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JP2018016768A - ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム組成物及び空気入りタイヤ Download PDF

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JP2018016768A
JP2018016768A JP2016150303A JP2016150303A JP2018016768A JP 2018016768 A JP2018016768 A JP 2018016768A JP 2016150303 A JP2016150303 A JP 2016150303A JP 2016150303 A JP2016150303 A JP 2016150303A JP 2018016768 A JP2018016768 A JP 2018016768A
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JP
Japan
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mass
acid
rubber composition
rubber
modified polyolefin
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JP2016150303A
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English (en)
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隆太郎 中川
Ryutaro Nakagawa
隆太郎 中川
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】低発熱性及びウェットグリップ性能を高いレベルで維持しつつ、破断時伸びに優れるゴム組成物並びに空気入りタイヤの提供。【解決手段】ジエン系ゴムと、カーボンブラック及び白色充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種と、酸変性ポリオレフィンと、クマロンインデン樹脂とを含有し、酸変性ポリオレフィンの含有量がジエン系ゴム100質量部に対して2〜30質量部であり、クマロンインデン樹脂の含有量がジエン系ゴム100質量部に対して0.5〜30質量部である、ゴム組成物。【選択図】図1

Description

本発明はゴム組成物及び空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤには、低燃費性能、グリップ性能、高い強度等が望まれる。
近年の空気入りタイヤの更なる高性能化に伴って、空気入りタイヤに使用されるゴム組成物について、低発熱性、ウェットグリップ性能、加硫物性等に要求されるレベルが従来よりも高くなっている。
このようななか、例えば、特許文献1には、優れた低発熱性を維持しつつ、モジュラスを高くできるゴム組成物等の提供を目的として、ジエン系ゴムと、酸変性ポリオレフィン(A)と、ポリオレフィン(B)とを含有し、酸変性ポリオレフィン(A):ポリオレフィン(B)が質量比で1:5〜5:1であり、酸変性ポリオレフィン(A)とポリオレフィン(B)との合計量が、ジエン系ゴム100質量部に対して3〜60質量部である、ゴム組成物が記載されている。
特開2016−30800号公報
本発明者は特許文献1を参考にしてゴム組成物を調製しこれを評価したところ、このようなゴム組成物は、ウェットグリップ性能が低くなる場合があることが明らかとなった。
また、上記のようなゴム組成物は破断時伸びが昨今要求されているレベルを満足しない場合があることを本発明者は見出した。
そこで、本発明は低発熱性及びウェットグリップ性能を高いレベルで維持しつつ、破断時伸びに優れるゴム組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は空気入りタイヤを提供することも目的とする。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、ゴム組成物が酸変性ポリオレフィン及びクマロンインデン樹脂を所定の量で含有することによって所望の効果が得られることを見出し、本発明に至った。
本発明は上記知見等に基づくものであり、具体的には以下の構成により上記課題を解決するものである。
1. ジエン系ゴムと、
カーボンブラック及び白色充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種と、
酸変性ポリオレフィンと、
クマロンインデン樹脂とを含有し、
酸変性ポリオレフィンの含有量が、ジエン系ゴム100質量部に対して、2〜30質量部であり、
クマロンインデン樹脂の含有量が、ジエン系ゴム100質量部に対して、0.5〜30質量部である、ゴム組成物。
