JP2018122304A - インクジェット装置、ノズルヘッドの位置決め方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
その一つにパターン形成の位置ずれがある。既に形成されてある下地のパターンに対し、上に積層するパターンが位置ずれを起こしてしまうと、設計通りの電子デバイスの特性が得られない。プリンテッドエレクトロニクスで電子デバイスを製造するためには、サブミクロンから10μm程度の位置精度が要求される。そのために、インクジェット装置に搭載するノズルヘッドの位置決めは非常に重要である。
図1に示すインクジェット装置は、定盤1、XYZθステージ2、吸着テーブル3、ガントリ4、ガントリZステージ5、ノズルヘッドユニット6、カメラユニット7、X軸ガイドレール8、Y軸ガイドレール9、除振台10により主に構成されている。このインクジェット装置を構成する上記各部材や各部品の寸法については、特に説明しないが後述する位置精度及び各機能を満足するよう適切に設定されることは無論である。
尚、図1において、Z軸は鉛直方向を、θ軸は鉛直方向に対する回転方向を、それぞれ示している。また、X軸及びY軸は互いに直交し、尚且つ、Z軸に対し直交するよう配置された3次元直交座標系となっている。
尚、X軸直線移動ステージ2Xの移動手段は、上記したものに限らず、上記位置精度が確保される限り、サーボモータ、ステップモータ等の制御可能な駆動手段と、ラックアンドピニオン等の案内手段とから構成されたものであってもよい。
尚、Y軸直線移動ステージ2Yの移動手段は、上記したものに限らず、上記位置精度が確保される限り、サーボモータ、ステップモータ等の制御可能な駆動手段と、ラックアンドピニオン等の案内手段と、から構成されたものであってもよい。
ここで言うZ軸は、描画対象物とノズルヘッドユニット6との間のギャップを制御するためのものであり、ガントリZステージ5のZ軸でそのギャップを制御できるならば必ずしも必要ではない。
尚、上記Z軸直線移動ステージの移動手段は、上記したものに限らず、上記機能が確保される限り、サーボモータ、ステップモータ等の制御可能な駆動手段と、ラックアンドピニオン等の案内手段と、から構成されたものであってもよい。
尚、上記回転ステージの移動手段は、上記したものに限らず、所定の位置精度が確保される限り、サーボモータ、ステップモータ等の制御可能な駆動手段と、適宜の案内手段と、から構成されたものであってもよい。
ここで言うZ軸は、描画対象物とノズルヘッドユニット6との間のギャップを制御するためのものであり、XYZθステージ2のZ軸でそのギャップを制御できるならば必ずしも必要ではない。またこの場合、カメラユニット7は、必ずしもガントリZステージ5に取り付ける必要はなく、ガントリ4に直接固定、又は別途固定するための器材を用意してもよい。
尚、ガントリZステージ5の移動手段は、上記したものに限らず、上記機能を満足する限り、サーボモータ、ステップモータ等の制御可能な駆動手段と、ラックアンドピニオン等の案内手段とから構成されたものであってもよい。
ノズルヘッドユニット6に備わったノズルヘッドの吐出機構は、後述する図4に示す描画対象物30に形成するアライメントマーク32を形成するマーク形成手段として機能する。上記したとおり、アライメントマーク32は、ノズルヘッドに充填されたインクとしての、電極材料、半導体材料、発光材料、バンク材料及びレジスト材料の何れかによって形成される。
また、ここで言うノズルヘッドは、製造したい電子デバイスを構成する材料インクの違い、ノズルヘッドの解像度の違い、ノズルヘッドのメンテナンスに対応できるようにノズルヘッドユニット6に対して着脱可能であり、付け替えができるように構成されている。
また、カメラユニット7の映像には、後述する図5に示すアライメントマーク32の形成位置を位置合わせするための位置合わせ手段としてのガイドライン33が備わっている。
尚、撮像手段としては、一般的にアライメントカメラに用いるCCDカメラ又は上記機能を発揮する同等の撮像手段でもよい。
先ず、インク吐出が可能なノズルヘッドを、図1のノズルヘッドユニット6に設置する(ステップS1)。次いで、描画対象物を図1の吸着テーブル3に設置し、上記各ステージの座標位置に対する描画対象物のアライメントを実施する(ステップS2)。即ち、図1のXYZθステージ2上の吸着テーブル3に描画対象物を載置したときに、描画対象物とXYZθステージの座標との関係付けを行う。尚、量産工程を考慮すれば、吸着テーブル3に描画対象物を載置するような動作も、例えばテーチングされたロボットで全自動的に実施することも可能である。
