JP2018008914A - 抗脳腫瘍剤及び脳腫瘍治療用医薬組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の抗脳腫瘍剤は、アモキサピン又はその薬学的に許容できる塩を有効成分として含有する。
【選択図】なし
Description
mTOR複合体1(mTORC1)は、mTOR、Raptor、GβL(mLST8)、及びDeptorから構成され、ラパマイシンによって部分的に阻害される。mTORC1は、増殖因子、栄養素、又はエネルギーの利用状況を反映する多くのシグナルを統合して、条件が良い時には細胞増殖を促進し、ストレス条件下や条件が良くない時には分解過程を亢進させる。mTORC1によるシグナル伝達経路の制御には様々ながん抑制遺伝子、及びがん遺伝子が関わっていることが知られている。
また、mTOR複合体2(mTORC2)は、mTOR、Rictor、GβL、Sin1、PRR5/Protor−1、及びDeptorから構成され、Aktを活性化することによって細胞の生存を促進する。
mTORは、細胞の栄養状態を反映し、蛋白合成、細胞増殖、血管新生、免疫などを制御する。mTOR阻害剤は、抗癌剤、免疫抑制剤として実用化されている。
このため、脳腫瘍への特異性が高く、脳腫瘍の治療に有効な治療薬が求められていた。
[1]アモキサピン又はその薬学的に許容できる塩を有効成分として含有することを特徴とする抗脳腫瘍剤。
[2]脳腫瘍が神経膠腫(グリオーマ)である[1]に記載の抗脳腫瘍剤。
[3][1]又は[2]に記載の抗脳腫瘍剤及び薬学的に許容できる担体を含むことを特徴とする脳腫瘍治療用医薬組成物。
一実施形態において、本発明は、アモキサピン又はその薬学的に許容できる塩を有効成分として含有する抗脳腫瘍剤を提供する。
上記実験系による脳腫瘍の治療に有効な化合物のスクリーニング方法について、以下に詳細に説明する。
まず、マウスのグリオーマ細胞(以下、「コントロール細胞」と称する場合がある。)と、マウスのTsc1遺伝子が欠損し、mTORが活性化されたグリオーマ細胞(以下、「Tsc1遺伝子欠損細胞」と称する場合がある。)と、をそれぞれ同じ細胞数となるように播種する。mTORC1の活性が高いほど、神経膠腫(グリオーマ)の予後が悪いことが知られていることから、Tsc1遺伝子欠損細胞は、より悪性度の高いグリオーマ(例えば、膠芽腫(グリオブラストーマ)等)のモデル細胞である。
ここで、「生存率(%)」とは、[(特定の被検化合物処理後の生存細胞数)÷(特定の被検化合物未処理での生存細胞数)×100]で算出された値である。例えば、化合物A未処理での生存細胞数が100個であり、化合物A処理後の生存細胞数が80個である場合、生存率は80%となる。
次いで、それぞれの被検化合物において、Tsc1遺伝子欠損細胞における生存率(%)とコントロール細胞における生存率(%)とを比較し、Tsc1遺伝子欠損細胞における生存率(%)が低い被検化合物をスクリーニングする。
本発明者は、スクリーニングした被検化合物のうち、13種類の被検化合物では、上記実験系によるスクリーニング方法において、高い再現性が得られることを明らかにした。さらに、13種類の被検化合物のうち、アモキサピン、モキシフロキサシン、及びクリンダマイシンの3つの化合物が抗脳腫瘍剤として有効であることを初めて明らかにし(後述の実施例1及び図1(A)〜(C)参照。)、本発明を完成するに至った。
一実施形態において、本発明の抗脳腫瘍剤は、アモキサピン又はその薬学的に許容できる塩を有効成分として含有する。
本発明者により、アモキサピン又はその薬学的に許容できる塩が抗脳腫瘍剤として有効であることが初めて明らかとなった。
酸付加塩としては、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸等の無機酸との塩;酢酸、ギ酸、プロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機酸との塩が挙げられる。
塩基性塩としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化マグネシウム等の無機塩基との塩;カフェイン、ピペリジン、トリメチルアミン、ピリジン等の有機塩基との塩が挙げられる。
治療対象として限定はされず、ヒト又はヒト以外の哺乳動物が挙げられ、ヒトが好ましい。
前記脳腫瘍としては、発生頻度の高く代表的な神経膠腫(グリオーマ)、下垂体腺腫、神経鞘腫等が挙げられる。中でも、本実施形態の抗脳腫瘍剤の治療対象となる脳腫瘍は、神経膠腫(グリオーマ)であることが好ましい。
