[go: up one dir, main page]

JP2019019310A - ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム組成物及び空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2019019310A
JP2019019310A JP2018098906A JP2018098906A JP2019019310A JP 2019019310 A JP2019019310 A JP 2019019310A JP 2018098906 A JP2018098906 A JP 2018098906A JP 2018098906 A JP2018098906 A JP 2018098906A JP 2019019310 A JP2019019310 A JP 2019019310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
sulfur
rubber composition
less
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018098906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7163620B2 (ja
Inventor
達也 宮崎
Tatsuya Miyazaki
達也 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to US16/028,125 priority Critical patent/US10696825B2/en
Priority to DE102018117467.5A priority patent/DE102018117467A1/de
Publication of JP2019019310A publication Critical patent/JP2019019310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7163620B2 publication Critical patent/JP7163620B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/86Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction 

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

【課題】初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能(破断時伸び)が改善されたゴム組成物を提供する。【解決手段】ジエン系ポリマーと、カーボンブラック及び/又はシリカと、クロロホルム溶媒を用いたGPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量が4000以上の硫黄含有オリゴマーとを含むゴム組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム組成物、及び該ゴム組成物用いた空気入りタイヤに関する。
ジエン系ポリマーの加硫には、加硫促進剤、亜鉛華、脂肪酸等の他、粉末硫黄、不溶性硫黄等、硫黄成分を減量できるハイブリッド架橋剤が一般に使用されている。また、粉末硫黄に代えて、硫黄含有の紛体又は液状化合物を用いる方法も提案されている。
更に、硫黄を減量し、レゾルシン類又はフェノール樹脂とホルマリンとを用いて架橋を補強する方法も知られているが、これらの樹脂は極性が強く、ポリマー内部には入り込めず、充分満足できる破断時伸び、耐摩耗性等を得ることは難しい。
このように、従来の手法では、依然、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、天然ゴム等のジエン系ポリマーとの親和性が低く、ゴム中に硫黄元素を均一に分布させることが難しい。そのため、より均一な硫黄架橋をポリマー内部に充分に形成できず、良好な引張り特性が得られない。更に、走行中のグリップの持続性、走行性能等のタイヤ性能についても充分に満足できる性能が得られず、改善が望まれている。
本発明は、前記課題を解決し、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能(破断時伸び)が改善されたゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明は、ジエン系ポリマーと、カーボンブラック及び/又はシリカと、クロロホルム溶媒を用いたGPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量が4000以上の硫黄含有オリゴマーとを含むゴム組成物に関する。
前記硫黄含有オリゴマーは、硫黄元素の含有率が10〜95質量%であることが好ましい。
前記硫黄含有オリゴマーは、下記式(I)で表される繰り返し単位を有するものであることが好ましい。
Figure 2019019310
(式中、Rは、ヘテロ原子を含んでもよい置換又は非置換の2価炭化水素基である。x(平均値)は、1.0〜10.0である。)
前記硫黄含有オリゴマーは、極性パラメーターSP値が12.5以下であることが好ましい。
前記硫黄含有オリゴマーは、下記式(I−1)で表されるジハロゲン化合物及び下記式(I−2)で表されるアルカリ金属多硫化物を反応して得られるものであることが好ましい。
Figure 2019019310
(式中、Hは、同一又は異なってハロゲン原子である。Rは、ヘテロ原子を含んでもよい置換又は非置換の2価炭化水素基である。)
Figure 2019019310
(式中、Mは、アルカリ金属である。x(平均値)は、1.0〜10.0である。)
前記ジハロゲン化合物は、2,2’−ジクロロエチルエーテルであることが好ましい。
ジエン系ポリマー100質量部に対する前記硫黄含有オリゴマーの含有量が1.0質量部以上であることが好ましい。
1種又は2種以上の加硫促進剤を含むことが好ましい。
本発明はまた、前記ゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、ジエン系ポリマーと、カーボンブラック及び/又はシリカと、特定の硫黄含有オリゴマーとを含むゴム組成物であるので、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能(破断時伸び)を改善できる。
本発明のゴム組成物は、ジエン系ポリマーと、カーボンブラック及び/又はシリカと、クロロホルム溶媒を用いたGPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量が4000以上の硫黄含有オリゴマーとを含む。該ゴム組成物は、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能(破断時伸び)に優れている。そして、本発明は、このような所定分子量の硫黄含有オリゴマー(ゴム状等)を、ジエン系ゴム配合の硫黄架橋の硫黄ドナーに用いる点が新規な発明であり、これにより、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能(破断時伸び)の性能バランスが改善される。
このような作用効果が得られる理由(メカニズム)は明らかではないが、以下のように推察される。
前記ゴム組成物で用いられる硫黄含有オリゴマーは、ポリマー(オリゴマー)であり、スチレンブタジエン等のジエン系ポリマーと馴染みが良く、好ましくは、極性パラメーターSP値が粉末硫黄より低く、ジエン系ポリマーに近づくため、ゴム内での硫黄分散が良好である。また、該硫黄含有オリゴマーは、オリゴマー鎖が切断されることが少なく、ジエン系ポリマー間(ジエン系ゴムのポリマー間)に入り込む特性を持っている。そして、該硫黄含有オリゴマーは、通常の加硫温度になると、硫黄元素をリリース(放出)し、放出された硫黄と、加硫促進剤、酸化亜鉛、脂肪酸等とで、架橋複合体(架橋中間体)をジエン系ポリマー内に均一に作製し、均一なポリマー間架橋を形成する。この架橋複合体は、ジエン系ポリマーのポリマー端部だけでなく、ポリマー鎖中の中央部のジエン部分でも架橋を形成させる。
従って、タイヤに適用した場合、走行中に、ポリマー端の硫黄架橋が切れても、次に支える架橋点が近くに存在するため、ジエン系ポリマー鎖の絡み合い、フィラー/他配合剤との相対位置が保持される。故に、液状スチレンブタジエン共重合体、レジン、カーボンブラック等もジエン系ポリマーから離脱し難く、グリップ性能が持続する。加えて、優れた破断時伸び、耐チッピング性能も得られる。よって、本願特定の硫黄含有オリゴマーを用いたゴム組成物では、粉末硫黄、ハイブリッド架橋剤等の従来の架橋剤を用いたものに比べて、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能(破断時伸び)に優れる。特に後期のドライグリップ性能が顕著に改善されるものと推察される。
〔架橋剤〕
前記ゴム組成物は、クロロホルム溶媒を用いたGPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)が4000以上の硫黄含有オリゴマーを含む。Mw4000以上の硫黄含有オリゴマーはゴム状を有しているため、SBR、NR等のジエン系ポリマーとの親和性、混ざりが極めて良好であり、ジエン系ポリマー中での分散性が非常に良好になる。よって、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能(破断時伸び)が改善される傾向がある。Mwの下限は、好ましくは8000以上、より好ましくは1万以上である。Mwの上限は特に限定されず、溶媒による分子切断のため、正しい分子量測定は困難であるが、SBRやNR並の分子量、すなわち、好ましくは200万以下、より好ましくは160万以下、更に好ましくは140万以下である。また、Mwの上限は、10万以下、8万以下、5万以下でも良い。
なお、Mwは、溶媒としてクロロホルムを用いたGPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)測定をした場合のポリスチレン換算のMwであり、具体的には後述の実施例の方法で測定した値である。
