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JP2011085028A - V型エンジンの潤滑油通路構造 - Google Patents

V型エンジンの潤滑油通路構造 Download PDF

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JP2011085028A
JP2011085028A JP2009236453A JP2009236453A JP2011085028A JP 2011085028 A JP2011085028 A JP 2011085028A JP 2009236453 A JP2009236453 A JP 2009236453A JP 2009236453 A JP2009236453 A JP 2009236453A JP 2011085028 A JP2011085028 A JP 2011085028A
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lubricating oil
oil passage
crankshaft
engine
passage
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Ikuo Yamada
郁夫 山田
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

【課題】クランクシャフト周囲の潤滑油通路を圧力損失の少ない効率的な経路で構成し、かつクランクシャフトのジャーナル部に多方向から潤滑油を供給可能なV型エンジンの潤滑油通路構造を提案する。
【解決手段】V型エンジンの潤滑油通路構造は、クランクシャフト41内に形成されクランクシャフト41の一方の軸端に開口107を有しクランクピン82、84に潤滑油を供給するクランクシャフト潤滑油通路103と、クランクシャフト41の回転軸Cに対し略平行に延在させて形成されジャーナル部71、72、73に潤滑油を供給する上部潤滑油通路104と、クランクシャフト41の回転軸Cに対し略平行に延在させて形成され上部潤滑油通路104とともにクランクシャフト41を挟むように対向させて配置されジャーナル部71、72、73に潤滑油を供給する下部潤滑油通路105と、を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、V型エンジンの潤滑油通路構造に関する。
従来から、V字をなす二つのバンク間の谷間の底部に潤滑油通路を備え、この潤滑油通路からクランクシャフトのジャーナル部に潤滑油を供給するV型エンジンの潤滑油通路構造が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特開2007−224859号公報 特開平6−299838号公報
従来のV型エンジンの潤滑油通路構造は、オイルポンプによってクランクケースの下部に設けられたオイルパンから潤滑油を吸い込み、バンク間の谷間の底部に設けられた潤滑油通路を通じてクランクシャフトのジャーナル部に潤滑油を供給する。
ここで一般に、クランクケースは、クランクシャフトの回転軸に沿う分割面で2分割に構成される(例えば、シリンダ側の第一クランクケースと、その他側の第二クランクケースと、から構成される。)。
この分割された部材(第一クランクケースおよび第二クランクケース)を結合するための締結部材が必要なため、従来のV型エンジンの潤滑油通路構造は、オイルポンプからバンク間の谷間の底部に設けられた潤滑油通路へ潤滑油を導く潤滑油通路を大きく迂回させている(例えば、特許文献1参照)。
他方、引用文献2に記載のV型エンジンの潤滑油通路構造は、クランクシャフトの両端部から各バンクに対応させたクランクピンに潤滑油を導くため、クランクシャフトの両軸端に潤滑油を導く。そして、引用文献2に記載のV型エンジンの潤滑油通路構造は、クランクシャフトの両軸端から連続させてバンク間の谷間の底部に設けられた潤滑油通路へ潤滑油を導き、クランクシャフトのジャーナル部に潤滑油を供給する。
