JP2010045203A - 半導体チップ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボイドがなく、生産性が高い半導体チップ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】n+型のシリコンウェーハ11w上にn型シリコン層12を形成し、n型シリコン層12の上面側から一方向に延びるトレンチ13を形成する。このとき、トレンチ13は、ウェーハ11wの一方の端縁付近から他方の端縁付近まで連続的に形成し、トレンチ13の両端部がチップ領域Rcの内部に配置されないようにする。次に、トレンチ13の内面上にp型シリコンをエピタキシャル成長させることにより、トレンチ13内にp型シリコンピラー14を埋設する。次に、ウェーハ11wをダイシングラインDLに沿って複数のチップに切り分ける。これにより、半導体チップを製造する。
【選択図】図4
【解決手段】n+型のシリコンウェーハ11w上にn型シリコン層12を形成し、n型シリコン層12の上面側から一方向に延びるトレンチ13を形成する。このとき、トレンチ13は、ウェーハ11wの一方の端縁付近から他方の端縁付近まで連続的に形成し、トレンチ13の両端部がチップ領域Rcの内部に配置されないようにする。次に、トレンチ13の内面上にp型シリコンをエピタキシャル成長させることにより、トレンチ13内にp型シリコンピラー14を埋設する。次に、ウェーハ11wをダイシングラインDLに沿って複数のチップに切り分ける。これにより、半導体チップを製造する。
【選択図】図4
Description
本発明は、半導体チップ及びその製造方法に関し、特に、スーパージャンクション構造を備えた電力制御用半導体チップ及びその製造方法に関する。
高い耐圧と低いオン抵抗とを両立させた電力制御用半導体チップとして、n型の半導体層にp型の半導体ピラーを埋め込み、n型部分とp型部分とを交互に配列させたスーパージャンクション構造(以下、「SJ構造」ともいう)を持つ縦形MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)が知られている。SJ構造においては、n型部分とp型部分に含まれる不純物量を相互に等しくすることで、擬似的にノンドープ層を作り出して高耐圧を保持しつつ、不純物濃度が高いn型部分を介して電流を流すことにより、低いオン抵抗を実現することができる。
このようなSJ構造のMOSFETを形成する方法の1つとして、n+型の半導体基板上にn型の半導体層をエピタキシャル成長法によって成長させ、この半導体層に複数本のトレンチを形成し、トレンチ内にp型半導体材料をエピタキシャル成長させてp型の半導体ピラーを形成する方法がある。
しかし、この方法においては、トレンチの開口部におけるp型半導体材料の成長速度がトレンチの内部における成長速度よりも高くなり、トレンチの内部が埋まる前に開口部が塞がってしまい、トレンチの内部にボイドが形成されてしまうという問題がある。この問題を回避するために、エピタキシャル成長の条件を所定の範囲に制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、エピタキシャル成長の条件をボイドが形成されないような条件とすると、p型半導体材料の成長速度が遅くなってしまい、生産性が低下するという問題がある。
本発明の目的は、ボイドがなく、生産性が高い半導体チップ及びその製造方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に設けられ、一方向に延びるトレンチが上面側から形成された第1導電型の半導体層と、前記トレンチ内に埋設された第2導電型の半導体ピラーと、を備え、前記半導体ピラーは、前記半導体層の前記一方向における一方の端面から他方の端面までの全長にわたって連続的に形成されていることを特徴とする半導体チップが提供される。
本発明の他の一態様によれば、第1導電型の半導体ウェーハ上に第1導電型の半導体層を形成する工程と、前記半導体層の上面側から一方向に延びるトレンチを形成する工程と、前記トレンチの内面上に第2導電型の半導体材料を堆積させることにより前記トレンチ内に半導体ピラーを埋設する工程と、前記半導体ウェーハを複数のチップに切り分ける工程と、を備え、前記チップを切り分ける工程において、前記チップの端面で前記半導体ピラーが露出するようにダイシングを行うことを特徴とする半導体チップの製造方法が提供される。
