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JP2018153981A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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JP2018153981A
JP2018153981A JP2017051738A JP2017051738A JP2018153981A JP 2018153981 A JP2018153981 A JP 2018153981A JP 2017051738 A JP2017051738 A JP 2017051738A JP 2017051738 A JP2017051738 A JP 2017051738A JP 2018153981 A JP2018153981 A JP 2018153981A
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JP2017051738A
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孝紀 吉澤
Takanori Yoshizawa
孝紀 吉澤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

【課題】ノズル面に排出されたインクを確実に吸収することができるインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】キャリッジと、記録ヘッドHdiと、特性の異なる複数の層から成るインク受け部60を収容するインク受け部収容部48とを有する。上方に配設された層は、下方に配設された層よりインクに対する親水性が高くされる。前記インク受け部60は、ノズル面Sdに排出されたインクをノズル面に接触することなく受けて吸収する。インクの受け面と記録ヘッドHdiのノズル面との間に所定の距離を置いても、インクを確実に吸収することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置、例えば、インクジェットプリンタにおいては、キャリッジがレールに沿って移動させられ、キャリッジに搭載された記録ヘッドからインク滴が吐出され、記録媒体に付着させられることによって文字、イメージ等の画像が形成され、印刷が行われるようになっている。
ところで、前記記録ヘッドにおいて、ノズル内のインクの粘度が高くなってノズルが詰まると、インク滴を安定させて吐出することができなくなってしまう。
そこで、インクジェットプリンタに、記録ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンス装置が搭載されるようになっている。
該メンテナンス装置においては、ノズル内のインクを吸引することによってノズル内からノズル面に排出し、ノズル面に排出されたインクをインク受け部としてのインク吸収体によって吸収し、除去するようにしている。ところが、インク吸収体がインクを吸収して膨張すると、インク吸収体がノズル面に接触してしまう。そこで、インク吸収体とノズル面との間に十分な距離を置き、インク吸収体をノズル面に接触させることなく、ノズル面に排出されたインクを吸収するようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−137210号公報
しかしながら、前記従来のインクジェットプリンタにおいては、インク吸収体とノズル面との間に十分な距離が置かれるので、ノズル面に排出されたインクを確実に吸収することができない。
本発明は、前記従来のインクジェットプリンタの問題点を解決して、ノズル面に排出されたインクを確実に吸収することができるインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
そのために、本発明のインクジェットプリンタにおいては、走査方向に移動自在に配設されたキャリッジと、該キャリッジに搭載された記録ヘッドと、キャリッジの走査方向における所定の箇所に、記録ヘッドと対向させて、上下方向に移動自在に配設され、特性の異なる複数の層から成るインク受け部を収容するインク受け部収容部とを有する。
そして、前記複数の層のうちの上方に配設された層は、下方に配設された層よりインクに対する親水性が高くされる。
また、前記インク受け部は、インクの受け面と記録ヘッドのノズル面との間に所定の距離を置いた状態で、ノズル面に排出されたインクをノズル面に接触することなく受けて吸収する。
