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JP2015083541A - 対称性4,6−ビス(アリールオキシ)ピリミジン化合物の製造方法 - Google Patents

対称性4,6−ビス(アリールオキシ)ピリミジン化合物の製造方法 Download PDF

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JP2015083541A
JP2015083541A JP2012022304A JP2012022304A JP2015083541A JP 2015083541 A JP2015083541 A JP 2015083541A JP 2012022304 A JP2012022304 A JP 2012022304A JP 2012022304 A JP2012022304 A JP 2012022304A JP 2015083541 A JP2015083541 A JP 2015083541A
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trifluoromethyl
fluoro
catalyst
hydrogen
bis
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JP2012022304A
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信弥 逸見
Shinya Henmi
信弥 逸見
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Agro Kanesho Co Ltd
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Agro Kanesho Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
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    • C07D239/24Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D239/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
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Abstract

【課題】工業的に非常に有利に生産でき、かつ高純度、高収率で、対象性4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンを製造できる方法を提供する。【解決手段】4,6−ジクロロピリミジンと、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールとを反応させる際に、触媒として、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン化合物、キヌクリジン化合物又はN-メチルピロリジン化合物、又はその塩が使用される。【選択図】なし

Description

本発明は、対称性4,6−ビス(アリールオキシ)ピリミジン化合物の製造方法に関する。特に、本発明は、有害生物防除剤の4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンを製造するための新規な方法に関する。
対称性4,6−ビス(アリールオキシ)ピリミジン化合物の製造方法は、特許文献1に記載されている。ここで、対称性とは、4位と6位のピリミジンの置換基が同一であることをいう。特許文献1において、特に表I中の実施例番号27に有害生物防除性の4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンは、沸点200℃/0.6mmHg として記載があり、また、別化合物である実施例3においては、4,6−ビス(4−クロロ−3−トリフルオロメチルフェノキシ)ピリミジンの製造方法の記載がある。しかしながら、特許文献1では、触媒を用いた記載はない。
特許文献1(実施例3)では、精製法には、カラムクロマトグラフィーが用いられており、工業的な生産の精製方法としては不向きである。4,6−ビス[4−クロロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンこの化合物の融点は、111℃であり結晶性がよく取扱し易い。しかしながら、本発明の4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンの融点は、66〜67℃と低いため、純度が低い場合、より低融点又は油状物として得ることになる。更に、製剤化工程において、当該化合物を固体として使用する場合、特に顆粒水和剤、フロアブル剤(ゾル剤)にする際に、高純度の化合物を固体として用いないと、良い製剤が出来ない場合があり、問題であった。
また、原料の4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールは、刺激臭を有し、原体に含まれないよう、可能な限り除去することが望まれており、依然として改良が、生成物の純度の高さが求められていた。
一方、触媒を使用して、非対称性の4,6−ビス(アリールオキシ)ピリミジンを製造する方法は公知である(特許文献2〜6)。
WO94/02470 WO2001/072719 WO2006/114572 WO2008/043977 WO2008/043978 WO2008/075341
従って、本発明は、工業的に非常に有利に生産でき、かつ高純度、高収率で4,6−ビス(アリールオキシ)ピリミジンを製造できる新規な方法を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、触媒の存在下、更に、溶媒及び塩基の存在下において、4,6−ジクロロピリミジンと、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールとを反応させて、4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンを製造する方法において、前記触媒として、4,6−ジクロロピリミジンに対して0.05〜40モル%の量で以下の化合物を使用することにより、高収率で、融点が60℃以上の固体状態で、目的とする対称性4,6−ビス(アリールオキシ)ピリミジン化合物が得られることが分かり、本発明に到達したものである。
(i)以下の式(I):

Figure 2015083541

で表される化合物又はその塩、又は
(ii)以下の式(II):