本発明によれば、ボイドがなく、生産性が高い半導体チップ及びその製造方法を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る半導体チップを例示する平面図であり、
図2は、図1に示すA−A’線による部分断面図であり、
図3は、図1に示すB−B’線による部分断面図である。
本実施形態に係る半導体チップは、SJ構造と縦形のMOSFETが形成された電力制御用の半導体チップである。
なお、図1においては、図示の便宜上、後述するn型シリコン層12、p型シリコンピラー14及び拡散領域20のみを模式的に示しており、他の構成要素は示していない。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る半導体チップを例示する平面図であり、
図2は、図1に示すA−A’線による部分断面図であり、
図3は、図1に示すB−B’線による部分断面図である。
本実施形態に係る半導体チップは、SJ構造と縦形のMOSFETが形成された電力制御用の半導体チップである。
なお、図1においては、図示の便宜上、後述するn型シリコン層12、p型シリコンピラー14及び拡散領域20のみを模式的に示しており、他の構成要素は示していない。
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係る半導体チップ1においては、半導体基板として、n+型の単結晶シリコンからなるn+型シリコン基板11が設けられており、n+型シリコン基板11上には、n型の単結晶シリコンからなるn型シリコン層12が設けられている。n型シリコン層12には、n型シリコン層12の上面側から、この上面に平行な一方向に延びる複数本のトレンチ13が形成されている。上方から見て、複数本のトレンチ13は相互に平行に形成されている。また、トレンチ13はn+型シリコン基板11には到達していない。
トレンチ13内には、p型の単結晶シリコンが埋め込まれることにより、p型シリコンピラー14が埋設されている。これにより、n型シリコン層12内においては、p型シリコンピラー14と、n型シリコン層12におけるp型シリコンピラー14間の部分とが交互に配列されて、スーパージャンクション構造(SJ構造)が形成されている。以下、p型シリコンピラー14が延びる方向を「ピラー方向」といい、ピラー方向に対して直交する方向、すなわち、p型シリコンピラー14が配列されている方向を「SJ方向」という。
各トレンチ13は、半導体チップ1の全長にわたって連続的に形成されている。従って、各p型シリコンピラー14は、半導体チップ1の全長にわたって連続的に設けられている。すなわち、p型シリコンピラー14は、n型シリコン層12のピラー方向における一方の端面から他方の端面までの全長にわたって連続的に形成されている。n型シリコン層12の端面は、半導体チップ1のダイシング面DSの一部を構成している。従って、p型シリコンピラー14は、ダイシング面DSにおいて露出している。
n型シリコン層12内におけるp型シリコンピラー14の上方には、ピラー方向に延びるp型ベース領域15が形成されている。p型ベース領域15の上層部分には、ピラー方向に延びる一対のn+型のソース領域16が相互に離隔して形成されている。また、p型ベース領域15内におけるソース領域16間には、p+型のコンタクト領域17が形成されている。
また、半導体チップ1の終端部においては、n型シリコン層12及びp型シリコンピラー14の上層部分にn+型の拡散領域20が形成されている。拡散領域20の不純物濃度は、n型シリコン層12の不純物濃度よりも高い。また、上方から見た拡散領域20の形状は、半導体チップ1の外縁、すなわち、n型シリコン層12の外縁に沿った環状である。
