JP2019004148A - 太陽電池素子用シリコン基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部拡散(アウトディフュージョン)の影響を低減しつつ、シリコン基板の一方の面へのホウ素化合物の拡散と、他方の面へのリン化合物の拡散とを同じ温度で同時に行うことによって、短時間で効率よく太陽電池素子用シリコン基板を製造できる、太陽電池素子用シリコン基板の製造方法を提供すること。【解決手段】2枚のシリコン基板において、それぞれ第1面にリン化合物含有層を形成し、第1面の裏面である第2面にホウ素化合物含有層を形成し、次いで、2枚のシリコン基板を、リン化合物含有層同士、又はホウ素化合物含有層同士が接触するように配置して、複合シリコン基板を得、得られた複合シリコン基板を加熱して、複合シリコン基板中のシリコン基板における、第1面へのリン化合物の拡散と、第2面へのホウ素化合物の拡散とを同時に行う。【選択図】図3
Description
本発明は、太陽電池素子用シリコン基板の製造方法に関する。
太陽電池を製造する際には、不純物拡散成分が拡散された半導体基板が用いられる。シリコン基板等の半導体基板に不純物拡散成分を拡散させる方法としては、例えば、不純物拡散成分を気化させて半導体基板に拡散させる方法が採用されることが多い。
具体的には、拡散炉内に、半導体基板を間隔を開けて配置し、半導体基板の周辺に、気化した不純物拡散成分が行き渡るようにして、半導体基板への不純物拡散成分の拡散が行われる。例えば、不純物拡散成分がリンを含む場合、シリコン基板等の半導体基板が載置された拡散炉内を800〜900℃に加熱した状態で、気化した不純物拡散成分を拡散炉内に行き渡らせることにより、n型の導電型を示す不純物拡散層が形成される。
具体的には、拡散炉内に、半導体基板を間隔を開けて配置し、半導体基板の周辺に、気化した不純物拡散成分が行き渡るようにして、半導体基板への不純物拡散成分の拡散が行われる。例えば、不純物拡散成分がリンを含む場合、シリコン基板等の半導体基板が載置された拡散炉内を800〜900℃に加熱した状態で、気化した不純物拡散成分を拡散炉内に行き渡らせることにより、n型の導電型を示す不純物拡散層が形成される。
また、シリコン基板にp型の導電型を示す不純物拡散層を形成する場合には、ホウ素を含む不純物拡散成分が用いられることが多い。ホウ素を含む不純物拡散成分を半導体基板に拡散させる方法としては、熱分解法、対向NB法、トーパントホスト法、及び塗布法等が挙げられる。これらの中でも、高価な装置を必要とせず、均一な拡散が可能であり、量産性に優れていることから、塗布法が好適に採用されていた。特にホウ素を含有する塗布液をスピンコーター等にて塗布する方法が多く採用されていた。
かかる、塗布法は、ホウ素の拡散のみならず、種々のn型の不純物拡散成分の拡散や、ホウ素以外の種々のp型の不純物拡散成分の拡散に応用できる。
つまり、太陽電池の製造において、半導体基板にn型又はp型の不純物拡散層を形成する場合には、n型又はp型の不純物拡散成分を含む拡散剤を半導体基板表面に塗布し、塗布膜からn型又はp型の不純物拡散成分を拡散させることによって、n型又はp型の不純物拡散層が好適に形成される。
かかる、塗布法は、ホウ素の拡散のみならず、種々のn型の不純物拡散成分の拡散や、ホウ素以外の種々のp型の不純物拡散成分の拡散に応用できる。
つまり、太陽電池の製造において、半導体基板にn型又はp型の不純物拡散層を形成する場合には、n型又はp型の不純物拡散成分を含む拡散剤を半導体基板表面に塗布し、塗布膜からn型又はp型の不純物拡散成分を拡散させることによって、n型又はp型の不純物拡散層が好適に形成される。
太陽電池素子用半導体基板の製造方法としては、例えば、太陽電池の変換効率の向上を目的として、半導体基板の一方の面にホウ素等のp型不純物が拡散したp型不純物拡散層を設け、半導体基板の他方の面にリン等のn型不純物が拡散したn型不純物拡散層を設ける方法が知られている。
具体的には、例えば、n型の多結晶シリコン基板の受光面(表面)に、ホウ素等のp型不純物を拡散させてp型不純物拡散層を形成し、次いで、n型の多結晶シリコン基板の裏面に、リン等のn型不純物を拡散させてn型不純物拡散層を形成する方法が提案されている(特許文献1、実施の形態8を参照。)。
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、不純物拡散層の形成の操作を2回行うため、太陽電池素子用シリコン基板の製造に長時間を要し、製造効率が低い問題がある。また、特許文献1に記載の方法では、外部拡散(アウトディフュージョン)の影響により、p型不純物拡散層にn型不純物が一部拡散しやすく、n型不純物拡散層にp型不純物が一部拡散しやすい問題がある。
シリコン基板の一方の面にホウ素を含むp型不純物を拡散させ、他方の面にリンを含むn型不純物を拡散させる場合に、太陽電池素子用シリコン基板の製造効率を高める方法としては、p型不純物の拡散と、n型不純物の拡散とを同時に行う方法が考えられる。
しかし、一般的に、ホウ素とリンの最適な拡散温度は異なっており、ホウ素を含むp型不純物の拡散と、リンを含むn型不純物の拡散とを同時に行う場合、p型不純物及びn型不純物の、少なくとも一方を良好に拡散させにくいと予測される。
また、p型不純物の拡散と、n型不純物の拡散とを同時に行う場合も、外部拡散に起因する上記の問題を避けられない。
しかし、一般的に、ホウ素とリンの最適な拡散温度は異なっており、ホウ素を含むp型不純物の拡散と、リンを含むn型不純物の拡散とを同時に行う場合、p型不純物及びn型不純物の、少なくとも一方を良好に拡散させにくいと予測される。
また、p型不純物の拡散と、n型不純物の拡散とを同時に行う場合も、外部拡散に起因する上記の問題を避けられない。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであって、外部拡散(アウトディフュージョン)の影響を低減しつつ、シリコン基板の一方の面へのホウ素化合物の拡散と、他方の面へのリン化合物の拡散とを同じ温度で同時に行うことによって、短時間で効率よく太陽電池素子用シリコン基板を製造できる、太陽電池素子用シリコン基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、2枚のシリコン基板において、それぞれ第1面にリン化合物含有層を形成し、第1面の裏面である第2面にホウ素化合物含有層を形成し、次いで、2枚のシリコン基板を、リン化合物含有層同士、又はホウ素化合物含有層同士が接触するように配置して、複合シリコン基板を得、得られた複合シリコン基板を加熱して、複合シリコン基板中のシリコン基板における、第1面へのリン化合物の拡散と、第2面へのホウ素化合物の拡散とを同時に行うことにより、上記の課題を解決できることを見出し本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のものを提供する。
すなわち、本発明は、
2枚のシリコン基板において、それぞれ第1面に、不純物拡散成分としてリン化合物を含む第1の不純物拡散剤組成物を塗布して、リン化合物含有層を形成することと、
2枚のシリコン基板において、ぞれぞれ、第1面の裏面である第2面に、不純物拡散成分としてホウ素化合物を含む第2の不純物拡散剤組成物を塗布して、ホウ素化合物含有層を形成することと、
リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とをそれぞれ備える、2枚のシリコン基板を、リン化合物含有層同士、又はホウ素化合物含有層同士が接触するように配置して、複合シリコン基板を得ることと、
複合シリコン基板を加熱することにより、複合シリコン基板中のシリコン基板における、第1面へのリン化合物の拡散と、第2面へのホウ素化合物の拡散とを同時に行うことと、
を含み、
リン化合物含有層の形成と、ホウ素化合物含有層の形成とは、いずれか一方が先に行われるか、同時に行われる、太陽電池素子用シリコン基板の製造方法に関する。
2枚のシリコン基板において、それぞれ第1面に、不純物拡散成分としてリン化合物を含む第1の不純物拡散剤組成物を塗布して、リン化合物含有層を形成することと、
2枚のシリコン基板において、ぞれぞれ、第1面の裏面である第2面に、不純物拡散成分としてホウ素化合物を含む第2の不純物拡散剤組成物を塗布して、ホウ素化合物含有層を形成することと、
リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とをそれぞれ備える、2枚のシリコン基板を、リン化合物含有層同士、又はホウ素化合物含有層同士が接触するように配置して、複合シリコン基板を得ることと、
複合シリコン基板を加熱することにより、複合シリコン基板中のシリコン基板における、第1面へのリン化合物の拡散と、第2面へのホウ素化合物の拡散とを同時に行うことと、
を含み、
リン化合物含有層の形成と、ホウ素化合物含有層の形成とは、いずれか一方が先に行われるか、同時に行われる、太陽電池素子用シリコン基板の製造方法に関する。
