JP2003286380A - 塩素化塩化ビニル系樹脂組成物及び更生管 - Google Patents
塩素化塩化ビニル系樹脂組成物及び更生管Info
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Abstract
物及びその塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を用いた塩素
化塩化ビニル系樹脂更生管の提供。 【解決手段】 塩素含有量が58〜71重量%である塩
素化塩化ビニル系樹脂に、塩素化塩化ビニル系樹脂と相
溶可能で、且つ、ガラス転移温度、融点、滴点、ビカッ
ト軟化温度、又は流動開始温度が塩素化塩化ビニル系樹
脂のガラス転移温度よりも低い化合物(化合物A)が添
加されてなることを特徴とする塩素化塩化ビニル系樹脂
組成物。及び上記塩素化塩化ビニル系樹脂組成物からな
る更生管。
Description
系樹脂組成物及びその塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を
用いた塩素化塩化ビニル系樹脂更生管に関する。
り、この様な老朽化した既設管を修復する方法の一つと
して、機械的強度や耐薬品性等に優れた塩化ビニル系樹
脂管を用いる方法がある。
は、塩化ビニル樹脂に混合しうる熱可塑性エラストマー
を加えた樹脂管により修復する方法が開示されている。
しかし、この方法の場合、耐熱性を必要とする用途に使
用しようとすると、熱変形等がおこる問題点があった。
問題点に鑑み、耐熱性に優れた塩素化塩化ビニル系樹脂
組成物及びその塩素化塩化ビニル系樹脂組成物を用いた
塩素化塩化ビニル系樹脂更生管を提供することにある。
(以下、「本発明1」と記す)は、塩素含有量が58〜
71重量%である塩素化塩化ビニル系樹脂に、塩素化塩
化ビニル系樹脂と相溶可能で、且つガラス転移温度、融
点、滴点、ビカット軟化温度、又は流動開始温度が塩素
化塩化ビニル系樹脂のガラス転移温度よりも低い化合物
(化合物A)が添加されてなる塩素化塩化ビニル系樹脂
組成物である。尚、ここで言う相溶とは、上記塩素化塩
化ビニル系樹脂に混合する化合物が重合体の場合、2つ
を混練した成形体の損失弾性率が室温以上の温度域で一
つのピークとして現れることを意味し、混合する化合物
が重合体以外の場合は、2つの混練溶融体から著しく化
合物が分離しないことを意味する。
明2」と記す)は、塩素化塩化ビニル系樹脂100重量
部に対して、化合物Aが0.5〜30重量部である塩素
化塩化ビニル系樹脂組成物である。
明3」と記す)は、化合物Aが熱可塑性エラストマーで
ある塩素化塩化ビニル系樹脂組成物である。
明4」と記す)は、熱可塑性エラストマーが、エチレン
−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル−一酸化炭素共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体、ウレタン系熱可塑性エラストマ
ー、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重
合体、塩素化ポリエチレン、又はアクリル系モノマー成
分及び多官能性モノマー成分を共重合したアクリル系共
重合体のうちの1種もしくは2種以上である塩素化塩化
ビニル系樹脂組成物である。
明5」と記す)は、化合物Aが可塑剤である塩素化塩化
ビニル系樹脂組成物である。
明6」と記す)は、可塑剤が、ジシクロヘキシルフタレ
ート、トリフェニルフォスフェート、エポキシ化大豆
油、又はエポキシ化アマニ油のうちの1種もしくは2種
以上である塩素化塩化ビニル系樹脂組成物である。
明7」と記す)は、化合物Aが酸化防止剤である塩素化
塩化ビニル系樹脂組成物である。
明8」と記す)は、酸化防止剤が、(1)式で表される
化合物のうちの1種もしくは2種以上である塩素化塩化
ビニル系樹脂組成物である。 S(CH2−CH2−COO−(CH2)n−CH3)2 … (1) 但し、nは11〜17の正数
明9」と記す)は、化合物Aがエステル系化合物(熱可
塑性エラストマー、可塑剤、酸化防止剤を除く)である
塩素化塩化ビニル系樹脂組成物である。
発明10」と記す)は、エステル系化合物が、グリセリ
ンモノステアレート、又はフタル酸ジステアレートのう
ちの1種もしくは2種である塩素化塩化ビニル系樹脂組
成物である。
発明11」と記す)は、化合物Aが熱可塑性エラストマ
ー、可塑剤、酸化防止剤、エステル系化合物のうち少な
くと2種以上が使用されてなる塩素化塩化ビニル系樹脂
組成物である。
発明12」と記す)は、請求項1〜11のいずれかに記
載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物よりなる更生管であ
る。
発明13」と記す)は、更生管が既設管中に挿入された
後、加熱され又は加熱され且つ内圧をかけられることに
より既設管の内面に密着する請求項12に記載の更生管
である。
脂は、塩素含有量が58〜71重量%に限定される。塩
素含有量が58重量%未満であると、得られる塩素化塩
化ビニル系樹脂組成物や更生管の耐熱性が不十分であ
り、逆に塩素含有量が71重量を超えると成形が困難に
なる。尚、上記塩素含有量はJIS K 7229に準
拠して、酸素フラスコ燃焼法による中和適定により決定
される値である。
