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JP2020048184A - 高周波電力増幅器及び電力増幅モジュール - Google Patents

高周波電力増幅器及び電力増幅モジュール Download PDF

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JP2020048184A JP2019122978A JP2019122978A JP2020048184A JP 2020048184 A JP2020048184 A JP 2020048184A JP 2019122978 A JP2019122978 A JP 2019122978A JP 2019122978 A JP2019122978 A JP 2019122978A JP 2020048184 A JP2020048184 A JP 2020048184A
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Kenji Sasaki
健次 佐々木
大部 功
Isao Obe
功 大部
孝幸 筒井
Takayuki Tsutsui
孝幸 筒井
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】増幅用のヘテロ接合バイポーラトランジスタの温度の上昇時における動作の熱的安定性の低下を抑制することができる高周波電力増幅器を提供する。【解決手段】半導体チップが、高周波信号を増幅する少なくとも1つの第1トランジスタと、第1トランジスタに接続された第1外部接続用導電部材と、第1トランジスタにバイアス電圧を与える第2トランジスタを含むバイアス回路と、第2トランジスタに接続された第2外部接続用導電部材とを含む。平面視において、第2外部接続用導電部材は第2トランジスタと少なくとも部分的に重なっている。【選択図】図3

Description

本発明は、高周波電力増幅器及び電力増幅モジュールに関する。
携帯端末等の高周波電力増幅器にヘテロ接合バイポーラトランジスタが用いられている。下記の特許文献1及び特許文献2に、温度補償されたベースバイアス電位を、増幅回路のヘテロ接合バイポーラトランジスタに供給する高周波電力増幅器が開示されている。
特許文献1に開示された高周波電力増幅器のベースバイアス回路においては、温度検出用のダイオード接続されたトランジスタが、増幅用のバイポーラトランジスタの近傍に配置されている。特許文献2に開示された高周波電力増幅器のベースバイアス回路は、高周波増幅部のバイポーラトランジスタの温度上昇に応じてバイアス電圧を低下させるバイアス電圧低下部を備えている。バイアス電圧低下部はダイオードを有しており、このダイオードのカソードが、高周波増幅部のバイポーラトランジスタのエミッタに接続された金属配線と熱的に結合している。
特開2001−274636号公報 特開2002−217378号公報
温度検出用のダイオード等の素子をヘテロ接合バイポーラトランジスタの近傍に配置することにより、ヘテロ接合バイポーラトランジスタの熱的安定性を高めている。本願の発明者によるシミュレーションによると、温度検出用の素子を増幅用のヘテロ接合バイポーラトランジスタの近傍に配置しただけでは、高周波電力増幅器の動作の熱的安定性が十分でない場合があることが判明した。これは、ベースバイアス回路のエミッタフォロワトランジスタ(駆動用トランジスタ)が増幅回路の発熱の影響を受けることにより、駆動用トランジスタのhFEが低下し、電流供給能力が下がるためと考えられる。
本発明の目的は、増幅用のヘテロ接合バイポーラトランジスタの温度の上昇時における動作の熱的安定性の低下を抑制することができる高周波電力増幅器を提供することである。本発明の他の目的は、この高周波電力増幅器を有する電力増幅モジュールを提供することである。
本発明の一観点によると、
基板に形成され、高周波信号を増幅する少なくとも1つの第1トランジスタと、
前記第1トランジスタに接続された第1外部接続用導電部材と、
前記第1トランジスタにバイアス電圧を与える第2トランジスタを含むバイアス回路と、
前記第2トランジスタに接続された第2外部接続用導電部材と
を含む半導体チップを有し、
平面視において、前記第2外部接続用導電部材は前記第2トランジスタと少なくとも部分的に重なっている高周波電力増幅器が提供される。
本発明の他の観点によると、
半導体チップと、
前記半導体チップが実装されたモジュール基板と
を有し、
前記半導体チップは、
高周波信号を増幅する少なくとも1つの第1トランジスタと、
前記第1トランジスタに接続された第1外部接続用導電部材と、
前記第1トランジスタにバイアス電圧を与える第2トランジスタを含むバイアス回路と、
前記第2トランジスタに接続された第2外部接続用導電部材と
を含み、
平面視において、前記第2外部接続用導電部材は前記第2トランジスタと少なくとも部分的に重なっており、
前記モジュール基板は、
誘電体材料で形成された誘電体部分と、
前記第1外部接続用導電部材及び前記第2外部接続用導電部材にそれぞれ対向し、前記第1外部接続用導電部材及び前記第2外部接続用導電部材にそれぞれ接続された第1ランド及び第2ランドと、
前記誘電体部分の内層に配置されて前記第2ランドに接続され、平面視において前記第2ランドを内包する大きさ及び形状を持つ導体パターンと
を有する電力増幅モジュールが提供される。
第2トランジスタと第2外部接続用導電部材とを、平面視において部分的に重ねて配置すると、第2トランジスタからの放熱特性が高まる。その結果、第2トランジスタの温度上昇が抑制され、高周波電力増幅器の動作の熱的安定性の低下を抑制することができる。
