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JP2014234009A - 車両用装置の取付構造 - Google Patents

車両用装置の取付構造 Download PDF

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JP2014234009A
JP2014234009A JP2013115193A JP2013115193A JP2014234009A JP 2014234009 A JP2014234009 A JP 2014234009A JP 2013115193 A JP2013115193 A JP 2013115193A JP 2013115193 A JP2013115193 A JP 2013115193A JP 2014234009 A JP2014234009 A JP 2014234009A
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義久 中野
Yoshihisa Nakano
義久 中野
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Denso Corp
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Abstract

【課題】厚みの異なる各種の車両用装置に対応可能で、しかも簡単に車両用装置を取り付けることができる取付構造を提供する。
【解決手段】インストルメントパネル26に設けられ、ディスプレイ装置10が嵌め込まれる設置開口部20と、インストルメントパネル26の内側に設けられ、設置開口部20の開口方向における車両室R側およびインストルメントパネル26の内部側に変位可能な支持盤34とを備える。また、支持盤34を開口方向の車両室R側へ付勢する圧縮ばね36を備える。支持盤34は、ディスプレイ装置10が設置開口部20に嵌め込まれた際に変位してディスプレイ装置10に当接する。支持盤34は、圧縮ばね36の付勢力でディスプレイ装置10を開口方向の車両室R側へ付勢する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、インストルメントパネルに設けた設置開口部に車両用装置を取り付ける構造に関するものである。
例えば、自動車等の車両に搭載されるディスプレイ装置(車両用装置)は、車両室内に設けたインストルメントパネルに設けられる。ドライバーや乗員がディスプレイ装置を操作することで、例えば、エアコンの温度やステレオの音量を設定したり、ナビゲーションの目的地等を入力したりするようになっている。
近年では、ユーザーの嗜好に応じてディスプレイ装置のデザインやモデルが短期間で変更されるため、自動車に搭載されるディスプレイ装置を交換する機会が多くなっている。このような事情から、ディスプレイ装置の交換を容易に行い得る技術が各種提案されている。
例えば、特許文献1では、インストルメントパネルに窪みを形成し、この窪みにディスプレイ装置を設置する技術が提案されている。ディスプレイ装置は、複数の係止爪を備え、これら係止爪を窪みに開設した係止孔に係止させることで、ディスプレイ装置がインストルメントパネルに着脱自在に取り付けられるようになっている。
特開2001−277902号公報
ところが、特許文献1では、インストルメントパネルに設けた窪みにディスプレイ装置を嵌め込む構成であるため、窪みの深さに対応したディスプレイ装置しか取り付けることができない。すなわち、特許文献1の構成では、厚みの異なる各種のディスプレイ装置を取り替えることができず、汎用性に劣る難点があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、厚みの異なる各種の車両用装置に対応可能で、しかも簡単に車両用装置を取り付けることができる取付構造を提供することにある。
請求項1の発明では、
インストルメントパネルに設けられ、車両用装置が嵌め込まれる設置開口部と、
前記インストルメントパネルの内側に設けられ、前記設置開口部の開口方向における車両室側およびインストルメントパネルの内部側に変位可能な支持盤と、
前記支持盤を前記開口方向の車両室側へ付勢する付勢手段とを備え、
