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JP2003286380A - 塩素化塩化ビニル系樹脂組成物及び更生管 - Google Patents

塩素化塩化ビニル系樹脂組成物及び更生管

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Publication number
JP2003286380A
JP2003286380A JP2002141840A JP2002141840A JP2003286380A JP 2003286380 A JP2003286380 A JP 2003286380A JP 2002141840 A JP2002141840 A JP 2002141840A JP 2002141840 A JP2002141840 A JP 2002141840A JP 2003286380 A JP2003286380 A JP 2003286380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl chloride
chloride resin
chlorinated vinyl
resin composition
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002141840A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Sanji
敏文 三二
Yoshiaki Okusako
芳明 奥迫
Yoshinobu Suenaga
義伸 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2002141840A priority Critical patent/JP2003286380A/ja
Publication of JP2003286380A publication Critical patent/JP2003286380A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れた塩素化塩化ビニル系樹脂組成
物及びその塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を用いた塩素
化塩化ビニル系樹脂更生管の提供。 【解決手段】 塩素含有量が58〜71重量%である塩
素化塩化ビニル系樹脂に、塩素化塩化ビニル系樹脂と相
溶可能で、且つ、ガラス転移温度、融点、滴点、ビカッ
ト軟化温度、又は流動開始温度が塩素化塩化ビニル系樹
脂のガラス転移温度よりも低い化合物(化合物A)が添
加されてなることを特徴とする塩素化塩化ビニル系樹脂
組成物。及び上記塩素化塩化ビニル系樹脂組成物からな
る更生管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩素化塩化ビニル
系樹脂組成物及びその塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を
用いた塩素化塩化ビニル系樹脂更生管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、老朽化した既設管が増加してお
り、この様な老朽化した既設管を修復する方法の一つと
して、機械的強度や耐薬品性等に優れた塩化ビニル系樹
脂管を用いる方法がある。
【0003】例えば、特表平6−508647号公報で
は、塩化ビニル樹脂に混合しうる熱可塑性エラストマー
を加えた樹脂管により修復する方法が開示されている。
しかし、この方法の場合、耐熱性を必要とする用途に使
用しようとすると、熱変形等がおこる問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点に鑑み、耐熱性に優れた塩素化塩化ビニル系樹脂
組成物及びその塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を用いた
塩素化塩化ビニル系樹脂更生管を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
(以下、「本発明1」と記す)は、塩素含有量が58〜
71重量%である塩素化塩化ビニル系樹脂に、塩素化塩
化ビニル系樹脂と相溶可能で、且つガラス転移温度、融
点、滴点、ビカット軟化温度、又は流動開始温度が塩素
化塩化ビニル系樹脂のガラス転移温度よりも低い化合物
(化合物A)が添加されてなる塩素化塩化ビニル系樹脂
組成物である。尚、ここで言う相溶とは、上記塩素化塩
化ビニル系樹脂に混合する化合物が重合体の場合、2つ
を混練した成形体の損失弾性率が室温以上の温度域で一
つのピークとして現れることを意味し、混合する化合物
が重合体以外の場合は、2つの混練溶融体から著しく化
合物が分離しないことを意味する。
【0006】又、請求項2に記載の発明(以下、「本発
明2」と記す)は、塩素化塩化ビニル系樹脂100重量
部に対して、化合物Aが0.5〜30重量部である塩素
化塩化ビニル系樹脂組成物である。
【0007】又、請求項3に記載の発明(以下、「本発
明3」と記す)は、化合物Aが熱可塑性エラストマーで
ある塩素化塩化ビニル系樹脂組成物である。
【0008】又、請求項4に記載の発明(以下、「本発