図1は、第1実施例による高周波電力増幅器のブロック図である。 図2は、出力段増幅回路及び出力段バイアス回路(図1)の等価回路図である。 図3は、第1実施例による高周波電力増幅器の複数の構成要素の半導体チップ上における平面レイアウトを示す図である。 図4は、第1実施例による高周波電力増幅器(図1)の第1トランジスタQ1及び第2トランジスタQ2の断面図である。 図5Aから図5Fまでの図面は、それぞれシミュレーション対象であるサンプルの第1トランジスタQ1、第2トランジスタQ2、第3トランジスタQ3、及び第4トランジスタQ4のレイアウト、及び第2パッドの平面的な位置関係を示す図である。 図6は、図5Aから図5Fまでの図面に示したサンプルのシミュレーション結果を示すグラフである。 図7は、第1実施例の変形例による高周波電力増幅器の複数の構成要素の半導体チップ上における平面レイアウトを示す図である。 図8は、第2実施例による高周波電力増幅器の出力段増幅回路及び出力段バイアス回路の等価回路図である。 図9は、第3実施例による高周波電力増幅器の出力段増幅回路及び出力段バイアス回路の等価回路図である。 図10A、図10B、及び図10Cは、第3実施例の変形例による高周波電力増幅器の出力段増幅回路及び出力段バイアス回路の等価回路図である。 図11A、図11B、及び図11Cは、第3実施例の他の変形例による高周波電力増幅器の出力段増幅回路及び出力段バイアス回路の等価回路図である。 図12は、第3実施例のさらに他の変形例による高周波電力増幅器の出力段増幅回路及び出力段バイアス回路の等価回路図である。 図13は、第4実施例による高周波電力増幅器の断面図である。
[第1実施例]
図1から図6までの図面を参照して、第1実施例による高周波電力増幅器について説明する。
図1は、第1実施例による高周波電力増幅器40のブロック図である。高周波信号入力端子RFinから入力された入力信号が入力整合回路43を介して初段増幅回路41に入力される。初段増幅回路41で増幅された信号が段間整合回路44を介して出力段増幅回路42に入力される。出力段増幅回路42で増幅された信号が出力整合回路45を介して高周波信号出力端子RFoutから出力される。
バイアス電圧入力端子Vbatから初段バイアス回路46及び出力段バイアス回路47にバイアス用の電源電圧が供給される。初段バイアス制御端子Vbias1から入力されるバイアス制御信号に基づいて、初段バイアス回路46が初段増幅回路41にバイアス電圧を供給する。出力段バイアス制御端子Vbias2から入力されるバイアス制御信号に基づいて、出力段バイアス回路47が出力段増幅回路42にバイアス電圧を供給する。初段増幅回路用電源電圧供給端子Vcc1からインダクタ48を介して、初段増幅回路41に電源電圧が印加される。出力段増幅回路用電源電圧供給端子Vcc2からインダクタ49を介して、出力段増幅回路42に電源電圧が印加される。
初段増幅回路41、段間整合回路44、出力段増幅回路42、初段バイアス回路46、及び出力段バイアス回路47が、1つの半導体チップ50に組み込まれる。入力整合回路43、出力整合回路45、インダクタ48、49は、半導体チップ50が実装されるモジュール基板に搭載される。半導体チップ50の種々の入出力端子は、半導体チップ50の上面に設けられたパッド及びパッド上のバンプにより構成される。なお、第1実施例では入力整合回路43及び出力整合回路45がモジュール基板に搭載されるが、入力整合回路43及び出力整合回路45の全体または一部を半導体チップ50に組み込んでもよい。
図2は、出力段増幅回路42及び出力段バイアス回路47(図1)の等価回路図である。初段増幅回路41及び初段バイアス回路46の基本的な回路構成は、出力段増幅回路42及び出力段バイアス回路47の基本的な回路構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
増幅用の第1トランジスタQ1、DCカット容量C0、及びベースバラスト抵抗R1が1つの基本セルを構成している。DCカット容量C0及びベースバラスト抵抗R1は、共に第1トランジスタQ1のベースに接続されている。出力段増幅回路42は、相互に並列に接続された複数(例えば16個)の基本セルを含む。第1トランジスタQ1の各々は、ヘテロ接合バイポーラトランジスタである。段間整合回路44からDCカット容量C0を介して第1トランジスタQ1の各々のベースに高周波信号が入力される。出力段バイアス回路47からベースバラスト抵抗R1を介して第1トランジスタQ1の各々のベースにベースバイアス電圧が供給される。ベースバラスト抵抗R1は第1トランジスタQ1の熱暴走を抑制する機能を持つ。第1トランジスタQ1は、例えばヘテロ接合バイポーラトランジスタである。
複数の第1トランジスタQ1の各々のコレクタにインダクタ49を介して電源電圧が供給される。複数の第1トランジスタQ1の各々のエミッタは接地されている。
出力段バイアス回路47は、第1トランジスタQ1にベースバイアス電圧を与えるエミッタフォロワトランジスタとして機能する第2トランジスタQ2を含む。第2トランジスタQ2は、例えばヘテロ接合バイポーラトランジスタである。第2トランジスタQ2のエミッタが、抵抗R2を介して複数の第1トランジスタQ1の各々のベースバラスト抵抗R1に接続されている。第2トランジスタQ2のコレクタは、バイアス電圧入力端子Vbatに接続されている。
第3トランジスタQ3と第4トランジスタQ4とが直列に接続されて温度特性補正回路S1を構成する。第3トランジスタQ3及び第4トランジスタQ4は、例えばヘテロ接合バイポーラトランジスタである。第3トランジスタQ3及び第4トランジスタQ4の各々において、コレクタとベースとが結線されている。トランジスタのコレクタとベースとを接続する形態は、ダイオード接続と呼ばれる。ダイオード接続された第3トランジスタQ3と第4トランジスタQ4とは、ダイオードとして機能する。また、第4トランジスタQ4のベースと第2トランジスタQ2のベースとが接続されており、カレントミラーを構成する。
出力段バイアス制御端子Vbias2が、抵抗R3及び温度特性補正回路S1を介してグランドに接続されている。温度特性補正回路S1のダイオード接続された第3トランジスタQ3及び第4トランジスタQ4の各々は順方向に接続されており、抵抗R3と温度特性補正回路S1とが相互に接続された点(第4トランジスタQ4のベース)の電圧が第2トランジスタQ2のベースに印加される。第2トランジスタQ2のベースは、バイパス容量C1を介してグランドに接続されている。
