[go: up one dir, main page]

JP2012112488A - 旋回軸受のシール構造および旋回軸受 - Google Patents

旋回軸受のシール構造および旋回軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2012112488A
JP2012112488A JP2010263525A JP2010263525A JP2012112488A JP 2012112488 A JP2012112488 A JP 2012112488A JP 2010263525 A JP2010263525 A JP 2010263525A JP 2010263525 A JP2010263525 A JP 2010263525A JP 2012112488 A JP2012112488 A JP 2012112488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
lip
slewing bearing
bearing
outer rings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010263525A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Hori
径生 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2010263525A priority Critical patent/JP2012112488A/ja
Publication of JP2012112488A publication Critical patent/JP2012112488A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2300/00Application independent of particular apparatuses
    • F16C2300/10Application independent of particular apparatuses related to size
    • F16C2300/14Large applications, e.g. bearings having an inner diameter exceeding 500 mm
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/31Wind motors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】 内外輪がアキシアル方向、ラジアル方向に相対変位してもシールの密封性が保たれ、グリース漏れ防止を図ることができ、また部品点数の低減を図ることができる旋回軸受のシール構造および旋回軸受を提供する。
【解決手段】 旋回軸受のシール構造において、内外輪1,2に、半径方向に突出し両面がシール部材5のシール接触面となる環状突部6を設ける。シール部材5は、内外輪1,2のいずれか他方に固定される基部8と、基部8から二股に分岐して延び環状突部6の両シール接触面にそれぞれ接する2枚のリップ部10,11とを有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば、風力発電装置のヨー、ブレード用の旋回座や、デッキクレーン、建設機械、物揚機械等、屋外または屋内に近接して使用される諸機械の旋回部に使用される旋回軸受のシール構造および旋回軸受に関する。
風力発電装置のヨー、ブレード用の旋回座等に使用される旋回軸受は、一般的にグリースにて潤滑される。この旋回軸受には、外部からの異物混入、または軸受内部からのグリース漏れを防ぐためにゴムシールが装着されている。このゴムの材質はニトリル、クロロプレン、アクリル等が使用されている。
特開平7−310645号公報 独国実用新案第20203372明細書
特に、風力発電装置のヨー、ブレード用の旋回軸受に使用されるゴムシールは、周辺環境保護の観点からグリース漏れ防止が重要な機能となる。旋回軸受は一般に低速運転のため、発熱の問題は少ないが、図6に示すように、給脂管50からグリースを追加給脂する等の場合には、軸受内部の圧力が上昇する。前記給脂管50は、同図に示すように、外輪外径面もしくは内輪内径面から軸受内部に向かって半径方向に貫通する管である。前記のように軸受内部の圧力が上昇するため、ゴムシール部51には内部圧力が作用する。