明4」と記す)は、熱可塑性エラストマーが、エチレン
−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル−一酸化炭素共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体、ウレタン系熱可塑性エラストマ
ー、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重
合体、塩素化ポリエチレン、又はアクリル系モノマー成
分及び多官能性モノマー成分を共重合したアクリル系共
重合体のうちの1種もしくは2種以上である塩素化塩化
ビニル系樹脂組成物である。
【0009】又、請求項5に記載の発明(以下、「本発
明5」と記す)は、化合物Aが可塑剤である塩素化塩化
ビニル系樹脂組成物である。
【0010】又、請求項6に記載の発明(以下、「本発
明6」と記す)は、可塑剤が、ジシクロヘキシルフタレ
ート、トリフェニルフォスフェート、エポキシ化大豆
油、又はエポキシ化アマニ油のうちの1種もしくは2種
以上である塩素化塩化ビニル系樹脂組成物である。
【0011】又、請求項7に記載の発明(以下、「本発
明7」と記す)は、化合物Aが酸化防止剤である塩素化
塩化ビニル系樹脂組成物である。
【0012】又、請求項8に記載の発明(以下、「本発
明8」と記す)は、酸化防止剤が、(1)式で表される
化合物のうちの1種もしくは2種以上である塩素化塩化
ビニル系樹脂組成物である。 S(CH2−CH2−COO−(CH2n−CH32 … (1) 但し、nは11〜17の正数
【0013】又、請求項9に記載の発明(以下、「本発
明9」と記す)は、化合物Aがエステル系化合物(熱可
塑性エラストマー、可塑剤、酸化防止剤を除く)である
塩素化塩化ビニル系樹脂組成物である。
【0014】又、請求項10に記載の発明(以下、「本
発明10」と記す)は、エステル系化合物が、グリセリ
ンモノステアレート、又はフタル酸ジステアレートのう
ちの1種もしくは2種である塩素化塩化ビニル系樹脂組
成物である。
【0015】又、請求項11に記載の発明(以下、「本
発明11」と記す)は、化合物Aが熱可塑性エラストマ
ー、可塑剤、酸化防止剤、エステル系化合物のうち少な
くと2種以上が使用されてなる塩素化塩化ビニル系樹脂
組成物である。
【0016】又、請求項12に記載の発明(以下、「本
発明12」と記す)は、請求項1〜11のいずれかに記
載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物よりなる更生管であ
る。
【0017】又、請求項13に記載の発明(以下、「本
発明13」と記す)は、更生管が既設管中に挿入された
後、加熱され又は加熱され且つ内圧をかけられることに
より既設管の内面に密着する請求項12に記載の更生管
である。
【0018】本発明に使用される塩素化塩化ビニル系樹
脂は、塩素含有量が58〜71重量%に限定される。塩
素含有量が58重量%未満であると、得られる塩素化塩
化ビニル系樹脂組成物や更生管の耐熱性が不十分であ
り、逆に塩素含有量が71重量を超えると成形が困難に
なる。尚、上記塩素含有量はJIS K 7229に準
拠して、酸素フラスコ燃焼法による中和適定により決定
される値である。
【0019】上記塩素化塩化ビニル系樹脂は塩化ビニル
系樹脂を塩素化することにより得られ、その塩素化方法
としては、従来公知の水懸濁方法、溶液塩素化方法等が
用いられるが、工業的には水懸濁方法が好ましい。塩素
含有量を前記の範囲に調整する方法としては、塩素化反
応段階で調整してもよいし、高塩素含有量の塩素化塩化
ビニル系樹脂と低塩素含有量の塩素化塩化ビニル系樹脂
や塩化ビニル系樹脂とをブレンドして調整してもよい。
【0020】上記によって塩素化される前の塩化ビニル
系樹脂あるいは塩素化塩化ビニル系樹脂とブレンドする
塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニル単独重合体、塩
化ビニルと共重合可能な不飽和結合を有するモノマーと
塩化ビニルとの共重合体、重合体に塩化ビニルをグラフ
ト共重合させたグラフト共重合体等が挙げられる。本発
明においては、これらの重合体が単独で用いられてもよ
いし、また2種以上が併用されてもよい。
【0021】上記塩化ビニルと共重合可能な不飽和結合
を有するモノマーとしては、例えば、エチレン、プロピ
レン、ブチレン等のα−オレフィン類;酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;ブチルビニル
エーテル、セチルビニルエーテル等のビニルエーテル
類;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、フェニル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類;
スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;塩
化ビニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニル
類;N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレ
イミド等のN−置換マレイミド類等が挙げられ、これら
の1種もしくは2種以上が使用される。
