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JP2015154042A - リードフレームおよびその製造方法、ならびに半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

リードフレームおよびその製造方法、ならびに半導体装置およびその製造方法 Download PDF

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JP2015154042A
JP2015154042A JP2014029553A JP2014029553A JP2015154042A JP 2015154042 A JP2015154042 A JP 2015154042A JP 2014029553 A JP2014029553 A JP 2014029553A JP 2014029553 A JP2014029553 A JP 2014029553A JP 2015154042 A JP2015154042 A JP 2015154042A
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田 幸 治 冨
Koji Tomita
田 幸 治 冨
崎 聡 柴
Satoshi Shibazaki
崎 聡 柴
崎 雅 樹 矢
Masaki Yazaki
崎 雅 樹 矢
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】ワイヤボンディングを安定して行うことができ、インナーリードに変形が生じることを防止し、かつインナーリードと封止樹脂との接続強度を高めることが可能な、リードフレームを提供する。
【解決手段】リードフレーム10は、ダイパッド11と、それぞれ端子部53、63とインナーリード51、61とを含む複数のリード部12A、12Bとを備えている。インナーリード51、61は、表面側に位置するボンディング面41と、裏面側に位置するとともにハーフエッチングにより形成されたエッチング面42と、ボンディング面41とエッチング面42との間に位置する一対の側面43とを有している。インナーリード51、61のエッチング面42は平坦面であり、インナーリード51、61の一対の側面43は、それぞれ幅方向内側に向けてくびれた形状をもつ。
【選択図】図5

Description

本発明は、リードフレームおよびその製造方法、ならびに半導体装置およびその製造方法に関する。
近年、基板に実装される半導体装置の小型化および薄型化が要求されてきている。このような要求に対応すべく、従来、リードフレームを用い、その搭載面に搭載した半導体素子を封止樹脂によって封止するとともに、裏面側にリードの一部分を露出させて構成された、いわゆるQFN(Quad Flat Non-lead)タイプの半導体装置が種々提案されている。
しかしながら、従来一般的な構造からなるQFNの場合、端子数が増加するにしたがってパッケージが大きくなるため、実装信頼性を確保することが難しくなるという課題があった。これに対して、多ピン化されたQFNを実現するための技術として、外部端子を2列に配列したパッケージの開発が進められている(例えば特許文献1〜2)。このようなパッケージは、DR−QFN(Dual Row QFN)パッケージともよばれている。
特開2006−19767号公報 特開2005−217451号公報
近年、上述したQFNパッケージやDR−QFNパッケージを生産するにあたり、チップサイズを変更することなく、リード部の数(ピン数)を増やすことが求められてきている。これに対して、従来、ピン数を増やすために、パッケージサイズを大きくする手法がとられてきた。例えば、その一辺が8mm〜16mmとした大型のパッケージが開発および量産されるようになっている。
このように、パッケージサイズがある程度以上大きくなると、半導体素子側の端子とリード部の内部端子との距離が離れるため、ボンディングワイヤが長くなる。このため、リード部に、端子部から内側に延びるインナーリードが形成されたものが用いられている。しかしながら、インナーリードはその幅が細いため、ワイヤボンディングの接続信頼性が低下するおそれが生じている。また、インナーリードに変形が発生したり、インナーリードのモールド樹脂との密着性が低下したりする等の課題も発生している。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、ワイヤボンディングを安定して行うことができ、インナーリードに変形が生じることを防止し、かつインナーリードと封止樹脂との接続強度を高めることが可能な、リードフレームおよびその製造方法、ならびに半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、リードフレームであって、半導体素子が搭載されるダイパッドと、前記ダイパッド周囲に設けられ、それぞれ端子部と前記端子部から内側に延びるインナーリードとを含む複数のリード部とを備え、前記インナーリードは、表面側に位置するボンディング面と、裏面側に位置するとともにハーフエッチングにより形成されたエッチング面と、前記ボンディング面と前記エッチング面との間に位置する一対の側面とを有し、前記インナーリードの前記エッチング面は平坦面であり、前記インナーリードの前記一対の側面は、それぞれ前記インナーリードの幅方向内側に向けてくびれた形状をもつことを特徴とするリードフレームである。
