JP2018125077A - リチウムイオン二次電池用負極 - Google Patents
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Abstract
【課題】負極に酸化珪素を含むリチウムイオン二次電池のサイクル耐久性の低下を抑制すること。【解決手段】リチウムイオン二次電池用負極101は、集電体1および負極活物質層100を含む。負極活物質層100は、集電体1の表面に配置されている。負極活物質層100は、第1層10および第2層20を含む。第1層10および第2層20は、負極活物質層100の厚さ方向に積層されている。第1層10は、球形化黒鉛11を含み、かつ酸化珪素22を含まない。第2層20は、鱗片状黒鉛21および酸化珪素22を含み、かつ球形化黒鉛11を含まない。酸化珪素22は、球形化黒鉛11、鱗片状黒鉛21および酸化珪素22の合計に対して、1質量%以上15質量%以下の質量比率を有する。【選択図】図1
Description
本開示は、リチウムイオン二次電池用負極に関する。
特開2002−373653号公報(特許文献1)は、導電材物質で被覆されている酸化珪素と、黒鉛とを含むリチウムイオン二次電池用負極(以下「負極」と略記される場合がある)を開示している。
リチウムイオン二次電池(以下「電池」と略記される場合がある)の負極活物質として酸化珪素が検討されている。酸化珪素は大きな充放電容量を有する。酸化珪素の採用により、電池の高容量化が期待される。
しかしながら、酸化珪素は充電時に大きく膨張する。酸化珪素が膨張することにより、酸化珪素を含む負極活物質層全体も膨張することになる。負極活物質層全体が膨張することにより、電池のサイクル耐久性が低下すると考えられる。また酸化珪素は、電子導電性が低い。酸化珪素の電子伝導性の低さも、サイクル耐久性を低下させる要因と考えられる。
本開示の目的は、負極に酸化珪素を含むリチウムイオン二次電池のサイクル耐久性の低下を抑制することにある。
以下、本開示の技術的構成および作用効果が説明される。ただし本開示の作用メカニズムは推定を含んでいる。作用メカニズムの正否により、本開示の範囲が限定されるべきではない。
リチウムイオン二次電池用負極は、集電体および負極活物質層を含む。負極活物質層は、集電体の表面に配置されている。負極活物質層は、第1層および第2層を含む。第1層および第2層は、負極活物質層の厚さ方向に積層されている。第1層は、球形化黒鉛を含み、かつ酸化珪素を含まない。第2層は、鱗片状黒鉛および酸化珪素を含み、かつ球形化黒鉛を含まない。酸化珪素は、球形化黒鉛、鱗片状黒鉛および酸化珪素の合計に対して、1質量%以上15質量%以下の質量比率を有する。
本開示の負極活物質層では、酸化珪素が局在している。すなわち第2層は酸化珪素を含み、第1層は酸化珪素を含まない。第2層は鱗片状黒鉛をさらに含む。鱗片状黒鉛は、かさ高い構造を有する。そのため第2層内には多数の空隙が形成される。酸化珪素の膨張は、第2層内の空隙に吸収されることが期待される。これにより酸化珪素を含む第2層の膨張、ひいては負極活物質層全体の膨張が抑制されることが期待される。
球形化黒鉛により構成される第1層は、電子伝導性が良好である。負極活物質層に第1層が含まれていることにより、負極活物質層に酸化珪素が含まれることによる電子伝導性の低下が抑制されることが期待される。以上の作用が相乗することにより、リチウムイオン二次電池のサイクル耐久性の低下が抑制されることが期待される。
酸化珪素は、球形化黒鉛、鱗片状黒鉛および酸化珪素の合計に対して、1質量%以上15質量%以下の質量比率を有する。酸化珪素の質量比率が1質量%未満であると、電池の高容量化が困難である。酸化珪素の質量比率が15質量%を超えると、サイクル耐久性の低下を抑制する効果が小さくなる可能性がある。
以下、本開示の実施形態(以下「本実施形態」とも記される)が説明される。ただし、以下の説明は、本開示の範囲を限定するものではない。
<リチウムイオン二次電池用負極>