【0022】上記塩化ビニルをグラフト共重合させる重
合体としては、塩化ビニルをグラフト重合させるもので
あれば特に限定されず、例えば、エチレン−酢酸ビニル
共重合体;エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合
体;エチレン−エチルアクリレート共重合体;エチレン
−ブチルアクリレート−一酸化炭素共重合体;エチレン
−メチルメタクリレート共重合体;エチレン−プロピレ
ン共重合体;アクリロニトリル−ブタジエン共重合体;
ポリウレタン;塩素化ポリエチレン;塩素化ポリプロピ
レン等が挙げられ、これらは単独で用いられても、2種
類以上が併用されても良い。
【0023】上記塩化ビニルの重合方法は特に限定され
ず、従来公知の塊状重合、溶液重合、乳化重合などが用
いられる。
【0024】上記化合物Aとしては、塩素化塩化ビニル
系樹脂に相溶し、且つガラス転移温度、融点、滴点、ビ
カット軟化温度、又は流動開始温度が塩素化塩化ビニル
系樹脂よりも低ければ特に限定はされず、例えば、熱可
塑性エラストマー、可塑剤、酸化防止剤、エステル系化
合物等が好適に用いられる。
【0025】上記熱可塑性エラストマーとしては特に限
定されず、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体(NBR)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体(EV
ACO)、エチレン−アクリル酸エステル−一酸化炭素
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体や塩化ビニ
ル塩化ビニリデン共重合体等の塩化ビニル系熱可塑性エ
ラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフ
ィン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラ
ストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリ
アミド系熱可塑性エラストマー、メチルメタクリレート
−ブタジエン−スチレン共重合体、塩素化ポリエチレ
ン、又はアクリル系モノマー成分及び多官能性モノマー
成分を共重合したアクリル系共重合体等が挙げられる。
これらのうち、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重
合体(EVACO)、エチレン−アクリル酸エステル−一
酸化炭素共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体(NBR)、ウレタン系熱可塑性エラストマー、又は
アクリル系モノマー成分と多官能性モノマー成分を共重
合したアクリル系共重合体が好適に用いられる。これら
熱可塑性エラストマーは、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。
【0026】上記アクリル系共重合体を構成するアクリ
ル系モノマーとしては、例えば、エチルアクリレート、
n−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
イソ−ブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレー
ト、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、n−オクチルアクリレート、n−オクチル
メタクリレート、イソオクチルアクリレート、n−ノニ
ルアクリレート、n−ノニルメタクリレート、イソノニ
ルアクリレート、n−デシルアクリレート、n−デシル
メタクリレート、ラウリルメタクリレート、フェニルア
クリレート、2−クロロエチルアクリレート、フェニル
メチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート等が挙げられる。これらのアクリル系モノマーは、
単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても
良い。
【0027】上記アクリル系共重合体を構成する多官能
性モノマー成分としては、上記アクリル系モノマーと共
重合可能なモノであれば特に限定されず、例えば、エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレー
ト類、ジアリルフタレート、ジアリルマレート、トリア
リルイソシアヌレート等の多官能アリル化合物、ブタジ
エン等の多官能不飽和化合物等が挙げられる。これらの
多官能性モノマー成分は、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。
【0028】上記可塑剤としては特に限定されず、例え
ば、ジシクロヘキシルフタレート(DCHP)、ジブチル
フタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート等のフ
タル酸系可塑剤;トリフェニルフォスフェート(TPP)
等のリン酸系可塑剤;エポキシ化大豆油、エポキシ化ア
マニ油等のエポキシ系可塑剤;トリノルマルオクチルト
リメリテート、トリイソノニルトリメリテート等のトリ
メリット酸系可塑剤;ジオクチルアジペート、ジイソデ
