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JP2015089034A - 通信装置 - Google Patents

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JP2015089034A
JP2015089034A JP2013227465A JP2013227465A JP2015089034A JP 2015089034 A JP2015089034 A JP 2015089034A JP 2013227465 A JP2013227465 A JP 2013227465A JP 2013227465 A JP2013227465 A JP 2013227465A JP 2015089034 A JP2015089034 A JP 2015089034A
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憲昭 岸本
Noriaki Kishimoto
憲昭 岸本
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Abstract

【課題】記憶部に記憶されているデータに基づき送信する送信データが複数ある場合に、記憶部の空き容量をより早い時点で増やすこと。
【解決手段】送信部と、記憶部と、制御部と、を備え、制御部は、データを取得する取得処理と、取得処理で取得したデータを取得データとして記憶部に記憶させる記憶処理と、記憶部に記憶されている取得データに基づき外部装置に送信する送信データが複数ある場合、送信部を用いて、記憶部における取得データの占有率が早い時点で小さくなる送信順で複数の送信データを送信する送信処理(S108)と、送信処理で送信データの送信が完了した取得データを記憶部から削除する削除処理と、を実行する通信装置。
【選択図】図4

Description

取得したデータを送信する技術に関する。
従来、受信したFAXデータを記憶部に記憶し、記憶しているFAXデータが送信条件を満たす場合にそのFAXデータを外部装置に送信するFAX装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−148120号公報(段落0036)
ところで、記憶部に記憶されているデータに基づき送信する送信データが複数ある場合がある。その場合、それら複数の送信データの送信順によっては送信が完了して記憶部の空き容量が増えるまでに時間がかかることがある。
本明細書では、記憶部に記憶されているデータに基づき送信する送信データが複数ある場合に、記憶部の空き容量をより早い時点で増やすことが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される通信装置は、送信部と、記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、データを取得する取得処理と、前記取得処理で取得したデータを取得データとして前記記憶部に記憶させる記憶処理と、前記記憶部に記憶されている前記取得データに基づき外部装置に送信する送信データが複数ある場合、前記送信部を用いて、前記記憶部における前記取得データの占有率が早い時点で小さくなる送信順で複数の前記送信データを送信する送信処理と、前記送信処理で前記送信データの送信が完了した前記取得データを前記記憶部から削除する削除処理と、を実行する。
上記通信装置によると、取得データに基づき外部装置に送信する送信データが複数ある場合、記憶部における取得データの占有率が早い時点で小さくなる送信順で複数の送信データを送信するので、占有率を考慮せずに送信する場合に比べ、記憶部の空き容量をより早い時点で増やすことが可能になる。
また、前記記憶部に複数の前記取得データが記憶されている場合、前記送信順は、データサイズが小さい前記取得データに対応する前記送信データの順であってもよい。
一般にデータサイズが小さい取得データに対応する送信データはデータサイズが大きい取得データに対応する送信データより送信時間が短い。このため、記憶部に複数の取得データが記憶されている場合は、データサイズが小さい取得データに対応する送信データの順で送信すると、占有率が早い時点で小さくなる送信順で送信データを送信できる。
また、前記データは画像データであり、前記送信順は、一画素当たりのビット数が小さい前記取得データに対応する前記送信データの順であってもよい。
一般に一画素当たりのビット数が小さい取得データは一画素当たりのビット数が大きい取得データよりデータサイズが小さい。このため、一画素当たりのビット数が小さい取得データに対応する送信データの順で送信すると、データサイズが小さい取得データに対応する送信順で送信データを送信できる可能性が高くなる。
また、前記取得データのデータ形式には、同一のデータを表す場合のデータサイズが互いに異なる複数のデータ形式があり、前記送信順は、データサイズが小さいデータ形式の前記取得データに対応する前記送信データからデータサイズが大きいデータ形式の前記取得データに対応する前記送信データの順であってもよい。
一般に、同一のデータを表す場合のデータサイズが小さいデータ形式の取得データに対応する送信データは、当該同一のデータを表す場合のデータサイズが大きいデータ形式の取得データに対応する送信データよりデータサイズが小さい。このため、データサイズが小さいデータ形式の取得データに対応する送信データからデータサイズが大きいデータ形式の取得データに対応する送信データの順で送信すると、データサイズが小さい取得データに対応する送信データの順で送信できる可能性が高くなる。
また、前記制御部は、前記取得データの送信先の前記外部装置がデータ形式の変換を必要とする外部装置である場合に、前記取得データのデータ形式を送信先の前記外部装置に応じたデータ形式に変換する変換処理を実行し、前記送信処理において、データ形式の変換を必要とする前記外部装置には前記変換処理によってデータ形式を変換した前記取得データに対応する前記送信データを送信し、データ形式の変換を必要としない前記外部装置には前記変換処理によるデータ形式の変換が行われていない前記取得データに対応する前記送信データを送信してもよい。
上記通信装置によると、外部装置に応じたデータ形式の取得データに対応する送信データを送信できる。
また、前記制御部は、前記送信処理において、一の前記取得データに基づきデータサイズの異なる複数の前記送信データを前記外部装置に送信する場合は、データサイズの大きい前記送信データから順に送信し、前記送信処理で最初の前記送信データの送信が完了した後、最後の前記送信データの送信を開始する前に、前記取得データのデータサイズを小さくする完了時縮小処理を実行してもよい。
上記通信装置によると、一の取得データに基づきデータサイズの異なる複数の送信データを外部装置に送信する場合に、全ての送信データの送信が完了するまで取得データをそのままのデータサイズで記憶しておく場合に比べ、記憶部における取得データの占有率を早い時点で小さくすることが可能になる。
また、前記制御部は、前記送信処理で前記送信データの送信に失敗した場合に、前記取得データのデータサイズを小さくする失敗時縮小処理を実行してもよい。
上記通信装置によると、送信に失敗した場合は取得データのデータサイズを小さくするので、記憶部における取得データの占有率を小さくすることが可能になる。
