JP2018179180A - 風力発電装置における主軸受のシール構造、風力発電装置用軸受および風力発電装置用軸受ユニット - Google Patents
風力発電装置における主軸受のシール構造、風力発電装置用軸受および風力発電装置用軸受ユニット Download PDFInfo
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Abstract
【課題】風力発電装置における主軸受において、シール部材が摺動する摺動部での発熱を抑え、軸受寿命の低下等を抑制することができる風力発電装置における主軸受のシール構造、風力発電装置用軸受および風力発電装置用軸受ユニットを提供する。
【解決手段】この風力発電装置における主軸受のシール構造は、内外輪と、この内外輪の各軌道溝間に設けられた複数の転動体とを備えた風力発電装置における主軸受のシール構造である。内輪1と外輪間の軸受空間の軸方向端部を密封する弾性体製のシール部材5を備え、このシール部材5に冷却液を介在させる空洞13を備えた。冷却液を配管14を介して空洞13に導くポンプ15を主軸受の外部に設けた。シール部材5の空洞13に冷却液を介在させることで、シール部材5の摺動抵抗およびシール部材5の締め代が大きい場合であっても、内輪1のシール部材5が摺動する摺動部での冷却効果が見込める。
【選択図】図2
【解決手段】この風力発電装置における主軸受のシール構造は、内外輪と、この内外輪の各軌道溝間に設けられた複数の転動体とを備えた風力発電装置における主軸受のシール構造である。内輪1と外輪間の軸受空間の軸方向端部を密封する弾性体製のシール部材5を備え、このシール部材5に冷却液を介在させる空洞13を備えた。冷却液を配管14を介して空洞13に導くポンプ15を主軸受の外部に設けた。シール部材5の空洞13に冷却液を介在させることで、シール部材5の摺動抵抗およびシール部材5の締め代が大きい場合であっても、内輪1のシール部材5が摺動する摺動部での冷却効果が見込める。
【選択図】図2
Description
この発明は、風力発電装置における主軸受のシール構造、風力発電装置用軸受および風力発電装置用軸受ユニットに関し、シール部材を冷却させる機能を備えた技術に関する。
風力発電装置における主軸受に、シール構造を備えた技術が開示されている(特許文献1)。
風力発電装置における主軸受では、下記のような特徴がみられる。
・構造をコンパクト化するため、内輪の外径面にシールを摺動させる場合がある。
・大径のため、変形に追従できるようにシールの締め代を大きくする必要がある。
風力発電装置における主軸受では、下記のような特徴がみられる。
・構造をコンパクト化するため、内輪の外径面にシールを摺動させる場合がある。
・大径のため、変形に追従できるようにシールの締め代を大きくする必要がある。
風力発電装置における主軸受等の大型軸受のシール部では、シールの摺動抵抗およびシールの締め代が大きいため、摺動部での発熱が軸受の温度を上昇させ、潤滑剤の温度が過度に高くなることによる寿命の低下、膨張による隙間の変化、および寸法の経年変化等の問題が発生するおそれがある。
この発明の目的は、風力発電装置における主軸受において、シール部材が摺動する摺動部での発熱を抑え、軸受寿命の低下等を抑制することができる風力発電装置における主軸受のシール構造、風力発電装置用軸受および風力発電装置用軸受ユニットを提供することである。
この発明の風力発電装置における主軸受のシール構造は、内外輪と、この内外輪の各軌道溝間に設けられた複数の転動体とを備えた風力発電装置における主軸受のシール構造において、
前記内輪と前記外輪間の軸受空間の軸方向端部を密封する弾性体製のシール部材を備え、このシール部材は冷却液を介在させる空洞を備えたことを特徴とする。
前記内輪と前記外輪間の軸受空間の軸方向端部を密封する弾性体製のシール部材を備え、このシール部材は冷却液を介在させる空洞を備えたことを特徴とする。
この構成によると、シール部材に空洞を備え、この空洞に冷却液を介在させることで、シール部材の摺動抵抗およびシール部材の締め代が大きい場合であっても、内外輪のうちのシール部材が摺動する摺動部での冷却効果が見込める。これにより摺動部の発熱を抑えることができる。したがって、主軸受内の潤滑剤の温度が過度に高くなることを防止でき、軸受寿命の低下等を抑制することができる。
