JP2010049464A - 電子機器および電子機器における更新用プログラムダウンロード方法 - Google Patents
電子機器および電子機器における更新用プログラムダウンロード方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】階層化された複数の処理装置を有する電子機器において、プログラムのダウンロードにかかる時間を短縮する。
【解決手段】階層化された複数の処理装置と、処理装置に対応して設けられプログラムが格納された記憶装置と、更新用プログラムを入力する手段とを備え、処理装置は、更新用プログラムを取得すると、自身に対応する記憶装置のプログラムを更新する処理と、下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理とを行ない、処理装置は、いずれかの処理における応答待ちの期間に、他の処理を開始する。
【選択図】 図1
【解決手段】階層化された複数の処理装置と、処理装置に対応して設けられプログラムが格納された記憶装置と、更新用プログラムを入力する手段とを備え、処理装置は、更新用プログラムを取得すると、自身に対応する記憶装置のプログラムを更新する処理と、下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理とを行ない、処理装置は、いずれかの処理における応答待ちの期間に、他の処理を開始する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子機器のプログラムダウンロードに関する。
情報処理装置、印刷装置等の電子機器は、一般に複数の処理装置を備えている。それぞれの処理装置は、処理装置に対応して設けられた不揮発性の記憶装置に格納されたプログラムにしたがって基本的な動作を行なうようになっている。
このようなプログラムは、電子機器の出荷後に機能の追加や不具合の修正のためにバージョンアップされる場合がある。プログラムがバージョンアップされると、バージョンアップされたプログラムのダウンロードを行ない、バージョンアップ前のプログラムを書き換える処理が行なわれる。
特許文献1には、バージョンアップされたプログラムのダウンロードに関し、処理装置に対応して設けられた不揮発性の記憶装置に加え、バージョンアップされたプログラムを格納するレジスタを設け、複数の処理装置がレジスタからバージョンアップされたプログラムを読み出して不揮発性の記憶装置に格納することが記載されている。
特開2005−11134号公報
ところで、複数の処理装置は、上位の処理装置、下位の処理装置というように階層化されていることが多く、階層化された構成では、一般に、階層を飛び越えて直接的な通信を行なうことができない。このため、バージョンアップされたプログラムの取得も上位の階層装置を介して行なうことになり、特許文献1に記載された技術をそのまま適用することはできない。
階層化された複数の処理装置を有する電子機器でバージョンアップされたプログラムのダウンロードを行なう場合、各処理装置は、自身に対応して設けられた不揮発性の記憶装置にプログラムを書き込む処理と、下位の処理装置に対してバージョンアップされたプログラムを送信する処理を行なう必要がある。
これらの処理をシリアルに実行して、不揮発性の記憶装置にプログラムを書き込んでから、下位の処理装置に対してプログラムを送る処理をひとつひとつ順番に行なうとすると処理時間がかかるという問題がある。特に、処理装置の階層が深い場合や、下位の処理装置が多数ある場合にこの問題は顕著となる。
本発明はこのような状況を鑑みてなされたものであり、階層化された複数の処理装置を有する電子機器において、プログラムのダウンロードにかかる時間を短縮することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である電子機器は、上位と下位の関係に階層化された複数の処理装置と、それぞれの処理装置に対応して設けられ、対応する処理装置が実行するプログラムが格納された記憶装置と、前記プログラムを更新するための1または複数の更新用プログラムを入力するプログラム入力手段とを備え、最上位の処理装置は、更新用プログラムが入力されると、自身に対応する記憶装置のプログラムを更新する処理であって、前記記憶装置からの応答待ちの期間を含むプログラム更新処理と、下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理であって、前記下位の処理装置からの応答待ちの期間を含むプログラム送信処理とを行ない、その他の処理装置は、上位の処理装置から更新用プログラムを受信すると、自身に対応する記憶装置のプログラムを更新する処理であって、前記記憶装置からの応答待ちの期間を含むプログラム更新処理と、下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理であって、前記下位の処理装置からの応答待ちの期間を含むプログラム送信処理とを行ない、前記最上位の処理装置およびその他の処理装置は、いずれかの処理における応答待ちの期間に、他の処理を開始することを特徴とする。
本発明では、プログラム更新処理とプログラム送信処理とを行なう処理装置は、ある処理が終了する前に、他の処理を開始することができるため、階層化された複数の処理装置を有する電子機器において、プログラムのダウンロードにかかる時間を短縮することができる。
ここで、処理装置は、書き換え可能なプログラムにしたがって動作する集積回路であり、例えば、CPU、マイコン、DSP(Digital Signal Processor)、画像処理装置、FPGA(Field Programmable Gate Array)等とすることができる。書き換え可能なプログラムは、代表的にはファームウェアプログラムとすることができる。処理装置がこのような処理を行なうためのプログラム自体をファームウェアプログラムとして記憶装置に記憶させておくことができる。なお、電子機器は、例えば、印刷装置とすることができる。
具体的には、前記記憶装置のプログラムを更新する処理は、前記記憶装置へのメモリ消去命令送信処理と、前記記憶装置へのメモリ書込命令送信処理とが含まれ、前記記憶装置からの応答は、前記メモリ消去命令に対するメモリ消去終了報告、および、前記メモリ書込命令に対するメモリ書込終了報告とすることができる。
