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JP2019005059A - 遊技機 - Google Patents

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JP2019005059A
JP2019005059A JP2017122423A JP2017122423A JP2019005059A JP 2019005059 A JP2019005059 A JP 2019005059A JP 2017122423 A JP2017122423 A JP 2017122423A JP 2017122423 A JP2017122423 A JP 2017122423A JP 2019005059 A JP2019005059 A JP 2019005059A
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弘 冨岡
Hiroshi Tomioka
弘 冨岡
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

【課題】遊技状態の設定に関する遊技者の興趣を高めることが可能な遊技機を提供する。【解決手段】遊技機に、設定されている遊技状態に基づいて所定の態様による表示を行う演出実行手段と所定の報知を行う報知手段とを設け、演出実行手段は、遊技状態が第1の遊技状態及び第2の遊技状態のいずれに設定された場合であっても第1の態様による表示を行うとともに、第2の遊技状態に設定された場合には、終了後決定回数が切替回数以下に決定される規定回数に到達したことに基づき第1の態様による表示を第2の態様による表示に切り替え、終了後決定回数が切替回数に至るまで第2の態様による表示を行い、報知手段は、第1の態様による表示を第2の態様による表示に切り替える場合に、特定の態様により報知を行うように設定する。【選択図】図37

Description

本発明は、遊技機に関し、詳しくは、遊技領域に設けられた大入賞口が開放する特別遊技を実行可能な遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機として、始動領域への遊技球の進入を条件として大当たりの抽選、及び、当該抽選の結果を示す特別図柄の決定を行うとともに、特別図柄の変動表示及び大当たりの抽選結果を報知する変動演出を実行し、上述の抽選の結果が大当たりであった場合には、遊技球が入球容易な態様で大入賞口が複数回開放することにより多くの賞球を獲得可能な特別遊技を実行するものが知られている。
このような遊技機においては、大当たりに当選した際に決定される大当たり図柄が複数設けられており、決定された大当たり図柄に応じて、遊技者に付与される遊技利益の有利度が異なる特別遊技が実行されるように設定されるのが一般的である。たとえば、遊技状態として、所定の確率で大当たりに当選する低確率遊技状態及び当該低確率遊技状態よりも高い確率で大当たりに当選する高確率遊技状態を有し、特定の大当たり図柄が決定された場合には、特別遊技の終了後の遊技状態を高確率遊技状態に設定し、特定の大当たり図柄以外の大当たり図柄が決定された場合には、特別遊技の終了後の遊技状態を低確率遊技状態に設定するようなことが行われている。
また、近年では、高確率遊技状態に対する遊技者の期待感を高めるべく、大当たりに当選し、特別遊技の終了後の遊技状態が高確率遊技状態に設定される大当たり図柄が決定された場合、特別遊技の終了後の遊技状態が低確率遊技状態に設定される大当たり図柄が決定された場合のいずれにおいても、同様の遊技の進行、変動演出や背景表示等を行うことで、低確率遊技状態又は高確率遊技状態のいずれが設定されたのかを把握困難に設定された遊技機が考案されている(特許文献1参照)。
特開2010−240308号公報
上述のような遊技機においては、低確率遊技状態が設定された場合に、これに伴って、始動領域への遊技球の進入が相対的に容易な時短遊技状態(いわゆる電サポ状態)を設定するようなことが行われている。また、この時短遊技状態は、大当たりに当選することなく、大当たりの抽選回数(変動回数)が時短遊技状態を終了させる終了回数(時短回数)に到達した場合に終了し、その後は、始動領域への遊技球の進入が相対的に困難な非時短遊技状態を設定するようなことが行われている。そして、このような遊技機においては、非時短遊技状態の設定を契機として背景画像を切り替えることにより、実際には低確率遊技状態が設定されていた旨を示唆するような試みが行われている。
しかし、このような遊技機においては、常に、大当たりの抽選回数が時短遊技状態を終了させる終了回数に到達することを契機として、低確率遊技状態が設定されていた旨が示唆されるようになっているため、大当たりの抽選回数が時短遊技状態を終了させる終了回数に到達する時点のみが遊技者の興味の対象となり、遊技状態の設定に関する遊技者の興趣を十分に高められていないとの問題が生じていた。
そこで、本発明は、上述した事情によりなされたものであり、遊技状態の設定に関する遊技者の興趣を高めることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。
以下、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。なお、下記の符号及び記載は、本発明の構成に相当する発明の実施の形態における構成の符号及び名称を示したものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)本発明に係る遊技機(パチンコ機P)は、遊技球が流下可能な遊技領域12と、前記遊技領域12に設けられ、遊技球が進入可能な始動領域(第1始動入賞口15、第2始動入賞口16)と、前記始動領域への遊技球の進入を条件として、前記遊技領域12に設けられた大入賞口18を開放する特別遊技の実行の可否を決定する特別遊技実行決定手段(メインCPU101)と、前記特別遊技実行決定手段により前記特別遊技を実行する旨が決定された場合に、当該特別遊技を実行する特別遊技実行手段(メインCPU101)と、前記特別遊技の終了を契機として、当該特別遊技の終了後の遊技状態を第1の遊技状態(高確率時短遊技状態)、又は、当該第1の遊技状態と異なる第2の遊技状態(低確率時短遊技状態)のいずれかに設定するとともに、前記第2の遊技状態が設定された場合には、前記特別遊技実行決定手段により前記特別遊技を実行する旨が決定されることなく、前記特別遊技の終了後に前記特別遊技実行決定手段が前記特別遊技の実行の可否を決定した回数(以下、終了後決定回数という)が所定の切替回数(時短回数)に至ると、前記第1の遊技状態及び前記第2の遊技状態と異なる第3の遊技状態(通常遊技状態)を設定する遊技状態設定手段(メインCPU101)と、設定されている遊技状態に基づいて所定の態様による表示(背景表示演出)を行う演出実行手段(サブCPU301)と、所定の報知を行う報知手段(サブCPU301)と、を備え、前記演出実行手段は、前記特別遊技の終了後の遊技状態が前記第1の遊技状態及び前記第2の遊技状態のいずれに設定された場合であっても、第1の態様による表示(特殊背景画像の表示)を行うとともに、前記特別遊技の終了後の遊技状態が前記第2の遊技状態に設定された場合には、前記終了後決定回数が前記切替回数以下に決定される所定の規定回数に到達したことに基づいて、前記第1の態様による表示を当該第1の態様と異なる第2の態様による表示(時短背景画像の表示)に切り替え、前記終了後決定回数が前記切替回数に至るまで当該第2の態様による表示を行い、前記報知手段は、前記演出実行手段が前記第1の態様による表示を前記第2の態様による表示に切り替える場合に、特定の態様(BATTLE演出)により報知を行うように設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、特別遊技の終了後に行われる第1の態様による表示から、第1の遊技状態又は第2の遊技状態のいずれが設定されているのかを把握困難とすることができるとともに、規定回数に到達した後は第2の態様による表示に切り替わることから、第2の遊技状態が設定された場合であっても、規定回数に至るまで第1の遊技状態が設定されていたような印象を遊技者に与えることができる。これにより、特別遊技が終了した後に設定される遊技状態に対する期待感を高めるとともに、終了後決定回数が規定回数に至るまでの所定期間に亘って、当該期待感を維持することができるのである。また、第1の遊技状態が設定されていたような印象を与えられる期間は決定される規定回数に応じて定まることから、実際には第1の遊技状態は設定されていないものの、まるで第1の遊技状態が設定される期間のバリエーションが増えたような印象も遊技者に与えることができ、遊技状態の設定に関する遊技者の興趣を高めることができるのである。
(2)また、本発明に係る遊技機は、前記特別遊技実行決定手段による決定の結果を、前記特定の態様と同態様により報知可能に設定してもよい。
(3)また、本発明に係る遊技機は、所定の決定条件(特別遊技の終了時刻)に基づいて、前記規定回数を決定可能な規定回数決定手段(メインCPU101)を備えてもよい。
本発明によれば、遊技状態の設定に関する遊技者の興趣を高めることが可能な遊技機を提供することができる。
パチンコ機の外観斜視図である。 パチンコ機の前扉を開けた状態の外観斜視図である。 パチンコ機の遊技盤の正面概略図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 パチンコ機の大当たり決定乱数判定テーブルの説明図である。 パチンコ機の当たり図柄乱数判定テーブルの説明図である。 パチンコ機の特別電動役物作動テーブルの説明図である。 パチンコ機の遊技状態設定テーブルの説明図である。 パチンコ機の規定回数決定テーブルの説明図である。 パチンコ機の変動パターンコマンド決定テーブルの説明図である。 パチンコ機の設定テーブルの説明図である。 パチンコ機の当たり決定乱数判定テーブルの説明図である。 パチンコ機の普通図柄変動パターン決定テーブルの説明図である。 パチンコ機の第2始動入賞口開放制御テーブルの説明図である。 パチンコ機の主制御基板におけるメイン処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板におけるタイマ割込処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板におけるセンサ検出時処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板におけるゲート検出時処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における第1始動入賞口検出時処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における第2始動入賞口検出時処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における特図関連制御処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における特別図柄変動開始処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における変動パターン決定処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における特別図柄変動停止処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における停止後処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における特別遊技制御処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における特別遊技終了処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における普図関連制御処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における普通図柄変動開始処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における普通図柄変動停止処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における普通図柄停止後処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の主制御基板における可動片制御処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の変動演出の態様の一例を示す図である。 パチンコ機の変動演出の態様の一例を示す図である。 パチンコ機の変動演出及び背景画像の変移の態様の一例を示す図である。 パチンコ機の変動演出及び背景画像の変移の態様の一例を示す図である。 パチンコ機の変動演出及び背景画像の変移の態様の一例を示す図である。 パチンコ機の変動演出及び背景画像の変移の態様の一例を示す図である。 パチンコ機の副制御基板におけるメイン処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の副制御基板におけるタイマ割込処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の副制御基板における特別遊技終了コマンド受信処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の副制御基板における変動パターンコマンド受信処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の副制御基板における背景画像制御処理の概略を示すフローチャートである。 パチンコ機の設定テーブルの変形例である。
以下、本発明の好適な実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(パチンコ機Pの外部構成)
本形態に係る遊技機は、遊技媒体として遊技球を使用するパチンコ機Pである。特に図示していないが、パチンコ機Pが設置される遊技場においては、島と呼ばれる遊技機の設置領域に、複数台のパチンコ機Pが並べて配設されるとともに、遊技球を貸し出すための遊技球貸出装置が各パチンコ機Pに隣接して設置される。また、各パチンコ機Pは対応する遊技球貸出装置Rに接続されている。
遊技球貸出装置Rは、紙幣の投入や遊技球の貸し出しに必要な価値情報が記憶される記憶媒体(カード)の挿入が可能となっている。そして、遊技球貸出装置Rに紙幣を投入(又は、カードを挿入)した上で、パチンコ機Pに対して所定の操作を行うことにより、遊技球貸出装置Rから遊技球の貸し出しを受けることができるようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pは、図1又は図2に示すように、島に固定される四角形状の枠体であって、中空部(特に図示しておらず)を有する機枠1と、この機枠1にヒンジ機構(特に図示しておらず)により開閉自在に取り付けられる四角形状の枠体であって、中空部(特に図示しておらず)を有する本体枠2と、この本体枠2にヒンジ機構(特に図示しておらず)により開閉自在に取り付けられ、正面に開口部(特に図示しておらず)が形成された前扉3と、を備えている。
機枠1の左下部には、図2に示すように、音声出力装置10としてのスピーカが設けられている。また、本体枠2の中空部には、遊技領域12を形成するための遊技盤11が収容されている。また、前扉3には、開口部を覆う透明板4と、透明板4の下方に位置し遊技球を受容可能な上皿6及び受皿7と、受皿7の右方に取り付けられ遊技球の発射操作を行うための操作ハンドル5と、透明板4の左右上方にそれぞれ1個ずつ取り付けられた音声出力装置10としてのスピーカと、が設けられている。
このパチンコ機Pでは、機枠1に対して本体枠2を閉じ、さらに、前扉3を閉じると、遊技盤11の前方に間隙を挟んで透明板4が位置することとなる。これにより、透明板4を介して、後方に位置する遊技盤11を視認することができるようになっている。
また、上皿6には、遊技球貸出装置Rにより貸し出される遊技球や、パチンコ機Pから払い出される賞球が導かれるようになっている。上皿6は、所定量の遊技球を受容可能となっているが、この上皿6が遊技球で一杯になると、その後に貸し出されたり、払い出されたりする遊技球は受皿7に導かれるようになっている。また、受皿7の底面には、特に図示していないが、貯留されている遊技球を排出するための排出孔と、排出孔を開閉可能な開閉板と、が設けられている。常態において、排出孔は開閉板により閉じられているものの、開閉板と一体に取り付けられた開閉レバー8(図1参照)を横方向に移動させることで、開閉板も同方向に移動し、排出孔が開放される。これにより、遊技球を排出孔から落下させて、受皿7の外に排出することができるようになっている。
また、操作ハンドル5は、遊技者が所定方向へ向けて回転操作できるように形成されている。そして、遊技者が操作ハンドル5を回転操作すると、上皿6に受容されている遊技球が発射装置(特に図示しておらず)に送られ、操作ハンドル5の回転角度に応じた強度で、発射装置によって遊技球が遊技領域12へ向けて発射される。このように発射された遊技球は、遊技盤11に固定された一対のレール13a、13bに案内されて上昇し、遊技領域12に到達する。
ここで、遊技領域12は、機枠1に対し本体枠2及び前扉3を閉じた状態で遊技盤11と透明板4との間に形成される空間のうち、遊技盤11に固定された一対のレール13a、13bにより略円形状に仕切られた部分であって、遊技球が流下可能な領域である。
この遊技領域12は、図3に示すように、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て左側の領域である第1遊技領域12aと、パチンコ機Pに対向する遊技者から見て右側の領域である第2遊技領域12bとから構成されている。これら2つの遊技領域12は、発射装置の発射強度により、遊技球の進入可能性が異なるようになっている。具体的には、発射装置の発射強度が所定の強度未満(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達しない程度の強度)の場合には、遊技球は第1遊技領域12aに進入する。これに対して、発射装置の発射強度が所定の強度以上(発射装置により発射される遊技球が遊技領域12の最高地点に到達可能な強度)の場合には、遊技球は第2遊技領域12bに進入する。
また、この遊技領域12内には、図3に示すように、遊技球の流下方向を不規則にするための風車及び多数の釘と、遊技球が入球可能な一般入賞口14と、始動領域としての第1始動入賞口15及び第2始動入賞口16と、遊技球が通過可能なゲート20と、所定条件を満たすことで作動するアタッカー装置17と、遊技球を遊技領域12外へ導くアウト口19と、遊技の進行等に伴って演出を行う演出装置としての演出表示装置21と、が設けられている。
一般入賞口14は、図3に示すように、遊技領域12の左側下部に設けられており、当該一般入賞口14へ遊技球が入球すると、所定個数(本形態では5個)の賞球が払い出される。
なお、一般入賞口14の設置個数や設置位置は特に限定されるものではない。
第1始動入賞口15は、図3に示すように、遊技領域12の中央からやや下寄りの位置に設けられている。この第1始動入賞口15へは、第1遊技領域12aを流下する遊技球が入球可能となっており、第2遊技領域12bを流下する遊技球はほぼ入球できないようになっている。これに対して、第2始動入賞口16は、図3に示すように、遊技領域12の中央から右寄りの位置(すなわち、第2遊技領域12b内)に設けられている。この第2始動入賞口16へは、第2遊技領域12bを流下する遊技球が入球可能となっており、第1遊技領域12aを流下する遊技球はほぼ入球できないようになっている。
また、第2始動入賞口16には、図3に示すように、開閉可能な可動片16b(普通電動役物)が設けられている。そして、可動片16bが閉じているときには第2始動入賞口16が閉状態となっており、第2始動入賞口16への遊技球の入球は不可能又は困難である。これに対して、可動片16bが開くと、第2始動入賞口16が開状態となるとともに、この可動片16bが遊技球を第2始動入賞口16へ向けて案内するガイド部材として機能することにより、第2始動入賞口16への遊技球の入球が容易となる。
また、この可動片16bの構成は特に限定されるものではなく、たとえば、遊技盤11に直交する軸を中心に左右方向に回動して第2始動入賞口16を開閉する一対の羽根部材や、水平な軸を中心に前後方向に回動して第2始動入賞口16を開閉する蓋部材により構成してもよいし、また、上下方向にスライドして第2始動入賞口16を開閉するシャッター部材により構成してもよい。
なお、第1始動入賞口15や第2始動入賞口16の設置位置は特に限定されるものではなく、たとえば、第1始動入賞口15や第2始動入賞口16は、いずれの遊技領域12(第1遊技領域12a、第2遊技領域12b)を流下する遊技球も入球しやすいような位置に配置してもよい。
また、第1始動入賞口15及び第2始動入賞口16の両方を設ける必要は無く、第2始動入賞口16のみを設けてもよい。なお、第2始動入賞口16のみを設ける場合には、上述のように、いずれの遊技領域12を流下する遊技球も入球しやすいような位置に設置するのが望ましい。
そして、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、賞球が払い出されるとともに、予め定められた複数の特別図柄の中から1の特別図柄を決定するための抽選が行われる。各特別図柄には種々の遊技利益が対応付けられており、決定された特別図柄の種別に応じて、遊技者にとって有利な特別遊技の実行、所定の遊技状態の設定等が行われるようになっている。
なお、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて払い出される賞球は、1個以上であれば特に限定されるものではなく、いかなる個数にしてもよい。また、可動片16bが設けられている始動入賞口(第2始動入賞口16)と可動片16bが設けられていない始動入賞口(第1始動入賞口15)とでは、賞球の数を同一にしてもよいし、異ならせてもよい。
ゲート20は、図3に示すように、第2始動入賞口16の上方に設けられている。このゲート20を遊技球が通過すると、後述する普通図柄の抽選が行われる。そして、当該抽選の結果が当たりであった場合、上述の第2始動入賞口16に設けられた可動片16bが所定時間開かれるようになっている。
アタッカー装置17は、図3に示すように、第2始動入賞口16の下方に設けられている。このアタッカー装置17は、遊技球が入球可能な大入賞口18と、この大入賞口18を開閉する開閉扉18bと、を備えている。常態においては、開閉扉18bが閉じられ大入賞口18は閉鎖されているため、当該大入賞口18への遊技球の入球は不可能となっているものの、上述の特別遊技が実行されると、開閉扉18bが開き大入賞口18が開放されるとともに、開閉扉18bが遊技球を大入賞口18へ導く受皿部材として機能することにより、大入賞口18への遊技球の入球が可能となる。
そして、大入賞口18へ遊技球が入球すると、所定個数(本形態では15個)の賞球が払い出される。
また、図3に示すように、この大入賞口18へは、第2遊技領域12bを流下する遊技球が入球可能となっており、第1遊技領域12aを流下する遊技球はほぼ入球できないようになっている。
このように、第1遊技領域12aを流下する遊技球は第1始動入賞口15への入球が可能となっており、第2遊技領域12bを流下する遊技球はゲート20の通過、第2始動入賞口16への入球、大入賞口18への入球が可能となっている。
アウト口19は、図3に示すように、遊技領域12の最下部に設けられており、一般入賞口14、第1始動入賞口15、第2始動入賞口16及び大入賞口18のいずれにも入球しなかった遊技球を受け入れるものである。そして、アウト口19に受け入れられた遊技球は、遊技盤11の背面側に導かれ回収される。
演出表示装置21は、図3に示すように、遊技領域12の略中央に設けられている。本形態に係るパチンコ機Pでは、この演出表示装置21として液晶表示装置が用いられている。また、この演出表示装置21には、動画や静止画等の画像を表示するための表示部21aが設けられており、この表示部21aには、背景画像が表示されるほか、演出図柄50(ダミー図柄)が変動表示され、各演出図柄50の停止表示態様により後述する大当たりの抽選の結果を遊技者に報知する変動演出が行われるようになっている。
なお、演出表示装置21は、液晶表示装置に限定されるものではなく、たとえば、外周に図柄が付された複数のドラムを用いて各種表示を行うドラム式の表示装置等を用いてもよい。
本形態に係るパチンコ機Pは、演出装置として、演出表示装置21のほか、上述の音声出力装置10としてのスピーカや、種々の色や点灯パターンで発光することにより演出を行う演出照明装置23としてのランプ(図1参照)を備えている。
なお、演出装置としては、これらに限定されるものではなく、たとえば、種々のタイミングや態様で可動する演出役物装置等を備えてもよい。
