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JP2018011141A - 固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法、及び、電子機器 - Google Patents

固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法、及び、電子機器 Download PDF

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JP2018011141A
JP2018011141A JP2016137297A JP2016137297A JP2018011141A JP 2018011141 A JP2018011141 A JP 2018011141A JP 2016137297 A JP2016137297 A JP 2016137297A JP 2016137297 A JP2016137297 A JP 2016137297A JP 2018011141 A JP2018011141 A JP 2018011141A
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Abstract

【課題】一撮像フレーム中に複数回電荷の読出しを行うに当たって、複数の画素信号の各々を順にアナログ−デジタル変換する場合よりも、蓄積時間(露光時間)を短縮できるようにする。【解決手段】本開示の固体撮像装置は、光電変換部を含む画素が配置されて成る画素アレイ部、一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行う駆動部、及び、複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換部、を備える。【選択図】 図1

Description

本開示は、固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法、及び、電子機器に関する。
固体撮像装置において、光電変換部を含む画素からは、光電変換によって光電変換部に蓄積される電荷量に対してほぼ線形な画素信号が出力される。そして、固体撮像装置のダイナミックレンジは、光電変換部に蓄積できる電荷量(飽和電荷量)とノイズレベルで一義的に決まる。
但し、光電変換部に蓄えられる電荷量には限りがあることから、飽和してしまった後に発生する信号電荷を蓄えておくことができない。そのため、例えば高照度の撮影を行う場合に、光電変換部に蓄えられる電荷量を超えてしまうと、その超えた分の電荷量については、画素信号に反映されないことになるため、蓄積時間(露光時間)に対する画素信号のリニアリティを確保することができない。
その解決法として、一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行い、その複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号を加算することで、擬似的に光電変換部の飽和信号量の増加を図る手法が採られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−109503号公報
特許文献1に記載の従来技術では、複数回の電荷の読出しによって時系列で得られる複数の画素信号について、1つのアナログ−デジタル変換部で順にアナログ−デジタル変換を行うことになる。そのため、蓄積時間(露光時間)を、複数の画素信号の全てをアナログ−デジタル変換するのに要する時間、即ち、一撮像フレーム分のアナログ−デジタル変換期間よりも短くすることができない。
そこで、本開示は、一撮像フレーム中に複数回電荷の読出しを行うに当たって、複数の画素信号の各々を順にアナログ−デジタル変換する場合よりも、蓄積時間(露光時間)を短縮できる固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法、及び、電子機器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示の固体撮像装置は、
光電変換部を含む画素が配置されて成る画素アレイ部、
一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行う駆動部、及び、
複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換部、
を備える。また、上記の目的を達成するための本開示の電子機器は、上記の構成の固体撮像装置を有する。
上記の目的を達成するための本開示の固体撮像装置の駆動方法は、
光電変換部を含む画素が配置されて成る固体撮像装置の駆動に当たって、
一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行い、
複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換する。
本開示によれば、複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換することで、複数の画素信号の各々を順にアナログ−デジタル変換する場合よりも、蓄積時間(露光時間)を短縮できる。
尚、ここに記載された効果に必ずしも限定されるものではなく、本明細書中に記載されたいずれかの効果であってもよい。また、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、これに限定されるものではなく、また付加的な効果があってもよい。
図1は、本開示の第1実施形態に係る固体撮像装置のシステム構成の概略を示すシステム構成図である。 図2は、1つの画素列と2並列構成のAD変換器との接続関係を示す配線図である。 図3は、シングルスロープ型アナログ−デジタル変換器の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、シングルスロープ型AD変換器の相関二重サンプリング処理を伴う動作説明に供するタイミング波形図である。 図5は、第1実施形態に係る固体撮像装置における画素の回路構成の一例を示す回路図である。 図6は、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから2回電荷の読出しを行う場合のシャッタ動作、読出し動作、電荷の蓄積状態、及び、加算処理について模式的に示す図である。 図7は、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから1回電荷の読出しを行う場合のシャッタ動作、読出し動作、及び、電荷の蓄積状態について模式的に示す図である。 図8は、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから1回電荷の読出しを行う場合と、2回電荷の読出しを行う場合の撮影環境の明るさに対する各露光時間毎のシャッタタイミングと読出しタイミングの関係の一例を示す図である。 図9A、図9B及び図9Cは、2回電荷の読出しを行う場合の画素の具体的な回路動作について説明するタイミング波形図である。 図10は、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから3回電荷の読出しを行う場合のシャッタ動作、読出し動作、電荷の蓄積状態、及び、加算処理について模式的に示す図である。 図11は、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから4回電荷の読出しを行う場合の1つの画素列と4並列構成のAD変換器との接続関係を示す配線図である。 図12は、4並列構成の場合の画素の回路構成の一例を示す回路図である。 図13は、半導体基板外の信号処理部で加算処理する場合のシャッタ動作、読出し動作、電荷の蓄積状態、及び、加算処理について模式的に示す図である。 図14A、図14B及び図14Cは、電荷の読出しタイミングとアナログゲインとの関係について説明する図である。 図15A、図15B及び図15Cは、アナログゲインとダイナミックレンジと電荷の読出しタイミングとの関係について説明する図である。 図16は、第2実施形態に係る固体撮像装置における画素の回路構成の一例を示す回路図である。 図17A、図17B及び図17Cは、画素が有する複数の光電変換部の配置例を示す図である。 図18A及び図18Bは、複数の光電変換部を有する画素構造の従来方式1についての説明図である。 図19A及び図19Bは、複数の光電変換部を有する画素構造の従来方式2についての説明図である。 図20A及び図20Bは、複数の光電変換部を有する画素構造において、一撮像フレーム中にフォトダイオードPD1,PD2から2回電荷の読出しを行う方式についての説明図である。 図21は、積層構造の固体撮像装置の構成の概略を示す分解斜視図である。 図22は、本開示の電子機器の一例である撮像装置の構成を示すブロック図である。