また、前記下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理は、プログラム送信処理と、前記下位装置からの応答である終了報告に対する結果受信処理とを含み、前記下位の処理装置からの応答待ちの期間は、前記プログラム送信処理後から前記下位装置からの終了報告があるまでの期間とすることができる。
また、表示装置をさらに備え、前記最上位の処理装置は、更新用プログラムが入力されると、更新用プログラムのバージョンと、各記憶装置に格納されているプログラムのバージョンとを前記表示装置に表示させることが望ましい。
このとき、前記最上位の処理装置は、更新用プログラムのバージョンに、各記憶装置に格納されているプログラムのバージョンよりも新しいバージョンが含まれている場合には、すべてのプログラムの更新を行なうか、バージョンの新しいプログラムのみの更新を行なうかの選択メニューを前記表示手段に表示させることが望ましい。これにより、ユーザがすべてのプログラムの更新を行なうか、バージョンの新しいプログラムのみの更新を行なうかを選択することができるようになる。
なお、前記最上位の処理装置およびその他の処理装置は、あらかじめ定められた優先度にしたがって、前記プログラム更新処理および前記プログラム送信処理の実行順序を決定することができる。
このとき、前記優先度は、処理時間を評価する所定の評価基準に基づいて処理毎に算出された評価値の高い順に定められていることが望ましい。処理時間のかかる処理は、応答期間が長くなる。このような処理の優先度を高くして早く処理を行なうことで、他の処理を行なうための応答待ち時間を確保することができる。これにより、全体的な処理時間を一層短くすることができる。
また、前記更新用プログラムは圧縮されている場合は、前記最上位の処理装置は、更新用プログラムが入力されると、前記優先度の順番に更新用プログラムの解凍処理を行なうことができる。これにより、処理開始時間を早めることができる。
あるいは、前記最上位の処理装置およびその他の処理装置は、更新用プログラムが入力あるいは更新用プログラムを受信すると、処理時間を評価する所定の評価基準に基づいて処理毎に評価値を算出し、評価値の高い順に優先度を各処理に設定して、設定された優先度にしたがって、前記プログラム更新処理および前記プログラム送信処理の実行順序を決定するようにしてもよい。
上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である電子機器における更新用プログラムダウンロード方法は、上位と下位の関係に階層化された複数の処理装置と、それぞれの処理装置に対応して設けられ、対応する処理装置が実行するプログラムが格納された記憶装置と、前記プログラムを更新するための1または複数の更新用プログラムを入力するプログラム入力手段とを備えた電子機器における更新用プログラムダウンロード方法であって、最上位の処理装置に更新用プログラムが入力されると、自身に対応する記憶装置のプログラムを更新する処理であって、前記記憶装置からの応答待ちの期間を含むプログラム更新処理と、下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理であって、前記下位の処理装置からの応答待ちの期間を含むプログラム送信処理とを、いずれの処理も行なっていない場合、あるいは、他の処理における応答待ちの期間に開始し、その他の処理装置に上位の処理装置から更新用プログラムが受信されると、自身に対応する記憶装置のプログラムを更新する処理であって、前記記憶装置からの応答待ちの期間を含むプログラム更新処理と、下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理であって、前記下位の処理装置からの応答待ちの期間を含むプログラム送信処理とを、いずれの処理も行なっていない場合、あるいは、他の処理における応答待ちの期間に開始すること特徴とする。
本発明では、プログラム更新処理とプログラム送信処理とを行なう処理装置は、ある処理を、いずれの処理も行なっていない場合、あるいは、他の処理における応答待ちの期間に開始するため、階層化された複数の処理装置を有する電子機器において、プログラムのダウンロードにかかる時間を短縮することができる。
本発明によれば、階層化された複数の処理装置を有する電子機器において、プログラムのダウンロードにかかる時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である電子機器の構成を示すブロック図である。本図に示すように、電子機器10は、メイン基板100とサブ基板200と操作パネルユニット300と付属装置400とを備えている。電子機器10の用途は特に限定されず、例えば、コンピュータ等の情報処理装置、印刷装置、ゲーム装置、通信装置、家電装置等とすることができる。
メイン基板100は、CPU(Central Processing Unit)110、RAM(Random Access Memory)120、HDD(ハードディスクドライブ)130、USB I/F(インタフェース)140を備えている。RAM120、HDD130、USB I/F(インタフェース)140は、それぞれCPU110にバス接続されている。また、CPU110には、表示装置・操作ボタン等が備えられた操作パネルユニット300が接続されている。
書き換え可能な不揮発性の記憶装置であるHDD130には、CPU110が実行するプログラムであるF/W(ファームウェアプログラム)131が格納されている。F/W131は、電子機器10の起動時にRAM120上に展開され、CPU110によって実行される。F/W131は、電子機器10の基本的な制御を行なうために組み込まれたプログラムであるが、必要に応じてバージョンアップされる。
サブ基板200は、第1マイコン(マイクロコンピュータ)210、RAM220、フラッシュロム230、第2マイコン240、フラッシュロム250、第3マイコン260を備えている。第1マイコン210はメイン基板100のCPU110とバス接続されている。RAM220、フラッシュロム230、第2マイコン240、第3マイコン260は、それぞれ第1マイコン210に接続されている。