ここで、引用文献2に記載のV型エンジンは、その側面にクランクシャフトの回転を動弁装置に伝達させるギヤトレイン機構を備える。このギヤトレイン機構の中間ギヤは、バンク間の底部の側方に配置される。この中間ギヤのギヤ軸を回避するため、引用文献2に記載のV型エンジンの潤滑油通路構造は、クランクシャフトの軸端からバンク間の谷間の底部に設けられた潤滑油通路へ潤滑油を導く潤滑油通路を迂回させる必要がある。
このような従来のV型エンジンの潤滑油通路構造における潤滑油通路の迂回は、その圧力損失を増大させる。
また、従来のV型エンジンの潤滑油通路構造は、クランクシャフトのジャーナル部へ一方向(バンク間の谷間の底部に設けられた潤滑油通路)からのみ潤滑油を供給する。このため、ジャーナル部に設けられるすべり軸受は、その摺動面の全周に潤滑油を供給可能な油溝を必要とする。
そこで、本発明は、クランクシャフト周囲の潤滑油通路を圧力損失の少ない効率的な経路で構成し、かつクランクシャフトのジャーナル部に多方向から潤滑油を供給可能なV型エンジンの潤滑油通路構造を提案する。
前記の課題を解決するため本発明に係るV型エンジンの潤滑油通路構造は、クランクシャフト内に形成され前記クランクシャフトの一方の軸端に開口を有しクランクピンに潤滑油を供給する第一潤滑油通路と、前記クランクシャフトの回転軸に対し略平行に延在させて形成され前記クランクシャフトのジャーナル部に潤滑油を供給する第二潤滑油通路と、前記クランクシャフトの回転軸に対し略平行に延在させて形成され前記第二潤滑油通路とともに前記クランクシャフトを挟むように対向させて配置され前記ジャーナル部に潤滑油を供給する第三潤滑油通路と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、クランクシャフト周囲の潤滑油通路を圧力損失の少ない効率的な経路で構成し、かつクランクシャフトのジャーナル部に多方向から潤滑油を供給可能なV型エンジンの潤滑油通路構造を提供できる。
本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を搭載した自動二輪車を示した左側面図。 本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した右側面図。 本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した断面図。 本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した左側面図。 本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した断面図。 本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した断面図。 本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した断面図。
以下、本発明に係るV型エンジンの潤滑油通路構造の実施の形態について、図1から図7を参照して説明する。なお、以下の説明における上下前後左右の向きは、自動二輪車1における向きと同一とする。
図1は、本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を搭載した自動二輪車を示した左側面図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、骨組みを構成する車体フレーム2を備える。
車体フレーム2は、例えばツインチューブ型のものである。車体フレーム2は、前側に設置されるヘッドパイプ4と、ヘッドパイプ4の直後で車幅方向に拡開され後側斜め下方に延出された左右一対のメインフレーム5と、メインフレーム5の後端部に一体に形成され略下方に向かって延出された左右一対のセンターフレーム6と、メインフレーム5の後端から斜め後上方に延出された左右一対のシートレール8と、を備える。
ヘッドパイプ4は、車体フレーム2の前側に配置されたステアリング機構11を軸支する。センターフレーム6は、後方下部にピボット部12を備える。ピボット部12は、車体フレーム2の後側に配置された後輪懸架装置13を軸支する。
