JP2013221075A - Ledのリフレクター用熱硬化性シリコーン樹脂組成物並びにこれを用いたled用リフレクター及び光半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)下記平均組成式(1)で示され、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン(B)記平均組成式(3)で示される分岐状オルガノハイドロジェンポリシロキサン(C)付加反応触媒(D)酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸バリウムから選ばれる白色顔料、(E)(D)成分以外の無機充填剤を含有することを特徴とするLED3のリフレクター1用熱硬化性シリコーン樹脂組成物。R1 aR2 bR3 c(OR0)dSiO(4−a−b−c−d)/2(1)R7 eR8 fHgSiO(4−e−f−g)/2(3)
【選択図】図1
Description
(A)下記平均組成式(1)で示され、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン 45〜90質量部
R1 aR2 bR3 c(OR0)dSiO(4−a−b−c−d)/2 (1)
(式中、R1は互いに独立に、アルケニル基及びアリール基を有さない、置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。R2はアリール基であり、R3はアルケニル基であり、R0は水素原子、メチル基、及びエチル基のいずれかである。aは0.4〜1.0、bは0〜0.5、cは0.05〜0.5、dは0〜0.5の数であり、a+b+c+d=1.0〜2.0を満たす数である。)
(B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した水素原子を有する、下記一般式(2)で示される直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又は下記平均組成式(3)で示される分岐状オルガノハイドロジェンポリシロキサン 10〜55質量部(但し、前記(A)成分および前記(B)成分の合計は100質量部である。)
R7 eR8 fHgSiO(4−e−f−g)/2 (3)
(式中、R7は互いに独立に、アルケニル基及びアリール基を含まない、置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。R8はアリール基であり、eは0.6〜1.5、fは0〜0.5、gは0.4〜1.0の数であり、e+f+g=1.0〜2.5を満たす数である。)
(C)付加反応触媒 触媒量
(D)酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸亜鉛、及び硫酸バリウムから選ばれる白色顔料 3〜200質量部
(E)前記(D)成分以外の無機充填剤 100〜1000質量部
を含有する熱硬化性シリコーン樹脂組成物であり、前記(B)成分は、前記熱硬化性シリコーン樹脂組成物中に含まれる1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した水素原子を有する全水素原子含有珪素化合物のうち、70質量%以上であることを特徴とするLEDのリフレクター用熱硬化性シリコーン樹脂組成物を提供する。
特に、このような熱硬化性シリコーン樹脂組成物を用いて成形したマトリックスアレー状リフレクターが形成されたリフレクター基板は、基板の反りが少ないため、発光素子(LED素子)を搭載し封止した後のダイシング等を容易に行うことができ、更にダイシング後は、リフレクター表面や素子表面と封止樹脂との剥離不良が抑制された光半導体装置(LED装置)を得ることができる。
更に、前記熱硬化性シリコーン樹脂組成物を用いて成形したマトリックスタイプ凹型リフレクターが形成されたリフレクター基板は、基板の反りが少ないものとなり好ましい。
特に、このような熱硬化性シリコーン樹脂組成物を用いて成形したマトリックスアレー状リフレクターが形成されたリフレクター基板は、基板の反りが少ないため、発光素子を搭載し封止した後のダイシング等を容易に行うことができ、更にダイシング後は、リフレクター表面や素子表面と封止樹脂との剥離不良が抑制された光半導体装置(LED装置)を得ることが可能となる。
前述のように、耐熱、耐光性に優れ、光の外部への漏れも少ない硬化物を与えることができるLED用リフレクターを成形するためのリフレクター材料が求められていた。
(A)下記平均組成式(1)で示され、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン 45〜90質量部
