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JP2016017198A - 薄膜形成装置および薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成装置および薄膜形成方法 Download PDF

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JP2016017198A
JP2016017198A JP2014140211A JP2014140211A JP2016017198A JP 2016017198 A JP2016017198 A JP 2016017198A JP 2014140211 A JP2014140211 A JP 2014140211A JP 2014140211 A JP2014140211 A JP 2014140211A JP 2016017198 A JP2016017198 A JP 2016017198A
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敏行 陣田
Toshiyuki Jinta
敏行 陣田
雅充 山下
Masamitsu Yamashita
雅充 山下
勝好 宮下
Katsuyoshi Miyashita
勝好 宮下
高佳 藤元
Takayoshi Fujimoto
高佳 藤元
主 丹羽
Tsukasa Niwa
主 丹羽
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Abstract

【課題】基材上の所定の位置に所定の幅のマスクを行うことができる薄膜形成装置および薄膜形成方法を提供する。
【解決手段】一方向に長い帯状の基材2の長手方向におけるそれぞれの端部が巻き付けられ、一方が基材2を繰り出し、もう一方が基材2を巻き取ることにより基材2を搬送する一対の搬送ロール3、4と、搬送ロール3、4によって搬送される基材2に薄膜を堆積させる成膜源72を有する成膜部7と、成膜部7において成膜源72と基材2との間に位置し、基材2の一部を覆うマスク73と、基材2の搬送方向に関して搬送ロール3、4とマスク73との間の位置に設けられ、基材2の短手方向である幅方向の基材2の端部位置を検出する基材端部検出手段63と、基材2に対してマスク73を前記幅方向に相対移動させるマスク位置調節手段74と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、帯状の基材上に薄膜を形成するための薄膜形成装置および薄膜形成方法であり、基材を搬送させながら成膜部を通過させることにより、基材上に薄膜を純度よく形成するための薄膜形成装置および薄膜形成方法に関するものである。
近年では、プラスチックフィルムの表面に例えば酸化防止、水分浸入防止等を目的としたバリア膜を形成したバリア付きフィルムが使用されている。
このようなバリア付きフィルムは、下記特許文献1に示すような薄膜形成装置によって形成されている。例えば、薄膜形成装置は、図8に示すように、メインロールチャンバ101と、このメインロールチャンバ101内に収容されるメインロール102と、一方向に長い帯状の基材103を繰り出す搬送ロール104と基材103を巻き取る搬送ロール105とを備えており、搬送ロール104から繰り出された基材103をメインロール102の外周面102aに沿わせて搬送ロール105によって巻き取ることにより、いわゆるロールトゥロール方式で基材103を搬送するようになっている。そして、メインロール102の外径側に間仕切り部106を設けることにより、成膜部107および成膜部108がメインロール102の周方向に形成され、これら成膜部107および成膜部108の内部には電極が設けられており、成膜部107および成膜部108に薄膜の原料ガスを供給し、各電極に高周波電圧を印加することにより、原料ガスはプラズマ状態となり、プラズマCVD法などによって基材103に薄膜が形成される。