書き換え可能な不揮発性の記憶装置であるフラッシュロム230には、第1マイコン210が実行するプログラムである第1F/W231と、第2F/W232とが格納されている。第1F/W231、第2F/W232は、電子機器10の起動時にRAM220上に展開され、第1マイコン210によって実行される。ただし、RAM220上に展開せずにフラッシュロム230から直接実行するようにしてもよい。第1F/W231、第2F/W232は、必要に応じてバージョンアップされる。
第2マイコン240には、フラッシュロム250が接続されている。書き換え可能な不揮発性の記憶装置であるフラッシュロム250には、第2マイコン240が実行するプログラムであるF/W251が格納されている。第3マイコン260には、フラッシュロム261が内蔵されている。フラッシュロム261には、第3マイコン260が実行するプログラムであるF/W262が格納されている。F/W251・F/W262は、必要に応じてバージョンアップされる。
また、メイン基板100のUSB I/F140には付属装置400が接続される。付属装置400は、付属装置400の動作を制御するマイコン410、フラッシュロム420を備えている。マイコン410に接続されたフラッシュロム420には、マイコン410が実行するプログラムであるF/W421が格納されている。F/W421は、必要に応じてバージョンアップされる。
上述のように、本発明は電子機器10の用途は限定されないが、例えば、電子機器10を印刷装置で構成した場合には、メイン基板100はコントローラ基板とし、サブ基板200は印刷エンジン制御基板とし、付属装置400はスキャナユニットとして構成することができる。
各不揮発性の記憶装置に格納されたF/W131、第1F/W231、第2F/W232、F/W251、F/W262、F/W421のバージョンアップは、更新用F/W群21を記録したUSBメモリをUSB I/F140のコネクタに接続し、更新用F/W群21をダウンロードすることにより行なうことができる。具体的には、メイン基板100のCPU110が、USBメモリ20から更新用F/W群21を読込んでRAM120に格納し、自身に接続されたHDD130内のF/W131を更新するとともに、自身に接続されたサブ基板200の第1マイコン210および付属装置400のマイコン410に更新用F/W群21中のプログラム更新に必要なF/Wデータを送信する。
F/Wデータを受信したサブ基板200の第1マイコン210はRAM220に一時的に格納して、自身に接続されたフラッシュロム230内の第1F/W231と第2W/F232を更新するとともに、第2マイコン240および第3マイコン260に更新用F/W群21中のプログラム更新に必要なF/Wデータを送信する。
CPU110からF/Wを受信した付属装置400のマイコン410は、自身に接続されたフラッシュロム420内のF/W421を更新し、第1マイコン210からF/Wを受信した第2マイコン240は、自身に接続されたフラッシュロム250のF/W251を更新し、第1マイコン210からF/Wを受信した第3マイコン260は、自身に内蔵されたフラッシュロム261のF/W262を更新する。これにより、各不揮発性の記憶装置に格納されたF/W131、第1F/W231、第2F/W232、F/W251、F/W262、F/W421がバージョンアップされることになる。
このように、CPU110、マイコン210、第2マイコン240、第3マイコン260、マイコン410の各処理装置は、それぞれ自身に接続された不揮発性の記憶装置を有しており、それぞれの記憶装置に自身が実行するプログラムが1または複数個格納されている。さらに、それぞれの処理装置はツリー構造の階層関係を形成している。具体的には、CPU110は、サブ基板200の第1マイコン210および付属装置400のマイコン410の上位装置であり、第1マイコン210は、第2マイコン240および第3マイコン260の上位装置である。処理装置同士の通信は上位処理装置と下位処理装置との間で行なうようにしている。したがって、例えば、CPU110が第2マイコン240から情報を収集する場合には、CPU110と第2マイコン240とが直接通信を行なうのではなく、第1マイコン210を介してCPU110と第2マイコン240とが間接的に通信を行なうことになる。
なお、処理装置は、書き換え可能なプログラムにしたがって動作する集積回路であり、例えば、CPU、マイコン、DSP(Digital Signal Processor)、画像処理装置、FPGA(Field Programmable Gate Array)等である。
図2は、処理装置の関係および更新用プログラムのダウンロード処理を一般化した図である。本図に示すように、各処理装置は最上位処理装置を頂点とする木構造の階層関係を有し、それぞれの処理装置に不揮発性記憶装置が対応している。更新用プログラムをダウンロードする場合には、最上位処理装置に対してダウンロードを行なう。その後、各処理装置は、自身に接続された不揮発性記憶装置に格納されたプログラムを更新する処理と、下位の処理装置へプログラムを送信する処理とを行なう。
図3(a)は、自身に接続された不揮発性記憶装置に格納されたプログラムを更新する処理を説明するタイミングチャートである。プログラム更新処理では、不揮発性記憶装置に格納されたプログラムの上書きを行なうため、更新前のプログラムを消去してから書き込む必要がある。このため、処理装置は、自身に接続された不揮発性記憶装置に対して領域を指定してメモリ消去命令を出力する。この命令にしたがって不揮発性記憶装置はメモリ消去を実行する。そして、メモリ消去が終了すると、処理装置に対して終了報告を送信する。処理装置は、メモリ消去命令を出力してから(時刻t1)、終了報告を受けるまで(時刻t2)の間はメモリ消去待ち状態にある。
処理装置は、メモリ消去終了報告を受信してメモリ消去の終了を確認すると、更新用プログラムを指定してメモリ書込命令を出力する。この命令にしたがって不揮発性記憶装置は、消去した領域に更新用プログラムを書き込む。そして書込が終了すると、処理装置に対して終了報告を送信する。処理装置は、メモリ書込命令を出力してから(時刻t3)、終了報告を受けるまで(時刻t4)の間はメモリ書込待ち状態にある。