R1 aR2 bR3 c(OR0)dSiO(4−a−b−c−d)/2 (1)
(式中、R1は互いに独立に、アルケニル基及びアリール基を有さない、置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。R2はアリール基であり、R3はアルケニル基であり、R0は水素原子、メチル基、及びエチル基のいずれかである。aは0.4〜1.0、bは0〜0.5、cは0.05〜0.5、dは0〜0.5の数であり、a+b+c+d=1.0〜2.0を満たす数である。)
(B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した水素原子を有する、下記一般式(2)で示される直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又は下記平均組成式(3)で示される分岐状オルガノハイドロジェンポリシロキサン 10〜55質量部(但し、前記(A)成分および前記(B)成分の合計は100質量部である。)
R7 eR8 fHgSiO(4−e−f−g)/2 (3)
(式中、R7は互いに独立に、アルケニル基及びアリール基を含まない、置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。R8はアリール基であり、eは0.6〜1.5、fは0〜0.5、gは0.4〜1.0の数であり、e+f+g=1.0〜2.5を満たす数である。)
(C)付加反応触媒 触媒量
(D)酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸亜鉛、及び硫酸バリウムから選ばれる白色顔料 3〜200質量部
(E)前記(D)成分以外の無機充填剤 100〜1000質量部
を含有する熱硬化性シリコーン樹脂組成物であり、前記(B)成分は、前記熱硬化性シリコーン樹脂組成物中に含まれる1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した水素原子を有する全水素原子含有珪素化合物のうち、70質量%以上であることを特徴とするLEDのリフレクター用熱硬化性シリコーン樹脂組成物が、LED用リフレクター材料として有用であることを見出した。
(A)オルガノポリシロキサン
(A)成分は、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を含有する、下記平均組成式(1)で示されるオルガノポリシロキサンからなる。
R1 aR2 bR3 c(OR0)dSiO(4−a−b−c−d)/2 (1)
(式中、R1は互いに独立に、アルケニル基及びアリール基を有さない、置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。R2はアリール基であり、R3はアルケニル基であり、R0は水素原子、メチル基、及びエチル基のいずれかである。aは0.4〜1.0、bは0〜0.5、cは0.05〜0.5、dは0〜0.5の数であり、a+b+c+d=1.0〜2.0を満たす数である。)
R1は、互いに独立に、アルケニル基及びアリール基を有さない、置換もしくは非置換の炭素数1〜10、特に炭素数1〜6の一価炭化水素基であるのが好ましい。このようなR1としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基;ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基及びこれらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル基、トリフロロプロピル基等のハロゲン置換アルキル基、及びシアノエチル基等が挙げられ、メチル基が好ましい。
レジン構造のオルガノポリシロキサンは、分岐構造即ち三官能性のシロキサン単位及び/又は四官能性のシロキサン単位を含むオルガノポリシロキサンである。好ましくは、R101SiO1.5単位、R100 kR101 pSiO単位及びR100 qR101 rSiO0.5単位(前記式において、R100はビニル基またはアリル基であり、R101は上記R1及びR2(好ましくはフェニル基)と同様の基である。kは0又は1、pは1又は2の整数であり、但しk+p=2であり、qは1〜3、rは0〜2の整数であり、但しq+r=3である)からなるオルガノポリシロキサンである。
また、シラノール量は2%以上であることが望ましい。
レジン構造のオルガノポリシロキサンの配合量が20〜100質量%であれば、リフレクターとしての形状保持性がより優れたものとなる。