また、成膜部107および成膜部108のメインロール102の近傍には、基材103の一部を覆うマスク109が備えられている。図9は図8に示す成膜部107のA−A矢視図であるが、この図では、マスク109が基材103の短手方向(図中に示すY軸方向)の両端部を覆うように設けられており、成膜部107において基材103に対して幅Wで示すような所定の幅の薄膜非形成部分を設けつつハッチングで示す部分に薄膜を形成させることができる。このように基材の一部にマスクを施すことは、たとえば基材103の中央部に絶縁性のバリア膜を形成し、かつ端部には導電性の電極を配置する場合などに有効な手段である。
特開2010−53439号公報
しかし、上記の薄膜形成装置および薄膜形成方法では、基材のマスクで覆われる部分の位置が不安定になるおそれがあった。具体的には、ロールトゥロール方式で基材103を搬送する際、基材103が短手方向に蛇行して、図10に幅D1および幅D2で示すようにメインロール102上で基材103の位置が所定の位置からずれる(片寄る)場合があった。その場合、成膜部107内の所定の位置にマスク109を設けるだけだと基材103上のマスク109によって覆われる位置がずれ、図10に幅W1および幅W2で示すように、所定の幅(図9における幅W)の薄膜非形成部分を設けることが困難になっていた。特に、幅W1のように所定の幅より狭くなってしまった部分では、その上に後の工程で電極を配置した場合に導通がとれなくなるおそれがあった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、基材上の所定の位置に所定の幅のマスクを行うことができる薄膜形成装置および薄膜形成方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の薄膜形成装置は、一方向に長い帯状の基材の長手方向におけるそれぞれの端部が巻き付けられ、一方が基材を繰り出し、もう一方が基材を巻き取ることにより基材を搬送する一対の搬送ロールと、前記搬送ロールによって搬送される基材に薄膜を堆積させる成膜源を有する成膜部と、前記成膜部において前記成膜源と基材との間に位置し、基材の一部を覆うマスクと、基材の搬送方向に関して前記搬送ロールと前記マスクとの間の位置に設けられ、基材の短手方向である幅方向の基材の端部位置を検出する基材端部検出手段と、基材に対して前記マスクを前記幅方向に相対移動させるマスク位置調節手段と、を有することを特徴としている。
上記薄膜形成装置によれば、基材上の所定の位置に所定の幅のマスクを行うことができる。具体的には、基材端部検出手段とマスク位置調節手段とを有していることにより、基材を搬送しながら薄膜の形成を行っている間常に幅方向の基材の位置を確認することができ、その確認結果を反映して幅方向のマスクの位置を調節することができるため、基材上の所定の位置および幅のマスクを行うことができる。
また、前記マスクは基材から前記成膜源の方向に離間しており、基材と前記マスクの間隔は一定の値に維持されていることが好ましい。
この構成によれば、基材の幅方向においてマスクの位置が変化した場合でも基材とこすれが生じることなく、また、マスクと基板との間隔が変動して薄膜端部の形状が一定でなくなることを防ぐことができる。
また、上記課題を解決するために本発明の薄膜形成方法は、一方向に長い帯状の基材の長手方向におけるそれぞれの端部が一対の搬送ロールに巻き付けられた状態で、一方の前記搬送ロールが基材を繰り出し、もう一方の前記搬送ロールが基材を巻き取ることにより基材を搬送する搬送工程と、前記搬送ロールによって連続的に搬送される基材の一部をマスクで覆いながら薄膜を堆積させる成膜工程と、前記成膜工程中に、基材の搬送方向に関して前記搬送ロールと前記マスクとの間の位置における基材の短手方向である幅方向の基材の端部位置を検出する基材端部検出工程と、前記成膜工程中に、前記端部位置検出工程において検出した基材の前記幅方向の端部位置にもとづき、基材に対して前記マスクを前記幅方向に相対移動させるマスク位置調節工程と、を有することを特徴としている。
