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JP2010061722A - 基板の製造方法、前記方法により製造される基板、及び前記基板を用いた磁気記録媒体 - Google Patents

基板の製造方法、前記方法により製造される基板、及び前記基板を用いた磁気記録媒体 Download PDF

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JP2010061722A JP2008224674A JP2008224674A JP2010061722A JP 2010061722 A JP2010061722 A JP 2010061722A JP 2008224674 A JP2008224674 A JP 2008224674A JP 2008224674 A JP2008224674 A JP 2008224674A JP 2010061722 A JP2010061722 A JP 2010061722A
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Yoshiyuki Okano
誉之 岡野
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Konica Minolta Opto Inc
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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】所望の形状の凸部を有し、平坦性の高い基板を、簡単かつ高スループットで高精度に製造することができる製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】凹部が形成された犠牲層を備えた基板基材上に、凸部を構成する構造材料を溶媒に溶解させた溶液を塗布することにより、凹部に溶液を充填させる工程と、凹部に充填された溶液の溶媒を乾燥させることにより、凸部を形成する工程と、凸部を残存するように犠牲層を除去する工程とを備え、犠牲層の、溶液に対する接触角θが90°未満であって、凹部の、基板基材の表面に平行な断面における重心を通る側面間の最小距離をLとしたときに、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定される値dが、10nm未満であって、凹部に溶液を充填したときに、溶液の基板基材から最も遠い位置と基板基材の表面との距離及び凹部の深さのうちの小さい方の長さが、d以上である基板の製造方法を用いる。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板の製造方法、前記方法により製造される基板、及び前記基板を用いた磁気記録媒体に関する。
磁気記録媒体は、記録密度をより高度化するために、磁性層をパターニングして磁性層を複数の領域に物理的に分割したパターンドメディア(PM)が提案されている。このPMの作製方法としては、例えば、ナノインプリント法によってパターンを形成する方法が提案されている。ナノインプリント法とは、まず、表面に凹凸形状を有する鋳型を、基板基材上に塗布したインプリント材料に押し付けること等によって、鋳型の凹凸形状をインプリント材料に転写させ、そして、凹凸形状が転写されたインプリント材料を固化させた後に鋳型を剥離することによって、表面に凹凸形状を有する基板を得る方法である。例えば、特許文献1や特許文献2に記載の方法が挙げられる。
特許文献1には、平坦な基板上又は凹凸構造を有するモールド上に被転写体(インプリント材料の層)を形成する工程と、前記モールドを被転写体に接触させ加圧する工程と、前記モールドの凹凸構造を前記被転写体に転写する工程と、前記モールドを被転写体から剥離する工程と、前記モールドの凹凸構造が転写された被転写体上に磁気記録層を堆積する工程とを有する磁気記録媒体の製造方法が記載されている。
また、特許文献2には、表面にスタンパ(鋳型)のドット状凹部に対応したドット状凸部を有する下地を形成する工程と、前記下地の前記ドット状凸部を設けた面に強磁性材料を含む層(磁性層)を形成する工程とを含んだ記録媒体の製造方法が記載されている。
また、予め形成された微細な凹凸形状の凹部に磁性粒子を充填させることによって、微細構造を形成する方法としては、例えば、特許文献3に記載の方法が挙げられる。
特許文献3には、軟磁性層とその上にある磁気記録層と当該磁気記録層の直下にある中間層とを有する円板状の磁気記録媒体の製造方法であって、当該中間層の上面に、当該円板の半径方向に凹凸を繰り返す凹部と凸部とを設け、当該凹部に磁性粒子を自己組織的に充填させることを含む磁気記録媒体の製造方法が記載されている。
特開2007−95162号公報 特開2004−303302号公報 特開2007−220196号公報