また、上皿6の前方位置には、遊技者が操作することにより遊技中や待機中等に実行される演出の進行や切り替えが可能な演出操作装置9が設けられている。本形態における演出操作装置9は、円形リング状の枠体であって回転操作が可能な操作ダイヤル9aと、操作ダイヤル9aに嵌め込まれており押下操作が可能な操作ボタン9bとから構成されている。そして、演出表示装置21において所定の演出が実行されているときに、操作ダイヤル9aの回転操作や操作ボタン9bの押下操作を行うと、上述の所定の演出が進行したり、異なる演出に切り替わったりするようになっている。
また、図3に示すように、遊技盤11の右下部であって、かつ、遊技領域12の外側には、遊技についての種々の状況を表示するための装置として、第1特別図柄表示装置30、第2特別図柄表示装置31、第1特図保留表示装置38、第2特図保留表示装置39、普通図柄表示装置32及び普通図柄保留表示装置33が設けられている。
また、上述の如く、本形態に係るパチンコ機Pには、遊技球貸出装置Rが電気的に接続されているが、遊技球の貸し出しやカードの排出等の遊技球貸出装置Rに対する操作を、パチンコ機Pで受け付けられるようにしている。そのため、パチンコ機Pには、図1に示すように、カードに記憶されている価値情報(残高情報)を表示する価値情報表示装置35と、押下操作が可能な球貸ボタン36と、押下操作が可能なカード返却ボタン37と、が設けられている。
(パチンコ機Pの制御手段の構成)
次に、パチンコ機Pの遊技や演出を制御する制御手段について説明する。
上述の制御手段は各種制御基板により構成されており、具体的には、図4に示すように、パチンコ機Pの遊技の基本動作を制御する主制御基板100、遊技球の発射及び賞球の払い出しを制御する発射払出制御基板200、各種演出を制御する副制御基板300、及び、遊技球貸出装置Rへの操作を中継する遊技球貸出制御基板400を備えている。
また、図4に示すように、主制御基板100には、発射払出制御基板200及び副制御基板300が接続され、また、発射払出制御基板200には、遊技球貸出制御基板400が接続されている。
さらに、主制御基板100及び発射払出制御基板200には、遊技進行上の種々の情報をパチンコ機Pの外部(たとえば、遊技場のホールコンピュータ等)に出力するための外部情報端子基板500が接続されている。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、発射払出制御基板200が遊技球の発射及び賞球の払い出しの双方を制御しているが、遊技球の発射を制御する基板(発射制御基板)と、賞球の払い出しを制御する基板(払出制御基板)とを別個に設けてもよい。
また、特に図示していないが、本形態に係るパチンコ機Pが備える各基板には電源基板が接続されている。この電源基板にはバックアップ電源が設けられており、パチンコ機Pに供給される電源の電圧値が所定値以下になった場合に電断と判断し、主制御基板100に電断信号を出力する。
主制御基板100は、パチンコ機Pにおいて行われる遊技を制御するものであり、具体的には、遊技球が第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ入球することを契機に開始される特図遊技、及び、遊技球がゲート20を通過することを契機に開始される普図遊技を制御する。
この主制御基板100は、図4に示すように、各種演算処理を行うメインCPU101と、遊技を進行するための制御プログラム、遊技に必要なデータやテーブル等を格納するメインROM102と、演算処理時の一時記憶領域等として用いられるメインRAM103と、RTC(Real Time Clock)104とを備えている。
そして、メインCPU101は、後述する各検出センサやタイマからの信号に基づき、メインROM102に格納されている制御プログラムを読み出して演算処理を行うとともに、メインCPU101に接続されている各種装置の制御や、演算処理の結果に基づく他の基板へのコマンド送信等を行う。
また、RTC104は、日時を計時するためのものである。RTC104には、内蔵電池が備えられており、パチンコ機Pの電源が切られている間も、この内蔵電池から電源の供給を受けて、日時を計時できるようになっている。そして、メインCPU101は、RTC104から入力される現在の日時を示す信号に基づいて、各種処理を実行することができる。
なお、RTC104を設けるのではなく、所定時点からの経過時間を計時するタイマを設け、当該タイマにより日時を計時するようにしてもよい。
また、図4に示すように、主制御基板100には、一般入賞口14へ遊技球が入球したことを検出する一般入賞口検出センサ14aと、第1始動入賞口15へ遊技球が入球したことを検出する第1始動入賞口検出センサ15aと、第2始動入賞口16へ遊技球が入球したことを検出する第2始動入賞口検出センサ16aと、大入賞口18へ遊技球が入球したことを検出する大入賞口検出センサ18aと、ゲート20を遊技球が通過したことを検出するゲート検出センサ20aと、遊技盤11に向けられる磁気や電波及び遊技盤11を揺らす等により生ずる振動を検出する不正検出センサ35と、が接続されている。そして、これらの各検出センサから出力される検出信号が、主制御基板100に入力されるようになっている。
さらに、主制御基板100には、制御の対象となる機器として、第2始動入賞口16の可動片16bを開閉駆動する始動入賞口ソレノイド16cと、大入賞口18の開閉扉18bを開閉駆動する大入賞口ソレノイド18cと、第1特別図柄表示装置30と、第2特別図柄表示装置31と、普通図柄表示装置32と、第1特図保留表示装置38と、第2特図保留表示装置39と、普通図柄保留表示装置33と、が接続されている。
そして、主制御基板100によって、各ソレノイドが駆動されることで第2始動入賞口16や大入賞口18の開閉制御がなされ、また、各表示装置の表示制御がなされるようになっている。
発射払出制御基板200は、特に図示していないが、主制御基板100と同様に、CPU、ROM及びRAMを備えており、主制御基板100と双方向に通信可能となるように接続されている。
図4に示すように、発射払出制御基板200には、遊技球の発射を制御するための機器として、操作ハンドル5に遊技者が触れたことを検出するタッチセンサ5aと、操作ハンドル5の操作角度(回転角度)を検出する操作ボリューム5bと、遊技球の発射を停止する発射停止スイッチ5cと、上皿6に受容されている遊技球を発射装置(図示しておらず)に送る球送りソレノイド60と、遊技球を発射する発射モータ61と、が接続されている。また、タッチセンサ5a、操作ボリューム5b及び発射停止スイッチ5cから出力される制御信号が、発射払出制御基板200に入力されるようになっている。
そして、タッチセンサ5a及び操作ボリューム5bからの制御信号が発射払出制御基板200に入力されると、球送りソレノイド60及び発射モータ61を通電して遊技球を発射させる制御がなされる。これに対して、発射停止スイッチ5cからの制御信号が発射払出制御基板200に入力されると、球送りソレノイド60及び発射モータ61の通電を止めて遊技球の発射を停止させる制御がなされる。
なお、遊技球を発射する装置としては、発射モータ61ではなく、ロータリーソレノイドを用いてもよい。
また、発射払出制御基板200には、図4に示すように、遊技球の払い出しを制御するための機器として、遊技球貯留部(特に図示しておらず)に貯留されている遊技球を賞球として払い出す払出モータ62と、払い出された遊技球を検出して計数する払出計数スイッチ63と、が接続されている。そして、主制御基板100から送信される払出数コマンドを発射払出制御基板200が受信すると、当該発射払出制御基板200は、この払出数コマンドに基づいて所定個数の遊技球(賞球)を払い出すように払出モータ62を制御する。このとき、払い出された遊技球の個数が払出計数スイッチ63によって計数され、所定個数の遊技球(賞球)が払い出されたか否かの判定が可能となっている。
さらに、発射払出制御基板200には、図4に示すように、前扉3の開放状態を検出する前扉開放検出センサ3aと、受皿7の満タン状態を検出する受皿満タン検出センサ7aと、が接続されている。
前扉開放検出センサ3aは、前扉3が開放されていることを検出すると開放検出信号を発射払出制御基板200に出力するようになっており、前扉3の開放中は、開放検出信号が連続して出力される。そして、発射払出制御基板200は、開放検出信号が入力されると、扉開放コマンドを主制御基板100に送信する。これに対して、開放検出信号の入力が止まると、前扉3が閉じられたと判断し、扉閉鎖コマンドを主制御基板100に送信する。
受皿満タン検出センサ7aは、受皿7の所定位置に設けられており、受皿7に賞球として払い出される遊技球が所定量以上貯留されて満タン状態になると、貯留された遊技球が上述の所定位置に達することとなり、検出信号が発射払出制御基板200に出力されるようになっている。そして、貯留された遊技球が上述の所定位置に達している間、検出信号が発射払出制御基板200に対して連続的に出力されることとなる。発射払出制御基板200は、検出信号が所定時間連続して入力されることにより、受皿7が満タン状態であると判断して、受皿満タンコマンドを主制御基板100に送信する。これに対して、発射払出制御基板200への検出信号の連続的な入力が途絶えると、受皿7の満タン状態が解除されたものと判断し、受皿満タン解除コマンドを主制御基板100に送信する。
また、本形態では、上述の如く、発射払出制御基板200には、遊技球貸出装置Rへの操作を中継する遊技球貸出制御基板400が接続されている。換言すれば、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、発射払出制御基板200が、遊技球貸出制御基板400を介して遊技球貸出装置Rに接続されている。
また、図4に示すように、発射払出制御基板200には、遊技球貸出制御基板400を介して、価値情報表示装置35と、球貸ボタン36の押下操作を検出する球貸スイッチ36aと、カード返却ボタン37の押下操作を検出するカード返却スイッチ37aと、が接続されている。
球貸ボタン36が押下操作されると、球貸スイッチ36aから出力される検出信号が発射払出制御基板200に入力され、当該発射払出制御基板200は、遊技球貸出装置Rに対して、遊技球の貸し出しを要求する貸出要求信号を送信する。そして、遊技球貸出装置Rが貸出要求信号を受信すると、当該遊技球貸出装置Rにより、記憶されている価値情報から所定の価値情報を減算する処理がなされるとともに、減算された価値情報に対応する個数の遊技球を払い出す制御がなされる。
また、カード返却ボタン37が押下操作されると、カード返却スイッチ37aから出力される検出信号が発射払出制御基板200に入力され、当該発射払出制御基板200は、遊技球貸出装置Rに対して、カードの返却を要求する返却要求信号を送信する。そして、遊技球貸出装置Rが返却要求信号を受信すると、当該遊技球貸出装置Rによりカードを排出する制御がなされる。
副制御基板300は、遊技中や待機中等に実行される演出を制御するものである。
この副制御基板300は、図4に示すように、各種演算処理を行うサブCPU301と、演出を実行するための制御プログラム、演出の実行に必要なデータやテーブル等を格納するサブROM302と、演算処理時の一時記憶領域等として用いられるサブRAM303と、を備えており、主制御基板100から副制御基板300への一方向に通信可能となるように接続されている。
また、サブCPU301は、主制御基板100から送信されるコマンドやタイマからの信号に基づき、サブROM302に格納されている制御プログラムを読み出して演算処理を行うとともに、画像表示を制御するための画像制御基板(特に図示しておらず)、音声出力を制御するための音声制御基板(特に図示しておらず)、照明の点灯を制御するための電飾制御基板(特に図示しておらず)に、演出実行用のコマンドを送信する。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、音声制御基板と電飾制御基板とを別個に設けているが、これらの基板の機能を集約した1枚の基板(音声電飾制御基板)を設け、当該基板により、音声出力及び照明の点灯のいずれをも制御するようにしてもよい。
また、副制御基板300には、画像制御基板を介して演出表示装置21が接続され、音声制御基板を介して音声出力装置10が接続されている。また、副制御基板300には、電飾制御基板を介して、演出照明装置23と、操作ダイヤル9aの回転操作を検出する回転操作検出センサ9cと、操作ボタン9bの押下操作を検出する押下操作検出センサ9dと、が接続されている。
画像制御基板は、特に図示していないが、CPU、ROM、RAM及びVRAM等を備えている。この画像制御基板のROMには、演出表示装置21に表示される図柄、背景等の画像データが格納されている。そして、副制御基板300から送信されたコマンドに基づき、CPUが、ROMから読み出した画像データをVRAMに記憶することによって、演出表示装置21による画像表示を制御する。
音声制御基板は、特に図示していないが、サウンドチップ(CPU)、サウンドROM及びRAM等を備えている。サウンドROMには、音声出力装置10から出力される音声、BGM等のサウンドデータが格納されている。そして、副制御基板300から送信されたコマンドに基づき、サウンドROMから読み出したサウンドデータをRAMに記憶することによって、音声出力装置10からの音声出力を制御する。
電飾制御基板は、副制御基板300からのコマンドに基づき、演出照明装置23による照明の点灯を制御する。また、電飾制御基板は、操作ダイヤル9aの回転操作に基づき回転操作検出センサ9cから出力される回転操作検出信号、又は、操作ボタン9bの押下操作に基づき押下操作検出センサ9dから出力される押下操作検出信号が入力されると、所定のコマンドを副制御基板300に送信する。
(パチンコ機Pの遊技の概要)
次に、本形態のパチンコ機Pにおける遊技について、メインROM102に格納されている各種テーブルに基づいて説明する。
上述の如く、本形態のパチンコ機Pにおいては、特図遊技と普図遊技の遊技が並行して進行する。また、これら両遊技を進行する際の遊技状態としては、低確率遊技状態(いわゆる非確変状態)又は高確率遊技状態(いわゆる確変状態)のいずれかの遊技状態と、非時短遊技状態又は時短遊技状態のいずれかの遊技状態と、が組み合わされたいずれかの遊技状態が設定されるようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、低確率遊技状態及び非時短遊技状態を組み合わせた遊技状態(以下、通常遊技状態という)、低確率遊技状態及び時短遊技状態を組み合わせた遊技状態(以下、低確率時短遊技状態という)、又は、高確率遊技状態及び時短遊技状態を組み合わせた遊技状態(以下、高確率時短遊技状態という)のいずれかの遊技状態が設定される。
ここで、低確率遊技状態は、後述する大当たりの抽選によって大当たりに当選する確率が所定の値に設定された遊技状態である。また、高確率遊技状態は、大当たりの抽選によって大当たりに当選する確率が低確率遊技状態よりも高い値に設定された遊技状態である。すなわち、低確率遊技状態中よりも高確率遊技状態中のほうが、大当たりの抽選によって大当たりに当選しやすくなっている。
また、非時短遊技状態は、可動片16bが開きにくく(すなわち、第2始動入賞口16が開状態となりにくく)、第2始動入賞口16へ遊技球が入球しにくい遊技状態である。また、時短遊技状態は、非時短遊技状態よりも可動片16bが開きやすく(すなわち、第2始動入賞口16が開状態となりやすく)、第2始動入賞口16へ遊技球が入球しやすい遊技状態である。
なお、工場出荷直後やリセット後の初期状態においては、通常遊技状態が設定されるようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、発射装置(図示しておらず)により発射され遊技領域12を流下する遊技球が第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16に入球すると、大当たりの抽選が行われる。そして、この大当たりの抽選によって大当たりに当選すると、大入賞口18が開放され当該大入賞口18へ遊技球を入球させることが可能となる特別遊技が実行され、さらに、当該特別遊技の終了後の遊技状態が低確率時短遊技状態又は高確率時短遊技状態に設定されるようになっている。
ここで、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、第1遊技領域12aを流下する遊技球は、第1始動入賞口15への入球が可能となっている。また、第2遊技領域12bを流下する遊技球は、大入賞口18への入球、ゲート20の通過、第2始動入賞口16への入球が可能となっている。そして、通常遊技状態中は、遊技球が第1始動入賞口15へ入球するように、遊技者に第1遊技領域12aへ向けての遊技球の打ち出し(いわゆる左打ち)を行わせ、低確率時短遊技状態中、高確率時短遊技状態中及び特別遊技中は、大入賞口18へ遊技球が入球し、或いは遊技球がゲート20を通過及び第2始動入賞口16へ入球するように、遊技者に第2遊技領域12bへ向けての遊技球の打ち出し(いわゆる右打ち)を行わせる。
具体的には、低確率時短遊技状態中、高確率時短遊技状態中及び特別遊技中は、演出表示装置21において第2遊技領域12bへ向けて遊技球を打ち出す旨を指示する表示が行われ、通常遊技状態が設定されると、演出表示装置21において第1遊技領域12aへ向けて遊技球を打ち出す旨を指示する表示が行われる。
上述の大当たりの抽選は、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球することを契機に取得される種々の乱数、及び、メインROM102に格納されており当該乱数を判定するための各種テーブルに基づいて、行われる。
ここで、本形態に係るパチンコ機Pは、大当たりの抽選に用いられる乱数として、大当たりの判定に用いられる大当たり決定乱数、特別図柄の種別の決定に用いられる当たり図柄乱数、及び、後述する変動パターンコマンドの決定に用いられる変動パターン乱数を有している。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の大当たり決定乱数は、主制御基板100に内蔵されたハードウェア乱数を用いている。この大当たり決定乱数は、一定の規則に従って更新され、乱数列が一巡するごとに自動的に乱数列が変更されるとともに、システムリセット毎にスタート値が変更されるようになっている。
また、変動パターンコマンドは、大当たりの抽選の結果を報知する際に実行される変動演出の変動パターン(変動時間、態様)を決定するためのものである。
この変動パターンの決定に用いられる乱数は上述のものに限定されず、たとえば、この乱数に加えて他の乱数を用いてもよい。
そして、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、上述の乱数についてそれぞれ乱数値が取得されるとともに、各乱数値がメインRAM103の保留記憶領域に記憶されるようになっている。
この保留記憶領域は、第1始動入賞口15への遊技球の入球により取得される各乱数値(以下、第1特図乱数という)を記憶するための第1保留記憶領域、及び、第2始動入賞口16への遊技球の入球により取得される各乱数値(以下、第2特図乱数という)を記憶するための第2保留記憶領域から構成されている。そして、これらの保留記憶領域は、それぞれ第1記憶部から第4記憶部までの計4つの記憶部から構成されており、第1特図乱数を計4組、第2特図乱数を計4組記憶可能となっている。
また、本形態に係るパチンコ機Pにおいては、第1始動入賞口15へ遊技球が入球すると、第1特図乱数が、第1保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶されるようになっている。たとえば、第1保留記憶領域のいずれの記憶部にも第1特図乱数が記憶されていない状態において、第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合には、これを契機に取得される第1特図乱数が、第1保留記憶領域の第1記憶部に記憶される。また、第1保留記憶領域の第1記憶部に第1特図乱数が記憶されている状態において、第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合には、これを契機に取得される第1特図乱数が、第1保留記憶領域の第2記憶部に記憶される。また、第1保留記憶領域の第1記憶部及び第2記憶部に第1特図乱数が記憶されている状態において、第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合には、これを契機に取得される第1特図乱数が、第1保留記憶領域の第3記憶部に記憶される。また、第1保留記憶領域の第1記憶部〜第3記憶部に第1特図乱数が記憶されている状態において、第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合には、これを契機に取得される第1特図乱数が、第1保留記憶領域の第4記憶部に記憶される。そして、第1保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に第1特図乱数が記憶されている状態において、第1始動入賞口15へ遊技球が入球した場合には、この入球に係る第1特図乱数は記憶されない。
同様に、第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、第2特図乱数が、第2保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶されるようになっている。具体的な記憶の処理については、上述の第1特図乱数の記憶と同様であるため、説明を省略する。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1保留記憶領域に記憶されている第1特図乱数の組数(以下、第1特図保留数という)は、第1特図保留数カウンタ(特に図示しておらず)に記憶され、第2保留記憶領域に記憶されている第2特図乱数の組数(以下、第2特図保留数という)は、第2特図保留数カウンタ(特に図示しておらず)に記憶されるようになっている。
なお、本明細書においては、上述のように、第1特図乱数や第2特図乱数が保留記憶領域に記憶されることを「保留」や「保留記憶」ともいい、また、第1特図保留数や第2特図保留数を単に「保留数」ともいう。
そして、本形態に係るパチンコ機Pは、大当たりの抽選の結果を判定するための大当たり決定乱数判定テーブル110、特別図柄の種別を決定するための当たり図柄乱数判定テーブル111、大当たりに当選した場合に実行される特別遊技を制御するための特別電動役物作動テーブル112、特別遊技の終了後の遊技状態を設定するための遊技状態設定テーブル113、後述する背景表示演出において表示されている背景画像の切り替えを実行する変動回数である規定回数を決定するための規定回数決定テーブル114、変動パターンコマンドを決定するための変動パターンコマンド決定テーブル115、及び、変動パターンコマンド決定の際に参照する変動パターンコマンド決定テーブル115を定めた設定テーブル116等を有している。
なお、大当たりの抽選等の特図遊技に関するテーブルはこれらに限定されるものではなく、他に、乱数に基づく判定や決定を行う必要がある場合には、適宜、テーブルを設けてもよい。
大当たり決定乱数判定テーブル110は、大当たりか否かの判定を行うためのものであって、図5(a)及び(b)に示すように、低確率遊技状態において参照される低確率判定テーブル110aと、高確率遊技状態において参照される高確率判定テーブル110bと、を備えている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、0〜65535の数値範囲内で1個の大当たり決定乱数が取得される。そして、大当たりの抽選を行う時点の遊技状態に応じて、低確率判定テーブル110a又は高確率判定テーブル110bのいずれかの大当たり決定乱数判定テーブル110が選択され、取得された大当たり決定乱数と選択された大当たり決定乱数判定テーブル110とに基づいて大当たりの抽選が行われる。
図5(a)に示すように、低確率判定テーブル110aによれば、大当たり決定乱数が1000〜1219であった場合に大当たりと判定され、これ以外の大当たり決定乱数(0〜999、1220〜65535)であった場合にハズレと判定される。したがって、この低確率判定テーブル110aにおける大当たりの当選確率は、およそ1/297.9となる。
また、図5(b)に示すように、高確率判定テーブル110bによれば、大当たり決定乱数が1000〜2119であった場合に大当たりと判定され、これ以外の大当たり決定乱数(0〜999、2120〜65535)であった場合にハズレと判定される。したがって、この高確率判定テーブル110bにおける大当たりの当選確率はおよそ1/58.5となる。
すなわち、高確率判定テーブル110bは、低確率判定テーブル110aに比べて、大当たりの当選確率がおよそ5倍となるように設定されている。
