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JP2010098474A - 撮像素子駆動ユニットおよびカメラ - Google Patents

撮像素子駆動ユニットおよびカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】電力不足による駆動停止することなく、高速掃出しにかかる期間を短縮する。
【解決手段】一眼レフカメラは撮像素子、TG、ミラー、およびCPUを有する。撮像素子は被写体の光学像に応じた画像信号を生成する。TGは撮像素子を駆動するために、垂直パルスΦVを生成する。垂直転送パルスの周波数に応じた転送速度で撮像素子は信号電荷を転送する。露光完了後(t4)〜ミラーの閉止動作開始時(t6)までの間に第2の転送速度による高速掃出しが完了しない場合、第1の転送速度で高速掃出しを実行する。ミラーの閉止動作実行時期と高速掃出し時期が重ならない場合(t8〜t9)には、第2の転送速度で高速掃出しを実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、CCD撮像素子などのように生成した信号電荷を転送する電荷転送路が生成する不要な電荷を撮像前に高速で掃出させる撮像素子駆動ユニットに関する。
被写体の光学像に応じた画像信号を生成する様々な種類の撮像素子が開示されている。様々な種類の撮像素子の中で、小型化、良好なS/N比、感度の高さなどの点において様々な改良が加えられたCCD撮像素子が広範に用いられている。
CCD撮像素子は、受光面に配置される複数の画素から受光量に応じた信号電荷を画素毎に垂直CCDに読出し、垂直CCDに読出した信号電荷を水平CCDに転送し、水平CCDに転送された信号電荷を出力アンプに転送することにより、各画素が生成した信号電荷に応じた画素信号を順番に出力する。
垂直CCDには、漏れた光により垂直CCD自身が生成する電荷や、転送容量を超える信号電荷の転送時に漏れ出た電荷や、読出し時以外において画素から漏れ出る電荷などが蓄積されることがある。このような電荷は信号電荷に対してノイズとなり、正確な画像を表示するためには排除する必要がある。
そこで、画素が生成した信号電荷を垂直CCDに読出し、転送させる前に、垂直CCDに高速掃出しを実行させ、垂直CCDに蓄積された電荷を排除することが開示されている(特許文献1参照)。
一般的に、撮像動作が完了するまでの期間が短いことが望まれている。垂直CCDの高速掃出し期間を短縮することにより、撮像動作の実行期間を短縮可能である。高速掃出しの短縮化のためには、垂直CCDを駆動するための駆動信号の周波数を大きくする必要がある。
一方で、駆動信号の周波数を増加させることにより、電力の消費量が急増する。一時的な電力不足による撮像動作の停止を防ぐため、他の動作を実行するのに必要な電力を確保した残りの電力に応じて駆動信号の周波数の最大値が定まる。それゆえ、駆動信号の周波数の最大化には限度があるが、高速掃出し期間の更なる短縮化が求められていた。
特開平4−356879号公報
したがって、本発明ではCCDのような電荷転送型撮像素子において、電力不足による駆動の停止を防ぎながら、電荷転送路に蓄積された電荷の高速掃出し期間を短縮化する撮像素子駆動ユニットを提供することを目的とする。
本発明の撮像素子駆動装置は、受光量に応じた信号電荷を生成する複数の画素と画素から読出される信号電荷を転送信号の周波数に応じた速さで転送する電荷転送路とを有する撮像素子を駆動する撮像素子駆動ユニットであって、信号電荷を転送させるための転送信号である通常転送信号、電荷転送路に残る電荷を掃出す高速掃出しのための転送信号であって通常転送信号より周波数の大きな第1の掃出信号、または高速掃出しのための転送信号であって第1の掃出信号より周波数の大きな第2の掃出信号のいずれかを生成し撮像素子に送信する信号生成部と、撮像素子と同じ電力源から供給される電力により駆動される被駆動体が駆動される期間の少なくとも一部と高速掃出しの実行期間の少なくとも一部とが重なる場合には重なり合う一部の期間において信号生成部に第1の掃出信号を生成させ被駆動体の全駆動期間と高速掃出しの全実行期間とが重ならない場合には信号生成部に第2の掃出信号を生成させる制御部とを備えることを特徴としている。