本発明によれば、外部拡散(アウトディフュージョン)の影響を低減しつつ、シリコン基板の一方の面へのホウ素化合物の拡散と、他方の面へのリン化合物の拡散とを同じ温度で同時に行うことによって、短時間で効率よく太陽電池素子用シリコン基板を製造できる、太陽電池素子用シリコン基板の製造方法を提供することができる。
≪太陽電池素子用シリコン基板の製造方法≫
太陽電池素子用シリコン基板の製造方法は、
2枚のシリコン基板において、それぞれ第1面に、不純物拡散成分としてリン化合物を含む第1の不純物拡散剤組成物を塗布して、リン化合物含有層を形成することと、
2枚のシリコン基板において、ぞれぞれ、第1面の裏面である第2面に、不純物拡散成分としてホウ素化合物を含む第2の不純物拡散剤組成物を塗布して、ホウ素化合物含有層を形成することと、
リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とをそれぞれ備える、2枚のシリコン基板を、リン化合物含有層同士、又はホウ素化合物含有層同士が接触するように配置して、複合シリコン基板を得ることと、
複合シリコン基板を加熱することにより、複合シリコン基板中のシリコン基板における、第1面へのリン化合物の拡散と、第2面へのホウ素化合物の拡散とを同時に行うことと、を含む。
太陽電池素子用シリコン基板の製造方法は、
2枚のシリコン基板において、それぞれ第1面に、不純物拡散成分としてリン化合物を含む第1の不純物拡散剤組成物を塗布して、リン化合物含有層を形成することと、
2枚のシリコン基板において、ぞれぞれ、第1面の裏面である第2面に、不純物拡散成分としてホウ素化合物を含む第2の不純物拡散剤組成物を塗布して、ホウ素化合物含有層を形成することと、
リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とをそれぞれ備える、2枚のシリコン基板を、リン化合物含有層同士、又はホウ素化合物含有層同士が接触するように配置して、複合シリコン基板を得ることと、
複合シリコン基板を加熱することにより、複合シリコン基板中のシリコン基板における、第1面へのリン化合物の拡散と、第2面へのホウ素化合物の拡散とを同時に行うことと、を含む。
なお、リン化合物含有層の形成と、ホウ素化合物含有層の形成とは、いずれか一方が先に行われてもよく、同時に行われてもよい。
リン化合物含有層の形成時に、第1の不純物拡散剤組成物がホウ素化合物含有層に混入しにくく、ホウ素化合物含有層の形成時に、第2の不純物拡散剤組成物がリン化合物含有層に混入しにくいことから、リン化合物含有層の形成と、ホウ素化合物含有層の形成とは、いずれか一方が先に行われるのが好ましい。
リン化合物含有層の形成時に、第1の不純物拡散剤組成物がホウ素化合物含有層に混入しにくく、ホウ素化合物含有層の形成時に、第2の不純物拡散剤組成物がリン化合物含有層に混入しにくいことから、リン化合物含有層の形成と、ホウ素化合物含有層の形成とは、いずれか一方が先に行われるのが好ましい。
以下、上記のリン化合物含有層を形成することについて「リン化合物含有層形成工程」とも記し、ホウ素化合物含有層を形成することについて「ホウ素化合物含有素形成工程」とも記し、複合シリコン基板を得ることについて「複合シリコン基板取得工程」とも記し、第1面へのリン化合物の拡散と、第2面へのホウ素化合物の拡散とを同時に行うことについて「同時拡散工程」とも記す。
以下、図面を参照しつつ、太陽電池素子用シリコン基板の製造方法に含まれる各工程について説明する。
なお、以下では、図1に示されるように、シリコン基板10の第1面11上にリン化合物含有層13を設けた後、図2に示さされるように、シリコン基板10上の第2面12にホウ素化合物含有層14を設ける方法について説明する。
しかし、これは、一例であって、前述の通り、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とを形成する順序は特に限定されず、いずれか一方が先に形成されてもよく、両者が同時に形成されてもよい。
なお、以下では、図1に示されるように、シリコン基板10の第1面11上にリン化合物含有層13を設けた後、図2に示さされるように、シリコン基板10上の第2面12にホウ素化合物含有層14を設ける方法について説明する。
しかし、これは、一例であって、前述の通り、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とを形成する順序は特に限定されず、いずれか一方が先に形成されてもよく、両者が同時に形成されてもよい。
<リン化合物含有層形成工程>
リン化合物含有層形成工程では、2枚のシリコン基板10のそれぞれにおいて、第1面11上に、不純物拡散成分としてリン化合物を含む第1の不純物拡散剤組成物を塗布して、リン化合物含有層13を形成する。
シリコン基板10としてはn型シリコン基板、及びp型シリコン基板のいずれも用いることができる。一般的な太陽電池素子の構造を考慮すると、n型シリコン基板を用いるのが好ましい。
図1に、リン化合物含有層13を備えるシリコン基板10の、シリコン基板の厚さ方向と同方向の断面を模式的に示す。
リン化合物含有層形成工程では、2枚のシリコン基板10のそれぞれにおいて、第1面11上に、不純物拡散成分としてリン化合物を含む第1の不純物拡散剤組成物を塗布して、リン化合物含有層13を形成する。
シリコン基板10としてはn型シリコン基板、及びp型シリコン基板のいずれも用いることができる。一般的な太陽電池素子の構造を考慮すると、n型シリコン基板を用いるのが好ましい。
図1に、リン化合物含有層13を備えるシリコン基板10の、シリコン基板の厚さ方向と同方向の断面を模式的に示す。
シリコン基板10の第1面11上に第1の不純物拡散剤組成物を塗布する方法は特に限定されない。
塗布方法の具体例としては、スピンコート法、スプレー塗布法、種々の印刷法が挙げられる。印刷法としては、インクジェット印刷法、ロールコート印刷法、スクリーン印刷法、凸版印刷法、凹版印刷法、及びオフセット印刷法等が挙げられる。
塗布方法の具体例としては、スピンコート法、スプレー塗布法、種々の印刷法が挙げられる。印刷法としては、インクジェット印刷法、ロールコート印刷法、スクリーン印刷法、凸版印刷法、凹版印刷法、及びオフセット印刷法等が挙げられる。
塗布後に、必要に応じて、塗布膜中の溶媒を除去することにより、リン化合物含有層13が形成される。リン化合物含有層13の膜厚は、後述する同時拡散工程での拡散条件や、リン化合物の種類、拡散後のシリコン基板中でのリン濃度等を勘案のうえ、適宜決定される。リン化合物含有層13の膜厚は、典型的には、10nm以上5000nm以下が好ましく、50nm以上3000nm以下がより好ましい。
リン化合物含有層13の形成に用いられる、第1の不純物拡散剤組成物は、半導体基板へのリン化合物の拡散に用いられる塗布型の組成物であれば特に限定されない。
第1の不純物拡散剤組成物は、典型的には、リン化合物と、有機溶剤とを含む。また、第1の不純物拡散剤組成物は、加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物とを含むのが好ましい。第1の不純物拡散剤組成物がかかる加水分解縮合物を含む場合、第1の不純物拡散剤組成物の塗布性を調整しやすい。また、この場合、後述する同時拡散工程での加熱により、リン化合物含有層がシリカを含む緻密な膜となり、リン化合物の外部拡散を抑制しながら、高効率でシリコン基板10にリン化合物を拡散させやすい。
第1の不純物拡散剤組成物は、典型的には、リン化合物と、有機溶剤とを含む。また、第1の不純物拡散剤組成物は、加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物とを含むのが好ましい。第1の不純物拡散剤組成物がかかる加水分解縮合物を含む場合、第1の不純物拡散剤組成物の塗布性を調整しやすい。また、この場合、後述する同時拡散工程での加熱により、リン化合物含有層がシリカを含む緻密な膜となり、リン化合物の外部拡散を抑制しながら、高効率でシリコン基板10にリン化合物を拡散させやすい。
以下、第1の不純物拡散剤組成物に含まれ得る、必須、又は任意の成分について説明する。
(リン化合物)
リン化合物としては、従来より半導体基板へ拡散される不純物成分として用いられているリン化合物を特に制限なく用いることができる。
リン化合物の好適な例としては、P2O5やリン酸エステルが挙げられる。リン酸エステルの好適な具体例としては、リン酸モノメチル、リン酸ジメチル、リン酸モノエチル、リン酸ジエチル、リン酸トリエチル、リン酸モノプロピル、リン酸ジプロピル、リン酸モノブチル、リン酸ジブチル、リン酸トリブチル等が挙げられる。リン化合物は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
リン化合物としては、従来より半導体基板へ拡散される不純物成分として用いられているリン化合物を特に制限なく用いることができる。