以下、本開示の技術を実施するための形態(以下、「実施形態」と記述する)について図面を用いて詳細に説明する。本開示の技術は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値などは例示である。以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。尚、説明は以下の順序で行う。
1.本開示の固体撮像装置、その駆動方法、及び、電子機器、全般に関する説明
2.第1実施形態(1つの画素が1つの光電変換部を有する場合の例)
2−1.システム構成
2−2.シングルスロープ型アナログ−デジタル変換器について
2−3.画素の回路構成
2−4.画素の回路動作
3.第2実施形態(1つの画素が複数の光電変換部を有する場合の例)
4.変形例
5.本開示の電子機器
6.本開示がとることができる構成
<本開示の固体撮像装置、その駆動方法、及び、電子機器、全般に関する説明>
本開示の固体撮像装置、固体撮像装置の駆動方法、及び、電子機器において、高照度では、光ショットノイズがノイズの主要因となり、これを改善するためには光量を多く取り込むことが重要であり、一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行うことが有効となる。すなわち、複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号を加算することで、擬似的に光電変換部の飽和信号量の増加を図ることができる。
そして、複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換することで、所期の目的、即ち、蓄積時間(露光時間)の短縮化を実現できる。ここで、「並列的に」とは、同時に並列に処理を行う場合、及び、時間がずれて並列に処理を行う場合を言う。前者の処理の場合には、並列に処理する時間の全体がオーバーラップすることになり、後者の処理の場合には、並列に処理する時間の一部がオーバーラップすることになる。
上述した好ましい構成を含む本開示の固体撮像装置、その駆動方法、及び、電子機器にあっては、画素について、複数の画素信号に対応した複数の選択トランジスタを有する構成とすることができる。このとき、複数の選択トランジスタについて、複数の画素信号を並列的に選択して、対応する垂直信号線を通してアナログ−デジタル変換部に供給する構成とすることができる。
更に、上述した好ましい構成を含む本開示の固体撮像装置、その駆動方法、及び、電子機器にあっては、垂直信号線について、画素信号を画素列毎に第1の方向に伝送する第1の信号線群、及び、画素信号を画素列毎に第1の方向と反対方向の第2の方向に伝送する第2の信号線群から成る構成とすることができる。また、アナログ−デジタル変換部について、画素列毎に設けられ、第1の信号線群によって伝送される画素信号をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換器の集合、及び、画素列毎に設けられ、第2の信号線群によって伝送される画素信号をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換器の集合から成る構成とすることができる。
更に、上述した好ましい構成を含む本開示の固体撮像装置、その駆動方法、及び、電子機器にあっては、アナログ−デジタル変換器について、傾斜状の波形の参照電圧を生成する参照電圧生成部、比較器、及び、カウント部を有する構成とすることができる。比較器は、画素から垂直信号線を通して供給される画素信号と、傾斜状の波形の参照電圧とを比較し、画素信号のレベルに対応したパルス幅のパルス信号を出力する。カウント部は、比較器の比較動作の開始から終了までの比較期間において所定のクロックに同期してカウント動作を行う。そして、カウント部のカウント値をアナログ−デジタル変換後のデジタル値とする。
更に、上述した好ましい構成を含む本開示の固体撮像装置、その駆動方法、及び、電子機器にあっては、ユーザの選択に応じて、複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号について、複数の選択トランジスタを通して時系列で読み出すモードと、複数の選択トランジスタを通して同時に読み出すモードとを設定可能な構成とすることができる。
更に、上述した好ましい構成を含む本開示の固体撮像装置、その駆動方法、及び、電子機器にあっては、複数の画素信号に基づいて、アナログ−デジタル変換部から出力される複数のデジタルデータを記憶するメモリ部を備える構成とすることができる。複数のデジタルデータについては、メモリ部で加算処理することが好ましい。
また、上述した好ましい構成を含む本開示の固体撮像装置、その駆動方法、及び、電子機器にあっては、1つの画素内に複数の光電変換部を有する構成とすることができる。複数の光電変換部については、被写体像の位相差を利用して被写体との距離を測定する位相差検出に用いることが好ましい。
あるいは又、上述した好ましい構成を含む本開示の固体撮像装置、その駆動方法、及び、電子機器にあっては、画素アレイ部とアナログ−デジタル変換部とはそれぞれ、互いに積層された、異なる半導体基板に搭載されている構成とすることができる。
<第1実施形態>
本開示の第1実施形態は、1つの画素が1つの光電変換部を有する場合の例である。第1実施形態に係る固体撮像装置のシステム構成図を図1に示す。第1実施形態では、固体撮像装置として、例えばX−Yアドレス方式固体撮像装置の一種であるCMOSイメージセンサを例示している。
[システム構成]
第1実施形態に係る固体撮像装置10は、半導体基板(半導体チップ)11上に形成された画素アレイ部12と、当該画素アレイ部12と同じ半導体基板11上に集積された周辺回路部とを有する構成となっている。周辺回路部は、垂直駆動部13、アナログ−デジタル変換(以下、「AD変換」と記述する)部14,15、カラム処理部16,17、メモリ部18、及び、システム制御部19等から構成されている。
画素アレイ部12は、光電変換を行うことで、受光した光量に応じた光電荷を生成しかつ蓄積する光電変換部を含む画素20が行方向及び列方向に、即ち、行列状に2次元配置された構成となっている。ここで、行方向とは、画素行の画素の配列方向(即ち、水平方向)を言い、列方向とは、画素列の画素の配列方向(即ち、垂直方向)を言う。画素20の具体的な回路構成や画素構造の詳細については後述する。
画素アレイ部12において、行列状の画素配列に対して、画素行毎に画素駆動線(図示せず)が行方向に沿って配線され、画素列毎に例えば2本の垂直信号線31,32が列方向に沿って配線されている。画素駆動線は、画素20から信号を読み出す際の駆動を行うための、後述する駆動信号を伝送する。画素駆動線の一端は、垂直駆動部13の各行に対応した出力端に接続されている。
垂直駆動部13は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどによって構成され、画素アレイ部12の各画素20を全画素同時あるいは行単位等で駆動する。すなわち、垂直駆動部13は、当該垂直駆動部13を制御するシステム制御部19と共に、画素アレイ部12の各画素20を駆動する駆動部を構成している。この垂直駆動部13はその具体的な構成については図示を省略するが、一般的に、読出し走査系と掃出し走査系の2つの走査系を有する構成となっている。
読出し走査系は、画素20から信号を読み出すために、画素アレイ部12の画素20を行単位で順に選択走査する。画素20から読み出される信号はアナログ信号である。掃出し走査系は、読出し走査系によって読出し走査が行われる読出し行に対し、その読出し走査よりもシャッタスピードの時間分だけ先行して掃出し走査を行う。
