[go: up one dir, main page]

JP2012038891A - ボトムゲート型薄膜トランジスタ - Google Patents

ボトムゲート型薄膜トランジスタ Download PDF

Info

Publication number
JP2012038891A
JP2012038891A JP2010177163A JP2010177163A JP2012038891A JP 2012038891 A JP2012038891 A JP 2012038891A JP 2010177163 A JP2010177163 A JP 2010177163A JP 2010177163 A JP2010177163 A JP 2010177163A JP 2012038891 A JP2012038891 A JP 2012038891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
oxide semiconductor
layer
channel region
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010177163A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012038891A5 (ja
Inventor
Ayumi Sato
歩 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010177163A priority Critical patent/JP2012038891A/ja
Publication of JP2012038891A publication Critical patent/JP2012038891A/ja
Publication of JP2012038891A5 publication Critical patent/JP2012038891A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】伝達特性のサブスレッショルド領域における形状変化を低減したボトムゲート型薄膜トランジスタを提供する。
【解決手段】基板の上に、ゲート電極層と、ゲート絶縁層と、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域が同一の層で形成され、かつソース領域とドレイン領域がチャネル領域を介して設けられた酸化物半導体層と、がこの順で積層されて形成され、ソース領域及びドレイン領域の各々における、幅方向の端部の、チャネル領域に近い側の隅部から少なくとも一部の領域が、該端部と同じ側のチャネル領域の端部よりも内側に位置していることを特徴とするボトムゲート型薄膜トランジスタ。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸化物半導体を半導体層として用いたボトムゲート型薄膜トランジスタに関する。
アクティブマトリクス型液晶表示素子や有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子等の表示素子の駆動に使用される駆動素子として、アモルファスシリコンや低温ポリシリコンを半導体層として用いた薄膜トランジスタ(TFT)が広く使用されている。しかし、これらのTFTの作製には高温プロセスが不可欠であり、プラスチック基板やフィルム基板等の耐熱性が低いとされるフレキシブルな基板の使用は困難である。
このため、近年、低温での成膜が可能である、酸化物半導体を半導体層に用いたTFTの開発が活発に行われている。酸化物半導体を半導体層に用いたTFTとしては、例えばZnOを主成分とするTFTがある。
ZnOを主成分とするトップゲート型多結晶酸化物TFTの作製では、酸化物半導体層上に、ゲート絶縁層及びゲート電極層をマスクにして水素を含む層間絶縁層を形成する方法が知られている。酸化物半導体層中の水素濃度が増大することにより、酸化物半導体層が低抵抗化し、ソース・ドレイン領域が形成され、コプラナー構造のTFTが得られる。この構造では、ソース・ドレイン領域からチャネル領域までの寄生抵抗を小さくすることが可能であり、電流制限の発生を抑制することができる。
しかしながら、上記トップゲート型コプラナー構造のTFTの場合、酸化物半導体層のチャネル領域上にゲート絶縁層を形成する必要がある。このため、ゲート絶縁層をプラズマ化学気相蒸着法(CVD法)やスパッタ法等を用いて形成する場合、ゲート絶縁層と酸化物半導体層のチャネル領域との界面へのプラズマによるダメージが問題となる。また、このダメージが移動度、S値、電気的ストレスに対する安定性の低下等、TFTの特性に悪影響を及ぼすことが本発明者らによって明らかになっている。
このことから、ゲート絶縁層と酸化物半導体層のチャネル領域との界面にダメージが入りにくい、ボトムゲート型TFTを形成することが望ましい。このため、特許文献1では、チャネル保護層をマスクに、層間絶縁層形成時の水素拡散により酸化物半導体層を低抵抗化させ、ソース・ドレイン領域を形成することにより、ボトムゲート型コプラナー構造のアモルファス酸化物半導体TFTを作製している。
特開2009−272427号公報
特許文献1の作製方法では一定の特性を有するTFTを得ることができる。しかしながら、本発明者らは、特許文献1の酸化物半導体TFTに対して正のゲートバイアスストレスを印加したところ、伝達特性が正方向に平行にシフトせず、そのサブスレッショルド領域における形状に変化が生じる現象を見出した。具体的には、オン領域のドレイン電流値により決定される閾値電圧(Vth)のシフト量(ΔVth)に対し、サブスレッショルド領域のドレイン電流値により決定される立ち上がり電圧(Von)のシフト量(ΔVon)が小さくなる現象が見られた。このように正のゲートバイアスストレスに対してΔVthとΔVonが異なるTFTを用いて電気回路を形成した場合、経時的なTFT特性の変化の予測が難しく、電気回路の設計が困難であった。
