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JP2014060391A - 半導体基板の製造方法、半導体基板、半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体基板の製造方法、半導体基板、半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

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JP2014060391A JP2013171759A JP2013171759A JP2014060391A JP 2014060391 A JP2014060391 A JP 2014060391A JP 2013171759 A JP2013171759 A JP 2013171759A JP 2013171759 A JP2013171759 A JP 2013171759A JP 2014060391 A JP2014060391 A JP 2014060391A
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semiconductor crystal
semiconductor
crystal layer
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Mitsuru Takenaka
充 竹中
Shinichi Takagi
信一 高木
Jaehoon Han
ジェフン ハン
Tomoyuki Takada
朋幸 高田
Takenori Osada
剛規 長田
Masahiko Hata
雅彦 秦
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University of Tokyo NUC
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Sumitomo Chemical Co Ltd
University of Tokyo NUC
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Abstract

【課題】界面トラップ密度を増加させることなく、EOTが小さいMOS構造の形成技術を提供する。
【解決手段】半導体結晶層と、前記半導体結晶層を構成する半導体結晶の酸化物、窒化物または酸窒化物からなる中間層と、酸化物からなる第1絶縁層と、を有し、前記半導体結晶層、前記中間層および前記第1絶縁層が、前記半導体結晶層、前記中間層、前記第1絶縁層の順に位置する半導体基板の製造方法であって、(a)原半導体結晶層上に、前記第1絶縁層を形成するステップと、(b)前記第1絶縁層の表面を窒素プラズマに暴露し、前記原半導体結晶層の一部を窒化、酸化または酸窒化することで、前記中間層を形成するとともに、前記原半導体結晶層の残部である前記半導体結晶層を形成するステップと、を有する半導体基板の製造方法を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板の製造方法、半導体基板、半導体装置の製造方法および半導体装置に関する。
シリコンゲルマニウム(SiGe)は、シリコン(Si)に比較して高い正孔移動度を有することから、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)のp型チャネル材料として有望である。たとえば、非特許文献1には、SiGeをチャ
ネル材料とするpチャネル型MOSFET(pMOSFET)が記載されている。当該pMOSFETでは、MOS構造における半導体‐酸化層界面(以下「MOS界面」という。)におけるキャリアトラップの準位密度(以下「界面トラップ密度」という。)を低減するため、SiGe表面をSi層で覆い、その後酸化層を形成する、Siパッシベーションの技術が用いられている。
なお、非特許文献2には、半導体をSiGeとするMOS界面においてSiが選択酸化され、これによりGeのパイルアップが発生し、当該Geのパイルアップに起因して界面トラップ密度が増加することが示唆されている。また、非特許文献3には、アンモニア(NH)により窒化処理されたSiGe表面に高誘電率酸化層(HfAlO層)を形成し、界面特性および電気特性を評価した結果が記載されている。さらに、非特許文献4には、Si基板上に形成したSiGe層のミスフィット転位が熱処理温度の上昇に従い増加することが記載されている。
非特許文献1に記載のSiパッシベーションにより、界面トラップ密度を低減することは可能である。しかし、Siパッシベーション層が存在すると、半導体上に酸化層を形成する際に、Siパッシベーション層が酸化され、絶縁層(酸化層)の等価酸化膜厚(EOT:Equivalent Oxide Thickness)が大きくなり、MOSFET素子の微細化を考慮すれば、好ましくない。なお、Siパッシベーション層を形成することなくSiGe半導体層上に直接酸化層を形成すると、非特許文献2に記載のとおり、Geのパイルアップが発生し、界面トラップ密度が増加する。
そこで、非特許文献3に記載の窒化処理をSiGe半導体層表面に施すことが考えられるが、窒化層の厚さを制御することが難しく、また、非特許文献4に記載のように、窒化のための熱処理によりSiGe層にミスフィット転位が生じる可能性があり、好ましくない。
