以下、実施例を示し、本発明の特徴とするところをさらに明確にする。
本発明によれば、改善されたパンチスルー及び接合ブレークダウン特性を有し、例として0.12μmである非常に短いゲート長さを有したMOSトランジスタ及び不揮発性メモリセル、及びその製造方法が提供される。オフセットスペーサという新しい構成要素が、この製造工程及びその結果として生成される構造に導入される。オフセットスペーサは、工程及び装置の最適化及び有効チャネル長さを制御するための付加的な手段として提供される。オフセットスペーサは、ゲートとS/D領域との間のオーバーラップの広さを減少させるために、MOSトランジスタに用いられることができ、これにより非常に小さい形態のゲートに対しても有効チャネル長さが十分に増加する。また、オフセットスペーサは、同じチャネル長さに対してより深いS/D接合を形成できるようにし、これによりゲートオーバーラップを正確に制御しながらソース/ドレインレジスタンスを減少させることができる。オフセットスペーサは、浮遊ゲートまたはセレクトゲートとS/D領域との間のオーバーラップの広さを減少させより深い接合を形成するために、メモリセルにおいて同様に用いることができる。
したがって、非常に短いチャネル長さ装置に関連したパンチスルーを除去しつつ、高いプログラム/消去効率及び読み出し速度を示し、低い動作電圧の使用を可能にする、非常に小さい大きさのゲート形状を有したMOSトランジスタ及び不揮発性メモリセルが提供される。本発明の他の特徴及び長所は次の詳細な説明により明らかになる。
図1Aないし図1Fは、本発明の一実施例に係る各プロセシング工程のMOSトランジスタの断面図を示す。図1Aは、通常のプロセシング工程によって基板領域100から絶縁され、その上に形成されたポリシリコンゲート130を示す。次に、オフセットオキサイドスペーサ層110が、図1Bに示すように、通常のCVD(chemical vapor deposition)技術を利用してその構造上に蒸着される。そうしてから、図1Cに示すように、ゲート130の側壁に沿ってオフセットオキサイドスペーサ110a、110bを形成するために、通常のREI(reactive ion etching)を利用してオキサイド層110がエッチングされる。
図1Dでは、接合領域120a、140aを形成するために、イオン注入工程が行われる。一実施例で、イオン注入150は、通常のソース/ドレイン(S/D)イオン注入である。通常の工程で、S/Dイオン注入150は、オキサイドスペーサを形成する前に行われる。しかし、オフセットスペーサ110a、110bを形成した後に、S/Dイオン注入150を行なうことによって、ソース/ドレイン-ゲートのオーバーラップが縮小され、これによって、同じゲート形状に対して有効チャネル長さが増加することになる。オフセットスペーサの厚さは、装置要件及び好ましい水平のドレイン/ソースとゲート間オーバーラップによって最適化できる。イオン注入150にN形不純物を使用することによって、NMOSトランジスタが形成され、イオン注入150にP形不純物を使用することによって、PMOSトランジスタが形成される。N形イオン注入の間にPMOS領域を、そしてP形イオン注入の間にNMOS領域を保護するために、通常のマスキング工程が行われる。
他の実施例で、イオン注入150は、高電圧トランジスタのためのDDD(double doped drain)ソース及びドレイン接合を形成するために、DDDイオン注入であり得る。本実施例では、図1Eに示すように、メインスペーサオキサイド層が蒸着及びエッチングされてメインスペーサ115a、115bを形成する。そうしてから、S/Dイオン注入160が行なわれて、図1Fに示すように、領域120b、140bを形成する。この実施例で、N-不純物がイオン注入150に用いられ、N+不純物がイオン注入160に用いられ、高電圧NMOSトランジスタを形成する。適合したマスキング工程を具現して、P-不純物をイオン注入150に使用し、P+不純物をイオン注入160に使用することによって、高電圧PMOSトランジスタが形成される。
また別の実施例では、図1Gに示すように、LDDソース120c及びLDDドレイン140c領域を形成するために、イオン注入150(図1D)は、LDD(lightly doped drain)イオン注入であり得る。