そこで、本発明は、伝達特性のサブスレッショルド領域における形状変化を低減したボトムゲート型薄膜トランジスタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、基板の上に、ゲート電極層と、ゲート絶縁層と、チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域が同一の層で形成され、かつ該ソース領域と該ドレイン領域が該チャネル領域を介して設けられた酸化物半導体層と、がこの順で積層されて形成され、前記ソース領域及び前記ドレイン領域の各々における、幅方向の端部の、前記チャネル領域に近い側の隅部から少なくとも一部の領域が、該端部と同じ側の前記チャネル領域の端部よりも内側に位置していることを特徴とするボトムゲート型薄膜トランジスタを提供するものである。
本発明によれば、正のゲートバイアスストレスに対する、TFTの伝達特性が正方向にシフトした場合において、伝達特性のサブスレッショルド領域における形状変化を低減することができる。これにより、本発明のTFTを用いると、電気回路の設計が容易となり、製品設計及び製造のコストを低減することができる。
本発明のTFTの構成の一例を模式的に示す図である。 図1のTFTの断面構造を模式的に示す図である。 本発明のTFTの構成の他の一例を模式的に示す図である。 図3のTFTの断面構造を模式的に示す図である。 従来のTFTの構成を模式的に示す図である。 本発明のTFTの伝達特性を示す図である。 従来のTFTの伝達特性を示す図である。 本発明のTFTの伝達特性の変化を示す図である。 従来のTFTの伝達特性の変化を示す図である。 最短距離dとΔVth−ΔVonの関係を示す図である。
以下に、添付図面を参照して本発明のボトムゲート型薄膜トランジスタ(TFT)の好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明の好適な実施形態の一例である、ボトムゲート型コプラナー構造の酸化物半導体TFTの一部を示した図である。図2は図1のA−A’における断面図である。
図1及び図2において、10は基板、11はゲート電極層、12はゲート絶縁層、13は酸化物半導体層、13aは酸化物半導体層のチャネル領域、13bは酸化物半導体層のソース領域、13cは酸化物半導体層のドレイン領域である。14はチャネル保護層、15は保護層、16はコンタクトホール、17はソース配線層、18はドレイン配線層である。19はゲート電極層上にあるチャネル領域のパターニング端、20はチャネル領域とソース領域の境界、21はチャネル領域とドレイン領域の境界である。
基板10としてはフレキシブルなプラスチック基板を用いるのが好ましく、例えばポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリエチレン・ナフタレート(PEN)、ポリイミド、ポリカーボネート等のフィルム、並びに薄板が挙げられる。なお、基板の表面が絶縁膜により構成されたバリアコート層でコーティングされていても良いし、ガラス基板や絶縁層をコーティングしたステンレス基板等を用いても良い。
まず、基板10上にスパッタ法、パルスレーザー蒸着法(PLD法)、電子ビーム蒸着法、化学気相蒸着法(CVD法)等によりゲート電極層11を形成する。その後、フォトリソグラフィー法とエッチング法等によりゲート電極層11をパターニングする。ゲート電極層11としては良好な電気伝導性を有するものであれば良く、例えばTi、Pt、Au、Ni、Al、Mo等の金属やそれらの合金等の金属電極材料及びそれらの積層膜、ITO(Indium Tin Oxide)等の酸化物導電体を用いるのが良い。
次に、ゲート電極層11を有する基板10上にゲート電極層11を覆うように、スパッタ法、パルスレーザー蒸着法(PLD法)、電子ビーム蒸着法、プラズマCVD法(PECVD法)等によりゲート絶縁層12を形成する。ゲート絶縁層12としては良好な絶縁特性を有するものであれば良く、例えばシリコン酸化膜やシリコン窒化膜を用いるのが好ましい。
続いて、ゲート絶縁層12上にスパッタ法、PLD法、電子ビーム蒸着法等により金属酸化物膜からなる酸化物半導体層13を形成する。その後、フォトリソグラフィー法とエッチング法等により酸化物半導体層13をパターニングする。酸化物半導体層13としてはIn、Ga、Zn、Snから選択される少なくとも1種類の元素を含み構成されるアモルファス酸化物半導体を用いるのが好ましい。
次に、酸化物半導体層13上(酸化物半導体層のチャネル領域13a上)にスパッタ法、パルスレーザー蒸着法(PLD法)、電子ビーム蒸着法、プラズマCVD法(PECVD法)等によりチャネル保護層14を形成する。その後、フォトリソグラフィー法とエッチング法等によりチャネル保護層14をパターニングする。酸化物半導体層13と直接接するチャネル保護層14には後述の保護層15の形成の際に酸化物半導体層13(酸化物半導体層のチャネル領域13a)を低抵抗化させない機能が要求される。更にチャネル保護層14上に水素を含む絶縁層(保護層15)を形成した際にチャネル保護層14の膜厚で水素の透過量を制御し、後に酸化物半導体層のチャネル領域13aの抵抗率を制御できる機能も必要である。よって、チャネル保護層14としては例えばシリコン酸化膜やシリコン酸窒化膜等の酸素を含む絶縁層を用いるのが好ましい。これらの絶縁層の組成がストイキオメトリーから外れていても何ら問題はない。