配管を介して前記冷却液を前記空洞に導くポンプを、前記主軸受の外部に設けてもよい。この場合、ポンプを駆動してシール部材の空洞の冷却液を循環させることができる。これにより摺動部での冷却効果をより確実に高めることができる。またポンプを主軸受の外部に設けるため、風力発電装置における任意の場所にポンプを設置することができる。
前記シール部材は、前記内外輪のうちいずれか一方の固定側軌道輪に固定されるシール部材本体部と、このシール部材本体部から突出し他方の回転側軌道輪に摺動させるリップ部とを備え、前記シール部材本体部内に前記空洞が設けられていてもよい。このように、シール部材本体部内に空洞を設けたため、この空洞に所望の量の冷却液を安定して介在させることができる。したがって摺動部での冷却効果を高めることができる。
前記シール部材は、前記内外輪のうちいずれか一方の固定側軌道輪に固定されるシール部材本体部と、このシール部材本体部から突出し他方の回転側軌道輪に摺動させるリップ部と、このリップ部を前記他方の回転側軌道輪に付勢するリング状ばね部材とを備え、このリング状ばね部材内に、前記空洞を形成する環状通路が設けられていてもよい。
摺動部での冷却効果を高めるためには、発熱源により近いリップ部内に空洞を設け、この空洞に冷却液を介在させることが望ましい。但し、リップ部は空洞を設ける断面積が確保し難いうえ、摺動により弾性変形する量も大きい。そこで、この構成では、リップ部を他方の回転側軌道輪に付勢するリング状ばね部材内に、前記空洞を形成する環状通路を備えた。これにより発熱源に比較的近い箇所に冷却液を介在させて摺動部での冷却効果を高めることができる。また、リング状ばね部材内に環状通路を保持することができるため、構造を簡単化できコスト低減を図れる。シール部材内に空洞を形成する場所を新たに確保する必要がないため、従来構造のシール部材を転用することができ、よってコスト低減を図れる。
摺動部での冷却効果を高めるためには、発熱源により近いリップ部内に空洞を設け、この空洞に冷却液を介在させることが望ましい。但し、リップ部は空洞を設ける断面積が確保し難いうえ、摺動により弾性変形する量も大きい。そこで、この構成では、リップ部を他方の回転側軌道輪に付勢するリング状ばね部材内に、前記空洞を形成する環状通路を備えた。これにより発熱源に比較的近い箇所に冷却液を介在させて摺動部での冷却効果を高めることができる。また、リング状ばね部材内に環状通路を保持することができるため、構造を簡単化できコスト低減を図れる。シール部材内に空洞を形成する場所を新たに確保する必要がないため、従来構造のシール部材を転用することができ、よってコスト低減を図れる。
この発明の風力発電装置用軸受は、前記いずれかに記載のシール構造を備えたことを特徴とする。この構成によれば、シール部材の空洞に冷却液を介在させることで、シール部材が摺動する摺動部の発熱を抑えることができる。
この発明の風力発電装置用軸受ユニットは、前記ポンプを駆動して冷却液を循環させるシール構造を備えた風力発電装置用軸受と、前記配管と、前記ポンプとを備えている。
この発明の風力発電装置における主軸受のシール構造は、内外輪と、この内外輪の各軌道溝間に設けられた複数の転動体とを備えた風力発電装置における主軸受のシール構造において、前記内輪と前記外輪間の軸受空間の軸方向端部を密封する弾性体製のシール部材を備え、このシール部材は冷却液を介在させる空洞を備えたため、風力発電装置における主軸受において、シール部材が摺動する摺動部での発熱を抑え、軸受寿命の低下等を抑制することができる。
この発明の実施形態を図1および図2と共に説明する。
<軸受構造について>
この実施形態は、風力発電装置における主軸を支持する主軸受(風力発電装置用軸受)に適用される。
図1に示すように、この例の主軸受として、円すいころ軸受が適用される。この主軸受は、内輪1と、外輪2と、複数の転動体3と、図示外の保持器と、カバー部材4と、シール部材5とを備える。内外輪1,2間の軸受空間には、潤滑剤であるグリースが封入されている。内外輪1,2の各軌道溝1a,2a間に複数の転動体3が設けられている。転動体3として円すいころが適用される。前記保持器は、複数の転動体3を保持する。
<軸受構造について>
この実施形態は、風力発電装置における主軸を支持する主軸受(風力発電装置用軸受)に適用される。
図1に示すように、この例の主軸受として、円すいころ軸受が適用される。この主軸受は、内輪1と、外輪2と、複数の転動体3と、図示外の保持器と、カバー部材4と、シール部材5とを備える。内外輪1,2間の軸受空間には、潤滑剤であるグリースが封入されている。内外輪1,2の各軌道溝1a,2a間に複数の転動体3が設けられている。転動体3として円すいころが適用される。前記保持器は、複数の転動体3を保持する。