ゴムシール部51に発生する内部圧力が大きい場合、シールリップ52が反転またはシール固定部より脱落するおそれがある。シールリップ52の向きは、先端に向かうに従って軸受空間の軸方向内側に傾斜して延びる内向きリップ52a、先端に向かうに従って軸受空間の軸方向外側に傾斜して延びる外向きリップ52bの2パターンがある。
前記内部圧力に耐えるには、内向きリップ52aが必要となるが、この内向きリップ52aに想定以上の圧力が掛かると、リップが反転するといった不具合が生じる。その不具合を防止するための手段としては、リップの厚みを厚くし、リップ剛性を高めることが考えられる。しかし、リップの厚みを厚くすると、シールトルクが高くなり、駆動装置の仕様にも影響を及ぼすおそれがある、つまり旋回トルクの容量アップが必要となるおそれがあるため、得策とは言えない。
図6に示すように、シール固定部を軸受軸方向に嵌合して固定する形式を採用した場合、シールが軌道輪から脱落する方向に内部圧力が作用する。このため、シール固定部を接着により固定したり、図7に示すように、シール抑え用の蓋53を準備する必要があるが、いずれもシール挿入時の工数アップ、部品点数増となるため、好ましくない。
また、旋回軸受は、アキシアル荷重とラジアル荷重に加え、モーメント荷重を受けることが可能であるが、これらの荷重を負荷することにより軸方向および径方向に変位する。また、旋回軸受は、軸やハウジングに嵌め合いをしないため、荷重の影響により内輪および外輪は撓む。これらの変位、変形により内外輪が相対変位することにより、シールリップの締代は変化する。図6、図7に示すように、ラジアル方向にそれぞれ接触する2枚のリップを備えた場合、シールリップの締代が減少するラジアル方向に内外輪が相対変位した場合、双方のリップ共に締代が減少する。
図8に示すように、アキシアル方向とラジアル方向にそれぞれ接触するリップ54,55を備えた場合、仮にラジアル方向に締代が減少する側に内外輪が相対変位すると、ラジアル方向のリップ55の締代が減少するのに伴い、アキシアル方向のリップ54の締代も減少する。これと同様に、アキシアル方向の内外輪変位が発生した場合も、アキシアル方向のリップ54の締代が減少するのに伴い、ラジアル方向のリップ55の締代も減少する。そのため、初期締代が少なかったり、ゴム材の経年変形により締代が低下した場合には、締代が失われグリース漏れに繋がるなどの不具合に繋がる可能性もある。
この発明の目的は、内外輪がアキシアル方向、ラジアル方向に相対変位してもシールの密封性が保たれ、グリース漏れ防止を図ることができ、また部品点数の低減を図ることができる旋回軸受のシール構造および旋回軸受を提供することである。
この発明の旋回軸受のシール構造は、内輪および外輪にそれぞれ軌道溝が形成され、これら内外輪の軌道溝間に複数の転動体が設けられ、内外輪における軸受空間の軸方向の両端をそれぞれ封止する一対の弾性体製のシール部材を備えた旋回軸受のシール構造において、前記内外輪のいずれか一方に、半径方向に突出し両面が前記シール部材のシール接触面となる環状突部を設け、前記シール部材は、内外輪のいずれか他方に固定される基部と、前記基部から二股に分岐して延び前記環状突部の両シール接触面にそれぞれ接する2枚のリップ部とを有することを特徴とする。
この構成によると、内外輪のいずれか一方に、半径方向に突出する環状突部を設けたうえで、シール部材は、前記環状突部の両シール接触面にそれぞれ接する2枚のリップ部を有するため、これら2枚のリップ部は、作用・反作用の法則で追従し合う。2枚のいずれか一方のリップ部の接触圧が低くなっても、その分だけ他方のリップ部の接触圧が高くなり、密封性が維持される。従来仕様のものでは、前述の通り、軸受の変位、変形によるシールリップの締代の変化に追従できないが、この発明のシール構造では、内外輪がアキシアル方向に相対変位しても、2枚のリップ部が追従して両シール接触面に接触することで、2枚のリップ部での合計トルクが一定に略保たれる。
したがって、シールリップの緊迫力の変化が少なく密封性が保たれる。内外輪がラジアル方向に相対変位する場合、リップ部の先端でシール部材が滑るのみであるため、締代に影響を及ぼさず、密封性が保たれる。したがって、他の部品を追加することなく、内外輪がアキシアル、ラジアル方向いずれの方向に相対変位してもシールの密封性が保たれ、グリース漏れ防止を図ることができる。