本発明によれば、インクジェットプリンタにおいては、走査方向に移動自在に配設されたキャリッジと、該キャリッジに搭載された記録ヘッドと、キャリッジの走査方向における所定の箇所に、記録ヘッドと対向させて、上下方向に移動自在に配設され、特性の異なる複数の層から成るインク受け部を収容するインク受け部収容部とを有する。
そして、前記複数の層のうちの上方に配設された層は、下方に配設された層よりインクに対する親水性が高くされる。
また、前記インク受け部は、インクの受け面と記録ヘッドのノズル面との間に所定の距離を置いた状態で、ノズル面に排出されたインクをノズル面に接触することなく受けて吸収する。
この場合、キャリッジの走査方向における所定の箇所に、記録ヘッドと対向させて、インク受け部収容部が上下方向に移動自在に配設され、インク受け部収容部内に、特性の異なる複数の層から成り、上方に配設された層が下方に配設された層よりインクに対する親水性が高くされたインク受け部が収容される。
したがって、インクの受け面と記録ヘッドのノズル面との間に所定の距離を置いても、前記インク受け部の上方の層によって、ノズル面にインク滴として浸出したインク、ノズル面からインク滴として滴ったインク等を確実に吸収することができる。
本発明の実施の形態におけるパージユニットの動作を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるパージユニットの斜視図である。 本発明の実施の形態におけるパージユニットの概念図である。 本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの制御ブロック図である。 本発明の実施の形態におけるパージユニットの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのインクジェットプリンタについて説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの斜視図である。
図において、10はインクジェットプリンタ、Frは該インクジェットプリンタ10の本体、すなわち、装置本体を支持するフレームであり、該フレームFrは、インクジェットプリンタ10を前側(図において手前側)から見たときの左端から右端にかけて延在させて配設された受け板PB、該受け板PBの左端から立ち上げて形成された第1の主支持部としてのサイドプレートPL1、受け板PBの右端から立ち上げて形成された第2の主支持部としてのサイドプレートPR1、前記サイドプレートPL1より所定の距離だけ右方において受け板PBから立ち上げて形成された第1の副支持部としての枠体PL2、及び前記サイドプレートPR1より所定の距離だけ左方において受け板PBから立ち上げて形成された第2の副支持部としての枠体PR2を備える。
前記サイドプレートPL1、PR1間に、レール15が延在させて配設(架設)され、該レール15に沿ってキャリッジ17が走査方向に移動自在に配設される。該キャリッジ17に、一つ又は複数の、本実施の形態においては、複数の後述される記録ヘッドHdi(i=1、2、…)(図1)が、複数のノズルが開口する面、すなわち、ノズル面Sdを下方に向けて搭載される。
また、前記サイドプレートPR1に駆動側のプーリ18が、サイドプレートPL1に従動側のプーリ19が回転自在に配設され、プーリ18、19間に無端ベルト21が走行自在に張設され、該無端ベルト21の所定の箇所に前記キャリッジ17が取り付けられる。そして、前記プーリ18にキャリッジ移動用の駆動部としてのキャリッジモータ22が連結される。
したがって、該キャリッジモータ22を駆動し、無端ベルト21を走行させることによってキャリッジ17を左右方向に移動させ、キャリッジ17の移動に伴って各記録ヘッドHdiを左右方向に移動させることができる。また、このとき、記録ヘッドHdiからインク滴を吐出し、副走査方向、すなわち、キャリッジ17の移動方向に対して直交する方向に搬送される記録媒体Pに付着させることによって、記録媒体Pに文字、イメージ等の画像を形成し、印刷を行うことができる。なお、記録媒体Pとしては、用紙のほかに、塩化ビニル、PET等の樹脂製のフィルム等を使用することができる。
前記レール15に沿って、かつ、レール15と平行に延在させてリニアスケール23が配設され、該リニアスケール23の目盛りが、キャリッジ17に配設された後述されるエンコーダ79(図5)によって読み取られ、該エンコーダ79のセンサ出力に基づいて、キャリッジ17の位置が検出される。また、キャリッジ17の位置の変化及び時間に基づいてキャリッジ17の移動速度を算出することができる。