尚、図2に示したステップS1とステップS2の手順は、逆でもよい。
XYZθステージ2及びガントリZステージ5は、ステージ制御コントローラを含む各軸制御部12及び位置検出部13に接続されている。ノズルヘッドユニット6は、インクの吐出機構に備えられた吐出発生装置15に接続され、各軸制御部12及び吐出発生装置15は、制御部11に接続されている。ここで言う、制御部11はパーソナルコンピュータ(PC)に代表されるように、使用者がインタフェース上で簡易的に本発明のインクジェット装置を操作可能にしているものである。また、各軸制御部12は、XYZθステージ2とガントリZステージ5を制御するものであり、各軸制御部12には図1に示した各軸の位置情報・データを取得できる手段が備わっている。
位置検出部13は、上記したXYZθステージ2のX軸直線移動ステージ2X、Y軸直線移動ステージ2Y、上記Z軸直線移動ステージ、上記回転ステージ及びガントリZステージ5の上記各リニアエンコーダ・センサである検出手段に接続されている。換言すれば、位置検出部13は、上記各センサである検出手段ないし位置検知手段に接続されている。
尚、各軸制御部12及び制御部11の上記各機能を分割・分担して相互に補完するように構成してもよい。
尚、上記したノズルのステージ位置情報取得26、カメラのステージ位置情報取得28、ノズルとカメラの相対位置算出29の「各操作」は、電子デバイス製造の量産工程では自動的に行うようにしてもよいし、上述の工程でも自動的に行うように構成してもよい。
図6は、本発明の実施例1に係る、インクジェット装置で実際に描画を実施した一例を示す写真である。プリンテッドエレクトロニクスにおける積層構造を有する電子デバイスとしては、例えばTFT(薄膜トランジスタ)を用いる液晶ディスプレィを想定して実施した。また、上記実施例では液晶ディスプレイを想定して実施したが、これに限定されるものではなく、TFT(薄膜トランジスタ)用いる電子デバイスとして、例えば有機ELディスプレイやエレクトロクロミックディスプレイでも良い。ノズルヘッドとしては、実施例1を始め、実施例2、後述の比較例1及び2を含め、上記電子デバイスを製作するのに必要な仕様・機能(解像度等)、所定の精度(ノズル径、吐出曲り等)を備えたものを選んで用いた。そして、特記する以外は同一の条件にて実施し、比較した。
本実施例1では、写真中央のクロスラインであるアライメントマーク32を1層目のパターン、四隅のL字ライン37を2層目のパターンとしてアライメント(調整)精度の評価を行っている。まず始めに、描画対象物としてガラス基板(日本電気硝子株式会社、OA−10G)36に対し、1層目に使用するノズルヘッドとインク(ハリマ化成株式会社、NPG−J)でクロスラインであるアライメントマーク32を描画した。その後、インクを焼結するためにガラス基板36を取り外し、オーブンで焼成した。再び、ガラス基板36を図1に示した吸着テーブル3に設置し、ガラス基板36のアライメント操作を行った。この際のガラス基板36自体のアライメント操作は、XYZθステージ2のθ軸を用いて行った。尚、インク(ハリマ化成株式会社、NPG−J)は、金(Au)ナノメタルインクである。
次に、2層目に使用するノズルヘッドとインク(ハリマ化成株式会社、NPG−J)を設置し、本発明に係る図1に示したインクジェット装置を用い、図2及びその説明に記述した操作を実施し、ノズルヘッドユニット6のアライメント操作を行った。1層目に見立てた前記のクロスライン(アライメントマーク32)の四隅にL字ライン37を新たに描画し、インクを焼結するために再びオーブンで焼成した。
ノズルヘッドの位置決め精度に関しては、使用するインクと基板による描画後の濡れ広がり方や、使用するインクジェット装置自体の位置決め精度で異なってくる。一例として示した本計測の値からは、プリンテッドエレクトロニクスにおける積層構造を有する上記電子デバイスを製造するために十分な位置決め精度と言える結果を得た。