シール部材に内部圧力が作用しても、軸受空間に臨む1枚のリップ部と、基部とで前記シール部材が支持されるため、リップ部の反転を抑えると共に、シール部材が他方の軌道輪から脱落することを防止し得る。
2枚のリップ部ともアキシアル方向に接触するいわゆるアキシアル接触のため、ラジアル接触するリップ部のシール部材よりも、低トルク化を図ることができる。なお、一般的にラジアル接触よりもアキシアル接触の方が、シールトルクの増加を低減できる。
前記内外輪のいずれか他方の軌道輪の周面に、前記シール部材の基部を圧入嵌合する嵌合凹部を設けても良い。この場合、接着剤等を用いることなく、シール部材の基部を、前記軌道輪の嵌合凹部に挿入するだけで、シール部材を容易に固定することができる。したがって、組立工数の低減を図れる。シール抑え用の蓋等の他の部品も不要となるため、部品点数の低減を図り、製造コストの低減を図れる。
前記2枚のリップ部のうち、軸受空間に臨むリップ部は、前記基部から軸受空間の軸方向内側に傾斜して延びるリップ部基端と、このリップ部基端の先端部に繋がり、先端に向かうに従って軸受空間の軸方向外側に傾斜して延び、且つ、環状突部のシール接触面に接するリップ部先端とを有するものであっても良い。このようにリップ部先端が、先端に向かうに従って軸受空間の軸方向外側に傾斜して延び、環状突部のシール接触面に接するため、軸受空間に臨むリップ部の剛性を高めて、このリップ部に内部圧力が作用しても、リップ部の反転を抑えることができる。
前記シール部材はニトリルまたはクロロプレンから成るものであっても良い。
前記内外輪のいずれか一方の軌道輪の周面に、環状突部を形成する環状凹み部を設けても良い。
前記軌道輪に環状凹み部を設ける場合に、前記2枚のリップ部のうちいずれか一方または両方に、リップ部から分岐して延びるサブリップ部を設け、このサブリップ部は、環状突部のいずれかのシール接触面、または、前記環状凹み部における、シール接触面に対向する側面に接するものとしても良い。サブリップ部を設けることで、リップ部全体の剛性をさらに高め、シールリップの緊迫力の変化をさらに少なくでき密封性の向上を図れる。
この発明の旋回軸受は、前記いずれかのシール構造を適用したものである。
風車のブレードを主軸に対して、主軸軸心に略垂直な軸心回りに旋回自在に支持するものであっても良い。
風車のナセルを支持台に対して旋回自在に支持するものであっても良い。
この発明の旋回軸受のシール構造は、内輪および外輪にそれぞれ軌道溝が形成され、これら内外輪の軌道溝間に複数の転動体が設けられ、内外輪における軸受空間の軸方向の両端をそれぞれ封止する一対の弾性体製のシール部材を備えた旋回軸受のシール構造において、前記内外輪のいずれか一方に、半径方向に突出し両面が前記シール部材のシール接触面となる環状突部を設け、前記シール部材は、内外輪のいずれか他方に固定される基部と、前記基部から二股に分岐して延び前記環状突部の両シール接触面にそれぞれ接する2枚のリップ部とを有するため、内外輪がアキシアル方向、ラジアル方向に相対変位してもシールの密封性が保たれ、グリース漏れ防止を図ることができ、また部品点数の低減を図ることができる。
この発明の第1の実施形態に係る旋回軸受の断面図である。 (A)は同旋回軸受のシール構造等を部分的に示す断面図、(B)は同シール構造の要部の拡大断面図である。 (A)は、この発明の他の実施形態に係る旋回軸受のシール構造等を部分的に示す断面図、(B)は同シール構造の要部の拡大断面図である。 風力発電装置の一例の一部を切り欠いて表した斜視図である。 同風力発電装置の破断側面図である。 従来例の旋回軸受およびその要部の断面図である。 他の従来例の旋回軸受およびその要部の断面図である。 さらに他の従来例の旋回軸受およびその要部の断面図である。
この発明の第1の実施形態を図1および図2と共に説明する。この旋回軸受は、例えば、風力発電用風車のブレードを主軸に対して、主軸軸心に略垂直な軸心回りに旋回自在に支持する軸受、または風車のナセルを支持台に対して旋回自在に支持する軸受として使用される。
図1に示すように、旋回軸受は、内輪1と、外輪2と、これら内外輪1,2の軌道溝1a,2a間に転動自在に介在する複数のボール3と、周方向に隣接するボール3,3間に介在する図示外の間座とを備える。内外輪1,2の軌道溝1a,2aは、いずれも2つの曲面で構成されている。各軌道溝1a,2aを構成する2つの曲面は、それぞれ転動体としてのボール3よりも曲率半径が大きく、曲率中心が互いに異なるゴシックアーチ状の断面円弧状である。各ボール3は、内輪軌道溝1aおよび外輪軌道溝2aの前記各曲面に接点で接して4点接触する。この旋回軸受は4点接触玉軸受として構成されている。前記間座は例えば樹脂材料からなり、この間座は両側のボール接触面が、中心部に至るに従って深く凹む球面を成す凹面形状とされている。