なお、低確率判定テーブル110aにおいて大当たりと判定される大当たり決定乱数(1000〜1219)は、高確率判定テーブル110bにおいて大当たりと判定される大当たり決定乱数(1000〜2119)に含まれるように設定されている。すなわち、低確率判定テーブル110aにおいて大当たりと判定される大当たり決定乱数は、高確率判定テーブル110bにおいても大当たりと判定されることとなる。
当たり図柄乱数判定テーブル111は、上述の如く、特別図柄の種別を決定するためのものであって、図6(a)及び(b)に示すように、第1特図乱数によって(すなわち、第1始動入賞口15への遊技球の入球に基づいて)大当たりに当選した場合に参照される第1判定テーブル111aと、第2特図乱数によって(すなわち、第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて)大当たりに当選した場合に参照される第2判定テーブル111bと、を備えている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16へ遊技球が入球すると、0〜199の数値範囲内で1個の当たり図柄乱数が取得される。そして、上述の大当たりの抽選によって大当たりに当選した場合に、遊技球が入球した始動入賞口に応じて、第1判定テーブル111a又は第2判定テーブル111bのいずれかの当たり図柄乱数判定テーブル111が選択され、取得された当たり図柄乱数と選択された当たり図柄乱数判定テーブル111とに基づいて、特別図柄の種別が決定される。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、大当たりに当選した場合に決定される特別図柄(以下、大当たり図柄という)として7種類の特別図柄(X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7)が設けられており、ハズレの場合に決定される特別図柄(以下、ハズレ図柄という)として2種類の特別図柄(Z1、Z2)が設けられている。
図6(a)に示すように、第1判定テーブル111aによれば、当たり図柄乱数が0〜39であった場合に特別図柄X1が決定され、当たり図柄乱数が40〜129であった場合に特別図柄X2が決定され、当たり図柄乱数が130〜149であった場合に特別図柄X3が決定され、当たり図柄乱数が150〜159であった場合に特別図柄X4が決定され、当たり図柄乱数が160〜169であった場合に特別図柄X5が決定され、当たり図柄乱数が170〜179であった場合に特別図柄X6が決定され、当たり図柄乱数が180〜199であった場合に特別図柄X7が決定される。すなわち、この第1判定テーブル111aにおいては、特別図柄X1が決定される確率は20%、特別図柄X2が決定される確率は45%、特別図柄X3が決定される確率は10%、特別図柄X4が決定される確率は5%、特別図柄X5が決定される確率は5%、特別図柄X6が決定される確率は5%、特別図柄X7が決定される確率は10%となっている。
また、図6(b)に示すように、第2判定テーブル111bによれば、当たり図柄乱数が0〜89であった場合に特別図柄X1が決定され、当たり図柄乱数が90〜129であった場合に特別図柄X2が決定され、当たり図柄乱数が130〜149であった場合に特別図柄X3が決定され、当たり図柄乱数が150〜159であった場合に特別図柄X4が決定され、当たり図柄乱数が160〜169であった場合に特別図柄X5が決定され、当たり図柄乱数が170〜179であった場合に特別図柄X6が決定され、当たり図柄乱数が180〜199であった場合に特別図柄X7が決定される。すなわち、この第2判定テーブル111bにおいては、特別図柄X1が決定される確率は45%、特別図柄X2が決定される確率は20%、特別図柄X3が決定される確率は10%、特別図柄X4が決定される確率は5%、特別図柄X5が決定される確率は5%、特別図柄X6が決定される確率は5%、特別図柄X7が決定される確率は10%となっている。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1判定テーブル111a及び第2判定テーブル111bのいずれであっても、同一の大当たり図柄が決定されるようになっているが、これに限定されるものではなく、各テーブルにおいて異なる大当たり図柄が決定されるようにしてもよい。
また、第1特図乱数に基づく大当たりの抽選によりハズレとなった場合には、当たり図柄乱数に基づく上述の抽選を行わずに、ハズレ図柄として特別図柄Z1が決定される。また、第2特図乱数に基づく大当たりの抽選によりハズレとなった場合には、当たり図柄乱数に基づく上述の抽選を行わずに、ハズレ図柄として特別図柄Z2が決定される。
すなわち、当たり図柄乱数判定テーブル111は、大当たりに当選した場合にのみ参照され、ハズレの場合には参照されないようになっている。
特別電動役物作動テーブル112は、上述の如く、大当たりに当選した場合に実行される特別遊技を制御するためのものであり、特別遊技の実行中に大入賞口ソレノイド18cを作動させるために参照されるものである。本形態に係るパチンコ機Pには、図7(a)及び(b)に示すように、特別電動役物作動テーブル112として、第1作動テーブル112aと、第2作動テーブル112bと、が設けられている。
具体的には、特別図柄X1が決定されると、図7(a)に示すように、第1作動テーブル112aを参照して特別遊技が実行される。この第1作動テーブル112aによれば、大入賞口18が29.0秒開放するか又は大入賞口18に9個の遊技球が入球するかのいずれかの条件が成立することで終了するラウンド遊技が15回実行される。また、各ラウンド遊技の実行中、大入賞口18は1回のみ開放され、各ラウンド遊技間に大入賞口18が閉鎖する時間(すなわち、インターバル時間)は2.0秒に設定されている。
特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7のいずれかが決定されると、図7(b)に示すように、第2作動テーブル112bを参照して特別遊技が実行される。この第2作動テーブル112bによれば、第1作動テーブル112aと同態様のラウンド遊技が8回実行される。また、各ラウンド遊技の実行中における大入賞口18の開閉回数及びインターバル時間は第1作動テーブル112aと同様の内容に設定されている。
なお、特別遊技中に獲得可能な賞球の期待値は、特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定された場合よりも、特別図柄X1が決定された場合の方が多い。
遊技状態設定テーブル113は、特別遊技が実行された場合に、当該特別遊技の終了後の遊技状態を設定するためのものである。本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技の終了後の遊技状態が、大当たりの抽選によって決定された特別図柄の種別により決定されるようになっている。
そして、本形態に係るパチンコ機Pには、図8に示すように、遊技状態設定テーブル113として、特別図柄X1又は特別図柄X2が決定された場合に参照される第1状態設定テーブル113a、特別図柄X3が決定された場合に参照される第2状態設定テーブル113b、特別図柄X4が決定された場合に参照される第3状態設定テーブル113c、特別図柄X5が決定された場合に参照される第4状態設定テーブル113d、特別図柄X6が決定された場合に参照される第5状態設定テーブル113e、及び、特別図柄X7が決定された場合に参照される第6状態設定テーブル113fが設けられている。
具体的には、図8(a)に示すように、特別図柄X1又は特別図柄X2が決定されると、特別遊技の終了後の遊技状態が高確率遊技状態に設定されると同時に、時短遊技状態に設定される。そして、高確率遊技状態の継続回数(以下、高確回数という)が10000回に設定されるとともに、時短遊技状態の継続回数(以下、時短回数という)が10000回に設定される。すなわち、特別図柄X1又は特別図柄X2が決定された場合に実行される特別遊技の終了後は、遊技状態が高確率時短遊技状態に設定され(高確率時短遊技状態へ移行し)、大当たりの抽選の結果が10000回導出されるまで、高確率時短遊技状態が継続する。
なお、上述の如く、本形態に係るパチンコ機Pでは、高確率遊技状態における大当たりの当選確率がおよそ1/58.6となっているため、実質的には、大当たりに再度当選するまで、高確率時短遊技状態が継続することとなる。
また、図8(b)〜(f)に示すように、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定されると、特別遊技の終了後の遊技状態が低確率遊技状態に設定されると同時に、時短遊技状態に設定される。そして、特別図柄X3が決定された場合には、時短回数は100回に設定され、特別図柄X4が決定された場合には、時短回数は80回に設定され、特別図柄X5が決定された場合には、時短回数は60回に設定され、特別図柄X6が決定された場合には、時短回数は40回に設定され、特別図柄X7が決定された場合には、時短回数は20回に設定される。
すなわち、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定された場合に実行される特別遊技の終了後はいずれも、遊技状態が低確率時短遊技状態に設定される。そして、特別図柄X3が決定された場合には、低確率時短遊技状態の継続中に大当たりに当選することなく、100回の大当たりの抽選の結果がすべてハズレとなると、時短遊技状態が非時短遊技状態に変更され、遊技状態は低確率時短遊技状態から通常遊技状態(低確率非時短遊技状態)に変更される。同様に、特別図柄X4が決定された場合には、低確率時短遊技状態の継続中に大当たりに当選することなく、80回の大当たりの抽選の結果がすべてハズレとなると、また、特別図柄X5が決定された場合には、低確率時短遊技状態の継続中に大当たりに当選することなく、60回の大当たりの抽選の結果がすべてハズレとなると、また、特別図柄X6が決定された場合には、低確率時短遊技状態の継続中に大当たりに当選することなく、40回の大当たりの抽選の結果がすべてハズレとなると、また、特別図柄X7が決定された場合には、低確率時短遊技状態の継続中に大当たりに当選することなく、20回の大当たりの抽選の結果がすべてハズレとなると、遊技状態は低確率時短遊技状態から通常遊技状態に変更される。
上述のように、本形態に係るパチンコ機Pでは、特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6及び特別図柄X7が決定された場合にはいずれも、8回のラウンド遊技が行われる特別遊技が実行され(図7参照)、この特別遊技が終了した後に時短遊技状態が設定されるものの、特別図柄X2が決定された場合には高確率遊技状態が設定され、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定された場合には低確率遊技状態が設定される。
また、特に図示していないが、特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6及び特別図柄X7が決定された場合には、大当たりの抽選結果を報知する変動演出や特別遊技中に実行される演出が同態様で実行され、いずれの特別図柄が決定されたのかを演出によって判断できないようになっている。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pによれば、特別遊技の実行態様及び演出の実行態様から、高確率遊技状態又は低確率遊技状態のいずれが設定されているのかを把握困難とすることができ、特別遊技が終了した後の遊技状態に対する期待感を煽ることができるのである。
なお、時短遊技状態及び時短回数の設定については、上述の内容に限定されるものではなく、大当たりに当選した時点の遊技状態に応じて異なった内容としてもよい。
規定回数決定テーブル115は、上述の如く、規定回数を決定するためのものである。
ここで、規定回数は、特別遊技が終了してから、後述する背景表示演出において表示されている背景画像の切り替えを実行するまでの変動回数(特別図柄の変動表示の回数、大当たりの抽選が行われた回数(大当たりの抽選結果の導出回数))である。本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技の終了後に設定される時短回数(すなわち、特別遊技の実行の契機となった大当たりの当選時に決定された特別図柄の種別)ごとに、規定回数として決定され得る変動回数(以下、特定変動回数という)が定められており、特別遊技の終了時に、いずれかの特定変動回数が規定回数として決定される。そして、特別遊技が終了してからの変動回数が決定された規定回数に到達するまでの間に大当たりに当選した場合、又は、大当たりに当選することなく、特別遊技が終了してからの変動回数が決定された規定回数に到達した場合に、表示されている背景の切り替えが実行されるようになっている。
具体的には、本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技の終了後に設定される時短回数が100回の場合(大当たりの当選時に特別図柄X3が決定された場合)には、20回、40回、60回、80回及び100回の特定変動回数が定められており、規定回数としていずれかの特定変動回数が決定される。また、特別遊技の終了後に設定される時短回数が80回の場合(大当たりの当選時に特別図柄X4が決定された場合)には、20回、40回、60回及び80回の特定変動回数が定められており、規定回数としていずれかの特定変動回数が決定される。また、特別遊技の終了後に設定される時短回数が60回の場合(大当たりの当選時に特別図柄X5が決定された場合)には、20回、40回及び60回の特定変動回数が定められており、規定回数としていずれかの特定変動回数が決定される。また、特別遊技の終了後に設定される時短回数が40回の場合(大当たりの当選時に特別図柄X6が決定された場合)には、20回及び40回の特定変動回数が定められており、規定回数としていずれかの特定変動回数が決定される。また、特別遊技の終了後に設定される時短回数が20回の場合(大当たりの当選時に特別図柄X7が決定された場合)には、20回の特定変動回数が定められており、この場合には常に、規定回数として20回の特定変動回数が決定されるようになっている。
なお、特別遊技の終了後に設定される時短回数が10000回の場合(大当たりの当選時に特別図柄X1又は特別図柄X2が決定された場合)には、大当たりに当選したときにのみ表示されている背景画像の切り替えが実行されるようになっているため、特定変動回数は定められておらず、規定回数も決定されない。
たとえば、特別遊技の終了後に100回の時短回数が設定された場合(大当たりの当選時に特別図柄X3が決定された場合)において、規定回数として60回の特定変動回数が決定されたときには、大当たりに当選することなく、特別遊技が終了してからの変動回数が60回(規定回数)に到達すると、背景画像の切り替えが実行されることとなる。
本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技が終了すると、0〜249の数値範囲内で規定回数を決定するための規定回数決定乱数が1個取得されるとともに、RTC104から入力される信号に基づいて特別遊技が終了した時点の時刻(特別遊技の終了時刻)が取得される。そして、大当たりの当選時に決定された特別図柄の種別と、取得された規定回数決定乱数及び特別遊技が終了した時点の時刻と、規定回数決定テーブル114とに基づいて、規定回数が決定される。
具体的には、図9に示すように、規定回数決定テーブル114によれば、終了した特別遊技の実行契機である大当たりの当選の際に決定された特別図柄がX3であった場合(設定される時短回数は100回の場合)において、特別遊技の終了時刻が0:00を超えて15:00までの間であったときには、規定回数決定乱数が0〜49であれば、規定回数として20回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が50〜99であれば、規定回数として40回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が100〜149であれば、規定回数として60回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が150〜199であれば、規定回数として80回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が200〜249であれば、規定回数として100回の特定変動回数が決定される。
また、特別遊技の終了時刻が15:00を超えて24:00までの間であったときには、規定回数決定乱数が0〜29であれば、規定回数として20回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が30〜59であれば、規定回数として40回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が60〜89であれば、規定回数として60回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が90〜119であれば、規定回数として80回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が120〜249であれば、規定回数として100回の特定変動回数が決定される。
また、終了した特別遊技の実行契機である大当たりの当選の際に決定された特別図柄がX4であった場合(設定される時短回数は80回の場合)において、特別遊技の終了時刻が0:00を超えて15:00までの間であったときには、規定回数決定乱数が0〜59であれば規定回数として20回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が60〜119であれば規定回数として40回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が120〜179であれば規定回数として60回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が180〜249であれば規定回数として80回の特定変動回数が決定される。
また、特別遊技の終了時刻が15:00を超えて24:00までの間であったときには、規定回数決定乱数が0〜29であれば規定回数として20回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が30〜59であれば規定回数として40回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が60〜89であれば規定回数として60回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が90〜249であれば規定回数として80回の特定変動回数が決定される。
また、終了した特別遊技の実行契機である大当たりの当選の際に決定された特別図柄がX5であった場合(設定される時短回数は60回の場合)において、特別遊技の終了時刻が0:00を超えて15:00までの間であったときには、規定回数決定乱数が0〜79であれば規定回数として特定20回の変動回数が決定され、規定回数決定乱数が80〜159であれば規定回数として40回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が160〜249であれば規定回数として60回の特定変動回数が決定される。
また、特別遊技の終了時刻が15:00を超えて24:00までの間であったときには、規定回数決定乱数が0〜49であれば規定回数として20回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が50〜99であれば規定回数として40回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が100〜249であれば規定回数として60回の特定変動回数が決定される。
また、終了した特別遊技の実行契機である大当たりの当選の際に決定された特別図柄がX6であった場合(設定される時短回数は40回の場合)において、特別遊技の終了時刻が0:00を超えて15:00までの間であったときには、規定回数決定乱数が0〜124であれば規定回数として20回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が125〜249であれば規定回数として40回の特定変動回数が決定される。
また、特別遊技の終了時刻が15:00を超えて24:00までの間であったときには、規定回数決定乱数が0〜49であれば規定回数として20回の特定変動回数が決定され、規定回数決定乱数が50〜249であれば規定回数として40回の特定変動回数が決定される。
また、終了した特別遊技の実行契機である大当たりの当選の際に決定された特別図柄がX7であった場合(設定される時短回数は20回の場合)には、特別遊技の終了時刻が0:00を超えて15:00までの間であったとき及び15:00を超えて24:00までの間であったときのいずれであっても、規定回数決定乱数が0〜249であれば(規定回数決定乱数にかかわらず)規定回数として20回の特定変動回数が決定される。
変動パターンコマンド決定テーブル115は、上述の如く、変動パターンコマンドを決定するためのものである。
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述のように大当たりの抽選によって特別図柄が決定されると、当該決定の結果に基づいて変動パターンコマンドが決定される。この決定された変動パターンコマンドは、主制御基板100から副制御基板300に送信され、副制御基板300は、受信した変動パターンコマンドに基づいて、大当たりの抽選の結果を報知する変動演出の具体的な態様(たとえば、表示部21aに表示する画像等)を決定する。つまり、変動パターンコマンドは、この変動演出の変動時間及び態様(すなわち、変動パターン)を決定するものである。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、変動パターンコマンドは複数種類設けられており、変動パターンコマンドごとに変動時間及び態様(変動パターン)が対応付けられている。また、各変動パターンコマンドは変動パターンコマンド決定テーブル115に対応付けられている。そして、変動パターンコマンド決定テーブル115ごとに、決定される変動パターンコマンドの種類及び決定割合が設定されている。
変動パターンコマンド決定テーブル115は、図10に示すように、大別して、テーブルA、テーブルB、テーブルC、テーブルD及びテーブルEを有している。
そして、第1始動入賞口15又は第2始動入賞口16に遊技球が入球すると、0〜249の数値範囲内で1個の変動パターン乱数が取得され、この取得された変動パターン乱数と、現時点の保留数(第1特図保留数又は第2特図保留数)と、いずれかの変動パターンコマンド決定テーブル115とに基づいて、変動パターンコマンドが決定される。
ここで、本形態に係るパチンコ機Pは、図11に示すように、変動パターンコマンドを決定する際に参照する変動パターンコマンド決定テーブル115を定めた設定テーブル116を有している。そして、変動パターンコマンドを決定する際には、この設定テーブル116に定められた情報に基づいて、参照する変動パターンコマンド決定テーブル115が決定されるようになっている。
設定テーブル116は、大当たりの当選時に決定される特別図柄の種別(X1、X2、X3、X4、X5、X6又はX7)、及び、決定された規定回数と特別遊技の終了後に設定される時短回数との一致・不一致の状況ごとに、設けられている。
具体的には、図11(a)〜(c)に示すように、特別図柄X1又は特別図柄X2が決定された場合に、当該決定に基づく特別遊技の終了後に変動パターンコマンドを決定する際に参照する変動パターンコマンド決定テーブル115を定めた第1設定テーブル116aと、特別図柄X1、特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定され、かつ、決定された規定回数と特別遊技の終了後に設定される時短回数とが一致する場合に、当該決定に基づく特別遊技の終了後に変動パターンコマンドを決定する際に参照する変動パターンコマンド決定テーブル115を定めた第2設定テーブル116bと、特別図柄X1、特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定され、かつ、決定された規定回数と特別遊技の終了後に設定される時短回数とが一致しない場合に、当該決定に基づく特別遊技の終了後に変動パターンコマンドを決定する際に参照する変動パターンコマンド決定テーブル115を定めた第3設定テーブル116cと、が設けられている。
また、これらの設定テーブル116においては、図11(a)〜(c)に示すように、特別遊技の終了からの変動回数(特別図柄の変動表示の回数、大当たりの抽選結果の導出回数)ごとに参照する変動パターンコマンド決定テーブル115が定められている。
