JP2018144269A - 処理機器およびその製造方法ならびに構造体およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)セラミックス被覆は金属基材との密着性に劣り、衝撃等によって容易に剥離することから、作業や取り扱いが難しい。
(2)セラミックス被覆に剥離や亀裂が発生すると、その部分から溶湯が侵入して金属基材を溶損し、基材の減肉が進行し、セラミックス被覆のさらなる剥離を助長する。
(3)基材としてチタンを使用する場合、基材と溶融アルミニウムとが反応して、Ti−Al化合物層が成長し、それによってチタン基材の減肉が進行し、さらに、Ti−Al化合物層は脆弱であること、チタン酸化物はAlによって不安定になり分解する傾向があることから、容易に破損する。
(4)ニッケル−リン合金めっき皮膜は、高温雰囲気での耐酸化性に劣り、他方、溶融アルミニウム浴中では、ニッケル−リン合金めっき皮膜のニッケルはアルミニウム溶湯中に容易に溶出し、皮膜に欠損が生じると、その後は、基材の湯溶浸食が起こり、防食性を喪失する。
金属基材と、
上記金属基材の表面に設けられた保護皮膜とを有し、
上記保護皮膜は、
上記金属基材上の、金属炭化物を含有するバリア層と、
上記バリア層上の、鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素とアルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素とを含有し、金属炭化物を含有しないリザバ層と、
上記リザバ層上の、長繊維セラミック織物からなる被覆層と、
を有する処理機器である。
金属基材と、
上記金属基材の表面に設けられた保護皮膜とを有し、
上記保護皮膜は、
上記金属基材上の、金属炭化物を含有するバリア層と、
上記バリア層上の、鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素とアルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素とを含有し、金属炭化物を含有しないリザバ層と、
上記リザバ層上の、長繊維セラミック織物からなる被覆層と、
を有する構造体である。
金属基材の表面に、上記金属基材より融点が低い第1の合金からなる粉末と金属炭化物の粉末との混合粉末を含むスラリー状粉末を塗布した後、上記第1の合金の融点より高く、上記金属基材の融点より低い第1の温度で加熱することにより、上記金属炭化物を含有するバリア層を形成する工程と、
上記バリア層上に、鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素を含み、上記金属基材および上記バリア層より融点が低い第2の合金からなる粉末とアルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素からなる粉末との混合粉末を含むスラリー状粉末を塗布した後、上記第2の合金の融点より高く、上記金属基材および上記バリア層の融点より低い第2の温度で加熱することにより、上記鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素と上記アルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素とを含有し、金属炭化物を含有しないリザバ層を形成する工程と、
上記リザバ層上に、長繊維セラミック織物からなる被覆層を形成する工程と、
を有する処理機器の製造方法である。
金属基材の表面に、上記金属基材より融点が低い第1の合金からなる粉末と金属炭化物の粉末との混合粉末を含むスラリー状粉末を塗布した後、上記第1の合金の融点より高く、上記金属基材の融点より低い第1の温度で加熱することにより、上記金属炭化物を含有するバリア層を形成する工程と、
上記バリア層上に、鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素を含み、上記金属基材および上記バリア層より融点が低い第2の合金からなる粉末とアルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素からなる粉末との混合粉末を含むスラリー状粉末を塗布した後、上記第2の合金の融点より高く、上記金属基材および上記バリア層の融点より低い第2の温度で加熱することにより、上記鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素と上記アルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素とを含有し、金属炭化物を含有しないリザバ層を形成する工程と、
上記リザバ層上に、長繊維セラミック織物からなる被覆層を形成する工程と、