特許文献1や特許文献2に記載されているようなナノインプリント法によれば、例えば、大気圧下で凹凸形状を形成させることができ、装置内を真空にする工程を特に必要としないので、凹凸形状を有する基板等を、簡単かつ高スループットで製造することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の方法によれば、インプリント材料によっては、所望の凹凸形状を形成することが困難である場合があった。例えば、インプリント材料として、スピンオングラス材料(SOG)を用いた場合、SOG中の溶媒を乾燥させると、インプリント材料がガラス質になって硬くなる。そして、鋳型を押圧させる前にインプリント材料が硬くなりすぎた場合、鋳型を押圧する圧力が不足して、転写性が不充分となってしまい、所望の凹凸形状を形成することができないという問題があった。また、転写性を高めるために押圧する圧力を高くすると、鋳型が破損するおそれがあった。これに対して、SOG中の溶媒の乾燥が不充分な状態で、鋳型を押圧させて鋳型の形状を転写させた場合、転写中は、SOGが鋳型と基板とに挟まれており、SOGの空気に接触する面積が非常に小さいので、SOGが乾燥しにくくなる。このため、鋳型を離型する際に、形状を保持することができる程度までSOGを硬化させるには、時間がかかり、高スループット化の妨げとなるという問題があった。
また、特許文献2に記載の方法によれば、鋳型上に液状のインプリント材料を塗布してそのまま乾燥させて基板を形成するので、転写中であっても、インプリント材料を乾燥させやすい。しかしながら、基板の鋳型と接触していない面は、開放された状態であるので、その面にうねり等が発生し、平坦性が低い場合があった。このような場合、鋳型から基板を離型すると、基板の鋳型と接触していない面のうねり等の平坦性の低さが、凹凸形状が転写された面にも影響するおそれがあった。例えば、平坦性の高い基板基材等に貼着させると、基板の鋳型と接触していない面のうねり等が、凹凸形状が転写された面に倣い、平坦性の低いものとなるおそれがあった。
一方、ハードディスクドライブ等の磁気記録装置において、磁気ヘッドは、磁気記録媒体に情報を記録したり、記録した情報を読み取ったりする場合に、回転する磁気記録媒体の表面から、例えば、10nm程度離間している。従って、上記のような、凹凸形状の転写性や凹凸形状が転写された面の平坦性等が劣った基板の表面上に磁性層等を形成させて得られた磁気記録媒体を用いると、磁気ヘッドが磁気記録媒体に接触するヘッドクラッシュが起こるという問題があった。また、磁気記録媒体を製造する際、特許文献2に記載されているように、所望の形状の磁性層を形成した後に、SOG等を塗布し、磁性層の間にSOG等からなる非磁性膜を形成させて、その後、エッチバックして、均一な表面を得ることも考えられる。しかしながら、このように表面を均一にしても、凹凸形状の転写性や凹凸形状が転写された面の平坦性等が劣った基板を用いた場合は、ヘッドクラッシュが発生するおそれがあった。また、エッチバックを施すと、高スループット化の妨げとなるという問題があった。例えば、エッチバックを行う際、ドライエッチングを用いると、エッチングを行う装置内を真空にしなければならず、高スループット化の妨げとなった。
また、特許文献3によれば、スピンコート等によって、予め形成された微細な凹凸形状の凹部のみに磁性粒子を充填させることができる。この磁性粒子の代わりに、上記インプリント材料のような構造材料を用い、予め形成された微細な凹凸形状を犠牲層として除去することによって、微細な凹凸形状を形成することができると考えられる。しかしながら、微細な凹凸形状を形成させるために、磁性粒子の代りに、SOG等の液体状材料を用いた場合、凹部にのみに液体状材料が充填されたとしても、液体状材料の表面張力等によって、凹部の壁面付近において、液体状材料が隆起したり、沈下したりする、いわゆるメニスカスが発生する。このメニスカスによって、凹凸形状が転写された面の平坦性を充分に高めることが困難であり、ヘッドクラッシュが発生するおそれがあった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、所望の形状の凸部を複数有し、平坦性の高い基板、例えば、表面に磁性層等を設けて磁気記録媒体とした場合にヘッドクラッシュの発生を抑制する平坦性の高いものを製造できる基板を、簡単かつ高スループットで高精度に製造することができる製造方法を提供することを目的とする。また、前記製造方法により製造される基板、及び前記基板を用いた磁気記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る基板の製造方法は、複数の凸部を有する基板の製造方法であって、前記凸部に対応する凹部が形成された犠牲層を備えた基板基材上に、前記凸部を構成する構造材料を溶媒に溶解させた溶液を塗布することにより、前記凹部に前記溶液を充填させる工程と、前記凹部に充填された前記溶液の前記溶媒を乾燥させることにより、前記凸部を形成する工程と、前記凸部を残存するように前記犠牲層を除去する工程とを備え、前記犠牲層の、前記溶液に対する接触角θが90°未満であって、前記凹部の、前記基板基材の表面に平行な断面における重心を通る側面間の最小距離をLとしたときに、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定される値dが、10nm未満であって、前記凹部に前記溶液を充填したときに、前記溶液の前記基板基材から最も遠い位置と前記基板基材の表面との距離、及び前記凹部の深さのうちの小さい方の長さが、前記d以上であることを特徴とする。
上記構成によれば、所望の形状の凸部を複数有し、平坦性の高い基板を、簡単かつ高スループットで高精度に製造することができる。このことは、以下のことによると考えられる。
