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JP2019069930A - 口腔用組成物 - Google Patents

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JP2019069930A JP2017198058A JP2017198058A JP2019069930A JP 2019069930 A JP2019069930 A JP 2019069930A JP 2017198058 A JP2017198058 A JP 2017198058A JP 2017198058 A JP2017198058 A JP 2017198058A JP 2019069930 A JP2019069930 A JP 2019069930A
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Abstract

【課題】本発明の目的は、イソプロピルメチルフェノールと、所定の総吸水値となるように配合されたシリカと、水とを含む口腔用組成物において、分散性を向上できる製剤化技術を提供することである。【解決手段】口腔用組成物において、イソプロピルメチルフェノール、所定の総吸水値で配合されたシリカ及び水と共に、ホスホコリン基含有重合体を含有させることにより、シリカの分散性を向上させることができる。【選択図】なし

Description

本発明は、イソプロピルメチルフェノールと、ホスホコリン基含有重合体と、所定の総吸水値となるように配合されたシリカと、水とを含み、分散性が向上した口腔用組成物に関する。
2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体等のホスホコリン基含有重合体は、生体への親和性が高く、更に保湿性、口腔内への微生物の付着防止、歯肉炎の予防等の作用も報告されており、口腔用組成物において利用されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
イソプロピルメチルフェノールは、広範な殺菌作用を有することが知られており、歯周病原性バイオフィルムへの浸透殺菌効果を利用した殺菌剤や、防腐剤、抗菌剤等として口腔用組成物に使用されている(例えば、特許文献4)。
また、シリカは増粘作用や研磨作用があり、ホスホコリン基含有重合体及びイソプロピルメチルフェノールと同様に口腔用組成物に使用されている。しかしながら、従来、シリカと水とを含む口腔用組成物における製剤安定性についての検討は十分ではない。
特開2006−219450号公報 特開2011−153101号公報 特開2015−853号公報 特開2011−098919号公報
本発明者は、シリカと水とを含む口腔用組成物の製剤安定性について検討を行ったところ、口腔用組成物に含まれるシリカの吸水量とその配合量の兼ね合いによっては分散性不良が生じ、口腔用組成物の製剤安定性が低下するという新たな課題に直面した。さらに本発明者は、シリカと水とを含む口腔用組成物の製剤安定性についてさらに検討を行ったところ、上記所定の総吸水値で水中にシリカを含む口腔用組成物に、イソプロピルメチルフェノールを含ませることで、分散性不良が少し改善される場合があることを見出した。しかしながら、そのような場合であっても、改善度は、分散性不良の域を脱するほどではなく不十分であり、イソプロピルメチルフェノールに対してシリカの相対量が多くなれば、その少しの改善すら見込めなくなるほどであった。なお、さらに分散性を向上させようとしてイソプロピルメチルフェノールの配合量を多くしようとしても、イソプロピルメチルフェノール自体が呈する嫌味が悪影響するため、口腔用組成物においては適当でない。このように、イソプロピルメチルフェノールとシリカと水とを含む口腔用組成物には、シリカの吸水量(mL/g)と含有量(重量%)との積(以下において、総吸水値と記載する場合がある)が所定範囲内で配合される場合に分散性不良の問題という特有の課題が存在することが明らかとなった。
そこで、本発明の目的は、イソプロピルメチルフェノールと、所定の総吸水値となるように配合されたシリカと、水とを含む口腔用組成物において、分散性を向上できる製剤化技術を提供することである。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、口腔用組成物において、イソプロピルメチルフェノール、所定の総吸水値で配合されたシリカ及び水と共に、ホスホコリン基含有重合体を含有する口腔用組成物は、分散性が向上することを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)イソプロピルメチルフェノールと、(B)ホスホコリン基含有重合体と、(C)シリカと、(D)水と、を含有し、
前記(C)成分の吸水量(mL/g)と含有量(重量%)との積が7.4〜48である、口腔用組成物。