図3(b)は、下位の処理装置に対するプログラム送信処理を説明するタイミングチャートである。プログラム送信処理では、上位の処理装置が下位の処理装置に対してプログラムを送信する。プログラムを受信した下位の処理装置は、自身に接続された不揮発性記憶装置に対するプログラム更新処理と、さらに下位の処理装置へのプログラム送信処理を行なう。これらの処理が終了すると上位の処理装置に対して終了報告を送信する。上位の処理装置は、プログラムを送信してから(時刻t4)、下位の処理装置から終了報告を受けるまで(時刻t5)の間は結果待ち状態にある。そして、下位の処理装置から結果受信処理を行なう。終了報告時に他の処理を行なっている場合は、他の処理の終了後に結果受信処理を行なう。
処理装置は、メモリ消去命令、メモリ書込命令、プログラム送信命令、結果受信の各処理実行時は、ビジー状態であるため複数の処理を同時に行なうことはできない。しかしながらメモリ消去待ち状態、メモリ書込待ち状態、結果待ち状態中は他の処理を行なうことができる。
次に、図4のフローチャートを参照して最上位処理装置におけるプログラムダウンロード処理について説明する。最上位処理装置は、図1の例では、CPU110が対応する。本処理は、更新用F/W群21が格納されたUSBメモリ20がUSB I/F140のコネクタに装着されることで開始される(S101)。CPU110は、装着されたUSBメモリ20のあらかじめ定められた箇所に所定のデータが記録されている場合に、USBメモリ20に更新用F/W群21が格納されていると判断することができる。ただし、USBメモリ20に限られず他の記録媒体であってもよい。また、通信回線を介して更新用F/W群21を受信するようにしてもよい。この場合は、ユーザから更新プログラムのダウンロード指示を受け付けることで本処理を開始することができる。
USBメモリ20には、格納されている更新用F/W群21のインデックス情報が記録されている。インデックス情報には、格納されている更新用F/W群21のリストと各F/Wのバージョンとが含まれている。CPU110は、このインデックス情報で示される新しいバージョンと、各不揮発性記憶装置に記録されている現在のF/Wのバージョンとを一覧形式で操作パネルユニット300の表示装置に表示する(S102)。CPU110は、電子機器10の起動時等に、各不揮発性記憶装置に記録されているF/Wのバージョンを収集して、RAM120に記憶しておくことが望ましい。
なお、各不揮発性記憶装置に記録されている現在のF/Wのバージョンがすべて新しいバージョンと一致する場合には、ダウンロード処理を終了するようにしてもよい。この際に、ダウンロードが不要である旨を操作パネルユニット300の表示装置に表示することが望ましい。
図5は、F/Wのバージョンの一覧表示画面の一例を示す図である。本図の例では、F/W毎に、現在のバージョンとUSBメモリ20に格納されている新しいバージョンとを対応させて表示している。本画面では、さらに、処理内容を表示してユーザから処理内容の選択を受け付ける。処理内容は「差分のみダウンロード」「全て上書きダウンロード」「ダウンロードを中止」とし、それぞれ、操作パネルユニット300の操作ボタンに対応付けてユーザから選択を受け付けるようにしている。ここで、プログラムの書き込み寿命(不揮発性記憶装置の書き換え可能回数)を考慮して、必要最小限の更新を行なう「差分のみダウンロード」をデフォルトで選択状態としておくことが望ましい。なお、ユーザが「ダウンロードを中止」を選択した場合は、以降処理を行なわず、ダウンロード処理を中止する。
ユーザから処理内容の選択を受け付けると(S103)、USBメモリ20から更新用のデータを読み込んで、RAM120に格納する(S104)。この際、「全て上書きダウンロード」の選択を受け付けている場合には、全ての更新用データを読み込み、「差分のみダウンロード」の選択を受け付けている場合には、現在格納されているバージョンよりも新しいバージョンのF/Wに対応する更新用データを読み込む。ただし、全ての更新用データを読込んで、後の処理で必要な更新用データのみを使用するようにしてもよい。
更新用データが圧縮されている場合には解凍処理を行なう(S105)。なお、後述するように解凍の順序も優先度にしたがって制御するようにしてもよい。あるいは、サイズの大きい更新用データから解凍するようにしてもよい。
そして、CPU110が行なうべき処理について優先度の設定を行なう(S106)。ここで、CPU110が行なうべき処理は、HDD130に格納されたF/W131の更新処理と、下位処理装置であるサブ基板200の第1マイコン210へのプログラム送信処理と、下位処理装置である付属装置400のマイコン410へのプログラム送信処理である。
本実施形態では、これらの優先順位はあらかじめ定められており現在のF/W131に固定的に記録されているものとする。したがって、CPU110は、RAM120に展開されているF/W131を参照することで行なうべき処理の優先度を設定することができる。ただし、優先度は、USBメモリ20に記録しておくようにしてもよい。この場合は、USBメモリ20に記録された所定のデータを参照することで行なうべき処理の優先度を設定することができる。あるいは、後述するように読込んだデータのサイズ等に基づいてダイナミックに優先度を設定するようにしてもよい。
そして、優先度にしたがってプログラムの更新・送信処理を行なう(S107)。行なう処理の決定方法については図8を参照して後述し、プログラムの更新・送信処理の具体的な内容については図9を参照して後述する。
その後、全ての処理について終了報告を受信するのを待ち(S108)、全ての処理について終了報告を受信すると(S108:Yes)、操作パネルユニット300の表示装置に、図6に一例を示すようなダウンロード終了画面を表示して、ユーザにダウンロード処理が終了したことを通知する。本図の例では、「ファームウェアのダウンロードが完了しました。USBメモリを抜いてください。」という表示を行なうようにしている。
次に、図7のフローチャートを参照して、最上処理装置以外の処理装置におけるプログラムダウンロード処理について説明する。最上処理装置以外の処理装置は、図1の例では、サブ基板200の第1マイコン210、第2マイコン240、第3マイコン260、付属装置400のマイコン410が対応する。本処理は、上位処理装置からF/W更新用データを受信することで開始される(S201)。
そして、処理装置が行なうべき処理について優先度の設定を行なう(S202)。ここで、処理装置が行なうべき処理は、自身に接続された不揮発性記憶装置に格納されたF/Wの更新処理と、下位処理装置へのプログラム送信処理である。ただし、下位処理装置が存在しない場合もある。
