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JP2018168453A - 薄膜形成装置 - Google Patents

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JP2018168453A
JP2018168453A JP2017068752A JP2017068752A JP2018168453A JP 2018168453 A JP2018168453 A JP 2018168453A JP 2017068752 A JP2017068752 A JP 2017068752A JP 2017068752 A JP2017068752 A JP 2017068752A JP 2018168453 A JP2018168453 A JP 2018168453A
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film forming
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JP2017068752A
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正晃 河杉
Masaaki Kawasugi
正晃 河杉
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Toray Engineering Co Ltd
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Toray Engineering Co Ltd
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Abstract

【課題】メンテナンスによる稼働率の低下を極小化して薄膜の形成を行うことが可能な薄膜形成装置を提供する。【解決手段】薄膜を形成させる基材2を保持する基材保持部5と、同種の薄膜を基材2に形成させる少なくとも2つの成膜チャンバ7と、を備え、成膜チャンバ7は、プラズマを発生させる電極72と、電極72に付着した薄膜を除去するためのクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給部74と、基材保持部5に保持された基材2までプラズマおよびクリーニングガスが届くことが可能な状態と不可能な状態とを切り替えるシャッター部76と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、帯状の基材上に薄膜を形成するための薄膜形成装置であり、基材を搬送させながら成膜チャンバを通過させることにより、基材上に薄膜を純度よく形成するための薄膜形成装置に関するものである。
近年では、プラスチックフィルムの表面に例えば酸化防止、水分浸入防止等を目的としたバリア膜を形成したバリアフィルムが使用されている。
このようなバリアフィルムは、下記特許文献1に示す薄膜形成装置によって形成されている。例えば図6に示すように、薄膜形成装置100は、メインロールチャンバ101と、このメインロールチャンバ101内に収容されるメインロール102と、帯状の基材103を繰り出す巻出しロール104と基材103を巻き取る巻取りロール105とを備えており、巻出しロール104から送出された基材103をメインロール102の外周面102aに沿うように当接させ、そして巻取りロール105によって巻き取ることにより、所定の張力をかけながら基材103を搬送するようになっている。そして、メインロール102の外径側に間仕切り部106を設けることにより、成膜チャンバ107がメインロール102の周方向に形成される。この成膜チャンバ107の内部には電極108が設けられており、プラズマ形成ガス供給部109から成膜チャンバ107の内部にプラズマ形成ガスを供給し、電極108に高周波電圧を印加することにより、プラズマ形成ガスはプラズマ状態となる。このようにプラズマ形成ガスがプラズマ状態となった環境下において原料ガス供給部110から成膜チャンバ107の内部に薄膜の原料ガスを供給することにより、プラズマCVD法によって基材103に蒸着膜が形成される。すなわち、原料ガスがプラズマにより分解されて基材103に堆積する。このような薄膜形成装置100において、巻出しロール104から供給された基材103をメインロール102の外周面102aに沿わせた状態で成膜チャンバ107を連続して通過させることにより、基材103の長手方向にわたって所定の蒸着膜が形成される。
