる。その結果、基板の表面においてポリシリコン層をむらなく除去することができる。
この発明の一実施形態は、前記基板処理方法が、前記結晶粒に対するエッチング速度と前記結晶粒界に対するエッチング速度とが等しくなるように、前記処理対象層除去工程において前記基板の表面に供給される前記エッチング液の液種を、複数の前記凹部の幅に応じて複数種のエッチング液のうちから選択するエッチング液種選択工程をさらに含む。
この発明の一実施形態は、複数の凹部が形成された表面を有する基板を処理する基板処理方法であって、表面が露出するように前記凹部内に形成された処理対象層における処理対象物質の結晶粒界の密度に関わらず、前記処理対象層に対するエッチング速度が一定であるエッチング液を前記基板の表面に供給することによって、前記処理対象層の少なく一部をエッチングして除去する処理対象層除去工程を含む、基板処理方法を提供する。
この構成によれば、結晶粒界に存在する隙間よりも大きいサイズを有する反応化合物を主に含むエッチング液が用いられる。そのため、処理対象層の結晶粒界密度が高い場合であってもエッチング速度の上昇を抑制することができる。これにより、互いに幅が異なる複数の凹部が基板表面に存在する場合であっても、凹部から処理対象層を均一に除去することができる。その結果、基板の表面において処理対象層をむらなく除去することができる。
この構成によれば、変質流体の供給が停止されてからエッチング液の供給が開始される。そのため、変質流体の供給とエッチング液の供給とが並行して実行される場合と比較して、処理対象層のエッチング量を制御し易い。その結果、処理対象層のエッチング量を精密に制御しつつ、基板の表面において処理対象層をむらなく除去することができる。
この構成によれば、処理対象層形成工程では、1原子層または数原子層からなる処理対象層が形成される。処理対象層除去工程において処理対象層を選択的に除去することによって、処理対象層のエッチング量を1原子層単位または数原子層単位で制御することができる。したがって、互いに幅が異なる複数の凹部が基板表面に存在する場合であっても、凹部から処理対象層を原子層単位で均一に除去することができる。その結果、基板の表面において処理対象層をむらなく除去することができる。
そのため、被変質層を処理対象層に変質させながら、処理対象層を除去することができる。したがって、変質流体の供給が停止されてからエッチング液の供給が開始される場合と比較して、被変質層を速やかに除去することができる。その結果、基板処理に要する時間を低減しつつ、基板の表面において処理対象層をむらなく除去することができる。
この構成によれば、酸化流体によって金属層の表層を酸化させることによって酸化金属層が形成され、酸性薬液によって酸化金属層が除去される。そのため、金属層が凹部から露出している場合であっても、金属層を酸化させて酸化金属層を形成した後に酸化金属層をエッチング液で除去することによって、金属層を凹部から均一に除去することができる。
この発明の一実施形態では、前記エッチング液供給ユニットが、前記処理対象層としてのポリシリコン層を前記基板の表面から除去する前記エッチング液としての塩基性薬液を前記基板の表面に供給する塩基性薬液供給ユニットを含む。
この構成によれば、ポリシリコン層の少なくとも一部を、塩基性薬液を用いて、除去することができる。互いに幅が異なる複数の凹部が基板表面に存在する場合であっても、複数の凹部からポリシリコン層を均一に除去することができる。その結果、基板の表面においてポリシリコン層をむらなく除去することができる。
この発明の一実施形態では、前記結晶粒に対するエッチング速度と前記結晶粒界に対するエッチング速度とが等しくなるように、前記処理対象層除去工程において前記基板の表面に供給される前記エッチング液の液種を、複数の前記凹部の幅に応じて複数種のエッチング液のうちから選択するエッチング液種選択工程を実行する。
この発明の一実施形態は、複数の凹部が形成された表面を有する基板を処理する基板処理装置であって、表面が露出するように前記凹部内に形成された処理対象層における処理対象物質の結晶粒界の密度に関わらず、前記処理対象層に対するエッチング速度が一定であるエッチング液を前記基板の表面に供給するエッチング液供給ユニットと、前記エッチング液供給ユニットから前記基板の表面に前記エッチング液を供給することによって、前記処理対象層の少なくとも一部をエッチングして除去する処理対象層除去工程を実行するコントローラとを含む、基板処理装置を提供する。
<第1実施形態>
図1は、この発明の第1実施形態に係る基板処理装置1の内部のレイアウトを説明するための模式的な平面図である。基板処理装置1は、シリコンウエハ等の基板Wを一枚ずつ処理する枚葉式の装置である。