さらに、制御部はミラーの移動期間の少なくとも一部と高速掃出しの実行期間の少なくとも一部とが重なる場合には、高速掃出しの全実行期間において信号生成部に第1の掃出信号を生成させることが好ましい。
また、制御部はミラーの移動期間の少なくとも一部と高速掃出しの実行期間の少なくとも一部とが重なる場合には、互いに重なり合う一部の期間においてのみ第1の掃出信号を生成させることが好ましい。
本発明のカメラは、受光量に応じた信号電荷を生成する複数の画素と画素から読出される信号電荷を転送信号の周波数に応じた速さで転送する電荷転送路とを有する撮像素子と、撮像素子と同じ電力源から供給される電力により駆動される被駆動体と、信号電荷を転送させるための転送信号である通常転送信号、電荷転送路に残る電荷を掃出す高速掃出しのための転送信号であって通常転送信号より周波数の大きな第1の掃出信号、または高速掃出しのための転送信号であって第1の掃出信号より周波数の大きな第2の掃出信号のいずれかを生成して撮像素子に送信する信号生成部と、被駆動体が駆動される期間の少なくとも一部と高速掃出しの実行期間の少なくとも一部とが重なる場合には少なくとも重なり合う一部の期間において信号生成部に第1の掃出信号を生成させ被駆動体の全駆動期間と高速掃出しの全実行期間とが重ならない場合には信号生成部に第2の掃出信号を生成させる制御部とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、消費電力が高くなるミラーの移動中には周波数のより小さな第1の掃出信号により高速掃出しが実行されるので、電力不足によるカメラの駆動停止が防がれる。一方、ミラーが移動していない期間に周波数のより大きな第2の掃出信号により高速掃出しが実行されるので、より大きな転送速度で高速掃出しが実行され、撮像全体の期間を短縮可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を適用した撮像素子駆動ユニットを有する一眼レフカメラの内部構成を概略的に示すブロック図である。
一眼レフカメラ10は、撮影光学系11、撮像素子30、タイミングジェネレータ(TG)12、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)13、CPU14、およびバッテリ15などによって構成される。
撮影光学系11はフォーカスレンズ(図示せず)や変倍レンズ(図示せず)を含む複数のレンズによって形成される。撮影光学系11の光軸に垂直となるように、かつ光軸上に撮像素子30が配置される。撮影光学系11により、被写体の光学像が撮像素子30の受光面に結像する。
撮影光学系11と撮像素子30との間に、絞り16、ミラー17(被駆動体)、シャッタ18が配置される。絞り16の開口率を調整することにより撮像素子30への入射光量が調整される。撮影待機時にミラー17は閉止しており、被写体の光学像をペンタプリズム19に向けて反射し、ビューファインダー(図示せず)に伝達させる。撮像実行時にミラー17が上方に開放され、被写体の光学像がシャッタ18に到達する。シャッタ18を開閉することにより、光学像の撮像素子30への遮光と到達とが切替えられる。
絞り16、ミラー17、およびシャッタ18は光学系駆動回路20により駆動される。光学系駆動回路20による各部位の駆動は、CPU14により制御される。なお、一眼レフカメラ10には測光センサ(図示せず)が設けられる。測光センサにより被写体周辺の光量が検出される。検出された光量に基づいて、絞り16の開口率調整、ミラー17の開閉時期の調整、および露光時間の調整などの露出調整が行われる。
撮像素子30がTG12に駆動されることにより、光学像に応じた画像信号が生成される。なお、TG12による撮像素子30の駆動は、DSP13によって制御される。生成した画像信号はAFE21を介してDSP13に送信される。