更に、n型シリコン層12上にはゲート電極21が設けられており、ゲート電極21を包むようにゲート絶縁膜22が設けられている。ゲート電極21は例えばポリシリコンにより形成されており、ゲート絶縁膜22は、例えばシリコン酸化物により形成されている。ゲート電極21は、隣り合うp型ベース領域15内に形成された隣り合うソース領域16間の領域の直上域に配置されている。すなわち、ゲート電極21は、隣り合うソース領域16間に配置された一方のp型ベース領域15、n型シリコン層12、他方のp型ベース領域15の直上域に設けられており、従って、p型ベース領域15におけるn型シリコン層12とソース領域16との間の部分の直上域を含む領域に設けられている。また、ゲート電極21は上に凸となるように湾曲しており、中央部、すなわち、n型シリコン層12の直上域に相当する位置が相対的に高く、両端部が相対的に低くなっている。
更にまた、ゲート電極21間及びゲート電極21上には、ソース電極23が設けられている。ソース電極23におけるゲート電極21間の部分は、ソース領域16及びコンタクト領域17に接続されている。また、ゲート電極21は、ゲート絶縁膜22によってn型シリコン層12及びソース電極23から絶縁されている。一方、n+型シリコン基板11の下面上には、ドレイン電極24が設けられており、n+型シリコン基板11に接続されている。ソース電極23及びドレイン電極24は、例えば金属により形成されている。
次に、本実施形態に係る半導体チップの製造方法について説明する。
図4(a)は、本実施形態に係る半導体チップの製造方法を例示する平面図であり、(b)は、(a)に示す1つのチップ領域を例示する一部拡大平面図である。
なお、図4(a)及び(b)においては、図示の便宜上、ウェーハに対するチップ領域の面積及びp型シリコンピラーの幅を、実際よりも大きく描いている。
図4(a)は、本実施形態に係る半導体チップの製造方法を例示する平面図であり、(b)は、(a)に示す1つのチップ領域を例示する一部拡大平面図である。
なお、図4(a)及び(b)においては、図示の便宜上、ウェーハに対するチップ領域の面積及びp型シリコンピラーの幅を、実際よりも大きく描いている。
先ず、図2及び図4(a)に示すように、n+型の単結晶シリコンからなるウェーハ11wを用意する。そして、ウェーハ11wの上面上にn型のシリコンをエピタキシャル成長させて、n型シリコン層12を形成する。次に、n型シリコン層12の上面側からn型シリコン層12の途中まで、n型シリコン層12の上面に平行な一方向(ピラー方向)に延びるトレンチ13を複数本形成する。このとき、図4(a)及び(b)に示すように、各トレンチ13を、ウェーハ11wにおけるピラー方向の一方の端縁付近から他方の端縁付近まで連続的に形成し、トレンチ13の両端部がチップ領域Rc、すなわち、ダイシングラインDLに囲まれた矩形の領域であって、ダイシング後に各チップとなる予定の領域内に配置されないようにする。すなわち、各トレンチ13は、ウェーハ11wのダイシングラインDLを跨ぐように形成し、トレンチ13の両端部は、ウェーハ11wの外周部の破棄領域Rs内に配置させる。
次に、図2及び図3に示すように、トレンチ13内にp型のシリコンをエピタキシャル成長させて堆積させ、トレンチ13内にp型シリコンピラー14を埋設する。このとき、エピタキシャル成長は、例えば、n型シリコン層12の上面をシリコン酸化膜31(図5参照)によって覆った上で、CVD法(Chemical Vapor Deposition法:化学気相成長法)によって行う。このCVDの条件は、例えば、トリクロロシラン(TCS)を原料とし、温度を1100〜1150℃とし、圧力を大気圧とする。又は、ジクロロシラン(DCS)を原料とし、温度を900〜1100℃とし、圧力を減圧条件、例えば、1〜40kPaとする。又は、シラン(SiH4)を原料とし、温度を800〜1000℃とし、圧力を減圧条件、例えば、1〜40kPaとする。
次に、通常の方法によって、p型ベース領域15、ソース領域16、コンタクト領域17を形成する。また、ダイシングラインDLに沿って拡散領域20を形成する。そして、n型シリコン層12上にゲート電極21及びゲート絶縁膜22を形成し、ゲート電極21及びゲート絶縁膜22を覆うようにソース電極23を形成する。一方、ウェーハ11wの下面上にドレイン電極24を形成する。