系樹脂を塩素化することにより得られ、その塩素化方法
としては、従来公知の水懸濁方法、溶液塩素化方法等が
用いられるが、工業的には水懸濁方法が好ましい。塩素
含有量を前記の範囲に調整する方法としては、塩素化反
応段階で調整してもよいし、高塩素含有量の塩素化塩化
ビニル系樹脂と低塩素含有量の塩素化塩化ビニル系樹脂
や塩化ビニル系樹脂とをブレンドして調整してもよい。
系樹脂あるいは塩素化塩化ビニル系樹脂とブレンドする
塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニル単独重合体、塩
化ビニルと共重合可能な不飽和結合を有するモノマーと
塩化ビニルとの共重合体、重合体に塩化ビニルをグラフ
ト共重合させたグラフト共重合体等が挙げられる。本発
明においては、これらの重合体が単独で用いられてもよ
いし、また2種以上が併用されてもよい。
を有するモノマーとしては、例えば、エチレン、プロピ
レン、ブチレン等のα−オレフィン類;酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;ブチルビニル
エーテル、セチルビニルエーテル等のビニルエーテル
類;メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、フェニル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル類;
スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類;塩
化ビニリデン、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニル
類;N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレ
イミド等のN−置換マレイミド類等が挙げられ、これら
の1種もしくは2種以上が使用される。
合体としては、塩化ビニルをグラフト重合させるもので
あれば特に限定されず、例えば、エチレン−酢酸ビニル
共重合体;エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合
体;エチレン−エチルアクリレート共重合体;エチレン
−ブチルアクリレート−一酸化炭素共重合体;エチレン
−メチルメタクリレート共重合体;エチレン−プロピレ
ン共重合体;アクリロニトリル−ブタジエン共重合体;
ポリウレタン;塩素化ポリエチレン;塩素化ポリプロピ
レン等が挙げられ、これらは単独で用いられても、2種
類以上が併用されても良い。
ず、従来公知の塊状重合、溶液重合、乳化重合などが用
いられる。
系樹脂に相溶し、且つガラス転移温度、融点、滴点、ビ
カット軟化温度、又は流動開始温度が塩素化塩化ビニル
系樹脂よりも低ければ特に限定はされず、例えば、熱可
塑性エラストマー、可塑剤、酸化防止剤、エステル系化
合物等が好適に用いられる。
定されず、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体(NBR)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重合体(EV
ACO)、エチレン−アクリル酸エステル−一酸化炭素
共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体や塩化ビニ
ル塩化ビニリデン共重合体等の塩化ビニル系熱可塑性エ
ラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフ
ィン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラ
ストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリ
アミド系熱可塑性エラストマー、メチルメタクリレート
−ブタジエン−スチレン共重合体、塩素化ポリエチレ
ン、又はアクリル系モノマー成分及び多官能性モノマー
成分を共重合したアクリル系共重合体等が挙げられる。
これらのうち、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共重
合体(EVACO)、エチレン−アクリル酸エステル−一
酸化炭素共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体(NBR)、ウレタン系熱可塑性エラストマー、又は
アクリル系モノマー成分と多官能性モノマー成分を共重
合したアクリル系共重合体が好適に用いられる。これら
熱可塑性エラストマーは、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。
ル系モノマーとしては、例えば、エチルアクリレート、
n−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
イソ−ブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレー
ト、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、n−オクチルアクリレート、n−オクチル
メタクリレート、イソオクチルアクリレート、n−ノニ
ルアクリレート、n−ノニルメタクリレート、イソノニ
