JP2018081225A - 液晶配向剤、液晶素子の製造方法、液晶配向膜、液晶素子、重合体 - Google Patents
液晶配向剤、液晶素子の製造方法、液晶配向膜、液晶素子、重合体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018081225A JP2018081225A JP2016224204A JP2016224204A JP2018081225A JP 2018081225 A JP2018081225 A JP 2018081225A JP 2016224204 A JP2016224204 A JP 2016224204A JP 2016224204 A JP2016224204 A JP 2016224204A JP 2018081225 A JP2018081225 A JP 2018081225A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- liquid crystal
- carbon atoms
- formula
- polyamic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- JOVWSJGGXAEJFY-UHFFFAOYSA-N CN[NH+]([O-])[O](C)=C Chemical compound CN[NH+]([O-])[O](C)=C JOVWSJGGXAEJFY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
Abstract
Description
<1>下記式(1)および下記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するポリシロキサン、ならびに、
ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、ポリイミド、ポリアミドよりなる群から選ばれ、かつ下記式(1−1)、下記式(1−2)および下記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有する重合体、
よりなる群から選ばれる少なくとも一種の重合体を含有する液晶配向剤。
Xはそれぞれ独立にハロゲン原子、水酸基、シアノ基、ニトロ基、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコシキ基を表し、
aは0〜4の整数であり、bは0〜3の整数であり、cは0〜5の整数であり、
R1、R2、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数1〜20のアルコシキ基、炭素原子数6〜30のアリール基、炭素原子数7〜30のアリールアルキル基、炭素原子数2〜12のアルケニル基、炭素原子数2〜12のアルケニルオキシ基を表し、R1およびR2は連結して3〜6員環の環状アルカンまたは複素環基を形成してもよく、アルキル基、アルコシキ基、アリール基、アリールアルキル基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、環状アルキル基、複素環基は置換基を有していても良く、
R3は水酸基、置換または無置換の炭素原子数1〜20のアルコシキ基、または下記式(10)で表されるいずれかの基を表し、アルコキシ基は置換基を有していても良く、
*は結合手を表す。)
X、a、R1、R2、R3、*は、上記と同様であり、
dは1〜5の整数であり、
R9、R10は、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数1〜20のアルコシキ基、炭素原子数6〜30のアリール基、炭素原子数7〜30のアリールアルキル基、炭素原子数2〜12のアルケニル基、炭素原子数2〜12のアルケニルオキシ基を表し、R1およびR2は連結して3〜6員環の環状アルカンまたは複素環基を形成してもよく、アルキル基、アルコシキ基、アリール基、アリールアルキル基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、環状アルキル基、複素環基は置換基を有していても良く、
R9、R10の群から選ばれる少なくとも一つは水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素原子数2〜12のアルケニル基、炭素原子数2〜12のアルケニルオキシ基を表す。)
導電膜を有する一対の基板の該導電膜上に、上記<1>の液晶配向剤を塗布して塗膜を形成する工程と、
前記塗膜を形成した一対の基板を、液晶層を介して前記塗膜が相対するように対向配置して液晶セルを構築する工程と、
前記一対の基板の有する導電膜間に電圧を印加した状態で前記液晶セルに光照射する工程と、を含む液晶素子の製造方法。
<重合体(A)>
重合体(A)は、上記式(1)および上記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するポリシロキサン、ならびに、
ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、ポリイミド、ポリアミドよりなる群から選ばれ、かつ上記式(1−1)、上記式(1−2)および上記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有する重合体、であり、
上記式(1)、式(3)、式(4)および式(5)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するポリシロキサン、ならびに、
ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、ポリイミド、ポリアミドよりなる群から選ばれ、かつ上記式(1−1)、式(1−2)、および式(3)、式(4)および式(5)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有する重合体であることが好ましい。
なお、重合体(A)は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
アルキル基、アルコシキ基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、環状アルキル基、複素環基の置換基としては、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原子、シアノ基若しくはニトロ基であってもよく、
アリール基の置換基としては、炭素原子数1〜4のアルキル基、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原子、シアノ基若しくはニトロ基であってもよく、
アリールアルキル基の置換基としては、炭素原子数1〜4のアルキル基、水酸基、炭素原子数1〜4のアルコキシ基、アミノ基、炭素原子数1〜4のアルキルチオ基、カルボキシル基、ハロゲン原子、シアノ基若しくはニトロ基であってもよい。
アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、環状アルキル基は分岐構造を有していてもよい。