銅配線102は、スパッタリング等の手法によりトレンチ101内に形成されたシード層(図示せず)を核として、電気めっき技術等によって結晶成長させることによって形成されている。
基板表面に形成されたトレンチ101内で金属の結晶を成長させる場合、トレンチ101内に形成される銅の結晶粒104の大きさはトレンチ101の幅Lに応じて変化する。詳しくは、トレンチ101の幅Lが狭いほど、銅の結晶粒104が成長しにくく、トレンチ101の幅Lが広いほど、銅の結晶粒104が成長し易い。そのため、トレンチ101の幅Lが狭いほど小さい結晶粒104ができやすく、トレンチ101の幅Lが広いほど大きい結晶粒104ができやすい。すなわち、トレンチ101の幅Lが狭いほど結晶粒界105の密度が高く、トレンチ101の幅Lが広いほど結晶粒界105の密度が低くなる。
図1を参照して、基板処理装置1は、処理液で基板Wを処理する複数の処理ユニット2と、処理ユニット2で処理される複数枚の基板Wを収容するキャリヤCが載置されるロードポートLPと、ロードポートLPと処理ユニット2との間で基板Wを搬送する搬送ロボットIRおよびCRと、基板処理装置1を制御するコントローラ3とを含む。
処理ユニット2は、チャンバ8と、チャンバ8内に配置された処理カップ4とを含む。チャンバ8には、チャンバ8内に基板Wを搬入したり、チャンバ8内から基板Wを搬出したりするための出入口(図示せず)が形成されている。チャンバ8には、この出入口を開閉するシャッタユニット(図示せず)が備えられている。
スピンチャック5は、基板Wを水平に保持しながら基板Wを回転軸線A1まわりに回転させる。回転軸線A1は、基板Wの中央部を通る鉛直な軸線である。スピンチャック5は、基板保持ユニット24と、回転軸22と、スピンモータ23とを含む。
スピンモータ23は、回転軸22に回転力を与える。スピンモータ23によって回転軸22が回転されることにより、スピンベース21が回転される。これにより、基板Wが回転軸線A1のまわりに回転される。以下では、回転軸線A1を中心とした径方向の内方を単に「径方向内方」といい、回転軸線A1を中心とした径方向の外方を単に「径方向外方」という。スピンモータ23は、基板Wを回転軸線A1のまわりに回転させる基板回転ユニットの一例である。
対向部60は、基板Wの上面に上方から対向する。対向部60は、平面視で円板状である。対向部60は、スピンチャック5の上方でほぼ水平に配置されている。対向部60は、基板Wの上面に対向する対向面60aを有する。対向部60の中央部には、対向部60を上下に貫通する貫通孔60bが形成されている。
筒状部62は、対向部60の上面に固定されている。筒状部62は、回転軸線A1を中心とした筒状である。筒状部62の内部空間は、対向部60の貫通孔60bと連通している。複数のフランジ部63は、筒状部62の周方向に互いに間隔を隔てて、筒状部62の上端に配置されている。各フランジ部63は、筒状部62の上端から水平に延びている。
対向部材6の各第1係合部66と、基板保持ユニット24の対応する第2係合部76とが係合しているとき、対向部材6は、スピンベース21と一体回転可能である。スピンモータ23は、回転軸線A1まわりに対向部材6を回転させる対向部材回転ユニットとしても機能する。対向部材6が基板保持ユニット24と係合しているとき、環状部61は、径方向外方(側方)から基板Wを取り囲んでいる(図3の二点鎖線参照)。
中央ノズル9は、流体を下方に吐出する複数のチューブ(第1チューブ31、第2チューブ32、第3チューブ33、第4チューブ34および第5チューブ35)と、複数のチューブを取り囲む筒状のケーシング30とを含む。複数のチューブおよびケーシング30は、回転軸線A1に沿って上下方向に延びている。中央ノズル9の吐出口9aは、複数のチューブの吐出口でもある。
第1チューブ31は、酸化流体およびリンス液の両方が通る第1共通配管38に接続されている。第1共通配管38は、酸化流体バルブ51が介装された酸化流体配管41と、第1リンス液バルブ52が介装された第1リンス液配管42とに分岐されている。第1リンス液配管42には、第1リンス液バルブ52に加えて、リンス液を脱気する脱気ユニット80が介装されている。
第1チューブ31から吐出される酸化流体が過酸化水素水である場合、酸化流体中の過酸化水素の濃度は、1ppm〜100ppmであることが好ましい。
第1チューブ31から吐出されるリンス液は、DIWに限られず、炭酸水、電解イオン水、希釈濃度(たとえば、1ppm〜100ppm程度)の塩酸水、希釈濃度(たとえば、1ppm〜100ppm程度)の希釈アンモニア水、還元水(水素水)であってもよい。第1チューブ31から吐出されるリンス液は、脱気されたものであることが好ましい。
第2チューブ32から吐出されるリンス液は、DIWに限られず、炭酸水、電解イオン水、希釈濃度(たとえば、1ppm〜100ppm程度)の塩酸水、希釈濃度(たとえば、1ppm〜100ppm程度)の希釈アンモニア水、還元水(水素水)であってもよい。第2チューブ32から吐出されるリンス液は、脱気されたものであることが好ましい。
