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JP2015015321A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子及びその製造方法 Download PDF

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JP2015015321A
JP2015015321A JP2013140211A JP2013140211A JP2015015321A JP 2015015321 A JP2015015321 A JP 2015015321A JP 2013140211 A JP2013140211 A JP 2013140211A JP 2013140211 A JP2013140211 A JP 2013140211A JP 2015015321 A JP2015015321 A JP 2015015321A
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semiconductor layer
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graphene
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JP2013140211A
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直巳 松村
Naomi Matsumura
直巳 松村
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TAKATSUKI DENKI KOGYO KK
Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
TAKATSUKI DENKI KOGYO KK
Nichia Chemical Industries Ltd
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Abstract

【課題】半導体発光素子の電流拡散性及び放熱性を改善して発光効率及び寿命を向上させる。
【解決手段】基板1と、基板1上に積層された第一導電型半導体層31と、第一導電型半導体層31上に積層された活性層33と、活性層33上に積層された、第一導電型半導体層31と異なる導電型の第二導電型半導体層32と、第一導電型半導体層31と電気的に接続された第一電極4と、第二導電型半導体層32と電気的に接続された第二電極5とを備える半導体発光素子であって、基板1の、第一導電型半導体層31を積層する面側に、該基板1よりも導電性の高いグラフェン層を形成しており、グラフェン層上に、第一導電型半導体層31と、該第一導電型半導体層31と離間して第一電極4を、それぞれ配置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、窒化物半導体等を利用した半導体発光素子及びその製造方法に関する。
発光ダイオード(Light Emitting Diode:以下「LED」という。)等の半導体発光素子が、照明用途や車載用のヘッドライト、液晶ディスプレイのバックライト用光源、光ピックアップ等の分野で広く普及している。従来のLEDの構造の一例として、サファイア基板に窒化ガリウム(GaN)等を成長させたLEDの模式断面図を、図6に示す。この図に示すように、サファイア基板41上にGaN緩衝層42を介して、第一導電型半導体層としてn型GaN層43を積層し、またその上に活性層としてInGaN層44を積層し、さらにその上にp型AlGaN層45、第二導電型半導体層としてp型GaN層46等を積層する。そしてn型GaN層には、これを部分的にエッチングして、n側電極47を配置し、またp型GaN層46にはp側電極48を配置している。
しかしながらこの構造では、n側電極47とp側電極48とに電源を接続して通電すると、電流は最短距離で移動しようとする。この結果、例えば図7に示すように、n型GaN層43内をキャリアである電子が、n側電極47からp側電極48に向かって最短距離で移動しようとする。このため電流はn型GaN層43内を均一に流れない結果、電流が局所的に集中して、発熱や発光が不均一となり、LEDの本来の発光特性を十分に発揮できないという問題があった。
特開2012−074703号公報