炭素原子数1〜20のアルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、アミル、イソアミル、t−アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、t−オクチル、ノニル、イソノニル、デシル、イソデシル、ウンデシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、イコシル、シクロペンチル、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル等が挙げられる。
炭素原子数1〜20のアルコシキ基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ブトキシ等が挙げられる。
炭素原子数6〜30のアリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基、ビフェニレン基等が挙げられる。
炭素原子数7〜30のアリールアルキル基としては、例えば、ベンジル、α−メチルベンジル、α、α−ジメチルベンジル、フェニルエチル、9−フルオレニルメチル等が挙げられる。
炭素原子数2〜12のアルケニル基としては、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、イソプロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−オクテニル基、1−デセニル基等の基が挙げられる。
炭素原子数2〜12のアルケニルオキシ基としては、ビニルオキシ基、1−プロペニルオキシ基等の基が挙げられる。
3〜6員環の環状アルカンとしては、例えば、シクロペンタン環、シクロヘキサン環等が挙げられる。
複素環基としては、上記環状アルカンの炭素原子の一つが窒素原子に置き換えられた基等が挙げられる。
[ポリオルガノシロキサン]
重合体(A)としての上記式(1)および上記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するポリシロキサン(以下「ポリオルガノシロキサン(A)」ともいう。)は、例えば加水分解性のシラン化合物を加水分解・縮合することにより得ることができる。具体的には、下記[1]又は[2]を挙げることができる。
[1]エポキシ基を有する加水分解性のシラン化合物(ms−1)、又は当該シラン化合物(ms−1)とその他のシラン化合物との混合物を加水分解縮合してエポキシ基含有ポリオルガノシロキサンを合成し、次いで、得られたエポキシ基含有ポリオルガノシロキサンと、上記式(1)および上記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するカルボン酸(以下「特定カルボン酸」ともいう。)と、を反応させる方法、
[2]基上記式(1)および上記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有する加水分解性のシラン化合物(ms−2)、又は当該シラン化合物(ms−2)とその他のシラン化合物との混合物を加水分解縮合させる方法、などが挙げられる。これらのうち、[1]の方法は簡便であって、しかもポリオルガノシロキサン中における上記式(1)および上記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造の導入率を高くすることができる点で好ましい。
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(3−シクロヘキシルアミノ)プロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等の窒素・硫黄含有のアルコキシシラン;
3−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、6−(メタ)アクリロイルオキシヘキシルトリメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン等の不飽和結合含有のアルコキシシラン;のほか、トリメトキシシリルプロピルコハク酸無水物などを挙げることができる。その他のシラン化合物は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
[ポリアミック酸]
重合体(A)としての上記式(1−1)、上記式(1−2)および上記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するポリアミック酸(以下「ポリアミック酸(A)」ともいう。)は、例えばテトラカルボン酸二無水物と上記式(1−1)、上記式(1−2)および上記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するジアミンとを反応させることにより得ることができる。
(テトラカルボン酸二無水物)
ポリアミック酸(A)の合成に使用するテトラカルボン酸二無水物としては、例えば脂肪族テトラカルボン酸二無水物、脂環式テトラカルボン酸二無水物、芳香族テトラカルボン酸二無水物などを挙げることができる。これらの具体例としては、脂肪族テトラカルボン酸二無水物として、例えば1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸二無水物などを;
脂環式テトラカルボン酸二無水物として、例えば1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラン−3−イル)−3a,4,5,9b−テトラヒドロナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラン−3−イル)−8−メチル−3a,4,5,9b−テトラヒドロナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、3−オキサビシクロ[3.2.1]オクタン−2,4−ジオン−6−スピロ−3’−(テトラヒドロフラン−2’,5’−ジオン)、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、3,5,6−トリカルボキシ−2−カルボキシメチルノルボルナン−2:3,5:6−二無水物、2,4,6,8−テトラカルボキシビシクロ[3.3.0]オクタン−2:4,6:8−二無水物、4,9−ジオキサトリシクロ[5.3.1.02,6]ウンデカン−3,5,8,10−テトラオン、シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物などを;
芳香族テトラカルボン酸二無水物として、例えばピロメリット酸二無水物、4,4’−(ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸無水物、下記式(B−1)
などを;それぞれ挙げることができるほか、特開2010−97188号公報に記載のテトラカルボン酸二無水物を用いることができる。
(ジアミン)
ポリアミック酸(A)の合成に使用する上記式(1−1)、上記式(1−2)および上記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するジアミン(以下、特定ジアミンということがある)
の具体例としては、例えば下記式のそれぞれで表される化合物等が挙げられる。
脂環式ジアミンとして、例えば1,4−ジアミノシクロヘキサン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)などを;