項2. 前記(B)成分が、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体である、項1に記載の口腔用組成物。
項3. 前記(C)成分の総量100重量部当たり、前記(B)成分が総量で0.1〜40重量部含まれる、項1又は2に記載の口腔用組成物。
項4. 前記(C)成分が増粘性シリカを含み、前記増粘性シリカの含有量が2.5重量%以上である、項1〜3のいずれかに記載の口腔用組成物。
項5. 前記(C)成分が研磨性シリカを含み、前記研磨性シリカの含有量が5.5重量%以上である、請求項1〜4のいずれかに記載の口腔用組成物。
項6. (A)イソプロピルメチルフェノールと、(C)シリカと、(D)水とを含み、前記(C)成分の吸水量(mL/g)と含有量(重量%)との積が7.4〜48である口腔用組成物における前記(C)成分の分散性を向上させるために使用される分散性向上剤であって、
(B)ホスホコリン基含有重合体を有効成分とする、分散性向上剤。
項7. (A)イソプロピルメチルフェノールと、(C)シリカと、(D)水とを含み、前記(C)成分の吸水量(mL/g)と含有量(重量%)との積が7.4〜48である口腔用組成物において前記(C)成分の分散性を向上する分散性向上方法であって、
口腔用組成物に、前記(A)成分と前記(C)成分と前記(D)成分と共に、(B)ホスホコリン基含有重合体を配合する、分散性向上方法。
本発明の口腔用組成物によれば、イソプロピルメチルフェノールと所定の総吸水値となるように配合されたシリカと水とを含んでいながらも、シリカの分散性不良を抑制でき、優れた製剤安定性を有しているので、保存中に良好な外観を維持可能で、使用感に優れた製剤を提供することができる。
1.口腔用組成物
本発明の口腔用組成物は、イソプロピルメチルフェノール(以下、(A)成分と表記することがある)と、ホスホコリン基含有重合体(以下、(B)成分と表記することがある)と、(C)シリカ(以下、(C)成分と表記することがある)と、水(以下、(D)成分と表記することがある)とを含有することを特徴とする。以下、本発明の口腔用組成物について詳述する。
(A)イソプロピルメチルフェノール
本発明の口腔用組成物は、(A)成分として、イソプロピルメチルフェノールを含有する。イソプロピルメチルフェノールは、それ自体、所定の総吸水値で含まれる(C)成分と共存させることによって、シリカの分散性を少し向上させることができる。(B)成分と共存させることで、(B)成分によるシリカ分散性向上能を補助することができる。
イソプロピルメチルフェノールは、4−イソプロピル−3−メチルフェノールとも称さる化合物であり、歯周病原性バイオフィルムへの浸透殺菌効果等の広範な殺菌作用を有することが知られている公知の薬剤である。
本発明の口腔用組成物において、(A)成分の含有量については、当該口腔用組成物に備えさせるべき薬効、当該口腔用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、0.001〜0.5重量%が挙げられる。殺菌作用を有効に発揮させ且つ(A)成分に由来する嫌味も良好に抑制する観点から、好ましくは0.005〜0.2重量%、より好ましくは0.01〜0.1重量%、更に好ましくは0.05〜0.1重量%が挙げられる。
(B)ホスホコリン基含有重合体
本発明の口腔用組成物は、(B)成分として、ホスホコリン基含有重合体を含有する。ホスホコリン基含有重合体は、(A)成分及び後述する所定の総吸水値で含まれる(C)成分と共存させることによって、シリカの分散性を向上させることができる。
ホスホコリン基含有重合体とは、ホスホコリン基を含む単量体(以下、「ホスホコリン基含有単量体」と表記することがある)が重合したポリマーであり、保湿作用等を有する公知の成分である。
ホスホコリン基含有重合体において、ホスホコリン基含有単量体の種類については、特に制限されないが、例えば、ホスホコリン基とビニル基を有する単量体が挙げられる。ホスホコリン基含有単量体として、より具体的には、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルエタノールアミン等が挙げられる。ホスホコリン基含有重合体において、ホスホコリン基含有単量体は1種単独で含まれていてもよく、また2種以上組み合わされて含まれていてもよい。これらのホスホコリン基含有単量体の中でも、シリカの分散性の向上効果をより一層向上させるという観点から、好ましくは2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンが挙げられる。
本発明で使用されるホスホコリン基含有重合体は、1種のホスホコリン基含有単量体からなる単重合体であってもよく、また2種以上の単量体からなる共重合体であってもよい。
ホスホコリン基含有重合体が共重合体である場合、2種以上のホスホコリン基含有単量体からなる共重合体であってもよく、また少なくとも1種のホスホコリン基含有単量体と少なくとも1種のホスホコリン基含有単量体以外の単量体からなる共重合体であってもよい。