特開2001−303249号公報
しかし、上記の薄膜形成装置100では、装置のメンテナンスのために定期的に装置の稼働を停止させる必要があった。具体的には、基材103への成膜作業を実施すると次第に電極108にも原料ガス由来の薄膜が付着する。この膜を放置するとプラズマの発生に支障をきたし、薄膜形成装置100の成膜能力が低下するおそれがあった。また、電極に付着した薄膜が剥離するとパーティクルとなって基材103に付着するおそれがあった。これを防ぐためには、たとえばプラズマ形成ガス供給部109からプラズマガスを供給する代わりにクリーニングガス供給部111からクリーニングガスを供給し、クリーニングガスによるプラズマを発生させることにより電極108の表面の薄膜をエッチングする(クリーニングする)必要があり、このクリーニング工程を定期的に実施する必要があるが、このクリーニング工程中は基材103への成膜は行えないため、薄膜形成装置100の稼働率がなかなか上がらないという問題があった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、メンテナンスによる稼働率の低下を極小化して薄膜の形成を行うことができる薄膜形成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の薄膜形成装置は、薄膜を形成させる基材を保持する基材保持部と、同種の薄膜を基材に形成させる少なくとも2つの成膜チャンバと、を備え、前記成膜チャンバは、プラズマを発生させる電極と、前記電極に付着した薄膜を除去するためのクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給部と、前記基材保持部に保持された基材まで前記プラズマおよび前記クリーニングガスが届くことが可能な状態と不可能な状態とを切り替えるシャッター部と、を有することを特徴としている。
上記薄膜形成装置によればメンテナンスによる稼働率の低下を極小化して薄膜の形成を行うことができる。具体的には、1つの成膜チャンバにおいて電極に薄膜が堆積してメンテナンスを必要とする状態になった場合でも、残りの成膜チャンバーにより基板への薄膜形成を実施している間に当該成膜チャンバに対してシャッター部によりプラズマおよびクリーニングガスが基材に届くことが不可能な状態にした後クリーニングガスによる電極に付着した薄膜の除去を行うことにより、薄膜形成装置の薄膜形成動作を止めることなく電極のメンテナンスを行うことができる。
また、前記シャッター部を隣り合う前記成膜チャンバ間で移動させるシャッター移動機構をさらに有し、前記シャッター部は隣り合う前記成膜チャンバにおいて共通で使用されると良い。
こうすることにより、片方の成膜チャンバが基材へ薄膜形成が可能であるときにもう片方の成膜チャンバが電極のメンテナンスが可能な状態となる形態を簡単な構成で形成することができる。
また、前記シャッター部と前記基材保持部との間に設けられ、隣り合う前記成膜チャンバにおいて共通で使用される、薄膜の材料となる原料ガスを供給する原料ガス供給部をさらに備えると良い。
こうすることにより、基材への薄膜形成に供している成膜チャンバに向けて1つの原料ガス供給部から常に原料ガスを供給することができる。
本発明の薄膜形成装置によれば、メンテナンスによる稼働率の低下を極小化して薄膜の形成を行うことができる。
本発明の一実施形態における薄膜形成装置を表す概略図である。 本発明の一実施形態における薄膜形成装置を表す概略図である。 本発明の一実施形態における薄膜形成装置を表す概略図である。 本発明の他の実施形態における薄膜形成装置を表す概略図である。 本発明の他の実施形態における薄膜形成装置を表す概略図である。 従来の実施形態における薄膜形成装置を表す概略図である。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における薄膜形成装置1の概略図であり、図1(b)は下面図、図1(a)は図1(b)におけるAA断面図である。