第3トランジスタQ3は、例えば後に図3を参照して説明するように、第1トランジスタQ1の近傍に配置されており、第1トランジスタQ1の熱影響を受け、温度補償用素子として機能する。第1トランジスタQ1の温度上昇に伴って、第3トランジスタQ3の温度も上昇し、その結果、第3トランジスタQ3のコレクタエミッタ間電圧が低下し、第2トランジスタQ2のベースに供給されるバイアス電圧が低下する。第2トランジスタQ2のベースに供給されるバイアス電圧が低下すると、第1トランジスタQ1のベースに供給されるバイアス電圧及び電流も低下する。このように、第3トランジスタQ3からなる温度補償用素子は、温度の上昇に伴って、第1トランジスタQ1のベースに供給されるバイアス電圧及び電流を低下させる方向に第2トランジスタQ2を制御する。すなわち、温度補償用素子としての第3トランジスタQ3は、第1トランジスタQ1の温度上昇に伴ってコレクタ電流が増加すると、コレクタ電流の増加を抑制させるようにフィードバックを行う。
図3は、第1実施例による高周波電力増幅器40を構成する半導体チップ50内の各構成要素の平面レイアウトを示す図である。初段増幅回路41、出力段増幅回路42、初段バイアス回路46、出力段バイアス回路47等を形成する領域が、半導体チップ50の上面に確保されている。その他に、整合回路、保護回路、外部接続用の端子等を形成する領域が確保されている。
16個の第1トランジスタQ1は出力段増幅回路42用に確保された領域内に配置されている。複数の第1トランジスタQ1は8個ずつの2つのグループに分けられ、2つのグループに対応して2つの第1パッド51及び2つの第1バンプ52が配置されている。本明細書において、第1パッド51と、それに対応する第1バンプ52とを第1外部接続用導電部材53という。平面視において、複数の第1トランジスタQ1は、第1外部接続用導電部材53に少なくとも部分的に重なるように配置されている。ここで、トランジスタが平面視において特定の部材と重なるとは、平面視においてトランジスタのコレクタ層、ベース層、及びエミッタ層の少なくとも1つの層が当該特定の部材と重なることを意味する。また、「部分的に重なる」とは、一方の部材の少なくとも一部分が、他方の部材の少なくとも一部分に重なることを意味する。例えば、複数の第1トランジスタQ1は、平面視において第1パッド51及び第1バンプ52の内側に配置されている。第1バンプ52は、第1パッド51を介して第1トランジスタQ1に接続されている。
出力段バイアス回路47の第2トランジスタQ2及び第4トランジスタQ4は、出力段バイアス回路47用に確保された領域内に配置されている。すなわち、第2トランジスタQ2及び第4トランジスタQ4は、第1トランジスタQ1とは重ならない位置に、第1トランジスタQ1から離れて配置されている。出力段バイアス回路47の温度補償用素子として機能する第3トランジスタQ3は、出力段バイアス回路47用に確保された領域ではなく、出力段増幅回路42用に確保された領域内に配置されている。すなわち、第3トランジスタQ3は、第1トランジスタQ1の近傍に配置されている。より具体的には、第1トランジスタQ1の2つのグループの間に、第1トランジスタQ1に近接して配置されている。複数の第1トランジスタQ1から第2トランジスタQ2までの重心間の最短距離が、複数の第1トランジスタQ1から第3トランジスタQ3までの重心間の最短距離より長い。
次に、複数の第1トランジスタQ1から第2トランジスタQ2までの重心間の最短距離の定義について説明する。第1トランジスタQ1及び第2トランジスタの各々は、後に図4を参照して説明するように、コレクタ層の少なくとも一部を含むコレクタメサ、ベース層を含むベースメサ、及びエミッタ層を含むエミッタメサで構成される。なお、平面視においてベースメサがコレクタメサと一致する構成を採用する場合もある。
平面視において、複数の第1トランジスタQ1の各々のエミッタメサの重心(幾何中心)から第2トランジスタQ2のエミッタメサの重心までの距離を重心間の距離ということとする。複数の第1トランジスタQ1から第2トランジスタQ2までの重心間の距離のうち最も短いものを、複数の第1トランジスタQ1から第2トランジスタQ2までの重心間の最短距離と定義する。複数の第1トランジスタQ1から第3トランジスタQ3までの重心間の最短距離の定義も同様である。
第2バンプ56が第2パッド55を介して第2トランジスタQ2に接続されている。本明細書において、第2パッド55と、それに対応する第2バンプ56とを第2外部接続用導電部材57という。第2外部接続用導電部材57は、バイアス電圧入力端子Vbat(図2)に相当する。第2トランジスタQ2及び第4トランジスタQ4は、平面視において第2外部接続用導電部材57と少なくとも部分的に重なるように配置されている。例えば、第2トランジスタQ2及び第4トランジスタQ4は、平面視において第2パッド55の内側に配置される。
上述のように、第1トランジスタQ1及び第1パッド51は、トランジスタの真上にパッドが配置されている、いわゆるパッドオンエレメント(POE)構造とされている。同様に、第2トランジスタQ2及び第2パッド55もPOE構造とされている。第1実施例による高周波電力増幅器40を構成する半導体チップ50は、第1バンプ52及び第2バンプ56が形成された面をモジュール基板に対向させてフェイスダウン実装される。
図4は、第1実施例による高周波電力増幅器40(図1)の第1トランジスタQ1及び第2トランジスタQ2の断面図である。半絶縁性のGaAsからなる基板60の上にn型GaAsからなる層が形成されている。この層の一部の領域61Iは、イオン注入によって絶縁化されている。このn型GaAsからなる層のうち絶縁化されていない領域をサブコレクタ層61という。サブコレクタ層61の上に第1トランジスタQ1及び第2トランジスタQ2が配置されている。第1トランジスタQ1は、コレクタ層Q1C、ベース層Q1B、及びエミッタ層Q1Eを含む。第2トランジスタQ2は、コレクタ層Q2C、ベース層Q2B、及びエミッタ層Q2Eを含む。第1トランジスタQ1が配置されているサブコレクタ層61と、第2トランジスタQ2が配置されているサブコレクタ層61とは、絶縁化された領域61Iによって電気的に分離されている。コレクタ層Q1C、Q2Cはn型GaAsで形成され、ベース層Q1B、Q2Bはp型GaAsで形成されている。エミッタ層Q1E、Q2Eはn型InGaP等で形成される。
コレクタ層Q1C、Q2Cは、それぞれメサ状のコレクタメサCMを構成しており、ベース層Q1B、Q2Bは、それぞれメサ状のベースメサBMを構成しており、エミッタ層Q1E、Q2Eは、それぞれメサ状のエミッタメサEMを構成している。図4では、平面視において、コレクタメサCMとベースメサBMとが一致している場合を示しているが、コレクタメサCMの上面よりベースメサBMの下面を小さくし、コレクタメサCMの上面とベースメサBMの上面との間に段差を設けてもよい。