Figure 2015083541

で表されるN-メチルピロリジン化合物又はその塩。
式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、独立して、水素、フッ素、メチル、メトキシ、メチレン又はシアノであるか、又は独立して、R1とR2、R3とR4、R5とR6は一緒になって=O又は=Sを形成し;
7、R8、R9、R10、R11及びR12は、独立して、水素、水酸基、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、ホルミル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリール、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフォニル、ヘテロシクリル、シクロアルキル又は場合により置換されたシリルオキシであるか、又は独立して、R7とR8、R9とR10、及びR11とR12は一緒になって=O又は=Sを形成し;
Aは、N又はC-R13であり、R13は、水素、水酸基、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、ホルミル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリール、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフォニル、ヘテロシクリル又はシクロアルキルであり;そして
14は、水素、水酸基又はC1-4直鎖又は分岐状アルキルである。
この反応が0.05〜40モル%の上記触媒が、優れた収率を与え得るということは驚くべきことである。このことは、後述するように、当該触媒を添加せずにこの反応を行った比較実験(実施例1、5、6、7及び8)によって確かめられている。このような触媒を使用しない場合には、生成物は低い収量、低い純度で単離されるにすぎない。
上記の通り、本発明において、特定の触媒により、高収率、高純度で目的とする対称性4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンを得ることが出来ることが見出された。更に精製法としては、ロ集工程でpH7以上の中性からアルカリ性側で水洗することにより、未反応の4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールをロ液へ除去することができる。また、乾燥工程で減圧乾燥をすることにより、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールの刺激臭を取り除くことが出来る(具体的には、0.1%未満GC分析による)。従って、再結晶などの精製工程を省略することができるといった優れた効果を示す。また、過剰量の4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールを使うことなく、反応溶媒も回収可能であり、特に、メチルイソブチルケトン(MIBK)などを使うことにより、リサイクルが容易となるなど多くの利点を有している。
以下において、本発明を更に詳細に説明する。
本発明は、溶媒及び塩基の存在下で行なわれる。
好ましい溶媒としては次のものが挙げられる。
脂肪族、脂環式又は芳香族の炭化水素類、例えば石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンもしくはデカリン;ハロゲン化炭化水素類、例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタンもしくはトリクロロエタン;エーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンもしくはアニソール;ケトン類、例えばアセトン、ブタノン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン;ニトリル類、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル、n−もしくはi−ブチロニトリルもしくはベンゾニトリル;三級アミン類、例えば、N,N-ジ-イソプロピルエチルアミン(Hunig塩基)、N,N-ジメチルアニリン、トリエチルアミン、t-ブチルジメチル-アミン、N,N-ジイソプロピルメチルアミン、N,N-ジイソプロピルイソブチルアミン、N,N-ジイソプロピル-2-エチルブチルアミン、トリ-n-ブチルアミン、N,N-ジシクロヘキシルメチルアミン、N,N-ジシクロヘキシルエチル-アミン、N-tert-ブチルシクロヘキシルアミン、N,N-ジメチルシクロヘキシルアミン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0]-ノナ-5-エン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン又は2-ジメチルアミノピリジンである;アミド類、例えばN,N−ジメチルホルムアニリド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンもしくはヘキサメチルリン酸トリアミド;エステル類、例えば酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピルもしくは酢酸ブチル;スルホキシド類、例えばジメチルスルホキシド;ホスホン類、例えばスルホラン;又は水とそれらの混合物。
特にメチルイソブチルケトン(MIBK)もしくはその水との混合物を用いるのが好ましい。
好ましい塩基としては、以下のものが挙げられる。
アルカリ土類金属もしくはアルカリ金属の水酸化物、酢酸塩類、炭酸塩類もしくは重炭酸塩類、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウムもしくは重炭酸ナトリウム;並びにアルカリ土類金属もしくはアルカリ金属の水素化物、例えば水素化カルシウム、水素化ナトリウムもしくは水素化カリウム。
特に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムもしくは炭酸ナトリウムを用いるのが好ましい。
本発明においては、反応温度は比較的広い範囲内で変えることができる。一般に、反応は、−20℃〜140℃の温度、好ましくは、0℃〜120℃の温度、特に10℃〜80℃の温度で行われる。
本発明においては、一般に、4,6−ジクロロピリミジンのモル当たり、1.8〜3.0モル、好ましくは、1.9〜2.1モルの4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールが用いられる。
本発明においては、触媒は、4,6−ジクロロピリミジンのモル当たり、0.05〜40モル%、好ましくは、1〜20モル%の量で用いられる。
本発明においては、例えば、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールとともに、溶媒及び塩基に、触媒を混合することができる。次いで、4,6−ジクロロピリミジンを、混合物に加え、混合物を、適切であれば高温で撹拌する。反応が終了してから、反応混合物を通例の方法で後処理する。反応体を逆の順序で配合してもよい。
本発明は、一段反応(one−pot reaction)として行うこともできる。
本発明では、純度の高い、特に、4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンが得られる。不純物の含有量によって、得られた4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンの融点は、一般に低下し、固体状態では得られなくなる。本発明では、例えば、4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンは、融点55℃以上、好ましくは、60℃以上のものが得られる。
以下、本発明について、実施例に言及しながら、具体的に説明する。しかしながら、本発明の範囲は、これらの実施例によって何ら限定されるものではない。
なお、以下の実施例において、以下の英文字記号は、以下の意味を有する。
TEDA:1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン
MIBK:メチルイソブチルケトン
である。
実施例1
4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンの製造法
炭酸ナトリウム(13.3g)と、4-フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノール(18.1g、0.10モル)のMIBK(60ml)の溶液に、4,6−ジクロロピリミジン(7.45g、0.05モル)を加え、窒素下に加熱還流(115℃)した。2時間後TEDA(0.30g)を添加し、更に1時間加熱還流した。室温に戻した後、この混合物に水(60ml)を注ぎいれ、ロータリーエバポレータを用いて減圧下MIBKを留去した。その後水120mlを加えてpH10−12の状態でロ集して、水洗(100ml)後、減圧下で乾燥することにより、無臭の生成物21.5g(収率99%)を得た。
融点66.5-67.5℃ 純度99.0%以上(GC)
1H NMR(CDCl3):δ6.50(1H,d), 7.25-7.44(6H,m), 8.39(1H,d)
このときの4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールの含量は0.1%未満であった。
比較実験例1
TEDAを添加しない以外は、実施例1と同条件で反応を行った。115℃、3時間の反応では、MIBK中の生成物は、ガスクロマトグラフィーにより分析した結果、55%(GC)の生成にすぎなかった。
実施例2
TEDAの替わりに3−キヌクリジノール0.15gを添加した以外は、実施例1と同条件で反応を行った。
MIBK中の生成物は、ガスクロマトグラフィーにより分析した結果、99.0%以上(GC)の生成であった。
実施例3
TEDAの替わりにキヌクリジン塩酸塩0.15gを添加した以外は、実施例1と同条件で反応を行った。
MIBK中の生成物は、ガスクロマトグラフィーにより分析した結果、99.0%の生成であった。
実施例4
TEDAの替わりに3−キヌクリジノン塩酸塩0.15gを添加した以外は、実施例1と同条件で反応を行った。
MIBK中の生成物は、ガスクロマトグラフィーにより分析した結果、99.0%(GC)の生成であった。
実施例5
4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンの製造法
4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノール(18.1g、0.10モル)のMIBK(60ml)と水(30ml)との混合溶液中に、炭酸ナトリウム(13.3g)を加え攪拌した。その後、TEDA(0.20g)と、4,6−ジクロロピリミジン(7.45g、0.05モル)を加え、窒素下で、3時間加熱(85℃)した。室温に戻した後、ロータリーエバポレータを用いて減圧下MIBKを留去した。その後、水120mlを加えて、pH10〜12の状態でロ集して、水洗(100ml)後、減圧下で乾燥することにより、無臭の生成物21.4g(収率98%)を得た。
融点66.5-67.5℃ 純度99.0%以上(GC)
このときの4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールの含量は0.1%未満であった。
比較実験例2
TEDAを添加しない以外は、実施例5と同条件で反応を行った。MIBK中の生成物はガスクロマトグラフィーにより分析した結果、10%(GC)の生成であった。
実施例6
4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンの製造法
フレーク状の水酸化ナトリウム(98%,4.2g)と、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノール(18.1g、0.10モル)のMIBK(60ml)溶液に、窒素下でTEDA(0.30g)と、4,6−ジクロロピリミジン(7.45g、0.05モル)を加え、2時間加熱(60℃)した。室温に戻した後、この混合物に水(60ml)を注ぎいれ、ロータリーエバポレータを用いて減圧下MIBKを留去した。その後、水120mlを加えてpH10〜12の状態でロ集して、水洗(100ml)後、減圧下で乾燥することにより、無臭の生成物21.5g(収率99%)を得た。
融点66.5-67.5℃ 純度99.0%以上(GC)
このときの4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールの含量は0.1%未満であった。
比較実験例3
TEDAを添加しない以外は、実施例6と同条件で反応を行った。MIBK中の生成物はガスクロマトグラフィーにより分析した結果、79.9%(GC)の生成であった。中間体の4−クロロ−6−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンが20.1%(GC)残った。
実施例7
4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンの製造法
4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノール(18.1g、0.10モル)、炭酸カリウム(17.2g)及びTEDA(0.30g)をMIBK(150ml)の混合溶液に、4,6−ジクロロピリミジン(7.45g、0.05モル)を室温(28℃)で加えた。この混合物を室温で一晩(16時間)撹拌した後、この混合物に水(60ml)を注ぎいれ、ロータリーエバポレータを用いて減圧下MIBKを留去した。その後水120mlを加えてpH10から12の状態でロ集して、水洗(100ml)後、減圧下で乾燥することにより、無臭の生成物21.4g(収率98%)を得た。
融点66.5-67.5℃ 純度99.0%以上(GC)
このときの4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールの含量は0.1%未満であった。
比較実験例4
TEDAを添加しない以外は、実施例7と同条件で反応を行った。MIBK中の生成物はガスクロマトグラフィーにより分析した結果、20%(GC)の生成であった。中間体の4−クロロ−6−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンが80%残った。
実施例8
4,6−ビス[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンの製造法
48%水酸化ナトリウム水溶液(8.4g)と、4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノール(18.1g、0.10モル)のMIBK(60ml)溶液に、窒素下でTEDA(0.30g)と、4,6−ジクロロピリミジン(7.45g、0.05モル)を加え、2時間加熱(60℃)した。室温に戻した後、この混合物に水(60ml)を注ぎいれ、ロータリーエバポレータを用いて減圧下MIBKを留去した。その後、水120mlを加えて、pH10から12の状態でロ集して、水洗(100ml)後、減圧下で乾燥することにより、無臭の生成物21.4g(収率98%)を得た。
融点66.5-67.5℃ 純度99.0%以上(GC)
このときの4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェノールの含量は0.1%未満であった。
比較実験例5
TEDAを添加しない以外は、実施例8と同条件で反応を行った。60℃で5時間反応したが、MIBK中の目的物はガスクロマトグラフィーにより分析した結果、75%(GC)の生成で、反応は完全には進まなかった。中間体の4−クロロ−6−[4−フルオロ−3−(トリフルオロメチル )フェノキシ]ピリミジンが25%残った。
本発明は、好ましい実施態様及び実施例を参照して記載したが、本発明の範囲は、これらの実施態様及び実施例にのみ限定されるものではない。当業者に明らかである限り、上記発明への変更及び適用は、特許請求の範囲により定義されそして限定される本発明の本質及び範囲から逸脱することなくなされうるということは明らかであろう。本明細書に引用されるすべての刊行物は、そのすべてを、すべての目的のために、個々の刊行物が具体的かつ個別に援用されるのと同程度に援用される。