ホスホコリン基含有重合体に含まれるホスホコリン基含有単量体以外の単量体の種類については、薬学的に許容されるものであってホスホコリン基含有単量とラジカル重合可能であることを限度として特に制限されないが、例えば、ビニル基を有する単量体が挙げられる。ホスホコリン基含有単量体以外の単量体として、具体的には、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート;ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリテトラメチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、メタクリル酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。ホスホコリン基含有重合体において、ホスホコリン基含有単量体以外の単量体は1種単独で含まれていてもよく、また2種以上組み合わされて含まれていてもよい。これらのホスホコリン基含有単量体以外の単量体の中でも、保湿作用を有効に発揮させつつシリカの分散性の向上効果をより一層向上させるという観点から、好ましくはアルキル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウム、更に好ましくはアルキル基の炭素数が1〜18のアルキル(メタ)アクリレート、より好ましくはアルキル基の炭素数が3〜5のアルキル(メタ)アクリレート、特に好ましくはブチル(メタ)アクリレートが挙げられる。なお、本明細書において、「(メタ)アクリレート」とは、メタクリレート及び/又はアクリレートを示す。
本発明で使用されるホスホコリン基含有重合体として、具体的には、ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン単重合体、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体(ポリクオタニウム−51)、2−メタクリロイルオキシエチレンホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル・メタクリル酸ナトリウム共重合体(ポリクオタニウム−65)、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウム共重合体(ポリクオタニウム−64)、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ステアリル共重合体(ポリクオタニウム−61)等が挙げられる。なお、ホスホコリン基含有重合体に関する前記表記において、括弧内の名称は化粧品成分表示名称を示す。
本発明の口腔用組成物において、(B)成分として、1種のホスホコリン基含有重合体を使用してもよく、また2種以上のホスホコリン基含有重合体を組み合わせて使用してもよい。
これらの(B)成分の中でも、保湿作用を有効に発揮させつつシリカの分散性の向上効果をより一層向上させるという観点から、好ましくは、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体、ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン単重合体、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウム共重合体;更に好ましくは、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・2−ヒドロキシ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアンモニウム共重合体;特に好ましくは、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体が挙げられる。
本発明の口腔用組成物において、(B)成分の含有量については、特に制限されないが、例えば、(B)成分の総量で0.05〜1重量%が挙げられる。保湿作用を有効に発揮させつつシリカの分散性の向上効果をより一層向上させるという観点から、(B)成分の総量で、好ましくは0.05〜0.5重量%、更に好ましくは0.05〜0.3重量%、更に好ましくは0.05〜0.25重量%が挙げられる。
本発明の口腔用組成物において、(C)成分に対する(B)成分の比率については、(B)成分の含有量及び(C)成分の総吸水値に応じて定まるが、例えば、(C)成分の総量100重量部当たり、(B)成分の総量が0.1〜40重量部が挙げられる。(C)成分に対する(B)成分の比率として、保湿作用を有効に発揮させつつシリカの分散性向上効果をより一層向上させるという観点から、(C)成分の総量100重量部当たり、(B)成分の総量が、好ましくは0.1〜20重量部、より好ましくは0.15〜7.5重量部、更に好ましくは0.16〜6.25重量部が挙げられる。