前記硫黄含有オリゴマーは、前記性能バランスの観点から、硫黄元素の含有率が10〜95質量%であることが好ましい。下限は、30質量%以上がより好ましく、40質量%以上が更に好ましく、45質量%以上が特に好ましい。上限は、90質量%以下がより好ましく、75質量%以下が更に好ましい。
前記硫黄含有オリゴマーは、下記式(I)で表される繰り返し単位を有することが好ましい。これにより、前記性能バランスが改善される。
Figure 2019019310
(式中、Rは、ヘテロ原子を含んでもよい置換又は非置換の2価炭化水素基である。x(平均値)は、1.0〜10.0である。)
Rのヘテロ原子を含んでもよい置換又は非置換の2価炭化水素基は、直鎖、環状若しくは分枝のいずれの基でもよく、特に直鎖状の基が好ましい。ヘテロ原子としては特に限定されず、酸素、窒素等が挙げられる。該2価炭化水素基の炭素数は、好ましくは1以上、より好ましくは2以上であり、好ましくは20以下、より好ましくは18以下、更に好ましくは12以下、特に好ましくは8以下である。
該2価炭化水素基として、具体的には、置換又は非置換の炭素数1〜18のアルキレン基、炭素数5〜18のシクロアルキレン基、炭素数1〜18のオキシアルキレン基を含むアルキレン基等が挙げられる。なかでも、置換又は非置換の炭素数1〜18のアルキレン基、置換又は非置換の炭素数1〜18のオキシアルキレン基を含むアルキレン基が好ましい。なお、Rの2価炭化水素基の置換基は特に限定されず、水酸基、フェニル基、ベンジル基などの官能基が挙げられる。
置換又は非置換の炭素数1〜18のアルキレン基の具体例としては、置換又は非置換のメチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、オクチレン基、ノニレン基、デシレン基、1,2−プロピレン基などが挙げられる。
置換又は非置換の炭素数1〜18のオキシアルキレン基を含むアルキレン基としては、(CHCHO)で示される基、(CHで示される基及び(CHO)で示される基(pは1〜5の整数、qは0〜2の整数、rは0〜2の整数である)が任意に結合したオキシアルキレン基を含むアルキレン基等が挙げられる。好ましい基としては、−CHCHOCHCH−、−(CHCHO)CHCH−、−(CHCHO)CHCH−、−(CHCHO)CHCH−、−(CHCHO)CHCH−、−(CHCHO)CH−、−CHCHOCHOCHCH−等が挙げられる。
xは、平均として1.0〜10.0であり、好ましくは2.0以上、より好ましくは3.0以上、更に好ましくは3.5以上であり、好ましくは6.0以下、より好ましくは5.0以下、更に好ましくは4.5以下である。前記式(I)で示される繰り返し単位の数n(平均値)は、好ましくは10以上、より好ましくは20以上、更に好ましくは35以上であり、好ましくは1000以下、より好ましくは400以下、更に好ましくは110以下である。
前記硫黄含有オリゴマーは、極性パラメーターSP値が12.5以下であることが好ましい。この場合、ジエン系ポリマー中の分散性が高まり、前記性能バランスが改善される。該SP値の上限は、好ましくは12.0以下、より好ましくは11.5以下である。下限は特に限定されないが、好ましくは7.0以上、より好ましくは8.0以上、更に好ましくは9.0以上、特に好ましくは10.0以上、最も好ましくは10.5以上である。
なお、本明細書において、極性パラメーターSP値は、化合物の構造に基づいてHoy法によって算出される溶解度パラメーター(Solubility Parameter)を意味する。Hoy法とは、例えば、K.L.Hoy “Table of Solubility Parameters”,Solvent and Coatings Materials Research and Development Department,Union Carbites Corp.(1985)に記載された計算方法である。
前記硫黄含有オリゴマーは、下記式(I−1)で表されるジハロゲン化合物及び下記式(I−2)で表されるアルカリ金属多硫化物を反応して得られるものであることが好ましい。
Figure 2019019310
(式中、Hは、同一又は異なってハロゲン原子である。Rは、ヘテロ原子を含んでもよい置換又は非置換の2価炭化水素基である。)
Figure 2019019310
(式中、Mは、アルカリ金属である。x(平均値)は、1.0〜10.0である。)
前記式(I−1)において、Hのハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられ、なかでも、塩素、臭素が好ましい。Rのヘテロ原子を含んでもよい置換又は非置換の2価炭化水素基は、前記と同様である。前記ジハロゲン化合物は、2,2’−ジクロロエチルエーテル(ビス(2−クロロエチル)エーテル)であることが好ましい。
前記式(I−2)において、Mのアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、リチウムなどが挙げられる。x(平均値)は、前記と同様である。
例えば、前記硫黄含有オリゴマーは、(1)式(I−1)のジハロゲン化合物及び式(I−2)のアルカリ金属多硫化物を、親水性溶媒及び疎水性溶媒の非相溶混合溶媒中で2相系で反応させる製法、(2)式(I−2)のアルカリ金属多硫化物の溶液中に、式(I−1)のジハロゲン化合物を、該ジハロゲン化合物が該アルカリ金属多硫化物と界面で反応を生ずるような速度で添加して反応させる製法、等により調製可能である。
前記(1)、(2)等の製法において、前記ジハロゲン化合物及び前記アルカリ金属多硫化物の反応は当量反応であり、前記ジハロゲン化合物:前記アルカリ金属多硫化物を0.95:1.0〜1.0:0.95(当量比)で反応させることが好ましい。反応温度は、好ましくは50〜120℃、より好ましくは70〜100℃である。
親水性溶媒、疎水性溶媒(親油性溶媒)は特に限定されず、反応系において非相溶で2相を形成する任意の溶媒を使用できる。親水性溶媒としては、水;メタノール、エタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール等のアルコール類;等が挙げられる。疎水性溶媒としては、トルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香族炭化水素類;ペンタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素類;ジオキサン、ジブチルエーテル等のエーテル類;酢酸エチル等のエステル類;等が挙げられる。親水性溶媒、疎水性溶媒は、それぞれ単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
前記(1)の製法の場合、溶媒として、水、エタノール及びトルエンを含むものを用いることが好ましい。前記(2)の製法の場合、式(I−2)で表されるアルカリ金属多硫化物と、水及び/又はエタノールを含む溶媒とを混合したものに、式(I−1)で表されるジハロゲン化合物とトルエンとを混合したものを適切な速度で滴下することが好ましく、溶媒はジハロゲン化合物に応じて適宜変更すれば良い。
前記ジハロゲン化合物及び前記アルカリ金属多硫化物の反応時に、触媒は特段必要ではないが、必要に応じて添加しても良い。触媒としては、4級アンモニウム塩、ホスホニウム塩、クラウンエーテルなどを使用できる。具体的には、(CHCl,(CHBr,(CCl,(CBr,C1225(CHBr,(CBr,CH(C,C1633(CBr,15−crown−5,18−crown−6,Benzo−18−crown−6等が挙げられる。
なお、(1)クロロホルム溶媒を用いたGPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量が4000以上の硫黄含有オリゴマー、(2)更に硫黄元素の含有率が10〜95質量%である硫黄含有オリゴマー、(3)更に上記式(I)で表される繰り返し単位を有する硫黄含有オリゴマー、(4)更にSP値が12.5以下である硫黄含有オリゴマーも、前述の製法で調製可能である。
前記ゴム組成物において、ジエン系ポリマー100質量部に対する前記硫黄含有オリゴマーの含有量は、前記性能バランスの点から、好ましくは0.2質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上である。上限は特に限定されないが、好ましくは10.0質量部以下、より好ましくは8.0質量部以下、更に好ましくは6.0質量部以下である。
キャップトレッドに用いる場合、ジエン系ポリマー100質量部に対する前記硫黄含有オリゴマーの含有量は、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能の性能バランスの点から、好ましくは0.2質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上である。上限は特に限定されないが、老化後の耐チッピング性能の観点から、好ましくは10.0質量部以下、より好ましくは5.0質量部以下、更に好ましくは4.5質量部以下である。
ベーストレッドに用いる場合、ジエン系ポリマー100質量部に対する前記硫黄含有オリゴマーの含有量は、破断時伸びの点から、好ましくは1.0質量部以上、より好ましくは2.0質量部以上、更に好ましくは3.0質量部以上、特に好ましくは3.5質量部以上である。上限は特に限定されないが、老化後の破断時伸びの観点から、好ましくは10.0質量部以下、より好ましくは7.0質量部以下、更に好ましくは6.0質量部以下である。
なお、本願では、トレッド配合以外で、ベーストレッドの実施例を記載したが、破断伸びを向上できる点は、その他の部材、例えば、サイドウォール、ウイング、クリンチエイペックス、ブレーカークッション、タイガム、インナーライナー等にも応用可能である。
前記ゴム組成物には、前記硫黄含有オリゴマー以外に、通常の粉末硫黄、不溶性硫黄、ハイブリッド架橋剤等の他の架橋剤を更に配合してもよい。
硫黄としては、ゴム工業において一般的に用いられる粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄、可溶性硫黄などが挙げられる。市販品としては、鶴見化学工業(株)、軽井沢硫黄(株)、四国化成工業(株)、フレクシス社、日本乾溜工業(株)、細井化学工業(株)等の製品を使用できる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ハイブリッド架橋剤としては特に限定されず、1,3−ビス(シトラコンイミドメチル)ベンゼン、下記式で表される化合物、等が挙げられる。