他の実施例では、オフセットスペーサが形成された後、HV(high voltage)トランジスタに対してDDD接合が形成され、LV(low voltage)トランジスタに対してLDD接合を形成する工程が後に続く。そうしてから、メインオキサイドスペーサが形成されS/Dイオン注入が後に続く。メインオキサイドスペーサを形成する工程は選択的であり、装置要件に応じてLV及び/またはHV MOSトランジスタに適用されないことがあり得る。しかし、オフセットスペーサとメインスペーサは、実際的に結合することができる。オフセットスペーサは、ソース/ドレインパンチスルーを改善するために、同じゲート長さに対してより長い有効チャネル長さを得ることに用いられることができ、メインスペーサは、各々のLDD及びDDD領域の外部エッジとS/Dイオン注入により形成されたそれらの各内部領域の外部エッジ間により広い間隔を提供することによって、接合ブレークダウンを改善することに用いられることができる。例えば、図1Fにおいて、オフセットスペーサ110a、110bが薄く形成されれば、メインオキサイドスペーサは、各接合領域120b、140bの外部エッジが対応する接合領域120a、140aのエッジからより遠く離れるようにして、接合ブレークダウンを改善することができる。
前記説明の観点から、この技術分野の通常の知識を有する者によりその他の工程順序の変更が可能である。例えば、第1番目の変形例において、オフセットスペーサがDDDイオン注入前に形成され、メインスペーサはDDDイオン注入と後続のLDDイオン注入間に形成され、S/Dイオン注入は、LDDイオン注入後に形成される。図1F及び図1Gを参照すれば、生成されたDDD及びLDDトランジスタ構造において、ゲート130と各々のDDDソース120a及びDDDドレイン140a領域間のオーバーラップの広さは、オフセットスペーサ110a、110bの厚さによって変わり、ゲート130と各々のLDDソース120c及びLDDドレイン140c領域間のオーバーラップの広さは、オフセット110とメイン115スペーサの厚さの和、またはLDDトランジスタに対してメインスペーサが形成されない場合には、単にオフセットスペーサの厚さによって変わる。また、各々のDDDソース120a及びDDDドレイン140a領域の外部エッジとそれに対応する内部領域120b、140bの水平方向外側エッジ間の距離は、メインスペーサの厚さが厚くなるほど大きくなる。
第2番目の例示的な変形例において、オフセットスペーサは、DDD及びLDDイオン注入工程前に形成され、メインスペーサは、DDD及びLDDイオン注入工程後、後続のS/Dイオン注入工程前に形成される。図1F及び図1Gを参照すれば、生成されたDDD及びLDDトランジスタ構造において、ゲート130と各々のDDDソース120a及びDDDドレイン140a領域間のオーバーラップの広さ、及びゲート130と各々のLDDソース120c及びLDDドレイン140c領域間のオーバーラップの広さは、オフセットスペーサ110a、110bの厚さが厚くなるほど小さくなる。また、各々のDDDソース120a及びDDDドレイン140a領域の外部エッジとそれに対応する内部領域120b、140bの水平方向外側エッジ間の距離は、メインスペーサ115a、115bの厚さが厚くなるほど大きくなり、各々のLDDソース120c及びLDDドレイン140cの外部領域とそれに対応する領域120b、140bの水平方向外側エッジ間の距離は、メインスペーサの厚さが厚くなるほど大きくなる。
第3番目の例示的な変形例において、オフセットスペーサは、DDDイオン注入及び後続のLDDイオン注入前に形成され、メインスペーサは、LDDイオン注入と後続のS/Dイオン注入の間に形成される。図1F及び図1Gを参照すれば、生成されたDDD及びLDDトランジスタ構造において、ゲート130と各々のLDDソース120c及びLDDドレイン140c領域間のオーバーラップの広さは、オフセットスペーサ110a、110bの厚さが厚くなるほど小さくなり、各々のDDDソース120a及びDDDドレイン140a領域の外部エッジとそれに対応する内部領域120b、140bの水平方向外側エッジ間の距離は、オフセット110とメイン115スペーサの厚さの和、またはDDDトランジスタに対してメインスペーサが形成されない場合には、単にオフセットスペーサの厚さが厚くなるほど大きくなる。また、各々のLDDソース120c及びLDDドレイン140cの外部領域とそれに対応する領域120b、140bの水平方向外側エッジ間の距離は、メインスペーサの厚さが厚くなるほど大きくなる。