(C)シリカ
シリカは、無水ケイ酸または二酸化ケイ素と同義である。シリカは、増粘作用や汚れ除去作用を有する公知の成分である。
本発明の口腔用組成物において、(C)成分は、シリカの吸水量(mL/g)と口腔用組組成物中の含有量(重量%)との積(総吸水値)が7.4〜48となるように含まれ、好ましくは8〜40、より好ましくは9〜35、最も好ましくは10〜30が挙げられる。(C)成分としては、総吸水値が上述の範囲内となる限り、任意の吸水量のシリカが任意の量で配合される。
本発明において吸水量とは、後述の実施例の「シリカの吸水量」で記載するとおり、JIS K5101−13−1(吸油量の測定法)に準じ、油の代わりに水で吸液することによって定義される。
(C)成分としては、増粘性シリカ及び研磨性シリカが挙げられる。増粘性シリカは、増粘作用を有する公知の成分であり、研磨性シリカは、汚れ除去作用を有する公知の成分である。増粘性シリカ及び研磨性シリカは、いずれか一方が単独で用いられてもよいし、双方が組み合わせられて用いられてもよい。増粘性シリカの吸水量としては、保形性等の観点から1.6mL/g以上であり、例えば1.6〜5mL/g、好ましくは2〜4mL/gが挙げられる。研磨性シリカは、増粘性シリカよりも吸水量が少ないシリカをいい、吸水量としては、汚れ除去性等の観点から、好ましくは1.5mL/g以下、例えば0.2〜1.5mL/g、より好ましくは0.5〜1.4mL/gが挙げられる。
本発明の口腔用組成物において、(C)成分の含有量の下限としては、総吸水値が所定の範囲内となる限り特に限定されず、保形性及び/又は汚れ除去性等の観点から、(C)成分の総量で例えば2.5重量%以上、好ましくは3重量%以上、より好ましくは4重量%以上が挙げられる。また、(C)成分の含有量の上限としては、総吸水値が所定の範囲内となる限り特に限定されず、分散性等の観点から、(C)成分の総量で例えば45重量%以下、好ましくは35重量%以下、より好ましくは30重量%以下、更に好ましくは25重量%以下が挙げられる。
本発明の口腔用組成物が(C)成分として増粘性シリカを含む場合、増粘性シリカの含有量としては保形性等の観点から例えば2.5重量%以上、好ましくは3重量%以上、より好ましくは4重量%以上が挙げられ、分散性等の観点から、例えば20重量%以下、好ましくは15重量%以下、より好ましくは10重量%以下が挙げられる。
本発明の口腔用組成物が(C)成分として研磨性シリカを含む場合、研磨性シリカの含有量としては汚れ除去性等の観点から例えば5.5重量%以上、好ましくは6重量%以上が挙げられ、分散性等の観点から、例えば30重量%以下、好ましくは20重量%以下、より好ましくは15重量%以下が挙げられる。また、研磨性シリカの平均粒子径としては、例えば1〜50μm、好ましくは2〜20μmが挙げられる。なお、平均粒子径は、レーザ回折散乱法粒子径分布測定の体積基準の積算分率における50%径(D50)である。
本発明の口腔用組成物において、(A)成分に対する(C)成分の比率については、(A)成分及び(C)成分の各含有量に応じて定まるが、例えば、(A)成分の総量1重量部当たり、(C)成分の総量が5〜50000重量部が挙げられる。(A)成分に対する(C)成分の比率として、イソプロピルメチルフェノールの殺菌作用を有効に発揮させつつ、シリカの分散性の向上効果をより一層向上させ、且つプロピルメチルフェノールの嫌味を良好に抑制するという観点から、(A)成分の総量1重量部当たり、(C)成分の総量が、好ましくは10〜14500重量部、より好ましくは15〜7000重量部、更に好ましくは40〜3000重量部が挙げられる。
(D)水
本発明の口腔用組成物は、基剤として水を含有する。前記の(C)成分は、所定の総吸水値となる含有量でイソプロピルメチルフェノールと水との共存下で保存すると、分散性不良により、ケーキング(振とうによる再分散が困難な沈積物の形成)や離水、又は液剤の増粘不良を生じる傾向を示すが、本発明の口腔用組成物によれば、このようなシリカの分散性をケーキング、離水、及び増粘不良も生じさせないほどに効果的に向上させることができる。
本発明の口腔用組成物において、(D)成分の含有量については、その製剤形態等に応じて適宜設定されるが、例えば、1〜80重量%、好ましくは3〜70重量%、より好ましくは5〜60重量%、更に好ましくは5〜40重量%が挙げられる。
その他の成分
本発明の口腔用組成物は、前述する成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、口腔用組成物の製剤形態に応じて、当該技術分野で通常使用される成分を含有していてもよい。このような成分としては、例えば、防腐剤、殺菌剤、抗菌剤、消炎剤、研磨剤、グルコシルトランスフェラーゼ(GTase)阻害剤、プラーク抑制剤、知覚過敏抑制剤、歯石予防剤、歯質強化/再石灰化剤、抗ヒスタミン剤、局所麻酔剤、血行促進剤、増粘剤、湿潤剤、賦形剤、香料、甘味剤、清涼化剤、色素、消臭剤、界面活性剤、溶剤、pH調整剤等が挙げられる。
