JP2018031850A - 導電スポンジローラ及び当該導電スポンジローラを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の一例である導電スポンジローラ1は、図1に示されるように、芯金とも称される軸体2と、軸体2の外周面に形成された発泡弾性層3とを有する。
軸体2は、良好な電気特性を有していればよく、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼、真鍮等で形成されたいわゆる芯金と称される長尺状円柱体である。また、軸体2は、熱可塑性樹脂若しくは熱硬化性樹脂等の絶縁性芯体にメッキを施して導電化した軸体2であってもよく、さらには、熱可塑性樹脂若しくは熱硬化性樹脂等に導電性付与剤としてカーボンブラックや金属粉体等を配合した導電性樹脂で形成された軸体2であってもよい。
発泡弾性層3は、ミラブル型シリコーンゴムと未膨張マイクロバルーンと化学発泡剤とで形成される。
ミラブル型シリコーンゴムは、硬化する前の状態が天然ゴムや通常の合成ゴムの未加硫配合ゴムに類似していて、練りロール機あるいは密閉式の混合機などで可塑化・混合することができるシリコーンゴムコンパウンドである。
R1 aSiO(4-a)/2 (I)
(式中、R1は同一又は異種の非置換若しくは置換の一価炭化水素基を示し、aは1.95から2.05の正数である。)
(B)BET吸着法による比表面積が50m2/g以上の補強性シリカ
(C)下記一般式(II)で示されるアルコキシシラン
R2mSi(OR3)4-m (II)
(式中、R2は独立に水素原子又は非置換若しくは置換の一価炭化水素基であり、R3は同
一又は異種の非置換若しくは置換のアルキル基であり、mは0,1,2又は3である。)
(D)水
(E)下記一般式(III)で示されるヘキサオルガノジシラザン
R4 3SiNHSiR4 3 (III)
(式中、R4は同一又は異種の一価炭化水素基を示す。)
本発明のスポンジローラにおいては、弾性層の形成に未膨張マイクロバルーンを用いる。本発明における未膨張マイクロバルーンは、膨張していない樹脂マイクロバルーンを挙げることができる。
本発明における化学発泡剤としては、従来、発泡弾性層の形成に用いられる発泡剤であればよく、例えば、無機系発泡剤として、重炭酸ソーダ、炭酸アンモニウム等が挙げられ、有機系発泡剤として、ジアゾアミノ誘導体、アゾニトリル誘導体、アゾジカルボン酸誘導体等の有機アゾ化合物等が挙げられる。有機アゾ化合物の中でも、アゾジカルボン酸アミド、アゾビス−イソブチロニトリル等が好適に使用される。特に、アゾビス−イソブチロニトリルが好適に使用できる。
本発明における導電スポンジローラ1は、発泡弾性層3において、導電性付与剤を含有している。導電性付与剤としては、導電性カーボンブラックが好ましく、例えば、ファーネスブラック、チャネルブラック(チャンネルブラックとも称する。)、ランプブラック、熱分解法によるサーマルブラック、アセチレンブラック等が挙げられる。
発泡弾性層3のアスカーC硬度は、10度以上65度以下、好ましくは10度以上55度以下、更に好ましくは10度以上45度以下であるのが好ましい。
また、発泡弾性層3における、未膨張マイクロバルーン及び化学発泡剤によって形成された平均セル径は、50μm以上500μm以下であることが好ましい。
また、発泡弾性層3の中心軸線に直交する方向で発泡弾性層3を切断したときに現れる、発泡弾性層3の断面は、未膨張マイクロバルーンと化学発泡剤によって形成されたセル面積比が95対5〜10対90であり、好ましくは95対5〜25対75であり、より好ましくは90対10〜45対55である。未膨張マイクロバルーンのみや、化学発泡剤のみでセル径をコントロールする場合、加硫速度の調整が必要であり、触媒添加量を変化させる必要がある。その場合、触媒添加量の増減によって、スポンジの体積抵抗値が大きくばらつくことになる。しかし、未膨張マイクロバルーンと化学発泡剤を上記セル面積比にすることで、触媒添加量を変化させること無く、任意のセル径にコントロールできるとともに、体積抵抗値のばらつきが少ない発泡弾性層3を得ることができる。また未膨張マイクロバルーンによる小径セルは、繰り返し圧縮による硬度低下は小さいが、圧縮永久歪みが大きく、一方で、化学発泡剤による大径セルは、圧縮永久歪みは小さいが、繰り返し圧縮による硬度低下が大きい。上記セル面積比が上記範囲内にあると、未膨張マイクロバルーンの影響で化学発泡剤のセル径が過度に大きくならず、表面平滑性に優れた発泡弾性層3を得ることができる。また、未膨張マイクロバルーンと化学発泡剤との混合比率を調整し上記セル面積比を最適にすることで、繰り返し圧縮による硬度低下と圧縮永久歪みの両方を小さくすることができる。
