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JP2018145380A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

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JP2018145380A JP2017045158A JP2017045158A JP2018145380A JP 2018145380 A JP2018145380 A JP 2018145380A JP 2017045158 A JP2017045158 A JP 2017045158A JP 2017045158 A JP2017045158 A JP 2017045158A JP 2018145380 A JP2018145380 A JP 2018145380A
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Abstract

【課題】油状から粉状の汚れまで、幅広い汚れ成分に対して優れた防汚性を示す塩化ビニル系樹脂組成物を提供する。【解決手段】塩化ビニル系樹脂(A)、ポリエステル系可塑剤(B)及びグリセリン系脂肪酸エステル(C)を含み、グリセリン系脂肪酸エステル(C)が、グリセリン分子中の少なくとも1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたものであり、グリセリン系脂肪酸エステル(C)の含有量が塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して2〜14質量部である塩化ビニル系樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、防汚性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
塩化ビニル系樹脂は、一般に、耐衝撃性、耐熱性等の物理的性質や耐候性に優れており、且つ比較的安価であることから、住宅用内外装建材、電線被覆材、自動車等車両用内外装部材、電機機器部材、家具等に広く利用されている。
従来、建材や産業資材などの分野で、塵埃や液状汚れなどが樹脂製品の表面へ付着するのを防止するために、帯電防止剤やシリコーン等を添加した塩化ビニル系樹脂組成物が提案されている(特許文献1等)が、要求特性を十分に満足し得るものではなかった。特に、油性食品による汚れに対しては、これらの添加剤を配合しただけの塩化ビニル系樹脂組成物では、防汚性能が不十分であった。
また、一般的に、塩化ビニル系樹脂に滑性を付与する添加剤として、脂肪酸エステルなどの滑剤が使用されている(例えば、特許文献2等)。また、塩化ビニル系樹脂にポリエステル系可塑剤を添加して耐油性を付与することが提案されている(例えば特許文献3)。しかし、いずれもこれらの添加剤が防汚性を改善することを示唆するものではない。
特開平8−283509号公報 特開2012−207065号公報 特開2004−161801号公報
本発明は、油状から粉状の汚れまで、幅広い汚れ成分に対して優れた防汚性を示す塩化ビニル系樹脂組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、グリセリン系脂肪酸エステルが、塵埃のような粉状の汚れに対して優れた防汚性を示すこと、このグリセリン系脂肪酸エステルに、油性食品による汚れ防止剤としてポリエステル系可塑剤を併用することにより、塩化ビニル系樹脂組成物からなる成形品の油状から粉状の汚れを効果的に防止することができるようになることを見出した。
即ち、本発明は以下を要旨とする。
[1] 塩化ビニル系樹脂(A)、ポリエステル系可塑剤(B)及びグリセリン系脂肪酸エステル(C)を含み、グリセリン系脂肪酸エステル(C)が、グリセリン分子中の少なくとも1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたものであり、グリセリン系脂肪酸エステル(C)の含有量が塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して2〜14質量部である塩化ビニル系樹脂組成物。
[2] ポリエステル系可塑剤(B)の含有量が塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して10〜100質量部である、[1]に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
[3] 塩化ビニル系樹脂(A)、ポリエステル系可塑剤(B)及びグリセリン系脂肪酸エステル(C)を含み、グリセリン系脂肪酸エステル(C)が、グリセリン分子中の1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたグリセリン系脂肪酸モノエステル(C1)と、グリセリン分子中の2つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたグリセリン系脂肪酸ジエステル(C2)の混合品であり、該混合品(C3)の含有量が塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して2〜14質量部である塩化ビニル系樹脂組成物。
