JP2018163283A - 感光性着色組成物およびカラーフィルタ - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本願では、「(メタ)アクリレート」、「(メタ)アクリル酸」、又は「(メタ)アクリルアミド」と表記した場合には、特に説明がない限り、それぞれ、「アクリレートおよび/又はメタクリレート」、「アクリル酸および/又はメタクリル酸」、又は「アクリルアミドおよび/又はメタクリルアミド」を表すものとする。
本発明の感光性着色組成物に用いられる染料としては、トリアリールメタン系染料、フラビン系染料、オーラミン系染料、サフラニン系染料、フロキシン系染料、およびメチレンブルー系染料等が挙げられる。
中でも発色性が良好な点において、トリアリールメタン系染料、またはメチレンブルー系染料を用いることが好ましく、より好ましくはトリアリールメタン系染料である。
<トリアリールメタン系染料>
トリアリールメタン系染料は、中心の炭素に対してパラの位置にあるNH2あるいはOH基が酸化によりキノン構造をとることによって発色するものである。
NH2、OH基の数によって以下3つの型に分けられるが、中でもトリアミノアリールメタン系の染料の形態であることが良好な青色、赤色、緑色を発色する点で好ましい。
a)ジアミノトリアリールメタン系染料
b)トリアミノトリアリールメタン系染料
c)OH基を有するロゾール酸系染料
トリアミノトリアリールメタン系染料、ジアミノトリアリールメタン系染料は色調が鮮明であり、他のものよりも日光堅ロウ性に優れ好ましいものである。またジフェニルナフチルメタン系染料および/またはトリアリールメタン系染料が好ましい。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、青色染料(A)に加えて、さらにその他の着色剤を含むことができる。その他の着色剤としては、青色顔料、紫色顔料もしくは染料、赤色染料であることが好ましい。
また、C.I.ダイレクトバイオレット1、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、16、17、18、21、22、25、26、27、28、29、30、31、32、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、45、51、52、54、57、58、61、62、63、64、71、72、77、78、79、80、81、82、83、85、86、87、88、93、97等も使用できる。
また、C.I.ダイレクトレッド1、2、2:1、4、5、6、7、8、10、10:1、13、14、15、16、17、18、21、22、23、24、26、26:1、28、29、31、33、33:1、34、35、36、37、39、42、43、43:1、44、46、49、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、67、67:1、68、72、72:1、73、74、75、77、78、79、81、81:1、85、86、88、89、90、97、100、101、101:1、107、108、110、114、116、117、120、121、122、122:1、124、125、127、127:1、127:2、128、129、130、132、134、135、136、137、138、140、141、148、149、150、152、153、154、155、156、169、171、172、173、174、175、176、177、179、180、181、182、185、186、189、204、211、213、214、217、222、224、225、226、227、228、232、236、237、238等も使用できる。
また、耐溶剤性と感度を両立するために、塗布膜の適切な紫外線透過率を得る観点から、青色着色剤に対する紫色着色剤または赤色着色剤の割合は、青色着色剤100重量部に対して、120重量部以下が好ましく、100重量部以下がより好ましい。
本発明の着色組成物に併用する着色剤が顔料の場合、ソルトミリング処理等により微細化することができる。顔料のTEM(透過型電子顕微鏡)により求められる平均一次粒子径は5〜90nmの範囲であることが好ましい。5nmよりも小さくなると有機溶剤中への分散が困難になり、90nmよりも大きくなると十分な分光特性を得ることができない場合がある。このような理由から、より好ましい平均一次粒子径は10〜70nmの範囲である。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、さらにバインダー樹脂を含む。バインダー樹脂は、着色剤を分散、染色、または浸透させるバインダー樹脂として用いることができる。
樹脂を含むことで、本発明の着色組成物の分散安定性がより良好となり、該カラーフィルタ用着色組成物を用いてカラーフィルタの着色画素層を形成した場合、顔料凝集物の少ない、現像性、パターン形状も良好な着色画素層を得ることができる。
また、アルカリ現像型着色レジスト材の形態で用いる場合には、酸性基含有エチレン性不飽和単量体を共重合したアルカリ可溶性樹脂を用いることが好ましい。また、さらに光感度を向上させるために、エチレン性不飽和二重結合を有する活性エネルギー線硬化性樹脂を用いることもできる。