を有する構造体の製造方法である。
[処理機器]
第1の実施の形態においては、溶融金属、等に浸漬して使用される処理機器について説明する。
まず、金属基材100を用意する。金属基材100の形状、長さ、直径等は、製造しようとする処理機器に応じて決められる。
(1)株式会社ニチビ アルミナ長繊維スリーブ
品番SV−20 原糸維度(tex)=200、
標準内径=20mm 重さ=44g/m 打数=84本
72wt%Al2 O3 −28wt%SiO2
(2)二宮電線工業株式会社 セラミックヤーンスリーブ ceramic l
60wt%Al2 O3 −40wt%SiO2
(3)金森藤平商事株式会社 アルミナ長繊維スリーブ
72wt%Al2 O3 −28wt%SiO2
[処理機器]
第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様に、棒状の処理機器について説明する。
この処理機器の製造方法では、第1の実施の形態と同様にして、金属基材100の表面にバリア層200、リザバ層300および長繊維セラミック織物被覆層400を順次形成した後、長繊維セラミック織物被覆層400上に剥離剤層500を形成する。例えば、長繊維セラミック織物被覆層400上に、粉末状の剥離剤を含むスラリー液を塗布することにより、剥離剤層500を形成する。こうして剥離剤層500を形成することにより、スラリー液中の粉末状の剥離剤が、長繊維セラミック織物被覆層400を構成する長繊維セラミック織物の繊維間の空隙を埋めて塞ぐ。
(1)ニチアス株式会社
商品名 TOMBO No.9820 ルミボンド
成分 珪酸ソーダをベースに耐火度の高い骨材を添加
使用目的 セラミックス等の接着剤として使用する。
標準使用量 1〜2kg/m2 =100〜200mg/cm2
(2)ニチアス株式会社
商品名 TOMBO No.4726−BN ジルコート BN−A
成分 82重量%BN−18重量%Al2 O3
使用目的 アルミニウム溶湯と接触する各種耐火物を保護するためのコーティング材
標準使用量 0.13〜0.17kg/m2 =13〜17mg/cm2
[処理機器]
第3の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様に、棒状の処理機器について説明する。
この処理機器の製造方法では、第1の実施の形態と同様にして、金属基材100の表面にバリア層200およびリザバ層300を形成した後、リザバ層300上に剥離剤層500を形成する。次に、この剥離剤層500上に長繊維セラミック織物被覆層400を形成した後、この長繊維セラミック織物被覆層400上に再び剥離剤層500を形成する。剥離剤層500の形成方法は第2の実施の形態と同様である。
(1)蛍光X線装置(日本電子株式会社製エレメントアナライザー)を用いて、皮膜表面の元素分析を行った。なお、本測定では、酸素、窒素、炭素、ホウ素等の軽元素の分析は行っていない。
(2)走査型電子顕微鏡(SEM)とエネルギー分散型元素分析装置(EDAX)を用いて、金属基材100とコーティング皮膜との断面組織を観察し、各元素の濃度分布を測定した。なお、本測定手法では、炭素(C)およびホウ素(B)の存在は確認できるが、定量的にそれらの濃度を測定することは困難であった。したがって、ここでは、炭素とホウ素が検出された相を炭化物とホウ化物と表記している。また、タングステン(W)とケイ素(Si)とのピーク分離は困難である。
実施例1は第1の実施の形態に対応するものであるが、ここでは、円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmの耐熱合金SUH447製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用した。
(工程1)
エタノール中にNi基自溶性合金粉末と(35重量%、50重量%、80重量%)WC粉末とを混合し、混練してスラリー状粉末とした後、このスラリー状粉末を熱電対保護管の表面に塗布し、乾燥した。塗布量は100±20mg/cm2 とした。Ni基自溶性合金粉末としては、株式会社ニューメタルス エンド ケミカルスコーポレーションのHMSP−1360−20(0.9C−4.3Si−3.3B−4.2Fe−16.3Cr−bal.Ni in wt%)を用いた。その後、減圧雰囲気、1150℃、2時間の条件で加熱した。こうして熱電対保護管の表面にバリア層200を形成した。
エタノール中にAl粉末、Cr粉末およびSi粉末とNi基自溶性合金粉末とを混合し、混練してスラリー状粉末とした後、このスラリー状粉末をバリア層200の表面に塗布し、乾燥した。塗布量は80±20mg/cm2 とした。その後、減圧雰囲気、1150℃、2時間の条件で加熱した。こうしてバリア層200の表面にリザバ層300を形成した。