[4] 塩化ビニル系樹脂(A)、ポリエステル系可塑剤(B)及びグリセリン系脂肪酸エステル(C)を含み、グリセリン系脂肪酸エステル(C)が、グリセリン分子中の1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたグリセリン系脂肪酸モノエステル(C1)であり、該グリセリン系脂肪酸モノエステルの含有量が塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して2〜14質量部である塩化ビニル系樹脂組成物。
[5] 塩化ビニル系樹脂(A)が平均重合度1,000〜6,500の塩化ビニル系樹脂である、[1]〜[4]のいずれかに記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
[6] 建材用塩化ビニル系樹脂組成物である、[1]〜[5]のいずれかに記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
[7] [1]〜[6]のいずれかに記載の塩化ビニル系樹脂組成物からなる食品又は食器を収納する戸棚又はキャビネット用防虫パッキン。
[8] [1]〜[6]のいずれかに記載の塩化ビニル系樹脂組成物からなる冷蔵庫ガスケット部材。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、油状から粉状の汚れまで、幅広い汚れ成分に対して優れた防汚性を示し、食品や食器などを収納する戸棚やキャビネットの防虫パッキンや冷蔵庫ガスケット部材等の成形品において、これらの汚れ成分が付着し難く、また、これらの汚れ成分が付着した場合でも、洗浄等で容易に除去することができ、汚れによる外観の低下を防止して、美観、清潔感を長期に亘り維持することができる。
以下、本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、任意に変形して実施することができる。なお、本明細書において、「〜」を用いてその前後に数値又は物性値を挟んで表現する場合、その前後の値を含むものとして用いることとする。
[塩化ビニル系樹脂組成物]
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、塩化ビニル系樹脂(A)、ポリエステル系可塑剤(B)及びグリセリン系脂肪酸エステル(C)を含み、グリセリン系脂肪酸エステル(C)が、グリセリン分子中の少なくとも1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたものであり、グリセリン系脂肪酸エステル(C)の含有量が塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して2〜14質量部であることを特徴とする。
<塩化ビニル系樹脂(A)>
本発明で用いる塩化ビニル系樹脂(A)(以下「成分(A)」と称す場合がある。)は、塩化ビニルモノマーの単独重合体又は塩化ビニルモノマー及び塩化ビニルモノマーと共重合可能なモノマーとの共重合体であれば、その種類は限定されない。
塩化ビニルモノマーと共重合可能なモノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニル等のビニルエステル類;メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート等のアクリル酸エステル類;メチルメタクリレート、エチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類;ジブチルマレエート、ジエチルマレエート等のマレイン酸エステル類;ジブチルフマレート、ジエチルフマレート等のフマール酸エステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルブチルエーテル、ビニルオクチルエーテル等のビニルエーテル類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル類;エチレン、プロピレン、スチレン等のα−オレフィン類;塩化ビニリデン、臭化ビニル等の塩化ビニル以外のハロゲン化ビニリデン又はハロゲン化ビニル類;ジアリルフタレート、エチレングリコールジメタクリレート等の多官能性単量体が挙げられるが、使用される単量体は、上述のものに限定されるものではない。これらの単量体は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。塩化ビニル系樹脂の製造において、上記のモノマーを用いる場合、該モノマーは塩化ビニル系樹脂の構成成分中、30質量%以下の範囲となるように用いることが好ましく、20質量%以下の範囲となるように用いることがより好ましい。本発明における塩化ビニル系樹脂には、塩化ビニルと、必要により用いられる共重合可能なモノマーとの(共)重合体を後塩素化した後塩素化ポリ塩化ビニルを含み、また重合時に架橋剤を添加することにより架橋させたテトラヒドロフラン(以下THFという)に不溶解の架橋ゲル分を含む架橋塩化ビニル系樹脂も含まれる。