上部にチャネル保護層14が形成されている酸化物半導体層13は、酸化物半導体層のチャネル領域13aとなる。また、上部にチャネル保護層14が形成されていない酸化物半導体層13の領域は、後述の保護層15の形成により、酸化物半導体層のソース領域13b及び酸化物半導体層のドレイン領域13cとなる。即ち、チャネル領域13a、ソース領域13b及びドレイン領域13cは同一の層(酸化物半導体層13)で形成され、ソース領域13bとドレイン領域13cはチャネル領域13aを介して設けられる(図2)。更に、ソース領域13b及びドレイン領域13cの各々における、幅方向の端部の、チャネル領域13aに近い側の隅部から少なくとも一部の領域が、該端部と同じ側のチャネル領域13aの端部よりも内側に位置している(図1)。また、チャネル領域13a、ソース領域13b及びドレイン領域13cがこの構成になるように、チャネル保護層14の形状を決め、その形状になるようにチャネル保護層14をパターニングする。なお、幅方向とは、ソース領域13bからドレイン領域13cに向かう方向に垂直な方向である。
ここで、チャネル領域13a、ソース領域13b及びドレイン領域13cが上記構成をとることによる効果について説明する。
従来のボトムゲート型コプラナー構造TFTでは、正のゲートバイアスストレスに対するVthのシフト量(ΔVth)とVonのシフト量(ΔVon)の差が大きかった。この原因は、正のゲートバイアスストレスに対する酸化物半導体の状態密度変化の機構がチャネル領域の内部とチャネル領域の幅方向の端部(パターニング端)でそれぞれ異なることにより生じると考えられる。なお、本発明におけるVthは、伝達特性のオン領域におけるゲート電圧とドレイン電流を1/2乗した値(√Id)のプロットに対する近似直線の√Id=0への外挿点から算出したものである。また、本発明におけるVonは、伝達特性におけるIdが10-10Aとなるときのゲート電圧と定義し、算出したものである。このとき、ΔVth−ΔVonの値が大きいほど、伝達特性のサブスレッショルド領域の形状が変化していることになる。
このことから、チャネル領域のパターニング端における、ストレスに対する酸化物半導体の状態密度の変化を抑制できれば、ストレス酸化物半導体の状態密度の変化はチャネル領域の内部のみにより生じるため、ΔVth−ΔVonの値は小さくなると考えられる。
ここで、上記構成をとる場合、図1のように、チャネル領域のパターニング端にはソース領域及びドレイン領域が存在しない領域があるため、チャネル領域のパターニング端において電流が低減できる。このため、チャネル領域のパターニング端における、ストレスに対する酸化物半導体の状態密度変化を抑制でき、ΔVth−ΔVonの値が小さくなる、即ち伝達特性のサブスレッショルド領域における形状変化を低減できる効果が得られると考えられる。
上述のように、チャネル領域13a、ソース領域13b及びドレイン領域13cを上記構成にすることにより、本発明の効果が得られる。上記構成を満たしていれば、チャネル保護層14のパターン形状に制限はない。例えば、図3のように、ソース領域13b及びドレイン領域13cにしたい領域のみ、チャネル保護層14をエッチングして除去する構成にしても良く、この場合の図3のA−A’における断面図は図4のようになる。
なお、ソース領域13b及びドレイン領域13cの各々における、幅方向の端部の、チャネル領域13aに近い側の隅部から少なくとも一部の領域と、該端部と同じ側のチャネル領域13aの端部と、の最短距離は2.5μm以上100μm以下とするのが好ましい。これは、後述の実施例にも示すように前記最短距離を2.5μm以上とすると、確実に本発明の効果が得られるからである。より確実に本発明の効果を得るためには、後述の実施例にも示すように前記最短距離を5μm以上とするのがより好ましい。また、前記最短距離の上限値100μmは、前記最短距離が長くなるとTFTの占有面積が大きくなってしまうため、占有面積を小さくすることを考慮した場合の好ましい値である。
続いて、酸化物半導体層13上(ソース領域13bとなる領域上及びドレイン領域13cとなる領域上)、及びチャネル保護層14上に保護層15を形成し、酸化物半導体層13のソース領域13b、ドレイン領域13cを低抵抗化する。保護層15には、酸化物半導体層13上に直接形成した際に酸化物半導体層13を低抵抗化させる機能が要求される。酸化物半導体は水素を添加することにより低抵抗化させることが可能である。よって、保護層15として水素を含む絶縁層を形成することが必要である。具体的には、水素を含むシリコン窒化膜、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン炭化膜及びこれらの積層膜等が好ましい。これらの絶縁層の組成がストイキオメトリーから外れていても何ら問題はない。形成方法としては水素を含む原料ガスを用いるプラズマCVD法が、プラズマによる酸化物半導体への水素拡散の促進効果もあるため好ましい。この際、原料中の水素が酸化物半導体層に拡散し、上部にチャネル保護層14が形成されていない領域の酸化物半導体層13が低抵抗化する。これにより、ソース領域13b、ドレイン領域13cが形成される。
次に、フォトリソグラフィー法とエッチング法等により保護層15にコンタクトホール16を形成する。続いて、外部との電気的接続を行うためにソース配線層17及びドレイン配線層18をスパッタ法、パルスレーザー蒸着法(PLD法)、電子ビーム蒸着法、CVD法等により形成する。ソース配線層17及びドレイン配線層18としては良好な電気伝導性を有するものであれば良く、例えばTi、Pt、Au、Ni、Al、Mo等の金属やそれらの合金等の金属電極材料及びそれらの積層膜、ITO等の酸化物導電体を用いるのが好ましい。その後、フォトリソグラフィー法とエッチング法等によりソース配線層17及びドレイン配線層18をパターニングする。なお、ソース領域13bとドレイン領域13cをそのままソース配線層17及びドレイン配線層18に用いても良い。