この掃出し走査系による掃出し走査により、読出し行の画素20の光電変換部から不要な電荷が掃き出されることによって当該光電変換部がリセットされる。そして、この掃出し走査系による不要電荷の掃き出す(リセットする)ことにより、所謂、電子シャッタ動作が行われる。ここで、電子シャッタ動作とは、光電変換部の光電荷を捨てて、新たに露光を開始する(光電荷の蓄積を開始する)動作のことを言う。
読出し走査系による読出し動作によって読み出される信号は、その直前の読出し動作又は電子シャッタ動作以降に受光した光量に対応するものである。そして、直前の読出し動作による読出しタイミング又は電子シャッタ動作による掃出しタイミングから、今回の読出し動作による読出しタイミングまでの期間が、単位画素における光電荷の露光期間となる。
垂直駆動部13によって選択された画素行の各画素20から出力される画素信号は、2系統の垂直信号線31,32を通してAD変換部14,15に入力される。ここで、一方の系統の垂直信号線31は、選択行の各画素20から出力される画素信号を、画素列毎に第1の方向(画素列方向における一方側/図の上方向)に伝送する信号線群(第1の信号線群)から成る。他方の系統の垂直信号線32は、選択行の各画素20から出力される画素信号を、第1の方向と反対方向の第2の方向(画素列方向における他方側/図の下方向)に伝送する信号線群(第2の信号線群)から成る。
AD変換部14,15はそれぞれ、画素列毎に設けられたAD変換器141,151の集合(AD変換器群)から成り、画素列方向において画素アレイ部12を挟んで設けられており、2系統の垂直信号線31,32によって伝送される画素信号をAD変換する。すなわち、AD変換部14は、画素列毎に垂直信号線31によって第1の方向に伝送され、入力される画素信号をAD変換するAD変換器141の集合から成る。AD変換部15は、画素列毎に垂直信号線32によって第2の方向に伝送され、入力される画素信号をAD変換するAD変換器151の集合から成る。
AD変換部14,15でAD変換後の画素データ(デジタルデータ)は、カラム処理部16,17を介してメモリ部18に供給される。メモリ部18は、カラム処理部16を経た画素データと、カラム処理部17を経た画素データとを一時的に記憶する。また、メモリ部18では、カラム処理部16を経た画素データと、カラム処理部17を経た画素データとを加算する処理も行われる。
システム制御部19は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータなどによって構成され、当該タイミングジェネレータで生成された各種のタイミングを基に、垂直駆動部13、AD変換部14,15、及び、カラム処理部16,17などの駆動制御を行う。システム制御部19は更に、ユーザによる操作の下に、外部から入力されるモード選択信号に応じて、垂直駆動部13の動作モードの切替え制御を行う。
メモリ部18から読み出された画素データは、半導体基板11外に設けられた信号処理部51で所定の信号処理が行われた後、インターフェース52を介して出力される。信号処理部51では、例えば、一撮像フレームにおける画素データの合計や平均を求める処理が行われる。
1つの画素列と2並列構成のAD変換器141,151との接続関係を図2に示す。垂直信号線31の一端には、一方の系統のAD変換器141及び電流源41が接続されている。そして、画素20から出力される画素信号は、垂直信号線31によって第1の方向(図の上方向)に伝送され、AD変換器141に入力される。また、垂直信号線32の一端には、他方の系統のAD変換器151及び電流源42が接続されている。そして、画素20から出力される画素信号は、垂直信号線32によって第2の方向(図の下方向)に伝送され、AD変換器151に入力される。
AD変換器141,151としては、周知のAD変換器を用いることができる。周知のAD変換器として、シングルスロープ型AD変換部、逐次比較型AD変換部、又は、デルタ−シグマ変調型(ΔΣ変調型)AD変換部を例示することができる。但し、AD変換器141,151は、これらに限定されるものではない。本実施形態では、AD変換器141,151として、シングルスロープ型AD変換器を用いている。
[シングルスロープ型AD変換器について]
シングルスロープ型AD変換器の構成の一例を図3に示す。ここでは、AD変換器141について、シングルスロープ型AD変換器141として説明するが、AD変換器151もAD変換器141と同じである。
シングルスロープ型AD変換器141は、参照電圧生成部1411を備えている。参照電圧生成部1411は、時間が経過するにつれて電圧値が階段状に変化する傾斜状の波形である、所謂、ランプ(RAMP)波形の参照電圧Vrefを、AD変換に用いる基準信号として生成する。参照電圧生成部1411については、例えば、DAC(デジタル−アナログ変換)回路を用いて構成することができる。尚、参照電圧生成部1411としては、DAC回路を用いた構成のものに限られるものではない。
シングルスロープ型AD変換器141は、参照電圧生成部1411の他に、比較器(コンパレータ)1412、及び、カウント部である例えばアップ/ダウンカウンタ(図中、「U/D CNT」と記載している)1413を備えている。比較器1412は、画素20から出力される画素信号に応じた垂直信号線31の信号電圧Voutを比較入力とし、参照電圧生成部1411で生成されるランプ波(傾斜状の波形)の参照電圧Vrefを基準入力とし、両者を比較する。
そして、比較器1412は、例えば、参照電圧Vrefが信号電圧Voutよりも大きいときに出力Vcoが第1の状態(例えば、高レベル)になり、参照電圧Vrefが信号電圧Vout以下のときに出力Vcoが第2の状態(例えば、低レベル)になる。これにより、比較器1412の出力信号は、画素信号のレベルの大きさに対応したパルス幅を持つパルス信号となる。
アップ/ダウンカウンタ1413には、システム制御部19による制御の下に、比較器1412に対する参照電圧Vrefの供給開始タイミングと同じタイミングで所定のクロックCKが与えられる。アップ/ダウンカウンタ1413は、所定のクロックCKに同期してダウン(DOWN)カウント、又は、アップ(UP)カウントを行うことで、比較器1412の出力パルスのパルス幅の期間、即ち、比較器1412での比較動作の開始から比較動作の終了までの比較期間を計測する。このアップ/ダウンカウンタ1413のカウント結果(カウント値)が、アナログの画素信号をデジタル化したデジタル値となる。
固体撮像装置10では、一般的に、画素20のリセット動作時のノイズを除去するために、相関二重サンプリング(Correlated Double Sampling:CDS)によるノイズ除去処理が行わる。画素20からは、例えば、リセットレベルVrst及び信号レベルVsigの順に読み出される。リセットレベルVrstは、画素20のフローティングディフュージョンFD(図5参照)をリセットしたときのフローティングディフュージョンFDの電位に相当する。信号レベルVsigは、フォトダイオードPDに蓄積された電荷をフローティングディフュージョンFDへ転送したときのフローティングディフュージョンFDの電位に相当する。
リセットレベルVrstを先に読み出す読み出し方式においては、リセットしたときに発生するランダムノイズはフローティングディフュージョンFDで保持されているため、信号電荷を加えて読み出された信号レベルVsigには、リセットレベルVrstと同じノイズ量が保持されている。このため、信号レベルVsigからリセットレベルVrstを減算する相関二重サンプリング動作を行うことにより、これらのノイズを除去した信号を得ることが可能となる。
この相関二重サンプリング処理を、シングルスロープ型AD変換器141において、AD変換の際に並行して行うことができる。具体的には、シングルスロープ型AD変換器141では、比較器1412での比較動作の開始から比較動作の終了までの比較期間の計測動作の際に、アップ/ダウンカウンタ1413は、例えば、リセットレベルVrstに対してはダウンカウントを行い、信号レベルVsigに対してはアップカウントを行う。このダウンカウント/アップカウントの動作により、信号レベルVsigとリセットレベルVrstとの差分をとることができる。その結果、AD変換器1412によるAD変換の際に、相関二重サンプリングによるノイズ除去処理を行うことができる。図4に、シングルスロープ型AD変換器141の相関二重サンプリング処理を伴う動作説明に供するタイミング波形図を示す。