2. 酸変性ポリオレフィンに対するクマロンインデン樹脂の質量比(クマロンインデン樹脂/酸変性ポリオレフィン)が、0.5〜1.5である、上記1に記載のゴム組成物。
3. クマロンインデン樹脂の重量平均分子量が、500以下である、上記1又は2に記載のゴム組成物。
4. 酸変性ポリオレフィンの主骨格が、エチレン・1−ブテン共重合体である、上記1〜3のいずれかに記載のゴム組成物。
5. カーボンブラックの含有量が、ジエン系ゴム100質量部に対して、10〜150質量部である、上記1〜4のいずれかに記載のゴム組成物。
6. 白色充填剤の含有量が、ジエン系ゴム100質量部に対して、5〜120質量部である、上記1〜5のいずれかに記載のゴム組成物。
7. 上記1〜6のいずれかに記載のゴム組成物を用いて作製された空気入りタイヤ。
本発明のゴム組成物は、低発熱性及びウェットグリップ性能を高いレベルで維持しつつ、破断時伸びに優れる。
また、本発明は空気入りタイヤを提供することもできる。
図1は、本発明の空気入りタイヤの実施態様の一例を表すタイヤの部分断面概略図である。
本発明について以下詳細に説明する。
なお、本明細書において、(メタ)アクリルとは、アクリルまたはメタクリルを表す。
また、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、各成分に該当する物質はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。成分が2種以上の物質を含む場合、成分の含有量は、2種以上の物質の合計の含有量を指す。
本明細書において、低発熱性、ウェットグリップ性能及び破断時伸びのうちの少なくとも1つがより優れることを、本発明の効果がより優れるということがある。
[ゴム組成物]
本発明のゴム組成物(本発明の組成物)は、
ジエン系ゴムと、
カーボンブラック及び白色充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種と、
酸変性ポリオレフィンと、
クマロンインデン樹脂とを含有し、
酸変性ポリオレフィンの含有量が、ジエン系ゴム100質量部に対して、2〜30質量部であり、
クマロンインデン樹脂の含有量が、ジエン系ゴム100質量部に対して、0.5〜30質量部である、ゴム組成物である。
本発明の組成物はこのような構成をとるため、所望の効果が得られるものと考えられる。その理由は明らかではないが、およそ以下のとおりと推測される。
本発明のゴム組成物に含有される酸変性ポリオレフィンは酸で変性されており、カーボンブラック及び白色充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種と相互作用しこれを効果的に分散させることができるため、本発明のゴム組成物は低発熱性に優れると考えられる。
そして、酸変性ポリオレフィンとクマロンインデン樹脂とは主骨格が炭化水素であることが共通するため、酸変性ポリオレフィンはクマロンインデン樹脂と相溶性することが可能であると考えられる。上記のような相溶性によって、クマロンインデン樹脂は酸変性ポリオレフィンによるウェットグリップ性能の低下を回復させ、低発熱性及びウェットグリップ性能を高いレベルで維持しつつ破断時伸びに優れると推測される。
以下、本発明の組成物に含有される各成分について詳述する。
<ジエン系ゴム>
本発明のゴム組成物が含有するジエン系ゴムは特に限定されない。ジエン系ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、芳香族ビニル−共役ジエン共重合ゴム、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM)、スチレン−イソプレンゴム、イソプレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、水添ニトリルゴム等が挙げられる。
ジエン系ゴムはそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
なかでも、芳香族ビニル−共役ジエン共重合ゴム、NR、BRが好ましい。
芳香族ビニル−共役ジエン共重合ゴムとしては、例えば、スチレンブタジエンゴム(SBR)、スチレンイソプレンゴムが挙げられる。なかでもSBRが好ましい。
ジエン系ゴムの重量平均分子量は特に限定されないが、加工性の観点から、50,000〜3,000,000であることが好ましく、100,000〜2,000,000がより好ましい。なお、ジエン系ゴムの重量平均分子量(Mw)は、テトラヒドロフランを溶媒とするゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による測定値をもとにした標準ポリスチレン換算値である。
ジエン系ゴムが、芳香族ビニル−共役ジエン共重合ゴムとBRとを含む場合、芳香族ビニル−共役ジエン共重合ゴムの含有量は、芳香族ビニル−共役ジエン共重合ゴムとBRとの合計量に対して、15〜80質量%が好ましく、20〜80質量%がより好ましい。