こうして、ボトムゲート型コプラナー構造の酸化物半導体TFTが完成する。
本発明においては、このように上記TFTを基板上に二次元状に複数配置(平面状に縦横に配置)することができる。
以下、本発明の実施例について詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
(実施例)
図1(A−A’における断面図は図2)は本実施例のボトムゲート型コプラナー構造の酸化物半導体TFTである。
まず、ガラス基板10上に、ゲート電極層11として膜厚100nmのMoをスパッタ法により形成した。その後、フォトリソグラフィー法とエッチング法によりゲート電極層11をパターニングした。
次に、ゲート電極層11上に、ゲート絶縁層12として膜厚200nmの酸化シリコン膜をプラズマCVD法により形成した。プラズマCVD法による酸化シリコン膜の形成時の基板温度は340℃とした。プロセスガスとしてはSiH4、N2Oを用い、ガス流量比はSiH4:N2O=1:25とした。投入RFパワー密度と圧力はそれぞれ0.9W/cm2、173Paとした。
続いて、ゲート絶縁層12上に、酸化物半導体層13として膜厚40nmのアモルファスIGZOをスパッタ法により形成した。酸化物半導体層13はDCスパッタ装置を用いて基板温度は120℃で形成した。ターゲットとしてはInGaZnO4組成を有する多結晶焼結体を用い、投入電力は300Wとした。成膜時の雰囲気は全圧0.5Paとし、その際のガス流量比はAr:O2=87:13とした。その後、フォトリソグラフィー法とエッチング法により酸化物半導体層13をパターニングした。
次に、酸化物半導体層13上(酸化物半導体層のチャネル領域13a上)に、チャネル保護層14として膜厚300nmの酸化シリコン膜をプラズマCVD法により形成した。プラズマCVD法による酸化シリコン膜の形成時の基板温度は250℃とした。プロセスガスとしてはSiH4、N2Oを用い、ガス流量比はSiH4:N2O=1:25とした。投入RFパワー密度と圧力はそれぞれ0.9W/cm2、173Paとした。そして、フォトリソグラフィー法とエッチング法によるパターニングを行い、図1のパターンでチャネル保護層14を形成した。このとき、ソース領域及びドレイン領域の各々における、幅方向の端部の、チャネル領域に近い側の隅部から少なくとも一部の領域と、該端部と同じ側のチャネル領域の端部と、の最短距離dが2.5μm、5μm、10μmのTFTをそれぞれ作製した。
続いて、酸化物半導体層13上(ソース領域13bとなる領域上及びドレイン領域13cとなる領域上)及びチャネル保護層14上に、保護層15として膜厚300nmのシリコン酸窒化膜をプラズマCVD法により形成した。プラズマCVD法によるシリコン酸窒化膜の形成時の基板温度は250℃とした。プロセスガスとしてはSiH4、N2O、N2を用い、ガス流量比はSiH4:N2O:N2=4:5:95とした。投入RFパワー密度と圧力はそれぞれ0.9W/cm2、150Paとした。
次に、フォトリソグラフィー法とエッチング法により保護層15にコンタクトホール16を形成した後、ソース配線層17及びドレイン配線層18として膜厚100nmのMoをスパッタ法により成膜した。その後、フォトリソグラフィー法とエッチング法によりソース配線層17及びドレイン配線層18をパターニングした。
最後に、加熱炉で大気中270℃、1時間のアニール処理を行い、ドライエッチング等によるダメージを除去した。
上記工程により、本実施例の酸化物半導体TFTを完成させた。
本実施例で作製した4インチ基板の平面内における13個の酸化物半導体TFTに対して以下の評価を行った。
まず、本実施例で作製したTFTの伝達特性を測定した。その結果を図6に示す。図6から明らかなように、前記最短距離dの長さに依らず伝達特性は良好であった。
次に、本実施例で作製したTFT(前記最短距離d=5μm)のストレス試験を実施し、ストレス試験前後の伝達特性を測定した。ストレス条件は、温度60℃、ゲートバイアスが+20V、ストレス時間は10000秒とした。その結果を図8に示す。図8(a)は対数プロットで表した場合、図8(b)は線形プロットで表した場合をそれぞれ示す。図8から分かるように、オン領域、サブスレッショルド領域ともに伝達特性が正方向にシフトしており、伝達特性におけるサブスレッショルド領域の形状の変化もほとんど見られなかった。
また、ストレス試験におけるΔVth−ΔVonの前記最短距離dに対する依存性を図10に示す。図10より、本実施例で作製したTFT(前記最短距離d=2.5μm〜10μm)ではΔVth−ΔVonが小さい。よって、本発明の構造により、ΔVth−ΔVonを低減する効果、即ち伝達特性のサブスレッショルド領域における形状変化を低減する効果が得られていることが明らかである。また、前記最短距離dが5μm以上ではΔVth−ΔVonの前記最短距離dに対する依存性は飽和しており、前記最短距離dが好ましくは2.5μm以上であれば本発明の効果が得られ、より好ましくは5μm以上であれば本発明の効果が得られることが分かる。
(比較例)
従来の酸化物半導体TFTとして、図5に示すボトムゲート型コプラナー構造の酸化物半導体TFTを作製した。前記最短距離d=0としたことを除いては、実施例1と同様にして作製した。
本比較例で作製した4インチ基板の平面内における13個の酸化物半導体TFTに対して実施例1と同様の評価を行った。
