JP2010055070A - 表示装置および表示装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】有機EL素子の発光層が不均一な膜厚で形成されることを防止し、装置全体および同一画素内で均一な発光輝度を実現できる表示装置および表示装置の製造方法を提供する。
【解決手段】電源に接続されるとともに、基板1の厚み方向から見て有機EL素子24が設けられる領域を内包するように半導体素子(21,22)および有機EL素子24と基板1との間に形成された配線層2と、半導体素子(21,22)および有機EL素子24と、配線層2との間に設けられ、コンタクトホール4aが形成された層間絶縁膜3と、コンタクトホール4a内に形成され、ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび有機EL素子24のアノード電極12のうちの少なくともいずれか一つと配線層2とを電気的に接続するコンタクト内配線4と、を備えた表示装置である。
【選択図】 図3
【解決手段】電源に接続されるとともに、基板1の厚み方向から見て有機EL素子24が設けられる領域を内包するように半導体素子(21,22)および有機EL素子24と基板1との間に形成された配線層2と、半導体素子(21,22)および有機EL素子24と、配線層2との間に設けられ、コンタクトホール4aが形成された層間絶縁膜3と、コンタクトホール4a内に形成され、ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび有機EL素子24のアノード電極12のうちの少なくともいずれか一つと配線層2とを電気的に接続するコンタクト内配線4と、を備えた表示装置である。
【選択図】 図3
Description
本発明は、半導体素子と、この半導体素子の駆動に応じて発光する発光素子とを備えた表示装置および表示装置の製造方法に関する。
表示装置は、半導体素子と、この半導体素子の駆動に応じて発光する発光素子とを含んで構成され、発光素子の発光を制御することによって所定の画像情報を表示する。発光素子として例えば有機エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence:以下、ELという)素子を用いた表示装置の実用化が進められている(たとえば、特許文献1参照)。有機EL素子を用いた表示装置では、有機EL素子と、この有機EL素子を駆動するトランジスタ(半導体素子)などによって各画素を構成している。
有機EL素子は、電圧駆動素子である液晶表示素子とは異なり、電源線から供給される電流に応じて発光する電流駆動素子であるので、多数の有機EL素子が集積される表示装置では、有機EL素子と電源とを接続する電源線などの配線に非常に大きな駆動電流を流す必要がある。駆動電流を流す配線の抵抗値が大きいと、電圧降下が大きくなるので、駆動電圧を高くする必要があり、結果として表示装置の消費電力が増加してしまうという問題が発生する。そこで、従来では、電源に接続する配線や各素子における電極などの幅を広くし、さらに厚みを非常に厚くすることによって、電源から有機EL素子までの電流経路における抵抗値の低減を図っていた。
しかしながら、配線や電極などの厚膜化を図った場合、この厚膜化に起因して配線や電極などの上層に形成された層の上面に大きな凹凸が発生することになる。したがって、一般的にトランジスタ素子が形成される基板とは反対側から光を取り出すトップエミッション型と呼ばれる有機EL素子の発光層は、大きな凹凸が発生した層の上面に形成されることとなる。前記トップエミッション型の有機EL素子の発光層は、配線や電極などが形成された層よりも上層に、例えば溶液塗布プロセスや真空蒸着法などの成膜技術を用いて形成される。この結果、従来では溶液塗布プロセスによる有機EL素子の成膜技術を用いた場合、真空蒸着法と比べると顕著に凹凸の影響を受けて有機EL素子の発光層が同一画素内であるにも関わらず、不均一な膜厚で形成されることとなってしまう。発光層の膜厚が不均一であると、例え同一画素内であっても膜厚分布の影響を受けて有機EL素子の発光特性が大きく異なってしまう。このため、同一駆動電流に対する画素内の発光輝度が不均一となり、結果として表示装置の性能劣化が起こってしまうという問題があった。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、配線抵抗による電圧降下を小さく抑えるとともに、同一画素内における素子膜厚の平坦性を向上し、同一画素内の発光特性のばらつきを低減可能な表示装置および表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる表示装置は、ゲート電極とソース電極とドレイン電極と前記ソース電極および前記ドレイン電極の間に形成された半導体膜とを含む半導体素子と、電極を含みかつ前記半導体素子に電気的に接続された発光素子と、前記半導体素子および前記発光素子が設けられる基板と、を備えた表示装置であって、電源に接続されるとともに、前記基板の厚み方向から見て前記発光素子が設けられる領域を内包するように、前記半導体素子および前記発光素子と前記基板との間に形成された配線層と、前記半導体素子および前記発光素子と、前記配線層との間に設けられ、コンタクトホールが形成された層間絶縁膜と、前記コンタクトホール内に形成され、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記発光素子の前記電極のうちの少なくともいずれか一つと前記配線層とを電気的に接続するコンタクト内配線と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明にかかる表示装置は、前記配線層が、金属材料または酸化物導電材料から構成されることを特徴としている。
また、本発明にかかる表示装置は、前記半導体膜が、無機酸化物半導体材料から構成されていることを特徴としている。
また、本発明にかかる表示装置は、前記半導体膜が、有機半導体材料から構成されることを特徴としている。
また、本発明にかかる表示装置は、前記発光素子が、有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴としている。
また、本発明にかかる表示装置は、前記基板の厚み方向から見て、前記配線層は、前記発光素子が設けられる領域の全周から該領域の外方にはみ出すはみ出し領域を有することを特徴としている。
また、本発明にかかる表示装置は、前記基板の厚み方向から見て、前記配線層は、前記発光素子が設けられる領域の全周から該領域の外方にはみ出すはみ出し領域を有することを特徴としている。
また、本発明にかかる表示装置の製造方法は、ゲート電極とソース電極とドレイン電極と前記ソース電極および前記ドレイン電極の間に形成された半導体膜を含む半導体素子と、電極を有しかつ前記半導体素子に電気的に接続された発光素子と、前記半導体素子および前記発光素子が設けられる基板と、を備えた表示装置の製造方法であって、電源に接続されるとともに、前記基板の厚み方向から見て前記発光素子が設けられる領域を内包するように前記配線層を前記基板上に形成する配線層形成工程と、前記配線層を基準にして前記基板側と反対側に、層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、前記層間絶縁膜を貫通し、一端が前記配線層に電気的に接続されたコンタクト内配線を形成するコンタクト内配線形成工程と、前記層間絶縁膜を基準にして前記基板側と反対側に、前記ソース電極と前記ドレイン電極とを形成する電極形成工程と、複数の前記発光素子を形成する発光素子形成工程と、を含み、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記発光素子の電極のうち少なくともいずれか一つが、前記コンタクト内配線の他端と電気的に接続されるように形成されることを特徴としている。
本発明は、電源と接続する平坦な配線層上にゲート電極、ソース電極およびドレイン電極を形成することによって、有機EL素子が形成される層の表面の凹凸を低減することが可能となるため、この層上に形成される有機EL素子の発光層が不均一な膜厚となることを低減することができる。これにより、装置全体及び同一画素内の発光特性のばらつきが低減でき、結果として性能を向上できる表示装置および表示装置の製造方法を実現することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各層の厚みと幅との関係、各層の比率などは、現実のものとは異なることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態1にかかる有機EL表示装置のブロック図の一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる有機EL表示装置は、ディスプレイパネル603、およびこれに接続する走査駆動部604、データ駆動部605、駆動電圧生成部607、並びにこれらを制御する信号制御部606を有する。ディスプレイパネル603は、走査駆動部604に接続し各走査信号Vgを伝達する走査信号線G1〜Gn、およびデータ駆動部605に接続し各データ信号Vdを伝達するデータ信号線D1〜Dmなどの複数の信号線に接続されている。各走査信号線G1〜Gnは、略行方向に延伸しており、各データ信号線D1〜Dmは、略列方向に延伸している。ディスプレイパネル603は、走査信号線G1〜Gnおよび各データ信号線D1〜Dmにそれぞれ接続するように行列状に配列された複数の画素を備える。
まず、実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態1にかかる有機EL表示装置のブロック図の一例を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる有機EL表示装置は、ディスプレイパネル603、およびこれに接続する走査駆動部604、データ駆動部605、駆動電圧生成部607、並びにこれらを制御する信号制御部606を有する。ディスプレイパネル603は、走査駆動部604に接続し各走査信号Vgを伝達する走査信号線G1〜Gn、およびデータ駆動部605に接続し各データ信号Vdを伝達するデータ信号線D1〜Dmなどの複数の信号線に接続されている。各走査信号線G1〜Gnは、略行方向に延伸しており、各データ信号線D1〜Dmは、略列方向に延伸している。ディスプレイパネル603は、走査信号線G1〜Gnおよび各データ信号線D1〜Dmにそれぞれ接続するように行列状に配列された複数の画素を備える。