ステアリング機構11は、車体フレーム2に対し左右方向に回動自在に軸支される。ステアリング機構11は、ヘッドパイプ4に回動自在に軸支されたステアリングヘッド(図示省略)と、ステアリングヘッドに設けられた左右一対のフロントフォーク15と、フロントフォーク15の下部に軸支された前輪16と、フロントフォーク15に設けられ前輪16の上部を覆うフロントフェンダ17と、ステアリングヘッドの上方に設けられたハンドルバー18と、を備える。ステアリング機構11は、ハンドルバー18に加わる操舵によって前輪16を左右に回動させる。
後輪懸架装置13は、車体フレーム2に対し上下方向に揺動自在に軸支される。後輪懸架装置13は、ピボット軸21に枢着された前端を有するスイングアーム22と、スイングアーム22の後端に軸支された後輪23と、スイングアーム22を車体フレーム2に弾性的に支持させるサスペンション(図示省略)と、を備える。
また、自動二輪車1は、メインフレーム5の下方に搭載されたエンジン26を備える。
エンジン26は、前方に配置された第一バンク28と、後方に配置された第二バンク29とがV字をなすV型エンジンである。エンジン26の吸気側は、スロットルバルブ(図示省略)を備えたスロットルボディ(図示省略)に接続され、他方、エンジン26の排気側は、排気管31に接続される。排気管31は、エンジン26の右側方を回り込んで車体フレーム2の後方に延設される。排気管31の後端は、排気マフラー32に連結される。エンジン26の動力は、ドライブスプロケット(図示省略)と、チェーン33と、ドリブンスプロケット34とを順次に介して後輪23に伝達される。
さらに、自動二輪車1は、エンジン26の上方に配置された燃料タンク35と、燃料タンク35の後方に配置されたライダー用の着座シート36と、着座シート36の下部および後部の周囲を覆う後部フレームカバー37と、着座シート36の後部から車体フレーム2後方へ向かって延設され後輪23の上部を覆うリヤフェンダ38と、を備える。
さらにまた、自動二輪車1は車体の少なくとも一部、具体的には車体の前部から中央下部にかけて流線形のカウリング39で覆われる。カウリング39は、自動二輪車1の走行中の空気抵抗を低減させるとともに、走行風圧からライダーを保護する。
図2は、本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した右側面図である。
図2に示すように、エンジン26は、水冷四ストロークV型四気筒エンジンである。エンジン26は、自動二輪車1の原動機としてそのクランクシャフト41の回転軸Cを車両進行方向に直交させて(すなわち、車幅方向に沿わせて)車体フレーム2に搭載される。
エンジン26は、クランクシャフト41が軸支されたクランクケース42と、クランクケース42の前上部から斜め前上方に向かって立設された第一バンク28と、第一バンク28の直ぐ後部から斜め後上方に向かって立設された第二バンク29と、クランクケース42の下部に設けられたオイルパン43と、クランクケース42の前下部に設けられたオイルフィルタ44と、を備える。
第一バンク28および第二バンク29は、それぞれクランクケース42に一体に設けられたシリンダ本体46と、シリンダ本体46の上端に設けられたシリンダヘッド47と、シリンダヘッド47の上端に設けられたヘッドカバー48と、を備える。
また、エンジン26は、クランクケース42の前半部に回転自在に収容されたクランクシャフト41と、クランクケース42の後半部に収容されたクラッチ(図示省略)および変速機(図示省略)と、を備える。
クラッチは、クランクシャフト41と変速機との動力伝達を断続させる。
変速機は、クランクシャフト41の回転軸Cと平行な回転軸を有するカウンタシャフト51およびドライブシャフト(図示省略)を備える。
図3は、本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した断面図である。なお、図3は、図6のIII−III線に沿う断面図である。
図3に示すように、エンジン26は、各バンク28、29のシリンダヘッド47およびヘッドカバー48に収容された動弁装置(図示省略)と、クランクシャフト41から各バンク28、29の動弁装置に駆動力を伝達させるギヤトレイン装置52と、を備える。