回転側軌道輪である内輪1の内周面に主軸36が嵌合されている。内輪1は、外径面に設けられた二列の軌道溝1a、子鍔1bおよび大鍔1cを有する。各軌道溝1aの軸方向内方側端部に、子鍔1bがそれぞれ設けられている。各軌道溝1aの軸方向外方側端部に、大鍔1cがそれぞれ設けられている。外輪2は、内輪1の二列の軌道溝1aに対応する二列の軌道溝2aを有する。外輪2の外周面が軸受ハウジング34に嵌合固定される。転動体3である円すいころは、小端面3a、大端面3bおよび転動面を有する。
円すいころの小端面3aが内輪1の子鍔1bに臨み、大端面3bが内輪1の大鍔1cに臨むように、円すいころが内外輪1,2の各軌道溝1a,2a間に配置されている。
この主軸受は、円すいころが軸方向に複列(この例では二列)設けられ、左右の列の円すいころを小端面1b,1b同士が突き合された背面組み合わせの軸受である。なお、この円すいころ軸受は、組立上、内輪1が左右に分割されている必要があるが、図示を省略している。
この主軸受は、円すいころが軸方向に複列(この例では二列)設けられ、左右の列の円すいころを小端面1b,1b同士が突き合された背面組み合わせの軸受である。なお、この円すいころ軸受は、組立上、内輪1が左右に分割されている必要があるが、図示を省略している。
外輪2の両端面には、円環状のカバー部材4がそれぞれ固定されている。これらカバー部材4は、後述するシール部材5と共に、内外輪1,2間の軸受空間の軸方向端部を覆い、軸受空間への異物の浸入を防止すると共に、グリースの漏洩を抑制する。各カバー部材4は、カバー部材本体6と、フランジ部7とを有する。これらカバー部材本体6およびフランジ部7は一体に形成されている。カバー部材本体6は、内輪1の大鍔側の外径面1dに対し、所定間隔を隔てて凹む環状凹み8が設けられ、この環状凹み8にシール部材5が保持されている。
カバー部材本体6における、環状凹み8の一部を成す軸方向外側の内側面は、内輪1の外径面1dよりも所定長さ内径側に配置され、且つ、内輪1の端面よりも所定の軸方向隙間δ1(図2)を介して配置されている。カバー部材本体6のうち、外輪端面に臨む外径側の内側面から、フランジ部7が半径方向外方に延びる。このフランジ部7が外輪端面に固定されている。なおカバー部材本体6は、図2に示すように、例えば、シール部材5を収容するシール部材収容部6aと、このシール部材収容部6aの収容部6aaに蓋をする蓋部6bとに二分割可能な構造としてもよい。この場合、シール部材収容部6aの収容部6aaと蓋部6bとで、シール部材5を保持する前記環状凹み8が形成される。
<シール構造について>
図2に示すように、シール部材5は、前記軸受空間の軸方向端部を密封する弾性体製であり、シール部材本体部9と、リップ部10と、リング状ばね部材11とを有する。シール部材本体部9は、カバー部材本体6の環状凹み8に圧入嵌合されている。シール部材本体部9における外径側の隅部には面取り9aが形成され、これら面取り9aによりシール部材本体部9の脱着を容易にし得る。シール部材本体部9の内周面に、軸方向外側の外側面部から半径方向内方に所定距離延びる腰部12が設けられている。この腰部12からリップ部10が突出し、リップ部10の先端が内輪1の外径面1dに摺動するようになっている。このリップ部10は、内輪1の外径面1dに接触するいわゆるラジアルリップである。
図2に示すように、シール部材5は、前記軸受空間の軸方向端部を密封する弾性体製であり、シール部材本体部9と、リップ部10と、リング状ばね部材11とを有する。シール部材本体部9は、カバー部材本体6の環状凹み8に圧入嵌合されている。シール部材本体部9における外径側の隅部には面取り9aが形成され、これら面取り9aによりシール部材本体部9の脱着を容易にし得る。シール部材本体部9の内周面に、軸方向外側の外側面部から半径方向内方に所定距離延びる腰部12が設けられている。この腰部12からリップ部10が突出し、リップ部10の先端が内輪1の外径面1dに摺動するようになっている。このリップ部10は、内輪1の外径面1dに接触するいわゆるラジアルリップである。