特に側鎖にエチレン性不飽和二重結合を有する活性エネルギー線硬化性樹脂をアルカリ現像型着色レジスト材に用いることで、活性エネルギー線で露光し塗膜を形成する際に、樹脂が3次元架橋されることで光硬化密度が高まり、その結果として耐性の向上につながるため、より好ましい。
アルカリ可溶性樹脂として具体的には、酸性基を有するアクリル樹脂、α−オレフィン/(無水)マレイン酸共重合体、スチレン/スチレンスルホン酸共重合体、エチレン/(メタ)アクリル酸共重合体、又はイソブチレン/(無水)マレイン酸共重合体等が挙げられる。中でも、酸性基を有するアクリル樹脂、およびスチレン/スチレンスルホン酸共重合体から選ばれる少なくとも1種の樹脂、特に酸性基を有するアクリル樹脂は、耐熱性、透明性が高いため、好適に用いられる。
方法(i)としては、例えば、エポキシ基を有するエチレン性不飽和単量体と、他の1種類以上の単量体とを共重合することによって得られた共重合体の側鎖エポキシ基に、エチレン性不飽和二重結合を有する不飽和一塩基酸のカルボキシル基を付加反応させ、更に、生成した水酸基に、多塩基酸無水物を反応させ、エチレン性不飽和二重結合およびカルボキシル基を導入する方法がある。
方法(ii)としては、水酸基を有するエチレン性不飽和単量体を使用し、他のカルボキシル基を有する不飽和一塩基酸の単量体や、他の単量体とを共重合することによって得られた共重合体の側鎖水酸基に、イソシアネート基を有するエチレン性不飽和単量体のイソシアネート基を反応させる方法がある。
本発明の着色組成物には、該組成物を紫外線照射により硬化させ、フォトリソグラフィー法によりフィルタセグメントを形成するために、光重合開始剤を加えて溶剤現像型あるいはアルカリ現像型感光性着色組成物の形態で調製することができる。
これらの光重合開始剤は、1種を単独で、または必要に応じて任意の比率で2種以上混合して用いることができる。
さらに、本発明の着色組成物には、増感剤を含有させることができる。
増感剤としては、カルコン誘導体、ジベンザルアセトン等に代表される不飽和ケトン類、ベンジルやカンファーキノン等に代表される1,2−ジケトン誘導体、ベンゾイン誘導体、フルオレン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導体、キサンテン誘導体、チオキサンテン誘導体、キサントン誘導体、チオキサントン誘導体、クマリン誘導体、ケトクマリン誘導体、シアニン誘導体、メロシアニン誘導体、オキソノ−ル誘導体等のポリメチン色素、アクリジン誘導体、アジン誘導体、チアジン誘導体、オキサジン誘導体、インドリン誘導体、アズレン誘導体、アズレニウム誘導体、スクアリリウム誘導体、ポルフィリン誘導体、テトラフェニルポルフィリン誘導体、トリアリールメタン誘導体、テトラベンゾポルフィリン誘導体、テトラピラジノポルフィラジン誘導体、フタロシアニン誘導体、テトラアザポルフィラジン誘導体、テトラキノキサリロポルフィラジン誘導体、ナフタロシアニン誘導体、サブフタロシアニン誘導体、ピリリウム誘導体、チオピリリウム誘導体、テトラフィリン誘導体、アヌレン誘導体、スピロピラン誘導体、スピロオキサジン誘導体、チオスピロピラン誘導体、金属アレーン錯体、有機ルテニウム錯体、又はミヒラーケトン誘導体、α−アシロキシエステル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノン、4,4’−ジエチルイソフタロフェノン、3,3’,又は4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン等が挙げられる。
これらの増感剤は、1種を単独で、または必要に応じて任意の比率で2種以上混合して用いることができる。
光重合性単量体には、紫外線や熱などにより硬化して透明樹脂を生成するモノマーもしくはオリゴマーが含まれる。本発明の光重合性単量体は、多官能ウレタンアクリレート(D1)を含有することを特徴とする。多官能ウレタンアクリレートを含有することで、パターン密着性に優れた感光性着色組成物とすることができる。
多官能ウレタンアクリレート(D1)は、例えば、水酸基を有する(メタ)アクリレートに多官能イソシアネートを反応させることや、多官能アルコールにイソシアネート基を有する(メタ)アクリレートを反応させることで得ることができる。
1分子中に光重合性官能基を3つ以上有する多官能ウレタンアクリレートは、例えば、1分子中に2つ以上の光重合性官能基と1つの水酸基を有する水酸基を有する化合物と、2つ以上のイソシアネート基を有する化合物とを反応させることや、1分子中に1つの光重合性基と1つの水酸基を有する化合物と、3つ以上のイソシアネート基を有する化合物とを反応させることで得ることができる。
水酸基を有する(メタ)アクリレートとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の1分子中に1つの光重合性基と1つの水酸基を有する化合物;
トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、グリセロールアクリレートメタクリレート、グリセロールジメタクリレート、等の1分子中に2つの光重合性基と1つの水酸基を有する化合物;
ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールエチレンオキサイド変性ペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールプロピレンオキサイド変性ペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールカプロラクトン変性ペンタ(メタ)アクリレート等の1分子中に3つ以上の光重合性基と1つの水酸基を有する化合物;
グリセリンモノ(メタ)アクリレート等の1分子中に1つの光重合性基と2つの水酸基を有する化合物;
エポキシ基含有化合物と(メタ)アクリル酸の反応物等の1分子中に2つ以上の光重合性基と2つの水酸基を有する化合物等が挙げられる。
多官能イソシアネートとしては、芳香族系ジイソシアネート、脂肪族系ジイソシアネート、脂環族系ジイソシアネート、およびこれらのビュレット体、ヌレート体、アダクト体である2官能以上のイソシアネート化合物などが挙げられる。
多官能アルコールは、前記、多官能ウレタンアクリレート(D1)を得るためのイソシアネート基を有する(メタ)アクリレートとの反応や、前記、アダクト体を得るための芳香族系イソシアネート、脂肪族系イソシアネート、および/または脂環族系イソシアネートとの反応で用いることができる。
多官能アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコールジエチレングリコール、ブチレングリコール、1,6−ヘキサングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、3,3’−ジメチロールヘプタン、2−メチル−1,8−オクタンジオール、3,3’−ジメチロールヘプタン、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、ブチルエチルペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール,トリシクロデカンジメタノール、シクロペンタジエンジメタノール、ダイマージオール等の脂肪族あるいは脂環族ジオール類;
1,3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,2−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,4−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、4,4’−メチレンジフェノール、4,4’−(2−ノルボルニリデン)ジフェノール、4,4’−ジヒドロキシビフェノール、o−,m−,およびp−ジヒドロキシベンゼン、4,4’−イソプロピリデンフェノール、あるいはビスフェノールAやビスフェノールF等のビスフェノール類にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加させてなるビスフェノール類等の芳香族ジオール類;
1,1,1−トリメチロールプロパン、1,1,1−トリメチロールブタン、1,1,1−トリメチロールペンタン、1,1,1−トリメチロールヘキサン、1,1,1−トリメチロールヘプタン、1,1,1−トリメチロールオクタン、1,1,1−トリメチロールノナン、1,1,1−トリメチロールデカン、1,1,1−トリメチロールウンデカン、1,1,1−トリメチロールドデカン、1,1,1−トリメチロールトリデカン、1,1,1−トリメチロールテトラデカン、1,1,1−トリメチロールペンタデカン、1,1,1−トリメチロールヘキサデカン、1,1,1−トリメチロールヘプタデカン、1,1,1−トリメチロールオクタデカン、1,1,1−トリメチロールナノデカン、1,1,1−トリメチロール−sec−ブタン、1,1,1−トリメチロール−tert−ペンタン、1,1,1−トリメチロール−tert−ノナン、1,1,1−トリメチロール−tert−トリデカン、1,1,1−トリメチロール−tert−ヘプタデカン、1,1,1−トリメチロール−2−メチル−ヘキサン、1,1,1−トリメチロール−3−メチル−ヘキサン、1,1,1−トリメチロール−2−エチル−ヘキサン、1,1,1−トリメチロール−3−エチル−ヘキサン、1,1,1−トリメチロールイソヘプタデカン等のトリメチロール分岐アルカン類;
トリメチロールブテン、トリメチロールヘプテン、トリメチロールペンテン、トリメチロールヘキセン、トリメチロールヘプテン、トリメチロールオクテン、トリメチロールデセン、トリメチロールドデセン、トリメチロールトリデセン、トリメチロールペンタデセン、トリメチロールヘキサデセン、トリメトロールヘプタデセン、トリメチロールオクタデセン、1,2,6−ブタントリオール、1,2,4−ブタントリオール、グリセリン等の3官能ポリオール類;
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、キシリトール等の4官能以上のポリオール類;
ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリウレタンポリオールなどの高分子ポリオールなどを挙げることができる。これら多官能アルコールは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
イソシアネート基を有する(メタ)アクリレートとしては、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネート(製品名「カレンズMOI」、昭和電工社製)、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネート(製品名「カレンズAOI」、昭和電工社製)等の1分子中に1つの光重合性基と1つのイソシアネート基を有する化合物;
1,1−(ビスアクリロイルオキシメチル)エチルイソシアネート(製品名「カレンズB
EI」、昭和電工社製)等の1分子中に2つ以上の光重合性基と1つのイソシアネート基を有する化合物が挙げられる。
メルカプト基とカルボキシル基を有する化合物としては、チオグリコール酸、3−メルカプトプロピオン酸、チオりんご酸等が挙げられる。
ヒドロキシ酸としては、グリコール酸、乳酸、タルトロン酸、グリセリン酸、2−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、りんご酸、クエン酸、イソクエン酸、シトラマル酸、ロイシン酸、リシノール酸、リシネライジン酸、セレブロン酸、サリチル酸、クレオソート酸、バニリン酸、シリング酸、マンデル酸、ベンジル酸、アトロラクチン酸、メリロト酸、クマル酸、フェルラ酸、シナピン酸などの1つの水酸基を有するヒドロキシ酸;
酒石酸、メバロン酸、パントイン酸、シキミ酸、ピロカテク酸、レソルシル酸、プロトカテク酸、ゲンチジン酸、オルセリン酸、コーヒー酸、ウンベル酸等の2つ以上の水酸基を有するヒドロキシ酸等が挙げられる。
多塩基酸無水物としては、酸無水物基を分子内に1個以上含有する化合物であればよく、特に限定されるものではない。例えば、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水グルタル酸、ブチルコハク酸無水物、ヘキシルコハク酸無水物、オクチルコハク酸無水物、ドデシルコハク酸無水物、ブチルマレイン酸無水物、ペンチルマレイン酸無水物、ヘキシルマレイン酸無水物、オクチルマレイン酸無水物、デシルマレイン酸無水物、ドデシルマレイン酸無水物、ブチルグルタミン酸無水物、ヘキシルグルタミン酸無水物、ヘプチルグルタミン酸無水物、オクチルグルタミン酸無水物、デシルグルタミン酸無水物、ドデシルグルタミン酸無水物等の脂肪族二塩基酸無水物;
メチルテトラヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチル無水ナジック酸、無水ナジック酸、水素化メチル無水ナジック酸、スチルエンドスチレンテトラヒドロ無水フタル酸、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸等の脂環式二塩基酸無水物;
水添トリメリット酸無水物等の三塩基酸以上の脂環式多塩基酸無水物;
無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸等の芳香族二塩基酸無水物;
無水トリメリット酸等の三塩基酸以上の芳香族多塩基酸無水物等を挙げることができる。
この範囲であると、基材密着性の観点で好ましい。4.0×10−3mol/gを超える範囲では加熱工程で着色性が悪化する。
本発明の着色組成物には、透明基板上での組成物のレベリング性をよくするため、レベリング剤を添加することが好ましい。レベリング剤としては、主鎖にポリエーテル構造またはポリエステル構造を有するジメチルシロキサンが好ましい。主鎖にポリエーテル構造を有するジメチルシロキサンの具体例としては、東レ・ダウコーニング社製FZ−2122、ビックケミー社製BYK−333などが挙げられる。主鎖にポリエステル構造を有するジメチルシロキサンの具体例としては、ビックケミー社製BYK−310、BYK−370などが挙げられる。主鎖にポリエーテル構造を有するジメチルシロキサンと、主鎖にポリエステル構造を有するジメチルシロキサンとは、併用することもできる。レベリング剤の含有量は通常、着色組成物の全重量を基準(100重量%)として、0.003〜0.5重量%用いることが好ましい。
レベリング剤に補助的に加えるアニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のアルカリ塩、アルキルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステルなどが挙げられる。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、酸化防止剤を含有することができる。酸化防止剤は、カラーフィルタ用着色組成物に含まれる光重合開始剤や熱硬化性化合物が、熱硬化やITOアニール時の熱工程によって酸化し黄変することを防ぐため、塗膜の透過率を高くすることができる。そのため、酸化防止剤を含むことで、加熱工程時の酸化による黄変を防止し、高い塗膜の透過率を得る事ができる。