まず、実施例1と同様の条件及び方法で、本比較例で作製したTFTの伝達特性を測定した。その結果を図7に示す。図7に示す通り、実施例1と同様に伝達特性は良好であった。
次に、実施例1と同様の条件及び方法で、本比較例で作製したTFTのストレス試験を実施した。その結果を図9に示す。図9(a)は対数プロットで表した場合、図9(b)は線形プロットで表した場合をそれぞれ示す。図9に示す通り、サブスレッショルド領域では伝達特性が負方向にシフトしているのに対し、オン領域では伝達特性が正方向にシフトしている。このことから、伝達特性におけるサブスレッショルド領域の形状が変化してしまっていることが明らかである。
また、図10より、本比較例で作製したTFT(前記最短距離d=0)ではΔVth−ΔVonが大きい。よって、本比較例の構造ではΔVth−ΔVonを低減する効果が得られないことが分かる。
10:基板、11:ゲート電極層、12:ゲート絶縁層、13:酸化物半導体層、13a:酸化物半導体層のチャネル領域、13b:酸化物半導体のソース領域、13c:酸化物半導体のドレイン領域、14:チャネル保護層、15:保護層、16:コンタクトホール、17:ソース配線層、18:ドレイン配線層

Claims (5)

  1. 基板の上に、
    ゲート電極層と、
    ゲート絶縁層と、
    チャネル領域、ソース領域及びドレイン領域が同一の層で形成され、かつ該ソース領域と該ドレイン領域が該チャネル領域を介して設けられた酸化物半導体層と、
    がこの順で積層されて形成され、
    前記ソース領域及び前記ドレイン領域の各々における、幅方向の端部の、前記チャネル領域に近い側の隅部から少なくとも一部の領域が、該端部と同じ側の前記チャネル領域の端部よりも内側に位置していることを特徴とするボトムゲート型薄膜トランジスタ。
  2. 前記ソース領域及び前記ドレイン領域の各々における、幅方向の端部の、前記領域と、該端部と同じ側の前記チャネル領域の端部と、の最短距離が2.5μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のボトムゲート型薄膜トランジスタ。
  3. 前記酸化物半導体層はIn、Ga、Zn、Snの少なくとも1種類の元素を含むアモルファス酸化物半導体からなることを特徴とする請求項1又は2に記載のボトムゲート型薄膜トランジスタ。
  4. 前記チャネル領域の上に、酸素を含む絶縁層からなるチャネル保護層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のボトムゲート型薄膜トランジスタ。
  5. 前記ソース領域の上及び前記ドレイン領域の上に、水素を含む絶縁層が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のボトムゲート型薄膜トランジスタ。
JP2010177163A 2010-08-06 2010-08-06 ボトムゲート型薄膜トランジスタ Pending JP2012038891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010177163A JP2012038891A (ja) 2010-08-06 2010-08-06 ボトムゲート型薄膜トランジスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010177163A JP2012038891A (ja) 2010-08-06 2010-08-06 ボトムゲート型薄膜トランジスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012038891A true JP2012038891A (ja) 2012-02-23
JP2012038891A5 JP2012038891A5 (ja) 2013-11-14

Family

ID=45850572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010177163A Pending JP2012038891A (ja) 2010-08-06 2010-08-06 ボトムゲート型薄膜トランジスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012038891A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013105473A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 シャープ株式会社 半導体装置、表示装置および半導体装置の製造方法
WO2014061638A1 (ja) * 2012-10-19 2014-04-24 株式会社神戸製鋼所 薄膜トランジスタ
JP2014175463A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Fujifilm Corp 薄膜トランジスタを備えた半導体装置の製造方法
JP2014199905A (ja) * 2012-10-17 2014-10-23 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置および半導体装置の作製方法
JP2018037683A (ja) * 2012-08-31 2018-03-08 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2019012837A (ja) * 2012-04-06 2019-01-24 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