外輪2には、複数の貫通孔2bが円周方向一定間隔おきに設けられる。これら貫通孔2bは、例えば、外輪2を後述の支持台等に連結固定するために用いられる。内輪1にも複数の貫通孔1bが円周方向一定間隔おきに設けられ、これら貫通孔1bは、例えば内輪1を後述のナセルのケーシング等に連結固定するために用いられる。各貫通孔1b,2bは、軸受軸方向に平行に形成されている。
シール構造について説明する。
図1に示すように、内外輪1,2には、それぞれ半径方向に突出し両面がシール部材5のシール接触面となる環状突部6,6を設けている。外輪2の内周面には、外輪2の環状突部6を形成する環状凹み部7を設け、内輪1の外周面には、内輪1の環状突部6を形成する環状凹み部7を設けている。内外輪1,2の軸受空間4にはグリースが充填され、この軸受空間4の軸方向の両端がシール部材5,5により密封されている。先ず、軸方向一端(図1の上部)のシール部材5について説明する。
図2(A)に示すように、内輪1の外周面のうち、外輪2の上端部よりも軸方向に突出する外周部に、シール部材5の基部8を固定する嵌合凹部9が形成されている。嵌合凹部9は環状の溝から成り、この嵌合凹部9にシール部材5の基部8を圧入嵌合させて固定している。嵌合凹部9の溝深さA1は、基部8の径方向寸法に応じて、所定距離形成される。
シール部材5は、ニトリルまたはクロロプレン等の弾性体から成り、前記基部8と、2枚のリップ部10,11とを有する。基部8は、径方向に延び前述の嵌合凹部9に圧入嵌合可能に設けられ、この基部8の外径側に2枚のリップ部10,11が一体に設けられる。図2(B)に示すように、基部8の外周面には、基部表面側に所定距離突出する複数の環状凸部8a,8aを設けている。これら環状凸部8a,8aは、基部8の軸方向に間隔を空けて形成され、且つ、この基部8を嵌合凹部9に圧入することで弾性変形する圧入代をもって形成されている。
2枚のリップ部10,11は、基部8から軸方向内外に二股に分岐して延びるものであり、環状突部6の両シール接触面6a,6bにそれぞれ接する。これら2枚のリップ部10,11のうち、軸受空間4に臨む軸方向内側のリップ部10を主たる主リップ部10とし、軸受外に露出する軸方向外側のリップ部11を副リップ部11としている。
軸受空間4に臨む主リップ部10は、リップ部基端10aとリップ部先端10bとを有する。リップ部基端10aは、基部8から軸受空間4の軸方向内側に傾斜して延びる。リップ部先端10bは、前記リップ部基端10aの先端部に繋がり、先端に向かうに従って軸受空間4の軸方向外側に傾斜して延び、且つ、環状突部6のシール接触面6aに接する。換言すれば、リップ部先端10bは、軸受内部4から軸受外部に向かって延び、環状突部6の軸方向内側のシール接触面6aにアキシアル接触する。リップ部基端10aとリップ部先端10bとを繋ぐ部分は、軸方向内側に断面L字形状に屈曲するように形成される。
副リップ部11は、基部8から先端に向かうに従って外輪端面側に近づき、環状突部6の軸方向外側のシール接触面6bにアキシアル接触する。この副リップ部11について、軸受軸方向を含む平面で切断して見た断面が、先端に向かう程薄肉となる先細り形状に形成されている。また副リップ部11の基端11aは、内輪1の内周面に当接されて密着するように設けられている。副リップ部11の外周面は、内輪1の上端面よりも軸方向内側に配設される。
主リップ部10と副リップ部11が環状突部6の両シール接触面6a,6bにそれぞれ接する、つまり、2枚のリップ部10,11で環状突部6の両シール接触面6a,6bをアキシアル方向に両側から挟み込むようになっている。
図1に示すように、外輪2の内周面のうち、内輪1の下端部よりも軸方向に突出する内周部に、シール部材5を固定する嵌合凹部9が形成されている。この嵌合凹部9に、シール部材5の基部8を圧入嵌合させて固定している。その他このシール部材5の詳細構造については、内輪1に設けた図2(A)のシール部材5と同一構造であるので、同シール部材5に付した符号と同一の符号を付してその説明を省略する。