塩化ビニル系樹脂(A)の製造方法は特に制限されず、例えば、懸濁重合法、塊状重合法、微細懸濁重合法、乳化重合法等の通常の方法を用いることができる。
塩化ビニル系樹脂(A)の平均重合度は、その加工性、成形性、物理特性から、JIS K6721に基づいた平均重合度が1000〜6,500であることが好ましく、より好ましくは1,000〜4,000である。平均重合度が上記下限値以上になると得られる塩化ビニル系樹脂組成物の物理特性がより良好となる傾向にあり、また上記上限値以下であると加工性、成形性がより良好となる傾向にあるからである。
本発明において成形品の意匠面を制御する目的で塩化ビニル系樹脂として、先述の架橋ゲル分を含む架橋塩化ビニル系樹脂を使用することができる。架橋塩化ビニル系樹脂がTHF不溶解の架橋ゲル分を含むとき、架橋ゲル分は60質量%以下、好ましくは50質量%以下であるのが望ましく、かつTHFに溶解した部分の平均重合度が上述の範囲にあるのが望ましい。なお、架橋塩化ビニル系樹脂は、前記架橋ゲル分のものをそのまま使用してもよいし、または上記ゲル分を超えるものを製造し、これを適宜塩化ビニル系樹脂と配合して架橋ゲル分の含有率を調整してもよい。上記架橋ゲル分が上記上限値を超えると引張強さ等の機械的物性が低下する傾向がある。なお、本発明において、THF不溶解の架橋ゲル分は、塩化ビニル系樹脂2gをTHF30mlに攪拌しながら投入し、25℃の温度で24時間放置し、その後テフロン(登録商標)濾紙(メッシュサイズ1μm)を用いて濾過し、この操作を3回繰り返した後の不溶解分重量を求めた百分率である。
<ポリエステル系可塑剤(B)>
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物において、ポリエステル系可塑剤(B)(以下、「成分(B)」と称す場合がある。)は、油性の汚れ成分に対する防汚性に寄与する成分であり、二塩基酸とグリコール、末端封鎖剤を反応させてなる可塑剤であり、その分子量は600〜8000が好ましい。
上記二塩基酸としては、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、アゼライン酸、コハク酸、グルタル酸等が挙げられ、その1種或いは2種以上の混合物が挙げられるが、中でも、特にアジピン酸が好適である。
グリコールとしては、1,2−プロパンジオール,1,2−ブタンジオール,1,3−ブタンジオール,1,4−ブタンジオール,2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール,2−メチル−1,3−プロパンジオール,3−メチル−1,5−ペンタンジオール等が挙げられる。
末端封鎖剤としては、2−エチルヘキサノール等の高級アルコールやラウリン酸等の高級脂肪酸等が挙げられる。
上記のポリエステル可塑剤(B)を用いることにより、油性の防汚性成分との親和性を低減して、油性の汚れ成分に対する防汚性を得ることができる。
ポリエステル系可塑剤(B)は市販品としても入手することができる。例えば、ADEKA社製アデカサイザー(登録商標)PNシリーズ、DIC社製ポリサイザー(登録商標)から該当品を選択して用いることができる。
ポリエステル系可塑剤(B)としては、1種を単独で用いてもよく、二塩基酸やジジオール種など異なるものを2種以上混合して用いてもよい。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して、ポリエステル系可塑剤(B)を10〜100質量部含有することが好ましい。ポリエステル系可塑剤(B)の含有量が上記下限以上であると、油性の汚れ成分に対する防汚性を十分に得ることができ、また、可塑性の付与の面でも好ましい。一方、ポリエステル系可塑剤(B)の含有量が上記上限以下であると、成形加工性が良好となる。
<グリセリン系脂肪酸エステル(C)>
本発明で用いるグリセリン系脂肪酸エステル(C)(以下、「成分(C)」と称す場合がある。)は、グリセリン分子中の少なくとも1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたものであり、塵埃のような粉状の汚れ成分に対する防汚性に寄与する。
即ち、グリセリン系脂肪酸エステル(C)は、成形品の表面にブルームすることで粉塵紛れ等に対して良好な防汚性を発揮する。この場合において、グリセリン系脂肪酸エステル(C)がモノエステルであり、分子量が小さいことで、成形品表面に移行し易く、また、同じ含有量であってもジエステルやトリエステルよりも、その分子数が多くなり、成形品表面に移行する分子数も多いため、グリセリン系脂肪酸エステル(C)は、グリセリン分子中の1つの水酸基のみがエステル化されたモノエステルであることが、より優れた防汚性を得ることができることから好ましい。