本実施形態では、これらの優先順位はあらかじめ定められており、自身に接続された不揮発性記憶装置に格納された現在のF/Wに固定的に記録されているものとする。ただし、優先度は、USBメモリ20に記録しておくようにしてもよい。この場合は、上位装置からUSBメモリ20に記録された優先度情報を取得することで行なうべき処理の優先度を設定することができる。あるいは、後述するように受信したデータのサイズ等に基づいてダイナミックに優先度を設定するようにしてもよい。
そして、優先度にしたがってプログラムの更新・送信処理を行なう(S203)。行なう処理の決定方法については図8を参照して後述し、プログラムの更新・送信処理の具体的な内容については図9を参照して後述する。その後、全ての処理について完了報告を受信するのを待ち(S204)、全ての処理について完了報告を受信すると(S204:Yes)、上位処理装置に対して終了報告を送信する(S205)。
ここで、プログラムの更新処理の場合は、最後のメモリ書込処理が終了したときに完了報告が出力される。最後のメモリ書込処理としたのは、メモリの書込単位に応じて、1回のプログラム更新処理についてメモリ消去とメモリ書込とを複数回に分けて行なう場合があるからである。また、プログラム送信処理の場合は、最後のプログラム送信処理の結果を受信したときに完了報告が出力される。最後のプログラム送信としたのは、1回のプログラム送信処理について複数回に分けてプログラムを送信する場合があるからである。
次に、各処理装置における優先度にしたがったプログラムの更新・送信処理について説明する。まず、図8のフローチャートを参照して、上述の処理(S203)の更新・送信処理において行なう処理の決定方法について説明する。上述のように、各処理装置では、行なうべき処理について優先度が設定されている。ここで、優先度は、順位で示され重複はないものとする。
まず、行なう処理の対象候補として、行なうべき処理のうち最も優先度の高い処理を設定する(S301)。そして候補となった処理が、その時点で処理不要であるか、応答待ちの状態のいずれかであるかを判断する(S302)。ここで、処理不要は、例えば、その処理が既に終了している場合等である。また、応答待ちの状態は、その処理がプログラム更新処理であれば、メモリ消去待ち状態かメモリ書込待ち状態で、その処理がプログラム送信処理であれば、結果待ち状態である。なお、本実施形態では処理装置が複数の処理を同時に行なうことは想定されていないため、本フローチャートは処理を行なっていないとき、例えば、実行中の処理が終了あるいは応答待ち状態になった場合に行なうようにする。
その結果、処理不要、応答待ちの状態のいずれでもない場合(S302:No)には、その候補処理を実行する(S305)。したがって、優先度が高い処理が優先的に実行されることになる。具体的な実行内容については図9を参照して後述する。
一方、処理不要、応答待ちの状態のいずれかの状態である場合(S302:Yes)には、次に優先度の高い処理があるかどうかを調べ(S303)、次に優先度の高い処理が存在する場合(S303:Yes)には、その処理を行なう処理の対象候補として、その時点で処理不要であるか、応答待ちの状態のいずれかであるかを判断する処理(S302)以降を繰り返す。したがって、優先度が低い処理は、優先度の高い処理が処理不要あるいは応答待ちの状態の時に行なわれることになる。このため、応答待ち時間の長い処理の優先度を高く設定しておくことで、早めに応答待ち状態を作り、その待ち状態の間に優先度の低い処理を行なうことで全体的な処理時間を短くすることができる。
次に優先度の高い処理が存在しない場合(S303:No)には、行なうべき処理のうち最も優先度の高い処理を処理候補に設定して(S301)、上記の処理を繰り返す。このため、例えば、優先度の高い処理が応答待ちの状態から解除されると、優先的に実行されることになる。
対象候補となった処理を実行(S305)後、全ての処理が終了したかどうかを判断し(S306)、処理が残っている場合(S306:No)は、行なうべき処理のうち最も優先度の高い処理を処理候補に設定して(S301)、上記の処理を繰り返す。そして、全ての処理が終了すると(S306:Yes)、本処理を終了する。
次に、プログラムの更新・送信処理の具体的な実行内容について図9のフローチャートを参照して説明する。本処理は、上述の(S305)の対象処理実行に対応する。
まず、実行する処理がプログラム更新処理かどうかを判断する(S401)。その結果、プログラム更新処理であった場合(S401:Yes)は、そのプログラムを上書きする領域が消去済であるかどうかを調べる(S402)。これは、例えば、更新プログラムのダウンロード処理においてログを記録しておくことで判断することができる。
消去済でない場合(S402:No)は、メモリ消去命令を不揮発性記憶装置に対して出力する(S403)。メモリ書込単位に応じてメモリ消去命令を複数回に分けるようにしてもよい。メモリ消去命令を出力すると、処理装置は、メモリ消去待ち状態となる(S404)。この待ち状態の間に処理装置は他の処理を行なうことができる。また、メモリ消去待ち状態は、不揮発性記憶装置から消去終了報告を受信すると解除される。
一方、消去済の場合(S405:Yes)は、データ書き込みを行なうために、まず、書き込むデータのチェックを行なう(S405)。データチェックでは、ハッシュ値等を用いて書込データの正当性や正常性等を確認する。ただし、データチェックは、データ受信時等に行なうようにしてもよい。
そして、メモリ書込命令を不揮発性記憶装置に対して出力する(S406)。メモリ書込単位に応じてメモリ書込命令を複数回に分けるようにしてもよい。メモリ書込命令を出力すると、処理装置は、メモリ書込待ち状態となる(S407)。この待ち状態の間に処理装置は他の処理を行なうことができる。また、メモリ書込待ち状態は、不揮発性記憶装置から書込終了報告を受信すると解除される。
実行する処理がプログラム更新処理でない場合(S401:No)、すなわち、プログラム送信処理の場合は、下位の処理装置に対して更新用プログラムデータを送信する(S408)。更新用プログラムデータを送信すると、処理装置は、結果待ち状態となる(S409)。この待ち状態の間に処理装置は他の処理を行なうことができる。また、結果待ち状態は、下位の処理装置から結果報告を受信すると解除される。