芳香族ジアミンとして、例えばドデカノキシジアミノベンゼン、テトラデカノキシジアミノベンゼン、ペンタデカノキシジアミノベンゼン、ヘキサデカノキシジアミノベンゼン、オクタデカノキシジアミノベンゼン、3,5−ジアミノ安息香酸2−(メタクリロイルオキシ)エチル、コレスタニルオキシジアミノベンゼン、コレステリルオキシジアミノベンゼン、ジアミノ安息香酸コレスタニル、ジアミノ安息香酸コレステリル、ジアミノ安息香酸ラノスタニル、3,6−ビス(4−アミノベンゾイルオキシ)コレスタン、3,6−ビス(4−アミノフェノキシ)コレスタン、1,1−ビス(4−((アミノフェニル)メチル)フェニル)−4−ブチルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−((アミノフェニル)メチル)フェニル)−4−ヘプチルシクロヘキサン、1,1−ビス(4−((アミノフェノキシ)メチル)フェニル)−4−ヘプチルシクロヘキサン、N−(2,4−ジアミノフェニル)−4−(4−ヘプチルシクロヘキシル)ベンズアミド、下記式(E−1)
で表される化合物などの配向性基含有ジアミン:
p−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、4−アミノフェニル−4’−アミノベンゾエート、4,4’−ジアミノアゾベンゼン、3,5−ジアミノ安息香酸、2,4−ジアミノ安息香酸、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ビス(4−アミノフェノキシ)ペンタン、1,7−ビス(4−アミノフェノキシ)ヘプタン、ビス[2−(4−アミノフェニル)エチル]ヘキサン二酸、N,N−ビス(4−アミノフェニル)メチルアミン、2,2’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル、2,7−ジアミノフルオレン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、4,4’−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ビスアニリン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニルなどを;
ジアミノオルガノシロキサンとして、例えば、1,3−ビス(3−アミノプロピル)−テトラメチルジシロキサンなどを;それぞれ挙げることができるほか、特開2010−97188号公報に記載のジアミンを用いることができる。
で表される部分構造を基本骨格として含有するエステル基含有構造、等が挙げられる。
(ポリアミック酸の合成)
ポリアミック酸は、上記のようなテトラカルボン酸二無水物とジアミンとを、必要に応じて分子量調整剤とともに反応させることにより得ることができる。ポリアミック酸の合成反応に供されるテトラカルボン酸二無水物とジアミンとの使用割合は、ジアミンのアミノ基1当量に対して、テトラカルボン酸二無水物の酸無水物基が0.2〜2当量となる割合が好ましく、0.3〜1.2当量となる割合がより好ましい。
[ポリアミック酸エステル]
重合体(A)としてのポリアミック酸エステルは、例えば、[I]上記合成反応により得られたポリアミック酸(A)とエステル化剤とを反応させる方法、[II]テトラカルボン酸ジエステルとジアミンとを反応させる方法、[III]テトラカルボン酸ジエステルジハロゲン化物とジアミンとを反応させる方法、などによって得ることができる。
[ポリイミド]
重合体(A)としてのポリイミドは、例えば上記の如くして合成されたポリアミック酸(A)を脱水閉環してイミド化することにより得ることができる。
[ポリアミド]
重合体(A)としてのポリアミドは、例えばジカルボン酸とジアミンとを反応させる方法などによって得ることができる。ここで、ジカルボン酸は、例えば塩化チオニル等の適当な塩素化剤を用いて酸クロリド化した後にジアミンとの反応に供することが好ましい。
シクロブタンジカルボン酸、1−シクロブテンジカルボン酸、シクロペンタンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式構造を有するジカルボン酸;
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、5−メチルイソフタル酸、5−tert−ブチルイソフタル酸、2,5−ジメチルテレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルメタンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルプロパンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、4,4’−カルボニル二安息香酸、4−カルボキシ桂皮酸、p−フェニレンジアクリル酸、3,3’−[4,4’−(メチレンジ−p−フェニレン)]ジプロピオン酸、4,4’−[4,4’−(オキシジ−p−フェニレン)]二酪酸、3,4−ジフェニル−1,2−シクロブタンジカルボン酸等の芳香族環を有するジカルボン酸;などを挙げることができる。なお、ジカルボン酸は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
<その他の成分>
本発明に係る液晶配向剤は、重合体(A)を含有すると共に、必要に応じてその他の成分を含有していてもよい。当該液晶配向剤に配合してもよいその他の成分としては例えば、重合体(A)以外の重合体(以下「その他の重合体」という。)、分子内に少なくとも一つのエポキシ基を有する化合物、官能性シラン化合物、光重合性化合物、酸化防止剤、金属キレート化合物、硬化促進剤、界面活性剤、充填剤、分散剤、光増感剤等が挙げられる。上記その他の重合体としては、例えばシクロブテン環構造を有さないポリアミック酸、該ポリアミック酸のイミド化重合体、シクロブテン環構造を有さないポリアミック酸エステル、ポリエステル、セルロース誘導体、ポリアセタール、ポリスチレン誘導体、ポリ(スチレン−フェニルマレイミド)誘導体、ポリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらその他の成分の配合割合は、本開示の効果を損なわない範囲で、各化合物に応じて適宜選択することができる。
<溶剤>
本発明に係る液晶配向剤は、重合体(A)及び必要に応じて配合されるその他の成分が、有機溶媒中に分散又は溶解してなる液状の組成物として調製される。
[液晶配向膜及び液晶表示素子]
上記で説明した液晶配向剤を用いることにより、本発明に係る液晶配向膜が製造される。また、本発明に係る液晶表示素子は、上記液晶配向剤を用いて形成された液晶配向膜を具備する。本発明に係る液晶表示素子の動作モードは特に限定せず、例えばTN型、STN型、VA型(VA−MVA型、VA−PVA型などを含む。)、IPS型、FFS型、OCB型など種々の動作モードに適用することができるが、特にPSAモードの液晶表示素子(液晶素子)に好適である。
導電膜を有する一対の基板の該導電膜上に、本発明の液晶配向剤を塗布して塗膜を形成する工程、
前記塗膜を形成した一対の基板を、液晶層を介して前記塗膜が相対するように対向配置して液晶セルを構築する工程、
前記一対の基板の有する導電膜間に電圧を印加した状態で前記液晶セルに光照射する工程。
[第1の工程:塗膜の形成]