Figure 2019019310
(式中、Aは炭素数2〜10のアルキレン基、R11及びR12は、同一若しくは異なって、チッ素原子を含む1価の有機基を表す。)
Aのアルキレン基(炭素数2〜10)としては、特に限定されず、直鎖状、分岐状、環状のものが挙げられるが、なかでも、直鎖状のアルキレン基が好ましい。炭素数は4〜8が好ましい。具体的なアルキレン基としては、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、デカメチレン基などが挙げられる。なかでも、ヘキサメチレン基が好ましい。
11及びR12としては、チッ素原子を含む1価の有機基であれば特に限定されないが、芳香環を少なくとも1つ含むものが好ましく、炭素原子がジチオ基に結合したN−C(=S)−で表される結合基を含むものがより好ましい。R11及びR12は、それぞれ同一でも異なっていてもよいが、同一であることが好ましい。
上記式で表される化合物としては、例えば、1,2−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)エタン、1,3−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)プロパン、1,4−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ブタン、1,5−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ペンタン、1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン、1,7−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘプタン、1,8−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)オクタン、1,9−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ノナン、1,10−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)デカンなどが挙げられる。なかでも、1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンが好ましい。
なお、前記硫黄含有オリゴマー以外に、通常の粉末硫黄、不溶性硫黄、ハイブリッド架橋剤等の他の架橋剤を更に含有する場合、架橋剤の合計含有量を前記硫黄含有オリゴマーの含有量に適宜調整することが好適である。
〔加硫促進剤〕
前記ゴム組成物は、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能(破断時伸び)の性能バランスの観点から、加硫促進剤を含むことが好ましい。
加硫促進剤は、前記硫黄含有オリゴマーが硫黄の均一分散し易いため、特に種類は限定されない。例えば、2−メルカプトベンゾチアゾール、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド(DM(2,2’−ジベンゾチアゾリルジスルフィド))、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド等のチアゾール系加硫促進剤;テトラメチルチウラムジスルフィド(TMTD)、テトラベンジルチウラムジスルフィド(TBzTD)、テトラキス(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフィド(TOT−N)等のチウラム系加硫促進剤;N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−オキシエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−オキシエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N,N’−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド等のスルフェンアミド系加硫促進剤;ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、オルトトリルビグアニジン等のグアニジン系加硫促進剤を挙げることができる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、前記性能バランスの点から、スルフェンアミド系加硫促進剤が好ましい。キャップトレッドの場合、スルフェンアミド系及びグアニジン系加硫促進剤の併用が好ましい。
前記ゴム組成物において、加硫促進剤の含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは0.3質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは10質量部以下、より好ましくは7質量部以下である。上記数値範囲内であると、良好な前記性能バランスが得られる傾向がある。
キャップトレッドに用いる場合、加硫促進剤の含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは0.3質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは10質量部以下、より好ましくは7質量部以下である。上記数値範囲内であると、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能の性能バランスが改善される傾向がある。
ベーストレッドに用いる場合、加硫促進剤の含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは0.3質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは5.0質量部以下、より好ましくは3.0質量部以下である。上記数値範囲内であると、破断時伸びが改善される傾向がある。
〔ジエン系ポリマー〕
前記ゴム組成物に用いるジエン系ポリマーは、前記硫黄含有オリゴマーが硫黄の均一分散に資するため、特に種類は限定されない。例えば、イソプレン系ゴム(イソプレンゴム(IR)、エポキシ化イソプレンゴム、水素添加イソプレンゴム、グラフト化イソプレンゴム、天然ゴム(NR)、脱タンパク質天然ゴム(DPNR)、高純度天然ゴム(UPNR)、エポキシ化天然ゴム(ENR)、水素添加天然ゴム(HNR)、グラフト化天然ゴム)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンイソプレンブタジエンゴム(SIBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、前記性能バランスの点から、SBR、BR、イソプレン系ゴムが好ましい。キャップトレッドの場合、BR及びSBRの併用が好ましく、ベーストレッドの場合、BR及びイソプレン系ゴムの併用が好ましい。
BRとしては特に限定されず、高シス含有量のBR、1,2−シンジオタクチックポリブタジエン結晶(SPB)を含むBR、希土類元素系触媒を用いて合成されたブタジエンゴム(希土類系BR)等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。また、スズ化合物により変性されたスズ変性ブタジエンゴム(スズ変性BR)も使用できる。市販品としては、例えば、宇部興産(株)、JSR(株)、旭化成(株)、日本ゼオン(株)、ランクセス(株)等の製品を使用できる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
BRとしては、非変性BRでもよいし、シリカ変性又はカーボンブラック変性BRでもよい。
燃費性能の観点からは変性BRが好ましく、変性BRとしては、シリカ等の充填剤と相互作用する官能基を有するBRであればよく、例えば、BRの少なくとも一方の末端を、下記官能基を有する化合物(変性剤)で変性された末端変性BR(末端に下記官能基を有する末端変性BR)や、主鎖に下記官能基を有する主鎖変性BRや、主鎖及び末端に下記官能基を有する主鎖末端変性BR(例えば、主鎖に下記官能基を有し、少なくとも一方の末端を下記官能基を有する化合物(変性剤)で変性された主鎖末端変性BR)や、分子中に2個以上のエポキシ基を有する多官能化合物により変性(カップリング)され、水酸基やエポキシ基が導入された末端変性BR等が挙げられる。
上記官能基としては、例えば、アミノ基(好ましくはアミノ基が有する水素原子が炭素数1〜6のアルキル基に置換されたアミノ基)、アミド基、シリル基、アルコキシシリル基(好ましくは炭素数1〜6のアルコキシシリル基)、イソシアネート基、イミノ基、イミダゾール基、ウレア基、エーテル基、カルボニル基、オキシカルボニル基、メルカプト基、スルフィド基、ジスルフィド基、スルホニル基、スルフィニル基、チオカルボニル基、アンモニウム基、イミド基、ヒドラゾ基、アゾ基、ジアゾ基、カルボキシル基、ニトリル基、ピリジル基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜6のアルコキシ基)、水酸基、オキシ基、エポキシ基等が挙げられる。なお、これらの官能基は、置換基を有していてもよい。
破断性能、耐摩耗性の観点から、BRとして、希土類系BRを用いることが好ましい。
希土類系BRとしては、従来公知のものを使用でき、例えば、希土類元素系触媒(ランタン系列希土類元素化合物、有機アルミニウム化合物、アルミノキサン、ハロゲン含有化合物、必要に応じてルイス塩基を含む触媒)などを用いて合成したものが挙げられる。なかでも、ランタン系列希土類元素化合物としてネオジム(Nd)含有化合物を用いたネオジム系触媒を用いて合成されたブタジエンゴム(Nd系BR)が好ましい。
BRのガラス転移温度(Tg)は、前記性能バランスの点から、好ましくは−160℃以上、より好ましくは−130℃以上である。また、好ましくは−60℃以下、より好ましくは−90℃以下である。