以上説明した旋回軸受のシール構造によると、内外輪1,2に半径方向に突出する環状突部6,6を設けたうえで、各シール部材5は、環状突部6の両シール接触面6a,6bにそれぞれ接する2枚のリップ部10,11を有するため、これら2枚のリップ部10,11は、作用・反作用の法則で追従し合う。2枚のいずれか一方のリップ部10,(11)の接触圧が低くなっても、その分だけ他方のリップ部11,(10)の接触圧が高くなり、密封性が維持される。従来仕様のものでは、前述の通り、軸受の変位、変形によるシールリップの締代の変化に追従できないが、この実施形態に係るシール構造では、内外輪1,2が図2矢符A2で表記するアキシアル方向に相対変位しても、2枚のリップ部10,11が追従して両シール接触面6a,6bに接触することで、2枚のリップ部10,11での合計トルクが一定に略保たれる。
したがって、シールリップの緊迫力の変化が少なく密封性が保たれる。内外輪1,2が図1矢符A3で表記するラジアル方向に相対変位する場合、リップ部10,11の先端でシール部材5が滑るのみであるため、締代に影響を及ぼさず、密封性が保たれる。したがって、他の部品を追加することなく、内外輪1,2がアキシアル、ラジアル方向いずれの方向に相対変位しても、シールの密封性が保たれ、グリース漏れ防止を図ることができる。
シール部材5に軸受の内部圧力が作用しても、軸受空間4に臨む1枚のリップ部10と、基部8とでシール部材5が支持されるため、リップ部10の反転を抑えると共に、シール部材5が軸受から脱落することを防止し得る。
2枚のリップ部10,11ともアキシアル方向に接触するいわゆるアキシアル接触のため、ラジアル接触するリップ部のシール部材よりも、シールトルクの増加を低減できる。このようにシールトルクの低トルク化を図ることができる。
内外輪1,2の周面に、シール部材5の基部8を圧入嵌合する嵌合凹部9を設けたため、接着剤等を用いることなく、シール部材5の基部8を内外輪1,2の各嵌合凹部9に挿入するだけで、シール部材5を容易に固定することができる。したがって、組立工数の低減を図れる。シール抑え用の蓋等の他の部品も不要となるため、部品点数の低減を図り、製造コストの低減を図れる。
2枚のリップ部10,11のうち、軸受空間4に臨むリップ部10のうちリップ部先端10bが、先端に向かうに従って軸受空間4の軸方向外側に傾斜して延び、環状突部6のシール接触面6aに接する。さらにリップ部基端10aとリップ部先端10bとを繋ぐ部分は、軸方向内側に断面L字形状に屈曲するように形成されるため、軸受空間4に臨むリップ部10の剛性を高めて、このリップ部10に内部圧力が作用しても、リップ部10の反転を抑えることができる。
シール構造の他の例として、図3(A),(B)に示すように、主リップ部10、副リップ部11に、それぞれ各リップ部10,11から分岐して延びるサブリップ部12,12を設けても良い。主リップ部10に付設されるサブリップ部12は、リップ部先端10bの長手方向中間付近から先端に向かうに従って軸方向内側に傾斜して延び、環状凹み部7における、シール接触面6aに対向する側面7aに接する。また前記サブリップ部12を軸受軸方向を含む平面で切断して見た断面が、先端に向かうに従って薄肉となる先細り形状に形成されている。
副リップ部11に付設されるサブリップ部12は、先端に向かうに従って軸方向内側に傾斜して延び、環状突部6の軸方向外側のシール接触面6bにアキシアル接触する。前記サブリップ部12を軸受軸方向を含む平面で切断して見た断面が、先端に向かうに従って薄肉となる先細り形状に形成されている。
図3のシール構造によると、サブリップ部12,12を設けることで、リップ部全体の剛性をさらに高め、シールリップの緊迫力の変化をさらに少なくでき密封性の向上を図れる。
図4および図5は風力発電用の風車の一例を示す。この風車21は、支持台22上にナセル23を水平旋回自在に設け、このナセル23のケーシング24内に主軸25を回転自在に支持し、この主軸25のケーシング24外に突出した一端に、旋回翼であるブレード26を取付けてなる。主軸25の他端は増速機27に接続され、増速機27の出力軸28が発電機29のロータ軸に結合されている。
ナセル23は、旋回軸受BR1により旋回自在に支持される。いずれかの実施形態の旋回軸受において、例えば、外輪2の外周面にギヤ等が設けられたものが、前記ナセル23用の旋回軸受BR1に用いられる。図4に示すように、ケーシング24に複数の駆動源30が設置され、各駆動源30に図示しない減速機を介してピニオンギヤが固着される。外輪2(図1)の前記ギヤが前記ピニオンギヤに噛合するように配置される。例えば、外輪2が複数の貫通孔2bにより支持台22に連結固定され、内輪1がケーシング24に固定される。複数の駆動源30を同期して駆動させ、この旋回駆動力を外輪2へ伝達する。よって、支持台22に対してナセル23が相対的に旋回可能となる。