以下に、具体的な例を用いて更新用プログラムのダウンロード処理についてさらに説明する。ここでは、簡単のため、図10に示すような構成で更新用プログラムのダウンロード処理を行なった場合を例に説明する。本図の例では、上位処理装置である第1マイコンが、自身に接続されたフラッシュロム230に格納されたプログラム1とプログラム2とを更新する処理と、下位処理装置である第2マイコン240に第2マイコン用プログラムを送信する処理を行ない、第2マイコンが自身に接続された第2マイコン用フラッシュメモリ250に格納されたプログラムを更新する処理を行なう。ここで、プログラム1の更新処理は、書込単位の都合により2回に分けて行なうものとする。
第1マイコン210に接続されたRAM220には、プログラム1の更新処理の優先度が最上位の1であり、プログラム2の更新処理の優先度が2であり、第2マイコンへのプログラム送信処理の優先度が最下位の3である旨が記録されているものとする。
図11は、本例の場合の第1マイコン210および第2マイコン240のダウンロード処理の流れを示すタイミングチャートである。まず、最も優先度の高いプログラム1の更新処理が実行する処理として決定され、時刻t1で1回目のメモリ消去命令がフラッシュロム230に対して送られる。この命令後、第1マイコン210はメモリ消去待ち状態となるため、他の処理を行なうことができる。そこで、次に優先度の高いプログラム2更新処理が実行する処理として決定され、時刻t2でメモリ消去命令がフラッシュロム230に対して送られる。この命令後、第1マイコン210はメモリ消去待ち状態となるため、他の処理を行なうことができる。
最も優先度の高いプログラム1の更新処理は応答待ち状態にあるため、最も優先度の低い第2マイコンへのプログラム送信処理が実行する処理として決定される。そこで、時刻t3で第2マイコン240へのデータ送信が行なわれる。データを受信した第2マイコン240は、第1マイコン210とは独立に処理を行なうことができ、また、行なうべき処理は自身に接続された第2マイコン用フラッシュメモリ250に格納されたプログラムを更新するだけである。このため、第2マイコン240は、第2マイコン用フラッシュメモリ250へのメモリ消去命令を行ない、メモリ消去が終了すると、メモリ書込命令を行なう。そして、メモリ書込が終了すると第1マイコンに対して完了報告を送信する。
第1マイコン210は、第2マイコン240へのデータ送信が終了すると結果待ちの状態になる。この時点で、最も優先度の高いプログラム1の更新処理における第1回目のメモリ消去待ち状態が解除されているため、時刻t4でプログラム1の更新処理の1回目のメモリ書込命令がフラッシュロム230に対して送られる。その後、次に優先度の高いプログラム2更新処理が実行する処理として決定され、時刻t5でメモリ書込命令がフラッシュロム230に対して送られる。
その後は、いずれの処理も応答待ちの状態になり、時刻t6でプログラム1の更新処理における1回目のメモリ書込待ち状態が解除されると、2回目のメモリ消去命令がフラッシュロム230に対して送られる。その後もすべての処理が応答待ち状態となる。なお、プログラム2の更新処理におけるメモリ書込待ち状態が解除されると、プログラム2の更新処理は終了する。
時刻t7で第2マイコン240から送られたデータ送信結果の受信処理が行なわれる。この処理は、例えば、第2マイコン240からの割り込み信号によって開始することができる。この結果受信処理を行なうことで、第2マイコンへのプログラム送信処理が終了する。
結果受信処理の最中にプログラム1の更新処理の2回目のメモリ消去待ち状態が解除されると、結果受信処理が終了した時刻t8にプログラム1の更新処理の2回目のメモリ書込命令がフラッシュロム230に対して送られ、第1マイコン210は、メモリ書込待ち状態になる。このメモリ書込待ち状態が解除されると第1マイコン210におけるすべての処理が終了したことになるため、第1マイコン210は、上位装置に対して終了報告を送信する。
次に、優先度の設定方法について説明する。上述のように、本実施形態では、応答待ち時間の長い処理の優先度を高く設定しておくことで、早めに応答待ち状態を作り、その待ち状態の間に優先度の低い処理を行なうことで全体的な処理時間を短くするようにしている。ここで、応答待ち時間の長い処理は、不揮発性記憶装置における更新時間が長いプログラム更新処理と、下位処理装置における処理時間が長いプログラム送信処理である。
これらの応答待ち時間は、例えば、更新あるいは送信するプログラムのデータサイズ、処理装置の処理速度、処理装置間の通信速度、フラッシュメモリ(不揮発性記憶装置)の1セクタ(書込単位)の書込消去応答時間を用いて評価することができる。ここでは、表1に示すようなパラメータを用いて評価するものとする。
すなわち、データサイズの評価値Aは、データサイズに所定の係数を乗じた値とする。本例で係数は50とする。処理装置の処理速度の評価値Bは、所定の基準処理速度を対象となる処理装置の処理速度で割り、所定の係数を乗じた値とする。本例で所定の基準処理速度は500MIPSとし、所定の係数は30とする。処理装置間の通信速度の評価値Cは、KBで表わされたデータサイズをビット数に変換し、処理装置間の通信速度(bps)で割り、所定の係数を乗じた値とする。本例で所定の係数は40とする。フラッシュメモリ1セクタの書込消去応答時間の評価値Dは、フラッシュメモリの書込消去応答時間に所定の係数を乗じた値とする。本例で所定の係数は10とする。
すなわち、データサイズの評価値Aは、データサイズに所定の係数を乗じた値とする。本例で係数は50とする。処理装置の処理速度の評価値Bは、所定の基準処理速度を対象となる処理装置の処理速度で割り、所定の係数を乗じた値とする。本例で所定の基準処理速度は500MIPSとし、所定の係数は30とする。処理装置間の通信速度の評価値Cは、KBで表わされたデータサイズをビット数に変換し、処理装置間の通信速度(bps)で割り、所定の係数を乗じた値とする。本例で所定の係数は40とする。フラッシュメモリ1セクタの書込消去応答時間の評価値Dは、フラッシュメモリの書込消去応答時間に所定の係数を乗じた値とする。本例で所定の係数は10とする。