図7は、本発明の実施例2に係る、インクジェット装置でノズルヘッドの位置合わせを実施した時のクロスライン(アライメントマーク32)の描画写真である。ガラス基板(日本電気硝子株式会社、OA−10G)36に対し、フォトリソグラフィによってモリブデン(Mo)を4つの正方形にパターニング(正方形パターン38)した基板を描画対象物としている。この描画対象物に対し、本発明に係るインクジェット装置でノズルヘッドを上記パターニングの中心に位置合わせを実施し、クロスライン(アライメントマーク32)をAuナノメタルインク(ハリマ化成株式会社、NPG−J)によって描画した。4つの正方形パターン38同士の距離はそれぞれ60μmであり、それぞれの正方形の中心側に向いた頂点からX軸方向及びY軸方向に30μmの位置が4つの正方形のパターニング(正方形パターン38)の中心である。光学顕微鏡の観察により、本実施例2ではX軸方向に0.769μm、Y軸方向に0.1μmずれた位置に着弾していることが分かる。パターニングの中心からのずれは、0.775μmである。本実施例2においても、本計測の値からはプリンテッドエレクトロニクスにおける積層構造を有する上記電子デバイスを製造するために十分な位置決め精度と言える結果を得た。
図8は、位置合わせを実施していない時のクロスライン描画写真である。ガラス基板(日本電気硝子株式会社、OA−10G)36に対し、フォトリソグラフィによってモリブデン(Mo)を4つの正方形にパターニング(正方形パターン38)した基板を描画対象物としている。この描画対象物に対し、ノズルヘッドをパターニングの中心に設置してクロスライン(アライメントマーク32)をAuナノメタルインク(ハリマ化成株式会社、NPG−J)によって描画した。4つの正方形パターン38同士の距離はそれぞれ60μmであり、それぞれの正方形の中心側に向いた頂点からX軸方向及びY軸方向に30μmの位置が4つの正方形のパターニング(正方形パターン38)の中心である。光学顕微鏡の観察により、本実施例2ではX軸方向に9.264μm、Y軸方向に12.14μmずれた位置に着弾していることが分かる。パターニングの中心からのずれは、15.271μmである。実施例2と比較例1との比較により、本発明に係るインクジェット装置によって、ノズルヘッドを所定の位置に精度良く位置決めできることが分かった。
図9は、所定のノズル34から描画対象物30にインク31を吐出した際の正面図である。インク31は、実線で示しているものがノズル34から描画対象物30に対し垂直に着弾(正規に着弾)したもので、破線で示しているものがノズル34から描画対象物30に対し角度θだけずれて着弾したものである。インク31の着弾のずれは、ノズル34のメニスカス挙動による吐出ずれやノズルヘッドの設置誤差による機械的なノズルの基準位置からのずれによって生じることが一般的である。ここで、ノズル34と描画対象物30間の距離をh、角度θだけずれてインクが着弾した位置と正規に着弾した位置との距離をl(エル)とするならば、下記の(1)式で表すことができる。
l=h・tanθ・・・(1)
2 XYZθステージ(ステージの一例)
2X X軸移動ステージ(ステージの一例)
2Y Y軸移動ステージ(ステージの一例)
3 吸着テーブル(テーブル)
4 ガントリ
5 ガントリZステージ
6 ノズルヘッドユニット(マーク形成手段、ノズルヘッドを備える)
7 カメラユニット(撮像手段を備える)
8 X軸ガイドレール(移動手段を構成)
9 Y軸ガイドレール(移動手段を構成)
10 除振台
11 制御部(制御手段、算出手段の一例)
12 各軸制御部(制御手段、算出手段の一例)
13 位置検出部
14 記憶部(記憶手段の一例)
15 吐出機構(インクの吐出機構)
16 前処理
17 描画
18 描画中の動作及び速度の指示
19 吐出位置の指示
20 吐出パラメータの指示
21 描画中のステージ動作
22 吐出位置検出
23 吐出トリガ
24 インク吐出
25 ノズルをアライメントマーク所定箇所へ位置合わせ
26 ノズルのステージ位置座標取得
27 アライメントマークをカメラガイドラインへ位置合わせ
28 カメラのステージ位置座標取得
29 ノズルとカメラの相対位置算出
30 描画対象物(対象物の一例)
31 インク
32 アライメントマーク
33 ガイドライン(位置合わせ手段)
34 ノズル
35 制御装置
36 ガラス基板
37 L字ライン
38 正方形パターン
Claims (9)
- インクの吐出機構を有するノズルヘッドと、
対象物を載置するテーブルを任意の位置に移動するステージと、
前記吐出機構から吐出されるインクによって形成されたアライメントマークを撮像する撮像手段と、