[画素の回路構成]
第1実施形態に係る固体撮像装置10における画素20の回路構成の一例を図5に示す。画素20は、光電変換部として、フォトダイオードPDを有する。画素20は、フォトダイオードPDに加えて、転送トランジスタ21、リセットトランジスタ22、増幅トランジスタ23、及び、例えば2つの選択トランジスタ241,242を有する構成となっている。
尚、本例では、転送トランジスタ21、リセットトランジスタ22、増幅トランジスタ23、及び、選択トランジスタ24(241,242)として、例えばN型MOSFETを用いている。但し、ここで例示したトランジスタ21〜24の導電型の組み合わせは一例に過ぎず、これらの導電型の組み合わせに限られるものではない。
フォトダイオードPDは、アノード電極が低電位側電源(例えば、グランド)に接続されており、受光した光をその光量に応じた電荷量の光電荷(ここでは、光電子)に光電変換してその光電荷を蓄積する。フォトダイオードPDのカソード電極は、転送トランジスタ21を介して増幅トランジスタ23のゲート電極と電気的に接続されている。ここで、増幅トランジスタ23のゲート電極が電気的に繋がった領域は、フローティングディフュージョン(浮遊拡散領域/不純物拡散領域)FDである。フローティングディフュージョンFDは、電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部である。
転送トランジスタ21のゲート電極には、高レベル(例えば、VDDレベル)がアクティブとなる転送信号TRGが垂直駆動部13から与えられる。転送トランジスタ21は、転送信号TRGに応答して導通状態となることで、フォトダイオードPDで光電変換され、当該フォトダイオードPDに蓄積された光電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタ22は、高電位側電源VDDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続されている。リセットトランジスタ22のゲート電極には、高レベルがアクティブとなるリセット信号RSTが垂直駆動部13から与えられる。リセットトランジスタ22は、リセット信号RSTに応答して導通状態となることで、フローティングディフュージョンFDの電荷を電源VDDのノードに捨てる。これにより、フローティングディフュージョンFDをリセットするリセット動作が行われる。
増幅トランジスタ23は、ゲート電極がフローティングディフュージョンFDに、ドレイン電極が高電位側電源VDDにそれぞれ接続されている。増幅トランジスタ23は、フォトダイオードPDで光電変換された電荷を、フローティングディフュージョンFDで電圧に変換して得られる画素信号を読み出すソースフォロワの入力部となる。すなわち、増幅トランジスタ23は、ソース電極が選択トランジスタ241,242を介して垂直信号線31,32に接続されている。そして、増幅トランジスタ23と、垂直信号線31,32の各一端に接続されている電流源41,42とは、フローティングディフュージョンFDの電圧を垂直信号線31,32の電位に変換するソースフォロワを構成している。
選択トランジスタ241は、例えば、ドレイン電極が増幅トランジスタ23のソース電極に接続され、ソース電極が垂直信号線31に接続されている。選択トランジスタ241のゲート電極には、高レベルがアクティブとなる選択信号SEL1が垂直駆動部13から与えられる。選択トランジスタ241は、選択信号SEL1に応答して導通状態となることで、画素20を選択状態として増幅トランジスタ23から出力される画素信号を垂直信号線31に伝達する。
選択トランジスタ242は、例えば、ドレイン電極が増幅トランジスタ23のソース電極に接続され、ソース電極が垂直信号線32に接続されている。選択トランジスタ242のゲート電極には、高レベルがアクティブとなる選択信号SEL2が垂直駆動部13から与えられる。選択トランジスタ242は、選択信号SEL2に応答して導通状態となることで、画素20を選択状態として増幅トランジスタ23から出力される画素信号を垂直信号線32に伝達する。
上記の構成の第1実施形態に係る固体撮像装置10は、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから複数回電荷の読出しを行い、その複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号を加算することを特徴としている。この電荷の複数回読出しにより、擬似的にフォトダイオードPDの飽和信号量を増加することができるため、ダイナミックレンジの拡大を図ることができる。また、高照度では、光量を多く取り込むことができることによって光ショットノイズを改善できる。
第1実施形態に係る固体撮像装置10は更に、複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にAD変換することを特徴としている。この並列的なAD変換処理により、複数の画素信号の各々を順にAD変換処理する場合には、一撮像フレーム分のAD変換期間よりも短くすることができなかった露光時間(蓄積時間)を短縮することができ、1垂直走査期間内で蓄積時間を任意に設定可能となる。
その結果、第1実施形態に係る固体撮像装置10によれば、ダイナミックレンジを拡大できることによって、高照度の撮影に対応することができる。また、露光時間を短縮できることによって、例えば動画を撮影する際の画像のブレの発生を抑えることができる。ダイナミックレンジを拡大でき、かつ、露光時間を短縮できる点について、以下に、より具体的に説明する。
本実施形態に係る固体撮像装置10では、システム制御部19による制御の下に、垂直駆動部13は、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから、例えば2回電荷の読出し駆動を行う。一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから2回電荷の読出しを行う場合のシャッタ(Shutter)動作、読出し(Read)動作、電荷の蓄積状態、及び、加算処理について図6に模式的に示す。因みに、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから1回電荷の読出しを行う場合のシャッタ動作、読出し動作、及び、電荷の蓄積状態について図7に模式的に示す。
一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから1回電荷の読出しを行う場合は、フォトダイオードPDに蓄えられる電荷量には限りがあることから、飽和してしまった後に発生する信号電荷を蓄えておくことができない。これに対し、1回の電荷読出しの場合よりも読出しスピードを早くして2回読出しを行い、メモリ部18に記憶し、かつ、加算処理を行うことで、読出し回数分倍に相当する電荷量をフォトダイオードPDから読み出すことができる。
このとき、2回の電荷読出しによって時系列で得られる2つの画素信号について、1つのAD変換部で順にAD変換を行うと、電荷の蓄積時間(露光時間)を、2つの画素信号の全てをAD変換するのに要する時間、即ち、一撮像フレーム分のAD変換期間よりも短くすることができない。
そこで、本実施形態に係る固体撮像装置10では、2回の電荷読出しに基づく2つの画素信号に対してAD変換部を2系統並列に設けた構成(2並列構成)を採っている。画素20から時系列で読み出される2つの画素信号に対してAD変換部が2系統並列に設けられていることで、時系列で読み出される2つの画素信号を、2系統のAD変換部で並列的にAD変換することができる。換言すれば、AD変換部が2系統並列に設けられていることで、1回目の電荷読出しに基づく画像信号のAD変換中に、2回目の電荷読出し及びそれに基づく画素信号のAD変換を並列的に(並行して)行うことができる。
一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから1回電荷の読出しを行う場合と、2回電荷の読出しを行う場合の撮影環境の明るさに対する各露光時間(蓄積時間)毎のシャッタタイミングと読出しタイミングの関係の一例を図8に示す。図8の上側が、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから1回電荷の読出しを行う場合のシャッタタイミング及び読出しタイミングを示しており、図8の下側が、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから2回電荷の読出しを行う場合のシャッタタイミング及び読出しタイミングを示している。
