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JP6734090B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、口腔用組成物に関する。より詳細には、本発明は、ヒノキチオール及びε−アミノカプロン酸及び/又はその塩の不安定化が抑制されている口腔用組成物に関する。
歯周病は、歯の喪失にも繋がる口腔疾患であり、口腔内プラーク中の各種細菌がその発症に関与している。歯周病は、歯茎の腫れや出血を伴い、患者の生活の質(QOL)を著しく損なうため、日常生活においてその予防及び治療が重要になっている。歯周病等の口腔疾患の予防又は治療には、歯磨剤、含嗽剤、洗口剤等の口腔用組成物を使用する口腔内清掃によるプラークコントロールが有効であることが知られている。
ヒノキチオールは、殺菌作用や組織収斂作用を有することが知られており、従来、歯茎の出血、発赤、はれ、うみ、痛み、むずがゆさ、口のねばり、口臭などの、歯肉炎又は歯槽膿漏における諸症状の緩和や、口内炎の治療等を目的として軟膏剤や歯磨剤等の口腔用組成物に配合して使用されている。しかしながら、ヒノキチオールは保存安定性に難があることが知られており、エデト酸を配合するなど、安定性を高めるための種々の検討がなされている(例えば、特許文献1参照)。
一方、ε−アミノカプロン酸やトラネキサム酸等の抗プラスミン剤には、血液凝固を阻害するプラスミンに拮抗する作用によって、口腔内の炎症や出血を抑制できることが知られており、抗プラスミン剤を配合した口腔用組成物も報告されている(例えば、特許文献2参照)。
また、乳酸アルミニウム等の収斂剤には、組織を引き締めて外界からの物理的又は化学的刺激に対する保護機能を高めることによって、口腔内の炎症や出血を抑制できることが知られており、収斂剤を配合した口腔用組成物も報告されている(例えば、特許文献3参照)。
抗プラスミン剤又は収斂剤を配合した口腔用組成物は、口腔内の炎症や出血の抑制に有効であるが、近年の消費者の健康意識の高まりに伴って、口腔内の炎症や出血を更に効果的に抑制できる口腔用組成物の開発が望まれている。
特開2002−20253 特開2002−20250号公報 国際公開第2009/34919号公報
口腔用組成物において、ヒノキチオール、抗プラスミン剤及び収斂剤を併用すると、口腔内の殺菌効果が得られるだけでなく、口腔内の炎症や出血を抑制する作用も効果的に得られ、歯周病等の口腔疾患の予防又は治療効果が向上することが期待される。そこで、本発明者は、ヒノキチオール、抗プラスミン剤及び収斂剤を含む口腔用組成物を開発すべく検討を行ったところ、口腔用組成物において、ヒノキチオール、抗プラスミン剤としてε−アミノカプロン酸及び/又はその塩、並びに収斂剤として乳酸アルミニウムを併用すると、ヒノキチオールが乳酸アルミニウムにより安定化されるものの、これら3つの成分を製剤組成に配慮せず単に併用するだけでは、ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩が乳酸アルミニウムにより不安定化され、経時的にε−アミノカプロン酸及び/又はその塩が分解されるという新たな課題に直面した。
そこで、本発明は、ヒノキチオール並びにε-アミノカプロン酸及び/又はその塩の保存安定性に優れ、殺菌効果及び炎症や出血を抑制する効果に優れる、口腔用組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、口腔用組成物において、(A)ヒノキチオール、(B)ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩、並びに(C)乳酸アルミニウムを含有させ、更に、(A)ヒノキチオール100重量部に対して(C)乳酸アルミニウムが250〜2500重量部、且つ(B)ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩100重量部に対して(C)乳酸アルミニウムが25〜250重量部となるように設定することによって、ヒノキチオール並びにε-アミノカプロン酸及び/又はその塩の両方の保存安定性に優れることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)ヒノキチオール、(B)ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩、並びに(C)乳酸アルミニウムを含有し、
前記(A)成分100重量部に対して、前記(C)成分が250〜2500重量部含まれ、且つ、
前記(B)成分100重量部に対して、前記(C)成分が25〜250重量部含まれる、
ことを特徴とする、口腔用組成物。
項2. 液体歯磨剤、練歯磨剤、潤製歯磨剤、又は洗口剤である、項1に記載の口腔用組成物。