そして、前記レール15に沿って、かつ、レール15と平行に延在させて、プレート状の形状を有するプラテン25が配設される。該プラテン25は、前記受け板PB上における枠体PL2、PR2間に配設され、プラテン25上を搬送される記録媒体Pを支持する。
また、前記プラテン25の下方に、記録媒体Pを負圧によってプラテン25に引き寄せるための図示されない空気吸引装置が配設される。該空気吸引装置は吸引用のファンを備え、該ファンによって空気が吸引され、記録媒体Pはプラテン25によって平坦に支持される。
そして、前記プラテン25より後方に、第1の媒体案内部としての図示されないリヤペーパガイドが配設される。該リヤペーパガイドは、図示されない繰出しロールから繰り出された記録媒体Pを前記プラテン25に案内する。そのために、記録媒体Pの搬送方向における前記リヤペーパガイドとプラテン25との間に、搬送部材としての搬送ローラ対30が回転自在に配設される。
該搬送ローラ対30は、プラテン25に隣接させて、キャリッジ17の走査方向における複数箇所に、回転自在に配設された第1のローラとしての搬送ローラ31、及び該搬送ローラ31より上方において回転自在に配設され、記録媒体Pを搬送ローラ31に押し付ける第2のローラとしてのピンチローラ32から成る。後述される搬送用の駆動部としての搬送モータ78(図5)を駆動し、搬送ローラ31を回転させると、ピンチローラ32が連れ回りで回転させられる。
これにより、記録媒体Pは、搬送ローラ31とピンチローラ32とによって挟まれた状態で繰出しロールから繰り出され、リヤペーパガイドに沿って搬送され、プラテン25上に送られる。そして、記録媒体Pと記録ヘッドHdiのノズル面Sdとが対向させられ、記録ヘッドHdiからインク滴が吐出され、記録媒体Pに付着させられる。
この場合、前記搬送モータ78を駆動して記録媒体Pを所定の距離搬送した後、搬送モータ78を停止させ、その状態でキャリッジ17を移動させ、記録ヘッドHdiからインク滴を吐出することによって、1走査が行われ、1ライン分の画像が形成される。1走査が終了すると、前記搬送モータ78を再び駆動して記録媒体Pを所定の距離搬送した後、搬送モータ78を停止させ、その状態でキャリッジ17を移動させ、記録ヘッドHdiからインク滴を吐出することによって、1走査が行われ、1ライン分の画像が形成される。この動作を繰り返すことによって、記録媒体Pに画像が形成され、印刷が行われる。
なお、本実施の形態においては、シングルパス方式によって印刷が行われるようになっているが、マルチパス方式によって印刷を行う場合は、前記記録媒体Pを搬送する距離が記録ヘッドHdiの図示されないノズル列より短くされ、複数の走査を行うことによって1ライン分の画像が形成される。
また、前記プラテン25より前方に、印刷が行われた後の記録媒体Pを媒体排出口Eqに案内するための第2の媒体案内部としてのフロントペーパガイド33が配設される。該フロントペーパガイド33は、前記プラテン25から水平方向に排出された記録媒体Pを下方に向けて案内するために、湾曲した形状を有する。
したがって、図示されない媒体導入口から供給された記録媒体Pは、リヤペーパガイドによって案内されてプラテン25に送られ、プラテン25上において、記録ヘッドHdiから吐出されたインク滴が付着させられて印刷が行われ、印刷が行われた後、フロントペーパガイド33によって媒体排出口Eqに案内され、図示されない巻取装置に送られて巻き取られる。
ところで、印刷が行われた記録媒体Pにはインク滴が付着しており、インク滴が付着した記録媒体Pを、そのままインクジェットプリンタ10から排出し、その後、巻取装置によって巻き取ると、記録媒体Pがインク滴で汚れてしまう。
そこで、記録媒体P上のインク滴を乾燥させ、記録媒体Pに定着させるために、前記リヤペーパガイド、プラテン25及びフロントペーパガイド33の裏面に加熱体としての図示されないヒータが配設され、該ヒータによって、リヤペーパガイド、プラテン25及びフロントペーパガイド33上を搬送される記録媒体Pが加熱されるようになっている。