<カーボンブラック及び白色充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種>
本発明のゴム組成物は、カーボンブラック及び白色充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有する。本発明のゴム組成物は、充填剤として、カーボンブラック及び白色充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することができる。本発明のゴム組成物は強靭性に優れ及び低発熱性により優れるという観点からカーボンブラック及び白色充填剤を含有することが好ましい。
(カーボンブラック)
カーボンブラックは特に制限されない。例えば、ゴム組成物に一般的に使用することができるカーボンブラックと同様のものが挙げられる。具体的には例えば、
SAF(Super Abrasion Furnace)カーボンブラック、
ISAF(Intermediate Super Abrasion Furnace)カーボンブラック、
IISAFISAF(Intermediate Intermediate Super Abrasion Furnace)カーボンブラック、
HAF(High Abrasion Furnace)カーボンブラック、
FEF(Fast Extruding Furnace)カーボンブラック、
GPF(General Purpose Furnace)カーボンブラック、
SRF(Semi−Reinforcing Furnace)カーボンブラック等が挙げられる。なかでも、SAF、ISAF、IISAF、N339、HAF、FEFが好ましい。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積(N2SA)は、ゴム組成物の加工性に優れるという観点から、30〜250m2/gが好ましく、40〜240m2/gがより好ましい。
ここで、N2SAは、カーボンブラック表面への窒素吸着量をJIS K 6217−2:2001「第2部:比表面積の求め方−窒素吸着法−単点法」にしたがって測定した値である。
(カーボンブラックの含有量)
本発明のゴム組成物がカーボンブラックを含有する場合、カーボンブラックの含有量は、強靭性に優れ及び低発熱性により優れるという観点から、ジエン系ゴム100質量部に対して、10〜150質量部が好ましく、15〜130質量部がより好ましい。
(白色充填剤)
白色充填剤は特に制限されない。例えば、ゴム組成物に一般的に使用することができるものと同様のものが挙げられる。具体的には例えば、シリカ、炭酸カルシウム、タルク、マイカ等が挙げられる。なかでも、シリカが好ましい。
・シリカ
シリカとしては、例えば、湿式シリカ、ヒュームドシリカ、焼成シリカ、沈降シリカ、粉砕シリカ、溶融シリカ、コロイダルシリカ等が挙げられる。
シリカは、シリカの凝集を抑制する観点から、CTAB吸着比表面積が50〜300m2/gが好ましく、80〜250m2/gがより好ましい。
ここで、CTAB吸着比表面積は、シリカ表面への臭化n−ヘキサデシルトリメチルアンモニウムの吸着量をJIS K6217−3:2001「第3部:比表面積の求め方−CTAB吸着法」にしたがって測定した値である。
(白色充填剤の含有量)
本発明のゴム組成物が白色充填剤を含有する場合、白色充填剤の含有量は、低発熱性とウエットグリップ性能により優れるという観点から、ジエン系ゴム100質量部に対して、5〜120質量部が好ましく、10〜120質量部がより好ましい。
<酸変性ポリオレフィン>
本発明のゴム組成物に含有される酸変性ポリオレフィンは、酸で変性されたポリオレフィンである。酸変性ポリオレフィンはポリオレフィンの主骨格と酸による変性基とを有することができる。
(酸変性ポリオレフィンの主骨格)
酸変性ポリオレフィンの主骨格は、エチレン及びα−オレフィンからなる群から選択される少なくとも1種による繰り返し単位を有する重合体が挙げられる。
酸変性ポリオレフィンの主骨格は、単独重合体及び共重合体の何れであってもよい。酸変性ポリオレフィンの主骨格は、共重合体が好ましい態様の1つとして挙げられ、エチレンとα−オレフィンとの共重合体がより好ましい。
酸変性ポリオレフィンを構成しうるα−オレフィンは、末端に不飽和結合を有する炭化水素化合物であれば特に制限されない。なお本発明においてα−オレフィンはエチレンを含まない。α−オレフィンは炭素原子及び水素原子のみから構成されることが好ましい態様の1つとして挙げられる。
α−オレフィンは、例えば、プロピレン、1−ブテン及び1−オクテンからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましい。
酸変性ポリオレフィンの主骨格は、低発熱性により優れるという観点から、エチレンと1−ブテンとの共重合体(エチレン・1−ブテン共重合体)が好ましい。
(変性基)
酸変性ポリオレフィンが有することができる変性基はカルボキシ基又は酸無水物基であれば特に制限されない。
変性基は不飽和カルボン酸によって形成されることが好ましい態様の1つとして挙げられる。