グリオーマには、様々な種類及び悪性度があり、例えば、表1に示すように分類できる。
本実施形態の抗脳腫瘍剤は、上述した全ての種類又は悪性度のグリオーマを効果的に治療することができ、特に、高悪性度のグリオーマであるグレード3、4の膠芽腫(グリオブラストーマ)を効果的に治療することができる。
他の実施形態において、本発明の抗脳腫瘍剤は、モキシフロキサシン又はその薬学的に許容できる塩を有効成分として含有する。
本発明者により、モキシフロキサシン又はその薬学的に許容できる塩が抗脳腫瘍剤として有効であることが初めて明らかとなった。
酸付加塩及び塩基性塩としては、上述の<アモキサピン>において例示されたものと同様のものが挙げられる。
治療対象として限定はされず、ヒト又はヒト以外の哺乳動物が挙げられ、ヒトが好ましい。
他の実施形態において、本発明の抗脳腫瘍剤は、クリンダマイシン又はその薬学的に許容できる塩を有効成分として含有する。
本発明者により、クリンダマイシン又はその薬学的に許容できる塩が抗脳腫瘍剤として有効であることが初めて明らかとなった。
酸付加塩及び塩基性塩としては、上述の<アモキサピン>において例示されたものと同様のものが挙げられる。
治療対象として限定はされず、ヒト又はヒト以外の哺乳動物が挙げられ、ヒトが好ましい。
一実施形態において、本発明は、上述の抗脳腫瘍剤及び薬学的に許容できる担体を含む脳腫瘍治療用医薬組成物を提供する。
本実施形態の脳腫瘍治療用医薬組成物は、治療的に有効量の上述の抗脳腫瘍剤及び薬学的に許容されうる担体を含む。薬学的に許容されうる担体としては、通常製剤に用いられる賦形剤、希釈剤、増量剤、崩壊剤、安定剤、保存剤、緩衝剤、乳化剤、芳香剤、着色剤、甘味料、粘稠剤、矯味剤、溶解補助剤、添加剤等が挙げられる。これら担体の1種以上を用いることにより、注射剤、液剤、カプセル剤、懸濁剤、乳剤、又はシロップ剤等の形態の医薬組成物を調製することができる。
または、水もしくはそれ以外の薬学的に許容し得る液との無菌性溶液、又は懸濁液剤の注射剤の形で非経口的に使用されるものが挙げられる。更には、薬理学上許容される担体又は希釈剤、具体的には、滅菌水や生理食塩水、植物油、乳化剤、懸濁剤、界面活性剤、安定剤、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、結合剤等と適宜組み合わせて、一般に認められた製薬実施に要求される単位用量形態で混和することによって製剤化されたものが挙げられる。
本実施形態の脳腫瘍治療用医薬組成物は、患者又は患畜の年齢、性別、体重、症状、治療方法、投与方法、処理時間等を勘案して適宜調節される。また、投与方法としては、例えば、動脈内注射、静脈内注射、皮下注射、鼻腔内的、腹腔内的、経気管支的、筋内的、経皮的、または経口的に当業者に公知の方法が挙げられる。
本発明の一側面は、脳腫瘍の治療のための上述の抗脳腫瘍剤を含む医薬組成物を提供する。
また、本発明の一側面は、治療的に有効量の上述の抗脳腫瘍剤、並びに薬学的に許容されうる担体又は希釈剤を含む脳腫瘍治療用医薬組成物を提供する。
また、本発明の一側面は、前記医薬組成物を含む、脳腫瘍の治療剤を提供する。
また、本発明の一側面は、脳腫瘍の治療剤を製造するための上述の抗脳腫瘍剤の使用を提供する。
また、本発明の一側面は、上述の抗脳腫瘍剤の有効量を、治療を必要とする患者に投与することを含む、脳腫瘍の治療方法を提供する。
(1)マウスTsc1遺伝子欠損細胞の作製
まず、Tsc1f/f;Rosa26−CreERT2マウスの脳室下帯(subventricular zone:SVZ)から神経幹/前駆細胞 (neural stem/progenitor cell: NSPC)を単離した。次いで、NSPCをCostar(登録商標) Ultra−LOW 付着性マルチウェルプレート(コースター社製)に播種し、血清不含のNSPC培地を用いて培養した。NSPC培地の組成成分としては、DMEM/F12培地(ライフテクノロジー社製)、B27(登録商標)サプリメント(ライフテクノロジー社製)、50U/mLペニシリン、0.5%ストレプトマイシン(ライフテクノロジー社製))、20ng/mLヒトFGF2(和光社製)、及び20ng/mLヒトEGF(シグマ社製)である。