動弁装置は、例えば、ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト式(DOHC:Double OverHead Camshaft)の動弁装置であり、吸気側および排気側にそれぞれ独立させてカムシャフト54を備える。カムシャフト54は、ギヤトレイン装置52を介してクランクシャフト41に連係駆動し吸気バルブ(図示省略)および排気バルブ(図示省略)を開閉させる。
ギヤトレイン装置52は、エンジン26の一方側の側面(ここでは自動二輪車1の右側に位置する側面)に配置され各バンク28、29およびクランクケース42に渡って形成されたギヤトレイン室55に収容される。ギヤトレイン室55は、動弁機構に供給された潤滑油の戻り通路としても機能する。
また、ギヤトレイン装置52は、クランクシャフト41と一体に回転されるカムドライブギヤ56と、カムドライブギヤ56から伝達された駆動力を第一バンク28と第二バンク29とに振り分けるセカンドギヤ57(中間ギヤ)と、各バンク28、29に設けられセカンドギヤ57に従動されるサードギヤ58と、各バンク28、29に設けられサードギヤ58に従動されるフォースギヤ59と、それぞれのカムシャフト54に一体に設けられフォースギヤ59に従動されるカムドリブンギヤ61と、を備える。
図4は、本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した左側面図である。
図4に示すように、エンジン26は、各バンク28、29の谷間の近傍に冷却水を循環させるウォータポンプ63を備える。
ウォータポンプ63は、エンジン26に形成されたウォータージャケット(図示省略)内に冷却水を循環させる。
図5は、本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した断面図である。なお、図5は、図6のV−V線に沿う断面図である。
図5に示すように、エンジン26は、クランクケース42に収容されクランクシャフト41に連携駆動されるバランサ装置(図示省略)を備える。
バランサ装置は、エンジン26運転時の振動を抑制するとともに、各気筒間で異なる燃焼タイミングに対し逆位相の反力を発生させてクランクシャフト41の捻りモーメントを打ち消すモーメントバランサとしても機能する。
また、バランサ装置は、クランクケース42に軸支されクランクシャフト41の回転軸Cに対し平行な回転軸を有するバランサシャフト64と、バランサシャフト64と一体に回転されるバランサドリブンギヤ65と、を備える。バランサドリブンギヤ65は、クランクシャフト41と一体に回転されるドライブギヤ66に噛み合わされ、バランサ装置をクランクシャフト41に連携駆動させる。
クランクシャフト41のドライブギヤ66は、バランサドリブンギヤ65の他に減速ギヤ67に噛み合わされる。減速ギヤ67は、ウォータポンプ63を駆動させるウォータポンプドリブンギヤ68に噛み合わされる。減速ギヤ67およびウォータポンプドリブンギヤ68は、クランクケース42に軸支されクランクシャフト41の回転軸Cに対し平行な回転軸を有する。
図6は、本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した断面図である。なお、図6は、クランクシャフト41の回転軸に沿う断面図である。
図6に示すように、エンジン26のクランクシャフト41は、カムドライブギヤ56が設けられた一方側(ここでは自動二輪車1の右側)の端部の近傍に位置された第一ジャーナル部71と、クランクシャフト41の回転軸方向における略中央部に位置された第二ジャーナル部72と、ドライブギヤ66が設けられた他方側(ここでは自動二輪車1の左側)の端部の近傍に位置された第三ジャーナル部73と、を有する。
第一ジャーナル部71は、すべり軸受である第一メタルベアリング74を介し、クランクケース42に形成された第一軸受部77に軸支される。第二ジャーナル部72および第三ジャーナル部73も同様に、第二メタルベアリング75および第三メタルベアリング76を介し、第二軸受部78および第三軸受部79に軸支される。