防腐剤、殺菌剤、抗菌剤としては、上述の(A)成分を除く成分であればよく、例えば、ヒノキチオール、安息香酸類、サリチル酸類、ソルビン酸類、パラベン類、塩化デカリニウム、塩化クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、トリクロサン、塩化リゾチーム、塩酸クロルヘキシジン、ヨウ化カリウム等が挙げられる。
消炎剤としては、例えば、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸メチル、グリチルリチン酸ステアリル、グリチルレチン酸ピリドキシン、グリチルレチン酸ステアリル、グリチルレチン酸グリセリル、グリチルレチン酸モノグルクロニド、アラントイン、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、アズレン、塩化ナトリウム、ビタミン類等が挙げられる。
研磨剤としては、例えば、含水ケイ酸、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、リン酸水素カルシウム、リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、結晶セルロース、ポリエチレン末、炭粒等が挙げられる。
GTase阻害剤としては、例えば、アカバナ科マツヨイグサ属植物の抽出物、ブドウ科ブドウ属植物の抽出物、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、タステイン、タンニン類、エラグ酸、ポリフェノール、ウーロン茶抽出物、緑茶抽出物、センブリ、タイソウ、ウイキョウ、芍薬、ゲンチアナ、センソ、龍胆、黄連等が挙げられる。
プラーク抑制剤としては、例えばクエン酸亜鉛やグルコン酸等が挙げられる。
知覚過敏抑制剤としては、例えば、硝酸カリウム、塩化ストロンチウム等が挙げられる。
歯石予防剤としては、例えば、ポリリン酸塩類、ゼオライト、エタンヒドロキシジホスフォネート等が挙げられる。
歯質強化/再石灰化剤としては、例えば、フッ素、フッ化ナトリウム、フルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一スズ等が挙げられる。
抗ヒスタミン剤としては、例えば、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン等が挙げられる。
局所麻酔剤としては、例えば、プロカイン、テトラカイン、ブピパカイン、メピパカイン、クロロプロカイン、プロパラカイン、メプリルカイン又はこれらの塩、オルソカイン、オキセサゼイン、オキシポリエントキシデカン、ロートエキス、ペルカミンパーゼ、テシットデシチン等が挙げられる。
血行促進剤としては、例えば、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、カプサイシン、トウガラシエキス等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、プルラン、プルラン誘導体、デンプン等の多糖類;ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース塩類(カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカリウム等)、メチルセルロース、エチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩(ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸・アクリル酸オクチルエステル共重合体等)、メタアクリル酸類の共重合体(メタアクリル酸とアクリル酸 n−ブチルの重合体、メタアクリル酸とメタアクリル酸メチルの重合体及びメタアクリル酸とアクリル酸エチルの重合体等)等のセルロース系高分子物質;カルボキシビニルポリマー、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の合成高分子物質;レクチン、アルギン酸、アルギン酸塩(アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸マグネシウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルギン酸トリエタノールアミン、アルギン酸トリイソプロパノールアミン、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸ブチルアミン、アルギン酸ジアミルアミン等)、コンドロイチン硫酸ナトリウム、寒天、キトサン、カラギーナン等の天然系高分子物質;コラーゲン、ゼラチン等のアミノ酸系高分子物質;アラビアガム、カラヤガム、トラガカントガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、グアガム、タマリンドガム、ジェランガム等のゴム系高分子物質等が挙げられる。