リン化合物の好適な例としては、P2O5やリン酸エステルが挙げられる。リン酸エステルの好適な具体例としては、リン酸モノメチル、リン酸ジメチル、リン酸モノエチル、リン酸ジエチル、リン酸トリエチル、リン酸モノプロピル、リン酸ジプロピル、リン酸モノブチル、リン酸ジブチル、リン酸トリブチル等が挙げられる。リン化合物は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、リン化合物としては、炭素原子数5以上20以下のアルキル基を含むリン酸モノアルキルエステル及びリン酸ジアルキルエステルも好ましい。炭素原子数5以上20以下のアルキル基を含むリン酸エステル類を用いる場合、第1の不純物拡散剤組成物が塗布された複合シリコン基板20を加熱したときに、加熱装置内にリン化合物を大量に含む堆積物が生じにくい。
炭素原子数5以上20以下のアルキル基を含むリン酸モノアルキルエステル及びリン酸ジアルキルエステルの具体例としては、リン酸モノペンチル、リン酸ジペンチル、リン酸モノヘキシル、リン酸ジヘキシル、リン酸モノヘキシル、リン酸ジヘキシル、リン酸モノオクチル、リン酸ジオクチル、リン酸モノエチルヘキシル、リン酸ジエチルヘキシル、リン酸トリデシル、及びリン酸イソトリデシル等が挙げられる。
第1の不純物拡散剤組成物におけるリン化合物の含有量は、塗布方法等に応じて適宜変更すればよい。第1の不純物拡散剤組成物は後述するように、リン化合物とともに、加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物を含むのが好ましい。この場合、第1の不純物拡散剤組成物の含有量は、リン化合物の使用量と、Si化合物の加水分解縮合物との使用量の比率が、P2O5/SiO2の換算質量比として、0.01〜0.9が好ましく、0.03〜0.8がより好ましく、0.05〜0.8が特に好ましい。かかる範囲内の量のリン化合物を用いることにより、リン化合物含有層13からのリン化合物の外部拡散を良好に抑制しつつ、リン化合物を良好に拡散させやすい。
(加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物)
第1の不純物拡散剤組成物は、前述の通り、加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物を含むのが好ましい。加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物は、具体的には、下記式(1)で示されるアルコキシシランの加水分解縮合物であるのが好ましい。
R1 nSi(OR2)4−n・・・(1)
(式(1)中、R1は、水素原子、又は1価の有機基であり、R2は、1価の有機基であり、nは、0〜3の整数を示す。)
第1の不純物拡散剤組成物は、前述の通り、加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物を含むのが好ましい。加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物は、具体的には、下記式(1)で示されるアルコキシシランの加水分解縮合物であるのが好ましい。
R1 nSi(OR2)4−n・・・(1)
(式(1)中、R1は、水素原子、又は1価の有機基であり、R2は、1価の有機基であり、nは、0〜3の整数を示す。)
ここで、R1及びR2についての、1価の有機基としては、例えば、アルキル基、アリール基、アリル基、及びグリジル基を挙げることができる。これらの中では、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、及びアリール基が好ましく、アルキル基、及びアリール基がより好ましい。
アルキル基の炭素原子数は1以上5以下が好ましい。アルキル基の具体例としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基等を挙げることができる。アルキル基は直鎖状であっても分岐状であってもよい。
アリール基の炭素原子数は6以上20以下が好ましい。アリール基の具体例としては、例えば、フェニル基、ナフタレン−1−イル基、及びナフタレン−2−イル基等を挙げることができる。
アリール基の炭素原子数は6以上20以下が好ましい。アリール基の具体例としては、例えば、フェニル基、ナフタレン−1−イル基、及びナフタレン−2−イル基等を挙げることができる。
上記式(1)で表される化合物の具体例としては、n=0の場合、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、及びテトラプロポキシシラン等のテトラアルコキシシランが挙げられる。
n=1の場合、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、及びプロピルトリエトキシシラン等のアルキルトリアルコキシシラン;フェニルトリメトキシシラン、及びフェニルトリエトキシシラン等のフェニルトリアルコキシシランが挙げられる。
n=2の場合、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジプロポキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジエチルジプロポキシシラン、ジプロピルジメトキシシラン、ジプロピルジエトキシシラン、及びジプロピルジプロポキシシラン等のジアルキルジアルコキシシラン;ジフェニルジメトキシシラン、及びジフェニルジエトキシシラン等のジフェニルジアルコキシシランが挙げられる。
n=3の場合、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、トリメチルプロポキシシラン、トリエチルメトキシシラン、トリエチルエトキシシラン、トリエチルプロポキシシラン、トリプロピルメトキシシラン、及びトリプロピルエトキシシラン等のトリアルキルアルコキシシラン;トリフェニルメトキシシラン、及びトリフェニルエトキシシラン等のトリフェニルアルコキシシラン等が挙げられる。
n=1の場合、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、及びプロピルトリエトキシシラン等のアルキルトリアルコキシシラン;フェニルトリメトキシシラン、及びフェニルトリエトキシシラン等のフェニルトリアルコキシシランが挙げられる。
n=2の場合、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジプロポキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジエチルジプロポキシシラン、ジプロピルジメトキシシラン、ジプロピルジエトキシシラン、及びジプロピルジプロポキシシラン等のジアルキルジアルコキシシラン;ジフェニルジメトキシシラン、及びジフェニルジエトキシシラン等のジフェニルジアルコキシシランが挙げられる。
n=3の場合、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエトキシシラン、トリメチルプロポキシシラン、トリエチルメトキシシラン、トリエチルエトキシシラン、トリエチルプロポキシシラン、トリプロピルメトキシシラン、及びトリプロピルエトキシシラン等のトリアルキルアルコキシシラン;トリフェニルメトキシシラン、及びトリフェニルエトキシシラン等のトリフェニルアルコキシシラン等が挙げられる。
これらの中では、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、及びテトラプロポキシシラン等のテトラアルコキシシランや、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、及びメチルトリプロポキシシラン等のメチルトリアルコキシシランを好ましく用いることができる。
アルコキシシランの加水分解縮合物の重量平均分子量は、200以上50000以下が好ましく、1000以上3000以下がより好ましい。この範囲であれば、第1の不純物拡散剤組成物の塗布性が良好である。また、第1の不純物拡散剤組成物がアルコキシシランの加水分解縮合物を含むと、リン化合物含有層13とシリコン基板10との密着性が良好である。
式(1)で示されるアルコキシシランの縮合は、アルコキシシランを、有機溶媒中、酸触媒の存在下で行われる。アルコキシシランは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
縮合の前提となるアルコキシシランの加水分解の度合いは、添加する水の量により調整することができる。水の量は、一般的には、式(1)で表されるアルコキシシランの合計モル数に対して、1.0倍モル以上8.0倍モル以下が好ましく、1.5倍モル以上6.0倍モル以下がより好ましい。水の添加量が1.0倍モルより少なすぎると加水分解度が低くなり、被膜形成が困難となる。一方で、8.0倍モルよりも多すぎるとゲル化を起こしやすく、保存安定性が悪くなる。