また、本発明の着色組成物には、溶存している酸素を還元する働きのあるアミン系化合物を含有させることができる。
また本発明の着色組成物には、熱硬化性樹脂の硬化を補助するため、必要に応じて、硬化剤、硬化促進剤などを含んでいてもよい。硬化剤としては、フェノール系樹脂、アミン系化合物、酸無水物、活性エステル、カルボン酸系化合物、スルホン酸系化合物などが有効であるが、特にこれらに限定されるものではなく、熱硬化性樹脂と反応し得るものであれば、いずれの硬化剤を使用してもよい。また、これらの中でも、1分子内に2個以上のフェノール性水酸基を有する化合物、アミン系硬化剤が好ましく挙げられる。上記硬化促進剤としては、例えば、アミン化合物(例えば、ジシアンジアミド、ベンジルジメチルアミン、4−(ジメチルアミノ)−N,N−ジメチルベンジルアミン、4−メトキシ−N,N−ジメチルベンジルアミン、4−メチル−N,N−ジメチルベンジルアミン等)、4級アンモニウム塩化合物(例えば、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド等)、ブロックイソシアネート化合物(例えば、ジメチルアミン等)、イミダゾール誘導体二環式アミジン化合物およびその塩(例えば、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、4−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−(2−シアノエチル)−2−エチル−4−メチルイミダゾール等)、リン化合物(例えば、トリフェニルホスフィン等)、グアナミン化合物(例えば、メラミン、グアナミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン等)、S−トリアジン誘導体(例えば、2,4−ジアミノ−6−メタクリロイルオキシエチル−S−トリアジン、2−ビニル−2,4−ジアミノ−S−トリアジン、2−ビニル−4,6−ジアミノ−S−トリアジン・イソシアヌル酸付加物、2,4−ジアミノ−6−メタクリロイルオキシエチル−S−トリアジン・イソシアヌル酸付加物等)などを用いることができる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
硬化促進剤の含有量としては、熱硬化性樹脂100重量部に対し、0.01〜15重量部が好ましい。
本発明の着色組成物には、経時粘度を安定化させるために貯蔵安定剤を含有させることができる。また、透明基板との密着性を高めるためにシランカップリング剤等の密着向上剤を含有させることもできる。
本発明の着色組成物には、着色剤を充分に着色剤担体中に分散、浸透させ、ガラス基板等の基板上に乾燥膜厚が0.2〜5μmとなるように塗布してフィルタセグメントを形成することを容易にするために有機溶剤を含有させる。有機溶剤は、着色組成物の塗布性が良好であることに加え、着色組成物各成分の溶解性、さらには安全性を考慮して選定される。
これらの溶剤は、単独で、または必要に応じて任意の比率で2種以上混合して用いることができる。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、本発明の色素単量体(A)および造塩化合物(B)を含む着色剤を、必要に応じて前記樹脂と、溶剤とからなる着色剤担体中に、好ましくは色素誘導体などの分散助剤と一緒に、三本ロールミル、二本ロールミル、サンドミル、ニーダー、又はアトライター等の各種分散手段を用いて微細に分散して製造することができる。
着色剤を着色剤担体中に分散する際には、適宜、色素誘導体、樹脂型分散剤、界面活性剤等の分散助剤を用いることができる。分散助剤は、着色剤の分散に優れ、分散後の着色剤の再凝集を防止する効果が大きいので、分散助剤を用いて着色剤を着色剤担体中に分散してなる着色組成物を用いた場合には、分光透過率の高いカラーフィルタが得られる。
本発明のカラーフィルタ用着色組成物は、遠心分離、焼結フィルタ、メンブレンフィルタ等の手段にて、5μm以上の粗大粒子、好ましくは1μm以上の粗大粒子、さらに好ましくは0.5μm以上の粗大粒子および混入した塵の除去を行うことが好ましい。このように着色組成物は、実質的に0.5μm以上の粒子を含まないことが好ましい。より好ましくは0.3μm以下であることが好ましい。
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。本発明のカラーフィルタは、少なくとも1つの赤色フィルタセグメント、少なくとも1つの緑色フィルタセグメント、および少なくとも1つの青色フィルタセグメントを具備する。
また、カラーフィルタは、さらにマゼンタ色フィルタセグメント、シアン色フィルタセグメント、および黄色フィルタセグメントを具備するものであってもよく、該黄色フィルタセグメントが、本発明の着色組成物から形成されてなるものであってもよい。
本発明のカラーフィルタは、印刷法またはフォトリソグラフィー法により、製造することができる。
樹脂の重量平均分子量(Mw)は、装置としてHLC−8220GPC(東ソー株式会社製)を用い、カラムとしてTSK−GELSUPERHZM−Nを2連でつなげて使用し、溶媒としてTHFを用いて測定したポリスチレン換算分子量である。