次に、図4(a)及び(b)に示すように、ウェーハ11w及びその上に形成された構成物をダイシングラインDLに沿ってダイシングし、複数のチップに切り分ける。このとき、各チップの端面でp型シリコンピラー14が露出するようにダイシングを行う。これにより、ウェーハ11wが複数のn+型シリコン基板11に切り分けられ、複数個の半導体チップ1が製造される。各半導体チップ1内には、p型シリコンピラー14の両端部以外の部分が配置され、p型シリコンピラー14の両端部はウェーハ11wの外周部の破棄領域Rs内に配置される。従って、図3に示すように、各半導体チップ1においては、ピラー方向に向いたダイシング面DSにおいて、p型シリコンピラー14が露出する。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
図5は、トレンチ内にp型シリコンをエピタキシャル成長させる際の原料ガスの流れを例示する図であり、
図6(a)及び(b)は、埋設されたp型シリコンピラーを例示する断面図であり、(a)はトレンチの中間部を示し、(b)はトレンチの端部を示す。
図5は、トレンチ内にp型シリコンをエピタキシャル成長させる際の原料ガスの流れを例示する図であり、
図6(a)及び(b)は、埋設されたp型シリコンピラーを例示する断面図であり、(a)はトレンチの中間部を示し、(b)はトレンチの端部を示す。
図5に示すように、トレンチ13内にシリコンをエピタキシャル成長させる際には、n型シリコン層12の上面をシリコン酸化膜31によって覆った上で、原料ガスをトレンチ13の内部に侵入させる。このとき、トレンチ13の長手方向(ピラー方向)の両端部13a以外の部分(以下、「中間部13b」という)においては、原料ガスは2方向、すなわち、トレンチ13の幅方向(SJ方向)から供給される。これに対して、トレンチ13の端部13aにおいては、原料ガスは3方向から供給される。すなわち、端部13aにおいては、原料ガスは、トレンチ13の幅方向(SJ方向)の2方向に加えて、長手方向(ピラー方向)のうちトレンチが終端している側の1方向からも供給される。このため、トレンチ13の端部13aは、中間部13bよりも原料ガスの供給量が多い。また、端部13aは中間部13bと比較して、トレンチ13の内面の結晶方位が異なる。これらの要因により、トレンチ13の端部13aにおいては、中間部13bと比較して、シリコンの成長が早い。
この結果、図6(a)に示すように、トレンチ13の中間部13bにおいて、トレンチ13の内部が完全にシリコンによって埋まる条件でCVDを行っても、図6(b)に示すように、トレンチ13の両端部13aにおいては、トレンチ13の開口部におけるシリコンの成長が早くなり過ぎ、内部がシリコンで埋まる前に開口部が塞がってしまい、ボイド32が形成されてしまう。p型シリコンピラー14内にボイド32が発生すると、半導体チップ1の特性が低下する。
これを回避するために、CVDの条件を、トレンチ13の両端部13aにおいてトレンチ13の内部が完全に埋まるような条件とすることも考えられる。しかし、そうすると、シリコンの成長速度が著しく遅くなってしまい、半導体チップ1の生産性が著しく低下してしまう。
そこで、本実施形態においては、トレンチ13を、ウェーハ11wにおけるピラー方向の一方の端縁付近から他方の端縁付近まで連続的に形成し、トレンチ13の両端部がチップとなる予定の領域内に配置されないようにする。これにより、ダイシング後の半導体チップ1内にはp型シリコンピラー14の中間部のみが配置され、p型シリコンピラー14の端部は、ウェーハ11wの外周部の破棄領域Rs内に配置される。この結果、半導体チップ1には、p型シリコンピラー14のうち、ボイドが発生していない中間部のみを用いることができる。このように、本実施形態によれば、ボイドがなく特性が良好な半導体チップを生産性よく製造することができる。
なお、本実施形態においては、p型シリコンピラー14を分断するようにダイシングしているため、ダイシング後の半導体チップ1において、p型シリコンピラー14は半導体チップ1のダイシング面DSで露出している。そこで、本実施形態においては、半導体チップ1の外周部に、環状の拡散領域20を形成している。この拡散領域20に一定電位を印加することにより、拡散領域20がEQPR(Equivalent Potential Ring:等電位リング)として機能し、n型シリコン層12とp型シリコンピラー14との接合界面から発生した空乏層がダイシング面DSに到達することを防止できる。
次に、本実施形態の比較例について説明する。