本発明は、従来のこのような問題点を解決するためになされたものである。本発明の主な目的は、半導体層中を流れる電流の偏在を低減して、均一な発光を得られるようにした半導体発光素子を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の一の側面に係る半導体発光素子によれば、基板と、前記基板上に積層された第一導電型半導体層と、前記第一導電型半導体層上に積層された活性層と、前記活性層上に積層された、前記第一導電型半導体層と異なる導電型の第二導電型半導体層と、前記第一導電型半導体層と電気的に接続された第一電極と、前記第二導電型半導体層と電気的に接続された第二電極とを備える半導体発光素子であって、前記基板の、前記第一導電型半導体層を積層する面側に、該基板よりも導電性の高いグラフェン層を形成しており、前記グラフェン層上に、前記第一導電型半導体層と、該第一導電型半導体層と離間して前記第一電極を、それぞれ配置することができる。上記構成により、第一導電型半導体層に直接第一電極を接触させず、グラフェン層を介して電気接続させることができ、従来のように第一導電型半導体層の一部に第一電極を設ける構成と比較して、第一導電型半導体層の一部に電流が集中する事態を回避して、より広い範囲に均一に通電でき、もって電流の集中を緩和して発光や発熱を均一にして、高パフォーマンスな半導体発光素子を得ることが可能となる。
上記構成において、前記基板を、炭化ケイ素で構成してもよい。
また、前記第一導電型半導体層を、n型GaN層、前記第二導電型半導体層を、p型GaN層とすることもできる。
さらに、前記半導体発光素子を発光ダイオードとすることもできる。
さらにまた本発明の他の側面に係る半導体発光素子の製造方法によれば、基板と、前記基板上に積層された第一導電型半導体層と、前記第一導電型半導体層上に積層された活性層と、前記活性層上に積層された、前記第一導電型半導体層と異なる導電型の第二導電型半導体層と、前記第一導電型半導体層と電気的に接続された第一電極と、前記第二導電型半導体層と電気的に接続された第二電極とを備える半導体発光素子の製造方法であって、前記基板の、前記第一導電型半導体層を積層する面側に、該基板よりも導電性の高いグラフェン層を形成する工程と、前記基板のグラフェン層上の一部に、前記第一導電型半導体層を積層する一方、前記基板のグラフェン層上の一部であって、前記第一導電型半導体層を積層した領域とは異なる領域に、前記第一電極を積層する工程と、前記第一導電型半導体層上に、前記活性層を積層する工程と、前記活性層上に前記第二導電型半導体層を積層する工程と、前記第二導電型半導体層上に、前記第二電極を積層する工程とを含むことができる。これにより、第一導電型半導体層に直接第一電極を接触させず、グラフェン層を介して電気接続させることができ、従来のように第一導電型半導体層の一部に第一電極を設ける構成と比較して、第一導電型半導体層の一部に電流が集中する事態を回避して、より広い範囲に均一に通電でき、もって電流の集中を緩和して発光や発熱を均一にして、高パフォーマンスな半導体発光素子を得ることが可能となる。
本発明の窒化物半導体発光素子の積層構成を示す図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法のフローチャートである。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造工程における積層構造を示す図である。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法のフローチャートである。 本発明の窒化物半導体発光素子の製造工程における積層構造を示す図である。 従来の半導体発光素子を示す概略断面図である。 図6の半導体発光素子において、電子の移動方向を示す模式図である。
以下、本発明に係る実施の形態及び実施例を、図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施形態及び実施例は、本発明の技術思想を具体化するための、半導体発光素子及びその製造方法を例示するものであって、本発明は、半導体発光素子及びその製造方法を以下のものに特定しない。また特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。特に実施例に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。さらに、本明細書において、層上などでいう「上」とは、必ずしも上面に接触して形成される場合に限られず、離間して上方に形成される場合も含んでおり、層と層の間に介在層が存在する場合も包含する意味で使用する。