AFE21において、画像信号にCDS処理、AGC処理、およびA/D変換処理が施される。DSP13において、画像信号に所定の信号処理が施される。所定の信号処理が施された画像信号はメモリ22に格納される。または、LCD23に送信され、撮像した画像がLCD23に表示される。
DSP13はCPU14に接続される。DSP13はCPU14から受信するデータに基づいて、TG12の駆動、画像信号に対する信号処理、および画像信号の格納などの処理を制御する。
前述のように、CPU14により光学系駆動回路20やDSP13は制御される。また、CPU14により、一眼レフカメラ10の各部位の動作も制御される。CPU14は、レリーズボタン(図示せず)、電源ボタン(図示せず)、多機能十字キー(図示せず)などによって構成される入力部24に接続される。使用者による入力部24への様々なコマンド入力に応じて、CPU14は一眼レフカメラ10の各部位を制御する。
なお、露出調整は、前述のように、絞り16の開口率の調整や露光時間の調整は光量に基づいてCPU14により制御される構成であるが、使用者の入力部24へのコマンド入力によっても設定可能である。
なお、デジタルカメラ10の各部位には、バッテリ15から電力が供給される。例えば、光学系駆動部20による絞り16、ミラー17、およびシャッタ18の駆動、撮像素子30、DSP13、およびCPU14などの駆動にバッテリ15から供給される電力が用いられる。
次に、撮像素子30の構成とともに撮像実行時の撮像素子30の動作について、更に詳細に説明する。
撮像素子30はCCD撮像素子であり、図2に示すように、画素31、垂直CCD32、水平CCD33、および出力アンプ34などによって構成される。
複数の画素31が撮像素子30の受光面に2次元状に配置される。画素31の並ぶ各列に垂直CCD32が配置される。各画素31は隣接する垂直CCD32に接続される。垂直CCD32の下方には、画素の並ぶ行方向に延びる水平CCD33が設けられる。全垂直CCD32は、水平CCD33に接続される。水平CCD33の一端に出力アンプ34が接続される。
各画素31において、受光量に応じた信号電荷が生成され、蓄積される。画素31が配置される基板(図示せず)には、電子シャッタ端子35subが接続される。電子シャッタ端子35subに電子シャッタパルスΦSUBが入力されることにより、全画素31に蓄積された電荷が掃出され、リセットされる。また、画素31と垂直CCD32の間には、センサゲート(図示せず)が配置される。センサゲートにはセンサゲート(SG)端子35sgが接続される。SG端子35sgにSGパルスΦSGが入力されることにより、画素31に蓄積された信号電荷が垂直CCD32に読出される。
図3に示すように、垂直CCD32には第1〜第4の電極36a〜36dが列方向に沿って、順番に繰返すように配置される。第1〜第4の電極36a〜36dに位相をずらした垂直転送パルスΦVを入力することにより、垂直CCD32に蓄積される電荷が水平CCD33に転送される。なお、第1〜第4の電極36a〜36dは、それぞれ第1〜第4の垂直転送端子35v1〜35v4(図2参照)に接続される。
なお、垂直CCD32における電荷の転送速度は、垂直転送パルスΦVの周波数に応じて変化する。周波数が大きくなるほど転送速度は高くなり、周波数が小さくなるほど転送速度は低下する。
垂直CCD32と同様に、水平CCD33には第5、第6の電極(図示せず)が行方向に沿って、順番に繰返すように配置される。第5、第6の電極に位相をずらした水平転送パルスΦHを入力することにより、水平CCD33に転送される電荷が出力アンプ34に転送される。なお、第5、第6の電極は、それぞれ第1、第2の水平転送端子35h1、35h2に接続される。
なお、電子シャッタパルスΦSUB、センサゲートパルスΦSG、垂直転送パルスΦV、および水平転送パルスΦHはTG12により生成され、各端子に入力される。
出力アンプ34はキャパシタを有しており、転送された信号電荷を信号電圧に変換して出力する。