なお、本明細書において、ガラス転移温度は、JIS−K7121に従い、ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製の示差走査熱量計(Q200)を用いて、昇温速度10℃/分の条件で測定した値である。
BRのシス含量は95質量%以上が好ましい。
なお、本明細書において、BRのシス含量(シス1,4結合含有率)は、赤外吸収スペクトル分析法によって測定できる。
BRを含有する場合、ジエン系ポリマー100質量%中のBRの含有量は、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上である。該含有量は、好ましくは80質量%以下、より好ましくは60質量%以下である。上記範囲内にすることで、前記性能バランスが改善される傾向がある。
キャップトレッドに用いる場合、ジエン系ポリマー100質量%中のBRの含有量は、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上である。該含有量は、好ましくは80質量%以下、より好ましくは60質量%以下である。上記範囲内にすることで、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能の性能バランスが改善される傾向がある。
ベーストレッドに用いる場合、ジエン系ポリマー100質量%中のBRの含有量は、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上である。該含有量は、好ましくは60質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは30質量%以下である。上記範囲内にすることで、破断時伸びが改善される傾向がある。
SBRとしては特に限定されず、例えば、乳化重合SBR(E−SBR)、溶液重合SBR(S−SBR)等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。市販品としては、住友化学(株)、JSR(株)、旭化成(株)、日本ゼオン(株)等により製造・販売されているSBRを使用できる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
SBRは、非変性SBRでもよいし、変性SBRでもよい。変性SBRとしては、上記変性BRと同様の官能基が導入された変性SBRが挙げられる。
SBRのスチレン含量は、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上である。該スチレン含量は、好ましくは60質量%以下、より好ましくは50質量%以下、更に好ましくは45質量%以下、特に好ましくは40質量%以下である。スチレン含量が上記範囲内であると、前記性能バランスが改善される傾向がある。
なお、本明細書において、SBRのスチレン含量は、H−NMR測定により算出される。
SBRのビニル含量は、前記性能バランスが改善される点から、好ましくは10mol%以上、より好ましくは20mol%以上、更に好ましくは30mol%以上である。該ビニル含量は、好ましくは75mol%以下、より好ましくは70mol%以下である。
なお、本明細書において、SBRのビニル含量とは、ブタジエン部のビニル含量(ブタジエン構造中のビニル基のユニット数量)のことを示し、H−NMR測定により算出される。
SBRのガラス転移温度(Tg)は、前記性能バランスが改善される点から、好ましくは−90℃以上、より好ましくは−50℃以上である。また、好ましくは0℃以下、より好ましくは−10℃以下である。
SBRの重量平均分子量(Mw)は、前記性能バランスが改善される点から、15万以上が好ましく、20万以上がより好ましく、22万以上が更に好ましい。また、該Mwは、200万以下が好ましく、100万以下がより好ましく、50万以下が更に好ましい。
なお、本明細書において、SBRの重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(東ソー(株)製GPC−8000シリーズ、検出器:示差屈折計、カラム:東ソー(株)製のTSKGEL SUPERMALTPORE HZ−M)による測定値を基に標準ポリスチレン換算により求めることができる。
SBRを含有する場合、ジエン系ポリマー100質量%中のSBRの含有量は、好ましくは20質量%以上、より好ましくは30質量%以上である。該含有量は、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下である。上記範囲内にすることで、前記性能バランスが改善される傾向がある。
キャップトレッドに用いる場合、ジエン系ポリマー100質量%中のSBRの含有量は、好ましくは20質量%以上、より好ましくは40質量%以上である。該含有量は、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下である。上記範囲内にすることで、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能の性能バランスが改善される傾向がある。
ベーストレッドに用いる場合、ジエン系ポリマー100質量%中のSBRの含有量は、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下で、0質量%でもよい。上記範囲内にすることで、耐亀裂成長性及び破断時伸びの性能バランスが改善される傾向がある。
〔充填剤〕
前記ゴム組成物は、カーボンブラックを含むことが好ましい。カーボンブラックによる補強効果により、前記性能バランスが顕著に改善される。使用可能なカーボンブラックとしては、特に限定されないが、N134、N110、N220、N234、N219、N339、N330、N326、N351、N550、N762等が挙げられる。市販品としては、旭カーボン(株)、キャボットジャパン(株)、東海カーボン(株)、三菱化学(株)、ライオン(株)、新日化カーボン(株)、コロンビアカーボン社等の製品を使用できる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は、5m/g以上が好ましく、30m/g以上がより好ましく、50m/g以上が更に好ましい。下限以上にすることで、良好な補強性が得られる傾向がある。また、300m/g以下が好ましく、130m/g以下がより好ましい。上限以下にすることで、カーボンブラックの良好な分散が得られる傾向がある。
キャップトレッドに用いる場合、カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は、50m/g以上が好ましく、80m/g以上がより好ましく、100m/g以上が更に好ましい。下限以上にすることで、良好なグリップ性能が得られる傾向がある。また、300m/g以下が好ましく、150m/g以下がより好ましく、130m/g以下が更に好ましい。上限以下にすることで、カーボンブラックの良好な分散が得られる傾向がある。
ベーストレッドに用いる場合、カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は、5m/g以上が好ましく、30m/g以上がより好ましく、50m/g以上が更に好ましい。下限以上にすることで、良好な破断時伸びが得られる傾向がある。また、100m/g以下が好ましく、80m/g以下がより好ましい。上限以下にすることで、カーボンブラックの良好な分散が得られる傾向がある。
なお、本明細書において、カーボンブラックの窒素吸着比表面積は、JIS K 6217−2:2001によって求められる。
前記ゴム組成物において、カーボンブラックの含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは3質量部以上である。下限以上にすることで、充分な補強性を得ることができる傾向がある。また、好ましくは80質量部以下、より好ましくは50質量部以下である。上限以下にすることで、良好なカーボンブラック分散性が得られる傾向がある。
キャップトレッドに用いる場合、カーボンブラックの含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは3質量部以上である。下限以上にすることで、充分な補強性を得ることができ、良好なグリップ性能が得られる傾向がある。また、好ましくは30質量部以下、より好ましくは20質量部以下、更に好ましくは10質量部以下である。上限以下にすることで、良好なカーボンブラック分散性が得られる傾向がある。
ベーストレッドに用いる場合、カーボンブラックの含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは5質量部以上、より好ましくは15質量部以上、更に好ましくは20質量部以上である。下限以上にすることで、充分な補強性を得ることができ、良好な破断伸びが得られる傾向がある。また、好ましくは80質量部以下、より好ましくは50質量部以下、更に好ましくは35質量部以下である。上限以下にすることで、良好なカーボンブラック分散性が得られる傾向がある。
前記ゴム組成物は、燃費性能と破断伸びの観点から、シリカを含むことが好ましい。シリカとしては特に限定されず、例えば、乾式法シリカ(無水シリカ)、湿式法シリカ(含水シリカ)などを用いることができるが、シラノール基が多いという理由から、湿式法シリカ(含水シリカ)が好ましい。市販品としては、デグッサ社、ローディア社、東ソー・シリカ(株)、ソルベイジャパン(株)、(株)トクヤマ等の製品を使用できる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
シリカの窒素吸着比表面積(NSA)は、好ましくは80m/g以上、より好ましくは115m/g以上、更に好ましくは150m/g以上である。下限以上にすることで、良好なグリップ性能が得られる傾向がある。また、好ましくは400m/g以下、より好ましくは200m/g以下、更に好ましくは180m/g以下である。上限以下にすることで、良好なシリカ分散性が得られる傾向がある。
なお、シリカのNSAは、ASTM D3037−93に準じてBET法で測定される値である。