本発明に係る導電スポンジローラ1の発泡弾性層3は導電性を有している。導電スポンジローラ1の体積抵抗値(LogΩ)は3〜9であるのが好ましく、3〜6であるのが特に好ましい。導電スポンジローラ1を例えばクリーニング手段37におけるクリーニングローラとして用いる場合には、上記平均セル径を有する発泡弾性層が上記導電性も有していることと相まって、残存する現像剤42を像担持体31から受取りやすくなり、十分なクリーニング性能を更に向上させることができる。また、導電スポンジローラ1を例えば現像剤供給手段43である搬送ローラとして用いる場合には、現像剤42を静電的に、そして、形成された平均セル径中に、担持し搬送する特性を発揮するから高濃度の画像を形成することに貢献できる。電気抵抗値は、例えば、電気抵抗計(商品名:ULTRA HIGH RESISTANCE METER R8340A、株式会社アドバンテスト製)を用い、導電スポンジローラ1を水平に置き、5mmの厚さ、30mmの幅、及び、導電スポンジローラ1全体を載せることのできる長さを有する金メッキ製板を電極とし、500gの荷重を導電スポンジローラ1における軸体2の両端それぞれに支持させた状態(合計荷重1000g)にして、軸体2と電極との間にDC500Vを印加し、1秒後の電気抵抗計の値を読み取り、この値を電気抵抗値とする方法に準拠して、測定することができる。
発泡弾性層3は、軸体2の外周面に円柱状に形成され、発泡弾性層3の厚みは通常0.5mm以上30mm以下であり、好ましくは1mm以上15mm以下である。発泡弾性層3の比重は、0.15以上0.9以下であることが好ましい。
本発明に係る導電スポンジローラ1の製造方法においては、先ずミラブル型シリコーンゴムと、上記ミラブル型シリコーンゴム100質量部に対して未膨張マイクロバルーン0.5質量部以上3.0質量部以下と、上記ミラブル型シリコーンゴム100質量部に対して化学発泡剤0.05質量部以上3.0質量部以下と、上記ミラブル型シリコーンゴム100質量部に対して導電性付与剤として例えば導電性カーボンブラックを用いた場合5質量部以上15質量部以下と、架橋剤とを配合する。
本発明に係る導電スポンジローラ1を備えたクリーニング手段37を内装する画像形成装置30(以下、本発明に係る画像形成装置30と称することがある。)の一例を、図2を参照して、説明する。
実施例1〜6、及び比較例1〜4にあっては、表1に示されるベースゴム材料と、表1に示される架橋剤と、表1に示される触媒と、表1に示される未膨張マイクロバルーンと、表1に示される化学発泡剤と、表1に示される導電性付与剤とを、表1に示される配合量をもって、二本ロールで十分に混練して混合物を得た。
)をトルエンで洗浄し、信越化学工業株式会社製の商品名No.101A/Bのプライマーを塗布した。プライマー処理した軸体を、ギアーオーブンを用いて180℃の温度にて30分焼成処理した後、常温にて30分以上冷却し、プライマー層を形成した。
2 軸体
3 発泡弾性層
30 画像形成装置
31 像担持体
32 帯電手段
33 露光手段
34 転写手段
35 定着手段
36 被転写体
37 クリーニング手段
40 現像手段
41 現像剤収納部
42 現像剤
43 現像剤供給手段
44 現像剤担持体
45 現像剤規制部材
50 筐体
52 開口
53 定着ローラ
54 無端ベルト支持ローラ
55 無端ベルト
56 加圧ローラ
Claims (4)
- 軸体とその軸体の外周面に形成された発泡弾性層とを有する導電スポンジローラであって、
前記発泡弾性層は、ミラブル型シリコーンゴムと未膨張マイクロバルーンと化学発泡剤とから形成され、導電性付与剤を含有し、
前記発泡弾性層において、
アスカーC硬度が、10度以上65度以下であり、
前記未膨張マイクロバルーン及び前記化学発泡剤によって形成された平均セル径が50μm以上500μm以下であり、
体積抵抗値がLogΩ=3〜9であることを特徴とする導電スポンジローラ。 - 前記発泡弾性層の断面において、前記未膨張マイクロバルーンと前記化学発泡剤によるセル面積比が95対5〜10対90であることを特徴とする、請求項1に記載の導電スポンジローラ。
- 前記導電性付与剤の添加量が同じ場合、前記平均セル径を50μから500μmに変化させても、体積抵抗値のばらつきがLogΩ=1.0以内である、請求項1又は2に記載の導電スポンジローラ。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載の導電スポンジローラを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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