ルアクリレート、n−デシルアクリレート、n−デシル
メタクリレート、ラウリルメタクリレート、フェニルア
クリレート、2−クロロエチルアクリレート、フェニル
メチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート等が挙げられる。これらのアクリル系モノマーは、
単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても
良い。
性モノマー成分としては、上記アクリル系モノマーと共
重合可能なモノであれば特に限定されず、例えば、エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレー
ト類、ジアリルフタレート、ジアリルマレート、トリア
リルイソシアヌレート等の多官能アリル化合物、ブタジ
エン等の多官能不飽和化合物等が挙げられる。これらの
多官能性モノマー成分は、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。
ば、ジシクロヘキシルフタレート(DCHP)、ジブチル
フタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート等のフ
タル酸系可塑剤;トリフェニルフォスフェート(TPP)
等のリン酸系可塑剤;エポキシ化大豆油、エポキシ化ア
マニ油等のエポキシ系可塑剤;トリノルマルオクチルト
リメリテート、トリイソノニルトリメリテート等のトリ
メリット酸系可塑剤;ジオクチルアジペート、ジイソデ
シルアジペート等のアジピン酸系可塑剤;ポリエステル
系可塑剤、塩素化パラフィン系可塑剤等が挙げられる。
これらのうち、ジシクロヘキシルフタレート(DCH
P)、トリフェニルフォスフェート(TPP)、エポキシ
化大豆油、エポキシ化アマニ油が好適に用いられる。こ
れらの可塑剤は単独で用いられても良いし、2種類以上
が併用されても良い。
例えば、ジラウリルチオジプロピオネート、ジミリスチ
ルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオ
ネート等の式(1)で表される化合物、2,6−ジ−t
ert−ブチル−P−クレゾール、2,6−ジ−ter
t−ブチル−4−エチルフェノール、n−オクタデシル
−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート等が挙げられる。これらの
うち、式(1)で表される化合物が好適に用いらる。こ
れら酸化防止剤は、単独で用いられても良いし、2種類
以上が併用されても良い。 S(CH2−CH2−COO−(CH2)n−CH3)2 … (1) 但し、nは11〜17の正数
マー、可塑剤、酸化防止剤は除く)としては特に限定さ
れず、グリセリンモノステアレート、フタル酸ジステア
レート、ペンタエリスリトールジステアレート、ステア
リルステアレート等が挙げられる。これらのうち、グリ
セリンモノステアレート、フタル酸ジステアレートが好
適に用いられる。これらエステル系化合物は、単独で用
いられても良いし、2種類以上が併用されても良い。
ル系樹脂100重量部に対して0.5〜30重量部であ
ることが好ましい。化合物Aの添加部数が0.5重量部
未満の場合は、得られる塩素化塩化ビニル系樹脂組成物
からなる更生管を既設管に挿入し、加熱して既設管の内
面に密着させるときの施工性が損なわれ、逆に、30重
量部を越えると、得られる塩素化塩化ビニル系樹脂組成
物及び更生管の機械強度が低下する。
は、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じ
て、充填剤、顔料、滑剤、加工助剤、安定剤、安定化助
剤、衝撃改質剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、難燃剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が添
加されていても良い。これらの添加剤の添加方法や添加
順序は、特に限定されるものではなく、任意の方法や任
意の順序であって良い。
ム、タルク、クレー、シリカ等の無機充填剤が挙げられ
る。これらの充填剤は、単独で用いられても良いし、2
種類以上が併用されても良い。
アニン系、スレン系、染料レーキ系等の有機顔料;クロ
ム酸モリブデン系、フェロシアン化物系等の無機顔料等
が挙げられる。これらの顔料は、単独で用いられても良
いし、2種類以上が併用されても良い。
られる。内部滑剤は、成形加工時の溶融樹脂の流動粘度
を下げ、摩擦発熱を防止する目的で使用される。上記内
部滑剤としては特に限定されず、例えば、ブチルステア
レート、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、
グリセリンモノステアレート、ステアリン酸、ビスアミ
ド等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、
2種類以上が併用されても良い。外部滑剤は、成形加工
時の溶融樹脂と金属面との滑り効果を上げる目的で使用
される。外部滑剤としては特に限定されず、例えば、パ
ラフィンワックス、ポリオレフィンワックス、エステル
ワックス、モンタン酸ワックスなどが挙げられる。これ
らは単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