次に、図4、図5を用いてレリーズボタンを全押ししたときに開始されるレリーズ制御について、撮像素子30における動作を中心にして説明する。図4は、露光時間が長く設定されている場合のレリーズ制御を説明するためのタイミングチャートである。図5は、露光時間が短く設定されている場合のレリーズ制御を説明するためのタイミングチャートである。
レリーズボタンの全押しが検知されるときに、CPU14によりシーケンス制御であるレリーズ制御が開始される。レリーズボタンの全押しの検知後のタイミングt1において、ミラー17が上方に開かれる。
次のタイミングt2において、第1〜第4の垂直転送端子35v1〜35v4への信号電荷転送用の周波数である垂直転送パルスΦVの入力、第1、第2の水平転送端子35h1、35h2への水平転送パルスΦHの入力、および電子シャッタ端子35subへの電子シャッタパルスΦSUBの入力が開始され、垂直CCD32、水平CCD33、および画素31に蓄積された電荷が掃出される。
タイミングt3において、電子シャッタパルスΦSUBの入力が停止され、画素31に信号電荷が蓄積可能となる。また、タイミングt3において、シャッタ18が開かれ、撮像素子30への光学像の露光が開始される。設定された露光時間の経過後のタイミングt4において、シャッタ18が閉じられ、撮像素子30への光学像の露光が完了する。
撮像素子30はインターレーススキャンを実行するように駆動され、1回の露光で生成した信号電荷は偶数フィールドおよび奇数フィールドの2回のフィールド期間に読出される。最初のフィールド期間である偶数フィールドでは、偶数行の画素31で生成された信号電荷が撮像素子30から読出される。次のフィールド期間である奇数フィールドでは奇数行の画素31で生成された信号電荷が撮像素子30から読出される。
偶数フィールドにおける信号電荷の読出しの前に、垂直CCD32の高速掃出しが実行される。露光完了と同じタイミングt4において、垂直転送パルスΦVの周波数が信号電荷転送用の周波数より大きな高速掃出し用の周波数に切替えられ、垂直CCD32に蓄積された電荷が高速で掃出される。
電荷は垂直CCD32のいずれの位置においても蓄積され得る。水平CCD33に最も近い位置から最も離れた位置までのそれぞれの位置に蓄積される電荷を順番に水平CCD33に転送することにより、垂直CCD32の1回の高速掃出しが実行される。偶数フィールドにおける信号電荷読出し前には、高速掃出しが2回行なわれる。
なお、高速掃出し用の周波数として、第1および第2の高速掃出し用の周波数(第1の高速掃出し用の周波数<第2の高速掃出し用の周波数)が予め定められている。電荷の高速掃出し時における垂直転送パルスΦVの周波数は、以下に説明するようにミラー17の閉止動作時期および露光時間に応じて第1および第2の高速掃出し用の周波数のいずれか一方に設定される。
第1および第2の高速掃出し用の周波数に設定されることにより、それぞれ第1および第2の転送速度のいずれか一方による高速掃出しが実行される。第1の高速掃出し用の周波数より第2の高速掃出し用の周波数の方が大きいので、第1の転送速度より第2の転送速度の方が大きい。
前述のように、ミラー17の開閉時期および露光時間は、測光量に基づいてCPU14により設定される。ミラー17の開閉時期および露光時間が設定されると、露光完了時期からミラー17の閉止動作開始時期までの期間である第1の期間が算出される。
算出された第1の期間が、第2の転送速度による2回の高速掃出しにかかる期間である第2の期間と比較される。
第2の期間が第1の期間より長い場合、すなわち、露光完了後(タイミングt4)からミラー17の閉止動作開始時期(タイミングt5)までの間に第2の転送速度による2回の高速掃出しを完了出来ない場合には、垂直転送パルスΦVの周波数は第1の高速掃出し用の周波数に設定される。第1の高速掃出し用の周波数に設定されることにより第1の転送速度で高速掃出しが実行される(図4参照)。