また、式(1)で示されるアルコキシシランの縮合において用いられる酸触媒としては、特に限定されるものではなく、従来慣用的に使用されている有機酸、無機酸のいずれも使用することができる。有機酸としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸等の有機カルボン酸を挙げることができ、無機酸としては、塩酸、硝酸、硫酸、燐酸等が挙げられる。酸触媒は、アルコキシシランと水との混合物に直接添加するか、又は、アルコキシ金属化合物に添加すべき水とともに酸性水溶液として添加してもよい。
加水分解反応は、通常、5時間以上100時間以内程度の時間で完了する。また、室温から80℃を超えない加熱温度において、式(1)で表される1種以上のアルコキシシランを含む有機溶剤に酸触媒水溶液を滴下して反応させることにより、短い反応時間で反応を完了させることも可能である。加水分解されたアルコキシシランは、その後、縮合反応を起こし、その結果、Si−O−Siのネットワークを形成する。
第1の不純物拡散剤組成物における、加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物の含有量は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。典型的には、加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物は、リン化合物との比率(P2O5/SiO2の換算質量比)が上記の範囲内である量を用いられるのが好ましい。
(有機溶剤)
第1の不純物拡散剤組成物は、塗布性の調整の目的等で、通常、有機溶剤を含む。有機溶剤としては、極性有機溶剤が好ましい。
第1の不純物拡散剤組成物は、塗布性の調整の目的等で、通常、有機溶剤を含む。有機溶剤としては、極性有機溶剤が好ましい。
有機溶剤の具体例としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、及びトリプロピレングリコールモノメチルエーテル等のモノ又はジアルキルエーテル系グリコール類;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、2−メトキシブチルアセテート、3−メトキシブチルアセテート、4−メトキシブチルアセテート、2−メチル−3−メトキシブチルアセテート、2−エトキシブチルアセテート、4−エトキシブチルアセテート、及び4−プロポキシブチルアセテート等のエーテル系エステル類;ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチルイソブチルケトン、及びシクロヘキサノン等のケトン類;プロピオン酸プロピル、プロピオン酸イソプロピル、メチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−メトキシプロピオネート、エチル−3−エトキシプロピオネート、エチル−3−プロポキシプロピオネート、プロピル−3−メトキシプロピオネート、及びイソプロピル−3−メトキシプロピオネート等のプロピオン酸エステル類;酢酸ブチル、酢酸イソアミル、アセト酢酸メチル、乳酸メチル、及び乳酸エチル等のエステル類;ベンジルメチルエーテル、ベンジルエチルエーテル、ベンゼン、トルエン、キシレン、ベンジルアルコール、及び2−フェノキシエタノール等の芳香族類;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、3−メチル−3−メトキシブタノール、ヘキサノール、及びシクロヘキサノール等のアルコール類;ガンマブチロラクトン等の環状エステル類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、及びジプロピレングリコール等のグリコール類等の極性有機溶剤が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
第1の不純物拡散剤組成物中の有機溶剤の含有量は、塗布・印刷方法に応じて適宜変更すればよい。第1の不純物拡散剤組成物中の有機溶剤の含有量は、例えば、不純物拡散剤組成物の全質量に対して、50質量%以上98質量%以下が好ましい。
(その他の成分)
第1の不純物拡散剤組成物は、前述の成分以外のその他の成分として、界面活性剤、アクリル系樹脂等のバインダー樹脂、SiO2微粒子等のチクソ性付与剤等の種々の添加剤ををさらに含んでよい。
第1の不純物拡散剤組成物は、前述の成分以外のその他の成分として、界面活性剤、アクリル系樹脂等のバインダー樹脂、SiO2微粒子等のチクソ性付与剤等の種々の添加剤ををさらに含んでよい。
第1の不純物拡散剤組成物に界面活性剤を配合することで、不純物拡散剤組成物の、塗布性、平坦化性、及び展開性を向上させることができ、塗布後に形成されるリン化合物含有層13のムラの発生を減少することができる。界面活性剤成分としては、従来公知のものを用いることができるが、シリコーン系の界面活性剤が好ましい。界面活性剤成分の含有量は、第1の不純物拡散剤組成物の全質量に対して、100質量ppm以上10000質量ppm以下が好ましく、300質量ppm以上5000質量ppm以下がより好ましく、500質量ppm以上3000質量ppm以下が特に好ましい。界面活性剤成分は単独で用いてもよく、組み合わせて用いてもよい。
以上説明した第1の不純物拡散剤組成物を用いて、シリコン基板10上の第1面11にリン化合物含有層13が形成される。
<ホウ素化合物含有層形成工程>
ホウ素化合物含有層形成工程では、2枚のシリコン基板10のそれぞれにおいて、第2面12上に、不純物拡散成分としてホウ素化合物を含む第2の不純物拡散剤組成物を塗布して、ホウ素化合物含有層14を形成する。
図2に、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とを備えるシリコン基板10の、シリコン基板の厚さ方向と同方向の断面を模式的に示す。
ホウ素化合物含有層形成工程では、2枚のシリコン基板10のそれぞれにおいて、第2面12上に、不純物拡散成分としてホウ素化合物を含む第2の不純物拡散剤組成物を塗布して、ホウ素化合物含有層14を形成する。
図2に、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とを備えるシリコン基板10の、シリコン基板の厚さ方向と同方向の断面を模式的に示す。
シリコン基板10の第2面12上に第2の不純物拡散剤組成物を塗布する方法は特に限定されない。具体的な方法は、第1面11上に、第1の不純物拡散剤組成物を塗布する方法と同様である。
塗布後に、必要に応じて、塗布膜中の溶媒を除去することにより、ホウ素化合物含有層14が形成される。ホウ素化合物含有層14の膜厚は、後述する同時拡散工程での拡散条件や、ホウ素化合物の種類、拡散後のシリコン基板中でのホウ素濃度等を勘案のうえ、適宜決定される。ホウ素化合物含有層14の膜厚は、典型的には、10nm以上3000nm以下が好ましく、50nm以上1000nm以下がより好ましい。
ホウ素化合物含有層14の形成に用いられる、第2の不純物拡散剤組成物は、半導体基板へのホウ素化合物の拡散に用いられる塗布型の組成物であれば特に限定されない。
第2の不純物拡散剤組成物は、典型的には、ホウ素化合物と、有機溶剤とを含む。また、第2の不純物拡散剤組成物は、多価アルコール化合物を含むのが好ましい。第2の不純物拡散剤組成物がかかる多価アルコールを含む場合、第2の不純物拡散剤組成物における白濁と、拡散後の第2面12の抵抗値のバラツキとを抑止し、ホウ素化合物を均一に拡散させやすい。
第2の不純物拡散剤組成物は、典型的には、ホウ素化合物と、有機溶剤とを含む。また、第2の不純物拡散剤組成物は、多価アルコール化合物を含むのが好ましい。第2の不純物拡散剤組成物がかかる多価アルコールを含む場合、第2の不純物拡散剤組成物における白濁と、拡散後の第2面12の抵抗値のバラツキとを抑止し、ホウ素化合物を均一に拡散させやすい。
以下、第2の不純物拡散剤組成物に含まれ得る、必須、又は任意の成分について説明する。
(ホウ素化合物)
ホウ素化合物としては、従来より半導体基板へ拡散される不純物成分として用いられているホウ素化合物を特に制限なく用いることができる。
ホウ素化合物の好適な例としては、酸化ホウ素、ホウ酸、無水ホウ酸、アルキル基がメチル、エチル、プロピル、ブチル等であるアルキルホウ酸エステル、及び塩化ホウ素等が挙げられる。ホウ素化合物は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ホウ素化合物としては、従来より半導体基板へ拡散される不純物成分として用いられているホウ素化合物を特に制限なく用いることができる。
ホウ素化合物の好適な例としては、酸化ホウ素、ホウ酸、無水ホウ酸、アルキル基がメチル、エチル、プロピル、ブチル等であるアルキルホウ酸エステル、及び塩化ホウ素等が挙げられる。ホウ素化合物は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
第2の不純物拡散剤組成物におけるホウ素化合物の含有量は、塗布方法等に応じて適宜変更すればよい。典型的には、ホウ素化合物の含有量は、第2の不純物拡散剤組成物の全質量に対して、1質量%以上20質量%以下が好ましく、2質量%以上15質量%以下がより好ましい。かかる範囲内の量のホウ素化合物を用いることにより、ホウ素化合物含有層14からのホウ素化合物の外部拡散を良好に抑制しつつ、ホウ素化合物を良好に拡散させやすい。