上記薄膜形成方法によれば、基材上の所定の位置に所定の幅のマスクを行うことができる。具体的には、基材端部検出工程とマスク位置調節工程とを有していることにより、基材を搬送しながら薄膜の形成を行っている間常に幅方向の基材の位置を確認することができ、その確認結果を反映して幅方向のマスクの位置を調節することができるため、基材上の所定の位置および幅のマスクを行うことができる。
本発明の薄膜形成装置および薄膜形成方法によれば、基材上の所定の位置に所定の幅のマスクを行うことができる。
本発明の一実施形態における薄膜形成装置を示す概略図である。 本実施形態における成膜部の矢視図である。 本実施形態におけるマスク近傍の概略図である。 本発明の薄膜形成装置による基材への薄膜形成結果の一例である。 本発明の薄膜形成装置の動作フローである。 本発明の他の実施形態における薄膜形成装置を示す概略図である。 本発明の他の実施形態におけるマスクの構成を示す概略図である。 従来の薄膜形成装置を示す概略図である。 従来の薄膜形成装置による基材への薄膜形成結果の一例である。 従来の薄膜形成装置による基材への薄膜形成結果の他の例である。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における薄膜形成装置1の概略図である。
薄膜形成装置1は、基材2上に薄膜を形成するためのものであり、例えば、プラスチックフィルム上に酸化防止、水分浸入防止を目的としたバリア膜を形成し、食品用の保護フィルム、フレキシブル太陽電池の封止膜等に使用される。具体的には、フレキシブル太陽電池の封止膜の場合には、プラスチックフィルム等の帯状基板上に各電極層及び光電変換層等で構成される太陽電池セルが形成された後、薄膜形成装置1により太陽電池セル上に薄膜を複数層形成してバリア膜を形成する。これにより、太陽電池セルに水分の浸入が効果的に防止され、酸化防止特性に優れたフレキシブル太陽電池を形成することができる。
この薄膜形成装置1は、基材2を繰り出す搬送ロール3と、供給された基材2を巻き取る搬送ロール4と、搬送ロール3と搬送ロール4との間に配置されるメインロール5と、これらを収容するメインロールチャンバ6と、薄膜を形成する成膜部7とを有しており、搬送ロール3から繰り出された基材2をメインロール5の外周面51に沿わせて搬送させつつ、各成膜部7を通過させることにより、基材2上に薄膜が形成され、搬送ロール4で巻き取られるようになっている。
搬送ロール3および搬送ロール4は略円筒形状の芯部31および芯部41を有しており、これら芯部31および芯部41には基材2が巻き付けられ、これら芯部31および芯部41を回転駆動させることにより、基材2を送り出し、または巻き取ることができる。すなわち、図示しない制御装置により芯部31および芯部41の回転が制御されることにより、基材2の送り出し速度もしくは巻き取り速度を増加及び減少させることができる。具体的には、基材2が下流側から引張力を受けた状態で上流側の芯部を回転させることにより基材2が下流側に送り出され、適宜、この上流側の芯部にブレーキをかけることにより基材2が撓むことなく一定速度で送り出されるようになっている。また、下流側の芯部の回転が調節されることにより、送り出された基材2が撓むのを抑えつつ、逆に基材2が必要以上の張力がかからないようにして巻き取ることができるようになっている。
ここで、基材2は、一方向に延びる帯状の長尺体であり、厚み0.01mm〜0.2mm 幅5mm〜1000mmの平板形状を有する長尺体が適用される。また、材質として、特に限定しないが、ステンレス、銅等の金属材料の他、プラスチックフィルム等が好適に用いられる。
このように、上記の搬送ロール3と搬送ロール4とが一対となり、一方が基材2を送り出し、他方が前記送り出し速度と同じ巻き取り速度で基材2を巻き取ることによって、基材2にかかる張力を所定の値で維持しながら基材2を搬送することが可能である。その際、基材2の搬送方向は、基材2の長手方向となる。なお、基材2上でこの長手方向と直交する基材2の短手方向を本説明では基材2の幅方向とも呼ぶ。