薄膜形成装置1は、基材上に表面処理を行って薄膜を形成するためのものであり、例えば、プラスチックフィルム上に酸化防止、水分浸入防止を目的としたバリア膜を形成し、食品用の保護フィルム、フレキシブル太陽電池等に使用される。具体的には、フレキシブル太陽電池の場合には、プラスチックフィルム等の帯状基材上に各電極層及び光電変換層等で構成される太陽電池セルが形成された後、薄膜形成装置1により太陽電池セル上に薄膜を複数層形成してバリア膜を形成する。これにより、太陽電池セルに水分の浸入が効果的に防止され、酸化特性に優れたフレキシブル太陽電池を形成することができる。
この薄膜形成装置1は、基材2を送り出す巻出しロール3と、供給された基材2を巻き取る巻取りロール4と、巻出しロール3と巻取りロール4との間に配置されるメインロール5と、これらを収容するメインロールチャンバ6と、薄膜を形成する成膜チャンバ7(成膜チャンバ7aおよび7b)とを有しており、巻出しロール3から送り出された基材2をメインロール5の外周面51に沿わせて搬送させつつ、各成膜チャンバ7を通過させることにより、基材2上に薄膜が形成され、巻取りロール4で巻き取られるようになっている。また、各成膜チャンバ7は、シャッター部76を有しており、各成膜チャンバ7において発生させるプラズマなどがメインロール5上の基材2に届くことが可能な状態と不可能な状態とを切り替えることができる。
巻出しロール3および巻取りロール4は略円筒形状の芯部31および芯部41を有しており、これら芯部31および芯部41には基材2が巻き付けられ、これら芯部31および芯部41を回転駆動させることにより、基材2を送り出し、または巻き取ることができる。すなわち、図示しない制御装置により芯部31および芯部41の回転が制御されることにより、基材2の送り出し速度もしくは巻き取り速度を増加及び減少させることができる。具体的には、基材2が下流側から引張力を受けた状態で上流側の芯部を回転させることにより基材2が下流側に送り出され、適宜、この上流側の芯部にブレーキをかけることにより基材2が撓むことなく一定速度で送り出されるようになっている。また、下流側の芯部の回転が調節されることにより、送り出された基材2が撓むのを抑えつつ、逆に基材2が必要以上の張力がかからないようにして巻き取ることができるようになっている。
ここで、基材2は、一方向に延びる薄板状の長尺体であり、厚み0.01mm〜0.2mm 幅5mm〜1600mmの平板形状を有する長尺体が適用される。また、材質として、特に限定しないが、たとえばPETなどの樹脂フィルムが好適に用いられる。
このように、上記の巻出しロール3と巻取りロール4とが一対となり、一方が基材2を送り出し、他方が前記送り出し速度と同じ巻き取り速度で基材2を巻き取ることによって、基材2にかかる張力を所定の値で維持しながら基材2を搬送することが可能である。
メインロール5は、成膜の際に基材2の姿勢を保ちつつ、上流側の巻出しロール3から供給された基材2を下流側の巻取りロール4に搬送するための搬送部である。すなわち、本発明においてメインロール5は、薄膜を形成させる基材2を保持する基材保持部の役割を果たす。
メインロール5は、巻出しロール3と巻取りロール4との間に配置されており、芯部31及び芯部41よりも大径の略円筒形状に形成されている。メインロール5の外周面51は、周方向に曲率が一定の曲面で形成されており、図示しない制御装置により芯部31及び芯部41の回転に応じて駆動制御され、巻出しロール3から送り出された基材2は、所定の張力が負荷された状態でメインロール5の外周面51に沿って搬送される。すなわち、メインロール5の外周面51に基材2が沿った状態でメインロール5が巻出しロール3及び巻取りロール4の回転に応じて回転することにより、基材2は、基材2全体が張った状態で、その表面が成膜チャンバ7それぞれに対向する姿勢で巻出しロール3から巻取りロール4へ搬送されるようになっている。
このように基材2が張った状態で搬送され、成膜されることにより、成膜時の基材2のばたつきを防ぐことができ、基材2に積層される薄膜の膜厚精度が向上するとともに基材2のばたつきによるパーティクルの発生を防ぐことができる。また、メインロール5の曲率半径を大きくすることにより、基材2がより平坦に近い状態で支持されながら成膜が行われるため、成膜後の基材2に反りが生じることを防ぐことができる。