本発明の目的は、界面トラップ密度を増加させることなく、EOTが小さいMOS構造の形成技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、半導体結晶層と、前記半導体結晶層を構成する半導体結晶の酸化物、窒化物または酸窒化物からなる中間層と、酸化物からなる第1絶縁層と、を有し、前記半導体結晶層、前記中間層および前記第1絶縁層が、前記半導体結晶層、前記中間層、前記第1絶縁層の順に位置する半導体基板の製造方法であって、(a)原半導体結晶層上に、前記第1絶縁層を形成するステップと、(b)前記第1絶縁層の表面を窒素プラズマに暴露し、前記原半導体結晶層の一部を窒化、酸化または酸窒化することで、前記中間層を形成するとともに、前記原半導体結晶層の残部である前記半導体結晶層を形成するステップと、を有する半導体基板の製造方法を提供する。
前記(b)の後に、前記第1絶縁層の上に第2絶縁層を形成するステップをさらに有してもよい。前記(a)の前に、前記原半導体結晶層の表面から自然酸化層を除去するステップをさらに有してもよい。前記窒素プラズマが、ECR(Electron Cyclotron Resonance)を用いて生成された窒素プラズマであってもよい。前記第1絶縁層が、ALD(Atomic Layer Deposition)法により形成されたAl層であってもよい。前記第1絶縁層および前記第2絶縁層が、ALD法により形成されたAl層であってもよい。前記半導体結晶層が、Si、GeまたはSiGeからなるものであってもよい。前記半導体結晶層がSi1−xGeからなるものである場合、xが、0.13≦x≦0.40の条件を満足することが好ましく、0.13≦x≦0.25の条件を満足することがより好ましい。前記第1絶縁層および前記第2絶縁層が、ALD法により形成されたAl層である場合、前記第1絶縁層の厚さが、0.2nm〜2.0nmであることが好ましく、0.5nm〜2.0nmであることがより好ましい。
本発明の第2の態様においては、半導体結晶層と、中間層と、酸化物からなる絶縁層とを有し、前記半導体結晶層、前記中間層および前記絶縁層が、前記半導体結晶層、前記中間層、前記絶縁層の順に位置し、前記中間層が、前記半導体結晶層を構成する半導体結晶の酸化物、窒化物または酸窒化物からなり、前記半導体結晶層が、Si1−xGe(x≦0.40)からなり、前記絶縁層の前記中間層と接する部分がAlからなり、前記半導体結晶層と前記絶縁層とがMOS構造の半導体−絶縁体界面を形成する場合の、コンダクタンス法により測定した界面トラップ密度が、1×1012[eV−1cm−2]以下である半導体基板を提供する。この半導体基板において、前記半導体結晶層と前記絶縁層とがMOS構造の半導体−絶縁体界面を形成する場合のEOTの、前記絶縁層の形成前または前記絶縁層の少なくとも一部の形成後に表面をプラズマ暴露しなかった場合のEOTからの増分が、0.5nm以下であってもよい。
本発明の第3の態様においては、前記した半導体基板の製造方法を有し、前記第1絶縁層を含む絶縁層の上に導電層を形成するステップをさらに有し、前記半導体結晶層、前記絶縁層および前記導電層で半導体装置のMOS構造を構成する半導体装置の製造方法を提供する。本発明の第4の態様においては、前記した半導体基板と、前記絶縁層の上に形成された導電層と、を有し、前記半導体結晶層、前記絶縁層および前記導電層でMOS構造を構成する半導体装置を提供する。
半導体基板100を示した断面図である。 半導体基板100の製造方法を工程順に示した断面図である。 半導体基板100の製造方法を工程順に示した断面図である。 半導体基板100の製造方法を工程順に示した断面図である。 ポスト窒化の概念を示した断面図である。 半導体装置200を示した断面図である。 半導体装置200の製造工程における断面図である。 窒化または酸化しない無処理のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 プレ窒化したMOS構造のCV特性を示したグラフである。 プレ酸化したMOS構造のCV特性を示したグラフである。 ポスト窒化したMOS構造のCV特性を示したグラフである。 ポスト酸化したMOS構造のCV特性を示したグラフである。 ポスト窒化したMOS構造のコンダクタンスカーブを示したグラフである。 ポスト窒化したMOS構造におけるキャパシタンスとバンドベンディングの関係を示したグラフである。 各処理における界面トラップ密度のエネルギー軸上での分布を示したグラフである。 各処理におけるSi0.75Ge0.25層‐第1Al層界面のXPS測定結果をGe 2p部分について拡大して示したグラフである。 各処理におけるSi0.75Ge0.25層‐第1Al層界面のXPS測定結果を重ね合わせてAl 2p部分について拡大して示したグラフである。 各処理におけるSi0.75Ge0.25層‐第1Al層界面のXPS測定結果をAl 2p部分について拡大して示したグラフである。 ポスト窒化したSi0.75Ge0.25層‐第1Al層界面の角度分解XPS測定結果を示したグラフである。 ポスト窒化における処理時間を変化させた場合の界面トラップ密度のエネルギー軸上での分布を示したグラフである。 界面トラップ密度の最小値とキャパシタンス測定から得られる酸化層の等価膜厚(CET)を処理時間を横軸にプロットしたグラフである。 ポスト窒化したMOS構造において第1絶縁層の厚さがALD処理0サイクルに相当する場合のCV特性を示したグラフである。 