また、前記制御部は、前記送信処理で前記送信データの送信が最初に失敗した場合に前記失敗時縮小処理を実行してもよい。
送信に失敗する毎に取得データのデータサイズを小さくすると、複数回失敗した場合にデータサイズが小さくなり過ぎてしまう虞がある。上記通信装置によると、送信が最初に失敗した場合に失敗時縮小処理を実行するので、データサイズが小さくなり過ぎてしまわないようにすることができる。
また、上記通信装置は、受信部を備え、前記制御部は、前記取得処理において、前記受信部を用いて送信元の装置から前記データを受信し、前記取得処理の前に、前記外部装置のデータ処理能力を前記送信元の装置に通知する通知処理を実行してもよい。
取得データの送信元の装置は、データの送信先の装置から通知されたデータ処理能力に合わせてデータを送信するものである場合もある。その場合、通信装置自体のデータ処理能力を通知すると、外部装置に送信される送信データが通信装置のデータ処理能力によって制限されてしまう。上記通信装置によると、外部装置のデータ処理能力を送信元の装置に通知するので、外部装置に送信される送信データが通信装置のデータ処理能力によって制限されてしまわないようにすることができる。
また、本明細書によって開示される通信装置は、送信部と、記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、データを取得する取得処理と、前記取得処理で取得したデータを取得データとして前記記憶部に記憶させる記憶処理と、前記記憶部に記憶されている前記取得データに基づき外部装置に送信する送信データが複数ある場合、前記送信部を用いて、前記記憶部における前記取得データの占有率が早い時点で小さくなる送信順で複数の前記送信データを送信する送信処理と、前記送信処理で前記送信データの送信が完了した前記取得データを圧縮する圧縮処理と、を実行する。
上記通信装置によると、占有率を考慮せずに送信する場合に比べ、記憶部の空き容量をより早い時点で増やすことが可能になる。
なお、本明細書によって開示される技術は、通信・転送システム、通信方法、通信プログラム、通信プログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
上記の通信装置によると、記憶部に記憶されているデータに基づき送信する送信データが複数ある場合に、記憶部の空き容量をより早い時点で増やすことが可能になる。
実施形態1に係るFAX受信・転送システムの模式図。 FAX装置の電気的構成を簡略化して示すブロック図。 FAXデータの転送を説明するための模式図。 転送順決定・転送処理のフローチャート。 転送処理のフローチャート。 実施形態2に係る転送順決定・転送処理のフローチャート。 転送順決定処理のフローチャート。 転送処理のフローチャート。 PDF転送処理のフローチャート。 実施形態4に係るFAXデータの転送を説明するための模式図。。 転送順決定・転送処理のフローチャート。 転送処理のフローチャート。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図5によって説明する。
(1)FAX受信・転送システムの全体構成
図1を参照して、実施形態1に係るFAX受信・転送システム1の全体構成について説明する。FAX受信・転送システム1は、FAX装置10、1以上の外部のFAX装置11A〜11M、及び、1以上のクラウドサーバ12A〜12Nを備えて構成されている。FAXはファクシミリの略称である。FAX装置10は通信装置の一例である。また、クラウドサーバ12は外部装置の一例である。
以降の説明では外部のFAX装置11A〜11Mを互いに区別しない場合は単に外部のFAX装置11という。クラウドサーバ12A〜12Nについても同様である。
FAX装置10と外部のFAX装置11とは電話網2を介して通信可能に接続されている。また、FAX装置10とクラウドサーバ12とはLAN(Local Area Network)やインターネットなどの通信ネットワーク3を介して通信可能に接続されている。
FAX装置10は外部のFAX装置11との間でFAXデータを送受信する装置である。FAX装置10は受信したFAXデータを印刷することもできるし、クラウドサーバ12に転送することもできる。FAXデータは画像データの一例である。
クラウドサーバ12はデータを記憶するサービスを提供するサーバである。クラウドサーバ12は例えば外部のサービス提供業者によって管理されている。ここで、実施形態1に係るクラウドサーバ12はPDF(Portable Document Format)形式のデータに対応しているものであり、FAX装置10はFAXデータをPDF形式に変換して転送するものとする。
(2)FAX装置の電気的構成
次に、図2を参照して、FAX装置10の電気的構成について説明する。FAX装置10は、制御部21、表示部22、操作部23、画像読取部24、印刷部25、回線通信部26、及び、ネットワーク通信部27を備えて構成されている。
制御部21はCPU21A、ROM21B、RAM21C、ASIC21D、EEPROM21Eなどを備えて構成されている。CPU21AはROM21Bに記憶されている制御プログラムを実行することによってFAX装置10の各部を制御する。ROM21BにはCPU21Aによって実行される制御プログラムや各種のデータなどが記憶されている。RAM21CはCPU21Aが各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。RAM21Cは記憶部の一例である。EEPROM21Eは各種のデータを記憶する不揮発性メモリである。
表示部22は液晶ディスプレイなどの表示装置、表示装置を駆動する駆動回路などを備えて構成されている。
操作部23は表示装置を覆うタッチパネル、その他各種の操作ボタンなどを備えている。ユーザは操作部23を操作することによって各種の設定や指示を行うことができる。
画像読取部24は原稿を一枚ずつ搬送するADF(Auto Document Feeder)、ADFによって搬送されている原稿を照射する光源、イメージセンサ、原稿によって反射された光をイメージセンサに結像する光学系などを備えており、原稿を読み取って画像データを生成する。生成された画像データは回線通信部26を介して外部のFAX装置11に送信される。
印刷部25は回線通信部26を介して受信されたFAXデータが表す画像を印刷用紙などのシートに電子写真方式やインクジェット方式などで印刷する。
回線通信部26はNCU(Network Control Unit)、モデム、これらを制御する制御回路などを備えており、外部のFAX装置11との間で電話網2を介してFAXデータを送受信する。回線通信部26は受信部の一例である。
ネットワーク通信部27はFAX装置10を通信ネットワーク3に接続するためのハードウェアである。ネットワーク通信部27は送信部の一例である。
(3)FAXデータの転送
FAX装置10のユーザは、予め操作部23を操作してFAX装置10に転送先のクラウドサーバ12を設定しておくことにより、FAX装置10がFAXデータを受信したときにそのFAXデータがクラウドサーバ12に転送されるようにすることができる。理解を容易にするため、実施形態1ではFAX装置10に設定できるクラウドサーバ12は一つだけであるとする。