[画素の回路動作]
ここで、2回電荷の読出しを行う場合の図5に示す回路構成の画素20の具体的な回路動作について、図9A、図9B及び図9Cのタイミング波形図を用いて説明する。
図9Aは、シャッタ時の水平同期信号Hsync、選択信号SEL1、選択信号SEL2、リセット信号RST、及び、転送信号TRGのタイミング波形図である。リセット信号RST及び転送信号TRGが同時にアクティブ状態(高レベル)になることで、リセットトランジスタ22及び転送トランジスタ21が導通状態となる。これにより、フォトダイオードPDの電荷が電源VDDのノードに捨てられるシャッタ動作が行われる。
図9Bは、1回目の電荷読出し時の水平同期信号Hsync、選択信号SEL1、選択信号SEL2、リセット信号RST、及び、転送信号TRGのタイミング波形図である。選択信号SEL1がアクティブ状態となることで、選択トランジスタ241が導通状態となる。この選択信号SEL1のアクティブ期間において、リセット信号RSTがアクティブ状態となり、リセットトランジスタ22が導通状態となることで、フローティングディフュージョンFDがリセットされる。そして、このリセット時のフローティングディフュージョンFDの電位がリセットレベルVrstとして選択トランジスタ241によって垂直信号線31に読み出され、AD変換器141によってAD変換される。
続いて、転送信号TRGがアクティブ状態となり、転送トランジスタ21が導通状態となることで、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョンFDへ1回目の電荷の読出しが行われる。そして、この1回目の電荷読出し時のフローティングディフュージョンFDの電位が、1回目の電荷読出しに基づく信号レベルVsigとして選択トランジスタ241によって垂直信号線31に読み出され、AD変換器141によってAD変換される。このAD変換器141での1回目の電荷読出しに基づく画素信号のAD変換中に2回目の電荷読出しが行われる。
図9Cは、2回目の電荷読出し時の水平同期信号Hsync、選択信号SEL1、選択信号SEL2、リセット信号RST、及び、転送信号TRGのタイミング波形図である。選択信号SEL2がアクティブ状態となることで、選択トランジスタ242が導通状態となる。この選択信号SEL2のアクティブ期間において、リセット信号RSTがアクティブ状態となり、リセットトランジスタ22が導通状態となることで、フローティングディフュージョンFDがリセットされる。そして、このリセット時のフローティングディフュージョンFDの電位がリセットレベルVrstとして選択トランジスタ242によって垂直信号線31に読み出され、AD変換器141によってAD変換される。
続いて、転送信号TRGがアクティブ状態となり、転送トランジスタ21が導通状態となることで、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョンFDへ2回目の電荷の読出しが行われる。そして、この2回目の電荷読出し時のフローティングディフュージョンFDの電位が、2回目の電荷読出しに基づく信号レベルVsigとして選択トランジスタ242によって垂直信号線32に読み出され、AD変換器151によってAD変換される。
このように、画素20から時系列で読み出される2つの画素信号に対してAD変換部が2系統並列に設けられていることで、2つの画素信号を別々のAD変換部で並列的にAD変換を行うことができる。これにより、2つの画素信号の各々を1つのAD変換部で順にAD変換する場合よりも、電荷の蓄積時間(露光時間)を短縮することができる。
(3並列構成の例)
尚、本実施形態に係る固体撮像装置10では、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから2回電荷の読出しを行う場合を例に挙げて説明したが、フォトダイオードPDからの電荷の読出し回数は2回に限られるものではなく、3回以上の複数回読出しとすることもできる。一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから3回電荷の読出しを行う場合のシャッタ動作、読出し動作、電荷の蓄積状態、及び、加算処理について図10に模式的に示す。この場合、AD変換部は3並列構成となる。
(4並列構成の例)
また、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから4回電荷の読出しを行う場合の1つの画素列と4並列構成のAD変換器との関係を図11に示し、4並列構成の場合の画素20の回路構成の一例を図12に示す。
4並列構成の場合には、システム制御部19による制御の下に、垂直駆動部13は、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから4回電荷の読出し駆動を行う。この4回の電荷読出しに対応して、画素20は、4つの選択トランジスタ241〜244を備えている。また、画素列毎に、4系統の垂直信号線31〜34が配線されている。そして、選択トランジスタ241が1回目に読出しに伴う画素信号を選択して垂直信号線31に出力し、選択トランジスタ242が2回目に読出しに伴う画素信号を選択して垂直信号線32に出力する。また、選択トランジスタ243が3回目に読出しに伴う画素信号を選択して垂直信号線33に出力し、選択トランジスタ244が4回目に読出しに伴う画素信号を選択して垂直信号線34に出力する。
垂直信号線31及び垂直信号線33は、画素20から出力される画素信号を第1の方向(画素列方向における一方側/図の上方向)に伝送し、垂直信号線32及び垂直信号線34は、画素20から出力される画素信号を第2の方向(画素列方向における他方側/図の下方向)に伝送する。垂直信号線31の一端には、AD変換器(ADC1)141及び電流源41が接続され、垂直信号線33の一端には、AD変換器(ADC3)142及び電流源43が接続されている。また、垂直信号線32の一端には、AD変換器(ADC2)151及び電流源42が接続され、垂直信号線34の一端には、AD変換器(ADC4)152及び電流源44が接続されている。
(半導体基板外で加算処理する例)
本実施形態に係る固体撮像装置10では、画素アレイ部12と同じ半導体基板11に搭載されたメモリ部18において、AD変換後の複数の画素データを加算するとしたが、半導体基板11上のメモリ部18での加算処理に限られるものではない。すなわち、メモリ部18を半導体基板11外に設け、この半導体基板11外のメモリ部18で複数の画素データを加算処理する構成を採ることもできるし、メモリ部18ではなく、半導体基板11外の信号処理部41(図1参照)で複数の画素データを加算処理する構成を採ることもできる。
半導体基板11外の信号処理部41で加算処理する場合のシャッタ動作、読出し動作、電荷の蓄積状態、及び、加算処理について図13に模式的に示す。ここでは、一撮像フレーム中にフォトダイオードPDから2回電荷の読出しを行う場合を例示しているが、3回電荷の読出しを行う場合や4回電荷の読出しを行う場合などにも、半導体基板11外の信号処理部41で加算処理を行うようにすることができる。
[応用例]
以上説明した第1実施形態に係る固体撮像装置10において、例えば4回の読出し(Read1,Read2,Read3,Read4)を全て分割で行うのではなく、一部同時に読出しを行うことで、アナログゲインがかかっているように信号レベルを制御することができる。これにより、同時に読出しが行われたAD変換部では、蓄えられる電荷量が増えるためノイズ低減の効果を得ることができる。そして、一撮像フレーム中におけるフォトダイオードPDからの電荷の読出し回数が、Read1,Read2,Read3,Read4,Read5,・・・というように増えると、アナログゲインの分解能が上がる。
ここでは、電荷の読出し回数が4回(AD変換部が4並列構成)の場合を例に挙げて電荷の読出しタイミングについて説明する。図14Aは、アナログゲインが1.0倍のモードの例である。図14Aに示すように、一撮像フレーム中(垂直同期期間)において、1回目、2回目、3回目、4回目の各読出し動作を時系列で順に行うことで、擬似的にフォトダイオードPDの飽和信号量を増加することができるため、ダイナミックレンジの拡大を図ることができる。