そして、評価値A、評価値B、評価値C、評価値Dの合計値を優先順位値Xとして、優先順位値Xの高い順に優先度を定めるものとする。
図12に示すような構成の電子機器を例に、優先度の設定についてさらに説明する。本図の例では、上位処理装置である処理速度200MIPSの第1マイコン210が、自身に接続されたフラッシュロム230に格納された8192KBのプログラム1と3072KBのプログラム2とを更新する処理と、下位処理装置である処理速度180MIPSの第2マイコン240に512KBの第2マイコン用プログラムを送信する処理と、下位処理装置である処理速度30MIPSの第3マイコン260に64KBの第3マイコン用プログラムを送信する処理とを行なう場合の、第1マイコン210における優先度設定を説明する。
ここで、第1マイコン210と第2マイコン240との間の通信処理速度は38400pbsであるとし、第1マイコン210と第3マイコン260との間の通信処理速度は115200bpsであるとする。また、第1マイコン210のフラッシュロム230の書込消去応答時間は600msであり、第2マイコン240のフラッシュロム250の書込消去応答時間は1000msであり、第3マイコン260のフラッシュロム261の書込消去応答時間は800msであるとすると、表2に示すスペック表が作成される。
このスペック表の各値に対して、上述の評価値算出を行なうと、表3に示す評価結果を得ることができる。
この結果、優先順位値Xの最も大きいプログラム1更新処理が最も優先度が高い処理として決定され、以下、プログラム2更新処理、第2マイコンへのプログラム送信処理、第3マイコンへのプログラム送信処理の順に優先度が決定される。
このスペック表の各値に対して、上述の評価値算出を行なうと、表3に示す評価結果を得ることができる。
この結果、優先順位値Xの最も大きいプログラム1更新処理が最も優先度が高い処理として決定され、以下、プログラム2更新処理、第2マイコンへのプログラム送信処理、第3マイコンへのプログラム送信処理の順に優先度が決定される。
電子機器10の開発者は、電子機器10の構成等に基づいて、あらかじめこの優先度を決定しておいて、各処理装置に対応した不揮発性記憶装置に記憶させておく。これにより各処理装置は、更新用プログラムのダウンロード処理の際、優先度にしたがった処理を行なうことができるようになる。また、更新用プログラムで、ダウンロードサイズ等が変更される場合を考慮して、USBメモリ20に優先度の情報を記録しておいてもよい。この場合、USBメモリ20に記録された優先度にしたがって各処理装置で更新用プログラムのダウンロード処理が行なわれる。さらには、不揮発性記憶装置に記憶されている優先度情報自体を更新用プログラムで更新することもできる。
最上位の処理装置は、USBメモリ20から更新用データを読込むと、必要に応じてデータ解凍を行なうが(S105)、この解凍順序も上記の優先度にしたがって行なうようにしてもよい。これにより、プログラム更新・送信処理の開始を早めることができるようになる。なお、この場合は、優先度設定処理(S106)をデータ解凍処理(S105)より先に行なうようにする。
上記の例では、処理の優先度はあらかじめ定めるようにしていた。しかしながら、各処理装置において優先度をダイナミックに決定するようにしてもよい。この場合、プログラム更新・送信処理の開始に先だって、上述の評価値の算出をそれぞれの処理装置で行なうことで優先度がダイナミックに決定されることになる。具体的には、図13のフローチャートにしたがって行なうことができる。
すなわち、評価対象となる処理について、その処理に係るプログラムのデータサイズを参照して評価値Aを算出する(S501)。そして、評価対象となる処理に係る処理装置処理速度を参照して評価値Bを算出する(S502)。なお、処理装置の処理速度は、スペック情報であり既知であるため、あらかじめ不揮発性記憶装置に記録しておくようにする。評価対象となる処理がプログラム送信の場合(S503:Yes)は、さらに、送受信が行なわれる処理装置間の通信速度を参照して評価値Cを算出する。なお、処理装置間の通信速度は、スペック情報であり既知であるため、あらかじめ不揮発性記憶装置に記録しておくようにする。そして、評価対象となる処理に係る不揮発性記憶装置の1セクタの書込消去応答時間を参照して評価値Dを算出する(S505)。なお、不揮発性記憶装置の1セクタの書込消去応答時間は、スペック情報であり既知であるため、あらかじめ不揮発性記憶装置に記録しておくようにする。
評価値A、評価値B、評価値C、評価値Dが算出されると、これらの評価値を加えることで、評価対象となっている処理の優先順位値Xを算出することができる(S506)。以上の優先順位値Xをすべての処理について繰り返し(S507)、すべての処理について優先順位値Xの算出を終了すると(S507:Yes)、算出された優先順位値Xに基づいて優先度が決定される(S508)。すなわち、優先順位値Xの大きい順に優先度を決定する。
以上説明したように、本実施形態によれば、階層化された複数の処理装置を有する電子機器において、プログラムのダウンロードにかかる時間を短縮することができる。
なお、上記実施例では、更新するプログラムを格納する記憶装置は、HDD(ハードディスクドライブ)、フラッシュロム等の不揮発性の記憶装置を用いていた。しかしながら、本発明は、不揮発性の記憶装置に限られず、揮発性の記憶装置にも適用することができる。この場合は、不揮発性の記憶装置に格納されたプログラムを電子機器の起動時等に揮発性の記憶装置に格納し、この揮発性の記憶装置に格納されたプログラムを上述のダウンロード手続を行なって更新するようにする。そして、電子機器の電源停止時等に更新されたプログラムを不揮発性の記憶装置に格納すればよい。揮発性の記憶装置を用いた場合においても階層化された複数の処理装置を有する電子機器において、プログラムのダウンロードにかかる時間を短縮することができる。
10…電子機器、20…USBメモリ、21…更新用F/W群、100…メイン基板、110…CPU、120…RAM、130…HDD、140…USB I/F、200…サブ基板、210…第1マイコン、220…RAM、230…フラッシュロム、240…第2マイコン、250…フラッシュロム、260…第3マイコン、261…フラッシュロム、300…操作パネルユニット、400…付属装置、410…マイコン、420…フラッシュロム