FAX装置10は、転送先のクラウドサーバ12が設定されている場合は、外部のFAX装置11からFAXデータを受信すると、受信したFAXデータのデータ形式をPDF形式に変換して一旦RAM21Cに記憶する。以降の説明ではPDF形式のFAXデータのことを単にPDFデータという。そして、FAX装置10は、転送先として設定されているクラウドサーバ12にそのPDFデータを転送する。
外部のFAX装置11から受信するときのFAXデータ、及び、PDF形式でRAM21Cに記憶されているときのFAXデータは取得データの一例である。つまり、外部のFAX装置11から受信するときとRAM21Cに記憶されているときとでFAXデータのデータ形式は異なるが、本実施形態ではデータ形式は区別せずに取得データという。クラウドサーバ12に転送されるときのPDFデータは送信データの一例である。つまり、実施形態1では取得データと送信データとは同じ一つのデータであり、単に呼び方を変えているだけである。従って、実施形態1では取得データと送信データとは一対一に対応している。
(4)データ処理能力
一般にFAXデータの送受信では最初にFAXデータの送信元のFAX装置と送信先のFAX装置との間でネゴシエーションが行われる。このネゴシエーションにおいて、送信先のFAX装置は自身のデータ処理能力を送信元のFAX装置に通知する。データ処理能力とは、カラー対応の可否、最高解像度などである。
送信元のFAX装置は、送信先のFAX装置から受信したデータ処理能力に応じたFAXデータを送信先のFAX装置に送信する。例えば送信対象のFAXデータがカラーであるとする。そして、送信先のFAX装置はカラー非対応であるとする。この場合、送信元のFAX装置は送信対象のFAXデータをモノクロに変換して送信する。最高解像度についても同様である。
ここで、一般にモノクロのFAXデータは1画素が1ビットあるいは8ビットで表現され、カラーのFAXデータは1画素がR(赤)、G(緑)、B(青)各8ビットの合計24ビットで表現される。つまり、モノクロのFAXデータはカラーのFAXデータに比べて一画素当たりのビット数が小さいデータである。
ところで、一般にクラウドサーバ12はカラーであるかモノクロであるかによらずデータを記憶することができる。例えばFAX装置10自身はカラー非対応であるとする。この場合、FAX装置10が送信元のFAX装置11にカラー非対応であることを通知してしまうと、送信元のFAX装置11からFAX装置10にモノクロのFAXデータが送信されることとなる。このため、クラウドサーバ12はカラーのPDFデータを記憶できるにもかかわらずクラウドサーバ12にモノクロのPDFデータが転送されてしまう。言い換えると、クラウドサーバ12に転送されるPDFデータがFAX装置10のデータ処理能力によって制限されてしまう。
そこで、FAX装置10は、転送先のクラウドサーバ12が設定されている場合は、送信元のFAX装置11に自身のデータ処理能力ではなくクラウドサーバ12のデータ処理能力を通知する。具体的には、FAX装置10は、クラウドサーバ12をFAX装置が備え得る最も高いデータ処理能力を有するFAX装置とみなす。例えばFAXデータとして送受信できる最高解像度が1200dpiであるとする。この場合、FAX装置10は、クラウドサーバ12はカラーに対応しており、且つ、最高解像度が1200dpiのFAX装置であるとみなし、カラー対応であること、及び、最高解像度が1200dpiであることを送信元のFAX装置11に通知する。
(5)転送に失敗したPDFデータの再転送
次に、図3を参照して、転送に失敗したPDFデータの再転送について説明する。前述したようにFAX装置10は転送先のクラウドサーバ12が設定されている場合はそのクラウドサーバ12にPDFデータを転送する。しかしながら、この転送は失敗する場合もある。転送に失敗する理由は、転送先のクラウドサーバ12がダウンしている、クラウドサーバ12が備える記憶部の空き容量が不足している、通信ネットワーク3に障害が発生しているなどである。
FAX装置10は、PDFデータの転送に失敗した場合はそのPDFデータをRAM21Cに記憶したままにする。図3においてPDFデータA〜Dは転送に失敗してRAM21Cに記憶されているPDFデータを示している。そして、FAX装置10は、その後に外部のFAX装置11から新たなFAXデータを受信したときにそれらのPDFデータを再転送する。
ところで、転送に失敗したPDFデータが多くなると、それらのPDFデータを記憶していることによってRAM21Cの空き容量が少なくなり、新たなFAXデータを受信してもRAM21Cに記憶できなくなる虞がある。
新たなFAXデータはいつ送信されてくるか判らないので、RAM21Cの空き容量は早い時点で増やされることが望ましい。言い換えると、RAM21CにおけるPDFデータの占有率を早い時点で小さくすることが望ましい。ここでRAM21CにおけるPDFデータの占有率とは、RAM21Cの全記憶容量に占める全てのPDFデータのデータサイズの合計値の割合のことをいう。
そこで、FAX装置10は、新たなFAXデータを受信したとき、RAM21Cに複数のPDFデータが記憶されている場合は、複数の転送順のうちRAM21CにおけるPDFデータの占有率が相対的に早い時点で小さくなる転送順で転送する。より具体的には、FAX装置10はデータサイズの小さいPDFデータの順で転送する。
ここでいうPDFデータには、転送に失敗してRAM21Cに記憶されているPDFデータA〜Dも、新たに受信したFAXデータから変換されたPDFデータEも含まれる。RAM21Cに複数のPDFデータが記憶されている場合は、取得データに基づき送信する送信データが複数ある場合の一例である。
データサイズの小さいPDFデータの順で転送する理由は、データサイズの小さいPDFデータはデータサイズの大きいPDFデータに比べて転送が早く終わるので、データサイズの大きいPDFデータに比べて一度に増える空き容量は少ないものの、データサイズの大きいPDFデータに比べて早い時点で空き容量が増えるからである。すなわち、RAM21CにおけるPDFデータの占有率が早い時点で小さくなるからである。
ここで、実施形態1に係るFAX装置10は、処理を簡略化するために、RAM21Cに記憶されているPDFデータのデータサイズの大小を判断するとき、実際のデータサイズから判断するのではなく、PDFデータの属性から判断する。具体的には、一般にモノクロの画像を表すPDFデータはカラーの画像を表すPDFデータよりデータサイズが小さい傾向がある。そこで、FAX装置10は、モノクロのPDFデータのデータサイズはカラーのPDFデータのデータサイズより小さいとみなし、モノクロのPDFデータ、カラーのPDFデータの順で転送する。
(6)FAXデータの転送順決定・転送処理
次に、図4を参照して、CPU21Aによって実行されるPDFデータの転送順決定・転送処理について説明する。本処理は外部のFAX装置11からFAX装置10にFAX着信があると開始される。ここではFAX装置10に転送先のクラウドサーバ12が一つ設定されているという前提で説明する。
S101では、CPU21Aは送信元のFAX装置11に通知するデータ処理能力を決定する。具体的には、CPU21Aはクラウドサーバ12のデータ処理能力を外部のFAX装置11に通知するデータ処理能力として決定する。
S102では、CPU21Aは回線通信部26を用いて、S101で決定したデータ処理能力を送信元のFAX装置11に通知する。S102は通知処理の一例である。
S103では、CPU21Aは、回線通信部26を用いて、送信元のFAX装置11からFAXデータを受信する。S103は取得処理の一例である。