長繊維セラミック織物被覆層400として、先に挙げた株式会社ニチビの内径20mmのアルミナ長繊維スリーブを用いた。このアルミナ長繊維スリーブを、まず長手方向に圧縮して内径を拡大し、このアルミナ長繊維スリーブにバリア層200およびリザバ層300が表面に形成された熱電対保護管を挿入した後、このアルミナ長繊維スリーブを引っ張ることにより内径を縮小させ、アルミナ長繊維スリーブを熱電対保護管の表面に密着させた。こうすることで、熱電対保護管の表面をアルミナ長繊維スリーブにより密着した状態で覆った。熱電対保護管の先端部は金属線(Ni線)で括って、熱電対保護管の先端部をアルミナ長繊維スリーブで覆った。
実施例2は第1の実施の形態に対応するものであるが、ここでは、円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmのFe−25Crステンレス鋼製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用した。
実施例3は第2の実施の形態に対応するものであるが、ここでは、円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmの耐熱合金SUH447製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用した。
実施例4は第3の実施の形態に対応するものであるが、ここでは、円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmのSUS310製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用した。
比較例1は円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmの耐熱合金SUH447製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用したが、保護皮膜は形成していない。
比較例2は円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmのSUS310製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用したが、保護皮膜は形成していない。
比較例3は円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmのFe−25Cr製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用したが、保護皮膜は形成していない。
比較例4は円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmの耐熱合金SUH447製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用したが、保護皮膜としてバリア層200しか形成していない。バリア層200は実施例1と同様にして形成した。
比較例5は円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmのFe−25Cr製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用したが、保護皮膜としてバリア層200しか形成していない。バリア層200は実施例1と同様にして形成した。
比較例6は円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmの耐熱合金SUH447製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用したが、保護皮膜としてバリア層200およびこのバリア層200上の剥離剤層500しか形成していない。バリア層200および剥離剤層500は実施例1と同様にして形成した。
比較例7は円筒状の金属基材100に相当するものとして、外径23mmの耐熱合金SUH447製の管、の一端封じの熱電対保護管を使用したが、保護皮膜としてバリア層200および長繊維セラミック織物被覆層400しか形成していない。バリア層200および長繊維セラミック織物被覆層400は実施例1と同様にして形成した。
上記のようにして作製した実施例1〜4および比較例1〜7の試験片をアルミナ坩堝に溶解したAl−Si合金(ADC12)浴中に挿入し、種々の時間経過後に取り出して観察に供した。浸漬試験の条件(浴の温度、浸漬時間)は下記の通りである。
比較例1:800℃ 3時間
比較例2:800℃ 3時間
比較例3:800℃ 3時間
比較例4:800℃ 4時間20分
比較例5:800℃ 4時間20分
比較例6:800℃ 20時間
比較例7:800℃ 69時間
実施例1:800℃ 71時間
実施例2:800℃ 24時間