シルアジペート等のアジピン酸系可塑剤;ポリエステル
系可塑剤、塩素化パラフィン系可塑剤等が挙げられる。
これらのうち、ジシクロヘキシルフタレート(DCH
P)、トリフェニルフォスフェート(TPP)、エポキシ
化大豆油、エポキシ化アマニ油が好適に用いられる。こ
れらの可塑剤は単独で用いられても良いし、2種類以上
が併用されても良い。
【0029】上記酸化防止剤としては特に限定されず、
例えば、ジラウリルチオジプロピオネート、ジミリスチ
ルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオ
ネート等の式(1)で表される化合物、2,6−ジ−t
ert−ブチル−P−クレゾール、2,6−ジ−ter
t−ブチル−4−エチルフェノール、n−オクタデシル
−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート等が挙げられる。これらの
うち、式(1)で表される化合物が好適に用いらる。こ
れら酸化防止剤は、単独で用いられても良いし、2種類
以上が併用されても良い。 S(CH2−CH2−COO−(CH2n−CH32 … (1) 但し、nは11〜17の正数
【0030】上記エステル系化合物(熱可塑性エラスト
マー、可塑剤、酸化防止剤は除く)としては特に限定さ
れず、グリセリンモノステアレート、フタル酸ジステア
レート、ペンタエリスリトールジステアレート、ステア
リルステアレート等が挙げられる。これらのうち、グリ
セリンモノステアレート、フタル酸ジステアレートが好
適に用いられる。これらエステル系化合物は、単独で用
いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0031】上記化合物Aの添加量は、塩素化塩化ビニ
ル系樹脂100重量部に対して0.5〜30重量部であ
ることが好ましい。化合物Aの添加部数が0.5重量部
未満の場合は、得られる塩素化塩化ビニル系樹脂組成物
からなる更生管を既設管に挿入し、加熱して既設管の内
面に密着させるときの施工性が損なわれ、逆に、30重
量部を越えると、得られる塩素化塩化ビニル系樹脂組成
物及び更生管の機械強度が低下する。
【0032】本発明の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物に
は、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じ
て、充填剤、顔料、滑剤、加工助剤、安定剤、安定化助
剤、衝撃改質剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、難燃剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が添
加されていても良い。これらの添加剤の添加方法や添加
順序は、特に限定されるものではなく、任意の方法や任
意の順序であって良い。
【0033】充填剤としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、タルク、クレー、シリカ等の無機充填剤が挙げられ
る。これらの充填剤は、単独で用いられても良いし、2
種類以上が併用されても良い。
【0034】顔料としては、例えば、アゾ系、フタロシ
アニン系、スレン系、染料レーキ系等の有機顔料;クロ
ム酸モリブデン系、フェロシアン化物系等の無機顔料等
が挙げられる。これらの顔料は、単独で用いられても良
いし、2種類以上が併用されても良い。
【0035】滑剤としては、内部滑剤、外部滑剤が挙げ
られる。内部滑剤は、成形加工時の溶融樹脂の流動粘度
を下げ、摩擦発熱を防止する目的で使用される。上記内
部滑剤としては特に限定されず、例えば、ブチルステア
レート、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、
グリセリンモノステアレート、ステアリン酸、ビスアミ
ド等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、
2種類以上が併用されても良い。外部滑剤は、成形加工
時の溶融樹脂と金属面との滑り効果を上げる目的で使用
される。外部滑剤としては特に限定されず、例えば、パ
ラフィンワックス、ポリオレフィンワックス、エステル
ワックス、モンタン酸ワックスなどが挙げられる。これ
らは単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
てもよい。
【0036】加工助剤としては、例えば、メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート系モ
ノマーの単独重合体もしくは共重合体;上記(メタ)ア
クリレート系モノマーとスチレン、ビニルトルエン、ア
クリロニトリル等のビニル系モノマーとの共重合体等が
挙げられる。これらの加工助剤は、単独で用いられても
良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0037】安定剤としては、例えば、ジブチル錫マレ
ート、ジオクチル錫ラウレート等の有機錫系安定剤;鉛
白、塩基性亜硫酸鉛、二塩基性亜硫酸鉛、三塩基性硫酸
鉛、二塩基性亜燐酸鉛、シリカゲル共沈硅酸鉛、ステア
リン酸鉛、安息香酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ナフ