上記基板としては、例えばフロートガラス、ソーダガラスなどのガラス;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリ(脂環式オレフィン)などのプラスチックからなる透明基板を用いることができる。上記導電膜としては、透明導電膜を用いることが好ましく、例えば酸化スズ(SnO2)からなるNESA膜(米国PPG社登録商標)、酸化インジウム−酸化スズ(In2O3−SnO2)からなるITO膜などを用いることができる。この導電膜は、複数の領域に区画されたパターン状導電膜であることが好ましい。このような導電膜とすれば、導電膜間に電圧を印加する際に、各領域で異なる電圧を印加することによって領域ごとに液晶分子のプレチルト角の方向を変えることができ、これにより視野角特性をより広くすることが可能となる。
[第2の工程:液晶セルの構築]
上記のようにして液晶配向膜が形成された基板を2枚準備し、対向配置した2枚の基板間に、液晶性化合物及び光重合性化合物を含む液晶層を配置することにより液晶セルを製造する。液晶セルを製造するには、例えば以下の2つの方法が挙げられる。第一の方法は、従来から知られている方法(真空注入方式)である。先ず、それぞれの液晶配向膜が対向するように間隙(セルギャップ)を介して2枚の基板を対向配置し、2枚の基板の周辺部をシール剤を用いて貼り合わせ、基板表面及びシール剤により区画されたセルギャップ内に液晶性化合物及び光重合性化合物を注入して充填した後、注入孔を封止することにより、液晶セルを製造する。第二の方法は、ODF(One Drop Fill)方式と呼ばれる手法である。液晶配向膜を形成した2枚の基板のうちの一方の基板上の所定の場所に、例えば紫外光硬化性のシール材を塗布し、さらに液晶配向膜面上の所定の数箇所に、液晶性化合物と光重合性化合物との混合物を滴下した後、液晶配向膜が対向するように他方の基板を貼り合わせるとともに、液晶性化合物を基板の全面に押し広げ、次いで基板の全面に紫外光を照射してシール剤を硬化することにより、液晶セルを製造する。
[第3の工程:光照射工程]
液晶セルの構築後、一対の基板の有する導電膜間に電圧を印加した状態で液晶セルに光照射する。ここで印加する電圧は、例えば5〜50Vの直流又は交流とすることができる。また、照射する光としては、例えば150〜800nmの波長の光を含む紫外線及び可視光線を用いることができるが、300〜400nmの波長の光を含む紫外線が好ましい。照射光の光源としては、例えば低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、重水素ランプ、メタルハライドランプ、アルゴン共鳴ランプ、キセノンランプ、エキシマレーザーなどを使用することができる。なお、上記の好ましい波長領域の紫外線は、光源を、例えばフィルター回折格子などと併用する手段などにより得ることができる。光の照射量としては、好ましくは1,000J/m2以上200,000J/m2未満であり、より好ましくは1,000〜100,000J/m2である。
[重合体の重量平均分子量]
重合体の重量平均分子量Mwは、以下の条件におけるゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定したポリスチレン換算値である。
溶剤:テトラヒドロフラン
温度:40℃
圧力:68kgf/cm2
[エポキシ当量]
エポキシ当量は、JIS C2105の「塩酸−メチルエチルケトン法」に準じて測定した値である。
[重合体溶液の溶液粘度]
重合体溶液の溶液粘度[mPa・s]は、所定の溶媒を用い、重合体濃度10重量%に調製した溶液について、E型回転粘度計を用いて25℃で測定した。
[ポリイミドのイミド化率]
ポリイミドの溶液を純水に投入し、得られた沈殿を室温で十分に減圧乾燥した後、重水素化ジメチルスルホキシドに溶解し、テトラメチルシランを基準物質として室温で1H−NMRを測定した。得られた1H−NMRスペクトルから、下記数式(x)で示される式によりイミド化率[%]を求めた。
(数式(x)中、A1は化学シフト10ppm付近に現れるNH基のプロトン由来のピーク面積であり、A2はその他のプロトン由来のピーク面積であり、αは重合体の前駆体(ポリアミック酸)におけるNH基のプロトン1個に対するその他のプロトンの個数割合である。)
<重合体の合成>
[合成例P1:重合体(A1)のポリイミド合成]
テトラカルボン酸二無水物として2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物220g(1.0モル)、ジアミンとして3−(2,4−ジアミノフェノキシ)コレスタン150g(0.3モル)、下記式DA−1−1で表される化合物93g(0.2モル)、及び1−(4−アミノフェニル)−2,3−ジヒドロ−1,3,3−トリメチル−1H−インデン−5−アミン133g(0.5モル)をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)2,200gに溶解し、60℃において6時間反応を行い、ポリアミック酸を含有する溶液を得た。得られたポリアミック酸溶液を少量分取して測定した溶液粘度は約1,450mPa・sであった。
[合成例P2:重合体(A1)のポリアミック酸合成]
テトラカルボン酸二無水物として1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物200g(1.0モル)、ジアミンとして3−(3,5−ジアミノベンゾイルオキシ)コレスタン52g(0.1モル)、下記式DA−4−1で表される化合物128g(0.2モル)及び2,2’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル150g(0.7モル)をNMP3,100g及びγ―ブチロラクトン760gからなる混合溶媒に溶解し、40℃で3時間反応を行うことにより、重合体(A1)であるポリアミック酸(P−2)を10重量%含有する溶液を得た。このポリアミック酸溶液の溶液粘度は160mPa・sであった。
[合成例P3:その他の重合体のポリイミド合成]
テトラカルボン酸二無水物として2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物220g(1.0モル)、ジアミンとして3−(2,4−ジアミノフェノキシ)コレスタン74g(0.15モル)、1−(4−アミノフェニル)−2,3−ジヒドロ−1,3,3−トリメチル−1H−インデン−5−アミン40g(0.15モル)、及び3,5−ジアミノ安息香酸110g(0.7モル)をNMP1,800gに溶解し、60℃において6時間反応を行い、ポリアミック酸を含有する溶液を得た。得られたポリアミック酸溶液を少量分取して測定した溶液粘度は約1,300mPa・sであった。
[合成例P4:その他の重合体のポリアミック酸合成]
テトラカルボン酸二無水物として2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物220g(1.0モル)、ジアミンとして4−(2−(4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェノキシ)エトキシ)ベンゼン−1,3−ジアミン79g(0.2モル)、4,4’−ジアミノジフェニルメタン40g(0.2モル)、及び2,5−ジアミノ安息香酸91g(0.6モル)をNMP2,700g及びγ−ブチロラクトン1,200gからなる混合溶媒に溶解し、40℃で3時間反応を行うことにより、他の重合体であるポリアミック酸(P−4)を10重量%含有する溶液を得た。このポリアミック酸溶液の溶液粘度は160mPa・sであった、
[合成例S1:重合体(A1)のポリオルガノシロキサン合成]