なお、本実施の形態においては、前記レール15がサイドプレートPL1、PR1間に配設され、プラテン25が枠体PL2、PR2間に配設されるので、キャリッジ17がプラテン25上を移動させられる間は各記録ヘッドHdiによる印刷が行われ、キャリッジ17が、サイドプレートPL1と枠体PL2との間に置かれるとき、及びサイドプレートPR1と枠体PR2との間に置かれるときは、各記録ヘッドHdiによる印刷が行われない。そこで、本実施の形態においては、サイドプレートPL1と枠体PL2との間が、キャリッジ17の位置の原点合わせを行うためのホームポジションにされ、サイドプレートPR1と枠体PR2との間が、キャリッジ17をプラテン25上から退避させるとともに、折り返すための、かつ、各記録ヘッドHdiのメンテナンスを行うための退避ポジションにされる。
そして、前記ホームポジションに、記録ヘッドHdiと対向させてキャップユニット43が配設される。該キャップユニット43は、インクジェットプリンタ10を長時間使用しない場合に、記録ヘッドHdiのノズル面Sdを覆い、ノズル内のインクの粘度が高くなってノズルが詰まったり、ノズルにごみ等が付着したりするのを防止する。
そして、前記退避ポジションに、記録ヘッドHdiと対向させてワイプユニット41が配設される。該ワイプユニット41は、ノズル面Sdを払拭し、ノズル面Sdに付着した紙粉等の異物、インク等を除去するための図示されないワイパ、及び該ワイパの下方に配設された図示されないインク受けを備える。したがって、ワイプユニット41を動作させることによって、ノズル面Sdを良好な状態に維持することができるので、画像を形成する際にインク滴を円滑に吐出することができる。
ところで、記録ヘッドHdiは、画像データに従ってインク滴を吐出して画像を形成するので、画像データによっては、インク滴が吐出されないノズルがある。その場合、インク滴が吐出されないノズル内でインクの粘度が高くなると、ノズルからインク滴を円滑に吐出することができなくなってしまう。
そこで、定期的に、又は所定のタイミングで、本実施の形態においては、所定のタイミングで、記録ヘッドHdiを駆動し、ノズルから所定のインク滴分のインクを吐出し、ノズル内のインクの粘度が高くなるのを防止するようにしている。
そのために、前記ホームポジションにおけるキャップユニット43と枠体PL2との間に、記録ヘッドHdiと対向させてスピットユニット45が配設される。該スピットユニット45は、記録ヘッドHdiがホームポジションに置かれ、ノズルからインクが吐出されたときに、インクを受け、廃棄する。
また、定期的に、又は所定のタイミングで、本実施の形態においては、所定のタイミングで、記録ヘッドHdi内のインクを加圧し、ノズル内で粘度が高くなったインクを強制的に排出するようにしている。
そのために、キャリッジ17の走査方向における所定の箇所、本実施の形態においては、前記退避ポジションにおけるワイプユニット41と枠体PR2との間に、記録ヘッドHdiと対向させてパージユニット44が配設される。該パージユニット44は、記録ヘッドHdiが退避ポジションに置かれ、ノズルからインクが排出されたときに、インクを吸収し、廃棄する。
次に、前記パージユニット44について説明する。
図3は本発明の実施の形態におけるパージユニットの斜視図、図4は本発明の実施の形態におけるパージユニットの概念図である。
図において、44はパージユニット、46はハウジング、48は、該ハウジング46内において、記録ヘッドHdiと対向させて、上下方向に移動自在に配設された複数の、本実施の形態においては、2個のインク受け部収容部、51は該インク受け部収容部48を支持するとともに、上下方向に移動させる昇降機構、55はインク受け部収容部48内のインクを廃棄するインク廃棄部である。
本実施の形態においては、キャリッジ17(図2)に、複数の記録ヘッドHdiが2列に、かつ、千鳥状に配列され、インク受け部収容部48が千鳥状に配設されるので、キャリッジ17は、すべての記録ヘッドHdiを2個ずつ順に、インク受け部収容部48上方に置き、インク受け部収容部48と対向するように移動させられる。
前記ハウジング46は、底板Hb、及び該底板Hbの両縁から立ち上げて形成された側板Hs1、Hs2を備える。
また、前記各インク受け部収容部48は、上縁が開放された箱状体から成るケース61、及び該ケース61内に収容され、記録ヘッドHdiからノズル面Sdにインク滴として浸出したインク、ノズル面Sdからインク滴として滴るインク等を吸収するインク受け部(インク吸収体)60を備える。
そして、該インク受け部60は、特性の異なる複数の層、本実施の形態においては、2個の第1、第2のインク受け部材62、63をインク受け部収容部48の上方及び下方に積層させて配設することによって形成される。