てもよい。
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート系モ
ノマーの単独重合体もしくは共重合体;上記(メタ)ア
クリレート系モノマーとスチレン、ビニルトルエン、ア
クリロニトリル等のビニル系モノマーとの共重合体等が
挙げられる。これらの加工助剤は、単独で用いられても
良いし、2種類以上が併用されても良い。
ート、ジオクチル錫ラウレート等の有機錫系安定剤;鉛
白、塩基性亜硫酸鉛、二塩基性亜硫酸鉛、三塩基性硫酸
鉛、二塩基性亜燐酸鉛、シリカゲル共沈硅酸鉛、ステア
リン酸鉛、安息香酸鉛、二塩基性ステアリン酸鉛、ナフ
テン酸鉛等の鉛系安定剤;ステアリン酸カルシウム、ス
テアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸系
安定剤;ハイドロタルサイト、ゼオライト等の無機系安
定剤等が挙げられる。これらの安定剤は、単独で用いら
れても良いし、2種類以上が併用されても良い。
大豆油、エポキシ化アマニ油、燐酸エステル等が挙げら
れる。これらの安定化助剤は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
クリレート−ブタジエン−スチレングラフト共重合体
(MBS)、塩素化ポリエチレン(CPE)、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、
アクリル系改質剤等が挙げられる。これらの衝撃改質剤
は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用され
ても良い。
ミン系光安定剤等が挙げられる。これらの光安定剤は、
単独で用いられても良いし、2種類以上が併用されても
良い。
酸エステル系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール
系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収剤が挙げられ
る。これらの紫外線吸収剤は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
明1〜11のいずれかの塩素化塩化ビニル系樹脂組成物
を用いて、押出機により押出し成形を行うことにより作
製される。
管に挿入後、加熱する又は加熱し且つ内圧をかけること
により、既設管の内面に密着することを特徴とする。
ようとする既設管中に挿入可能であって、既設管に挿入
後、加熱する又は加熱し且つ内圧をかけることにより、
既設管の内面に密着し得る形状であれば良く、特に限定
されるものではない。
に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限
定されるものではない。
合組成に従って各材料を200Lスーパーミキサー(カ
ワタ社製)にて撹拌混合し、塩素化塩化ビニル系樹脂組
成物を得た。
化塩化ビニル系樹脂組成物を直径50mmの二軸異方向
回転押出機(SLM−50、長田製作所社製)に供し、
外径50mmの管状成形体を得た。この管状体を110
℃に加熱されたギアオーブン内に20分間静置した後、
管状体断面が4つ折りの形状になるようにし、この形状
を維持したまま、成形体の温度が20℃以下になるまで
冷却し更生管を得た。
載の方法でビカット軟化温度(耐熱性)、挿入性、復元
性を評価し、その結果を表1、2に示した。 (ビカット軟化温度)JIS K 7026に準拠し、
得られた更生管のビカット軟化温度を測定した。尚、測
定には5kg錘を用いた。 (挿入性)更生管を80℃の熱風で10分間加熱した
後、内径50mmの45°L字型鋼管内に挿入し、下記
判定基準により挿入性を評価した。 ○ … 挿入が可能であり、割れ、白化等の損傷が見られ
なかった。 × … 挿入不可もしくは割れ、白化等の損傷が発生し
た。 (復元性)更生管を内径50mmの鋼管内に挿入した
後、更生管の一方の端部から更生管の内部に110℃の
蒸気を10分間供給し、鋼管の内面に更生管を密着させ
た。ついで、20℃の空気を30分間送風して冷却を行
った後、鋼管と更生管の密着状態を目視にて観察し、下
記の判定基準により復元性の評価を行った。 ○ … 鋼管に対し更生管が全面的に密着していた。 × … 更生管が鋼管に一部または全体が密着していなか
った。
は、上記説明の如く特定の塩素含有率の塩素化塩化ビニ
ル樹脂に特定の化合物が添加されてなるので、耐熱性に
優れ、且つ、更生管とされた時の施工性にも優れるの
で、更生管作製用の樹脂として好適に用いられる。ま
た、本発明の更生管は、上記本発明の塩素化塩化ビニル
系樹脂組成物からなるので、優れた耐熱性を有すると共
に、施工性にも優れるものであり、既設管の更生(修
復)用として好適に用いられる。
Claims (13)
- 【請求項1】 塩素含有量が58〜71重量%である塩
素化塩化ビニル系樹脂に、塩素化塩化ビニル系樹脂と相
溶可能で、且つガラス転移温度、融点、滴点、ビカット
軟化温度、又は流動開始温度が塩素化塩化ビニル系樹脂
のガラス転移温度よりも低い化合物(化合物A)が添加
されてなることを特徴とする塩素化塩化ビニル系樹脂組
成物。 - 【請求項2】 塩素化塩化ビニル系樹脂100重量部に
対して、化合物Aが0.5〜30重量部であることを特