図2は、本実施の形態1にかかる有機EL表示装置の一画素に対応する回路図である。
図2に示すように、ディスプレイパネル603は、駆動電圧生成部607から出力される駆動電圧信号Vpを伝達する信号線L3をさらに含む。この信号線L3は、電流を供給する電源線として機能する。そして、図2に示すように、各画素は、半導体素子に相当するスイッチングトランジスタ21、駆動トランジスタ22、キャパシタ23および発光素子に相当する有機EL素子24を有する。また、図2に示す信号線L1は、この画素のデータ信号線に対応し、信号線L2は、この画素の走査信号線に対応する。
図2に示すように、ディスプレイパネル603は、駆動電圧生成部607から出力される駆動電圧信号Vpを伝達する信号線L3をさらに含む。この信号線L3は、電流を供給する電源線として機能する。そして、図2に示すように、各画素は、半導体素子に相当するスイッチングトランジスタ21、駆動トランジスタ22、キャパシタ23および発光素子に相当する有機EL素子24を有する。また、図2に示す信号線L1は、この画素のデータ信号線に対応し、信号線L2は、この画素の走査信号線に対応する。
スイッチングトランジスタ21の入力端子は信号線L1に接続され、制御端子は信号線L2に接続されており、出力端子は駆動トランジスタ22の制御端子Ngに接続されている。スイッチングトランジスタ21は、走査信号線である信号線L2に印加される走査信号Vgに応じて、データ線であるL1に印加されているデータ信号Vdを駆動トランジスタ22に出力する。
駆動トランジスタ22の制御端子Ngは、スイッチングトランジスタ21に接続されており、出力端子Ndは、有機EL素子24に接続されている。駆動トランジスタ22の入力端子Nsは、信号線L3に接続されている。駆動トランジスタ22は、制御端子Ngと入力端子Nsとの間にかかる電圧Vgsの大きさに応じて大きさが制御される出力電流Iを有機EL素子24に供給する。この出力電流Iは、電源線として機能する信号線L3から入力端子Nsを介して供給されたものである。
キャパシタ23は、駆動トランジスタ22の制御端子Ngと入力端子Nsとの間に設けられており、駆動トランジスタ22の制御端子Ngに印加されるデータ信号Vdを充電して一定の期間保持する。
有機EL素子24のカソード電極は、共通電圧Vcomに接続されており、アノード電極は、駆動トランジスタ22の出力端子Ndに接続されている。有機EL素子24は、駆動トランジスタ22の駆動によって、出力電流Iに応じた輝度で発光する。
次いで、本実施の形態1にかかる有機EL表示装置の一画素あたりの構造について説明する。図3は、本実施の形態1にかかる有機EL表示装置の一画素を構成する各素子の断面を示した図である。
図3に示すように、本実施の形態1にかかる有機EL表示装置の画素100は、ガラス、プラスチックなどの基板1上に、スイッチングトランジスタ21、駆動トランジスタ22、キャパシタ23および有機EL素子24が形成される。
スイッチングトランジスタ21は、制御端子として機能するゲート電極5aと、入力端子として機能するソース電極8aと、出力端子として機能するドレイン電極8bと、ソース電極8aおよびドレイン電極8bとの間に形成されチャネル層として機能する半導体膜9aとを有する。ゲート電極5aは、図示しない領域において信号線L2に接続し、ソース電極8aは、図示しない領域において信号線L1に接続する。ゲート電極5aと、ソース電極8a、ドレイン電極8bおよび半導体膜9aとの間には、ゲート絶縁膜6が形成される。
駆動トランジスタ22は、制御端子Ngとして機能するゲート電極5bと、入力端子Nsとして機能するソース電極8dと、出力端子Ndとして機能するドレイン電極8cと、ソース電極8dおよびドレイン電極8cとの間に形成されチャネル層として機能する半導体膜9bとを有する。ゲート電極5bは、コンタクト内配線7aを介してスイッチングトランジスタ21のドレイン電極8bと接続する。ゲート電極5bと、ソース電極8d、ドレイン電極8cおよび半導体膜9bとの間には、ゲート絶縁膜6が形成される。また、コンタクト内配線7aは、ゲート電極5a,5bと、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとの間のゲート絶縁膜6に設けられる。なお、コンタクト内配線7aは、図2に示すポイントP3に対応する。
有機EL素子24は、駆動トランジスタ22のドレイン電極8cとコンタクト内配線11を介して接続するアノード電極12と、アノード電極12上に形成される有機膜13と、有機膜13上に形成されたカソード電極14とを備える。さらに、有機膜13は、少なくとも有機発光層を含んで構成され、アノード電極12から供給された電流量に応じた輝度で発光する。なお、アノード電極12とカソード電極14との間には、必要に応じて正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、電子注入層および正孔障壁層などを設けてもよい。
コンタクト内配線11は、ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび半導体膜9a,9bと、有機EL素子24のアノード電極12との間に形成された層間絶縁膜10に設けられる。この層間絶縁膜10は、例えばトランジスタの半導体を保護する半導体保護膜と、平坦化のために形成される平坦化膜とによって構成される。層間絶縁膜10とカソード電極14との間には、有機EL素子24が形成される領域にのみ開口部が設けられた層間膜15が積層される。なお、コンタクト内配線11は、図2に示すポイントP4に対応する。
コンタクト内配線11は、ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび半導体膜9a,9bと、有機EL素子24のアノード電極12との間に形成された層間絶縁膜10に設けられる。この層間絶縁膜10は、例えばトランジスタの半導体を保護する半導体保護膜と、平坦化のために形成される平坦化膜とによって構成される。層間絶縁膜10とカソード電極14との間には、有機EL素子24が形成される領域にのみ開口部が設けられた層間膜15が積層される。なお、コンタクト内配線11は、図2に示すポイントP4に対応する。
カソード電極14は透明膜または半透明膜で形成される。カソード電極14上には、透明膜または半透明膜で形成された保護膜16および透明または半透明である上部基板17が設けられている。有機膜13から発せられた光は、カソード電極14、保護膜16および上部基板17を順次透過し、外部に出力される。したがって、この有機EL素子24は、いわゆるトップエミッション型である。
基板1直上には、配線層2が形成されている。すなわち配線層2は、スイッチングトランジスタ21、駆動トランジスタ22および有機EL素子24と基板1との間に設けられる。この配線層2は、導電性材料から構成され、電源に接続される。またこの配線層2には、コンタクトホールが形成されており、このコンタクトホール内にコンタクト内配線が形成される。図4−1の基板1および配線層2のレイアウト図に示すように、配線層2は、基板1の厚み方向から見て有機EL素子24が行列状に配列して設けられる領域(これを表示領域とする)100aを内包する状態でこの表示領域100aと重畳するように存在する。すなわち厚み方向から見た配線層2の面積は厚み方向から見た表示領域100aの面積よりも大面積である。配線層2は、基板1の厚み方向から見て、発光素子(本実施形態では有機EL素子24)が設けられる領域(表示領域100a)の全周から、該領域(表示領域100a)の外方にはみ出すはみ出し領域100bを有する。したがって、配線層2における表示領域100aと重畳する領域の外側には、この重畳領域からはみ出すはみ出し領域100bが存在する。なお、表示領域100aは、言い換えれば、例えば少なくとも最外周に配置された有機EL素子24の外側の辺を結ぶことで囲まれる領域であり、全体で映像を表現する領域である。
本実施の形態では、図4−2に示すように、基板1の端部に設けられた電源端子2aから配線層2に流れ込んだ電流iが、配線層2におけるはみ出し領域100b部分にまわり込んだ後、表示領域100a内に配列された各画素100へ四方から流れ込む構成となっている。このように基板1の厚み方向において表示領域100aと重畳しないはみ出し領域100bが電源線の主配線部分として機能する構成とすることで、本実施の形態では、電源線を構成する配線層2において生じる電圧降下を抑制することができ、結果として有機EL表示装置の表示品位を向上でき、かつ、電源マージンを削れる事で消費電力を低減することが可能となる。また、この配線層2は、基板1における平坦な素子形成面である上面直上に形成されるため、ほぼ均一な膜厚で形成されるうえ、厚膜化しても上層への影響が殆どない。なお、配線層2は、例えば基板1周縁の切断領域及び封止領域と端子部を除く領域、すなわち基板1の外縁よりも内側の領域に形成される。また、図4−1または図4−2に示すように、配線層2と電源(不図示)とを電気的に接続するための電源端子2aは、例えば基板1の外端を形成する4辺のうち少なくとも1つの辺に、他の電極端子2bと共に配置することができる。
また配線層2は、電源として機能する駆動電圧生成部607と接続した信号線L3に対応する。すなわち、配線層2は、電源と接続し、駆動トランジスタ22を介して、有機EL素子24に電流を供給している。この配線層2は、配線層2直上の層間絶縁膜3に形成されたコンタクト内配線4、ゲート電極5a,5bと同層で形成された接続膜であってコンタクト内配線4直上に形成された接続膜5c、および、接続膜5c直上に形成されたゲート絶縁膜6内のコンタクト内配線7bを介して、駆動トランジスタ22のソース電極8dと接続し、この駆動トランジスタ22を介して、有機EL素子24のアノード電極12に電流を供給する。なお、キャパシタ23は、この配線層2の一部領域、ゲート電極5bの一部領域および層間絶縁膜3の一部領域によって形成される。
ここで、従来の有機EL表示装置における駆動信号線の配線構造について説明する。図5は、従来の有機EL表示装置における駆動信号線の配線構造を概略的に示した図であり、図6は、従来の有機EL表示装置における画素の駆動トランジスタと有機EL素子の断面図である。