上記レジン構造のオルガノポリシロキサンの他のオルガノポリシロキサンとしては、主鎖がジオルガノシロキサン単位(R2SiO2/2単位)の繰り返しからなり、分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基(R3SiO1/2単位)で封鎖された直鎖状構造を有するオルガノポリシロキサンが挙げられる(前記式において、RはR1、R2、またはR3と同じ基を意味する)。
(A)成分の配合量は、(A)及び後述する(B)成分の合計100質量部に対して、45〜90質量部であり、好ましくは60〜90質量部である。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した水素原子を有し、架橋剤として作用し、直鎖状のものと分岐状のものと二つに分けられる。該(B)成分中のヒドロシリル基と(A)オルガノポリシロキサン中のアルケニル基とが付加反応することにより架橋構造を形成する。また、(B)成分は求める特性に合わせて1種単独でも2種以上を組み合わせて使用することができる。
R7 eR8 fHgSiO(4−e−f−g)/2 (3)
(式中、R7は互いに独立に、アルケニル基及びアリール基を含まない、置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。R8はアリール基であり、eは0.6〜1.5、fは0〜0.5、gは0.4〜1.0の数であり、e+f+g=1.0〜2.5を満たす数である。)
分子中ヒドロシリル基の位置は特に制限されず、分子鎖の末端であっても途中であってもよい。
また、本発明の熱硬化性シリコーン樹脂組成物は、(B)成分以外に、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した水素原子を有する水素原子含有珪素化合物が含まれ得るが、(B)成分の配合量は、本発明の熱硬化性シリコーン樹脂組成物中に含まれる1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した水素原子を有する全水素原子含有珪素化合物のうち、70質量%以上である必要がある。
上記弾性率比が2.0以上であれば、ガラス転移温度以上で硬化物が柔らかくなりすぎて機械強度を維持できなくなる恐れがなく、5.0以下であれば、ガラス転移温度以上の領域での弾性率が高くなりすぎて反りが大きくなってしまう恐れがない。
(C)成分の付加反応触媒は、上述の(A)成分及び(B)成分の付加反応を促進するために配合する。付加反応触媒は、白金系、パラジウム系、及びロジウム系が使用できるが、コスト等の見地から白金族金属系触媒であることが好ましい。白金族金属系触媒としては、例えば、H2PtCl6・mH2O、K2PtCl6、KHPtCl6・mH2O、K2PtCl4、K2PtCl4・mH2O、PtO2・mH2O(mは、正の整数)が挙げられる。また、前記白金族金属系触媒とオレフィン等の炭化水素、アルコールまたはビニル基含有オルガノポリシロキサンとの錯体等を用いることができる。上記触媒は単独でも、2種以上の組み合わせであってもよい。
(D)成分は、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸バリウムから選ばれる白色顔料である。(D)成分の白色顔料は、白色着色剤として、白色度を高め、反射効率を向上させるために配合するものである。平均粒径や形状も限定されないが、レーザー光回折法による粒度分布測定における質量平均値D50(又はメジアン径)とした平均粒径が0.05〜5.0μmのものが好ましい。これらは単独で又は数種を併用して用いることができる。上記の中で、二酸化チタンが好ましく、この二酸化チタンの単位格子はルチル型、アナターゼ型、ブルカイト型のいずれでも構わない。
本発明の熱硬化性シリコーン樹脂組成物には、硬化物の低膨張化や強度向上のため(E)成分として、前記(D)成分以外の無機充填材を添加する。ここで、本発明の熱硬化性シリコーン樹脂組成物は、LED用リフレクターを成形するためのものであることから、LEDから発する光がリフレクターを通して外部に漏れてはならない。また、リフレクターの壁にあたった光は出来るだけ多く反射しリフレクター外部に出る必要がある。
なお、平均粒径は、レーザー光回折法による粒度分布測定における質量平均値D50(又はメジアン径)として求めることができる。
本発明の熱硬化性シリコーン樹脂組成物には、離型剤を配合することが好ましい。(F)成分を添加することにより、成型時の離型性を高め、作業性を向上させることができる。離型剤としては、天然ワックス、酸ワックス、ポリエチレンワックス、脂肪酸ワックス等の合成ワックスが例示される。具体的には、リケスターEW 440A(理研ビタミン株式会社製)等が例示される。(F)成分の配合量は、(A)及び(B)成分の合計100質量部に対し、0.01〜3.0質量部、特に0.05〜1.0質量部が好ましい。