この技術分野において周知のように、上記の各実施例で通常のアニーリング及び酸化サイクルが行われる。各々のソース120及びドレイン140領域は、その大きさがオフセットスペーサ110a、110bの厚さによって変わるゲート130とのオーバーラップを有する。より薄いオフセットオキサイド層110(図1B)が蒸着されれば、より大きいオーバーラップが得られ、より厚いオフセットオキサイド層は、より小さいオーバーラップを生成する。多くの本工程技術に対して、オフセットオキサイド層の厚さの範囲は、装置チャネル長さ及びそれの全体的な最適条件に応じて100-500Åになり得る。オフセットスペーサ厚さは、技術体系におけるスケーリングが次世代工程に移動することによって、20-50Åに縮小できる。
不揮発性メモリセルに対する工程段階を説明するために、対称形ソース及びドレイン領域を有する進歩したチャネル消去方法を利用するフラッシュ技術が用いられる。ソース側の消去(ネガティブゲート消去を含む)方法に対照的に、チャネル消去方法は、比較的深いDDDソース接合を必要とせず、これによりセルのより良いスケーリングが可能となる。また、ソースとドレイン領域は、対称的であり得るし、但し、一つのS/Dイオン注入により形成することができる。しかし、本発明は、チャネル消去を利用するメモリセル構造に制限されないし、ソース側消去を利用するセル構造を含む他の不揮発性メモリセルにおいても有用に適用されることができる。
図2Aないし図2Dは、本発明の一実施例に係る各プロセシング工程における不揮発性メモリセルの断面図を示している。図2Aは、通常の技術によって形成されたポリシリコンスタックを示す。トンネルオキサイド層290がシリコン基板200上に置かれ、浮遊ゲート235がトンネルオキサイド290上に置かれ、複合ONO誘電層245が浮遊ゲート235上に置かれ、制御ゲート265がONO誘電層245上に置かれる。
図2Bに示すように、ポリシリコンスタック側壁に沿ってオフセットオキサイドスペーサ210a、210bを形成するために、オフセットオキサイド蒸着及びエッチングが行われる。一実施例では、構造上にオフセットオキサイド層を蒸着するために、通常のCVD技術が用いられ、その後オフセットオキサイド層をエッチングするために、通常のREI技術が用いられる。オフセットオキサイド層の厚さは、ゲート長さ及び要求されたチャネル長さと工程スペックに応じて選択される。オフセットスペーサの厚さは、例えば、20-500Å範囲であり得る。図2Aないし図2Dに示した例に対して、ゲート長さは、0.1μmであって、オフセットスペーサ厚さは、約250Åである。最新工程は、8-10%フィルム厚さの変化によって20-30Å程度に薄いスペーサ厚さを提供することができる。
図2Cに示すように、通常の技術によってソース220及びドレイン240領域を形成するために、S/Dイオン注入260が次に行われる。N形セルを形成するために、N+不純物が用いられることができ、P形セルを形成するために、P+不純物が用いられることができる。次に、図2Dに示すように、メインオキサイドスペーサ層が蒸着及びエッチングされて、オフセットスペーサ210a、210bの上にメインオキサイドスペーサ215a、215bを形成する。そうしてから、イオン注入されたS/D領域220、240に熱活性化サイクルが行われる。メインオキサイドスペーサ215a、215bは、必ずしも必要なものではなく、LV LDD及びHV DDD周辺トランジスタにおいてメインオキサイドスペーサの形成の間にアレイ領域を保護するために、必要とし得るマスキング層を除去するためにセルに含まれる。これはCMOS工程とフラッシュセル工程の統合が説明される以下で詳細に述べる。
オフセットスペーサ210a、210bの存在は、浮遊ゲートとソース/ドレイン接合間のオーバーラップをほぼオフセットスペーサ大きさほど減少させる。約250Åのオキサイドスペーサ厚さ及び0.1μmであるゲート長さを有した図2の例では、約0.06μmの有効チャネル長さが得られる。シミュレーション結果、4.4-4.5VのBVdssを有し、適合した最適条件のチャネルドーピングプロファイル(例えば、4.5x1013ないし5.5x1013/cm2範囲のホウ素Vtイオン注入、20-25keVで3x1015ないし4x1015範囲のS/Dイオン注入、80-90Å範囲のトンネルオキサイド、及び110-140Å範囲のONO厚さ)を有するセルは、パンチスルーを示さない。このレベルのBVdssは、3.5-4.0Vであるドレインプログラミング電圧を許容し、これは高いプログラミング効率を保障する。