まず、前記犠牲層の前記溶液に対する接触角θが90°未満であるので、前記犠牲層の凹部に乾燥前の前記溶液を充分に充填させることができる。そして、前記凹部の側面間距離Lが、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定される値dが10nm未満となるような大きさであると、前記凹部に充填された前記溶液の表面にメニスカスが発生しても、得られた凸部の平坦性は充分に高いものになると考えられる。よって、凸部を複数形成された面の平坦性が大きく低下することなく、平坦性の優れた基板を、特別な工程を施すことなく、簡単かつ高スループットで高精度に製造することができる。また、前記凹部に充填された溶液の表面が、前記基板基材に近接すると、前記基板基材の影響を受けてしまい、前記溶液の形状が、スピンコートの回転数等の前記溶液の塗布条件によって変化する。そこで、前記溶液の前記基板基材から最も遠い位置と前記基板基材の表面との距離、及び前記凹部の深さのうちの小さい方の長さが、前記d以上であることを満たすような、前記凹部に充填された前記溶液の量等に調整することによって、塗布条件等に影響されず、平坦性の高い基板を製造することができる。
前記構造材料が、ケイ素化合物であり、前記溶媒が、エーテル類及びアルコール類から選ばれる少なくとも1種であり、前記犠牲層が、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、及びフェノール系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。上記のような組み合わせによれば、前記犠牲層の前記溶液に対する接触角θが90°未満を実現でき、平坦性のより高く、所望の形状の凸部を複数有する基板を、簡単かつ高スループットで高精度に製造することができる。
前記凸部が、円柱状であることが好ましい。この構成によれば、平坦性のより高く、所望の形状の凸部を複数有する基板を、より簡単かつ高スループットで高精度に製造することができる。また、得られた基板は、PM用の基板としてより好適である。
また、本発明の他の一態様に係る基板は、前記製造方法によって得られることを特徴とする。上記の構成によれば、所望の形状の凸部を複数有し、平坦性の高い基板が得られる。例えば、表面に磁性層等を設けて磁気記録媒体とした場合にヘッドクラッシュの発生を抑制する平坦性の高いものを製造できる基板が得られる。
また、本発明の他の一態様に係る磁気記録媒体は、前記基板と、前記基板上に設けられた磁性層とを備え、前記磁性層が、前記基板の凸部上に形成された磁性層と前記基板基材上に形成された磁性層とが規則的に配列されていることを特徴とする。上記の構成によれば、ヘッドクラッシュの発生を抑制できるような平坦性が高い磁気記録媒体が得られる。
本発明によれば、所望の形状の凸部を複数有し、平坦性の高い基板を、簡単かつ高スループットで高精度に製造することができる製造方法を提供することができる。また、このような基板の製造方法により製造される基板、前記基板を用いた磁気記録媒体が提供される。
以下、本発明の基板の製造方法に係る実施形態について説明するが、本発明は、これらに限定されるものではない。
本実施形態に係る基板の製造方法は、複数の凸部を有する基板の製造方法である。具体的には、図1に示すような前記凸部に対応する凹部13が形成された犠牲層12を備えた基板基材11上に、前記凸部を構成する構造材料を溶媒に溶解させた溶液を塗布することにより、前記凹部に前記溶液を充填させる工程と、前記凹部に充填された前記溶液の前記溶媒を乾燥させることにより、前記凸部を形成する工程と、前記凸部を残存するように前記犠牲層を除去する工程とを備える。このような工程によって、複数の凸部を有する基板を製造することができる。なお、図1は、本実施形態に係る基板の製造方法に用いる犠牲層12を備えた基板基材11の一例を示す鳥瞰図であり、前記基板基材11の一部を示すものである。また、ここでは、前記凹部13として、円柱状のものを挙げて説明するが、円柱状に限らず、四角形柱状や六角形柱状等の多角形柱状であってもよいし、特定の方向に延びる溝状であってもよい。また、前記基板基材11が円板状である場合、前記基板基材11の円周方向に延びる溝状であってもよい。
また、ここで製造する基板としては、表面に複数の凸部を有するものであればよく、例えば、パターン化された磁気記録媒体(パターンドメディア:PM)用の基板等が挙げられる。また、前記凸部としては、微細な凸部であり、例えば、nmオーダーの凸部等が挙げられる。
そして、前記犠牲層及び前記溶液の種類や形状等が、図2及び図3に示すような、以下のような関係を満たすようなものを用いる。なお、図2は、前記犠牲層12の前記凹部13内に前記溶液が充填された状態の前記基板基材11の、前記凹部13の開口上方から見た上面図を示す。図3は、図2に示す前記基板基材11を、切断面線III−III’から見た概略断面図である。