ポスト窒化したMOS構造において第1絶縁層の厚さがALD処理2サイクルに相当する場合のCV特性を示したグラフである。 ポスト窒化したMOS構造において第1絶縁層の厚さがALD処理4サイクルに相当する場合のCV特性を示したグラフである。 ポスト窒化したMOS構造において第1絶縁層の厚さがALD処理6サイクルに相当する場合のCV特性を示したグラフである。 ポスト窒化したMOS構造において第1絶縁層の厚さがALD処理8サイクルに相当する場合のCV特性を示したグラフである。 ポスト窒化したMOS構造において第1絶縁層の厚さがALD処理10サイクルに相当する場合のCV特性を示したグラフである。 ポスト窒化したMOS構造において第1絶縁層の厚さがALD処理20サイクルに相当する場合のCV特性を示したグラフである。 ポスト窒化したMOS構造において第1絶縁層の厚さがALD処理30サイクルに相当する場合のCV特性を示したグラフである。 比較のため示した無処理のMOS構造におけるCV特性を示したグラフである。 Si1−xGeにおけるGe比xを変えた場合の界面トラップ密度のエネルギー軸上での分布をポスト窒化した場合と無処理の場合について示したグラフである。 本実施例2で作製した各種MOS構造のΔEOTを示したグラフである。 本実施例2で作製した各種MOS構造の界面トラップ密度(Dit)を示したグラフである。 本実施例2で作製した各種MOS構造のΔEOTに対する界面トラップ密度をプロットした散布図である。 ECRプラズマ電力が650Wであり、かつポスト窒化を行った場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 ECRプラズマ電力が350Wであり、かつポスト窒化を行った場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 ECRプラズマ電力が104Wであり、かつポスト窒化を行った場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 ECRプラズマ電力が650Wであり、かつプレ窒化を行った場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 ECRプラズマ電力が350Wであり、かつプレ窒化を行った場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 ECRプラズマ電力が104Wであり、かつプレ窒化を行った場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 Si1−xGeにおけるGe比xが0.13であり、かつプラズマ暴露を行わなかった(無処理)場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 Si1−xGeにおけるGe比xが0.23であり、かつプラズマ暴露を行わなかった(無処理)場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 Si1−xGeにおけるGe比xが0.32であり、かつプラズマ暴露を行わなかった(無処理)場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 Si1−xGeにおけるGe比xが0.38であり、かつプラズマ暴露を行わなかった(無処理)場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 Si1−xGeにおけるGe比xが0.13であり、かつポスト窒化を行った場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 Si1−xGeにおけるGe比xが0.23であり、かつポスト窒化を行った場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 Si1−xGeにおけるGe比xが0.32であり、かつポスト窒化を行った場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 Si1−xGeにおけるGe比xが0.38であり、かつポスト窒化を行った場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 第2絶縁層として二酸化ハフニウムを用いた場合のMOS構造のCV特性を示したグラフである。 第2絶縁層として二酸化ハフニウムを用いた場合の界面トラップ密度のエネルギー軸上での分布を示したグラフである。
図1は、半導体基板100を示した断面図である。半導体基板100は、支持基板102上に、半導体結晶層104、中間層108および絶縁層112を有する。半導体結晶層104、中間層108および絶縁層112は、半導体結晶層104、中間層108、絶縁層112の順に位置する。
支持基板102は、半導体結晶層104を支持する基板である。支持基板102は、半導体結晶層104を支持できる機械的強度を有する限り任意の材料で構成できる。支持基板102は、半導体結晶層104をエピタキシャル成長により形成するためのエピタキシャル成長用基板であってもよい。支持基板102は、半導体結晶層104を転写法により形成するための転写先基板であってもよい。支持基板102として、シリコン基板、ゲルマニウム基板、シリコンカーバイト基板、アルミナ基板、サファイア基板、ガラス基板等を挙げることができる。