一方、第2の期間が第1の期間より短い場合、すなわち、露光完了後(タイミングt4)からミラー17の閉止動作開始時期(タイミングt5)までの間に第2の転送速度による2回の高速掃出しが完了可能である場合には、垂直転送パルスΦVの周波数は第2の高速掃出し用の周波数に設定される。第2の高速掃出し用の周波数に設定されることにより第2の転送速度で高速掃出しが実行され、第1の転送速度による高速掃出しより短い時間で高速掃出しが完了する(図5参照)。
2回目の高速掃出しの終了時であるタイミングt6では、垂直転送パルスΦVの周波数が信号電荷転送用の周波数に戻される。周波数を信号電荷転送用の周波数に戻すことにより、転送不良を生じること無く、信号電荷が水平CCD33に転送可能となる。
垂直CCD32の高速掃出しの終了後、センサゲートパルスΦSGがセンサゲート端子35sgに入力される(タイミングt7参照)。また、第1〜第4の電極35v1〜35v4には、偶数行の画素31の信号電荷を垂直CCD32に読出すパターンの垂直転送パルスΦVが入力される。センサゲートパルスΦSGおよび垂直転送パルスΦVの入力により、タイミングt3〜タイミングt4の間に偶数行の画素31において生成され、蓄積された信号電荷が垂直CCD32に読出される。
偶数行の全画素31の信号電荷の垂直CCD32および水平CCD33による転送が完了すると偶数フィールドにおける読出しを終了する(タイミングt8参照)。偶数フィールドの読出し完了後、垂直CCD32の高速掃出しおよび奇数行の画素31の信号電荷の読出しが実行される。
偶数フィールドにおける読出しの完了時(タイミングt8)に垂直転送パルスΦVの周波数は第2の高速掃出し用の周波数に切り替えられ、第2の転送速度で高速掃出しが実行される(タイミングt8〜タイミングt9)。なお、偶数フィールドにおける読出し前の高速掃出しと異なり、高速掃出し中にミラー17が開閉されることが無いので、垂直転送パルスΦVの周波数が第1の高速掃出し用の周波数に設定されない。
また、偶数フィールドにおける信号電荷の読出し前と異なり、奇数フィールドにおける信号電荷の読出し前には高速掃出しは1回だけ行なわれる。1回の高速掃出しの終了時であるタイミングt9では、垂直転送パルスΦVの周波数が信号電荷転送用の周波数に戻され、高速掃出しを終了させる。
垂直CCD32の高速掃出しの終了後、センサゲートパルスΦSGがセンサゲート端子35sgに入力される(タイミングt10参照)。また、第1〜第4の電極35v1〜35v4には、奇数行の画素31の信号電荷を垂直CCD32に読出すパターンの垂直転送パルスΦVが入力される。センサゲートパルスΦSGおよび垂直転送パルスΦVの入力により、タイミングt3〜タイミングt4の間に奇数行の画素31において生成され、蓄積された信号電荷が垂直CCD32に読出される。
奇数行の全画素31の信号電荷の垂直CCD32および水平CCD33による転送が完了すると(タイミングt11)奇数フィールドにおける読出しも終了し、1フレームの画像信号の生成および読出し、すなわち1回目の撮像を終了する。1回目の撮像を終了すると、電子シャッタ端子35subへの電子シャッタパルスΦSUBの入力が再開され、次のレリーズ制御が開始されるまで、画素31に蓄積さる電荷が掃出される。
次に、CPU14およびDSP13によって実行されるレリーズ制御の処理を図6のフローチャートを用いて説明する。レリーズ制御の処理はCPU14がレリーズボタンの全押しを検知したときに開始される。
ステップS100において、設定された露光時間を検出する。なお、露光時間は、使用者による直接入力、または検出された周囲の光量に応じてCPU14により設定される。露光時間の検出後、ステップS101に進む。
ステップS101では、第1の期間、すなわち露光完了時からミラー17の閉止動作開始時期までの期間を算出する。第1の期間の算出後、ステップS102に進む。ステップS102では、第1の期間が第2の期間より長いか否かを判別する。第1の期間が第2の期間以下である場合には、ステップS103に進む。第1の期間が第2の期間より長い場合には、ステップS104に進む。
ステップS103では、垂直CCD32の高速掃出し時における垂直転送パルスΦVの周波数を第1の高速掃出し用の周波数に設定する。一方、ステップS104では、垂直CCD32の高速掃出し時における垂直転送パルスΦVの周波数を第2の高速掃出し用の周波数に設定する。周波数の設定後、ステップS105に進む。