図1は、本開示の実施形態に係るリチウムイオン二次電池用負極の構成を示す断面概念図である。負極101は、集電体1および負極活物質層100を含む。
図1は、本開示の実施形態に係るリチウムイオン二次電池用負極の構成を示す断面概念図である。負極101は、集電体1および負極活物質層100を含む。
《集電体》
集電体1は、たとえば、銅(Cu)箔等であってもよい。Cu箔は、純Cu箔であってもよいし、Cu合金箔であってもよい。集電体1は、たとえば、5〜30μmの厚さを有してもよい。
集電体1は、たとえば、銅(Cu)箔等であってもよい。Cu箔は、純Cu箔であってもよいし、Cu合金箔であってもよい。集電体1は、たとえば、5〜30μmの厚さを有してもよい。
《負極活物質層》
負極活物質層100は、集電体1の表面に配置されている。負極活物質層100は、たとえば、負極活物質を含むペーストが集電体1の表面に塗着されることにより形成され得る。負極活物質層100は、集電体1の両面(表裏両面)に配置されていてもよい。負極活物質層100は、たとえば、10〜100μmの厚さを有してもよい。
負極活物質層100は、集電体1の表面に配置されている。負極活物質層100は、たとえば、負極活物質を含むペーストが集電体1の表面に塗着されることにより形成され得る。負極活物質層100は、集電体1の両面(表裏両面)に配置されていてもよい。負極活物質層100は、たとえば、10〜100μmの厚さを有してもよい。
負極活物質層100は、2層構造を含む。すなわち負極活物質層100は、第1層10および第2層20を含む。第1層10および第2層20は、負極活物質層100の厚さ方向に積層されている。第1層10および第2層20は、集電体1、第1層10および第2層20の順序で積層されていてもよいし、集電体1、第2層20および第1層10の順序で積層されていてもよい。いずれの積層順序であっても、サイクル耐久性の低下を抑制する効果は示されると考えられる。
《第1層》
第1層10は球形化黒鉛11を含む。第1層10は酸化珪素22を含まない。球形化黒鉛11は、負極活物質として機能する。「球形化黒鉛」とは、球形化処理が施された鱗片状黒鉛を示す。球形化処理は、たとえば、気流中の摩擦、粉砕により、鱗片状黒鉛の外形を球形に近づける処理を示す。球形化黒鉛では、電解液に対して活性なエッジ面の露出が少ないため、優れたサイクル耐久性を示すことが期待される。球形化黒鉛11は、その表面をアモルファス炭素により被覆されていてもよい。球形化黒鉛11は、たとえば、1〜30μmの平均粒径を有してもよい。本明細書の「平均粒径」は、レーザ回折散乱法によって測定される体積基準の粒度分布において微粒側から累積50%の粒径を示す。
第1層10は球形化黒鉛11を含む。第1層10は酸化珪素22を含まない。球形化黒鉛11は、負極活物質として機能する。「球形化黒鉛」とは、球形化処理が施された鱗片状黒鉛を示す。球形化処理は、たとえば、気流中の摩擦、粉砕により、鱗片状黒鉛の外形を球形に近づける処理を示す。球形化黒鉛では、電解液に対して活性なエッジ面の露出が少ないため、優れたサイクル耐久性を示すことが期待される。球形化黒鉛11は、その表面をアモルファス炭素により被覆されていてもよい。球形化黒鉛11は、たとえば、1〜30μmの平均粒径を有してもよい。本明細書の「平均粒径」は、レーザ回折散乱法によって測定される体積基準の粒度分布において微粒側から累積50%の粒径を示す。
第1層10は、球形化黒鉛11を含む限り、たとえば結着材等をさらに含んでもよい。結着材は、たとえば、カルボキシメチルセルロース(CMC)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリアクリル酸(PAA)、ポリイミド等であってもよい。1種の結着材が単独で使用されてもよいし、2種以上の結着材が組み合わされて使用されてもよい。結着材は、球形化黒鉛11に対して、たとえば0.5〜5質量%の質量比率を有してもよい。