半導体結晶層104は、pMOSFET等の半導体装置の活性層として機能する。半導体結晶層104はSi、GeまたはSiGeなどの半導体結晶からなることができる。後に説明するように、半導体結晶層104は、その表面に絶縁層を有する状態で窒素プラズマに暴露され、中間層108が形成される。そのような方法で中間層108が形成される場合、MOS構造の界面トラップ密度を低減することが可能となる。同時にEOTの増加を抑制できる。半導体結晶層104がSi1−xGeからなり、xが0.13≦x≦0.40(好ましくは0.13≦x≦0.25)を満足する場合、界面トラップ密度を低減できることが確認されている。半導体結晶層104は、半導体結晶層形成基板上にエピタキシャル成長により形成されてもよく、転写法により形成されてもよい。
中間層108は、半導体結晶層104を構成する半導体結晶の酸化物、窒化物または酸窒化物からなる。中間層108の製造方法については後に詳述する。中間層108の例として、シリコンの酸窒化物(Si-ON)、シリコンの窒化物(Si-N)、シリコンの酸化物(Si-O)、ゲルマニウムの酸窒化物(Ge-ON)、ゲルマニウムの窒化物(Ge-N)、ゲルマニウムの酸化物(Ge-O)、シリコンゲルマニウムの酸窒化物(SiGe-ON)、シリコンゲルマニウムの窒化物(SiGe-N)、シリコンゲルマニウムの酸化物(SiGe-O)を挙げることができる。
絶縁層112は、酸化物からなり、第1絶縁層106および第2絶縁層110を有する。第1絶縁層106と第2絶縁層110は、同種の材料であってもよく異種の材料であってもよい。第1絶縁層106および第2絶縁層110として、Al層、GaO層、InO層、TiO層、ZrO層、HfO層、TaO層を挙げることができる。第1絶縁層106の厚さは、窒素プラズマから供給される活性な窒素原子(または分子)が第1絶縁層106を透過する程度の厚さであることが好ましい。あるいは第1絶縁層106の厚さは、窒素プラズマのエネルギーが界面に伝わり第1絶縁層106内の酸素を活性化する程度の厚さが好ましい。
第1絶縁層106と第2絶縁層110とを併せた絶縁層112がpMOSFETのゲート絶縁層として機能する。よって、第2絶縁層110の厚さは、ゲート絶縁層として機能するに必要な厚さであることが好ましい。第1絶縁層106のみでゲート絶縁層として機能する場合は、第2絶縁層110は必要ではない。
第1絶縁層106として、ALD法により形成されたAl層を挙げることができる。第1絶縁層106および第2絶縁層110として、ALD法により形成されたAl層を挙げることができる。第1絶縁層106および第2絶縁層110が、ALD法により形成されたAl層である場合、第1絶縁層106の厚さは、0.2nm〜2.0nmであることが好ましく、0.5nm〜2.0nmであることがより好ましい。
上記した半導体基板100によれば、MOS構造の界面トラップ密度を低減するとともに、EOTを小さくできる。半導体結晶層104が、Si1−xGe(xは、x≦0.40、好ましくはx≦0.25、より好ましくはx<0.25を満足する。)からなり、絶縁層112の中間層108と接する部分がAlからなる場合、半導体結晶層104と絶縁層112とがMOS構造の半導体−絶縁体界面を形成する場合の、コンダクタンス法により測定した界面トラップ密度を、1×1012[eV−1cm−2]以下にすることができる。また、この場合の半導体結晶層104と絶縁層112とがMOS構造の半導体−絶縁体界面を形成する場合のEOTの、窒素プラズマ暴露しない場合のEOTからの増分を、0.5nm以下にすることができる。窒素プラズマ暴露しなかった場合は、中間層108は形成されないので、EOTを小さくする観点からは最も効果的と思われる(ただし界面トラップ密度を下げることはできない)が、本実施形態の半導体基板100では第1絶縁層106を形成した後に窒素プラズマ暴露を行うのでEOTの増分を小さくすることができ、界面トラップ密度を低減するとともに、EOTの増加を小さくすることができる。
図2から図4は、半導体基板100の製造方法を工程順に示した断面図である。図2に示すように、支持基板102上に原半導体結晶層103を形成する。支持基板102をエピタキシャル成長用基板として用いて、該基板上に原半導体結晶層103をエピタキシャル成長法により形成してもよい。原半導体結晶層103をエピタキシャル成長用基板に形成した後、原半導体結晶層103を支持基板102上に転写して形成してもよい。
図3に示すように、原半導体結晶層103上に、第1絶縁層106を形成する。第1絶縁層106は、たとえばALD法により形成することができる。
図4に示すように、第1絶縁層106の表面を窒素プラズマ(図中矢印で示す)に暴露し、これにより、原半導体結晶層103の一部を窒化、酸化または酸窒化して、中間層108を形成する。原半導体結晶層103の残部は半導体結晶層104となる。ここで、原半導体結晶層103の一部を窒化、酸化または酸窒化するとは、原半導体結晶層103と第1絶縁層106との界面近傍における原半導体結晶層103を窒化、酸化または酸窒化することが挙げられる。
なお、このような、第1絶縁層106を形成した後の窒素プラズマ暴露により中間層108を形成する処理を、本明細書では「ポスト窒化」と称する。比較のための処理として後に説明する、第1絶縁層106形成「前」の窒素プラズマ暴露処理を「プレ窒化」、第1絶縁層106形成「後」の「酸素」プラズマ暴露処理を「ポスト酸化」、第1絶縁層106形成「前」の酸素プラズマ暴露処理を「プレ酸化」、プラズマ処理を行わない場合を「無処理」と称することとする。
