以下、本発明の第1実施形態に係る表示装置について、図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る表示装置は、マトリクス状に配置された複数の表示画素PXからなる表示部DYPを備えた液晶表示パネル10を有する液晶表示装置である。
液晶表示パネル10は、アレイ基板12と、アレイ基板12に対向して配置された対向基板14と、アレイ基板12と対向基板14との間に挟持された液晶層5とを有している。アレイ基板12は、表示画素PXのそれぞれに配置された画素電極8を有している。対向基板14は、複数の画素電極8に対向するように配置された対向電極9を有している。
液晶表示パネルの表示部DYPには、表示画素PXの配列する行に沿って配置された複数の走査線G(G1、G2、G3…)と、表示画素PXの配列する列に沿って配置された複数の信号線S(S1、S2、S3…)とが配置されている。
各表示画素PXの、走査線Gと信号線Sとが交差する位置近傍には、信号線Sと画素電極8との間の接続を切り替える画素スイッチ7が配置されている。画素スイッチ7は、スイッチング素子として例えば薄膜トランジスタを有している。
画素スイッチ7のゲート電極7Gは、対応する走査線Gに電気的に接続されている(若しくは一体に形成されている)。画素スイッチ7のソース電極7Sは、対応する信号線Sに電気的に接続されている(若しくは一体に形成されている)。画素スイッチ7のドレイン電極7Dは、画素電極8に電気的に接続されている(若しくは一体に形成されている)。
画素スイッチ7のゲート電極7Gに所定のオン電圧が印加されると、ソース−ドレインパスが導通し、対応する信号線Sに印加された電圧信号が、画素電極8に供給される。対向電極9には、対向電極駆動回路(図示せず)により対向電圧が供給される。画素電極8に供給される電圧と対向電極9に供給される対向電圧との電位差により、液晶層5に含まれる液晶分子(図示せず)の配向状態が制御される。
アレイ基板12の端部には、表示画素PXの駆動用ICが搭載された駆動基板22、32が接続されている。駆動基板22、32は、例えばTAB基板(COF(Chip On Film)、TCP(Tape Carrier Package)等)であって、フィルム上にICチップやLSIが搭載されたフレキシブル基板である。
駆動基板22には、走査線Gを順次駆動するゲートドライバGDが搭載されている。駆動基板32には、信号線Sを駆動するソースドライバSDが搭載されている。駆動基板22の液晶表示パネル10と反対側の端部には、ゲートドライバGDの制御信号および電源信号を供給する回路基板20が接続されている。駆動基板32の液晶表示パネル10の反対側の端部には、ソースドライバSDの制御信号および電源信号を供給する回路基板30が接続されている。
図2に示すように、駆動基板22は、アレイ基板12に接続された第1接続領域CN1と、回路基板20に接続された第2接続領域CN2とを有している。第1接続領域CN1は、異方性導電膜(ACF:Anisotropic Conductive Film)を介して、アレイ基板12に電気的に接続されている。第2接続領域CN2は、異方性導電膜を介して回路基板20に電気的に接続されている。
第1接続領域CN1と第2接続領域CN2とは、それぞれ複数の接続ピンを有している。本実施形態に係る液晶表示装置では、第2接続領域CN2の接続ピンが並ぶ方向D1における中央部A1に配置された接続ピン(第2ピン)には、ゲートドライバGDに供給される制御信号あるいは電源信号が供給される配線GSに接続されている。第2接続領域CN2の方向D1における端部A2に配置された接続ピン(第4ピン)には、回路基板20のアース配線GNDが接続されている。
第1接続領域CN1の方向D1における中央部A1に配置された接続ピン(第1ピン)には、ゲートドライバGDからの出力信号が供給される配線と、電源信号が供給される配線とが接続されている。第1接続領域CN1の方向D1における端部A2に配置された接続ピン(第3ピン)には、アレイ基板12のアース配線GNDが接続されている。
さらに、駆動基板22は、第2接続領域の接続ピンのうちの回路基板20のアース配線GNDに接続された接続ピン(第4ピン)と、第1接続領域の接続ピンのうちのアレイ基板12のアース配線GNDに接続された接続ピン(第3ピン)とを接続するダミー配線WDを有している。
なお、図2に示す場合では、第1接続領域CN1の端部A2に配置された接続ピン(第3ピン)、および、第2接続領域CN2の方向D1の端部A2に配置された接続ピン(第4ピン)は、アース配線GNDに接続されているが、これらの接続ピンがフローティング配線に接続されるようにしても良い。