前記ゴム組成物において、シリカの含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは30質量部以上、より好ましくは50質量部以上、更に好ましくは70質量部以上である。下限以上にすることで、充分な補強性を得ることができ、良好なグリップ性能が得られる傾向がある。また、好ましくは150質量部以下、より好ましくは100質量部以下、更に好ましくは85質量部以下である。上限以下にすることで、シリカの良好な分散が得られやすい傾向がある。
〔シランカップリング剤〕
前記ゴム組成物がシリカを含有する場合、シリカとともにシランカップリング剤を含むことが好ましい。
シランカップリング剤としては、ゴム工業において、従来からシリカと併用される任意のシランカップリング剤を使用することができ特に限定されず、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)ジスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、などのスルフィド系、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、Momentive社製のNXT、NXT−Zなどのメルカプト系、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシランなどのビニル系、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノ系、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、などのグリシドキシ系、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリエトキシシランなどのニトロ系、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシランなどのクロロ系などが挙げられる。市販品としては、デグッサ社、Momentive社、信越シリコーン(株)、東京化成工業(株)、アヅマックス(株)、東レ・ダウコーニング(株)等の製品を使用できる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、前記性能バランスの点から、スルフィド系、メルカプト系が好ましい。
前記ゴム組成物がシランカップリング剤を含有する場合、その含有量は、シリカ100質量部に対して、好ましくは2質量部以上、より好ましくは5質量部以上である。下限以上にすることで、シランカップリング剤を配合したことによる効果が得られる傾向がある。また、好ましくは20質量部以下、より好ましくは15質量部以下である。上限以下にすることで、配合量に見合った効果が得られ、良好な混練時の加工性が得られる傾向がある。
〔レジン〕
前記ゴム組成物には、レジンを配合してもよく、特にキャップトレッドに用いる場合、良好なグリップ性能が得られる。
レジンの軟化点は、−10〜170℃であることが好ましい。上記範囲内にすることで、ジエン系ポリマーとの相溶性が充分良好なものとなり、本発明の効果が好適に得られる傾向がある。該軟化点は、0℃以上がより好ましく、10℃以上が更に好ましい。また、160℃以下がより好ましく、150℃以下が更に好ましく、140℃以下がより更に好ましい。
なお、本明細書において、軟化点とは、JIS K6220:2001に規定される軟化点を環球式軟化点測定装置で測定し、球が降下した温度である。
レジンのガラス転移温度(Tg)は、−40〜100℃であることが好ましい。上記範囲内にすることで、ジエン系ポリマーとの相溶性が充分良好なものとなり、本発明の効果が好適に得られる傾向がある。該ガラス転移温度は、−30℃以上がより好ましい。
レジンとしては、例えば、芳香族ビニル重合体、クマロンインデン樹脂、インデン樹脂、ロジン樹脂、テルペン系樹脂、アクリル系樹脂などが挙げられる。市販品としては、丸善石油化学(株)、住友ベークライト(株)、ヤスハラケミカル(株)、東ソー(株)、Rutgers Chemicals社、BASF社、アリゾナケミカル社、日塗化学(株)、(株)日本触媒、JXエネルギー(株)、荒川化学工業(株)、田岡化学工業(株)、東亞合成(株)等の製品を使用できる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、芳香族ビニル重合体、クマロンインデン樹脂、テルペン系樹脂、ロジン樹脂が好ましい。
上記芳香族ビニル重合体とは、α−メチルスチレン及び/又はスチレンを重合して得られる樹脂であり、スチレンの単独重合体、α−メチルスチレンの単独重合体、α−メチルスチレンとスチレンとの共重合体などが挙げられる。なかでも、α−メチルスチレンとスチレンとの共重合体が好ましい。
上記クマロンインデン樹脂とは、樹脂の骨格(主鎖)を構成する主なモノマー成分として、クマロン及びインデンを含む樹脂であり、クマロン、インデン以外に骨格に含まれるモノマー成分としては、スチレン、α−メチルスチレン、メチルインデン、ビニルトルエンなどが挙げられる。
上記インデン樹脂とは、樹脂の骨格(主鎖)を構成する主なモノマー成分として、インデンを含む樹脂である。
上記ロジン樹脂としては、天然ロジン、重合ロジン、変性ロジン、これらのエステル化合物、これらの水素添加物に代表されるロジン系樹脂等が挙げられる。
上記テルペン系樹脂としては、テルペン化合物を重合して得られるポリテルペン樹脂や、テルペン化合物と芳香族化合物とを重合して得られる芳香族変性テルペン樹脂などを使用できる。また、これらの水素添加物を使用することもできる。
上記ポリテルペン樹脂は、テルペン化合物を重合して得られる樹脂である。該テルペン化合物は、(Cの組成で表される炭化水素及びその含酸素誘導体で、モノテルペン(C1016)、セスキテルペン(C1524)、ジテルペン(C2032)などに分類されるテルペンを基本骨格とする化合物であり、例えば、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、リモネン、ミルセン、アロオシメン、オシメン、α−フェランドレン、α−テルピネン、γ−テルピネン、テルピノレン、1,8−シネオール、1,4−シネオール、α−テルピネオール、β−テルピネオール、γ−テルピネオールなどが挙げられる。
上記ポリテルペン樹脂としては、上述したテルペン化合物を原料とするピネン樹脂、リモネン樹脂、ジペンテン樹脂、ピネン/リモネン樹脂などが挙げられる。なかでも、重合反応が容易である点、天然松脂が原料のため、安価であるという点から、ピネン樹脂が好ましい。ピネン樹脂は、通常、異性体の関係にあるα−ピネン及びβ−ピネンの両方を含んでいるが、含有する成分の違いにより、β−ピネンを主成分とするβ−ピネン樹脂と、α−ピネンを主成分とするα−ピネン樹脂とに分類される。
上記芳香族変性テルペン樹脂としては、上記テルペン化合物及びフェノール系化合物を原料とするテルペンフェノール樹脂や、上記テルペン化合物及びスチレン系化合物を原料とするテルペンスチレン樹脂などが挙げられる。また、上記テルペン化合物、フェノール系化合物及びスチレン系化合物を原料とするテルペンフェノールスチレン樹脂を使用することもできる。なお、フェノール系化合物としては、例えば、フェノール、ビスフェノールA、クレゾール、キシレノールなどが挙げられる。また、スチレン系化合物としては、スチレン、α−メチルスチレンなどが挙げられる。
上記アクリル系樹脂としては、カルボキシル基を有し、芳香族ビニルモノマー成分とアクリル系モノマー成分とを共重合して得られる、スチレンアクリル樹脂等のスチレンアクリル系樹脂などを使用できる。なかでも、無溶剤型カルボキシル基含有スチレンアクリル系樹脂を好適に使用できる。
上記無溶剤型カルボキシル基含有スチレンアクリル系樹脂とは、副原料となる重合開始剤、連鎖移動剤、有機溶媒などを極力使用せずに、高温連続重合法(高温連続塊重合法)(米国特許第4,414,370号明細書、特開昭59−6207号公報、特公平5−58005号公報、特開平1−313522号公報、米国特許第5,010,166号明細書、東亜合成研究年報TREND2000第3号p42−45等に記載の方法)により合成された(メタ)アクリル系樹脂(重合体)である。なお、本明細書において、(メタ)アクリルは、メタクリル及びアクリルを意味する。
上記アクリル系樹脂を構成するアクリル系モノマー成分としては、例えば、(メタ)アクリル酸や、(メタ)アクリル酸エステル(2エチルヘキシルアクリレート等のアルキルエステル、アリールエステル、アラルキルエステルなど)、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミド誘導体などの(メタ)アクリル酸誘導体が挙げられる。なお、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸及びメタクリル酸の総称である。
上記アクリル系樹脂を構成する芳香族ビニルモノマー成分としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジビニルナフタレンなどの芳香族ビニルが挙げられる。
また、上記アクリル系樹脂を構成するモノマー成分として、(メタ)アクリル酸や(メタ)アクリル酸誘導体、芳香族ビニルと共に、他のモノマー成分を使用してもよい。
前記ゴム組成物において、レジンの含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、30質量部以下であることが好ましい。上記範囲であると、本発明の効果が好適に得られる傾向がある。該含有量は、より好ましくは25質量部以下、更に好ましくは22質量部以下、特に好ましくは20質量部以下である。下限は特に限定されないが、配合する場合、好ましくは1質量部以上、より好ましくは5質量部以上、更に好ましくは10質量部以上である。
〔オイル〕
前記ゴム組成物には、オイルを配合してもよい。オイルを配合することにより、加工性が改善され、タイヤに柔軟性を与える事ができ、本発明の効果が良好に得られる。
オイルとしては、例えば、プロセスオイル、植物油脂、又はその混合物が挙げられる。プロセスオイルとしては、例えば、パラフィン系プロセスオイル、アロマ系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイルなどを用いることができる。植物油脂としては、ひまし油、綿実油、あまに油、なたね油、大豆油、パーム油、やし油、落花生油、ロジン、パインオイル、パインタール、トール油、コーン油、こめ油、べに花油、ごま油、オリーブ油、ひまわり油、パーム核油、椿油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、桐油等が挙げられる。市販品としては、出光興産(株)、三共油化工業(株)、(株)ジャパンエナジー、オリソイ社、H&R社、豊国製油(株)、昭和シェル石油(株)、富士興産(株)等の製品を使用できる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、本発明の効果が好適に得られるという理由から、アロマ系プロセスオイルが好ましい。