また、オフセットスペーサは、ソース/ドレインとゲート間オーバーラップ、及びこれによりチャネル長さを調節するために、S/Dイオン注入及び熱活性化条件が個別的に最適化できる。これは、要求された接合垂直深さ及び好ましいソース/ドレインレジスタンスを得ることに付加的な柔軟性を提供する。
他の実施例において、オフセットオキサイド層を蒸着した後に、スペーサオフセットオキサイドエッチング工程が遅延されるか、または完全に除外されて、蒸着されたオフセットオキサイド層を介して後続のS/Dイオン注入が行われる。この実施例で、適切な接合特性を得るために、S/Dイオン注入エネルギー及びドーズ量は、以前のプロセシング工程で現れたオフセットスペーサとスクリーン(残余)オキサイドとの厚さの和に応じて適切に調節する必要がある。
また、オフセットスペーサは、他のタイプの不揮発性メモリセルを製造することに有用に用いることができる。例えば、ソースとドレイン接合が非対称であるソース側消去、またはネガティブゲート消去の場合に、オフセットスペーサは、ソース側で共通的に現れる接合ブレークダウン及びバンドからバンドまでのトンネリング問題を改善するために用いられることができる。バンドからバンドまでのトンネリングは、セル耐久性及び電荷保全性に悪影響を与え得る。このようなセルにおいて、ソース領域は、通常DDD接合であり、ドレイン領域は、通常の特性を有する。ソース領域がDDD接合である故に、その接合は、比較的大きいサイド拡散を有する深さになり得る。ソース接合の大きいサイド拡散は、ソースと浮遊ゲートとの間の比較的大きいオーバーラップを招く。したがって、ゲート長さは、このようなオーバーラップのために、十分に大きく形成されなければならず、これはより大きいセルサイズを招く。
図4A及び図4Bに示したソース側消去セル方法の一実施例において、スタックゲートの形成後に、このスタックゲートの側壁に沿ってオフセットスペーサ410a、410bが形成される。次に、マスキング層470を利用して、ソースDDD領域420aを形成するために、ソースDDDイオン注入450が行われる。そうしてから、通常のS/Dイオン注入460が行なわれ、ソース拡散領域420b及びドレイン拡散領域440を形成するために、熱活性化が後に続く。この方式において、各々のソース領域420及びドレイン領域440と浮遊ゲートとのオーバーラップは、各オフセットスペーサ410a、410bの厚さほど減少され、これにより、セルゲート長さ及び全体的なセルサイズが減少できる。
図4のソース側消去セル方法の他の実施例(図示せず)では、DDDイオン注入450(図4A)後に、オフセットスペーサ410a、410b上にメインスペーサが形成され、図4Bに示すように、S/Dイオン注入460が後に続く。この実施例は、ソース接合ブレークダウンを改善するために、DDD領域420aの外部エッジと内部領域420bの外部エッジとの間の距離を調節することに用いることができるという付加的な長所を有する。S/Dイオン注入460は、二つのイオン注入工程に分離されて、ドレイン領域440を形成するのに特別に最適化された第1S/Dイオン注入、及び内部領域420bを形成するのに特別に最適化された第2S/Dイオン注入が行われる。これは付加的なマスキング及びプロセシング工程を必要とするが、ソース接合が消去のみでなく他の動作に対しても完全に独立的に最適化されるようにする。
図5A及び図5Bに示したソース側消去セル方法の他の実施例において、オフセットスペーサ510a、510bは、ソースDDDイオン注入550後、S/Dイオン注入560前に形成される。この順序は、二つのソース領域520a、520bの外部エッジ間により広い間隔を生成する。そして、より広い間隔は、より低いドーピング変化度と、これによりセル消去動作の間に改善されたソース接合ブレークダウン及びより少ないバンドからバンドまでのトンネリングを引き起こす。この実施例において、ソースDDD領域520aは、オフセットスペーサがない場合に形成されるために、ソースとポリシリコンスタック間のオーバーラップは、図4の実施例よりより大きくなり、これにより、より長いチャネル長さを必要とすることになる。S/Dイオン注入は、ドレイン領域540に対する第1S/Dイオン注入と内部領域520bに対する第2S/Dイオン注入とに分離できる。これは二つのソース領域520a、520bを形成する時により多くの柔軟性を提供して、ソース及びドレイン領域を個別的に最適化できるようにする。