そして、特別遊技の終了の際に、当該特別遊技の実行契機となった特別図柄の種別(X1、X2、X3、X4、X5、X6又はX7)、及び、決定された規定回数と特別遊技の終了後に設定される時短回数との一致状況に対応する設定テーブル116に基づいて、参照する変動パターンコマンド決定テーブル115の情報が取得される。この後、第1始動入賞口15への遊技球の入球又は第2始動入賞口16への遊技球の入球に基づいて変動パターンコマンドを決定する際には、この取得された情報に基づいて、当該決定時点の変動回数に対応する変動パターンコマンド決定テーブル115が選択(参照)されることとなる。
具体的には、図11(a)に示すように、第1設定テーブル116aによれば、変動パターンコマンドを決定する時点の変動回数が特別遊技終了後の1回目以降であったときは(すなわち、特別遊技の終了後は常に)テーブルBが選択される。
上述したように、特別図柄X1又は特別図柄X2が決定された場合には、当該決定に基づく特別遊技の終了後、実質的に大当たりに再度当選するまで高確率時短遊技状態が継続する。したがって、高確率時短遊技状態中に変動パターンコマンドを決定する場合には、テーブルBが選択される。
また、図11(b)に示すように、第2設定テーブル116bによれば、変動パターンコマンドを決定する時点の変動回数が、1回目から決定された規定回数に到達する前までの間であって特定変動回数以外であったときは、テーブルBが選択され、変動パターンコマンドを決定する時点の変動回数が、1回目から決定された規定回数に到達する前までの間であって特定変動回数であったときは、テーブルDが選択され、変動パターンコマンドを決定する時点の変動回数が、決定された規定回数であったときは、テーブルEが選択され、変動パターンコマンドを決定する時点の変動回数が、決定された規定回数の後から設定された時短回数に到達するまでの間の変動回数であったときは、テーブルCが選択され、変動パターンコマンドを決定する時点の変動回数が、設定された時短回数よりも後の変動回数であったときは、テーブルAが選択される。
具体的には、たとえば、100回の時短回数が設定され(すなわち、大当たりの当選時に特別図柄X3が決定され)、規定回数として60回が決定された場合において、特別遊技終了後の1回目〜19回目、21回目〜39回目、及び、41回目〜59回目(すなわち、特定変動回数以外のとき)には、テーブルBが選択され、特別遊技終了後の20回目及び40回目(すなわち、特定変動回数のとき)には、テーブルDが選択され、特別遊技終了後の60回目(すなわち、決定された規定回数のとき)には、テーブルEが選択され、特別遊技終了後の61回目〜100回目(すなわち、規定回数後、時短回数に到達するまで)には、テーブルCが選択され、特別遊技終了後の101回目(すなわち、時短回数到達後)以降には、テーブルAが選択される。
また、たとえば、40回の時短回数が設定され(すなわち、大当たりの当選時に特別図柄X6が決定され)、規定回数として20回が決定された場合において、特別遊技終了後の1回目〜19回目には、テーブルBが選択され、特別遊技終了後の20回目には、テーブルEが選択され、特別遊技終了後の21回目〜40回目には、テーブルCが選択され、特別遊技終了後の41回目以降には、テーブルAが選択される。
また、図11(c)に示すように、第3設定テーブル116cによれば、変動パターンコマンドを決定する時点の変動回数が、1回目から決定された規定回数に到達する前までの間であって特定変動回数以外であったときは、テーブルBが選択され、変動パターンコマンドを決定する時点の変動回数が、1回目から決定された規定回数に到達する前までの間であって特定変動回数であったときは、テーブルDが選択され、変動パターンコマンドを決定する時点の変動回数が、決定された規定回数であったときは、テーブルEが選択され、変動パターンコマンドを決定する時点の変動回数が、決定された規定回数よりも後の変動回数(すなわち、設定された時短回数よりも後の変動回数)であったときは、テーブルAが選択される。
具体的には、たとえば、60回の時短回数が設定され(すなわち、大当たりの当選時に特別図柄X5が決定され)、規定回数として60回が決定された場合において、特別遊技終了後の1回目〜19回目、21回目〜39回目、及び、41回目〜59回目には、テーブルBが選択され、特別遊技終了後の20回目及び40回目には、テーブルDが選択され、特別遊技終了後の60回目には、テーブルEが選択され、特別遊技終了後の61回目以降には、テーブルAが選択される。
また、たとえば、20回の時短回数が設定され(すなわち、大当たりの当選時に特別図柄X7が決定され)、規定回数として20回が決定された場合において、特別遊技終了後の1回目〜19回目には、テーブルBが選択され、特別遊技終了後の20回目には、テーブルEが選択され、特別遊技終了後の21回目以降には、テーブルAが選択される。
上述したように、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定された場合には、当該決定に基づく特別遊技の終了後、大当たりに当選することなく変動回数が時短回数に到達するまで低確率時短遊技状態が継続し、変動回数が時短回数に到達した後は通常遊技状態に移行する。そして、低確率時短遊技状態中において、変動回数が規定回数に到達するまでは、テーブルB、テーブルD又はテーブルEが選択され、変動回数が規定回数に到達した後であって時短回数に到達するまでは、テーブルCが選択される。また、通常遊技状態に移行した後は、テーブルAが選択される。
そして、この選択された変動パターンコマンド決定テーブル115を参照して、変動パターンコマンドが決定される。
具体的には、図10(a)に示すように、テーブルAによれば、特別図柄Z1又は特別図柄Z2が決定され(すなわち、大当たりの抽選の結果がハズレであり)、かつ、現時点の保留数が0又は1の場合において、変動パターン乱数が0〜229であったときに「14秒変動」という変動パターン(14秒の変動時間が設定された変動パターン)が対応付けられた変動パターンコマンド「00H」(最後尾に「H」が付された英数字は16進数表記。以下、同様)が決定され、変動パターン乱数が230〜239であったときに「30秒変動」という変動パターン(30秒の変動時間が設定された変動パターン)が対応付けられた変動パターンコマンド「01H」が決定され、変動パターン乱数が240〜249であったときに「60秒変動」という変動パターン(60秒の変動時間が設定された変動パターン)が対応付けられた変動パターンコマンド「02H」が決定される。
また、特別図柄Z1又は特別図柄Z2が決定され、かつ、現時点の保留数が2以上の場合において、変動パターン乱数が0〜229であったときに「3秒変動」という変動パターン(3秒の変動時間が設定された変動パターン)が対応付けられた変動パターンコマンド「03H」が決定され、変動パターン乱数が230〜239であったときに上述の変動パターンコマンド「01H」が決定され、変動パターン乱数が240〜249であったときに上述の変動パターンコマンド「02H」が決定される。
また、大当たりに当選し、特別図柄X1、特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定されると、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数が0〜124であったときに「30秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「31H」が決定され、変動パターン乱数が125〜249であったときに「60秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「32H」が決定される。
また、図10(b)に示すように、テーブルBによれば、特別図柄Z1又は特別図柄Z2が決定され、かつ、現時点の保留数が0又は1の場合には、変動パターン乱数が0〜249であったときに(変動パターン乱数がいかなる値であっても必ず)、上述の変動パターンコマンド「00H」が決定される。
また、特別図柄Z1又は特別図柄Z2が決定され、かつ、現時点の保留数が2以上の場合において、変動パターン乱数が0〜224であったときに上述の変動パターンコマンド「03H」が決定され、変動パターン乱数が225〜249であったときに「45秒変動」という変動パターン(45秒の変動時間が設定された変動パターン)が対応付けられた変動パターンコマンド「A0H」が決定される。
また、大当たりに当選し、特別図柄X1、特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定されると、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても必ず、「45秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「B0H」が決定される。
また、図10(c)に示すように、テーブルCによれば、特別図柄Z1又は特別図柄Z2が決定され、かつ、現時点の保留数が0又は1の場合には、変動パターン乱数がいかなる値であっても必ず、上述の変動パターンコマンド「00H」が決定される。
また、特別図柄Z1又は特別図柄Z2が決定され、かつ、現時点の保留数が2以上の場合において、変動パターン乱数が0〜199であったときに上述の変動パターンコマンド「03H」が決定され、変動パターン乱数が200〜235であったときに上述の変動パターンコマンド「00H」が決定され、変動パターン乱数が236〜245であったときに上述の変動パターンコマンド「01H」が決定され、変動パターン乱数が246〜249であったときに上述の変動パターンコマンド「02H」が決定される。
また、大当たりに当選し、特別図柄X1、特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定されると、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数が0〜169であったときに上述の変動パターンコマンド「31H」が決定され、変動パターン乱数が170〜249であったときに上述の変動パターンコマンド「32H」が決定される。
また、図10(d)に示すように、テーブルDによれば、特別図柄Z1又は特別図柄Z2が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても必ず、上述の変動パターンコマンド「A0H」が決定される。
また、大当たりに当選し、特別図柄X1、特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定されると、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても必ず、上述の変動パターンコマンド「B0H」が決定される。
また、図10(e)に示すように、テーブルEによれば、特別図柄Z1又は特別図柄Z2が決定された場合には、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても必ず、「45秒変動」の変動パターンが対応付けられた変動パターンコマンド「C0H」が決定される。
また、大当たりに当選し、特別図柄X1、特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7が決定されると、現時点の保留数にかかわらず、変動パターン乱数がいかなる値であっても必ず、上述の変動パターンコマンド「B0H」が決定される。
またここで、「3秒変動」及び「14秒変動」という変動パターンは、変動演出において、後述のリーチ表示が行われることなく、変動演出の開始から設定された変動時間(「3秒変動」にあっては3秒、「14秒変動」にあっては14秒)の経過後にハズレの表示がなされる態様である。
また、「30秒変動」及び「60秒変動」という変動パターンは、変動演出において、リーチ表示が行われた後にリーチ発展演出が実行され、変動演出の開始から設定された変動時間(「30秒変動」にあっては30秒、「60秒変動」にあっては60秒)の経過後にハズレ又は大当たりの表示がなされる態様である。本形態に係るパチンコ機Pでは、「01H」に対応する「30秒変動」及び「02H」に対応する「60秒変動」の変動パターンにおいて、ハズレの表示がなされ、「31H」に対応する「30秒変動」及び「32H」に対応する「60秒変動」の変動パターンにおいて、大当たりの表示がなされる。
また、「45秒変動」という変動パターンは、後述する特殊演出が実行され、変動演出の開始から設定された変動時間(45秒)の経過後に、大当たりの表示、ハズレ及び背景画像の表示の継続を示唆する表示、又は、ハズレ及び背景画像の切り替えを示唆する表示がなされる態様である。本形態に係るパチンコ機Pでは、「B0H」の変動パターンコマンドに対応する「45秒変動」の変動パターンにおいて、大当たりの表示がなされ、「A0H」の変動パターンコマンドに対応する「45秒変動」の変動パターンにおいて、ハズレ及び背景画像の表示の継続を示唆する表示がなされ、「C0H」の変動パターンコマンドに対応する「45秒変動」の変動パターンにおいて、ハズレ及び背景画像の切り替えを示唆する表示がなされる。
なお、「45秒変動」の変動パターンは、特別遊技が終了してから、特別遊技終了後の変動回数が規定回数に到達したときまでの間に選択される変動パターンコマンド決定テーブル115(すなわち、テーブルB、テーブルD及びテーブルE)において定められている(図10及び図11参照)。すなわち、「45秒変動」の変動パターンは、特別遊技が終了してから特別遊技終了後の変動回数が規定回数に到達したときまでの間において決定されるようになっている。
具体的には、特別遊技終了後の変動回数が規定回数に到達するまでの間における特定変動回数であったとき、又は、特別遊技終了後の変動回数が規定回数であったときには、大当たりの抽選の結果によることなく(大当たりの抽選の結果が大当たりの当選及びハズレのいずれであっても)常に「45秒変動」の変動パターンが決定される(図10及び図11参照)。また、特別遊技終了後の変動回数が規定回数に到達するまでの間における特定変動回数以外であったときには、大当たりの抽選の結果が大当たりの当選であった場合には常に「45秒変動」の変動パターンが決定され、大当たりの抽選の結果がハズレであった場合には、現時点の保留数が2以上のときに、予め定められた割合で「45秒変動」の変動パターンが決定される(図10及び図11参照)。
上述のように決定された変動パターンコマンドは副制御基板300に送信され、変動パターンコマンドに基づいて変動演出の具体的な態様が決定される。そして、このように決定された具体的な態様により変動演出が実行されるが、上述の如く、各変動パターンコマンドに対応する変動パターンに設定されている変動時間が、変動演出の開始から終了までの時間となる。
また、上述の変動時間に基づいて、演出表示装置21では変動演出が行われるとともに、特別図柄表示装置(第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31)では特別図柄の変動表示が行われる。具体的には、遊技球が入球した始動入賞口が第1始動入賞口15の場合には、上述の変動時間の間、第1特別図柄表示装置30が点滅表示され、遊技球が入球した始動入賞口が第2始動入賞口16の場合には、上述の変動時間の間、第2特別図柄表示装置31が点滅表示される。そして、変動時間の経過後、決定された特別図柄が停止表示される。
次に、普図遊技に関する処理について説明する。
本形態に係るパチンコ機Pでは、発射装置(特に図示しておらず)により発射され第2遊技領域12bを流下する遊技球がゲート20を通過すると、第2始動入賞口16の可動片16bを作動させて当該可動片16bを開くか否かを決定する普通図柄の抽選が行われる。そして、この普通図柄の抽選によって当たりとなると、可動片16bが開き、第2始動入賞口16が開状態となるため、第2始動入賞口16への遊技球の入球が容易となる。
この普通図柄の抽選は、遊技球がゲート20を通過することを契機に取得される当たり決定乱数、及び、メインROM102に格納されており当該乱数を判定するための当たり決定乱数判定テーブル117に基づいて、行われる。
そして、遊技球がゲート20を通過すると、上述の当たり決定乱数が取得されるとともに、当該乱数値がメインRAM103の普図保留記憶領域に4個を上限として記憶されるようになっている。具体的には、この普図保留記憶領域は、第1記憶部から第4記憶部までの計4つの記憶部から構成されており、ゲート20の通過順に、第1記憶部から記憶されるようになっている。また、既にいくつかの記憶部に当たり決定乱数が記憶されている場合には、空きの記憶部のうち最も番号の小さい記憶部に当たり決定乱数が記憶されるようになっている。そして、普図保留記憶領域に既に4個の当たり決定乱数が記憶されている場合に、遊技球がゲート20を通過しても、この通過に係る当たり決定乱数は普図保留記憶領域に記憶されない。
なお、本形態に係るパチンコ機Pにおいて、当たり決定乱数には、主制御基板100に内蔵されたハードウェア乱数を用いている。この当たり決定乱数は、一定の規則に従って更新され、乱数列が一巡するごとに自動的に乱数列が変更されるとともに、システムリセット毎にスタート値が変更されるようになっている。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、普図保留記憶領域に記憶されている当たり決定乱数の数(以下、普図保留数という)は、普図保留数カウンタ(特に図示しておらず)に記憶されるようになっている。
なお、本明細書においては、上述のように、当たり決定乱数が普図保留記憶領域に記憶されることを「普図保留」ともいう。
また、当たり決定乱数判定テーブル117は、普通図柄の抽選により当たりか否かの判定を行うためのものであって、図12に示すように、非時短遊技状態(すなわち、通常遊技状態)において参照される非時短判定テーブル117aと、時短遊技状態(すなわち、高確率時短遊技状態)において参照される時短判定テーブル117bと、を備えている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、遊技球がゲート20を通過すると、0〜65535の数値範囲内で1個の当たり決定乱数が取得される。そして、普通図柄の抽選を行う時点の遊技状態が非時短遊技状態であれば、非時短判定テーブル117aが選択され、取得された当たり決定乱数と選択された非時短判定テーブル117aとに基づいて普通図柄の抽選が行われる。また、普通図柄の抽選を行う時点の遊技状態が時短遊技状態であれば、時短判定テーブル117bが選択され、取得された当たり決定乱数と選択された時短判定テーブル117bとに基づいて普通図柄の抽選が行われる。
この非時短判定テーブル117aによれば、当たり決定乱数が1であった場合に当たりと判定され、これ以外の当たり決定乱数(0、2〜65535)であった場合にハズレと判定される。したがって、この非時短判定テーブル117aにおいて当たりとなる確率は1/65536となる。
また、時短判定テーブル117bによれば、当たり決定乱数が1〜65000であった場合に当たりと判定され、これ以外の当たり決定乱数(0、65001〜65535)であった場合にハズレと判定される。したがって、この時短判定テーブル117bにおいて当たりとなる確率は65000/65536、すなわち、およそ99/100となる。
なお、普通図柄の抽選によって当たりとなった場合には当たり図柄が決定され、ハズレとなった場合にはハズレ図柄が決定される。
また、本形態に係るパチンコ機Pは、普通図柄の変動パターンの決定や、可動片16bの開閉の制御を行うためのテーブルとして、普通図柄変動パターン決定テーブル118、及び、第2始動入賞口開放制御テーブル119等を備えている。
普通図柄変動パターン決定テーブル118は、普通図柄の変動パターンを決定するためのものである。上述のように、ゲート20を遊技球が通過することにより普通図柄の抽選が行われると、この普通図柄変動パターン決定テーブル118に基づいて普通図柄の変動パターンが決定される。
本形態に係るパチンコ機Pでは、図13に示すように、遊技状態が非時短遊技状態の場合には変動時間が3秒に決定され、遊技状態が時短遊技状態の場合には変動時間が0.6秒に決定される。そして、変動時間が決定されると、この決定された変動時間の間、普通図柄表示装置32(図3参照)が点滅表示される。そして、普通図柄の抽選により当たりとなって当たり図柄が決定された場合には、普通図柄表示装置32が点灯し、ハズレとなってハズレ図柄が決定された場合には、普通図柄表示装置32が消灯する。
また、第2始動入賞口開放制御テーブル119は、第2始動入賞口16に設けられた可動片16bの作動を制御するために参照されるものである。
本形態に係るパチンコ機Pでは、普通図柄表示装置32が点灯すると、第2始動入賞口16の可動片16bが、第2始動入賞口開放制御テーブル119に定められた態様で開閉するようになっている。具体的には、遊技状態が非時短遊技状態の場合には、図14に示すように、始動入賞口ソレノイド16cが0.2秒(=0.2秒×1回)通電されるため、第2始動入賞口16の可動片16bが0.2秒開放される。また、遊技状態が時短遊技状態の場合には、図13に示すように、始動入賞口ソレノイド16cが2.4秒(=1.2秒×2回)通電されるため、第2始動入賞口16の可動片16bが合計2.4秒開放される。
以上のように、非時短遊技状態と時短遊技状態とには、それぞれ、第2始動入賞口16を開閉するための条件が定められており、この条件の内容により、時短遊技状態においては、非時短遊技状態よりも第2始動入賞口16に遊技球が入球しやすくなっている。すなわち、時短遊技状態においては、遊技球がゲート20を通過する限りにおいて、次々と普通図柄の抽選が行われ、第2始動入賞口16が頻繁に開放されるため、遊技の進行に伴う遊技球の減少を抑えながら、大当たりの抽選の機会を獲得できることとなる。
(パチンコ機Pにおける処理の概要)
次に、上述の特図遊技、普図遊技及び特別遊技の進行に伴って主制御基板100で実行される処理の概要について、フローチャートを用いて説明する。
まず、主制御基板100のメイン処理を説明する。
電源基板により電源が供給されると、メインCPU101にシステムリセットが発生し、メインCPU101は、図15のフローチャートに示すメイン処理を実行する。
ステップ100において、メインCPU101は、初期化処理として、電源投入に応じて、メインROM102から起動プログラムを読み込むとともに、メインRAM103に記憶されるフラグなどを初期化したり、副制御基板300に送信する各種のコマンドを、メインRAM103に設けられた演出用伝送データ格納領域に記憶したりする。そして、次のステップ101に進む。
ステップ101において、メインCPU101は、当たり図柄乱数を更新する際に参照される当たり図柄乱数用初期値更新乱数の更新を行う。この当たり図柄乱数用初期値更新乱数は、当たり図柄乱数の初期値を決定するためのものである。すなわち、当たり図柄乱数は、更新を開始する時点の当たり図柄乱数用初期値更新乱数を初期値として更新が行われる。そして、この乱数範囲を1周すると、その時点における当たり図柄乱数用初期値更新乱数を初期値として、当たり図柄乱数の更新が継続されるようになっている。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、メインCPU101は、変動パターンを決定するための変動パターン乱数及び規定回数を決定するための規定回数決定乱数を更新する。そして、ステップ102の処理が終了すると、以降は、所定の割込み処理が行われるまで、ステップ101とステップ102の処理を繰り返し実行する。
次に、主制御基板100のタイマ割込処理を説明する。
主制御基板100に設けられたリセット用クロックパルス発生回路により、所定の周期(本形態に係るパチンコ機Pでは、4ミリ秒)毎にクロックパルスが発生されることで、図16のフローチャートに示すタイマ割込処理が実行される。
ステップ200において、メインCPU101は、各種タイマカウンタを更新するタイマ更新処理を実行する。そして、次のステップ201に進む。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、減算タイマを採用しており、主制御基板100のタイマ割込処理が実行されるたびにタイマカウンタが1ずつ減算され、0になると減算を停止するようになっている。
ステップ201において、メインCPU101は、当たり図柄乱数の更新を行う。具体的には、乱数カウンタを「1」加算して更新し、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを「0」に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時点の当たり図柄乱数用初期値更新乱数の値から乱数を更新する。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、メインCPU101は、ゲート検出センサ20a、第1始動入賞口検出センサ15a、第2始動入賞口検出センサ16aに入力があったか否かを判定し、これに基づいて所定の処理を行うセンサ検出時処理を実行する。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、メインCPU101は、特図遊技及び特別遊技に関する制御を行うための特図関連制御処理を実行する。そして、次のステップ204に進む。