第3チューブ33から吐出される被覆剤は、たとえば、溶質としての昇華性のアクリル系ポリマーを有機溶媒に溶解させた溶液である。昇華性のアクリル系ポリマーを溶解させる有機溶媒としては、PGEE(1−エトキシ−2−プロパノール)等が挙げられる。第3チューブ33から吐出される被覆剤は、表面撥水剤であってもよい。
処理ユニット2は、基板Wの下面中央部に向けて窒素ガス等の不活性ガスを吐出する下面ノズル36を含む。下面ノズル36は、スピンベース21の上面中央部で開口する貫通孔21aおよび回転軸22の内部空間22aに挿入されている。下面ノズル36の吐出口36aは、スピンベース21の上面から露出されている。下面ノズル36の吐出口36aは、基板Wの下面中央部に下方から対向する。下面ノズル36は、第2不活性ガスバルブ58が介装された第2不活性ガス配管48に接続されている。
下面ノズル36から吐出される不活性ガスは、窒素ガスに限られず、たとえば、アルゴン等の希ガス類であってもよい。
対向部材支持部70とノズル支持部71と壁部72とによって空間73が区画されている。対向部材支持部70は、支持部材7の下壁を構成している。ノズル支持部71は、支持部材7の上壁を構成している。空間73は、対向部材6の筒状部62の上端部とフランジ部63とを収容する。ケーシング30とノズル支持部71とは密着している。
支持部材昇降ユニット27は、上位置(図3に実線で示す位置)から下位置(後述する図6Aに示す位置)までの間の所定の高さ位置に支持部材7を位置させることができる。下位置は、支持部材7の可動範囲において、支持部材7がスピンベース21の上面に最も近接する位置である。上位置は、支持部材7の可動範囲において、支持部材7がスピンベース21の上面から最も離間する位置である。
支持部材7は、上位置から係合位置まで対向部材6とともに下降する。支持部材7は、係合位置に達すると、対向部材6を基板保持ユニット24に受け渡す。支持部材7は、係合位置よりも下方に達すると、対向部材6から離間する。
このように、対向部材6は、支持部材7が支持部材昇降ユニット27によって昇降されることによって、基板保持ユニット24に対して昇降する。そのため、支持部材昇降ユニット27は、対向部材昇降ユニットとして機能する。すなわち、支持部材昇降ユニット27は、対向部材6も昇降させるため、対向部材リフタ(遮断板リフタ)ともいう。
図5は、基板処理装置1による基板処理の一例を説明するための流れ図であり、主として、コントローラ3がプログラムを実行することによって実現される処理が示されている。図6A〜図6Eは、基板処理を示す図解的な断面図である。以下では、主に図3および図5を参照しながら基板処理装置1による基板処理について説明する。図6A〜図6Eについては適宜参照する。
具体的には、まず、処理ユニット2に基板Wが搬入される前に、対向部材6と基板保持ユニット24とが係合可能となるように、回転方向における対向部材6と基板保持ユニット24との相対位置が調整される。詳しくは、平面視で、対向部材6の第1係合部66と基板保持ユニット24の第2係合部76とが重なるように、回転方向における基板保持ユニット24の位置をスピンモータ23が調整する。
酸化流体は、遠心力によって、基板Wの上面の全体に行き渡る。基板W上の酸化流体は、遠心力によって基板Wから径方向外方へ飛散し、処理カップ4によって受けられる。
次に、第1リンス液供給工程(ステップS3)が実行される。具体的には、基板Wの上面への酸化流体の供給が所定時間(たとえば10秒)継続された後、酸化流体バルブ51が閉じられ、第1リンス液バルブ52が開かれる。これにより、第1チューブ31から基板Wの上面の中央領域への酸化流体の供給が停止され、第1チューブ31から基板Wの上面の中央領域へのDIW等のリンス液が供給(吐出)される(第1リンス液供給工程、第1リンス液吐出工程)。つまり、基板Wの上面へ供給される流体が過酸化水素水からDIWに切り替えられる(過酸化水素水→DIW)。
次に、酸性薬液供給工程(ステップS4)が実行される。基板Wの上面へのリンス液の供給が所定時間(たとえば10秒)継続された後、第1リンス液バルブ52が閉じられる。そして、酸性薬液バルブ53が開かれる。これにより、図6Cに示すように、基板Wの上面の中央領域に向けて、第2チューブ32から酢酸水溶液等の酸性薬液が供給(吐出)される(酸性薬液供給工程、酸性薬液吐出工程)。
基板Wの上面に着液した酸性薬液は、遠心力によって、基板Wの上面の全体に行き渡る。これにより、基板W上のリンス液が酸性薬液に置換される。基板W上の酸化流体およびリンス液は、遠心力によって基板Wから径方向外方へ飛散し、処理カップ4によって受けられる。