樹脂の酸価は、JISK0070の電位差滴定法に準拠し、測定した酸価(mgKOH/g)を固形分換算した値である。
光重合性単量体のウレタン基数(mmol/g)とは、分子中に含まれるウレタン結合の個数の尺度であり、下記にて算出した。
(1分子中の光重合単量体のウレタン基個数)/(光重合性単量体の分子量)
混合物の場合は、各成分の重量比とウレタン基数の積和を1分子中の光重合単量体のウレタン基個数、数平均分子量を光重合単量体の分子量とする。
光重合性単量体の二重結合基数とは、分子中に含まれる二重結合の個数の尺度であり、
下記式により算出した。
(1分子中の炭素−炭素二重結合の個数)/(光重合性単量体の分子量)
混合物の場合は、各成分の重量比と炭素−炭素二重結合の個数の積和を1分子中の炭素−炭素二重結合の個数、数平均分子量を光重合単量体の分子量とする。
(光重合性単量体(D1−1))
2L容の四つ口フラスコ内に、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート801g、ヘキサメチレンジイソシアネート128g、N,N−ジメチルベンジルアミン1.0g、4−メトキシフェノール1.0gを仕込み、70℃の温度で8時間反応させ、IR分析により、イソシアネートの吸収の消失を確認した。
室温まで冷却した後、メルカプトプロピオン酸70.3gを仕込み、50〜60℃の温度で6時間反応を行い、光重合性単量体(D1−1)を得た。
この光重合性単量体(D1−1)の酸価は43、ウレタン基数は1.53mmol/g、二重結合基数は6.88mmol/gであった。
2L容の四つ口フラスコ内に、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体416g、ペンタエリスリトールトリアクリレート584g、N,N−ジメチルベンジルアミン1.0g、4−メトキシフェノール1.0gを仕込み、70℃の温度で8時間反応させ光重合単量体(D1−2)を得た。
なお、IR分析により、反応生成物中にイソシアネート基が存在しないことを確認した。
この光重合単量体(D1−2)のウレタン基数は3.92mmol/g、二重結合基数は5.87mmol/gであった。
2L容の四つ口フラスコ内に、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート862g、ヘキサメチレンジイソシアネート138g、N,N−ジメチルベンジルアミン1.0g、4−メトキシフェノール1.0gを仕込み、70℃の温度で8時間反応させ光重合単量体(D1−3)を得た。
なお、IR分析により、反応生成物中にイソシアネート基が存在しないことを確認した。
この光重合単量体(D1−3)のウレタン基数は1.64mmol/g、二重結合基数は8.22mmol/gであった。
2L容の四つ口フラスコ内に、4−ヒドロキシブチルアクリレート(共栄社化学(株)製)632g、ヘキサメチレンジイソシアネート368gを仕込み、60℃で8時間反応させ、光重合性単量体(D1−4)を得た。
なお、IR分析により、反応生成物中にイソシアネート基が存在しないことを確認した。
この光重合性単量体(D1−4)のウレタン基数は4.39mmol/g、二重結合基数は4.39mmol/gであった。
2L容の四つ口フラスコ内に、クラレポリオールP2010(株式会社クラレ製)591g、ヘキサメチレンジイソシアネート99.3g、N,N−ジメチルベンジルアミン1.0gを仕込み、70℃の温度で8時間反応させた。
室温まで冷却した後、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート310g、4−メトキシフェノール1.0gを仕込み、70℃の温度で6時間反応を行い、光重合性単量体(D1−5)を得た。
なお、IR分析により、反応生成物中にイソシアネート基が存在しないことを確認した。
この光重合性単量体(D1−5)のウレタン基数は1.18mmol/g、二重結合基数は2.96mmol/gであった。
2L容の四つ口フラスコ内に、1,6ヘキサンジオール36.7g、クラレポリオールP2010(株式会社クラレ製)622g、ヘキサメチレンジイソシアネート157g、N,N−ジメチルベンジルアミン1.0gを仕込み、70℃の温度で8時間反応させた。
室温まで冷却した後、ペンタエリスリトールトリアクリレート185g、4−メトキシフェノール1.0gを仕込み、70℃の温度で6時間反応を行い、光重合性単量体(D1−6)を得た。
なお、IR分析により、反応生成物中にイソシアネート基が存在しないことを確認した。
この光重合性単量体(D1−6)のウレタン基数は1.86mmol/g、二重結合基数は1.86mmol/gであった。
2L容の四つ口フラスコ内に、ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体477g、ペンタエリスリトールトリアクリレート445g、γ―ヒドロキシ酪酸77.7g、N,N−ジメチルベンジルアミン1.0g、4−メトキシフェノール1.0gを仕込み、70℃の温度で8時間反応させ光重合単量体(D1−7)を得た。
なお、IR分析により、反応生成物中にイソシアネート基が存在しないことを確認した。