ステップ204において、メインCPU101は、普図遊技に関する制御を行うための普図関連制御処理を実行する。そして、次のステップ205に進む。
ステップ205において、メインCPU101は、各種エラーの発生や解除に関する制御を行うためのエラー関連処理を実行する。具体的には、前扉3の開放に基づく扉開放コマンドや、受皿7の満タン状態に基づく受皿満タンコマンド等を、主制御基板100が受信した場合に、メインCPU101は、対応するエラー指定コマンド(たとえば、扉開放指定コマンド、満タン状態指定コマンド等)を生成して演出用伝送データ格納領域に記憶(セット)する。また、上述のコマンドを主制御基板100が受信しなくなった場合に、メインCPU101は、対応するエラー解除指定コマンド(たとえば、扉閉鎖指定コマンド、満タン解除指定コマンド等)を生成して演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ206に進む。
ステップ206において、一般入賞口検出センサ14a、第1始動入賞口検出センサ15a、第2始動入賞口検出センサ16a、大入賞口検出センサ18aからの検出信号がメインCPU101に入力された場合に、当該メインCPU101は、それぞれの検出信号に対応して設けられている賞球カウンタを更新するとともに、それぞれの検出信号に対応する払出個数指定コマンドを発射払出制御基板200に送信する。なお、発射払出制御基板200により賞球の払い出しが行われると、当該払い出しごとに主制御基板100に払い出しコマンドが送信され、メインCPU101は、当該払い出しコマンドを受信すると、賞球カウンタを減算する。そして、次のステップ207に進む。
ステップ207において、メインCPU101は、パチンコ機Pの遊技状態を当該パチンコ機Pの外部に出力するための外部情報データ、第2始動入賞口16の可動片16bを開閉するための始動入賞口ソレノイドデータ、大入賞口18の開閉を制御するための大入賞口ソレノイドデータ、各種表示装置(第1特別図柄表示装置30、第2特別図柄表示装置31、普通図柄表示装置32、第1特図保留表示装置38、第2特図保留表示装置39及び普通図柄保留表示装置33)の表示データ等の作成を実行する。そして、次のステップ208に進む。
ステップ208において、メインCPU101は、上述のステップ207で作成した各データの信号を出力するポート出力、及び、演出用伝送データ格納領域に記憶されたコマンドを送信するコマンド送信等の処理を行う出力制御処理を実行する。そして、主制御基板100のタイマ割込処理を終了する。
次に、上述したステップ202のセンサ検出時処理について、図17のフローチャートを参照して説明する。
ステップ300において、メインCPU101は、遊技球がゲート20を通過したことに基づいて、普通図柄の抽選を行うためのゲート検出時処理を実行する。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、メインCPU101は、遊技球が第1始動入賞口15に入球したことに基づいて、大当たりの抽選を行うための第1始動入賞口検出時処理を実行する。そして、次のステップ302に進む。
ステップ302において、メインCPU101は、遊技球が第2始動入賞口16に入球したことに基づいて、大当たりの抽選を行うための第2始動入賞口検出時処理を実行する。そして、センサ検出時処理を終了する。
次に、上述したステップ300のゲート検出時処理について、図18のフローチャートを参照して説明する。
ステップ400において、メインCPU101は、ゲート検出センサ20aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、ゲート検出センサ20aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、ゲート検出時処理を終了する。一方、ゲート検出センサ20aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ401に進む。
ステップ401において、メインCPU101は、普図保留数カウンタの値(すなわち、現時点における普図保留数)が「4」未満であるか否かを判定する。そして、当該値が「4」未満でない(すなわち、「4」)と判定した場合、ゲート検出時処理を終了する。一方、当該値が4未満であると判定した場合、次のステップ402に進む。
ステップ402において、メインCPU101は、普図保留数カウンタの値を「1」インクリメントする。そして、次のステップ403に進む。
ステップ403において、メインCPU101は、現時点の当たり決定乱数を取得して普図保留記憶領域に記憶し、ゲート検出時処理を終了する。
次に、上述したステップ301の第1始動入賞口検出時処理について、図19のフローチャートを参照して説明する。
ステップ500において、メインCPU101は、第1始動入賞口検出センサ15aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、第1始動入賞口検出センサ15aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、第1始動入賞口検出時処理を終了する。一方、第1始動入賞口検出センサ15aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ501に進む。
ステップ501において、メインCPU101は、第1特図保留数カウンタの値(すなわち、現時点における第1特図保留数)が「4」未満であるか否かを判定する。そして、当該値が「4」未満でない(すなわち、「4」)と判定した場合、第1始動入賞口検出時処理を終了する。一方、当該値が「4」未満であると判定した場合、次のステップ502に進む。
ステップ502において、メインCPU101は、第1特図保留数カウンタの値を「1」インクリメントする。そして、次のステップ503に進む。
ステップ503において、メインCPU101は、現時点の大当たり決定乱数を取得して第1保留記憶領域の記憶部に記憶する。そして、次のステップ504に進む。
ステップ504において、メインCPU101は、上述のステップ201で更新された当たり図柄乱数を取得して、上述のステップ503で大当たり決定乱数を記憶した第1保留記憶領域の記憶部に記憶する。そして、次のステップ505に進む。
ステップ505において、メインCPU101は、上述のステップ102で更新された変動パターン乱数を取得して、上述のステップ503で大当たり決定乱数を記憶した第1保留記憶領域の記憶部に記憶する。以上より、取得された大当たり決定乱数、当たり図柄乱数及び変動パターン乱数はすべて同じ第1保留記憶領域の記憶部に記憶されることとなる。そして、次のステップ506に進む。
ステップ506において、メインCPU101は、第1特図乱数が記憶されたことを示す始動入賞コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、第1始動入賞口検出時処理を終了する。
次に、上述したステップ302の第2始動入賞口検出時処理について、図20のフローチャートを参照して説明する。
ステップ600において、メインCPU101は、第2始動入賞口検出センサ16aからの検出信号が入力されたか否かを判定する。そして、第2始動入賞口検出センサ16aからの検出信号が入力されていないと判定した場合、第2始動入賞口検出時処理を終了する。一方、第2始動入賞口検出センサ16aからの検出信号が入力されたと判定した場合、次のステップ601に進む。
ステップ601において、メインCPU101は、第2特図保留数カウンタの値(すなわち、現時点における第2特図保留数)が「4」未満であるか否かを判定する。そして、当該値が「4」未満でない(すなわち、「4」)と判定した場合、第2始動入賞口検出時処理を終了する。一方、当該値が「4」未満であると判定した場合、次のステップ602に進む。
ステップ602において、メインCPU101は、第2特図保留数カウンタの値を「1」インクリメントする。そして、次のステップ603に進む。
ステップ603において、メインCPU101は、現時点の大当たり決定乱数を取得して第2保留記憶領域の記憶部に記憶する。そして、次のステップ604に進む。
ステップ604において、メインCPU101は、上述のステップ201で更新された当たり図柄乱数を取得して、上述のステップ603で大当たり決定乱数を記憶した第2保留記憶領域の記憶部に記憶する。そして、次のステップ605に進む。
ステップ605において、メインCPU101は、上述のステップ102で更新された変動パターン乱数を取得して、上述のステップ603で大当たり決定乱数を記憶した第2保留記憶領域の記憶部に記憶する。以上より、取得された大当たり決定乱数、当たり図柄乱数及び変動パターン乱数はすべて同じ第2保留記憶領域の記憶部に記憶されることとなる。そして、次のステップ606に進む。
ステップ606において、メインCPU101は、第2特図乱数が記憶されたことを示す始動入賞コマンドを生成して演出用伝送データ格納領域に記憶し、第2始動入賞口検出時処理を終了する。
次に、上述したステップ203の特図関連制御処理について、図21のフローチャートを参照して説明する。
ステップ700において、メインCPU101は、実行フェーズデータの値をロードする。この実行フェーズデータは、当該特図関連制御処理を構成する複数の機能モジュール(サブルーチン)のうちいずれを実行するかを示すものである。具体的には、この実行フェーズデータは、後述する特別図柄変動開始処理の実行を示すデータ「00」と、後述する特別図柄変動停止処理の実行を示すデータ「01」と、後述する停止後処理の実行を示すデータ「02」と、後述する特別遊技制御処理の実行を示すデータ「03」と、後述する特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」と、を有している。
そして、メインCPU101は、上述のステップ700でロードした実行フェーズデータの値に基づき、特別図柄変動開始処理(ステップ701)、特別図柄変動停止処理(ステップ702)、停止後処理(ステップ703)、特別遊技制御処理(ステップ704)又は特別遊技終了処理(ステップ705)のいずれかを実行する。そして、特図関連制御処理を終了する。
次に、上述したステップ701の特別図柄変動開始処理について、図22のフローチャートを参照して説明する。
ステップ800において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別図柄変動開始処理の実行を示すデータ「00」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「00」でないと判定した場合、特別図柄変動開始処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「00」であると判定した場合、次のステップ801に進む。
ステップ801において、メインCPU101は、第2保留記憶領域の記憶部に第2特図乱数が記憶されているか否か、すなわち、第2特図保留数カウンタが「1」以上であるか否かを判定する。そして、第2特図乱数が記憶されていると判定した場合、ステップ804に進む。一方、第2特図乱数が記憶されていないと判定した場合、次のステップ802に進む。
ステップ802において、メインCPU101は、第1保留記憶領域の記憶部に第1特図乱数が記憶されているか否か、すなわち、第1特図保留数カウンタが「1」以上であるか否かを判定する。そして、第1特図乱数が記憶されていないと判定した場合、ステップ811に進む。一方、第1特図乱数が記憶されていると判定した場合、次のステップ803に進む。
ステップ803において、メインCPU101は、第1特図保留数カウンタの値を「1」デクリメントするとともに、第1保留記憶領域のシフト処理を実行する。具体的には、第1保留記憶領域の第1記憶部に記憶されている各乱数を、メインRAM103に設けられている所定の処理領域に記憶するとともに、第1保留記憶領域の第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている各乱数を、1つ番号の小さい記憶部にシフトさせる。これにより、第1保留記憶領域に記憶された各乱数は、いわゆる先入れ先出し(FIFO)で、後述の大当たり判定処理に用いられるようになっている。そして、ステップ805に進む。
また、上述のステップ801で第2特図乱数が記憶されていると判定した場合に進むステップ804において、メインCPU101は、第2特図保留数カウンタの値を「1」デクリメントするとともに、第2保留記憶領域のシフト処理を実行する。具体的には、第2保留記憶領域の第1記憶部に記憶されている各乱数を、メインRAM103に設けられている所定の処理領域に記憶するとともに、第2保留記憶領域の第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている各乱数を、1つ番号の小さい記憶部にシフトさせる。これにより、第2保留記憶領域に記憶された各乱数は、いわゆる先入れ先出し(FIFO)で、後述の大当たり判定処理に用いられるようになっている。そして、ステップ805に進む。
ステップ805において、メインCPU101は、大当たり決定乱数判定テーブル110のうち、現時点の遊技状態に対応するいずれかを選択し、選択したテーブルと上述のステップ803又はステップ804で所定の処理領域に記憶された大当たり決定乱数とに基づいて、大当たりの抽選の結果を導出する大当たり判定処理を実行する。そして、次のステップ806に進む。
ステップ806において、メインCPU101は、特別図柄の種別を決定する特別図柄決定処理を実行する。具体的には、上述のステップ805における抽選の結果が大当たりであった場合には、当該抽選の判定に用いられた大当たり決定乱数がいずれの始動入賞口への遊技球の入球によるものか(すなわち、第1始動入賞口15か、又は、第2始動入賞口16か)を確認した上で、当たり図柄乱数判定テーブル111を選択し、選択したテーブルと上述のステップ803又はステップ804で所定の処理領域に記憶された当たり図柄乱数とに基づいて、特別図柄の種別を決定する。一方、上述のステップ805における抽選の結果がハズレであった場合には、当該抽選の判定に用いられた大当たり決定乱数が第1始動入賞口15への遊技球の入球によるものであれば特別図柄Z1を決定し、当該抽選の判定に用いられた大当たり決定乱数が第2始動入賞口16への遊技球の入球によるものであれば特別図柄Z2を決定する。そして、決定した特別図柄に対応するデータを、メインRAM103の所定の一時記憶領域に記憶する。また、この特別図柄決定処理においては、現時点の遊技状態、すなわち、特別図柄を決定した時点の遊技状態が遊技状態バッファに記憶される。そして、次のステップ807に進む。
なお、本形態に係るパチンコ機Pの特別図柄変動開始処理では、第1特図乱数及び第2特図乱数の両方が記憶されている場合には、第1特図乱数に優先して第2特図乱数が処理されるようになっているが、これに限定されるものではなく、保留記憶領域に記憶された順に処理してもよい。
ステップ807において、メインCPU101は、上述のステップ806で決定された特別図柄の種別を示す図柄決定コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。これにより、決定された特別図柄の種別に係る情報が、変動開始時に副制御基板300に送信されることとなる。そして、次のステップ808に進む。
ステップ808において、メインCPU101は、上述のステップ803又はステップ804で処理領域に記憶された変動パターン乱数に基づいて、変動パターンの決定に係る変動パターン決定処理を実行する。そして、次のステップ809に進む。
ステップ809において、メインCPU101は、第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31で特別図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、第1特図乱数に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、第1特別図柄表示装置30が点滅表示を開始し、また、第2特図乱数に基づいて特別図柄の変動表示が行われる場合には、第2特別図柄表示装置31が点滅表示を開始する。ここで、点滅表示とは、各表示装置において「−」が所定の間隔で点滅することをいうものである。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、第1特図乱数が第1保留記憶領域に記憶されている場合には、第1特図保留数を認識できる態様で第1特図保留表示装置38が表示され、第2特図乱数が第2保留記憶領域に記憶されている場合には、第2特図保留数を認識できる態様で第2特図保留表示装置39が表示されるようになっている。そして、第1特図乱数に基づいて上述の特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第1特図保留数が1つ減ることを示すように、第1特図保留表示装置38が表示制御され、第2特図乱数に基づいて上述の特別図柄の変動表示が行われる場合には、変動表示の開始と同時に、第2特図保留数が1つ減ることを示すように、第2特図保留表示装置39が表示制御される。
そして、次のステップ810に進む。
ステップ810において、メインCPU101は、特図関連制御処理において特別図柄変動停止処理が実行されるように、実行フェーズデータに「01」をセットし、特別図柄変動開始処理を終了する。
また、上述のステップ802で第1保留記憶領域に第1特図乱数が記憶されていないと判定した場合に進むステップ811において、メインCPU101は、特別図柄の変動表示が行われていないことに基づき、演出表示装置21においてデモ表示を行うためのデモ判定処理を実行する。具体的には、メインCPU101は特別図柄の変動表示が行われていない時間を計時するとともに、特別図柄の変動表示が行われることなく所定のデモ開始時間(たとえば、30秒)が経過した場合に、演出表示装置21にデモ画面を表示するためのデモコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、特別変動開始処理を終了する。
次に、上述したステップ808の変動パターン決定処理について、図23のフローチャートを参照して説明する。
ステップ900において、メインCPU101は、特別遊技終了からの変動回数、上述のステップ806で決定された特別図柄の種別(X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、Z1又はZ2)、及び、現時点の保留数を確認し、これらの内容をメインRAM103の所定の記憶領域に記憶する。ここで、本形態に係るパチンコ機Pには、特別遊技終了からの変動回数をカウントするための変動回数カウンタが設けられており、後述するように、特別図柄の変動表示(大当たりの抽選)が1回行われるごとに変動回数カウンタの値が「1」インクリメントされるようになっているため、このカウンタの値に基づいて、特別遊技終了からの変動回数を確認することができる。
そして、次のステップ901に進む。
ステップ901において、メインCPU101は、上述のステップ900で所定に記憶領域に記憶された、特別遊技終了からの変動回数に基づいて、対応する変動パターンコマンド決定テーブル115を選択する。
具体的には、大当たりに当選した場合には、当該当選に基づく特別遊技の終了の際、当該大当たりの当選時に決定された特別図柄の種別(X1、X2、X3、X4、X5、X6又はX7)、及び、決定された規定回数と特別遊技の終了後に設定される時短回数との一致・不一致の状況に対応する設定テーブル116(第1設定テーブル116a、第2設定テーブル116b又は第3設定テーブル116c)に基づき、変動パターンコマンドの決定時に参照する変動パターンコマンド決定テーブル115の情報が取得される。そして、取得された情報がメインRAM103の所定のテーブル情報記憶領域に記憶される。メインCPU101は、このテーブル情報記憶領域に記憶されている情報に基づいて、上述の変動パターンコマンド決定テーブル115を選択する。
そして、次のステップ902に進む。
ステップ902において、メインCPU101は、上述のステップ901で選択された変動パターンコマンド決定テーブル115を副制御基板300へ伝達するための選択テーブルコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。この選択テーブルコマンドには、選択された変動パターンコマンド決定テーブル115の種類(テーブルA、テーブルB、テーブルC、テーブルD、テーブルE)を示す情報が含まれている。そして、後述するように、副制御基板300がこの選択テーブルコマンドを受信することに基づき、選択された変動パターンコマンド決定テーブル115の種類をサブRAM303の一時記憶領域に記憶できるようになっている。そして、次のステップ903に進む。
ステップ903において、メインCPU101は、上述のステップ901で選択された変動パターンコマンド決定テーブル115と、上述のステップ900で所定の記憶領域に記憶された特別図柄の種別及び現時点の保留数と、上述のステップ803又はステップ804で所定の処理領域に記憶された変動パターン乱数とに基づいて、変動パターンコマンドを決定し、この決定された変動パターンコマンドを所定の処理領域に記憶する。そして、次のステップ904に進む。
ステップ904において、メインCPU101は、上述のステップ903で決定された変動パターンコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ905に進む。
ステップ905において、メインCPU101は、上述のステップ901で選択された変動パターンコマンド決定テーブル115に基づいて、上述のステップ903で決定された変動パターンコマンドに対応付けられた変動時間を取得する。また、メインCPU101は、この取得された変動時間を変動時間タイマカウンタにセットする。そして、変動パターン決定処理を終了する。
次に、上述したステップ702の特別図柄変動停止処理について、図24のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1000において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別図柄変動停止処理の実行を示すデータ「01」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「01」でないと判定した場合、特別図柄変動停止処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「01」であると判定した場合、次のステップ1001に進む。
ステップ1001において、メインCPU101は、ステップ904で変動時間タイマカウンタにセットされた変動時間が経過したか否かを判定する。そして、当該変動時間が経過していないと判定した場合、特別図柄変動停止処理を終了する。一方、当該変動時間が経過したと判定した場合、次のステップ1002に進む。
ステップ1002において、メインCPU101は、上述のステップ806で決定された特別図柄を、第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に停止表示するための停止表示データをセットし、特別図柄の停止表示を実行する。そして、次のステップ1003に進む。
ステップ1003において、メインCPU101は、特別図柄が確定したことを示す図柄確定コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1004に進む。
ステップ1004において、メインCPU101は、特別図柄を停止表示する停止表示時間を停止表示時間タイマカウンタにセットする。そして、次のステップ1005に進む。
ステップ1005において、メインCPU101は、特図関連制御処理において停止後処理が実行されるように、実行フェーズデータに「02」をセットする。そしてし、特別図柄変動停止処理を終了する。
次に、上述したステップ703の停止後処理について、図25のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1100において、メインCPU101は、実行フェーズデータが停止後処理の実行を示すデータ「02」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「02」でないと判定した場合、停止後処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「02」であると判定した場合、次のステップ1101に進む。
ステップ1101において、メインCPU101は、上述のステップ1004で停止表示時間タイマカウンタにセットされた停止表示時間が経過したか否かを判定する。そして、停止表示時間が経過していないと判定した場合、停止後処理を終了する。一方、停止表示時間が経過したと判定した場合、次のステップ1102に進む。
ステップ1102において、メインCPU101は、現時点の遊技状態を遊技状態バッファに記憶する。そして、次のステップ1103に進む。