図6に示したまた別の実施例では、必要に応じて、マスキング層670を利用することによって、単に一つのオフセットスペーサ610(ドレイン側またはソース側の中一つ)のスタックゲートが形成されることができる。
オフセットスペーサは、また、図7に示すように、セルゲート長さを減らすために、スプリットゲートセル構造において有用に用いることができる。スプリットゲートセル構造の二つの側壁に沿って高さの差が存在しても、同じオフセットスペーサ蒸着及びエッチング工程は、類似の厚さを有するオフセットスペーサ710a、710bの形成を引き起こす。このように、ソース720と制御ゲート730との間のオーバーラップの広さは、ドレイン740と浮遊ゲート780との間のオーバーラップ大きさと類似する。代案的に、必要に応じて、マスクを利用して、図5に示すように、単に一つのオフセットスペーサ(ドレイン側またはソース側の中一つ)のみ形成することができる。
次に、図3Aないし図3Dは、オフセットスペーサが不揮発性メモリセル技術とCMOS工程を統合する工程でどのように有用に用いられるかを説明することに用いられる。図3Aないし図3Dの各々は、アレイセル(左側構造)、周辺DDD HVトランジスタ(真中の構造)、及び周辺LDD LVトランジスタ(右側構造)の断面図を示す。各図における3個の断面図は、アレイセルと周辺トランジスタが与えられた工程段階でどのように影響を受けているかを示すためのものである。
図3Aは、全て通常のプロセシング技術によって形成された、アレイセルにおけるポリシリコンスタック、及び周辺HV DDD及びLV LDDトランジスタにおけるポリシリコンゲートを示している。オフセットスペーサ310は、アレイセルのポリシリコンスタックの側壁、及び周辺DDD及びLDDトランジスタのポリシリコンゲートの側壁に沿って形成される。オフセットスペーサ形成後に、HV DDD周辺トランジスタに対してDDD接合320a、340aを形成するために、DDDイオン注入350が行われる。
次に、図3Bに示すように、DDD領域320a、340aに対して好ましい熱サイクルを行なった後に、LV LDD周辺トランジスタに対してLDD領域325a、327aを形成するために、LDDイオン注入355を行なう。そうしてから、図3Cに示すように、セルソース328及びドレイン329領域を形成するために、アレイセルに対してソース/ドレイン(S/D)イオン注入317が行われる。
次に、図3Dに示すように、アレイセル及び周辺DDD及びLDDトランジスタの各々に対してオフセットスペーサ310上にメインオキサイドスペーサ315が形成される。セルにおけるメインスペーサは、必ずしも必要なものではなく、必要に応じてマスキング工程を利用して除去できる。そうしてから、各々のDDD領域320a、340a内で高ドーピング領域320b、340bを形成し、各々のLDD領域325a、327a内に高ドーピング領域325b、327bを形成するために、周辺DDD及びLDDトランジスタに対してS/Dイオン注入360が行われる。そして、全てのドーピングを活性化するために、通常のBPSG(Boron Phosphorous Silicon Glass)熱サイクルが行われる。
図3Aないし図3Dにおいて示された各工程で、イオン注入されない領域を保護するために、マスキング層を用いることができる。例えば、図3Bにおいて、マスキング層(図示せず)は、メモリセル領域及び周辺DDDトランジスタ領域をLDDイオン注入355から保護するために用いることができる。
図3Aないし図3Dに示した工程段階は、イオン注入工程で用いられる不純物によってメモリセル及び周辺DDD及びLDDトランジスタの中一つのタイプを形成する。DDD、LDD及びS/Dイオン注入においてN形(及び/またはP形)不純物を使用することによって、NMOS(及び/またはPMOS)LDD及びDDDトランジスタ及びN形(及び/またはP形)メモリセルが形成される。一例として、図3Bにおいて、マスキング層がセル領域、NMOS DDDトランジスタ領域、PMOS DDDトランジスタ領域及びPMOS LDDトランジスタ領域を保護しつつ、NMOS LDDトランジスタ領域にN-不純物をイオン注入することによって、NMOS LDDトランジスタが形成される。同様に、マスキング層がメモリセル領域、NMOS DDDトランジスタ領域、PMOS DDDトランジスタ領域及びNMOS LDDトランジスタ領域を保護しつつ、PMOS LDDトランジスタ領域にP-不純物をイオン注入することによって、PMOS LDDトランジスタが形成されることができる。