(多価アルコール化合物)
第2の不純物拡散剤組成物は、多価アルコール化合物を含んでいてもよい。多価アルコール化合物は2以上のアルコール性水酸基を有する化合物であれば特に限定されず、低分子化合物であっても高分子化合物であってもよい。
第2の不純物拡散剤組成物は、多価アルコール化合物を含んでいてもよい。多価アルコール化合物は2以上のアルコール性水酸基を有する化合物であれば特に限定されず、低分子化合物であっても高分子化合物であってもよい。
多価アルコール化合物がポリマーである場合、例えば、ポリエチレンオキシド、ポリヒドロキシメチルアクリレート、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポリヒドロキシプロピルアクリレート又はこれに相当するメタクリレート等のポリヒドロキシアルキルアクリレート又はメタクリレート類、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、及びポリビニルブチラール等が挙げられる。
これらの中では、ホウ素化合物との錯体の形成性と、形成した錯体の安定性とからポリビニルアルコールが好ましい。
これらの中では、ホウ素化合物との錯体の形成性と、形成した錯体の安定性とからポリビニルアルコールが好ましい。
多価アルコール化合物が低分子化合物である場合、多価アルコールの好適な例としては糖アルコールが挙げられる。糖アルコールの具体例としては、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、ラクチトール、及びイソマルツロース還元物等が挙げられ、マンニトールが好ましい。
第2の不純物拡散剤組成物における多価アルコール化合物の含有量は、例えば、第2の不純物拡散剤組成物の全質量に対して、1質量%以上20質量%以下が好ましく、2質量%以上15質量%以下がより好ましい。かかる範囲内の量の多価アルコール化合物を用いることにより、第2の不純物拡散剤組成物における白濁と、拡散後の第2面12の抵抗値のバラツキとを抑止し、ホウ素化合物を均一に拡散させやすい。
(有機溶剤)
第2の不純物拡散剤組成物は、第1の不純物拡散剤組成物と同様に、通常、有機溶剤を含む。有機溶剤の好適な例と、第2の不純物拡散剤組成物における有機溶剤の含有量の好ましい範囲とは、第1の不純物拡散剤組成物に配合される有機溶剤と同様である。
第2の不純物拡散剤組成物は、第1の不純物拡散剤組成物と同様に、通常、有機溶剤を含む。有機溶剤の好適な例と、第2の不純物拡散剤組成物における有機溶剤の含有量の好ましい範囲とは、第1の不純物拡散剤組成物に配合される有機溶剤と同様である。
(その他成分)
第2の不純物拡散剤組成物は、上記の成分の他に、第1の不純物拡散剤組成物について説明したその他の成分と同様の成分をさらに含んでいてもよい。
第2の不純物拡散剤組成物は、上記の成分の他に、第1の不純物拡散剤組成物について説明したその他の成分と同様の成分をさらに含んでいてもよい。
以上説明した第2の不純物拡散剤組成物を用いて、シリコン基板10上の第2面12にホウ素化合物含有層14が形成される。
<複合シリコン基板取得工程>
複合シリコン基板取得工程では、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とをそれぞれ備える、2枚のシリコン基板10を、リン化合物含有層13同士、又はホウ素化合物含有層14同士が接触するように配置して、複合シリコン基板20を得る。
複合シリコン基板取得工程では、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とをそれぞれ備える、2枚のシリコン基板10を、リン化合物含有層13同士、又はホウ素化合物含有層14同士が接触するように配置して、複合シリコン基板20を得る。
複合シリコン基板20を取得する際に、2枚のシリコン基板10は、互いに移動しないように固定されてもよく、固定されない状態で、リン化合物含有層13同士、又はホウ素化合物含有層14同士が接触するように静置されてもよい。
2枚のシリコン基板10は、特段固定されていなくても、後述する同時拡散工程での加熱されることにより容易に分離しない程度に密着する。
2枚のシリコン基板10は、特段固定されていなくても、後述する同時拡散工程での加熱されることにより容易に分離しない程度に密着する。
複合シリコン基板20を取得する際に、図3(a)に示されるようにリン化合物含有層13同士を接触させてもよく、図3(b)に示されるようにホウ素化合物含有層14同士を接触させてもよい。
後述する同時拡散工程後に、2枚のシリコン基板10の密着強さが適度な範囲内であり、2枚のシリコン基板10を分離させやすいことから、リン化合物含有層13同士を接触させて複合シリコン基板20を得るのが好ましい。
後述する同時拡散工程後に、2枚のシリコン基板10の密着強さが適度な範囲内であり、2枚のシリコン基板10を分離させやすいことから、リン化合物含有層13同士を接触させて複合シリコン基板20を得るのが好ましい。
2枚のシリコン基板10を接触させた状態で固定する場合、その方法は特に限定されない。例えば、向かい合う面の少なくとも一方に、樹脂溶液等の接着剤を塗布して固定してもよい。この場合、接着剤の材質としては、後述する同時拡散工程での加熱により分解する材質が好ましい。
また、2枚のシリコン基板10は、治具等により固定されてもよい。
また、2枚のシリコン基板10は、治具等により固定されてもよい。
このようにして取得された複合シリコン基板は、次いで同時拡散工程に供される。
<同時拡散工程>
同時拡散工程では、複合シリコン基板20を加熱することにより、複合シリコン基板20中のシリコン基板10における、第1面11へのリン化合物の拡散と、第2面12へのホウ素化合物の拡散とを同時に行う。
上記の同時拡散では、リン化合物含有層13同士、又はホウ素化合物含有層14同士が接触するように配置された、複合シリコン基板20を加熱する。
同時拡散工程では、複合シリコン基板20を加熱することにより、複合シリコン基板20中のシリコン基板10における、第1面11へのリン化合物の拡散と、第2面12へのホウ素化合物の拡散とを同時に行う。
上記の同時拡散では、リン化合物含有層13同士、又はホウ素化合物含有層14同士が接触するように配置された、複合シリコン基板20を加熱する。
例えば、特許文献1の実施の形態8に記載されている、シリコン基板10の第2面12にホウ素化合物を拡散させ、次いで、第1面11にリン化合物を拡散させる操作を、それぞれ塗布型の不純物拡散剤組成物を用いて行う場合、以下に説明する理由により、第1面11においてホウ素化合物の望まない拡散が生じ、第2面12においてリン化合物の望まない拡散が生じる。
上記方法では、まず、シリコン基板10の第2面12に、ホウ素化合物を含む第2の不純物拡散剤組成物を塗布してホウ素化合物含有層14を形成した後、シリコン基板10を加熱して、第2面12にホウ素化合物を拡散させる。
この場合、第1面11が露出しているため、ホウ素化合物含有層14から、シリコン基板10とは反対側の領域に外部拡散したホウ素化合物が、第2面12側から第1面11側に回り込み、第1面11にはリン化合物のみを拡散させたいにもかかわらず、ある程度の量のホウ素化合物が第1面11に拡散してしまう。
この場合、第1面11が露出しているため、ホウ素化合物含有層14から、シリコン基板10とは反対側の領域に外部拡散したホウ素化合物が、第2面12側から第1面11側に回り込み、第1面11にはリン化合物のみを拡散させたいにもかかわらず、ある程度の量のホウ素化合物が第1面11に拡散してしまう。
次いで、シリコン基板10の第1面11に、リン化合物を含む第1の不純物拡散剤組成物を塗布してリン化合物含有層13を形成した後、シリコン基板10を加熱して、第1面11にリン化合物を拡散させる。
この場合、第2面12に形成されたホウ素化合物含有層14が露出しているため、リン化合物含有層13から、シリコン基板10とは反対側の領域に外部拡散したリン化合物が、第1面11側から第2面12側に回り込み、第2面12にはホウ素化合物のみを拡散させたいにもかかわらず、ある程度の量のリン化合物が、ホウ素化合物含有層14から浸透して第2面12に拡散してしまう。
この場合、第2面12に形成されたホウ素化合物含有層14が露出しているため、リン化合物含有層13から、シリコン基板10とは反対側の領域に外部拡散したリン化合物が、第1面11側から第2面12側に回り込み、第2面12にはホウ素化合物のみを拡散させたいにもかかわらず、ある程度の量のリン化合物が、ホウ素化合物含有層14から浸透して第2面12に拡散してしまう。
しかし、以上説明した複合シリコン基板20を加熱して同時拡散工程を実施する場合、以上説明した、リン化合物又はホウ素化合物の外部拡散による悪影響を、顕著に軽減できる。
例えば、第1面11上のリン化合物含有層13同士が接触する複合シリコン基板20を加熱する場合、リン化合物含有層13の主面同士が接触しているため、リン化合物含有層13の主面からの外部拡散は生じ得ず、リン化合物含有層13の端面からのリン化合物の外部拡散がわずかに生じるのみである。このため、第2面12には、リン化合物がほとんど拡散しない。