前記第1、第2のインク受け部材62、63は、樹脂製の多孔質部材、本実施の形態においては、合成樹脂製のスポンジによって形成され、合成樹脂材料を選択することによって、前記第1のインク受け部材62は第2のインク受け部材63よりインクに対する親水性が高く、第2のインク受け部材63は第1のインク受け部材62よりインクに対する保水性が高くされる。
なお、ケース61の上縁の2箇所に、上方に向けて突出させて、スペーサとしての凸部65が形成される。
前記第1のインク受け部材62は、ノズル面Sdの直下に配設され、記録ヘッドHdiからノズル面Sdにインク滴id(図1)として浸出したインク、ノズル面Sdからインク滴idとして滴ったインク等を受けて吸収し、前記第2のインク受け部材63は、第1のインク受け部材62の下方に配設され、第1のインク受け部材62によって吸収されたインクを更に吸収する。
また、凸部65は、記録ヘッドHdiの底面におけるノズル面Sdの周縁部である枠部eg1、又はキャリッジ17の底面、本実施の形態においては、枠部eg1に当接させられる。したがって、インク受け部収容部48が記録ヘッドHdiに当接させられた状態で、インク受け部60におけるインクの受け面、すなわち、インク受け部60の表面とノズル面Sdとの間に所定の距離が置かれる。
そして、前記昇降機構51は、前記インク受け部収容部48の下方において上下方向に移動自在に配設された昇降プレート67、前記インク受け部収容部48のケース61の底面と昇降プレート67との間に配設され、インク受け部収容部48を上方に向けて付勢する付勢部材としてのスプリング68、インク受け部収容部48を上下方向に移動させるための昇降用の駆動部としてのモータ70、該モータ70を駆動することによって発生した回転が伝達される駆動輪73、モータ70と駆動輪73との間に配設された回転伝達系としてのギヤチェーンGc、前記駆動輪73の回転軸sh1の回転運動を直線運動に変換し、昇降プレート67に伝達する運動方向変換機構としての図示されないラックアンドピニオン等を備える。
また、前記インク廃棄部55は、記録ヘッドHdiからノズル面Sdに浸出し、排出されてインク受け部60によって吸収されたインクを、廃棄インクとして溜めるインク溜めとしての廃インクタンク71、前記インク受け部収容部48のケース61と廃インクタンク71とを連結し、インク受け部60によって吸収されたインクを廃インクタンク71に送るための第1のインク流路としてのチューブ72、及び該チューブ72に配設され、インク受け部収容部48内のインクを吸引する吸引用のポンプ、すなわち、吸引ポンプPsを備える。
前記キャリッジ17を移動させて、記録ヘッドHdiをインク受け部収容部48の上方に置き、モータ70を駆動すると、昇降プレート67が上方に移動させられ、昇降プレート67によってスプリング68が上方に押され、凸部65が記録ヘッドHdiの枠部eg1に当接させられ、スプリング68の付勢力でケース61が記録ヘッドHdiに押し付けられる。
その後、昇降プレート67が上下方向に移動しても、スプリング68の付勢力でケース61は記録ヘッドHdiに押し付けられた状態を保持する。
凸部65が記録ヘッドHdiの枠部eg1に当接させられるので、インク受け部60の面、すなわち、インク受け面とノズル面Sdとの間に所定の距離が置かれる。
次に、インクジェットプリンタ10の制御装置について説明する。
図5は本発明の実施の形態におけるインクジェットプリンタの制御ブロック図である。
図において、80はインクジェットプリンタ10の全体の制御を行う制御部、81は第1の記憶装置としてのROM、82は第2の記憶装置としてのRAM、83は第3の記憶装置としての設定値メモリ、84は計時部としてのタイマである。
前記制御部80は、演算装置としてのCPUを備え、ROM81に記録されたプログラムに基づいて各種の処理を行う。ROM81には前記プログラムのほかに各種の初期値等が記録され、RAM82には各種のデータが一時的に記録される。また、RAM82はCPUが演算を行う際にワークエリアとして機能する。そして、前記設定値メモリ83には、制御部80が各種の処理を行う際に使用される設定値、各設定値の初期値等が記録される。タイマ84は制御部80が各種の処理を行う際に各種の時間の測定、すなわち、計時を行う。
そして、前記制御部80は、印刷処理部としてのヘッド駆動処理部Pr1、搬送処理部Pr2、キャリッジ駆動処理部Pr3、昇降処理部Pr4、加圧ポンプ駆動処理部Pr5、吸引ポンプ駆動処理部Pr6等を備える。
前記ヘッド駆動処理部Pr1は前記記録ヘッドHdiに画像データを送り、記録ヘッドHdiは、画像データに基づいて、所定のタイミングでインク滴を吐出して画像を形成する。