メインロールチャンバ6は、正面カバー64、背面カバー65、底面カバー63a、63bなどを有し、メインロール5を収容しチャンバ内の圧力を一定に保持するためのものである。メインロールチャンバ6には、真空ポンプ61が接続されており、この真空ポンプ61を作動させることにより、メインロールチャンバ6内の圧力を制御できるようになっている。
なお、本実施形態では、巻出しロール3及び、巻取りロール4がメインロールチャンバ6内に収容されているが、これらをメインロールチャンバ6の外に設ける構成であってもよい。本実施形態のようにこれらをメインロールチャンバ6内に設けることで、基材2や成膜後の基材2(成膜基材)を大気に曝すことから保護することができる。
成膜チャンバ7は、蒸着法により基材2上に蒸着膜である薄膜を形成するためのものであり、本実施形態では蒸着法の一種であるプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により基材2上に薄膜を形成している。
本実施形態では、2つの成膜チャンバ7(成膜チャンバ7aおよび7b)がメインロールチャンバ6内にメインロール5に沿って連続して設けられており、本説明では基材2の搬送方向に関して上流側(巻出しロール3に近い方)を成膜チャンバ7a、下流側を成膜チャンバ7bと呼ぶ。なお、以降の説明では、成膜チャンバ7a、成膜チャンバ7bを区別しない場合は、単に成膜チャンバ7と呼ぶこととする。
各成膜チャンバ7は、メインロール5の外径側に間仕切り部を配置することにより形成されている。具体的には、メインロール5の外径側に3つの間仕切り部62a乃至62cがメインロール5の外周面51に向かって設けられていることにより、各間仕切り部とメインロールチャンバ6の壁面(正面カバー64、背面カバー65、および底面カバー63a、63b)とで各成膜チャンバ7の隔壁部が構成される。これにより、メインロール5上の基材2の膜形成面(メインロール5と対向している面と反対側の面)に向かって開口を有し、当該膜形成面の一部を囲む成膜チャンバ7aおよび7bが基材2の搬送方向に連続して形成される形態となっている。
ここで、各成膜チャンバ7は、その成膜チャンバ7の隔壁部の一部となる間仕切り部を隣接する成膜チャンバ7と共有している。具体的には、たとえば間仕切り部62bは、成膜チャンバ7aの隔壁部でもあり、成膜チャンバ7bの隔壁部でもある。すなわち、正面カバー64、背面カバー65、底面カバー63a、および仕切り板62a、62bにより成膜チャンバ7aが形成され、また、正面カバー64、背面カバー65、底面カバー63b、および仕切り板62b、62cにより成膜チャンバ7bが形成されている。
これにより、メインロール5に沿って巻出しロール3から巻取りロール4へ基材2が搬送されると、間仕切り部62aを通過した基材2が成膜チャンバ7a内に搬送され、次に間仕切り部62bを通過した基材2が成膜チャンバ7b内に搬送されることにより、それぞれの成膜チャンバ7により基材2の膜形成面側の表面に薄膜を形成することができる。
成膜チャンバ7aおよび7bは、蒸着法により基材2上に蒸着膜である薄膜を形成するための成膜手段であり、本実施形態では蒸着法の一種であるプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により基材2上に薄膜を形成している。
成膜チャンバ7aは、チャンバ内を減圧する減圧部71aと、プラズマを発生させるための高電圧を印加する電極72aと、基材2に形成する薄膜の原料となる原料ガスをチャンバ内に供給する原料ガス供給部73aと、電極をクリーニングするクリーニングガスをチャンバ内に供給するクリーニングガス供給部74aと、プラズマを形成するプラズマ形成ガスをチャンバ内に供給するプラズマ形成ガス供給部75aと、を有しており、減圧部71aによりチャンバ内が減圧されてプラズマ形成ガス供給部75aからプラズマ形成ガスが供給された状態で電極72aに電圧を印加することにより、電極72aの周囲にプラズマが発生し、チャンバ内がプラズマ雰囲気となる。このようにプラズマ雰囲気となった状態において原料ガス供給部73aから原料ガスを供給することにより、原料ガスがこのプラズマにより分解され、成膜チャンバ7aと対向する基材2の膜形成面に薄膜を形成する。一方、このように基材2への薄膜を形成すると同時に電極72aの表面および成膜チャンバ7aの内壁面にも薄膜が付着するが、クリーニングガス供給部74aからクリーニングガスを供給し、電極72aに電圧を印加してクリーニングガスによるプラズマを発生させることにより、薄膜とこのプラズマとが反応し、薄膜が分解され、除去される(エッチングされる)。