(実施の形態1)
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(1.半導体発光素子の構成)
先ず、図1を参照して、半導体発光素子の層構成について説明する。図1に示すように、半導体発光素子は、基板1の上に、緩衝層11、グラフェン層2、半導体構造3として、第一導電型半導体層31、活性層33、第二導電型半導体層32の順に積層されている。グラフェン層2の表面と、半導体構造3の上面には、それぞれ第一電極4及び第二電極5が設けられている。
基板1は、任意の単結晶基板を用いられる。グラフェン層2は、基板1の上で生成あるいは転写されるため、平坦なグラフェンを得るには、基板1も単結晶性が好ましい。このような基板1としては、SiC(炭化ケイ素)基板が好適に利用できる。その他、GaN基板やサファイア基板、石英基板等も利用できる。
グラフェン層2は、基板1上に形成され、半導体構造3を接合するための平坦性を備えるため、ステップ形状が寡少なグラフェンから構成される。また、グラフェン層2を多層構造とすることもできる。基板1上にグラフェン層2を形成する方法として、(1)剥離・転写法、(2)SiC熱昇華法、及び(3)CVD法(化学気相蒸着法)がある。
(1)剥離・転写法は、グラファイト片に粘着テープを付けて剥離した後、任意の基板に転写する方法である。例えばサファイア基板上に、別途作製したグラフェンを貼りつける。ただ、基板に形成されたグラフェンの原子レベルでの平坦性は低い。
(2)SiC熱昇華法は、SiC基板を1200度以上で熱処理し、Siを昇華させることでグラフェンを生成させる方法である。基板として単結晶のSiC基板を用いると、単結晶のグラフェンを生成することができる。
(3)CVD法は、Ni,Cu,Pt等の触媒金属薄膜上にグラフェンを蒸着する方法である。CVD法により生成したグラフェンの平坦性は、基板に蒸着した触媒である金属薄膜の結晶性に依存する。したがって、単結晶基板上で単結晶の金属膜が堆積されると、単結晶のグラフェンを生成することができる。
半導体構造3は、第一導電型半導体層31、活性層33、第二導電型半導体層32の順に積層された積層体である。この例では第一導電型半導体層31をn型半導体層、第二導電型半導体層32をp型半導体層としている。ただ、第一導電型半導体層をp型半導体層、第二導電型半導体層をn型半導体層としてもよい。また半導体構造は、液相成長法、HVPE法やMOCVD法等により、基板1上にZnS、SiC、GaN、GaP、InN、AlN、ZnSe、GaAsP、GaAlAs、InGaN、GaAlN、AlInGaP、AlInGaN等の半導体を活性層33として形成させたものが好適に用いられる。半導体構造の材料やその混晶度の選択により、半導体発光素子の発光波長を紫外光から赤外光まで種々選択することができる。特に、高輝度発光可能な発光素子として、緑色系及び青色系に発光する発光素子の材料として、窒化物半導体を選択することが好ましい。例えば、半導体構造の材料として、InXAlYGa1-X-YN(0≦X≦1、0≦Y≦1、X+Y≦1)等が利用できる。また、このような発光素子と、その発光により励起され、発光素子の発光波長と異なる波長を有する光を発する種々の蛍光体とを組み合わせた発光素子とすることもできる。赤色系の発光する発光素子の材料として、ガリウム・アルミニウム・砒素系の半導体やアルミニウム・インジウム・ガリウム・燐系の半導体を選択することが好ましい。なお、RGBの発光素子を組み合わせてカラーの光源を得るためには、赤色系の発光波長が610nmから700nm、緑色が495nmから565nm、青色の発光波長が430nmから490nmの発光素子を組み合わせることが好ましい。
半導体構造3の積層方向の表面は、積層された半導体が単結晶であるため平坦であることから、半導体構造3の積層方向の表面でグラフェン層2の上に密着させて接合することができる。半導体構造3は、GaN基板、又は単結晶のグラフェン上でエピタキシャル結晶成長させて得ることができる。単結晶のグラフェン上で半導体層をエピタキシャル結晶成長させる方法を用いる半導体素子の製造方法については、以下の「2.半導体発光素子の製造方法」で説明する。本実施例においては半導体構造3は、n型窒化物半導体層31、活性層33、及びp型窒化物半導体層33の順に積層された単結晶性の積層体積層体である。
第一電極4及び第二電極5は、それぞれ第一導電型半導体層31、第二導電型半導体層32に電気的に接続して外部から電流を供給するための部材である。図1の例では、金属蒸着により、それぞれグラフェン層2及び半導体構造3の上に形成される。