ステップ1103において、メインCPU101は、時短回数及び高確回数の更新処理を実行する。
具体的には、メインCPU101は、現時点の遊技状態が時短遊技状態であることを示す時短遊技フラグがオンとなっているか否かを判定する。そして、時短遊技フラグがオンとなっていると判定した場合、メインRAM103に設けられた時短回数記憶領域を更新する。この時短回数記憶領域には、時短遊技状態が終了するまでの残りの変動回数が記憶されている。そして、この記憶されている残りの変動回数を「1」デクリメントする。また、残りの変動回数の更新により当該残りの変動回数が「0」となった場合には、時短遊技フラグをオフにする処理も実行する。また、時短遊技フラグがオンとなっていないと判定した場合、メインCPU101は何も処理を行わない。
また、メインCPU101は、現時点の遊技状態が高確率遊技状態であることを示す高確遊技フラグがオンとなっているか否かを判定する。そして、高確遊技フラグがオンとなっていると判定した場合、メインRAM103に設けられた高確回数記憶領域を更新する。この高確回数記憶領域には、高確率遊技状態が終了するまでの残りの変動回数が記憶されている。そして、この記憶されている残りの変動回数を「1」デクリメントする。また、残りの変動回数の更新により当該残りの変動回数が「0」となった場合には、高確遊技フラグをオフにする処理も実行される。また、高確遊技フラグがオンとなっていないと判定した場合、メインCPU101は何も処理を行わない。
そして、次のステップ1104に進む。
ステップ1104において、メインCPU101は、上述の変動回数カウンタの値を「1」インクリメントする。そして、次のステップ1105に進む。
ステップ1105において、メインCPU101は、停止表示されている特別図柄が大当たり図柄(すなわち、X1、X2、X3、X4、X5、X6又はX7)であるか否かを判定する。そして、停止表示されている特別図柄が大当たり図柄でない(すなわち、ハズレ図柄である)と判定した場合、ステップ1111に進む。一方、停止表示されている特別図柄が大当たり図柄であると判定した場合、次のステップ1106に進む。
ステップ1106において、メインCPU101は、大当たり当選時の遊技状態及び停止表示された大当たり図柄の種別(X1、X2、X3、X4、X5、X6又はX7)を副制御基板300に伝達するための大当たり当選時コマンドをセットする。そして、次のステップ1107に進む。
ステップ1107において、メインCPU101は、現時点の遊技状態をリセットする。そして、次のステップ1108に進む。
ステップ1108において、メインCPU101は、特別遊技の開始時に設定される待機時間であるオープニング時間をオープニング時間タイマカウンタにセットするとともに、オープニング処理が開始されることを示すオープニングコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1109に進む。
ステップ1109において、メインCPU101は、停止表示されている大当たり図柄の種別に基づいて、メインRAM103にラウンド数をセットする。具体的には、メインCPU101は、停止表示されている大当たり図柄が特別図柄X1であれば、ラウンド数として「15」をセットし、停止表示されている大当たり図柄が特別図柄X2、特別図柄X3、特別図柄X4、特別図柄X5、特別図柄X6又は特別図柄X7であれば、ラウンド数として「8」をセットする。そして、次のステップ1110に進む。
ステップ1110において、メインCPU101は、特図関連制御処理において特別遊技制御処理が実行されるように、実行フェーズデータに「03」をセットする。そして、停止後処理を終了する。
また、上述のステップ1105で停止表示されている特別図柄が大当たり図柄でないと判定した場合に進むステップ1111において、メインCPU101は、現時点の遊技状態を確認し、当該遊技状態を示す遊技状態コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1112に進む。
ステップ1112において、メインCPU101は、特図関連制御処理において特別図柄変動開始処理が実行されるように、実行フェーズデータに「00」をセットする。そして、停止後処理を終了する。
次に、上述したステップ704の特別遊技制御処理について、図26のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1200において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別遊技制御処理の実行を示すデータ「03」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「03」でないと判定した場合、特別遊技制御処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「03」であると判定した場合、次のステップ1201に進む。
ステップ1201において、メインCPU101は、上述のステップ1108でオープニング時間タイマカウンタにセットされたオープニング時間が経過しているか否かを判定する。そして、オープニング時間が経過していないと判定した場合、特別遊技制御処理を終了する。一方、オープニング時間が経過していると判定した場合、次のステップ1202に進む。
ステップ1202において、メインCPU101は、この特別遊技制御処理において全ラウンド遊技が終了した後に行われる待機処理であるエンディング処理中であるか否かを判定する。そして、エンディング処理中であると判定した場合、ステップ1210に進む。一方、エンディング処理中でないと判定した場合、次のステップ1203に進む。
ステップ1203において、メインCPU101は、停止表示された大当たり図柄の種別に応じた特別電動役物作動テーブル112に基づいて、大入賞口18の開閉を行う大入賞口開閉制御処理を実行する。そして、次のステップ1204に進む。
ステップ1204において、メインCPU101は、上述のステップ1203の大入賞口開閉制御に基づいてラウンド遊技が開始された時点であるか否かを判定する。そして、ラウンド遊技が開始された時点ではないと判定した場合、ステップ1206に進む。一方、ラウンド遊技が開始された時点であると判定した場合、次のステップ1205に進む。
ステップ1205において、メインCPU101は、ラウンド遊技の開始を示すラウンド遊技開始コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1206に進む。
なお、ラウンド遊技開始コマンドは、ラウンド遊技の回数ごとに設けられており、これにより、何回目のラウンド遊技が開始されたかを副制御基板300に伝達できるようになっている。
ステップ1206において、メインCPU101は、上述のステップ1203の大入賞口開閉制御に基づいてラウンド遊技が終了したか否かを判定する。そして、ラウンド遊技が終了していないと判定した場合、特別遊技制御処理を終了する。一方、ラウンド遊技が終了したと判定した場合、次のステップ1207に進む。
ステップ1207において、メインCPU101は、メインRAM103に記憶されているラウンド数を「1」デクリメントする。そして、次のステップ1208に進む。
ステップ1208において、メインCPU101は、上述のステップ1207でデクリメントしたラウンド数が「0」であるか否かを判定する。そして、当該ラウンド数が「0」でないと判定した場合、特別遊技制御処理を終了する。一方、当該ラウンド数が「0」であると判定した場合、次のステップ1209に進む。
ステップ1209において、メインCPU101は、特別遊技の終了時に設定される待機時間であるエンディング時間をエンディング時間タイマカウンタにセットし、エンディング処理が開始されることを示すエンディングコマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、特別遊技制御処理を終了する。
また、上述のステップ1202でエンディング処理中であると判定した場合に進むステップ1210において、メインCPU101は、上述のステップ1209でエンディング時間タイマカウンタにセットしたエンディング時間が経過したか否かを判定する。そして、当該エンディング時間が経過していないと判定した場合、特別遊技制御処理を終了する。一方、当該エンディング時間が経過したと判定した場合、次のステップ1211に進む。
ステップ1211において、メインCPU101は、特別遊技が終了したことを示す特別遊技終了コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1212に進む。
ステップ1212において、メインCPU101は、特図関連制御処理において特別遊技終了処理が実行されるように、実行フェーズデータに「04」をセットする。そして、特別遊技制御処理を終了する。
次に、上述したステップ706の特別遊技終了処理について、図27のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1300において、メインCPU101は、実行フェーズデータが特別遊技終了処理の実行を示すデータ「04」であるか否かを判定する。そして、実行フェーズデータが「04」でないと判定した場合、特別遊技終了処理を終了する。一方、実行フェーズデータが「04」であると判定した場合、次のステップ1301に進む。
ステップ1301において、メインCPU101は、遊技状態設定テーブル113に基づいて、特別遊技の終了後の遊技状態を設定する遊技状態設定処理を実行する。
具体的には、メインCPU101は、高確遊技フラグ、時短遊技フラグ、高確回数、時短回数を設定する。本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の大当たり図柄が特別図柄X1又は特別図柄X2の場合には、高確遊技フラグ及び時短遊技フラグをいずれもオンとするとともに、高確回数及び時短回数のいずれにも「10000」をセットする。また、上述の大当たり図柄が特別図柄X3の場合には、高確遊技フラグをオフにし、かつ時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数に「100」をセットする。また、上述の大当たり図柄が特別図柄X4の場合には、高確遊技フラグをオフにし、かつ時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数に「80」をセットする。また、上述の大当たり図柄が特別図柄X5の場合には、高確遊技フラグをオフにし、かつ時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数に「60」をセットする。また、上述の大当たり図柄が特別図柄X6の場合には、高確遊技フラグをオフにし、かつ時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数に「40」をセットする。また、上述の大当たり図柄が特別図柄X7の場合には、高確遊技フラグをオフにし、かつ時短遊技フラグをオンにするとともに、時短回数に「20」をセットする。
ステップ1302において、メインCPU101は、RTC104から送信される信号に基づいて、現時点の時刻を取得する。そして、次のステップ1303に進む。
ステップ1303において、メインCPU101は、上述のステップ102で更新された規定回数決定乱数を取得する。そして、次のステップ1304に進む。
ステップ1304において、メインCPU101は、上述のステップ1301でセットされた時短回数(終了した特別遊技の実行契機となった大当たり図柄の種別)、上述のステップ1302で取得された現時点の時刻、上述のステップ1303で取得された規定回数決定乱数、及び、規定回数決定テーブル115に基づいて、規定回数を決定する。なお、上述ステップ1301で時短回数に「10000」がセットされた場合(終了した特別遊技の実行契機となった大当たり図柄が特別図柄X1又は特別図柄X2の場合)には、メインCPU101は何も処理を行わない。そして、次のステップ1305に進む。
ステップ1305において、メインCPU101は、変動パターンコマンドを決定する際に参照する変動パターンコマンド決定テーブル115の情報を取得するための変動パターンコマンド決定テーブル情報取得処理を実行する。具体的には、終了した特別遊技の実行契機となった大当たり図柄(メインRAM103の所定の記憶領域に記憶された特別図柄)、及び、決定された規定回数と特別遊技の終了後に設定される時短回数との一致・不一致の状況に対応する設定テーブル116(第1設定テーブル116a、第2設定テーブル116b又は第3設定テーブル116c)を選択し、この選択された設定テーブル116に定められた変動パターンコマンド決定テーブル115の情報を取得する。そして、取得されたテーブルの情報を、メインRAM103の所定のテーブル情報記憶領域に記憶する。そして、次のステップ1306に進む。
ステップ1306において、メインCPU101は、変動回数カウンタの値をリセットする。これにより、特別遊技終了からの変動回数がカウントされるようになる。そして、次のステップ1307に進む。
ステップ1307において、メインCPU101は、上述のステップ1301で設定された遊技状態を示す遊技状態指定コマンドを演出用伝送データ格納領域にセットする。この遊技状態指定コマンドには、ステップ1301で設定された高確遊技フラグがオンである旨の情報、時短遊技フラグがオンである旨の情報、高確回数の情報、時短回数の情報が含まれている。そして、次のステップ1308に進む。
ステップ1308において、メインCPU101は、上述のステップ1305で取得されたテーブルの情報を副制御基板300へ伝達するためのテーブル情報取得コマンドを演出用伝送データ格納領域に記憶する。そして、次のステップ1309に進む。
ステップ1309において、メインCPU101は、特図関連制御処理において特別図柄変動開始処理が実行されるように、実行フェーズデータに「00」をセットする。そして、特別遊技終了処理を終了する。
次に、上述したステップ204の普図関連制御処理について、図28のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1400において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータの値をロードする。この普図実行フェーズデータは、当該普図関連制御処理を構成する複数の機能モジュール(サブルーチン)のうちいずれを実行するかを示すものである。具体的には、この普図実行フェーズデータは、後述する普通図柄変動開始処理の実行を示すデータ「10」と、後述する普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」と、後述する普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」と、後述する可動片制御処理の実行を示すデータ「13」と、を有している。
そして、メインCPU101は、上述のステップ1400でロードした普図実行フェーズデータの値に基づき、普通図柄変動開始処理(ステップ1401)、普通図柄変動停止処理(ステップ1402)、普通図柄停止後処理(ステップ1403)又は可動片制御処理(ステップ1404)のいずれかを実行する。そして、普図関連制御処理を終了する。
次に、上述したステップ1401の普通図柄変動開始処理について、図29のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1500において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが普通図柄変動開始処理の実行を示す「10」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「10」でないと判定した場合、普通図柄変動開始処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「10」と判定した場合、次のステップ1501に進む。
ステップ1501において、メインCPU101は、普図保留記憶領域に当たり決定乱数が記憶されているか否か、すなわち、普図保留数カウンタが「1」以上であるか否かを判定する。そして、普図保留数カウンタが「1」以上でない(すなわち、「0」)と判定した場合、普通図柄変動開始処理を終了する。一方、普図保留数カウンタが「1」以上であると判定した場合、次のステップ1502に進む。
ステップ1502において、メインCPU101は、普図保留数カウンタの値を「1」デクリメントする。そして、次のステップ1503に進む。
ステップ1503において、メインCPU101は、普図保留記憶領域のシフト処理を実行する。具体的には、第1記憶部に記憶されている当たり決定乱数を、メインRAM103に設けられている所定の処理領域に記憶するとともに、第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている当たり決定乱数を、1つ番号の小さい記憶部にシフトさせる。これにより、普図保留記憶領域に記憶された当たり決定乱数は、いわゆる先入れ先出し(FIFO)で、後述の当選判定処理に用いられるようになっている。そして、次のステップ1504に進む。
ステップ1504において、メインCPU101は、現時点の遊技状態に対応する当たり決定乱数判定テーブル117(非時短判定テーブル117a又は時短判定テーブル117bのいずれか)を選択し、当該選択したテーブルと、上述のステップ1503で所定の処理領域に記憶された当たり決定乱数とに基づいて、普通図柄の抽選の結果を導出する当選判定処理を実行する。具体的には、メインCPU101は、現在の遊技状態が非時短遊技状態である場合には、非時短判定テーブル117aを参照して、所定の処理領域に記憶された当たり決定乱数を判定する。これに対して、現在の遊技状態が時短遊技状態である場合には、時短判定テーブル117bを参照して、所定の処理領域に記憶された当たり決定乱数を判定する。そして、次のステップ1505に進む。
ステップ1505において、メインCPU101は、上述のステップ1504における当選判定処理の結果が当たりであるか否かを判定する。そして、当たりでない(すなわち、ハズレ)と判定した場合、ステップ1507に進む。一方、当たりであると判定した場合、次のステップ1506に進む。
ステップ1506において、メインCPU101は、当たり図柄データをメインRAM103の所定の普図記憶領域に記憶する。そして、ステップ1508に進む。
また、上述のステップ1505で当選判定処理の結果が当たりでないと判定した場合に進むステップ1507において、メインCPU101は、ハズレ図柄データをメインRAM103の所定の普図記憶領域に記憶する。そして、次のステップ1508に進む。
ステップ1508において、メインCPU101は、現時点の遊技状態が、非時短遊技状態又は時短遊技状態のいずれに設定されているかを確認するとともに、普通図柄変動パターン決定テーブル118を参照して、現時点の遊技状態に応じた普通図柄の変動時間を普図変動時間タイマカウンタにセットする。具体的には、メインCPU101は、現時点の遊技状態が非時短遊技状態である場合には、普図変動時間タイマカウンタに「3秒」をセットし、時短遊技状態である場合には、普図変動時間タイマカウンタに「0.6秒」をセットする。そして、次のステップ1509に進む。
ステップ1509において、メインCPU101は、普通図柄の変動表示を開始するための変動表示データをセットする。これにより、普通図柄表示装置32が点滅表示を開始する。また、本形態に係るパチンコ機Pでは、当たり決定乱数が普図保留記憶領域に記憶されている場合には、普図保留数を認識できる態様で普通図柄保留表示装置33が表示されるようになっている。そして、普通図柄の変動表示が行われる場合には、当該変動表示の開始と同時に、普図保留数が1つ減ることを示すように、普通図柄保留表示装置33が表示制御される。そして、次のステップ1510に進む。
ステップ1510において、メインCPU101は、現時点の遊技状態を変動開始時の遊技状態として遊技状態バッファに記憶する。そして、次のステップ1511に進む。
ステップ1511において、メインCPU101は、普図関連制御処理において普通図柄変動停止処理が実行されるように、普図実行フェーズデータに「11」をセットする。そして、普通図柄変動開始処理を終了する。
次に、上述したステップ1402の普通図柄変動停止処理について、図30のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1600において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが普通図柄変動停止処理の実行を示すデータ「11」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「11」でないと判定した場合、普通図柄変動停止処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「11」であると判定した場合、次のステップ1601に進む。
ステップ1601において、メインCPU101は、上述のステップ1508で普図変動時間タイマカウンタにセットされた普通図柄の変動時間が経過したか否かを判定する。そして、当該変動時間が経過していないと判定した場合、普通図柄変動停止処理を終了する。一方、当該変動時間が経過したと判定した場合、次のステップ1602に進む。
ステップ1602において、メインCPU101は、普通図柄を普通図柄表示装置32に停止表示するための停止表示データをセットし、普通図柄の停止表示を実行する。そして、次のステップ1603に進む。
ステップ1603において、メインCPU101は、普通図柄を停止表示する普図停止表示時間を普図停止表示時間タイマカウンタにセットする。そして、次のステップ1604に進む。
ステップ1604において、メインCPU101は、普図関連制御処理において普通図柄停止後処理が実行されるように、普図実行フェーズデータに「12」をセットする。そして、普通図柄変動停止処理を終了する。
次に、上述したステップ1403の普通図柄停止後処理について、図31のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1700において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが普通図柄停止後処理の実行を示すデータ「12」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「12」でないと判定した場合、普通図柄停止後処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「12」であると判定した場合、次のステップ1701に進む。
ステップ1701において、メインCPU101は、上述のステップ1603で普図停止表示時間タイマカウンタにセットされた普図停止表示時間が経過したか否かを判定する。そして、当該普図停止表示時間が経過していないと判定した場合、普通図柄停止後処理を終了する。一方、当該普図停止表示時間が経過したと判定した場合、次のステップ1702に進む。
ステップ1702において、メインCPU101は、停止表示されている普通図柄が当たり図柄であるか否かを判定する。そして、停止表示されている普通図柄が当たり図柄でない(すなわち、ハズレ図柄である)と判定した場合、ステップ1704に進む。一方、停止表示されている普通図柄が当たり図柄であると判定した場合、次のステップ1703に進む。
ステップ1703において、メインCPU101は、普図関連制御処理において可動片制御処理が実行されるように、普図実行フェーズデータに「13」をセットする。そして、普通図柄停止後処理を終了する。
また、上述のステップ1702で停止表示されている普通図柄が当たり図柄でないと判定した場合に進むステップ1704において、メインCPU101は、普図関連制御処理において普通図柄変動開始処理が実行されるように、普図実行フェーズデータに「10」をセットする。そして、普通図柄停止後処理を終了する。
次に、上述したステップ1404の可動片制御処理について、図32のフローチャートを参照して説明する。
ステップ1800において、メインCPU101は、普図実行フェーズデータが可動片制御処理の実行を示すデータ「13」であるか否かを判定する。そして、普図実行フェーズデータが「13」でないと判定した場合、可動片制御処理を終了する。一方、普図実行フェーズデータが「13」であると判定した場合、次のステップ1801に進む。
ステップ1801において、メインCPU101は、可動片16bが作動制御中であるか否か、すなわち、始動入賞口ソレノイド16cが通電されているか否かを判定する。そして、可動片16bが作動制御中であると判定した場合、ステップ1804に進む。一方、可動片16bが作動制御中でないと判定した場合、次のステップ1802に進む。
ステップ1802において、メインCPU101は、普通図柄の変動開始時の遊技状態が、非時短遊技状態又は時短遊技状態のいずれであったかを確認する。そして、次のステップ1803に進む。