また、成膜チャンバ7bも成膜チャンバ7aと同様に減圧部71bと、電極72bと、原料ガス供給部73bと、クリーニングガス供給部74bと、プラズマ形成ガス供給部75bと、を有しており、減圧部71bによりチャンバ内が減圧されてプラズマ形成ガス供給部75bからプラズマ形成ガスが供給された状態で電極72bに電圧を印加することにより、電極72bの周囲にプラズマが発生し、チャンバ内がプラズマ雰囲気となる。このようにプラズマ雰囲気となった状態において原料ガス供給部73bから原料ガスを供給することにより、原料ガスがこのプラズマにより分解され、成膜チャンバ7bと対向する基材2の膜形成面に薄膜を形成する。一方、このように基材2への薄膜を形成すると同時に電極72bの表面および成膜チャンバ7bの内壁面にも薄膜が付着するが、プラズマ形成ガスの代わりにクリーニングガス供給部74bからクリーニングガスを供給し、電極72aに電圧を印加してクリーニングガスによるプラズマを発生させることにより、薄膜とこのプラズマとが反応し、薄膜が分解され、除去される(エッチングされる)。
減圧部71aおよび減圧部71bは、成膜チャンバ7の内壁面に設けられた開口であり、配管を通して真空ポンプに接続されている。なお、以降の説明では、減圧部71a、減圧部71bを区別しない場合は、単に減圧部71と呼ぶこととする。
各減圧部71と接続されている真空ポンプを作動させることにより、各減圧部71を介して各成膜チャンバ7内を減圧できる。また、本実施形態では、減圧によるチャンバ内の圧力を制御する圧力制御機構がさらに設けられており、原料ガスを供給する前に所定の圧力になるまで成膜チャンバ7内を減圧する。
また、各種ガスを供給しながら減圧を行うことにより各種ガスも真空ポンプの方に流入するが、原料ガスとクリーニングガス等とが混入することがないよう、各減圧部71に接続する真空ポンプは別々としている。また、これにより、上記圧力制御機構によって各成膜チャンバ7内の圧力を個別に制御することができる。
電極72aおよび72bは、略U字型の形状を有する誘導結合型の電極であり、一端に図示しない高周波電源が接続されている。減圧環境下において高周波電源によって電極72aおよび72bに高周波が印加されることによって、電極72aおよび72bの周辺のプラズマ形成ガスが電離し、プラズマを発生させる(放電する)。なお、以降の説明では、電極72a、電極72bを区別しない場合は、単に電極72と呼ぶこととする。
原料ガス供給部73aおよび73bは、成膜チャンバ7の内壁面に設けられた開口であり、配管を通して装置外の原料ガス供給手段に接続されている。なお、以降の説明では、原料ガス供給部73a、原料ガス供給部73bを区別しない場合は、単に原料ガス供給部73と呼ぶこととする。
ここで、本実施形態では、原料ガス供給部73aから供給される原料ガスと原料ガス供給部73bから供給される原料ガスは同じであり、本実施形態ではたとえばHMDS(ヘキサメチルジシラザン)ガスである。そして、本実施形態では図1に示すように原料ガス供給部73aおよび73bは共通の原料ガス供給手段と接続されており、それぞれの原料ガス供給部73と原料ガス供給手段とをつなぐ配管には開閉バルブが設けられている。
クリーニングガス供給部74aおよび74bは、成膜チャンバ7の内壁面に設けられた開口であり、配管を通して装置外のクリーニングガス供給手段に接続されている。なお、以降の説明では、クリーニングガス供給部74a、クリーニングガス供給部74bを区別しない場合は、単にクリーニングガス供給部74と呼ぶこととする。
ここで、本実施形態では、クリーニングガス供給部74aから供給されるクリーニングガスとクリーニングガス供給部74bから供給されるクリーニングガスは同じであり、本実施形態ではたとえばフッ素や塩素などハロゲンを含むガスである。そして、本実施形態では図1に示すようにクリーニングガス供給部74aおよび74bは共通のクリーニングガス供給手段と接続されており、それぞれのクリーニングガス供給部74とクリーニングガス供給手段とをつなぐ配管には開閉バルブが設けられている。