本発明の口腔用組成物によれば、ヒノキチオールの不安定化を抑制でき、且つ、乳酸アルミニウムとの共存下で生じるε−アミノカプロン酸及び/又はその塩の不安定化をも抑制できるので、優れた保存安定性を備えることができる。また、本発明の口腔用組成物は、ヒノキチオールが安定化されることにより殺菌効果に優れ、更に、抗プラスミン作用を有するε−アミノカプロン酸及び/又はその塩と、収斂作用を有する乳酸アルミニウムとを含んでいるので、口腔内の炎症や出血を抑制する作用が高まり、歯周病等の口腔疾患の予防又は治療効果が向上することが期待される。
1.口腔用組成物
本発明の口腔用組成物は、ヒノキチオール(以下、単に(A)成分と表記することもある)、ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩(以下、単に(B)成分と表記することもある)、並びに乳酸アルミニウム(以下、単に(C)成分と表記することもある)を含有し、(A)成分100重量部に対して、(C)成分を250〜2500重量部含有し、(B)成分100重量部に対して、(C)成分を25〜250重量部含有することを特徴とする。以下、本発明の口腔用組成物について詳述する。
本発明の口腔用組成物において、ヒノキチオールは、天然物由来のものを使用してもよく、化学合成されたものを使用してもよい。また、本発明で使用されるヒノキチオールは、精製品又は粗精製品の別を問わず、例えば、樹木から得られたヒノキチオール含有精油を使用することもできる。
本発明の口腔用組成物における(A)成分の含有量については、当該口腔用組成物の製剤形態や用途等に応じて適宜設定されるが、優れた殺菌作用を発揮させるという観点から、通常0.005〜0.2重量%、好ましくは0.01〜0.2重量%が挙げられる。一般に、組成物中のヒノキチオールの含量が増加すると、その経時的な減少率が増加していくので、ヒノキチオールの経時的分解の防止は、有効成分であるヒノキチオールの含量が高い組成物においてより困難になる。しかしながら、本発明の口腔用組成物では、たとえヒノキチオールの含有量を高くしても(具体的には口腔用組成物全量に対して0.05重量%以上、さらには0.1重量%以上であっても)、十分なレベルの保存安定性を達成することができる。このような本発明の効果を鑑みれば、本発明の口腔用組成物における(A)成分の含有量の好適な範囲として、0.05〜0.2重量%、特に0.1〜0.2重量%が挙げられる。
(B)成分
本発明の口腔用組成物は、抗プラスミン剤としてε−アミノカプロン酸及び/又はその塩を含有する。
ε−アミノカプロン酸の塩としては、薬学的に許容される限り特に制限されないが、具体的には、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;塩酸塩、硫酸塩等の無機酸塩等が挙げられる。これらのε−アミノカプロン酸の塩は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の口腔用組成物では、(B)成分として、ε−アミノカプロン酸又はその塩のいずれか一方を単独で使用してもよく、またこれらを組み合わせて使用してもよい。
これらの(B)成分の中でも、好ましくはε−アミノカプロン酸が挙げられる。
本発明の口腔用組成物における(B)成分の含有量の下限については、特に制限されず、口腔用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定すればよいが、乳酸アルミニウムとの共存下で生じるε−アミノカプロン酸及び/又はその塩の不安定化をより一層効果的に抑制し、また、抗プラスミン剤としての効果を有効に発揮させるという観点から0.01重量%以上、好ましくは0.05重量%以上が挙げられる。(B)成分の含有量の上限については、特に制限されず、口腔用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定すればよいが、乳酸アルミニウムとの共存下で生じるε−アミノカプロン酸及び/又はその塩の不安定化をより一層効果的に抑制し、且つヒノキチオールの不安定化をより一層効果的に防ぐという観点から、0.5重量%以下、好ましくは0.2重量%以下が挙げられる。
本発明の口腔用組成物において、(A)成分に対する(B)成分の比率については、特に制限されず、後述する(A)成分と(C)成分の配合比率、及び(B)成分と(C)成分の配合比率を充足できる範囲で適宜設定すればよいが、例えば、(A)成分100重量部当たり、(B)成分が100〜5000重量部、好ましくは250〜1000重量部が挙げられる。
(C)成分
本発明の口腔用組成物は、乳酸アルミニウムを含有する。乳酸アルミニウムは、無水物であってもよく、また水和物であってもよい。
本発明の口腔用組成物における(C)成分の含有量の下限については、特に制限されず、口腔用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定すればよいが、ヒノキチオールの安定性を向上させるという観点から、0.05重量%以上が好ましく、0.1重量%以上がより好ましい。また、(C)成分の含有量の上限については、特に制限されず、口腔用組成物の製剤形態等に応じて適宜設定すればよいが、乳酸アルミニウムとの共存下で生じるε−アミノカプロン酸及び/又はその塩の不安定化をより一層効果的に抑制させるという観点から、1重量%以下、好ましくは、0.5重量%以下が挙げられる。