グリセリン系脂肪酸エステル(C)としては、グリセリン分子中の1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたグリセリン系脂肪酸モノエステル(C1)と、グリセリン分子中の2つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたグリセリン系脂肪酸ジエステル(C2)の混合品(C3)、或いは、グリセリン分子中の1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたグリセリン系脂肪酸モノエステル(C1)が好ましく、特にグリセリン分子中の1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたグリセリン系脂肪酸モノエステル(C1)が好ましく用いられる。
グリセリン系脂肪酸エステル(C)のエステル化に用いる脂肪酸の炭素数は、好ましくは8〜22であり、例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸等の飽和脂肪酸、デセン酸、ウンデセン酸、ドデセン酸、テトラデセン酸、オレイン酸、エルカ酸、リノール酸、リノレイン酸、リシノール酸等の不飽和脂肪酸等が挙げられる。中でも、防汚性の点からラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸が更に好ましい。これら脂肪酸は1種類又は2種類以上を組み合わせて用いても良い。
グリセリン系脂肪酸エステル(C)は、通常、油脂とグリセリンの混合物にアルカリ(例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等)を触媒として添加し、窒素又は二酸化炭素等の任意の不活性ガス雰囲気下、例えば、約180〜260℃の範囲、好ましくは約200〜250℃で約0.5〜5時間、好ましくは約1〜3時間加熱してエステル交換反応するか、又は脂肪酸とグリセリンの混合物に酸又はアルカリを触媒として添加し、窒素又は二酸化炭素等の任意の不活性ガス雰囲気下で、例えば約180〜260℃の範囲、好ましくは約200〜250℃で約0.5〜5時間、好ましくは約1〜3時間加熱してエステル化反応を行い、反応終了後触媒を中和し、得られた反応混合物から未反応のグリセリン及びトリグリセライドを除去することにより得ることができる。前記未反応のグリセリン及びトリグリセライドを除去する方法としては、例えば減圧蒸留、分子蒸留、カラムクロマトグラフィー又は液液抽出等自体公知の方法が挙げられる。グリセリン及びトリグリセライド除去後、所望により脱色、脱臭等の処理を行ってよい。
本発明で用いられるグリセリン系脂肪酸エステル(C)は、市販されているものを用いることができ、例えば、リケマールS−100(商品名;理研ビタミン社製)、リケマールS−200(商品名;理研ビタミン社製)、ロキシオールG15(商品名;エメリーオレオケミカルズ社製)、エレクトロストリッパーTS−5(商品名;花王社製)等が挙げられる。
グリセリン系脂肪酸エステル(C)は1種のみを用いてもよく、脂肪酸の種類の異なるものの2種以上を併用してもよい。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して、グリセリン系脂肪酸エステル(C)を2〜14質量部含有する。グリセリン系脂肪酸エステル(C)の含有量が上記下限未満では、塵埃のような粉状の汚れ成分に対する防汚性を十分に得ることができない。一方、グリセリン系脂肪酸エステル(C)の含有量が上記上限を超えると、成形品表面に多量のグリセリン系脂肪酸エステル(C)がブルームして、外観不良を引き起こす。
<その他の成分>
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、成分(A)、成分(B)及び成分(C)以外にその他の成分を本発明の目的を損なわない範囲で含有していてもよい。
例えば、本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、通常良く知られている安定剤、成分(C)以外の滑剤、加工助剤、充填材、耐衝撃性強化剤、紫外線吸収剤、顔料又は染料等の着色剤、成分(B)以外の可塑剤、耐熱向上剤、発泡剤、酸化防止剤、帯電防止剤、防かび剤、抗菌剤、難燃剤、難燃助剤等周知の各種添加剤を含有していてもよい。これらの添加剤は、得られる成形品の機械物性や成形性を損なうことのない範囲において、各添加剤の添加効果を得ることができるように用いられる。
具体的には、安定剤としては三塩基性硫酸鉛、ケイ酸鉛、塩基性炭酸鉛等の無機塩類、鉛、カドミウム、バリウム、カルシウム、亜鉛等金属の有機酸塩を主体とする金属石ケン、前述金属を少なくとも2種含むもの、例えばBa−Zn、Ca−Zn、Cd−Ba等の脂肪酸コンプレックス又は脂肪酸(ホスファイト)系、カルボキシレート(ホスファイト)系の複合金属石ケン又は複合液状金属石ケン、有機スズ系化合物等の1種又は2種以上が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物に安定剤を配合する場合、安定剤の配合量は、塩化ビニル系樹脂100質量部に対して0.1〜30質量部、特に1〜15質量部とすることが好ましい。