以上の半導体発光素子の構成により、グラフェンは熱伝導性が高いため、半導体層内で生じた熱の放熱を促進することができる。更に、グラフェンは導電性が高いのでグラフェン層2は良質な導電層として作用し、電流が積層面全体に分散されることになる。この結果、従来の半導体発光素子において図7に示すように、n側電極47から注入された電子が第一導電型半導体層であるn型GaN層43中において最短距離を流れる結果、電流が活性層であるInGaN層44とn型GaN層43との界面において均一に流れず、局所的に集中して均一な発光が得られなくなる問題を解消できる。すなわち、図1の構成においては、第一導電型半導体層31と活性層33との界面における電流の集中を抑制でき、面全体に渡る発光の均一化が図られる。また電流が分散する結果、ジュール熱による発熱も集中することなく面内に拡散され、放熱性の点でも有利となり、半導体発光素子の信頼性が向上する。
またSiCとグラフェンを用いることは、従来のサファイア基板に比較して熱伝導率は、それぞれ10倍程度、100倍程度と向上し、発光体チップの熱負荷を低減する効果があり、更なる高輝度化、高寿命化に寄与する。
(2.半導体発光素子の製造方法)
次に、図2のフローチャート及び図3A〜図3Fの断面図を参照しながら半導体発光素子の製造方法について説明する。
半導体発光素子の製造方法は、図3A、図3Bに示すように、第1の基板1a上の複数層のグラフェン層21〜23に、半導体層を順次エピタキシャル成長させて積層させ半導体構造3を得る半導体積層工程(ステップS201)と、第1の基板1aからグラフェン層2の一部を有する半導体構造3を剥離する積層体剥離工程(ステップS202;図3C)と、半導体構造3のグラフェン層21を剥離するグラフェン層剥離工程(ステップS203;図3D)と、第2のグラフェン層24及び第3のグラフェン層25を有する第2の基板1bの、第2のグラフェン層24上に半導体構造3を接合する半導体層接合工程(ステップS204;図3E)と、半導体構造3及びグラフェン層2の上で半導体層が積層されていない部分に第一電極4、第二電極5をそれぞれ形成する電極形成工程(ステップS205;図3F)とを含む。
以下、図3A〜3Fを参照しながら各工程を詳述する。まずステップS201では、図3A及び図3Bに示すように、基板1aの表面に複数層のグラフェン21、22、23からなるグラフェン層2及び半導体構造3を順に積層させる。
ステップS201を詳述すると、先ず始めに、図3Aに示すように基板1aの表面にグラフェン層2を形成させる。基板1にSiC基板を用いる場合には、SiC熱昇華法でSiC基板の表面に複数層のグラフェン層を生成させる方法が利用できる。作製条件は適宜設定でき、例えば、SiC基板の表面を1650℃に加熱し、超高真空又は100Torr、Ar等の不活性雰囲気で表面のSiを昇華し、複数層のグラフェンを生成させる。
続いて、図3Bに示すように、グラフェン層2が生成した基板1aに、MOCVD法で半導体からなるpn接合型の発光構造を含む多層エピタキシャル膜を成長させる。半導体には、GaN、AlGaN、AlN等が挙げられる。グラフェンの炭素と半導体の金属とは共有結合を持たないため、グラフェン上で半導体を結晶成長させると結晶欠陥のない高品質な半導体構造3が得られる。
次にステップS202では、ステップS201で得られた基板1a、グラフェン層2、半導体構造3の順に積層された積層体から、図3Cに示すように、グラフェン21を有する半導体構造3の積層体を剥離する。グラフェン層2におけるグラフェン21とグラフェン22との間は弱いファンデルワールス力が働いているため、このファンデルワールス力が作用している部分でグラフェン21を有する半導体構造3の積層体と、グラフェン22、及びグラフェン23を有する基板1aとに容易に分離することができる。
なお図示しないが、半導体層の最上層を吸着保持するための吸着面を有する真空吸引式の真空吸着装置を用いて、基板からグラフェンを含む半導体層を剥離することもできる。この様子を説明すると、先ず、真空吸着装置の吸着面をステップS201で得られた積層体の半導体構造3の上層面に密着させ、グラフェンとグラフェンとの間のファンデルワールス力よりも大きい吸着力で吸着する。次に、吸着した半導体層の最上層を、グラフェン21とグラフェン22との間のファンデルワールス力よりも大きい張力で引き上げる。これによって、基板からグラフェン21を有する半導体構造3の積層体が剥離される。