本発明の口腔用組成物において、(A)成分に対する(C)成分の比率は、(A)成分100重量部当たり、(C)成分が250〜2500重量部になるように設定される。このような配合比率を満たすことによって、ヒノキチオールの安定性を向上させことが可能になる。ヒノキチオールの安定性をより一層向上させるという観点から、(A)成分100重量部当たりの(C)成分の配合比率として、好ましくは500〜2500重量部、より好ましくは1000〜2500重量部が挙げられる。
また、本発明の口腔用組成物において、(B)成分に対する(C)成分の比率は、(B)成分100重量部に対して、(C)成分が25〜250重量部、好ましくは50〜250重量部になるように設定される。このような比率を充足することによって、乳酸アルミニウムとの共存下で生じるε−アミノカプロン酸及び/又はその塩の不安定化を効果的に抑制しつつ、ヒノキチオールの安定性を向上させることが可能になる。
他の成分
本発明の口腔用組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、口腔用組成物の製剤形態に応じて、当該技術分野で通常使用される成分を含有していてもよい。このような成分としては、例えば、研磨剤、防腐剤、殺菌剤、抗菌剤、消炎剤、プラーク抑制剤、知覚過敏抑制剤、歯石予防剤、粘結剤、粘稠剤、賦形剤、滑沢剤、香料、甘味剤、清涼化剤、色素、消臭剤、界面活性剤、pH調整剤、歯質強化剤、虫歯予防剤等が挙げられる。
研磨剤としては、例えば、第2リン酸カルシウム(2水和物又は無水物)、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メタリン酸カリウム、酸化チタン、ゼオライト、無水ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ酸チタニウム、ケイ酸ジルコニウム、研磨性シリカ等の各種シリカ系研磨剤;合成樹脂系研磨剤等が挙げられる。
防腐剤、殺菌剤、抗菌剤としては、例えば、安息香酸類、サリチル酸類、ソルビン酸類、パラベン類、塩化デカリニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジニウム、トリクロサン、ヒノキチオール、塩化リゾチーム、塩酸クロルヘキシジン、ヨウ化カリウム等が挙げられる。
消炎剤としては、例えば、アラントイン類、トラネキサム酸、アズレン、グリチルリチン酸塩、グリチルレチン酸、塩化ナトリウム、ビタミン類等が挙げられる。
プラーク抑制剤としては、例えばクエン酸亜鉛、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、グルコン酸等が挙げられる。
知覚過敏抑制剤としては、例えば、硝酸カリウム、塩化ストロンチウム等が挙げられる。
歯石予防剤としては、例えば、ポリリン酸塩類、ゼオライト、エタンヒドロキシジホスフォネート等が挙げられる。
粘結剤としては、例えば、プルラン、プルラン誘導体、デンプン等の多糖類;ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース塩類(カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカリウム等)、メチルセルロース、エチルセルロース、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸塩(ポリアクリル酸ナトリウム、アクリル酸・アクリル酸オクチルエステル共重合体等)、メタアクリル酸類の共重合体(メタアクリル酸とアクリル酸 n−ブチルの重合体、メタアクリル酸とメタアクリル酸メチルの重合体およびメタアクリル酸とアクリル酸エチルの重合体等)等のセルロース系高分子物質;カルボキシビニルポリマー、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等の合成高分子物質;レクチン、アルギン酸、アルギン酸塩(アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸マグネシウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルギン酸トリエタノールアミン、アルギン酸トリイソプロパノールアミン、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸ブチルアミン、アルギン酸ジアミルアミン等)、コンドロイチン硫酸ナトリウム、寒天、キトサン、カラギーナン等の天然系高分子物質;コラーゲン、ゼラチン等のアミノ酸系高分子物質;アラビアガム、カラヤガム、トラガカントガム、キサンタンガム、ローカストビンガム、グアガム、タマリンドガム、ジェランガム等のゴム系高分子物質等が挙げられる。