湿潤剤としては、例えば、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラクトール、エリスリトール等が挙げられる。
賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、マンニトール、デンプン、デキストリン、結晶セルロース等が挙げられる。
香料としては、例えば、天然香料(ウイキョウ油等)、合成香料、これらの調合香料等が挙げられる。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、アスパルテーム、キシリトール、水飴、蜂蜜、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、エリスリトール、糖類(乳糖、白糖、果糖、ブドウ糖等)等が挙げられる。
清涼化剤としては、例えば、メントール、エリスリトール、カンフル、ボルネオール、ゲラニオール、これらを含む精油等が挙げられる。
色素としては、例えば、天然色素、合成色素、これらの混合物が挙げられる。
消臭剤としては、例えば、塩化亜鉛、銅クロロフィリンナトリウム、コーヒー生豆抽出物、ゴボウパウダー、緑茶、焙煎米糠エキス等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、N−ミリストリルサルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタルミン酸ナトリウム、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム等の陰イオン性界面活性剤;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラクトール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤;ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミンオキシド、2-アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジアミノエチルグリシン、N−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム等の両性界面活性剤;塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム等の陽イオン性界面活性剤が挙げられる。
溶剤としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、イソプロパノール等の1価アルコール等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、酢酸、塩酸、硫酸、硝酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、リン酸、安息香酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸水素ナトリウム、乳酸ナトリウム、乳酸カルシウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
本発明の口腔用組成物において、これらの成分を含有させる場合、その含有量については、当該技術分野で通常使用される範囲で適宜設定すればよい。
pH
また、本発明の口腔用組成物のpHについては、口腔内への適用が許容される範囲で適宜設定すればよいが、例えば、4〜8、好ましくは5〜7.5、更に好ましくは6〜7が挙げられる。ここで、pHとは、25℃の温度条件下で測定される値である。
製剤形態
本発明の口腔用組成物の剤型については、口腔内への適用が可能であることを限度として特に制限されないが、例えば、液状又は半固形状(ゲル状、ペースト状)が挙げられる。
本発明の口腔用組成物の製剤形態については、口腔内に適用されて口腔内で一定時間滞留し得るものである限り特に制限されないが、例えば、液体歯磨剤、液状歯磨剤、練歯磨剤、洗口液(液体歯磨剤、洗口液は、一般にマウスリンス、マウスウォッシュ、デンタルリンス等と呼称されることがある)、口中清涼剤(マウススプレー等)、口腔用軟膏剤等の口腔衛生剤が挙げられる。これらの中でも、好ましくは液体歯磨剤、液状歯磨剤、練歯磨剤、洗口液、更に好ましくは液体歯磨剤、練歯磨剤、洗口液が挙げられ、特に好ましくは、練歯磨剤が挙げられる。
2.シリカの分散性向上剤、及びシリカの分散性向上方法