前記支持盤は、前記車両用装置が前記設置開口部に嵌め込まれた際に変位して前記車両用装置に当接する共に、前記付勢手段の付勢力で前記車両用装置を前記開口方向の車両室側へ付勢することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、設置開口部に車両用装置が嵌め込まれた際に、支持盤が変位しつつ車両用装置に当接する。そして、支持盤は、付勢手段の付勢力で車両用装置を開口方向の車両室側へ付勢して該車両用装置を支持する。すなわち、支持盤は、車両用装置の厚みに応じて変位するから、厚みの異なる各種の車両用装置に対応することができる。しかも、車両用装置は、設置開口部に嵌め込むだけで簡単に取り付けることができ、取付作業を効率的に行い得る。
請求項2の発明では、前記車両用装置は、ワイヤレスで電力を受電可能な無線受電部を備え、前記支持盤は、前記車両用装置にワイヤレスで電力供給を行う無線給電部を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、支持盤の無線給電部から車両用装置の無線受電部にワイヤレスで電力供給することができる。すなわち、車両用装置を設置開口部に取り付けるだけで車両用装置への給電が可能となる。従って、車両用装置に給電のための配線等を接続する必要がなく、車両用装置の取付作業を効率的に行い得る。
請求項3の発明では、前記車両用装置は、ワイヤレスで通信可能な第1の無線通信部を備え、前記支持盤は、前記車両用装置を他の車載装置とワイヤレスで通信可能にさせる第2の無線通信部ことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、車両用装置の第1の無線通信部と支持盤の第2の無線通信部との間をワイヤレスで通信を行うことができる。すなわち、車両用装置を設置開口部に取り付けるだけで、車両用装置が第1の無線通信部および第2の無線通信部を介して他の車載装置と通信することができる。従って、車両用装置に通信のための配線等を接続する必要がなく、車両用装置の取付作業を効率的に行い得る。
請求項5の発明では、前記インストルメントパネルの内部に設けられた車両側部材に固定され、取付台に係脱自在に係合して前記取付台を固定する保持手段と、前記車両側部材に固定され、車両が衝突した際に前記保持手段の前記取付台との係合を解除するよう作動して、前記取付台をフリー状態とする解除手段とを更に備えることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、車両の衝突時に、解除手段が保持手段の取付台との係合を解除するよう作動して、取付台がフリー状態となる。その結果、衝突時の慣性力により取付台が支持盤と共にインストルメントパネルの内部側(車両室から離間する方向)へ移動する。これにより、支持盤による車両用装置への支持がなくなり、車両用装置も慣性力によりインストルメントパネルの内部側へ移動することになる。従って、車両が衝突した際の反動で車両用装置が車両室側へ飛び出すのを防止して、乗員に危害が及ぶのを回避することができる。
第1実施形態の車両用装置の取付構造が適用された自動車の車両室内を示す概略図。 図1のII−II線断面図であって、車両側部材を省略して示す図。 ディスプレイ装置および支持盤のシステム構成を示すブロック図。 図1のIV−IV線断面図。 ディスプレイ装置を取り外した状態で示すインストルメントパネルの断面図であって、車両側部材を省略して示す図。 厚みの大きなディスプレイ装置を取り付けた状態で示すインストルメントパネルの断面図であって、車両側部材を省略して示す図。 第2実施形態の車両用装置の取付構造を示す側断面図あって、車両側部材を省略して示す図。 第2実施形態の車両用装置の取付構造を示す平断面図。 自動車の衝突時に取付台とラッチ体との係合が解除された状態を示す側断面図であって、車両側部材を省略して示す図。 自動車の衝突時に取付台とラッチ体との係合が解除された状態を示す平断面図。 車両用装置としてタブレット端末が採用された変更例を示す図。 車両用装置としてスマートフォンが採用された他の変更例を示す図。
次に、実施形態に係る車両用装置の取付構造について説明する。実施形態では、車両としての自動車に、車両用装置としてタッチパネル式のディスプレイ装置を採用した場合を例示する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る車両用装置(ディスプレイ装置10)の取付構造が適用された自動車の車両室Rを示す概略図である。ディスプレイ装置10は、車両室Rに設けられたインストルメントパネル26に着脱自在に設置されている。ディスプレイ装置10がインストルメントパネル26に設置された状態で、該ディスプレイ装置10のタッチ画面10aが車両室R側に臨んでいる。なお、図2に示すように、本実施形態では、ディスプレイ装置10がインストルメントパネル26に設置された状態で、該ディスプレイ装置10のタッチ画面10aが略鉛直面をなすものとする。また、以下の説明では、自動車の進行方向前方を「前方」、進行方向後方を「後方」と称する。
前記ディスプレイ装置10は、インストルメントパネル26に設置された状態での前後幅(厚み)が上下幅(高さ)に比べて十分小さい矩形薄板形状をなしている。図3に示すように、このディスプレイ装置10は、無線受電用I/F部14(無線受電部)および近接無線I/F部16(第1の無線通信部)を有している。
無線受電用I/F部14は、後述する支持盤34の無線給電用I/F部38と物理的な接続をすることなく、該無線給電用I/F部38から給電された電力を受電することができる。近接無線I/F部16は、Transfer Jet(登録商標)等の近接高速無線通信を行う無線インターフェースである。近接無線I/F部16は、支持盤34の近接無線I/F部40(後述)から近接高速無線通信により送信されたデータを受信する。また、近接無線I/F部16は、ディスプレイ装置10のCPU(図示せず)から受信したデータを支持盤34の近接無線I/F部40へ近接高速無線通信により送信する。
図2に示すように、インストルメントパネル26には、ディスプレイ装置10よりも僅かに大きな矩形状の貫通孔12aが形成されている。この貫通孔12aには、化粧部材18が該貫通孔12aの開口縁に沿って設けられている。この化粧部材18は、例えば合成樹脂により弾性変形可能に形成されている。
化粧部材18は、開口部20を有する枠状に形成されている。化粧部材18の開口部20は、ディスプレイ装置10が設置される設置開口部20をなしている。この設置開口部20は、ディスプレイ装置10と略同一の矩形状をなしており、当該ディスプレイ装置10を設置開口部20に嵌め込み得るようになっている。図2に示すように、設置開口部20の開口方向(開口面に対する垂直方向)は、前後方向となっている(図2では左右方向)。
化粧部材18の車両室R側(後側)の端部には、設置開口部20を狭める方向へ突出する押え片18aが全周に亘って形成されている。この押え片18aは、ディスプレイ装置10を設置開口部20に設置した際に、該ディスプレイ装置10のタッチ画面10aに当接して、ディスプレイ装置10が車両室R側に飛び出るのを規制している。
図4に示すように、インストルメントパネル26の内部には、自動車の図示しない車台(シャーシ)に固定された剛性を有する車両側部材28が設けられている。この車両側部材28に、板状の取付台30がねじ等の固定部材28aを介して固定されている。
取付台30には、前後方向(図2では左右方向)に開放する設置孔30aが開設され、該設置孔30aにリニアブッシュ32が取り付けられている。このリニアブッシュ32には、シャフト34aがスライド自在に支持されている。シャフト34aの一端は、支持盤34が連結されている。すなわち、支持盤34は、リニアブッシュ32を介して取付台30に前後方向(設置開口部20の開口方向における車両室R側およびインストルメントパネル26の内側)に変位可能に保持されている。
支持盤34は、ディスプレイ装置10よりも小さな寸法の矩形板状に形成されている。支持盤34と取付台30との間には、圧縮ばね36(付勢手段,弾性手段)が設けられている。この圧縮ばね36は、その弾性力により支持盤34を後方(開口方向の車両室R側)へ向けて付勢する。
図5に示すように、ディスプレイ装置10を設置開口部20に嵌め込む前の状態で、支持盤34は、圧縮ばね36の弾性力によって最も後方に位置している(設置開口部20に最近接する)。そして、ディスプレイ装置10を設置開口部20に嵌め込む際に、支持盤34がディスプレイ装置10に押され、圧縮ばね36の弾性力に抗して前方(インストルメントパネル26の内側)へ移動する。ディスプレイ装置10が設置開口部20に嵌め込まれた状態では、図2に示すように、支持盤34がディスプレイ装置10の前面(タッチ画面10aと反対側の面)に当接する。この状態で、圧縮ばね36の弾性力により支持盤34がディスプレイ装置10を後方へ付勢し、ディスプレイ装置10が設置開口部20に保持される。
図3に示すように、支持盤34は、無線給電用I/F部38(無線給電部)および近接無線I/F部40(第2の無線通信部)を備えている。無線給電用I/F部38は、自動車のバッテリBに電気的に接続されている。そして、無線給電用I/F部38は、バッテリBの電力をディスプレイ装置10の無線受電用I/F部14にワイヤレスで供給するようになっている。
近接無線I/F部40は、Transfer Jet(登録商標)等の近接高速無線通信を行う無線インターフェースである。支持盤34の近接無線I/F部40は、自動車に搭載された情報制御装置42(他の車載装置)に電気的に接続されている。そして、近接無線I/F部40は、ディスプレイ装置10から近接高速無線通信により送信されたデータを受信して、情報制御装置42に送信する。また、近接無線I/F部40は、情報制御装置42から受信したデータをディスプレイ装置10へ近接高速無線通信により送信する。すなわち、ディスプレイ装置10は、支持盤34を介して、情報制御装置42と双方向通信が可能とされる。
情報制御装置42は、自動車に設けたナビゲーション装置44やスピーカ46、エアコン48等に電気的に接続されている。そして、ユーザー(ドライバー)がディスプレイ装置10のタッチ画面10aを操作すると、その操作情報が支持盤34を介して情報制御装置42に送信される。この操作情報に基づいて、情報制御装置42はナビゲーション装置44やスピーカ46、エアコン48等を制御するようになっている。
ここで、本実施形態では、無線受電用I/F部14および無線給電用I/F部38間での無線給電や、両近接無線I/F部16,40間での無線通信は、ディスプレイ装置10および支持盤34が1〜2cm以下まで接近すると達成されるようになっている。本実施形態では、圧縮ばね36の弾性力により支持盤34がディスプレイ装置10に密着するため、ディスプレイ装置10および支持盤34間の無線給電および無線通信は確実に達成される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
先ず始めに、ディスプレイ装置10を設置開口部20に取り付ける場合について説明する。設置開口部20にディスプレイ装置10が取り付けられていない状態では、図5に示すように、支持盤34が圧縮ばね36の弾性力により最も後方(図5では左側)に位置している。
設置開口部20にディスプレイ装置10を取り付ける際には、ディスプレイ装置10を車両室R側から設置開口部20に押し込める。このとき、化粧部材18の押え片18aが弾性変形して、ディスプレイ装置10が設置開口部20内に挿入されるのは許容される。
ディスプレイ装置10を設置開口部20に押し込む際に、該ディスプレイ装置10の前面が支持盤34に当接して前方へ押圧される。これにより、圧縮ばね36の弾性力に抗してシャフト34aがリニアブッシュ32を摺動し、支持盤34が前方へ移動される。そして、ディスプレイ装置10が設置開口部20に完全に嵌め込まれると、支持盤34の移動が停止して、圧縮ばね36の弾性力により支持盤34がディスプレイ装置10を後方へ付勢した状態となる。
すなわち、図2に示すように、ディスプレイ装置10は、押え片18aと支持盤34との間で挟持され、設置開口部20に嵌め込まれた状態に保持される。このように、本実施形態では、ディスプレイ装置10を設置開口部20に嵌め込むだけで、簡単に取り付けることができる。従って、ディスプレイ装置10を固定するための固定具を必要とせず、取付作業を効率的に行うことができる。
しかも、支持盤34がディスプレイ装置10の厚み(前後幅)に応じて前後方向に移動し得るから、ディスプレイ装置10の厚みに拘らず該ディスプレイ装置10を確実に支持盤34で支持することができる。
ここで、支持盤34は、無線給電および無線通信機能を有している。そして、ディスプレイ装置10を設置開口部20に嵌め込むことで、支持盤34が圧縮ばね36の弾性力でディスプレイ装置10の前面に密着した状態となる。これにより、支持盤34を介したディスプレイ装置10への無線給電や無線通信が確実に達成される。
具体的には、ディスプレイ装置10を設置開口部20に取り付けた状態では、バッテリBの電力が支持盤34の無線給電用I/F部38を介してディスプレイ装置10の無線受電用I/F部14に無線給電される。従って、ディスプレイ装置10を設置開口部20に取り付けた状態では、ディスプレイ装置10が電力不足に陥るのは防止される。
また、設置開口部20に取り付けられた状態では、ディスプレイ装置10は、支持盤34を介して情報制御装置42と双方向通信が可能となる。