図3Aないし図3Dに示した工程段階の別の実施例では、アレイセル及び周辺低電圧及び高電圧トランジスタに対してS/Dイオン注入を同時に行なう。これはマスキング工程の数を一回減らし、メインスペーサ形成による工程をなくすことができるが、アレイ及び周辺領域に対して個別的なS/Dイオン注入最適化の柔軟性を失う短所を有する。また、メインスペーサの消去は、LDD及びDDD接合がそれに対応するS/D接合に対してより近接するように形成する。これはより低い接合ブレークダウン電圧を引き起こし得る。
図3Aないし図3Dに示した工程段階は、変形でき、工程/装置の目標に応じてその順序が変更できる。本発明の一つの観点では、オフセットスペーサ形成工程がメインスペーサ形成工程に先行し、DDD及びLDDイオン注入工程がS/Dイオン注入工程に先行し、後述するように、少なくとも7個の相異なる工程段階の変形が可能である。
第1変形例では、オフセットスペーサがDDDイオン注入前に形成され、DDDイオン注入と後続のLDDイオン注入との間に、セル、周辺DDD及びLDDトランジスタ(またはDDD及びLDDトランジスタのみに対して)に対してメインスペーサが形成され、セル、DDD及びLDDトランジスタに対するS/Dイオン注入がLDDイオン注入後に行われる(同時にまたは個別的に)。
第2変形例では、オフセットスペーサがDDD及びLDDイオン注入前に形成され、DDD及びLDDイオン注入工程以後、セル及び周辺トランジスタに対するS/Dイオン注入前に、セル、DDD及びLDDトランジスタ(またはLDD及びDDDトランジスタのみに対して)に対してメインスペーサが形成される。S/Dイオン注入は、セルと周辺トランジスタに対して同時にまたは個別的に行なうことができる。
第3変形例は、図3A-3Dに示した工程段階に従う。
第4変形例では、オフセットスペーサがDDDイオン注入と後続のLDDイオン注入との間に形成され、セル及び周辺トランジスタに対するLDDイオン注入と後続のS/Dイオン注入との間に、セル、DDD及びLDDトランジスタ(またはLDDトランジスタのみに対して)に対してメインスペーサが形成される。前の変形例と同様に、S/Dイオン注入は、セルと周辺トランジスタに対して同時にまたは個別的に行なうことができる。
第5変形例では、オフセットスペーサは、DDDイオン注入と後続のLDD及びセルS/Dイオン注入との間に形成され、LDD及びセルS/Dイオン注入後、周辺S/Dイオン注入前にセル、DDD及びLDDトランジスタに対して(またはLDDトランジスタのみに対して)メインスペーサが形成される。
第6変形例では、オフセットスペーサは、DDD及びLDDイオン注入工程以後、セルS/Dイオン注入前に行ない、セルS/Dイオン注入以後周辺S/Dイオン注入前に、セル、DDD及びLDDトランジスタに対して(または全部共に除去された)メインスペーサが形成される。
第7変形例において、オフセットスペーサは、DDD及びLDDイオン注入工程以後セル及び周辺トランジスタに対するS/Dイオン注入前に形成され、セル及び周辺DDD及びLDDトランジスタに対するS/Dイオン注入がオフセットスペーサ形成後に同時に行われる。
ここで説明した観点で、該技術分野の通常の知識を有する者により前述したこと以外の工程段階の変形も可能である。例えば、上記の工程変形例において、セル、LDD及びDDDトランジスタに対するオフセットスペーサが同時に形成されることができる。トランジスタに対する細部要件がこれを保障すれば、オフセットスペーサは、各アレイセル、LDDトランジスタ及びDDDトランジスタに対して個別的に形成することができる。しかし、各付加的なオフセットスペーサは、例えば、スペーサオキサイド蒸着、セル領域、DDDまたはLDDトランジスタ領域のみを露出させるためのマスキング工程、及びスペーサエッチングのような、プロセシング及えび潜在的なマスキング工程を必要として、これにより工程コストが増加することになる。
前述した統合工程のCMOS部分は、DDD及びLDDトランジスタを含むが、LDD及びDDDタイプトランジスタの中一つまたは全部を省略するか、または他のタイプのMOSトランジスタを含むために、この工程を変形することは、ここで説明した観点で該技術分野の通常の知識を有するものには容易に理解されるべきである。