徴とする請求項1記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成
物。 - 【請求項3】 化合物Aが熱可塑性エラストマーである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の塩素化塩化ビ
ニル系樹脂組成物。 - 【請求項4】 熱可塑性エラストマーが、エチレン−酢
酸ビニル−一酸化炭素共重合体、エチレン−アクリル酸
エステル−一酸化炭素共重合体、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体、ウレタン系熱可塑性エラストマー、
メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合
体、塩素化ポリエチレン、又はアクリル系モノマー成分
及び多官能性モノマー成分を共重合したアクリル系共重
合体のうちの1種もしくは2種以上であることを特徴と
する請求項3に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。 - 【請求項5】 化合物Aが可塑剤であることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成
物。 - 【請求項6】 可塑剤がジシクロヘキシルフタレート、
トリフェニルフォスフェート、エポキシ化大豆油、又は
エポキシ化アマニ油のうちの1種もしくは2種以上であ
ることを特徴とする請求項5に記載の塩素化塩化ビニル
系樹脂組成物。 - 【請求項7】 化合物Aが酸化防止剤であることを特徴
とする請求項1又は2に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂
組成物。 - 【請求項8】 酸化防止剤が(1)式で表される化合物
のうちの1種もしくは2種以上であることを特徴とする
請求項7に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。 S(CH2−CH2−COO−(CH2)n−CH3)2 … (1) 但し、nは11〜17の正数 - 【請求項9】 化合物Aがエステル系化合物(熱可塑性
エラストマー、可塑剤、酸化防止剤を除く)であること
を特徴とする請求項1又は2に記載の塩素化塩化ビニル
系樹脂組成物。 - 【請求項10】 エステル系化合物がグリセリンモノス
テアレート、又はフタル酸ジステアレートのうちの1種
もしくは2種であることを特徴とする請求項9に記載の
塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。 - 【請求項11】 化合物Aとして、熱可塑性エラストマ
ー、可塑剤、酸化防止剤、エステル系化合物のうち少な
くとも2種以上が使用されてなることを特徴とする請求
項1又は2に記載の塩素化塩化ビニル系樹脂組成物。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の塩
素化塩化ビニル系樹脂組成物よりなることを特徴とする
更生管。 - 【請求項13】 更生管が 既設管中に挿入された後、
加熱され又は加熱され且つ内圧をかけられることにより
既設管の内面に密着することを特徴とする請求項12に
記載の更生管。
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| JP2002141840A JP2003286380A (ja) | 2001-09-21 | 2002-05-16 | 塩素化塩化ビニル系樹脂組成物及び更生管 |
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| JP2001289373 | 2001-09-21 | ||
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| JP2018145380A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | Mcppイノベーション合同会社 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
| JP2023095827A (ja) * | 2021-12-24 | 2023-07-06 | 株式会社クボタケミックス | 更生管用塩化ビニル系樹脂組成物および更生管 |
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2002
- 2002-05-16 JP JP2002141840A patent/JP2003286380A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018145380A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-20 | Mcppイノベーション合同会社 | 塩化ビニル系樹脂組成物 |
| JP2023095827A (ja) * | 2021-12-24 | 2023-07-06 | 株式会社クボタケミックス | 更生管用塩化ビニル系樹脂組成物および更生管 |
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