S104では、CPU21AはS103で受信したFAXデータをRAM21Cに記憶する。S104は記憶処理の一例である。
S105では、CPU21AはS104でRAM21Cに記憶したFAXデータのデータ形式をPDF形式に変換する。S105は変換処理の一例である。
S106では、CPU21AはRAM21Cに複数のPDFデータが記憶されているか否かを判断し、複数のPDFデータが記憶されている場合(S106:Yes)はS107に進み、記憶されているPDFデータが一つだけの場合(S106:No)はS107をスキップしてS108に進む。ここで、S105でFAXデータをPDF形式に変換しているので、S106の時点ではRAM21CにPDFデータが少なくとも一つ記憶されていることになる。
S107では、CPU21AはモノクロのPDFデータ、カラーのPDFデータの順で転送されるように転送順を決定する。転送順は送信順の一例である。
なお、RAM21CにモノクロのPDFデータ、及び、カラーのPDFデータがそれぞれ複数記憶されている場合もある。その場合は、例えばモノクロのPDFデータ、カラーのPDFデータの順、且つ、モノクロのPDFデータ間では受信した順、同様に、カラーのPDFデータ間では受信した順に転送されるように転送順を決定してもよい。なお、モノクロのPDFデータ間では実際のデータサイズが小さい順、同様に、カラーのPDFデータ間では実際のデータサイズが小さい順に転送されるように転送順を決定してもよい。
S108では、CPU21Aは転送処理を実行する。転送処理はS107で決定した転送順でPDFデータを転送する処理である。転送処理の詳細については後述する。転送処理は送信処理の一例である。
(7)転送処理
次に、図5を参照して、S108で実行される転送処理について説明する。
S201では、CPU21Aは転送したPDFデータの数をカウントする変数であるカウンタNに初期値として1を設定する。
S202では、CPU21Aは転送順がN番目のPDFデータを転送する。
S203では、CPU21AはS202での転送に成功したか失敗したかを判断し、成功した場合(S203:Yes)はS204に進み、失敗した場合(S203:No)はS205に進む。
S204では、CPU21AはN番目のPDFデータをRAM21Cから削除する。S204は削除処理の一例である。
S205では、CPU21AはRAM21Cに記憶されている全てのPDFデータを転送したか否かを判断する。具体的には、CPU21AはカウンタNの値とRAM21Cに記憶されているPDFデータの数とが一致するか否かを判断し、一致する場合は全てのPDFデータを転送したと判断する。CPU21Aは、全てのPDFデータを転送した場合(S205:Yes)は本処理を終了して転送順決定・転送処理に戻り、まだ転送していないPDFデータがある場合(S205:No)はS206に進む。
S206では、CPU21AはカウンタNに1を加算してS202に戻る。
(8)実施形態の効果
以上説明した実施形態1に係るFAX装置10によると、RAM21Cに記憶されている複数のPDFデータを転送するとき、複数の転送順のうちRAM21CにおけるPDFデータの占有率が相対的に早い時点で小さくなる転送順で転送する。
複数のPDFデータを転送する場合、それら複数のPDFデータの順列によって多くの転送順が考えられる。従って、データサイズが大きいFAXデータの順で転送することも考えられる。しかしながら、データサイズが大きいFAXデータは転送に時間がかかるので、最初のPDFデータの転送を開始してからそのPDFデータの転送が完了してRAM21Cから削除されるまでに時間がかかる。このため、新たなFAXデータを受信した場合にRAM21Cに記憶できる可能性が低くなる。
これに対し、FAX装置10によると、RAM21CにおけるPDFデータの占有率が早い時点で小さくなる転送順で転送するので、占有率が小さくなる時点が早くなる可能性が高くなる。このため、送信するPDFデータがRAM21Cに複数記憶されている場合に、占有率を考慮せずに送信する場合に比べ、RAM21Cの空き容量をより早い時点で増やすことが可能になる。これにより、新たなFAXデータを受信した場合にRAM21Cに記憶できる可能性が高くなる。
更に、FAX装置10によると、転送順は、データサイズが小さいPDFデータの順である。一般にデータサイズが小さいデータはデータサイズが大きいデータより転送時間が短い。このため、データサイズが小さいPDFデータの順で転送すると、占有率が早い時点で小さくなる転送順でPDFデータを転送できる。
更に、FAX装置10によると、転送順は、モノクロのPDFデータ、カラーのPDFデータの順であるので、データサイズが小さいPDFデータの順で複数のPDFデータを転送できる可能性が高くなる。
更に、FAX装置10によると、外部のFAX装置11からFAXデータを受信する前に、クラウドサーバ12のデータ処理能力を送信元のFAX装置11に通知するので(S101、S102)、クラウドサーバ12に転送されるPDFデータがFAX装置10のデータ処理能力によって制限されてしまわないようにすることができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図6ないし図9によって説明する。
前述した実施形態1では転送先として設定できるクラウドサーバ12が一つであった。これに対し、実施形態2では外部のFAX装置11毎に異なるクラウドサーバ12を転送先として設定することができる。
具体的には、ユーザは予め操作部23を操作して外部のFAX装置11の電話番号毎に転送先のクラウドサーバ12を対応付けてEEPROM21Eに記憶させておくことができる。そして、FAX装置10は、外部のFAX装置11からFAXデータを受信すると、当該外部のFAX装置11の電話番号に対応付けられているクラウドサーバ12にそのFAXデータを転送する。
ここで、クラウドサーバ12が対応しているデータ形式はクラウドサーバ12毎に異なっている場合も考えられる。例えばクラウドサーバ12AはPDF形式のみに対応しており、クラウドサーバ12BはJPEG形式のみに対応しているといった場合が考えられる。そこで、実施形態2に係るFAX装置10は、受信したFAXデータのデータ形式を転送先のクラウドサーバ12に応じたデータ形式に変換してRAM21Cに記憶する。
ところで、データ形式が異なると同一のデータであってもデータサイズが異なる。例えば同一のデータをPDF形式に変換した場合とJPEG形式に変換した場合とでは変換後のデータサイズが異なる。そして、一般に同一のデータを表す場合のデータサイズが小さいデータ形式のデータは、当該同一のデータを表す場合のデータサイズが大きいデータ形式のデータよりデータサイズが小さい傾向がある。
そこで、FAX装置10は、外部のFAX装置11からFAXデータを受信したとき、RAM21Cに複数のFAXデータが記憶されている場合は、同一のデータを表す場合のデータサイズが小さいデータ形式のFAXデータ、同一のデータを表す場合のデータサイズが大きいデータ形式のFAXデータの順で転送する。
例えば、PDF形式はJPEG形式より同一のデータを表す場合のデータサイズが小さいとする。この場合、FAX装置10はPDF形式のFAXデータ、JPEG形式のFAXデータの順で転送する。以降の説明ではPDF形式のFAXデータのことをPDFデータといい、JPEG形式のFAXデータのことをJPEGデータという。
(1)FAXデータの転送順決定・転送処理