前記搬送処理部Pr2は、前記搬送モータ78を駆動し、搬送ローラ対30(図2)を回転させ、記録媒体Pを搬送する。
前記キャリッジ駆動処理部Pr3は、PWM制御によって前記キャリッジモータ22を駆動し、キャリッジ17を移動させる。そのために、キャリッジ駆動処理部Pr3は、ROM81からキャリッジ17の目標位置及び目標速度を読み出し、前記エンコーダ79のセンサ出力を受け、キャリッジ17の位置を検出し、制御値としてのPWM制御信号を発生させてキャリッジモータ22に送る。該キャリッジモータ22は、PWM制御信号を受けて、PWM制御信号のデューティに比例して回転速度を変化させ、キャリッジ17を加速したり減速したりして目標速度で目標位置に移動させる。
前記昇降処理部Pr4は、前記モータ70を駆動し、昇降プレート67を上下方向に移動させる。
前記加圧ポンプ駆動処理部Pr5は、加圧用のポンプ、すなわち、加圧ポンプPpを駆動する。該加圧ポンプPpが駆動されると、後述されるインクタンク93(図1)からインクが記録ヘッドHdiに供給され、記録ヘッドHdiのノズル内のインクが強制的に排出される。
前記吸引ポンプ駆動処理部Pr6は、吸引ポンプPsを駆動する。該吸引ポンプPsが駆動されると、インク受け部収容部48からインク及び空気が吸引され、廃インクタンク71に排出される。
次に、前記パージユニット44の動作について説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるパージユニットの動作を説明するための概念図、図6は本発明の実施の形態におけるパージユニットの動作を示すフローチャートである。
図1において、44はパージユニット、48はインク受け部収容部、51は昇降機構、55はインク廃棄部、93は図示されないインクカートリッジから供給されたインクを溜めるインクタンク、94は、該インクタンク93と記録ヘッドHdiとを連結し、インクタンク93内のインクを記録ヘッドHdiに送るための第2のインク流路としてのチューブ、Ppは該チューブ94に配設された加圧ポンプである。該加圧ポンプPpは、印刷時に、印刷に必要な分のインクを記録ヘッドHdiに送り、ノズル内のインクを強制的にノズル面Sdに浸出させ、排出するために、インクの流れ方向における加圧ポンプPpより下流側の、チューブ94内のインク、及び記録ヘッドHdi内のインクを加圧する。
ところで、本実施の形態においては、未使用の記録ヘッドHdiにインクを充填する場合、及び記録ヘッドHdiのメンテナンスを行う場合、前記パージユニット44を使用して記録ヘッドHdiのノズル内のインクをノズル面Sdに浸出させ、排出するようになっている。
そのために、キャリッジ駆動処理部Pr3は、キャリッジ17を移動させ、記録ヘッドHdiをインク受け部収容部48の上方に置く。このとき、キャリッジ駆動処理部Pr3は、エンコーダ79から送られたセンサ出力を読み込み、キャリッジ17の位置を検出しながらキャリッジ17を移動させる。そして、キャリッジ17がインク受け部収容部48の上方に置かれると、キャリッジ駆動処理部Pr3は、キャリッジモータ22を停止させ、キャリッジ17を停止させる。
続いて、昇降処理部Pr4は、モータ70を駆動して、昇降プレート67を上方に移動させ、凸部65を記録ヘッドHdiの枠部eg1に当接させ、ケース61を記録ヘッドHdiに押し付ける。
そして、吸引ポンプ駆動処理部Pr6は吸引ポンプPsを駆動する。これにより、インク受け部収容部48内のインクが吸引され、チューブ72内を流れ、廃インクタンク71に排出される。また、ケース61の上縁から空気が吸引され、インク受け部収容部48内を矢印方向に流れ、インクと共にチューブ72内を流れ、廃インクタンク71に排出される。
続いて、加圧ポンプ駆動処理部Pr5は、タイマ84による計時を開始し、第1の所定時間τ1だけ加圧ポンプPpを駆動し、加圧ポンプPpより下流側の、チューブ94内のインク、及び記録ヘッドHdi内のインクを加圧する。
これにより、加圧ポンプPpより下流側の、チューブ94内のインク、及び記録ヘッドHdi内のインクが、ノズル面Sdに浸出し、排出され、ノズル面Sdから滴る。
そして、ノズル面Sdに浸出したインク、ノズル面Sdから滴ったインク等は、インク受け部収容部48のインク受け部60に接触し、インク受け部60に吸収される。インク受け部60に接触したインクは、第1のインク受け部材62によって吸収され、更に第2のインク受け部材63によって吸収される。
この場合、前記第1のインク受け部材62は、第2のインク受け部材63より親水性が高くされるので、ノズル面Sdから滴ったインクを十分に吸収することができる。