前述するように、ホスホコリン基含有重合体は、イソプロピルメチルフェノール、所定の総吸水値で配合されるシリカ及び水を含む口腔用組成物において、シリカの分散性を向上させることができる。従って、本発明は、更に、イソプロピルメチルフェノール、所定の総吸水値で配合されるシリカ及び水を含む口腔用組成物におけるシリカの分散性を向上させるために使用される分散性向上剤であって、ホスホコリン基含有重合体を有効成分とする分散性向上剤を提供する。また、本発明は、イソプロピルメチルフェノール、所定の総吸水値で配合されるシリカ及び水を含む口腔用組成物において、シリカの分散性を向上させる分散性向上方法であって、口腔用組成物に、イソプロピルメチルフェノール、所定の総吸水値で配合されるシリカ及び水と共に、ホスホコリン基含有重合体を配合する、分散性向上方法を提供する。
前記分散性向上剤はホスホコリン基含有重合体の添加剤としての用途であり、また、前記分散性向上方法は、ホスホコリン基含有重合体を利用して、イソプロピルメチルフェノール、所定の総吸水値で配合されるシリカ及び水を含む口腔用組成物におけるシリカの分散性を向上させる方法である。
前記分散性向上剤及び分散性向上方法において、使用する成分の種類や使用量、口腔用組成物の形態等については、前記「1.口腔用組成物」の欄に示す通りである。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
試験例1
表1〜表7に示す組成の液剤を調製した。具体的には、実施例においては、イソプロピルメチルフェノールを、濃グリセリン又はエタノールと、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(POE硬化ヒマシ油)とを含む混合基剤に加え、撹拌して溶解させた。続いて、撹拌を続けながら精製水を少量ずつ加えて均一に混合した後、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体を加えて混合した。その後、シリカを加えて混合して液剤を得た。比較例及び参考例においては、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体、又は2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体及びイソプロピルメチルフェノールを用いなかったことを除いて同様に液剤を得た。得られた液剤5mLをガラス製スクリュー管瓶(容量6mL)に充填し、遮光条件下で室温(25℃)で1日間静置した。1日間静置後の各液剤の外観を観察し、以下に示す判定基準に従ってシリカの分散の程度を評価した。
<シリカの分散の程度の判定基準>
○:1日静置後に、上下に10回振って撹拌させた際、吸水した全てのシリカが溶液中に均一分散されることで、液剤全体の粘度上昇が確認できる。
△:1日静置後に、10回振って撹拌させた際、容器底部にシリカの凝集物の付着はないものの、分散が不十分であるため、液剤全体の粘度上昇が確認できない。
×:1日静置後に、10回振って撹拌させた際、容器底部に一部のシリカが分散せずに凝集した状態で付着している(ケーキング)。
<シリカの吸水量>
シリカの総吸水値を求めるための吸水量(mL/g)は、JIS K5101−13−1(吸油量の測定法)を参考にして以下のように定義した。即ち、測定試料(シリカ)1gをガラス版の上に置き、精製水を4,5滴ずつ徐々に加え、その都度パレットナイフで精製水を試料に練り込み;これを繰り返し、試料が塊になるまで精製水の滴下を続け;さらに、精製水を1滴ずつ塊に滴下して、均一になるまで練りこむ作業を、試料が滑らかなペースト状になるまで繰り返し(この場合においてペースト状とは、水分過不足のない状態をいい、具体的には、パレットナイフでガラス板に塗り広げたときに塗り広げられた試料に割れ目が生じず、さらにパレットナイフで1つの塊としてまとめ直すこともできる性状をいう);当該ペースト状になるまでに要した水量(ml)を吸水量とした。
得られた結果を表1〜表7に示す。表に示されるように、シリカの総吸水値が7.4未満である液剤(参考例1〜3、参考例5〜7)の場合にはシリカの分散性は良好であるが、総吸水値が7.4〜48の範囲内であり、イソプロピルメチルフェノールを含まない液剤(参考例4、8)の場合には、ケーキングが起こるほどに分散性が不良となる。シリカの総吸水値が7.4〜48の範囲内であって、さらにイソプロピルメチルフェノールが配合された液剤(比較例1、2、11、12)では、ケーキングが回避され分散性は少し向上するが、吸水したシリカの分散性が依然として不良を脱していないため、液剤全体の増粘が確認されなかった。このようにイソプロピルメチルフェノールの分散性向上効果は単独では不十分であるため、イソプロピルメチルフェノールに対するシリカの相対量がより多くなる(比較例3〜10、13〜20)と、ケーキングが起こるほどに分散性が不良となる。これに対して、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体を含む液剤(実施例1〜20、実施例21〜40)では、ケーキングが抑制できるだけでなく、吸水したシリカが均一分散することによる液剤全体の増粘が確認された。つまり、シリカの良好な分散状態を維持できていた。