球形化黒鉛11により構成される第1層10は、電子伝導性が良好である。負極活物質層100に第1層10が含まれていることにより、負極活物質層100に酸化珪素22が含まれることによる電子伝導性の低下が抑制されることが期待される。第1層10は、集電体1の表面に直接配置されていてもよい。第1層10が集電体1の表面に直接配置されていることにより、負極活物質層100と集電体1との間の電子伝導が促進されることが期待される。
《第2層》
第2層20は鱗片状黒鉛21および酸化珪素22を含む。第2層20は球形化黒鉛11を含まない。鱗片状黒鉛21は、かさ高い構造を有する。第2層20内には多数の空隙が形成される。酸化珪素22の膨張は、第2層20内の空隙に吸収されることが期待される。これにより第2層20の膨張、ひいては負極活物質層100全体の膨張が抑制されることが期待される。球形化黒鉛11は、かさが低いため、第2層20が球形化黒鉛11を含むと、負極活物質層100全体の膨張を抑制する効果が低減する可能性がある。
第2層20は鱗片状黒鉛21および酸化珪素22を含む。第2層20は球形化黒鉛11を含まない。鱗片状黒鉛21は、かさ高い構造を有する。第2層20内には多数の空隙が形成される。酸化珪素22の膨張は、第2層20内の空隙に吸収されることが期待される。これにより第2層20の膨張、ひいては負極活物質層100全体の膨張が抑制されることが期待される。球形化黒鉛11は、かさが低いため、第2層20が球形化黒鉛11を含むと、負極活物質層100全体の膨張を抑制する効果が低減する可能性がある。
鱗片状黒鉛21は、負極活物質および導電材として機能する。鱗片状黒鉛21は、たとえば、1〜30μmの平均粒径を有してもよい。鱗片状黒鉛21は、たとえば、100ml/100g以上400ml/100g以下の吸油量を有してもよいし、200ml/100g以上400ml/100g以下の吸油量を有してもよいし、300ml/100g以上400ml/100g以下の吸油量を有してもよい。これにより負極活物質層100全体の膨張を抑制する効果が大きくなることが期待される。本明細書の「吸油量」は、「JIS 6217−4(ゴム用カーボンブラック−基本特性−第4部:オイル吸収量の求め方(圧縮試料を含む))」に準拠した方法により測定されるフタル酸ジブチル(DBP)の吸収量を示す。
第2層20は鱗片状黒鉛21に加えて、かさ高い負極活物質、かさ高い導電材等をさらに含んでいてもよい。これにより負極活物質層100全体の膨張を抑制する効果が大きくなることが期待される。かさ高い負極活物質としては、たとえば、鱗状黒鉛、薄片化黒鉛等が挙げられる。かさ高い導電材としては、たとえば、グラフェンフレーク、ファーネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、気相成長炭素繊維(VGCF)等が挙げられる。これらの材料は、1種単独で使用されてもよいし、2種以上が組み合わされて使用されてもよい。これらの材料も、たとえば、100ml/100g以上400ml/100g以下の吸油量を有してもよい。
酸化珪素22は、球形化黒鉛11および鱗片状黒鉛21よりも大きな充放電容量を有する。第2層20が酸化珪素22を含むことにより、電池の高容量化が期待される。酸化珪素22は、充電時に大きく膨張する。本実施形態では、酸化珪素22の膨張が、第2層20内の空隙に吸収されることが期待される。
酸化珪素22は、珪素(Si)および酸素(O)を含む。酸化珪素22は、従来公知のあらゆる原子比を有することができる。酸化珪素22は、たとえば、組成式SiOx(ただし式中xは0.5≦x≦1.5を満たす)により表されるものであってもよい。酸化珪素22は、たとえば、0.1〜30μmの平均粒径を有してもよい。
酸化珪素22は、球形化黒鉛11、鱗片状黒鉛21および酸化珪素22の合計に対して、1質量%以上15質量%以下の質量比率を有する。酸化珪素22の質量比率が1質量%未満であると、電池の高容量化が困難である。酸化珪素の質量比率が15質量%を超えると、サイクル耐久性の低下を抑制する効果が小さくなる可能性がある。