まず、図3に示すように、前記犠牲層12の、前記溶液14に対する接触角θが90°未満である。このような関係を満たせば、前記基板基材11に備えられた前記犠牲増12の前記凹部13に乾燥前の前記溶液14を充分に充填させることができる。このことは、以下のことによると考えられる。前記犠牲層12の前記溶液14に対する接触角θが90°未満であると、その状態は一般的に浸漬ぬれであると言われ、前記溶液14が前記犠牲層11によくぬれ広がる状態である。よって、前記溶液14の充填性を充分に高めることができると考えられる。なお、前記溶媒を乾燥させる前は、前記溶液14の主成分が前記溶媒であるため、前記犠牲層12の前記溶液14に対する接触角θは、前記犠牲層12の前記溶媒に対する接触角θとほぼ同等であり、前記犠牲層12と前記溶媒との性質によって、前記犠牲層12の前記凹部13への前記溶液14の充填性を変化させることができると考えられる。また、このような浸漬ぬれの状態において、溶液の塗布面がわずかに粗化されていると、ぬれ性がさらに高まる。例えば、基板基材11として、磁気記録媒体として一般的に用いられる2.5インチの基板を用いると、その基板基材11は、外径65mm、内径20mmのドーナツ形状であり、PM用の磁気記録媒体を得るためには、前記犠牲層12の、隣り合う前記凹部13の中心間距離が数十nmという大きさであるので、上記の塗布面がわずかに粗化されている状態に該当し、ぬれ性がさらに向上するため、より充填性が高まる。このため、基板基材の面積が大きくても、良好な充填性を確保できるという点でも好適である。
そして、図2及び図3に示すように、前記凹部13の、前記基板基材11の表面に平行な断面における重心を通る側面間の最小距離をLとしたときに、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定される値dが、10nm未満である。なお、ここでは、Lは、前記凹部13が円柱状であるので、直径に相当する。このような関係を満たすようなLとすることによって、前記凹部13に充填された前記溶液14の表面にメニスカスが発生しても、得られた凸部の平坦性は充分に高いものになると考えられる。
以下、この平坦性の高いものが得られる理由について説明するために、まず、液体の表面の形状であるメニスカスの形状について説明する。
液体の表面の形状は、一般的に液体の表面張力と重力とによって決定される。そして、メニスカスが形成されている部分の液体の内外の圧力は、表面張力の影響で、ラプラス圧力という圧力分だけ圧力差が生じる。つまり、このラプラス圧力と重力による液圧とのバランスによって、メニスカスの形状が決まる。例えば、液体が凹部等に充填されている場合、前記凹部のサイズが毛管長と呼ばれる長さから規定されるサイズより小さくなると、ラプラス圧力が液圧より常に大きくなる。このような場合、メニスカスの形状は、曲率一定の形状となる。
ここで、図1に示すような、前記犠牲層12の円柱状の凹部13に、前記溶液14としてSOGを充填した場合について説明する。なお、上記関係を満たすのであれば、ここでの凹部13の形状や前記溶液14に限定されない。
この場合、毛管長κ−1は、下記式(1)で表すことができる。
κ−1=(2γ/ρg)1/2 (1)
ここで、γは液体の表面張力を示し、ρは液体の密度を示し、gは重力加速度を示す。そして、SOGに用いられる一般的な有機溶媒の表面張力は25mN/m程度であり、密度は0.9g/cm程度であるので、上記式(1)より、毛管長κ−1は、2mm程度である。凹部13の直径が、この毛管長κ−1より小さいと、メニスカスの形状が曲率一定の形状となる。そこで、この凹部13に対応する凸部の直径は、磁気記録媒体に用いられる基板、例えばPM用基板の場合、毛管長κ−1より遥かに小さく、数十nm以下である。このため、前記凹部13に充填された前記溶液14の表面の形状であるメニスカス形状は、図3に示すように、曲率一定の形状となり、球の一部を切りとった形となる。また、前記犠牲層12の、前記溶液14の前記溶液に対する接触角θが90°未満であるので、前記凹部13の、前記溶液14の前記溶液に対する接触角θは、図3に示すように、90°未満である。
そして、前記凹部の、前記基板基材の表面に平行な断面における重心を通る側面間の最小距離をLとしたときに、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定される値dは、前記溶液14の前記基板基材11から最も遠い位置と前記溶液14の前記基板基材11に最も近い位置との距離であるメニスカスの凹み量とほぼ一致する。よって、前記凹部の側面間距離Lが、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定される値dが10nm未満となるような大きさであると、前記凹部に充填された前記溶液の表面にメニスカスが発生しても、得られた凸部の平坦性は、ハードディスク装置に用いられた場合、ヘッドクラッシュを起こさないような充分に高いものになると考えられる。
そして、図4に示すように、前記凹部13に前記溶液14を充填したときに、前記溶液14の前記基板基材11から最も遠い位置と前記基板基材11の表面との距離、及び前記凹部13の深さのうちの小さい方の長さhが、前記d以上であると、塗布条件等に影響されず、平坦性の高い基板を製造することができる。これに対して、図5に示すように、前記凹部13に前記溶液14を充填したときに、前記溶液14の前記基板基材11から最も遠い位置と前記基板基材11の表面との距離、及び前記凹部13の深さのうちの小さい方の長さhが、前記d未満であると、前記凹部13に充填された溶液14の表面が、前記基板基材11に近接し、前記基板基材11の影響を受けてしまう。よって、前記溶液14の形状が、スピンコートの回転数等の前記溶液14の塗布条件によって変化してしまう。なお、図4は、前記犠牲層12の前記凹部13内に前記溶液が充填した際、hがd以上である場合の断面図を示す。また、図5は、前記犠牲層12の前記凹部13内に前記溶液が充填した際、hがd未満である場合の断面図を示す。