ステップS105において、露光処理を開始する。ミラー17を上方に開き、シャッタ18を設定した露光時間だけ開くことにより、露光処理を完了する。露光処理の完了後、ステップS106に進む。
ステップS106において、垂直CCD32の高速掃出しを2回実行する。なお、ステップS103またはステップS104において設定した周波数の垂直転送パルスΦVにより定まる転送速度により垂直CCD32の高速掃出しを実行させる。高速掃出しの実行後、偶数行の画素31に蓄積された信号電荷を転送させる。偶数行の全画素31の信号電荷の転送を完了すると、ステップS107に進む。
ステップS107では、ステップS104と同様に、垂直CCD32の高速掃出し時における垂直転送パルスΦVの周波数を第2の高速掃出し用の周波数に設定する。周波数の設定後、ステップS108に進む。
ステップS108では、第2の転送速度による垂直CCD32の高速掃出しを1回実行する。高速掃出しの実行後、奇数行の画素31に蓄積された信号電荷を転送させる。奇数行の全画素31の信号電荷の転送を完了すると、レリーズ制御の処理を終了する。
以上のような本実施形態を適用した撮像素子駆動ユニットによれば、電力消費量が多くなるミラー17の駆動時期と高速掃出し時期が重なる場合には第1の転送速度による通常の高速掃出しを実行し、ミラー17の駆動時期と高速掃出し時期が重ならない場合には第2の転送速度による超高速掃出しを実行可能である。したがって、電力不足による駆動の停止を防ぎながら、垂直CCD32の超高速掃出しを実行可能となる。
垂直CCD32の超高速掃出しにより、1回の撮像にかかる時間が短縮化される。したがって、例えば、連写撮影に適用することにより、単位時間当たりの撮影回数を増加可能となる。
なお、本実施形態では、露光完了後からミラー17の閉止動作開始時期(タイミングt5)までの間に第2の転送速度による2回の高速掃出しを完了出来ない場合には、全期間において第1の転送速度により高速掃出しが実行される構成であるが、少なくとも、第2の転送速度による高速掃出し期間とミラー17の移動時期が重ならなければよい。例えば、露光完了後、ミラー17の閉止動作開始時期まで第2の転送速度による高速掃出しを実行し、ミラー17の閉止動作開始後は第1の転送速度による高速掃出しを実行してもよい。
また、本実施形態では、偶数フィールドの信号電荷の読出し前には2回の高速掃出し、奇数フィールドの信号電荷の読出し前には1回の高速掃出しを実行する構成であるが、回数はこれらの回数に限定されない。
また、本実施形態において、垂直CCD32の高速掃出しのために垂直転送パルスΦVの周波数を2段階で調整する構成であるが、2段階に限定されない。
また、本実施形態では、通常高速掃出し、または超高速掃出しのいずれを実行するかを決定するために、高速掃出し時期とミラー17の駆動時期との重複を判別する構成であるが、高速掃出し時期との重複を判別するのはミラー17の駆動時期に限られない。撮像素子30と同じバッテリ15から供給される電力によって駆動される被駆動体の駆動時期と高速掃出し時期との重複に基づいて、通常高速掃出しと超高速掃出しとの実行を切替える構成であっても、本実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、垂直CCD32には第1〜第4の電極36a〜36dが順番に繰返すように配置される構成であるが、電極の数は4種に限られない。また、水平CCD33には第5、第6の電極が順番に繰返すように配置される構成であるが、電極の数は2種に限られない。
また、本実施形態では、撮像素子30はインターレーススキャンの2回読出しにより、信号電荷が出力部34まで転送される構成であるが、読出し回数は2回に限られず3回以上に分けて読出されてもよい。さらには、プログレッシブスキャンにより1回で読み出される構成であってもよい。
また、本実施形態において、撮像素子30はCCD撮像素子であるが、他の電荷転送型の撮像素子に対しても適用可能である。