実施例3:800℃ 24時間
実施例4:800℃ 90時間および800℃ 24時間
(1)比較例1〜3では、金属基材の溶損速度は平均0.4mm/hrであり、厚さ3mmの保護管では、約8時間で溶解消失することになる。
(2)比較例4、5では、金属基材/バリア層での溶損速度は平均0.11mm/hrであり、金属基材の溶損速度に比較してバリア層の溶損速度は1/3である。すなわち、タングステン炭化物含有バリア層は溶湯Alに対して、耐溶損効果を有し、寿命を3倍に延伸できることがわかる。
(3)比較例6では、剥離剤層の効果を確認するために行った結果、バリア層の表面に剥離剤を塗布したもので、溶損速度に大きなばらつきが認められる。すなわち、約20時間の浸漬では、溶損が認められない場合もあり、一方、溶損速度が約0.1mm/hrとバリア層のみの時と同程度の速度であって、剥離剤の効果がほとんど見られない場合があることが分かる。すなわち、バリア層に剥離剤を塗布した場合、その効果は限定的である。す。
(4)比較例7は、バリア層の表面に長繊維セラミック織布の被覆層を形成した場合で、浸漬時間69時間では溶損は観察されない場合と溶損が観察される場合があり、その溶損速度は約0.01mm/hrであった。
(5)実施例1は、リザバ層の表面に長繊維セラミック織布の被覆層を形成した場合で、浸漬時間71時間では溶損は観察されない場合と溶損が観察される場合があり、その溶損速度は約0.01mm/hrであった。本発明で提案した、バリア層とリザバ層と長繊維セラミック織物被覆層とを有する保護皮膜では、溶損速度は低下していることが分かる。すなわち、本発明で提案する長繊維セラミック織物被覆層400で被覆されたバリア層200およびリザバ層300の皮膜は、剥離剤の有無によらず、ほぼ同様に、優れた耐溶損性を有することを確認した。溶損速度はゼロに近く、観察された速度は基材のみの1/40およびバリア層のみの時の1/11となっており、長繊維セラミックス織布は効果的に、溶損を遅延させていることがわかる。
(6)実施例2、3、4では、浸漬時間24時間では、溶損は無視できる程度であり、さらに、実施例4では、浸漬時間90時間でも、溶損は僅少であった。
Alリサイクル施設において、Al−Si合金(ADC12)の溶解槽に設けられた樋状の湯道を流れる680℃の溶融Al−Si合金中に実施例4による熱電対保護管を挿入し、寿命を測定した。その結果、実施例4による熱電対保護管の寿命は8週間から10週間であった。比較のために、保護皮膜を形成していない比較例2による熱電対保護管を用いて同様な試験を行って寿命を測定した結果、寿命は1週間であった。すなわち、実施例4による熱電対保護管の寿命は、保護皮膜を形成していない比較例2による熱電対保護管の寿命の8〜10倍であった。
Claims (22)
- 金属基材と、
上記金属基材の表面に設けられた保護皮膜とを有し、
上記保護皮膜は、
上記金属基材上の、金属炭化物を含有するバリア層と、
上記バリア層上の、鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素とアルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素とを含有し、金属炭化物を含有しないリザバ層と、
上記リザバ層上の、長繊維セラミック織物からなる被覆層と、
を有する処理機器。 - 上記長繊維セラミック織物は長繊維セラミックで編まれた布、ニットまたはスリーブである請求項1記載の処理機器。
- 上記金属炭化物は、タングステン炭化物、モリブデン炭化物、ニオブ炭化物、アルミニウム炭化物およびクロム炭化物からなる群より選ばれた少なくとも一種である請求項1または2記載の処理機器。
- 上記バリア層の上記金属炭化物の濃度は35重量%以上95重量%以下である請求項3記載の処理機器。
- 上記リザバ層がアルミニウムを含有する場合はその含有量は1重量%以上15重量%以下、クロムを含有する場合はその含有量は1重量%以上30重量%以下、ケイ素を含有する場合はその含有量は1重量%以上15重量%以下である請求項1〜4のいずれか一項記載の処理機器。
- 上記リザバ層はさらに、チタンを10重量%以上15重量%以下含有する請求項1〜5のいずれか一項記載の処理機器。
- 上記リザバ層はニッケルを90重量%以上100重量%未満含有する請求項1〜5のいずれか一項記載の処理機器。
- 上記リザバ層はアルミニウムを7重量%以上15重量%以下含有する請求項1〜5のいずれか一項記載の処理機器。
- 上記リザバ層はケイ素を5重量%以上15重量%以下含有する請求項1〜5のいずれか一項記載の処理機器。
- 上記被覆層の表面に溶融金属に対する剥離剤層が設けられている請求項1〜9のいずれか一項記載の処理機器。
- 上記被覆層の上記リザバ層側の面にも溶融金属に対する剥離剤層が設けられている請求項10記載の処理機器。