したがって、前記溶液14の前記基板基材11から最も遠い位置と前記基板基材11の表面との距離、及び前記凹部13の深さのうちの小さい方の長さhが、前記d以上となるように、前記凹部に充填された前記溶液の量等を調整することによって、塗布条件等に影響されず、平坦性の高い基板を製造することができる。
以上のことから、上記の各構成を満たすようにすれば、所望の形状の凸部を複数有し、平坦性の高い基板を、簡単かつ高スループットで高精度に製造することができる。また、表面に磁性層等を設けて磁気記録媒体とした場合にヘッドクラッシュの発生を抑制する平坦性の高いものを製造できる基板が得られる。また、このような基板の製造方法は、極めて高い平坦性が求められるPM用の基板等の製造方法に特に好適である。
以下、本実施形態に係る基板の製造方法について説明する。
まず、図1に示すような凹部13を複数有する犠牲層12を備えた基板基材11を用意する。このような凹部を複数有する犠牲層の作製方法としては、特に制限されず、例えば、以下の方法等が挙げられる。まず、スピンコート法やディップコート法等によって、犠牲層を構成する材料からなる層を形成させ、その層に対して、電子線描画(電子線リソグラフィ)法、フォトリソグラフィ法及びナノインプリント法等によって、凹部を複数形成させる。その後、必要に応じて、凹部において、基板基材表面が露出するまで、エッチングする。そうすることによって、凹部を複数有する犠牲層を備えた基板基材が得られる。
次に、前記基板基材の前記犠牲層を備えた側の表面上に前記溶液を塗布する。塗布方法としては、前記凹部に前記溶液を充填させることができれば、特に制限されず、公知の塗布方法を用いることができる。例えば、ディスペンサ等による滴下塗布であってもよいし、スピンコート法やディップコート法等であってもよいし、ワイヤーバー及びアプリケータ等を用いて塗り広げてもよい。その際、前記接触角θ、d及びhが、上記各関係を満たすように、犠牲層の種類や形状及び溶液の種類や量等を調整する。また、前記凹部に前記溶液を充填させるために、前記溶液の濃度を調整したり、スピンコート法の場合は、回転数を調整してもよい。なお、スピンコート法における回転数は、例えば、1000〜10000rpmであることが好ましい。
前記犠牲層、構造材料及び溶媒の組み合わせは、接触角θ等が、上記関係を満たせば、特に制限されない。例えば、前記犠牲層が、樹脂であり、前記溶媒が、有機溶媒であり、前記構造材料が、無機材料である組み合わせであることが好ましい。
前記樹脂としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂等が挙げられる。また、前記ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、シクロオレフィン樹脂等が挙げられる。ポリスチレン系樹脂としては、例えば、電子線用レジスト樹脂として用いられるもの等が挙げられる。アクリル系樹脂としては、例えば、紫外線硬化樹脂として用いられるもの等が挙げられる。なお、前記犠牲層として、電子線用レジストとして用いられるものを用いた場合、前記凹部を形成するのに、電子線描画法を用いることができ、紫外線硬化樹脂として用いられるものを用いた場合、前記凹部を形成するのに、光インプリント法を用いることができる。
前記有機溶媒としては、例えば、ケトン類、エーテル類、アルコール類及びエステル類等が挙げられる。また、前記ケトン類としては、例えば、アセトン及びメチルイソブチルケトン等が挙げられる。前記エーテル類としては、例えば、プロピレングリコールジメチルエーテル及びエチレングリコールジメチルエーテル等のグライム等が挙げられる。前記アルコール類としては、例えば、グリコール、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール及びブタノール等が挙げられる。
前記無機材料としては、例えば、シリケート及びシロキサン等のケイ素化合物等が挙げられる。また、前記シロキサンとしては、例えば、水素シルセスキオキサン(HSQ)等のシルセスキオキサン等が挙げられる。
また、前記溶媒は、1種のみからなるものを用いてもよいし、溶液の粘度、乾燥速度、及び構造材料の溶解性等を調整する点から、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、前記構造材料は、1種のみからなるものを用いてもよいし、溶液の粘度、構造材料の溶解性及び乾燥固化後の硬さを調整する点から、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
さらに、前記構造材料が、ケイ素化合物であり、前記溶媒が、エーテル類及びアルコール類から選ばれる少なくとも1種であり、前記犠牲層が、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、及びフェノール系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種である組み合わせであることがより好ましい。上記のような組み合わせによれば、前記犠牲層の前記溶液に対する接触角θが90°未満を実現でき、平坦性のより高く、所望の形状の凸部を複数有する基板を、簡単かつ高スループットで高精度に製造することができる。また、前記構造溶液を前記溶媒に溶解させた溶液としては、例えば、スピンオングラス(SOG)と呼ばれる材料を用いることができる。