ブレード26は、旋回軸受BR2により旋回自在に支持される。この旋回軸受BR2は、いずれかの実施形態の旋回軸受において、例えば、内輪1の内周面にギヤを設けたものが適用される。主軸25の突出した先端部25aには、ブレード26を旋回駆動する駆動源が設けられる。前記先端部25aにこの旋回軸受の外輪2が連結固定され、内輪1の内周面に付設のギヤが、前記駆動源のピニオンギヤに噛合されている。この駆動源を駆動させ、この旋回駆動力を内輪を伝達することで、ブレード26が旋回可能となる。したがって、旋回軸受BR2は、風車のブレード26を主軸25に対して、主軸軸心L1に略垂直な軸心L2回りに旋回自在に支持し得る。このように、ブレード26の角度およびナセル23の向きを風の状態に合わせて随時変え得る。
前記いずれかのシール構造を有する旋回軸受を、風力発電用の風車に用いた場合、内外輪がアキシアル方向、ラジアル方向に相対変位してもシールの密封性が保たれ、グリース漏れ防止を図ることができるため、周辺環境を保護することができるうえ、軸受寿命を延ばすことができる。
これらの旋回軸受を、風力発電用以外の油圧ショベル、クレーン等の建設機械、工作機械の回転テーブル、砲座、パラボラアンテナ、物揚機械等、屋外または屋内に近接して使用される諸機械の旋回部等にも適用できる。
旋回軸受は、内外輪が複列の軌道溝を有するものであってもよい。
1…内輪
2…外輪
1a,2a…軌道溝
3…ボール
4…軸受空間
5…シール部材
6…環状突部
6a,6b…シール接触面
7…環状凹み部
8…基部
9…環状凹部
10,11…リップ部
10a…リップ部基端
10b…リップ部先端
12…サブリップ部
23…ナセル
26…ブレード
BR1,BR2…旋回軸受

Claims (9)

  1. 内輪および外輪にそれぞれ軌道溝が形成され、これら内外輪の軌道溝間に複数の転動体が設けられ、内外輪における軸受空間の軸方向の両端をそれぞれ封止する一対の弾性体製のシール部材を備えた旋回軸受のシール構造において、
    前記内外輪のいずれか一方に、半径方向に突出し両面が前記シール部材のシール接触面となる環状突部を設け、
    前記シール部材は、
    内外輪のいずれか他方に固定される基部と、
    前記基部から二股に分岐して延び前記環状突部の両シール接触面にそれぞれ接する2枚のリップ部とを有することを特徴とする旋回軸受のシール構造。
  2. 請求項1において、前記内外輪のいずれか他方の軌道輪の周面に、前記シール部材の基部を圧入嵌合する嵌合凹部を設けた旋回軸受のシール構造。
  3. 請求項1または請求項2において、前記2枚のリップ部のうち、軸受空間に臨むリップ部は、
    前記基部から軸受空間の軸方向内側に傾斜して延びるリップ部基端と、
    このリップ部基端の先端部に繋がり、先端に向かうに従って軸受空間の軸方向外側に傾斜して延び、且つ、環状突部のシール接触面に接するリップ部先端と、
    を有する旋回軸受のシール構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記シール部材はニトリルまたはクロロプレンから成る旋回軸受のシール構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記内外輪のいずれか一方の軌道輪の周面に、環状突部を形成する環状凹み部を設けた旋回軸受のシール構造。
  6. 請求項5において、前記2枚のリップ部のうちいずれか一方または両方に、リップ部から分岐して延びるサブリップ部を設け、このサブリップ部は、環状突部のいずれかのシール接触面、または、前記環状凹み部における、シール接触面に対向する側面に接するものとした旋回軸受のシール構造。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項のシール構造を適用した旋回軸受。
  8. 請求項7において、風車のブレードを主軸に対して、主軸軸心に略垂直な軸心回りに旋回自在に支持する旋回軸受。
  9. 請求項7において、風車のナセルを支持台に対して旋回自在に支持する旋回軸受。