また、第2面12上のホウ素化合物含有層14からのホウ素化合物の外部拡散は生じ得るが、第1面11へのホウ素化合物の拡散はほとんど生じない。複合シリコン基板20においてリン化合物含有層13同士が接触しており、リン化合物含有層13は、端面がわずかに露出しているだけであるためである。
また、第2面12上のホウ素化合物含有層14からのホウ素化合物の外部拡散は生じ得るが、第1面11へのホウ素化合物の拡散はほとんど生じない。複合シリコン基板20においてリン化合物含有層13同士が接触しており、リン化合物含有層13は、端面がわずかに露出しているだけであるためである。
第2面12上のホウ素化合物含有層14同士が接触する複合シリコン基板20を加熱する場合も、リン化合物含有層13同士が接触する複合シリコン基板20を加熱する場合と同様の理由により、リン化合物又はホウ素化合物の外部拡散による悪影響を、顕著に軽減できる。
同時拡散工程において、複合シリコン基板20を加熱する温度は、第1面11へのリン化合物の拡散と、第2面12へのホウ素化合物の拡散とが良好に進行する限り特に限定されない。複合シリコン基板20を加熱する温度は、900℃以上1050℃以下が好ましく、920℃以上980℃以下がより好ましい。
同時拡散工程において、複合シリコン基板20を加熱する時間は、第1面11へのリン化合物の拡散と、第2面12へのホウ素化合物の拡散とが良好に進行する限り特に限定されない。複合シリコン基板20を加熱する時間は、前記加熱する温度での保持時間として、1分以上120分以下が好ましい。
同時拡散工程において、複合シリコン基板20を所望する温度に加熱する方法は特に限定されない。典型的には、電気炉等の加熱炉を用いて複合シリコン基板20の加熱が行われる。また、レーザー照射等の方法により複合シリコン基板20を加熱してもよい。複合シリコン基板20において、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14との均一な加熱が容易であることから、加熱方法としては電気炉等の加熱炉を用いる方法が好ましい。
また、太陽電池素子用シリコン基板の製造効率の点から、複数の複合シリコン基板20を、互いに離れた位置に配置した状態で、同時に加熱して、第1面11へのリン化合物の拡散と、第2面12へのホウ素化合物の拡散とを行うのが好ましい。
この場合、複数の複合シリコン基板20としては、リン化合物含有層13同士が接触している複合シリコン基板20のみが使用されるか、ホウ素化合物含有層14同士が接触している複合シリコン基板20のみが使用される。
この場合、複数の複合シリコン基板20としては、リン化合物含有層13同士が接触している複合シリコン基板20のみが使用されるか、ホウ素化合物含有層14同士が接触している複合シリコン基板20のみが使用される。
リン化合物含有層13同士が接触している複合シリコン基板20と、ホウ素化合物含有層14同士が接触している複合シリコン基板20とを組み合わせて用いて、同時拡散を行う場合、リン化合物含有層13同士が接触している複合シリコン基板20において外側に位置するホウ素化合物含有層14からは、ホウ素化合物が外部拡散し、ホウ素化合物含有層14同士が接触している複合シリコン基板20において外側に位置するリン化合物含有層13からは、リン化合物が外部拡散する。
そうすると、リン化合物含有層13同士が接触している複合シリコン基板20では、外側に位置するホウ素化合物含有層14を介して、第2面12にリン化合物の望まれない拡散が生じる。また、ホウ素化合物含有層14同士が接触している複合シリコン基板20では、外側に位置するリン化合物含有層13を介して、第1面11にホウ素化合物の望まれない拡散が生じる。
そうすると、リン化合物含有層13同士が接触している複合シリコン基板20では、外側に位置するホウ素化合物含有層14を介して、第2面12にリン化合物の望まれない拡散が生じる。また、ホウ素化合物含有層14同士が接触している複合シリコン基板20では、外側に位置するリン化合物含有層13を介して、第1面11にホウ素化合物の望まれない拡散が生じる。
複数の複合シリコン基板20を、互いに離れた位置に配置した状態で、同時に加熱する場合に使用される複合シリコン基板の数は特に限定されず、加熱装置のサイズと、複合シリコン基板20のサイズとに応じて適宜決定される。
上記の同時拡散工程によって、外部拡散(アウトディフュージョン)の影響を低減しつつ、短時間で効率よく、シリコン基板の一方の面に、ホウ素化合物が拡散され、他方の面にリン化合物が拡散された太陽電池素子用シリコン基板を製造できる。
<その他の工程>
同時拡散工程後には、通常、フッ化水素酸の水溶液を用いて、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とが除去される。この時のフッ化水素酸の水溶液の濃度は、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とを除去できる限り特に限定されない。
同時拡散工程後には、通常、フッ化水素酸の水溶液を用いて、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とが除去される。この時のフッ化水素酸の水溶液の濃度は、リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とを除去できる限り特に限定されない。
リン化合物含有層13と、ホウ素化合物含有層14とを除去した後には、フッ化水素酸と過酸化水素とを含む水溶液、又はフッ化水素酸と硝酸とを含む水溶液を用いて、第1面11と第2面12との表層を除去するのが好ましい。
かかる除去により、リン化合物とともに若干量のホウ素化合物が拡散した層、ホウ素化合物とともに若干量のリン化合物が拡散したホウ素リッチな層とが除去される。
かかる除去により、リン化合物とともに若干量のホウ素化合物が拡散した層、ホウ素化合物とともに若干量のリン化合物が拡散したホウ素リッチな層とが除去される。
第1面11と第2面12との表層の除去に用いられるフッ化水素酸と過酸化水素とを含む水溶液において、フッ化水素酸の濃度と、過酸化水素の濃度とは、それぞれ第1面11と第2面12との表層を良好に除去できる限り特に限定されない。
第1面11と第2面12との表層の除去に用いられるフッ化水素酸と硝酸とを含む水溶液において、フッ化水素酸の濃度と、硝酸の濃度とは、それぞれ第1面11と第2面12との表層を良好に除去できる限り特に限定されない。
以上説明した方法によれば、外部拡散(アウトディフュージョン)の影響を低減しつつ、短時間で効率よく、シリコン基板の一方の面に、ホウ素化合物が拡散され、他方の面にリン化合物が拡散された太陽電池素子用シリコン基板を製造できる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
リン化合物を含有する、第1の不純物拡散剤組成物として、下記の調製例1〜4で得られた不純物拡散剤組成物A1〜A4を用いた。
〔調製例1〕
エタノール1090g、テトラエトキシシラン1000g、及び酢酸1000gを混合し、室温で撹拌しながら、濃塩酸3.3gを添加して、テトラエトキシシランの加水分解縮合物の溶液を得た。
エタノール388gに、P2O56.0gを添加した後、エタノールを撹拌して、P2O5をエタノール中に溶解させた。得られたP2O5の溶液が室温になった時点で、前述のテトラエトキシシランの加水分解縮合物の溶液456gを、P2O5の溶液中に添加し、均一に混合して、不純物拡散剤組成物A1を得た。
エタノール1090g、テトラエトキシシラン1000g、及び酢酸1000gを混合し、室温で撹拌しながら、濃塩酸3.3gを添加して、テトラエトキシシランの加水分解縮合物の溶液を得た。
エタノール388gに、P2O56.0gを添加した後、エタノールを撹拌して、P2O5をエタノール中に溶解させた。得られたP2O5の溶液が室温になった時点で、前述のテトラエトキシシランの加水分解縮合物の溶液456gを、P2O5の溶液中に添加し、均一に混合して、不純物拡散剤組成物A1を得た。
〔調製例2〕
エタノールの使用量を387gに変えることと、P2O5の使用量を7.0gに変えることとの他は、調製例1と同様にして不純物拡散剤組成物A2を得た。
エタノールの使用量を387gに変えることと、P2O5の使用量を7.0gに変えることとの他は、調製例1と同様にして不純物拡散剤組成物A2を得た。
〔調製例3〕
エタノールの使用量を384gに変えることと、P2O5の使用量を10.0gに変えることとの他は、調製例1と同様にして不純物拡散剤組成物A3を得た。
エタノールの使用量を384gに変えることと、P2O5の使用量を10.0gに変えることとの他は、調製例1と同様にして不純物拡散剤組成物A3を得た。
〔調製例4〕
エタノールの使用量を390gに変えることと、P2O5の使用量を4.0gに変えることとの他は、調製例1と同様にして不純物拡散剤組成物A4を得た。