なお、上記では搬送ロール3が基材2を繰り出し、搬送ロール4が基材2を巻き取る形態を示しているが、搬送ロール3および搬送ロール4の回転方向を逆転させることにより、上記とは逆に搬送ロール4が基材2を繰り出し、搬送ロール3が基材2を巻き取る形態となり、基材2の搬送方向を反転させることができる。
メインロール5は、成膜の際に基材2の姿勢を保ちつつ、上流側の搬送ロールから供給された基材2を下流側の搬送ロールに搬送するためのものである。メインロール5は、搬送ロール3と搬送ロール4との間に配置されており、芯部31及び芯部41よりも大径の略円筒形状に形成されている。メインロール5の外周面51は、周方向に曲率が一定の曲面で形成されており、図示しない制御装置により芯部31及び芯部41の回転に応じて駆動制御されるようになっている。また、メインロール5は、芯部31及び芯部41に比べて、その外周面51が下側に張り出す位置に設けられており、この張り出した外周面51に基材2が架け渡されている。すなわち、上流側の搬送ロールから送り出された基材2は、メインロール5の外周面51に当接することにより所定の張力が負荷された状態で搬送される。すなわち、メインロール5の外周面51に基材2が接した状態でメインロール5が搬送ロール3及び搬送ロール4の回転に応じて回転することにより、基材2は、基材2全体が張った状態で、その表面が成膜部7それぞれに対向する姿勢で上流の搬送ロールから下流の搬送ロールへ搬送されるようになっている。
メインロールチャンバ6は、メインロール5を収容しチャンバ内の圧力を一定に保持するためのものである。本実施形態では、メインロールチャンバ6は、図1に示すように、略ホームベース形状の五角形に形成されたケーシングであり、その中央部分にメインロール5が収容されている。そして、メインロールチャンバ6には、真空ポンプ61が接続されており、この真空ポンプ61を作動させることにより、メインロールチャンバ6内の圧力を制御できるようになっている。本実施形態では、各成膜部7よりも低圧になるように設定されている。なお、本実施形態では、搬送ロール3及び、搬送ロール4がメインロールチャンバ6内に収容されているが、これらをメインロールチャンバ6の外に設ける構成であってもよい。本実施形態のようにこれらをメインロールチャンバ6内に設けることで、基材2や成膜後の基材2(成膜基材)を大気に曝すことから保護することができる。
成膜部7は、基材2上に薄膜を形成するためのチャンバーである。本実施形態では、メインロールチャンバ6内に2つの成膜部7が設けられており、本説明では搬送ロール3に近い方を第1成膜部7a、搬送ロール4に近い方を第2成膜部7bと呼ぶ。ここで、第1成膜部7a、第2成膜部7bを区別しない場合は、単に成膜部7と呼ぶこととする。
また、成膜部7aと搬送ロール3との間、および成膜部7bと搬送ロール4との間には、基材2の幅方向端部の位置を検出する基材端部検出手段であるセンサ63(本実施形態では、センサ63aおよびセンサ63b)が設けられている。センサ63は本実施形態では光透過型のセンサであり、投光部から受光部への受光量をもとに、基材2の端部の位置を検出する。なお、これらセンサ63は、成膜部7の近くに位置するほど、成膜部7内の後述するマスク73の位置制御をより正確にできるため、好ましい。
第1成膜部7a及び第2成膜部7bは、メインロール5の外径側に間仕切り部62を配置することにより形成されている。具体的には、メインロール5の外径側には、略板状の3つの間仕切り部62がメインロール5の外周面51に向かって延びるように設けられていることにより、メインロール5の外周面51と間仕切り部62とメインロールチャンバ6の壁面とで形成されてメインロール5上の基材2の膜形成面(メインロールと当接している面と反対側の面)の一部を囲み、当該膜形成面の一部との間に閉空間を形成する成膜部7が2つ形成されている。これにより、メインロール5に沿ってたとえば搬送ロール3から搬送ロール4へ基材2が搬送されると、1つ目の間仕切り部62を通過した基材2が第1成膜部7aに搬送され、次に2つ目の間仕切り部62を通過した基材2が第2成膜部7bに搬送されることにより、それぞれ第1成膜部7a及び第2成膜部7bにより基材2上に順次薄膜が形成されるようになっている。