撹拌機、温度計、滴下漏斗及び還流冷却管を備えた反応容器に、加水分解性シラン化合物として2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(ECETS)197g及び下記式(S−1−1)で表される化合物151g(ECETS:下記式(S−1−1)で表される化合物=80:20(モル比))、溶媒としてメチルイソブチルケトン500g、触媒としてトリエチルアミン10.0gを仕込み、室温で混合した。次いで、脱イオン水100gを滴下漏斗より30分かけて滴下した後、撹拌しつつ、還流下、80℃にて6時間反応を行った。反応終了後、有機層を取り出し、0.2重量%硝酸アンモニウム水溶液により洗浄後の水が中性になるまで洗浄した後、減圧下で溶媒及び水を留去することにより、エポキシ基を有する加水分解縮合物を粘調な透明液体として得た。
[合成例S2〜S4、S6:ポリオルガノシロキサン合成]
加水分解性シラン化合物及びカルボン酸の種類及び量を下記表1に記載のとおりとした以外は合成例S1と同様の操作を行うことにより、重合体(A1)であるポリオルガノシロキサン(S−2)〜(S−3)、(S−6)及び他の重合体であるポリオルガノシロキサン(S−4)をそれぞれ得た。これらポリオルガノシロキサンの収量及びMwを下記表1に合わせて示す。
(加水分解性シラン化合物)
ECETS:2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
S−1−1:下記式(S−1−1)で表される化合物
TEOS:テトラエトキシシラン
ODES:オクタデシルトリエトキシシラン
S−1−2:下記式(S−1−2)で表される化合物
(カルボン酸)
OCTBA:4−オクチロキシ安息香酸
CPUA:11−(4−シクロヘキシルフェノキシ)ウンデカン酸
PCHBA:4−(4−ペンチルシクロヘキシル)安息香酸
C−1−1:下記式(C−1−1)で表される化合物
C−1−2:下記式(C−1−2)で表される化合物
SACY:コハク酸=5ξ−コレスタン−3−イル
PCHCHUBA:11−(4−(4’−ペンチルビ(シクロヘキサン)−4−イル)フェノキシ)ウンデカン酸(下記式(p1)で表される化合物)
C−1−3:下記式(C−1−3)で表される化合物
[合成例S5:重合体(A1)のポリオルガノシロキサン合成]
還流管を備え付けた4つ口反応フラスコにエタノール52.8gを投入し、撹拌下にこのエタノールに蓚酸20.0gを少量ずつ添加することにより、蓚酸のエタノール溶液を調製した。次いで、この溶液をその還流温度まで加熱し、還流下のこの溶液中にテトラエトキシシラン20.8g、オクタデシルトリエトキシシラン4.2g及び上記式(S−1−2)で表される化合物54gの混合物を滴下した。滴下終了後において還流下に加熱を5時間続けた後、冷却し、ブチルセロソルブ75gを加えることにより、4重量%のSiO2濃度を有するポリオルガノシロキサン(S−5)を含む溶液を調製した。この溶液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、アルコキシシランモノマーは検出されなかった。
<液晶組成物の調製>
[液晶組成物LC1の調製]
ネマチック液晶(メルク社製、MLC−6608)10gに対し、上記式(L1−1)で表される液晶性化合物を5重量%、及び下記式(L2−1)で表される光重合性化合物を0.3重量%、を添加して混合することにより液晶組成物LC1を得た。
上記式(L1−1)で表される液晶性化合物の使用量を5重量%から10重量%に変更した以外は上記液晶組成物LC1と同様にして液晶組成物LC2を調製した。
<実施例1>
[液晶配向剤の調製]
ポリイミド(P−1)を含有する溶液及びポリアミック酸(P−2)を含有する溶液を、それぞれの固形分重量がポリイミド(P−1):ポリアミック酸(P−2)=20:80になるように混合し、この混合溶液に、有機溶媒としてNMP及びブチルセロソルブ(BC)を加え、溶媒組成がNMP:BC=50:50(重量比)、固形分濃度6.0重量%の溶液とした。この溶液を孔径1μmのフィルターを用いてろ過することにより、液晶配向剤を調製した。
[液晶セルの製造]
上記で調製した液晶配向剤を用いて、透明電極のパターンの有無及び紫外線照射量(2水準)を変更して、計4個の液晶セルを製造した。また、それら製造した液晶セルについて各種特性の評価を行った。
[パターンなし透明電極を有する液晶セルの製造]
上記で調製した液晶配向剤を、液晶配向膜印刷機(日本写真印刷(株)製)を用いてITO膜からなる透明電極を有するガラス基板の透明電極面上に塗布し、80℃のホットプレート上で1分間加熱(プレベーク)して溶媒を除去した後、150℃のホットプレート上で10分間加熱(ポストベーク)して、平均膜厚600Åの塗膜を形成した。
[電圧保持率の評価]
上記で製造した各液晶セルについて、23℃において5Vの電圧を60マイクロ秒の印加時間、167ミリ秒のスパンで印加した後、印加解除から167ミリ秒後の電圧保持率(VHR)を測定した。その測定結果を下記表2に示す。なお、測定装置としては、(株)東陽テクニカ製、VHR−1を使用した。
[パターニングされた透明電極を有する液晶セルの製造]
上記で調製した実施例1の液晶配向剤を、図1に示したようなスリット状にパターニングされ、複数の領域に区画されたITO電極をそれぞれ有するガラス基板2枚の各電極面上に、液晶配向膜印刷機(日本写真印刷(株)製)を用いて塗布し、80℃のホットプレート上で1分間加熱(プレベーク)して溶媒を除去した後、150℃のホットプレート上で10分間加熱(ポストベーク)して、平均膜厚600Åの塗膜を形成した。この塗膜につき、超純水中で1分間超音波洗浄を行った後、100℃クリーンオーブン中で10分間乾燥することにより、液晶配向膜を有する基板を得た。この操作を繰り返し、液晶配向膜を有する基板を一対(2枚)得た。なお、使用した電極のパターンは、PSAモードにおける電極パターンと同種のパターンである。
[AC残像特性の評価(プレチルト角安定性の評価)]
上記で製造した液晶セルにつき、「T.J.Scheffer et.al.,J.Appl.Phys.vol48, p1783(1977)」、及び「F.Nakano,et.al.,JPN.J.Appl.Phys.vol.19,p2013(1980)」に記載の方法に準拠し、He−Neレーザー光を用いる回転結晶法で測定した。測定は、液晶セルに電圧印加する前のプレチルト角(初期プレチルト角θini)、及びAC9V、室温で13時間駆動した後のプレチルト角(駆動後プレチルト角θac)について行った。また、下記式(y)によりプレチルト角変化率β[%]を算出した。プレチルト角変化率βが3%未満であった場合を「良好」、3%以上5%未満であった場合を「良」5%以上であった場合を「不良」と評価した。その結果を下記表2に示す。
<実施例2〜9、11、12及び比較例1、2>
液晶配向剤の調製に使用する重合体の種類及び量を上記表2に示すとおり変更した以外は、実施例1と同様にして液晶配向剤をそれぞれ調製した。なお、ポリオルガノシロキサン(S−1)〜(S−4)、(S−6)については、NMPに溶解した後に液晶配向剤の調製に供した。ポリオルガノシロキサン(S−5)については、反応溶液を大過剰のメタノール中に注いで反応生成物を沈殿させ、この沈殿物をメタノールで洗浄した後、減圧下40℃で15時間乾燥させ、これにより得られた粉末をNMPに溶解し、液晶配向剤の調製に供した。また、これら液晶配向剤をそれぞれ用いて、実施例1と同様にして液晶セルを製造するとともに、その製造した液晶セルの評価を行った。なお、実施例6、12及び比較例1については、液晶セルの製造に際して使用する液晶組成物をLC1からLC2に変更した。それらの評価結果を上記表2に示す。