粘稠剤としては、例えば、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラクトール等がある。
賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、マンニトール、デンプン、デキストリン、結晶セルロース、リン酸水素カルシウム、炭酸カルシウム、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、フマル酸ステアリルナトリウム、軽質無水ケイ酸、含水二酸化ケイ素等が挙げられる。
香料としては、例えば、天然香料(ウイキョウ油等)、合成香料、これらの調合香料等が挙げられる。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、アスパルテーム、キシリトール、水飴、蜂蜜、ソルビトール、マルチトール、マンニトール、エリスリトール、糖類(乳糖、白糖、果糖、ブドウ糖等)等が挙げられる。
清涼化剤としては、例えば、メントール、エリスリトール、カンフル、ボルネオール、ゲラニオール、これらを含む精油等が挙げられる。
色素としては、例えば、天然色素、合成色素、これらの混合物が挙げられる。
消臭剤としては、例えば、塩化亜鉛、銅クロロフィリンナトリウム、コーヒー生豆抽出物、ゴボウパウダー、緑茶等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、N−ミリストリルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタルミン酸ナトリウム、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム等の陰イオン性界面活性剤;ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラクトール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤;ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミンオキシド、2-アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジアミノエチルグリシン、N−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム等両性界面活性剤;塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム等の陽イオン性界面活性剤が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、酢酸、塩酸、硫酸、硝酸、クエン酸、リン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム等が挙げられる。
虫歯予防剤、歯質強化剤としては、モノフルオロリン酸ナトリウム等のアルカリ金属モノフルオロフォスフェート、フッ化ナトリウム、フッ化第1スズ等のフッ化物等が挙げられる。
本発明の口腔用組成物は、その製剤形態に応じて、可食性の基材又は薬学的に許容される基材(水、アルコール、多価アルコール等)を含むことができる。このような基材については、製剤形態に応じて、使用し得るものが知られており、本発明の口腔用組成物では、目的の製剤形態に応じて、上記基材を適宜選択して適用量含有させればよい。また、本発明の口腔用組成物は、(C)成分の共存下で生じる(B)成分の不安定化が、水を含有する場合に特に生じやすく、このような場合であっても、本発明によれば(B)成分の不安定化を抑制し、口腔用組成物に優れた保存安定性を備えさせることができる。このような本発明の効果を鑑みれば、本発明の好適な一態様として、基材として水を含む口腔用組成物が挙げられる。
製剤形態
本発明の口腔用組成物の形状については、特に制限されず、液状、固形状、半固形状(ゲル状、軟膏状、ペースト状)等のいずれであってもよい。
本発明の口腔用組成物は、口腔内に適用されて口腔内で一定時間滞留し得るものである限り、可食性、非可食性の別を問わない。本発明の口腔用組成物は、例えば、口腔衛生剤、食品(機能性食品、健康保健用食品、病者用食品等を含む)、医薬品(医薬部外品を含む)、化粧品等のいずれの形態であってもよい。本発明の口腔用組成物の製剤形態として、具体的には、液体歯磨剤、練歯磨剤、潤製歯磨剤、粉歯磨剤、洗口剤(マウスウォッシュ)、マウスリンス、含嗽剤、口中清涼剤(マウススプレー等)、口腔用パスタ剤、歯肉マッサージクリーム、口腔咽候薬(トローチ剤等)等の口腔衛生剤;可食性フィルム、チューインガム、キャンディ、グミキャンディ、タブレット、顆粒、細粒、粉末、カプセル等の可食性口腔用剤等が挙げられる。これらの中でも、口腔衛生剤は、口腔粘膜に対して、前記(B)及び(C)成分に基づく炎症や出血を抑制する作用を付与し易く、好適な製剤形態である。口腔衛生剤の中でも、好ましくは液体歯磨剤、練歯磨剤、潤製歯磨剤、洗口剤、より好ましくは練歯磨剤が挙げられる。