次に、第2リンス液供給工程(ステップS5)が実行される。基板Wの上面への酸性薬液の供給が所定時間(たとえば10秒)継続された後、酸性薬液バルブ53が閉じられ、その代わりに、第2リンス液バルブ54が開かれる。これにより、基板Wの上面の中央領域に向けて第2チューブ32からDIW等のリンス液が供給(吐出)される(第2リンス液供給工程、第2リンス液吐出工程)。つまり、基板Wの上面へ供給される流体が酢酸水溶液からDIWに切り替えられる(酢酸水溶液→DIW)。
第2チューブ32から吐出されるリンス液は、第2リンス液配管44に介装された脱気ユニット82によって脱気されたリンス液である(脱気第2リンス液供給工程)。第2チューブ32からリンス液が吐出される際、収容空間67(空間65)内の雰囲気は、不活性ガスによって既に置換されている。すなわち、リンス液は、脱気されたときの溶存酸素濃度を維持したまま基板Wの上面に供給される。
その後、スピンモータ23がスピンチャック5の回転を停止させる。そして、第1不活性ガスバルブ57および第2不活性ガスバルブ58が閉じられる。そして、支持部材昇降ユニット27が支持部材7を上位置に移動させる。その後、図1も参照して、搬送ロボットCRが、処理ユニット2に進入して、スピンチャック5から処理済みの基板Wをすくい取って、処理ユニット2外へと搬出する(ステップS9:基板搬出工程)。その基板Wは、搬送ロボットCRから搬送ロボットIRへと渡され、搬送ロボットIRによって、キャリヤCに収納される。
一方、第1実施形態のように、酸性薬液が、結晶粒界105に存在する隙間106よりも大きいサイズを有する酢酸を反応化合物として含む酢酸水溶液である場合、図8Aに示すように、酸性薬液に含まれる酢酸分子109と水素イオンとが対になったイオン対109Aが結晶粒界105において酸化銅分子108の間に入り込みにくい。すなわち、反応化合物が隙間106に入り込みにくい。そのため、図8Bに示すように、結晶粒104および結晶粒界105のいずれにおいても同程度にエッチングが進行する。つまり、酸性薬液が酢酸等の有機酸を反応化合物として主に含む場合、結晶粒界密度に関わらず、エッチング速度がほぼ一定である。言い換えると、酸性薬液が酢酸等の有機酸を反応化合物として主に含む場合、結晶粒エッチング速度と結晶粒界エッチング速度とがほぼ等しい。
酸化金属層形成工程において形成される酸化銅層103の厚みは、酸化流体の酸化力に依存する。pHが高いほど、すなわち塩基性が高いほど酸化流体の酸化力は高くなる。過酸化水素水は、pHが6〜8であるため、1原子層〜数原子層の酸化銅層103を形成するのに適した酸化力を有している。したがって、酸化銅層103を形成するために、過酸化水素水を基板Wの表面に供給する方法であれば、ナノメートル以下の厚みの酸化銅層103を形成することができる。
基板Wの上面に混合液が供給されることによって、基板Wの銅配線102(図2参照)の酸化による酸化銅層103(図2参照)の形成(酸化金属層形成工程、処理対象層形成工程)と、酸化銅層103のエッチングとが同時に進行する(酸化金属層除去工程、処理対象層除去工程)。
第1チューブ31および第2チューブ32から吐出されるリンス液は、脱気されたリンス液である(脱気リンス液供給工程)。第1チューブ31および第2チューブ32からリンス液が吐出される際、収容空間67(空間65)内の雰囲気は、不活性ガスによって既に置換されている。すなわち、リンス液は、脱気されたときの溶存酸素濃度を維持したまま基板Wの上面に供給される。リンス液供給工程(ステップS11)では、第1チューブ31および第2チューブ32のいずれか一方からリンス液が吐出されてもよい。
この基板処理では、酸化銅層除去工程における基板Wの上面への酸性薬液の供給が、酸化銅層形成工程における基板Wの上面への酸化流体の供給と並行して実行される。そのため、銅配線102を酸化銅層103に変質させながら、酸化銅層103を除去することができる。したがって、酸化流体の供給が停止されてから酸性薬液の供給が開始される場合と比較して、銅配線102を速やかに除去することができる。その結果、基板処理に要する時間を低減しつつ、基板Wの上面において酸化銅層103をむらなく除去することができる。
図12は、第2実施形態に係る処理ユニット2Pの模式図である。図13は、第2実施形態に係る基板処理装置で処理される基板の表層付近の断面図である。図12および図13ならびに後述する図14および図15において、前述の図1〜図11に示された構成と同等の構成については、図1等と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態に係る処理ユニット2Pが第1実施形態に係る処理ユニット2(図3参照)と主に異なる点は、処理対象層がポリシリコン層203(図13参照)である基板W1が用いられる点、および、エッチング液が塩基性薬液である点である。