前記ゴム組成物において、オイルの含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは3質量部以上である。また、好ましくは50質量部以下、より好ましくは30質量部以下である。上記範囲内とすることにより、本発明の効果が好適に得られる。
なお、本明細書において、オイルの含有量には、油展ゴムに含まれるオイルの量も含まれる。
キャップトレッドに用いる場合、オイルの含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは3質量部以上である。また、好ましくは50質量部以下、より好ましくは30質量部以下である。上記範囲内とすることにより、加工性、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能の性能バランスが改善される傾向がある。
ベーストレッドに用いる場合、オイルの含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは3質量部以上である。また、好ましくは20質量部以下、より好ましくは10質量部以下である。上記範囲内とすることにより、加工性、破断時伸びが改善される傾向がある。
また、前記ゴム組成物において、前記レジン及びオイルの合計含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは3質量部以上である。また、好ましくは50質量部以下、より好ましくは30質量部以下である。上記範囲内とすることにより、本発明の効果が好適に得られる。
キャップトレッドに用いる場合、前記レジン及びオイルの合計含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは10質量部以上、より好ましくは20質量部以上である。また、好ましくは50質量部以下、より好ましくは30質量部以下である。上記範囲内とすることにより、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能の性能バランスが改善される傾向がある。
ベーストレッドに用いる場合、前記レジン及びオイルの合計含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは3質量部以上である。また、好ましくは15質量部以下、より好ましくは10質量部以下である。上記範囲内とすることにより、破断時伸びが改善される傾向がある。
〔ワックス〕
前記ゴム組成物には、ワックスを配合しても良く、例えば、パラフィンワックスを好適に使用できる。ここで、パラフィンワックスとは、炭素数20以上のアルカンと定義できるが、広い温度域で優れた耐オゾン性(オゾンクラック性能)が得られるという理由から、パラフィンワックスとしては炭素数20以上のノルマルアルカン(直鎖アルカン)を主として含むものが使用される(本明細書においては、炭素数20以上のノルマルアルカンを単に「ノルマルアルカン」とも称する)。すなわち、本発明では、ノルマルアルカンを主として含むパラフィンワックスを好適に使用できる。市販品としては、大内新興化学工業(株)、日本精鑞(株)、精工化学(株)等の製品を使用できる。なお、パラフィンワックスは単独で用いてもよく、炭素数分布やノルマル比率(全アルカン中のノルマルアルカンの比率)が異なる他品種のワックスと合わせ2種以上を併用してもよい。
上記ノルマルアルカンを含むパラフィンワックスとしては特に限定されず、例えば、炭素数20〜55の各ノルマルアルカンを含むパラフィンワックスなどを使用できる。なかでも、パラフィンワックス中ノルマルアルカンの含有量が70質量%以上のものを好ましく、80質量%以上のものがより好ましい。
前記ゴム組成物において、パラフィンワックスの含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、0.3〜5.0質量部が好ましく、0.8〜3.0質量部がより好ましく、1.0〜2.0質量部が更に好ましい。
〔老化防止剤〕
前記ゴム組成物は、老化防止剤を含有することが好ましい。
老化防止剤としては特に限定されず、例えば、フェニル−α−ナフチルアミン等のナフチルアミン系老化防止剤;オクチル化ジフェニルアミン、4,4′−ビス(α,α′−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン等のジフェニルアミン系老化防止剤;N−イソプロピル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N−(1,3−ジメチルブチル)−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジアミン等のp−フェニレンジアミン系老化防止剤;2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンの重合物等のキノリン系老化防止剤;2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、スチレン化フェノール等のモノフェノール系老化防止剤;テトラキス−[メチレン−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン等のビス、トリス、ポリフェノール系老化防止剤などが挙げられる。市販品としては、精工化学(株)、住友化学(株)、大内新興化学工業(株)、フレクシス社等の製品を使用できる。これらは単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、耐オゾン性(オゾンクラック性能)が良好であり、本発明の効果がより好適に得られるという理由から、p−フェニレンジアミン系老化防止剤(より好ましくは、N−(1,3−ジメチルブチル)−N′−フェニル−p−フェニレンジアミン)が好ましい。
前記ゴム組成物において、老化防止剤の含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは0.3質量部以上、より好ましくは1質量部以上、更に好ましくは2質量部以上である。また、好ましくは7質量部以下、より好ましくは6質量部以下、更に好ましくは5質量部以下である。上記範囲内であれば、本発明の効果を充分に発揮することができる。
〔脂肪酸〕
前記ゴム組成物は、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸等の脂肪酸を含むことが好ましい。
ステアリン酸としては、従来公知のものを使用でき、例えば、日油(株)、NOF社、花王(株)、和光純薬工業(株)、千葉脂肪酸(株)等の製品を使用できる。
前記ゴム組成物において、脂肪酸の含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは10質量部以下、より好ましくは5質量部以下である。上記数値範囲内であると、本発明の効果が良好に得られる傾向がある。
〔酸化亜鉛〕
前記ゴム組成物は、酸化亜鉛を含むことが好ましい。
酸化亜鉛としては、従来公知のものを使用でき、例えば、三井金属鉱業(株)、東邦亜鉛(株)、ハクスイテック(株)、正同化学工業(株)、堺化学工業(株)等の製品を使用できる。
前記ゴム組成物において、酸化亜鉛の含有量は、ジエン系ポリマー100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上である。また、上記含有量は、好ましくは5質量部以下、より好ましくは4質量部以下である。上記数値範囲内であると、本発明の効果が良好に得られる傾向がある。
前記ゴム組成物には、前記成分の他、タイヤ工業において一般的に用いられている添加剤を配合でき、炭酸カルシウム、タルク、アルミナ、クレー、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、マイカ、硫酸マグネシウムなどの充填剤;可塑剤、滑剤などの加工助剤;界面活性剤;他の軟化剤;等を例示できる。
前記ゴム組成物の製造方法としては、公知の方法を用いることができ、例えば、前記各成分をオープンロール、バンバリーミキサー、ニーダーなどのゴム混練装置を用いて混練し、その後加硫する方法などにより製造できる。
混練条件としては、架橋剤(加硫剤)及び加硫促進剤以外の添加剤を混練するベース練り工程では、混練温度は、通常120〜180℃、好ましくは130〜170℃である。加硫剤、加硫促進剤を混練する仕上げ練り工程では、混練温度は、通常120℃以下、好ましくは85〜110℃である。また、加硫剤、加硫促進剤を混練した組成物は、通常、プレス加硫などの加硫処理が施される。加硫温度としては、通常140〜190℃、好ましくは150〜185℃である。
前記ゴム組成物は、トレッド(キャップトレッド、ベーストレッド)に好適に用いられるが、トレッド以外の部材、例えば、サイドウォール、アンダートレッド、クリンチエイペックス、ビードエイペックス、ブレーカークッションゴム、カーカスコード被覆用ゴム、インスレーション、チェーファー、インナーライナー等や、ランフラットタイヤのサイド補強層に用いてもよい。
本発明の空気入りタイヤは、前記ゴム組成物を用いて通常の方法で製造される。
すなわち、前記成分を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でトレッドなどの各タイヤ部材の形状にあわせて押出し加工し、他のタイヤ部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することによりタイヤを得る。
前記空気入りタイヤは、乗用車用タイヤ、大型乗用車用、大型SUV用タイヤ、トラック、バスなどの重荷重用タイヤ、ライトトラック用タイヤ、二輪自動車用タイヤ、レース用タイヤ(高性能タイヤ)などに使用可能である。特に、レース用タイヤに好適である。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