前記対象物に前記アライメントマークを形成する際の前記ステージの第1の位置情報と、前記アライメントマークを前記撮像手段で撮像する際の前記ステージの第2の位置情報とから、前記ノズルヘッドと前記撮像手段との相対位置を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された結果に基づいて、前記ステージを移動する制御手段と、
を備えるインクジェット装置。 - 前記ステージは、該ステージの前記任意の位置を検出する検出手段、を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット装置。
- 前記第1の位置情報と前記第2の位置情報とを記憶する記憶手段、を備え、
前記算出手段は、前記記憶手段に記憶された前記第1の位置情報と、前記第2の位置情報とから前記ノズルヘッドと前記撮像手段との相対位置を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット装置。 - 前記アライメントマークは、前記ノズルヘッドに充填された前記インクとしての、電極材料、半導体材料、発光材料、バンク材料及びレジスト材料の何れかによって形成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のインクジェット装置。
- 前記撮像手段は、前記対象物に対して垂直に撮像できるよう設置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のインクジェット装置。
- 前記撮像手段は、前記アライメントマークの形成位置に位置合わせするための位置合わせ手段を有していることを特徴とする請求項5記載のインクジェット装置。
- 前記ステージは、前記撮像手段で描画開始位置を撮像している位置から、前記算出手段により算出された相対位置に対応した座標値分を前記ノズルヘッドに向かって移動させる移動手段を有していることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のインクジェット装置。
- ノズルヘッドを備えたインクジェット装置における当該ノズルヘッドの位置決め方法であって、
ステージを用いて任意の位置に移動可能なテーブルに載置された対象物に対して、前記ノズルヘッドが有する吐出機構から吐出されるインクによって、アライメントマークを形成するマーク形成ステップと、
前記マーク形成ステップにより前記アライメントマークを形成する際の前記ステージの第1の位置情報と、前記アライメントマークを撮像手段で撮像する際の前記ステージの第2の位置情報とから、前記ノズルヘッドと前記撮像手段との相対位置を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにより算出された結果に基づいて、前記ステージを移動する移動ステップと、を含むノズルヘッドの位置決め方法。 - ノズルヘッドを備えたインクジェット装置に、ステージを用いて任意の位置に移動可能なテーブルに載置された対象物に対して、前記ノズルヘッドが有する吐出機構から吐出されるインクによって、アライメントマークを形成するマーク形成ステップと、
前記マーク形成ステップにより前記アライメントマークを形成する際の前記ステージの第1の位置情報と、前記アライメントマークを撮像手段で撮像する際の前記ステージの第2の位置情報とから、前記ノズルヘッドと前記撮像手段との相対位置を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにより得られた結果に基づいて、前記ステージを移動する移動ステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。
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| JP2018088267A JP2018122304A (ja) | 2018-05-01 | 2018-05-01 | インクジェット装置、ノズルヘッドの位置決め方法及びプログラム |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US11167548B2 (en) | 2019-07-18 | 2021-11-09 | Ricoh Company, Ltd. | Printer |
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2018
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