本発明は、前記インナーリードのくびれた部分の幅は、前記ボンディング面の幅の85%〜95%であることを特徴とするリードフレームである。
本発明は、前記エッチング面の幅は、前記ボンディング面の幅の90%〜110%であることを特徴とするリードフレームである。
本発明は、前記エッチング面の幅よりも前記ボンディング面の幅が大きいことを特徴とするリードフレームである。
本発明は、前記ボンディング面の幅よりも前記エッチング面の幅が大きいことを特徴とするリードフレームである。
本発明は、前記複数のリード部の前記端子部は、隣り合う前記リード部間で内側および外側に位置するよう平面から見て交互に千鳥状に配置されていることを特徴とするリードフレームである。
本発明は、半導体装置であって、ダイパッドと、前記ダイパッド周囲に設けられ、それぞれ端子部と前記端子部から内側に延びるインナーリードとを含む複数のリード部と、前記ダイパッド上に搭載された半導体素子と、前記半導体素子と各リード部の前記インナーリードとを電気的に接続する接続部材と、前記ダイパッドと、前記複数のリード部と、前記半導体素子と、前記接続部材とを封止する封止樹脂とを備え、前記インナーリードは、表面側に位置するボンディング面と、裏面側に位置するとともにハーフエッチングにより形成されたエッチング面と、前記ボンディング面と前記エッチング面との間に位置する一対の側面とを有し、前記インナーリードの前記エッチング面は平坦面であり、前記インナーリードの前記一対の側面は、それぞれ前記インナーリードの幅方向内側に向けてくびれた形状をもつことを特徴とする半導体装置である。
本発明は、リードフレームの製造方法であって、金属基板を準備する工程と、前記金属基板の表裏に、それぞれエッチング用レジスト層を形成する工程と、前記エッチング用レジスト層を耐腐蝕膜として前記金属基板の表面および裏面にエッチングを施すことにより、前記金属基板に、ダイパッドと、前記ダイパッド周囲に設けられ、それぞれ端子部と前記端子部から内側に延びるインナーリードとを含む複数のリード部とを形成する工程と、前記金属基板の表裏から、それぞれ前記エッチング用レジスト層を除去する工程とを備え、前記インナーリードは、表面側に位置するボンディング面と、裏面側に位置するとともにハーフエッチングにより形成されたエッチング面と、前記ボンディング面と前記エッチング面との間に位置する一対の側面とを有し、前記インナーリードの前記エッチング面は平坦面であり、前記インナーリードの前記一対の側面は、それぞれ前記インナーリードの幅方向内側に向けてくびれた形状をもつことを特徴とするリードフレームの製造方法である。
本発明は、半導体装置の製造方法であって、リードフレームの製造方法によりリードフレームを製造する工程と、前記リードフレームの前記ダイパッド上に前記半導体素子を搭載する工程と、前記半導体素子と各リード部の前記インナーリードとを接続部材により電気的に接続する工程と、前記ダイパッドと、前記複数のリード部と、前記半導体素子と、前記接続部材とを封止樹脂により封止する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法である。
本発明によれば、インナーリードのエッチング面を平坦面としたので、ワイヤボンディングを安定して実行することができる。また、インナーリードの一対の側面が、それぞれインナーリードの幅方向内側に向けてくびれた形状をもつので、インナーリードのねじれ強度を高め、リード部に変形が生じることを防止することができる。さらに、インナーリードの一対の側面が、それぞれインナーリードの幅方向内側に向けてくびれた形状をもつことにより、インナーリードと封止樹脂とをより強固に接続することができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるリードフレームを示す平面図。 図2は、本発明の一実施の形態によるリードフレームを示す断面図(図1のII−II線断面図)。 図3は、本発明の一実施の形態によるリードフレームを示す拡大平面図(図1の部分拡大図)。 図4(a)−(b)は、リード部の長手方向断面図(それぞれ図3のIVA−IVA線断面図、IVB−IVB線断面図)。 図5(a)−(b)は、リード部の横方向断面図(それぞれ図3のVA−VA線断面図、VB−VB線断面図)。 図6(a)−(b)は、リード部の横方向断面図(それぞれ図3のVIA−VIA線断面図、VIB−VIB線断面図)。 図7(a)−(b)は、リード部の変形例を示す横方向断面図。 図8は、本発明の一実施の形態による半導体装置を示す平面図。 図9は、本発明の一実施の形態による半導体装置を示す断面図(図8のIX−IX線断面図)。 図10(a)−(f)は、本発明の一実施の形態によるリードフレームの製造方法を示す断面図。 図11(a)−(e)は、本発明の一実施の形態による半導体装置の製造方法を示す断面図。 図12は、ワイヤーボンディング工程を示す断面図。