従来の有機EL表示装置においては、駆動信号線は、走査信号線もしくはデータ信号線と同じレイヤーに形成されており、図5に示すように、例えば基板K1の厚み方向から見てディスプレイパネル603(図1参照)の表示領域K2を囲むように配置された枠状の主配線Lvmと、主配線Lvmにおける行方向に延びた部分から、列方向に延びて分岐し各画素に駆動電圧信号を伝達する複数の分岐配線Lvbとによって構成される。なお、主配線Lvmと電源(不図示)とを電気的に接続するための電源端子Taは、例えば基板K1の外端を形成する4辺のうち少なくとも1つの辺に、他の電極端子Tbと共に配置することができる。
このレイアウトにおいて、従来の有機EL表示装置では、主配線Lvmに接続した各分岐配線Lvbに各画素の駆動トランジスタの入力端子が接続されていた。
このレイアウトにおいて、従来の有機EL表示装置では、主配線Lvmに接続した各分岐配線Lvbに各画素の駆動トランジスタの入力端子が接続されていた。
ここで、有機EL素子は、電源線から供給される電流に応じて発光する電流駆動素子であることから、多数の有機EL素子を集積した発光装置では、有機EL素子に電流を供給する電源線に非常に大きな電流を流す必要がある。このことから、電源線を構成する分岐配線Lvbの低抵抗化を図るために電源線パターンの面積拡大が望まれているものの、電源線パターンに使用できるスペースは限られている。このため、従来では、図6に示すように、電源線に接続する配線や駆動トランジスタのソース電極108dの少なくとも一部の幅を広くし、さらに少なくとも一部の厚みを非常に厚くすることによって電源線の低抵抗化を図っていた。具体的には、従来では、駆動トランジスタのソース電極108dの膜厚T108は、例えば1μm程度に設定されていた。
しかしながら、電源線に接続する配線および駆動トランジスタのソース電極108dの厚膜化を図った場合には、配線および電極の厚膜化により、配線および電極の上層に大きな凹凸が発生してしまう。有機EL素子を構成する有機膜は、配線および電極の厚膜化によって大きな凹凸が発生した膜上に塗布されるため、有機EL素子の有機膜は、下地膜の凹凸の影響を受けて不均一な膜厚で塗布されることとなってしまい、この結果、発光輝度の不均一などに起因する特性劣化が起こってしまう。このため、従来においては、この配線および電極の厚膜化によって発生する凹凸を吸収するため、配線および電極上に形成される層間絶縁膜110を非常に厚く形成する必要があった。具体的には、従来では、層間絶縁膜110を5〜10μmもの非常に厚い膜厚T110で形成することによって凹凸を吸収していた。さらに、従来では、層間絶縁膜110の膜厚が非常に厚いため、層間絶縁膜110に形成されるコンタクトホールの開口部が深くなる。開口部が浅い場合にはアノード電極12を形成する工程と同一の工程で、電極とともにコンタクト内配線111を形成することができるが、従来では開口部が深いので、駆動トランジスタのドレイン電極108cと有機EL素子24のアノード電極12とを適切に接続するコンタクト内配線111を形成するために、アノード電極12を形成する工程とは別に、コンタクトホールに配線材料を埋め込む工程が必要となっていた。
これに対し、本実施の形態1においては、少なくとも有機EL素子24が形成される表示領域100a全体を覆うように、基板1直上に配線層2を形成しているため、電源線パターンの面積を最大限確保することができる。したがって、本実施の形態1においては、各電極の膜厚を厚くせずとも電源線に接続する配線層2の抵抗を十分低下させることができることから、図3に示すように、従来の膜厚T108(図6参照)よりも薄い膜厚T8でソース電極8dを形成した場合であっても、有機EL素子24に対する電流供給を円滑に行なうことができる。本実施の形態におけるソース電極およびドレイン電極の膜厚は、30nm〜500nm程度である。またソース電極およびドレイン電極は、Cr,Au,Pt,Pd,APC(Ag−Pd−Cu),Mo,MoO3,PEDOT,ITO(インジウムスズ酸化物),Ag,Cu,Al,Ti,Ni,Ir,Fe,W,MoW,およびこれらのうちの金属の合金、並びにこれらの積層膜などによって構成され、好ましくはMoやMo/Al/Mo,Ta/Cu/Taの積層膜によって構成される。
そして、配線層2は、基板1における平坦な素子形成面である上面直上に形成されるため、ほぼ均一な膜厚で形成される。このように板状の配線層2を設けることによって、従来の線状の配線に比べると電圧降下を低減することができるため、前述したように、本実施の形態1においては、従来よりも薄い膜厚でソース電極8dを形成できる。このため、本実施の形態1においては、図3に示すように、従来の膜厚T110(図6参照)よりも薄い膜厚T10で形成した場合であっても、配線および電極上に形成される層間絶縁膜10を、従来と同程度か、またはより平坦な表面とすることができる。この結果、本実施の形態1においては、この層間絶縁膜10上に形成される有機EL素子24の有機膜13をより均一な膜厚で塗布できる。したがって、本実施の形態1においては、有機EL素子24の有機膜が不均一な膜厚で形成されることを低減し、装置全体および同一画素内でより均一な発光輝度を実現できる。さらに、本実施の形態1においては、層間絶縁膜10の膜厚が従来よりも薄いため、層間絶縁膜10に設けられるコンタクト内配線11が形成されるコンタクトホールもウェットプロセスで正確に開口でき、駆動トランジスタ22のドレイン電極8cと有機EL素子24のアノード電極12との接続不良も防止することができる。なお、層間絶縁膜3に形成されたコンタクト内配線4、接続膜5cおよびゲート絶縁膜6に形成されたコンタクト内配線7bのように、配線層2と駆動トランジスタ22のソース電極8dとの間に必要に応じてコンタクト内配線や接続層を設けることによって、配線層2と駆動トランジスタ22のソース電極8dとを適切に接続できる。
また、従来においては、図5に示す主配線Lvmから分岐した各分岐配線Lvbはラインパターンで形成されるため、配線抵抗による電圧降下が発生する場合があった。したがって、従来においては、消費電流に比例して有機EL素子24に印加される電圧に大きな変動が発生する場合があったので、この電圧の変動による輝度変動を補正するために、電圧降下による変動分を加えた電圧を、電源電圧として主配線Lvmに印加して、ドレイン−ソース間電圧を補償していたため、表示装置全体の消費電力を抑制することが困難であった。
これに対し、本実施の形態1においては、電源と接続する配線層2を基板1上面における少なくとも有機EL素子24が形成される表示領域100aを重畳し、且つはみ出すように形成するため、電源電圧降下が従来よりも小さい。したがって、本実施の形態1では、電圧降下による変動分として電源電圧に加える電圧値自体を従来よりも小さくすることができるため、従来よりも表示装置全体の消費電力を低減することが可能になる。
また、従来においては、ディスプレイパネルで発生した熱によって各画素を構成する材料が劣化することを防止するために、ディスプレイパネルに熱拡散用のシート部材を別途取り付けて、ディスプレイパネルで発生した熱を拡散させていた。
これに対し、本実施の形態1においては、配線層2を介してディスプレイパネル全体に熱が拡散する。従って熱拡散用のシート部材と組み合わせることで、より高い熱拡散効果と放熱効果とが期待できることから、各画素の構成材料の劣化を抑制し、表示装置の長期信頼性を向上することができる。
また、本実施の形態1においては、基板1直上に面状に配線層2を形成するため、分岐配線Lvb自体が不要となり、この分岐配線Lvb形成のための配線面積も確保しなくともよいことから、この配線面積分、開口率を大きくすることができる。また、本実施の形態1においては、分岐配線Lvb自体が不要となることから、より高精細化が可能となる。さらに、本実施の形態1においては、キャパシタ23の一方の電極は、基板1上に形成された面状の配線層2の一部によって構成されるため、キャパシタ23の他方の電極は、配線層2上の層間絶縁膜3上であればいずれの領域にも形成することができる。したがって、本実施の形態1においては、キャパシタ23の形成領域を柔軟に選択することが可能になる。
(シミュレーション)
配線層が平板状であり、かつはみ出し領域を有することの効果を確認するために行ったシミュレーション及びその結果について図15を参照して説明する。図15はシミュレーションに適用した基板および配線層のレイアウトの概略図である。
配線層が平板状であり、かつはみ出し領域を有することの効果を確認するために行ったシミュレーション及びその結果について図15を参照して説明する。図15はシミュレーションに適用した基板および配線層のレイアウトの概略図である。
モデル(I)〜モデル(III)の3つの形態の配線層を想定した等価回路についてシミュレーションを行った。モデル(I)は、図5を参照して説明したストライプ状の分岐配線を備える従来の配線層である。モデル(II)は、平板状であり、かつはみ出し領域の無い配線層である。図15に示すように、モデル(III)は、平板状であり、かつはみ出し領域100bを有する配線層2である。
ここで、配線層の材料をアルミニウムとし、その膜厚を350nm〜400nmと想定して、シート抵抗を0.065Ω/□と仮定した。はみ出し領域の延在方向に直交する方向の幅Wは462μmとした。
また平板状の配線層の等価回路として配線層全面に網目状に広がる平衡ブリッジ回路を採用した。平衡ブリッジ回路を構成することにより、2次元的に広がりのある平板状の配線層を模擬することができる。
他方、図5を参照して説明した従来の配線層の分岐配線Lvbの等価回路としては直列抵抗を採用した。なお隣に配置される分岐配線Lvb同士は主配線Lvm(図5参照)を介して電気的に接続した。従来の配線層の主配線Lvmの等価回路としては抵抗を採用し、隣り合う分岐配線Lvbの一端同士および他端同士の間に、主配線Lvmとしての抵抗をそれぞれ配置した。
発光素子に流れる電流はこの発光素子を駆動するトランジスタに流れる電流に等しいため、発光素子が発光している状態を模擬するために、発光素子をトランジスタに置き換えて、共通電圧Vcomと駆動電圧信号Vpとの間にトランジスタを配置する回路を構成した(図2参照)。表示領域100aを対角の長さが40インチの四角形状とし、この表示領域100a内にトランジスタを碁盤の目状に25(5行×5列)個配置した(不図示)。