また、第2のインク受け部材63は、第1のインク受け部材62より保水性が高くされるので、第1のインク受け部材62内のインクを十分に吸収することができる。
したがって、ノズル面Sdに浸出したインク、ノズル面Sdから滴ったインク等をインク受け部60によって十分に受けて吸収し、廃インクタンク71に排出することができる。
そして、吸引ポンプPsが駆動されると、インク受け部収容部48内のインクは、加圧ポンプPpによって吸引され、チューブ72を流れて廃インクタンク71に排出される。
このとき、吸引ポンプPsの駆動に伴って、インク受け部収容部48内に負圧が生じるので、ケース61の上縁から空気が吸引され、インク受け部収容部48内を矢印方向に流れる。したがって、インク受け部収容部48内のインクは、空気の流れに伴って第1のインク受け部材62から第2のインク受け部材63に送られ、インク受け部収容部48から排出される。したがって、十分な量のインクをインク受け部収容部48から廃インクタンク71に排出することができる。
このようにして、記録ヘッドHdiのノズル内のインクが、強制的に排出され、除去される。
したがって、記録ヘッドHdiのノズル内のインクの粘度が高くなるのを防止することができ、ノズルが詰まることがなくなる。その結果、画像を形成するときに、記録ヘッドHdiにおいてインク滴を安定させて吐出することができる。
なお、保水性の高い材料はインクを撥水する傾向があるので、仮に、インク受け部収容部48内において、第2のインク受け部材63がノズル面Sdと対向させて配設されていると、第2のインク受け部材63の表面においてインクが撥水してしまう。したがって、ノズル面Sdに浸出したインク、ノズル面Sdから滴ったインク等を十分に吸収することができない。
本実施の形態においては、親水性が高い第1のインク受け部材62がノズル面Sdと対向させて配設されるので、ノズル面Sdに浸出したインク、ノズル面Sdから滴ったインク等を十分に吸収することができる。
そして、第1の所定時間τ1が経過すると、記録ヘッドHdi内のインクはノズルからノズル面Sdに強制的に排出され、記録ヘッドHdi内に新しいインクが供給されるので、加圧ポンプ駆動処理部Pr5は、加圧ポンプPpの駆動を停止させ、チューブ94内のインクの加圧を停止させる。
これに伴い、チューブ94内のインクの圧力が低くなり始めるので、昇降処理部Pr4は、タイマ84による計時を開始し、第2の所定時間τ2が経過するのを待機する。そして、時間の経過と共に、チューブ94内のインクの圧力が低くなり、定常状態になって、記録ヘッドHdiのノズル面Sdにインクが排出されなくなり、ノズル面Sdからインクが滴らなくなると、昇降処理部Pr4は、モータ70を逆方向に駆動して、昇降プレート67を下方に移動させ、ケース61を記録ヘッドHdiから離す。すなわち、吸引ポンプPsが駆動されている間にインク受け部収容部48が下方に移動させられる。
続いて、吸引ポンプ駆動処理部Pr6は、タイマ84による計時を開始し、第3の所定時間τ3が経過するのを待機する。そして、時間の経過と共に、インク受け部収容部48内のインクが十分に廃インクタンク71に排出されると、吸引ポンプ駆動処理部Pr6は吸引ポンプPsの駆動を停止させる。
ところで、第1、第2のインク受け部材62、63は、樹脂製の多孔質部材、本実施の形態においては、合成樹脂製のスポンジによって形成されるので、インクを吸収するのに伴ってインク受け部60は膨張する。この場合、インク受け部60を包囲するケース61によって膨張が規制されると、インクを吸収するのに伴って、インク受け部60が反ったり、上方に向けて膨出したりして変形し、ノズル面Sdを損傷させてしまう。
そこで、本実施の形態においては、インク受け部60がインクを吸収して膨張しても、変形することがないように、インクを吸収していない状態で、インク受け部60の寸法がケース61の寸法より小さくされ、インク受け部60の外周面とケース61の内周面との間に所定の隙間が形成され、該隙間によって、インク受け部60がインクを吸収したときの膨張を吸収するようになっている。
また、本実施の形態においては、第1、第2のインク受け部材62、63を、樹脂材料を選択することによって、平面方向の膨張率が厚さ方向の膨張率より高い材料で形成し、インクを吸収したときに、インク受け部60が主として平面方向に膨張し、厚さ方向には膨張しないようにしている。