次に、前記凹部に充填された前記溶液の前記溶媒を乾燥させる。そうすることによって、前記凹部に充填された前記溶液が固化され、前記凹部に対応する凸部が形成される。ここでの乾燥は、形成された凸部の形状を維持できればよく、前記溶媒が全て除去されていなくてもよい。完全に乾燥されていない場合、前記犠牲層を除去した後に、さらに乾燥させてもよい。また、乾燥方法としては、特に制限なく、公知の乾燥方法を用いることができる。例えば、室温で放置してもよいが、さらに、減圧、送風及び加熱等を行うと、乾燥をより早める点から好ましい。また、加熱を行う場合、加熱温度を溶媒の沸点を超えないようにすることが好ましい。そうすることによって、前記溶液が沸騰せず、形成された凸部内部に気泡が残存する可能性が低くなるため、形成される凸部の形状不良の発生が抑制される。
最後に、前記凸部を残存するように、前記犠牲層を除去する。除去方法としては、前記犠牲層のみを除去することができれば、特に限定されず、例えば、前記犠牲層を溶解させる溶媒、例えば、有機溶媒等を用いて除去してもよいし、ドライエッチングや酸素アッシング等によって除去してもよい。
上記の製造方法によって、微細な凸部を複数有する基板を、形状損傷を抑制しながら、容易に製造することができる。したがって、ここで得られる基板は、例えば、PM用の基板に好適に利用することができる。
また、この基板の表面上に、磁性層を形成させることによって、PMを形成させることができる。すなわち、前記基板と、前記基板上に設けられた磁性層とを備え、前記磁性層が、前記基板の凸部上に形成された磁性層と前記基板基材上に形成された磁性層とが規則的に配列されているPMが得られる。このPMの一例としては、例えば、前記基板と、前記基板上に設けられた磁性層とを備え、前記磁性層が、前記基板の凸部上に形成された磁性層と前記基板基材上に形成された磁性層とが分離されているPM等が挙げられる。基板の凸部を微細にすれば、記録密度の高いPMが得られる。また、前記磁性層やその形成方法としては、特に制限なく、公知の磁性層や公知の形成方法を用いることができる。また、前記基板と前記磁性層との間に、下地層を備えていてもよい。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1]
図6に示すように基板を作製した。
基板基材41であるハードディスクドライブ用2.5インチガラス基板(外径65mm、内径20mm)の表面上に、紫外線硬化樹脂であるPAK−02(東洋合成工業株式会社製)を塗布した。そして、光インプリント法を用いて、図6(a)に示すように、基板基材41上に、円柱状の凹部43を正方格子状に複数有する樹脂層42を形成させた。その後、前記凹部43の底面から前記基板基材41の表面が露出するまで、前記樹脂層42に対して酸素アッシングを施す。そうすることによって、図6(b)に示すように、基板基材41上に、ピッチ50nm、深さ50nm、直径25nmの円柱状の凹部45を正方格子状に複数有する犠牲層44を形成させた。
次に、溶液46として、スピンオングラス材料(SOG)であるOCD T−12 900−V(東京応化工業株式会社製)を用意した。このSOGは、溶媒がプロピレングリコールジメチルエーテルであり、溶質(構造材料)がラダー型の水素シルセスキオキサンである。なお、ここでの前記犠牲層44の、前記溶液46に対する接触角θは、30°であり、90°未満であった。また、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定されるdは、7.2nmであり、10nm未満であった。
そして、図6(c)に示すように、前記溶液46をディスペンサで前記犠牲層44上に100μl滴下した。次に、前記溶液46を滴下した前記犠牲層44を備える基板基材41を、回転数4000rpmで30秒間、スピンコートした。そうすることによって、前記犠牲層44の前記凹部45に前記溶液46が充填された。また、スピンコート終了時には、前記溶液46の溶媒がほぼ乾燥したため、特に加熱や減圧等の乾燥促進を行わなかった。すなわち、図6(d)に示すように、前記犠牲層44の前記凹部45に凸部47が形成された。ここで得られた凸部47が形成された基板基材41を割り、その断面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察したところ、前記凹部45に凸部47を構成する構造材料が埋め込まれており、凹部45の底面からメニスカスの最上面までの距離hが20nmであり、d以上であった。また、メニスカスの凹み量が、7nmであり、dとほぼ一致した。
最後に、酸素アッシングにより、前記犠牲層44を除去することによって、図6(e)に示すように、前記基板基材41上に前記凸部47が複数形成された基板48が得られた。ここで得られた基板48を割り、その断面をSEMにより観察したところ、上記の場合と比較して、前記凸部47の形状に特に変化がなく、得られた基板48は、ヘッドクラッシュを起こさない程度、高い平坦性を備えていることがわかった。
[実施例2]