平板状の配線層へ電力を供給するための電源端子2cは、四角形状の配線層の4隅のうちの一隅の近傍に配置した。
モデル(I)〜モデル(III)の配線層をそれぞれ想定した等価回路において、電源端子2cに10Vの電圧を印加したときの動作についてシミュレーションを行った。5つのモニタ領域(第1〜第5モニタ領域2d1〜2d5)のそれぞれについて電圧を算出した。図15では、第1〜第5モニタ領域2d1〜2d5をそれぞれ破線で囲まれた領域として示す。結果を表1に示す。
モデル(I)〜モデル(III)の配線層をそれぞれ想定した等価回路において、電源端子2cに10Vの電圧を印加したときの動作についてシミュレーションを行った。5つのモニタ領域(第1〜第5モニタ領域2d1〜2d5)のそれぞれについて電圧を算出した。図15では、第1〜第5モニタ領域2d1〜2d5をそれぞれ破線で囲まれた領域として示す。結果を表1に示す。
表1から明らかなように、モデル(II),(III)の方が、従来のストライプ状の配線層のモデル(I)よりも、電圧降下が小さいことが確認された。さらにはみ出し領域を有するモデル(III)では、はみ出し領域の無いモデル(II)に比べて電圧降下がさらに小さくなることが確認された。
発光素子の輝度は発光素子に流れる電流量によって決まるが、この電流量は発光素子を駆動するトランジスタのゲート・ソース電極間電圧(Vgsという場合がある。)に大きく依存する。表1から理解されるように、トランジスタのソース電極に印加される電圧は、配線層で生じる電圧降下のためにトランジスタの配置される位置によって異なるので、結果的として、配線層で生じる電圧降下が発光素子の輝度に影響を与える。
低い駆動電圧で多階調の輝度を表現する場合には、各階調間でのVgsの差が非常に小さくなるためVgsを高精度に制御する必要があるが、トランジスタの配置される位置によってソース電極に印加される電圧が異なると、Vgsの高精度な制御が困難になる。しかしながら、本実施形態のようにはみ出し領域を設けることによって、駆動時の配線層で生じる電圧降下を抑制し、各トランジスタのソース電極に印加される電圧をほぼ一定にすることができるため、これによって低い駆動電圧で多階調の輝度を表現することが可能な回路を比較的容易に実現することができる。
はみ出し領域の幅Wをより幅広とすることによって、配線層で生じる電圧降下をより小さくすることができるため、はみ出し領域の幅は、1μm以上が好ましく、50μm以上がさらに好ましい。なおはみ出し領域の幅に上限はないが、小型化の観点から許容される範囲内に設定される。
また、配線層のはみ出し領域の膜厚は、配線層の表示領域(発光素子が設けられる領域)の膜厚よりも厚くすることが好ましい。このように配線層のはみ出し領域を表示領域よりも厚膜にすることによって、はみ出し領域部分の配線層を、表示領域部分の配線層よりも低抵抗化することができ、表示領域を取り囲むはみ出し領域の配線層を等電圧化することができる。これによって、積極的にはみ出し領域を通って素子に電流を流すことができ、電源端子と、この電極端子から比較的離間した位置に配置されるトランジスタのソース電極との間で生じる電圧降下を抑制することができる。
つぎに、図3に示す画素100の製造方法について説明する。図7−1〜図7−7は、図3に示す画素100の製造方法を示す断面図である。まず、図7−1に示すように、基板1の厚み方向と垂直な面であって一方の主面(これを上面とする)上の領域であって例えば基板1の外縁よりも内側の領域に配線層2を形成する。基板1は、ガラス、プラスチックなどの絶縁基板であればよい。基板1は、柔軟性があり大きく変形させることが可能である、いわゆるフレキシブル基板であってもよい。また、画素100は、トップエミッション型であるため、基板1は必ずしも透明である必要はない。そして、配線層2は、たとえばCr,Ag,Au,Ti,Mo,Al,Cuなどの金属材料や、ITO,IZOなどの透明酸化物導電材料などの導電性の高い材料によって形成される。配線層2は、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法、印刷法、マスク蒸着法、インクジェットプリント法など材料に応じた方法を用いて形成され、必要に応じてフォトリソグラフィ法を用いて、配線パターンが形成される。
次いで、この配線層2直上に、膜厚が500nm〜2μm程度の層間絶縁膜3を形成する。層間絶縁膜3は、例えばスピンオングラス(SOG)、フォトレジスト、ポリイミド、SiNx、SiO2などによって形成され、スピンコート法、スパッタ法、およびCVD法などによって形成される。次に図7−2に示すように、接続膜5cに対応する位置に、フォトリソグラフィ法を用いてコンタクトホール4aを形成する。この際、基板1端部における電極端子2bと他の信号線間用のコンタクトホールも形成するとよい。
そして、コンタクトホール4a内に導電性材料を埋め込むことによって、コンタクト内配線4を形成する。つぎに、ゲート電極5a,5bおよび接続膜5c形成のために、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法を用いて金属材料、透明酸化物導電材料などを層間絶縁膜3およびコンタクト内配線4上に形成した後、図7−3に示すように、フォトリソグラフィ法を用いてゲート電極5a,5bおよび接続膜5cをパターニングする。なお、導電性材料の埋め込み処理を行わなくても、直接コンタクトホール4a内とゲート電極5a,5bおよび接続膜5c形成領域に前記手法を用いて金属材料や透明酸化物導電材料などを全面に形成した後、フォトリソグラフィ法によりパターニングすることによって、コンタクト内配線4と、ゲート電極5a,5bおよび接続膜5cとを一括して形成してもよい。また、インクジェットプリント法、印刷法などを用いてコンタクト内配線4とゲート電極5a,5bおよび接続膜5cを形成してもよい。また、この工程において、基板1端部における電極端子2bと他の信号線間を接続するためのコンタクト内配線も形成するとよい。
次いで、図7−4に示すように、有機感光性樹脂などを材料としてゲート絶縁膜6を形成する。このゲート絶縁膜6は、各トランジスタの駆動能力を確保するために、好ましくは誘電率が1.5以上であり、500nm以下の膜厚で形成されることが望ましい。ゲート絶縁膜6は、塗布法など材料に応じた方法を用いて形成される。そして、ゲート絶縁膜6に、フォトリソグラフィ法などを用いてコンタクトホール7c,7dを形成する。
つぎに、コンタクトホール7c,7d内に導電性材料を埋め込むことによって、図7−5に示すコンタクト内配線7a,7bを形成する。そして、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8c形成のために、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法などを用いて金属材料、透明酸化物導電材料などを全面に形成した後、フォトリソグラフィ法などを用いてソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cをパターニングする。なお、導電性材料の埋め込み処理を行わなくても、直接コンタクトホール7c,7d内とソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8c形成領域に前記手法を用いて金属材料や透明酸化物導電材料などを全面に形成した後、フォトリソグラフィ法によりパターニングすることによって、コンタクト内配線7a,7bと、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとを一括して形成してもよい。また、インクジェットプリント法、印刷法などを用いてコンタクト内配線7a,7bとソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cを形成してもよい。
そして、図7−6に示すように、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとの間に半導体膜9a,9bを形成する。半導体膜9a,9bは、ZTOなどの無機酸化物半導体材料、または、ペンタセンやテトラベンゾポルフィリンの前駆体を有する有機半導体材料、または、アモルファスシリコンおよびポリシリコンなどの無機半導体材料によって構成される。半導体膜9a,9bは、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法やCVD法など材料に応じた方法を用いて形成された後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングされる。
なお、インクジェットプリント法、印刷法などを用いて半導体膜9a,9cを形成してもよい。次いで、この半導体膜9a,9b上に保護膜(図示せず)を形成した後、ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび半導体膜9a,9bの凹凸を吸収するため、平坦化の機能を持つ層間絶縁膜10を形成する。この層間絶縁膜10は、たとえば感光性樹脂によって形成され、厚みが2μm〜10μm程度である。次いで、フォトリソグラフィ法を用いて、層間絶縁膜10にコンタクトホール11aを形成する。また、保護膜(図示せず)は上部電極との電気的結合によって形成されるバックチャネルを防ぐために、誘電率が3.5以下のものが好ましく、さらに、半導体特性に影響を与えないものである必要がある。
なお、インクジェットプリント法、印刷法などを用いて半導体膜9a,9cを形成してもよい。次いで、この半導体膜9a,9b上に保護膜(図示せず)を形成した後、ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび半導体膜9a,9bの凹凸を吸収するため、平坦化の機能を持つ層間絶縁膜10を形成する。この層間絶縁膜10は、たとえば感光性樹脂によって形成され、厚みが2μm〜10μm程度である。次いで、フォトリソグラフィ法を用いて、層間絶縁膜10にコンタクトホール11aを形成する。また、保護膜(図示せず)は上部電極との電気的結合によって形成されるバックチャネルを防ぐために、誘電率が3.5以下のものが好ましく、さらに、半導体特性に影響を与えないものである必要がある。