JP2010263525A 2010-11-26 2010-11-26 旋回軸受のシール構造および旋回軸受 Pending JP2012112488A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010263525A JP2012112488A (ja) 2010-11-26 2010-11-26 旋回軸受のシール構造および旋回軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010263525A JP2012112488A (ja) 2010-11-26 2010-11-26 旋回軸受のシール構造および旋回軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012112488A true JP2012112488A (ja) 2012-06-14

Family

ID=46496923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010263525A Pending JP2012112488A (ja) 2010-11-26 2010-11-26 旋回軸受のシール構造および旋回軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012112488A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101321737B1 (ko) * 2012-09-25 2013-10-28 주식회사 신라정밀 슬루잉 베어링 및 이에 채용되는 시일
JP2014009752A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Nok Corp オイルシール
WO2014109351A1 (ja) * 2013-01-10 2014-07-17 Ntn株式会社 軸受シールおよびシール付き転がり軸受
CN113638964A (zh) * 2021-08-13 2021-11-12 三一重能股份有限公司 一种轴承及风力发电机组
EP4030073A1 (en) * 2021-01-19 2022-07-20 Siemens Gamesa Renewable Energy A/S Bearing unit for a rotor unit of a wind turbine and wind turbine
CN118640228A (zh) * 2024-07-03 2024-09-13 瓦房店轴承集团国家轴承工程技术研究中心有限公司 风电偏变轴承密封结构
JP2024165322A (ja) * 2023-05-17 2024-11-28 日本モノレース工業株式会社 ベアリング装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257347Y2 (ja) * 1971-02-08 1977-12-26
WO2010043248A1 (en) * 2008-10-14 2010-04-22 Aktiebolaget Skf Seal for rolling bearing, in particular for rolling bearing used in a wind turbine
WO2010043249A1 (en) * 2008-10-14 2010-04-22 Aktiebolaget Skf Seal for rolling bearing, in particular for rolling bearing used in a wind turbine

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257347Y2 (ja) * 1971-02-08 1977-12-26
WO2010043248A1 (en) * 2008-10-14 2010-04-22 Aktiebolaget Skf Seal for rolling bearing, in particular for rolling bearing used in a wind turbine
WO2010043249A1 (en) * 2008-10-14 2010-04-22 Aktiebolaget Skf Seal for rolling bearing, in particular for rolling bearing used in a wind turbine

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014009752A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Nok Corp オイルシール