本発明の熱硬化性シリコーン樹脂組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で、種々の添加剤を添加することができる。
例えば、保存安定性向上のために反応抑制剤を配合することができる。上記白金族金属系触媒により促進される付加反応を抑制する公知の反応抑制剤であればいずれのものでもよく、例えば、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサンのような高度にビニル基を含有するオルガノポリシロキサン、ビニルシラン、トリアリルイソシアヌレート、アルキルマレエート、アセチレンアルコール類及びそのシラン変性物及びシロキサン変性物、ハイドロパーオキシド、テトラメチルエチレンジアミン、ベンゾトリアゾール及びこれらの混合物からなる群から選ばれる化合物等が挙げられる。反応制御剤は1種単独でも2種以上を組み合わせて使用することができる。反応制御剤の配合量は、(A)及び(B)成分の合計100質量部あたり0.001〜5質量部の範囲であることが望ましく、0.005〜1質量部の範囲であることがより望ましい。
本発明の熱硬化性シリコーン樹脂組成物の製造方法としては、(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分、(E)成分を所定の組成比で配合し、これをミキサー等によって十分均一に混合することにより得ることができる。室温で固体である組成物は、(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分、(E)成分を所定の組成比で配合し、これをミキサー等によって十分均一に混合した後、熱ロール、ニーダー、エクストルーダー等による溶融混合処理を行い、次いで冷却固化させ、適当な大きさに粉砕して室温で固形の熱硬化性シリコーン樹脂組成物とすることができる。
本発明の熱硬化性シリコーン樹脂組成物はLED用リフレクターを成形するための熱硬化性シリコーン樹脂組成物であるが、該LED用リフレクターの最も一般的な成形方法としては、トランスファー成形法や圧縮成形法が挙げられる。
トランスファー成形法によるリフレクターの成形は、トランスファー成形機を用い、成形圧力5〜20N/mm2、成形温度120〜190℃で成形時間30〜500秒、特に成形温度120〜160℃で成形時間30〜300秒で行うことが好ましい。
圧縮成形法によるリフレクターの成形は、コンプレッション成形機を用い、成形温度は120〜190℃で成形時間30〜600秒、特に成形温度120〜160℃で成形時間120〜420秒で行うことが好ましい。
更に、いずれの成形法においても、後硬化を150〜200℃で1〜20時間行ってよい。
上記のLED用リフレクターを使用し、光半導体装置を製造することができる。
具体的には、図1に示したマトリックスタイプ凹型リフレクター1が形成されたリフレクター基板10を用いる場合は、該マトリックス状リフレクター基板10を切断する前に、リフレクター基板10の個々の凹部(素子搭載領域)に存在するダイパッド2上に発光素子3(LED素子)をシリコーンダイボンド剤(LPS−8445S 信越化学工業製)を用いて固定し、150℃で1時間加熱することで発光素子3を固着させる。その後、金線4で発光素子3とリードフレーム5を電気的に接続する。その後、透明なシリコーン樹脂(LPS5547 信越化学工業製)や蛍光体などを配合した透明シリコーン樹脂6などをポッティングによりリフレクター基板10の凹部に流し込み、80℃で1時間、更に150℃で2時間加熱硬化させることで封止した。透明シリコーン樹脂6の封止はポッティングによる方法、あるいはトランスファー成形や圧縮成型などの封止方法でレンズ形状などに同時に形成することも出来る。
(A)アルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン
(合成例1)オルガノポリシロキサン(A−1)の合成
フラスコにキシレン1000g、水5014gを加え、フェニルトリクロロシラン2285g(10.8mol)、ビニルジメチルクロロシラン326g(2.70mol)、キシレン1478gを混合したものを滴下した。滴下終了後3時間攪拌し、廃酸分離し水洗した。共沸脱水後にKOH6g(0.15mol)加え、150℃で終夜加熱還流を行った。トリメチルクロロシラン27g(0.25mol)、酢酸カリウム24.5g(0.25mol)で中和し濾過後、溶剤を減圧留去し、透明で室温で固体のオルガノポリシロキサン(A−1)を合成した。ビニル当量は0.0013mol/g、水酸基含有量は0.01質量%であった。軟化点は65℃であった。