その後、図7−7に示すように、コンタクトホール11a内に導電性材料を埋め込むことによって、コンタクト内配線11を形成する。そして、有機EL素子24のアノード電極12形成のために、真空蒸着法、スパッタ法などを用いて金属材料、透明酸化物導電材料などを全面に形成した後、フォトリソグラフィ法などを用いてアノード電極12をパターニングする。このアノード電極12は、たとえばITO/Ag/ITOやITO/Al/ITOの積層膜によって形成される。なお、導電性材料の埋め込み処理を行わなくても、直接コンタクトホール11a内とアノード電極12形成領域に前記手法を用いて金属材料や透明酸化物導電材料などを全面に形成した後、フォトリソグラフィ法によりパターニングすることによって、コンタクト内配線11と、アノード電極12とを一括して形成してもよい。
次いで、有機EL素子24の有機膜をアノード電極12上に塗布した後、透明または半透明の金属材料または酸化物導電材料によってカソード電極14を形成する。このカソード電極14は、たとえばMgとAgとの合金材料によって形成される。そして、有機EL素子24保護用の透明膜または半透明膜の保護膜16を形成した後、上部基板17を保護膜16上に設けることによって、図3に示す画素100を得ることができる。
なお、本実施の形態1の画素構造として、図3に示すように、ゲート電極がソース電極およびドレイン電極の下方の基板側に形成されるボトムゲート構造を有する画素100を例に説明したが、もちろん、図8に示すように、ゲート電極5a,5bがソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cの上方の有機EL素子24側に形成されるトップゲート構造を有する画素200であってもよい。
図8に示すように、画素200は、画素100と同様に、ゲート電極5a、ソース電極8a、ドレイン電極8bおよび半導体膜9aを有するスイッチングトランジスタ21と、ゲート電極5b、ソース電極8d、ドレイン電極8cおよび半導体膜9bを有する駆動トランジスタ22と、アノード電極12、有機膜13およびカソード電極14を有する有機EL素子24とを備える。ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび半導体膜9a,9bと、ゲート電極5a,5bとの間には、ゲート絶縁膜6が形成される。そして、ゲート電極5a,5b上には、各電極の凹凸を吸収するための層間絶縁膜10が形成される。このように、画素200は、ゲート電極5a,5bがソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cの上方の有機EL素子24側に形成されるトップゲート構造を有する。
そして、画素200は、画素100と同様に、基板1直上に形成された配線層2を有する。そして、配線層2は、層間絶縁膜3に形成されたコンタクト内配線204を介して、駆動トランジスタ22のソース電極8dと接続する。駆動トランジスタ22のドレイン電極8cは、ゲート絶縁膜6に形成されたコンタクト内配線207b、ゲート電極5a,5bと同層で形成された接続膜であってコンタクト内配線207b直上に形成された接続膜5dおよび、接続膜5d直上に形成された層間絶縁膜10内のコンタクト内配線211を介して、有機EL素子24のアノード電極12と接続する。また、駆動トランジスタ22のゲート電極5bは、ゲート絶縁膜6に形成されたコンタクト内配線207aを介して、スイッチングトランジスタ21のドレイン電極8bと接続する。なお、キャパシタ23は、この配線層2の一部領域、ドレイン電極8bの一部領域および層間絶縁膜3の一部領域によって形成される。
このように、トップゲート構造の画素200の場合も、基板1直上に形成された配線層2を設けて有機EL素子24に対する電流供給を行なうことによって、各電極の膜厚を厚くせずとも電源線として機能する配線層2の抵抗を十分低下させることができ、また、配線層2に起因して層間絶縁膜10表面に大きな凹凸が生じることがなく、平坦であることからより均一な膜厚の有機膜13を形成できるため、発光輝度の装置全体及び同一画素内の均一化を実現できるとともに消費電力低減および熱集中防止を実現できるという画素100と同様の効果を奏することが可能になる。
つぎに、図8に示す画素200の製造方法について説明する。図9−1〜図9−6は、図8に示す画素200の製造方法を示す断面図である。まず、図9−1に示すように、図7−1に示す場合と同様に配線層2を形成する。次いで、図9−2に示すように、配線層2直上に層間絶縁膜3を形成した後、ソース電極8dに対応する位置にフォトリソグラフィ法を用いてコンタクトホール204aを形成する。そして、図9−3に示すように、コンタクトホール204a内に導電性材料を埋め込むことによってコンタクト内配線204を形成した後、画素100の場合と同様に、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8c形成のために、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法などを用いて金属材料、透明酸化物導電材料などを形成し、フォトリソグラフィ法などを用いてソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cをパターニングする。なお、コンタクト内配線204と、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとは一括形成することも可能である。
次いで、図9−4に示すように、画素100の場合と同様に、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとの間に半導体膜9a,9bを形成し、図7−4に示す場合と同様にゲート絶縁膜6を形成する。そして、このゲート絶縁膜6にコンタクトホール207c,207dを形成した後、図9−5に示すように、コンタクトホール207c,207d内に導電性材料を埋め込むことによって、コンタクト内配線207a,207bを形成する。つぎに、画素100の場合と同様に、ゲート電極5a,5bおよび接続膜5d形成のために、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法を用いて金属材料、透明酸化物導電材料などをゲート絶縁膜6およびコンタクト内配線207a,207b上に形成した後、図9−5に示すように、フォトリソグラフィ法を用いてゲート電極5a,5bおよび接続膜5dをパターニングする。なお、コンタクト内配線207a,207bと、ゲート電極5a,5bおよび接続膜5dとは一括形成することも可能である。
そして、図9−6に示すように、画素100の場合と同様に、下層膜の凹凸を吸収するための層間絶縁膜10を形成した後、層間絶縁膜10にコンタクトホール211aを形成する。その後、画素100の場合と同様に、コンタクトホール211a内に導電性材料を埋め込むことによってコンタクト内配線211を形成し、有機EL素子24のアノード電極12を形成した後、有機EL素子24の有機膜をアノード電極12上に塗布する。そして、画素100の場合と同様に、カソード電極14を形成し、有機EL素子24保護用の保護膜16を形成した後、上部基板17を保護膜16上に設けることによって、図8に示す画素200を得ることができる。
また、本実施の形態1においては、いわゆるトップエミッション型の画素100,200を例に説明したが、これに限らず、いわゆるボトムエミッション型の構造を有する画素に適用することももちろん可能である。ボトムエミッション型の場合には、各トランジスタの各電極を透明電極で形成するとともに、透明基板上に、透明導電性材料を用いて駆動トランジスタのソース電極に接続する配線層を形成すればよい。
(他の実施の形態)
つぎに、本発明を実施するために参考となる他の実施の形態について説明する。図10は、本実施の形態にかかる有機EL表示装置の一画素を構成する各素子の断面を示した図である。なお、本実施の形態にかかる有機EL表示装置は、実施の形態1と同様に、図1に示す装置構成を有するとともに、各画素は、それぞれ図2に示す回路構成を有する。
つぎに、本発明を実施するために参考となる他の実施の形態について説明する。図10は、本実施の形態にかかる有機EL表示装置の一画素を構成する各素子の断面を示した図である。なお、本実施の形態にかかる有機EL表示装置は、実施の形態1と同様に、図1に示す装置構成を有するとともに、各画素は、それぞれ図2に示す回路構成を有する。
次いで、本実施の形態にかかる有機EL表示装置の一画素あたりの構造について説明する。図10に示すように、本実施の形態にかかる有機EL表示装置の画素300は、スイッチングトランジスタ21と駆動トランジスタ22とキャパシタ23と有機EL素子24とを含んで構成される。この画素300は、導電性が高く、電源線として機能する金属基板301上に形成されている。なお金属基板301の一部が、画素300の一部として機能する場合もある。
スイッチングトランジスタ21は、制御端子として機能するゲート電極5aと、入力端子として機能するソース電極8aと、出力端子として機能するドレイン電極8bと、ソース電極8aおよびドレイン電極8bとの間に形成されチャネル層として機能する半導体膜9aとを有する。ゲート電極5aは、図示しない領域において信号線L2に接続し、ソース電極8aは、図示しない領域において信号線L1に接続する。ゲート電極5aと、ソース電極8a、ドレイン電極8bおよび半導体膜9aとの間には、ゲート絶縁膜6が形成される。
駆動トランジスタ22は、制御端子Ngとして機能するゲート電極5bと、入力端子Nsとして機能するソース電極8dと、出力端子Ndとして機能するドレイン電極8cと、ソース電極8dおよびドレイン電極8cとの間に形成されチャネル層として機能する半導体膜9bと、を有する。ゲート電極5bは、コンタクト内配線7aを介してスイッチングトランジスタ21のドレイン電極8bと接続する。ゲート電極5bと、ソース電極8d、ドレイン電極8cおよび半導体膜9bとの間には、ゲート絶縁膜6が形成される。また、コンタクト内配線7aは、ゲート電極5a,5bと、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとの間のゲート絶縁膜6に設けられる。なお、コンタクト内配線7aは、図2に示すポイントP3に対応する。