図6を参照して、実施形態2に係る転送順決定・転送処理について説明する。ここでは実施形態1に係る転送順決定・転送処理と実質的に同一の処理には同一の符号を付して説明を省略する。また、ここではPDF形式のデータに対応しているクラウドサーバ12、及び、JPEG形式のデータに対応しているクラウドサーバ12が転送先として設定されているものとして説明する。
S301では、CPU21Aは受信したFAXデータのデータ形式を、当該FAXデータの送信元のFAX装置11の電話番号に対応付けられているクラウドサーバ12が対応しているデータ形式に変換する。ここで、EEPROM21Eには各クラウドサーバ12が対応しているデータ形式を示す情報が記憶されており、CPU21Aはその情報を参照することによって各クラウドサーバ12が対応しているデータ形式を判断することができるものとする。
S302では、CPU21AはRAM21Cに複数のFAXデータが記憶されているか否かを判断し、複数のFAXデータが記憶されている場合(S302:Yes)はS303に進み、記憶されているFAXデータが一つだけの場合(S302:No)はS303をスキップしてS304に進む。
S303では、CPU21Aは転送順決定処理を実行する。転送順決定処理はPDFデータ、JPEGデータ毎に転送順を決定する処理である。転送順決定処理の詳細については後述する。
S304では、CPU21Aは実施形態2に係る転送処理を実行する。転送処理の詳細については後述する。
(2)転送順決定処理
次に、図7を参照して、S303で実行される転送順決定処理について説明する。
S401では、CPU21AはPDFデータの転送順リストを初期化する。転送順リストを初期化すると転送順リストは何も登録されていない状態となる。
S402では、CPU21AはJPEGデータの転送順リストを初期化する。
S403では、CPU21AはRAM21Cに記憶されているFAXデータを一つ選択する。FAXデータを選択する順は任意の順であってよい。
S404では、CPU21AはS403で選択したFAXデータのデータ形式がPDF形式であるか否かを判断し、PDF形式である場合(S404:Yes)はS405に進み、PDF形式ではない場合(S404:No)、すなわちJPEG形式である場合はS406に進む。
S405では、CPU21AはPDFデータの転送順リストの最後にS403で選択したFAXデータを追加する。なお、全てのPDFデータを転送順リストに追加した後、実際のデータサイズが小さい順でPDFデータの転送順を並び替えてもよい。
S406では、CPU21AはJPEGデータの転送順リストの最後にS403で選択したFAXデータを追加する。なお、全てのJPEGデータを転送順リストに追加した後、実際のデータサイズが小さい順でJPEGデータの転送順を並び替えてもよい。
S407では、CPU21AはRAM21Cに記憶されている全てのFAXデータを選択したか否かを判断し、全てのFAXデータを選択した場合(S407:Yes)は転送順決定・転送処理に戻り、まだ選択していないFAXデータがある場合(S407:No)はS403に戻って処理を繰り返す。
(3)転送処理
次に、図8を参照して、実施形態2に係る転送処理について説明する。
S501では、CPU21AはRAM21CにPDFデータが記憶されているか否かを判断し、PDFデータが一つでも記憶されている場合(S501:Yes)はS502に進み、一つも記憶されていない場合(S501:No)はS506に進む。
S502では、CPU21AはPDFデータの数をカウントする変数であるカウンタNに初期値として1を設定する。
S503では、CPU21AはPDF転送処理を実行する。PDF転送処理はPDFデータの転送順リストにおいて転送順がN番目のPDFデータを転送する処理である。PDF転送処理の詳細については後述する。
S504では、CPU21AはPDFデータの転送順リストにある全てのPDFデータを転送したか否かを判断し、まだ転送していないPDFデータがある場合(S504:No)はS505に進み、全てのPDFデータを転送した場合(S504:Yes)はS506に進む。
S505では、CPU21AはカウンタNに1を加算し、S503に戻って処理を繰り返す。
S506では、CPU21AはRAM21CにJPEGデータが記憶されているか否かを判断し、JPEGデータが一つでも記憶されている場合(S506:Yes)はS507に進み、一つも記憶されていない場合(S506:No)は本処理を終了して転送順決定・転送処理に戻る。
S507では、CPU21AはJPEGデータの数をカウントする変数であるカウンタNに初期値として1を設定する。
S508では、CPU21AはJPEG転送処理を実行する。JPEG転送処理はJPEGデータの転送順リストにおいて転送順がN番目のJPEGデータを転送する処理である。
S509では、CPU21AはJPEGデータの転送順リストにある全てのJPEGデータを転送したか否かを判断し、まだ転送していないJPEGデータがある場合(S509:No)はS510に進み、全てのJPEGデータを転送した場合(S509:Yes)は本処理を終了して転送順決定・転送処理に戻る。
S510では、CPU21AはカウンタNに1を加算し、S508に戻って処理を繰り返す。
(4)PDF転送処理
次に、図9参照して、S503で実行されるPDF転送処理について説明する。ここでは実施形態1に係る転送処理と実質的に同一の処理には同一の符号を付して説明を省略する。
S601では、CPU21AはPDFデータの転送順リストにおいて転送順がN番目のPDFデータを転送する。
S602では、CPU21Aは転送に成功したか否かを判断し、成功した場合(S602:Yes)はS603に進み、成功しなかった場合、すなわち失敗した場合(S602:No)は本処理を終了して転送処理に戻る。
S603では、CPU21Aは転送順がN番目のPDFデータをRAM21Cから削除する。
前述したS508で実行されるJPEG転送処理はPDFデータがJPEGデータになる点を除いてPDF転送処理と実質的に同じであるので説明は省略する。
(5)実施形態の効果
以上説明した実施形態2に係るFAX装置10によると、転送順は、データサイズが小さいデータ形式のFAXデータからデータサイズが大きいデータ形式のFAXデータの順である。データサイズが小さいデータ形式のFAXデータからデータサイズが大きいデータ形式のFAXデータの順で転送すると、データサイズが小さいFAXデータの順で転送できる可能性が高くなる。
<実施形態3>
次に、実施形態3を説明する。
実施形態3は実施形態2の変形例である。前述した実施形態2では転送先としてクラウドサーバ12を設定したが、実施形態3では転送先としてクラウドサーバ12の他に外部のFAX装置11を設定することもできる。転送先が外部のFAX装置11である場合、FAX装置10は受信したFAXデータのデータ形式を変換せずに転送する。
転送先として設定されているクラウドサーバ12はデータ形式の変換を必要とする外部装置の一例である。また、転送先として設定されている外部のFAX装置11はデータ形式の変換を必要としない外部装置の一例である。
実施形態3に係るFAX装置10の処理は、転送先が外部のFAX装置11である場合はデータ形式を変換しない点を除いて実施形態2に係るFAX装置10の処理と実質的に同一である。