プラズマ形成ガス供給部75aおよび75bは、成膜チャンバ7の各電極72に近い内壁面に設けられた開口であり、配管を通して装置外のプラズマ形成ガス供給手段に接続されている。なお、以降の説明では、プラズマ形成ガス供給部75a、原料ガス供給部75bを区別しない場合は、単にプラズマ形成ガス供給部75と呼ぶこととする。
ここで、本実施形態では、プラズマ形成ガス供給部75aから供給されるプラズマ形成ガスとプラズマ形成ガス供給部75bから供給される原料ガスは同じであり、本実施形態ではたとえば酸素ガスである。また、上述の通り、原料ガス供給部73aから供給される原料ガスと原料ガス供給部73bから供給される原料ガスも同じであることから、成膜チャンバ7aと成膜チャンバ7bからは同種の薄膜(本実施形態では、SiO2膜)が基材2の膜形成面に形成される。
また、本実施形態では図1に示すようにプラズマ形成ガス供給部75aおよび75bは共通のプラズマ形成ガス供給手段と接続されており、それぞれのプラズマ形成ガス供給部75とプラズマ形成ガス供給手段とをつなぐ配管には開閉バルブが設けられている。
ここで、本発明では、各成膜チャンバ7には、少なくとも減圧部71、電極72、およびクリーニングガス供給部74とを基材2から遮断することが可能な、すなわち、基材保持部(メインロール5)に保持された基材2までプラズマおよびクリーニングガスが届くことが可能な状態と不可能な状態とを切り替えることが可能なシャッター部76をさらに有している。
シャッター部76は、本実施形態では一方の面がメインロール5に対向し、もう一方の面が減圧部71、電極72、原料ガス供給部73、クリーニングガス供給部74、およびプラズマ形成ガス供給部75と対向する金属製の平板であり、図示しないシャッター移動機構により、図1に示すX軸方向およびZ軸方向に移動する。
また、成膜チャンバ7aおよび7bを形成する共通の壁部である間仕切り部62bにはシャッター部76が通行可能な開口が設けられており、この開口を通ってシャッター部76は互いに隣接する成膜チャンバ7aと成膜チャンバ7bとの間を移動する。
また、シャッター部76は移動端まで移動した際に周囲の壁面と密着可能となっている。具体的には、シャッター部76の電極72等と対向する面の外周部近傍にはOリングが設けられており、また、成膜チャンバ7aの壁部を形成する正面カバー64、背面カバー65にはシャッター部76の移動方向に沿って溝が設けられ、シャッター部76は端部がこれらの溝に挿入された状態でX軸方向に移動する。また、間仕切り部62aにも溝が設けられており、シャッター部76がX軸方向において成膜チャンバ7a側の移動端に到達した時にシャッター部76の先端がこの溝に挿入される。そして、シャッター部76がZ軸方向に電極72a等に近づく側に移動することにより、間仕切り部62a、正面カバー64、背面カバー65の溝、および間仕切り部62bの開口とシャッター部76のOリングとが当接し、成膜チャンバ7aの壁面と密着した状態となる。
上記の動作により、成膜チャンバ7aの減圧部71a、電極72a、原料ガス供給部73a、クリーニングガス供給部74a、およびプラズマ形成ガス供給部75aを含む部分(図1(a)においてハッチングで示した部分)が密閉された状態となる。なお、成膜チャンバ7bに対しても同様に、シャッター部76によって減圧部71b、電極72b、原料ガス供給部73b、クリーニングガス供給部74b、およびプラズマ形成ガス供給部75bを含む部分が密閉された状態とすることができる。
図1(a)および(b)は、上記の通りシャッター部76によって成膜チャンバ7aの減圧部71a、電極72a、原料ガス供給部73a、クリーニングガス供給部74a、およびプラズマ形成ガス供給部75aを含む部分(図1(a)においてハッチングで示した部分)が密閉された状態である。この状態では、電極72aおよびプラズマ形成ガス供給部75aによってプラズマ雰囲気が形成されても、このプラズマはシャッター部76に遮断され、メインロール5(基材保持部)に保持された基材2まで届くことが不可能である。また、同様に、クリーニングガス供給部74aからクリーニングガスが供給されても、このクリーニングガスはシャッター部76に遮断され、メインロール5(基材保持部)に保持された基材2まで届くことが不可能である。したがって、この状態では電極72aおよびクリーニングガス供給部74aによってプラズマ雰囲気を形成し、電極72a等のクリーニングを行ったとしても、その動作はメインロール5に保持された基材2には全く影響しない。