[高速応答性の評価]
<実施例6A>
実施例6で製造したパターンなし透明電極を有する液晶セルを用いて、液晶分子の高速応答性の評価を行った。上記で製造した液晶セルをクロスニコル状態に配置した2枚の偏光板で挟持したうえで、まず、電圧を印加せずに可視光ランプを照射して、液晶セルを透過した光の輝度をフォトマルチメーターにて測定し、この値を相対透過率0%とした。次に、液晶セルの電極間に交流5Vを5秒間印加したときの透過率を上記と同様にして測定し、この値を相対透過率100%とした。各液晶セルに対して交流5Vを印加したときに、相対透過率が10%から90%に移行するまでの時間を測定し、この時間を応答速度と定義した。応答速度が5msec未満の場合を高速応答性「良好」、5msec以上の場合を高速応答性「良」と判断して評価した。その結果、実施例6の液晶セルは、高速応答性は「良」であった。
<実施例12A及び比較例1A>
使用する液晶セルを実施例12、比較例1のものに変更した以外は上記実施例6Aと同様の操作により液晶分子の応答速度の評価を行った。その結果を下記表3に示す。
[液晶配向剤の調製]
上記合成例S1で得たポリオルガノシロキサン(S−1)をNMPに溶解した後、このポリオルガノシロキサン含有溶液と、上記合成例P3で得たその他の重合体としてのポリイミド(P−3)を含有する溶液とを、それぞれの固形分重量がポリイミド(P−3):ポリオルガノシロキサン(S−1)=90:5となるように混合した。次いで、NMP及びBCを加えた後、N,N,N’,N’−テトラグリシジル−4,4’−ジアミノジフェニルメタンをポリオルガノシロキサン(S−1)と同量(重量)加え、溶媒組成がNMP:BC=50:50(重量比)、固形分濃度6.0重量%の溶液とした。この溶液を孔径1μmのフィルターを用いてろ過することにより液晶配向剤を調製した。また、使用する液晶配向剤を変更した点以外は実施例1と同様にして液晶セルを製造し、その評価を行った。その評価結果を上記表2に併せて示す。
Claims (7)
- 下記式(1)および下記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するポリシロキサン、ならびに、
ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、ポリイミド、ポリアミドよりなる群から選ばれ、かつ下記式(1−1)、下記式(1−2)および下記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有する重合体、
よりなる群から選ばれる少なくとも一種の重合体を含有する液晶配向剤。
(式(1)〜(9)中、
Xはそれぞれ独立にハロゲン原子、水酸基、シアノ基、ニトロ基、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜6のアルコシキ基を表し、
aは0〜4の整数であり、bは0〜3の整数であり、cは0〜5の整数であり、
R1、R2、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数1〜20のアルコシキ基、炭素原子数6〜30のアリール基、炭素原子数7〜30のアリールアルキル基、炭素原子数2〜12のアルケニル基、炭素原子数2〜12のアルケニルオキシ基を表し、R1およびR2は連結して3〜6員環の環状アルカンまたは複素環基を形成してもよく、アルキル基、アルコシキ基、アリール基、アリールアルキル基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、環状アルキル基、複素環基は置換基を有していても良く、
R3は水酸基、置換または無置換の炭素原子数1〜20のアルコシキ基、または下記式(10)で表されるいずれかの基を表し、アルコキシ基は置換基を有していても良く、
(式(10)中、Y2はメチレン基、−NR、酸素原子、硫黄原子であり、Rはそれぞれ独立に、水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル基であり、Xおよびcは上記と同様である。)
*は結合手を表す。)
(式(1−1)、(式1−2)中、
X、a、R1、R2、R3、*は、上記と同様であり、
dは1〜5の整数であり、
R9、R10は、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数1〜20のアルコシキ基、炭素原子数6〜30のアリール基、炭素原子数7〜30のアリールアルキル基、炭素原子数2〜12のアルケニル基、炭素原子数2〜12のアルケニルオキシ基を表し、R1およびR2は連結して3〜6員環の環状アルカンまたは複素環基を形成してもよく、アルキル基、アルコシキ基、アリール基、アリールアルキル基、アルケニル基、アルケニルオキシ基、環状アルキル基、複素環基は置換基を有していても良く、
R9、R10の群から選ばれる少なくとも一つは水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素原子数2〜12のアルケニル基、炭素原子数2〜12のアルケニルオキシ基を表す。) - 前記式(1)、式(3)、式(4)および式(5)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するポリシロキサン、ならびに、
ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、ポリイミド、ポリアミドよりなる群から選ばれ、かつ前記式(1−1)、式(1−2)、および式(3)、式(4)および式(5)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有する重合体、
よりなる群から選ばれる少なくとも一種の重合体を含有する、請求項1に記載の液晶配向剤。 - 導電膜を有する一対の基板の該導電膜上に、請求項1〜2のいずれか一項に記載の液晶配向剤を塗布して塗膜を形成する工程と、
前記塗膜を形成した一対の基板を、液晶層を介して前記塗膜が相対するように対向配置して液晶セルを構築する工程と、
前記一対の基板の有する導電膜間に電圧を印加した状態で前記液晶セルに光照射する工程と、を含む液晶素子の製造方法。 - 請求項1〜2のいずれか一項に記載の液晶配向剤を用いて形成された液晶配向膜。
- 請求項4に記載の液晶配向膜を具備する液晶素子。
- 前記式(1)および前記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有するポリシロキサン。
- ポリアミック酸、ポリアミック酸エステル、ポリイミド、ポリアミドよりなる群から選ばれ、かつ前記式(1−1)、前記式(1−2)および前記式(2)〜(9)で表される群から選ばれる少なくとも一種の部分構造を有する重合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016224204A JP6870289B2 (ja) | 2016-11-17 | 2016-11-17 | 液晶配向剤、液晶素子の製造方法、液晶配向膜、液晶素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016224204A JP6870289B2 (ja) | 2016-11-17 | 2016-11-17 | 液晶配向剤、液晶素子の製造方法、液晶配向膜、液晶素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018081225A true JP2018081225A (ja) | 2018-05-24 |