以下、本発明の一実施の形態について、図1乃至図12を参照して説明する。なお、以下の各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。
リードフレームの構成
まず、図1乃至図6により、本実施の形態によるリードフレームの概略について説明する。図1乃至図6は、本実施の形態によるリードフレームを示す図である。
図1および図2に示すように、リードフレーム10は、半導体素子21(後述)を搭載する平面矩形状のダイパッド11と、ダイパッド11周囲に設けられ、半導体素子21と外部回路(図示せず)とを接続する複数の細長いリード部12A、12Bとを備えている。
また、図1において、符号10aは単位リードフレームを示しており、各単位リードフレーム10aは、それぞれ半導体装置20(後述)に対応する。各単位リードフレーム10aは、支持リード(支持部材)13を介して互いに連結されている。この支持リード13は、ダイパッド11とリード部12A、12Bとを支持するものであり、X方向、およびX方向に垂直なY方向に沿ってそれぞれ延びている。また、ダイパッド11の四隅には吊りリード14が連結されており、ダイパッド11は、この4本の吊りリード14を介して支持リード13に連結支持されている。
隣接するリード部12A、12B同士は、半導体装置20(後述)の製造後に互いに電気的に絶縁される形状となっている。また、各リード部12A、12Bは、半導体装置20の製造後にダイパッド11と電気的に絶縁される形状となっている。このリード部12A、12Bの裏面には、それぞれ外部の実装基板(図示せず)に電気的に接続される外部端子17A、17Bが形成されている。各外部端子17A、17Bは、半導体装置20(後述)の製造後に、それぞれ半導体装置20から外方に露出するようになっている。
この場合、複数のリード部12A、12Bの外部端子17A、17Bは、隣り合うリード部12A、12B間で内側および外側に位置するよう、平面から見て交互に千鳥状に配置されている。すなわち、ダイパッド11の周囲において、相対的に内側(ダイパッド11側)に位置する外部端子17Aをもつリード部12Aと、相対的に外側(支持リード13側)に位置する外部端子17Bをもつリード部12Bとが、全周にわたり交互に配置されている。これにより、リード部12A、12Bの外部端子17A、17Bが、隣接するリード部12B、12Aに接触する不具合が防止される。なお、本明細書において、内側に位置する外部端子17Aを内側外部端子17Aともいい、外側に位置する外部端子17Bを外側外部端子17Bともいう。この場合、内側外部端子17Aおよび外側外部端子17Bは、全て同一の平面形状を有している。
図1に示すように、複数の内側外部端子17Aは、平面から見ていずれもダイパッド11の一辺に対して平行な直線に沿って配列されている。また、複数の外側外部端子17Bは、平面から見ていずれもダイパッド11の一辺に対して平行な直線上に配列されている。すなわち、複数の内側外部端子17Aおよび複数の外側外部端子17Bは、X方向又はY方向のいずれかに対して平行な直線に沿って、2列に配列されている。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、複数の内側外部端子17Aおよび/または複数の外側外部端子17Bが、それぞれ平面から見て円弧上に配列されても良い。
次に、図3および図4(a)−(b)を参照して、各リード部12A、12Bの構成について更に説明する。
図3に示すように、リード部12A、12Bのうち、内側外部端子17Aを有するリード部12Aは、インナーリード51と、接続リード52と、端子部53とを有している。このうちインナーリード51は、端子部53よりも内側(ダイパッド11側)に延びており、その内側端部表面には内部端子15が形成されている。この内部端子15は、後述するようにボンディングワイヤ22を介して半導体素子21に電気的に接続される領域となっている。このため、内部端子15上には、ボンディングワイヤ22との密着性を向上させるめっき部25が設けられている。この場合、インナーリード51は、支持リード13に対して傾斜して延びている。
接続リード52は、端子部53よりも外側(支持リード13側)に位置しており、その外端部は支持リード13に連結されている。接続リード52は、当該接続リード52が連結される支持リード13に対して垂直に延びている。なお、端子部53の裏面には、内側外部端子17Aが形成されている。
図4(a)に示すように、リード部12Aのインナーリード51および接続リード52は、それぞれ裏面側(半導体素子21を搭載する面の反対側)からハーフエッチングにより薄肉に形成されている。他方、端子部53は、ハーフエッチングされることなく、ダイパッド11および支持リード13と同一の厚みを有している。このように、インナーリード51および接続リード52の厚さが端子部53の厚さよりも薄いことにより、幅の狭いリード部12Aを精度良く形成することができ、小型でピン数の多い半導体装置20を得ることができる。なお、ハーフエッチングとは、被エッチング材料をその厚み方向に途中までエッチングすることをいう。