- 上記処理機器は金属溶解槽、金属溶融鍋、金属めっき槽、熱電対保護管、溶融金属掻き混ぜ棒、溶融金属を搬送するためのラドル、溶融金属の表面に浮かぶノロを掬い取るためのノロ掻き、溶融金属を掬うための湯掬い鍋、溶融金属を掬うための柄杓または吹込みランスである請求項1〜11のいずれか一項記載の処理機器。
- 金属基材と、
上記金属基材の表面に設けられた保護皮膜とを有し、
上記保護皮膜は、
上記金属基材上の、金属炭化物を含有するバリア層と、
上記バリア層上の、鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素とアルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素とを含有し、金属炭化物を含有しないリザバ層と、
上記リザバ層上の、長繊維セラミック織物からなる被覆層と、
を有する構造体。 - 金属基材の表面に、上記金属基材より融点が低い第1の合金からなる粉末と金属炭化物の粉末との混合粉末を含むスラリー状粉末を塗布した後、上記第1の合金の融点より高く、上記金属基材の融点より低い第1の温度で加熱することにより、上記金属炭化物を含有するバリア層を形成する工程と、
上記バリア層上に、鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素を含み、上記金属基材および上記バリア層より融点が低い第2の合金からなる粉末とアルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素からなる粉末との混合粉末を含むスラリー状粉末を塗布した後、上記第2の合金の融点より高く、上記金属基材および上記バリア層の融点より低い第2の温度で加熱することにより、上記鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素と上記アルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素とを含有し、金属炭化物を含有しないリザバ層を形成する工程と、
上記リザバ層上に、長繊維セラミック織物からなる被覆層を形成する工程と、
を有する処理機器の製造方法。 - 上記第1の合金は鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素とケイ素とホウ素とを含む請求項14記載の処理機器の製造方法。
- 上記第1の合金は鉄基自溶性合金、コバルト基自溶性合金およびニッケル基自溶性合金からなる群より選択された少なくとも一種の合金である請求項15記載の処理機器の製造方法。
- 上記第1の温度は1100℃以上1200℃以下である請求項14〜16のいずれか一項記載の処理機器の製造方法。
- 上記第2の合金は鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素とケイ素とホウ素とを含む請求項14〜17のいずれか一項記載の処理機器の製造方法。
- 上記第2の合金は鉄基自溶性合金、コバルト基自溶性合金およびニッケル基自溶性合金からなる群より選択された少なくとも一種の合金である請求項18記載の処理機器の製造方法。
- 上記第2の温度は1050℃以上1175℃以下である請求項14〜19のいずれか一項記載の処理機器の製造方法。
- 上記バリア層および上記リザバ層を物理的蒸着法、溶射法、拡散浸透法、化学的蒸着法または電気めっき法により形成する請求項14〜20のいずれか一項記載の処理機器の製造方法。
- 金属基材の表面に、上記金属基材より融点が低い第1の合金からなる粉末と金属炭化物の粉末との混合粉末を含むスラリー状粉末を塗布した後、上記第1の合金の融点より高く、上記金属基材の融点より低い第1の温度で加熱することにより、上記金属炭化物を含有するバリア層を形成する工程と、
上記バリア層上に、鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素を含み、上記金属基材および上記バリア層より融点が低い第2の合金からなる粉末とアルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素からなる粉末との混合粉末を含むスラリー状粉末を塗布した後、上記第2の合金の融点より高く、上記金属基材および上記バリア層の融点より低い第2の温度で加熱することにより、上記鉄、コバルトおよびニッケルからなる群より選択された少なくとも一種の元素と上記アルミニウム、クロムおよびケイ素からなる群より選択された少なくとも一種の元素とを含有し、金属炭化物を含有しないリザバ層を形成する工程と、
上記リザバ層上に、長繊維セラミック織物からなる被覆層を形成する工程と、
を有する構造体の製造方法。
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