エタノールの使用量を390gに変えることと、P2O5の使用量を4.0gに変えることとの他は、調製例1と同様にして不純物拡散剤組成物A4を得た。
ホウ素化合物を含有する第2の不純物拡散剤組成物としては、酸化ホウ素と、ポリビニルアルコールとを含有する組成物であるPBF(東京応化工業株式会社製)を用いた。
〔実施例1〕
調製例1で得た、第1の不純物拡散剤組成物A1を、シリコン基板の片面にスピンコーターを用いて、乾燥後の膜厚が300nmになるように塗布を行った後、ホットプレートを用い100℃、200℃それぞれ1分間の乾燥を行い、リン化合物含有層を形成した。
次いで、リン化合物含有層が形成された反対の面に、上記の第2の不純物拡散剤組成物をを乾燥後の膜厚が30nmになるようにスピンコーターを用いて塗布し、ホットプレートを用いて150℃で2分間の乾燥を行い、ホウ素化合物含有層を形成した。
リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とを備えるシリコン基板を、上記の方法に従ってを複数枚作成した。
次いで、2枚のシリコン基板を、リン化合物含有層同士が接触するように配置して、複合シリコン基板を準備した。同様の方法で、複数の複合シリコン基板を準備した。
得られた複数の複合シリコン基板を、拡散炉(VF−1000、光洋サーモ社製)内に、ホウ素化合含有層同士が対向し、且つ、ホウ素化合物含有層間の間隔が2.5mmであるように配置した。
この状態で、酸素雰囲気で、600℃に複合シリコン基板を加熱して有機物の分解を行った。次いで、炉内の雰囲気を窒素雰囲気とした後、950℃で30分の加熱を行い、リン化合物とホウ素化合物との同時拡散を行った。30分の拡散処理後、複合シリコン基板を冷却した後、複合シリコン基板を拡散炉内から取り出した。
拡散炉から取り出された複合シリコン基板をフッ化水素酸水溶液に浸漬した後、純水でリンス洗浄を行った。さらに、フッ化水素酸と硝酸とを含む水溶液に拡散処理後のシリコン基板を浸漬して、リン化合物含有層、ホウ素化合物含有層、及びp層面(ホウ素化合物含有層側(第2面))のボロンリッチ層の除去を行った。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、それぞれ四探針方式の抵抗測定装置で、シート抵抗値を測定した。シート抵抗値の測定は以下の方法に従い行い、シート抵抗値の基板間のバラツキは以下の方法に従って判定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、複数のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
調製例1で得た、第1の不純物拡散剤組成物A1を、シリコン基板の片面にスピンコーターを用いて、乾燥後の膜厚が300nmになるように塗布を行った後、ホットプレートを用い100℃、200℃それぞれ1分間の乾燥を行い、リン化合物含有層を形成した。
次いで、リン化合物含有層が形成された反対の面に、上記の第2の不純物拡散剤組成物をを乾燥後の膜厚が30nmになるようにスピンコーターを用いて塗布し、ホットプレートを用いて150℃で2分間の乾燥を行い、ホウ素化合物含有層を形成した。
リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とを備えるシリコン基板を、上記の方法に従ってを複数枚作成した。
次いで、2枚のシリコン基板を、リン化合物含有層同士が接触するように配置して、複合シリコン基板を準備した。同様の方法で、複数の複合シリコン基板を準備した。
得られた複数の複合シリコン基板を、拡散炉(VF−1000、光洋サーモ社製)内に、ホウ素化合含有層同士が対向し、且つ、ホウ素化合物含有層間の間隔が2.5mmであるように配置した。
この状態で、酸素雰囲気で、600℃に複合シリコン基板を加熱して有機物の分解を行った。次いで、炉内の雰囲気を窒素雰囲気とした後、950℃で30分の加熱を行い、リン化合物とホウ素化合物との同時拡散を行った。30分の拡散処理後、複合シリコン基板を冷却した後、複合シリコン基板を拡散炉内から取り出した。
拡散炉から取り出された複合シリコン基板をフッ化水素酸水溶液に浸漬した後、純水でリンス洗浄を行った。さらに、フッ化水素酸と硝酸とを含む水溶液に拡散処理後のシリコン基板を浸漬して、リン化合物含有層、ホウ素化合物含有層、及びp層面(ホウ素化合物含有層側(第2面))のボロンリッチ層の除去を行った。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、それぞれ四探針方式の抵抗測定装置で、シート抵抗値を測定した。シート抵抗値の測定は以下の方法に従い行い、シート抵抗値の基板間のバラツキは以下の方法に従って判定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、複数のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
<シート抵抗の測定>
シート抵抗の測定は、四探針方式の抵抗測定装置(ナプソン社製RG−200PV)で、シリコン基板内81箇所の測定し、その平均値をその基板のシート抵抗値とした。
シート抵抗の測定は、四探針方式の抵抗測定装置(ナプソン社製RG−200PV)で、シリコン基板内81箇所の測定し、その平均値をその基板のシート抵抗値とした。
<シート抵抗値の基板間バラツキ>
拡散処理を施された複数のシリコン基板について、上記の方法に従ってシート抵抗値を測定した。シート抵抗値の最大値(シート抵抗値MAX)と、シート抵抗値の最小値(シート抵抗値MIN)とから、下記式:
基板間のシート抵抗値のバラツキ(%)=[(シート抵抗値MAX−シート抵抗値MIN)/シート抵抗値の平均値]×100
により、基板間のシート抵抗値のバラツキ(%)を算出した。
基板間のシート抵抗値のバラツキ(%)の値が10%以上である場合を×と判定し、10%未満である場合を○と判定した。
拡散処理を施された複数のシリコン基板について、上記の方法に従ってシート抵抗値を測定した。シート抵抗値の最大値(シート抵抗値MAX)と、シート抵抗値の最小値(シート抵抗値MIN)とから、下記式:
基板間のシート抵抗値のバラツキ(%)=[(シート抵抗値MAX−シート抵抗値MIN)/シート抵抗値の平均値]×100
により、基板間のシート抵抗値のバラツキ(%)を算出した。
基板間のシート抵抗値のバラツキ(%)の値が10%以上である場合を×と判定し、10%未満である場合を○と判定した。
〔実施例2〕
第1の不純物拡散剤組成物A1を、第1の不純物拡散剤組成物A2に変えることと、拡散温度を950℃から960℃に変えることとの他は、実施例1と同様にして拡散処理を行った。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、実施例1と同様にシート抵抗値を測定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、複数のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
第1の不純物拡散剤組成物A1を、第1の不純物拡散剤組成物A2に変えることと、拡散温度を950℃から960℃に変えることとの他は、実施例1と同様にして拡散処理を行った。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、実施例1と同様にシート抵抗値を測定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、複数のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
〔実施例3〕
第1の不純物拡散剤組成物A1を、第1の不純物拡散剤組成物A2に変えることと、拡散時の雰囲気を窒素雰囲気から、窒素と酸素との混合気体(体積比N2/O2=95/5)の雰囲気に変えることと、拡散温度を950℃から980℃に変えることとの他は、実施例1と同様にして拡散処理を行った。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、実施例1と同様にシート抵抗値を測定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、複数のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
第1の不純物拡散剤組成物A1を、第1の不純物拡散剤組成物A2に変えることと、拡散時の雰囲気を窒素雰囲気から、窒素と酸素との混合気体(体積比N2/O2=95/5)の雰囲気に変えることと、拡散温度を950℃から980℃に変えることとの他は、実施例1と同様にして拡散処理を行った。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、実施例1と同様にシート抵抗値を測定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、複数のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