難燃剤としては、三酸化アンチモン、ホウ酸バリウム、ホウ酸亜鉛、酸化亜鉛、塩素化ポリエチレン、その他ハロゲン系難燃剤などの1種又は2種以上が使用される。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物に難燃剤を配合する場合、難燃剤の配合量は、塩化ビニル系樹脂100質量部に対して1〜30質量部、特に1〜15質量部とすることが好ましい。
さらに、本発明の塩化ビニル系樹脂組成物には充填材を添加することができる。充填材の添加は樹脂部材の剛性を確保するほか、材料から発生する揮発成分の捕捉や材料自体のコストダウンに貢献するものもある。充填材としては、特に限定しないが、カーボンブラック、炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ハイドロタルサイト、クレー、シリカ、ホワイトカーボン等を例示できる。これらの充填材は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なお、カーボンブラックは黒色顔料としても機能する。
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物に充填材を配合する場合、充填材の配合量は、塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して1〜100質量部、特に5〜50質量部とすることが好ましい。充填材の配合量が少な過ぎると上記添加効果を十分に得ることができない傾向にあり、多過ぎると機械的物性や成形性が損なわれる傾向にある。
耐衝撃性強化剤としては、ブタジエン系ゴム質重合体、シリコーン系ゴム質重合体、アクリル系ゴム質重合体などの公知のゴム質重合体の1種又は2種以上を用いることができる。
<塩化ビニル系樹脂組成物の製造方法>
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、成分(A)、成分(B)及び成分(C)と、必要に応じて用いられるその他の各種添加剤を所定の混練機又は混合機に投入し、塩化ビニル系樹脂(A)が劣化しない温度範囲、例えば、100〜230℃、好ましくは130〜200℃の温度に加熱しながら、均一に混合又は混練することにより、容易に製造することができる。なお、一部の成分のみ予め混合しておき、その後、その他の成分と混合しても、すべての成分を一括で混合しても、いずれの方法を用いてもよい。上述の配合成分の混合又は混練に用いる混合機又は混練機は、実質的に配合物を均一に混合、混練できる装置であればよく特に限定されるものではない。
混合機としては、例えば、ヘンシェルミキサー、リボンブレンダー、プラネタリーミキサー、万能混合機等の混合機等が挙げられ、また、混練機としては、例えば、単軸押出機、二軸押出機、オープンロール、バンバリーミキサー、ニーダー、加圧ニーダー、インテンシブミキサー等の加熱しながら剪断力下、混練できる装置が使用される。
塩化ビニル系樹脂組成物の原料成分を溶融混練してペレットを造粒する場合、例えば130〜190℃程度の温度で加熱混練することが好ましい。
<用途>
本発明の塩化ビニル系樹脂組成物を押出成形等で成形してなる成形品は、建材や産業資材などに好適であり、特に食品や食器を収納する戸棚やキャビネットに使用する防虫パッキンあるいは冷蔵庫ガスケットにおいて、塵埃や液状汚れなどが製品の表面へ付着するのを防止する部材として好適に使用することができる。
以下、実施例を用いて本発明の内容を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例によって限定されるものではない。以下の実施例における各種の製造条件や評価結果の値は、本発明の実施態様における上限または下限の好ましい値としての意味をもつものであり、好ましい範囲は前記した上限または下限の値と、下記実施例の値または実施例同士の値との組み合わせで規定される範囲であってもよい。
[原料]
以下の実施例及び比較例において塩化ビニル系樹脂組成物の製造に用いた原料は以下の通りである。
<成分(A)>
A−1:新第一塩ビ社製 塩化ビニル樹脂(平均重合度:3,500)
A−2:信越化学工業社製 塩化ビニル樹脂(平均重合度:2,500)
<成分(B)>
B−1:ポリエステル可塑剤(ジオール単位として1,2−ブタンジオールと1,4−ブタンジオールを合わせて100モル%、二塩基酸としてアジピン酸を含むポリエステル系可塑剤、分子量1800)
b−1:フタル酸系可塑剤(ジイソノニルフタレート)
<成分(C)>
C−1:グリセリンステアリン酸モノエステル
C−2:グリセリンステアリン酸トリエステル
<成分(D)>
花王社製 帯電防止剤「エレクトロストリッパー(登録商標)PC」
<成分(E)>
重質炭酸カルシウム
[実施例1〜3、比較例1〜4]
表−1に示す配合原料の成分を表−1に記載した配合量で高速ミキサーに投入し、100℃になるまで攪拌して排出した。排出した混合物をミキシングロールにて混練し、シート化したものをプレス成形機にて成形温度180℃、成形圧力200kg/cmで厚み1mmに成形し、評価用のサンプルとして使用した。