ここで、PDF形式のFAXデータやJPEG形式のFAXデータは、データ形式の変換が行われていないFAXデータよりも同じデータを表す場合のデータサイズが小さいデータ形式であるとする。このため、例えば転送先としてPDF形式に対応しているクラウドサーバ12と外部のFAX装置11とが設定されているとすると、実施形態3に係るFAX装置10はPDF形式のFAXデータ、データ形式の変換が行われていないFAXデータの順で転送する。
以上説明した実施形態3に係るFAX装置10によると、転送先がクラウドサーバ12である場合はデータ形式を変換したFAXデータを転送し、転送先がFAX装置11である場合はデータ形式の変換が行われていないFAXデータを転送するので、転送先に応じたデータ形式のFAXデータを転送できる。
更に、FAX装置10によると、データサイズが小さいデータ形式のFAXデータ、データサイズが大きいデータ形式のFAXデータの順で転送するので、データサイズが小さいFAXデータの順で転送できる可能性が高くなる。
<実施形態4>
次に、実施形態4を図10ないし図12によって説明する。
前述した実施形態1〜3では一のFAXデータを一のクラウドサーバ12又は一のFAX装置11に転送する。これに対し、実施形態4では一のFAXデータを複数の外部のFAX装置11に転送する。具体的には、ユーザは予め操作部23を操作して複数の外部のFAX装置11の電話番号をFAX装置10に転送先として設定しておくことができる。
FAX装置10は、送信元の外部のFAX装置11からFAXデータを受信したとき、複数の転送先が設定されている場合は、設定されている複数の転送先にそのFAXデータを転送する。つまり、実施形態4では、外部のFAX装置11からFAXデータを受信したとき、転送に失敗したFAXデータがなくても複数のFAXデータが転送される。
FAX装置10に複数の転送先が設定されている場合は、取得データに基づき外部装置に送信する送信データが複数ある場合の一例である。つまり、この場合は一つの取得データに複数の送信データが対応していることになる。また、転送先が外部のFAX装置11である場合は回線通信部26が送信部の一例である。
ところで、一のFAXデータを複数の転送先に転送する場合、転送先によってデータ処理能力が異なっている場合もある。例えば転送先として二つの外部のFAX装置11が設定されていたとする。そして、一方のFAX装置11はカラー対応であり、他方のFAX装置11はカラー非対応であるとする。
この場合、データ処理能力が最も高いのはカラー対応のFAX装置11であるので、FAX装置10はカラー対応であることを送信元のFAX装置11に通知してカラーのFAXデータを受信する。そして、FAX装置10は、カラー非対応のFAX装置11には、受信したカラーのFAXデータをモノクロに変換して転送する。
(1)FAXデータのデータサイズの縮小
実施形態4に係るFAX装置10は、受信した一のFAXデータを複数の転送先に転送するとき、転送するFAXデータのデータサイズが転送先によって異なる場合は、データサイズの大きいFAXデータから順に転送する。そして、FAX装置10は、最初に転送するFAXデータの転送が完了した後、最後に転送するFAXデータの転送を開始する前に、RAM21Cに記憶されているFAXデータのデータサイズを小さくする。
例えば図10に示す例では、一のFAXデータをカラー対応のFAX装置11A、11Bと、カラー非対応のFAX装置11C、11Dと、に転送する場合を示している。この場合、FAX装置10は、図10に示すように、カラーのFAXデータ、モノクロのFAXデータの順で転送する。そして、FAX装置10は、カラーのFAXデータの転送が完了した後、モノクロのFAXデータの転送を開始する前に、RAM21Cに記憶されているカラーのFAXデータをモノクロに変換することにより、FAXデータのデータサイズを小さくする。
(2)FAXデータの転送順決定・転送処理
図11を参照して、実施形態4に係る転送順決定・転送処理について説明する。ここでは実施形態1に係る転送順決定・転送処理と実質的に同一の処理には同一の符号を付して説明を省略する。また、ここではFAX装置10に転送先のFAX装置11が少なくとも一つ設定されているという前提で説明する。
S701では、CPU21Aは複数の転送先が設定されているか否かを判断し、複数の転送先が設定されている場合(S701:Yes)はS702に進み、設定されている転送先が一つだけである場合(S701:No)はS702をスキップしてS703に進む。
S702では、CPU21AはカラーのFAXデータ、モノクロのFAXデータの順にFAXデータが転送されるように転送先の順序を決定する。
ここで、EEPROM21Eには転送先として設定されている各FAX装置11についてそのFAX装置11がカラー対応か否かを示す情報が記憶されているものとする。CPU21Aはその情報を参照することによって転送先のFAX装置11がカラー対応か否かを判断することができる。
S703では、CPU21Aは実施形態4に係る転送処理を実行する。
(3)転送処理
次に、図12を参照して、S703で実行される転送処理について説明する。理解を容易にするため、ここではRAM21CにはFAXデータは一つしか記憶されていないものとする。
S801では、CPU21Aは転送先の数をカウントする変数であるカウンタNに初期値として1を設定する。
S802では、CPU21Aは転送順がN番目の転送先にFAXデータを転送する。
S803では、CPU21AはS802での転送に成功したか失敗したかを判断し、失敗した場合(S803:No)はS804に進み、成功した場合(S803:Yes)はS806に進む。
S804では、CPU21AはN番目のPDFデータについて、最初の失敗であるか否かを判断し、最初の失敗である場合(S804:Yes)はS805に進み、二回目以降の失敗である場合(S804:No)はS805をスキップしてS806に進む。
S805では、CPU21AはPDFデータが表す画像の画素を間引くことにより、PDFデータのデータサイズを一定割合小さくする。S805は失敗時縮小処理の一例である。
S806では、CPU21Aは全ての転送先に転送したか否かを判断し、まだ転送していない転送先がある場合(S806:No)はS807に進み、全ての転送先に転送した場合(S806:Yes)はS810に進む。
S807では、CPU21AはカウンタNに1を加算する。
S808では、CPU21AはFAXデータのデータサイズを小さくするか否かを判断する。具体的には、CPU21Aは、N番目の転送先に転送するFAXデータのデータサイズはN−1番目の転送先に転送したFAXデータのデータサイズより小さいか否かを判断する。
例えば、N−1番目の転送先に転送したFAXデータはカラーであり、N番目の転送先に転送するFAXデータはモノクロであるとする。この場合、N番目の転送先に転送するFAXデータのデータサイズはN−1番目の転送先に転送したFAXデータのデータサイズより小さいと判断する。
CPU21Aは、小さい場合(S808:Yes)はデータサイズを小さくすると判断してS809に進み、小さくない場合(S808:No)はS802に戻って処理を繰り返す。
S809では、CPU21AはRAM21Cに記憶されているFAXデータをモノクロに変換することによってFAXデータのデータサイズを小さくする。S809は完了時縮小処理の一例である。
S810では、CPU21Aは最後に転送したFAXデータをRAM21Cから削除する。
(4)実施形態の効果