サブコレクタ層61の上に配置されたコレクタ電極62が、サブコレクタ層61を介して第1トランジスタQ1のコレクタ層にオーミックに接続されている。ベース電極63及びエミッタ電極64が、それぞれ第1トランジスタQ1のベース層及びエミッタ層にオーミックに接続されている。同様に、サブコレクタ層61の上に配置されたコレクタ電極65が、サブコレクタ層61を介して第2トランジスタQ2のコレクタ層にオーミックに接続されている。ベース電極66及びエミッタ電極67が、それぞれ第2トランジスタQ2のベース層及びエミッタ層にオーミックに接続されている。
コレクタ電極62、65の上に、それぞれコレクタ配線72、75が配置されている。エミッタ電極64、67の上に、それぞれエミッタ配線74、77が配置されている。これらの配線を覆うように、絶縁膜80が形成されている。なお、コレクタ電極62、65、エミッタ電極64、67等と、これらの配線との間に絶縁膜が配置されているが、図4ではこの絶縁膜の記載を省略している。
絶縁膜80の上に第1パッド51及び第2パッド55が配置されている。第1パッド51は、絶縁膜80に設けられた開口を通ってエミッタ配線74に接続されている。第2パッド55は、絶縁膜80に設けられた他の開口を通ってコレクタ配線75に接続されている。平面視において、第1パッド51は第1トランジスタQ1と少なくとも部分的に重なり、第2パッド55は第2トランジスタQ2と少なくとも部分的に重なるように配置されている。
第1パッド51及び第2パッド55を覆うように、絶縁膜80の上に保護膜81が配置されている。保護膜81に、第1パッド51及び第2パッド55の上面の一部の領域をそれぞれ露出させる開口82、86が形成されている。開口82内に露出した第1パッド51の上に第1バンプ52が配置されており、開口86内に露出した第2パッド55の上に第2バンプ56が配置されている。第1バンプ52及び第2バンプ56の各々は、銅等からなる金属ピラーと、その上面に配置されたハンダ層とを有する。
次に、第1実施例の優れた効果について説明する。
出力段増幅回路42が動作すると第1トランジスタQ1(図2)の温度が上昇する。第1トランジスタQ1の温度上昇の影響を受けて第2トランジスタQ2の温度が上昇すると、第2トランジスタQ2のhFEが低下することにより第1トランジスタQ1へのベース電流の供給能力が低下する。第1トランジスタQ1へのベース電流の供給能力が低下すると、十分な温度補償制御を行うことができなくなる。特に、半導体チップ50をフェイスダウン実装する場合には放熱経路がバンプに限定されるため、半導体チップ50をヒートシンクに接着する構成と比べて基板60(図4)に熱がこもりやすくなる。その結果、第2トランジスタQ2が第1トランジスタQ1の温度上昇の影響を受けやすくなる。例えば、半導体チップ50をヒートシンクに接着して、ワイヤボンディングで接続を行った場合には、半導体チップ50の発熱箇所以外の温度は、ほぼ25℃である。これに対し、フェイスダウン実装した場合には、発熱箇所以外の半導体チップ50の温度が40℃程度まで上昇する。
第1実施例では、第2トランジスタQ2と第2パッド55とをPOE構造としているため、第2トランジスタQ2から第2パッド55及び第2バンプ56(図4)、すなわち第2外部接続用導電部材57を介した放熱経路の熱抵抗が小さくなる。このため、第2トランジスタQ2の温度上昇を抑制することができる。これにより、第1トランジスタQ1の温度が上昇しても、第2トランジスタQ2の温度上昇が抑制される。その結果、第1トランジスタQ1へのベース電流の供給能力の低下を抑制することができる。
次に、図5Aから図6までの図面を参照して、第1実施例の優れた効果を確認するために行ったシミュレーションについて説明する。第1トランジスタQ1、第2トランジスタQ2、第3トランジスタQ3、及び第4トランジスタQ4の位置関係が異なり、第2トランジスタQ2へのPOE構造の適用の有無が異なる6個のサンプルについて、電気−熱解析シミュレーションを行った。
図5Aから図5Fまでの図面は、それぞれシミュレーション対象であるサンプルの第1トランジスタQ1、第2トランジスタQ2、第3トランジスタQ3、及び第4トランジスタQ4のレイアウト、及び第2バンプ56の平面的な位置関係を示す図である。
図5Aから図5Fまでに示したいずれのサンプルにおいても、16個の第1トランジスタQ1が、図において縦方向に延びる直線に沿って一列に並んで配置されている。16個の第1トランジスタQ1に、上端から下端に向かって1から16まで通し番号を付したとき、1番目から8番目までの第1トランジスタQ1、及び9番目から16番目までの第1トランジスタQ1は等ピッチ(40μmピッチ)で配置されている。8番目の第1トランジスタQ1と9番目の第1トランジスタQ1との中心間距離は、他の第1トランジスタQ1のピッチより大きい。8番目の第1トランジスタQ1と9番目の第1トランジスタQ1との間に第3トランジスタQ3が配置されている。
図5A及び図5Dに示したサンプルでは、第2トランジスタQ2が、第1トランジスタQ1の列を下方向に延長した延長線上に配置されており、16番目(下端)の第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2との中心間距離は31.4μmである。第4トランジスタQ4は、第1トランジスタQ1の列を下方向に延長した延長線から左方向に外れた位置に配置されている。下端の第2トランジスタQ2と第4トランジスタQ4との中心間距離は、等ピッチで配列した第1トランジスタQ1のピッチの約5倍、具体的には190μmである。
図5B及び図5Eに示したサンプルの第4トランジスタQ4の位置は、図5A及び図5Bに示したサンプルの第4トランジスタQ4の位置と同一である。図5B及び図5Eに示したサンプルでは、第2トランジスタQ2が第4トランジスタQ4の近傍に配置されている。第2トランジスタQ2と第4トランジスタQ4との中心間距離は22.8μmである。すなわち、図5B及び図5Eに示したサンプルでは、図5A及び図5Dに示したサンプルと比べて、第2トランジスタQ2が第1トランジスタQ1からより遠くに離れて配置されている。