リップ部10の内周面は、同リップ部10の基端から軸方向内方に向かうに従って半径方向内方に傾斜する傾斜面に形成され、この傾斜面の先端部が内輪1の外径面1dに接触する。リップ部10の外周面には、リング状ばね部材11を保持する環状の凹部10aが形成されている。この環状の凹部10aは、断面円弧状でリング状ばね部材11の内径側部分を収容可能に形成されている。
環状の凹部10aに収容されたリング状ばね部材11は、リップ部10を内輪1の外径面1dに所定の付勢力で付勢する機能を有する。リング状ばね部材11は、コイルばねの長手方向一端部と他端部とをリング状(円環状)に繋ぎ合わせたものである。リング状ばね部材11としていわゆるガータースプリングが適用される。
環状の凹部10aに収容されたリング状ばね部材11は、リップ部10を内輪1の外径面1dに所定の付勢力で付勢する機能を有する。リング状ばね部材11は、コイルばねの長手方向一端部と他端部とをリング状(円環状)に繋ぎ合わせたものである。リング状ばね部材11としていわゆるガータースプリングが適用される。
<シール部材5を冷却させる機能について>
シール部材5のシール部材本体部9内には、このシール部材5に冷却液を介在させる環状の空洞13が設けられている。冷却液として、水、クーラント、油等が適用可能である。図2および図5に示すように、空洞13は、断面円形状で、配管14を介してポンプ15に配管接続されている。風力発電装置用軸受ユニットは、前記主軸受と、配管14と、ポンプ15とを備える。
シール部材5のシール部材本体部9内には、このシール部材5に冷却液を介在させる環状の空洞13が設けられている。冷却液として、水、クーラント、油等が適用可能である。図2および図5に示すように、空洞13は、断面円形状で、配管14を介してポンプ15に配管接続されている。風力発電装置用軸受ユニットは、前記主軸受と、配管14と、ポンプ15とを備える。
ポンプ15は、主軸受の外部で、例えば、後述するナセル33(図5)のケーシング33a(図5)内に設置されて空洞13の冷却液を循環させる。配管14は、ポンプ15から冷却液を空洞13に供給する供給用の管路16、連通路17と、シール部材5の冷却に供された冷却液を空洞13からポンプ15に戻す排出用の連通路18、管路19を備える。カバー部材本体6において、供給用の管路16と空洞13とを連通する貫通孔から成る連通路17が形成され、この連通路17と異なる位相に排出用の管路19と空洞13とを連通する貫通孔から成る連通路18が形成されている。
<作用効果について>
以上説明した主軸受のシール構造によれば、シール部材5に空洞13を備え、この空洞13に冷却液を介在させることで、シール部材5の摺動抵抗およびシール部材5の締め代が大きい場合であっても、内輪1のシール部材5が摺動する摺動部での冷却効果が見込める。これにより摺動部の発熱を抑えることができる。したがって、主軸受内の潤滑剤の温度が過度に高くなることを防止でき、軸受寿命の低下等を抑制することができる。
配管14を介して冷却液を空洞13に導くポンプ15を設けるため、ポンプ15を駆動してシール部材5の空洞13の冷却液を循環させることができる。これにより摺動部での冷却効果をより確実に高めることができる。またポンプ15を主軸受の外部に設けたため、風力発電装置における任意の場所にポンプ15を設置することができる。
以上説明した主軸受のシール構造によれば、シール部材5に空洞13を備え、この空洞13に冷却液を介在させることで、シール部材5の摺動抵抗およびシール部材5の締め代が大きい場合であっても、内輪1のシール部材5が摺動する摺動部での冷却効果が見込める。これにより摺動部の発熱を抑えることができる。したがって、主軸受内の潤滑剤の温度が過度に高くなることを防止でき、軸受寿命の低下等を抑制することができる。
配管14を介して冷却液を空洞13に導くポンプ15を設けるため、ポンプ15を駆動してシール部材5の空洞13の冷却液を循環させることができる。これにより摺動部での冷却効果をより確実に高めることができる。またポンプ15を主軸受の外部に設けたため、風力発電装置における任意の場所にポンプ15を設置することができる。
シール部材5は、固定側軌道輪である外輪2にカバー部材4を介して固定されるシール部材本体部9と、このシール部材本体部9から突出し回転側軌道輪である内輪1に摺動させるリップ部10とを備え、シール部材本体部9内に空洞13が設けられていてもよい。このように、シール部材本体部9内に空洞13を設けたため、この空洞13に所望の量の冷却液を安定して介在させることができる。したがって摺動部での冷却効果を高めることができる。
<他の実施形態について>