(製造例1:硫黄含有オリゴマー1(ゴム状)の合成)
窒素ガス・アルゴンガス等の不活性ガスにより完全に置換したフラスコに、30%多硫化ソーダ水溶液104.4g(0.180mol)、イオン交換水150g、エタノール150gを取り撹拌、90℃まで昇温後、トルエン100gにて希釈したビス(2−クロロエチル)エーテル25.0g(0.175mol)を2時間かけて滴下し、更に同温度で3時間反応して有機層を分離した後、90℃にて真空濃縮・乾燥して目的オリゴマー27.3gを得た。
得られた硫黄含有オリゴマー1(ゴム状)は、Mw2.1万、硫黄元素の含有率55質量%、上記式(I)の繰り返し単位(R=(CHO(CH、x(平均値)=4.0、SP値11.1)であった。
(製造例2:硫黄含有オリゴマー2(ゴム状)の合成)
窒素ガス・アルゴンガス等の不活性ガスにより完全に置換したフラスコに、30%多硫化ソーダ水溶液104.4g(0.180mol)、イオン交換水150g、エタノール150g、トルエン100g、及びビス(2−クロロエチル)エーテル25.0g(0.175mol)を取り撹拌、昇温後、90℃にて5時間反応して有機層を分離した後、90℃にて真空濃縮・乾燥して目的オリゴマー26.0gを得た。
得られた硫黄含有オリゴマー2(ゴム状)は、Mw1.7万、硫黄元素の含有率55質量%、上記式(I)の繰り返し単位(R=(CHO(CH、x(平均値)=4.0、SP値11.1)であった。
(製造例3:硫黄含有オリゴマー3(ゴム状)の合成)
窒素ガス・アルゴンガス等の不活性ガスにより完全に置換したフラスコに、30%多硫化ソーダ水溶液104.4g(0.180mol)、イオン交換水150g、エタノール150g、更に反応触媒としてテトラブチルアンモニウムクロリド(TBAB)1.25gを取り撹拌、90℃まで昇温後、トルエン100gにて希釈したビス(2−クロロエチル)エーテル25.0g(0.175mol)を2時間かけて滴下し、更に同温度で3時間反応して有機層を分離した後、90℃にて真空濃縮・乾燥して目的オリゴマー28.5gを得た。
得られた硫黄含有オリゴマー3(ゴム状)は、Mw4.2万、硫黄元素の含有率55質量%、上記式(I)の繰り返し単位(R=(CHO(CH、x(平均値)=4.0、SP値11.1)であった。
(製造例4:硫黄含有オリゴマー4(液状)の合成)
窒素ガス・アルゴンガス等の不活性ガスにより完全に置換したフラスコに、30%多硫化ソーダ水溶液104.4g(0.180mol)、イオン交換水150g、更に反応触媒としてテトラブチルアンモニウムクロリド(TBAB)1.25gを取り撹拌、90℃まで昇温後、トルエン100gにて希釈したビス(2−クロロエチル)エーテル25.0g(0.175mol)を2時間かけて滴下し、更に同温度で3時間反応して有機層を分離した後、90℃にて真空濃縮・乾燥して目的オリゴマー25.5gを得た。
得られた硫黄含有オリゴマー4(液状)は、Mw2670、硫黄元素の含有率55質量%、上記式(I)の繰り返し単位(R=(CHO(CH、x(平均値)=4.0、SP値11.1)であった。
(製造例5:硫黄含有オリゴマー5(液状)の合成)
窒素ガス・アルゴンガス等の不活性ガスにより完全に置換したフラスコに、30%多硫化ソーダ水溶液104.4g(0.180mol)、イオン交換水150gを取り撹拌、90℃まで昇温後、トルエン100gにて希釈したビス(2−クロロエチル)エーテル25.0g(0.175mol)を2時間かけて滴下し、更に同温度で3時間反応して有機層を分離した後、90℃にて真空濃縮・乾燥して目的オリゴマー25.0gを得た。
得られた硫黄含有オリゴマー5(液状)は、Mw1250、硫黄元素の含有率55質量%、上記式(I)の繰り返し単位(R=(CHO(CH、x(平均値)=4.0、SP値11.1)であった。
(製造例6:硫黄含有オリゴマー6(液状)の合成)
1,2−ビス(2−クロロエトキシ)エタン28.1g(0.15mol)と30%多硫化ソーダ(Na)水溶液89.76g(0.155mol)を水150g及びトルエン100gの非相溶系混合溶媒中にて90℃で5時間反応させた。反応終了後、有機相を分離し、減圧下に90℃で濃縮して、環状ポリスルフィド(硫黄含有オリゴマー6(液状))34.3g(収率94%)を得た。
得られた硫黄含有オリゴマー6(液状)は、Mw500、硫黄元素の含有率55質量%、上記式(I)の繰り返し単位(R=(CHO(CHO(CH、x(平均値)=4、n(平均値)=1〜5、SP値11.1)であった。
(製造例7:硫黄含有オリゴマー7(ゴム状)の合成)
窒素ガス・アルゴンガス等の不活性ガスにより完全に置換したフラスコに、30%多硫化ソーダ水溶液104.4g(0.180mol)、イオン交換水150gを取り撹拌、90℃まで昇温後、トルエン100gにて希釈した1,6−ジクロロヘキサン27.13g(0.175mol)を2時間かけて滴下し、更に同温度で3時間反応して有機層を分離した後、90℃にて真空濃縮・乾燥して目的オリゴマー28.0gを得た。
得られた硫黄含有オリゴマー7(ゴム状)は、Mw1.6万、硫黄元素の含有率質量58%、上記式(I)の繰り返し単位(R=−(CH−、x(平均値)=4.0、SP値11.1)であった。
なお、実施例で用いる硫黄含有オリゴマー1〜3の構造は、下記式(化8)で示される繰り返し単位を有する化合物であると推察される。
Figure 2019019310
硫黄含有オリゴマー4〜5の構造は、上記式(化8)、下記式(化9)で示される化合物の混合物(化8及び/又は化9の混合物)であると推察される。
Figure 2019019310
硫黄含有オリゴマー6の構造は、下記式(化10)及び/又は開環オリゴマー(直鎖)の混合物であると推察される。
Figure 2019019310
硫黄含有オリゴマー7の構造は、下記式(化11)で示される繰り返し単位を有する化合物であると推察される。
Figure 2019019310
以下、実施例及び比較例で使用した各種薬品について、まとめて説明する。
NR:TSR20
SBR:非油展SBR(スチレン含量20質量%、ビニル含量66mol%、Tg−23℃、Mw24万)
BR:ランクセス社製のBUNA−CB25(Nd系触媒を用いて合成した希土類系BR、シス含量97質量%、Tg−110℃)
カーボンブラック1:キャボットジャパン製のショウブラックN220(NSA114m/g)
カーボンブラック2:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN351H(NSA69m/g)
シリカ:デグッサ社製のUltrasil VN3(NSA175m/g)
シランカップリング剤:Evonik社製のSi75ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド
レジン1:ヤスハラケミカル(株)製のYSレジンTO−125(芳香族変性テルペン樹脂、軟化点125℃、Tg64℃)
レジン2:ハリマ化成製のハリスターTF(ロジンエステル脂、軟化点80℃、Tg40℃)
レジン3:アリゾナケミカル社製のSylvatraxx4401(α−メチルスチレンとスチレンとの共重合体、軟化点:85℃、Tg:43℃)
レジン4:Rutgers Chemicals社製のNOVARES C10(液状クマロンインデン樹脂、軟化点10℃、Tg−30℃)
ワックス:日本精蝋(株)製のオゾエース0355(パラフィンワックス、融点70℃、ノルマルアルカン含有量85質量%)
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸「椿」(融点53℃)
オイル:アロマ系プロセスオイル
老化防止剤:N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン(融点45℃)
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華2種
硫黄含有オリゴマー1(ゴム状):上記製造例1
硫黄含有オリゴマー2(ゴム状):上記製造例2
硫黄含有オリゴマー3(ゴム状):上記製造例3
硫黄含有オリゴマー4(液状):上記製造例4
硫黄含有オリゴマー5(液状):上記製造例5
硫黄含有オリゴマー6(液状):上記製造例6
硫黄含有オリゴマー7(ゴム状):上記製造例7
ハイブリッド架橋剤1:1,3−ビス(シトラコンイミドメチル)ベンゼン
ハイブリッド架橋剤2:1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン
硫黄:細井化学工業(株)製の5%オイル含有粉末硫黄
加硫促進剤1:N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(融点103℃)
加硫促進剤2:ジフェニルグアニジン(融点145℃)
なお、SBRのスチレン含量、ビニル含量、Mw分析は、以下の方法で行った。
(構造同定)
SBRの構造同定(スチレン含量、ビニル含量)は、日本電子(株)製JNM−ECAシリーズの装置を用いて行った。測定は、ポリマー0.1gを15mlのトルエンに溶解させ、30mlのメタノール中にゆっくり注ぎ込んで再沈殿させたものを、減圧乾燥後に測定した。
また、硫黄含有オリゴマーのMw、構造同定は、以下の方法で行った。
(重量平均分子量(Mw)、構造同定)
下記装置、条件でゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)により測定した測定値を基に標準ポリスチレン換算によりMwを求めた。
また、GPC測定により得られたクロマトグラムにおける各ピーク部分を分取し、この分取した各画分をガスクロマトグラフィー質量分析法(GC/MS)により分析することにより、各ピーク部分の分子量を求めた。
更に、硫黄含有オリゴマーについて13CNMRにより分析を行った。
そして、13CNMRによる分析結果と、GPCにより測定した重量平均分子量と、GC/MSにより測定した各ピーク部分の分子量とに基づいて、硫黄含有オリゴマーの構造を同定した。
(1)前処理方法
サンプルを溶媒にて溶解後、0.45μmメンブランフィルターろ過したものを測定溶液とした。
(2)装置・測定条件
装置:東ソー(株)製GPC−8000シリーズ
カラム:東ソー(株)製のTSKGel SuperAWM−H×2+SuperAW2500×1(6.0mm I.D.×150mm×3本)
溶媒:クロロホルム
流量:0.6mL/min.