第一ジャーナル部71と第二ジャーナル部72との間には、一対のクランクウェブ81a、81bを介して第一クランクピン82が支持される。また、第二ジャーナル部72と第三ジャーナル部73との間には、一対のクランクウェブ83a、83bを介して第二クランクピン84が支持される。
また、エンジン26は、クランクシャフト41の一方側(ここでは自動二輪車1の右側)の端部に、第一ジャーナル部71に隣接させて設けられたプライマリドライブギヤ86と、プライマリドライブギヤ86に隣接させて設けられたカムドライブギヤ56と、を備える。プライマリドライブギヤ86およびカムドライブギヤ56は、クランクシャフト41の回転軸Cと同軸の回転軸を有する。
そして、クランクシャフト41は、一方側(ここでは自動二輪車1の右側)の端部にプライマリドライブギヤ86およびカムドライブギヤ56を螺着自在に固定する締結部材87を備える。締結部材87は、クランクシャフト41の一方側(ここでは自動二輪車1の右側)の自由端を構成する円筒突出部88を備える。
さらに、エンジン26は、クランクシャフト41の他方側(ここでは自動二輪車1の左側)の端部に、第三ジャーナル部73に隣接させて設けられたドライブギヤ66を備える。ドライブギヤ66は、クランクシャフト41の回転軸Cと同軸の回転軸を有する。
そして、クランクシャフト41は、他方側(ここでは自動二輪車1の左側)の端部にドライブギヤ66を螺着自在に固定する締結部材89を備える。
さらにまた、エンジン26は、クランクケース42の一方側(ここでは自動二輪車1の右側)に、ギヤトレイン室55を覆うエンジンカバー91を備える。
エンジンカバー91は、クランクシャフト41の一方側(ここでは自動二輪車1の右側)の自由端、すなわち締結部材87の円筒突出部88を軸支する軸受92を保持したカップ状の軸受保持部93を備える。
また、エンジンカバー91は、クランクケース42とともにギヤシャフト94を保持する。ギヤシャフト94は、カムドライブギヤ56に噛み合わされたギヤトレイン装置52のセカンドギヤ57を軸支する。
図7は、本発明の実施形態に係るV型エンジンの潤滑油通路構造を備えたエンジンを示した断面図である。なお、図7は、図6のVII−VII線に沿う断面図である。
図7に示すように、エンジン26は、クランクケース42の下部に、潤滑油を圧送するオイルポンプ96を備える。
オイルポンプ96は、カウンタシャフト51に固定されたポンプドライブスプロケット(図示省略)等を介しクランクシャフト41の回転駆動にともなって作動する。オイルポンプ96の吸込室96aは、オイルパン43に向けて延出されたオイルストレーナ98に連通される。オイルポンプ96の吐出室96bは、吐出通路99を介してオイルフィルタ44に連通される。
エンジン26運転時は、クランクシャフト41およびカウンタシャフト51を介してオイルポンプ96が作動する。そうすると、オイルポンプ96は、オイルストレーナ98を介してオイルパン43に貯留された潤滑油を吸い込み、吐出通路99を介してオイルフィルタ44内に吐出する。オイルフィルタ44を通過した潤滑油は、エンジン26に形成された潤滑油通路101(潤滑油通路構造)を通って各給油箇所に圧送される。各給油箇所に供給された潤滑油は、自然滴下等によりオイルパン43内に戻り、再びオイルポンプ96によって圧送されエンジン26内を循環する。
ここで、図6および図7に示すように、エンジン26の潤滑油通路101は、クランクシャフト41内に形成されたクランクシャフト潤滑油通路103(第一潤滑油通路)と、クランクシャフト41の回転軸Cに対し略平行に延在させて形成された上部潤滑油通路104(第二潤滑油通路)および下部潤滑油通路105(第三潤滑油通路)と、を備える。
クランクシャフト潤滑油通路103は、第一クランクピン82および第二クランクピン84に潤滑油を供給する。