以下の説明においては、各実施の形態で先行して説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
以下の説明においては、各実施の形態で先行して説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付し、重複する説明を略する。構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分は、特に記載のない限り先行して説明している形態と同様とする。同一の構成から同一の作用効果を奏する。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組合せることも可能である。
図3に示すように、リング状ばね部材11内に、空洞13を形成する環状通路13Aが可撓性のチューブによって設けられ、この環状通路13Aは、断面円形状で、前述の実施形態と同様に、配管14を介してポンプ15に配管接続されている。
摺動部での冷却効果を高めるためには、発熱源により近いリップ部内に空洞を設け、この空洞に冷却液を介在させることが望ましい。但し、リップ部は空洞を設ける断面積が確保し難いうえ、摺動により弾性変形する量も大きい。そこで、この構成では、リップ部10を回転側軌道輪である内輪1に付勢するリング状ばね部材11内に、空洞13を形成する環状通路13Aを備えた。これにより発熱源に比較的近い箇所に冷却液を介在させて摺動部での冷却効果を高めることができる。また、リング状ばね部材11内に環状通路13Aを保持することができるため、構造を簡単化できコスト低減を図れる。シール部材内に空洞を形成する場所を新たに確保する必要がないため、従来構造のシール部材を転用することができ、よってコスト低減を図れる。その他前記実施形態と同様の作用効果を奏する。
摺動部での冷却効果を高めるためには、発熱源により近いリップ部内に空洞を設け、この空洞に冷却液を介在させることが望ましい。但し、リップ部は空洞を設ける断面積が確保し難いうえ、摺動により弾性変形する量も大きい。そこで、この構成では、リップ部10を回転側軌道輪である内輪1に付勢するリング状ばね部材11内に、空洞13を形成する環状通路13Aを備えた。これにより発熱源に比較的近い箇所に冷却液を介在させて摺動部での冷却効果を高めることができる。また、リング状ばね部材11内に環状通路13Aを保持することができるため、構造を簡単化できコスト低減を図れる。シール部材内に空洞を形成する場所を新たに確保する必要がないため、従来構造のシール部材を転用することができ、よってコスト低減を図れる。その他前記実施形態と同様の作用効果を奏する。
主軸受の軸受形式としては、複列自動調心ころ軸受、四点接触玉軸受、深溝玉軸受、およびアンギュラ玉軸受等を適用可能である。
<風力発電装置への適用例>
図4、図5は、いずれかの主軸受を用いた風力発電装置の一例を示す。支持台31上に旋回座軸受32(図5)を介してナセル33のケーシング33aが水平旋回自在に設置されている。ナセル33のケーシング33a内には、軸受ハウジング34に設置された主軸受35を介して主軸36が回転自在に設置され、主軸36のケーシング33a外に突出した部分に、旋回翼となるブレード37が取付けられている。主軸36の他端は、増速機38に接続され、増速機38の出力軸が発電機39のロータ軸に結合されている。ナセル33は、旋回用モータ40により、減速機41を介して任意の角度に旋回させられる。
図4、図5は、いずれかの主軸受を用いた風力発電装置の一例を示す。支持台31上に旋回座軸受32(図5)を介してナセル33のケーシング33aが水平旋回自在に設置されている。ナセル33のケーシング33a内には、軸受ハウジング34に設置された主軸受35を介して主軸36が回転自在に設置され、主軸36のケーシング33a外に突出した部分に、旋回翼となるブレード37が取付けられている。主軸36の他端は、増速機38に接続され、増速機38の出力軸が発電機39のロータ軸に結合されている。ナセル33は、旋回用モータ40により、減速機41を介して任意の角度に旋回させられる。
いずれかの主軸受を用いた風力発電装置によれば、シール部材を冷却させる機能を持たせたため、内輪のシール部材が摺動する摺動部での冷却効果が見込める。これにより摺動部の発熱を抑えることができる。したがって、主軸受内の潤滑剤の温度が過度に高くなることを防止でき、軸受寿命の低下等を抑制することができる。