Claims (10)
- 上位と下位の関係に階層化された複数の処理装置と、
それぞれの処理装置に対応して設けられ、対応する処理装置が実行するプログラムが格納された記憶装置と、
前記プログラムを更新するための1または複数の更新用プログラムを入力するプログラム入力手段とを備え、
最上位の処理装置は、更新用プログラムが入力されると、自身に対応する記憶装置のプログラムを更新する処理であって、前記記憶装置からの応答待ちの期間を含むプログラム更新処理と、下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理であって、前記下位の処理装置からの応答待ちの期間を含むプログラム送信処理とを行ない、
その他の処理装置は、上位の処理装置から更新用プログラムを受信すると、自身に対応する記憶装置のプログラムを更新する処理であって、前記記憶装置からの応答待ちの期間を含むプログラム更新処理と、下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理であって、前記下位の処理装置からの応答待ちの期間を含むプログラム送信処理とを行ない、
前記最上位の処理装置およびその他の処理装置は、いずれかの処理における応答待ちの期間に、他の処理を開始することを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器であって、
前記記憶装置のプログラムを更新する処理は、前記記憶装置へのメモリ消去命令送信処理と、前記記憶装置へのメモリ書込命令送信処理とが含まれ、
前記記憶装置からの応答は、前記メモリ消去命令に対するメモリ消去終了報告、および、前記メモリ書込命令に対するメモリ書込終了報告であることを特徴とする電子機器。 - 請求項1または2に記載の電子機器であって、
前記下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理は、プログラム送信処理と、前記下位装置からの応答である終了報告に対する結果受信処理とを含み、
前記下位の処理装置からの応答待ちの期間は、前記プログラム送信処理後から前記下位装置からの終了報告があるまでの期間であることを特徴とする電子機器。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子機器であって、
表示装置をさらに備え、
前記最上位の処理装置は、更新用プログラムが入力されると、更新用プログラムのバージョンと、各記憶装置に格納されているプログラムのバージョンとを前記表示装置に表示させることを特徴とする電子機器。 - 請求項4に記載の電子機器であって、
前記最上位の処理装置は、更新用プログラムのバージョンに、各記憶装置に格納されているプログラムのバージョンよりも新しいバージョンが含まれている場合には、
すべてのプログラムの更新を行なうか、バージョンの新しいプログラムのみの更新を行なうかの選択メニューを前記表示手段に表示させることを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器であって、
前記最上位の処理装置およびその他の処理装置は、あらかじめ定められた優先度にしたがって、前記プログラム更新処理および前記プログラム送信処理の実行順序を決定することを特徴とする電子機器。 - 請求項6に記載の電子機器であって、
前記優先度は、処理時間を評価する所定の評価基準に基づいて処理毎に算出された評価値の高い順に定められていることを特徴とする電子機器。 - 請求項7に記載の電子機器であって、
前記更新用プログラムは圧縮されており、
前記最上位の処理装置は、更新用プログラムが入力されると、前記優先度の順番に更新用プログラムの解凍処理を行なうことを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器であって、
前記最上位の処理装置およびその他の処理装置は、更新用プログラムが入力あるいは更新用プログラムを受信すると、処理時間を評価する所定の評価基準に基づいて処理毎に評価値を算出し、評価値の高い順に優先度を各処理に設定して、設定された優先度にしたがって、前記プログラム更新処理および前記プログラム送信処理の実行順序を決定することを特徴とする電子機器。 - 上位と下位の関係に階層化された複数の処理装置と、それぞれの処理装置に対応して設けられ、対応する処理装置が実行するプログラムが格納された記憶装置と、前記プログラムを更新するための1または複数の更新用プログラムを入力するプログラム入力手段とを備えた電子機器における更新用プログラムダウンロード方法であって、
最上位の処理装置に更新用プログラムが入力されると、前記最上位の処理装置が、自身に対応する記憶装置のプログラムを更新する処理であって、前記記憶装置からの応答待ちの期間を含むプログラム更新処理と、下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理であって、前記下位の処理装置からの応答待ちの期間を含むプログラム送信処理とを、いずれの処理も行なっていない場合、あるいは、他の処理における応答待ちの期間に開始し、
その他の処理装置に上位の処理装置から更新用プログラムが受信されると、前記その他の処理装置が、自身に対応する記憶装置のプログラムを更新する処理であって、前記記憶装置からの応答待ちの期間を含むプログラム更新処理と、下位の処理装置に対して更新用プログラムを送信する処理であって、前記下位の処理装置からの応答待ちの期間を含むプログラム送信処理とを、いずれの処理も行なっていない場合、あるいは、他の処理における応答待ちの期間に開始すること特徴とする電子機器における更新用プログラムダウンロード方法。
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|---|---|---|---|
| JP2008212779A JP2010049464A (ja) | 2008-08-21 | 2008-08-21 | 電子機器および電子機器における更新用プログラムダウンロード方法 |
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-
2008
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