不飽和カルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマル酸、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸のような不飽和脂肪族カルボン酸;これらの酸無水物などが挙げられる。
これらのうち、無水マレイン酸、マレイン酸、アクリル酸が好ましい。
変性基としては、例えば、下記式(1)で表される基が挙げられる。
式(1)中、*は結合点を表す。
変性基は上記主骨格と直接又は有機基を介して結合することができる。有機基は特に制限されない。
酸変性ポリオレフィンは、変性基を側鎖に有することが好ましい態様の1つとして挙げられる。
酸変性ポリオレフィンは、本発明の効果がより優れ、充填剤の分散に優れる点で、無水マレイン酸で変性されたポリオレフィンが好ましく、無水マレイン酸で変性された、エチレン・1−ブテン共重合体がより好ましい。
酸変性ポリオレフィンのメルトマスフローレート(MFR)は、本発明の効果がより優れ、加工性に優れる点で、0.1〜10g/10minであることが好ましく、0.2〜8g/10minがより好ましい。
本発明において、酸変性ポリオレフィンのMFRは、ASTM D1238に準じてキャピラリーレオメーターにより、230℃、荷重2.16kgの条件下で測定された。
(酸変性ポリオレフィンの含有量)
本発明において、酸変性ポリオレフィンの含有量は、ジエン系ゴム100質量部に対して、2〜30質量部である。酸変性ポリオレフィンの含有量は、本発明の効果により優れ、加工性に優れるという観点から、ジエン系ゴム100質量部に対して、5〜20質量部が好ましく、7.5〜15質量部がより好ましい。
<クマロンインデン樹脂>
本発明のゴム組成物に含有されるクマロンインデン樹脂は、クマロン及びインデンによる繰り返し単位を有するポリマーであれば特に制限されない。
クマロンインデン樹脂は上記繰り返し単位以外の繰り返し単位を更に有することができる。上記繰り返し単位以外の繰り返し単位としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、メチルインデン及びビニル卜ルエンからなる群から選ばれる少なくとも1種による繰り返し単位が挙げられる。
(クマロンインデン樹脂の重量平均分子量)
クマロンインデン樹脂の重量平均分子量は、本発明の効果により優れ、加工性に優れるという観点から、500以下が好ましく、100〜300がより好ましい。本発明において、クマロンインデン樹脂の重量平均分子量は、THF(テトラヒドロフラン)を溶媒とするゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による測定値をもとにした標準ポリスチレン換算値である。
クマロンインデン樹脂は常温で液体であることが好ましい。
クマロンインデン樹脂はフェノール等によって変性されていないものであることが好ましい態様の1つとして挙げられる。
(クマロンインデン樹脂の含有量)
本発明において、クマロンインデン樹脂の含有量は、ジエン系ゴム100質量部に対して、0.5〜30質量部である。クマロンインデン樹脂の含有量は、本発明の効果により優れ、加工性に優れるという観点から、ジエン系ゴム100質量部に対して、2.5〜15質量部が好ましく、5〜15質量部がより好ましい。
(クマロンインデン樹脂/酸変性ポリオレフィンの質量比)
酸変性ポリオレフィンに対するクマロンインデン樹脂の質量比(クマロンインデン樹脂/酸変性ポリオレフィン)は、本発明の効果(特に破断時伸び)により優れ、低発熱性、ウェットグリップ性能及び破断時伸びのバランスに優れ、加工性に優れるという観点から、0.1〜2.0とすることができ、0.5〜1.5が好ましく、0.6〜1.5がより好ましく、0.8〜1.2が更に好ましい。
本発明の組成物は、本発明の目的又は効果を損なわない範囲で必要に応じて更に添加剤を含有することができる。添加剤としては例えば、ジエン系ゴム以外のゴム、カーボンブラック及び白色充填剤以外の充填剤、酸変性ポリオレフィン以外のポリオレフィン、クマロンインデン樹脂以外の樹脂、表面潤滑剤、レベリング剤、酸化防止剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、重合禁止剤、シランカップリング剤、加硫剤、架橋剤、加硫促進剤、酸化亜鉛、ステアリン酸のような加硫促進助剤、加硫遅延剤、オイル、可塑剤などのゴム組成物に一般的に配合されうるものが挙げられる。添加剤の種類、含有量は、適宜選択することができる。
・シランカップリング剤
本発明のゴム組成物は、本発明の効果がより優れるという観点から、更にシランカップリング剤を含有することが好ましい。
シランカップリング剤は特に制限されない。なかでも硫黄原子を有するシランカップリング剤(含硫黄シランカップリング剤)が好ましい態様の1つとして挙げられる。