酸化珪素22は、球形化黒鉛11、鱗片状黒鉛21および酸化珪素22の合計に対して、10質量%以下の質量比率を有してもよい。これによりサイクル耐久性の低下を抑制する効果がいっそう大きくなることが期待される。酸化珪素22は、球形化黒鉛11、鱗片状黒鉛21および酸化珪素22の合計に対して、5質量%以上の質量比率を有してもよい。これにより、いっそうの高容量化が期待される。
酸化珪素22は、鱗片状黒鉛21および酸化珪素22の合計に対して、2.2質量%以上25質量%以下の質量比率を有してもよい。これにより、負極活物質層100の膨張を抑制する効果が大きくなることが期待される。酸化珪素22は、鱗片状黒鉛21および酸化珪素22の合計に対して、20質量%以下の質量比率を有してもよいし、18.2質量%以下の質量比率を有してもよいし、10質量%以下の質量比率を有してもよい。
第2層20も第1層10と同様に結着材を含んでもよい。結着材としては、第1層10で説明された結着材と同様の結着材が使用され得る。結着材は、鱗片状黒鉛21および酸化珪素22の合計に対して、たとえば0.5〜5質量%の質量比率を有してもよい。
以下、実施例が説明される。ただし、以下の例は本開示の範囲を限定するものではない。
<実施例1>
1.負極の製造
以下の材料が準備された。
負極活物質:球形化黒鉛、鱗片状黒鉛、酸化珪素
結着材:CMC、SBR
溶媒:水
集電体:Cu箔(厚さ=10μm)
1.負極の製造
以下の材料が準備された。
負極活物質:球形化黒鉛、鱗片状黒鉛、酸化珪素
結着材:CMC、SBR
溶媒:水
集電体:Cu箔(厚さ=10μm)
ミキサにより、球形化黒鉛、結着材および溶媒が混合された。これにより第1ペーストが調製された。第1ペーストの固形分組成は、質量比で「球形化黒鉛:CMC:SBR=98.6:0.7:0.7」とされた。
ミキサにより、鱗片状黒鉛、酸化珪素、結着材および溶媒が混合された。これにより、第2ペーストが調製された。第2ペーストの固形分組成は、質量比で「(鱗片状黒鉛+酸化珪素):CMC:SBR=98.6:0.7:0.7」とされた。
ダイコータにより、第1ペーストが集電体1の表面(表裏両面)に塗布され、乾燥された。これにより第1層10が形成された。ダイコータにより、第2ペーストが第1層10の表面に塗布され、乾燥された。これにより第2層20が形成され、負極活物質層100が形成された。負極活物質層100において、酸化珪素の質量比率は、球形化黒鉛、鱗片状黒鉛および酸化珪素の合計に対して5質量%とされた。
ロール圧延機により、負極活物質層100が圧縮された。これにより負極101が製造された。負極101が所定寸法に裁断された。負極101の構成は以下のとおりである。
負極活物質層の幅:122mm
負極活物質層の長さ:5835mm
負極の厚さ:144μm
負極活物質層の長さ:5835mm
負極の厚さ:144μm
2.正極の製造
以下の材料が準備された
正極活物質:LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2
導電材:アセチレンブラック
結着材:PVdF
溶媒:N−メチル−2−ピロリドン
集電体:アルミニウム(Al)箔(厚さ=15μm)
以下の材料が準備された
正極活物質:LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2
導電材:アセチレンブラック
結着材:PVdF
溶媒:N−メチル−2−ピロリドン
集電体:アルミニウム(Al)箔(厚さ=15μm)
ミキサにより、正極活物質、導電材、結着材および溶媒が混合された。これによりペーストが調製された。固形分組成は、質量比で「正極活物質:導電材:結着材=93:4:3」とされた。ダイコータにより、ペーストが集電体の表面(表裏両面)に塗布され、乾燥された。これにより正極活物質層が形成された。ロール圧延機により、正極活物質層が圧縮された。これにより正極が製造された。正極が所定寸法に裁断された。正極の構成は以下のとおりである。
正極活物質層の幅:117mm
正極活物質層の長さ:5681mm
正極の厚さ:142μm