Claims (9)

  1. 溶媒及び塩基の存在下で、かつ触媒の存在下において、4,6−ジクロロピリミジンと、4-フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノールとを反応させて、4,6-ビス[4-フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンを製造する方法において、前記触媒として、4,6−ジクロロピリミジンに対して0.05〜40モル%の、以下の化合物を使用することを特徴とする方法。
    (i) 以下の式(I):

    Figure 2015083541

    で表される化合物又はその塩、又は
    (ii)以下の式(II):

    Figure 2015083541

    で表されるN-メチルピロリジン化合物又はその塩。
    式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、独立して、水素、フッ素、メチル、メトキシ、メチレン又はシアノであるか、又は独立して、R1とR2、R3とR4、R5とR6は一緒になって=O又は=Sを形成し;
    7、R8、R9、R10、R11及びR12は、独立して、水素、水酸基、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、ホルミル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリール、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフォニル、ヘテロシクリル、シクロアルキル又は場合により置換されたシリルオキシであるか、又は独立して、R7とR8、R9とR10、及びR11とR12は一緒になって=O又は=Sを形成し;
    Aは、N又はC-R13であり、R13は、水素、水酸基、ハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、ホルミル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリール、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフォニル、ヘテロシクリル又はシクロアルキルであり;そして
    14は、水素、水酸基又はC1-4直鎖又は分岐状アルキルである。
  2. 前記触媒が、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、キヌクリジン、キヌクリジノール、又はキヌクリジノンであるか、又は式(I)[式中、R1〜R6及びR9〜R13は、水素であり、そして
    (i)R7が水素であり、かつR8がハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、ホルミル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリール、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフォニル、ヘテロシクリル又はシクロアルキルであるか、或いは
    (ii)R8が水素であり、かつR7がハロゲン、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルキルカルボニル、ホルミル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アリール、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、アリールオキシ、アルキルカルボニルオキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルフォニル、ヘテロシクリル又はシクロアルキルである。]
    で表される化合物又はその塩である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記触媒が、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、キヌクリジン、3-キヌクリジノール、3-キヌクリジノン又はN-メチルピロリジンであるか、又はその塩である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記塩が、塩酸塩である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記触媒が、4,6−ジクロロピリミジンに対して0.1〜20モル%量である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記溶媒が、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン、イソプロピルアセテート、N,N-ジメチルホルムアミド又はその水との混合である、請求項1に記載の方法。
  7. 前記塩基が、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムである、請求項1に記載の方法。
  8. 0〜120℃の温度で行われる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 4,6-ビス[4-フルオロ−3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ピリミジンが、融点55℃以上の固体形態で得られる、請求項1に記載の方法。
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