したがって、シャッター部76によって成膜チャンバ7aの減圧部71a、電極72a、原料ガス供給部73a、クリーニングガス供給部74a、およびプラズマ形成ガス供給部75aを含む部分が密閉された状態において成膜チャンバ7bによって基材2への薄膜の形成を行うことにより、基材2への薄膜形成動作を実行しながら電極72a等のクリーニングを行うことができる。
また、このときの各原料ガス供給部73、各クリーニングガス供給部74、および各プラズマ形成ガス供給部75につながる開閉バルブの状態を図1(a)に示す。塗りつぶされて図示されたバルブは閉の状態を示し、塗りつぶされていないバルブは開の状態を示している。原料ガスおよびプラズマ形成ガスは薄膜の形成時のみ必要であるため、原料ガス供給部73a側のバルブは閉に、原料ガス供給部73b側のバルブは開にし、プラズマ形成ガス供給部75a側のバルブは閉に、プラズマ形成ガス供給部75b側のバルブは開にしている。一方、クリーニングガスは電極等のクリーニング時のみ必要であるため、クリーニングガス供給部74a側のバルブは開に、クリーニングガス供給部74b側のバルブは閉にしている。こうすることにより、原料ガス供給手段、クリーニングガス供給手段、およびプラズマ形成ガス供給手段は1つのみ準備すれば良く、装置構成を簡素化することができる。
次に、シャッター部76が成膜チャンバ7b側に移動した際の薄膜形成装置1の状態を図2の概略図に示す。図2(b)は下面図、図2(a)は図2(b)におけるAA断面図である。
シャッター部76が成膜チャンバ7b側に移動したことにより、成膜チャンバ7bの減圧部71b、電極72b、原料ガス供給部73b、クリーニングガス供給部74b、およびプラズマ形成ガス供給部75bを含む部分(図2(a)においてハッチングで示した部分)が密閉された状態となる。この状態では上記と同様に電極72bおよびクリーニングガス供給部74bによってプラズマ雰囲気を形成し、電極72b等のクリーニングを行ったとしても、その動作はメインロール5に保持された基材2には全く影響しない。したがって、原料ガス供給部73a側のバルブおよびプラズマ形成ガス供給部75a側のバルブを開に、原料ガス供給部73b側のバルブおよびプラズマ形成ガス供給部75b側のバルブは閉にし、また、クリーニングガス供給部74a側のバルブを閉に、クリーニングガス供給部74b側のバルブを開にして各成膜チャンバ7でプラズマを発生させることにより、成膜チャンバ7aにおいて基材2への薄膜形成動作を実行しながら成膜チャンバ7bにおいて電極72b等のクリーニングを行うことができる。
そして、定期的にシャッター部76を移動させ、成膜チャンバ7aと成膜チャンバ7bとの間で基材2に薄膜を形成させる役割の成膜チャンバ7と電極72等のクリーニングを行う役割の成膜チャンバ7とを交替させることにより、メンテナンスのために薄膜形成動作を停止させることなく基材2に薄膜を形成させ続けることができる。
また、本実施形態のようにシャッター部76を隣り合う複数の成膜チャンバ7の間で共通で使用することにより、片方の成膜チャンバ7が基材2へ薄膜形成が可能であるときにもう片方の成膜チャンバ7が電極72等のメンテナンスが可能な状態となる形態を簡単な構成で形成することができる。
また、シャッター部76によって成膜チャンバ7の減圧部71、電極72、原料ガス供給部73、クリーニングガス供給部74、およびプラズマ形成ガス供給部75を含む部分が密閉された状態となることにより、密閉された方の成膜チャンバ7の圧力が仮に大気圧に開放されたとしても、もう片方の成膜チャンバ7内の圧力およびメインロールチャンバ6内の圧力に影響することはない。したがって、図3に示すようにたとえばシャッター部76が成膜チャンバ7a側にある場合には底面カバー63aを薄膜形成装置1から取り外すことも可能であり、成膜チャンバ7bによって薄膜形成装置1内で基材2への薄膜形成を行いながら、電極72aの交換作業などを行うことも可能である。
次に、本発明の他の実施形態における薄膜形成装置を表す概略図を図4に示す。
この実施形態では、原料ガス供給部は成膜チャンバ7aと成膜チャンバ7bとの間で共通とし、両成膜チャンバ7の中間であり、シャッター部76とメインロール5(基材保持部)との間の位置に原料ガス供給部73cのみが設けられている。