〔実施例4〕
第1の不純物拡散剤組成物A1を、第1の不純物拡散剤組成物A3に変えることと、拡散時の雰囲気を窒素雰囲気から、窒素と酸素との混合気体(体積比N2/O2=95/5)の雰囲気に変えることとの他は、実施例1と同様にして拡散処理を行った。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、実施例1と同様にシート抵抗値を測定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、複数のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
第1の不純物拡散剤組成物A1を、第1の不純物拡散剤組成物A3に変えることと、拡散時の雰囲気を窒素雰囲気から、窒素と酸素との混合気体(体積比N2/O2=95/5)の雰囲気に変えることとの他は、実施例1と同様にして拡散処理を行った。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、実施例1と同様にシート抵抗値を測定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、複数のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
〔実施例5〕
第1の不純物拡散剤組成物A1を、第1の不純物拡散剤組成物A4に変えることと、拡散温度を950℃から960℃に変えることとの他は、実施例1と同様にして拡散処理を行った。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、実施例1と同様にシート抵抗値を測定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、複数のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
第1の不純物拡散剤組成物A1を、第1の不純物拡散剤組成物A4に変えることと、拡散温度を950℃から960℃に変えることとの他は、実施例1と同様にして拡散処理を行った。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、実施例1と同様にシート抵抗値を測定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、複数のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
〔比較例1〕
実施例1と同様にして、リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とを備えるシリコン基板を複数枚作成した。
得られた複数のシリコン基板を、複合シリコン基板とすることなく、リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とが対向し、且つ、リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層との間隔が2.5mmで配置すること以外は、実施例1と同様の方法で、拡散処理と、拡散処理後のフッ化水素酸水溶液と、フッ化水素酸と硝酸とを含む水溶液とによる処理とを行い、複数のシリコン基板を得た。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、実施例1と同様にシート抵抗値を測定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、20枚のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
実施例1と同様にして、リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とを備えるシリコン基板を複数枚作成した。
得られた複数のシリコン基板を、複合シリコン基板とすることなく、リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とが対向し、且つ、リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層との間隔が2.5mmで配置すること以外は、実施例1と同様の方法で、拡散処理と、拡散処理後のフッ化水素酸水溶液と、フッ化水素酸と硝酸とを含む水溶液とによる処理とを行い、複数のシリコン基板を得た。
得られた、複数のシリコン基板の第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とについて、実施例1と同様にシート抵抗値を測定した。
第1面(リン化合物含有層側(n層))と、第2面(ホウ素化合物含有層側(p層))とそれぞれについての、20枚のシリコン基板におけるシート抵抗値の平均値、最小値、最大値、及びバラツキの評価結果を表1に記す。
表1によれば、リン化合物含有層とホウ素化合物含有層とを備えるシリコン基板が、リン化合物含有層同士が接触するように配置された複合シリコン基板を加熱して、リン化合物とホウ素化合物との拡散処理を行った実施例1〜5では、外部拡散(アウトディフュージョン)の影響が低減されることにより、リン化合物とホウ素化合物とが良好且つ均一に拡散したシリコン基板が得られることが分かる。
他方、リン化合物含有層とホウ素化合物含有層とを備えるシリコン基板を、複合シリコン基板とすることなく、リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とが対向する状態で配置して拡散処理を行った比較例1では、第1面において、ホウ素化合物の外部拡散の影響によってシート抵抗値のバラツキが大きかった。
他方、リン化合物含有層とホウ素化合物含有層とを備えるシリコン基板を、複合シリコン基板とすることなく、リン化合物含有層と、ホウ素化合物含有層とが対向する状態で配置して拡散処理を行った比較例1では、第1面において、ホウ素化合物の外部拡散の影響によってシート抵抗値のバラツキが大きかった。
10 シリコン基板
11 第1面
12 第2面
13 リン化合物含有層
14 ホウ素化合物含有層
20 複合シリコン基板
11 第1面
12 第2面
13 リン化合物含有層
14 ホウ素化合物含有層
20 複合シリコン基板
Claims (6)
- 2枚のシリコン基板において、それぞれ第1面に、不純物拡散成分としてリン化合物を含む第1の不純物拡散剤組成物を塗布して、リン化合物含有層を形成することと、
2枚の前記シリコン基板において、ぞれぞれ、前記第1面の裏面である第2面に、不純物拡散成分としてホウ素化合物を含む第2の不純物拡散剤組成物を塗布して、ホウ素化合物含有層を形成することと、
前記リン化合物含有層と、前記ホウ素化合物含有層とをそれぞれ備える、2枚の前記シリコン基板を、前記リン化合物含有層同士、又は前記ホウ素化合物含有層同士が接触するように配置して、複合シリコン基板を得ることと、
前記複合シリコン基板を加熱することにより、前記複合シリコン基板中の前記シリコン基板における、前記第1面への前記リン化合物の拡散と、前記第2面への前記ホウ素化合物の拡散とを同時に行うことと、
を含み、
前記リン化合物含有層の形成と、前記ホウ素化合物含有層の形成とは、いずれか一方が先に行われるか、同時に行われる、太陽電池素子用シリコン基板の製造方法。 - 前記複合シリコン基板の加熱を、900℃以上1050℃以下で行う、請求項1に記載の太陽電池素子用シリコン基板の製造方法。
- 2枚の前記シリコン基板を、前記リン化合物含有層同士が接触するように配置して、前記複合シリコン基板を得る、請求項1又は2に記載の太陽電池素子用シリコン基板の製造方法。
- 前記第1の不純物拡散剤組成物が、前記リン化合物と、加水分解によりシラノール基を生成し得るSi化合物の加水分解縮合物とを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽電池素子用シリコン基板の製造方法。
- 前記第2の不純物拡散剤組成物が、前記ホウ素化合物と、多価アルコール化合物とを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池素子用シリコン基板の製造方法。
- 前記リン化合物含有層同士が接触している複数の前記複合シリコン基板を、互いに離れた位置に配置した状態か、前記ホウ素化合物含有層同士が接触している複数の前記シリコン基板を互いに離れた位置に配置した状態で、複数の前記複合シリコン基板を加熱することにより、前記第1面への前記リン化合物の拡散と、前記第2面への前記ホウ素化合物の拡散とを、複数の前記複合シリコン基板において同時に行う、請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽電池素子用シリコン基板の製造方法。
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