以上説明した実施形態4に係るFAX装置10によると、一のFAXデータを複数のFAX装置11に転送する場合、カラーのFAXデータ、モノクロのFAXデータの順で転送し、カラーのFAXデータの転送が完了した後、モノクロのFAXデータの転送を開始する前にカラーのFAXデータをモノクロに変換する。
例えばRAM21Cに記憶されている一のFAXデータをカラー対応のFAX装置11とカラー非対応のFAX装置11とに転送する場合であって当該一のFAXデータがカラーである場合、モノクロのFAXデータ、カラーのFAXデータの順で転送すると、全ての転送先への転送が完了するまで当該一のFAXデータをカラーのままでRAM21Cに記憶しておかなければならない。
これに対し、カラーのFAXデータ、モノクロのFAXデータの順で転送すると、カラーのFAXデータの転送が完了した時点で当該一のFAXデータをモノクロに変換することにより、RAM21CにおけるFAXデータの占有率を早い時点で小さくすることが可能になる。このため、RAM21Cの空き容量をより早い時点で増やすことが可能になる。
更に、FAX装置10によると、FAXデータの転送に失敗した場合に、FAXデータのデータサイズを小さくする失敗時縮小処理(S805)を実行するので、RAM21CにおけるFAXデータの占有率が小さくなり、FAXデータをRAM21Cに記憶させる可能性を高めることが可能になる。
更に、FAX装置10によると、転送が最初に失敗した場合(S804:Yes)に失敗時縮小処理(S805)を実行する。転送に失敗する毎にPDFデータのデータサイズを小さくすると、複数回失敗した場合にデータサイズが小さくなり過ぎてしまう虞がある。FAX装置10によると、転送が最初に失敗した場合に失敗時縮小処理を実行するので、データサイズが小さくなり過ぎてしまわないようにすることができる。
<他の実施形態>
上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1ではデータサイズが小さい転送順としてモノクロのFAXデータ、カラーのFAXデータの順を例に説明した。また、上記実施形態2及び3ではデータサイズが小さい転送順としてデータサイズが小さいデータ形式のFAXデータ、データサイズが大きいデータ形式のFAXデータの順を例に説明した。これに対し、転送順は実際のデータサイズが小さい順であってもよい。
(2)上記実施形態1では転送先としてクラウドサーバ12を例に説明した。これに対し、転送先は外部のFAX装置11であってもよい。その場合はFAXデータのデータ形式の変換は不要である。また、その場合はネットワーク通信部27が送信部の一例である。
また、実施形態1では設定できる転送先が一つだけであるが、外部のFAX装置11毎に転送先を一つ設定できるようにしてもよい。
(3)上記実施形態4ではカラーのFAXデータを転送する転送先への転送が完了すると、モノクロのFAXデータを転送する転送先への転送を開始する前に、FAXデータをモノクロに変換することによってFAXデータのデータサイズを小さくする場合を例に説明した。しかしながら、データサイズを小さくするタイミングはこれに限られるものではなく、以下に示すようなタイミングでデータサイズを小さくしてもよい。
例えば、次の4つの転送先があったとする。
FAX装置11A・・・カラー対応、最高解像度1200dpi
FAX装置11B・・・カラー対応、最高解像度600dpi
FAX装置11C・・・モノクロ対応、最高解像度600dpi
FAX装置11D・・・モノクロ対応、最高解像度300dpi
この場合、FAX装置11Aへの転送が完了した時点でカラーのFAXデータの解像度を600dpiにすることによってデータサイズを小さくし、FAX装置11Bへの転送が完了した時点でカラーのFAXデータをモノクロに変換することによってデータサイズを小さくし、FAX装置11Cへの転送が完了した時点でモノクロのFAXデータの解像度を300dpiにすることによってデータサイズを小さくしてもよい。
(4)上記実施形態4では転送先がFAX装置である場合を例に説明した。これに対し、転送先はクラウドサーバ12であってもよい。例えば転送先として設定されている各クラウドサーバ12はいずれもPDFデータを記憶するものであるとする。そして、各クラウドサーバ12には1データ当たりの上限サイズが設定されており、その上限サイズはクラウドサーバ12によって異なっているとする。
この場合、上限サイズが大きいクラウドサーバ12の順にPDFデータを転送し、一のクラウドサーバ12へのPDFデータの転送が完了した後、次のクラウドサーバ12の上限サイズが当該一のクラウドサーバ12の上限サイズより小さい場合は、RAM21Cに記憶されているPDFデータのデータサイズを、次のクラウドサーバ12の上限サイズに応じて小さくしてもよい。
(5)上記実施形態4では一のFAXデータを複数の外部のFAX装置11に転送する場合を例に説明した。これに対し、一のFAXデータに基づいてデータサイズの異なる複数のFAXデータを一の外部のFAX装置11に転送してもよい。その場合に、一のFAXデータを転送する毎に、RAM21Cに記憶されているFAXデータのデータサイズを小さくしてもよい。
(6)上記実施形態では実施形態4を実施形態1〜3とは別実施形態として説明したが、実施形態4は実施形態1〜3と組み合わせて実現することもできる。例えば実施形態1において、各FAXデータをそれぞれ複数の転送先に転送してもよい。そして、その場合に、FAXデータ毎に、データサイズの大きいFAXデータから小さいFAXデータの順に転送してもよい。
また、ある送信元から受信したFAXデータについては1つの転送先だけに転送し、別の送信元から受信したFAXデータについては複数の転送先に転送してもよい。そして、その場合に、転送するデータサイズの合計が小さいFAXデータの順に転送してもよい。 具体的には例えば、次の場合を考える。
カラーデータ・・・5MB、転送先×1か所=5MB
モノクロデータ・・・1MB、転送先×8か所=8MB
この場合、カラーデータはモノクロデータよりデータサイズが大きいが、転送するデータサイズの合計(5MB)はモノクロデータの合計(8MB)より小さいので、カラーデータ、モノクロデータの順で転送してもよい。転送するデータサイズの合計が小さければそれだけ転送が早く終わるので、RAM21CにおけるFAXデータの占有率を早い時点で小さくすることができるからである。
(7)上記実施形態では回線通信部26を用いてFAXデータを受信する場合を例に説明した。これに対し、通信ネットワーク3に接続されている外部のFAX装置11からネットワーク通信部27を介してFAXデータを受信してもよい。その場合はネットワーク通信部27が受信部と送信部とを兼ねることになる。
(8)上記実施形態では取得データとして外部のFAX装置11から受信したFAXデータを例に説明した。しかしながら、取得データはこれに限られない。例えば取得データは画像読取部24よって生成された画像データであってもよいし、外部のパーソナルコンピュータからネットワーク通信部27を介して受信した文書データや画像データなどであってもよい。
(9)上記実施形態では、外部のFAX装置11から新たなFAXデータを受信したときに、転送に失敗してRAM21Cに記憶されているFAXデータの再転送をする場合を例に説明した。これに対し、再転送をするタイミングは新たなFAXデータを受信したときに限定されない。例えばFAX装置10は転送に失敗したFAXデータがRAM21Cに記憶されているか否かを10分毎などの一定時間間隔で判断し、記憶されている場合は再転送をするようにしてもよい。