一方、図3に示すように、リード部12A、12Bのうち、外側外部端子17Bを有するリード部12Bは、インナーリード61と、接続リード62と、端子部63とを有している。このうちインナーリード61は、端子部63よりも内側(ダイパッド11側)に位置しており、その内側端部表面には内部端子15が形成されている。この場合、インナーリード61は、支持リード13に対して垂直に延びる直線部分61bと、当該直線部分61bから傾斜して延びる傾斜部分61aとを有している。
また、接続リード62は、端子部63よりも外側(支持リード13側)に位置しており、その外側端部は支持リード13に連結されている。接続リード62は、当該接続リード62が連結される支持リード13に対して垂直に延びている。なお、端子部63の裏面には、外側外部端子17Bが形成されている。
図4(b)に示すように、リード部12Bのインナーリード61および接続リード62は、それぞれ裏面側(半導体素子21を搭載する面の反対側)からハーフエッチングにより薄肉に形成されている。また、端子部63は、ハーフエッチングされることなく、ダイパッド11および支持リード13と同一の厚みを有している。このように、インナーリード61および接続リード62の厚さが端子部63の厚さよりも薄いことにより、幅の狭いリード部12Bを精度良く形成することができ、小型でピン数の多い半導体装置20を得ることができる。
なお、図3において、互いに隣接するリード部12A、12B間の間隔dは、70μm〜150μmとすることが好ましい。このように、間隔dを70μm以上とすることにより、互いに隣接するリード部12A、12B間の貫通部分をエッチングにより確実に形成することができる。また、上記間隔dを150μm以下とすることにより、各半導体装置20の外部端子17A、17Bの数(ピン数)を一定数以上確保することができる。具体的には、外部端子17A、17Bの数(ピン数)は、例えば80ピン〜250ピンとすることができる。
次に、図5乃至図7を参照して、各リード部12A、12Bのインナーリード51、61および端子部53、63の断面形状(各リード部12A、12Bの長手方向に対して垂直な方向に沿った断面形状)について更に説明する。
図5(a)に示すように、リード部12Aのインナーリード51は、表面側に位置するボンディング面41と、裏面側に位置するエッチング面42と、ボンディング面41とエッチング面42との間に位置する一対の側面43とを有している。このうちボンディング面41は、未加工の素材面(金属基板31の表面)からなる。また、エッチング面42は、裏面側からハーフエッチングされることにより形成された面であり、平坦面となっている。
このように、インナーリード51のエッチング面42が平坦面となっていることにより、ワイヤボンディング工程において、後述するようにインナーリード51をヒートブロック36に対して安定して載置することができる。これにより、ボンディングワイヤ22を内部端子15に対して安定して接続することが可能となり、ワイヤボンディング作業の信頼性を向上させることができる。
また、一対の側面43は、それぞれインナーリード51の幅方向内側に向けてくびれた形状をもっている。各側面43は、その断面において、幅方向内側に向けて湾曲する弧形状からなっている。
このように、インナーリード51の側面43が幅方向内側に向けてくびれた形状をもっていることにより、同一面積の矩形状の断面をもつインナーリードと比較して、インナーリード51の断面二次モーメントを大きくし、インナーリード51のねじれ強度を高めている。これにより、例えば後述する半導体装置20の製造工程において、インナーリード51に歪みや曲り等の変形が生じることを防止することができる。また、インナーリード51の側面43の表面積が増加するので、インナーリード51と封止樹脂23(後述)との接触面積が増加し、インナーリード51と封止樹脂23とをより強固に接続することができる。さらに、隣り合うインナーリード51同士が接触して電気的に短絡してしまうことを抑制することができる。
この場合、インナーリード51のくびれた部分の幅wは、ボンディング面41の幅wの85%〜95%であることが好ましい。くびれた部分の幅wをボンディング面41の幅wの85%以上としたことにより、ワイヤーボンディング作業において、キャピラリーの位置ずれ等によるボンディング面41、エッチング面42の座屈を抑制することができる。また、くびれた部分の幅wをボンディング面41の幅wの95%以下としたことにより、上述した効果、すなわちインナーリード51のねじれ強度を高めるという効果と、インナーリード51と封止樹脂23との接続強度を高める効果とを確実に得ることができる。
なお、インナーリード51のくびれた部分の幅wは、インナーリード51のうち厚み方向に幅が最も狭い部分で測定される。この幅が最も狭い部分は、インナーリード51のうち厚み方向中央であっても良く、厚み方向中央よりも表面側又は裏面側であっても良い。