図5は、ポスト窒化の概念を示した断面図である。窒素プラズマから供給された高エネルギーの窒素ラジカル(イオン、励起状態分子、励起状態原子等)が第1絶縁層106を通過し、原半導体結晶層103に至って原半導体結晶層103のシリコン、ゲルマニウムまたはシリコンゲルマニウムと反応し、中間層108が形成されると思われる。また、第1絶縁層106中に存在する酸素原子が窒素ラジカルにより活性化されて活性酸素原子を生成し、第1絶縁層106と原半導体結晶層103との界面で該活性酸素原子が原半導体結晶層103のシリコン、ゲルマニウムまたはシリコンゲルマニウムと反応し、中間層108が形成される可能性もあると思われる。
中間層108の形成の後に、第1絶縁層106の上に第2絶縁層110を形成し、半導体基板100が製造される。なお、原半導体結晶層103の形成後、第1絶縁層106の形成前に、原半導体結晶層103の表面から自然酸化層を除去してもよい。自然酸化膜を除去することで、EOTを小さくするとともに界面トラップ密度を低減できる。また、窒素プラズマとして、ECRを用いて生成された窒素プラズマを用いることができる。ECRにより高密度プラズマを生成し、活性窒素の密度を高くすることができる。
図6は、半導体装置200を示した断面図である。図7は、半導体装置200の製造工程における断面図である。半導体装置200は、上記した半導体基板100を用いて製造できる。
図7に示すように、絶縁層112の上に導電層114を形成する。これにより半導体結晶層104、絶縁層112および導電層114を含むMOS構造が構成される。図6に示す半導体装置200は、導電層114をゲート電極として用い、絶縁層112および中間層108をゲート絶縁層として用い、半導体結晶層104にソース・ドレイン116を形成して、MOSFETを形成したものである。
半導体装置200では、上記した方法、つまりポスト窒化により中間層108が形成されているので、EOTが小さく、界面トラップ密度も小さい、高性能なpMOSFETが実現できる。
(実施例1)
支持基板102としてp型Siウェハを用い、原半導体結晶層103として、i型のSi0.75Ge0.25をCVD(Chemical Vapor Deposition)法により30nmの厚さで形成した。原半導体結晶層103の表面を洗浄した後、第1絶縁層106として、第1Al層を、温度250℃のALD法により1nmの厚さで形成した。その後、650Wの電力のNECRプラズマにより第1Al層の表面を10秒間暴露した。第2絶縁層110としてさらに第2Al層をALD法により形成した後、ポストデポジションアニール(PDA)を窒素雰囲気、400℃、1分間の条件で施した。これにより実施例の半導体基板を形成した。当該半導体基板を評価するため、半導体基板の表面および裏面にAl層(導電層)を蒸着法により形成することによりMOS構造を得て、このMOS構造について、ポストメタライゼーションアニールを窒素雰囲気、400℃、1分間の条件で施した。なお、実施例の処理をポスト窒化と称する。
なお、比較のため、NECRプラズマに代えてOECRプラズマで第1Al層を暴露したポスト酸化処理、第1Al層の形成前にNECRプラズマ暴露を行うプレ窒化処理、第1Al層の形成前にOECRプラズマ暴露を行うプレ酸化処理、プラズマ処理を行わない無処理の各処理を施したサンプルも作成した。
図8から図12は、上記の通り作成した各MOS構造(支持基板、半導体結晶層、中間層、絶縁層および導電層がこの順に積層した構造)のCV特性を示したグラフである。図8は無処理の場合、図9はプレ窒化の場合、図10はプレ酸化の場合、図11はポスト窒化の場合(実施例の半導体基板)、図12はポスト酸化の場合を示す。図8から図12を参照して明らかなとおり、図11のポスト窒化の場合にこぶが最も小さくなる。これは、ポスト窒化の場合に最も界面トラップ密度が小さくなることを示唆している。なお、無処理、ポスト窒化、ポスト酸化、プレ窒化、プレ酸化の順にEOTが大きくなり、順に、3.1、3.3、3.5、3.8、4.4(nm)であった。ポスト窒化処理の場合、界面トラップ密度は最も低く、かつ、EOTの増加量は無処理の場合と比較して僅か0.2nmという結果が得られた。すなわち、ポスト窒化処理は、無処理や他のプラズマ処理に比較して1桁以上の界面トラップ密度の低減を実現するとともに、EOTの増加は、無処理の場合とほとんど変わらない程度に低く抑えることが可能であることがわかる。
図13は、ポスト窒化したMOS構造のコンダクタンスカーブを示したグラフである。図14は、ポスト窒化したMOS構造におけるキャパシタンスとバンドベンディングの関係を示したグラフである。図13および図14の結果からエネルギー軸上での界面トラップ密度を見積もることができ、この場合(ポスト窒化処理した半導体基板の場合)バイアス電圧V=−0.32V(E−E=−0.24eV)のとき、界面トラップ密度Ditは3.1×1011[eV−1cm−2]である。
図15は、各処理における界面トラップ密度のエネルギー軸上での分布を示したグラフである。ポスト窒化の場合、いずれのエネルギー軸上でも他の処理の場合と比較して界面トラップ密度Ditが1桁以上低い。