すなわち、駆動基板22の第1接続領域CN1および第2接続領域CN2の接続ピンのうち、ゲートドライバGDの制御信号または電源信号の供給に使用されない接続ピンは、アース配線GNDおよびダミー配線WDによって接続されている。
このことによって、ゲートドライバGDの制御信号または電源信号の供給に使用される接続ピンと、ゲートドライバGDの制御信号または電源信号の供給に使用されない接続ピンとの、放熱性が略等しくなる。したがって、第1接続領域CN1および第2接続領域CN2が加熱された場合に、部分的に放熱性が高い部分や放熱性が低い部分が生じることを回避することができる。
例えば、上記のような駆動基板22をアレイ基板12に接続する場合、駆動基板22の第1接続領域CN1あるいはアレイ基板12の接続領域に、異方性導電膜を貼り付ける。次に、第1接続領域CN1の接続ピンとアレイ基板12の接続領域の接続ピンとを位置合わせする。駆動基板22の第1接続領域CN1とアレイ基板12の接続領域とが位置合わせされた状態で、接続部分を所定の温度で加熱するとともに、アレイ基板12の厚さ方向に加圧して、駆動基板22をアレイ基板12に圧着させる。
本実施形態に係る表示装置では、上述のように、駆動基板22のゲートドライバGDの制御信号または電源信号の供給に使用される接続ピンと、ゲートドライバGDの制御信号または電源信号の供給に使用されない接続ピンとの、放熱性が略等しくなるように構成されているため、駆動基板22の圧着工程において駆動基板22の第1接続領域CN1および第2接続領域CN2が加熱された場合であっても、方向D1における中央部A1と端部A2とで接続ピンの放熱性が異なることが無くなる。
すなわち、本実施形態に係る表示装置によれば、圧着部材の浮きや剥がれを防止し、実装不良による製造歩留まりの低下を改善する表示装置を提供することができる。
なお、上記の説明では、駆動基板22について説明したが、駆動基板32についても同様に、ソースドライバSDの制御信号または電源信号の供給に使用されない接続ピンと、ソースドライバSDの制御信号または電源信号の供給に使用される接続ピンとの、放熱性が略等しくなるように構成されることによって、駆動基板32の浮きや剥がれによる圧着不良を防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る表示装置について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態に係る表示装置と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る表示装置は、上述の第1実施形態に係る表示装置と同様に液晶表示パネル10を有している。液晶表示パネル10のアレイ基板12の端部には駆動基板22、32が接続されている。
図3に示すように駆動基板22は、第1接続領域CN1と第2接続領域CN2とを有している。第1接続領域CN1は、異方性導電膜を介して、アレイ基板12に電気的に接続されている。第2接続領域CN2は、異方性導電膜を介して回路基板20に電気的に接続されている。
第1接続領域CN1と第2接続領域CN2とは、それぞれ複数の接続ピンを有している。本実施形態に係る液晶表示装置では、第2接続領域CN2の方向D1における中央部A1に配置された接続ピンには、配線GSからゲートドライバGDに供給される制御信号が供給される。第2接続領域CN2の方向D1における端部A2には、配線GSから電源信号が供給される接続ピン(第2ピン)が所定の間隔を置いて配置されている。
第2接続領域CN2の端部A2において、電源信号が供給される接続ピンの間には、駆動信号も電源信号も供給されない接続ピン(第4ピン)が配置されている。なお、電源信号が供給される接続ピンは、方向D1における接続ピン同士の間隔が偏らないように端部A2に渡って配置されることが望ましく、さらには端部A2に渡って等間隔に配置されることが望ましい。
第1接続領域CN1の方向D1における中央部A1に配置された接続ピンには、配線GSからゲートドライバGDからの出力信号が供給される配線が接続されている。第1接続領域CN1の方向D1における端部A2には、電源信号が供給される配線が接続された接続ピン(第1ピン)が所定の間隔を置いて配置されている。
第1接続領域CN1の端部A2において、電源信号が供給される接続ピンの間には、駆動信号も電源信号も供給されない接続ピン(第3ピン)が配置されている。なお、電源信号が供給される接続ピンは、方向D1における接続ピン同士の間隔が偏らないように端部A2に渡って配置されることが望ましく、さらには、端部A2に渡って等間隔に配置されることが望ましい。