図7(a)は、本比較例に係る半導体チップの製造方法を例示する平面図であり、(b)は、(a)に示す1つのチップ領域を例示する一部拡大平面図である。
なお、図7(a)及び(b)においては、図示の便宜上、ウェーハに対するチップ領域の面積及びp型シリコンピラーの幅を、実際よりも大きく描いている。
図7(a)は、本比較例に係る半導体チップの製造方法を例示する平面図であり、(b)は、(a)に示す1つのチップ領域を例示する一部拡大平面図である。
なお、図7(a)及び(b)においては、図示の便宜上、ウェーハに対するチップ領域の面積及びp型シリコンピラーの幅を、実際よりも大きく描いている。
図7(a)及び(b)に示すように、本比較例に係る半導体チップの製造方法においては、ウェーハ11w上に形成されたn型シリコン層12にトレンチ13を形成する際に、チップ領域Rcごとにトレンチ13を形成する。以後の工程は、前述の第1の実施形態と同様である。
本比較例によれば、ダイシング後のチップ内にp型シリコンピラー14の両端部、すなわち、ボイドが発生している部分が含まれてしまう。このため、半導体チップの特性が低くなる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図8は、本実施形態に係る半導体チップを例示する平面図であり、
図9は、本実施形態に係る半導体チップを例示する部分断面図である。
なお、図8においては、図示の便宜上、n型シリコン領域12、後述するトレンチ41及び絶縁層42以外の構成要素は図示を省略している。
図8は、本実施形態に係る半導体チップを例示する平面図であり、
図9は、本実施形態に係る半導体チップを例示する部分断面図である。
なお、図8においては、図示の便宜上、n型シリコン領域12、後述するトレンチ41及び絶縁層42以外の構成要素は図示を省略している。
図8及び図9に示すように、本実施形態に係る半導体チップ2は、前述の第1の実施形態に係る半導体チップ1(図1参照)と比較して、EQPRとなる拡散領域20(図1参照)が設けられておらず、その替わりに、n型シリコン層12及びp型シリコンピラー14の上面側からn型シリコン層12及びp型シリコンピラー14の内部にトレンチ41が形成されており、トレンチ41内には絶縁材料、例えば、シリコン酸化物が埋め込まれ、絶縁層42が形成されている点が異なっている。なお、トレンチ41は、n+型シリコン基板11には到達していない。絶縁層42は半導体チップ2の終端部に形成されており、上方から見た形状は、半導体チップ2の外縁、すなわち、n型シリコン層12の外縁に沿った環状である。
本実施形態においては、半導体チップ2の終端部に環状の絶縁層42が設けられているため、n型シリコン層12とp型シリコンピラー14との接合界面から発生した空乏層が、半導体チップ2のダイシング面DSに到達することがない。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図10は、本実施形態に係る半導体チップを例示する部分断面図である。
図10に示すように、本実施形態に係る半導体チップ3は、前述の第1の実施形態に係る半導体チップ1(図1参照)と比較して、EQPRとなる拡散領域20(図1参照)が設けられておらず、その替わりに、n型シリコン層12上にフィールドプレート電極46が設けられている点が異なっている。フィールドプレート電極46は半導体チップ3の終端部に形成されており、上方から見た形状は、半導体チップ3の外縁、すなわち、n+型シリコン基板11の外縁に沿った環状である。また、フィールドプレート電極46は金属等の導電材料によって形成されている。
図10は、本実施形態に係る半導体チップを例示する部分断面図である。
図10に示すように、本実施形態に係る半導体チップ3は、前述の第1の実施形態に係る半導体チップ1(図1参照)と比較して、EQPRとなる拡散領域20(図1参照)が設けられておらず、その替わりに、n型シリコン層12上にフィールドプレート電極46が設けられている点が異なっている。フィールドプレート電極46は半導体チップ3の終端部に形成されており、上方から見た形状は、半導体チップ3の外縁、すなわち、n+型シリコン基板11の外縁に沿った環状である。また、フィールドプレート電極46は金属等の導電材料によって形成されている。