また、クランクシャフト潤滑油通路103は、クランクシャフト41の一方側(ここでは自動二輪車1の右側)の軸端に開口107を有し、クランクシャフト41の回転軸Cに沿う中央潤滑油通路108と、第一クランクピン82に回転軸Cに対して斜めに形成され中央潤滑油通路108に連通された第一傾斜潤滑油通路109と、第一クランクピン82に回転軸Cに対して斜めに形成され第一傾斜潤滑油通路109に連通された第二傾斜潤滑油通路111と、第二クランクピン84に回転軸Cに対して斜めに形成され第二傾斜潤滑油通路111に連通された第三傾斜潤滑油通路112と、第二クランクピン84に回転軸Cに対して斜めに形成され第三傾斜潤滑油通路112に連通された第四傾斜潤滑油通路113と、を備える。
中央潤滑油通路108は、締結部材87を貫通しクランクウェブ81aの近傍まで形成される。
第一傾斜潤滑油通路109は、クランクウェブ81bの第二ジャーナル部72側かつ第一クランクピン82の近傍から、第一ジャーナル部71かつ中央潤滑油通路108に至るまで形成される。
第二傾斜潤滑油通路111は、クランクウェブ81aの第一ジャーナル部71側かつ第一クランクピン82の近傍から、第二ジャーナル部72かつ第三傾斜潤滑油通路112に至るまで形成される。
第一傾斜潤滑油通路109および第二傾斜潤滑油通路111は、第一クランクピン82の外周面に連通された油孔114を備える。油孔114から流出した潤滑油は、第一クランクピン82とコンロッドの大端部(図示省略)との摺接面を潤滑する。
第三傾斜潤滑油通路112は、クランクウェブ83bの第三ジャーナル部73側かつ第二クランクピン84の近傍から、第二ジャーナル部72かつ第二傾斜潤滑油通路111に至るまで形成される。
第四傾斜潤滑油通路113は、クランクウェブ83aの第二ジャーナル部72側かつ第二クランクピン84の近傍から、第三ジャーナル部73に至るまで形成されクランクシャフト潤滑油通路103を終端する。
第三傾斜潤滑油通路112および第四傾斜潤滑油通路113は、第二クランクピン84の外周面に連通された油孔115を備える。油孔115から流出した潤滑油は、第二クランクピン84とコンロッドの大端部(図示省略)との摺接面を潤滑する。
上部潤滑油通路104および下部潤滑油通路105は、クランクシャフト41のジャーナル部71、72、73に潤滑油を供給する。また、上部潤滑油通路104および下部潤滑油通路105は、クランクシャフト41と概ね同等の長さを有し車両の幅方向に延在させて形成される。
上部潤滑油通路104は、クランクシャフト潤滑油通路103と同様にクランクケース42の一方側(ここでは自動二輪車1の右側)に開口104aを有する。また、上部潤滑油通路104は、バンク28、29間の谷間の底部に配置される。
さらに、上部潤滑油通路104は、セカンドギヤ57を軸支するギヤシャフト94内に形成されたギヤ軸側潤滑油通路116(第五潤滑油通路)と、ギヤ軸側潤滑油通路116に連続させてクランクケース42に形成されたクランクケース側潤滑油通路117と、を備える。
さらにまた、上部潤滑油通路104は、各バンク28、29に潤滑油を案内し、変速機に潤滑油を供給する潤滑油通路(図示省略)や、ピストン(図示省略)の周囲に潤滑油を供給するピストンジェット(図示省略)および動弁装置に潤滑油を供給する潤滑油通路(図示省略)に連通される。
他方、下部潤滑油通路105は、クランクケース42に形成され、クランクシャフト潤滑油通路103と同様にクランクケース42の一方側(ここでは自動二輪車1の右側)に開口105aを有する。また、下部潤滑油通路105は、上部潤滑油通路104とともにクランクシャフト41を挟むように対向させてクランクケース42の下方に配置される。下部潤滑油通路105の中央部分には、オイルフィルタ44から潤滑油が導入される潤滑油導入通路118が連通される。
また、潤滑油通路101は、クランクケース42の一方側(ここでは自動二輪車1の右側)に取付けられたエンジンカバー91にクランクシャフト潤滑油通路103と上部潤滑油通路104と下部潤滑油通路105とを連通させる直線状の潤滑油連絡通路121(第四潤滑油通路)を備える。
潤滑油連絡通路121は、それぞれの開口107、104a、105aを介して各潤滑油通路103、104、105に連通される。
なお、潤滑油通路101は、ウォータポンプ63が両バンク28、29の中央付近に配置されない場合は、潤滑油連絡通路121をクランクケース42の他方側(ここでは自動二輪車1の左側)に取付けられたエンジンカバーに設けても良い。