図7に示すように基板を作製した。
基板基材51であるハードディスクドライブ用2.5インチガラス基板(外径65mm、内径20mm)の表面上に、電子線用レジスト樹脂であるZEP520A(日本ゼオン株式会社製、ポリスチレン系共重合)を塗布した。そして、電子線描画及び現像によって、図7(a)に示すように、基板基材51上に、ピッチ50nm、深さ50nm、直径25nmの円柱状の凹部53を正方格子状に複数有する犠牲層52を形成させた。
次に、溶液54として、スピンオングラス材料(SOG)であるFOx−16(東レ・ダウコーニング株式会社製)を用意した。このSOGは、溶媒がメチルイソブチルケトンであり、溶質(構造材料)がかご型の水素シルセスキオキサンである。なお、ここでの前記犠牲層52の、前記溶液54に対する接触角θは、30°であり、90°未満であった。また、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定されるdは、7.2nmであり、10nm未満であった。
そして、図7(b)に示すように、前記溶液54をディスペンサで前記犠牲層52上に100μl滴下した。次に、前記溶液54を滴下した前記犠牲層52を備える基板基材51を、回転数4000rpmで30秒間、スピンコートした。そうすることによって、前記犠牲層52の前記凹部53に前記溶液54が充填された。また、スピンコート終了時には、前記溶液54の溶媒がほぼ乾燥したため、特に加熱や減圧等の乾燥促進を行わなかった。すなわち、図7(c)に示すように、前記犠牲層52の前記凹部53に凸部55が形成された。ここで得られた凸部55が形成された基板基材51を割り、その断面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察したところ、前記凹部53に凸部55を構成する構造材料が埋め込まれており、凹部53の底面からメニスカスの最上面までの距離hが25nmであり、d以上であった。また、メニスカスの凹み量が、8nmであり、dとほぼ一致した。
最後に、アセトンを用いて、前記犠牲層52を溶解させることによって、前記犠牲層52を除去した。そうすることによって、図7(d)に示すように、前記基板基材51上に前記凸部55が複数形成された基板56が得られた。ここで得られた基板56を割り、その断面をSEMにより観察したところ、上記の場合と比較して、前記凸部55の形状に特に変化がなく、得られた基板56は、ヘッドクラッシュを起こさない程度、高い平坦性を備えていることがわかった。
[比較例1]
前記犠牲層44の高さ(前記凹部45の深さ)を5nmとなるようにしたこと以外、実施例1と同様にして、基板を作製した。
ここでは、前記犠牲層44を備える基板基材41に、前記溶液46を滴下したものを、回転数4000rpmで30秒間、スピンコートした際、前記犠牲層44の前記凹部45に前記溶液46が充填されたが、前記溶液46が前記犠牲層44を全て覆ってしまった。したがって、犠牲層44を好適に除去することができず、平坦性の高い基板を得ることができなかった。
なお、ここでの前記犠牲層44の、前記溶液46に対する接触角θは、実施例1と同様、30°であり、90°未満であった。また、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定されるdは、実施例1と同様、7.2nmであり、10nm未満であった。そして、前記凹部45の深さhは、前記溶液46が前記犠牲層44を全て覆ってしまっているので、前記溶液46の前記基板基材41から最も遠い位置と前記基板基材41の表面との距離より小さく、5nmであり、d未満であった。
[比較例2]
前記基板基材41の前記犠牲層44を形成させた後に、フッ素系の離型剤であるオプツール DSX(ダイキン工業株式会社製)をディップコート法により、コーティングする離型処理を施したこと以外、実施例1と同様にして、基板を作製した。
ここでは、前記犠牲層44を備える基板基材41に、前記溶液46を滴下したものを、回転数4000rpmで30秒間、スピンコートした際、前記溶液46が前記犠牲層44をはじき、前記犠牲層44の前記凹部45に前記溶液46が充填されなかった。したがって、所望の凸部を有する基板を得ることができなかった。
なお、ここでの前記犠牲層44の、前記溶液46に対する接触角θは、100°であり、90°以上であった。また、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定されるdは、−2.2nmであり、10nm未満であった。そして、前記凹部45の深さhは、前記溶液46の前記基板基材41から最も遠い位置と前記基板基材41の表面との距離より小さく、50nmであり、d以上であった。
[比較例3]
ピッチ50nm、深さ50nm、直径25nmの円柱状の凹部45を正方格子状に複数有する犠牲層44の代わりに、ピッチ100nm、深さ50nm、直径50nmの円柱状の凹部45を正方格子状に複数有する犠牲層44を形成させたこと以外、実施例1と同様にして、基板を作製した。
このようにして得られた基板は、前記溶液46の前記基板基材41から最も遠い位置と前記基板基材41の表面との距離hは、20nmであり、d以上であり、メニスカスの凹み量は、15nmであった。したがって、得られた基板48は、ヘッドクラッシュを起こさない程度の高い平坦性を備えていないことがわかった。