さらに、記録ヘッドHdi内のインクを廃インクタンク71に排出した後に、インク受け部収容部48内にインクが残っていると、インク受け部60が膨張したままの状態になるので、本実施の形態においては、吸引ポンプ駆動処理部Pr6が、第3の所定時間τ3が経過するまで吸引ポンプPsを継続して駆動し、インク受け部収容部48内のインクを十分に排出するようにしている。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 キャリッジ駆動処理部Pr3は記録ヘッドHdiをインク受け部収容部48の上方に置く。
ステップS2 昇降処理部Pr4はケース61を記録ヘッドHdiに押し付ける。
ステップS3 吸引ポンプ駆動処理部Pr6は吸引ポンプPsを駆動する。
ステップS4 加圧ポンプ駆動処理部Pr5は第1の所定時間τ1インクを加圧する。
ステップS5 昇降処理部Pr4は第2の所定時間τ2が経過するのを待機する。
ステップS6 昇降処理部Pr4はケース61を下方に移動させる。
ステップS7 吸引ポンプ駆動処理部Pr6は第3の所定時間τ3が経過するのを待機する。
ステップS8 吸引ポンプ駆動処理部Pr6は吸引ポンプPsの駆動を停止させ、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、キャリッジ17の走査方向における所定の箇所に、記録ヘッドHdiと対向させて、インク受け部収容部48が上下方向に移動自在に配設され、インク受け部収容部48内に、特性の異なる第1、第2のインク受け部材62、63から成るインク受け部60が収容される。
したがって、インク受け部60の表面と記録ヘッドHdiのノズル面Sdとの間に所定の距離を置いても、前記インク受け部60において、インクに対する親水性が高くされた第1のインク受け部材62によって、ノズル面Sdに浸出したインク、ノズル面Sdから滴ったインク等を確実に吸収することができる。
前記実施の形態においては、インクジェットプリンタ10について説明したが、本発明を複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 インクジェットプリンタ
17 キャリッジ
48 インク受け部収容部
60 インク受け部
62、63 第1、第2のインク受け部材
Hdi 記録ヘッド
Sd ノズル面

Claims (7)

  1. (a)走査方向に移動自在に配設されたキャリッジと、
    (b)該キャリッジに搭載された記録ヘッドと、
    (c)キャリッジの走査方向における所定の箇所に、記録ヘッドと対向させて、上下方向に移動自在に配設され、特性の異なる複数の層から成るインク受け部を収容するインク受け部収容部とを有するとともに、
    (d)前記複数の層のうちの上方に配設された層は、下方に配設された層よりインクに対する親水性が高くされ、
    (e)前記インク受け部は、インクの受け面と記録ヘッドのノズル面との間に所定の距離を置いた状態で、ノズル面に排出されたインクをノズル面に接触することなく受けて吸収することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記複数の層のうちの下方に配設された層は、上方に配設された層よりインクに対する保水性が高くされる請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. (a)前記インク受け部収容部は、前記インク受け部、及び該インク受け部を収容するケースを備え、
    (b)インク受け部の外周面とインク受け部の内周面との間に、インク受け部がインクを吸収したときの膨張を吸収する隙間が形成される請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 記録ヘッド内のインクが加圧ポンプによって加圧され、ノズル内のインクが強制的に排出される請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. インク受け部収容部内のインクが、吸引ポンプによって吸引され、廃インクタンクに排出される請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記加圧ポンプによる記録ヘッド内のインクの加圧が停止させられた後、吸引ポンプが継続して駆動される請求項5に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 前記吸引ポンプが駆動されている間に、インク受け部収容部が下方に移動させられる請求項6に記載のインクジェットプリンタ。
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