さらに、潤滑油通路101は、クランクシャフト41の回転軸Cに対し略径方向(略直交方向)に延在させてクランクケース42に形成された上部軸受潤滑油通路122(第六潤滑油通路)と、クランクシャフト41の回転軸Cに対し略径方向(略直交方向)に延在させてクランクケース42に形成され、かつ回転軸C回りに見て上部軸受潤滑油通路122の略逆位相に配置された下部軸受潤滑油通路123(第七潤滑油通路)と、を備える。
上部軸受潤滑油通路122は、上部潤滑油通路104からそれぞれのジャーナル部71、72、73に潤滑油を供給する。
下部軸受潤滑油通路123は、下部潤滑油通路105からそれぞれのジャーナル部71、72、73に潤滑油を供給する。
このように構成された潤滑油通路101は、エンジン26の運転にともなってオイルポンプ96が作動すると、潤滑油導入通路118から下部潤滑油通路105へオイルフィルタ44を通過した潤滑油を案内する。
次に、潤滑油通路101は、下部潤滑油通路105へ案内された潤滑油を下部軸受潤滑油通路123からジャーナル部71、72、73に供給するとともに、エンジンカバー91の潤滑油連絡通路121に案内する。
次に、潤滑油通路101は、潤滑油連絡通路121へ案内された潤滑油をクランクシャフト潤滑油通路103および上部潤滑油通路104に案内する。
次に、潤滑油通路101は、クランクシャフト潤滑油通路103へ案内された潤滑油を第一クランクピン82および第二クランクピン84に供給する。
次に、潤滑油通路101は、上部潤滑油通路104へ案内された潤滑油を上部軸受潤滑油通路122からジャーナル部71、72、73に供給するとともに、変速機に潤滑油を供給する潤滑油通路や、ピストンジェットおよび動弁装置に潤滑油を供給する潤滑油通路に案内する。
本実施形態に係る潤滑油通路101は、潤滑油連絡通路121をエンジンカバー91に形成したことによって、クランクケース42の分割部分や、これら分割された部材を結合するための締結部材に拘束されることなく、圧力損失の小さい潤滑油通路を構成できる。
また、本実施形態に係る潤滑油通路101は、ギヤトレイン装置52のセカンドギヤ57を軸支するギヤシャフト94内に形成されたギヤ軸側潤滑油通路116によって、クランクシャフト潤滑油通路103と上部潤滑油通路104と下部潤滑油通路105とのそれぞれの開口107、94a、95aを略一直線に配置することが可能であり、潤滑油連絡通路121を迂回させることなく上部潤滑油通路104と下部潤滑油通路105とを連通できる。これにより、本実施形態に係る潤滑油通路101は、潤滑油供給時の抵抗を低減できるとともに、上部潤滑油通路104と下部潤滑油通路105の機械加工の精度と加工性を大幅に向上できる。
さらに、本実施形態に係る潤滑油通路101は、クランクシャフト41を挟むように対向させた上部潤滑油通路104と下部潤滑油通路105とからジャーナル部71、72、73に潤滑油を供給できる。これによって、エンジン26は、各メタルベアリング74、75、76に形成する油溝を簡素化できるので、メタルベアリング74、75、76の回転軸方向寸法を短くできるとともに、クランクシャフト41の回転軸方向長さを短縮し、剛性を向上できる。
したがって、本発明によれば、クランクシャフト41周囲の潤滑油通路を圧力損失の少ない効率的な経路で構成し、かつクランクシャフト41のジャーナル部71、72、73に多方向から潤滑油を供給できる。
1 自動二輪車
2 車体フレーム
4 ヘッドパイプ
5 メインフレーム
6 センターフレーム
8 シートレール
11 ステアリング機構
12 ピボット部
13 後輪懸架装置
15 フロントフォーク
16 前輪
17 フロントフェンダ
18 ハンドルバー
21 ピボット軸
22 スイングアーム
23 後輪
26 エンジン
28 第一バンク
29 第二バンク
31 排気管
32 排気マフラー
33 チェーン
34 ドリブンスプロケット
35 燃料タンク
36 着座シート
37 後部フレームカバー
38 リヤフェンダ
39 カウリング
41 クランクシャフト
42 クランクケース
43 オイルパン
44 オイルフィルタ