テン酸鉛等の鉛系安定剤;ステアリン酸カルシウム、ス
テアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸系
安定剤;ハイドロタルサイト、ゼオライト等の無機系安
定剤等が挙げられる。これらの安定剤は、単独で用いら
れても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0038】安定化助剤としては、例えば、エポキシ化
大豆油、エポキシ化アマニ油、燐酸エステル等が挙げら
れる。これらの安定化助剤は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
【0039】衝撃改質剤としては、例えば、メチルメタ
クリレート−ブタジエン−スチレングラフト共重合体
(MBS)、塩素化ポリエチレン(CPE)、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、
アクリル系改質剤等が挙げられる。これらの衝撃改質剤
は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
ても良い。
【0040】光安定剤としては、例えば、ヒンダードア
ミン系光安定剤等が挙げられる。これらの光安定剤は、
単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても
良い。
【0041】紫外線吸収剤としては、例えば、サリチル
酸エステル系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール
系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収剤が挙げられ
る。これらの紫外線吸収剤は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
【0042】本発明12による更生管は、上述した本発
明1〜11のいずれかの塩素化塩化ビニル系樹脂組成物
を用いて、押出機により押出し成形を行うことにより作
製される。
【0043】さらに、本発明13による更生管は、既設
管に挿入後、加熱する又は加熱し且つ内圧をかけること
により、既設管の内面に密着することを特徴とする。
【0044】上記更生管の断面形状は、更生(修復)し
ようとする既設管中に挿入可能であって、既設管に挿入
後、加熱する又は加熱し且つ内圧をかけることにより、
既設管の内面に密着し得る形状であれば良く、特に限定
されるものではない。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限
定されるものではない。
【0046】実施例1〜21及び比較例1、2 〔塩素化塩化ビニル系樹脂組成物の作製〕表1、2の配
合組成に従って各材料を200Lスーパーミキサー(カ
ワタ社製)にて撹拌混合し、塩素化塩化ビニル系樹脂組
成物を得た。
【0047】〔更生管の作製〕上記方法で得られた塩素
化塩化ビニル系樹脂組成物を直径50mmの二軸異方向
回転押出機(SLM−50、長田製作所社製)に供し、
外径50mmの管状成形体を得た。この管状体を110
℃に加熱されたギアオーブン内に20分間静置した後、
管状体断面が4つ折りの形状になるようにし、この形状
を維持したまま、成形体の温度が20℃以下になるまで
冷却し更生管を得た。
【0048】〔評価〕得られた更生管について下記に記
載の方法でビカット軟化温度(耐熱性)、挿入性、復元
性を評価し、その結果を表1、2に示した。 (ビカット軟化温度)JIS K 7026に準拠し、
得られた更生管のビカット軟化温度を測定した。尚、測
定には5kg錘を用いた。 (挿入性)更生管を80℃の熱風で10分間加熱した
後、内径50mmの45°L字型鋼管内に挿入し、下記
判定基準により挿入性を評価した。 ○ … 挿入が可能であり、割れ、白化等の損傷が見られ
なかった。 × … 挿入不可もしくは割れ、白化等の損傷が発生し
た。 (復元性)更生管を内径50mmの鋼管内に挿入した
後、更生管の一方の端部から更生管の内部に110℃の
蒸気を10分間供給し、鋼管の内面に更生管を密着させ
た。ついで、20℃の空気を30分間送風して冷却を行
った後、鋼管と更生管の密着状態を目視にて観察し、下
記の判定基準により復元性の評価を行った。 ○ … 鋼管に対し更生管が全面的に密着していた。 × … 更生管が鋼管に一部または全体が密着していなか
った。
【0049】尚、使用材料は表3に示した通りである。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【発明の効果】本発明の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物
は、上記説明の如く特定の塩素含有率の塩素化塩化ビニ
ル樹脂に特定の化合物が添加されてなるので、耐熱性に
優れ、且つ、更生管とされた時の施工性にも優れるの
で、更生管作製用の樹脂として好適に用いられる。ま
た、本発明の更生管は、上記本発明の塩素化塩化ビニル
系樹脂組成物からなるので、優れた耐熱性を有すると共
に、施工性にも優れるものであり、既設管の更生(修