有機EL素子24は、駆動トランジスタ22のドレイン電極8cとコンタクト内配線11を介して接続するアノード電極12と、アノード電極12上に形成される有機膜13と、有機膜13上に形成されたカソード電極14とを備える。さらに、有機膜13は、少なくとも有機発光層を含んで構成され、アノード電極12から供給された電流量に応じた輝度で発光する。なお、アノード電極12とカソード電極14との間には、必要に応じて正孔注入層、正孔輸送層、電子輸送層、電子注入層および正孔障壁層などを設けてもよい。
コンタクト内配線11は、ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび半導体膜9a,9bと、有機EL素子24のアノード電極12との間に形成された層間絶縁膜10に設けられる。この層間絶縁膜10は、例えばトランジスタの半導体層を保護する半導体保護膜と、平坦化のために形成される平坦化膜とによって構成される。層間絶縁膜10とカソード電極14との間には、有機EL素子24が形成される領域にのみ開口部が設けられた層間膜15が積層される。なお、コンタクト内配線11は、図2に示すポイントP4に対応する。
コンタクト内配線11は、ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび半導体膜9a,9bと、有機EL素子24のアノード電極12との間に形成された層間絶縁膜10に設けられる。この層間絶縁膜10は、例えばトランジスタの半導体層を保護する半導体保護膜と、平坦化のために形成される平坦化膜とによって構成される。層間絶縁膜10とカソード電極14との間には、有機EL素子24が形成される領域にのみ開口部が設けられた層間膜15が積層される。なお、コンタクト内配線11は、図2に示すポイントP4に対応する。
カソード電極14は透明膜または半透明膜で形成される。カソード電極14上には、透明膜または半透明膜で形成された保護膜16および透明または半透明である上部基板17が設けられている。有機膜13から発せられた光は、カソード電極14、保護膜16および上部基板17を順次透過し、外部に出力される。したがって、この有機EL素子24は、いわゆるトップエミッション型である。
本実施の形態では、半導体素子としてのスイッチングトランジスタ21および駆動トランジスタ22と、発光素子としての有機EL素子24と、が例えば金属基板301の素子形成面である一方の主面側(例えば上面側)に設けられる。金属基板301は、電源として機能する駆動電圧生成部607(図1参照)と接続した信号線L3に対応する。すなわち、金属基板301は、電源と接続された電源線として機能し、駆動トランジスタ22を介して、有機EL素子24に電流を供給している。この金属基板301には、コンタクトホールが形成された層間絶縁膜3が設けられる。金属基板301は、層間絶縁膜3のコンタクトホール内に形成されたコンタクト内配線4、ゲート電極5a,5bと同層で形成された接続膜であってコンタクト内配線4直上に形成された接続膜5c、および、接続膜5c直上に形成されたゲート絶縁膜6内のコンタクト内配線7bを介して、駆動トランジスタ22のソース電極8dと接続し、この駆動トランジスタ22を介して、有機EL素子24のアノード電極12に電流を供給する。なお、キャパシタ23は、金属基板301の一部領域、ゲート電極5bの一部領域および層間絶縁膜3の一部領域によって形成される。
図11−1のレイアウト図に示すように、金属基板301は、金属基板301の厚み方向から見て有機EL素子24が行列状に配列して設けられる領域(これを表示領域とする)300aを内包する状態で重畳するように存在する。したがって、金属基板301における表示領域300aと重畳する領域の外側には、この重畳領域からはみ出す領域(これをはみ出し領域とする)300bが存在する。本実施の形態では、図11−2に示すように、金属基板301の端部に設けられた電源端子301aから金属基板301に流れ込んだ電流iが、金属基板301におけるはみ出し領域300bにまわり込んだ後、表示領域300a内に配列された各画素300へ四方から流れ込む構成となっている。このように金属基板301の厚み方向において表示領域300aと重畳しないはみ出し領域300bが電源線の主配線部分として機能する構成とすることで、本実施の形態では、電源線を構成する金属基板301において生じる電圧降下を抑制することができ、結果として有機EL表示装置の消費電力を低減することが可能となる。なお、金属基板301は、図11−3に示すように、この金属基板301の4辺近傍を覆い且つ素子形成面側と反対側の面を覆うように形成された絶縁膜318によって絶縁シールドされる。また、金属基板301を電源に接続するための電源端子301aは、例えば金属基板301の外縁を覆う絶縁膜318上に、例えば他の電極端子301bと共に配置される。さらに、金属基板301と電源端子301aとは、例えば絶縁膜318を貫通するコンタクトプラグ301cによって電気的に接続される。
このように、本実施の形態においては、金属基板301自体を電源線としての配線の一部として利用しているため、電源線パターンの面積を最大限確保することができる。したがって、本実施の形態においては、各電極の膜厚を厚くせずとも電源線の一部である金属基板301の抵抗を十分低下させることができることから、図10に示すように、従来の膜厚T108(図6参照)よりも薄い膜厚T8(図3と同様)でソース電極8dを形成した場合であっても、有機EL素子24に対する電流供給を円滑に行なうことができる。本実施の形態におけるソース電極およびドレイン電極の膜厚は、30nm〜500nm程度である。またソース電極およびドレイン電極は、Cr,Au,Pt,Pd,APC(Ag−Pd−Cu),Mo,MoO3,PEDOT,ITO(インジウムスズ酸化物),Ag,Cu,Al,Ti,Ni,Ir,Fe,W,MoW、およびこれらのうちの金属の合金、並びにこれらの積層膜などによって構成され、好ましくはMo,Ta/Cu/Ta,Mo/Al/Moによって構成される。
さらに、本実施の形態では、金属基板301自体を電源線としての配線の一部として利用しているため、電源線としての配線層を別途形成する必要がない。これにより、ディスプレイパネルの厚さをより低減することが可能となり、結果、有機EL表示装置をさらに薄型化することが可能となる。
そして、金属基板301における素子形成面である上面は平坦である。このように板状の金属基板301を設けることによって、従来の線状の配線に比べると電圧降下を低減することができるため、前述したように、本実施の形態においては、従来よりも薄い膜厚でソース電極8dを形成できる。このため、本実施の形態においては、図10に示すように、従来の膜厚T110(図6参照)よりも薄い膜厚T10(図3と同様)で形成した場合であっても、配線および電極上に形成される層間絶縁膜10の上面を、従来と同程度か、またはより平坦な面とすることができる。この結果、本実施の形態においては、この層間絶縁膜10上に形成される有機EL素子24の有機膜13をより均一な膜厚で形成できる。したがって、本実施の形態においては、有機EL素子24の有機膜が不均一な膜厚で形成されることを低減し、装置全体および同一画素内でより均一な発光輝度を実現できる。
さらに、本実施の形態においては、層間絶縁膜10の膜厚が従来よりも薄いため、層間絶縁膜10に設けられるコンタクト内配線11が形成されるコンタクトホールもウェットプロセスで正確に開口でき、駆動トランジスタ22のドレイン電極8cと有機EL素子24のアノード電極12との接続不良も防止することができる。なお、層間絶縁膜3に形成されたコンタクト内配線4、接続膜5cおよびゲート絶縁膜6に形成されたコンタクト内配線7bのように、金属基板301と駆動トランジスタ22のソース電極8dとの間に必要に応じてコンタクト内配線や接続層を設けることによって、金属基板301と駆動トランジスタ22のソース電極8dとを適切に接続できる。
さらに、本実施の形態においては、層間絶縁膜10の膜厚が従来よりも薄いため、層間絶縁膜10に設けられるコンタクト内配線11が形成されるコンタクトホールもウェットプロセスで正確に開口でき、駆動トランジスタ22のドレイン電極8cと有機EL素子24のアノード電極12との接続不良も防止することができる。なお、層間絶縁膜3に形成されたコンタクト内配線4、接続膜5cおよびゲート絶縁膜6に形成されたコンタクト内配線7bのように、金属基板301と駆動トランジスタ22のソース電極8dとの間に必要に応じてコンタクト内配線や接続層を設けることによって、金属基板301と駆動トランジスタ22のソース電極8dとを適切に接続できる。
また、従来においては、図5に示す主配線Lvmから分岐した各分岐配線Lvbがラインパターンで形成されるため、配線抵抗による電圧降下が発生する場合があった。したがって、従来においては、消費電流に比例して有機EL素子24に印加される電圧に大きな変動が発生する場合があったので、この電圧の変動による輝度変動を補正するために、電圧降下による変動分を加えた電圧を、電源電圧として主配線Lvmに印加して、ドレイン−ソース間電圧を補償していたため、表示装置全体の消費電力を抑制することが困難であった。
これに対し、本実施の形態においては、電源と接続する電源線にディスプレイパネル603全体に亘って存在する金属基板301を利用しているため、電圧降下が従来よりも小さい。したがって、本実施の形態では、電圧降下による変動分として電源電圧に加える電圧値自体を従来よりも小さくすることができるため、従来よりも表示装置全体の消費電力を低減することが可能になる。
また、従来においては、ディスプレイパネルで発生した熱によって各画素を構成する材料が劣化することを防止するために、ディスプレイパネルに熱拡散用のシート部材を別途取り付けて、ディスプレイパネルで発生した熱を拡散させていた。
これに対し、本実施の形態においては、熱伝導率の大きな金属基板301がディスプレイパネルの上面全体に亘って存在するため、この金属基板301によってディスプレイパネル全体に熱が拡散する。従って熱拡散用のシート部材と組み合わせることで、より高い熱拡散効果と放熱効果とが期待できることから、各画素の構成材料の劣化を抑制し、表示装置の長期信頼性を向上することができる。