次いで、Tsc1遺伝子欠損細胞及びコントロール細胞をそれぞれ同じ細胞数となるように384ウェルプレート(コーニング社製)に播種し、ドラッグライブラリに登録されている複数の化合物を、1μM、5μM、及び20μMと濃度をふって添加し、48時間培養した。使用したドラックライブラリとしては、FDA−approved drug library(ENZO;CB−ML−2841J0100)、ICCB known bioactives library(ENZO;CB−BML−2840J0100)、kinase inhibitor library(ENZO;CB−BML−2832J0100)、fatty acid library(ENZO;CB−BML−2803J0100) 、及び phosphatase inhibitor library(ENZO;CB―BML−2834J0100)である。また、細胞生存率を算出するために、化合物未処理のTsc1遺伝子欠損細胞及びコントロール細胞も準備した。
さらに、そのうち、13種類の化合物について、高い再現性が得られた。中でも、アモキサピン、モキシフロキサシン、及びクリンダマイシンの3つの化合物が抗脳腫瘍剤として有効であることが初めて明らかとなった。
アモキサピン、モキシフロキサシン、及びクリンダマイシンを用いた場合におけるTsc1遺伝子欠損細胞及びコントロール細胞での細胞生存率を図1(A)〜(C)に示す。図1(A)〜(C)において、横軸はそれぞれの化合物の細胞に添加した濃度を示し、縦軸は、細胞生存率(%)を示す。また、図1(A)〜(C)において、「Control」は、コントロール細胞を示し、「Tsc1−/−」はTsc1遺伝子欠損細胞を示す。
(1)アモキサピン処理
細胞としては、ヒト膠芽腫(glioblastoma;GBM)患者由来細胞株であるTGS−01及びTGS−04を用いた。次いで、20μMのアモキサピンを添加、又は無添加条件下において、TGS−01及びTGS−04をそれぞれ30分間培養した。
次いで、アモキサピン処理及び未処理のTGS−01及びTGS−04に、JC−10 dye buffer(アブカム社製)を添加し、5%CO2条件下で、37℃、30分間インキュベーションした。JC−10 dyeは、ミトコンドリア膜電位依存的な蓄積を呈し、これは緑色(約529nm)から赤色(約590nm)への蛍光波長シフトによって示される。このため、ミトコンドリアの脱分極は、赤色/緑色の蛍光強度比の減少によって示される。
次いで、PBSで洗浄し、530nm及び585nmのバンドパスフォルターを装着したフローサイトメーターにより488nmの励起波長で解析した。結果を図2(A)及び(B)に示す。図2(A)及び(B)において、「Amoxapine(−)」とはアモキサピン未処理のTGS−01又はTGS−04を示し、「Amoxapine(+)」とはアモキサピン処理のTGS−01又はTGS−04を示す。
(1)アモキサピン処理
細胞としては、ヒトGBM患者由来細胞株TGS−01及びTGS−04、並びに実施例1で作製したTsc1遺伝子欠損細胞及びコントロール細胞を用いた。
まず、それぞれの細胞を96ウェル又は384ウェル低接着プレート(コーニング社製)に播種し、DMSO、又は1μM、5μM、10μM、20μM、若しくは50μMのアモキサピン添加し、48時間培養した。
次いで、それぞれの細胞に、CellTiter−Glo(登録商標)(プロメガ社製)を添加し、撹拌して10分間静置した。次いで、Infinite Pro200(Tecan社製)を用いて、発光を検出し、細胞内在性のATP量を測定した。結果を図3(A)〜(C)に示す。図3(A)〜(C)において、横軸はDMSO、又はアモキサピンの濃度を示し、縦軸は発光強度を示す。また、図(C)において、「Control」は、コントロール細胞を示し、「Tsc1−/−」はTsc1遺伝子欠損細胞を示す。
また、図3(A)〜(C)から、アモキサピンの濃度依存的に、顕著なATP合成阻害効果が見られることが確かめられた。
実施例1で作製したTsc1遺伝子欠損細胞及びコントロール細胞について、Accutase(登録商標)(Innovative Cell Technologies社製)を用いて単一細胞の懸濁液を調製し、40μmセルストレーナー(BDバイオサイエンス社製)を用いてろ過した。次いで、ヒトGBM患者由来細胞株TGS−01及びTGS−04、並びにろ過したTsc1遺伝子欠損グリオーマ細胞及びコントロール細胞を5×102細胞ずつ低接着プレート(コーニング社製)に播種した。次いで、DMSO、又は各濃度のアモキサピン、及び1%メチルセルロース含有NSPC培地(20ng/mLヒトFGF2(和光社製)、及び20ng/mLヒトEGF(シグマ社製)含有)を用いて、7日間培養した。結果を図4(A)〜(C)に示す。