ステップ1803において、メインCPU101は、第2始動入賞口開放制御テーブル119を参照し、上述のステップ1802で確認した遊技状態に応じて、始動入賞口ソレノイド16cの通電制御データ(開放データ)として、通電回数(開放回数)及び通電時間(開放時間)をセットする。そして、可動片制御処理を終了する。
また、上述のステップ1801で可動片16bが作動制御中であると判定した場合に進むステップ1804において、メインCPU101は、上述のステップ1803でセットされた通電時間(開放時間)を経過したか否かを判定する。そして、通電時間(開放時間)を経過していないと判定した場合、可動片制御処理を終了する。一方、通電時間(開放時間)を経過したと判定した場合、次のステップ1805に進む。
ステップ1805において、メインCPU101は、可動片16bの作動の停止、すなわち、始動入賞口ソレノイド16cの通電の停止を実行する。そして、次のステップ1806に進む。
ステップ1806において、メインCPU101は、普図関連制御処理において普通図柄変動開始処理が実行されるように、普図実行フェーズデータに「10」をセットする。そして、可動片制御処理を終了する。
(パチンコ機Pにおける演出の概要)
以上のように、主制御基板100において各種処理が実行されることにより、特図遊技、普図遊技及び特別遊技が進行することとなる。そして、これら遊技の進行中には、主制御基板100から種々のコマンドを副制御基板300に送信し、このコマンドを副制御基板300が受信することにより、当該副制御基板300が、遊技の進行に伴う演出の制御を実行する。
以下では、特別図柄の変動表示中に実行され、大当たりの抽選の結果を報知する変動演出、及び、所定の背景画像を表示する背景表示演出について説明する。
(変動演出の概要)
本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、特別図柄の変動表示中に、演出図柄50の表示態様により大当たりの抽選の結果を報知する変動演出が実行される。この変動演出では、演出表示装置21の表示部21aに表示される背景画像に重ねて、演出図柄50(ダミー図柄)の変動表示が行われる。そして、変動表示した後に停止表示された演出図柄50の組み合わせ(停止表示態様)により、大当たりの抽選の結果が遊技者に報知されるようになっている。
具体的には、特別図柄の変動表示の開始後に、すべての演出図柄50が停止表示された状態から、すべての演出図柄50の変動表示が開始され(図33(a)及び(b)参照)、その後、左側に位置する演出図柄50(以下、第1停止図柄という)、右側に位置する演出図柄50(以下、第2停止図柄という)、中央に位置する演出図柄50(以下、第3停止図柄)という順番で停止表示される(図33(c)〜(e)参照)。
そして、大当たりの抽選の結果が大当たりであった場合には、すべての演出図柄50が同一の図柄で停止表示される(図33(e)参照)。すなわち、すべての演出図柄50が同一の図柄で停止表示されることにより、大当たりの抽選の結果が大当たりであることが報知される。
これに対して、大当たりの抽選の結果がハズレであった場合には、特に図示していないが、すべての演出図柄50が同一の図柄で停止表示されることはない。すなわち、少なくとも一の演出図柄50が他の演出図柄50とは異なる図柄で停止表示されることにより、大当たりの抽選の結果がハズレであることが示される。
また、第3停止図柄は、第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に特別図柄が停止表示するのとほぼ同時に停止表示されるようになっている。これにより、演出図柄50の停止表示に先んじて、第1特別図柄表示装置30又は第2特別図柄表示装置31に特別図柄が停止表示され、特別図柄の種別で大当たりの抽選の結果が把握されてしまうことを防止している。
また、本形態に係るパチンコ機Pには、変動演出の態様として、第1停止図柄と第2停止図柄とが異なる図柄で停止表示されるリーチなし変動パターン(「3秒変動」の変動パターン及び「14秒変動」の変動パターンに対応)、及び、第1停止図柄と第2停止図柄とが同一の図柄で停止表示される(いわゆるリーチ表示が行われる)リーチ変動パターン(「30秒変動」の変動パターン及び「60秒変動」の変動パターンに対応)が設けられている。これらの変動演出の態様はそれぞれ複数の態様を有しており、各態様には、変動の仕方や演出図柄50の表示内容等が種々設定されている。
リーチ変動パターンには、リーチ表示後に演出表示装置21に所定の発展演出画像等(たとえば、演出図柄50が次々と破壊されていくような動画等)を表示するリーチ発展演出が実行され、その後大当たりの抽選の結果を報知する発展あり変動パターン(図34参照)、リーチ表示後にリーチ発展演出が実行されることなく、大当たりの抽選の結果を報知する発展なし変動パターンが設けられている。
また、本形態に係るパチンコ機Pには、図35〜図38に示すように、発展あり変動パターンとして、所定のキャラクターが対戦する発展演出画像(BATTLE画像)が表示され、当該対戦の結果を表示することにより所定の示唆を行う特殊演出が実行される特殊発展パターンが設けられている。
この特殊発展パターンは、「45秒変動」の変動パターン(「A0H」、「B0H」又は「C0H」の変動パターンコマンド)に対応付けられており、「45秒変動」の変動パターンが決定された場合には必ず、特殊発展パターンの変動演出が実行される。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技が終了してから、特別遊技終了後の変動回数が規定回数に到達した時点までの間に限り、「45秒変動」の変動パターンが決定され得るようになっている。
具体的には、上述の如く、特別遊技終了後の変動回数が規定回数に到達する前までの間における特定変動回数以外であったときにおいて、大当たりの抽選の結果がハズレであった場合(すなわち、特別図柄Z1又はZ2が決定された場合)には、「A0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定され得るようになっており、大当たりの抽選の結果が大当たりであった場合(すなわち、特別図柄X1、X2、X3、X4、X5、X6又はX7が決定された場合)には常に、「B0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定されるようになっている(図10(b)及び図11参照)。
また、特別遊技終了後の変動回数が規定回数に到達する前までの間における特定変動回数であったときにおいて、大当たりの抽選の結果がハズレであった場合には常に、「A0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定され、大当たりの抽選の結果が大当たりであった場合には常に、「B0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定されるようになっている(図10(d)及び図11参照)。
また、特別遊技終了後の変動回数が規定回数であったときにおいて、大当たりの抽選の結果がハズレであった場合には常に、「C0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定され、大当たりの抽選の結果が大当たりであった場合には常に、「B0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定されるようになっている(図10(e)及び図11参照)。
そして、上述の如く、「A0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定された場合には、特殊発展パターンにおける対戦の結果の表示により、大当たりの抽選の結果がハズレである旨、及び、後述する背景表示演出における現時点の背景画像の表示が継続する旨が示唆される(図36参照)。
また、「B0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定された場合には、特殊発展パターンにおける対戦の結果の表示により、大当たりの抽選の結果が大当たりである旨が示唆される(図35参照)。
また、「C0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定された場合には、特殊発展パターンにおける対戦の結果の表示により、大当たりの抽選の結果がハズレである旨、及び、背景表示演出における現時点の背景画像の表示が切り替わる旨が示唆される(図37及び図38参照)。
上述の示唆の具体的な内容については、後述する背景表示演出とともに、後程詳述する。
なお、大当たりに対する遊技者の期待感を高めるべく、演出図柄50の変動表示中に演出表示装置21の背景画像に重ねて所定の表示を行うカットイン演出等を実行するようにしてもよい。さらに、上述の演出においては、画像の表示のみならず、画像の表示に併せて、音声出力装置10(スピーカ)から所定のBGMや音声等を出力してもよい。
また、特に図示していないが、本形態に係るパチンコ機Pでは、副制御基板300のサブROM302に、変動演出の態様(停止表示させる演出図柄50の種類、発展演出画像の種類等)を決定するための種々の変動演出決定テーブルが記憶されている。そして、副制御基板300のサブCPU301は、所定の条件に応じた変動演出決定テーブルを選択するとともに、当該選択された変動演出決定テーブル、主制御基板100のメインCPU101から受信した変動パターンコマンド及び所定の数値範囲内で取得される変動演出乱数(演出乱数)に基づいて、変動演出の態様を決定する。これにより、決定された態様に基づいた変動演出が、演出表示装置21において実行されることとなる。
(背景表示演出の概要)
背景表示演出は、上述の如く、設定されている遊技状態に応じた背景画像を表示する演出である。
演出表示装置21の表示部21aに表示される背景画像としては、特に図示していないが、通常背景画像、特殊背景画像、時短背景画像及び高確背景画像が設けられており、特別遊技が行われていない間(変動演出の実行中又は待機中)において、いずれかの背景画像が表示されるようになっている。
本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技が終了した後に設定された遊技状態が高確率時短遊技状態及び低確率時短遊技状態のいずれであっても、特殊背景画像が表示される。すなわち、特別遊技の終了後は常に特殊背景画像が表示される。
そして、高確率時短遊技状態が設定された場合(終了した特別遊技の実行契機となった大当たりの抽選において特別図柄X1又はX2が決定されていた場合)には、次に大当たりに当選するまで、継続して特殊背景画像が表示される。
これに対して、低確率時短遊技状態が設定された場合(終了した特別遊技の実行契機となった大当たりの抽選において特別図柄X3、X4、X5、X6又はX7が決定されていた場合)であって、決定された規定回数と設定された時短回数とが一致していなかったときには、大当たりに当選することなく特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に至ると、特別図柄の変動表示が終了する(変動演出が終了する)ことを契機として、表示されていた特殊背景画像が時短背景画像に切り替わる。その後、大当たりに当選することなく特別遊技の終了後の変動回数が時短回数に至ると、特別図柄の変動表示が終了することを契機として、表示されていた時短背景画像が通常背景画像に切り替わる。
また、低確率時短遊技状態が設定された場合であって、決定された規定回数と設定された時短回数とが一致していたときには、大当たりに当選することなく特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に至ると、特別図柄の変動表示が終了することを契機として、表示されていた特殊背景画像が通常背景画像に切り替わる。
また、特殊背景画像の表示中に大当たりに当選した場合には、当該当選に基づく変動演出中において、表示されていた特殊背景画像が、設定されていた遊技状態に応じた背景画像に切り替わる。具体的には、高確率時短遊技状態中に大当たりに当選した場合には、当該当選に基づく変動演出中において、表示されていた特殊背景画像が高確背景画像に切り替わる。また、低確率時短遊技状態中に大当たりに当選した場合には、当該当選に基づく変動演出中において、表示されていた特殊背景画像が時短背景画像に切り替わる。
(背景表示演出、及び、特殊発展パターンによる示唆の具体例)
次に、特別遊技の終了後に表示される背景画像の変移、及び、特殊発展パターンによる示唆について、具体例を挙げて説明する。
(1)大当たりの当選時に特別図柄X2が決定された場合(特別遊技の終了後に高確率時短遊技状態が設定され、10000回の時短回数が設定される場合)
大当たりに当選し、特別図柄X2が決定された場合には、当該決定に基づく特別遊技が終了すると、高確率時短遊技状態が設定される。これに伴って、高確率遊技状態の設定に対する遊技者の期待感を煽るための所定の表示(本形態では「チャンスモード突入!!」という文字の表示)が行われた後、特殊背景画像が表示される(図35(a)及び図35(b)、図36(a)、図37(a)、図38(a)等参照)。そして、特殊背景画像が表示された状態で、次々と変動演出が実行されることとなる(図35(c)及び(d)、図36(b)及び(c)、図37(b)及び(c)、図38(b)及び(c)等参照)。
ここで、上述の如く、高確率時短遊技状態が設定された場合には、次に大当たりに当選するまで、継続して特殊背景画像が表示されるようになっている。そして、高確率時短遊技状態中に大当たりに当選すると、「B0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定され、所定のキャラクターが対戦する発展演出画像(BATTLE画像)が表示されることとなる(図35(e)参照)。また、特に図示していないが、この変動演出中において、表示されていた特殊背景画像が高確背景画像に切り替わる。その後、変動演出が開始してから45秒の変動時間が経過すると、大当たりの当選に対応する対戦の結果の表示(本形態では「YOU WIN!!」という文字の表示)が行われる(図35(f)参照)。この表示により、大当たりの当選が示唆されることとなる。そして、当該表示が行われた後に、特別遊技の開始を示す表示(本形態では「BONUS!」)が行われ(図35(g)参照)、特別遊技が開始されることとなる。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、高確率時短遊技状態中に大当たりの抽選の結果がハズレとなった場合にも、「45秒変動」の変動パターンが決定され得るようになっているが、このときには必ず、「A0H」の変動パターンコマンドが決定されるようになっている(図10(b)及び図11(a)参照)。そして、このときにも、大当たりに当選した場合と同様に、所定のキャラクターが対戦する発展演出画像(BATTLE画像)が表示されることとなるが(図36(d)参照)、変動演出が開始してから45秒の変動時間が経過すると、ハズレ及び特殊背景画像の表示の継続に対応する対戦の結果の表示(本形態では「DRAW!!」という文字の表示)が行われる(図36(e)参照)。また、当該表示の後に、特殊背景画像の表示が継続する旨を示唆する表示(本形態では「チャンスモード継続!!」という文字の表示)が行われる(図36(f)参照)。これらの表示により、ハズレ及び特殊背景画像の表示の継続が示唆されることとなる。そして、特殊背景画像が表示されたまま(図36(g)参照)、変動演出が再開される。
(2)大当たりの当選時に特別図柄X3が決定され(特別遊技の終了後に100回の時短回数が設定され)、かつ、規定回数として60回の特定変動回数が決定された場合
大当たりに当選し、特別図柄X3が決定された場合には、当該決定に基づく特別遊技が終了すると、低確率時短遊技状態が設定される。これに伴って、上述の(1)の場合と同様に、高確率遊技状態の設定に対する遊技者の期待感を煽るための所定の表示が行われた後、特殊背景画像が表示される(図35(a)及び図35(b)、図36(a)、図37(a)、図38(a)等参照)。そして、特殊背景画像が表示された状態で、次々と変動演出が実行されることとなる(図35(c)及び(d)、図36(b)及び(c)、図37(b)及び(c)、図38(b)及び(c)等参照)。
そして、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数である60回に到達する前に大当たりに当選すると、上述の(1)の場合と同様に、「B0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定され、所定のキャラクターが対戦する発展演出画像(BATTLE画像)が表示される(図35(e)参照)。また、特に図示していないが、この変動演出中において、表示されていた特殊背景画像が時短背景画像に切り替わる。その後、変動演出が開始してから45秒の変動時間が経過すると、大当たりの当選に対応する対戦の結果の表示が行われる(図35(f)参照)。そして、当該表示が行われた後に、特別遊技の開始を示す表示が行われ(図35(g)参照)、特別遊技が開始される。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に到達するまでの間における特定変動回数以外のとき(すなわち、1〜19回、21回〜39回、41回〜59回のとき)に、大当たりの抽選の結果がハズレとなった場合にも、「45秒変動」の変動パターンが決定され得るようになっている。また、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に到達するまでの間における特定変動回数のとき(すなわち、20回、40回のとき)に、大当たりの抽選の結果がハズレとなった場合には必ず、「45秒変動」の変動パターンが決定されるようになっている。そして、これらのときには必ず、「A0H」の変動パターンコマンドが決定されるようになっている(図10(b)及び(d)、図11(b)参照)。そして、このときにも、上述の(1)と同様に、所定のキャラクターが対戦する発展演出画像(BATTLE画像)が表示され(図36(d)参照)、変動演出が開始してから45秒の変動時間が経過すると、ハズレ及び特殊背景画像の表示の継続に対応する対戦の結果の表示が行われる(図36(e)参照)。また、当該表示の後に、特殊背景画像の表示が継続する旨を示唆する表示が行われる(図36(f)参照)。そして、特殊背景画像が表示されたまま(図36(g)参照)、変動演出が再開される。
これに対して、大当たりに当選することなく、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に到達したとき(すなわち、60回のとき)に、大当たりの抽選の結果がハズレとなった場合には、「C0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定される(図10(e)及び図11(b)参照)。そして、このときにも、上述と同様に、所定のキャラクターが対戦する発展演出画像(BATTLE画像)が表示されることとなるが(図37(d)参照)、変動演出が開始してから45秒の変動時間が経過すると、ハズレ及び特殊背景画像の表示の切り替えに対応する対戦の結果の表示(本形態では「YOU LOSE!!」という文字の表示)が行われる(図37(e)参照)。また、当該表示の後に、特殊背景画像の表示が切り替わる旨を示唆する表示(本形態では「チャンスモード終了・・・リベンジモード突入!!」という文字の表示)が行われる(図37(f)参照)。これらの表示により、ハズレ及び特殊背景画像の表示の切り替えが示唆されることとなる。そして、特殊背景画像が時短背景画像に切り替わり(図37(g)参照)、変動演出が再開される(図37(h)参照)。
また、大当たりに当選することなく、特別遊技の終了後の変動回数が時短回数(100回)に到達すると、変動演出の終了後に、時短背景画像の表示が切り替わる旨を示唆する表示(本形態では「リベンジモード終了・・・」という文字の表示)が行われる(図37(i)参照)。この表示により、時短背景画像の表示の切り替えが示唆されることとなる。そして、時短背景画像が通常背景画像に切り替わり(図37(j)参照)、変動演出が再開される。
(3)大当たりの当選時に特別図柄X6が決定され(特別遊技の終了後に40回の時短回数が設定され)、かつ、規定回数として40回の特定変動回数が決定された場合
大当たりに当選し、特別図柄X6が決定された場合にも、当該決定に基づく特別遊技が終了すると、低確率時短遊技状態が設定される。これに伴って、上述の(1)及び(2)の場合と同様に、高確率遊技状態の設定に対する遊技者の期待感を煽るための所定の表示が行われた後、特殊背景画像が表示される(図35(a)及び図35(b)、図36(a)、図37(a)、図38(a)等参照)。そして、特殊背景画像が表示された状態で、次々と変動演出が実行されることとなる(図35(c)及び(d)、図36(b)及び(c)、図37(b)及び(c)、図38(b)及び(c)等参照)。
この場合において、大当たりに当選することなく、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に到達したとき(すなわち、40回のとき)に、大当たりの抽選の結果がハズレとなったときには、「C0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定される(図10(e)及び図11(c)参照)。そして、このときにも、上述と同様に、所定のキャラクターが対戦する発展演出画像(BATTLE画像)が表示されることとなるが(図38(d)参照)、変動演出が開始してから45秒の変動時間が経過すると、(2)の場合と同様に、ハズレ及び特殊背景画像の表示の切り替えに対応する対戦の結果の表示(「YOU LOSE!!」という文字の表示)が行われる(図38(e)参照)。また、当該表示の後に、特殊背景画像の表示が切り替わる旨を示唆する表示が行われるが、当該(3)の場合には、規定回数と時短回数とが一致しており、規定回数に到達した後は通常遊技状態が設定されるため、「チャンスモード終了・・・リベンジモード突入!!」という文字の表示ではなく、「チャンスモード終了・・・」という文字の表示が行われる(図38(f)参照)。そして、特殊背景画像が通常背景画像に切り替わり(図38(g)参照)、変動演出が再開される。
なお、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数である40回に到達する前に大当たりに当選した場合、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に到達するまでの間における特定変動回数以外のとき(すなわち、1〜19回、21回〜39回のとき)に大当たりの抽選の結果がハズレとなり「45秒変動」の変動パターンが決定された場合、及び特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に到達するまでの間における特定変動回数のとき(すなわち、20回のとき)に大当たりの抽選の結果がハズレとなった場合については、上述の(2)と同様の処理が行われるため、説明を省略する。
以上のように、本形態に係るパチンコ機Pでは、特別図柄X2、X3、X4、X5、X6及びX7が決定された場合にはいずれも、特別遊技中に8回のラウンド遊技が実行され、また、大当たりの抽選結果を報知する変動演出や特別遊技中に実行される演出が同態様で実行されるため、いずれの特別図柄が決定されたのかを判断できないようになっている。また、特別図柄X2が決定された場合には高確率時短遊技状態が設定されるのに対して、特別図柄X3、X4、X5、X6又はX7が決定された場合には低確率時短遊技状態が設定されるが、上述したように、特別遊技が終了した後に設定された遊技状態が高確率時短遊技状態及び低確率時短遊技状態のいずれであっても、特殊背景画像が表示される。そして、高確率時短遊技状態が設定された場合(特別図柄X2が決定された場合)には、大当たりに当選するまで継続して特殊背景画像が表示されるものの、低確率時短遊技状態が設定された場合(特別図柄X3、X4、X5、X6又はX7が決定された場合)には、大当たりに当選することなく特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に至った後に、特殊背景画像が異なる背景画像(時短背景画像又は通常背景画像)に切り替わる。
したがって、本形態に係るパチンコ機Pによれば、特別遊技の実行態様、演出の実行態様及び特別遊技の終了後に表示される背景画像から、高確率遊技状態又は低確率遊技状態のいずれが設定されているのかを把握困難とすることができるとともに、規定回数に到達した後に背景画像が時短背景画像又は通常背景画像に切り替わることから、特別遊技の終了後に低確率遊技状態が設定された場合であっても、規定回数に至るまで高確率遊技状態が設定されていたような印象を遊技者に与えることができる。これにより、特別遊技が終了した後に設定される遊技状態に対する期待感を高めるとともに、特別遊技が終了してからの変動回数が規定回数に至るまでの所定期間に亘って、当該期待感を維持することができるのである。また、決定された規定回数に応じて、高確率遊技状態が設定されていたような印象を与えられる期間が異なることから、実際には高確率遊技状態は設定されていないものの、まるで高確率遊技状態が設定される期間のバリエーションが増えたような印象も遊技者に与えることができ、遊技状態の設定に関する遊技者の興趣を高めることができるのである。