含硫黄シランカップリング剤は、硫黄原子を有するシランカップリング剤であれば特に制限されない。例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(エボニック・デグサ社製Si69)、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドのようなポリスルフィド系シランカップリング剤;γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−[エトキシビス(3,6,9,12,15−ペンタオキサオクタコサン−1−イルオキシ)シリル]−1−プロパンチオール(エボニック・デグサ社製Si363)のようなメルカプト系シランカップリング剤;3−オクタノイルチオプロピルトリエトキシシランのようなチオカルボキシレート系シランカップリング剤;3−チオシアネートプロピルトリエトキシシランのようなチオシアネート系シランカップリング剤が挙げられる。
なかでも、ポリスルフィド系シランカップリング剤が好ましく、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドがより好ましい。
シランカップリング剤はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
シランカップリング剤として、上記シランカップリング剤の1種又は2種以上を予め縮合したものを使用してもよい。シランカップリング剤を縮合する方法は特に制限されない。例えば従来公知のものが挙げられる。
本発明において、シランカップリング剤の含有量は、本発明の効果がより優れる点で、ジエン系ゴム100質量部に対して、1〜30質量部が好ましく、1〜25質量部がより好ましい。
(ゴム組成物の製造方法)
本発明のゴム組成物はその製造方法について特に制限されない。例えば、ジエン系ゴム、所定の充填剤、酸変性ポリエチレン、クマロンインデン樹脂及び必要に応じて使用することができる添加剤(加硫系成分を除く)を100〜170℃で混合して、混合物を得て、次に、上記混合物に加硫系成分(例えば、硫黄、加硫促進剤等)を添加して60〜120℃で混合することによって、本発明のゴム組成物を製造することができる。
本発明のゴム組成物は例えば従来公知の加硫または架橋条件で加硫または架橋することができる。
本発明のゴム組成物は、例えば、空気入りタイヤ用として使用することができる。
[空気入りタイヤ]
次に、本発明の空気入りタイヤについて説明する。
本発明の空気入りタイヤは、上述した本発明のゴム組成物を用いて作製される空気入りタイヤである。
本発明の空気入りタイヤに使用されるゴム組成物は本発明のゴム組成物であれば特に制限されない。
ゴム組成物を空気入りタイヤを構成する構造部材に使用することができる。
構造部材としては、例えば、タイヤトレッド部、サイドウォール部、ビード部、カーカス層、ベルト層が挙げられる。
なかでも、タイヤトレッド部を本発明のゴム組成物で形成することが好ましく、キャップトレッド及びアンダートレッドからなる群から選ばれる少なくとも1種を本発明のゴム組成物で形成することがより好ましく、キャップトレッドがさらに好ましい。
図1に、本発明の空気入りタイヤの実施態様の一例を表すタイヤの部分断面概略図を示す。なお本発明は添付の図面に限定されない。
図1において、空気入りタイヤは、ビード部1、サイドウォール部2及びタイヤトレッド部3を有する。左右一対のビード部1間においては、繊維コードが埋設されたカーカス層4が装架されており、このカーカス層4の端部はビードコア5およびビードフィラー6の廻りにタイヤ内側から外側に折り返されて巻き上げられている。タイヤトレッド部3においては、カーカス層4の外側に、ベルト層7がタイヤ1周に亘って配置されている。ビード部1においては、リムに接する部分にリムクッション8が配置されている。
本発明の空気入りタイヤは、例えば、従来公知の方法に従って製造することができる。また、タイヤに充填する気体としては、例えば、通常のまたは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガスを用いることができる。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし本発明はこれらに限定されない。
<ゴム組成物の製造>
下記第1表の各成分を各同表に示す組成(質量部)で用いてゴム組成物を製造した。
具体的には、まず、下記表に示す成分のうち加硫系成分(硫黄および加硫促進剤)を除く成分を、150℃の条件下で接線式ミキサーで混合して混合物を得た。次に、上記混合物に加硫系成分を加え、これらを60℃の条件下でオープンロールで混合し、ゴム組成物を製造した。
<評価>
上記のとおり製造されたゴム組成物を用いて以下の評価を行った。結果を第1表に示す。評価結果は、標準例の値を100とする指数で表した。
(加硫ゴム試験片の調製)
上記のとおり製造されたゴム組成物を所定の金型中で160℃で20分間プレス加硫して加硫ゴム試験片を調製した。
・切断時伸び
上記のとおり調製した加硫ゴム試験片からJIS3号ダンベル状の試験片を打ち抜き、JIS K6251:2010に準拠して引張速度500mm/分での引張試験を25℃の条件下で行い、切断時伸び(%)を測定した。
・tanδ(0℃)