また、本実施の形態においては、電源線にディスプレイパネルの上面全体に亘って存在する金属基板301を利用しているため、分岐配線Lvb自体が不要となり、この分岐配線Lvb形成のための配線面積も確保しなくともよいことから、この配線面積分、開口率を大きくすることができる。また、本実施の形態においては、分岐配線Lvb自体が不要となることから、より高精細化が可能となる。さらに、本実施の形態においては、キャパシタ23の一方の電極は、金属基板301の一部領域によって構成されるため、キャパシタ23の他方の電極は、金属基板301上の層間絶縁膜3上であればいずれの領域にも形成することができる。したがって、本実施の形態においては、キャパシタ23の形成領域を柔軟に選択することが可能になる。
つぎに、図10に示す画素300の製造方法について説明する。図12−1〜図12−6は、図10に示す画素300の製造方法を示す断面図である。まず、図12−1に示すように、金属基板301の厚み方向と垂直な面であって一方の主面(これを上面とする)上に、膜厚が500nm〜2μm程度の層間絶縁膜3を形成する。この際、電源から供給された電流を低抵抗で駆動トランジスタ22に伝達する必要があるため、金属基板301には導電性が高い金属またはその合金を用いて形成された基板を用いる。また、層間絶縁膜3は、例えばスピンオングラス(SOG)、フォトレジスト、ポリイミド、SiNx、SiO2などによって形成され、スピンコート法、スパッタ法、およびCVDなどによって形成される。次いで、層間絶縁膜3における接続膜5cに対応する位置に、フォトリソグラフィ法を用いてコンタクトホール4aを形成する。
そして、コンタクトホール4a内に導電性材料を埋め込むことによって、コンタクト内配線4を形成する。つぎに、ゲート電極5a,5bおよび接続膜5c形成のために、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法を用いて金属材料、透明酸化物導電材料などを層間絶縁膜3およびコンタクト内配線4上に形成した後、図12−2に示すように、フォトリソグラフィ法を用いてゲート電極5a,5bおよび接続膜5cをパターニングする。なお、導電性材料の埋め込み処理を行わなくても、直接コンタクトホール4a内とゲート電極5a、5dおよび接続膜5c形成領域に前記手法を用いて金属材料や透明酸化物導電材料などを全面に形成した後、フォトリソグラフィ法によりパターニングすることによって、コンタクト内配線4と、ゲート電極5a,5bおよび接続膜5cとを一括して形成してもよい。また、インクジェットプリント法、印刷法などを用いてコンタクト内配線4とゲート電極5a,5bおよび接続膜5cを形成してもよい。
次いで、図12−3に示すように、有機感光性樹脂などを材料としてゲート絶縁膜6を形成する。このゲート絶縁膜6は、各トランジスタの駆動能力を確保するために誘電率1.5以上で500nm以下の膜厚で形成されることが望ましい。ゲート絶縁膜6は、塗布法など材料に応じた方法を用いて形成される。そして、ゲート絶縁膜6に、フォトリソグラフィ法、エッチング法などを用いてコンタクトホール7c,7dを形成する。
つぎに、コンタクトホール7c,7d内に導電性材料を埋め込むことによって、図12−4に示すコンタクト内配線7a,7bを形成する。そして、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8c形成のために、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法などを用いて金属材料、透明酸化物導電材料などを全面に形成した後、フォトリソグラフィ法、エッチング法などを用いてソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cをパターニングする。なお、導電性材料の埋め込み処理を行わなくても、直接コンタクトホール7c、7d内とソース電極8a、8dおよびドレイン電極8b、8c形成領域に前記手法を用いて金属材料や透明酸化物導電材料などを全面に形成した後、フォトリソグラフィ法によりパターニングすることによって、コンタクト内配線7a,7bと、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとを一括して形成してもよい。また、インクジェットプリント法、印刷法などを用いてコンタクト内配線7a,7bとソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cを形成してもよい。
そして、図12−5に示すように、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとの間に半導体膜9a,9bを形成する。半導体膜9a,9bは、ZTOなどの無機酸化物半導体材料、または、ペンタセンやテトラベンゾポルフィリンの前駆体を有する有機半導体材料、または、アモルファスシリコンおよびポリシリコンなどの無機半導体材料によって構成される。半導体膜9a,9bは、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法やCVD法など材料に応じた方法を用いて形成された後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングされる。なお、インクジェットプリント法、印刷法などを用いて半導体膜9a,9bを形成してもよい。次いで、この半導体膜9a,9b上に保護膜(図示せず)を形成した後、ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび半導体膜9a,9bの凹凸を吸収するため、平坦化の機能を持つ層間絶縁膜10を形成する。この層間絶縁膜10は、たとえば感光性樹脂によって形成され、厚みが2μm〜10μm程度である。次いで、フォトリソグラフィ法を用いて、層間絶縁膜10にコンタクトホール11aを形成する。また、保護膜(図示せず)は上部電極との電気的結合によって形成されるバックチャネルを防ぐために、誘電率が3.5以下のものが好ましく、さらに、半導体特性に影響を与えないものである必要がある。
その後、図12−6に示すように、コンタクトホール11a内に導電性材料を埋め込むことによって、コンタクト内配線11を形成する。そして、有機EL素子24のアノード電極12形成のために、真空蒸着法、スパッタ法などを用いて金属材料、透明酸化物導電材料などを全面に形成した後、フォトリソグラフィ法、エッチング法などを用いてアノード電極12をパターニングする。このアノード電極12は、たとえばITO/Ag/ITOやITO/Al/ITOの積層膜によって形成される。なお、導電性材料の埋め込み処理を行わなくても、直接コンタクトホール11a内とアノード電極12形成領域に前記手法を用いて金属材料や透明酸化物導電材料などを全面に形成した後、フォトリソグラフィ法によりパターニングすることによって、コンタクト内配線11と、アノード電極12とを一括して形成してもよい。
次いで、有機EL素子24の有機膜をアノード電極12上に塗布した後、透明または半透明の金属材料または酸化物導電材料によってカソード電極14を形成する。このカソード電極14は、たとえばMgとAgとの合金材料によって形成される。そして、有機EL素子24保護用の透明膜または半透明膜の保護膜16を形成した後、上部基板17を保護膜16上に設けることによって、図10に示す画素300を得ることができる。なお、金属基板318の裏面と4辺近傍とを覆う絶縁膜318および金属基板301を電源に接続するための電源端子301aならびに各種配線を外部に接続するための電極端子301bの各形成工程は、適宜、上記した各工程の前、後または間に挿入される。
なお、本実施の形態の画素構造として、図10に示すように、ゲート電極がソース電極およびドレイン電極の下方の基板側に形成されるボトムゲート構造を有する画素300を例に説明したが、もちろん、図13に示すように、ゲート電極5a,5bがソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cの上方の有機EL素子24側に形成されるトップゲート構造を有する画素400であってもよい。
図13に示すように、画素400は、画素300と同様に、ゲート電極5a、ソース電極8a、ドレイン電極8bおよび半導体膜9aを有するスイッチングトランジスタ21と、ゲート電極5b、ソース電極8d、ドレイン電極8cおよび半導体膜9bを有する駆動トランジスタ22と、アノード電極12、有機膜13およびカソード電極14を有する有機EL素子24とを備える。ソース電極8a,8d、ドレイン電極8b,8cおよび半導体膜9a,9bと、ゲート電極5a,5bとの間には、ゲート絶縁膜6が形成される。そして、ゲート電極5a,5b上には、各電極の凹凸を吸収するための層間絶縁膜10が形成される。このように、画素400は、ゲート電極5a,5bがソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cの上方の有機EL素子24側に形成されるトップゲート構造を有する。
そして、画素400は、画素300と同様に、スイッチングトランジスタ21および駆動トランジスタ22と、有機EL素子24と、が設けられる基板が、電源線として機能する金属基板301である。そして、金属基板301は、層間絶縁膜3に形成されたコンタクト内配線204を介して、駆動トランジスタ22のソース電極8dと接続する。駆動トランジスタ22のドレイン電極8cは、ゲート絶縁膜6に形成されたコンタクト内配線207b、ゲート電極5a,5bと同層で形成された接続膜であってコンタクト内配線207b直上に形成された接続膜5dおよび、接続膜5d直上に形成された層間絶縁膜10内のコンタクト内配線211を介して、有機EL素子24のアノード電極12と接続する。
また、駆動トランジスタ22のゲート電極5bは、ゲート絶縁膜6に形成されたコンタクト内配線207aを介して、スイッチングトランジスタ21のドレイン電極8bと接続する。なお、キャパシタ23は、この金属基板301の一部領域、ドレイン電極8bの一部領域および層間絶縁膜3の一部領域によって形成される。
また、駆動トランジスタ22のゲート電極5bは、ゲート絶縁膜6に形成されたコンタクト内配線207aを介して、スイッチングトランジスタ21のドレイン電極8bと接続する。なお、キャパシタ23は、この金属基板301の一部領域、ドレイン電極8bの一部領域および層間絶縁膜3の一部領域によって形成される。