主軸受35は、図示の例では2個並べて設置してあるが、1個であっても良い。
主軸受35は、図示の例では2個並べて設置してあるが、1個であっても良い。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…内輪
1a…軌道溝
2…外輪
2a…軌道溝
3…転動体
5…シール部材
9…シール部材本体部
10…リップ部
11…リング状ばね部材
13…空洞
13A…環状通路
14…配管
15…ポンプ
1a…軌道溝
2…外輪
2a…軌道溝
3…転動体
5…シール部材
9…シール部材本体部
10…リップ部
11…リング状ばね部材
13…空洞
13A…環状通路
14…配管
15…ポンプ
Claims (6)
- 内外輪と、この内外輪の各軌道溝間に設けられた複数の転動体とを備えた風力発電装置における主軸受のシール構造において、
前記内輪と前記外輪間の軸受空間の軸方向端部を密封する弾性体製のシール部材を備え、このシール部材は冷却液を介在させる空洞を備えた風力発電装置における主軸受のシール構造。 - 請求項1に記載の風力発電装置における主軸受のシール構造において、配管を介して前記冷却液を前記空洞に導くポンプを、前記主軸受の外部に設けた風力発電装置における主軸受のシール構造。
- 請求項1または請求項2に記載の風力発電装置における主軸受のシール構造において、前記シール部材は、前記内外輪のうちいずれか一方の固定側軌道輪に固定されるシール部材本体部と、このシール部材本体部から突出し他方の回転側軌道輪に摺動させるリップ部とを備え、前記シール部材本体部内に前記空洞が設けられている風力発電装置における主軸受のシール構造。
- 請求項1または請求項2に記載の風力発電装置における主軸受のシール構造において、前記シール部材は、前記内外輪のうちいずれか一方の固定側軌道輪に固定されるシール部材本体部と、このシール部材本体部から突出し他方の回転側軌道輪に摺動させるリップ部と、このリップ部を前記他方の回転側軌道輪に付勢するリング状ばね部材とを備え、このリング状ばね部材内に、前記空洞を形成する環状通路が設けられている風力発電装置における主軸受のシール構造。
- 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のシール構造を備えた風力発電装置用軸受。
- 請求項2に記載のシール構造を備えた風力発電装置用軸受と、前記配管と、前記ポンプとを備えた風力発電装置用軸受ユニット。
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| JP2018179180A true JP2018179180A (ja) | 2018-11-15 |
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ID=64281577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017081053A Pending JP2018179180A (ja) | 2017-04-17 | 2017-04-17 | 風力発電装置における主軸受のシール構造、風力発電装置用軸受および風力発電装置用軸受ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018179180A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11167213B2 (en) | 2016-10-11 | 2021-11-09 | Valve Corporation | Electronic controller with hand retainer and finger motion sensing |
-
2017
- 2017-04-17 JP JP2017081053A patent/JP2018179180A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11167213B2 (en) | 2016-10-11 | 2021-11-09 | Valve Corporation | Electronic controller with hand retainer and finger motion sensing |
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