図16は、各処理におけるSi0.75Ge0.25層‐第1Al層界面のXPS測定結果をGe 2p部分について拡大して示したグラフである。図17−Aおよび図17−Bは、各処理におけるSi0.75Ge0.25層‐第1Al層界面のXPS測定結果をAl 2p部分について拡大して示したグラフである。図17−Aにおいては、各処理におけるXPS測定結果を重ね合わせて示しているが、図17−Bでは、各処理におけるXPS測定結果を分離して示している。図16に表れている1221eV付近のピークは、O原子またはN原子の結合によるGe原子のケミカルシフトと思われ、図16および図17−Aおよび図17−Bから、ポスト酸化およびポスト窒化により、Ge原子の酸化または窒化または酸窒化が発生するものの、Al原子の結合状態には変化が現れないことがわかる。つまり、プラズマ処理により第1Al層がほとんど影響を受けないにもかかわらず、その下層のSi0.75Ge0.25層には酸化、窒化または酸窒化の影響が及んでいることがわかる。これは、第1Al層がSiGe層のパッシベーションとして機能するとともに、第1Al層はプラズマ処理の影響を受けず、高誘電率絶縁層として機能することを意味する。
図18は、ポスト窒化したSi0.75Ge0.25層‐第1Al層界面の角度分解XPS測定結果を示したグラフである。縦軸は、Ge2p(黒丸)、Si2p(黒四角)、酸窒化されたGe2pのケミカルシフトピーク(白丸)、酸窒化されたSi2pのケミカルシフトピーク(白四角)、N1sの各ピークでAl2pのピークを割ったものを、テイクオフ角が90度の値で規格化した値であり、横軸はテイクオフ角である。図18の結果から、テイクオフ角が小さくなるほど、基板に由来するピーク(黒丸および黒四角)が小さくなり(縦軸の値は大きくなり)、白丸、白四角および窒素のピークは、表面と基板の間に存在する原子からの信号であることが理解できる。つまり、第1Al層とSiGe層の間に窒素または酸素またはその両方に結合したGe原子が存在することを意味し、これはすなわち中間層108が形成されていると理解できる。
図19は、ポスト窒化における処理時間を変化させた場合の界面トラップ密度のエネルギー軸上での分布を示したグラフである。図20は、界面トラップ密度の最小値とキャパシタンス測定から得られる酸化層の等価膜厚(CET)を処理時間を横軸にプロットしたグラフである。処理時間は、10秒でも効果があるが、長すぎる処理時間は、却って界面トラップ密度を増加させることがわかる。すなわち、プラズマ処理時間には最適値が存在する。なお、本明細書において、CET(Capacitance equivalent thickness)は、MOS構造の容量測定から直接的に決定され、量子化の効果、すなわち、反転層での電子状態が量子化されて最小準位のエネルギーがゼロでない効果を含み、かつ最表面に電子が分布しない効果を含む。一方、EOT(Eqivalent oxide thickness)は、量子化の効果を含まず、かつ最表面まで電子が分布することを仮定した値である。EOTおよびCETの関係は、定量的に次の式として表すことができる。
EOT=CET−0.3(nm)
図21から図28は、ポスト窒化したMOS構造のCV特性を示したグラフであり、第1絶縁層106である第1Al層の厚さを変えた場合を示す。第1Al層の厚さは、ALD法により形成した場合のサイクル数で示す。図21は0サイクルの場合であり、図22は2サイクルの場合であり、図23は4サイクルの場合であり、図24は6サイクルの場合であり、図25は8サイクルの場合であり、図26は10サイクルの場合であり、図27は20サイクルの場合であり、図28は30サイクルの場合である。6から8サイクルで約1nmに対応し、30サイクルで約3nmに対応する。図29は、比較のため示した無処理のMOS構造におけるCV特性を示したグラフである。
図21から図29の結果から明らかに、6から8サイクル、つまり第1Al層の厚さが1nm程度の場合に界面トラップ密度が小さく、ヒステリシスの影響の小さい。サイクル数が多い(第1Al層の厚さが大きい)とプラズマ処理の効果が低く、サイクル数が少ない(薄い)とプラズマダメージなどの影響でヒステリシスが生じると考えられる。つまり、ある一定電力のプラズマ処理を行った場合、第1絶縁層106の厚さには最適値がある。
図30は、Si1−xGeにおけるGe比xを変えた場合の界面トラップ密度のエネルギー軸上での分布をポスト窒化した場合と無処理の場合について示したグラフである。Ge比xが大きくなると界面トラップ密度も大きくなるが、ポスト窒化の場合には低い値に抑制されていることがわかる。
(実施例2)
第1絶縁層106としての第1Al層の膜厚を0.09nm、0.28nm、0.50nm、0.68nm、0.84nmと変化させ、ポスト窒化に用いたNECRプラズマの電力を650W、400W、250W、150Wと変化させて半導体基板を作製した。その他の条件は、実施例1と同様にした。さらに、これらの半導体基板を用いて実施例1と同様に、各種MOS構造を得た。
図31は、本実施例2で作製した各種MOS構造のΔEOTを示したグラフである。ΔEOTは、ポスト窒化した場合のEOTの値からポスト窒化しない場合のEOTを引いた値、すなわち、ポスト窒化によるEOTの増分を表す。図31から、第1Al層の厚さが小さいほど、同一のプラズマ電力におけるΔEOTが大きく、また、NECRプラズマの電力が大きいほど、同一のAl層の厚さにおけるΔEOTが大きくなることがわかる。第1Al層の厚さが小さいほど、また、NECRプラズマの電力が大きいほど、原半導体結晶層103であるSiGe層と第1Al層の界面に与えられるエネルギーは大きくなると考えられるので、中間層108は厚く形成され、あるいは、強く窒化または酸化されると推察できる。窒化あるいは酸化の強さは中間層108の誘電率に反映されるので、ポスト窒化によるEOTの増分、すなわちΔEOTは、中間層108の誘電率を含めた厚さ(いわば中間層の形成量)と評価することができる。