| JP6870289B2 JP6870289B2 (ja) | 2021-05-12 |
Family
ID=62198893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016224204A Active JP6870289B2 (ja) | 2016-11-17 | 2016-11-17 | 液晶配向剤、液晶素子の製造方法、液晶配向膜、液晶素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6870289B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2019088055A1 (ja) * | 2017-10-30 | 2020-12-10 | 株式会社Adeka | 化合物、組成物、硬化物及び硬化物の製造方法 |
| WO2021193543A1 (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | 株式会社Adeka | 化合物、組成物、硬化物及び硬化物の製造方法 |
Citations (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6072925A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-25 | Ube Ind Ltd | 有機溶媒可溶性の感光性ポリイミド |
| JPS62179506A (ja) * | 1986-01-27 | 1987-08-06 | ロクタイト.コ−ポレ−シヨン | ポリ光重合開始剤とその調製方法および該開始剤の性質を利用した硬化性組成物 |
| JPH04110303A (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-10 | Dainippon Ink & Chem Inc | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
| WO2005008324A1 (en) * | 2003-07-18 | 2005-01-27 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Liquid crystal display device comprising an anchoring layer |
| JP2007002065A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Fujifilm Holdings Corp | 液晶材料、その製造方法、及び、該液晶材料を含む表示素子 |
| WO2015033921A1 (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-12 | 日産化学工業株式会社 | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 |
| JP2015099344A (ja) * | 2013-01-23 | 2015-05-28 | Jsr株式会社 | Psaモード液晶表示素子用液晶配向剤、psaモード液晶表示素子用液晶配向膜、並びにpsaモード液晶表示素子及びその製造方法 |
| US20150234236A1 (en) * | 2012-09-05 | 2015-08-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Polymer for alignment films, and liquid crystal display device |
| US20160131946A1 (en) * | 2014-11-10 | 2016-05-12 | Samsung Display Co., Ltd. | Curved liquid crystal display |
| WO2016140288A1 (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-09 | 日産化学工業株式会社 | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 |
-
2016
- 2016-11-17 JP JP2016224204A patent/JP6870289B2/ja active Active
Patent Citations (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6072925A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-25 | Ube Ind Ltd | 有機溶媒可溶性の感光性ポリイミド |
| JPS62179506A (ja) * | 1986-01-27 | 1987-08-06 | ロクタイト.コ−ポレ−シヨン | ポリ光重合開始剤とその調製方法および該開始剤の性質を利用した硬化性組成物 |
| JPH04110303A (ja) * | 1990-08-31 | 1992-04-10 | Dainippon Ink & Chem Inc | 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
| WO2005008324A1 (en) * | 2003-07-18 | 2005-01-27 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Liquid crystal display device comprising an anchoring layer |
| JP2007002065A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Fujifilm Holdings Corp | 液晶材料、その製造方法、及び、該液晶材料を含む表示素子 |
| US20150234236A1 (en) * | 2012-09-05 | 2015-08-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Polymer for alignment films, and liquid crystal display device |
| JP2015215368A (ja) * | 2012-09-05 | 2015-12-03 | シャープ株式会社 | 配向膜用重合体、及び、液晶表示装置 |
| JP2015099344A (ja) * | 2013-01-23 | 2015-05-28 | Jsr株式会社 | Psaモード液晶表示素子用液晶配向剤、psaモード液晶表示素子用液晶配向膜、並びにpsaモード液晶表示素子及びその製造方法 |
| WO2015033921A1 (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-12 | 日産化学工業株式会社 | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 |