なお、ここでの前記犠牲層44の、前記溶液46に対する接触角θは、実施例1と同様、30°であり、90°未満であった。また、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定されるdは、14.4nmであり、10nm以上であった。
以上より、(1)前記犠牲層の、前記溶液に対する接触角θが90°未満であること、(2)前記凹部の、前記基板基材の表面に平行な断面における重心を通る側面間の最小距離をLとしたときに、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定される値dが、10nm未満であること、(3)前記凹部に前記溶液を充填したときに、前記溶液の前記基板基材から最も遠い位置と前記基板基材の表面との距離、及び前記凹部の深さのうちの小さい方の長さが、前記d以上であることのすべてを満たしている場合(実施例1及び実施例2)、得られた基板が、ヘッドクラッシュを起こさない程度の高い平坦性を備えた基板が得られた。これに対して、上記(1)〜(3)のいずれかを満たさない場合(比較例1〜3)、ヘッドクラッシュを起こさない程度の高い平坦性を備えた基板が得られなかった。
次に、スピンコート法における回転数を変化させた場合について検討した。
[実施例3]
スピンコート法における回転数を、1000〜7000rpmに変更して行う以外、実施例1と同様にして、基板を作製した。すべての回転数において、ヘッドクラッシュを起こさない程度の高い平坦性を備えた基板が得られた。
[比較例4]
スピンコート法における回転数を、1000〜7000rpmに変更して行う以外、比較例1と同様にして、基板を作製した。回転数が4000rpm以下では、ヘッドクラッシュを起こさない程度の高い平坦性を備えた基板が得られなかった。
以上のことから、上記(1)〜(3)の全てを満たす場合(実施例3)、スピンコートの回転数等の塗布条件によらず、ヘッドクラッシュを起こさない程度の高い平坦性を備えた基板が得られた。これに対して、上記(1)を満たさない場合(比較例4)、塗布条件によっては、ヘッドクラッシュを起こさない程度の高い平坦性を備えた基板が得られなかった。このことは、凹部に充填された液体の表面と基板基材との表面が近接することとなるため、基板基材の影響を受けてしまったものと考えられる。
本実施形態に係る基板の製造方法に用いる犠牲層12を備えた基板基材11の一例を示す鳥瞰図である。 前記犠牲層12の前記凹部13内に前記溶液が充填された状態の前記基板基材11の、前記凹部13の開口上方から見た上面図を示す。 図2に示す前記基板基材11を、切断面線III−III’から見た概略断面図である。 前記犠牲層12の前記凹部13内に前記溶液が充填した際、hがd以上である場合の断面図を示す。 前記犠牲層12の前記凹部13内に前記溶液が充填した際、hがd未満である場合の断面図を示す。 実施例1に係る基板の製造方法を示す図面である。 実施例2に係る基板の製造方法を示す図面である。
符号の説明
11,41,51 基板基材
12,44,52 犠牲層
13,43,45,53 凹部
14,46,54 溶液
42 樹脂層
47,55 凸部
48,56 基板

Claims (5)

  1. 複数の凸部を有する基板の製造方法であって、
    前記凸部に対応する凹部が形成された犠牲層を備えた基板基材上に、前記凸部を構成する構造材料を溶媒に溶解させた溶液を塗布することにより、前記凹部に前記溶液を充填させる工程と、
    前記凹部に充填された前記溶液の前記溶媒を乾燥させることにより、前記凸部を形成する工程と、
    前記凸部を残存するように前記犠牲層を除去する工程とを備え、
    前記犠牲層の、前記溶液に対する接触角θが90°未満であって、
    前記凹部の、前記基板基材の表面に平行な断面における重心を通る側面間の最小距離をLとしたときに、L×(1−sinθ)/(2cosθ)により決定される値dが、10nm未満であって、
    前記凹部に前記溶液を充填したときに、前記溶液の前記基板基材から最も遠い位置と前記基板基材の表面との距離、及び前記凹部の深さのうちの小さい方の長さが、前記d以上であることを特徴とする基板の製造方法。
  2. 前記構造材料が、ケイ素化合物であり、
    前記溶媒が、エーテル類及びアルコール類から選ばれる少なくとも1種であり、
    前記犠牲層が、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、及びフェノール系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の基板の製造方法。
  3. 前記凸部が、円柱状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基板の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板の製造方法によって得られることを特徴とする基板。
  5. 請求項4に記載の基板と、前記基板上に設けられた磁性層とを備え、
    前記磁性層が、前記基板の凸部上に形成された磁性層と前記基板基材上に形成された磁性層とが規則的に配列されていることを特徴とする磁気記録媒体。
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