図32は、本実施例2で作製した各種MOS構造の界面トラップ密度(Dit)を示したグラフである。第1Al層の厚さが0.09nm、0.28nmおよび0.50nmの場合には、NECRプラズマ電力の増加に従い界面トラップ密度が増加する。一方、第1Al層の厚さが0.84nmの場合にはNECRプラズマ電力の増加に従い界面トラップ密度が低下し、0.68nmの場合には判然としない。
図31と図32を併せ考えると、第1Al層の厚さが0.09nm、0.28nmおよび0.50nmの場合のように、NECRプラズマ電力の増加に従い、ΔEOTが大きくなり、界面トラップ密度も増加する第1状態と、第1Al層の厚さが0.84nmの場合のように、NECRプラズマ電力の増加に従ってΔEOTが大きくなるものの、界面トラップ密度が低下する第2状態が存在することがわかる。第2状態は、ΔEOTが増加して、且つ、界面トラップ密度が低下するので、ポスト窒化による界面トラップ密度の低下の余地が残された状態と考えることができる。第1状態は、ΔEOTを増加しても界面トラップ密度は最早減少せず、プレ窒化の場合と同様、プラズマダメージが大きくなりそれ以上のポスト窒化は界面トラップ密度を増加する状態と考えることができる。
図33は、本実施例2で作製した各種MOS構造のΔEOTに対する界面トラップ密度をプロットした散布図である。第1Al層の厚さに関わらず、図中破線で示したような相関関係があることが伺える。すなわち、ΔEOTが0.15nm付近を境として、それより大きい領域では前記した第1状態に、小さい領域では前記の第2状態にあると考えられ、ΔEOTには、界面トラップ密度を極小化する最適値が存在するといえる。前記したとおり、ΔEOTは中間層108の形成量と評価することができるので、中間層108には、最適な形成量が存在することがわかる。言い換えれば、NECRプラズマの電力と第1絶縁層106の膜厚を適切に選択することにより、ΔEOTと界面トラップ密度との関係を制御可能であることがわかる。本実施例の場合、ΔEOTが0.15nmのとき、界面トラップ密度を2×1011[eV−1cm−2]にまで低減することができた。なお、第1Al層の膜厚が0.28nmであっても、プラズマ電力を150Wにすることにより、プラズマ暴露しなかった場合のEOTからの増分を0.5nm以下に抑制し、界面トラップ密度を1×1012[eV−1cm−2]以下に低減できた。図33に示すように、界面トラップ密度を極小化するΔEOTとなるように、NECRプラズマの電力と第1絶縁層106の膜厚を制御してよい。本例においては、ΔEOTが0.5nm以下となるように制御してよく、0.05から0.2nmの範囲内となるように制御してもよい。また、プラズマ処理装置においてプラズマを維持できるプラズマ電力範囲内において、当該ΔEOTを実現できることを条件として、第1絶縁層106の膜厚を最小化してもよい。
(実施例3)
ポスト窒化に用いたNECRプラズマの電力を650W、350W、104Wと変化させた以外は、実施例1と同様に半導体基板を作製した。さらに、これらの半導体基板を用いて実施例1と同様に各種MOS構造を得た。図34〜図36は、これらMOS構造のCV特性を示したグラフである。図34は、NECRプラズマ電力が650Wの場合であり、図35は、NECRプラズマ電力が350Wの場合であり、図36は、NECRプラズマ電力が104Wの場合である。比較として、図37〜図39に、プレ窒化したMOS構造のCV特性を示す。図37は、NECRプラズマ電力が650Wの場合であり、図38は、NECRプラズマ電力が350Wの場合であり、図39は、NECRプラズマ電力が104Wの場合である。
本実施例3の場合、第1絶縁層106の膜厚が1nmであり、実施例2の場合より厚いので、NECRプラズマ電力が大きくなるほど、CV特性が良好になっている。なお、何れのNECRプラズマ電力においても、比較例であるプレ窒化の場合よりCV特性が良好であり、界面トラップ密度は小さいと推測される。
(実施例4)
原半導体結晶層103としてのi型のSi1−xGeにおけるGe比xを0.13から0.38の範囲で変化させた以外は、実施例1と同様にして、各半導体基板を得た。比較のために上記各半導体基板と同じGe比を有し、プラズマ処理を行わない無処理の各半導体基板も同様に得た。これらの半導体基板を用いて、実施例1と同様にしてMOS構造を得て、そのCV特性を評価した。図40、図41、図42および図43は、i型のSi1−xGeにおけるGe比xがそれぞれ0.13、0.23、0.32および0.38であり、かつプラズマ処理を行わない無処理のものであり、図44、図45、図46および図47は、i型のSi1−xGeにおけるGe比がそれぞれ0.13、0.23、0.32および0.38であり、かつポスト窒化を行ったものである。これらを同じ組成で比較すると、ポスト窒化を行うことによりCV特性に見られるこぶが小さくなっており、ポスト窒化により中間層108が形成されて界面トラップ密度を低減できたことがわかる。また、このポスト窒化による界面トラップ密度の低減効果は、Ge比が0.38の場合にも確認できた。
(実施例5)
第2絶縁層110として、5nm厚さのHfO層を形成した以外は、実施例1と同様に半導体基板を製造した。さらに、これらの半導体基板を用いて、実施例1と同様にMOS構造を得た。図48は、そのようにして得たMOS構造のCV特性を示したグラフであり、図49は、界面トラップ密度のエネルギー軸上での分布を示したグラフである。図49において、比較のため、第2絶縁層として4nm厚さのAl層を用いた場合(ref1)、絶縁層としてAl層のみを形成した場合(ref2)、絶縁層としてHfO層のみを形成した場合(ref3)を示す。