| US20160131946A1 (en) * | 2014-11-10 | 2016-05-12 | Samsung Display Co., Ltd. | Curved liquid crystal display |
| WO2016140288A1 (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-09 | 日産化学工業株式会社 | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2019088055A1 (ja) * | 2017-10-30 | 2020-12-10 | 株式会社Adeka | 化合物、組成物、硬化物及び硬化物の製造方法 |
| WO2021193543A1 (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | 株式会社Adeka | 化合物、組成物、硬化物及び硬化物の製造方法 |
| JPWO2021193543A1 (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | ||
| CN115052861A (zh) * | 2020-03-24 | 2022-09-13 | 株式会社艾迪科 | 化合物、组合物、固化物及固化物的制造方法 |
| CN115052861B (zh) * | 2020-03-24 | 2024-11-29 | 株式会社艾迪科 | 化合物、组合物、固化物及固化物的制造方法 |
| JP7735253B2 (ja) | 2020-03-24 | 2025-09-08 | 株式会社Adeka | 化合物、組成物、硬化物及び硬化物の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP6870289B2 (ja) | 2021-05-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5879693B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
| JP6686298B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
| JP6701635B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
| JP6911885B2 (ja) | 液晶配向膜の製造方法及び液晶素子の製造方法 | |
| JP6596931B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
| TWI691526B (zh) | 液晶配向劑、液晶配向膜、液晶配向膜的製造方法、液晶顯示元件、聚合物、二胺化合物及羧酸 | |
| JP6477039B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
| JP6447209B2 (ja) | 重合体組成物、液晶配向剤、液晶配向膜、液晶表示素子及び液晶表示素子の製造方法 | |
| JP2014112192A (ja) | Psaモード液晶表示素子用液晶配向剤、psaモード液晶表示素子用液晶配向膜、並びにpsaモード液晶表示素子及びその製造方法 | |
| JP2017138575A (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜、液晶素子、重合体及びジアミン | |
| CN105567259A (zh) | 液晶取向剂、液晶取向膜、液晶显示元件、聚合物及化合物 | |
| JP6036253B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子 | |
| JP2016118574A (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜、液晶表示素子、重合体及び化合物 | |
| JP6361168B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜、液晶表示素子、液晶表示素子の製造方法、重合体及び化合物 | |
| JP2017032608A (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜、液晶表示素子、重合体及び化合物 | |
| JP5672762B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
| JP2014178666A (ja) | 液晶表示素子及びその製造方法 | |
| JP2017040721A (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜、液晶配向膜の製造方法、液晶表示素子、重合体及び化合物 | |
| JP6424609B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶表示素子の製造方法、液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
| KR102157727B1 (ko) | 액정 배향제, 액정 배향막, 액정 배향막의 제조 방법, 액정 표시 소자 및 액정 표시 소자의 제조 방법 | |
| JP6870289B2 (ja) | 液晶配向剤、液晶素子の製造方法、液晶配向膜、液晶素子 | |
| JP2016145951A (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
| JP6485033B2 (ja) | 重合体組成物、樹脂膜、液晶配向膜及び液晶表示素子 | |
| WO2019159470A1 (ja) | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶素子 | |
| WO2018221123A1 (ja) | 液晶素子の製造方法及び液晶配向剤 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190805 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200520 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200707 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200903 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20200903 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210316 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210329 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6870289 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |