JP2014075203A - キーユニット及びこれを備えた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】キートップ部のバランスを良好に保つことができるキーユニットを提供する。
【解決手段】支持部材203,204は、支持部223,224に対して回転自在に支持されるシャフト部203a,204aと、シャフト部203a,204aの両端部からそれぞれ延びる第1のアーム部203b,204b及び第2のアーム部203c,204cと、を有している。ボス部221aは、キー部202の重心位置から所定方向にずれて位置している。シャフト部203a,204aの両端部のうち、重心位置に対してボス部221aとは反対側における端部のベース部201からの高さH1は、他方の端部のベース部201からの高さH2よりも高い。
【選択図】図5
【解決手段】支持部材203,204は、支持部223,224に対して回転自在に支持されるシャフト部203a,204aと、シャフト部203a,204aの両端部からそれぞれ延びる第1のアーム部203b,204b及び第2のアーム部203c,204cと、を有している。ボス部221aは、キー部202の重心位置から所定方向にずれて位置している。シャフト部203a,204aの両端部のうち、重心位置に対してボス部221aとは反対側における端部のベース部201からの高さH1は、他方の端部のベース部201からの高さH2よりも高い。
【選択図】図5
Description
本発明は、キー入力を行うためのキーユニット及びこれを備えた電子機器に関する。
例えば、キャッシュレジスタ及びパーソナルコンピュータのキーボード等の電子機器には、キー入力を行うためのキーユニットが設けられている(例えば、特許文献1参照)。従来のキーユニットでは、キー部がベース部に対して押し下げ可能に取り付けられている。ベース部は、キー部に向けて突出する筒状のガイド部を有している。キー部は、キートップ部と、当該キートップ部に設けられ、ガイド部に移動自在に挿入されるボス部(突起部)と、を有している。ベース部のガイド部に対応する位置には、スイッチ部が設けられている。
さらに、ベース部とキー部との間には、キー部をベース部側から支持するための支持部材が設けられている。支持部材は、シャフト部と、シャフト部の両端部からそれぞれ平行に且つ同じ方向に延びる第1のアーム部及び第2のアーム部と、を有している。シャフト部は、キートップ部の裏面側に回転自在に取り付けられている。第1のアーム部及び第2のアーム部の各々の端部は、ベース部に対して移動自在に取り付けられている。第1のアーム部の長さと第2のアーム部の各々の長さとは、同じ長さである。
ユーザがキートップ部を指等で押し下げることにより、ボス部がガイド部を通してスイッチ部を押圧する。このようにスイッチ部が押圧されることにより、キー入力が実行される。ユーザがキートップ部から指等を離した際には、コイルばね等の弾性復元力によって、キートップ部が押し上げられて元の位置に復帰する。
しかしながら、上述した従来のキーユニットでは、次のような問題がある。ボス部がキー部の重心位置からずれた位置に設けられている場合には、キートップ部は、バランスを保つことができずにベース部に対して斜めに傾くおそれがある。このようにキートップ部が傾いた状態で押し下げられた際には、ボス部とガイド部との間に大きな摩擦が生じるため、キートップ部の押し下げ動作が不安定となる。同様に、キートップ部が傾いた状態で押し上げられた際にも、ボス部とガイド部との間に大きな摩擦が生じるため、キートップ部の復帰動作が不安定となる。
そこで、本発明は、キートップ部のバランスを良好に保つことができるキーユニット及びこれを備えた電子機器を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るキーユニットは、キー入力を行うためのキーユニットであって、ベース部と、前記ベース部に対して上下方向に移動自在に取り付けられるキー部と、前記ベース部と前記キー部との間に設けられ、前記キー部を支持する支持部材と、を備え、前記ベース部は、前記キー部に向けて突出するガイド部を有し、前記キー部は、キートップ部と、前記キートップ部の裏面側に設けられ、前記ガイド部に沿って移動するボス部と、前記キートップ部の前記裏面側に設けられ、前記支持部材を回転自在に支持する支持部と、を有し、前記支持部材は、前記支持部に回転自在に支持されるシャフト部と、前記シャフト部の両端部からそれぞれ延びる第1のアーム部及び第2のアーム部と、を有し、前記第1のアーム部及び前記第2のアーム部の各々の端部は、前記ベース部に支持され、前記ボス部は、前記キー部の重心位置から所定方向にずれて位置しており、前記シャフト部の前記両端部のうち、前記重心位置に対して前記ボス部とは反対側における端部の前記ベース部からの高さは、他方の端部の前記ベース部からの高さよりも高い。
本態様によれば、シャフト部の両端部のうち、キー部の重心位置に対してボス部とは反対側における一方の端部のベース部からの高さは、他方の端部のベース部からの高さよりも高い。これにより、キートップ部のボス部から遠い側における端部が自重により下がるのが抑制され、キートップ部がベース部に対して斜めに傾くのを抑制することができる。その結果、支持部材によりキートップ部のバランスを良好に保つことができ、キートップ部の押し下げ動作及び復帰動作を安定して行うことができる。
例えば、本発明の一態様に係るキーユニットにおいて、前記第1のアーム部及び前記第2のアーム部の一方は、それらの他方に対して、前記シャフト部の回転方向に且つ前記ベース部側に向けて所定の角度だけねじられているように構成してもよい。
本態様によれば、比較的簡単な構成で、シャフト部の両端部のうち、キー部の重心位置に対してボス部とは反対側における一方の端部のベース部からの高さを、他方の端部のベース部からの高さよりも高くすることができる。
例えば、本発明の一態様に係るキーユニットにおいて、前記第1のアーム部及び前記第2のアーム部の一方の長さは、それらの他方の長さよりも長いように構成してもよい。
本態様によれば、比較的簡単な構成で、シャフト部の両端部のうち、キー部の重心位置に対してボス部とは反対側における一方の端部のベース部からの高さを、他方の端部のベース部からの高さよりも高くすることができる。
例えば、本発明の一態様に係るキーユニットにおいて、前記第1のアーム部及び前記第2のアーム部の一方は、それらの他方に対して離隔する方向に屈曲されているように構成してもよい。
本態様によれば、比較的簡単な構成で、シャフト部の両端部のうち、キー部の重心位置に対してボス部とは反対側における一方の端部のベース部からの高さを、他方の端部のベース部からの高さよりも高くすることができる。
例えば、本発明の一態様に係るキーユニットにおいて、前記第1のアーム部及び前記第2のアーム部の一方は、それらの他方に対して近接する方向に屈曲されているように構成してもよい。
本態様によれば、比較的簡単な構成で、シャフト部の両端部のうち、キー部の重心位置に対してボス部とは反対側における一方の端部のベース部からの高さを、他方の端部のベース部からの高さよりも高くすることができる。
また、本発明の一態様に係る電子機器は、上述したいずれかの態様のキーユニットを備える。
本態様によれば、シャフト部の両端部のうち、キー部の重心位置に対してボス部とは反対側における一方の端部のベース部からの高さは、他方の端部のベース部からの高さよりも高い。これにより、キートップ部のボス部から遠い側における端部が自重により下がるのが抑制され、キートップ部がベース部に対して斜めに傾くのを抑制することができる。その結果、支持部材によりキートップ部のバランスを良好に保つことができ、キートップ部の押し下げ動作及び復帰動作を安定して行うことができる。
例えば、本発明の一態様に係る電子機器において、前記電子機器は、キャッシュレジスタであるように構成してもよい。
本態様によれば、電子機器をキャッシュレジスタで構成することができる。
本発明によれば、支持部材によりキートップ部のバランスを良好に保つことができ、キートップ部の押し下げ動作及び復帰動作を安定して行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
(実施の形態1)
[電子機器の構成]
図1は、実施の形態1に係るキーユニット20を備えた電子機器1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態では、電子機器1はキャッシュレジスタである。電子機器1は、筐体10と、筐体10のフロントパネルに設けられたキーユニット20と、を備えている。キーユニット20は、例えばテンキー等で構成され、数字等をキー入力するためのユニットである。
[電子機器の構成]
図1は、実施の形態1に係るキーユニット20を備えた電子機器1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態では、電子機器1はキャッシュレジスタである。電子機器1は、筐体10と、筐体10のフロントパネルに設けられたキーユニット20と、を備えている。キーユニット20は、例えばテンキー等で構成され、数字等をキー入力するためのユニットである。
[キーユニットの構成]
図2は、実施の形態1に係るキーユニット20の外観を示す斜視図である。図2に示すキーユニット20は、ベース部201と、ベース部201に対して上下方向に移動自在に取り付けられた複数のキー部202と、を有している。
図2は、実施の形態1に係るキーユニット20の外観を示す斜視図である。図2に示すキーユニット20は、ベース部201と、ベース部201に対して上下方向に移動自在に取り付けられた複数のキー部202と、を有している。
ベース部201は、複数のキー部202を押し下げ可能に支持するためのものである。ベース部201は、トレイ状に構成されている。