この光重合単量体(D1−7)の酸価は42、ウレタン基数は4.48mmol/g、二重結合基数は4.48mmol/gであった。
2L容の四つ口フラスコ内に、トリメチロールプロパン241g、アクリロイルオキシエチルイソシアネート759gを仕込み、60℃で8時間反応させ、光重合性単量体(D1−8)を得た。
なお、IR分析により、反応生成物中にイソシアネート基が存在しないことを確認した。
この光重合性単量体(D1−8)のウレタン基数は5.39mmol/g、二重結合基数は5.39mmol/gであった。
HD:1,6−ヘキサンジオール
P2010:クラレポリオールP2010(株式会社クラレ製)
TMP:トリメチロールプロパン
TMP−3HDI:ヘキサメチレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体(三井化学社製「タケネートD−160N」)
PTA:ペンタエリスリトールトリアクリレート
DPPA:ジペンタエリスリトールペンタアクリレート
4HBA:4−ヒドロキシブチルアクリレート
TGA:チオグリコール酸
γHBA:γ−ヒドロキシ酪酸
AOI:アクリロイルオキシエチルイソシアネート
HDI:ヘキサメチレンジイソシアネート
DMBA:N,N−ジメチルベンジルアミン
MQ:4−メトキシフェノール
(樹脂溶液(B1))
セパラブル4口フラスコに温度計、冷却管、窒素ガス導入管、撹拌装置を取り付けた反応容器にプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート70.0部を仕込み、80℃に昇温し、反応容器内を窒素置換した後、滴下管よりスチレン15部、メタクリル酸13.5部、メチルメタクリレート30部、n−ブチルメタクリレート17.5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10部、パラクミルフェノールエチレンオキサイド変性アクリレート(東亜合成社製アロニックスM110)14部、および2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.4部の混合物を2時間かけて滴下し重合反応を行った。滴下終了後、更に3時間反応を継続し、固形分50重量%のアクリル樹脂溶液を得た。
室温まで冷却した後、樹脂溶液約2部をサンプリングして180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した樹脂溶液に不揮発分が20重量%になるようにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを添加して樹脂溶液(B1)を得た。
(分散剤(DI―1))
ガス導入管、温度計、コンデンサー、攪拌機を備えた反応容器に、メチルメタクリレート50部、n−ブチルメタクリレート50部、PGMAc45.4部を仕込み、窒素ガスで置換した。反応容器内を70℃に加熱して、3−メルカプト−1,2−プロパンジオール6部を添加して、さらにAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)0.12部を加え、12時間反応した。固形分測定により95%が反応したことを確認した。次に、ピロメリット酸無水物9.7部、PGMAc70.3部、触媒としてDBU(1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン)0.20部を追加し、120℃で7時間反応させた。酸価の測定で98%以上の酸無水物がハーフエステル化していることを確認し反応を終了した。PGMAcを加えて不揮発分50%に調整し、酸価43、重量平均分子量9000の分散剤(DI−1)を得た。
(微細化顔料(PB−1))
C.I.ピグメントブルー15:6(PB15:6)(トーヨーカラー社製「リオノールブルーES」)100部、粉砕した食塩800部、およびジエチレングリコール100部をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所製)に仕込み、70℃で12時間混練した。この混合物を温水3000部に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、濾過、水洗をくりかえして食塩および溶剤を除いた後、80℃で一昼夜乾燥し、98部の微細化顔料(PB−1)を得た。平均一次粒子径は28.3nmであった。
(色素誘導体(PD−1))
色素成分である銅フタロシアニン50部をクロロスルホン化した後、アミン成分である
N,N−ジメチルアミノプロピルアミン14部と反応させて塩基性基を有する色素誘導体(PD−1)を得た。
(染料(DY―1))(トリフェニルエタン系造塩化合物)
C.I.ベーシックブルー7(東京化成品)12部とドデシル硫酸ナトリウム(東京化成品)7.4部、ジクロロメタン130部、水200部を混合し、室温で2時間攪拌した。その後、有機層を抽出、水で洗浄を行ない、有機層を減圧濃縮した。そして、60℃の減圧乾燥機で乾燥し、14.7部のDY1を得た。収率は、84.8%であった。
(顔料分散体(DP−1))