図5C及び図5Fに示したサンプルでは、第2トランジスタQ2及び第4トランジスタQ4が、図5B及び図5Eに示したサンプルと比べて16番目(下端)の第1トランジスタQ1からより遠くに離れて配置されている。図5C及び図5Fに示したサンプルにおける下端の第1トランジスタQ1から第2トランジスタQ2までの距離は、図5B及び図5Eに示したサンプルにおける当該距離の約2倍、具体的には375μmである。
図5A、図5B、及び図5Cに示したサンプルでは、第2トランジスタQ2にPOE構造が採用されていない。図5D、図5E、及び図5Fに示したサンプルでは、第2トランジスタQ2にPOE構造が採用されている。すなわち、第2トランジスタQ2と重なるように第2パッド55が配置されている。
図5Aから図5Fまでのサンプルの第1トランジスタQ1のDC動作をシミュレーションで解析した。具体的には、出力段バイアス制御端子Vbias2から流入する電流が一定の3.6mAになる条件とし、コレクタエミッタ間電圧Vceを変化させて、熱的定常状態になったときの第1トランジスタQ1のコレクタ電流を求めた。
図6は、図5Aから図5Fまでの図面に示したサンプルのシミュレーション結果を示すグラフである。図6の横軸は第1トランジスタQ1のコレクタエミッタ間電圧Vceを単位「V」で表し、縦軸は16個の第1トランジスタQ1の合計のコレクタ電流Iceを単位「A」で表す。図5Aのサンプルのシミュレーション結果を丸記号と破線で表し、図5Bのサンプルのシミュレーション結果を三角記号と破線で表し、図5Cのサンプルのシミュレーション結果を四角記号と破線で表す。図5Dのサンプルのシミュレーション結果を丸記号と実線で表し、図5Eのサンプルのシミュレーション結果を三角記号と実線で表し、図5Fのサンプルのシミュレーション結果を四角記号と実線で表す。
図5A、図5B、図5Cのサンプルのシミュレーション結果を比較すると、第2トランジスタQ2を第1トランジスタQ1に近付けるほど、コレクタエミッタ間電圧Vceに対するコレクタ電流Iceの関係を示すグラフ(以下、Vce−Iceカーブという。)の傾きが大きくなることがわかる。Vce−Iceカーブの傾きが大きいことは、第1トランジスタQ1の動作が発熱の影響を受けやすいことを意味する。
図5Aのサンプルと図5Dのサンプルとの比較、図5Bのサンプルと図5Eのサンプルとの比較、及び図5Cのサンプルと図5Fのサンプルとの比較から、第2トランジスタQ2にPOE構造を採用すると、Vce−Iceカーブの傾きが小さくなることがわかる。これは、第2トランジスタQ2からの放熱特性が改善され、第2トランジスタQ2の温度上昇が抑制されたためである。
図5Bのサンプル、図5Cのサンプル、及び図5Eのサンプルのシミュレーション結果を比較すると、以下の知見が得られる。第2トランジスタQ2を第1トランジスタQ1から遠ざけるよりも、第1トランジスタQ1から第2トランジスタQ2までの距離を変えずに第2トランジスタQ2にPOE構造を採用する方が、Vce−Iceカーブの傾きを小さくする効果が高い。フェイスダウン実装の場合には、基板に熱がこもりやすいため、第2トランジスタQ2を第1トランジスタQ1から遠ざけても、第2トランジスタQ2が第1トランジスタQ1からの熱的影響を低減させる効果が低いためと考えられる。特に、フェイスダウン実装の場合には、第2トランジスタQ2にPOE構造を採用することにより、第2トランジスタQ2の温度上昇を抑制する効果が高くなる。
次に、第1実施例の変形例について説明する。
第1実施例では、各々が8個の第1トランジスタQ1で構成されている2つのグループの間に第3トランジスタQ3(図3)が配置されている。第3トランジスタQ3は、2つのグループの間以外に、第1トランジスタQ1の近傍に配置してもよい。ここで、「近傍」とは、第3トランジスタQ3が第1トランジスタQ1の温度上昇による熱的影響を受ける程度の近さを意味する。
次に、第3トランジスタQ3が第1トランジスタQ1の近傍に配置される具体例について説明する。平面視において、第3トランジスタQ3と第1トランジスタQ1との間に、第1トランジスタQ1及び第3トランジスタQ3のいずれにも直接接続されていない配線や、他の電子素子を配置すると、第3トランジスタQ3と第1トランジスタQ1との間隔を、両者の間に配置される電子素子や配線の寸法に応じて広げなければない。第3トランジスタQ3が第1トランジスタQ1から熱的影響を受ける程度の近さに配置するために、両者の間に、第1トランジスタQ1及び第3トランジスタQ3のいずれにも直接接続されていない配線や、他の電子素子を配置しない構成とすることが好ましい。
例えば、平面視において第1トランジスタQ1と第3トランジスタQ3とを最短距離で結ぶ線分が、第1トランジスタQ1及び第3トランジスタQ3のいずれにも直接接続されていない配線や、他の電子素子と交差しない構成とすることが好ましい。ここで、平面視において2つのトランジスタを結ぶ線分とは、一方のトランジスタのコレクタ層、ベース層、及びエミッタ層のいずれかと、他方のトランジスタのコレクタ層、ベース層、及びエミッタ層のいずれかとを結ぶ線分を意味する。
平面視において第1トランジスタQ1と第3トランジスタQ3とを最短距離で結ぶ線分は1本とは限らない。例えば、第1トランジスタQ1及び第3トランジスタQ3の平面視における形状が長方形であり、2つの長方形の辺同士が平行に配置されて相互に対向している場合、平面視において両者を最短距離で結ぶ線分は無数に存在する。
第1実施例では、第3トランジスタQ3(図2、図3)を温度補償用素子として用いたが、第3トランジスタQ3の代わりに第4トランジスタQ4を温度補償用素子として用いてもよい。この場合には、第4トランジスタQ4を第1トランジスタQ1に近接して配置し、第3トランジスタQ3を第1トランジスタQ1から遠ざけて配置すればよい。また、第3トランジスタQ3及び第4トランジスタQ4の両方を温度補償用素子として用いてもよい。この場合には、第3トランジスタQ3及び第4トランジスタQ4の両方を第1トランジスタQ1に近接して配置すればよい。
温度補償用素子として用いられる第3トランジスタQ3以外の出力段バイアス回路47の回路素子(バイアス素子)に対しても、POE構造を採用するとよい。すなわち、第4トランジスタQ4、バイパス容量C1、抵抗R3に対しても、POE構造を採用するとよい。これにより、これらのバイアス素子の温度上昇を抑制することができる。その結果、出力段バイアス回路47が、第1トランジスタQ1の発熱の影響を受けにくくなり、動作が安定するという効果が得られる。出力段バイアス回路47のこれらのバイアス素子を、平面視において第2パッド55と部分的に重なるように配置したPOE構造を採用してもよい。