複数のキー部202は、押し下げることによりキー入力を実行するためのものである。複数のキー部202は、ベース部201の上面に所定の配置で並べられている。複数のキー部202は、小型の単キー202a、単キー202aの約2倍の大きさを有する2倍キー202b及び単キー202aの約4倍の大きさを有する4倍キー202c等を含んでいる。以下では、4倍キー202cであるキー部202の構成について説明する。
図3は、図2のキーユニット20の一部を拡大して示す斜視図である。図4は、図2のキーユニット20の一部を分解して示す斜視図である。図5は、キートップ部220の裏面側を示す斜視図である。図6は、図3中のA−A線により切断したキーユニット20の断面斜視図である。図7は、図3中のB−B線により切断したキーユニット20の断面斜視図である。
図4に示すように、ベース部201の上面には、キー部202に対応して、複数(本実施の形態では4個)のガイド部211a,211b,211c,211d(以下、「複数のガイド部211」と呼ぶことがある)が設けられている。複数のガイド部211の各々は、対応するキー部202を移動自在にガイドするためのものである。複数のガイド部211の各々は円筒状に構成され、対応するキー部202に向けて突出している。複数のガイド部211は、周方向に間隔を置いて配置されている。さらに、ベース部201の上面には、複数(本実施の形態では4個)の取付孔212と、2組の一対のアーム支持爪213,214が設けられている。複数の取付孔212は、複数のガイド部211よりも外側において、周方向に間隔を置いて配置されている。2組の一対のアーム支持爪213,214はそれぞれ、一対のガイド部211a,211cと一対のガイド部211b,211dとの間において、間隔を置いて配置されている。
ベース部201のガイド部211a,211bに対応する箇所にはそれぞれ、スイッチ部215,216が設けられている。本実施の形態では、スイッチ部215は、ラバーカップ215aと、ラバーカップ215aの下方に配置されたメンブレンスイッチ215bとで構成されている。スイッチ部216は、スイッチ部215と同様に、ラバーカップ216a及びメンブレンスイッチ216bで構成されている。スイッチ部215,216はそれぞれ同じ構成であるので、以下、スイッチ部215の構成について説明する。
ラバーカップ215aは、ボス部221a(後述する)によって押圧されることにより、メンブレンスイッチ215b側に弾性変形される。弾性変形されたラバーカップ215aの一部がメンブレンスイッチ215bを押圧することにより、メンブレンスイッチ215bがオンにされ、キー入力が実行される。なお、ボス部221aによるラバーカップ215aの押圧が解除されることにより、ラバーカップ215aの弾性変形が復元される。これにより、ラバーカップ215aの一部によるメンブレンスイッチ215bの押圧が解除され、メンブレンスイッチ215bがオフにされる。
キー部202は、キー部202を指等で押し下げるためのキートップ部220を有している。キートップ部220の裏面側には、複数(本実施の形態では3個)のボス部221a,221b,221c(以下、「複数のボス部221」と呼ぶことがある)が設けられている。複数のボス部221の各々は円筒状に構成され、ベース部201に向けて突出している。複数のボス部221の各々の長さのうち、ボス部221aの長さが最も長く、ボス部221cの長さが最も短い。ボス部221a,221b,221cはそれぞれ、ガイド部211a,211b,211cに沿って移動自在に挿入されている。キートップ部220が押し下げられていない状態において、ボス部221aの先端部は、スイッチ部215のラバーカップ215aに接触し(図6参照)、ボス部221bの先端部は、スイッチ部216のラバーカップ216aから離隔している(図7参照)。なお、ボス部221bの長さは、キートップ部220が押し下げられた際に、ボス部221bの先端部がラバーカップ216aに接触しないような長さに設定されている。すなわち、複数のボス部221のうち、ボス部221aは、スイッチ部215を押圧するためのボス部である。なお、ボス部221aは、キー部202の重心位置よりも第2のアーム部203c,204c(後述する)側に位置している。
ユーザがキートップ部220を指等で押し下げた際には、ボス部221aがラバーカップ215aを押圧することにより、上述したようにメンブレンスイッチ215bがオンにされる。このとき、スイッチ部216のメンブレンスイッチ216bは、ボス部221bによって押圧されない。ユーザがキートップ部220から指等を離した際には、ラバーカップ215aの弾性復元力によってボス部221aが押し上げられることにより、キートップ部220が押し上げられて元の位置に復帰する。
なお、スイッチ部215,216はそれぞれ、異なるキー入力の機能を有する。キートップ部220を上下の向きを逆にしてベース部201に取り付けることにより、キートップ部220により押圧されるスイッチ部を、スイッチ部215からスイッチ部216に変更することができる。すなわち、キートップ部220が押し下げられることにより、スイッチ部216のメンブレンスイッチ216bがボス部221bにより押圧される。