またここで、本形態に係るパチンコ機Pでは、上述の如く、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数であって、大当たりの抽選の結果がハズレであったとき、すなわち、特殊背景画像が時短背景画像又は通常背景画像に切り替わるときには、「C0H」の変動パターンコマンド対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定されるようになっている。
そして、この場合には、特殊発展パターンにおける対戦の結果の表示により、特殊背景画像の表示が切り替わる旨が示唆される(図37及び図38参照)。
これに対して、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に到達するまでの間における特定変動回数であって、大当たりの抽選の結果がハズレであったときには、「A0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定されるようになっている。また、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に到達するまでの間における特定変動回数以外であって、大当たりの抽選の結果がハズレであったときにも、「A0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定され得るようになっている。
そして、これらの場合には、特殊発展パターンにおける対戦の結果の表示により、特殊背景画像の表示が継続する旨が示唆される(図36参照)。
また、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に到達するまでの間において、大当たりの抽選の結果が大当たりであったときには、「B0H」の変動パターンコマンドが対応付けられた「45秒変動」の変動パターンが決定されるようになっている。
そして、この場合には、特殊発展パターンにおける対戦の結果の表示により、大当たりの抽選の結果が大当たりである旨が示唆される(図35参照)。
すなわち、本形態に係るパチンコ機Pでは、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数に到達するまでの間において、大当たりに当選した場合、特別遊技の終了後の変動回数が特定変動回数の場合、及び、特別遊技の終了後の変動回数が規定回数の場合にはいずれも、同一の特殊発展パターンによる変動演出が実行される。そして、特殊発展パターンによる変動演出が実行された場合には、大当たりの当選、特殊背景画像の表示の継続又は切り替えが示唆されるようになっている。したがって、特殊発展パターンによる変動演出が実行された場合には、遊技者に対して、大当たりの当選に対する期待感を抱かせることができる一方で、特別遊技の終了後に設定された可能性のある高確率状態が終了してしまうのではという緊張感を抱かせることができる。このように、本形態に係るパチンコ機Pによれば、特別遊技が終了してから変動回数が規定回数に至るまでの所定期間に亘って実行される変動演出の興趣を高めることができるのである。
また、本形態に係るパチンコ機Pでは、特殊背景画像の切り替えが行われる規定回数は、終了した特別遊技の実行契機となった大当たりの抽選の際に決定された特別図柄の種別、及び、当該特別遊技の終了した時刻に応じて決定されるようになっている。したがって、同一の特別図柄が決定された場合であっても、異なる規定数が決定される可能性があるため、特殊背景画像の切り替えが行われるタイミングがバリエーションに富んだものとなる。これにより、遊技者が、第1特別図柄表示装置30や第2特別図柄表示装置31に表示された特別図柄によって、大当たりの当選時に決定された特別図柄の種別を認識してしまったような場合であっても、特殊背景画像が切り替わるタイミングを把握することが困難となるため、特殊背景画像の表示の継続や切り替えに対する遊技者の興趣を高めることができるのである。
次に、上述のような各種処理を実行するための副制御基板300における制御処理について説明する。
まず、副制御基板300のメイン処理について、図39に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップ2000において、電源投入に応じて、サブROM302からメイン処理プログラムを読み込むとともに、サブRAM303に記憶されるフラグなどの初期化、設定処理を実行する。そして、次のステップ2001に進む。
ステップ2001において、サブCPU301は、各演出乱数(変動演出乱数)を更新する処理を行うとともに、以後は、割込処理が行われるまでステップ2001の処理を繰り返し実行する。ここでは、それぞれの演出乱数が非同期的に更新されている。
次に、副制御基板300のタイマ割込処理について、図40に示すフローチャートを参照して説明する。
副制御基板300には、所定の周期(4ミリ秒)でクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路(特に図示しておらず)が設けられている。そして、このリセット用クロックパルス発生回路によるクロックパルスの発生により、サブCPU301は
タイマ割込処理プログラムを読み込んで、図40に示すタイマ割込処理を開始する。
ステップ2100において、サブCPU301は、副制御基板300で用いられる各種タイマカウンタの更新処理を実行する。そして、次のステップ2101に進む。
なお、本形態に係るパチンコ機Pでは、減算タイマを採用しており、副制御基板300のタイマ割込処理が実行されるたびにタイマカウンタが1ずつ減算され、0になると減算を停止するようになっている。
ステップ2101において、サブCPU301は、サブRAM303の受信バッファに格納されているコマンドを解析するとともに、受信したコマンドに応じた種々の処理を実行する。具体的には、副制御基板300においては、主制御基板100からコマンドが送信されると、コマンド受信割込処理が行われ、主制御基板100から送信されたコマンドが受信バッファに格納される。そして、サブCPU301は、コマンド受信割込処理によって受信バッファに格納されたコマンドを解析する。そして、次のステップ2102に進む。
ステップ2102において、サブCPU301は、実行中の変動演出等の進行状況に応じて、演出操作装置9の操作の受け付け可否を判定するとともに、回転操作検出センサ9c及び押下操作検出センサ9dからの操作信号が入力されたか否かを判定する。そして、回転操作検出センサ9c又は押下操作検出センサ9dから操作信号が入力されたときに、演出操作装置9の操作受け付け中であった場合には、演出操作装装置9が操作されたことを画像制御基板(特に図示しておらず)、音声制御基板(特に図示しておらず)、電飾制御基板(特に図示しておらず)等の各種制御基板に送信すべく、送信バッファにコマンドを格納する。そして、次のステップ2103に進む。
ステップ2103において、サブCPU301は、サブRAM303の送信バッファにセットされているコマンドを、画像制御基板、音声制御基板、電飾制御基板等の各種制御基板へ送信する。そして、副制御基板300のタイマ割込処理を終了する。
次に、上述したステップ2101のコマンド解析処理のうち、特別遊技終了コマンドを受信した場合に実行される特別遊技終了コマンド受信処理について、図41のフローチャートを参照して説明する。なお、上述の如く、特別遊技終了コマンドは、主制御基板100において、特別遊技制御処理のステップ1211で記憶された後、ステップ208の出力制御処理によって副制御基板300に送信される。
ステップ2200において、サブCPU301は、高確率遊技状態の設定に対する遊技者の期待感を煽るための所定の表示、及び、特殊背景画像の表示を行うための終了後表示コマンドを送信バッファにセットする。ここでセットされた終了後表示コマンドは、上述のステップ2103において、各種制御基板へ送信されるとともに、これらの制御基板により、受信した終了後表示コマンドに基づいて、高確率遊技状態の設定に対する遊技者の期待感を煽るための所定の表示、及び、特殊背景画像の表示を行う制御が実行されることとなる。そして、特別遊技終了コマンド受信処理を終了する。
次に、上述したステップ2101のコマンド解析処理のうち、変動パターンコマンドを受信した場合に実行される変動パターンコマンド受信処理について、図42のフローチャートを参照して説明する。なお、上述の如く、変動パターンコマンドは、主制御基板100において、変動パターン決定処理のステップ904で記憶された後、ステップ208の出力制御処理によって副制御基板300に送信される。
ステップ2400において、サブCPU301は、上述のステップ2001で更新された変動演出乱数を取得する。そして、次のステップ2401に進む。
ステップ2401において、サブCPU301は、上述のステップ2400で取得した変動演出乱数、変動演出の態様を決定するための変動演出決定テーブル及び受信した変動パターンコマンドに基づいて、変動演出の態様を決定する。そして、次のステップ2402に進む。
ステップ2402において、サブCPU301は、上述のステップ2401で決定した変動演出の態様に対応する変動演出実行コマンドを送信バッファにセットする。ここでセットされた変動演出実行コマンドは、上述のステップ2103において、各種制御基板へ送信されるとともに、これらの制御基板により、受信した変動演出実行コマンドに基づいて変動演出を実行する制御が行われることとなる。そして、次のステップ2403に進む。
ステップ2403において、サブCPU301は、表示中の背景画像に関する制御を行う背景画像制御処理を実行する。そして、変動パターンコマンド受信処理を終了する。
次に、上述したステップ2403の背景画像制御処理について、図43のフローチャートを参照して説明する。
ステップ2500において、サブCPU301は、受信した変動パターンコマンドが「C0H」であるか否かを判定する。そして、「C0H」でないと判定した場合、ステップ2504に進む。一方、「C0H」であると判定した場合、次のステップ2501に進む。
ステップ2501において、サブCPU301は、特別遊技が終了してからの変動回数が時短回数に到達したか否かを判定する。なお、特に図示していないが、本形態における副制御基板300は、変動回数をカウントするための変動回数カウンタを備えており、この変動回数カウンタにより、特別遊技が終了してからの変動回数を把握できるようになっている。そして、時短回数に到達していないと判定した場合、ステップ2503に進む。一方、時短回数に到達したと判定した場合、次のステップ2502に進む。
ステップ2502において、サブCPU301は、表示中の背景画像を通常背景画像に切り替えるための通常背景画像切り替えコマンドを送信バッファにセットする。ここでセットされた通常背景画像切り替えコマンドは、上述のステップ2103において、各種制御基板へ送信されるとともに、これらの制御基板により、受信した通常背景画像切り替えコマンドに基づいて、表示中の背景画像を通常背景画像に切り替える制御が行われることとなる。そして、背景画像制御処理を終了する。
また、上述のステップ2501で特別遊技が終了してからの変動回数が時短回数に到達していないと判定した場合に進むステップ2503において、サブCPU301は、表示中の背景画像を時短背景画像に切り替えるための時短背景画像切り替えコマンドを送信バッファにセットする。ここでセットされた時短背景画像切り替えコマンドは、上述のステップ2103において、各種制御基板へ送信されるとともに、これらの制御基板により、受信した時短背景画像切り替えコマンドに基づいて、表示中の背景画像を時短背景画像に切り替える制御が行われることとなる。そして、背景画像制御処理を終了する。
また、上述のステップ2500で変動パターンコマンドが「C0H」でないと判定した場合に進むステップ2504において、サブCPU301は、受信した変動パターンコマンドが「00H」、「01H」、「02H」又は「03H」であるか否かを判定する。そして、「00H」、「01H」、「02H」及び「03H」のいずれでもないと判定した場合、ステップ2507に進む。一方、「00H」、「01H」、「02H」又は「03H」であると判定した場合、次のステップ2505に進む。
ステップ2505において、サブCPU301は、特別遊技が終了してからの変動回数が時短回数に到達したか否かを判定する。そして、時短回数に到達していないと判定した場合、背景画像制御処理を終了する。一方、時短回数に到達したと判定した場合、次のステップ2506に進む。
ステップ2506において、サブCPU301は、表示中の背景画像を通常背景画像に切り替えるための通常背景画像切り替えコマンドを送信バッファにセットする。そして、背景画像制御処理を終了する。
また、上述のステップ2504で変動パターンコマンドが「00H」、「01H」、「02H」及び「03H」のいずれでもないと判定した場合に進むステップ2507において、サブCPU301は、特殊背景画像の表示中であって、かつ、受信した変動パターンコマンドが「B0」であるか否かを判定する。そして、特殊背景画像の表示中でないか、又は、受信した変動パターンコマンドが「B0H」でないと判定した場合、背景画像制御処理を終了する。一方、特殊背景画像の表示中であって、かつ、受信した変動パターンコマンドが「B0」であると判定した場合、次のステップ2508に進む。
ステップ2508において、サブCPU301は、サブCPU301は、表示中の背景画像を高確背景画像に切り替えるための高確背景画像切り替えコマンドを送信バッファにセットする。ここでセットされた高確背景画像切り替えコマンドは、上述のステップ2103において、各種制御基板へ送信されるとともに、これらの制御基板により、受信した高確背景画像切り替えコマンドに基づいて、表示中の背景画像を高確背景画像に切り替える制御が行われることとなる。そして、背景画像制御処理を終了する。
次に、上述の実施の形態の変形例について説明する。
上述の実施の形態では、特別遊技の終了時刻に基づいて、特別図柄の種別に対応する規定回数が決定されるようになっていたが、これに限定されるものではない。たとえば、RTC104から入力される信号に基づいて取得される日時を参照して、遊技が実行されている曜日や日付(年月日)に基づいて規定回数を決定してもよい。また、たとえば、パチンコ機Pが設定されてから規定回数を決定する時点までの間において行われた大当たりの抽選回数、大当たりの当選回数、ハズレの回数、所定の大当たり図柄の決定回数、所定の演出の実行回数等の遊技情報に基づいて規定回数を決定してもよい。また、たとえば、メインRAM103及びサブRAM103をクリアする時点で、規定回数決定乱数に基づく抽選を行って規定回数を決定してもよい。
また、上述の実施の形態では、規定回数決定乱数に基づく抽選を行って規定回数を決定していたが、抽選を行わずに決定してもよい。たとえば、時刻に予め規定回数を対応付けておき、特別遊技の終了時刻に対応する規定回数を取得するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、時短回数が10000回に設定される場合には、規定回数が決定されないようになっていたが、この場合にも規定回数を決定するようにしてもよい。そして、時短回数が10000回に設定される場合にも規定回数を決定するようにしたときには、当該規定回数に到達すると特殊背景画像が時短背景画像に切り替えられるものの、その後、時短背景画像が特殊背景画像に切り替わるような背景表示演出を実行するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、メインCPU101が所定の決定条件(特別遊技の終了時刻)に基づいて規定回数を決定し、この決定された規定回数に至ると、サブCPU301が特殊背景画像を切り替える制御を行うようになっていたが、これに限定されるものではない。
たとえば、メインCPU101が、特別遊技が終了してからの変動回数が特定変動回数であった場合には常に同一の特定変動パターンを決定するように設定する。また、副制御基板300(サブROM302)において、上述の特定変動パターンに基づいて実行される変動演出の態様として、特殊背景画像を切り替える旨を報知する態様、特殊背景画像を切り替えない旨を報知する態様を設けておく。そして、サブCPU301は、特殊背景画像が表示されているときに上述の特定変動パターンを受信した場合には、特殊背景画像を切り替える旨を報知する態様又は特殊背景画像を切り替えない旨を報知する態様のいずれかを抽選で決定し、決定された態様により変動演出を実行する。そして、特殊背景画像を切り替える旨を報知する態様で変動演出を実行した場合には、特殊背景画像を切り替え、特殊背景画像を切り替えない旨を報知する態様で変動演出を実行した場合には、特殊背景画像を切り替えないようにしてもよい。
このように設定することで、メインCPU101が規定回数を決定することなく、サブCPU301による制御のみで種々の時点で特殊背景画像の切り替えを行うことができることとなり、メインCPU101の処理負荷を軽減することができるのである。
また、上述の実施の形態では、大当たりの抽選において特別図柄X1が決定された場合には、当該決定に基づく特別遊技において15回のラウンド遊技が実行されることにより、当該特別遊技の終了後に高確率時短遊技状態が設定される旨を把握できるようになっているにもかかわらず、特別遊技が終了した後に特殊背景画像が表示されるようになっているが、表示される背景画像はこれに限定されるものではない。たとえば、上述の場合には、特別遊技が終了した後に、特殊背景画像ではなく、高確率時短遊技状態が設定されている旨を把握可能となる背景画像(高確背景画像)を表示するようにしてもよい。
また、特別図柄X2が決定された場合には、特別遊技が終了してから大当たりに当選するまで特殊背景画像が表示されるようになっていたが、大当たりに当選するよりも前のいずれかのタイミングで、表示されている特殊背景画像を、高確率時短遊技状態が設定されている旨を把握可能となる背景画像(高確背景画像)に切り替えるようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、決定される特別図柄(大当たり図柄)ごとに特別遊技の終了後に決定される時短回数が異なるように設定されているとともに、それぞれの特別図柄ごとに、特殊背景画像を切り替える規定回数、並びに、各変動回数において用いられる変動パターンコマンド決定テーブル115が設定されていたが、時短回数や変動パターンコマンド決定テーブル115の設定に関しては、これに限定されるものではない。たとえば、特別図柄X3〜X7のいずれにおいても特別遊技の終了後に決定される時短回数が同じ回数(たとえば、100回)となるように設定するとともに、上述の規定回数や変動パターンコマンド決定テーブル115のみそれぞれの特別図柄ごとに設定するようにしてもよい。
具体的には、図44に示すように、特別図柄の種別、及び、特別遊技が終了してからの変動回数ごとに、変動パターンコマンドを決定する際に用いる変動パターンコマンド決定テーブル115及び規定回数を定めた設定テーブル120を設け、この設定テーブル120に基づいて、規定回数及び変動パターンコマンド決定テーブル115を決定するようにしてもよい。この設定テーブル120においては、特別図柄X3〜X7のいずれにおいても時短回数は100回となっているものの、特別図柄ごとに規定回数は異なる(特別図柄X3では100回、特別図柄X4では80回、特別図柄X5では60回、特別図柄X6では40回、特別図柄X7では20回)ように設定されている。そして、特別図柄ごとに設定される規定回数に応じて、各変動回数において用いられる変動パターンコマンド決定テーブル115が設定されている。
なお、この設定テーブル120においては、特別図柄ごとに決定される規定回数及び変動パターンコマンド決定テーブル115の組み合わせは1パターンのみとなっていたが、これに限定されるものではない。たとえば、特別図柄ごとに決定され得る規定回数及び変動パターンコマンド決定テーブル115の組み合わせを複数パターン設けておき、決定された特別図柄に応じて、複数パターンの中からいずれかを抽選で選択することにより、規定回数及び変動パターンコマンド決定テーブル115を決定するようにしてもよい。
なお、上述の変形例は、可能な範囲で互いに組み合わせて構成することもできる。
また、上述の実施の形態における第1始動入賞口15及び第2始動入賞口16は、本発明の始動領域に相当する。また、上述の実施の形態におけるステップ805の処理を実行するメインCPU101は、本発明の特別遊技実行決定手段に相当する。また、上述の実施の形態における特別遊技制御処理を実行するメインCPU101は、本発明の特別遊技実行手段に相当する。また、上述の実施の形態における高確率時短遊技状態は、本発明の第1の遊技状態に相当する。また、上述の実施の形態における低確率時短遊技状態は、本発明の第2の遊技状態に相当する。また、上述の実施の形態における時短回数は、本発明の切替回数に相当する。また、上述の実施の形態における通常遊技状態は、本発明の第3の遊技状態に相当する。また、上述の実施の形態におけるステップ1301、ステップ1103の処理を実行するメインCPU101は、本発明の遊技状態設定手段に相当する。
また、上述の実施の形態における背景表示演出は、本発明の所定の態様による表示に相当する。また、上述の実施の形態における背景画像制御処理を実行するサブCPU301は、本発明の演出実行手段に相当する。また、上述の実施の形態におけるステップ2502、ステップ2503、ステップ2506の処理を実行するサブCPU301は、本発明の報知手段に相当する。また、上述の実施の形態における特殊背景画像の表示は、本発明の第1の態様による表示に相当する。また、上述の実施の形態における時短背景画像の表示は、本発明の第2の態様による表示に相当する。また、上述の実施の形態におけるBATTLE演出は、本発明の特定の態様に相当する。また、上述の実施の形態における特別遊技の終了時刻は、本発明の所定の決定条件に相当する。また、上述の実施の形態におけるステップ1302〜ステップ1304の処理を実行するメインCPU101は、本発明の規定回数決定手段に相当する。
P パチンコ機
21 演出表示装置
100 主制御基板
101 メインCPU
102 メインROM
103 メインRAM
300 副制御基板
301 サブCPU
302 サブROM
303 サブRAM

Claims (3)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球が進入可能な始動領域と、
    前記始動領域への遊技球の進入を条件として、前記遊技領域に設けられた大入賞口を開放する特別遊技の実行の可否を決定する特別遊技実行決定手段と、
    前記特別遊技実行決定手段により前記特別遊技を実行する旨が決定された場合に、当該特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
    前記特別遊技の終了を契機として、当該特別遊技の終了後の遊技状態を第1の遊技状態、又は、当該第1の遊技状態と異なる第2の遊技状態のいずれかに設定するとともに、前記第2の遊技状態が設定された場合には、前記特別遊技実行決定手段により前記特別遊技を実行する旨が決定されることなく、前記特別遊技の終了後に前記特別遊技実行決定手段が前記特別遊技の実行の可否を決定した回数(以下、終了後決定回数という)が所定の切替回数に至ると、前記第1の遊技状態及び前記第2の遊技状態と異なる第3の遊技状態を設定する遊技状態設定手段と、
    設定されている遊技状態に基づいて所定の態様による表示を行う演出実行手段と、
    所定の報知を行う報知手段と、を備え、
    前記演出実行手段は、
    前記特別遊技の終了後の遊技状態が前記第1の遊技状態及び前記第2の遊技状態のいずれに設定された場合であっても、第1の態様による表示を行うとともに、前記特別遊技の終了後の遊技状態が前記第2の遊技状態に設定された場合には、前記終了後決定回数が前記切替回数以下に決定される所定の規定回数に到達したことに基づいて、前記第1の態様による表示を当該第1の態様と異なる第2の態様による表示に切り替え、前記終了後決定回数が前記切替回数に至るまで当該第2の態様による表示を行い、
    前記報知手段は、
    前記演出実行手段が前記第1の態様による表示を前記第2の態様による表示に切り替える場合に、特定の態様により報知を行うように設定されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記特別遊技実行決定手段による決定の結果を、前記特定の態様と同態様により報知可能に設定されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 所定の決定条件に基づいて、前記規定回数を決定可能な規定回数決定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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