またステップS203では、図3Dに示すように、ステップS202で得られたグラフェン21を有する半導体構造3の積層体からグラフェン21を剥離する。半導体構造3の下層のグラフェン21をスパッタリングで亜鉛の薄膜を作製し、希塩酸で洗い流すと、亜鉛及びグラフェンが取り除かれ、半導体構造3からグラフェン21を剥離することができる。なお、亜鉛の代わりにアルミニウムを用いることもできる。さらに酸素プラズマによる除去も可能である。例えば、RFパワー=100W,O2流量90sccm,真空度10mTorr,時間60sの条件でグラフェンを剥離できる。なお、図3Cから図3Dを介することなく、直接図3Eに移行させることもできる。この場合は、グラフェン同士がファンデルワース力で接着する。
また、グラフェン21を化学修飾させて半導体構造3の積層体から隔離することもできる。まず、グラフェンを付加反応させてグラフェン化合物にする。具体的には、グラフェン21を有する半導体構造3の積層体を、400℃でF2と反応させてフッ化グラフェンを生成させる。半導体構造3とグラフェン21とのファンデルワールス力を弱めるために、生成したフッ化グラフェンをアセトン等の極性溶媒中で超音波処理を行い、半導体層からフッ化グラフェンを分散させて剥離する。なお、半導体層に接合しているグラフェンを硝酸等で酸化させて石墨酸を生成させて、極性溶媒中で超音波処理により半導体層からグラフェンを分散させて剥離することもできる。ただしこの場合は、GaNに酸化膜が生成する可能性がある。
ステップS204では、ステップS203で得られた積層体の半導体構造3を、図3Eに示すように、単層又は複数層のグラフェン層2を有する第2の基板1bのグラフェン24の上で接合させる。ここで、グラフェン24の表面と積層体の半導体構造3の積層表面に働くファンデルワールス力により、半導体構造3をグラフェン層2に接合させることができる。なお、ステップS203で得られた半導体構造3の積層体は、第1の基板1aの上に残っているグラフェン層2で接合させても良く、また別の基板1bにグラフェン層2を形成させたものに接合させても良い。好ましくは、第1の基板1aにSiCを用いると、グラフェンの生成から素子の製造までを同一基板で行うことができ、製造コストが抑えられる。
ステップS205では、ステップS204で得られた基板1b、グラフェン層2、半導体構造3の順に積層した積層体に、図3Fに示すように第一電極4及び第二電極5を形成する。グラフェン層2側の半導体層がn型半導体層で、半導体層の上層がp型半導体層の場合には、第一電極4及び第二電極5はそれぞれn型電極及びp型電極になる。
(実施の形態2)
以上は、接合を用いた半導体発光素子の製造方法について説明した。ただ本発明はこの製造方法に限られず、接合を用いないで製造することも可能である。ここで実施の形態2として、接合を用いない半導体発光素子の製造方法を、図4のフローチャート及び図5A〜図5Eの断面図を参照しながら説明する。なお、図3等と同じ部材については、同じ符号を付して詳細説明を省略する。
半導体発光素子の製造方法は、図5A、図5Bに示すように、第1の基板1a上の複数層のグラフェン層21〜23に、半導体層を順次エピタキシャル成長させて積層させ半導体構造3を得る半導体積層工程(ステップS401)と、半導体構造3を部分的にエッチングしてグラフェン層を露出させる工程(ステップS402;図5C)と、露出したグラフェン層上及び半導体構造3上に、第一電極4、第二電極5をそれぞれ形成する電極形成工程(ステップS403;図5D)とを含む。
以下、図5A〜図5Dを参照しながら各工程を詳述する。まずステップS401では、図5A及び図5Bに示すように、基板1aの表面に複数層のグラフェン21、22、23からなるグラフェン層2及び半導体構造3を順に積層させる。
ステップS401を詳述すると、先ず始めに、図5Aに示すように基板1aの表面にグラフェン層2を形成させる。基板1にSiC基板を用いる場合には、SiC熱昇華法でSiC基板の表面に複数層のグラフェン層を生成させる方法が利用できる。
続いて、図5Bに示すように、グラフェン層2が生成した基板1aに、MOCVD法で半導体からなるpn接合型の発光構造を含む多層エピタキシャル膜を成長させる。半導体には、GaN、AlGaN、AlN等が挙げられる。グラフェンの炭素と半導体の金属とは共有結合を持たないため、グラフェン上で半導体を結晶成長させると結晶欠陥のない高品質な半導体構造3が得られる。
なお図5Cに示すように、グラフェン上に部分的にエッチングストップ層49となるAlNやSiO2などを形成しておいてもよい。このようにしておくことで、グラフェン層を露出させる工程(ステップS402)でエッチングストップ層として機能させることができる。