例えば、ナビゲーション装置44の目的地を設定する際に、情報制御装置42は、ディスプレイ装置10に目的地設定画面(図示せず)を表示するよう制御信号を送信する。この制御信号は、支持盤34の近接無線I/F部40を介してディスプレイ装置10の近接無線I/F部16に無線送信される。ディスプレイ装置10に目的地設定画面が表示されると、ユーザーがディスプレイ装置10のタッチ画面10aを操作して目的地が入力される。すると、この操作情報がディスプレイ装置10の近接無線I/F部16を介して支持盤34の近接無線I/F部40に無線送信され、情報制御装置42に送られる。そして、情報制御装置42は、受信した操作情報に基づいてナビゲーション装置44に目的地を設定するようになっている。
このように、ディスプレイ装置10を設置開口部20に嵌め込むだけで給電および通信機能が確保されるから、ディスプレイ装置10に配線等を接続する作業が不要となる。従って、ディスプレイ装置10の取付作業をより効率的に行うことができる。
次に、設置開口部20に取り付けられたディスプレイ装置10を厚みがより大きい別のディスプレイ装置11(図6参照)に取り替える場合について説明する。
ディスプレイ装置10を設置開口部20から取り外す場合には、ディスプレイ装置10を圧縮ばね36の弾性力に抗してインストルメントパネル26側(前側)に押し込み、該ディスプレイ装置10を傾斜させる。そして、傾斜させたディスプレイ装置10を設置開口部20から抜き出して、ディスプレイ装置10が設置開口部20から取り外される。このように、ディスプレイ装置10を取り外す際も、固定具等の締結を解除する必要がなく、簡単に作業を行うことができる。
次に、厚みの大きいディスプレイ装置11を設置開口部20に取り付ける際には、前述と同じ手順で取り付けられる。すなわち、ディスプレイ装置11で支持盤34を押圧しながら、ディスプレイ装置11を設置開口部20に押し込める。そして、図6に示すように、ディスプレイ装置11が設置開口部20に嵌め込まれると、支持盤34がディスプレイ装置11の前面に当接すると共に、圧縮ばね36の弾性力で該ディスプレイ装置11を後方へ付勢する。
このディスプレイ装置11は、図2等に示すディスプレイ装置10よりも厚みが大きいものの、当該ディスプレイ装置11の厚みに応じて支持盤34が前方(図6では右側)に位置している。すなわち、支持盤34は、ディスプレイ装置11の厚みに対応して位置を変位させるから、厚みの大きくなったディスプレイ装置11であっても確実に支持盤34で支持することができる。
以上説明した本実施形態に係る車両用装置の取付構造によれば、以下の効果を奏する。
(1)ディスプレイ装置10を設置開口部20に嵌め込む際に、支持盤34が前方へ変位しつつディスプレイ装置10に当接する。そして、支持盤34は、ディスプレイ装置10を圧縮ばね36の弾性力によって後方へ付勢して該ディスプレイ装置10を支持する。すなわち、支持盤34は、ディスプレイ装置10の厚みに応じて変位するから、厚みが異なる各種のディスプレイ装置10に対応でき、汎用性を高めることができる。しかも、ディスプレイ装置10は、設置開口部20に嵌め込むだけで簡単に取り付けることができ、取付作業を効率的に行い得る。
(2)ディスプレイ装置10に無線受電用I/F部14を設けると共に、支持盤34に無線給電用I/F部38を設けたので、ディスプレイ装置10を設置開口部20に取り付けるだけで該ディスプレイ装置10への給電が可能となる。従って、ディスプレイ装置10に給電のための配線等を接続する必要がなく、ディスプレイ装置10の取付作業を効率的に行い得る。
(3)ディスプレイ装置10および支持盤34にそれぞれ近接無線I/F部16,40を設けたので、ディスプレイ装置10を設置開口部20に取り付けるだけでディスプレイ装置10が情報制御装置42と通信することができる。従って、ディスプレイ装置10に通信のための配線等を接続する必要がなく、ディスプレイ装置10の取付作業を効率的に行い得る。
(4)取付台30は、車台に固定された車両側部材28に固定されているので、圧縮ばね36の弾性力が取付台30で反発されて、支持盤34でディスプレイ装置10を確実に支持することができる。また、取付台30は、リニアブッシュ32を介して支持盤34(シャフト34a)を変位可能に保持している。従って、ディスプレイ装置10を設置開口部20に取り付ける際に、支持盤34を安定的に移動させることができる。