JP2019024098A (ja) * 2013-05-16 2019-02-14 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2020027862A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置及びその製造方法
JP2022107807A (ja) * 2016-12-02 2022-07-22 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10242474A (ja) * 1997-02-21 1998-09-11 Sony Corp 薄膜半導体装置
WO2009075281A1 (ja) * 2007-12-13 2009-06-18 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 酸化物半導体を用いた電界効果型トランジスタ及びその製造方法
JP2009150446A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Toyota Motor Corp 自動変速機の制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2009272427A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Canon Inc 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP2010073894A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Sony Corp 薄膜トランジスタおよびその製造方法
US20100117086A1 (en) * 2008-11-07 2010-05-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the semiconductor device
JP2010165961A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Videocon Global Ltd 薄膜トランジスタ、表示装置及びこれらの製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10242474A (ja) * 1997-02-21 1998-09-11 Sony Corp 薄膜半導体装置
WO2009075281A1 (ja) * 2007-12-13 2009-06-18 Idemitsu Kosan Co., Ltd. 酸化物半導体を用いた電界効果型トランジスタ及びその製造方法
JP2009150446A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Toyota Motor Corp 自動変速機の制御装置、制御方法、その方法を実現させるプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP2009272427A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Canon Inc 薄膜トランジスタ及びその製造方法
JP2010073894A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Sony Corp 薄膜トランジスタおよびその製造方法
US20100117086A1 (en) * 2008-11-07 2010-05-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the semiconductor device
JP2010165961A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Videocon Global Ltd 薄膜トランジスタ、表示装置及びこれらの製造方法

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013105473A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 シャープ株式会社 半導体装置、表示装置および半導体装置の製造方法
US12414334B2 (en) 2012-04-06 2025-09-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Insulating film, method for manufacturing semiconductor device, and semiconductor device
US11437523B2 (en) 2012-04-06 2022-09-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Insulating film, method for manufacturing semiconductor device, and semiconductor device
US10741694B2 (en) 2012-04-06 2020-08-11 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Insulating film, method for manufacturing semiconductor device, and semiconductor device