原料ガス供給部73cがシャッター部76とメインロール5(基材保持部)との間に位置することにより、シャッター部76がどの位置にあっても原料ガスがシャッター部76に阻まれることなく基材2へ到達するため、こうすることにより、基材2への薄膜形成に供している成膜チャンバ7に向けて1つの原料ガス供給部73cから常に原料ガスを供給することができる。また、図1(a)のように電極72の近傍に設けられる場合に比べ基材2の近傍に原料ガス供給部73cが配置されることにより、原料ガスの拡散を抑え、より効率的に原料ガスを薄膜形成に供させることができる。
以上の薄膜形成装置により、メンテナンスによる稼働率の低下を極小化して薄膜の形成を行うことが可能である。
ここで、本発明の薄膜形成装置は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。たとえば、上記の説明ではシャッター部は複数の成膜チャンバの間で共通で使用しているが、これに限らず図5に示すように成膜チャンバ7aがシャッター部77aを、成膜チャンバ7bがシャッター部77bを有するようにしても良い。すなわち、各成膜チャンバが個別にシャッター部を有していても良い。
また、シャッター部が本説明におけるX軸方向、Z軸方向に移動するもののみに限らず、Y軸方向に移動しても良い。
また、上記の本実施形態では成膜チャンバ7が2つの場合について説明したが、成膜チャンバの数は2つ以外であっても構わなく、3つ以上設けられていても構わない。
また、基材の形状は上記の実施形態では帯状であるが、枚葉状であっても構わない。そして薄膜形成中に基材を保持する基材保持部は、上記の実施形態では帯状の基材2を搬送するためメインロール5のようなロール状であるが、枚葉状の基材を保持する場合は平板上であっても構わない。
1 薄膜形成装置
2 基材
3 巻出しロール
4 巻取りロール
5 メインロール
6 メインロールチャンバ
7 成膜チャンバ
7a 成膜チャンバ
7b 成膜チャンバ
31 芯部
41 芯部
51 外周面
61 真空ポンプ
62a 間仕切り部
62b 間仕切り部
62c 間仕切り部
63a 底面カバー
63b 底面カバー
64 正面カバー
65 背面カバー
71 減圧部
71a 減圧部
71b 減圧部
72 電極
72a 電極
72b 電極
73 原料ガス供給部
73a 原料ガス供給部
73b 原料ガス供給部
73c 原料ガス供給部
74 クリーニングガス供給部
74a クリーニングガス供給部
74b クリーニングガス供給部
75 プラズマ形成ガス供給部
75a プラズマ形成ガス供給部
75b プラズマ形成ガス供給部
76 シャッター部
77a シャッター部
77b シャッター部
100 薄膜形成装置
101 メインロールチャンバ
102 メインロール
102a 外周面
103 基材
104 巻出しロール
105 巻取りロール
106 間仕切り部
107 成膜チャンバ
108 電極
109 プラズマ形成ガス供給部
110 原料ガス供給部
111 クリーニングガス供給部

Claims (3)

  1. 薄膜を形成させる基材を保持する基材保持部と、
    同種の薄膜を基材に形成させる少なくとも2つの成膜チャンバと、
    を備え、
    前記成膜チャンバは、
    プラズマを発生させる電極と、
    前記電極に付着した薄膜を除去するためのクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給部と、
    前記基材保持部に保持された基材まで前記プラズマおよび前記クリーニングガスが届くことが可能な状態と不可能な状態とを切り替えるシャッター部と、
    を有することを特徴とする、薄膜形成装置。
  2. 前記シャッター部を隣り合う前記成膜チャンバ間で移動させるシャッター移動機構をさらに有し、前記シャッター部は隣り合う前記成膜チャンバにおいて共通で使用されることを特徴とする、請求項1に記載の薄膜形成装置。
  3. 前記シャッター部と前記基材保持部との間に設けられ、隣り合う前記成膜チャンバにおいて共通で使用される、薄膜の材料となる原料ガスを供給する原料ガス供給部をさらに備えることを特徴とする、請求項1もしくは2のいずれかに記載の薄膜形成装置。
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