第1実施例では、第1トランジスタQ1として、GaAs/InGaP系のヘテロ接合バイポーラトランジスタを用いたが、その他の化合物半導体からなるヘテロ接合バイポーラトランジスタを用いてもよい。
第1実施例では、第1パッド51と第1バンプ52が第1外部接続用導電部材53を構成し、第2パッド55と第2バンプ56が第2外部接続用導電部材57を構成している。第1パッド51を配置することなく、第1バンプ52のみで第1外部接続用導電部材53を構成してもよい。同様に、第2パッド55を配置することなく、第2バンプ56のみで第2外部接続用導電部材57を構成してもよい。
次に、図7を参照して第1実施例の他の変形例について説明する。
図7は、本変形例による高周波電力増幅器40を構成する半導体チップ50内の各構成要素の平面レイアウトを示す図である。第1実施例(図3)では、平面視において複数の第1トランジスタQ1が第1外部接続用導電部材53に包含されている。これに対して本変形例では、平面視において複数の第1トランジスタQ1の各々の一部分が、第1外部接続用導電部材53の外側まではみ出している。このように、平面視において第1外部接続用導電部材53を、複数の第1トランジスタQ1と部分的に重なるように配置してもよい。
第1実施例では、第1トランジスタQ1のエミッタに接続された第1外部接続用導電部材53(図3)を、平面視において第1トランジスタQ1と重ねるように配置しているが、第1トランジスタQ1のコレクタに接続された外部接続用導電部材を、平面視において第1トランジスタQ1と重ねてもよい。
第1実施例では、第1トランジスタQ1としてヘテロ接合バイポーラトランジスタを用いたが、電界効果トランジスタを用いてもよい。この場合、第1外部接続用導電部材53を第1トランジスタQ1のドレインに接続するとよい。第2トランジスタQ2は、第1トランジスタQ1のゲートにバイアス電圧を与えるようにするとよい。
電界効果トランジスタである第1トランジスタQ1のソースに接続された外部接続用導電部材を、平面視において第1トランジスタQ1に重ねて配置してもよい。
[第2実施例]
次に、図8を参照して第2実施例による高周波電力増幅器について説明する。以下、第1実施例による高周波電力増幅器(図1、図2、図3、図4)と共通の構成については説明を省略する。
図8は、第2実施例による高周波電力増幅器の出力段増幅回路42及び出力段バイアス回路47の等価回路図である。第2実施例では、バイアス電圧入力端子Vbatと第2トランジスタQ2のコレクタとの間に抵抗R4が挿入されている。第2トランジスタQ2のエミッタが抵抗R5を介して第3トランジスタQ3のベースに接続されている。第1トランジスタQ1及び第3トランジスタQ3に、第2トランジスタQ2からベースバイアス電圧が供給される。第3トランジスタQ3のベースとコレクタとの間に容量C2が挿入されている。
さらに、第4トランジスタQ4のコレクタが抵抗R6及び抵抗R3を介して出力段バイアス制御端子Vbias2に接続されている。さらに、第3トランジスタQ3のコレクタ及び第4トランジスタQ4のエミッタが、抵抗R7及び抵抗R3を介して出力段バイアス制御端子Vbias2に接続されている。
第2実施例においても、第3トランジスタQ3が温度補償用素子として機能する。従って、第1実施例と同様に、第3トランジスタQ3が第1トランジスタQ1の近傍に配置される。また、第1実施例と同様に、第2トランジスタQ2が第1トランジスタQ1から遠ざけて配置され、第2トランジスタQ2にPOE構造が採用される。このような配置にすることにより、第2実施例においても第1実施例と同様の優れた効果が得られる。
[第3実施例]
次に、図9を参照して第3実施例による高周波電力増幅器について説明する。以下、第2実施例による高周波電力増幅器(図8)と共通の構成については説明を省略する。
図9は、第3実施例による高周波電力増幅器の出力段増幅回路42及び出力段バイアス回路47の等価回路図である。第8実施例の出力段バイアス回路47は、第2実施例による出力段バイアス回路47から第4トランジスタQ4(図8)を取り除いた構成と同一である。第3実施例においても、第3トランジスタQ3が温度補償用素子として機能する。第3実施例においても、第2実施例と同様の優れた効果が得られる。
次に、図10Aから図12までの図面を参照して第3実施例の変形例による高周波電力増幅器の出力段バイアス回路47について説明する。
図10Aから図10Cまでの各図面、図11Aから図11Cまでの各図面、及び図12は、それぞれ第3実施例の変形例による高周波電力増幅器の出力段バイアス回路47の等価回路図である。
図10Aから図10Cまでの各図面、図11Aから図11Cまでの各図面に示した変形例による出力段バイアス回路47は、第1実施例、第2実施例、及び第3実施例と同様に、第1トランジスタQ1(図2)のベースにバイアス電圧を与えるエミッタフォロワトランジスタとして機能する第2トランジスタQ2を含んでいる。さらに、温度補償用素子として機能する第3トランジスタQ3を含んでいる。
図12に示した変形例による出力段バイアス回路47は、出力段増幅回路42の増幅用トランジスタに電界効果トランジスタ(FET)を用いた場合のバイアス回路である。本変形例による出力段バイアス回路47は、FETである第2トランジスタQ2と、バイポーラトランジスタである第3トランジスタQ3を含む。第2トランジスタQ2は、出力段増幅回路42のFETのゲートにバイアス電圧を与えるソースフォロワトランジスタとして機能する。第3トランジスタQ3は温度補償用素子として機能する。
[第4実施例]
次に、図13を参照して第4実施例による電力増幅モジュールについて説明する。以下、第1実施例による高周波電力増幅器(図1、図2、図3、図4)と共通の構成については説明を省略する。
図13は、第4実施例による電力増幅モジュールの断面図である。第4実施例による電力増幅モジュールは、モジュール基板90及び半導体チップ50を有する。半導体チップ50として、第1実施例から第3実施例までのいずれかの実施例による高周波電力増幅器の半導体チップ50が用いられる。半導体チップ50がモジュール基板90にフェイスダウン実装されている。モジュール基板90は、誘電体材料からなる誘電体部分を有する。
モジュール基板90の一方の面に第1ランド91及び第2ランド92が設けられており、他方の面に第3ランド99及び第4ランド100が設けられている。第1ランド91及び第2ランド92は、それぞれ半導体チップ50の第1バンプ52及び第2バンプ56に対向する。第1バンプ52と第1ランド91とが、はんだ111により機械的及び電気的に接続されている。第2バンプ56と第2ランド92とが、はんだ112により機械的及び電気的に接続されている。第3ランド99及び第4ランド100は、マザーボード等に実装するためのものである。
モジュール基板90の誘電体部分の内層に、第1導体パターン93及び第2導体パターン94が配置されている。第1ランド91と第1導体パターン93とが、複数のビア導体95で接続されており、第1導体パターン93と第3ランド99とが複数のビア導体96で接続されている。同様に、第2ランド92と第2導体パターン94とが複数のビア導体97で接続されており、第2導体パターン94と第4ランド100とが複数のビア導体98で接続されている。
半導体チップ50の第1トランジスタQ1(図3、図4)で発生した熱は、第1バンプ52、はんだ111、第1ランド91、ビア導体95、第1導体パターン93、ビア導体96、及び第3ランド99を経由してマザーボード等に伝わる。半導体チップ50の第2トランジスタQ2(図3、図4)で発生した熱は、第2バンプ56、はんだ112、第2ランド92、ビア導体97、第2導体パターン94、ビア導体98、及び第4ランド100を経由してマザーボード等に伝わる。ビア導体95、96、97、98、第1導体パターン93、及び第2導体パターン94は、半導体チップ50から放熱を行うための熱流路となる。従って、ビア導体95、96、97、98、第1導体パターン93、及び第2導体パターン94は、放熱用パターンということができる。
これらの放熱用パターンを熱流路として機能させるために、十分な流路断面積を確保することが好ましい。例えば、平面視において、第1導体パターン93が第1ランド91を内包する大きさ及び形状を持ち、第2導体パターン94が第2ランド92を内包する大きさ及び形状を持つことが好ましい。ここで「内包する大きさ及び形状を持つ」とは、平面視において第1導体パターン93に内包される位置に第1ランド91が配置されていることを意味しない。第1ランド91を面内方向に平行移動することによって第1導体パターン93に第1ランド91を内包させることができる場合にも、第1導体パターン93が第1ランド91を内包する大きさ及び形状を持つといえる。
また、1つのランドと内層の導体パターンとの間の熱流路の流路断面を大きくするために、両者を接続するために複数のビア導体を配置することが好ましい。1つのランドと1つの内層の導体パターンとを接続するために複数のビア導体が配置されている場合は、これらのビア導体を放熱用パターンということができる。
次に、第4実施例の変形例について説明する。第4実施例(図13)では、ビア導体95とビア導体96との間に第1導体パターン93を配置しているが、第1導体パターン93を配置することなく、ビア導体95を第3ランド99まで延ばしてもよい。この構成では、第1ランド91と第3ランド99とが、複数のビア導体95によって接続される。
第4実施例による電力増幅モジュールをアンテナ素子、ダイプレクサ等と組み合わせて通信装置を構成してもよい。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
40 高周波電力増幅回路
41 初段増幅回路
42 出力段増幅回路
43 入力整合回路
44 段間整合回路
45 出力整合回路
46 初段バイアス回路
47 出力段バイアス回路
48、49 インダクタ
50 半導体チップ
51 第1パッド
52 第1バンプ
53 第1外部接続用導電部材
55 第2パッド
56 第2バンプ
57 第2外部接続用導電部材
60 基板
61 サブコレクタ層
61I 絶縁化された領域
62 コレクタ電極
63 ベース電極
64 エミッタ電極
65 コレクタ電極
66 ベース電極
67 エミッタ電極
72 コレクタ配線
74 エミッタ配線
75 コレクタ配線
77 エミッタ配線
80 絶縁膜
81 保護膜
82、86 開口
90 モジュール基板
91 第1ランド
92 第2ランド
93 第1導体パターン
94 第2導体パターン
95、96、97、98 ビア導体
99 第3ランド
100 第4ランド
111、112 はんだ
BM ベースメサ
C0 DCカット容量
C1 バイパス容量
C2 容量
CM コレクタメサ
EM エミッタメサ
Q1 第1トランジスタ(増幅用トランジスタ)
Q1B ベース層
Q1C コレクタ層
Q1E エミッタ層
Q2 第2トランジスタ(駆動用トランジスタ)
Q2B ベース層
Q3C コレクタ層
Q4E エミッタ層
Q3 第3トランジスタ(温度補償用素子)
Q4 第4トランジスタ
R1 ベースバラスト抵抗
R2、R3、R4、R5、R6、R7 抵抗
RFin 高周波信号入力端子
RFout 高周波信号出力端子
S1 温度特性補償回路
Vbat バイアス電圧入力端子
Vbias1 初段バイアス制御端子
Vbias2 出力段バイアス制御端子
Vcc1 初段増幅回路用電源電圧供給端子
Vcc2 出力段増幅回路用電源電圧供給端子
図5B及び図5Eに示したサンプルの第4トランジスタQ4の位置は、図5A及び図5に示したサンプルの第4トランジスタQ4の位置と同一である。図5B及び図5Eに示したサンプルでは、第2トランジスタQ2が第4トランジスタQ4の近傍に配置されている。第2トランジスタQ2と第4トランジスタQ4との中心間距離は22.8μmである。すなわち、図5B及び図5Eに示したサンプルでは、図5A及び図5Dに示したサンプルと比べて、第2トランジスタQ2が第1トランジスタQ1からより遠くに離れて配置されている。
図9は、第3実施例による高周波電力増幅器の出力段増幅回路42及び出力段バイアス回路47の等価回路図である。第実施例の出力段バイアス回路47は、第2実施例による出力段バイアス回路47から第4トランジスタQ4(図8)を取り除いた構成と同一である。第3実施例においても、第3トランジスタQ3が温度補償用素子として機能する。第3実施例においても、第2実施例と同様の優れた効果が得られる。