これに対し、電荷の読出しタイミングを制御することによってアナログゲインを変え、ダイナミックレンジを狭めることもできる。図14Bは、アナログゲインが1.5倍のモードの例である。図14Bに示すように、1回目の読出し動作と2回目の読出し動作とを同じタイミングで行い、以降、3回目及び4回目の各読出し動作を順に行うことで、アナログゲインを1.5倍にし、ダイナミックレンジをアナログゲインが1.0倍の場合よりも狭くすることができる。
図14Cは、アナログゲインが2.0倍のモードの例である。図14Cに示すように、1回目の読出し動作と2回目の読出し動作とを同じタイミングで行い、その後、3回目の読出し動作と4回目の読出し動作とを同じタイミングで行うことで、アナログゲインを2.0倍にし、ダイナミックレンジをアナログゲインが1.5倍の場合よりも更に狭くすることができる。
アナログゲインが1.0倍のモード、アナログゲインが1.5倍のモード、アナログゲインが2.0倍のモードの各モードについては、ユーザによって任意に選択可能である。例えば、ユーザが操作部(図示せず)から上記のいずれかのモードを選択するためのモード選択信号をシステム制御部19に与えるようにする。すると、システム制御部19は、モード選択信号を受けて、上記のいずれかのモードを実行するように垂直駆動部13の動作モードを設定する。
続いて、アナログゲインとダイナミックレンジと電荷の読出しタイミングとの関係について、図15A、図15B及び図15Cを用いて説明する。ここでは、電荷の読出し回数が2回(AD変換部が2並列構成)の場合を例に挙げて説明する。
図15Aは、アナログゲインが1.0倍のモードの例である。図15Aに示すように、一撮像フレーム中(垂直同期期間)において、1回目及び2回目の各読出し動作を時系列で順に行うことで、擬似的にフォトダイオードPDの飽和信号量を増加することができるため、ダイナミックレンジの拡大を図ることができる。
図15Bは、アナログゲインが2.0倍で、1回目及び2回目の各読出し動作を時系列で順に行うモードの例である。アナログゲインを2.0倍にすると、ダイナミックレンジが半分になる。そして、ダイナミックレンジが半分になることにより、暗い被写体を明るく撮像できる。図15Cは、アナログゲインが2.0倍で、1回目及び2回目の各読出し動作を同じタイミング(同時読出し)とし、同時にAD変換するモードの例である。アナログゲインを2.0倍にし、かつ、同時読出しとすることにより、ダイナミックレンジが半分になるものの、暗い被写体を明るく撮像でき、しかも、同時読出しによる2系統の画素信号間の時間差を無くすことができる。
アナログゲインが1.0倍のモード、アナログゲインが2.0倍で、読出し動作を時系列で順に行うモード、アナログゲインが2.0倍で、同時読出し(同時AD変換)とするモードの各モードの設定については、ユーザによって任意に選択可能である。例えば、ユーザが操作部(図示せず)から上記のいずれかのモードを選択するためのモード選択信号をシステム制御部19に与えるようにする。すると、システム制御部19は、モード選択信号を受けて、上記のいずれかのモードを実行するように垂直駆動部13の動作モードを設定する。
<第2実施形態>
本開示の第2実施形態は、1つの画素が複数の光電変換部を有する場合の例である。第2実施形態に係る固体撮像装置における画素の回路構成を図16に示す。第2実施形態でも、固体撮像装置として、CMOSイメージセンサを例示している。
第2実施形態に係る固体撮像装置において、画素20は、複数の光電変換部、例えば2つのフォトダイオードPD1,PD2を有しており、これに対応して2つの転送トランジスタ211,212を備えている。転送トランジスタ211は、垂直駆動部13から与えられる転送信号TRG1に応答して導通状態になることで、フォトダイオードPD1の電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。転送トランジスタ212は、垂直駆動部13から与えられる転送信号TRG2に応答して導通状態になることで、フォトダイオードPD2の電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。
第2実施形態に係る固体撮像装置においても、一撮像フレーム中にフォトダイオードPD1,PD2から複数回電荷の読出しが行われる。第2実施形態に係る固体撮像装置のシステム構成については、基本的に、図1に示す第1実施形態に係る固体撮像装置と同様のシステム構成となる。すなわち、第2実施形態に係る固体撮像装置も、電荷の読出し回数に対応した系統のAD変換部を備えており、電荷の複数回読出しに基づく複数の画素信号について、複数系統のAD変換部で並列的にAD変換するシステム構成となっている。
画素20が有する2つのフォトダイオードPD1,PD2については、第2実施形態に係る固体撮像装置を用いる、カメラ等の撮像装置において、自動的にピントを合わせる位相差方式のオートフォーカスに用いることができる。位相差方式のオートフォーカスは、2つのセンサーを用いて被写体像の位相差を利用し、被写体と撮像レンズとの間の距離を測定してピントを合わせる方式である。この位相差方式のオートフォーカスの2つのセンサーとして、2つのフォトダイオードPD1,PD2を用いることができる。
2つのフォトダイオードPD1,PD2を用いる位相差方式のオートフォーカスについて、より具体的に説明する。フォトダイオードPD1とフォトダイオードPD2とは、形成位置が異なることにより、2つのフォトダイオードPD1,PD2によって得られる被写体像にずれが生じる。この被写体像のずれから、位相ずれ量(位相差)を算出してデフォーカス量を求める。そして、このデフォーカス量に基づいて、撮像レンズの光軸方向における位置調整を行うことで、オートフォーカスを達成することができる。
2つのフォトダイオードPD1,PD2の配置については、図17Aに示すように、X方向に並べる配置(図17Aの左側)や、Y方向に並べる配置(図17Aの右側)とすることができる。X方向に並べる配置の場合、2つのフォトダイオードPD1,PD2によってX方向の位相差を検出することができる。Y方向に並べる配置の場合、2つのフォトダイオードPD1,PD2によってY方向の位相差を検出することができる。
ここでは、画素20が2つのフォトダイオードPD1,PD2を有する画素構成を例示したが、この画素構成に限られるものではない。例えば、図17Bに示すように、画素20が3つのフォトダイオードPD1,PD2,PD3を有する画素構成や、図17Cに示すように、4つのフォトダイオードPD1,PD2,PD3,PD4をスクウェア配列した画素構成などであってもよい。
因みに、4つのフォトダイオードPD1,PD2,PD3,PD4がスクウェア配列された画素構成の場合は、フォトダイオードPD1及びフォトダイオードPD3の加算結果と、フォトダイオードPD2及びフォトダイオードPD4の加算結果とから、X方向の位相差を検出することができる。また、フォトダイオードPD1及びフォトダイオードPD2の加算結果と、フォトダイオードPD3及びフォトダイオードPD4の加算結果とから、Y方向の位相差を検出することができる。
ところで、複数のフォトダイオード、例えば2つのフォトダイオードPD1,PD2を有する画素20においては、図18Aに示すように、例えばフォトダイオードPD1が飽和すると、その画素の露光時間(蓄積時間)に対する画素信号のリニアリティを確保することができない(従来方式1)。具体的には、図18Bに示すように、フォトダイオードPD1が飽和すると、フォトダイオードPD1の電荷とフォトダイオードPD2の電荷とを合成して得られる画素信号のリニアリティが損なわれる(崩れる)。
この従来方式1に対して、図19Aに示すように、2つのフォトダイオードPD1,PD2間にブルーミングパスBPを設けることで、露光時間に対する画素信号のリニアリティを確保することができる(従来方式2)。しかしながら、ブルーミングパスBPを設けることにより、図19Bに示すように、露光期間Xにおけるリニアリティを確保できるものの、フォトダイオードPD1,PD2個々の飽和電荷量が、ブルーミングパスBPを設けない場合に比べて少なくなるため、単独のフォトダイオードとして使えるレンジが制限される。すなわち、画素20を位相差検出用画素として使用できる範囲が制限される。また、ブルーミングパスBPを全ての画素に対して精度良く加工することは難しい。