この評価用のサンプルシートについて、以下の評価を行い、結果を表−1に示した。
[評価方法]
<プレス後の外観>
得られた評価用のサンプルシートの外観を目視観察し、外観不良の有無を調べた。
<防汚試験後の外観>
評価用のサンプルシートから、鍛造刃を用いて幅15mm、長さ40mmの試験片を打ち抜いた。
表−1に示す評価項目のうち、防汚試験のカレー、ラー油については、プレスシートに滴下し、24時間静置後、食器用洗剤で洗浄し、エタノールで拭き取ったものを、以下の評価基準で目視判定した。
防汚試験の顔料については、評価用のサンプルシートに顔料を置き、1時間後にシートを傾けて顔料を落とした状態で、以下の評価基準で目視判定した。
<評価基準>
○:痕跡は認められない。
△:わずかに痕跡が認められる。
×:明確な痕跡が認められる。
Figure 2018145380
[考察]
表−1から分かるように、本発明の塩化ビニル系樹脂組成物に該当する実施例1〜3の塩化ビニル系樹脂組成物は、プレス後の外観に優れ、成形品にグリセリン系脂肪酸エステル(C)が適度にブルームしたことにより、汚れを模擬した調味料や顔料が付着しにくくなっている。特に、グリセリン系脂肪酸エステル(C)としてトリエステルを用いた実施例3よりも、モノエステルを用いた実施例1,2は防汚性に優れる。材料硬度を低下させるために配合しているポリエステル系可塑剤(B)は耐油性が高いため、カレーやラー油などの油性食品との親和性を低減させたことで、これらの汚れに対する防汚性にも優れたものとなる。
比較例1〜4のうち、グリセリン系脂肪酸エステル(C)が2重量部よりも低添加の比較例1や、本発明の成分(B)に該当しない可塑剤を用いた比較例3、一般的な帯電防止剤を使用した比較例4では、防汚性が悪い。
また、グリセリン系脂肪酸エステル(C)が14重量部より多い比較例2の場合は、成形品表面にグリセリン系脂肪酸エステル(C)が過剰にブルームして、膜となって剥がれ、外観を悪くしたと考えられる。

Claims (8)

  1. 塩化ビニル系樹脂(A)、ポリエステル系可塑剤(B)及びグリセリン系脂肪酸エステル(C)を含み、グリセリン系脂肪酸エステル(C)が、グリセリン分子中の少なくとも1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたものであり、グリセリン系脂肪酸エステル(C)の含有量が塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して2〜14質量部である塩化ビニル系樹脂組成物。
  2. ポリエステル系可塑剤(B)の含有量が塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して10〜100質量部である、請求項1に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
  3. 塩化ビニル系樹脂(A)、ポリエステル系可塑剤(B)及びグリセリン系脂肪酸エステル(C)を含み、グリセリン系脂肪酸エステル(C)が、グリセリン分子中の1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたグリセリン系脂肪酸モノエステル(C1)と、グリセリン分子中の2つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたグリセリン系脂肪酸ジエステル(C2)の混合品であり、該混合品(C3)の含有量が塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して2〜14質量部である塩化ビニル系樹脂組成物。
  4. 塩化ビニル系樹脂(A)、ポリエステル系可塑剤(B)及びグリセリン系脂肪酸エステル(C)を含み、グリセリン系脂肪酸エステル(C)が、グリセリン分子中の1つの水酸基が、炭素数8〜24の脂肪酸によってエステル化されたグリセリン系脂肪酸モノエステル(C1)であり、該グリセリン系脂肪酸モノエステルの含有量が塩化ビニル系樹脂(A)100質量部に対して2〜14質量部である塩化ビニル系樹脂組成物。
  5. 塩化ビニル系樹脂(A)が平均重合度1,000〜6,500の塩化ビニル系樹脂である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
  6. 建材用塩化ビニル系樹脂組成物である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の塩化ビニル系樹脂組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の塩化ビニル系樹脂組成物からなる食品又は食器を収納する戸棚又はキャビネット用防虫パッキン。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の塩化ビニル系樹脂組成物からなる冷蔵庫ガスケット部材。
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