さらに、図5(a)において、ボンディング面41の幅wは例えば60μm〜120μmであり、エッチング面42の幅wは例えば60μm〜120μmである。このように、ボンディング面41の幅wおよびエッチング面42の幅wをそれぞれ60μm以上とすることにより、インナーリード51の変形を確実に防止することができる。また、ボンディング面41の幅wおよびエッチング面42の幅wをそれぞれ120μm以下とすることにより、各半導体装置20における外部端子17A、17Bの数(ピン数)を一定数以上確保することができる。
なお、図5(a)において、エッチング面42の幅wとボンディング面41の幅wとは略同一であるが、これに限られるものではなく、エッチング面42の幅wとボンディング面41の幅wとが互いに異なっていても良い。この場合、エッチング面42の幅wは、ボンディング面41の幅wの90%〜110%としてもよい。
例えば、図7(a)に示すように、ボンディング面41の幅wをエッチング面42の幅wより大きくしても良い。具体的には、エッチング面42の幅wは、ボンディング面41の幅wの90%以上かつ100%未満としても良い。この場合、インナーリード51のボンディング面41が広いので、ボンディングワイヤ22を内部端子15に対して安定して接続することが可能となり、ワイヤボンディング作業の信頼性を向上させることができる。
あるいは、図7(b)に示すように、エッチング面42の幅wをボンディング面41の幅wより大きくしても良い。具体的には、エッチング面42の幅wは、ボンディング面41の幅wの100%超かつ110%以下としても良い。この場合、インナーリード51のエッチング面42をヒートブロック36(後述)に対して安定して載置することができるので、ボンディングワイヤ22を内部端子15に対して安定して接続することが可能となり、ワイヤボンディング作業の信頼性を向上させることができる。
一方、図5(b)に示すように、リード部12Aの端子部53は、表面44と、裏面45と、部分的に内側に湾曲した一対の側面46とを有している。この端子部53は素材(金属基板31)と同一の厚みを有しており、端子部53の表面44および裏面45は、それぞれ未加工の素材面(金属基板31の表面および裏面)からなる。また、表面44はインナーリード51のボンディング面41と同一平面上に位置している。さらに、裏面45には、上述した内側外部端子17Aが形成されている。
この場合、内側外部端子17A(裏面45)の幅wは、端子部53の表面44の幅wよりも広くなっている。これにより、互いに隣接するリード部12Aとリード部12Bとの間隔を狭めた場合であっても、内側外部端子17Aの面積を広く確保することができ、内側外部端子17Aと外部の実装基板(図示せず)とを確実に接続することができる。
また、インナーリード51の厚みt(図5(a))は、端子部53の厚みt(図5(b))よりも薄く、具体的には、インナーリード51の厚みtは、端子部53の厚みtの30%〜50%となることが好ましい。
なお、図6(a)(b)に示すように、外側外部端子17Bを有するリード部12Bのインナーリード61および端子部63の断面形状は、それぞれ上述したリード部12Aのインナーリード51および端子部53の断面形状と略同一である。図6(a)(b)において、図5(a)(b)と同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
以上説明したリードフレーム10は、全体として銅、銅合金、42合金(Ni42%のFe合金)等の金属から構成されている。また、リードフレーム10の厚みは、製造する半導体装置20の構成にもよるが、80μm〜200μmとすることができる。
なお、本実施の形態において、リード部12A、12Bは、ダイパッド11の4辺全てに沿って配置されているが(図1参照)、これに限られるものではなく、例えばダイパッド11の対向する2辺のみに沿って配置されていても良い。
半導体装置の構成
次に、図8および図9により、本実施の形態による半導体装置について説明する。図8および図9は、本実施の形態による半導体装置(DR−QFN(Dual Row QFN)タイプ)を示す図である。
図8および図9に示すように、半導体装置(半導体パッケージ)20は、ダイパッド11と、ダイパッド11の周囲に配置された複数のリード部12A、12Bと、ダイパッド11上に搭載された半導体素子21と、リード部12A、12Bと半導体素子21とを電気的に接続する複数のボンディングワイヤ(接続部材)22とを備えている。また、ダイパッド11、リード部12A、12B、半導体素子21およびボンディングワイヤ22は、封止樹脂23によって樹脂封止されている。
このうちダイパッド11およびリード部12A、12Bは、上述したリードフレーム10から作製されたものである。このダイパッド11およびリード部12A、12Bの構成は、半導体装置20に含まれない領域を除き、上述した図1乃至図6に示すものと同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