また、キートップ部220の裏面側には、複数の取付孔212に対応して、複数の取付爪222が設けられている。複数の取付爪222の各々は、ベース部201に向けて延びており、取付孔212に挿入されている。複数の取付爪222の各々の先端部には爪部222aが設けられており、この爪部222aによって、取付爪222が取付孔212から引き抜かれるのが阻止される。さらに、キートップ部220の裏面側には、2組の一対の支持部223,224が設けられている。
キー部202とベース部201との間には、キー部202をベース部201側から支持するための一対の支持部材203,204が設けられている。なお、一対の支持部材203,204はそれぞれ、例えば、金属及び弾性を有する樹脂等で構成することができる。図8Aは、支持部材203を示す図である。図8Bは、図8A中のD−D線により切断した支持部材203の断面図である。図8Cは、図8A中のE−E線により切断した支持部材203の断面図である。図9Aは、支持部材204を示す図である。図9Bは、図9A中のF−F線により切断した支持部材204の断面図である。図9Cは、図9A中のG−G線により切断した支持部材204の断面図である。
図8Aに示すように、支持部材203は、シャフト部203aと、シャフト部203aの両端部からそれぞれ延びる第1のアーム部203b及び第2のアーム部203cと、を有している。第1のアーム部203b及び第2のアーム部203cはそれぞれ、シャフト部203aに対して垂直に延びている。第1のアーム部203bの長さと第2のアーム部203cの長さとは、同じ長さである。図8B及び図8Cに示すように、第1のアーム部203bは、第2のアーム部203cに対して、シャフト部203aの回転方向に且つベース部201側に向けて所定の角度αだけねじられている。なお、所定の角度αの大きさは、支持部材203の大きさ等に応じて適宜設定することができる。例えば、第1のアーム部203b及び第2のアーム部203cの各々の長さが10mmである場合、上記所定の角度αは2〜3°である。
シャフト部203aは、支持部材203をキートップ部220に対して回転自在に支持させるためのものである。図5に示すように、シャフト部203aは、一対の支持部223に対して回転自在に支持されている。
第1のアーム部203bは、キートップ部220のボス部221b,221c側における端部(すなわち、キートップ部220のボス部221aから遠い側における端部)をベース部201側から支持するためのものであり、第2のアーム部203cは、キートップ部220のボス部221a側における端部をベース部201側から支持するためのものである。図4に示すように、第1のアーム部203bは、シャフト部203aの一方の端部からベース部201に向けて斜めに延び、第2のアーム部203cは、シャフト部203aの他方の端部からベース部201に向けて斜めに延びている。第1のアーム部203b及び第2のアーム部203cの各々の先端部は、一対のアーム支持爪213に対して移動自在に支持されている。第1のアーム部203bはボス部221b,221c側に配置され、第2のアーム部203cはボス部221a側に配置されている。上述したように、第1のアーム部203bが第2のアーム部203cに対して上記所定の角度αだけねじられている。これにより、図5及び後述する図10に示すように、ボス部221aがスイッチ部215を押圧していない状態において、シャフト部203aの一方の端部(すなわち、キー部202の重心位置に対してボス部221aとは反対側における一方の端部)のベース部201からの高さH1は、シャフト部203aの他方の端部のベース部201からの高さH2よりも高くなる。なお、高さH1と高さH2との差は、例えば0.2〜0.5mmである。
図9Aに示すように、支持部材204は、支持部材203と同様に、シャフト部204aと、シャフト部204aの両端部からそれぞれ延びる第1のアーム部204b及び第2のアーム部204cと、を有している。図9B及び図9Cに示すように、第1のアーム部204bは、第2のアーム部204cに対して、シャフト部204aの回転方向に且つベース部201側に向けて所定の角度αだけねじられている。
図5に示すように、シャフト部204aは、一対の支持部224に対して回転自在に支持されている。図4に示すように、第1のアーム部204b及び第2のアーム部204cはそれぞれ、シャフト部204aからベース部201に向けて斜めに延びており、それらの先端部は、一対のアーム支持爪214に対して移動自在に支持されている。第1のアーム部204bはボス部221b,221c側に配置され、第2のアーム部204cはボス部221a側に配置されている。上述したように、第1のアーム部204bが第2のアーム部204cに対して上記所定の角度αだけねじられている。これにより、図5及び後述する図10に示すように、ボス部221aがスイッチ部215を押圧していない状態において、シャフト部204aの一方の端部(すなわち、キー部202の重心位置に対してボス部221aとは反対側における一方の端部)のベース部201からの高さH1は、シャフト部204aの他方の端部のベース部201からの高さH2よりも高くなる。なお、上述と同様に、高さH1と高さH2との差は、例えば0.2〜0.5mmである。