正極活物質層の長さ:5681mm
正極の厚さ:142μm
3.組み立て
20μmの厚さを有するセパレータが準備された。セパレータは、ポリプロピレン多孔質膜、ポリエチレン多孔質膜、およびポリプロピレン多孔質膜がこの順序で積層されることにより構成されるものである。
20μmの厚さを有するセパレータが準備された。セパレータは、ポリプロピレン多孔質膜、ポリエチレン多孔質膜、およびポリプロピレン多孔質膜がこの順序で積層されることにより構成されるものである。
図2は、電極群の構成を示す概略図である。セパレータ300を挟んで、正極201と負極101とが互い対向するように、正極201、セパレータ300および負極101が積層され、さらに渦巻状に巻回された。これにより筒状の電極群が構成された。平板プレスにより、筒状の電極群が扁平状に成形された。成形圧は4kN/cm2とされた。成形時間は2分とされた。これにより電極群400が製造された。
図3は、リチウムイオン二次電池の構成を示す概略図である。外装体500が準備された。外装体500は角形である。外装体500はAl合金製である。電極群400が外装体500に収納された。電極群400に外部端子が接続された。120mlの電解液が外装体500に注入された。電解液は以下の組成を有するものである。
溶質:LiPF6(1.0mоl/l)
溶媒:[EC:DMC:EMC=3:4:3(体積比)]
ECはエチレンカーボネートを示し、DMCはジメチルカーボネートを示し、EMCはエチルメチルカーボネートを示す。
溶媒:[EC:DMC:EMC=3:4:3(体積比)]
ECはエチレンカーボネートを示し、DMCはジメチルカーボネートを示し、EMCはエチルメチルカーボネートを示す。
外装体500が密閉された。以上より電池1000が製造された。電池1000は、3.0〜4.1Vの電圧範囲において、35Ahの定格容量を有するように設計されている。
<実施例2、4〜6>
酸化珪素が下記表1に示される質量比率を有するように、第1層および第2層の塗布量、ならびに第2ペーストの固形分組成が変更されることを除いては、実施例1と同じ製造方法により、負極が製造され、電池が製造された。
酸化珪素が下記表1に示される質量比率を有するように、第1層および第2層の塗布量、ならびに第2ペーストの固形分組成が変更されることを除いては、実施例1と同じ製造方法により、負極が製造され、電池が製造された。
<実施例3>
集電体、第2層および第1層の順序で、これらが積層されることを除いては、実施例1と同じ製造方法により、負極が製造され、電池が製造された。
集電体、第2層および第1層の順序で、これらが積層されることを除いては、実施例1と同じ製造方法により、負極が製造され、電池が製造された。
<比較例1>
ミキサにより、球形化黒鉛、鱗片状黒鉛、酸化珪素、結着材および溶媒が混合された。これによりペーストが調製された。ペーストの固形分組成は、質量比で、「(球形化黒鉛+鱗片状黒鉛+酸化珪素):CMC:SBR=98.6:0.7:0.7」とされた。酸化珪素の質量比率は、球形化黒鉛、鱗片状黒鉛および酸化珪素の合計に対して5質量%とされた。ダイコータにより、ペーストが集電体の表面に塗布され、乾燥された。これにより、単層の負極活物質層が形成された。これを除いては、実施例1と同じ製造方法により、負極が製造され、電池が製造された。
ミキサにより、球形化黒鉛、鱗片状黒鉛、酸化珪素、結着材および溶媒が混合された。これによりペーストが調製された。ペーストの固形分組成は、質量比で、「(球形化黒鉛+鱗片状黒鉛+酸化珪素):CMC:SBR=98.6:0.7:0.7」とされた。酸化珪素の質量比率は、球形化黒鉛、鱗片状黒鉛および酸化珪素の合計に対して5質量%とされた。ダイコータにより、ペーストが集電体の表面に塗布され、乾燥された。これにより、単層の負極活物質層が形成された。これを除いては、実施例1と同じ製造方法により、負極が製造され、電池が製造された。
<比較例2>