また、半導体素子21としては、従来一般に用いられている各種半導体素子を使用することが可能であり、特に限定されないが、例えば集積回路、大規模集積回路、トランジスタ、サイリスタ、ダイオード等を用いることができる。この半導体素子21は、各々ボンディングワイヤ22が取り付けられる複数の電極21aを有している。また、半導体素子21は、例えばダイボンディングペースト等の接着剤24により、ダイパッド11の表面に固定されている。
各ボンディングワイヤ22は、例えば金、銅等の導電性の良い材料からなっている。各ボンディングワイヤ22は、それぞれその一端が半導体素子21の電極21aに接続されるとともに、その他端が各リード部12A、12Bの内部端子15にそれぞれ接続されている。なお、内部端子15には、ボンディングワイヤ22と密着性を向上させるめっき部25が設けられている。
封止樹脂23としては、シリコーン樹脂やエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいはPPS樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。封止樹脂23全体の厚みは、300μm〜1200μm程度とすることができる。また、封止樹脂23の一辺(半導体装置20の一辺)は、例えば8mm〜16mmすることができる。なお、図8において、封止樹脂23のうち、ダイパッド11およびリード部12A、12Bよりも表面側に位置する部分の表示を省略している。
リードフレームの製造方法
次に、図1乃至図6に示すリードフレーム10の製造方法について、図10(a)−(f)を用いて説明する。なお、図10(a)−(f)は、リードフレーム10の製造方法を示す断面図(図2に対応する図)である。
まず図10(a)に示すように、平板状の金属基板31を準備する。この金属基板31としては、銅、銅合金、42合金(Ni42%のFe合金)等の金属からなる基板を使用することができる。なお金属基板31は、その両面に対して脱脂等を行い、洗浄処理を施したものを使用することが好ましい。
次に、金属基板31の表裏全体にそれぞれ感光性レジスト32a、33aを塗布し、これを乾燥する(図10(b))。なお感光性レジスト32a、33aとしては、従来公知のものを使用することができる。
続いて、この金属基板31に対してフォトマスクを介して露光し、現像することにより、所望の開口部32b、33bを有するエッチング用レジスト層32、33を形成する(図10(c))。
次に、エッチング用レジスト層32、33を耐腐蝕膜として金属基板31に腐蝕液でエッチングを施す(図10(d))。これにより、ダイパッド11および複数のリード部12A、12Bの外形が形成される。このとき、エッチング用レジスト層32、33の形状を適宜調整することにより、ボンディング面41と、平坦面からなるエッチング面42と、それぞれ幅方向内側に向けてくびれた形状をもつ一対の側面43とを含むインナーリード51、61を有するリード部12A、12Bが形成される。なお、腐蝕液は、使用する金属基板31の材質に応じて適宜選択することができ、例えば、金属基板31として銅を用いる場合、通常、塩化第二鉄水溶液を使用し、金属基板31の両面からスプレーエッチングを行うことができる。
その後、エッチング用レジスト層32、33を剥離して除去する(図10(e))。
なお、上記においては、金属基板31の両面側からスプレーエッチングを行う場合を例にとって説明したが、これに限られるものではない。例えば、金属基板31の片面ずつ2段階のスプレーエッチングを行っても良い。具体的には、まず所定のパターンをもつエッチング用レジスト層32、33を形成し(図10(c)参照)、その後、金属基板31の裏面側に耐エッチング性のある封止層を設け、この状態で金属基板31の表面側のみエッチングを実施する。次いで、当該裏面側の封止層を剥離し、金属基板31の表面側に封止層を設ける。このとき、表面側の封止層は、エッチング加工された金属基板31の表面側の凹部内にも進入する。続いて、金属基板31の露出した裏面のみをエッチングし、その後表面側の封止層を剥離することにより、ダイパッド11および複数のリード部12A、12Bの外形が形成される。このように金属基板31の片面ずつスプレーエッチングを行うことにより、リード部12A、12Bの変形を回避しやすいという効果が得られる。
次に、ボンディングワイヤ22と内部端子15との密着性を向上させるため、内部端子15にメッキ処理を施し、めっき部25を形成する(図10(f))。この場合、選択されるメッキ種は、ボンディングワイヤ22との密着性を確保できればその種類は問わないが、たとえばAgやAuなどの単層めっきでもよいし、Ni/PdやNi/Pd/Auがこの順に積層される複層めっきでもよい。また、めっき部25は、リード部12A、12Bのうちボンディングワイヤ22との接続部のみに施してもよいし、リードフレーム10の全面に施してもよい。
このようにして、図1乃至図6に示すリードフレーム10が得られる。
半導体装置の製造方法
次に、図8および図9に示す半導体装置20の製造方法について、図11(a)−(e)および図12を用いて説明する。
まず上述した、図10(a)−(f)に示す方法により、リードフレーム10を作製する(図11(a))。