製造方法
本発明の口腔用組成物は、前述する(A)〜(C)成分、及び必要に応じて配合される他の成分を配合して、その製剤形態に応じた所定の形状に調製することによって製造できる。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
試験例1
表1〜2に示す組成の口腔用組成物(練歯磨剤)を調製し、そのヒノキチオール及びε−アミノカプロン酸の安定性を評価するために以下の試験を行った。
各口腔用組成物約35mLを40mL容のチューブ(アルミニウムからなる層が積層されており、内部が遮光されているチューブ)に充填し、50℃で1ヶ月保存した。保存前後の各口腔用組成物について、下記条件の高速液体クロマトグラフ法にてヒノキチオール及びε−アミノカプロン酸量を測定した。
<高速液体クロマトグラフ法の測定条件(ヒノキチオール)>
使用機器:高速液体クロマトグラフ LC−20AD(島津製作所社製)
検出器:紫外吸光光度計 − 測定波長 350nm
カラム:ODSカラム 長さ 15cm
カラム温度:40℃
移動相:EDTA+リン酸緩衝液/アセトニトリル混液
流速:0.9mL/min
<高速液体クロマトグラフ法の測定条件(ε−アミノカプロン酸)>
使用機器:高速液体クロマトグラフ LC−20AD(島津製作所社製)
検出器:紫外吸光光度計 − 測定波長 250nm
カラム:ODSカラム 長さ 15cm
カラム温度:40℃
移動相:臭化テトラブチルアンモニウム+酢酸緩衝液/アセトニトリル混液
流速:0.6mL/min
ヒノキチオール及びε−アミノカプロン酸量の測定値から、下記式に従って、ヒノキチオール及びε−アミノカプロン酸の減少率(%)を算出した。
各成分の減少率(%)=
{(保存前の各成分の量−保存後の各成分の量)/(保存前の各成分の量)}×100
得られた減少率(%)より、下記基準に基づいてヒノキチオール及びε−アミノカプロン酸の安定性を評価した。
<評価基準>
− :減少率が10%以上
+ :減少率が7%以上10%未満
++ :減少率が5%以上7%未満
+++ :減少率が4%以上5%未満
++++ :減少率が3%以上4%未満
+++++:減少率が3%未満
得られた結果を表1〜2に示す。この結果から、ヒノキチオール100重量部に対して乳酸アルミニウムを250〜2500重量部含有させ、且つε−アミノカプロン酸100重量部に対して乳酸アルミニウムを25〜250重量部含有させることによって、ヒノキチオール並びにε-アミノカプロン酸の保存安定性が向上することが確認された(実施例1〜12)。また、実施例1と比較例3とを比較すると、ヒノキチオール及び乳酸アルミニウムの含有量が同じであるが、ε−アミノカプロン酸100重量部に対する乳酸アルミニウムの比率が25重量部より少ない場合、ヒノキチオールが不安定になることが確認された。特にヒノキチオール100重量部に対する乳酸アルミニウムの比率が500重量部〜2500重量部であり、ε−アミノカプロン酸100重量部に対する乳酸アルミニウムの比率が50〜250重量部であり、且つ乳酸アルミニウムの含有量が0.1〜0.5重量%である場合、ヒノキチオール及びε−アミノカプロン酸の両方の安定性に優れることが確認された(実施例2〜5、7〜9及び11)。また、ε−アミノカプロン酸は、乳酸アルミニウムによって、不安定化される傾向にあるところ、実施例2〜4及び7〜9においては、乳酸アルミニウムを含有しない比較例1と同等の、ε−アミノカプロン酸の安定性が示され、且つヒノキチオールの安定性にも優れていた。
表中の各成分の含有量の単位は重量%である。
表中の各成分の含有量の単位は重量%である。
製造例1〜10(練歯磨剤)
表3に示す組成の練歯磨剤を製造した。いずれの練歯磨剤においても、ヒノキチオール及びε−アミノカプロン酸の不安定化が抑制できていた。
表中の各成分の含有量の単位は重量%である。
製造例11(液体歯磨剤)
表4に示す組成の液体歯磨剤を製造した。この液体歯磨剤においても、ヒノキチオール及びε−アミノカプロン酸の不安定化が抑制できていた。
表中の各成分の含有量の単位は重量%である。

Claims (2)

  1. (A)ヒノキチオール、(B)ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩、並びに(C)乳酸アルミニウムを含有し、
    前記(A)成分100重量部に対して、前記(C)成分が250〜2500重量部含まれ
    前記(B)成分100重量部に対して、前記(C)成分が25〜250重量部含まれ、且つ
    前記(A)成分が0.01〜0.2重量%、前記(B)成分が0.05〜0.5重量%、及び前記(C)成分が0.05〜1重量%含まれる、口腔用組成物。
  2. 液体歯磨剤、練歯磨剤、潤製歯磨剤、又は洗口剤である、請求項1に記載の口腔用組成物。
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