なお、第1実施形態では、取付台30を車両側部材28に固定したが、取付台30を車台に直接固定してもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る車両用装置の取付構造について説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明することとし、第1実施形態と同一または類似する部分については、同じ符号を付して説明を省略する。
図7は、第2実施形態に係る車両用装置(ディスプレイ装置10)の取付構造を示す断面図である。第1実施形態では、取付台30を車両側部材28に直接固定して、該取付台30を移動不能とした。これに対し、第2実施形態では、取付台30が一対のラッチ体50,50(保持手段)を介して車両側部材28に間接的に固定される。そして、自動車の衝突時には、取付台30の車両側部材28に対する固定が解除される構成となっている。
図8に示すように、ラッチ体50は、支持盤34の移動方向(前後方向)に垂直な水平方向(以下、左右方向という)から取付台30を挟むように一対設けられる。また、第2実施形態の取付台30は、左右の側部における長手方向(すなわち、上下方向)の中央位置にそれぞれ係合突起30b,30bを備えている。そして、左右のラッチ体50,50が対応する係合突起30b,30bを保持することで、取付台30が車両側部材28に間接的に取り付けられる。
具体的には、各ラッチ体50は、図7に示すように、後方に開放する略コ字状(略C形状)のフック部52と、該フック部52の上部に連結された軸部54とを備えている。そして、フック部52に取付台30の係合突起30bが係合することで、取付台30がラッチ体50に保持される。
ラッチ体50の軸部54は、前後方向(図7では左右方向)に延在して、図8に示すように、車両側部材28に軸支されている。すなわち、ラッチ体50は、前後方向の軸部54を中心として、車両側部材28に回動自在に取り付けられている。
第2実施形態では、ラッチ体50の取付台30との係合を解除する解除部材56(解除手段)を更に備えている。この解除部材56は、長尺な棒状部58の一端に解除片60(解除部)が設けられると共に、該棒状部58の他端に球状の慣性体62が設けられている。解除部材56は、棒状部58における慣性体62側に偏倚した位置に左右方向に延在する回転軸64が設けられている。図8に示すように、この回転軸64は、車両側部材28に軸支されている。すなわち、解除部材56は、回転軸64を中心として、車両側部材28に回動自在に取り付けられている。なお、解除部材56は、車両側部材28に取り付けられた状態で、ラッチ体50よりも前側に位置している(図7参照)。
図8に示すように、解除片60は、平面視(上から見た状態)で前方から後方に向かうにつれて先細りとなる三角柱形状(クサビ型状)をなしている。慣性体62は、所定の質量を有しており、通常時(自動車の停止時や通常の走行時)は、その重力によって解除部材56を棒状部58が上下方向(鉛直方向)に延在する姿勢に維持する(図7参照)。
一方、自動車が衝突した際には、慣性体62に自動車の進行方向(すなわち前方)の慣性力が作用する。その結果、図9に示すように、慣性体62が前方へ移動する方向(解除片60が後方へ移動する方向)に解除部材56が回転する(図9では反時計回り方向)。換言すれば、慣性体62の質量は、自動車の停車時や通常の走行時には、解除部材56が殆ど回動しない程度の慣性力が生じると共に、自動車の衝突時には、解除部材56を回動させる程度の慣性力が生じる大きさに設定されている。
慣性体62に生じた慣性力により解除部材56が回動すると、図9に示すように、解除片60がフック部52および取付台30の間に侵入して、解除片60がフック部52における取付台30側の側部に当接する。そして、解除片60によってフック部52が取付台30から離間する方向へ押し退けられることで、ラッチ体50が軸部54を中心として回転させられる。これにより、図10に示すように、フック部52と係合突起30bとの係合が解除され、取付台30が車両側部材28(ラッチ体50)から外れたフリー状態(移動可能な状態)となる。
次に、本実施形態の車両用装置の作用について説明する。なお、ディスプレイ装置10を設置開口部20に着脱する手順は、第1実施形態の場合と同じであるため説明は省略する。
図7に示すように、通常時では、取付台30がラッチ体50に保持された状態にある。この状態では、圧縮ばね36の弾性力によって支持盤34が後方へ押圧され、ディスプレイ装置10が支持盤34によって安定的に支持される。