上記のとおり調製した加硫ゴム試験片について、粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所社製)を用いて、伸張変形歪率10±2%、振動数20Hz、温度0℃の条件で、tanδ(0℃)を測定した。
tanδ(0℃)の指数が大きいほど、ウェットグリップ性能に優れることを意味する。
・tanδ(60℃)
上記のとおり調製した加硫ゴム試験片について、粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所社製)を用いて、伸張変形歪率10±2%、振動数20Hz、温度60℃の条件で、tanδ(60℃)を測定した。
tanδ(60℃)の指数が小さいほど、低発熱性に優れることを意味する。
第1表に示した各成分の詳細は以下のとおりである。
・SBR:スチレンブタジエンゴム、タフデンE581(油展品)、旭化成ケミカルズ社製。第1表においてSBRの上段の数値は油展品の量であり、下段のかっこ内の数値は上記油展品110質量部中の正味のSBRの量である。
・BR:ブタジエンゴム、日本ゼオン社製 Nipol BR 1220
・酸変性ポリオレフィン1:無水マレイン酸変性エチレン・1−ブテン共重合体(タフマーMH7020、三井化学社製)。無水マレイン酸による変性基を側鎖に有する。MFR1.5g/10min.
・クマロンインデン樹脂1:Rutgers社製ノバレスC10、重量平均分子量150、軟化点5〜15℃、常温で液体
・白色充填剤(シリカ):Zeosil(登録商標)165G、Solvay S.A.社製。CTAB吸着比表面積160m2/g
・カーボンブラック:キャボットジャパン社製ショウブラックN339、N2SA81m2/g、HAF
・酸化亜鉛:正同化学社製亜鉛華3号
・ステアリン酸:日本油脂社製ステアリン酸
・老化防止剤:住友化学社製アンチゲン6C(S−13)
・シランカップリング剤:ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド。スルフィド系シランカップリング剤、エボニック社製 Si69
・硫黄:軽井沢精錬所社製油処理硫黄
・加硫促進剤1:大内新興化学社製ノクセラー
・加硫促進剤2:住友化学社製ソクシノールD−G
第1表に示す結果から明らかなように、クマロンインデン樹脂を含有しない比較例1、5は破断時伸び及びウェットグリップ性能が悪かった。
酸変性ポリオレフィンを含有しない比較例2〜4、6〜8は破断時伸び及び低発熱性が悪かった。
これに対して、本発明の組成物は低発熱性及びウェットグリップ性能を高いレベルで維持しつつ、破断時伸びに優れた。
クマロンインデン樹脂/酸変性ポリオレフィンが0.5〜1.5である場合、破断時伸びがより優れた。
1 ビード部
2 サイドウォール部
3 タイヤトレッド部
4 カーカス層
5 ビードコア
6 ビードフィラー
7 ベルト層
8 リムクッション

Claims (7)

  1. ジエン系ゴムと、
    カーボンブラック及び白色充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種と、
    酸変性ポリオレフィンと、
    クマロンインデン樹脂とを含有し、
    前記酸変性ポリオレフィンの含有量が、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、2〜30質量部であり、
    前記クマロンインデン樹脂の含有量が、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、0.5〜30質量部である、ゴム組成物。
  2. 前記酸変性ポリオレフィンに対する前記クマロンインデン樹脂の質量比(クマロンインデン樹脂/酸変性ポリオレフィン)が、0.5〜1.5である、請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 前記クマロンインデン樹脂の重量平均分子量が、500以下である、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
  4. 前記酸変性ポリオレフィンの主骨格が、エチレン・1−ブテン共重合体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  5. 前記カーボンブラックの含有量が、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、10〜150質量部である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  6. 前記白色充填剤の含有量が、前記ジエン系ゴム100質量部に対して、5〜120質量部である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴム組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴム組成物を用いて作製された空気入りタイヤ。
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