なお、本実施形態では間仕切り部62が基材2と干渉して基材2が破損することを防ぐために、メインロール5上の基材2と間仕切り部62の端部との間には若干の隙間が設けられるように構成されている。したがって、成膜部7と基材2との間に形成される空間は厳密的には閉空間では無いが、本説明ではこのように若干の隙間がある空間であっても閉空間と呼ぶこととする。
これら成膜部7には、真空ポンプ71が接続されており、真空ポンプ71を作動させることにより、成膜部7a内および成膜部7b内を所定の圧力に設定できるようになっている。本実施形態では、原料ガスを供給する前に所定の圧力になるまで成膜部7内を減圧する。
また、これらの成膜部7は、基材2に対する表面処理として、プラズマCVD法を用いた成膜源72が設けられている。すなわち、成膜部7には、図示しない高周波電源に接続されて成膜部7内の閉空間にプラズマを発生させるためのプラズマ電極が成膜源72として設けられるとともに、原料ガスの供給手段である図示しない原料ガス配管が接続されている。これにより第1成膜部7a及び第2成膜部7bを通過する基材2上に所定の薄膜が形成される。すなわち、成膜部7内に原料ガスが供給された状態で、高周波電源によってプラズマ電極に高周波電圧が印加されることにより、プラズマ電極の周辺にプラズマが発生し、このプラズマによって原料ガスが励起されて成膜部7内がプラズマ雰囲気となり、基材2上に所定の薄膜が形成される。本実施形態では、第1成膜部7aでは、原料ガスとしてHMDS(ヘキサメチルジシラザン)ガス及びアルゴンガス、水素ガスを供給することにより、密着性の高いSi化合物膜が形成され、第2成膜部7bでは、原料ガスとしてHMDS及び酸素ガスが供給されることにより、緻密でバリア性の高いSiO2膜が形成される。
また、成膜部7には、成膜源72と基材2との間に、基材2に近接するようにマスク73が設けられ、このマスク73が成膜部7内で基材2の一部を覆っている。これにより、CVD法による成膜を実施する際に成膜源72の近傍で生じるプラズマは、基材2の一部においてマスク73によって進路が遮られ、その結果、基材2に薄膜非形成部分が設けられる。なお、マスク73の基材2と対向する側の面は、メインロール5の外周面に沿った形状となっており、マスク73の長手方向においてマスク73と基材2との間隔が均一になるようにしている。
また、マスク73はマスク位置調節手段74に取り付けられており、基材2の幅方向(図1におけるY軸方向)にマスク73が移動できるようになっている。
図2は、図1における一方の成膜部7のA−A矢視図である。なお、図中のハッチング部分は、基材2を搬送させながら基材2へ成膜を行った際に、基材2に薄膜が形成される領域であり、その領域の両側にマスク73によって所定の幅Wだけ薄膜非形成部分が設けられていることを示している。
マスク位置調節手段74は、フレーム74aおよびフレーム走行部74bを有している。本実施形態では、フレーム74aには基材2の幅方向両端部に位置する両方のマスク73が取り付けられており、フレーム74aの移動に2つのマスク73を連動させている。また、フレーム74aは成膜の妨げとならないように中央部に大きな開口を有する形状を有しているが、図2に示す通り、フレーム74aの補強のために基材2の幅方向に延在する細長い梁74cが渡されていても良い。
フレーム走行部74bは基材2の幅方向(Y軸方向)に駆動する駆動部を有するレールであり、間仕切り部62に固定されている。この駆動部にフレーム74aが取り付けられ、フレーム74aおよびマスク73が基材2の幅方向に変位可能となっている。