ステップS402では、図5Dに示すように、RIEにより、半導体構造3をグラフェン層が露出するまでエッチングする。半導体層がGaN、AlGaNの場合は、Cl2、SiCl4、CH4の混合ガスでエッチングすることが好ましい。なお、上述したステップS401でエッチングストップ層49(図5C)を形成した場合は、TMAH、フッ酸などの薬品処理により、エッチングストップ層を除去することにより、グラフェン層を露出させる。
ステップS403では、ステップS402で得られた基板1b、グラフェン層2、半導体構造3の順に積層した積層体に、図3Fと同様に第一電極4及び第二電極5を形成する(図5E)。グラフェン層2側の半導体層がn型半導体層で、半導体層の上層がp型半導体層の場合には、第一電極4及び第二電極5はそれぞれn型電極及びp型電極になる。
以上のとおり、本発明に係る半導体発光素子の製造方法によれば、半導体における電流拡散性及び放熱性を改善することができるため、優れた発光高効率及び寿命を持つ半導体発光素子を提供することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
1…基板;1a…第1の基板;1b…第2の基板
11…緩衝層
2…グラフェン層
21,22,23,24、25…グラフェン
3…半導体層
31…第一導電型半導体層
32…第二導電型半導体層
33…活性層
4…第一電極
5…第二電極
41…サファイア基板
42…緩衝層
43…n型GaN層
44…InGaN層
45…p型AlGaN層
46…p型GaN層
47…n側電極
48…p側電極
49…エッチングストップ層

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板上に積層された第一導電型半導体層と、
    前記第一導電型半導体層上に積層された活性層と、
    前記活性層上に積層された、前記第一導電型半導体層と異なる導電型の第二導電型半導体層と、
    前記第一導電型半導体層と電気的に接続された第一電極と、
    前記第二導電型半導体層と電気的に接続された第二電極と
    を備える半導体発光素子であって、
    前記基板の、前記第一導電型半導体層を積層する面側に、該基板よりも導電性の高いグラフェン層を形成しており、
    前記グラフェン層上に、前記第一導電型半導体層と、該第一導電型半導体層と離間して前記第一電極を、それぞれ配置してなることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 請求項1に記載の半導体発光素子であって、
    前記基板が、炭化ケイ素で構成されてなることを特徴とする半導体発光素子。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体発光素子であって、
    前記第一導電型半導体層が、n型GaN層であって、
    前記第二導電型半導体層が、p型GaN層であることを特徴とする半導体発光素子。
  4. 請求項1〜3のいずれか一に記載の半導体発光素子であって、
    前記半導体発光素子が発光ダイオードであることを特徴とする半導体発光素子。
  5. 基板と、
    前記基板上に積層された第一導電型半導体層と、
    前記第一導電型半導体層上に積層された活性層と、
    前記活性層上に積層された、前記第一導電型半導体層と異なる導電型の第二導電型半導体層と、
    前記第一導電型半導体層と電気的に接続された第一電極と、
    前記第二導電型半導体層と電気的に接続された第二電極と
    を備える半導体発光素子の製造方法であって、
    前記基板の、前記第一導電型半導体層を積層する面側の表面に、該基板よりも導電性の高いグラフェン層を形成する工程と、
    前記基板のグラフェン層上の一部に、前記第一導電型半導体層を積層する一方、前記基板のグラフェン層上の一部であって、前記第一導電型半導体層を積層した領域とは異なる領域に、前記第一電極を積層する工程と、
    前記第一導電型半導体層上に、前記活性層を積層する工程と、
    前記活性層上に前記第二導電型半導体層を積層する工程と、
    前記第二導電型半導体層上に、前記第二電極を積層する工程と
    を含むことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
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