下記の混合物を均一になるように攪拌混合した後、直径0.5mmのジルコニアビーズを用いて、アイガーミル(アイガージャパン社製「ミニモデルM−250MKII」)で5時間分散した後、5.0μmのフィルタで濾過し青色顔料分散体(DP−1)を得た。
顔料分散体はPGMAcにより固形分20重量%となるように調整した。
以下、固形分重量を示す。
微細化顔料(PB−1) :13.0部
色素誘導体(PD−1) :1.0部
分散剤(DI−1) :6.0部
(染料溶液(DD−1))
下記の混合物を均一になるように攪拌混合した後、5.0μmのフィルタで濾過し染料溶液(DD−1)を作製した。
DYー1 :20.0部
PGMAC :80.0部
(感光性着色組成物(RB−1))
下記の混合物(合計500部)を均一になるように攪拌混合した後、1.0μmのフィルタで濾過して、感光性緑色着色組成物(RB−1)を得た。
染料溶液(DD−1) :214.3部
樹脂溶液(B−1) :205.7部
光重合性単量体(D1−1) :15.0部
光重合開始剤(C−1) :1.0部
(BASF社製「イルガキュアOXE02」)
有機溶剤 :64.0部
(PGMAC)
(感光性緑色着色組成物(RB−2〜16))
表1に示す種類、および配合量(重量部)に変更した以外は感光性着色組成物(RB−1)と同様にして、感光性着色組成物(RB−2〜16)を作製した。
光重合開始剤(C−1):エタン−1−オン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル],1−(O−アセチルオキシム)
(BASF社製「イルガキュアOXE02」)
光重合開始剤(C−2):BASF社製「イルガキュアOXE04」
光重合性単量体(DHPA):ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(東亞合成社製「アロニックスM−402」)
実施例および比較例で得られた感光性着色組成物の現像性評価、および密着性評価を下記の方法で行った。
100mm×100mm、1.1mm厚のガラス基板上にブラックマトリクスをパターン加工し、該基板上にスピンコーターで、得られた感光性着色組成物を塗布し、70℃で20分乾燥させ溶剤を除去し、膜厚が3.0μmである塗膜を得た。次いで、該被膜に10μm、および20μm幅ストライプパターンのフォトマスクを介して、超高圧水銀ランプを用いて100mJ/cm2の紫外線を照射し、フィルタセグメントを形成した。塗膜の膜厚は、Dektak3030(日本真空技術社製)を用いて行った。
フィルタセグメントを炭酸ナトリウム0.15重量%炭酸水素ナトリウム0.05重量%陰イオン系界面活性剤(花王社製「ペレックスNBL」)0.1重量%および水99.7重量%からなるアルカリ現像液により30秒、50秒でスプレー現像した後、イオン交換水で洗浄し、非露光部の現像状態を目視で観察した。
評価は下記の3段階で評価した。
◎:30秒の現像時間で非硬化部が現像される。
○:50秒の現像時間で非硬化部が現像される。
×:50秒の現像時間でも非硬化部が現像されない。
フィルタセグメントを炭酸ナトリウム0.15重量%炭酸水素ナトリウム0.05重量%陰イオン系界面活性剤(花王社製「ペレックスNBL」)0.1重量%および水99.7重量%からなるアルカリ現像液により50秒でスプレー現像した後、イオン交換水で洗浄し、金属顕微鏡「BX60」(オリンパスシステム社製)を用いて、10μm、および20μm幅ストライプパターン部を観察した。
評価は下記の3段階で評価した。
◎:10um細線までピールなし。
〇:20um細線までピールなし。
×:20um細線がピール。
特に多官能ウレタンアクリレート(D1)が酸基を有する場合、良好な密着性を維持したまま、優れた現像性を示した。
Claims (7)
- 青色染料(A)、バインダー樹脂(B)、光重合開始剤(C)、および光重合性単量体(D)を含む感光性着色組成物であって、前記光重合性単量体(D)が多官能ウレタンアクリレート(D1)を含有することを特徴とする感光性着色組成物。
- 青色染料(A)が、トリアリールメタン系染料(A1)であることを特徴とする請求項1記載の感光性着色組成物。
- 多官能ウレタンアクリレート(D1)が、1分子中に光重合性官能基を3つ以上有することを特徴とする請求項1または2記載の感光性着色組成物。
- 多官能ウレタンアクリレート(D1)のウレタン基数が、1.5mmol/g以上であり、かつ二重結合基数が4.0mmol/g以上であることを特徴とする1〜3のいずれか記載の感光性着色組成物。
- 光重合性単量体(D)の含有量が、着色組成物の固形分重量を基準として、7〜50重量%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の感光性着色組成物。
- 多官能ウレタンアクリレート(D1)が、酸基を有すること特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の感光性着色組成物。
- 基板上に、請求項1〜6のいずれか記載の感光性着色組成物から形成されるフィルタセグメントを具備することを特徴とするカラーフィルタ。
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