合成例1と同じ配合、条件で加水分解を行い、共沸脱水後に表1で記載された量のKOHを投入し、加熱還流、中和処理を行いオルガノポリシロキサン(A−2,A−3,A−4)を得た。結果を表1に示した。
フラスコにキシレン1000g、水5014gを加え、フェニルトリクロロシラン2285g(10.8mol)、ジメチルジクロルシラン300g(2.3mol)、メチルビニルジクロルシラン100g(0.72mol)、ビニルジメチルクロロシラン326g(2.70mol)、キシレン1478gを混合したものを滴下した。滴下終了後3時間攪拌し、廃酸分離し水洗した。共沸脱水後にKOH0.5g(0.0125mol)加え、150℃で終夜加熱還流を行った。トリメチルクロロシラン27g(0.25mol)、酢酸カリウム24.5g(0.25mol)で中和し濾過後、溶剤を減圧留去し、透明で室温で高粘度のオルガノポリシロキサン(A−5)を合成した。ビニル当量は0.0018mol/gであった。
直鎖状シロキサン(A-6)平均組成式:
CH2=CH−Si(CH3)2O-(-Si(CH3)2O-)35-(Si(CH3)(CH=CH2)O-)5-(Si(CH3)(C6H6)O-)10-Si(CH3)2-CH=CH2
ビニル基当量は0.0015mol/gであった。
架橋材として下記構造のオルガノハイドロジエンポリシロキサンを使用した。尚、下記オルガノハイドロジエンポリシロキサン(B−2)は、本発明の(B)成分以外の、1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した水素原子を有する水素原子含有珪素化合物である。
付加反応触媒として、塩化白金酸のオクチルアルコール変性溶液(白金濃度2質量%)を用いた。
(1)酸化チタン:ルチル型 平均粒径0.28μm(CR−95:石原産業(株)製)
(2)酸化亜鉛(三井金属(株)製)
(3)酸化マグネシウム(和光化学(株)製 平均粒系10um)
(4)炭酸バリウム(和光化学(株)製 純度99%)
(5)硫酸バリウム(和光化学(株)製)
(6)珪酸マグネシウム(キシダ化学(株)製 純度90%)
下記の無機充填剤を用いた。
溶融球状シリカA :粒径50μm以上が0.1%、平均粒径10μm、屈折率1.43
溶融球状シリカB :粒径5μm以上が0.5%、平均粒径1.5μm、屈折率1.43
溶融球状シリカC :粒径50μm以上が20%、平均粒径19μm、屈折率1.43
球状クリストバライト:粒径50μm以上が0.1%、平均粒径8μm、屈折率1.52
アルミノシリケート:粒径50μm以上が0.5%、平均粒径15μm、屈折率1.65
ウオラステナイト
中空シリカ:粒径30μm以上が2.3%、平均粒径12μm
離型剤として、下記を用いた。
リケスターEW 440A(理研ビタミン株式会社製)
表2、3、及び4に示す配合量(質量部)で、上記(A)〜(E)、反応制御材、離型剤、接着付与剤を配合し、二本ロールにて混練し白色熱硬化性シリコーン樹脂組成物を得た。尚、実施例1〜15は、本発明の(A)〜(E)成分を含むものである。
EMMI規格に準じた金型を使用して、成形温度175℃、成形圧力6.9N/mm2、成形時間120秒の条件で行った。
高化式フローテスターを用い、25kgfの加圧下、直径1mmのノズルを用い、温度150℃で粘度を測定した。
JIS−K6911規格に準じた金型を使用して、成形温度175℃、成形圧力6.9N/mm2、成形時間120秒の条件で成形し、その後150℃で2時間ポストキュアした試験片を50℃と120℃で曲げ弾性率を測定した。曲げ弾性率比については150℃と50℃の測定値の比率である。
成形温度175℃、成形圧力6.9N/mm2、成形時間120秒の条件で、1辺50mm、厚さ0.35mmの正方形の硬化物を作成し、エス・デイ・ジー(株)製X-rite8200を使用して450nmの光反射率を測定した。
図1(A)に示すように、リードフレーム5として全面銀メッキした銅リードフレームを用い、実施例1〜15及び比較例1〜5で製造した熱硬化性シリコーン樹脂組成物でマトリックスタイプ凹型リフレクター1を下記の成形条件でトランスファー成形(表面銀メッキした銅基板上に封止材の厚み1mmで縦38mm、横16mmで成形)し、マトリックスタイプ凹型リフレクター基板10を作製した。成形条件は下記の通りである。
成形温度:170℃、成形圧力:70Kg/cm2、成形時間:3分
更にポストキュアを170℃で2時間行った。
リフレクター基板10の反りは、ポストキュアした上記リフレクター基板10を樹脂側で対角線の二方向で測定し平均値で示した。