このように、トップゲート構造の画素400の場合も、ディスプレイパネル603全体に存在する金属基板301を利用して有機EL素子24に対する電流供給を行なうことによって、各電極の膜厚を厚くせずとも電源線として機能する金属基板301の抵抗を十分低下させることができ、また、金属基板301に起因して層間絶縁膜10表面に大きな凹凸が生じることがなく、平坦であることからより均一な膜厚の有機膜13を形成できるため、発光輝度の装置全体および同一画素内の均一化を実現できるとともに消費電力低減および熱集中防止を実現できるという画素300と同様の効果を奏することが可能になる。
つぎに、図13に示す画素400の製造方法について説明する。図14−1〜図14−5は、図13に示す画素400の製造方法を示す断面図である。まず、図14−1に示すように、図12−1に示す場合と同様に、金属基板301上に層間絶縁膜3を形成する。
次いで、層間絶縁膜3におけるソース電極8dに対応する位置にフォトリソグラフィ法を用いてコンタクトホール204aを形成する。そして、図14−2に示すように、コンタクトホール204a内に導電性材料を埋め込むことによってコンタクト内配線204を形成した後、画素300の場合と同様に、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8c形成のために、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法などを用いて金属材料、透明酸化物導電材料などを形成し、フォトリソグラフィ法、エッチング法などを用いてソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cをパターニングする。なお、コンタクト内配線204と、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとは一括形成することも可能である。
次いで、層間絶縁膜3におけるソース電極8dに対応する位置にフォトリソグラフィ法を用いてコンタクトホール204aを形成する。そして、図14−2に示すように、コンタクトホール204a内に導電性材料を埋め込むことによってコンタクト内配線204を形成した後、画素300の場合と同様に、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8c形成のために、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法などを用いて金属材料、透明酸化物導電材料などを形成し、フォトリソグラフィ法、エッチング法などを用いてソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cをパターニングする。なお、コンタクト内配線204と、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとは一括形成することも可能である。
次いで、図14−3に示すように、画素300の場合と同様に、ソース電極8a,8dおよびドレイン電極8b,8cとの間に半導体膜9a,9bを形成し、図12−3に示す場合と同様にゲート絶縁膜6を形成する。そして、このゲート絶縁膜6にコンタクトホール207c,207dを形成した後、図14−4に示すように、コンタクトホール207c,207d内に導電性材料を埋め込むことによって、コンタクト内配線207a,207bを形成する。つぎに、画素300の場合と同様に、ゲート電極5a,5bおよび接続膜5d形成のために、真空蒸着法、スパッタ法、塗布法を用いて金属材料、透明酸化物導電材料などをゲート絶縁膜6およびコンタクト内配線207a,207b上に形成した後、図14−4に示すように、フォトリソグラフィ法を用いてゲート電極5a,5bおよび接続膜5dをパターニングする。なお、コンタクト内配線207a,207bと、ゲート電極5a,5bおよび接続膜5dとは一括形成することも可能である。
そして、図14−5に示すように、画素300の場合と同様に、下層膜の凹凸を吸収するための層間絶縁膜10を形成した後、層間絶縁膜10にコンタクトホール211aを形成する。その後、画素300の場合と同様に、コンタクトホール211a内に導電性材料を埋め込むことによってコンタクト内配線211を形成し、有機EL素子24のアノード電極12を形成した後、有機EL素子24の有機膜をアノード電極12上に塗布する。そして、画素300の場合と同様に、カソード電極14を形成し、有機EL素子24保護用の保護膜16を形成した後、上部基板17を保護膜16上に設けることによって、図13に示す画素400を得ることができる。
また、本実施の形態においては、いわゆるトップエミッション型の画素300,200を例に説明したが、これに限らず、いわゆるボトムエミッション型の構造を有する画素に適用することももちろん可能である。ボトムエミッション型の場合には、各トランジスタの各電極を透明電極で形成するとともに、金属基板301に代えて透明な導電体材料を用いて形成された基板を用いればよい。
1 基板
2 配線層
2a,2b,2c 電極端子
2d1 第1モニタ領域
2d2 第2モニタ領域
2d3 第3モニタ領域
2d4 第4モニタ領域
2d5 第5モニタ領域
3 層間絶縁膜
4,7a,7b,11,111,204,207a,207b,211 コンタクト内配線
4a,7c,7d,11a,204a,207c,207d,211a コンタクトホール
5a,5b ゲート電極
5c,5d 接続膜
6 ゲート絶縁膜
8a,8d,108d ソース電極
8b,8c,108c ドレイン電極
9a,9b 半導体膜
10,110 層間絶縁膜
12 アノード電極
13 有機膜
14 カソード電極
16 保護膜
17 上部基板
21 スイッチングトランジスタ
22 駆動トランジスタ
23 キャパシタ
24 有機EL素子
100,200,300,400 画素
100a,300a 表示領域
100b,300b はみ出し領域
301 金属基板
318 絶縁膜
603 ディスプレイパネル
604 走査駆動部
605 データ駆動部
606 信号制御部
607 駆動電圧生成部
2 配線層
2a,2b,2c 電極端子
2d1 第1モニタ領域
2d2 第2モニタ領域
2d3 第3モニタ領域
2d4 第4モニタ領域
2d5 第5モニタ領域
3 層間絶縁膜
4,7a,7b,11,111,204,207a,207b,211 コンタクト内配線
4a,7c,7d,11a,204a,207c,207d,211a コンタクトホール
5a,5b ゲート電極
5c,5d 接続膜
6 ゲート絶縁膜
8a,8d,108d ソース電極
8b,8c,108c ドレイン電極
9a,9b 半導体膜
10,110 層間絶縁膜
12 アノード電極
13 有機膜
14 カソード電極
16 保護膜
17 上部基板
21 スイッチングトランジスタ
22 駆動トランジスタ
23 キャパシタ
24 有機EL素子
100,200,300,400 画素
100a,300a 表示領域
100b,300b はみ出し領域
301 金属基板
318 絶縁膜
603 ディスプレイパネル
604 走査駆動部
605 データ駆動部
606 信号制御部
607 駆動電圧生成部
Claims (7)
- ゲート電極とソース電極とドレイン電極と前記ソース電極および前記ドレイン電極の間に形成された半導体膜とを含む半導体素子と、
電極を含みかつ前記半導体素子に電気的に接続された発光素子と、
前記半導体素子および前記発光素子が設けられる基板と、
を備えた表示装置であって、
電源に接続されるとともに、前記基板の厚み方向から見て前記発光素子が設けられる領域を内包するように、前記半導体素子および前記発光素子と前記基板との間に形成された配線層と、
前記半導体素子および前記発光素子と、前記配線層との間に設けられ、コンタクトホールが形成された層間絶縁膜と、
前記コンタクトホール内に形成され、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記発光素子の前記電極のうちの少なくともいずれか一つと前記配線層とを電気的に接続するコンタクト内配線と、
を備えたことを特徴とする表示装置。 - 前記配線層は、金属材料または酸化物導電材料から構成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記半導体膜は、無機酸化物半導体材料から構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
- 前記半導体膜は、有機半導体材料から構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
- 前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセンス素子であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の表示装置。
- 前記基板の厚み方向から見て、前記配線層は、前記発光素子が設けられる領域の全周から該領域の外方にはみ出すはみ出し領域を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の表示装置。
- ゲート電極とソース電極とドレイン電極と前記ソース電極および前記ドレイン電極の間に形成された半導体膜とを含む半導体素子と、
電極を有しかつ前記半導体素子に電気的に接続された発光素子と、
前記半導体素子および前記発光素子が設けられる基板と、を備えた表示装置の製造方法であって、
電源に接続されるとともに、前記基板の厚み方向から見て前記発光素子が設けられる領域を内包するように前記配線層を前記基板上に形成する配線層形成工程と、
前記配線層を基準にして前記基板側と反対側に、層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、
前記層間絶縁膜を貫通し、一端が前記配線層に電気的に接続されたコンタクト内配線を形成するコンタクト内配線形成工程と、
前記層間絶縁膜を基準にして前記基板側と反対側に、前記ソース電極と前記ドレイン電極とを形成する電極形成工程と、
複数の前記発光素子を形成する発光素子形成工程と、
を含み、
前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記発光素子の電極のうち少なくともいずれか一つは、前記コンタクト内配線の他端と電気的に接続されるように形成されることを特徴とする表示装置の製造方法。
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