図3は、本実施形態におけるマスク73の近傍の概略図である。マスク73は、ばね75を介してフレーム74aに取り付けられており、このばね75により基材2の方向へ付勢される。また、マスク73にはフリーロール76が設けられており、メインロール5が基材2と接する領域の外側においてフリーロール76がメインロール5に当接している。この構成により、マスク73が基材2と離れる方向に関しては、ばね75がマスク73の移動を制限し、また、マスク73が基材2に近づく方向に関しては、フリーロール76がメインロール5と当接することがマスク73の移動を制限するため、マスク73が基材2と離間し、かつ基材2とマスク73との間隔が一定の値に維持される状態を形成することができる。これにより、基材2の幅方向においてマスク73の位置が変化した場合でも基材2とこすれが生じることが無くなり、また、マスク73と基板2との間隔が変動することによってマスク73と基板2との間への膜の回り込み量が変動して、薄膜端部の形状が一定でなくなってしまうことを防ぐことができる。
また、マスク73とメインロール5の間には、どの方向へも転がることが可能なフリーロール76が設けられていることにより、メインロール5が回転することに対しても、基材2の幅方向にマスク73が移動することに対しても、マスク73とメインロール5との間の摩擦を最小限にすることができる。また、図3に示す通り、本実施形態ではメインロール5はその回転軸方向(基材2の幅方向と同等)の端部は中央部より径の小さい、いわゆる段付きの形態を有しており、径の小さい部分においてフリーロール76がメインロール5と当接している。これにより、制御が誤って基材2の幅方向へのマスク73の移動量が大きくなったとしてもフリーロール76が基材2と接触することを防ぐことができる。
また、マスク73はマスク位置調節手段74から容易に取り外せる構造を有している。基材2への成膜が行われる際、マスク73にも薄膜が形成されるため、マスク73を取り外すことにより、マスク73に付着した膜を容易に清掃することができる。
なお、図3に示す通り、基材2の中央側(−Y軸方向)マスク73の端部形状は、垂直に切り落とされた形状ではなく、勾配を有する、いわゆるナイフエッジ形状を有している。これは、マスク73に対して外側(図3における+Y軸方向)から回り込むプラズマもマスク73の端部近傍を通過して成膜に寄与しやすくするためであり、これによって、基材2上のよりマスク73の端部に近い場所にまで薄膜が形成される。
次に、上記形態を有する本発明の薄膜形成装置1による基材2への薄膜形成結果の一例を図4に示す。なお、図4では片側の成膜部7およびセンサ63のみ図示している。
本発明の薄膜形成装置1では、成膜部7にて基材2への成膜を行っている間、常にもしくは定期的にセンサ63が当該センサ63の近傍の基材2の端部位置を検出し、その結果を図示しない制御装置に送信している。検出結果が制御装置に送信された直後、この検出結果にもとづき、制御装置はマスク73を基材2の幅方向に変位させるようにマスク位置調節手段74を駆動させることにより、基材2に対してマスク73を基材2の幅方向に相対移動させる。
具体的には、2つのセンサ63の間の基材2の搬送経路長をL1とし、一方のセンサ63(たとえば、センサ63a)とマスク73との間の基材2の搬送経路長がL2である場合、成膜中のある時点におけるセンサ63aとセンサ63bでの基材2の幅方向端部の位置がそれぞれY1、Y2であると各センサ63により検出されたならば、マスク73の位置での基材2の幅方向端部の位置Ymは{(L1―L2)×Y1+L2×Y2}/L1と計算される。ここで、基材2がメインロール5の中央部に配置されている場合のマスク73の位置での基材2の幅方向端部の位置がY0である場合、上記YmとY0との差がマスク73の位置における基材2の幅方向のずれであるため、その分基材2の幅方向におけるマスク73の位置をずらすように、制御装置は調節手段74を駆動させる。
これにより、基材2の蛇行によって図4に幅D1および幅D2で示すようにメインロール5の上での基材2の位置が片寄っていた場合であっても、その片寄りに追従するようにマスク73の位置が調節されるため、基材2上の所定の位置に所定の幅(図4に示す幅W)のマスクを行うことができる。