次に、リードフレーム10のダイパッド11上に、半導体素子21を搭載する。この場合、例えばダイボンディングペースト等の接着剤24を用いて、半導体素子21をダイパッド11上に載置して固定する(ダイアタッチ工程)(図11(b))。
次に、半導体素子21の各電極21aと、各リード部12A、12Bのめっき部25(内部端子15)とを、それぞれボンディングワイヤ(接続部)22によって互いに電気的に接続する(ワイヤボンディング工程)(図11(c))。
このとき、リードフレーム10をワイヤボンディング装置のヒートブロック36上に載置する。次いで、ヒートブロック36によりリード部12Aのインナーリード51及びリード部12Bのインナーリード61の裏面側から、リード部12A、12Bの表面温度が、例えば、150〜280℃程度になるように同時に加熱する。これとともに、ワイヤボンディング装置のキャピラリー38(図12参照)を介して超音波を印加しながら、半導体素子21の各電極21aと各リード部12A、12Bのめっき部25とをボンディングワイヤ22を用いて電気的に接続する。
本実施の形態において、リード部12Aのインナーリード51及びリード部12Bのインナーリード61が、それぞれ平坦なエッチング面42を有している。これにより、ワイヤボンディング時に、インナーリード51、61が幅方向に傾く不具合を防止することができ、インナーリード51、61をヒートブロック36に対して安定して載置することができる。また、インナーリード51、61が、それぞれ平坦な裏面を有していることにより、ヒートブロック36からインナーリード51への熱伝達が安定する。この結果、ボンディングワイヤ22をインナーリード51のめっき部25に対して安定して接続することが可能となり、ボンディングワイヤ22の接続信頼性が向上する。さらにエッチング面42が平坦であるため、キャピラリー38からの超音波エネルギーを安定してインナーリード51、61へ伝えることができる。これにより、ボンディングワイヤ22を安定して接続することが可能になるので、接続不具合によるワイヤボンディング工程でのチョコ停を削減することができる。
次に、リードフレーム10に対して熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂を射出成形またはトランスファ成形することにより、封止樹脂23を形成する(図11(d))。このようにして、リードフレーム10、半導体素子21、リード部12A、12Bおよびボンディングワイヤ22を封止する。
本実施の形態において、インナーリード51、61の一対の側面43は、それぞれ幅方向内側に向けてくびれた形状をもっているので、インナーリード51の側面43の表面積が増加する。このように、インナーリード51と封止樹脂23との接触面積が増加することにより、インナーリード51と封止樹脂23とをより強固に接続することができる。この結果、インナーリード51と封止樹脂23とが剥離する不具合を防止することができる。
次に、各半導体素子21間の封止樹脂23をダイシングすることにより、リードフレーム10を各半導体装置20毎に分離する。この際、例えばダイヤモンド砥石からなるブレード(図示せず)を回転させながら、各半導体装置20間のリードフレーム10および封止樹脂23を切断しても良い。
このようにして、図8および図9に示す半導体装置20が得られる(図11(e))。
ところで、本実施の形態において、インナーリード51、61の一対の側面43は、それぞれ幅方向内側に向けてくびれた形状をもっている。これにより、同一面積の矩形状の断面をもつインナーリードと比較して、インナーリード51、61の断面二次モーメントを大きくし、インナーリード51、61のねじれ強度を高めている。このため、インナーリード51、61の強度が低下することが抑えられ、例えば上述した半導体装置20の製造工程において、インナーリード51、61に歪みや曲り等の変形が生じることを防止することができる。この結果、隣接するリード部12Aとリード部12Bとの間隔d(ピッチ)を狭めることができ、半導体装置20の外部端子17A、17Bの数(ピン数)を増やすことができる。
また、隣接するリード部12A、12B間の間隔を狭くし、インナーリード51、61の幅wを細くした場合であっても、インナーリード51、61の強度が低下することが抑えられる。これにより、インナーリード51、61が変形して外部端子17A、17Bに位置ずれが発生する不具合を防止することができ、リードフレーム10の歩留まりを高めることができる。
さらに、インナーリード51、61の強度を高めたことにより、インナーリード51、61の長さを長くすることできるので、内部端子15をダイパッド11に対して接近させることができる。これにより、高価なボンディングワイヤ22の使用量を減らすことができ、リードフレーム10の製造コストを低下させることができる。
なお、上記実施の形態では、リード部12Aとリード部12Bとが交互に配置されている場合を例にとって説明した。しかしながら、これに限らず、リードフレーム10は、互いに同一の長さをもつ複数のリード部を有していても良い(QFNタイプ)。
さらに、上記実施の形態では、内側外部端子17Aおよび外側外部端子17Bが千鳥状に2列に配置されている場合を例にとって説明したが、これに限らず、外部端子が3列以上に配置されていても良い。