詳しくは、基板W1は、表層付近に、複数のトレンチ201(凹部)が形成された半導体層200と、表面が露出するように各トレンチ201内に形成されたポリシリコン層203とを含む。
基板表面に形成されたトレンチ201内でポリシリコンの結晶を成長させる場合、トレンチ201内に形成される結晶粒204の大きさはトレンチ201の幅L1に応じて変化する。詳しくは、トレンチ201の幅L1が狭いほど、結晶粒204が成長しにくく、トレンチ201の幅L1が広いほど、結晶粒204が成長し易い。そのため、トレンチ201の幅L1が狭いほど小さい結晶粒204ができやすく、トレンチ201の幅L1が広いほど大きい結晶粒204ができやすい。すなわち、トレンチ201の幅L1が狭いほど結晶粒界205の密度が高く、トレンチ201の幅L1が広いほど結晶粒界205の密度が低くなる。
リンス液バルブ93が開かれると、リンス液が、リンス液配管94および共通配管90を介して第2チューブ32に供給される。リンス液は、脱気ユニット85によって脱気され、第2チューブ32の吐出口から下方に連続的に吐出される。つまり、第2チューブ32から供給される流体が、塩基性薬液バルブ91とリンス液バルブ93とが制御されることによって、塩基性薬液およびリンス液のいずれかに切り替えられる。
第2チューブ32から吐出される塩基性薬液は、結晶粒界205に存在する隙間よりも大きいサイズを有する化合物を、ポリシリコン層203をエッチングする際に酸化銅分子108と反応する反応化合物として主に含むことが好ましい。そのためには、第2チューブ32から吐出される塩基性薬液は、TMAH水溶液であることが好ましいが、これに限られない。つまり、第2チューブ32から吐出される塩基性薬液は、TMAH水溶液以外の有機アルカリを含む水溶液であってもよい。
対になったTMAHイオンおよび水酸化物イオンの全体(イオン対)のサイズは、隙間のサイズよりも大きいと考えられ、具体的には、5Åよりも大きいと考えられる。対になったTMYイオンおよび水酸化物イオンの全体(イオン対)のサイズも、隙間のサイズよりも大きいと考えられ、具体的には、5Åよりも大きいと考えられる。
第2チューブ32から吐出される塩基性薬液は、結晶粒界205に存在する隙間よりも大きいサイズの化合物を反応化合物として主に含んでいれば、結晶粒界205に存在する隙間と同じもしくはそれよりも小さいサイズを有する化合物(たとえば、アンモニア)を反応化合物として含んでいてもよい。
図14は、第2実施形態に係る基板処理装置1による基板処理の一例を説明するための流れ図である。図15は、第2実施形態に係る基板処理装置1による基板処理を示す図解的な断面図である。
基板W1の上面に塩基性薬液が供給されることによって、ポリシリコン層203のエッチングが進行し、ポリシリコン層203の少なくとも一部が除去される(ポリシリコン層除去工程、処理対象層除去工程)。処理対象層除去工程では、全てのトレンチ201内において、ポリシリコン層203の少なくとも一部がエッチングされて除去される。
図8Aおよび図8Bの括弧書きを参照して、第2実施形態によれば、塩基性薬液が、結晶粒界205に存在する隙間206よりも大きいサイズを有するTMAHを反応化合物として含むTMAH水溶液である。したがって、第1実施形態と同様に、TMAHイオン209と水酸化物イオンとが対になったイオン対209Aが結晶粒界205においてケイ素原子208の間に入り込みにくい。すなわち、反応化合物が隙間206に入り込みにくい。そのため、結晶粒204および結晶粒界205のいずれにおいても同程度にエッチングが進行する。つまり、塩基性薬液がTMAH等の有機アルカリを反応化合物として主に含む場合、結晶粒界密度に関わらず、エッチング速度がほぼ一定である。言い換えると、塩基性薬液がTMAH等の有機アルカリを反応化合物として主に含む場合、結晶粒エッチング速度と結晶粒界エッチング速度とがほぼ等しい。
図16は、第3実施形態に係る基板処理装置1に備えられた処理ユニット2Qの模式図である。図16において、前述の図1〜図15に示された構成と同等の構成については、図1等と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
第3実施形態に係る処理ユニット2Qが第1実施形態に係る処理ユニット2(図3参照)と主に異なる点は、基板Wの上面に供給する酸性薬液の液種を切り替えることができる点である。
第3実施形態によれば、エッチング液の液種が、結晶粒エッチング速度と、結晶粒界エッチング速度とが等しくなるように選択される。そのため、処理対象層除去工程において基板Wに適したエッチング液の液種を選択することができる。
具体的には、酸化流体の液種によるエッチング量の違いを比較するための実験と、酸性薬液の液種によるエッチング量の違いを比較するための実験とを行った。以下の各実験では、トレンチ内の銅配線のリセス量(エッチング量)を測定するために走査型電子顕微鏡(SEM)(日立ハイテクノロジーズ製のSU−8000)を用いて、基板の断面を観察した(後述する図22および図23に関する実験についても同様)。
図17および図18では、過酸化水素水およびフッ酸を用いたサイクルエッチングを「H2O2→HF」で示し、オゾン化脱イオン水およびフッ酸を用いたサイクルエッチングを「DIO3→HF」で示している。
図19および図20では、過酸化水素水およびフッ酸を用いたサイクルエッチングを「H2O2→HF」で示し、過酸化水素水およびクエン酸水溶液を用いたサイクルエッチングを「H2O2→CA」で示している。さらに、過酸化水素水および酢酸水溶液を用いたサイクルエッチングを「H2O2→AA」で示している。
詳しくは、酸性薬液としてフッ酸を用いた場合には、幅が大きくなるとエッチング量が小さくなる傾向がみられ、幅が20nmの銅配線についてのエッチング量が35nmであり、幅が440nmの銅配線についてのエッチング量が10nmであった。この実験では、10秒間のフッ酸処理が10回行われていることに基づいて、エッチング速度の最大値が0.35nm/secであり、エッチング速度の最小値が0.1nm/secであることが計算できる。
それに対して、酸性薬液としてクエン酸水溶液を用いた場合には、幅が20nmの銅配線についてのエッチング量が18nmであり、幅が40nmの銅配線についてのエッチング量が13nmであり、幅が120nmの銅配線についてのエッチング量が13nmであり、幅が440nmの銅配線についてのエッチング量が15nmであった。この実験では、10秒間のクエン酸水溶液処理が5回行われていることに基づいて、エッチング速度の最大値が0.36nm/secであり、エッチング速度の最小値が0.26nm/secであることが計算できる。
酸性薬液として酢酸酸水溶液を用いた場合にも、酸性薬液としてクエン酸水溶液を用いた場合と同様の結果が得られた。詳しくは、酸性薬液として酢酸酸水溶液を用いた場合、幅が20nmの銅配線についてのエッチング量が13nmであり、幅が40nmの銅配線についてのエッチング量が10nmであり、幅が120nmの銅配線についてのエッチング量が13nmであり、幅が440nmの銅配線についてのエッチング量が13nmであった。この実験では、10秒間の酢酸水溶液処理が5回行われていることに基づいて、エッチング速度の最大値は、0.26nm/secであり、エッチング速度の最小値は、0.20nm/secであることが計算できる。
これらの結果は、フッ化水素のサイズ(フッ化物イオンと水素イオンとによって形成されるイオン対の大きさ)が結晶粒界における銅原子同士の間の隙間の大きさよりも小さく、酢酸のサイズ(酢酸イオンと水素イオンとによって形成されるイオン対の大きさ)やクエン酸のサイズ(クエン酸イオンと水素イオンとによって形成されるイオン対の大きさ)が、結晶粒界における銅原子同士の間の隙間の大きさよりも大きいことに基づくと考えられる。
具体的には、図21には、過酸化水素水とフッ酸とを用いたサイクルエッチングにおいて、過酸化水素水の質量パーセント濃度を6%に変更した場合のエッチング量が示されている(「6%H2O2→HF」を参照)。また、図21には、過酸化水素水とフッ酸とを用いたサイクルエッチングにおいて、過酸化水素水の質量パーセント濃度を0.75%に変更した場合のエッチング量が示されている(「0.75%H2O2→HF」)。
具体的には、酸性薬液の液種によるエッチング量の違いを比較するための実験を行った。この実験では、フッ酸と過酸化水素水との混合液によるエッチングを基板に施した後にエッチング量を測定する実験と、クエン酸水溶液と過酸化水素水との混合液によるエッチングを施した後にエッチング量を測定する実験と、酢酸水溶液と過酸化水素水との混合液によるエッチングを施した後にエッチング量を測定する実験とを実行した。
図22および図23では、過酸化水素水およびフッ酸の混合液を用いたエッチングを「H2O2/HF」で示し、過酸化水素水およびクエン酸水溶液の混合液を用いたエッチングを「H2O2/CA」で示している。さらに、過酸化水素水および酢酸水溶液の混合液を用いたエッチングを「H2O2/AA」で示している。
これらの結果から、図17〜図21を用いて説明した互いに異なる幅のトレンチに銅配線が形成された基板にサイクルエッチングを施した後のエッチング量を測定する実験と同様の考察が可能である。すなわち、酢酸およびクエン酸のサイズは結晶粒界における銅原子同士の間の隙間よりも大きいため、酢酸イオンと水素イオンとによって形成されるイオン対やクエン酸イオンと水素イオンとによって形成されるイオン対は、結晶粒界に進入しにくく主に結晶粒の表面付近をエッチングする。そのため、酢酸水溶液またはクエン酸水溶液を酸性薬液として用いた場合には、銅配線幅に関わらずエッチング量が同程度であったものと推察される。
たとえば、基板Wは、銅以外の金属(たとえばクロムやルテニウム)からなる金属層を含んでいてもよい。
また、上述の実施形態では、液体を脱気するために、配管42,43,44,92,94,111,112に介装された脱気ユニット81,82,84,85,126,128を用いている。しかしながら、予め脱気された液体が配管42,43,44,92,94,111,112に供給されてもよい。
トレンチがこれらの形状である場合、トレンチの幅とは、平面視における最大寸法である。具体的には、トレンチが平面視で円形状である場合、トレンチの幅は、当該円形状における直径である。トレンチが平面視で楕円形状である場合、トレンチの幅は、当該楕円形状の長軸である。トレンチが平面視で四角形状である場合、トレンチの幅は、当該四角形状の対角線である。
31 :第1チューブ(酸化流体供給ユニット、変質流体供給ユニット)
32 :第2チューブ(酸性薬液供給ユニット、塩基性薬液供給ユニット、エッチング液供給ユニット)
101 :トレンチ(凹部)
102 :銅配線(被変質層)
103 :酸化銅層(処理対象層)
104 :結晶粒
105 :結晶粒界
106 :隙間
201 :トレンチ(凹部)
203 :ポリシリコン層(処理対象層)
204 :結晶粒
205 :結晶粒界
206 :隙間
W :基板
W1 :基板
Claims (26)
- 複数の凹部が形成された表面を有する基板を処理する基板処理方法であって、
表面が露出するように前記凹部内に形成された処理対象層における処理対象物質の結晶粒に対するエッチング速度と、前記処理対象層における結晶粒界に対するエッチング速度とが等しいエッチング液を前記基板の表面に供給することによって、前記処理対象層の少なくとも一部をエッチングして除去する処理対象層除去工程を含む、基板処理方法。 - 前記エッチング液が、前記処理対象層をエッチングする際に前記処理対象物質と反応する反応化合物として、前記結晶粒界に存在する隙間よりも大きいサイズを有する化合物を主に含む、請求項1に記載の基板処理方法。
- 変質流体を前記基板の表面に供給することによって、表面が露出するように前記凹部内に形成された被変質層の表層を変質させて前記処理対象層を形成する処理対象層形成工程をさらに含む、請求項1または2に記載の基板処理方法。
- 前記処理対象層除去工程における前記基板の表面への前記エッチング液の供給が、前記処理対象層形成工程における前記基板の表面への変質流体の供給が停止された後に開始される、請求項3に記載の基板処理方法。
- 前記処理対象層形成工程が、前記被変質層の表層を変質させて、1原子層または数原子層からなる前記処理対象層を形成する工程を含み、
前記処理対象層除去工程が、前記処理対象層を前記基板の表面から選択的に除去する工程を含む、請求項4に記載の基板処理方法。 - 前記処理対象層形成工程と前記処理対象層除去工程とが交互に複数回実行される、請求項5に記載の基板処理方法。
- 前記処理対象層除去工程における前記基板の表面への前記エッチング液の供給が、前記処理対象層形成工程における前記基板の表面への変質流体の供給と並行して実行される、請求項3に記載の基板処理方法。
- 前記処理対象層形成工程が、前記変質流体としての酸化流体によって、前記被変質層としての金属層の表層を酸化させて、前記処理対象層としての酸化金属層を形成する酸化金属層形成工程を含み、
前記処理対象層除去工程が、前記エッチング液としての酸性薬液によって、前記酸化金属層を前記基板の表面から除去する酸化金属層除去工程を含む、請求項3〜7のいずれか一項に記載の基板処理方法。 - 前記酸性薬液が、有機酸を含む、請求項8に記載の基板処理方法。
- 前記処理対象層除去工程が、前記エッチング液としての塩基性薬液に供給することによって、前記処理対象層としてのポリシリコン層の表層を前記基板の表面から除去するポリシリコン層除去工程を含む、請求項1または2に記載の基板処理方法。
- 前記塩基性薬液が、有機アルカリを含む、請求項10に記載の基板処理方法。
- 前記結晶粒に対するエッチング速度と前記結晶粒界に対するエッチング速度とが等しくなるように、前記処理対象層除去工程において前記基板の表面に供給される前記エッチング液の液種を、複数の前記凹部の幅に応じて複数種のエッチング液のうちから選択するエッチング液種選択工程をさらに含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の基板処理方法。
- 複数の凹部が形成された表面を有する基板を処理する基板処理方法であって、
表面が露出するように前記凹部内に形成された処理対象層における処理対象物質の結晶粒界の密度に関わらず、前記処理対象層に対するエッチング速度が一定であるエッチング液を前記基板の表面に供給することによって、前記処理対象層の少なく一部をエッチングして除去する処理対象層除去工程を含む、基板処理方法。 - 複数の凹部が形成された表面を有する基板を処理する基板処理装置であって、
表面が露出するように前記凹部内に形成された処理対象層において処理対象物質の結晶粒に対するエッチング速度と、前記処理対象層において結晶粒界に対するエッチング速度とが等しいエッチング液を前記基板の表面に供給するエッチング液供給ユニットと、
前記エッチング液供給ユニットから前記基板の表面に前記エッチング液を供給することによって、前記処理対象層の少なくとも一部をエッチングして除去する処理対象層除去工程を実行するコントローラとを含む、基板処理装置。 - 前記エッチング液が、前記処理対象層をエッチングする際に前記処理対象物質と反応する反応化合物として、前記結晶粒界に存在する隙間よりも大きいサイズを有する化合物を主に含む、請求項14に記載の基板処理装置。
- 表面が露出するように前記凹部内に形成された被変質層を変質させて前記処理対象層を形成する変質流体を前記基板の表面に供給する変質流体供給ユニットをさらに含み、
前記コントローラが、前記変質流体供給ユニットから前記基板の表面に前記変質流体を供給することによって、前記被変質層の表層を変質させて前記処理対象層を形成する処理対象層形成工程を実行する、請求項14または15に記載の基板処理装置。 - 前記コントローラが、前記処理対象層形成工程における前記基板の表面への前記変質流体の供給を停止した後に、前記処理対象層除去工程における前記基板の表面への前記エッチング液の供給を開始する、請求項16に記載の基板処理装置。
- 前記コントローラが、前記処理対象層形成工程において、前記被変質層の表層を変質させて、1原子層または数原子層からなる前記処理対象層を形成し、前記処理対象層除去工程において、前記処理対象層を前記基板の表面から選択的に除去する、請求項17に記載の基板処理装置。
- 前記コントローラが、前記処理対象層形成工程と前記処理対象層除去工程とを交互に複数回実行する、請求項18に記載の基板処理装置。
- 前記コントローラが、前記処理対象層除去工程における前記基板の表面への前記エッチング液の供給と、前記処理対象層形成工程における前記基板の表面への変質流体の供給とを並行して実行する、請求項16に記載の基板処理装置。
- 前記変質流体供給ユニットが、前記変質流体としての酸化流体を前記基板の表面に供給する酸化流体供給ユニットを含み、
前記エッチング液供給ユニットが、前記エッチング液としての酸性薬液を前記基板の表面に供給する酸性薬液供給ユニットを含み、
前記コントローラが、前記処理対象層形成工程において、前記酸化流体供給ユニットから前記基板の表面に前記酸化流体を供給することによって、前記被変質層としての金属層の表層を酸化させて、前記処理対象層としての酸化金属層を形成する酸化金属層形成工程と、前記処理対象層除去工程において、前記酸性薬液供給ユニットから前記基板の表面に前記酸性薬液を供給することによって、前記酸化金属層を前記基板の表面から除去する酸化金属層除去工程とを実行する、請求項16〜20のいずれか一項に記載の基板処理装置。 - 前記酸性薬液が、有機酸を含む、請求項21に記載の基板処理装置。
- 前記エッチング液供給ユニットが、前記処理対象層としてのポリシリコン層を前記基板の表面から除去する前記エッチング液としての塩基性薬液を前記基板の表面に供給する塩基性薬液供給ユニットを含む、請求項14または15に記載の基板処理装置。
- 前記塩基性薬液が、有機アルカリを含む、請求項23に記載の基板処理装置。
- 前記コントローラが、前記結晶粒に対するエッチング速度と前記結晶粒界に対するエッチング速度とが等しくなるように、前記処理対象層除去工程において前記基板の表面に供給される前記エッチング液の液種を、複数の前記凹部の幅に応じて複数種のエッチング液のうちから選択するエッチング液種選択工程を実行する、請求項14〜24のいずれか一項に記載の基板処理装置。
- 複数の凹部が形成された表面を有する基板を処理する基板処理装置であって、
表面が露出するように前記凹部内に形成された処理対象層における処理対象物質の結晶粒界の密度に関わらず、前記処理対象層に対するエッチング速度が一定であるエッチング液を前記基板の表面に供給するエッチング液供給ユニットと、
前記エッチング液供給ユニットから前記基板の表面に前記エッチング液を供給することによって、前記処理対象層の少なくとも一部をエッチングして除去する処理対象層除去工程を実行するコントローラとを含む、基板処理装置。
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