すなわち、駆動基板22の第1接続領域CN1および第2接続領域CN2の端部A2において、電源信号が供給される接続ピンが所定の間隔を置いて配置されている。このことによって、第1接続領域CN1および第2接続領域CN2が加熱された場合に、部分的に放熱性が高い部分や放熱性が低い部分が生じることを回避することができる。
したがって、本実施形態に係る表示装置によれば、本実施形態に係る表示装置によれば、上述の第1実施形態に係る表示装置と同様に、圧着部材の浮きや剥がれを防止し、実装不良による製造歩留まりの低下を改善する表示装置を提供することができる。
なお、上述の第1実施形態に係る表示装置の場合と同様に、上記の駆動基板22の構成は駆動基板32にも適用することが可能である。
次に、本発明の第3実施形態に係る表示装置について、図面を参照して以下に説明する。本実施形態に係る表示装置は、上述の第1実施形態に係る表示装置と同様に液晶表示パネル10を有している。液晶表示パネル10のアレイ基板12の端部には駆動基板22、32が接続されている。
図4に示すように駆動基板22は、第1接続領域CN1と第2接続領域CN2とを有している。第1接続領域CN1は、異方性導電膜を介して、アレイ基板12に電気的に接続されている。第2接続領域CN2は、異方性導電膜を介して回路基板20に電気的に接続されている。
第1接続領域CN1と第2接続領域CN2とは、それぞれ複数の接続ピンを有している。本実施形態に係る液晶表示装置では、第2接続領域CN2の方向D1における中央部A1に配置された接続ピンには、配線GSからゲートドライバGDに供給される制御信号が供給される。第2接続領域CN2の方向D1における端部A2には、配線GSから電源信号が供給される接続ピン(第2ピン)が所定の間隔を置いて配置されている。
第2接続領域CN2の端部A2において、電源信号が供給される接続ピン(第2ピン)の間には、回路基板20のアース配線GNDに接続された接続ピン(第4ピン)が配置されている。なお、電源信号が供給される接続ピンは、方向D1における接続ピン同士の間隔が偏らないように端部A2に渡って配置されることが望ましく、さらには端部A2に渡って等間隔に配置されることが望ましい。
第1接続領域CN1の方向D1における中央部A1に配置された接続ピンには、配線GSからゲートドライバGDからの出力信号が供給される配線が接続されている。第1接続領域CN1の方向D1における端部A2には、電源信号が供給される配線が接続された接続ピン(第1ピン)が所定の間隔を置いて配置されている。
第1接続領域CN1の端部A2において、電源信号が供給される接続ピン(第1ピン)の間には、アレイ基板12のアース配線GNDに接続された接続ピン(第3ピン)が配置されている。なお、電源信号が供給される接続ピンは、方向D1における接続ピン同士の間隔が偏らないように端部A2に渡って配置されることが望ましく、さらには、端部A2に渡って等間隔に配置されることが望ましい。
さらに、駆動基板22は、第2接続領域CN2の端部A2に配置されたアース配線GNDに接続された接続ピン(第4ピン)と、第1接続領域CN1の端部A2に配置されたアース配線GNDに接続された接続ピン(第3ピン)とを接続するダミー配線WDを有している。
すなわち、本実施形態では、駆動基板22の第1接続領域CN1および第2接続領域CN2の端部A2において、電源信号が供給される接続ピンが所定の間隔を置いて配置されている。
さらに、駆動基板22の第1接続領域CN1および第2接続領域CN2の接続ピンのうち、ゲートドライバGDの制御信号または電源信号の供給に使用されない接続ピンは、アース配線GNDおよびダミー配線WDによって接続されている。
このことによって、第1接続領域CN1および第2接続領域CN2が加熱された場合に、部分的に放熱性が高い部分や放熱性が低い部分が生じることを回避することができる。
したがって、本実施形態に係る表示装置によれば、上述の第1実施形態にかかる表示装置と同様に、圧着部材の浮きや剥がれを防止し、実装不良による製造歩留まりの低下を改善する表示装置を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、上記の実施形態では、表示装置として液晶表示装置について説明したが、TAB等の接続基板を加熱および加圧することにより回路基板を表示パネルに接続する表示装置であれば、液晶表示装置以外にも適用可能である。その場合であっても、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
PX…表示画素、DYP…表示部、GD…ゲートドライバ、SD…ソースドライバ、CN1…第1接続領域、CN2…第2接続領域、10…表示パネル、20.30…駆動信号源、22、32…駆動基板(接続手段)