10 リードフレーム
11 ダイパッド
12A、12B リード部
13 支持リード(支持部材)
14 吊りリード
15 内部端子
17A 内側外部端子
17B 外側外部端子
20 半導体装置
21 半導体素子
22 ボンディングワイヤ(接続部材)
23 封止樹脂
24 接着剤
25 めっき部
41 ボンディング面
42 エッチング面
43 側面
44 表面
45 裏面
46 側面
51 インナーリード
52 接続リード
53 端子部
61 インナーリード
62 接続リード
63 端子部

Claims (9)

  1. リードフレームであって、
    半導体素子が搭載されるダイパッドと、
    前記ダイパッド周囲に設けられ、それぞれ端子部と前記端子部から内側に延びるインナーリードとを含む複数のリード部とを備え、
    前記インナーリードは、表面側に位置するボンディング面と、裏面側に位置するとともにハーフエッチングにより形成されたエッチング面と、前記ボンディング面と前記エッチング面との間に位置する一対の側面とを有し、
    前記インナーリードの前記エッチング面は平坦面であり、
    前記インナーリードの前記一対の側面は、それぞれ前記インナーリードの幅方向内側に向けてくびれた形状をもつことを特徴とするリードフレーム。
  2. 前記インナーリードのくびれた部分の幅は、前記ボンディング面の幅の85%〜95%であることを特徴とする請求項1記載のリードフレーム。
  3. 前記エッチング面の幅は、前記ボンディング面の幅の90%〜110%であることを特徴とする請求項1又は2記載のリードフレーム。
  4. 前記エッチング面の幅よりも前記ボンディング面の幅が大きいことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項記載のリードフレーム。
  5. 前記ボンディング面の幅よりも前記エッチング面の幅が大きいことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項記載のリードフレーム。
  6. 前記複数のリード部の前記端子部は、隣り合う前記リード部間で内側および外側に位置するよう平面から見て交互に千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載のリードフレーム。
  7. 半導体装置であって、
    ダイパッドと、
    前記ダイパッド周囲に設けられ、それぞれ端子部と前記端子部から内側に延びるインナーリードとを含む複数のリード部と、
    前記ダイパッド上に搭載された半導体素子と、
    前記半導体素子と各リード部の前記インナーリードとを電気的に接続する接続部材と、
    前記ダイパッドと、前記複数のリード部と、前記半導体素子と、前記接続部材とを封止する封止樹脂とを備え、
    前記インナーリードは、表面側に位置するボンディング面と、裏面側に位置するとともにハーフエッチングにより形成されたエッチング面と、前記ボンディング面と前記エッチング面との間に位置する一対の側面とを有し、
    前記インナーリードの前記エッチング面は平坦面であり、
    前記インナーリードの前記一対の側面は、それぞれ前記インナーリードの幅方向内側に向けてくびれた形状をもつことを特徴とする半導体装置。
  8. リードフレームの製造方法であって、
    金属基板を準備する工程と、
    前記金属基板の表裏に、それぞれエッチング用レジスト層を形成する工程と、
    前記エッチング用レジスト層を耐腐蝕膜として前記金属基板の表面および裏面にエッチングを施すことにより、前記金属基板に、ダイパッドと、前記ダイパッド周囲に設けられ、それぞれ端子部と前記端子部から内側に延びるインナーリードとを含む複数のリード部とを形成する工程と、
    前記金属基板の表裏から、それぞれ前記エッチング用レジスト層を除去する工程とを備え、
    前記インナーリードは、表面側に位置するボンディング面と、裏面側に位置するとともにハーフエッチングにより形成されたエッチング面と、前記ボンディング面と前記エッチング面との間に位置する一対の側面とを有し、
    前記インナーリードの前記エッチング面は平坦面であり、
    前記インナーリードの前記一対の側面は、それぞれ前記インナーリードの幅方向内側に向けてくびれた形状をもつことを特徴とするリードフレームの製造方法。
  9. 半導体装置の製造方法であって、
    請求項8記載のリードフレームの製造方法によりリードフレームを製造する工程と、
    前記リードフレームの前記ダイパッド上に前記半導体素子を搭載する工程と、
    前記半導体素子と各リード部の前記インナーリードとを接続部材により電気的に接続する工程と、
    前記ダイパッドと、前記複数のリード部と、前記半導体素子と、前記接続部材とを封止樹脂により封止する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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