Figure 2019069930
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試験例2
本試験例では、増粘性シリカを研磨性シリカに変更し表8〜表14に示す組成の液剤を調製したことを除き、試験例1と同様にシリカの分散の程度を評価した。
得られた結果を表8〜表14に示す。表に示されるように、シリカの総吸水値が7.4未満の範囲である液剤(参考例9〜11、参考例13〜15)の場合にはシリカの分散性は良好であるが、総吸水値が7.4〜48の範囲であり、イソプロピルメチルフェノールを含まない液剤(参考例12、16)の場合には、ケーキングが起こるほどに分散性が不良となる。シリカの総吸水値が7.4〜48の範囲内であって、さらにイソプロピルメチルフェノールが配合された液剤(比較例21〜24、比較例26、比較例33〜36、比較例38)では、ケーキングが回避され分散性は少し向上するが、吸水したシリカの分散性が依然として不良を脱していないため、液剤全体の増粘が確認されなかった。このようにイソプロピルメチルフェノールの分散性向上効果は単独では不十分であるため、イソプロピルメチルフェノールに対するシリカの相対量がより多くなる(比較例25、比較例27〜32、比較例37、比較例39〜44)と、ケーキングが起こるほどに分散性が不良となる。これに対して、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体を含む液剤(実施例41〜64、実施例65〜88)では、ケーキングが抑制できるだけでなく、吸水したシリカが均一分散することによる液剤全体の増粘が確認された。つまり、シリカの良好な分散状態を維持できていた。
Figure 2019069930
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製剤例1
表15に示す組成の練歯磨剤を製造した。得られた練歯磨剤をチューブ容器に入れて保存した。以下に示す判定基準に従って、シリカの分散の程度を評価した。なお、表9において、各成分の含有量の単位は、重量%である。
<シリカの分散の程度の判定基準>
チューブ容器に入れた練歯磨剤を、遮光条件下、50℃で1か月静置した後、容器を切り開き、製剤表面の離水を目視にて確認した。
◎:離水が認められない、または、やや表面が濡れている程度である。
×:離水が認められた。
表15に示す通り、得られた練歯磨剤については、離水が抑制されていたためシリカが良好に分散していた。
Figure 2019069930
製剤例2
表16に示す組成の練歯磨剤を製造した。なお、表中の各成分の含有量の単位は、重量%である。また、表中の増粘性シリカ及び研磨性シリカは、それぞれ、上述の実施例等における増粘性シリカ及び研磨性シリカと同じものを用いた。得られた練歯磨剤については、いずれも保存後に離水が抑制されていたためシリカが良好に分散していた。
Figure 2019069930

Claims (7)

  1. (A)イソプロピルメチルフェノールと、(B)ホスホコリン基含有重合体と、(C)シリカと、(D)水と、を含有し、
    前記(C)成分の吸水量(mL/g)と含有量(重量%)との積が7.4〜48である、口腔用組成物。
  2. 前記(B)成分が、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体である、請求項1に記載の口腔用組成物。
  3. 前記(C)成分の総量100重量部当たり、前記(B)成分が総量で0.1〜40重量部含まれる、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
  4. 前記(C)成分が増粘性シリカを含み、前記増粘性シリカの含有量が2.5重量%以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の口腔用組成物。
  5. 前記(C)成分が研磨性シリカを含み、前記研磨性シリカの含有量が5.5重量%以上である、請求項1〜4のいずれかに記載の口腔用組成物。
  6. (A)イソプロピルメチルフェノールと、(C)シリカと、(D)水とを含み、前記(C)成分の吸水量(mL/g)と含有量(重量%)との積が7.4〜48である口腔用組成物における前記(C)成分の分散性を向上させるために使用される分散性向上剤であって、
    (B)ホスホコリン基含有重合体を有効成分とする、分散性向上剤。
  7. (A)イソプロピルメチルフェノールと、(C)シリカと、(D)水とを含み、前記(C)成分の吸水量(mL/g)と含有量(重量%)との積が7.4〜48である口腔用組成物において前記(C)成分の分散性を向上する分散性向上方法であって、
    口腔用組成物に、前記(A)成分と前記(C)成分と前記(D)成分と共に、(B)ホスホコリン基含有重合体を配合する、分散性向上方法。
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