第2実施形態に係る固体撮像装置では、第1実施形態に係る固体撮像装置の場合と同様に、一撮像フレーム中にフォトダイオードPD1,PD2から複数回電荷の読出しを行うようにしている。具体的には、図20Aに示すように、一撮像フレーム中にフォトダイオードPD1,PD2から例えば2回電荷の読出しを行うようにしている。
この電荷の複数回読出しにより、2つのフォトダイオードPD1,PD2間にブルーミングパスBPを形成しなくても、図20Bに示すように、2つのフォトダイオードPD1,PD2を有する画素20の画素信号の露光時間に対するリニアリティを確保することができる。しかも、ブルーミングパスBPが存在しないことで、位相差検出用画素として使用できる範囲が制限されることもない。すなわち、第2実施形態に係る固体撮像装置によれば、ダイナミックレンジの拡大及び位相差検出の両方の機能を果たすことができる。
<変形例>
以上、本開示の技術について、好ましい実施形態に基づき説明したが、本開示の技術はこれらの実施形態に限定されるものではない。上記の各実施形態において説明した固体撮像装置の構成、構造は例示であり、適宜、変更することができる。
例えば、上記の各実施形態では、転送トランジスタ21、リセットトランジスタ22、増幅トランジスタ23、及び、選択トランジスタ24(241,242)の4つの機能トランジスタ(Tr)を有する、所謂、4Tr構成の画素20をベースとする場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。
例えば、増幅トランジスタ23のドレイン電位の制御によって増幅トランジスタ23に選択トランジスタ24の機能を持たせた、所謂、3Tr構成の画素20をベースとする場合に対しても本開示の技術を適用することができる。3Tr構成の画素20をベースとする場合には、増幅トランジスタ23を電荷の読出し回数に対応する数だけ設け、これら複数の増幅トランジスタ23のドレイン電位を制御することにより、上記の各実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。
また、上記の各実施形態では、半導体基板11上に画素アレイ部12と共に、AD変換部14,15やメモリ部18を搭載した、所謂、平置構造の固体撮像装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、平置構造の固体撮像装置への適用に限られるものではない。すなわち、複数の半導体基板が互いに積層されて成る、所謂、積層構造の固体撮像装置にも適用することができる。積層構造の固体撮像装置としては、例えば図21に示すように、画素アレイ部12が形成された半導体基板61、メモリ部18が形成された半導体基板62、並びに、AD変換部14,15及びカラム処理部16,17が形成された半導体基板63が積層されて成る固体撮像装置10を例示することができる。
この積層構造の固体撮像装置10によれば、1層目の半導体基板61として画素アレイ部12を形成できるだけの大きさ(面積)のもので済むため、1層目の半導体基板61のサイズ(面積)、ひいては、チップ全体のサイズを小さくできる。更に、1層目の半導体基板61には画素の作成に適したプロセスを適用でき、2層目、3層目の半導体基板62,63には回路の作成に適したプロセスを適用できるため、固体撮像装置10の製造に当たって、プロセスの最適化を図ることができるメリットもある。
また、積層構造の固体撮像装置10において、画素アレイ部12から読み出された画素信号については、AD変換部14,15でデジタルデータに変換した後、図示せぬメモリコントローラによる制御の下に、高速にメモリ部18に書き込むことができる。そして、メモリ部18に書き込んデジタルデータについては、メモリコントローラによる制御の下に、低速にカラム処理部16,17等の信号処理部へ読み出すことができる。これにより、画素アレイ部12からメモリ部18へ画素信号を瞬時に読み出し、メモリ部18からゆっくり読み出して信号処理を行うことができるため、歪みの少ない高画質の画像を得ることができる。
尚、ここでは、3層の積層構造を例示したが、これに限られるものではなく、2層の積層構造であってもよいし、4層以上の積層構造であってもよい。
<本開示の電子機器>
上述した第1、第2実施形態に係る固体撮像装置は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置や、携帯電話機などの撮像機能を有する携帯端末装置や、画像読取部に固体撮像装置を用いる複写機などの電子機器全般において、その撮像部(画像取込部)として用いることができる。尚、固体撮像装置はワンチップとして形成された形態であってもよいし、撮像部と、信号処理部又は光学系とがまとめてパッケージングされた撮像機能を有するモジュール状の形態であってもよい。電子機器に搭載される上記モジュール状の形態、即ち、カメラモジュールを撮像装置とする場合もある。
[撮像装置]
図22は、本開示の電子機器の一例である撮像装置の構成を示すブロック図である。図22に示すように、本例に係る撮像装置100は、レンズ群等を含む光学系101、撮像部102、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、操作系107、及び、電源系108等を有している。そして、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、操作系107、及び、電源系108がバスライン109を介して相互に接続された構成となっている。
光学系101は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで撮像部102の撮像面上に結像する。撮像部102は、光学系101によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。DSP回路103は、一般的なカメラ信号処理、例えば、ホワイトバランス処理、デモザイク処理、ガンマ補正処理などを行う。
フレームメモリ104は、DSP回路103での信号処理の過程で適宜データの格納に用いられる。表示装置105は、液晶表示装置や有機EL(electro luminescence)表示装置などのパネル型表示装置から成り、撮像部102で撮像された動画又は静止画を表示する。記録装置106は、撮像部102で撮像された動画又は静止画を、可搬型の半導体メモリや、光ディスク、HDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体に記録する。
操作系107は、ユーザによる操作の下に、本撮像装置100が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源系108は、DSP回路103、フレームメモリ104、表示装置105、記録装置106、及び、操作系107の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
上記の構成の撮像装置100において、撮像部102として、先述した第1、第2実施形態に係る固体撮像装置を用いることができる。第1、第2実施形態に係る固体撮像装置は、ダイナミックレンジを拡大できるとともに、露光時間を短縮できる。従って、撮像部102として、第1、第2実施形態に係る固体撮像装置を用いることにより、高照度の撮影に対応することができるとともに、例えば動画を撮影する際の画像のブレの発生を抑えることができる。
<本開示がとることができる構成>
尚、本開示は、以下のような構成をとることもできる。
[1]光電変換部を含む画素が配置されて成る画素アレイ部、
一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行う駆動部、及び、
複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換部、
を備える固体撮像装置。
[2]画素は、複数の画素信号に対応した複数の選択トランジスタを有しており、
複数の選択トランジスタは、複数の画素信号を並列的に選択して、対応する垂直信号線を通してアナログ−デジタル変換部に供給する、
上記[1]に記載の固体撮像装置。
[3]垂直信号線は、画素信号を画素列毎に第1の方向に伝送する第1の信号線群、及び、画素信号を画素列毎に第1の方向と反対方向の第2の方向に伝送する第2の信号線群から成り、