JP2019012837A (ja) * 2012-04-06 2019-01-24 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
JP2018037683A (ja) * 2012-08-31 2018-03-08 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2014199905A (ja) * 2012-10-17 2014-10-23 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置および半導体装置の作製方法
US9508856B2 (en) 2012-10-19 2016-11-29 Kobe Steel, Ltd. Thin film transistor
KR101775801B1 (ko) * 2012-10-19 2017-09-07 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 박막 트랜지스터
CN104756257A (zh) * 2012-10-19 2015-07-01 株式会社神户制钢所 薄膜晶体管
JP2014086445A (ja) * 2012-10-19 2014-05-12 Kobe Steel Ltd 薄膜トランジスタ
WO2014061638A1 (ja) * 2012-10-19 2014-04-24 株式会社神戸製鋼所 薄膜トランジスタ
JP2014175463A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Fujifilm Corp 薄膜トランジスタを備えた半導体装置の製造方法
JP2019024098A (ja) * 2013-05-16 2019-02-14 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2022107807A (ja) * 2016-12-02 2022-07-22 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2020027862A (ja) * 2018-08-10 2020-02-20 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8344373B2 (en) Thin film transistor
TWI406418B (zh) 薄膜電晶體及其製造方法
US8624240B2 (en) Top gate thin film transistor and display apparatus including the same
JP2012038891A (ja) ボトムゲート型薄膜トランジスタ
KR101847355B1 (ko) 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법과 디스플레이 장치
JP5015471B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製法
US10050150B2 (en) Thin-film transistor, method of fabricating thin-film transistor, and display device
JP2011091110A (ja) 酸化物半導体素子を用いた回路及びその製造方法、並びに表示装置
JPWO2016056204A1 (ja) 薄膜トランジスタ基板、薄膜トランジスタ基板の製造方法、及び、表示パネル
CN101335302A (zh) 薄膜晶体管和有机发光二极管显示器及它们的制造方法
CN103038887A (zh) 薄膜半导体器件及薄膜半导体器件的制造方法
JP2012104566A (ja) 薄膜トランジスタ回路基板及びその製造方法
JP2012028481A (ja) 電界効果型トランジスタ及びその製造方法
JP7632096B2 (ja) 薄膜トランジスタ、および薄膜トランジスタの製造方法
JP6331052B2 (ja) 薄膜トランジスタ、薄膜トランジスタの製造方法及び有機el表示装置
JP2010067648A (ja) 薄膜電界効果型トランジスタ及びその製造方法
JP2011258804A (ja) 電界効果型トランジスタ及びその製造方法
JP2007123702A (ja) 薄膜トランジスタとその製造方法
JP5814712B2 (ja) 薄膜デバイスの製造方法
JP2007123699A (ja) 薄膜トランジスタとその製造方法
JP6209918B2 (ja) 薄膜トランジスタ、及び薄膜トランジスタの製造方法
JP2011119518A (ja) 薄膜トランジスタ
JP2018137424A (ja) 薄膜トランジスタ、薄膜デバイスおよび薄膜トランジスタの製造方法
JP6264015B2 (ja) 薄膜トランジスタ及び薄膜トランジスタの製造方法
JP7625671B1 (ja) 酸化物半導体薄膜、薄膜トランジスタおよびスパッタリングターゲット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130806

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140916

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141111