(10)上記実施形態では複数の送信順のうちRAM21CにおけるFAXデータの占有率が相対的に早い時点で小さくなる送信順で複数のFAXデータを送信する場合を例に説明した。これに対し、RAM21CにおけるFAXデータの占有率が所定の時点までに小さくなる送信順で複数のFAXデータを送信してもよい。そして、その場合に、所定の時点までは占有率が遅い時点で小さくなる送信順で送信してもよい。具体的には例えば、次の場合を考える。
所定の時点・・・1分
容量大FAXデータ・・・送信に1分10秒かかる。
容量中FAXデータ・・・送信に50秒かかる。
容量小FAXデータ・・・送信に25秒かかる。
この場合、容量小FAXデータ、容量中FAXデータ、容量大FAXデータの順で送信しても、容量中FAXデータ、容量小FAXデータ、容量大FAXデータの順で送信しても、RAM21CにおけるFAXデータの占有率は送信を開始してから1分までに小さくなる。この場合、容量中FAXデータ、容量小FAXデータ、容量大FAXデータの順で送信してもよい。なぜなら、容量小FAXデータ、容量中FAXデータ、容量大FAXデータの順に比べて1分の時点でRAMの空き容量が大きく増えるからである。
(11)上記実施形態1ではS204でPDFデータをRAM21Cから削除する場合を例に説明した。これに対し、PDFデータをRAM21Cから削除するのではなく、他のデータを上書き可能な状態でPDFデータをRAM21Cに記憶したままにしておいてもよい。また、PDFデータをRAM21Cから削除するのではなく、圧縮アルゴリズムを用いてPDFデータを圧縮してもよい。他の実施形態についても同様である。
(12)上記実施形態では通信装置としてFAX装置10を例に説明した。これに対し、通信装置は印刷機能、画像読取機能、コピー機能、FAX機能などを備える所謂複合機であってもよい。
(13)上記実施形態ではCPU21Aによって各処理が実行される場合を例に説明した。これに対し、これらの処理の一部はASIC21Dによって実行されてもよい。また、制御部21はASIC21Dを備えていなくてもよい。また、制御部21は複数のCPU21Aを備え、上述した処理を複数のCPU21Aによって分担して実行してもよい。
1・・・FAX受信・転送システム、10・・・FAX装置、11A〜11M・・・外部のFAX装置、12A〜12N・・・クラウドサーバ、21・・・制御部、21A・・・CPU、21C・・・RAM、22・・・表示部、23・・・操作部、24・・・画像読取部、25・・・印刷部、26・・・回線通信部、27・・・ネットワーク通信部

Claims (10)

  1. 送信部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    データを取得する取得処理と、
    前記取得処理で取得したデータを取得データとして前記記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記記憶部に記憶されている前記取得データに基づき外部装置に送信する送信データが複数ある場合、前記送信部を用いて、前記記憶部における前記取得データの占有率が早い時点で小さくなる送信順で複数の前記送信データを送信する送信処理と、
    前記送信処理で前記送信データの送信が完了した前記取得データを前記記憶部から削除する削除処理と、
    を実行する通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記記憶部に複数の前記取得データが記憶されている場合、前記送信順は、データサイズが小さい前記取得データに対応する前記送信データの順である、通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記データは画像データであり、
    前記送信順は、一画素当たりのビット数が小さい前記取得データに対応する前記送信データの順である、通信装置。
  4. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記取得データのデータ形式には、同一のデータを表す場合のデータサイズが互いに異なる複数のデータ形式があり、
    前記送信順は、データサイズが小さいデータ形式の前記取得データに対応する前記送信データからデータサイズが大きいデータ形式の前記取得データに対応する前記送信データの順である、通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、
    前記取得データの送信先の前記外部装置がデータ形式の変換を必要とする外部装置である場合に、前記取得データのデータ形式を送信先の前記外部装置に応じたデータ形式に変換する変換処理を実行し、
    前記送信処理において、データ形式の変換を必要とする前記外部装置には前記変換処理によってデータ形式を変換した前記取得データに対応する前記送信データを送信し、データ形式の変換を必要としない前記外部装置には前記変換処理によるデータ形式の変換が行われていない前記取得データに対応する前記送信データを送信する、通信装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、
    前記送信処理において、一の前記取得データに基づきデータサイズの異なる複数の前記送信データを前記外部装置に送信する場合は、データサイズの大きい前記送信データから順に送信し、
    前記送信処理で最初の前記送信データの送信が完了した後、最後の前記送信データの送信を開始する前に、前記取得データのデータサイズを小さくする完了時縮小処理を実行する、通信装置。
  7. 請求項6に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、前記送信処理で前記送信データの送信に失敗した場合に、前記取得データのデータサイズを小さくする失敗時縮小処理を実行する、通信装置。
  8. 請求項7に記載の通信装置であって、
    前記制御部は、前記送信処理で前記送信データの送信が最初に失敗した場合に前記失敗時縮小処理を実行する、通信装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    受信部を備え、
    前記制御部は、
    前記取得処理において、前記受信部を用いて送信元の装置から前記データを受信し、
    前記取得処理の前に、前記外部装置のデータ処理能力を前記送信元の装置に通知する通知処理を実行する、通信装置。
  10. 送信部と、
    記憶部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    データを取得する取得処理と、
    前記取得処理で取得したデータを取得データとして前記記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記記憶部に記憶されている前記取得データに基づき外部装置に送信する送信データが複数ある場合、前記送信部を用いて、前記記憶部における前記取得データの占有率が早い時点で小さくなる送信順で複数の前記送信データを送信する送信処理と、
    前記送信処理で前記送信データの送信が完了した前記取得データを圧縮する圧縮処理と、
    を実行する通信装置。
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