また通常時には、解除部材56は、慣性体62の重力によって棒状部58が鉛直方向に延在する姿勢に維持される。従って、自動車の速度が増減しても、解除部材56は殆ど回動することがなく、解除片60がラッチ体50に接触することはない。
ここで、所定速度で走行中の自動車が対向車や建造物等に衝突した場合を想定する。このとき、自動車の速度が急激に低減するため、慣性体62に大きな慣性力が働くことになる。この慣性力により、図9,図10に示すように、左右の解除部材56,56が回転軸64を中心として同時に回動し始める。
解除部材56が回動すると、解除片60がラッチ体50および取付台30の間を進入して、フック部52を取付台30から離間する方向へ押し退ける。その結果、左右のラッチ体50,50は、軸部54,54を中心として回動する。
解除部材56が更に回動すると、フック部52が取付台30から更に離間し、遂にはフック部52と係合突起30bとの係合が解除される。すなわち、取付台30とラッチ体50との係合が解除されて、取付台30は、車両側部材28に対し固定されていないフリー状態となる。その結果、図9,図10に示すように、取付台30は、慣性力によって支持盤34と共に前方へ移動する。これにより、支持盤34によるディスプレイ装置10への支持が解除され、取付台30および支持盤34と共にディスプレイ装置10も前方へ移動する。この結果、ディスプレイ装置10は、インストルメントパネル26の内部側へ放出されて、衝突時の反動でディスプレイ装置10が車両室R側に飛び出すのは防止される。
以上説明した第2実施形態に係る車両用装置の取付構造によれば、第1実施形態での上記(1)〜(3)の効果に加え、以下の効果を更に奏する。
(5)自動車の衝突時に、解除部材56がラッチ体50と取付台30との係合を解除するよう作動するから、取付台30が固定されていないフリー状態となる。その結果、衝突時の慣性力により取付台30が支持盤34と共にインストルメントパネル26の内部側へ移動する。これにより、支持盤34によるディスプレイ装置10への支持がなくなって、ディスプレイ装置10も慣性力によりインストルメントパネル26の内部側へ移動する。従って、自動車が衝突した際にディスプレイ装置10が反動で車両室R側へ飛び出すのを防止して、乗員に危害が及ぶのを回避することができる。
(6)ラッチ体50により取付台30を保持すると共に、慣性力により解除部材56が作動してラッチ体50および取付台30の係合を解除する構成となっている。すなわち、ラッチ体50と取付台30との係合を機械的に解除し得るから、電気的に制御する場合に比べて信頼性を高めることができる。なお、解除部材56は、慣性体62に働く慣性力で回動する構成とすることで、衝突時のように急激な速度低下が生じない限り、解除部材56が回動することはない。従って、例えば急ブレーキが生じた場合に解除部材56が作動して、ラッチ体50と取付台30との係合が解除されてしまう事態を回避し得る。
なお、第2実施形態では、自動車が衝突した際に取付台30をフリー状態とする機構として、ラッチ体50および解除部材56による構成を採用した。しかしながら、自動車が衝突した際に、取付台30が前方(インストルメントパネル26の内部側)へ移動可能とする構成であれば、他の機構を採用することができる。例えば、衝突時に解除部材56を電気的に作動させて、ラッチ体50および取付台30の係合を解除する構成としてもよい。
また、実施形態では、解除部材56の回転軸64をラッチ体50の下方に設けたが、解除部材56の回転軸64をラッチ体50の上方に設けてもよい。この場合、解除部材56の回転軸64を棒状部58の上端に設けると共に、解除片60を棒状部58の下端に設け、解除部材56がラッチ体50の上方に軸支される。また、ラッチ体50の軸部54はフック部52の下側に設けられる。
更に、第1実施形態および第2実施形態で説明した車両用装置の取付構造は、以下のように共通して変更することができる。
・第1および第2実施形態では、車両用装置としてディスプレイ装置を採用したが、車両に搭載可能な情報端末として使用し得るものであれば、他の装置を採用することができる。例えば、図11に示すように、車両用装置としてタブレット端末70を採用したり、図12に示すように、車両用装置としてスマートフォン80を採用したりしてもよい。なお、スマートフォン80が設置開口部20よりも小さい場合には、スマートフォン80を所要のアダプタ82にセットし、当該アダプタ82を介してスマートフォン80を設置開口部20に設置するようにしてもよい。
・第1および第2実施形態では、支持盤を車両用装置に付勢する付勢手段として、圧縮ばね(弾性手段)を採用した。しかしながら、付勢手段の構成としては、これに限定されるものではない。例えば、支持盤を変位させるモータ等の駆動手段を付勢手段として採用してもよい。この場合、駆動手段は、設置開口部に車両用装置が取り付けられる前の状態では、支持盤がインストルメントパネルの内部に退避するよう位置させる。そして、設置開口部に車両用装置が取り付けられると、駆動手段が支持盤を車両用装置に近接するよう移動させて車両用装置に当接させる。支持盤が車両用装置に当接した状態では、駆動手段は、支持盤を車両室側に所定の負荷で付勢して、車両側部材を支持盤で支持するよう構成される。
・第1および第2実施形態では、支持盤が水平方向の前後に変位する構成とした。しかしながら、支持盤の移動方向は、車両用装置に対し近接および離間する方向であれば、必ずしも水平方向に移動する必要はない。例えば、設置開口部が水平方向に対し傾斜する方向に開口する場合、車両用装置も設置開口部の開口方向に合わせて傾斜姿勢で取り付けられる。この場合、支持盤も設置開口部の開口方向に沿って移動する構成とされる。
・なお、支持盤は、実施形態の如く矩形状に限定されず、円形または楕円形状、更には、5角形以上の多角形状に支持盤を形成してもよい。
10…ディスプレイ装置、11…ディスプレイ装置、14…無線受電用I/F部、20…設置開口部、26…インストルメントパネル、28…車両側部材、30…取付台、34…支持盤、36…圧縮ばね、38…無線給電用I/F部、40…近接無線I/F部、50…ラッチ体、56…解除部材、60…解除片、62…慣性体、64…回転軸、70…タブレット端末、80…スマートフォン、R…車両室。

Claims (9)

  1. インストルメントパネル(26)に設けられ、車両用装置(10,11,70,80)が嵌め込まれる設置開口部(20)と、
    前記インストルメントパネルの内側に設けられ、前記設置開口部の開口方向における車両室(R)側およびインストルメントパネルの内部側に変位可能な支持盤(34)と、
    前記支持盤を前記開口方向の車両室側へ付勢する付勢手段(36)とを備え、
    前記支持盤は、前記車両用装置が前記設置開口部に嵌め込まれた際に変位して前記車両用装置に当接する共に、前記付勢手段の付勢力で前記車両用装置を前記開口方向の車両室側へ付勢する
    ことを特徴とする車両用装置の取付構造。
  2. 前記車両用装置は、ワイヤレスで電力を受電可能な無線受電部(14)を備え、前記支持盤は、前記車両用装置にワイヤレスで電力供給を行う無線給電部(38)を備えている請求項1記載の車両用装置の取付構造。
  3. 前記車両用装置は、ワイヤレスで通信可能な第1の無線通信部(16)を備え、前記支持盤は、前記車両用装置を他の車載装置とワイヤレスで通信可能にさせる第2の無線通信部(40)を有する請求項1または2記載の車両用装置の取付構造。
  4. 前記インストルメントパネルの内部に、前記支持盤を変位可能に保持する取付台(30)が設けられ、前記付勢手段は、前記支持盤および前記取付台の間に設けられた弾性手段(36)である請求項1〜3の何れか一項に記載の車両用装置の取付構造。
  5. 前記インストルメントパネルの内部に設けられた車両側部材(28)に固定され、前記取付台に係脱自在に係合して前記取付台を固定する保持手段(50)と、前記車両側部材に固定され、車両が衝突した際に前記保持手段の前記取付台との係合を解除するよう作動して、前記取付台をフリー状態とする解除手段(56)とを更に備える請求項4記載の車両用装置の取付構造。
  6. 前記解除手段は、前記車両側部材に軸支される回転軸(64)と、前記保持手段の前記取付台との係合を解除する解除部(60)と、前記回転軸を挟んで前記解除部とは反対側に設けた慣性体(62)とを備え、前記車両が衝突した際に前記慣性体に生ずる慣性力で前記解除手段が回動して、前記解除部が前記保持手段の前記取付台との係合を解除する請求項5記載の車両用装置の取付構造。
  7. 前記車両用装置は、ディスプレイ装置(10)である請求項1〜6の何れか一項に記載の車両用装置の取付構造。
  8. 前記車両用装置は、タブレット端末(70)である請求項1〜6の何れか一項に記載の車両用装置の取付構造。
  9. 前記車両用装置は、スマートフォン(80)である請求項1〜6の何れか一項に記載の車両用装置の取付構造。
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