[キーユニットの動作及び効果]
図10は、キートップ部220が押し下げられていない状態での、図3中のC−C線により切断したキーユニット20の断面図である。図11は、キートップ部220が押し下げられた状態での、図3中のC−C線により切断したキーユニット20の断面図である。
図10は、キートップ部220が押し下げられていない状態での、図3中のC−C線により切断したキーユニット20の断面図である。図11は、キートップ部220が押し下げられた状態での、図3中のC−C線により切断したキーユニット20の断面図である。
一般に、ボス部221aがキー部202の重心位置から所定方向にずれた位置に設けられている場合には、ボス部221aから遠い側におけるキートップ部220の端部(本実施の形態では、ボス部221b,221cが設けられている側の端部)が自重で下がることにより、キートップ部220がベース部201に対して斜めに傾く傾向にある。
本実施の形態では、図10に示すように、キートップ部220が押し下げられていない状態では、シャフト部203a,204aの一方の端部のベース部201からの高さH1は、シャフト部203a,204aの他方の端部のベース部201からの高さH2よりも高い。これにより、ボス部221b,221cが設けられている側のキートップ部220の端部が第1のアーム部203b,204bにより押し上げられるので、キートップ部220がベース部201に対して斜めに傾くのが抑制され、キートップ部220のバランスを良好に保つことができる。
図11に示すように、キートップ部220が押し下げられた際には、シャフト部203aが一対の支持部223に対して回転されるとともに、第1のアーム部203b及び第2のアーム部203cがそれぞれベース部201の上面に対してスライド移動される。これと同時に、シャフト部204aが支持部224に対して回転されるとともに、第1のアーム部204b及び第2のアーム部204cがそれぞれベース部201の上面に対してスライド移動される。このようにして、一対の支持部材203,204はそれぞれ、斜めに少し倒れながらキートップ部220をベース部201側より支持する。これにより、キートップ部220は、一対の支持部材203,204によってバランスが保たれながら押し下げられる。
キートップ部220が押し上げられる際には、シャフト部203aが一対の支持部223に対して回転されるとともに、第1のアーム部203b及び第2のアーム部203cがそれぞれベース部201の上面に対してスライド移動される。これと同時に、シャフト部204aが支持部224に対して回転されるとともに、第1のアーム部204b及び第2のアーム部204cがそれぞれベース部201の上面に対してスライド移動される。このようにして、一対の支持部材203,204はそれぞれ、少し起こされながらキートップ部220をベース部201側より支持する。これにより、キートップ部220は、一対の支持部材203,204によってバランスが保たれながら、押し上げられて元の位置に復帰する。
従って、本実施の形態では、一対の支持部材203,204によりキートップ部220のバランスを良好に保つことができ、キートップ部220の押し下げ動作及び復帰動作を安定して行うことができる。
(実施の形態2)
図12は、実施の形態2に係るキーユニットの支持部材203Aを示す図である。図12に示すように、本実施の形態の支持部材203Aでは、第1のアーム部203Abの長さL1は、第2のアーム部203Acの長さL2よりも長い。また、第1のアーム部203Ab及び第2のアーム部203Acはそれぞれ、平行に且つ同じ方向に延びている。
図12は、実施の形態2に係るキーユニットの支持部材203Aを示す図である。図12に示すように、本実施の形態の支持部材203Aでは、第1のアーム部203Abの長さL1は、第2のアーム部203Acの長さL2よりも長い。また、第1のアーム部203Ab及び第2のアーム部203Acはそれぞれ、平行に且つ同じ方向に延びている。
これにより、本実施の形態においても、キートップ部220が押し下げられていない状態において、シャフト部203aの一方の端部のベース部201からの高さは、シャフト部203aの他方の端部のベース部201からの高さよりも高くなる。従って、本実施の形態においても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図13は、実施の形態3に係るキーユニットの支持部材203Bを示す図である。図13に示すように、本実施の形態の支持部材203Bでは、第2のアーム部203Bcは、第1のアーム部203Bbに対して離隔する方向に所定の角度βだけ屈曲されている。なお、シャフト部203a、第1のアーム部203Bb及び第2のアーム部203Bcは、同一平面上に配置されている。