検出器:RI検出器
カラム温度:40℃
注入量:20μL
分子量標準:標準ポリスチレン
(実施例及び比較例)
表1〜2に示す配合処方にしたがい、(株)神戸製鋼所製の1.7Lバンバリーミキサーを用いて、硫黄及び加硫促進剤以外の薬品を150℃の条件下で5分間混練りし、混練り物を得た。次に、得られた混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加し、オープンロールを用いて、ロール温度調節70℃の条件下で5分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物をキャップトレッド又はベーストレッドの形状に成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせて未加硫タイヤを作製し、170℃の条件下で10分間プレス加硫して試験用タイヤ(サイズ:215/45R17)を得た。なお、試験片評価については、試験用タイヤのキャップトレッド部又はベーストレッド部からゴムを切り出して行った。
得られた試験用タイヤを下記により評価した。結果を表1〜2に示す(表1の基準:比較例1、表2の基準:比較例14)。
(初期・後期ドライグリップ性能)
上記試験用タイヤを排気量2000ccの国産FR車に装着し、ドライアスファルト路面のテストコースにて15周の実車走行を行った。初期ドライグリップ性能は1〜5周の平均タイム、後期ドライグリップ性能は10〜15周の平均タイムに基いて評価し、指数化した。数値が大きいほど、初期ドライグリップ性能、後期ドライグリップ性能がそれぞれ優れていることを示す。表1では105超の場合は良好である。
(耐チッピング性能)
上記試験用タイヤを排気量2000ccの国産FR車に装着し、岩場を想定した悪路試験コースを10周回走行し、トレッドゴムの欠け程度を外観で評価し、指数化した。数値が大きいほど、耐チッピング性能が優れていることを示す。表1では110以上の場合は良好である。
(引張試験)
JIS K6251「加硫ゴムおよび熱可塑性ゴム引っ張り特性の求め方」に準じて、加硫ゴム組成物からなる3号ダンベル型試験片を用いて引張試験を実施し、加硫ゴム組成物の破断時伸び(引張伸び;EB〔%〕)を測定した(常温)。表1では、500%超の場合は良好である。表2では、指数化しており、110超の場合は良好である。
(総合性能)
表1では、初期ドライグリップ性能指数、後期ドライグリップ性能指数、耐チッピング性指数の平均を総合性能として評価した。総合性能が107以上の場合は良好である。
Figure 2019019310
Figure 2019019310
表1から、本願特定の硫黄含有オリゴマーを用いた実施例では、初期ドライグリップ性能、ドライグリップ性能の持続性及び耐チッピング性能(破断時伸び)が顕著に改善されることが明らかとなった。
表2から、実施例では、低燃費性を維持しつつ、破断時伸びを10%以上向上できた。

Claims (9)

  1. ジエン系ポリマーと、カーボンブラック及び/又はシリカと、クロロホルム溶媒を用いたGPCによるポリスチレン換算の重量平均分子量が4000以上の硫黄含有オリゴマーとを含むゴム組成物。
  2. 前記硫黄含有オリゴマーは、硫黄元素の含有率が10〜95質量%である請求項1記載のゴム組成物。
  3. 前記硫黄含有オリゴマーは、下記式(I)で表される繰り返し単位を有するものである請求項1又は2記載のゴム組成物。
    Figure 2019019310
    (式中、Rは、ヘテロ原子を含んでもよい置換又は非置換の2価炭化水素基である。x(平均値)は、1.0〜10.0である。)
  4. 前記硫黄含有オリゴマーは、極性パラメーターSP値が12.5以下である請求項1〜3のいずれかに記載のゴム組成物。
  5. 前記硫黄含有オリゴマーは、下記式(I−1)で表されるジハロゲン化合物及び下記式(I−2)で表されるアルカリ金属多硫化物を反応して得られるものである請求項1〜4のいずれかに記載のゴム組成物。
    Figure 2019019310
    (式中、Hは、同一又は異なってハロゲン原子である。Rは、ヘテロ原子を含んでもよい置換又は非置換の2価炭化水素基である。)
    Figure 2019019310
    (式中、Mは、アルカリ金属である。x(平均値)は、1.0〜10.0である。)
  6. 前記ジハロゲン化合物は、2,2’−ジクロロエチルエーテルである請求項5記載のゴム組成物。
  7. ジエン系ポリマー100質量部に対する前記硫黄含有オリゴマーの含有量が1.0質量部以上である請求項1〜6のいずれかに記載のゴム組成物。
  8. 1種又は2種以上の加硫促進剤を含む請求項1〜7のいずれかに記載のゴム組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤ。
JP2018098906A 2017-07-19 2018-05-23 ゴム組成物及び空気入りタイヤ Active JP7163620B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/028,125 US10696825B2 (en) 2017-07-19 2018-07-05 Rubber composition and pneumatic tire
DE102018117467.5A DE102018117467A1 (de) 2017-07-19 2018-07-19 Kautschukzusammensetzung und luftreifen

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017139987 2017-07-19
JP2017139987 2017-07-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019019310A true JP2019019310A (ja) 2019-02-07
JP7163620B2 JP7163620B2 (ja) 2022-11-01

Family

ID=65353891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018098906A Active JP7163620B2 (ja) 2017-07-19 2018-05-23 ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7163620B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102212887B1 (ko) * 2019-09-25 2021-02-08 금호타이어 주식회사 스노우 제동력이 유지되면서 젖은 노면에서의 제동력이 향상된 타이어용 트레드 고무 조성물
JP2021054906A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
WO2023106081A1 (ja) * 2021-12-07 2023-06-15 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58167634A (ja) * 1982-03-30 1983-10-03 Kawaguchi Kagaku Kogyo Kk 加硫可能なゴム組成物
JP2001106833A (ja) * 1999-08-17 2001-04-17 Goodyear Tire & Rubber Co:The 液体ポリスルフィド化合物含有ゴム部材を含む空気入りタイヤ
JP2002293783A (ja) * 2000-12-08 2002-10-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 環状ポリスルフィド化合物の製造方法及びそれを含むゴム組成物
JP2006232922A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれからなるトレッドを有する競技用タイヤ
JP2006233177A (ja) * 2005-01-28 2006-09-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いたトレッドを有するタイヤ
JP2007177221A (ja) * 2005-12-01 2007-07-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたトレッドを有するタイヤ
JP2008214582A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレッド用ゴム組成物
JP2009024043A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム組成物および空気入りタイヤ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58167634A (ja) * 1982-03-30 1983-10-03 Kawaguchi Kagaku Kogyo Kk 加硫可能なゴム組成物
JP2001106833A (ja) * 1999-08-17 2001-04-17 Goodyear Tire & Rubber Co:The 液体ポリスルフィド化合物含有ゴム部材を含む空気入りタイヤ
JP2002293783A (ja) * 2000-12-08 2002-10-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The 環状ポリスルフィド化合物の製造方法及びそれを含むゴム組成物
JP2006233177A (ja) * 2005-01-28 2006-09-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いたトレッドを有するタイヤ
JP2006232922A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれからなるトレッドを有する競技用タイヤ
JP2007177221A (ja) * 2005-12-01 2007-07-12 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたトレッドを有するタイヤ
JP2008214582A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレッド用ゴム組成物
JP2009024043A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤ用ゴム組成物および空気入りタイヤ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102212887B1 (ko) * 2019-09-25 2021-02-08 금호타이어 주식회사 스노우 제동력이 유지되면서 젖은 노면에서의 제동력이 향상된 타이어용 트레드 고무 조성물
JP2021054906A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP7392356B2 (ja) 2019-09-27 2023-12-06 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
WO2023106081A1 (ja) * 2021-12-07 2023-06-15 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP7294393B1 (ja) 2021-12-07 2023-06-20 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物
JP2023089331A (ja) * 2021-12-07 2023-06-28 横浜ゴム株式会社 タイヤ用ゴム組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP7163620B2 (ja) 2022-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3064543B1 (en) Winter tire
EP2799480B1 (en) Rubber composition for tire and pneumatic tire
JP7206914B2 (ja) トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
EP3851488B1 (en) Tread rubber composition and pneumatic tire
WO2018190427A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
WO2018190429A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2019183101A (ja) タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
JP7163620B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
US10696825B2 (en) Rubber composition and pneumatic tire
JP7215304B2 (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物及びタイヤ
JP2023111992A (ja) 加硫ゴム組成物及びタイヤ
JP2019131756A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
CN111918915A (zh) 橡胶组合物和轮胎
US20210292521A1 (en) Rubber composition and tire
JP7115030B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
EP3936563B1 (en) Tire rubber composition and tire
EP3825356B1 (en) Tire rubber composition and tire
JP7378280B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
JP2019131755A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP7326966B2 (ja) ゴム組成物及びタイヤ
JP2019131757A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2018193478A (ja) タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ
JP2019203070A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
EP4079805A1 (en) Rubber composition and tire
JP2022019301A (ja) タイヤ用ゴム組成物及びタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7163620

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250