同様に、前述した統合工程のセル部分は、対称形スタックゲートセルに対応するが、他のタイプのメモリセルを具現するために、この工程を変形することも、ここで述べた説明の観点で該技術分野の通常の知識を有する者には明らかである。例えば、DDDソース領域を有した非対称形ソース側消去セルの場合に、図3Aに対応する工程が変形されて、セルのDDDソース領域を形成するために、DDDイオン注入350がセルに提供されることができる。代案的に、セル及び周辺DDDトランジスタの個別的な最適化を可能にするために、周辺DDDイオン注入とは別途に、セルDDDイオン注入が付加的なマスキング及びプロセシング工程を利用して工程段階に追加することができる。前述したこと以外の工程変形及び変化は、ソース側消去セルまたは他のタイプのセルの具現が可能となるように同様に修正できる。
前述した工程及び装置構造の実施例及びその変形において、オフセットスペーサは、オキサイドスペーサとして述べたが、本発明はこれに限られるものではない。オフセットスペーサは、オキシナイトライド(すなわち、任意の量の窒素が含まれた酸化物)、またはオキサイド-ナイトライド混合物、またはオキサイド-ナイトライド-オキサイド混合物に代えることができる。一実施例において、通常の技術によって、20-100Å範囲の厚さを有するHTO(high temperature oxide)層をまず形成し、HTO層上に100-500Å範囲の厚さを有したナイトライド層を形成することによって、オフセットオキサイド-ナイトライドスペーサが形成される。次の工程で、オキサイド-ナイトライドオフセットスペーサを形成するために、オキサイド及びナイトライド層が全部エッチングされるか、またはメモリセル及び/または周辺トランジスタの側壁に沿ってオキサイド層上にナイトライドスペーサを形成するために、ナイトライド層のみがエッチングされて、後続のS/Dイオン注入がオキサイド層を介して行なわれるようにする。後者の場合に、適切な接合特性を得るために、S/Dイオン注入エネルギー及びドーズ量は、以前のプロセシング工程で現れたオフセットオキサイド層及びスクリーン(残余)オキサイド層の厚さの和に応じて適切に調節する必要がある。
メモリセルに対して、オフセットオキサイド-ナイトライドスペーサの長所は、オキサイド層はより良い電荷保存性を保障することができ、ナイトライド層は、本来のスペーサ及びSAC(self-aligned contact)エッチングのような後続のエッチング工程でポリシリコンゲートスタックプロテクターとして作用するということである。
前述した各実施例において、種々のタイプの不純物を各イオン注入工程で用いることができる。一例として、NMOSトランジスタ及びN形メモリセルを形成する時に、LDD及びDDDイオン注入間に用いられるN-不純物は、リン(phosphorous)であリ得るし、S/Dイオン注入の間に用いられるN+不純物は、砒素(arsenic)であり得るし、PMOSトランジスタ及びP形メモリセルを形成する時に、LDD及びDDDイオン注入の間に用いられるP-不純物は、ホウ素(boron)であり得るし、S/Dイオン注入の間に用いられるP+不純物は、より大きい原子量のホウ素原子BF2であり得る。
この形態において、LDD及びDDD領域の高ドーピング内部領域は、ゲート電極または浮遊ゲートとオーバーラップされないことと見えるが、本発明はこれに制限されない。オフセットとメインプロセッサの厚さ及びイオン注入工程後の熱サイクルに応じて、内部領域がゲート電極または浮遊ゲートにオーバーラップされるか、オーバーラップされない。
オーバーラップ(例えば、ゲートとS/D間の)の大きさとオフセットスペーサ厚さ間の前述した互いに逆の大小関係は、工程パラメーター及び目標に応じて線形的であり得るし、そうでないこともあり得る。同様に、各々のLDD及びDDD領域の水平方向外側エッジとそれに対応する内部領域の水平方向外側エッジ間の距離は、オフセットまたはメインスペーサの厚さに応じて線形的に変わるか、またはそうでないこともあり得る。
上述したようになされる本発明によれば、チャネル長さの劇的なスケーリングのための手段が提供されて、強力なプログラム/消去効率性及び読み出し速度を示し、低い動作電圧を可能にする、非常に小さいゲート形状及び全体サイズを有した高性能のMOSトランジスタ及びメモリセル構造が製造できる。
上記の詳細な説明は、制限的というよりは例示的である。例えば、提示した厚さ、ドーピング濃度及びエネルギーのような上記の工程パラメーターは、単に例示であるだけである。したがって、本発明の範囲は、本実施例に限られるものではない。本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。