図13は、実施の形態3に係るキーユニットの支持部材203Bを示す図である。図13に示すように、本実施の形態の支持部材203Bでは、第2のアーム部203Bcは、第1のアーム部203Bbに対して離隔する方向に所定の角度βだけ屈曲されている。なお、シャフト部203a、第1のアーム部203Bb及び第2のアーム部203Bcは、同一平面上に配置されている。
これにより、本実施の形態においても、キートップ部220が押し下げられていない状態において、シャフト部203aの一方の端部のベース部201からの高さは、シャフト部203aの他方の端部のベース部201からの高さよりも高くなる。従って、本実施の形態においても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図14は、実施の形態4に係るキーユニットの支持部材203Cを示す図である。図14に示すように、本実施の形態の支持部材203Cでは、第2のアーム部203Ccは、第1のアーム部203Cbに対して近接する方向に所定の角度γだけ屈曲されている。なお、シャフト部203a、第1のアーム部203Cb及び第2のアーム部203Ccは、同一平面上に配置されている。
図14は、実施の形態4に係るキーユニットの支持部材203Cを示す図である。図14に示すように、本実施の形態の支持部材203Cでは、第2のアーム部203Ccは、第1のアーム部203Cbに対して近接する方向に所定の角度γだけ屈曲されている。なお、シャフト部203a、第1のアーム部203Cb及び第2のアーム部203Ccは、同一平面上に配置されている。
これにより、本実施の形態においても、キートップ部220が押し下げられていない状態において、シャフト部203aの一方の端部のベース部201からの高さは、シャフト部203aの他方の端部のベース部201からの高さよりも高くなる。従って、本実施の形態においても、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態に係るキーユニット及びこれを備えた電子機器について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
上記各実施の形態では、電子機器がキャッシュレジスタである場合について説明したが、電子機器は、キャッシュレジスタ以外に、例えば電卓及び電話機、パーソナルコンピュータのキーボード等でもよい。
上記各実施の形態では、キー部が4倍キーである場合について説明したが、キー部は、例えば単キー及び2倍キー等でもよい。
上記各実施の形態では、キートップ部に支持部材が2個設けられている場合について説明したが、キートップ部に支持部材を1個のみ設けることもできる。
上記各実施の形態では、スイッチ部がメンブレンスイッチである場合について説明したが、スイッチ部は、例えばタクトスイッチ等でもよい。
上記各実施の形態では、キートップ部は、スイッチ部のラバーカップの弾性復元力により押し上げられて元の位置に復帰する場合について説明したが、例えば、キートップ部を押し上げるためのコイルばね等を設けることもできる。
また、上記各実施の形態において、支持部材の第1のアーム部と第2のアーム部とを入れ替えることも可能である。
本発明は、キー入力を行うためのキーユニット及びこれを備えた電子機器として適用することができる。
1 電子機器
10 筐体
20 キーユニット
201 ベース部
202 キー部
202a 単キー
202b 2倍キー
202c 4倍キー
203,203A,203B,203C,204 支持部材
203a,204a シャフト部
203b,203Ab,203Bb,203Cb,204b 第1のアーム部
203c,203Ac,203Bc,203Cc,204c 第2のアーム部211,211a,211b,211c,211d ガイド部
212 取付孔
213,214 アーム支持爪
215,216 スイッチ部
215a,216a ラバーカップ
215b,216b メンブレンスイッチ
220 キートップ部
221,221a,221b,221c ボス部
222 取付爪
222a 爪部
223,224 支持部
10 筐体
20 キーユニット
201 ベース部
202 キー部
202a 単キー
202b 2倍キー
202c 4倍キー
203,203A,203B,203C,204 支持部材
203a,204a シャフト部
203b,203Ab,203Bb,203Cb,204b 第1のアーム部
203c,203Ac,203Bc,203Cc,204c 第2のアーム部211,211a,211b,211c,211d ガイド部
212 取付孔
213,214 アーム支持爪
215,216 スイッチ部
215a,216a ラバーカップ
215b,216b メンブレンスイッチ
220 キートップ部
221,221a,221b,221c ボス部
222 取付爪
222a 爪部
223,224 支持部
Claims (7)