ミキサにより、鱗片状黒鉛、酸化珪素、結着材および溶媒が混合された。これによりペーストが調製された。ペーストの固形分組成は、質量比で、「(鱗片状黒鉛+酸化珪素):CMC:SBR=98.6:0.7:0.7」とされた。酸化珪素の質量比率は、鱗片状黒鉛と酸化珪素との合計に対して10質量%とされた。これを除いては、比較例1と同じ製造方法により、負極が製造され、電池が製造された。
ミキサにより、鱗片状黒鉛、酸化珪素、結着材および溶媒が混合された。これによりペーストが調製された。ペーストの固形分組成は、質量比で、「(鱗片状黒鉛+酸化珪素):CMC:SBR=98.6:0.7:0.7」とされた。酸化珪素の質量比率は、鱗片状黒鉛と酸化珪素との合計に対して10質量%とされた。これを除いては、比較例1と同じ製造方法により、負極が製造され、電池が製造された。
<サイクル耐久性の評価>
以下の定電流充電および定電流放電の一巡が1サイクルとされ、500サイクルが実施された。
以下の定電流充電および定電流放電の一巡が1サイクルとされ、500サイクルが実施された。
定電流充電:電流=70A、終止電圧=4.1V
定電流放電:電流=70A、終止電圧=3.0V
定電流放電:電流=70A、終止電圧=3.0V
500サイクル後の放電容量が初回の放電容量で除されることにより、容量維持率が算出された。結果は下記表1に示されている。下記表1中、「サイクル耐久性」の欄に示される値は、各例の容量維持率が比較例1の容量維持率で除された値である。値が大きい程、サイクル耐久性の低下が抑制されていることを示している。
<結果>
比較例1は、サイクル耐久性が低い。比較例1では、負極活物質層が単層である。ひとつの層の中に球形化黒鉛、鱗片状黒鉛および酸化珪素が共存するため、酸化珪素の周囲に空隙が形成され難いと考えられる。
比較例1は、サイクル耐久性が低い。比較例1では、負極活物質層が単層である。ひとつの層の中に球形化黒鉛、鱗片状黒鉛および酸化珪素が共存するため、酸化珪素の周囲に空隙が形成され難いと考えられる。
比較例2は、サイクル耐久性がさらに低い。球形化黒鉛により構成される層(第1層)が無いため、負極活物質層全体の電子導電性が低くなっていると考えられる。
実施例では、比較例に比して、サイクル耐久性の低下が抑制されている。次の理由が考えられる。鱗片状黒鉛により、第2層内に空隙が形成されるため、酸化珪素の膨張が空隙に吸収されている。球形化黒鉛を含む第1層の電子伝導性が良好であるため、負極活物質層に酸化珪素が含まれることによる電子伝導性の低下が抑制されている。
上記の実施形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記の説明ではなくて、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 集電体、10 第1層、11 球形化黒鉛、20 第2層、21 鱗片状黒鉛、22 酸化珪素、100 負極活物質層、101 負極、201 正極、300 セパレータ、400 電極群、500 外装体、1000 電池。
Claims (1)
- 集電体および
負極活物質層
を含み、
前記負極活物質層は、前記集電体の表面に配置されており、
前記負極活物質層は、第1層および第2層を含み、
前記第1層および前記第2層は、前記負極活物質層の厚さ方向に積層されており、
前記第1層は、球形化黒鉛を含み、かつ酸化珪素を含まず、
前記第2層は、鱗片状黒鉛および前記酸化珪素を含み、かつ前記球形化黒鉛を含まず、
前記酸化珪素は、前記球形化黒鉛、前記鱗片状黒鉛および前記酸化珪素の合計に対して、1質量%以上15質量%以下の質量比率を有する、
リチウムイオン二次電池用負極。
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| JP2017014094A JP2018125077A (ja) | 2017-01-30 | 2017-01-30 | リチウムイオン二次電池用負極 |
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