46 シリンダ本体
47 シリンダヘッド
48 ヘッドカバー
51 カウンタシャフト
52 ギヤトレイン装置
54 カムシャフト
55 ギヤトレイン室
56 カムドライブギヤ
57 セカンドギヤ
58 サードギヤ
59 フォースギヤ
61 カムドリブンギヤ
63 ウォータポンプ
64 バランサシャフト
65 バランサドリブンギヤ
66 ドライブギヤ
67 減速ギヤ
68 ウォータポンプドリブンギヤ
71 第一ジャーナル部
72 第二ジャーナル部
73 第三ジャーナル部
74 第一メタルベアリング
75 第二メタルベアリング
76 第三メタルベアリング
77 第一軸受部
78 第二軸受部
79 第三軸受部
81a、81b クランクウェブ
82 第一クランクピン
83a、83b クランクウェブ
84 第二クランクピン
86 プライマリドライブギヤ
87 締結部材
88 円筒突出部
89 締結部材
91 エンジンカバー
92 軸受
93 軸受保持部
94 ギヤシャフト
96 オイルポンプ
96a 吸込室
96b 吐出室
98 オイルストレーナ
99 吐出通路
101 潤滑油通路
103 クランクシャフト潤滑油通路
104 上部潤滑油通路
104a 開口
105 下部潤滑油通路
105a 開口
107 開口
108 中央潤滑油通路
109 第一傾斜潤滑油通路
111 第二傾斜潤滑油通路
112 第三傾斜潤滑油通路
113 第四傾斜潤滑油通路
114、115 油孔
116 ギヤ軸側潤滑油通路
117 クランクケース側潤滑油通路
118 潤滑油導入通路
121 潤滑油連絡通路
122 上部軸受潤滑油通路
123 下部軸受潤滑油通路

Claims (5)

  1. クランクシャフト内に形成され前記クランクシャフトの一方の軸端に開口を有しクランクピンに潤滑油を供給する第一潤滑油通路と、
    前記クランクシャフトの回転軸に対し略平行に延在させて形成され前記クランクシャフトのジャーナル部に潤滑油を供給する第二潤滑油通路と、
    前記クランクシャフトの回転軸に対し略平行に延在させて形成され前記第二潤滑油通路とともに前記クランクシャフトを挟むように対向させて配置され前記ジャーナル部に潤滑油を供給する第三潤滑油通路と、を備えたことを特徴とするV型エンジンの潤滑油通路構造。
  2. クランクケースの一方の側面に取付けられたエンジンカバーに前記第一潤滑油通路と前記第二潤滑油通路と前記第三潤滑油通路とを連通させる直線状の第四潤滑油通路を備えたことを特徴とする請求項1に記載のV型エンジンの潤滑油通路構造。
  3. バンク間の谷間の底部に前記第二潤滑油通路を配置したことを特徴とする請求項2に記載のV型エンジンの潤滑油通路構造。
  4. 前記第二潤滑油通路は、前記クランクシャフトから各バンクに設けられた動弁装置に駆動力を伝達させるギヤトレイン装置の中間ギヤを軸支するギヤ軸内に形成された第五潤滑油通路を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のV型エンジンの潤滑油通路構造。
  5. 前記クランクシャフトの回転軸に対し略径方向に延在させて形成され前記第二潤滑油通路から前記ジャーナル部に潤滑油を供給する第六潤滑油通路と、
    前記クランクシャフトの回転軸に対し略径方向に延在させて形成され前記クランクシャフトの回転軸回りに見て前記第六潤滑油通路の略逆位相に配置され前記第三潤滑油通路から前記ジャーナル部に潤滑油を供給する第七潤滑油通路と、を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のV型エンジンの潤滑油通路構造。
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EP3015355A1 (en) * 2014-10-31 2016-05-04 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Engine and motorcycle including the same

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