第2絶縁層110としてHfO層を用いる本実施例5のMOS構造は、図48に示すCV特性において、実施例1等第2絶縁層110としてAl層を用いる場合と比較すれば若干劣るものの、比較的良好な特性を示している。また、図49に示すように、第2絶縁層110としてHfO層を用いる本実施例5の半導体基板は、第2絶縁層としてAl層を用いるref1より劣るものの、絶縁層としてAl層のみを形成した場合(ref2)、絶縁層としてHfO層のみを形成した場合(ref3)より低い界面トラップ密度を実現した。
なお本明細書において、層または基板などの第1の要素の「上」に第2の要素があるという場合は、第2の要素が第1の要素の上に直接的に配置される場合だけでなく、第2の要素および第1の要素の間にその他の要素が介在して、第2の要素が第1の要素の上に間接的に配置される場合も含むことができる。第1の要素の「上」に第2の要素を形成する場合も、前記と同様に、第1の要素の上に直接的または間接的に第2の要素を形成する場合を含むことができる。また、「上」、「下」等の方向を指す語句は、半導体基板および半導体装置における相対的な方向を示しており、地面等の外部の基準面に対する絶対的な方向を示さなくてもよい。
100…半導体基板、102…支持基板、103…原半導体結晶層、104…半導体結晶層、106…第1絶縁層、108…中間層、110…第2絶縁層、112…絶縁層、114…導電層、116…ソース・ドレイン、200…半導体装置。

Claims (13)

  1. 半導体結晶層と、前記半導体結晶層を構成する半導体結晶の酸化物、窒化物または酸窒化物からなる中間層と、酸化物からなる第1絶縁層と、を有し、前記半導体結晶層、前記中間層および前記第1絶縁層が、前記半導体結晶層、前記中間層、前記第1絶縁層の順に位置する半導体基板の製造方法であって、
    (a)原半導体結晶層上に、前記第1絶縁層を形成するステップと、
    (b)前記第1絶縁層の表面を窒素プラズマに暴露し、前記原半導体結晶層の一部を窒化、酸化または酸窒化することで、前記中間層を形成するとともに、前記原半導体結晶層の残部である前記半導体結晶層を形成するステップと、
    を有する半導体基板の製造方法。
  2. 前記(b)の後に、前記第1絶縁層の上に第2絶縁層を形成するステップをさらに有する
    請求項1に記載の半導体基板の製造方法。
  3. 前記(a)の前に、前記原半導体結晶層の表面から自然酸化層を除去するステップをさらに有する
    請求項1または請求項2に記載の半導体基板の製造方法。
  4. 前記窒素プラズマが、ECRを用いて生成された窒素プラズマである
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の半導体基板の製造方法。
  5. 前記第1絶縁層が、ALD法により形成されたAl層である
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の半導体基板の製造方法。
  6. 前記第1絶縁層および前記第2絶縁層が、ALD法により形成されたAl層である 請求項2から請求項4の何れか一項に記載の半導体基板の製造方法。
  7. 前記半導体結晶層が、Si、GeまたはSiGeからなる
    請求項1から請求項6の何れか一項に記載の半導体基板の製造方法。
  8. 前記半導体結晶層がSi1−xGeからなり、xが、0.13≦x≦0.40の条件を満足する
    請求項7に記載の半導体基板の製造方法。
  9. 前記第1絶縁層および前記第2絶縁層が、ALD法により形成されたAl層であり、前記第1絶縁層の厚さが、0.2nm〜2.0nmである
    請求項8に記載の半導体基板の製造方法。
  10. 半導体結晶層と、中間層と、酸化物からなる絶縁層とを有し、
    前記半導体結晶層、前記中間層および前記絶縁層が、前記半導体結晶層、前記中間層、前記絶縁層の順に位置し、
    前記中間層が、前記半導体結晶層を構成する半導体結晶の酸化物、窒化物または酸窒化物からなり、
    前記半導体結晶層が、Si1−xGe(x≦0.40)からなり、前記絶縁層の前記中間層と接する部分がAlからなり、前記半導体結晶層と前記絶縁層とがMOS構造の半導体−絶縁体界面を形成する場合の、コンダクタンス法により測定した界面トラップ密度が、1×1012[eV−1cm−2]以下である
    半導体基板。
  11. 前記半導体結晶層と前記絶縁層とがMOS構造の半導体−絶縁体界面を形成する場合のEOTの、前記絶縁層の形成前または前記絶縁層の少なくとも一部の形成後に表面をプラズマ暴露しなかった場合のEOTからの増分が、0.5nm以下である
    請求項10に記載の半導体基板。
  12. 請求項1から請求項9の何れか一項に記載の半導体基板の製造方法を有し、
    前記第1絶縁層を含む絶縁層の上に導電層を形成するステップをさらに有し、
    前記半導体結晶層、前記絶縁層および前記導電層で半導体装置のMOS構造を構成する半導体装置の製造方法。
  13. 請求項10および請求項11の何れか一項に記載の半導体基板と、
    前記絶縁層の上に形成された導電層と、を有し、
    前記半導体結晶層、前記絶縁層および前記導電層でMOS構造を構成する半導体装置。
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