本実施形態においては、半導体チップ3の終端部に環状のフィールドプレート電極46が設けられているため、終端部の電界集中が緩和され、n型シリコン層12とp型シリコンピラー14との接合界面から発生した空乏層が、半導体チップ3のダイシング面DSに到達することを防止できる。本実施形態における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態と同様である。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
例えば、前述の各実施形態においては、第1の導電型をn型、第2の導電型をp型として説明したが、本発明は第1の導電型をp型、第2の導電型をn型としても実施可能である。また、n+型シリコン基板11とn型シリコン層12との間に、不純物濃度がn型シリコン層12の不純物濃度よりも低いn−型バッファ層を設けてもよい。更に、前述の各実施形態においては、プレナー型MOSゲート構造を持つ半導体チップを例に挙げて説明したが、本発明に係る半導体チップは、トレンチ型MOSゲート構造(UMOS構造)を用いても実施可能である。更にまた、前述の各実施形態においては、半導体としてシリコン(Si)を用いる例を示したが、半導体には例えば、シリコンカーバイト(SiC)若しくは窒化ガリウム(GaN)等の化合物半導体、又は、ダイアモンド等のワイドバンドギャップ半導体を用いることもできる。
1、2、3 半導体チップ、11 n+型シリコン基板、11w ウェーハ、12 n型シリコン層、13 トレンチ、13a 端部、13b 中間部、14 p型シリコンピラー、15 p型ベース領域、16 ソース領域、17 コンタクト領域、20 拡散領域、21 ゲート電極、22 ゲート絶縁膜、23 ソース電極、24 ドレイン電極、31 シリコン酸化膜、32 ボイド、41 トレンチ、42 絶縁層、46 フィールドプレート電極、DL ダイシングライン、DS ダイシング面、Rc チップ領域、Rs 破棄領域
Claims (5)
- 第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板上に設けられ、一方向に延びるトレンチが上面側から形成された第1導電型の半導体層と、
前記トレンチ内に埋設された第2導電型の半導体ピラーと、
を備え、
前記半導体ピラーは、前記半導体層の前記一方向における一方の端面から他方の端面までの全長にわたって連続的に形成されていることを特徴とする半導体チップ。 - 前記半導体層及び半導体ピラーの上層部分に形成され、不純物濃度が前記半導体層の不純物濃度よりも高く、上方から見た形状が前記半導体チップの外縁に沿った環状である拡散領域をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体チップ。
- 前記半導体層及び前記半導体ピラーに埋め込まれ、上方から見た形状が前記半導体チップの外縁に沿った環状である絶縁層をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体チップ。
- 前記半導体層及び前記半導体ピラーの上方に設けられ、導電材料からなり、上方から見た形状が前記半導体チップの外縁に沿った環状であるフィールドプレート電極をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体チップ。
- 第1導電型の半導体ウェーハ上に第1導電型の半導体層を形成する工程と、
前記半導体層の上面側から一方向に延びるトレンチを形成する工程と、
前記トレンチの内面上に第2導電型の半導体材料を堆積させることにより前記トレンチ内に半導体ピラーを埋設する工程と、
前記半導体ウェーハを複数のチップに切り分ける工程と、
を備え、
前記チップを切り分ける工程において、前記チップの端面で前記半導体ピラーが露出するようにダイシングを行うことを特徴とする半導体チップの製造方法。
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2008
- 2008-08-13 JP JP2008208396A patent/JP2010045203A/ja active Pending
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