なお、基材2が蛇行している場合、基材2はその搬送経路上で斜めに延在している可能性がある。ただし、その傾きは無視できるレベルと見なし(たとえば、基材2の搬送方向に関してマスク73が基材2をマスクする部分の寸法が数百mmであるのに対して、その領域における基材2の幅方向に関する基材2のずれ量は十分の数mm以下)、本実施形態ではマスク73の傾きを調節することは省略しているが、マスク73の傾きを調節する機構をさらに設けても良い。
次に、上述した薄膜形成装置1により基材2上に薄膜を形成する薄膜形成方法における動作フローを図5に示す。
まず、搬送ロール3の芯部31に巻回された基材2をセットし、基材2をメインロール5の外周面51に沿わせた後、搬送ロール4の芯部41に架け渡す(ステップS1)。そして、メインロールチャンバ6及び成膜部7の真空ポンプ61、71を作動させ、各チャンバ内を所定の圧力に到達させる(ステップS2)。
各チャンバが所定の圧力に到達した後、搬送ロール3から基材2を繰り出し、搬送ロール4で基材2を巻き取ることにより、基材2の搬送を開始する(ステップS3)。このように基材2を搬送することを、本説明では搬送工程と呼ぶ。このとき、成膜部7においては、基材2の一部はマスク73に覆われている。
次に、センサ63が基材2の幅方向端部の位置を検出する(ステップS4)。そして、基材2の端部位置の検出結果に応じて、マスク位置調節手段74が基材2の幅方向に関するマスク73の位置の調節を行う(ステップS5)。ここで、薄膜形成装置1が上記ステップS4の動作を行う工程を本説明では基材端部検出工程、上記ステップS5の動作を行う工程を本説明ではマスク位置調節工程と呼び、基材2の搬送が行われている間、この基材端部検出工程とマスク位置調節工程とを繰り返し行う。
一方、基材端部検出工程とマスク位置調節工程とを繰り返し行っている間に、成膜部7に原料ガスを供給し、成膜源72に高周波電圧を印加することにより、成膜を開始する(ステップS6)。これにより、成膜源72の周囲にプラズマ雰囲気が形成され、このプラズマ雰囲気に曝されることにより励起された原料ガスが基材2に触れ、基材2の表面に薄膜が形成される。このように基材2に薄膜を堆積させる工程を本説明では成膜工程と呼ぶ。なお、基材2のうちマスク73に覆われた部分には、薄膜が形成されない。
成膜工程が行われている間は、常に基材端部検出工程(ステップS4)とマスク位置調節工程(ステップS5)は繰り返し行われている。そして、成膜工程が完了した後、基材2の端部位置検出動作とマスク73の位置調節動作が停止し(ステップS7)、その後、基材2の搬送動作が停止する(ステップS8)。
最後に、成膜された基材2である成膜基材は、各チャンバの圧力が大気圧に戻された後、薄膜形成装置1から取り外され(ステップS9)、次の工程に持ち込まれる。
次に、本発明の他の実施形態における薄膜形成装置を図6に示す。
この実施形態における薄膜形成装置1aでは、マスク77はマスク搬送ロール78およびマスク搬送ロール79に巻かれており、基材2と同様、成膜中は搬送される。これにより、常にマスク77の表面がきれいな状態で成膜部7による基材2への成膜を行うことができる。
成膜部7内には、マスク位置調節手段80が設けられており、基材2の幅方向(Y軸方向)に関するマスク77の位置を調節する。そして、センサ63が基材2の端部位置を検出し、その結果にもとづいてマスク位置調節手段80がマスク77の位置を調節することにより、前述の通り基材2が蛇行などによりメインロール5上でY軸方向に位置ずれを起こした場合であっても、その位置ずれに追従してマスク77が変位する。
マスク位置調節手段80は、たとえば図7(a)のように両端につばのついた回転体であったり、図7(b)のように2本のピンが立てられた部材のようなものが考えられ、マスク77のY軸方向の動きは、このマスク位置調節手段80によって規制されている。また、マスク位置調節手段80がY軸方向に複数設けられている場合、これらマスク位置調節手段80は連結部材81で連結されている。
マスク位置調節手段80は駆動源82に接続されており、この駆動源82によってマスク位置調節手段80はY軸方向に変位する。そして、マスク位置調節手段80がY軸方向に変位することにより、マスク73もマスク位置調節手段80とともにY軸方向に変位する。