復)用として好適に用いられる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC072 BB002 BB062 BB072 BB242 BD042 BD052 BD082 BD181 BG042 BG052 BN162 CD163 CD173 CF002 CK022 CL002 EH058 EH146 EH148 EJ027 EV067 EW046 FD010 FD016 FD020 FD023 FD050 FD060 FD077 FD090 FD170 FD208 GL00

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素含有量が58〜71重量%である塩
    素化塩化ビニル系樹脂に、塩素化塩化ビニル系樹脂と相
    溶可能で、且つガラス転移温度、融点、滴点、ビカット
    軟化温度、又は流動開始温度が塩素化塩化ビニル系樹脂
    のガラス転移温度よりも低い化合物(化合物A)が添加
    されてなることを特徴とする塩素化塩化ビニル系樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】 塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に
    対して、化合物Aが0.5〜30重量部であることを特
    徴とする請求項1記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 化合物Aが熱可塑性エラストマーである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の塩素化塩化ビ
    ニル系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 熱可塑性エラストマーが、エチレン−酢
    酸ビニル−一酸化炭素共重合体、エチレン−アクリル酸
    エステル−一酸化炭素共重合体、アクリロニトリル−ブ
    タジエン共重合体、ウレタン系熱可塑性エラストマー、
    メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合
    体、塩素化ポリエチレン、又はアクリル系モノマー成分
    及び多官能性モノマー成分を共重合したアクリル系共重
    合体のうちの1種もしくは2種以上であることを特徴と
    する請求項3に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 化合物Aが可塑剤であることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成
    物。
  6. 【請求項6】 可塑剤がジシクロヘキシルフタレート、
    トリフェニルフォスフェート、エポキシ化大豆油、又は
    エポキシ化アマニ油のうちの1種もしくは2種以上であ
    ることを特徴とする請求項5に記載の塩素化塩化ビニル
    系樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 化合物Aが酸化防止剤であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂
    組成物。
  8. 【請求項8】 酸化防止剤が(1)式で表される化合物
    のうちの1種もしくは2種以上であることを特徴とする
    請求項7に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。 S(CH2−CH2−COO−(CH2n−CH32 … (1) 但し、nは11〜17の正数
  9. 【請求項9】 化合物Aがエステル系化合物(熱可塑性
    エラストマー、可塑剤、酸化防止剤を除く)であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の塩素化塩化ビニル
    系樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 エステル系化合物がグリセリンモノス
    テアレート、又はフタル酸ジステアレートのうちの1種
    もしくは2種であることを特徴とする請求項9に記載の
    塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 化合物Aとして、熱可塑性エラストマ
    ー、可塑剤、酸化防止剤、エステル系化合物のうち少な
    くとも2種以上が使用されてなることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の塩
    素化塩化ビニル系樹脂組成物よりなることを特徴とする
    更生管。
  13. 【請求項13】 更生管が 既設管中に挿入された後、
    加熱され又は加熱され且つ内圧をかけられることにより
    既設管の内面に密着することを特徴とする請求項12に
    記載の更生管。
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JP2023095827A (ja) * 2021-12-24 2023-07-06 株式会社クボタケミックス 更生管用塩化ビニル系樹脂組成物および更生管

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