アナログ−デジタル変換部は、画素列毎に設けられ、第1の信号線群によって伝送される画素信号をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換器の集合、及び、画素列毎に設けられ、第2の信号線群によって伝送される画素信号をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換器の集合から成る、
上記[2]に記載の固体撮像装置。
[4]アナログ−デジタル変換器は、
傾斜状の波形の参照電圧を生成する参照電圧生成部、
画素から垂直信号線を通して供給される画素信号と、傾斜状の波形の参照電圧とを比較し、画素信号のレベルに対応したパルス幅のパルス信号を出力する比較器、及び、
比較器の比較動作の開始から終了までの比較期間において所定のクロックに同期してカウント動作を行うカウント部、
を有し、カウント部のカウント値をアナログ−デジタル変換後のデジタル値とする、
上記[3]に記載の固体撮像装置。
[5]ユーザの選択に応じて、複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号について、複数の選択トランジスタを通して時系列で読み出すモードと、複数の選択トランジスタを通して同時に読み出すモードとを設定可能である、
上記[1]乃至[4]のいずれかに記載の固体撮像装置。
[6]複数の画素信号に基づいて、アナログ−デジタル変換部から出力される複数のデジタルデータを記憶するメモリ部を備える、
上記[1]乃至[5]のいずれかに記載の固体撮像装置。
[7]複数のデジタルデータは、メモリ部で加算処理される、
上記[6]に記載の固体撮像装置。
[8]1つの画素内に複数の光電変換部を有する、
上記[1]乃至[7]のいずれかに記載の固体撮像装置。
[9]複数の光電変換部は、被写体像の位相差を利用して被写体との距離を測定する位相差検出に用いられる、
上記[8]に記載の固体撮像装置。
[10]画素アレイ部とアナログ−デジタル変換部とはそれぞれ、互いに積層された、異なる半導体基板に搭載されている、
上記[1]乃至[9]のいずれかに記載の固体撮像装置。
[11]光電変換部を含む画素が配置されて成る固体撮像装置の駆動に当たって、
一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行い、
複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換する、
固体撮像装置の駆動方法。
[12]光電変換部を含む画素が配置されて成る画素アレイ部、
一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行う駆動部、及び、
複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換部、
を備える固体撮像装置を有する電子機器。
10・・・固体撮像装置、11・・・半導体基板(半導体チップ)、12・・・画素アレイ部、13・・・垂直駆動部、14,15・・・AD変換部(アナログ−デジタル変換部)、16,17・・・カラム処理部、18・・・メモリ部、19・・・システム制御部、20・・・画素、21・・・フォトダイオード(光電変換部)、22・・・転送トランジスタ、23・・・リセットトランジスタ、24・・・増幅トランジスタ、251,252・・・選択トランジスタ、31〜34・・・垂直信号線、41〜44・・・電流源、51・・・信号処理部、52・・・インターフェース、141,142,151,132・・・AD変換器、1411・・・参照電圧生成部、1412・・・比較器(コンパレータ)、1413・・・アップ/ダウンカウンタ(カウント部)

Claims (12)

  1. 光電変換部を含む画素が配置されて成る画素アレイ部、
    一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行う駆動部、及び、
    複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換部、
    を備える固体撮像装置。
  2. 画素は、複数の画素信号に対応した複数の選択トランジスタを有しており、
    複数の選択トランジスタは、複数の画素信号を並列的に選択して、対応する垂直信号線を通してアナログ−デジタル変換部に供給する、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 垂直信号線は、画素信号を画素列毎に第1の方向に伝送する第1の信号線群、及び、画素信号を画素列毎に第1の方向と反対方向の第2の方向に伝送する第2の信号線群から成り、
    アナログ−デジタル変換部は、画素列毎に設けられ、第1の信号線群によって伝送される画素信号をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換器の集合、及び、画素列毎に設けられ、第2の信号線群によって伝送される画素信号をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換器の集合から成る、
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. アナログ−デジタル変換器は、
    傾斜状の波形の参照電圧を生成する参照電圧生成部、
    画素から垂直信号線を通して供給される画素信号と、傾斜状の波形の参照電圧とを比較し、画素信号のレベルに対応したパルス幅のパルス信号を出力する比較器、及び、
    比較器の比較動作の開始から終了までの比較期間において所定のクロックに同期してカウント動作を行うカウント部、
    を有し、カウント部のカウント値をアナログ−デジタル変換後のデジタル値とする、
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. ユーザの選択に応じて、複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号について、複数の選択トランジスタを通して時系列で読み出すモードと、複数の選択トランジスタを通して同時に読み出すモードとを設定可能である、
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  6. 複数の画素信号に基づいて、アナログ−デジタル変換部から出力される複数のデジタルデータを記憶するメモリ部を備える、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  7. 複数のデジタルデータは、メモリ部で加算処理される、
    請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 1つの画素内に複数の光電変換部を有する、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  9. 複数の光電変換部は、被写体像の位相差を利用して被写体との距離を測定する位相差検出に用いられる、
    請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 画素アレイ部とアナログ−デジタル変換部とはそれぞれ、互いに積層された、異なる半導体基板に搭載されている、
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  11. 光電変換部を含む画素が配置されて成る固体撮像装置の駆動に当たって、
    一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行い、
    複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換する、
    固体撮像装置の駆動方法。
  12. 光電変換部を含む画素が配置されて成る画素アレイ部、
    一撮像フレーム中に光電変換部から複数回電荷の読出しを行う駆動部、及び、
    複数回の電荷の読出しに基づく複数の画素信号の各々を並列的にアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換部、
    を備える固体撮像装置を有する電子機器。
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