本発明の一実施形態を適用した撮像素子駆動ユニットを有する一眼レフカメラの内部構成を概略的に示すブロック図である。 撮像素子の概略的な構成図である。 第1〜第4の電極の配置図である。 露光時間が長く設定されている場合におけるレリーズ制御時に撮像素子において実行される動作のタイミングを示すタイミングチャートである。 露光時間が短く設定されている場合におけるレリーズ制御時に撮像素子において実行される動作のタイミングを示すタイミングチャートである。 レリーズ制御の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 一眼レフカメラ
12 タイミングジェネレータ(TG)
13 デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
14 CPU
17 ミラー
30 撮像素子
32 垂直CCD
35sg センサゲート(SG)端子
35sub 電子シャッタ端子
35v1〜35v4 第1〜第4の垂直転送端子
36a〜36d 第1〜第4の電極

Claims (4)

  1. 受光量に応じた信号電荷を生成する複数の画素と、前記画素から読出される前記信号電荷を転送信号の周波数に応じた速さで転送する電荷転送路とを有する撮像素子を駆動する撮像素子駆動ユニットであって、
    前記信号電荷を転送させるための前記転送信号である通常転送信号、前記電荷転送路に残る電荷を掃出す高速掃出しのための前記転送信号であって前記通常転送信号より周波数の大きな第1の掃出信号、または前記高速掃出しのための前記転送信号であって前記第1の掃出信号より周波数の大きな第2の掃出信号のいずれかを生成して、前記撮像素子に送信する信号生成部と、
    前記撮像素子と同じ電力源から供給される電力により駆動される被駆動体が駆動される期間の少なくとも一部と前記高速掃出しの実行期間の少なくとも一部とが重なる場合には重なり合う一部の期間において前記信号生成部に前記第1の掃出信号を生成させ、前記被駆動体の全駆動期間と前記高速掃出しの全実行期間とが重ならない場合には前記信号生成部に前記第2の掃出信号を生成させる制御部とを備える
    ことを特徴とする撮像素子駆動ユニット。
  2. 前記制御部は、前記被駆動体の駆動期間の少なくとも一部と前記高速掃出しの実行期間の少なくとも一部とが重なる場合には、前記高速掃出しの全実行期間において前記信号生成部に前記第1の掃出信号を生成させることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子駆動ユニット。
  3. 前記制御部は、前記被駆動体の駆動期間の少なくとも一部と前記高速掃出しの実行期間の少なくとも一部とが重なる場合には、互いに重なり合う一部の期間においてのみ前記第1の掃出信号を生成させることを特徴とする請求項1に記載の撮像素子駆動ユニット。
  4. 受光量に応じた信号電荷を生成する複数の画素と、前記画素から読出される前記信号電荷を転送信号の周波数に応じた速さで転送する電荷転送路とを有する撮像素子と、
    前記撮像素子と同じ電力源から供給される電力により駆動される被駆動体と、
    前記信号電荷を転送させるための前記転送信号である通常転送信号、前記電荷転送路に残る電荷を掃出す高速掃出しのための前記転送信号であって前記通常転送信号より周波数の大きな第1の掃出信号、または前記高速掃出しのための前記転送信号であって前記第1の掃出信号より周波数の大きな第2の掃出信号のいずれかを生成して、前記撮像素子に送信する信号生成部と、
    前記被駆動体が駆動される期間の少なくとも一部と前記高速掃出しの実行期間の少なくとも一部とが重なる場合には少なくとも重なり合う一部の期間において前記信号生成部に前記第1の掃出信号を生成させ、前記被駆動体の全駆動期間と前記高速掃出しの全実行期間とが重ならない場合には前記信号生成部に前記第2の掃出信号を生成させる制御部とを備える
    ことを特徴とするカメラ。
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