以上の薄膜形成装置および薄膜形成方法により、基材上の所定の位置に所定の幅のマスクを行うことが可能である。
なお、本実施形態では、成膜部7ではプラズマCVD法による蒸着が基材2に対して行われているが、これに限らず、たとえばスパッタリングなどの他の蒸着法が用いられても良い。
また、本実施形態では、成膜部7が2つの場合について説明したが、間仕切り部62を増やすことにより、3つ以上の成膜部7を設けて3種類以上の薄膜を形成するものであってもよい。また、成膜部7を1つのみ設けるものであってもよい。なお、多数の成膜部7を設ける場合は、本実施形態と同様に成膜部7ごとにマスク73およびマスク位置調節手段74を設けることが望ましい。
また、本実施形態では、マスク73は基材2の幅方向の両端部を覆うようにしているが、両端部に限らず、たとえば基材2の幅方向中央部を覆うようにしても良い。また、その中央部を覆うマスクの個数は1個でも複数個でも良い。
また、本実施形態では、マスク73を変位させることで基材2に対してマスク73を幅方向に相対移動させているが、メインロール5を幅方向に変位させ、基材2を幅方向に動かすことによって基材2に対してマスク73を幅方向に相対移動させるようにしても良い。
1 薄膜形成装置
1a 薄膜形成装置
2 基材
3 搬送ロール
4 搬送ロール
5 メインロール
6 メインロールチャンバ
7 成膜部
7a 第1成膜部
7b 第2成膜部
31 芯部
41 芯部
51 外周面
61 真空ポンプ
62 間仕切り部
63 センサ
63a センサ
63b センサ
71 真空ポンプ
72 成膜源
73 マスク
74 マスク位置調節手段
74a フレーム
74b フレーム走行部
74c 梁
75 ばね
76 フリーロール
77 マスク
78 マスク搬送ロール
79 マスク搬送ロール
80 マスク位置調節手段
81 連結部材
82 駆動源
101 メインロールチャンバ
102 メインロール
103 基材
104 搬送ロール
105 搬送ロール
106 間仕切り部
107 成膜部
108 成膜部
109 マスク

Claims (3)

  1. 一方向に長い帯状の基材の長手方向におけるそれぞれの端部が巻き付けられ、一方が基材を繰り出し、もう一方が基材を巻き取ることにより基材を搬送する一対の搬送ロールと、
    前記搬送ロールによって搬送される基材に薄膜を堆積させる成膜源を有する成膜部と、
    前記成膜部において前記成膜源と基材との間に位置し、基材の一部を覆うマスクと、
    基材の搬送方向に関して前記搬送ロールと前記マスクとの間の位置に設けられ、基材の短手方向である幅方向の基材の端部位置を検出する基材端部検出手段と、
    基材に対して前記マスクを前記幅方向に相対移動させるマスク位置調節手段と、
    を有することを特徴とする、薄膜形成装置。
  2. 前記マスクは基材から前記成膜源の方向に離間しており、基材と前記マスクの間隔は一定の値に維持されていることを特徴とする、請求項1に記載の薄膜形成装置。
  3. 一方向に長い帯状の基材の長手方向におけるそれぞれの端部が一対の搬送ロールに巻き付けられた状態で、一方の前記搬送ロールが基材を繰り出し、もう一方の前記搬送ロールが基材を巻き取ることにより基材を搬送する搬送工程と、
    前記搬送ロールによって連続的に搬送される基材の一部をマスクで覆いながら薄膜を堆積させる成膜工程と、
    前記成膜工程中に、基材の搬送方向に関して前記搬送ロールと前記マスクとの間の位置における基材の短手方向である幅方向の基材の端部位置を検出する基材端部検出工程と、
    前記成膜工程中に、前記端部位置検出工程において検出した基材の前記幅方向の端部位置にもとづき、基材に対して前記マスクを前記幅方向に相対移動させるマスク位置調節工程と、
    を有することを特徴とする、薄膜形成方法。
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