次に、図1に示すように、実施例1、3、5の熱硬化性シリコーン樹脂組成物を用いて製造したマトリックスタイプ凹型リフレクター基板10のそれぞれの凹状の底辺に露出したリードフレーム5上に、青色LED素子3をシリコーンダイボンド剤(品名:LPS−8445S、信越化学(株)製)で接着固定し、金線4でもう一方のリードフレーム5と電気的に接続した。その後、シリコーン封止剤6(LPS−5547:信越化学(株)製)をLED素子3が配置された凹部にそれぞれ注入し、80℃で1時間、更に150℃で1時間硬化させ封止した。また、比較例1、5の熱硬化性シリコーン樹脂組成物を用いて、同様の工程をおこなった。
封止工程を終えたマトリックスタイプ凹型リフレクター基板10をダイシングすることで個片化したが、比較例1,5の熱硬化性シリコーン樹脂組成物を用いたマトリックスタイプ凹型リフレクター基板は反りが大きく切断できなかった。一方、実施例1、3、5の熱硬化性シリコーン樹脂組成物を用いたマトリックスタイプ凹型リフレクター基板は反りが抑制されたものとなり、容易にダイシングを行うことができた。
なお、平均粒径は、レーザー光回折法による粒度分布測定における質量平均値D50(又はメジアン径)として求めることができる。
Claims (7)
- (A)下記平均組成式(1)で示され、1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有するオルガノポリシロキサン 45〜90質量部
R1 aR2 bR3 c(OR0)dSiO(4−a−b−c−d)/2 (1)
(式中、R1は互いに独立に、アルケニル基及びアリール基を有さない、置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。R2はアリール基であり、R3はアルケニル基であり、R0は水素原子、メチル基、及びエチル基のいずれかである。aは0.4〜1.0、bは0〜0.5、cは0.05〜0.5、dは0〜0.5の数であり、a+b+c+d=1.0〜2.0を満たす数である。)
(B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した水素原子を有する、下記一般式(2)で示される直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又は下記平均組成式(3)で示される分岐状オルガノハイドロジェンポリシロキサン 10〜55質量部(但し、前記(A)成分および前記(B)成分の合計は100質量部である。)
(式中、R4は互いに独立に、アルケニル基を有さない、置換もしくは非置換の一価炭化水素基であり、R5は水素であり、nは1〜10の整数である。)
R7 eR8 fHgSiO(4−e−f−g)/2 (3)
(式中、R7は互いに独立に、アルケニル基及びアリール基を含まない、置換もしくは非置換の一価炭化水素基である。R8はアリール基であり、eは0.6〜1.5、fは0〜0.5、gは0.4〜1.0の数であり、e+f+g=1.0〜2.5を満たす数である。)
(C)付加反応触媒 触媒量
(D)酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸亜鉛、及び硫酸バリウムから選ばれる白色顔料 3〜200質量部
(E)前記(D)成分以外の無機充填剤 100〜1000質量部
を含有する熱硬化性シリコーン樹脂組成物であり、前記(B)成分は、前記熱硬化性シリコーン樹脂組成物中に含まれる1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に直結した水素原子を有する全水素原子含有珪素化合物のうち、70質量%以上であることを特徴とするLEDのリフレクター用熱硬化性シリコーン樹脂組成物。 - 前記(D)成分の平均粒径が0.05〜5μmであることを特徴とする請求項1に記載のLEDのリフレクター用熱硬化性シリコーン樹脂組成物。
- 前記(E)成分の平均粒径が1〜20μmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のLEDのリフレクター用熱硬化性シリコーン樹脂組成物。
- 更に、(F)離型剤を含有するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか一項に記載のLEDのリフレクター用熱硬化性シリコーン樹脂組成物。
- 室温で固体であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のLEDのリフレクター用熱硬化性シリコーン樹脂組成物。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のLEDのリフレクター用熱硬化性シリコーン樹脂組成物で成形されたLED用リフレクター。
- 請求項6に記載のLED用リフレクターを用いた光半導体装置。
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