Claims (14)

  1. 高周波信号を増幅する少なくとも1つの第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタに接続された第1外部接続用導電部材と、
    前記第1トランジスタにバイアス電圧を与える第2トランジスタを含むバイアス回路と、
    前記第2トランジスタに接続された第2外部接続用導電部材と
    を含む半導体チップを有し、
    平面視において、前記第2外部接続用導電部材は前記第2トランジスタと少なくとも部分的に重なっている高周波電力増幅器。
  2. 前記バイアス回路は、さらに、温度の上昇に伴って前記第1トランジスタに与えられるバイアス電圧を低下させる方向に前記第2トランジスタを制御する温度補償用素子を含み、
    前記第1トランジスタから前記第2トランジスタまでの最短距離が、前記第1トランジスタから前記温度補償用素子までの最短距離より長い請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  3. 前記バイアス回路は、前記第2トランジスタ及び前記温度補償用素子の他に、さらに抵抗、容量、及びトランジスタの少なくとも1つであるバイアス素子を含み、
    平面視において前記バイアス素子は前記第1外部接続用導電部材と重なっておらず、前記第2外部接続用導電部材または他の外部接続用の導電部材と重なっている請求項2に記載の高周波電力増幅器。
  4. 前記少なくとも1つの第1トランジスタは前記半導体チップに複数個配置されており、前記複数の第1トランジスタは少なくとも2つのグループに分けられており、前記少なくとも2つのグループに対してそれぞれ前記第1外部接続用導電部材が設けられており、前記温度補償用素子は、一方のグループの第1トランジスタと他方のグループの第1トランジスタとの間に配置されている請求項2または3に記載の高周波電力増幅器。
  5. 前記第1トランジスタはヘテロ接合バイポーラトランジスタであり、前記第1外部接続用導電部材は、前記第1トランジスタのエミッタまたはコレクタに接続されており、前記第2トランジスタは前記第1トランジスタのベースまたはコレクタに電圧を与える請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  6. 前記第1トランジスタは電界効果トランジスタであり、前記第1外部接続用導電部材は、前記第1トランジスタのドレインまたはソースに接続されており、前記第2トランジスタは前記第1トランジスタのゲートまたはドレインに電圧を与える請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  7. 平面視において前記第1トランジスタは前記第1外部接続用導電部材に包含されている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  8. 半導体チップと、
    前記半導体チップが実装されたモジュール基板と
    を有し、
    前記半導体チップは、
    高周波信号を増幅する少なくとも1つの第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタに接続された第1外部接続用導電部材と、
    前記第1トランジスタにバイアス電圧を与える第2トランジスタを含むバイアス回路と、
    前記第2トランジスタに接続された第2外部接続用導電部材と
    を含み、
    平面視において、前記第2外部接続用導電部材は前記第2トランジスタと少なくとも部分的に重なっており、
    前記モジュール基板は、
    誘電体材料で形成された誘電体部分と、
    前記第1外部接続用導電部材及び前記第2外部接続用導電部材にそれぞれ対向し、前記第1外部接続用導電部材及び前記第2外部接続用導電部材にそれぞれ接続された第1ランド及び第2ランドと、
    前記誘電体部分の内層に配置されて前記第2ランドに接続され、平面視において前記第2ランドを内包する大きさ及び形状を持つ導体パターンと
    を有する電力増幅モジュール。
  9. 前記バイアス回路は、さらに、温度の上昇に伴って前記第1トランジスタに与えられるバイアス電圧を低下させる方向に前記第2トランジスタを制御する温度補償用素子を含み、
    前記第1トランジスタから前記第2トランジスタまでの最短距離が、前記第1トランジスタから前記温度補償用素子までの最短距離より長い請求項8に記載の電力増幅モジュール。
  10. 前記バイアス回路は、前記第2トランジスタ及び前記温度補償用素子の他に、さらに抵抗、容量、及びトランジスタの少なくとも1つであるバイアス素子を含み、
    平面視において前記バイアス素子は前記第1外部接続用導電部材と重なっておらず、前記第2外部接続用導電部材または他の外部接続用の導電部材と重なっている請求項9に記載の電力増幅モジュール。
  11. 前記少なくとも1つの第1トランジスタは前記半導体チップに複数個配置されており、前記複数の第1トランジスタは少なくとも2つのグループに分けられており、前記少なくとも2つのグループに対してそれぞれ前記第1外部接続用導電部材が設けられており、前記温度補償用素子は、一方のグループの第1トランジスタと他方のグループの第1トランジスタとの間に配置されている請求項9または10に記載の電力増幅モジュール。
  12. 前記第1トランジスタはヘテロ接合バイポーラトランジスタであり、前記第1外部接続用導電部材は、前記第1トランジスタのエミッタまたはコレクタに接続されており、前記第2トランジスタは前記第1トランジスタのベースまたはコレクタに電圧を与える請求項8乃至11のいずれか1項に記載の電力増幅モジュール。
  13. 前記第1トランジスタは電界効果トランジスタであり、前記第1外部接続用導電部材は、前記第1トランジスタのドレインまたはソースに接続されており、前記第2トランジスタは前記第1トランジスタのゲートまたはドレインに電圧を与える請求項8乃至11のいずれか1項に記載の電力増幅モジュール。
  14. 平面視において前記第1トランジスタは前記第1外部接続用導電部材に包含されている請求項8乃至13のいずれか1項に記載の電力増幅モジュール。
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