- キー入力を行うためのキーユニットであって、
ベース部と、
前記ベース部に対して上下方向に移動自在に取り付けられるキー部と、
前記ベース部と前記キー部との間に設けられ、前記キー部を支持する支持部材と、を備え、
前記ベース部は、前記キー部に向けて突出するガイド部を有し、
前記キー部は、
キートップ部と、
前記キートップ部の裏面側に設けられ、前記ガイド部に沿って移動するボス部と、
前記キートップ部の前記裏面側に設けられ、前記支持部材を回転自在に支持する支持部と、を有し、
前記支持部材は、
前記支持部に回転自在に支持されるシャフト部と、
前記シャフト部の両端部からそれぞれ延びる第1のアーム部及び第2のアーム部と、を有し、
前記第1のアーム部及び前記第2のアーム部の各々の端部は、前記ベース部に支持され、
前記ボス部は、前記キー部の重心位置から所定方向にずれて位置しており、
前記シャフト部の前記両端部のうち、前記重心位置に対して前記ボス部とは反対側における端部の前記ベース部からの高さは、他方の端部の前記ベース部からの高さよりも高い
キーユニット。 - 前記第1のアーム部及び前記第2のアーム部の一方は、それらの他方に対して、前記シャフト部の回転方向に且つ前記ベース部側に向けて所定の角度だけねじられている
請求項1に記載のキーユニット。 - 前記第1のアーム部及び前記第2のアーム部の一方の長さは、それらの他方の長さよりも長い
請求項1に記載のキーユニット。 - 前記第1のアーム部及び前記第2のアーム部の一方は、それらの他方に対して離隔する方向に屈曲されている
請求項1に記載のキーユニット。 - 前記第1のアーム部及び前記第2のアーム部の一方は、それらの他方に対して近接する方向に屈曲されている
請求項1に記載のキーユニット。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のキーユニットを備える
電子機器。 - 前記電子機器は、キャッシュレジスタである
請求項6に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012220826A JP2014075203A (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | キーユニット及びこれを備えた電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012220826A JP2014075203A (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | キーユニット及びこれを備えた電子機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014075203A true JP2014075203A (ja) | 2014-04-24 |
Family
ID=50749233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012220826A Pending JP2014075203A (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | キーユニット及びこれを備えた電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014075203A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018139077A1 (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | アルプス電気株式会社 | プッシュスイッチ |
| JP2018170141A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 富士通コンポーネント株式会社 | キースイッチ装置及びキーボード |
-
2012
- 2012-10-02 JP JP2012220826A patent/JP2014075203A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018139077A1 (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | アルプス電気株式会社 | プッシュスイッチ |
| JPWO2018139077A1 (ja) * | 2017-01-24 | 2019-07-04 | アルプスアルパイン株式会社 | プッシュスイッチ |
| JP2018170141A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 富士通コンポーネント株式会社 | キースイッチ装置及びキーボード |
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