KR101321737B1 (ko) * 2012-09-25 2013-10-28 주식회사 신라정밀 슬루잉 베어링 및 이에 채용되는 시일
WO2014109351A1 (ja) * 2013-01-10 2014-07-17 Ntn株式会社 軸受シールおよびシール付き転がり軸受
CN104813049A (zh) * 2013-01-10 2015-07-29 Ntn株式会社 轴承密封件以及带密封件滚动轴承
US9765822B2 (en) 2013-01-10 2017-09-19 Ntn Corporation Bearing seal and rolling bearing with seal
CN104813049B (zh) * 2013-01-10 2018-01-26 Ntn株式会社 轴承密封件以及带密封件滚动轴承
EP4030073A1 (en) * 2021-01-19 2022-07-20 Siemens Gamesa Renewable Energy A/S Bearing unit for a rotor unit of a wind turbine and wind turbine
US11732752B2 (en) 2021-01-19 2023-08-22 Siemens Gamesa Renewable Energy A/S Bearing unit for a rotor unit of a wind turbine and wind turbine
CN113638964A (zh) * 2021-08-13 2021-11-12 三一重能股份有限公司 一种轴承及风力发电机组
JP2024165322A (ja) * 2023-05-17 2024-11-28 日本モノレース工業株式会社 ベアリング装置
JP7713200B2 (ja) 2023-05-17 2025-07-25 日本モノレース工業株式会社 ベアリング装置
CN118640228A (zh) * 2024-07-03 2024-09-13 瓦房店轴承集团国家轴承工程技术研究中心有限公司 风电偏变轴承密封结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5606972B2 (ja) 旋回軸受のシール構造および旋回軸受
JP2012112488A (ja) 旋回軸受のシール構造および旋回軸受
JP4937114B2 (ja) 風力タービン用変速機の軸のための位置決め軸受アセンブリ
CN102227558B (zh) 风力发电装置
WO2017065238A1 (ja) 旋回軸受のシール構造
JP2016223460A (ja) 旋回軸受のシール構造および旋回軸受
WO2011013551A1 (ja) 旋回軸受のシール構造および旋回部支持装置
WO2010007677A1 (ja) 軸受構造及び風力発電装置
KR20140020899A (ko) 특히 풍력 터빈에 사용되는 각-접촉식 롤러 베어링
ES2965725T3 (es) Cojinete de deslizamiento esférico para un tren de potencia de turbina eólica
JP2009097525A (ja) 保持器付き転がり軸受
WO2012128103A1 (ja) 旋回軸受のシール構造および旋回軸受
JP2016211601A (ja) 旋回軸受のシール構造および旋回軸受
JP5235392B2 (ja) 複列アンギュラ玉軸受
CN102135135B (zh) 组合轴承
JP2009052681A (ja) 軸受構造
WO2018194025A1 (ja) 旋回軸受およびその加工方法
JP2019060465A (ja) 旋回軸受のシール構造および旋回軸受
JP5901977B2 (ja) 旋回軸受
JP2017008990A (ja) 旋回軸受のシール構造および旋回軸受
JP2012036973A (ja) サポートベアリングのシール装置
JP2011220368A (ja) 旋回軸受のシール構造
JP5708403B2 (ja) 軸受用密封装置
KR20200080070A (ko) 드래그 토크를 저감할 수 있는 차량용 휠베어링
JP2018159426A (ja) 旋回軸受のシール構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140902