図4(A)〜(C)において、横軸はDMSO、又はアモキサピンの濃度を示し、5×102細胞播種したうち形成されたスフィア数を示す。また、図4(C)において、「Control」は、コントロール細胞を示し、「Tsc1−/−」はTsc1遺伝子欠損細胞を示す。
また、図4(A)〜(C)から、アモキサピンの濃度依存的に、スフィア形成能の低下、すなわちグリオーマ細胞の増殖抑制効果が見られることが確かめられた。
(1)アモキサピン処理
細胞としては、ヒトGBM患者由来細胞株TGS−01を用いた。まず、TGS−01を96ウェル低接着プレート(コーニング社製)に播種した。次いで、DMSO、又は20μMのアモキサピン、及び1μg/mLピューロマイシン含有NSPC培地(20ng/mLヒトFGF2(和光社製)、及び20ng/mLヒトEGF(シグマ社製)含有)を用いて、48時間培養した。ピューロマイシンは、細胞内の翻訳中のペプチドに取り込まれるため、細胞内におけるタンパク質合成の指標となる。
次いで、各条件で培養した細胞を回収し、Lysis Buffer(0.1M Tris(pH6.7)、4%SDS、リン酸化酵素阻害剤(Thermo Fisher Scientific社製)、プロテアーゼインヒビターカクテル錠Complete Mini(ロッシュ社製)含有)を用いて、細胞破砕液を調製した。次いで、BCA Protein Assay Kit(Thermo Fisher Scientific社製)を用いて、細胞破砕液に含まれるタンパク質量を定量した。次いで、5μgのタンパク質量となるように調製した各条件の細胞破砕液をSDS−PAGEを用いて、分画した。次いで、分画したタンパク質を0.45mmPVDFメンブレン(ミリポア社製)に転写し、5%BSA及び0.02%Tween 20を含むPBSを用いて、ブロッキングした。次いで、ヤギ抗ピューロマイシン抗体を用いて、4℃でオーバーナイト1次抗体による抗原抗体反応を行った。次いで、HRP結合抗ヤギ抗体を用いて2次抗体による抗原抗体反応を行い、ECL Prime(GEヘルスケア社製)を用いて、検出した。結果を図5に示す。
(1)アモキサピン処理
細胞としては、ヒトGBM患者由来細胞株TGS−01を用いた。まず、TGS−01を96ウェル低接着プレート(コーニング社製)に播種した。次いで、DMSO、又は20μMのアモキサピン含有NSPC培地(20ng/mLヒトFGF2(和光社製)、及び20ng/mLヒトEGF(シグマ社製)含有)を用いて、48時間培養した。
次いで、10μMのBrdUを添加し、37℃で30分間インキュベーションした。次いで、細胞を回収し、PBSで洗浄後、−30℃の70%エタノールを加えて16時間保存した。次いで、2Nの塩酸及び0.5%Triton X 100を加えて、室温で30分間インキュベーションした。次いで、抗BrdU−FITC抗体(BDバイオサイエンス社製)を用いて、遮光条件下において室温で1時間インキュベーションして細胞を染色した。次いで、1%ウシ血清アルブミン及び7AAD(BDバイオサイエンス社製)含有PBSに細胞を再懸濁し、BD FACSAria IIIを用いて、1細胞ずつ検出し、細胞周期を解析した。結果を図6に示す。図6において、横軸は細胞周期の各期(G0/G1期、S期、又はG2/M期)を示し、縦軸は全生細胞数中の各期にある細胞数の割合を示す。
(1)Tsc1遺伝子欠損グリオーマモデルマウスの作製
実施例1において作製した、EGFRvIII及びhuKOを発現するNSPCを脳内に移植したBalb/c nu/nuマウスを用いた。前記マウスに1mgタモキシフェン(TAM)(シグマ社製)を腹腔内投与し、腫瘍組織においてTsc1遺伝子を欠損させた。
次いで、アモキサピン(5mg/kg/day)を腹腔内投与した。コントロールとして、アモキサピンを投与していないものも準備した。次いで、それぞれのマウスを飼育し、経時的な生存率を算出した。
このことから、アモキサピンはグリオーマの治療に有効であると推察された。
Claims (3)
- アモキサピン又はその薬学的に許容できる塩を有効成分として含有することを特徴とする抗脳腫瘍剤。
- 脳腫瘍が神経膠腫(グリオーマ)である請求項1に記載の抗脳腫瘍剤。
- 請求項1又は2に記載の抗脳腫瘍剤及び薬学的に許容できる担体を含むことを特徴とする脳腫瘍治療用医薬組成物。
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